JP2014107958A - 電源装置及び照明器具 - Google Patents

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信一 芝原
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Abstract

【課題】負荷電流の目標値を小さくした場合でも、負荷電流の変動を小さくし、負荷電流を目標値に一致させる。
【解決手段】整流回路DBは、交流を全波整流して脈流に変換する。PFC回路102は、整流回路DBが変換した脈流を直流に変換する。電流検出回路140は、負荷回路(光源回路104)を流れる負荷電流を検出する。調光制御回路103は、負荷電流と、目標電流とに基づいて、フィードバック値を生成する。制御回路IC1は、調光制御回路103が生成したフィードバック値に基づいて、スイッチング素子Q1を駆動する。調光制御回路103は、目標電流と負荷電流との差分である電流偏差から、所定の周波数帯域の周波数成分を除去した除去後偏差に基づいて、フィードバック値を生成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、光源などの負荷を有する負荷回路に対して電力を供給する電源装置に関する。
商用電源などの交流電源から供給された電力を直流に変換し、直流で点灯するLEDなどの光源を有する負荷回路に対して供給する電源装置がある。電力効率が高く、負荷電流を一定に制御することができる電源装置として、スイッチング電源がある。
LEDなどの光源は、流れる電流を変えることにより点灯する明るさを変えることができる。電源装置は、調光信号などの指示に基づいて、負荷電流の目標値を変化させることにより、光源を点灯する明るさを変化させる。例えば、スイッチング電源のスイッチング素子をオンしているオン時間を変えることにより、負荷電流を変化させる。(例えば、特許文献1)。
また、臨界モードで動作するスイッチング電源によりLEDを調光点灯する装置において、スイッチング周波数の変動範囲を所定の範囲内に制御しながら広い範囲の調光を可能とする技術がある(例えば、特許文献2)。
特開2007−80771号公報 特開2012−59662号公報 特開2009−134945号公報 特開2009−105016号公報
スイッチング素子の特性やその他の理由により、スイッチング素子のオン時間を短くし過ぎると、スイッチング素子がオンしなくなる場合がある。このため、負荷電流をあまり小さくすることができない場合がある。負荷電流を平均すれば目標値に一致させられたとしても、負荷電流の変動が大きくなってしまう場合がある。負荷が光源である場合、負荷電流の変動が大きいと、光源のちらつきとして認識される場合がある。
本発明は、例えば、負荷電流の目標値を小さくした場合でも、負荷電流の変動を小さくし、負荷電流を目標値に一致させることを主な目的とする。
本発明に係る電源装置は、
交流を入力し、入力した交流を全波整流して脈流に変換する全波整流回路と、
第1のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子を駆動する第1の駆動回路と、平滑化回路とを有し、前記第1の駆動回路が前記第1のスイッチング素子を駆動することにより前記全波整流回路により変換された脈流を昇圧し、更に、昇圧した脈流を前記平滑化回路により平滑化する変換回路と、
第2のスイッチング素子と、前記第2のスイッチング素子を駆動する第2の駆動回路とを有し、前記変換回路により平滑化された脈流により駆動される負荷回路を流れる負荷電流の大きさを決める値であるフィードバック値に基づいて、前記第2の駆動回路が前記第2のスイッチング素子を駆動することにより、前記負荷回路を流れる負荷電流の大きさを調整する電流調整回路と、
前記電流調整回路により大きさが調整された負荷電流を検出する電流検出回路と、
前記電流検出回路により検出された負荷電流と、前記負荷回路に流すべき目標電流との差分である電流偏差から所定の周波数帯域の周波数成分を除去した除去後偏差に基づいて、前記フィードバック値を生成するフィードバック回路と
を備えることを特徴とする。
フィードバック回路が、電流偏差から所定の周波数帯域の周波数成分を除去した除去後偏差に基づいてフィードバック値を生成するので、全波整流回路が入力する交流の電圧瞬時値の変動に起因する負荷電流の変動が小さくなるとともに、スイッチング素子がオンしなくなることによる負荷電流の変動を素早くフィードバックして補償することにより、スイッチング素子がオンしなくなることによる負荷電流の変動を最小限に抑えることができる。
実施の形態1を示す図で、照明器具の構成を示す図。 実施の形態1を示す図で、電源回路の構成を示す図。 実施の形態1を示す図で、負荷電流の電流波形を示す図。 実施の形態1を示す図で、制御回路の特性を示す図。 実施の形態1を示す図で、調光制御回路の前段部分の特性を示すボード線図。 実施の形態1を示す図で、調光制御回路の後段部分の特性を示すボード線図。 実施の形態1を示す図で、調光制御回路の特性を示すボード線図。 実施の形態1を示す図で、PFC回路における入力電圧及び出力電圧を示す図((a)は入力電圧を示す図、(b)は出力電圧を示す図)。 実施の形態1を示す図で、スイッチング素子の間歇発振による負荷電流示す図。 実施の形態2を示す図で、電源回路の構成を示す図。
実施の形態1.
(照明器具800の構成)
図1は、照明器具800の構成を示す図である。
照明器具800は、電源回路100(電源装置、点灯装置、点灯制御装置)と、光源回路104とを有する。
光源回路104は、例えばLED(発光ダイオード)などの光源を有する。光源回路104は、電源回路100から供給された電力により、光源を点灯する負荷回路である。光源回路104は、例えば、複数の光源を直列に接続した回路である。
電源回路100は、例えば商用電源などの交流電源ACから供給された電力(例えば、周波数50Hz〜60Hz、実効電圧100V〜254V)を光源回路104に対して供給する電力に変換する電力変換回路である。
電源回路100は、例えば、整流回路DB(全波整流回路)とPFC回路102(変換回路)と点灯回路101(電流調整回路)と電流検出回路140と調光制御回路103(フィードバック回路)と調光入力回路150とを有する。
整流回路DBは、交流電源ACから交流を入力する。整流回路DBは、入力した交流を全波整流して脈流に変換する。整流回路DBは、変換した脈流を出力する。
PFC(Power Factor Correction)回路102は、整流回路DBが変換した脈流を入力する。PFC回路102は、入力した脈流を昇圧し、昇圧した脈流を平滑化し、平滑化した脈流を出力する。PFC回路102は、例えば昇圧チョッパ型の力率改善回路である。光源回路104には、PFC回路102により平滑化された脈流が流れる。そして、光源回路104はPFC回路102により平滑化された脈流により駆動され、光源を点灯する。
点灯回路101は、光源回路104を流れる電流(以下「負荷電流IL(LED電流)」と呼ぶ。)の大きさを決める値であるフィードバック値に基づいて、光源回路104を流れる負荷電流ILの大きさを調整する。
電流検出回路140は、点灯回路101により大きさが調整された負荷電流ILを検出する。換言すると、電流検出回路140は、光源回路104を流れた負荷電流ILを検出する。電流検出回路140は、検出した負荷電流ILを表わす信号(以下「電流検出信号」と呼ぶ。)を生成する。電流検出信号は、例えば、負荷電流ILに比例する電圧(以下「電流検出電圧」と呼ぶ。)を有する。電流検出回路140は、生成した電流検出信号を出力する。
調光入力回路150は、調光IF(インターフェース)指令値(調光信号)を入力する。調光IF指令値は、光源回路104の光源を点灯すべき明るさを指示する信号である。調光IF指令値は、例えば、パルス幅変調信号(PWM信号)である。調光入力回路150は、入力した調光IF指令値に基づいて、負荷電流ILの目標値(以下「目標電流」と呼ぶ。)を表わす基準信号を生成する。基準信号は、例えば、負荷電流ILが目標電流に一致した場合に電流検出回路140が生成する電流検出信号の電圧と同じ電圧(以下「基準電圧」と呼ぶ。)を有する。基準電圧は、例えば、目標電流に比例する電圧である。また、目標電流は、光源回路104に流すべき電流である。調光入力回路150は、生成した基準信号を出力する。
調光制御回路103は、電流検出回路140が生成した電流検出信号と、調光入力回路150が生成した基準信号とを入力する。調光制御回路103は、入力した電流検出信号と基準信号とに基づいて、フィードバック値を生成する。すなわち、調光制御回路103は、電流検出回路140により検出された負荷電流ILと目標電流との差分である電流偏差に基づいて、フィードバック値を生成する。なお、この時、調光制御回路103は、電流偏差から所定の周波数帯域の周波数成分を除去した除去後偏差に基づいてフィードバック値を生成する。フィードバック値は、例えば、負荷電流ILの大きさを決める値に比例する電圧を有する。調光制御回路103は、生成したフィードバック値を点灯回路101に出力する。
点灯回路101は、調光制御回路103から出力されたフィードバック値に基づいて、光源回路104を流れる負荷電流ILの大きさを調整し、目標電流に一致させる。これにより、電源回路100は、定電流電源(定電流回路)として動作する。
(電源回路100の構成)
図2は、電源回路100の構成を示す図である。
(整流回路DBについて)
整流回路DBは、例えば、4つの整流素子をブリッジ接続したダイオードブリッジ回路である。整流回路DBは、前述の通り、入力した交流を全波整流して脈流に変換し、変換した脈流を出力する。この脈流の電圧を脈流電圧(もしくは、整流電圧)と称する。
整流回路DBの一方の出力(低電位側出力)は、電源回路100内の基準電位を有するグランド配線GNDに電気接続している。そして、整流回路DBの他方の出力(高電位側出力)は、PFC回路102のコイルL2に電気接続している。
(PFC回路102について)
PFC回路102は、コイルL2、スイッチング素子Q2(第1のスイッチング素子)、ダイオードD2、制御回路IC2(第1の駆動回路)、コンデンサC2を備える。スイッチング素子Q2は、例えば、MOSFETである(後述のスイッチング素子Q1も同様)。また、制御回路IC2は、例えばIC(集積回路)である(後述の制御回路IC1も同様)。
制御回路IC2には、制御電源Vcc2から電力が供給され、制御回路IC2は、予め設定された周期でスイッチング素子Q2を駆動(オンオフ、スイッチング)する。なお、制御回路IC2は、スイッチング素子Q2のオンオフを指示する信号を入力し、入力した信号に基づきスイッチング素子Q2をオンオフしてもよい。
PFC回路102は、制御回路IC2がスイッチング素子Q2を駆動(スイッチング)することにより整流回路DBにより変換された脈流を高力率にして、所定の電圧に昇圧する。更に、PFC回路102は、出力端にコンデンサC2が接続されている。そして、ダイオードD2とコンデンサC2とで平滑回路を形成している。すなわち、PFC回路102は、平滑回路を有する。そしてPFC回路102は、昇圧した脈流を平滑回路により平滑化して直流電圧VDC(以下、昇圧電圧ともいう。)として出力する。直流電圧VDCは、例えば、415Vである。
(点灯回路101について)
点灯回路101は、PFC回路102から出力される直流電圧VDCを、所定のLED電圧に変換する。点灯回路101には、光源回路104が接続される。
点灯回路101は、制御回路IC1(第2の駆動回路)、抵抗R1、抵抗R3〜抵抗R8、コイルL1、コンデンサC1、ダイオードD1、スイッチング素子Q1(第2のスイッチング素子)を備える。なお、制御回路IC1は、光源回路104に流れる電流(負荷電流IL)の定電流制御を行うものである。
コンデンサC1は、光源回路104と並列に接続される。PFC回路102から出力された直流電圧VDCは、コンデンサC1により平滑化(高周波リップルが抑制)され、光源回路104に印加される。
コイルL1は、1次側巻き線Lp(負荷電流制御部)と2次側巻き線Lsとを備えるトランスである。コイルL1の1次側巻き線Lpの一方の端子は、光源回路104と直列に接続される。コイルL1の1次側巻き線Lpの他方の端子は、スイッチング素子Q1であるMOSFETのドレイン端子に接続される。換言すると、スイッチング素子Q1は、光源回路104と1次側巻き線Lpとを介して直流電圧VDCに接続(直列接続)されている。
スイッチング素子Q1であるMOSFETのソース端子には、電流検出抵抗Rsの一方の端子が接続される。なお、電流検出抵抗Rsの他方の端子は、グランド配線GND(PFC回路102の低電位側)に接続される。また、スイッチング素子Q1であるMOSFETのソース端子には、抵抗R8の一方の端子が接続され、抵抗R8の他方の端子は、制御回路IC1のCs端子が接続される。
また、スイッチング素子Q1であるMOSFETのゲート端子には、制御回路IC1のゲート電圧出力端子であるGD端子が接続される。
また、スイッチング素子Q1であるMOSFETのドレイン端子にダイオードD1のアノード端子が接続され、ダイオードD1のカソード端子は、PFC回路102の出力端子(光源回路104の入力端子)に接続される。
制御回路IC1には、制御電源Vcc1から電力が供給され、制御回路IC1はスイッチング素子Q1を駆動する。制御回路IC1と、抵抗R3〜抵抗R7の詳細は、後述するが、制御回路IC1がスイッチング素子Q1を駆動することにより光源回路104を流れる負荷電流ILの大きさが調整される。なお、スイッチング素子Q1は制御回路IC1により高周波でオンオフされる。
(電流検出抵抗Rsについて)
電流検出抵抗Rsは、電流検出回路140である。電流検出抵抗Rsは、光源回路104に対して直列に電気接続している。光源回路104を流れる負荷電流ILと同じ電流が電流検出抵抗Rsを流れ、負荷電流ILに比例する電圧である電流検出電圧が電流検出抵抗Rsの両端に発生する。
(調光制御回路103について)
調光制御回路103は、外部からの調光IF指令値を受けて点灯回路101にフィードバック値を出力する。調光制御回路103は、例えばアクティブフィルタ回路である。調光制御回路103は、比較器CP(差分増幅器)と、入力回路170と、帰還回路180と、出力回路190と配線162(第一入力部)と配線163(第二入力部)と配線164(出力部)とを有する。
比較器CPは、例えばオペアンプである。比較器CPは、正入力端子と、負入力端子と、出力端子とを有する。比較器CPは、正入力端子と負入力端子との間の電位差を増幅した電圧を生成する。比較器CPの増幅率は非常に大きく、例えば数千〜数万倍である。比較器CPは、グランド配線GNDに対する比較器CPの出力端子の電位として、増幅した電圧を出力端子から出力する。
比較器CPの正入力端子に電気接続した配線163は、調光入力回路150に電気接続している。比較器CPの正入力端子とグランド配線GNDとの間には、調光入力回路150が出力した基準電圧が印加される。すなわち、配線163は、基準電圧(目標電流に比例する電圧)を入力する。
入力回路170は、電流検出回路140の出力に電気接続した配線162と、比較器CPの負入力端子(LED電流検出端子)との間に電気接続している。すなわち、配線162は、電流検出回路140が生成した電流検出電圧を入力する。入力回路170は、例えば、抵抗R10(入力抵抗、制御抵抗)と、コンデンサC10(入力コンデンサ)とを有する。抵抗R10と、コンデンサC10とは、互いに並列に電気接続している。コンデンサC10は、高周波信号を伝達する。
帰還回路180は、比較器CPの負入力端子と、比較器CPの出力端子との間に電気接続している。帰還回路180は、例えば、C4(帰還コンデンサ)を有する。なお、抵抗R10とコンデンサC4とは、電流検出電圧を平均化する。すなわち、調光制御回路103は、平均化された電流検出電圧を検出する。
ダイオードD4は、比較器CPの出力端子にカソード端子が電気接続される。
出力回路190は、ダイオードD4のアノード端子と、制御回路IC1のMULT端子に電気接続した配線164との間に電気接続している。出力回路190は、例えば、抵抗R11(出力抵抗)と、コンデンサC3(出力コンデンサ)とを有する。抵抗R11と、コンデンサC3とは、互いに並列に電気接続している。配線164は、調光制御回路103で生成されたフィードバック値を出力する。
なお、抵抗R10に並列接続するコンデンサC10と、抵抗R11に並列接続するコンデンサC3と、比較器CPの負入力端子と出力端子間のコンデンサC4は、LED電流を検出する電流検出抵抗Rsから、制御回路IC1のMULT端子に向かってそれぞれ直列に接続される。すなわち、コンデンサC10とコンデンサC3とコンデンサC4とのループが形成されている。
(点灯回路101の動作説明)
図3は、負荷電流ILの電流波形を示す図である。
横軸は、時刻を示す。縦軸は、電流を示す。なお、横軸のスケールは、例えば十マイクロ秒のオーダーである。
光源回路104にはPFC回路102の出力である直流電圧VDCがコンデンサC1により平滑化された上で印加されている。その為、制御回路IC1のGD端子からの信号によりスイッチング素子Q1がオンされると、光源回路104、1次側巻き線Lp、スイッチング素子Q1、電流検出抵抗Rs、グランド配線GNDの経路で電流が流れ始める。
直流電圧VDCは、ほとんどが直流成分であるため、コンデンサC1には、ほとんど電流が流れない。その為、光源回路104に流れる負荷電流ILと、コイルL1の1次側巻き線Lpに流れる電流(1次側巻き線電流ILp)とは同じものである。よって、本実施の形態においては、負荷電流ILと、1次側巻き線電流ILpとは同じものとして説明を進める。そして、電流検出抵抗Rsは、光源回路104に流れる負荷電流ILを検出するものとして説明を進める。
なお、コンデンサC1を流れる電流が無視できない場合は、コンデンサC1を流れる電流と負荷電流ILとを合わせたものが1次側巻き線電流ILpとなる。そして、コンデンサC1と光源回路104とによる分流比は算出可能である。その為、この場合も、電流検出抵抗Rsにより検出される1次側巻き線電流ILpを制御することにより、光源回路104に流れる負荷電流ILを制御することが可能である。
電流検出抵抗Rsは、負荷電流IL(1次側巻き線電流ILp)を電圧(電流検出電圧)に変換する。すなわち、電流検出電圧は、負荷電流ILと同様の波形になる。図2に示す制御回路IC1は、Cs端子に接続された抵抗R8を介して、電流検出電圧を検出する。すなわち、制御回路IC1は、光源回路104を流れる負荷電流ILの大きさを監視している。
ここで、制御回路IC1がCs端子によって検出する電流検出電圧は、以下の式で表わせる。
「電流検出電圧=電流検出抵抗Rs×負荷電流IL(1次側巻き線電流ILp)」:(式1)
すなわち、電流検出抵抗Rsの値を調整することで電流検出電圧の値を変化させることが可能である。なお抵抗R8と抵抗R10との値は、電流検出抵抗Rsの値よりも十分大きく、抵抗R8と抵抗R10とに流れる電流は無視出来る。
図3の時間軸に沿って、点灯回路101が負荷電流ILの電流値を制御する動作を具体的に説明する。
まず、時刻t1において、制御回路IC1がスイッチング素子Q1をオンする。制御回路IC1によりスイッチング素子Q1がオンされると、コイルL1の1次側巻き線Lpは、1次側巻き線電流ILpを除々に増加させ、光源回路104を流れる負荷電流ILの大きさも除々に増加させる。そして、制御回路IC1がスイッチング素子Q1をオンした後、1次側巻き線Lpにより、光源回路104を流れる負荷電流ILの大きさが除々に増加されると、電流検出電圧も負荷電流ILに比例して、除々に増加する。
そして、時刻t2において、負荷電流ILの値がILmax(フィードバック値から決まる値)になると、制御回路IC1は、スイッチング素子Q1をオフする。具体的には、制御回路IC1には調光制御回路103からのフィードバック値に基づいた電圧値である設定電圧Voffが設定される。この設定電圧Voffは、所望の電流値ILmaxが電流検出抵抗Rsを流れた場合の電流検出電圧に等しい値となるように設定される。そして、制御回路IC1は、Cs端子に設定電圧Voffと等しい電流検出電圧が検出されると(電流検出電圧が設定電圧Voffになると)、スイッチング素子Q1をオフする。その為、制御回路IC1は、負荷電流ILの値がILmaxになると、スイッチング素子Q1がオフすることになる。
なお、負荷電流ILの値がゼロからILmaxになるまでの時間、すなわち時刻t1から時刻t2までを「ターンオン時間Ton」と称する。また、1次側巻き線Lpに電流が流れると、2次側巻き線Lsには誘導電圧が発生する。そして、制御回路IC1は、ZCD端子に接続された抵抗R1を介し、この誘導電圧を検出する。
そして、時刻t2において、スイッチング素子Q1がオフすると、ダイオードD1には、スイッチング素子Q1がオンしている間にコイルL1の1次側巻き線Lpに蓄えられたエネルギー(磁束)により発生する電流が、光源回路104の入力端子方向に帰還するように流れ始める。この時、コイルL1の1次側巻き線Lpにより光源回路104を流れる負荷電流ILの大きさは除々に減少する。すなわち、制御回路IC1によりスイッチング素子Q1がオフされると、コイルL1の1次側巻き線Lpは、光源回路104を流れる負荷電流ILの大きさを除々に減少させる。
この時にも、2次側巻き線Lsには誘導電圧が発生する。そして、制御回路IC1は、ZCD端子に接続された抵抗R1を介し、この誘導電圧を検出する。
そして、時刻t3において、コイルL1の1次側巻き線Lpに蓄えられたエネルギーが全て放出されて(エネルギー放出が完了して)、コイルL1の1次側巻き線Lpに蓄えられたエネルギーにより発生する負荷電流ILが流れなくなると、2次側巻き線Lsには誘導電圧が発生しなくなる。
そして、制御回路IC1は、ZCD端子に接続された抵抗R1を介し、2次側巻き線Lsの誘導電圧がゼロになった(2次側巻き線Lsの誘導電圧が立ち下がった)ことを検出し、再びスイッチング素子Q1をオンさせる。すなわち、制御回路IC1は、負荷電流ILの大きさが除々に減少されてゼロになるとスイッチング素子Q1をオンする。
なお、負荷電流ILの値がILmaxからゼロになるまでの時間、すなわち時刻t2から時刻t3までを「ターンオフ時間Toff」と称する。また、ターンオン時間Tonとターンオフ時間Toffとを合わせた時間、すなわち時刻t1から時刻t3までを「周期T」と称する。
このように、制御回路IC1は、ZCD端子により検出される電圧に基づいてスイッチング素子Q1のターンオンを行い、Cs端子により検出される電流検出電圧に基づいてスイッチング素子Q1のターンオフを行う。
制御回路IC1は、Cs端子により負荷電流ILのピーク値ILmaxを電流検出電圧として検出し、スイッチング素子Q1のオン/オフをいわゆる臨界モード動作させる。そして、制御回路IC1は、設定電圧Voffに基づき負荷電流ILのピーク値ILmaxを制御する。すなわち、点灯回路101は、コイルL1の1次側巻き線Lpで電流を抑制することで、光源回路104に流れる負荷電流ILを制限し、電流値を安定化する。
ここで、負荷電流ILは、図3に示すような三角波となる為、負荷電流ILの平均値は、負荷電流ILのピーク値ILmaxの半分となる。すなわち、負荷電流ILの平均値は以下の式で表わせる。
「負荷電流ILの平均値=負荷電流ILのピーク値ILmax×1/2」:(式2)
そして、前述の(式1)に示す通り、電流検出電圧は、負荷電流ILに比例した電圧となり、所望の負荷電流ILの平均値の2倍の値のILmaxが得られるように、設定電圧Voffを設定されることで、制御回路IC1は、所望の負荷電流ILが流れるように制御を行う。
ここで、スイッチング素子Q1のオン時間とオフ時間とを設定することにより、負荷電流ILを制御する場合を考える。
この場合は、負荷電流ILのターンオン時間Tonによって、得られる負荷電流ILの値が変わってしまう。なお、ターンオン時間Tonは、PFC回路102から供給される直流電圧VDCと光源回路104のLEDの順方向電圧Vfとの差分を1次側巻き線Lpのインダクタンス値で除した値により決定される。すなわち、得られる負荷電流ILの値は、ターンオン時間Tonに依存する。更には、得られる負荷電流ILの値は、LEDの順方向電圧Vfに依存する。
一方、本実施の形態では、負荷電流ILの値の変化を監視することで、負荷電流ILを制御している。その為、得られる負荷電流ILの値は、ターンオン時間Tonに依存しない。更には、得られる負荷電流ILの値は、LEDの順方向電圧Vfに依存しない。
(制御回路IC1の説明)
図4は、制御回路IC1の特性を示す図である。
制御回路IC1は、前述のZCD端子、GD端子、Cs端子の他に、comp端子、INV端子、及び、MULT端子を備える。なお、本実施の形態において、制御回路IC1は、例えばSTマイクロエレクトロニクス社製L6562Aである。
INV端子は、制御回路IC1に内蔵される誤差増幅器(エラーアンプ:EA)の反転入力端子である。comp端子は、誤差増幅器の出力端子であり、誤差増幅器の飽和特性で使用される。MULT端子は、乗算回路の入力端子である。
図4は、横軸がMULT端子の電圧、縦軸がCs端子の電圧を示し、MULT端子の電圧をパラメータとした特性図である。
例えば、MULT端子に2V印加され、comp端子に5.75V印加された状態の場合、Cs端子の電圧Vcsは、1.08Vを示している。この電圧が設定電圧Voffに相当し、制御回路IC1は、Cs端子により1.08Vの電流検出電圧が検出されると、GD端子からの信号により、スイッチング素子Q1をオフする制御を行う。
すなわち、MULT端子とcomp端子との電圧を調整することで、設定電圧Voffを調整し、負荷電流ILの電流値を制御することが可能である。
なお、スイッチング素子Q1のスイッチングの遅れ時間や、制御回路IC1の処理の遅れ時間などに基づく、設定電圧Voffの補正が行われてもよい。
このように、MULT端子、及び、comp端子に所定の電圧を入力すれば負荷電流ILの定電流制御が可能である。
図2において、MULT端子には、Vcc1から供給された電圧が、抵抗R3と抵抗R4とにより分圧された電圧が入力されている。INV端子には、Vcc1から供給された電圧が、抵抗R5と抵抗R6とにより分圧された電圧が入力されている。comp端子には、INV端子に入力されている電圧が抵抗R7を介して入力されている。
(調光制御回路103の動作の概要)
図2を用いて、調光制御回路103の動作の概要を説明する。調光制御回路103の配線164は、フィードバック値として例えば、電圧を出力する。
ここで、まず、全光点灯時について説明する。
調光制御回路103からのフィードバック値が0V(ゼロボルト)である場合、点灯回路101は、光源回路104が全光点灯するような(LEDの出力が最大になるような)負荷電流ILを光源回路104に流すように制御する。この時、調光入力回路150は、全光点灯に対応する基準電圧を出力している。また、配線162には全光点灯に対応する負荷電流ILに応じた電流検出電圧が入力されている。
また、前述の通り、MULT端子には、Vcc1から供給された電圧が、抵抗R3と抵抗R4とにより分圧された電圧が入力されており、この状態が、全光点灯時のMULT端子の電圧となる。
次に、全光点灯から調光がされる場合(全光点灯よりも暗くするように制御される場合)について説明する。
調光IF指令値により調光制御されると、調光入力回路150は全光点灯に対応する基準電圧よりも低い基準電圧を出力する。
そして、比較器CPは、正入力端子の電圧よりも負入力端子の電圧が大きくなると、出力端子の電圧を小さくしようとする。これにより、ダイオードD4のカソード側の電位が下がり、抵抗R11を介して制御回路IC1のMULT端子側から電流が流れる。すなわち、配線164の電位が下がる。換言すると、調光制御回路103は、配線164からマイナスの電圧をフィードバック値として出力する。これによりMULT端子の電圧がフィードバック値に応じて低くなる。
図4に示すように、MULT端子の電圧が低くなると、設定電圧Voff(Cs端子の電圧Vcs)が低く設定される。ここで、電流検出抵抗Rsの値は一定である。その為、設定電圧Voffが低く設定されることにより、制御回路IC1は、全光点灯時よりも低いILmaxの負荷電流ILが流れた時点でスイッチング素子Q1をオフする。その為、負荷電流ILが全光点灯時よりも小さくなるように制御される。
ここで、比較器CPの出力端子には、ダイオードD4のカソード端子が接続されているので、ダイオードD4のカソード端子側の電位がアノード端子側の電位よりも下がった時のみ、調光制御回路103からはフィードバック値が出力される。つまり、比較器CPの正入力端子の電圧に対して負入力端子の電圧が大きい時のみ、調光制御回路103からはフィードバック値が出力される。そして、調光制御回路103は、MULT端子の電圧を全光点灯時の電圧から下げる制御を行うことで、光源回路104の全光点灯状態から調光制御を行う。
(調光制御回路103の周波数特性)
図5は、調光制御回路103の前段部分の特性を示すボード線図である。
横軸は、周波数を示す。縦軸は、利得及び位相差を示す。横軸及び利得を示す縦軸は、対数目盛である。
ゲイン線図540は、調光制御回路103の前段部分の利得Gの絶対値の周波数特性を示す。位相線図550は、調光制御回路103の前段部分の利得Gの位相差の周波数特性を示す。調光制御回路103の前段部分の利得Gとは、電流検出回路140が生成した電流検出電圧vから調光入力回路150が生成した基準電圧vを差し引いた差電圧Δv=v−vに対する、比較器CPの出力電圧vから基準電圧vを差し引いた差電圧Δv=v−vの比Δv/Δvである。
調光制御回路103の前段部分の利得Gは、入力回路170のインピーダンスZ=R10/(1+jωC1010)に対する帰還回路180のインピーダンスZ=1/jωCの比Z/Zになる。ただし、jは、虚数単位(−1の平方根)を表わす。ωは、角周波数を表わす。R10は、抵抗R10の抵抗値を表わす。C10は、コンデンサC10の静電容量を表わす。Cは、コンデンサC4の静電容量を表わす。
この例において、コンデンサC10の静電容量C10は、コンデンサC4の静電容量Cと同程度である。
周波数531は、1/2πC1010を示す。なお、πは、円周率を表わす。
周波数531より十分低い周波数の領域において、ωC1010≪1だから、利得Gは、1/jωC10で近似できる。ゲイン線図540のうち、周波数531より低い周波数の領域は、右肩下がりの直線541で近似することができる。また、位相差は、約−90度である。
周波数531において、ωC1010=1だから、位相差は、約−45度である。
周波数531より十分高い周波数の領域において、ωC10≫1、ωC1010≫1だから、利得Gは、C10/Cで近似できる。ゲイン線図540のうち、周波数531より高い周波数の領域は、水平な直線542で近似することができる。また、位相差は、約0度である。
図6は、調光制御回路103の後段部分の特性を示すボード線図である。
横軸は、周波数を示す。縦軸は、利得及び位相差を示す。横軸及び利得を示す縦軸は、対数目盛である。
ゲイン線図545は、調光制御回路103の後段部分の利得Gの絶対値の周波数特性を示す。位相線図555は、調光制御回路103の後段部分の利得Gの位相差の周波数特性を示す。調光制御回路103の後段部分の利得Gとは、差電圧Δvに対する配線164の電位の交流成分Δvの比Δv/Δvである。
調光制御回路103の後段部分の利得Gは、RIN/(RIN+Z)である。ただし、Zは、出力回路190のインピーダンスであり、Z=R11/(1+jωC11)である。R11は、抵抗R11の抵抗値を表わす。Cは、コンデンサC3の静電容量を表わす。RINは、調光制御回路103から見た点灯回路101の入力抵抗を表わす。
周波数534は、1/2πC11を示す。周波数535は、(R11+RIN)/2πC11INを示す。
周波数534より十分低い周波数の領域において、ωC11≪1だから、利得Gは、RIN/(R11+RIN)で近似できる。ゲイン線図545のうち、周波数534より低い周波数の領域は、水平な直線546で近似することができる。また、位相差は、約0度である。
周波数535より十分高い周波数の領域において、ωC11≫(R11+RIN)/RINだから、利得Gは、1で近似できる。ゲイン線図545のうち、周波数535より高い周波数の領域は、水平な直線547で近似することができる。また、位相差は、約0度である。
周波数534より高く、かつ、周波数535より低い周波数の領域では、ゲイン線図545は、右肩上がりの直線548で近似することができる。また、位相差は、0より大きい。
図7は、調光制御回路103の特性を示すボード線図である。
横軸は、周波数を示す。縦軸は、利得及び位相差を示す。横軸及び利得を示す縦軸は、対数目盛である。
ゲイン線図549は、調光制御回路103の全体の利得Gの絶対値の周波数特性を示す。位相線図559は、調光制御回路103の全体の利得Gの位相差の周波数特性を示す。調光制御回路103の全体の利得Gとは、利得Gと利得Gとの積である。
ゲイン線図549は、ゲイン線図540とゲイン線図545とを加えた形状である。また、位相線図559は、位相線図550と位相線図555とを加えた形状である。
ゲイン線図549は、周波数534において、右肩上がりとなる。
調光制御回路103は、周波数531より低い周波数において、積分回路としての特性を有する。調光制御回路103は、周波数531〜周波数534付近の周波数帯域における成分を除去する特性を有し、帯域除去フィルタとして機能する。調光制御回路103は、周波数534〜周波数535付近の周波数帯域において、微分回路としての特性を有する。調光制御回路103は、周波数535より高い周波数の成分を通過させる特性を有する。
次に、前述の周波数531、周波数534、周波数535の設定について説明する。
(周波数531と周波数534との設定について)
周波数531〜周波数534において、調光制御回路103は帯域除去フィルタとして機能する。その為、調光制御には不要な周波数成分が含まれるように、周波数531〜周波数534は設定される。ここで、不要な周波数成分の具体例を説明する。
図8は、PFC回路102における入力電圧及び出力電圧を示す図である(図8(a)は入力電圧を示す図、図8(b)は出力電圧を示す図)。
横軸は、時刻を示す。縦軸は、電圧を示す。なお、横軸のスケールは、図3と異なり、例えば十ms(ミリ秒)のオーダーである。
実線523は、PFC回路102の入力電圧、すなわち、整流回路DBの出力電圧を示す。破線513は、PFC回路102から出力される出力電圧を示す。実線514は、PFC回路102から出力される理想的な直流電圧VDCを示す。
PFC回路102の入力電圧(整流回路DBの出力電圧)は、図8(a)に示すような全波整流波形である。
そして、PFC回路102の出力電圧は、ダイオードD2とコンデンサC2とにより平滑化され、実線514のような直流電圧VDCとなるのが理想的である。
しかしながら、実際には、PFC回路102の出力電圧は、破線513のようになる。破線513のようになる理由を図2と図8とを用いて説明する。
整流回路DBが出力する電圧の瞬時値が高い場合、コイルL2を流れる電流の最大値が大きくなる。整流回路DBが出力する電圧の瞬時値が低い場合、コイルL2を流れる電流の最大値が小さくなる。このように、整流回路DBが出力する電圧の瞬時値に応じて、コイルL2を流れる電流の最大値が変化する。これにより、電源回路100の力率が高くなる。
スイッチング素子Q1がオンした時に、PFC回路102の出力に流れる電流が、コイルL2を流れる電流より少なければ、その差に相当する電流により、コンデンサC2が充電される。コンデンサC2の両端電圧が上昇して、光源回路104に印加される電圧が高くなる。
PFC回路102の出力に流れる電流が、コイルL2を流れる電流がより多ければ、その差に相当する電流により、コンデンサC2が放電される。コンデンサC2の両端電圧が下降して、光源回路104に印加される電圧が低くなる。
このように、光源回路104に印加される電圧(PFC回路102の出力電圧)は、交流電源ACの周波数の2倍の周波数を基本周波数として変化する。例えば、交流電源ACの周波数が50Hzなら、光源回路104に印加される電圧の交流成分の基本周波数は100Hzになる。交流電源ACの周波数が60Hzなら、光源回路104に印加される電圧の交流成分の基本周波数は120Hzになる。
この交流成分は、例えば、コンデンサC1を通って、電流検出抵抗Rsに検出される。そして、調光制御回路103は、あたかも光源回路104の負荷電流ILが変動しているように電流検出電圧を検出し、この変動を抑えるようなフィードバック値を出力する。そして、制御回路IC1は、本来安定していた負荷電流ILに対しフィードバック値に基づく制御を行ってしまい、逆に負荷電流ILが変動してしまう。そして、この負荷電流ILの変動は、人間の目でちらつきとして感じることになる。
すなわち、この交流成分(周波数成分)に対応して、調光制御回路103がフィードバック値を出力すると、電源回路100の動作が不安定になる可能性がある。このため、調光制御回路103は、基本的に、この周波数成分(100Hz〜120Hz)を除去して、フィードバック値を出力する必要がある。ここで、「除去」とは、完全に取り除く場合だけでなく、調光制御回路103が生成するフィードバック値がほぼ影響を受けない程度にまで減衰させる場合を含み、例えば10分の1以下にまで減衰させることをいう。
そして、調光制御回路103の抵抗の抵抗値やコンデンサの静電容量などの回路定数は、交流電源ACの周波数の2倍の周波数の成分を除去するように設定する。例えば、周波数531が、交流電源ACの周波数の2倍の周波数より低くなり、周波数534が、交流電源ACの周波数の2倍の周波数より高くなるように設定する。
図8で説明したように、光源回路104に印加される電圧には、交流電源ACの周波数の2倍の周波数を基本周波数とする交流成分が存在する。この周波数の成分を除去することにより、周波数の成分に基づいて、負荷電流ILが制御されて光源回路104の光源がちらつくのを防ぐ。
なお、光源回路104に印加される電圧の交流成分には、高調波成分も存在するため、調光制御回路103が除去する周波数帯域には、少なくとも3倍高調波(すなわち、交流電源ACの周波数の6倍の周波数)まで含まれることが望ましい。
また、周波数531より低い周波数については、調光制御回路103が積分回路として機能し、負荷電流ILの目標電流に対する誤差を蓄積して、負帰還する。負荷電流ILが目標電流より小さい場合、調光制御回路103は、フィードバック値を出力しない。その為、制御回路IC1のMULT端子の電圧は上昇し、制御回路IC1がスイッチング素子Q1をオンする時間を徐々に長くするので、負荷電流ILが増加する。逆に、負荷電流ILが目標電流より大きい場合、調光制御回路103がフィードバック値としてマイナスの電圧を出力する。その為、制御回路IC1のMULT端子の電圧は徐々に小さくなり、それに伴って、制御回路IC1がスイッチング素子Q1をオンする時間を徐々に短くするので、負荷電流ILが減少する。これにより、負荷電流ILが目標電流に一致する。
(周波数535の設定について)
調光制御回路103は、周波数535より高い周波数の成分を通過させる特性を有する。その為、調光制御に必要な周波数成分が含まれるように、周波数535は設定される。ここで、必要な周波数成分の具体例を説明する。なお、周波数535の代わりに周波数534が必要な周波数成分を通過させる周波数として設定されてもよい。
図9は、スイッチング素子Q1の間歇発振による負荷電流IL示す図である。
実線515は、負荷電流ILの瞬時値を示す。実線515は、図3の負荷電流ILの三角波と同じものである。破線516は、負荷電流ILの平均値を示す。一点鎖線517は目標電流(平均値)を示す。
図9を用いて、スイッチング素子Q1の間歇発振について説明する。
例えば、調光入力回路150が入力した調光IF指令値による指示が、光源を非常に暗く点灯する指示である場合、目標電流が非常に小さくなる。このため、負荷電流ILを目標電流に一致させるには、スイッチング素子Q1のオン時間を非常に短くする必要がある。しかしながら、オン時間が非常に短い場合、制御回路IC1やスイッチング素子Q1の特性などの影響により、スイッチング素子Q1がオンしなくなる場合がある。そして、オン時間が非常に短い場合、スイッチング素子Q1が追随できずに、スイッチング動作が間歇発振となってしまう。実線515が、スイッチング素子Q1の間歇発振の様子を示しており、実線515の三角波が現れている時刻が、スイッチング素子Q1が発振している時刻である。なお、図6において、実線515の三角波は、3つずつが1組となって周期的に並んでいるが、必ずしも、周期的に間歇発振が行われるものではない。
スイッチング素子Q1がオン状態(スイッチング素子Q1が間歇発振している状態)では、負荷電流ILの平均値(破線516)は、増加する。一方、スイッチング素子Q1がオフ状態(スイッチング素子Q1が間歇発振していない状態)では、負荷電流ILの平均値(破線516)は、減少する。そして、光源回路104を流れる負荷電流ILは、目標電流(一点鎖線517)より多くなったり少なくなったりを繰り返し、全体として平均すると、ほぼ目標電流に一致する。この負荷電流ILの変動周波数は、数kHzの高周波数となる。
なお、このような負荷電流ILの変動周期は、0.3ms以下であることが望ましい。実験によれば、負荷電流ILの変動周期が0.5msの場合、人間の目でちらつきを感じる場合がある。変動周期が短くなるほど、ちらつきを感じにくくなる。変動周期が0.3msの場合、ほとんどちらつきを感じなくなる。
ここで、調光制御回路103が、数kHzの高周波数成分を全て除去してフィードバック値を出力してしまうと、負荷電流ILの制御にこのような負荷電流ILの変動が反映されなくなってしまう。換言すると、負荷電流ILが変動していることが制御回路IC1にフィードバックされて、負荷電流ILの制御を行うまでに数十ms程度の遅れが生じてしまう。その為、利用者に光源のちらつきとして認識される。
そこで、調光制御回路103の回路定数は、周波数535(もしくは周波数534)が、負荷電流ILの変動周期に対応する周波数よりも低い周波数になるように設定する。変動周期が0.3msの場合、対応する周波数は約3.33kHzであるから、周波数535(もしくは周波数534)が例えば1kHz以下になるようにする。
これにより、調光制御回路103は、負荷電流ILの急激な減少をすぐに検知して、スイッチング素子Q1のオン時間を長くするので、フィードバックの遅延が短く、光源のちらつきを防ぐことができる。
(実施の形態1の効果)
差電圧Δvは、目標電流と負荷電流ILとの差分である電流偏差に比例する。そしてこの電流偏差に、例えば100Hz〜120Hzの光源のちらつきの要因となり、調光制御には不要な周波数成分が含まれてしまう。
そこで、本実施の形態の調光制御回路103は、整流回路DBが入力する交流電源ACの周波数(例えば50Hz〜60Hz)の2倍の周波数(例えば100Hz〜120Hz)を含む周波数帯域の周波数成分を電流偏差から除去した除去後偏差に基づいて、フィードバック値を生成する。これにより、交流電源ACの周波数(整流回路DBが変換した脈流の周波数)に由来する周波数成分(例えば100Hz〜120Hz)がカットされる。
そして、この周波数成分がフィードバックされないことによって、光源回路104の光源がちらつくのを防ぐことが可能である。
また、調光制御回路103は、電流偏差のうち、除去した周波数帯域よりも低い周波数帯域の周波数成分(第一の検出ループ)と、除去した周波数帯域よりも高い周波数帯域の周波数成分(第二の検出ループ)とに基づいて、フィードバック値を生成する。
除去した周波数帯域よりも低い周波数帯域に含まれる周波数成分だけに基づいてフィードバック値を生成すると、負荷電流ILの変化がフィードバックされるのにかかる遅延時間が長くなる。そして、オン時間が短すぎるなどの原因により、スイッチング素子Q1がオンしなくなった場合など、負荷電流ILが急激に変化する現象に追随できない。
調光制御回路103が、除去した周波数帯域よりも高い周波数帯域に含まれる周波数成分も用いてフィードバック値を生成することにより、負荷電流ILの急激な変化に追随して、オン時間を増減させることができる。そして、負荷電流ILの変動周期を短くすることができ、光源のちらつきを抑えることができる。
つまり、光源を暗く点灯する(調光度を深くする)ような指示を調光入力回路150が入力した場合でも、光源をちらつきなく正常に点灯することができる。光源を暗く正常に点灯できるので、省エネルギーに貢献することができるとともに、利用者が光源の明るさを選択できる自由度が高くなり、照明器具800の使い勝手が向上する。
負荷電流の変動周期は、0.3ms以下であることが望ましい。このため、調光制御回路103がフィードバック値の生成に用いる高い周波数帯域は、3kHz以上であることが望ましい。
なお、スイッチング素子Q1のスイッチング周波数において、調光制御回路103を介したフィードバックループの閉ループ利得が1より小さいことが必要である。スイッチング素子Q1のスイッチング周波数は、変動があるものの、例えば、数十kHz〜数百kHz程度である。このため、調光制御回路103がフィードバック値の生成に用いる高い周波数帯域は、30kHz以下であることが望ましい。
実施の形態2.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
なお、実施の形態1と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図10は、電源回路100の構成を示す図である。
実施の形態2の電源回路100は、調光制御回路103の出力(配線164)が、制御回路IC1のcomp端子に接続されている。
実施の形態1で説明の通り、比較器CPは、正入力端子の電圧よりも負入力端子の電圧が大きくなると、出力端子の電圧を小さくしようとする。これにより、ダイオードD4のカソード側の電位が下がり、抵抗R11を介して制御回路IC1のcomp端子側から電流が流れる。すなわち、配線164の電位が下がる。換言すると、調光制御回路103は、配線164からマイナスの電圧をフィードバック値として出力する。これによりcomp端子の電圧がフィードバック値に応じて低くなる。
図4に示すように、comp端子の電圧が低くなると、設定電圧Voff(Cs端子の電圧Vcs)が低く設定される。ここで、電流検出抵抗Rsの値は一定である。その為、設定電圧Voffが低く設定されることにより、制御回路IC1は、全光点灯時よりも低いILmaxの負荷電流ILが流れた時点でスイッチング素子Q1をオフする。その為、負荷電流ILが全光点灯時よりも小さくなるように制御される。
そして、実施の形態1の電源回路100は、実施の形態2と同様の効果を得ることが出来る。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらの実施の形態のうち、2つ以上を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、2つ以上を部分的に組み合わせて実施しても構わない。なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
例えば、調光制御回路103の具体的な回路構成は、上記説明した回路構成に限らず、同様の周波数特性を有する回路であれば、他の回路構成であってもよい。
例えば、出力回路190のコンデンサC3は、なくてもよい。あるいは、出力回路190がなく、比較器CPの出力端子が配線164を介して制御回路IC1のMULT端子もしくはcomp端子に電気接続している構成であってもよい。
また、調光制御回路103は、1次フィルタではなく、高次フィルタであってもよい。
また、調光制御回路103は、複数のフィルタ回路を有する構成であってもよい。例えば、ロールオフを良くするため、複数のフィルタ回路を直列に接続した構成であってもよい。あるいは、低周波数帯域用のフィルタ回路と、高周波数帯域用のフィルタ回路とを並列に接続した構成であってもよい。
また、PFC回路102は、昇圧チョッパ型の力率改善回路に限らず、スイッチング素子を有するスイッチング電源回路であればよい。
スイッチング電源回路には、多段構成のものや1段構成のものなどが存在する。PFC回路102は、多段構成であってもよいし、1段構成であってもよい。なお、PFC回路102が1段構成である場合のほうが多段構成の場合よりも、交流電源ACの電圧瞬時値の影響が負荷電流に現れやすいので、本構成の効果が顕著である。1段構成の場合のほうが多段構成の場合よりも、部品数が少なくて済むので、電源回路100を小型化でき、製造コストを抑えることができる。また、1段構成の場合のほうが多段構成の場合よりも、ロスが少なく、電力効率が高くなる。
また、例えば、抵抗やコンデンサなど各種電子部品の製造バラツキにより、電源回路100の特性(例えば周波数特性)は変化する。その為、本発明の実施の形態で説明した設計パラメータ(例えば抵抗やコンデンサの値)は、±15%程度まで変化してもよい。
100 電源回路、101 点灯回路、102 PFC回路、103 調光制御回路、104 光源回路、140 電流検出回路、150 調光入力回路、162〜164 配線、170 入力回路、180 帰還回路、190 出力回路、513,516 破線、514〜515,523 実線、517 一点鎖線、531,534,535 周波数、540,545,549 ゲイン線図、541,542,546〜548 直線、550,555,559 位相線図、800 照明器具、AC 交流電源、C1〜C4,C10 コンデンサ、CP 比較器、D1,D2,D4 ダイオード、DB 整流回路、GND グランド配線、IC1,IC2 制御回路、IL 負荷電流、ILp 1次側巻き線電流、L1,L2 コイル、Lp 1次側巻き線、Ls 2次側巻き線、Q1,Q2 スイッチング素子、R1,R3〜R8,R10,R11 抵抗、Rs 電流検出抵抗、T 周期、Toff ターンオフ時間、Ton ターンオン時間、Vcc1,Vcc2 制御電源、VDC 直流電圧、Voff 設定電圧。

Claims (6)

  1. 交流を入力し、入力した交流を全波整流して脈流に変換する全波整流回路と、
    第1のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子を駆動する第1の駆動回路と、平滑化回路とを有し、前記第1の駆動回路が前記第1のスイッチング素子を駆動することにより前記全波整流回路により変換された脈流を昇圧し、更に、昇圧した脈流を前記平滑化回路により平滑化する変換回路と、
    第2のスイッチング素子と、前記第2のスイッチング素子を駆動する第2の駆動回路とを有し、前記変換回路により平滑化された脈流により駆動される負荷回路を流れる負荷電流の大きさを決める値であるフィードバック値に基づいて、前記第2の駆動回路が前記第2のスイッチング素子を駆動することにより、前記負荷回路を流れる負荷電流の大きさを調整する電流調整回路と、
    前記電流調整回路により大きさが調整された負荷電流を検出する電流検出回路と、
    前記電流検出回路により検出された負荷電流と、前記負荷回路に流すべき目標電流との差分である電流偏差から前記全波整流回路が入力する交流の周波数の2倍の周波数を含む所定の周波数帯域の周波数成分を除去した除去後偏差に基づいて、前記フィードバック値を生成するフィードバック回路と
    を備えることを特徴とする電源装置。
  2. 前記電流調整回路は、さらに、
    前記第2の駆動回路により前記第2のスイッチング素子がオンされると前記負荷回路を流れる負荷電流の大きさを除々に増加させ、前記第2の駆動回路により前記第2のスイッチング素子がオフされると前記負荷回路を流れる負荷電流の大きさを除々に減少させる負荷電流制御部を有し、
    前記電流調整回路の前記第2の駆動回路は、
    前記負荷回路を流れる負荷電流の大きさを監視し、前記負荷電流制御部により前記負荷回路を流れる負荷電流の大きさが除々に減少されてゼロになると前記第2のスイッチング素子をオンし、前記第2のスイッチング素子をオンした後、前記負荷電流制御部により前記負荷回路を流れる負荷電流の大きさが除々に増加されて前記フィードバック値から決まる値になると前記第2のスイッチング素子をオフすることにより、前記負荷回路を流れる負荷電流の大きさを調整することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 前記フィードバック回路は、
    前記電流偏差のうち、前記所定の周波数帯域よりも低い周波数帯域の周波数成分と、前記所定の周波数帯域よりも高い周波数帯域の周波数成分とに基づいて、前記フィードバック値を生成することを特徴とする請求項1又は2記載の電源装置。
  4. 前記フィードバック回路が前記フィードバック値の生成に用いる前記所定の周波数帯域よりも高い周波数帯域は、3kHz以上30kHz以下の周波数のうち少なくともいずれかの周波数を含むことを特徴とする請求項3記載の電源装置。
  5. 前記電流検出回路は、検出した前記負荷電流に比例する電流検出電圧を生成し、
    前記フィードバック回路は、
    正入力端子と、負入力端子と、出力端子とを有し、前記正入力端子と前記負入力端子との間の電位差を増幅した電圧を前記出力端子から出力する差分増幅器と、
    前記電流検出回路が生成した電流検出電圧を入力する第一入力部と、
    前記差分増幅器の正入力端子に電気接続され、前記目標電流に比例する電圧を入力する第二入力部と、
    前記フィードバック値を出力する出力部と、
    入力抵抗と、前記入力抵抗に対して並列に電気接続された入力コンデンサとを有し、前記第一入力部と、前記差分増幅器の負入力端子との間に電気接続された入力回路と、
    帰還コンデンサを有し、前記差分増幅器の負入力端子と、前記差分増幅器の出力端子との間に電気接続された帰還回路と、
    前記差分増幅器の出力端子にカソード端子が電気接続されたダイオードと、
    出力抵抗と、前記出力抵抗に対して並列に電気接続された出力コンデンサとを有し、前記ダイオードのアノード端子と、前記出力部との間に電気接続された出力回路と
    を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電源装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の電源装置と、
    光源を有し、前記電源装置に対する負荷回路として、前記電源装置の前記変換回路により平滑化された脈流により駆動される光源回路とを有することを特徴とする照明器具。
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