JP2014107601A - アンテナ素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンテナ素子を小型化するとともに、基板に容易に安定して実装できるようにする。
【解決手段】円筒形の樹脂製のパッケージ11内に、螺旋状のコイルアンテナであるアンテナ12と直線状のアンテナ13が収納されている。アンテナ12の本体部12Aの中心軸上に、アンテナ13の本体部13Aが挿入されている。アンテナ12の端子部12B及びアンテナ13の端子部13Bは、パッケージ11の底面からパッケージ11の外に導出され、略逆方向にパッケージ11の底面より外に広がるように導出されている。本発明は、例えば、車両用の携帯機用のアンテナ素子に適用できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナ素子に関し、特に、基板に容易に実装できるようにしたアンテナ素子に関する。
従来、車両のドアの施開錠の遠隔操作等に携帯機を用いることが知られている。代表的には、携帯機から車両へ無線信号を送信するキーレスエントリシステムや、車両から携帯機に対して応答要求信号を送信し、その信号を受信した携帯機が車両に対して応答信号を返信するパッシブエントリシステムなどが知られている。また、車両と携帯機には、それぞれ無線信号の送信や受信を行うためのアンテナ素子が備えられている。そして、これまでアンテナ素子を小型化したり、実装性を高めたりする技術が提案されている。
例えば、基板に対して水平な渦巻状のアンテナに、基板に対して垂直な突起部を複数形成し、複数の突起部によりアンテナを支えるようにすることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。これにより、アンテナと基板の間の距離を十分に取り、利得を良好に保ちつつ、アンテナ素子全体の高さを低くしたり、アンテナ素子の取付けの安定性を確保したりすることができる(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば、空心タイプのコイルアンテナからなるLFアンテナを直方体の樹脂ケース内に収納し、基板上の導体パターンとともにRFアンテナを形成する金属製の導線を樹脂ケースの外周部に設けることが提案されている(例えば、特許文献2参照)。これにより、LFアンテナとRFアンテナを省スペースで実装することができる。
また、従来、基板に対して垂直に設けられているヘリカルアンテナの略中心に、基板に対して垂直な垂直導体を設けることにより、小型で放射特性の良好な円偏波アンテナを実現することが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2011−146993号公報 特開2009−212923号公報 特開2010−50895号公報
特許文献1に記載のアンテナ素子では、複数の突起部と嵌合するアンテナ支持部を基板上に形成する必要がある。また、アンテナ素子を他の部品とともに表面実装するのが困難である。
また、特許文献2に記載のアンテナ素子は、基板上の導体パターンとともにRFアンテナを形成するため、基板に実装できる位置が制限される。また、コイルアンテナを直方体の樹脂ケースに収納するため、樹脂ケースのスペースの無駄が多い。
本発明は、アンテナ素子を基板に容易に安定して実装できるようにするものである。また、アンテナ素子の小型化を可能にするものである。
本発明の一側面のアンテナ素子は、コイル状の第1のアンテナと、第1のアンテナのコイル形状に沿うように第1のアンテナを収納する円筒形の樹脂製のパッケージと、第1のアンテナの実装用の端子であって、パッケージ内からパッケージの外に導出されている端子である第1の端子と、パッケージ内からパッケージの外に導出されている実装用の第2の端子とを備える。
本発明の一側面のアンテナ素子においては、第1のアンテナが円筒形の樹脂製のパッケージに収納され、第1の端子及び第2の端子が、パッケージ内からパッケージの外に導出される。
従って、アンテナ素子を基板に容易に安定して実装できる。例えば、第1の端子及び第2の端子をハンダ付けすることにより、アンテナ素子を他の部品とともに基板に表面実装することができる。また、例えば、パッケージを直方体にする場合と比較して、アンテナ素子の小型化が可能になる。
この第1のアンテナは、パッケージの円筒形の曲面に沿って螺旋状に固定することができる。
これにより、第1のアンテナの変形を防止することができる。また、パッケージの無駄なスペースをなくし、アンテナ素子を小型化することができる。
この第1の端子及び第2の端子を、パッケージの円筒形の底面から導出し、底面を前記基板の実装面に対向するように実装することができる。
これにより、容易にアンテナ素子を基板に表面実装することが可能になる。また、例えば、第1のアンテナの螺旋部分を基板の実装面に対して垂直な方向へ高くするとともに螺旋の径を小さくすることにより、アンテナ素子の実装領域を小さくすることができる。
この第2の端子は、パッケージに収納され、コイルの中心軸上に挿入されている直線状の第2のアンテナの実装用の端子とすることができる。
これにより、アンテナの利得を向上させることができる。
この第2の端子は、アンテナ素子を支えるための支持部材の実装用の端子とすることができる。
これにより、アンテナ素子の取付けの安定性を高めることができる。
この支持部材は、金属製とし、アンテナ素子の近傍の部品の放熱を行わせることができる。
これにより、放熱量が多い部品の近傍にアンテナ素子を配置することができる。
この支持部材は、L字型とし、一方の直線部を、コイルの中心軸に沿って直立するようにパッケージに収納することができる。
これにより、アンテナ素子の取付けの安定性をより高めることができる。
この第1の端子及び第2の端子は、パッケージの円筒形の底面より外に広がるように導出することができる。
これにより、アンテナ素子の取付けの安定性をより高めることができる。
このパッケージ、第1のアンテナ及び第2の端子は、一体成形することができる。
これにより、アンテナ素子の組立工数を削減することができるとともに、アンテナ素子の実装性を向上させることができる。
本発明の一側面によれば、基板に容易に安定して実装することができる。また、アンテナ素子の小型化が可能になる。
本発明を適用したアンテナ素子の第1の実施の形態を示す図である。 アンテナ素子の第1の実施の形態の実装工程を説明するための図である。 アンテナ素子の第1の実施の形態を基板に実装した状態を示す断面図である。 アンテナ素子の組立て方法を模式的に示す図である。 本発明を適用したアンテナ素子の第2の実施の形態を模式的に示す透視図である。 アンテナ素子の第2の実施の形態の実装方法の第1の例を説明するための図である。 アンテナ素子の第2の実施の形態の実装方法の第1の例を説明するための図である。 アンテナ素子の第2の実施の形態の実装方法の第1の例を説明するための図である。 アンテナ素子の第2の実施の形態の実装方法の第2の例を説明するための図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態(ダイポールアンテナの場合)
2.第2の実施の形態(モノポールアンテナの場合)
3.変形例
<1.第1の実施の形態>
[アンテナ素子1の構成例]
図1は、本発明の第1の実施の形態であるアンテナ素子1の構成例を示す図である。より具体的には、図1は、アンテナ素子1の正面図、底面図、A−A断面図及びB−B断面図を示している。
アンテナ素子1は、パッケージ11、アンテナ12及びアンテナ13により構成される。
パッケージ11は、アンテナ12及びアンテナ13を収納するための樹脂製のパッケージである。パッケージ11は、円筒形の本体部11Aの側面の下端から、本体部11Aの底面の接線方向に導出部11Bが突出した形状を有している。導出部11Bは、アンテナ12の端子部12Bを固定するとともに、端子部12Bをパッケージ11の外に導出するのに用いられる。
また、円柱状の溝11Cが、パッケージ11の上面の中心付近に形成されている。溝11Cは、アンテナ素子1の成形時にアンテナ13を支持するための金型が設けられる部分であり、成形後に金型を取り外すことにより形成される。
さらに、パッケージ11内に垂直方向に延びる孔11D及び孔11Eが、パッケージ11の底面の外周付近に底面の中心を挟んで対向する位置に形成されている。孔11D及び孔11Eは、アンテナ素子1の成形時にアンテナ12を支持するための金型が設けられる部分であり、成形後に金型を取り外すことにより形成される。
また、アンテナ素子1の成形時に金型から樹脂を注入するための注入口11Fが、パッケージ11の底面の孔11Dと底面の中心の間に形成されている。
さらに、転倒防止用の突起部14a乃至14dが、パッケージ11の底面の外周付近に略90°間隔で設けられている。突起部14a乃至14dは、アンテナ素子1を基板に実装したときに、ハンダ付けした箇所に過剰な力が加えられ、アンテナ素子1が転倒するのを防止する働きをする。
アンテナ12は、螺旋状の本体部12A、及び、本体部12Aから水平方向に延びる実装用の端子部12Bからなるコイルアンテナにより構成される。本体部12Aは、パッケージ11の本体部11Aの略上端から下端までの範囲内に、本体部11Aの側面(円筒形の曲面)に沿って螺旋を描くように固定されている。端子部12Bは、パッケージ11の導出部11Bを通り、導出部11Bの底面からパッケージ11の外に導出され、さらに、導出部11Bの伸長方向にパッケージ11の底面より外に広がるように延びている。
アンテナ13は、垂直方向に直線状に延びる本体部13A、及び、水平方向に直線状に延びる実装用の端子部13BからなるL字型の形状を有している。本体部13Aは、アンテナ12の本体部12Aの中心軸(螺旋の中心軸)上に挿入され、本体部12Aの略上端付近まで垂直方向に延びている。端子部13Bは、パッケージ11の本体部11Aの底面から導出され、底面の直径方向、かつ、アンテナ12の端子部12Bと逆方向に、パッケージ11の底面より外に広がるように延びている。
そして、アンテナ12の本体部12Aとアンテナ13の本体部13Aによりダイポールアンテナが構成される。このように、アンテナ13を設けることにより、アンテナ13を設けない場合と比較して、アンテナ素子1全体の電波特性がよくなり、利得が向上する。より具体的には、アンテナ13を設けることにより、アンテナ素子1としてのQ値が高くなり、利得が向上する。
[アンテナ素子1の実装工程]
次に、図2の模式図を参照して、アンテナ素子1の実装工程の例について説明する。なお、図2では、アンテナ素子1の突起部14a乃至14dの図示を省略している。
まず、アンテナ素子1の端子部12B及び端子部13Bの実装位置に合わせて、基板51上にハンダ52a及び52bが印刷される。
次に、パッケージ11の底面が基板51の実装面と対向し、ハンダ52a及び52bの上に端子部12B及び端子部13Bが載るように、アンテナ素子1が基板51に載せられる。
次に、リフロー工程にて、基板51に熱を加えることにより、ハンダ52a及び52bが溶け、アンテナ素子1が基板51上にハンダ付けされる。
図3は、アンテナ素子1を基板51に実装した状態を示す断面図である。なお、この図では、ハンダ52a及び52bは、端子部12B及び端子部13Bと基板51との間にごく薄く形成されるため、図示を省略している。
なお、端子部12B及び端子部13Bの一方が電源に接続され、他方がグラウンドに接続される。
このように、アンテナ素子1を基板51に容易に実装することができる。すなわち、アンテナ素子1を、他の部品と同じ工程により基板51に表面実装することができる。また、アンテナ素子1は、通常のアルミ電解コンデンサ等と同じ円筒形であるため、アルミ電解コンデンサ等と同様の扱いで基板51に表面実装することができる。
また、アンテナ素子1は、パッケージ11の底面より外に略逆方向に広がる端子部12B及び端子部13Bの2ヶ所で基板51にハンダ付けされる。さらに、アンテナ13の本体部13Aにより、アンテナ素子1の中心が支えられる。これにより、アンテナ素子1の取付けの安定性が向上する。すなわち、基板51に実装した後に、振動によりアンテナ素子1が傾いたり、ハンダ付けした端子部12B及び端子部13Bが基板51から外れたりすることが防止される。
また、アンテナ素子1の螺旋状の本体部12Aを基板51の実装面に対して垂直な方向へ高くするとともに螺旋の径を小さくすることにより、実装領域を小さくすることができる。さらに、アンテナ素子1のパッケージ11は円筒形であるため、直方体にする場合と比べて実装領域を小さくすることができる。
また、アンテナ12及びアンテナ13を円筒形のパッケージ11内に収納し固定しているため、実装時の各アンテナの変形を防止することができる。そして、各アンテナの変形による無線信号の受信特性の変化が発生しないため、アンテナ素子1を容易に基板51に実装することができ、また、実装後にアンテナ形状を調整する必要もない。
[アンテナ素子1の製造方法]
アンテナ素子1は、例えば、パッケージ11とアンテナ12及びアンテナ13とをモールド成形等により一体成形することにより製造することが可能である。換言すれば、パッケージ11の成形時に、アンテナ12及びアンテナ13をパッケージ11の内部に組み付けて、固定することが可能である。
また、例えば、アンテナ12及びアンテナ13とは別にパッケージ11を成形し、成形後のパッケージ11の内部にアンテナ12及びアンテナ13を取り付けるようにすることが可能である。具体的には、例えば、図4に模式的に示されるように、パッケージ11を上ケース101と下ケース102により構成する。なお、図示は省略するが、上ケース101の内部には、アンテナ12及びアンテナ13を固定するための取付部が形成されている。そして、アンテナ12及びアンテナ13を上ケース101内に取り付けた後、上ケース101の下端に下ケース102を取り付けることにより、アンテナ素子1が完成する。
なお、アンテナ素子1を一体成形する場合と、図4のようにアンテナ素子1を組み立てる場合を比較した場合、前者は、後者よりアンテナ素子1の製造工程、及び、各部品の管理の簡素化を実現することができる。一方、後者は、前者よりパッケージ11を製造するための金型の費用を安くすることができる。
<2.第2の実施の形態>
[アンテナ素子201の構成例]
図5は、本発明の第2の実施の形態であるアンテナ素子201の構成例を模式的に示す透視図である。
アンテナ素子201は、パッケージ211、アンテナ212及び固定用端子213により構成される。
パッケージ211は、アンテナ212を収納するための樹脂製かつ円筒形のパッケージである。パッケージ211の側面の中央やや下寄りには、横長の矩形状の溝211Aが設けられている。溝211Aは、アンテナ素子201の成形時にアンテナ212を支持するための金型が設けられる部分であり、成形後に金型を取り外すことにより溝211Aが形成される。
また、アンテナ素子201の成形時に金型から樹脂を注入するための注入口211Bが、パッケージ11の側面の溝211Aよりやや下寄りで、溝211Aから少し離れた位置に形成されている。
さらに、転倒防止用の脚214a及び脚214bが、パッケージ211の底面に所定の間隔を空けて対向するように設けられている。脚214a及び脚214bは、アンテナ素子201を基板に実装したときに、ハンダ付けした箇所に過剰な力が加えられ、アンテナ素子201が転倒するのを防止する働きをする。
アンテナ212は、螺旋状の本体部212A、及び、本体部212Aから下に垂直方向に延びるL字型の脚部212Bからなるコイルアンテナにより構成される。本体部212Aは、パッケージ211の略上端から溝211Aの上端付近までの範囲内に、パッケージ211の側面に沿って螺旋を描くように固定されている。また、脚部212Bの垂直部分が、パッケージ211の底面から垂直方向にパッケージ211の外に導出され、脚部212Bの水平部分が、パッケージ211の底面より外に広がるように延びている。
固定用端子213は、L字型の金属製の部材であり、アンテナ素子201を支えるための支持部材として用いられる。固定用端子213の垂直部分(L字型の一方の直線部)は、アンテナ212の本体部212Aの中心軸(螺旋の中心軸)に沿って直立するように配置されている。ただし、固定用端子213の垂直部分は、アンテナ212の本体部212Aの下端より低い位置までしか延びておらず、本体部212Aの中には挿入されていない。また、固定用端子213の垂直部分が、パッケージ211の底面から垂直方向にパッケージ211の外に導出され、L字型の水平部分(L字型の他方の直線部)が、アンテナ212の脚部212Bとは逆方向に、パッケージ211の底面より外に広がるように延びている。
さらに、固定用端子213の垂直部分及び水平部分の端部には、円形の孔213A及び孔213Bが形成されている。孔213Aは、パッケージ211の樹脂との接着性を向上させる効果を奏し、孔213Bは、ハンダとの接着性を向上させる効果を奏する。
また、アンテナ212の脚部212Bの水平部分と固定用端子213の水平部分とは、下端が略同じ高さになるように配置され、アンテナ素子201を基板に実装する場合の実装用の端子として用いられる。
このように、アンテナ素子201は、円筒形の形状を有し、パッケージ211の底面より外に略逆方向に広がるアンテナ212の脚部212Bの水平部分及び固定用端子213の水平部分の2ヶ所で基板にハンダ付けされる。また、固定用端子213の垂直部分により、アンテナ素子201の中心が支えられる。従って、アンテナ素子201も、アンテナ素子1と同様に、他の部品と同じ工程により基板に表面実装することができるとともに、実装後の取付けの安定性に優れている。
さらに、アンテナ212は円筒形のパッケージ211内に収納されるため、アンテナ素子201を小型化できるとともに、アンテナ212の変形を防止することができる。
加えて、固定用端子213は、放熱性の高い金属製であるため、アンテナ素子201の近傍に配置されている発熱部品(例えば、パワートランジスタ等)の放熱に用いることができる。
図6乃至図8は、アンテナ素子201と発熱部品252を近づけて基板251に実装する場合の実装方法の例を示している。図6及び図7は、実装後の基板251を異なる角度から見た斜視図であり、図8は、その断面図である。
アンテナ素子201は、固定用端子213が発熱部品252の方向を向くように、基板251に実装される。また、放熱ランド253が、アンテナ素子201と発熱部品252の間に、固定用端子213と発熱部品252とを接続するように基板251上に形成される。これにより、発熱部品252の熱が、放熱ランド253を介して固定用端子213に伝わり、固定用端子213から放熱される。
また、図9に示されるように、アンテナ素子201と発熱部品252が基板251の異なる面に実装される場合、固定用端子213と発熱部品252の実装面とを接続するように、放熱ランド261が基板251上に形成される。これにより、発熱部品252の熱が、放熱ランド261を介して固定用端子213に伝わり、固定用端子213から放熱される。従って、専用の放熱部品を設ける必要がなくなる。
以上のように、アンテナ素子201の固体用端子213を他の部品の放熱に用いることにより、専用の放熱部品を設ける必要がなくなり、基板251を小型化することが可能になる。
なお、アンテナ素子201も、アンテナ素子1と同様に、一体成型することも可能であるし、組み立てるようにすることも可能である。
<3.変形例>
以下、上述した本発明の実施の形態の変形例について説明する。
本発明は、上述した螺旋状のコイルアンテナだけでなく、一巻きのコイルアンテナや、渦巻き状のコイルアンテナを用いる場合にも適用することができる。
また、本発明を適用したアンテナ素子の適用範囲は、特に限定されるものではない。例えば、車両のドアの施開錠の遠隔操作等に用いる携帯機や車載機等、アンテナ素子を実装した基板を備える製品や部品全般に適用することができる。
さらに、アンテナ素子の実装用の端子は、必ずしもパッケージの底面より外に広げる必要はなく、パッケージの大きさや形状等により変更することが可能である。また、アンテナ素子の実装用の端子を、パッケージの底面以外の部分(例えば、側面)からパッケージの外に導出するようにしてもよい。
さらに、アンテナ素子を、基板上に表面実装するだけでなく、基板に設けられた貫通孔内に端子を挿入してハンダ付けするようにしても良い。
また、固定用端子の垂直部分は、必ずしもアンテナの中心軸に沿うようにする必要はなく、アンテナ素子の大きさや形状等により変更することが可能である。
さらに、固定用端子の数を増やしたり、アンテナ素子1に、アンテナ素子201と同様に、固定用端子を設けたりすることも可能である。
また、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
1 アンテナ素子
11 パッケージ
12 アンテナ
12A 本体部
12B 端子部
13 アンテナ
13A 本体部
13B 端子部
101 上ケース
102 下ケース
201 アンテナ素子
211 パッケージ
212 アンテナ
212A 本体部
212B 脚部
213 アンテナ
251 基板
252 発熱部品
253 放熱ランド
261 放熱ランド

Claims (9)

  1. コイル状の第1のアンテナと、
    前記第1のアンテナのコイル形状に沿うように前記第1のアンテナを収納する円筒形の樹脂製のパッケージと、
    前記第1のアンテナの実装用の端子であって、前記パッケージ内から前記パッケージの外に導出されている第1の端子と、
    前記パッケージ内から前記パッケージの外に導出されている実装用の第2の端子と
    を備えるアンテナ素子。
  2. 前記第1のアンテナは、前記パッケージの円筒形の曲面に沿って螺旋状に固定されている
    請求項1に記載のアンテナ素子。
  3. 前記第1の端子及び前記第2の端子は、前記パッケージの円筒形の底面から導出されており、前記底面が前記基板の実装面に対向するように実装される
    請求項2に記載のアンテナ素子。
  4. 前記第2の端子は、前記パッケージに収納され、前記コイルの中心軸上に挿入されている直線状の第2のアンテナの実装用の端子である
    請求項3に記載のアンテナ素子。
  5. 前記第2の端子は、前記アンテナ素子を支えるための支持部材の実装用の端子である
    請求項1乃至3のいずれかに記載のアンテナ素子。
  6. 前記支持部材は、金属製であり、前記アンテナ素子の近傍の部品の放熱を行う
    請求項5に記載のアンテナ素子。
  7. 前記支持部材は、L字型であり、一方の直線部が、前記コイルの中心軸に沿って直立するように前記パッケージに収納されている
    請求項5又は6に記載のアンテナ素子。
  8. 前記第1の端子及び前記第2の端子は、前記パッケージの円筒形の底面より外に広がるように導出されている
    請求項1乃至7のいずれかに記載のアンテナ素子。
  9. 前記パッケージ、前記第1のアンテナ及び前記第2の端子は、一体成形されている
    請求項1に記載のアンテナ素子。
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