JP2014106756A - 携帯端末装置、経路データ提示方法およびプログラム - Google Patents

携帯端末装置、経路データ提示方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】経路データの提示技術に関し、携帯端末装置から経路データを探索する際の利便性を高める。
【解決手段】携帯端末装置は、(A)交通機関の改札記録に基づいて出場駅を特定する特定部と、(B)出場駅の近辺に存在するか否かを判定する判定部と、(C)出場駅の近辺に存在すると判定した場合に、出場駅を乗車駅に設定した探索条件を生成し、生成した探索条件によって探索された経路データを取得する取得部と、(D)経路データを出力する出力部とを含む。
【選択図】図2

Description

本技術は、経路データの提示技術に関する。
鉄道や地下鉄などの交通機関に関する経路データを、WEB環境で提供するサービスが広く利用されている。経路を探索するWEBサーバは、各交通機関の運行予定を検索し、乗り換え時間などの余裕も含めて移動可能なように運行データを組み合わせ、経路データとしてクライアントに提供している。
このようにサーバ側で経路を探索するためには、利用者の側が乗車する駅と下車する駅を指定することが前提となっている。一般的には、これら乗車駅と下車駅のデータの他に、出発時刻あるいは到着時刻の指定も含めた探索条件を、クライアント端末から受信することによって、サーバは運行予定を検索する条件を定めている。
近年では、スマートフォンに代表される携帯端末装置から、経路データを提供するサーバにアクセスし、経路探索のサービスを利用するケースが増えている。外出先で経路データを得られるという点では、携帯端末装置による経路探索のサービスの利用は有効であるが、探索条件を入力する操作が煩わしく、WEBサーバからの応答にも時間がかかるなどの問題もある。
特開2002−342425号公報 特開2003−242541号公報
一側面では、携帯端末装置から経路データを探索する際の利便性を高めることを目的とする。
一態様の携帯端末装置は、(A)交通機関の改札記録に基づいて出場駅を特定する特定部と、(B)出場駅の近辺に存在するか否かを判定する判定部と、(C)出場駅の近辺に存在すると判定した場合に、出場駅を乗車駅に設定した探索条件を生成し、生成した探索条件によって探索された経路データを取得する取得部と、(D)経路データを出力する出力部とを含む。
一態様によれば、携帯端末装置から経路データを探索する際の利便性を高めることができる。
図1は、携帯端末装置のハードウエア構成例を示す図である。 図2は、携帯端末装置のモジュール構成例を示す図である。 図3は、携帯端末装置の処理フロー例を示す図である。 図4は、出場処理フローの例(1)を示す図である。 図5は、判定処理フローの例(1)を示す図である。 図6は、取得処理フローの例(1)を示す図である。 図7は、判定処理フローの例(2)を示す図である。 図8は、実施の形態3に係る携帯端末装置のモジュール構成例を示す図である。 図9は、判定処理フローの例(3)を示す図である。 図10は、実施の形態4の概要を示す図である。 図11は、判定処理フローの例(4)を示す図である。 図12は、実施の形態5の概要を示す図である。 図13は、判定処理フローの例(5)を示す図である。 図14は、接近判定処理フローの例を示す図である。 図15は、実施の形態6の概要を示す図である。 図16は、出場処理フローの例(2)を示す図である。 図17は、記録処理フロー例を示す図である。 図18は、判定処理フローの例(6)を示す図である。 図19は、出場処理フローの例(3)を示す図である。 図20は、判定処理フローの例(7)を示す図である。 図21は、判定処理フローの例(8)を示す図である。 図22は、取得処理フローの例(2)を示す図である。
[実施の形態1]
図1は、携帯端末装置のハードウエア構成例を示す図である。携帯端末装置は、プロセッサ101、記憶装置103、入力装置111、表示装置113、無線アンテナ115、無線制御部117、オーディオ制御部119、スピーカ121、マイク123、無線ICアンテナ及び無線ICカードデバイス125、無線ICカード制御部127、移動センサ129及び移動センサ制御部131を有している。
プロセッサ101は、携帯端末装置に関する演算処理を行う集積回路である。プロセッサ101は、モデムCPU(Central Processing Unit)とアプリケーションCPUからなることもある。記憶部103は、例えば、ROM(Read Only Memory)105とRAM(Random Access Memory)107とフラッシュメモリ109を有している。ROM105は、例えば、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムなどを格納している。RAM107は、例えば、アプリケーションプログラムを展開する領域を含んでいる。フラッシュメモリ109は、例えば、探索条件や経路データなどのユーザデータを格納する。
入力装置111は、例えば、タッチパネルやボタンであり、ユーザ操作による指示を受け付ける。表示装置113は、例えば、アプリケーションが表示させる各種画面を表示する。
無線アンテナ115は、例えば、セルラー方式、無線LAN(Local Area Network)、近距離通信方式などの無線データを受信する通信用アンテナと、GPS(Global Positioning System)用アンテナを含んでいる。無線制御部117は、無線通信の制御を行う。無線通信の制御により、電話の音声通信やインターネットを介したデータ通信が行われる。また、無線制御部117は、GPS用の電波を位置情報に変換する処理も行う。
オーディオ制御部119は、音データに関するアナログ/デジタル変換とデジタル/アナログ変換を行う。スピーカ121は、アナログデータを音として出力する。マイク123は、音をアナログデータに変換する。
無線ICアンテナ及び無線ICカードデバイス125と無線ICカード制御部127は、無線ICカード機能を実現する。無線ICカード機能によって、交通機関の改札装置から改札記録を受信することができる。
移動センサ129と移動センサ制御部131は、携帯端末装置の移動に関する加速度を計測し、移動を検出する。
図2は、携帯端末装置のモジュール構成例を示す図である。携帯端末装置は、受信部201、記憶部203、位置取得部205、記録部207、格納部209、判定部211、特定部213、経路取得部215、時計部217、受付部219及び出力部221を有している。
受信部201は、無線ICアンテナ及び無線ICカードデバイス125と無線ICカード制御部127を用いて改札装置から入場又は出場の際の改札記録を受信する。記憶部203は、受信部201で受信した改札記録を記憶する。位置取得部205は、無線アンテナ115と無線制御部117を用いて携帯端末装置の位置データを取得する。位置取得部205は、例えばGPS機能を用いる。記録部207は、駅を出場した後の位置データを格納部209に記録する。この位置データは、出場駅の位置を示すことになる。格納部209は、出場駅の位置を示す位置データを格納する。
判定部211は、携帯端末装置が出場駅の近辺に存在するか否かにより、経路データ(帰路における経路データに相当する。)の要否を判定する。特定部213は、出場(往路における出場に相当する。)の改札記録から出場駅と出場時刻を特定し、更に出場に対応する入場(往路における入場に相当する。)の改札記録から入場駅を特定する。経路取得部215は、経路データが要ると判定された場合に、出場駅を乗車駅(帰路における乗車駅に相当する。)に設定し、入場駅を下車駅(帰路における下車駅に相当する。)に設定する探索条件を生成し、生成した探索条件によって探索された経路データを取得する。経路取得部215は、例えば、インターネットを介してWEBサーバにアクセスし、WEBサーバの経路探索サービスを利用して、経路データを取得する。
時計部217は、現在時刻を計測する。受付部219は、入力装置111を用いて利用者からの指示を受け付ける。出力部221は、利用者からの指示に従って、表示装置113を用いて経路データを表示する。
図3は、携帯端末装置の処理フロー例を示す図である。受信部201は、改札記録の受信を待ち(S301)、改札記録を受信すると、受信した改札記録を記憶部203へ記憶させる(S303)。受信部201は、受信した改札記録が入場時の改札記録であるか、あるいは出場時の改札記録であるかを判定する(S305)。
受信した改札記録が出場時の改札記録であると判定した場合には、受信部201は、出場処理を起動する(S307)。受信部201は、出場処理の終了を待たずに復帰し、S301の処理に移る。尚、出場処理は、タイムアウトとなったとき、利用者による終了の指示を受け付けたとき、あるいは入場の改札を通過した時に終了する。
そのため、受信した改札記録が入場時の改札記録であると判定した場合には、受信部201は、出場処理を終了させ(S309)、S301の処理に移る。
続いて、出場処理について説明する。出場処理は、駅を出場した後の処理を行う。図4に、出場処理フローの例(1)を示す。位置取得部205は、現在の位置データを取得し(S401)、記録部207は、取得した位置を出場駅位置として、格納部209に格納する(S403)。
判定部211は、タイムアウトになったか否かを判定する(S405)。判定部211は、例えば、出場処理の開始から所定の動作期間を経過した時点で、タイムアウトと判定する。あるいは、判定部211は、終電時間などの所定の期限時刻を経過した時点で、タイムアウトと判定する。タイムアウトになったと判定した場合には、出場処理は終了する。
タイムアウトになっていないと判定した場合には、判定部211は、判定処理を行う(S407)。判定部211は、判定処理により、経路データを取得するか否かを判定する。
図5に、判定処理フローの例(1)を示す。判定部211は、位置取得部205を介して現在の位置データを取得する(S501)。判定部211は、格納部209から出場駅位置を読み(S503)、現在位置から出場駅位置までの距離を算出する(S505)。
判定部211は、算出した現在位置から出場駅位置までの距離が、所定の付近距離以下であるか否かを判定する(S507)。付近距離は、経路データを見る可能性があると想定される範囲を定める所定の距離である。例えば、付近距離が100mであれば、出場駅から半径100mの円内で、携帯端末装置は探索データを取得するように動作することになる。
算出した現在位置から出場駅位置までの距離が、所定の付近距離以下であると判定した場合には、判定部211は、判定結果を取得要とする(S509)。算出した現在位置から出場駅位置までの距離が、所定の付近距離以下でないと判定した場合には、判定部211は、判定結果を取得不要とする(S511)。そして、図4の処理へ戻る。
図4の処理に戻って、判定部211は、判定結果が取得要であるか取得不要であるかによって、処理を分岐させる(S409)。判定結果が取得不要である場合には、判定部211は、所定の判定間隔を待って(S411)、S405へ戻る。つまり、所定の判定間隔において、経路データ取得の動作は行われない。例えば、判定間隔が2分であれば、2分間待機することになる。
判定結果が取得要である場合には、経路取得部215は、取得処理を行う(S413)。図6に、取得処理フローの例(1)を示す。特定部213は、記憶部203に記憶されている入場時の改札記録から入場駅を特定する(S601)。経路取得部215は、特定した入場駅を探索条件の下車駅に設定する(S603)。但し、経路取得部215は、予め設定されている帰着駅(自宅や会社の付近の駅など)を探索条件の下車駅に設定するようにしてもよい。また、予め複数の帰着駅を設定しておき、それぞれの帰着駅を下車駅に設定した複数の探索条件を生成し、それぞれに経路データを取得するようにしてもよい。
更に、特定部213は、記憶部203に記憶されている出場時の改札記録から出場駅を特定する(S605)。経路取得部215は、特定した出場駅を探索条件の乗車駅に設定する(S607)。
経路取得部215は、時計部217から現在時刻を取得する(S609)。次に、経路取得部215は、余裕時間を特定する(S611)。余裕時間は、乗車位置までに移動するために要する時間に相当する。経路取得部215は、所定の時間、あるいは現在位置から出場駅位置までの距離から徒歩に要すると想定される時間などを、余裕時間として用いる。経路取得部215は、現在時刻に余裕時間を加えて、探索条件の出発時刻に設定する(S613)。
経路取得部215は、例えばインターネットを介してWEBサーバにアクセスし、探索条件を送信することによって、経路の探索を要求する(S615)。そして、経路取得部215は、WEBサーバから経路データを取得する(S617)。この例では、この段階では経路データを表示しない。利用者から表示指示を受け付けた場合に、経路データを表示するように動作する。このように動作することによって、電力消費を抑制することができる。但し、経路データを取得した時点で表示するようにしてもよい。
図4の処理に戻って、出力部221は、受付部219で表示指示を受け付けたか否かを判定する(S415)。表示指示を受け付けなかったと判定した場合には、出力部221は、更に取得処理から所定の判定間隔を経過したか否かを判定し(S417)、取得処理から所定の判定間隔を経過していないと判定した場合には、S415の処理へ戻る。取得処理から所定の判定間隔を経過したと判定した場合には、S405の処理へ戻る。つまり、所定の判定間隔を経過する間、出力部221は、表示指示を受け付けるまで待機するように動作する。
表示指示を受け付けたと判定した場合には、出力部221は、経路データを表示する(S419)。経路データには、例えば、乗車駅と乗車時刻、路線、下車駅と下車時刻が含まれている。乗り継ぎがある場合には、乗り継ぎ駅、乗り継ぎの乗車時刻なども含まれるようにしてもよい。
そして、出力部221は、受付部219で終了指示を受け付けたか否かを判定する(S421)。終了指示を受け付けなかったと判定した場合には、出力部221は、更に取得処理から所定の表示期間を経過したか否かを判定する(S423)。
経路データの表示処理から所定の表示期間を経過していないと判定した場合には、S421の処理へ戻る。経路データの表示処理から所定の表示期間を経過したと判定した場合には、出力部221は、経路データの表示を終え(S425)、S405の処理へ戻る。つまり、所定の表示期間を経過する間、出力部221は、終了指示を受け付けるまで待機するように動作する。
受付部219で終了指示を受け付けたと判定した場合には、出力部221は、経路データの表示を終え(S427)、処理を終了する。
このように探索条件における乗車駅と下車駅を自動的に設定するので、往路で出場した駅から再び乗車し、往路で入場した駅へ戻る帰路の経路データを取得する際に、探索条件の入力操作を省くことができる。
[実施の形態2]
出場後すぐに帰路に就くことは少ないので、本実施の形態では、出場時刻から所定時間経過するまでは、経路データを取得しない。
本実施の形態では前述の判定処理に代えて、図7に示した判定処理フローの例(2)による処理を行う。特定部213は、記憶部203に記憶されている出場時の改札記録から出場時刻を特定する(S701)。判定部211は、時計部217から現在時刻を取得し(S703)、出場時刻から所定の開始期間が経過しているか否かを判定する(S705)。
出場時刻から所定の開始期間が経過していないと判定した場合には、判定部211は、S511で判定結果を取得不要とする。従って、出場駅の付近に存在していても、所定の開始期間が経過するまでは、経路データの取得動作は行われない。例えば、開始期間を30分に設定しておけば、携帯端末装置は、少なくとも出場の後30分の間、経路データの取得を行わない。
一方、出場時刻から所定の開始期間が経過していると判定した場合には、判定部211は、S501からS509までの処理を行う。これらの処理は、図5と同様である。
本実施の形態によれば、出場した直後の状態で、まだ帰路に就く可能性が低い時間帯における経路データ取得の動作を省くことができる。従って、通信負荷を減らし、電力消費を抑制することができる。
[実施の形態3]
用事の最中や休憩している場合など、移動していない状態では、すぐに帰路に就くことは少ないことから、本実施の形態では、携帯端末装置が自らの移動状態を検出しない場合には、経路データを取得しない。
図8に、実施の形態3に係る携帯端末装置のモジュール構成例を示す。携帯端末装置は、自らが移動している状態を検出する検出部801を有している。
本実施の形態では前述の判定処理に代えて、図9に示した判定処理フローの例(3)による処理を行う。判定部211は、検出部801から移動データを得て(S901)、自ら移動している状態であることを検出したか否かを判定する(S903)。例えば、検出部801で所定値以上の加速度を計測した場合に、判定部211は自ら移動している状態を検出したと判定する。
自ら移動している状態を検出していないと判定した場合には、判定部211は、S511で判定結果を取得不要とする。従って、出場駅の付近に存在していても、移動していなければ、経路データの取得動作は行われない。
一方、自ら移動している状態を検出したと判定した場合には、判定部211は、S501からS509までの処理を行う。これらの処理は、図5と同様である。
本実施の形態によれば、駅へ向かう動きがない段階での経路データ取得の動作を省くことができる。前述と同様に、通信負荷を減らし、電力消費を抑制することができる。
[実施の形態4]
出場駅と目的の場所の間はある程度離れていることが多いので、本実施の形態では、一旦出場駅から離れるまでは経路データを取得しない。
図10に、実施の形態4の概要を示す。図中の円は、付近距離の範囲を示している。この例では、付近距離の範囲内である位置Aから、付近距離の範囲外である位置Bへ移動し、同様に付近距離の範囲外である位置Cへ更に移動した後、付近距離の範囲内である位置Dに移る場合を想定する。
目的地が位置Bあるいは位置Cのように付近距離よりも遠いところにあれば、位置Aのように往路の途中において経路データを欲することはない。従って、一旦付近距離よりも離れた後に、付近距離の範囲に戻った時点から経路データを取得すれば足りると想定できる。
本実施の形態に係る判定部211は、付近距離よりも遠い位置に一旦離れた状態であるか否かを区別するために、離隔フラグを内部に有している。出場処理の開始時点における離隔フラグはOFFとなっており、付近距離よりも離れていたことがない状態であることを示す。一旦、付近距離よりも遠い位置に離れると、離隔フラグはONに変更される。
本実施の形態では前述の判定処理に代えて、図11に示した判定処理フローの例(4)による処理を行う。図10に示した移動順に従って、判定処理フローの例(4)について説明する。
判定部211は、図5と同様にS501からS505まで処理し、S507で現在位置から出場駅位置までの距離が付近距離以下であるか否かを判定する。現在位置から出場駅位置までの距離が付近距離以下であると判定した場合には、判定部211は、離隔フラグはONであるか否かを判定する(S1101)。図10の位置Aに存在する場合には、離隔フラグはOFFであり、ONでないと判定されるので、判定部211は、判定結果を取得不要とする(S1103)。
その後、位置Bまで移動すると、S507で現在位置から出場駅位置までの距離が付近距離以下ではないと判定され、判定部211は、離隔フラグをONに設定する(S1105)。この時点でも、判定部211は、判定結果を取得不要とする(S1107)。
位置Cに移動しても、S507で現在位置から出場駅位置までの距離が付近距離以下ではないと判定され、離隔フラグはONのまま、判定結果は取得不要となる(S1107)。
次に、位置Dに移動すると、S507で現在位置から出場駅位置までの距離が付近距離以下であると判定され、S1101で離隔フラグがONであると判定されるので、判定部211は、判定結果を取得要とする(S1109)。この時点から、経路データの取得が始まる。
本実施の形態によれば、出場駅から離れた目的地へ向かい、目的を終え帰路に就いたと想定されるまで、経路データ取得の動作を省くことができる。前述と同様に、通信負荷を減らし、電力消費を抑制することができる。
[実施の形態5]
本実施の形態では、出場駅から離れた位置から出場駅の方へ近づく移動を判定して、経路データを取得する。
図12は、実施の形態5の概要を示す図である。この例では、付近距離よりも長い内側距離と、更に長い外側距離を設ける。そして、外側距離よりも遠い範囲を外域とし、外側距離と内側距離の間の範囲を中間域とし、内側距離よりも近い範囲を内域として説明する。
内域の位置Aから、順に中間域の位置B、外域の位置C、同じく外域の位置D、中間域の位置E、同じく中間域の位置F、内域の位置Gへ移動する場合を想定する。本実施の形態では、中間域に着目し、外域から中間域へ進入した時刻と、中間域から内域へ退出した時刻の差が、所定の通過時間よりも短い場合に、出場駅の方へ近づくように移動していると判定し、携帯端末装置は経路データを取得する動作を行う。
本実施の形態に係る判定部211は、その都度の所在領域を記憶するための領域変数を内部に有している。領域変数には、内域にいることを示す内域値、中間域にいることを示す中間域値、あるいは外域にいることを示す外域値のいずれかの値が設定される。
本実施の形態では前述の判定処理に代えて、図13に示した判定処理フローの例(5)による処理を行う。図12に示した移動順に従って、判定処理フローの例(5)について説明する。
S501からS507までの処理は、図5と同様である。S507で現在位置から出場駅位置までの距離が付近距離以下でないと判定した場合には、判定部211は、接近判定処理を行う(S1301)。尚、現在位置から出場駅位置までの距離が付近距離以下であると判定した場合に、判定結果を取得要とするS509の処理は、図5と同様である。
図14に、接近判定処理フローの例を示す。判定部211は、まず、現在位置から出場駅位置までの距離が外側距離より大きいか否かを判定する(S1401)。位置Aにいる場合には、現在位置から出場駅位置までの距離が外側距離より大きくないと判定され、判定部211は、次に、現在位置から出場駅位置までの距離が内側距離より大きいか否か判定する(S1403)。位置Aにいる場合には、現在位置から出場駅位置までの距離が内側距離より大きくないと判定され、判定部211は、領域変数が中間域値であるか否かを判定する(S1405)。位置Aにいる場合には、領域変数は内域値であるので、中間域値ではないと判定され、判定部211は、領域変数に内域値を設定し(S1407)、判定結果を取得不要とする(S1409)。そして、一旦処理を終え、図13の処理へ戻る。
続いて、位置Bに移動した状態を想定する。位置Bにいる場合には、S1401で現在位置から出場駅位置までの距離が外側距離より大きくないと判定され、S1403で現在位置から出場駅位置までの距離が内側距離より大きいと判定される。そして、判定部211は、領域変数が外域値であるか否かを判定する(S1411)。この時点で、領域変数は位置Aで設定された内域値であるので、領域変数が外域値ではないと判定され、判定部211は、領域変数に中間域値を設定し(S1413)、判定結果を取得不要とする(S1415)。そして、一旦処理を終え、図13の処理へ戻る。
続いて、位置Cに移動した状態を想定する。位置Cにいる場合には、S1401で現在位置から出場駅位置までの距離が外側距離より大きいと判定され、判定部211は、領域変数に外域値を設定し(S1417)、判定結果を取得不要とする(S1419)。そして、一旦処理を終え、図13の処理へ戻る。
続いて、位置Dに移動した状態を想定する。位置Dにいる場合には、位置Cと同様にS1401で現在位置から出場駅位置までの距離が外側距離より大きいと判定され、判定部211は、領域変数に外域値を設定し(S1417)、判定結果を取得不要とする(S1419)。そして、一旦処理を終え、図13の処理へ戻る。
続いて、位置Eに移動した状態を想定する。この時点で、中間域に進入することになる。位置Eにいる場合には、S1401で現在位置から出場駅位置までの距離が外側距離より大きくないと判定され、S1403で現在位置から出場駅位置までの距離が内側距離より大きいと判定される。この時点で、領域変数は位置Dで設定された外域値であるので、S1411で領域変数が外域値であると判定される。判定部211は、経路取得部215から現在時刻を取得し(S1421)、進入時刻を内部に記憶する(S1423)。判定部211は、領域変数に中間域値を設定し(S1413)、判定結果を取得不要とする(S1415)。そして、一旦処理を終え、図13の処理へ戻る。
続いて、位置Fに移動した状態を想定する。この時点では、まだ中間域から退出していない。位置Fにいる場合には、位置Eと同様に、S1401でNoと判定され、S1403でYesと判定される。但し、領域変数は位置Eで設定された中間域値であるので、S1411で領域変数が外域値でないと判定される。判定部211は、領域変数に中間域値を設定し(S1413)、判定結果を取得不要とする(S1415)。そして、一旦処理を終え、図13の処理へ戻る。
そして、位置Gに移動した状態を想定する。この時点で、中間域から退出することになる。位置Gにいる場合には、S1401で現在位置から出場駅位置までの距離が外側距離より大きくないと判定され、S1403で現在位置から出場駅位置までの距離が内側距離より大きくないと判定される。この時点で、領域変数は位置Fで設定された中間域値であるので、S1405で領域変数が中間域値であると判定される。判定部211は、時計部217から現在時刻を取得する(S1425)。判定部211は、内部的に記憶した進入時刻を読み(S1427)、通過時間を算出する(S1429)。判定部211は、現在時刻から進入時刻を引くことにより通過時間を求める。
そして、判定部211は、通過時間が基準時間より短いか否かを判定する(S1431)。通過時間が基準時間より短いと判定した場合には、判定部211は、領域変数に内域値を設定し(S1433)、判定結果を取得要とする(S1435)。出場駅方向へ移動していると想定されるからである。
一方、判定部211は、通過時間が基準時間より短くないと判定した場合には、内域値を設定し(S1437)、判定結果を取得不要とする(S1439)。出場駅方向へ移動していないと想定されるからである。
本実施の形態によれば、離れた位置から出場駅へ向かう方向への移動に基づいて、帰路に就いたことを予測し、経路データを有効なタイミングで提供できるようになる。
[実施の形態6]
本実施の形態では、出場駅から出場した後の所在位置を複数回記録し、所在位置のうち少なくともいずれか一箇所の近くに存在する場合に、経路データを取得する。
図15は、実施の形態6の概要を示す図である。利用者は、出場駅から位置A、位置B、位置C、位置Dの順に移動したものと想定する。各円は、各位置からの所定の周辺距離の範囲を示している。このような往路上の位置は、出場時刻から所定の記録期間において、所定の記録間隔で往路点記録として残される。往路点記録には、記録した時刻も含まれる。この円の内部に位置する場合に、携帯端末装置は経路データを取得するように動作する。
本実施の形態では前述の出場処理に代えて、図16に示した出場処理フローの例(2)による処理を行う。S401からS405までの処理は、図4と同様である。S405でタイムアウトに至っていないと判定した場合に、図2のモジュール構成に示した記録部207は、記録処理を行う(S1601)。
図17に、記録処理フロー例を示す。記録部207は、特定部213を介して出場時の改札記録に含まれる出場時刻を読む(S1701)。記録部207は、更に、時計部217から現在時刻を取得する(S1703)。記録部207は、所定の記録期間を経過したか否かを判定する(S1705)。記録部207は、出場時刻に記録期間を加算した時刻を、現在時刻が越えている場合に記録期間を経過したと判定する。出場時刻に記録期間を加算した時刻を、現在時刻が越えていない場合には、記録部207は記録期間を経過していないと判定する。所定の記録期間を経過したと判定した場合には、記録しないので処理を終え、図16の処理へ戻る。
所定の記録期間を経過していないと判定した場合には、記録部207は、出場時刻或いは前回の記録時刻から所定の記録間隔を経過したか否かを判定する(S1707)。出場時刻或いは前回の記録時刻から所定の記録間隔を経過していないと判定した場合には、一旦処理を終え、図16の処理へ戻る。
一方、出場時刻或いは前回の記録時刻から所定の記録間隔を経過したと判定した場合には、記録部207は、位置取得部205から現在位置を取得し(S1709)、格納部209に往路点記録として現在位置と記録時刻を格納部209に格納する(S1711)。このとき、記録部207は、時計部217から取得した現在時刻を記録時刻に設定する。そして、処理を終え、図16の処理へ戻る。
図16の処理に戻って、判定部211は、判定処理を行う(S1603)。本実施の形態では前述の判定処理に代えて、図18に示した判定処理フローの例(6)による処理を行う。判定部211は、S401で位置取得部205から現在の位置データを取得する。判定部211は、格納部209に格納している往路点記録毎に以下の処理を繰り返す(S1801)。
判定部211は、現在位置から往路点までの距離を算出する(S1803)。判定部211は、算出した距離が所定の周辺距離以下であるか否かを判定する(S1805)。算出した距離が所定の周辺距離以下であると判定した場合には、判定部211は、判定結果を取得要として(S1807)、処理を終える。この場合には、往路と同じ領域に戻ったと想定されるので、携帯端末装置は経路データを取得するように動作する。
一方、算出した距離が所定の周辺距離以下でないと判定した場合には、判定部211は、すべての往路点記録について処理したか否かを判定する(S1809)。
まだ処理していない往路点記録があると判定した場合には、S1801に戻って処理を続ける。すべての往路点記録について処理した場合には、判定部211は、判定結果を取得不要とする(S1811)。いずれの往路点の周辺にも含まれないからである。
本実施の形態によれば、出場駅から目的地に向かった経路の周辺に再び戻り、帰路に就いたと想定されるようになった段階で、早めに経路データを提示できるようになる。
[実施の形態7]
上述の実施の形態では、GPSにより比較的正確な位置を取得することを前提としたが、本実施の形態では、基地局データにより位置を特定する。
本実施の形態では前述の出場処理に代えて、図19に示した出場処理フローの例(3)による処理を行う。位置取得部205は、無線制御部117から基地局データを取得する(S1901)。基地局データには、無線により接続可能な近隣の基地局を特定する基地局識別情報が含まれている。記録部207は、格納部209へ出場時の基地局識別情報を格納する(S1903)。S405の処理は、図4と同様である。
そして、判定部211は、判定処理を行う(S1905)。本実施の形態では前述の判定処理に代えて、図20に示した判定処理フローの例(7)による処理を行う。判定部211は、無線制御部117から基地局データを取得する(S2001)。そして、判定部211は、現在の基地局データから基地局識別情報を特定する。判定部211は、格納部209から出場時の基地局識別情報を読み(S2003)、現在の基地局識別情報と出場時の基地局識別情報が一致するか否かを判定する(S2005)。
現在の基地局識別情報と出場時の基地局識別情報が一致すると判定した場合には、判定部211は、判定結果を取得要とする(S2007)。この場合には、出場駅における基地局のカバー範囲に含まれるので、一応出場駅の付近に存在すると推定できる。
現在の基地局識別情報と出場時の基地局識別情報が一致しないと判定した場合には、判定部211は、判定結果を取得不要とする(S2009)。この場合には、出場駅における基地局のカバー範囲に含まれないので、出場駅の付近に存在しないと推定できる。
本実施の形態によれば、GPS機能をサポートしていない携帯端末装置であっても、基地局のデータを用いて、経路データの取得の時機を判定することができる。
[実施の形態8]
本実施の形態では、出場駅の近隣にある他の駅を特定し、他の駅から乗車する場合の経路データも合わせて取得する例について説明する。
本実施の形態では前述の判定処理に代えて、図21に示した判定処理フローの例(8)による処理を行う。S501からS509までの処理は、図5と同様である。S507において、現在位置から出場駅までの距離が、所定の付近距離以下でないと判定した場合には、判定部211は、出場駅の近隣の駅を特定する(S2101)。携帯端末装置で、近隣の駅同士のデータを保持している場合には、判定部211は、そのデータを用いて出場駅の近隣の駅を特定する。あるいは、判定部211は、WEBサイトに出場駅の近隣の駅を問い合わせることによって、近隣の駅を特定してもよい。
判定部211は、特定した近隣駅毎に以下の処理を繰り返す(S2103)。判定部211は、近隣駅の位置を特定し、現在位置から近隣駅位置までの距離を算出する(S2105)。
判定部211は、算出した現在位置から近隣駅位置までの距離が、所定の付近距離以下であるか否かを判定する(S2107)。算出した現在位置から近隣駅位置までの距離が、所定の付近距離以下であると判定した場合には、判定結果を取得要とする(S509)。一方、算出した現在位置から近隣駅位置までの距離が、所定の付近距離以下でないと判定した場合には、判定部211は、すべての近隣駅について処理したか否かを判定する(S2109)。まだ処理してない近隣駅があると判定した場合には、判定部211は、S2103からの処理を繰り返す。すべての近隣駅について処理したと判定した場合には、判定部211は、判定結果を取得不要とする(S511)。そして、元の処理へ復帰する。
さらに、本実施の形態では前述の取得処理に代えて、図22に示した取得処理フローの例(2)による処理を行う。S601からS617までの処理は、図6と同様である。S617に続いて、経路取得部215は、出場駅の近隣の駅を特定する(S2201)。携帯端末装置で、近隣の駅同士のデータを保持している場合には、経路取得部215は、そのデータを用いて出場駅の近隣の駅を特定する。あるいは、経路取得部215は、WEBサイトに出場駅の近隣の駅を問い合わせることによって、近隣の駅を特定してもよい。
経路取得部215は、入場駅を探索条件の下車駅に設定し(S2203)、近隣駅を探索条件の乗車駅に設定する(S2205)。経路取得部215は、更に、S613と同様に出発時刻を設定する(S2207)。
そして、経路取得部215は、S615と同様に経路データの探索を要求し(S2209)、S617と同様に経路データを取得する(S2211)。経路取得部215は、S617で取得した出場駅から乗車する経路データと、S2211で取得した出場駅の近隣駅から乗車する経路データをマージする(S2213)。出力部221は、前述と同様にマージされた経路データを出力する。近隣駅が複数存在する場合には、S2201からS2213までの処理を、すべての近隣駅について行うようにしてもよい。
本実施の形態によれば、出場駅の近隣の駅から帰路に就く場合の経路データも提供できるようになる。
以上本技術の一実施の形態を説明したが、本技術はこれに限定されるものではない。例えば、上述の機能ブロック構成は必ずしも実際のプログラムモジュール構成に対応するものではない。
また、上で説明した各記憶領域の構成は一例であって、必ずしも上記のような構成でなければならないわけではない。さらに、処理フローにおいても、処理結果が変わらなければ処理の順番を入れ替えることも可能である。さらに、並列に実行させるようにしても良い。
オペレーティングシステム(OS:Operating System)及び本実施例における処理を実施するためのアプリケーションプログラムは、例えば図1に示したROM105あるいはフラッシュメモリ109に格納されており、プロセッサ101により実行される際にはRAM107に読み出される。プロセッサ101は、アプリケーションプログラムの処理内容に応じて入力装置111、表示装置113、無線制御部117、オーディオ制御部119、無線ICカード制御部127、移動センサ制御部131等を制御して、所定の動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、主としてRAM107に格納されるが、フラッシュメモリ109に格納されるようにしてもよい。本技術の実施例では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーションプログラムは、例えばインターネットなどのネットワーク及び無線制御部117を経由して、フラッシュメモリ109にインストールされる。携帯端末装置はコンピュータ装置の一態様であり、上で述べたプロセッサ101、記憶装置103などのハードウエアとOS及びアプリケーションプログラムなどのプログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
以上述べた実施の形態をまとめると、以下のようになる。
本実施の形態に係る携帯端末装置は、(A)交通機関の改札記録に基づいて出場駅を特定する特定部と、(B)出場駅の近辺に存在するか否かを判定する判定部と、(C)出場駅の近辺に存在すると判定した場合に、出場駅を乗車駅に設定した探索条件を生成し、生成した探索条件によって探索された経路データを取得する取得部と、(D)経路データを出力する出力部とを含む。
このようにすれば、往路で出場した駅から再び乗車し帰路に就く場合に、帰路の経路データを取得するための探索条件の入力操作を省くことができる。
また、上記特定部は、更に、改札記録に基づいて入場駅を特定するようにしてもよい。この場合、上記取得部は、更に、探索条件の下車駅に入場駅を設定するようにしてもよい。
このようにすれば、往路で入場した駅へ戻る帰路の経路データを取得する際に、探索条件の入力操作を省くことができる。
上記特定部は、更に、改札記録に基づいて出場時刻を特定するようにしてもよい。この場合、出場時刻から所定時間経過した後に、上記判定部は、出場駅の近辺に存在するか否かを判定するようにしてもよい。
このようにすれば、出場した直後の状態で、まだ帰路に就く可能性が低い時間帯における経路データ取得の動作を省くことができる。従って、通信負荷を減らし、電力消費を抑制することができる。
自らが移動している状態を検出する検出部を含むようにしてもよい。上記判定部は、更に、自らが移動している状態を検出したか否かを判定するようにしてもよい。また、自らが移動している状態を検出したと判定し、且つ出場駅の近辺に存在すると判定した場合に、上記取得部は、探索条件を生成し、経路データを取得するようにしてもよい。
このようにすれば、駅へ向かう動きがない段階での経路データ取得の動作を省くことができる。前述と同様に、通信負荷を減らし、電力消費を抑制することができる。
出場駅の近辺に存在しないと一旦判定し、その後出場駅の近辺に存在すると判定した場合に、上記取得部は、探索条件を生成し、経路データを取得するようにしてもよい。
このようにすれば、出場駅から離れた目的地へ向かい、目的を終え帰路に就いたと想定されるまでの経路データ取得の動作を省くことができる。前述と同様に、通信負荷を減らし、電力消費を抑制することができる。
また、上記判定部は、出場駅から第1の距離の位置から、第1の距離よりも短い第2の距離の位置までの通過時間を算出し、通過時間が基準時間よりも短いか否かを判定するようにしてもよい。更に、通過時間が基準時間よりも短いと判定した場合に、上記取得部は、探索条件を生成し、経路データを取得するようにしてもよい。
このようにすれば、離れた位置から出場駅へ向かう方向への移動に基づいて、帰路に就いたことを予測し、経路データを有効なタイミングで提供できるようになる。
更に、出場駅から出場した後の所在位置を一又は複数回記録する記録部を含むようにしてもよい。また、上記判定部は、一又は複数回記録した所在位置のうち少なくともいずれか一つから所定距離内に存在する場合に、出場駅の近辺に存在すると判定するようにしてもよい。
このようにすれば、出場駅から目的地に向かった経路に再び入り、帰路に就いたと想定されるようになった段階で、早めに経路データを提示できるようになる。
上記取得部は、更に、出場駅の近隣にある他の駅を特定し、他の駅を乗車駅に設定した他の探索条件を生成し、他の探索条件によって探索された他の経路データを取得するようにしてもよい。この場合、上記出力部は、更に、他の経路データを出力するようにしてもよい。
このようにすれば、出場駅の近隣の駅から帰路に就く場合の経路データも提供できるようになる。
なお、上記方法による処理をコンピュータに行わせるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又は記憶装置に格納されるようにしてもよい。尚、中間的な処理結果は、一般的にメインメモリ等の記憶装置に一時保管される。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
交通機関の改札記録に基づいて出場駅を特定する特定部と、
前記出場駅の近辺に存在するか否かを判定する判定部と、
前記出場駅の近辺に存在すると判定した場合に、前記出場駅を乗車駅に設定した探索条件を生成し、生成した前記探索条件によって探索された経路データを取得する取得部と、
前記経路データを出力する出力部と
を含む携帯端末装置。
(付記2)
前記特定部は、更に、前記改札記録に基づいて入場駅を特定し、
前記取得部は、更に、前記探索条件の下車駅に前記入場駅を設定する
付記1記載の携帯端末装置。
(付記3)
前記特定部は、更に、前記改札記録に基づいて出場時刻を特定し、
前記出場時刻から所定時間経過した後に、前記判定部は、前記出場駅の近辺に存在するか否かを判定する
付記1又は2記載の携帯端末装置。
(付記4)
更に、自らが移動している状態を検出する検出部
を含み、
前記判定部は、更に、自らが移動している前記状態を検出したか否かを判定し、
自らが移動している前記状態を検出したと判定し、且つ前記出場駅の近辺に存在すると判定した場合に、前記取得部は、前記探索条件を生成し、前記経路データを取得する
付記1乃至3いずれか1つ記載の携帯端末装置。
(付記5)
前記出場駅の近辺に存在しないと一旦判定し、その後前記出場駅の近辺に存在すると判定した場合に、前記取得部は、前記探索条件を生成し、前記経路データを取得する
付記1乃至4いずれか1つ記載の携帯端末装置。
(付記6)
前記判定部は、前記出場駅から第1の距離の位置から、前記第1の距離よりも短い第2の距離の位置までの通過時間を算出し、前記通過時間が基準時間よりも短いか否かを判定し、
前記通過時間が前記基準時間よりも短いと判定した場合に、前記取得部は、前記探索条件を生成し、前記経路データを取得する
付記1乃至5いずれか1つ記載の携帯端末装置。
(付記7)
更に、
前記出場駅から出場した後の所在位置を一又は複数回記録する記録部
を含み、
前記判定部は、一又は複数回記録した前記所在位置のうち少なくともいずれか一つから所定距離内に存在する場合に、前記出場駅の近辺に存在すると判定する
付記1乃至6いずれか1つ記載の携帯端末装置。
(付記8)
前記取得部は、更に、前記出場駅の近隣にある他の駅を特定し、前記他の駅を乗車駅に設定した他の探索条件を生成し、他の探索条件によって探索された他の経路データを取得し、
前記出力部は、更に、前記他の経路データを出力する
付記1乃至7いずれか1つ記載の携帯端末装置。
(付記9)
交通機関の改札記録に基づいて出場駅を特定する処理と、
前記出場駅の近辺に存在するか否かを判定する処理と、
前記出場駅の近辺に存在すると判定した場合に、前記出場駅を乗車駅に設定した探索条件を生成し、生成した前記探索条件によって探索された経路データを取得する処理と、
前記経路データを出力する処理と
を含む経路データ提示方法。
(付記10)
交通機関の改札記録に基づいて出場駅を特定する処理と、
前記出場駅の近辺に存在するか否かを判定する処理と、
前記出場駅の近辺に存在すると判定した場合に、前記出場駅を乗車駅に設定した探索条件を生成し、生成した前記探索条件によって探索された経路データを取得する処理と、
前記経路データを出力する処理と
を実行させるためのプログラム。
101 プロセッサ 103 記憶装置
105 ROM 107 RAM
109 フラッシュメモリ 111 入力装置
113 表示装置 115 無線アンテナ
117 無線制御部 119 オーディオ制御部
121 スピーカ 123 マイク
125 無線ICアンテナ及び無線ICカードデバイス
127 無線ICカード制御部 129 移動センサ
131 移動センサ制御部 201 受信部
203 記憶部 205 位置取得部
207 記録部 209 格納部
211 判定部 213 特定部
215 経路取得部 217 時計部
219 受付部 221 出力部
801 検出部

Claims (10)

  1. 交通機関の改札記録に基づいて出場駅を特定する特定部と、
    前記出場駅の近辺に存在するか否かを判定する判定部と、
    前記出場駅の近辺に存在すると判定した場合に、前記出場駅を乗車駅に設定した探索条件を生成し、生成した前記探索条件によって探索された経路データを取得する取得部と、
    前記経路データを出力する出力部と
    を含む携帯端末装置。
  2. 前記特定部は、更に、前記改札記録に基づいて入場駅を特定し、
    前記取得部は、更に、前記探索条件の下車駅に前記入場駅を設定する
    請求項1記載の携帯端末装置。
  3. 前記特定部は、更に、前記改札記録に基づいて出場時刻を特定し、
    前記出場時刻から所定時間経過した後に、前記判定部は、前記出場駅の近辺に存在するか否かを判定する
    請求項1又は2記載の携帯端末装置。
  4. 更に、自らが移動している状態を検出する検出部
    を含み、
    前記判定部は、更に、自らが移動している前記状態を検出したか否かを判定し、
    自らが移動している前記状態を検出したと判定し、且つ前記出場駅の近辺に存在すると判定した場合に、前記取得部は、前記探索条件を生成し、前記経路データを取得する
    請求項1乃至3いずれか1つ記載の携帯端末装置。
  5. 前記出場駅の近辺に存在しないと一旦判定し、その後前記出場駅の近辺に存在すると判定した場合に、前記取得部は、前記探索条件を生成し、前記経路データを取得する
    請求項1乃至4いずれか1つ記載の携帯端末装置。
  6. 前記判定部は、前記出場駅から第1の距離の位置から、前記第1の距離よりも短い第2の距離の位置までの通過時間を算出し、前記通過時間が基準時間よりも短いか否かを判定し、
    前記通過時間が前記基準時間よりも短いと判定した場合に、前記取得部は、前記探索条件を生成し、前記経路データを取得する
    請求項1乃至5いずれか1つ記載の携帯端末装置。
  7. 更に、
    前記出場駅から出場した後の所在位置を一又は複数回記録する記録部
    を含み、
    前記判定部は、一又は複数回記録した前記所在位置のうち少なくともいずれか一つから所定距離内に存在する場合に、前記出場駅の近辺に存在すると判定する
    請求項1乃至6いずれか1つ記載の携帯端末装置。
  8. 前記取得部は、更に、前記出場駅の近隣にある他の駅を特定し、前記他の駅を乗車駅に設定した他の探索条件を生成し、他の探索条件によって探索された他の経路データを取得し、
    前記出力部は、更に、前記他の経路データを出力する
    請求項1乃至7いずれか1つ記載の携帯端末装置。
  9. 交通機関の改札記録に基づいて出場駅を特定する処理と、
    前記出場駅の近辺に存在するか否かを判定する処理と、
    前記出場駅の近辺に存在すると判定した場合に、前記出場駅を乗車駅に設定した探索条件を生成し、生成した前記探索条件によって探索された経路データを取得する処理と、
    前記経路データを出力する処理と
    を含む経路データ提示方法。
  10. 交通機関の改札記録に基づいて出場駅を特定する処理と、
    前記出場駅の近辺に存在するか否かを判定する処理と、
    前記出場駅の近辺に存在すると判定した場合に、前記出場駅を乗車駅に設定した探索条件を生成し、生成した前記探索条件によって探索された経路データを取得する処理と、
    前記経路データを出力する処理と
    を実行させるためのプログラム。
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