JP2014106357A - Image forming apparatus and method of detecting amount of developer stored - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、現像剤収容部に収容されている現像剤の収容量を前記現像剤収容部の振動に応じて検出することが可能な画像形成装置及びその検出方法に関する。 The present invention relates to an image forming apparatus capable of detecting an amount of developer accommodated in a developer accommodating portion according to vibration of the developer accommodating portion, and a detection method thereof.
画像形成装置に搭載される廃トナー収容部に生じる振動の大きさは前記廃トナー収容部に収容されているトナー量に応じて変化する。具体的に、前記廃トナー収容部に生じる振動は、前記廃トナー収容部内のトナー量が少ないほど大きくなり前記廃トナー収容部内のトナー量が多いほど小さくなる。そして、従来から、前記廃トナー収容部の振動の加速度を検出し、前記加速度に基づいて前記廃トナー収容部内のトナー量を検出する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。ここで、前記加速度に基づく前記廃トナー収容部内のトナー量の検出手法としては、例えば画像形成装置の動作中に生じる前記廃トナー収容部の振動の加速度のピーク値に応じて前記廃トナー収容部内のトナー量を検出することが考えられる。 The magnitude of the vibration generated in the waste toner storage unit mounted on the image forming apparatus changes according to the amount of toner stored in the waste toner storage unit. Specifically, the vibration generated in the waste toner container becomes larger as the amount of toner in the waste toner container is smaller, and becomes smaller as the amount of toner in the waste toner container is larger. Conventionally, a technique for detecting the acceleration of vibration of the waste toner container and detecting the amount of toner in the waste toner container based on the acceleration is known (see, for example, Patent Document 1). Here, as a method for detecting the amount of toner in the waste toner storage unit based on the acceleration, for example, in the waste toner storage unit according to a peak value of acceleration of vibration of the waste toner storage unit that occurs during operation of the image forming apparatus. It is conceivable to detect the amount of toner.
しかしながら、前記加速度のピーク値に応じて前記廃トナー収容部内のトナー量を検出すると、その検出タイミングによっては画像形成装置の動作中に生じる振動に起因してトナーの残量が正確に検出されないおそれがある。
本発明の目的は、現像剤収容部に収容されている現像剤の収容量を前記現像剤収容部に生じる振動に基づいて高い精度で検出することのできる画像形成装置及び現像剤収容量の検出方法を提供することにある。
However, if the amount of toner in the waste toner container is detected according to the peak value of the acceleration, the remaining amount of toner may not be accurately detected due to vibration generated during the operation of the image forming apparatus depending on the detection timing. There is.
An object of the present invention is to detect an amount of developer accommodated in a developer accommodating portion with high accuracy based on vibration generated in the developer accommodating portion, and detection of the developer accommodating amount. It is to provide a method.
本発明は、現像剤収容部、振動検出手段、及び収容量検出手段を備えた画像形成装置である。前記現像剤収容部には現像剤が収容される。前記振動検出手段は、前記現像剤収容部の振動を検出する。前記収容量検出手段は、画像形成装置に設けられた駆動手段の駆動中に前記振動検出手段により検出された振動の周波数成分の値に応じて前記現像剤収容部に収容されている前記現像剤の収容量を検出する。
また、本発明は、現像剤が収容される現像剤収容部を備えた画像形成装置における現像剤収容量の検出方法として捉えることができる。前記現像剤収容量の検出方法では、前記画像形成装置に設けられた駆動手段の駆動中に前記現像剤収容部の振動を検出し、前記現像剤収容部の振動の周波数成分の値に応じて前記現像剤収容部に収容されている前記現像剤の収容量を検出する。
The present invention is an image forming apparatus including a developer container, a vibration detection unit, and a storage amount detection unit. A developer is accommodated in the developer accommodating portion. The vibration detecting means detects vibration of the developer accommodating portion. The developer is stored in the developer container according to a value of a frequency component of vibration detected by the vibration detector during driving of a driving unit provided in the image forming apparatus. Detect the amount of storage.
In addition, the present invention can be understood as a method for detecting a developer storage amount in an image forming apparatus including a developer storage unit that stores a developer. In the method for detecting the developer accommodating amount, vibration of the developer accommodating portion is detected during driving of a driving unit provided in the image forming apparatus, and according to the value of the frequency component of the vibration of the developer accommodating portion. An amount of the developer accommodated in the developer accommodating portion is detected.
本発明によれば、現像剤収容部に収容されている現像剤の収容量を前記現像剤収容部に生じる振動に基づいて高い精度で検出することができる。 According to the present invention, the amount of developer accommodated in the developer accommodating portion can be detected with high accuracy based on the vibration generated in the developer accommodating portion.
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings for understanding of the present invention. In addition, the following embodiment is an example which actualized this invention, Comprising: The thing of the character which limits the technical scope of this invention is not.
<複合機10の概略構成>
まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る複合機10の概略構成について説明する。なお、前記複合機10は、本発明の画像形成装置の一例に過ぎず、プリンター、コピー機、及びファクシミリ装置なども本発明に係る画像形成装置に該当する。
図1及び図2に示すように、前記複合機10は、画像読取部1、操作表示部2、画像形成部3、給紙カセット4、制御部5、及び振動検出部6などを備えている。なお、前記画像読取部1の上部には、原稿を自動的に搬送する原稿自動送り装置(ADF)が装着されるが本実施の形態では図示及び説明を省略する。
<Schematic configuration of
First, a schematic configuration of a
As shown in FIGS. 1 and 2, the
前記画像読取部1は、レンズ及びミラーなどの光学系とCCD(Charge Coupled Device)又はCIS(Contact Image Sensor)などの撮像素子とを備えた画像読取手段である。そして、前記画像読取部1は、コンタクトガラス11上に載置された原稿又は前記原稿自動送り装置で搬送される原稿から画像データを読み取る画像読取処理を実行する。
前記操作表示部2は、前記制御部5からの制御指示に従って各種の情報を表示する液晶パネル等の表示部、及び前記表示部に対するユーザーのタッチ操作に応じて操作信号を前記制御部5に入力する操作部などを含むタッチパネルを有している。
The
The
前記画像形成部3は、前記画像読取部1で読み取られた画像データ、又は外部のパーソナルコンピューター等の情報処理装置から入力された画像データに基づいて画像形成処理(印刷処理)を実行する電子写真方式の画像形成手段である。
具体的に、前記画像形成部3は、図2に示すように、感光体ドラム31、帯電装置32、露光装置(LSU)33、現像装置34、転写ローラー35、クリーニング装置36、定着ローラー37、加圧ローラー38、及び廃トナー収容部39などを備えている。
一方、前記給紙カセット4各々には複数の用紙が収容されており、前記給紙カセット4各々に収容された用紙は複数の搬送ローラーを有する用紙搬送部41によって前記画像形成部3を経て排紙トレイ43まで搬送される。前記用紙搬送部41は、前記搬送ローラー各々を駆動させる一又は複数の駆動モーターを含む駆動部42(駆動手段に相当)を備えている。そして、前記用紙搬送部41の前記搬送ローラー各々は、前記駆動部42からギアなどの伝達系を介して伝達される駆動力によって回転駆動される。このとき、前記複合機10では、前記駆動部42の駆動により前記廃トナー収容部39などの構成要素に振動が生じる。
The
Specifically, as shown in FIG. 2, the
On the other hand, each of the
そして、前記画像形成部3では、前記給紙カセット4から供給される用紙に以下の手順で画像形成処理が実行される。まず、前記帯電装置32によって前記感光体ドラム31が所定の電位に一様に帯電される。次に、前記露光装置33により前記感光体ドラム31の表面に画像データに基づく光が照射される。これにより、前記感光体ドラム31の表面に画像データに対応する静電潜像が形成される。そして、前記感光体ドラム31上の静電潜像は前記現像装置34によってトナー像として現像(可視像化)される。なお、前記現像装置34には、前記画像形成部3に着脱可能なトナーコンテナ34Aからトナー(現像剤)が補給される。続いて、前記感光体ドラム31に形成されたトナー像は前記転写ローラー35によって用紙に転写される。その後、用紙に転写されたトナー像は、その用紙が前記定着ローラー37及び前記加圧ローラー38の間を通過する際に前記定着ローラー37で加熱されて溶融定着する。
In the
一方、前記画像形成部3による前記画像形成処理後に前記感光体ドラム31の表面に残存するトナーは前記クリーニング装置36によって除去される。そして、前記クリーニング装置36により除去されたトナーは廃棄トナーとして排出され、前記廃トナー収容部39(廃棄現像剤収容部の一例)に収容される。
ここに、図3は、前記廃トナー収容部39の構成例を示す図である。図3に示すように、前記廃トナー収容部39は、前記画像形成部3に設けられた各構成要素を支持する筐体30の一端部により、トナーの投入口が設けられた上端部39Aで吊り下げられている。これにより、前記廃トナー収容部39は前記筐体30で揺動可能に支持されている。もちろん、前記廃トナー収容部39の支持構造はこれに限らない。
そして、前記廃トナー収容部39の上面には、前記振動検出部6が設けられている。前記振動検出部6は、前記廃トナー収容部39の振動を検出する振動検出手段である。具体的に、前記振動検出部6は、前記廃トナー収容部39に生じる振動の加速度を検出する加速度センサーを有しており、前記加速度センサーによる検出結果(電圧レベル)を前記制御部5に入力する。なお、前記加速度センサーは、静電容量型又は光学式などの各種方式で加速度を検出する周知のセンサーであるためここでは説明を省略する。
On the other hand, the toner remaining on the surface of the
FIG. 3 is a diagram showing a configuration example of the waste
The
前記制御部5は、CPU、ROM、RAM及びEEPROMなどの制御機器を有し、前記複合機10の動作を制御するコンピューターである。具体的に、前記制御部5は、前記ROMに予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより、コピー処理、スキャン処理、プリント処理、及びファクシミリ処理などを前記複合機10に実行させる。また、前記RAMは揮発性の記憶手段、前記EEPROMは不揮発性の記憶手段であって、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー又は画像メモリーとして使用される。なお、前記制御部5は、集積回路(ASIC、DSP)などの電子回路で構成されたものであってもよい。
The
特に、前記制御部5は、前記ROMに予め記憶された収容量検出プログラムに従って、前記振動検出部6による検出結果に基づいて前記廃トナー収容部39内に収容されたトナー量を検出する収容量検出処理(図4参照)を実行する。ここに、前記収容量検出処理を実行するときの前記制御部5が収容量検出手段に相当する。
なお、前記収容量検出プログラムは、CD、DVD、フラッシュメモリーなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されており、前記記録媒体から前記制御部5の前記EEPROMなどの記憶手段にインストールされてもよい。また、本発明は、前記制御部5に前記収容量検出処理の各処理手順を実行させるための収容量検出プログラム、又は前記収容量検出プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体として捉えてもよい。さらに、本発明は、前記複合機10において前記収容量検出処理の各処理手順を実行する現像剤収容量の検出方法の発明として捉えてもよい。
In particular, the
The storage capacity detection program is recorded on a computer-readable recording medium such as a CD, DVD, or flash memory, and may be installed from the recording medium into a storage unit such as the EEPROM of the
<収容量検出処理>
以下、図4を参照しつつ、前記制御部5によって実行される収容量検出処理の手順の一例について説明する。前記制御部5により実行される前記収容量検出処理の処理手順(ステップ)をステップS1、S2、・・・と称する。なお、本実施形態では、前記収容量検出処理によって前記廃トナー収容部39内のトナー量を検出する場合を例に挙げて説明するが、例えば前記トナーコンテナ34Aに収容されたトナー量を検出することも可能である。この場合、前記振動検出部6は前記トナーコンテナ34Aに設けられる。
<Capacity detection process>
Hereinafter, with reference to FIG. 4, an example of the procedure of the accommodation amount detection process executed by the
[ステップS1]
まず、ステップS1において、前記制御部5は、前記複合機10における印刷要求の有無を判断する。ここで、前記制御部5は、前記印刷要求がなされたと判断した場合(S1のYes側)、処理をステップS2に移行させ、前記印刷要求がなされるまでの間は(S1のNo側)、処理を前記ステップS1で待機させる。なお、当該収容量検出処理は、前記複合機10における前記画像形成処理が予め設定された所定回数実行される度に実行されてもよい。また、複数枚の連続印刷などの実行中に予め設定された所定期間経過ごとに当該収容量検出処理が実行されてもよい。
[Step S1]
First, in step S <b> 1, the
[ステップS2]
ステップS2において、前記制御部5は、前記用紙搬送部41の駆動開始を待ち受ける(S2のNo側)。そして、前記制御部5は、前記用紙搬送部41の駆動が開始されたと判断すると(S2のYes側)、処理をステップS3に移行させる。例えば、前記制御部5は、前記印刷要求がなされた後、前記定着ローラー37が所定の定着温度に到達して前記画像形成部3による画像形成処理の実行が可能になったタイミングで前記用紙搬送部41の搬送を開始させる。
[Step S2]
In step S2, the
[ステップS3]
次に、ステップS3において、前記制御部5は、前記用紙搬送部41の前記駆動部42の駆動中の予め設定された特定のタイミングで1秒間(検出時間の一例)の間、前記振動検出部6により前記廃トナー収容部39の振動を検出する。即ち、前記制御部5は、前記用紙搬送部41の前記駆動部42が駆動されて前記廃トナー収容部39に振動が伝達されている間に前記振動検出部6によって前記廃トナー収容部39の振動を検出する。なお、前記振動検出部6による前記廃トナー収容部39の振動の検出時間は1秒に限らない。
ここで、前記特定のタイミングは、前記用紙搬送部41の前記駆動部42の駆動開始から予め設定された始動時間が経過した時点である。前記始動時間は、前記複合機10において前記画像形成処理の開始時に突発的に生じる急激な振動を除外して前記廃トナー収容部39の振動を検出するために予め設定された時間である。例えば、前記用紙搬送部41の前記駆動部42の駆動開始タイミング又は駆動停止タイミングを除くための時間である。
なお、前記用紙搬送部41の前記駆動部42に限らず、前記複合機10において駆動時に振動が生じる他の駆動手段の駆動中に前記廃トナー収容部39の振動を検出することも他の実施形態として考えられる。また、前記複合機10が前記廃トナー収容部39に振動を加える加振装置を別途備えることも他の実施形態として考えられる。
[Step S3]
Next, in step S <b> 3, the
Here, the specific timing is a point in time when a preset start time has elapsed from the start of driving of the
It should be noted that not only the driving
[ステップS4]
そして、ステップS4において、前記制御部5は、前記振動検出部6で検出された前記廃トナー収容部39の加速度の検出結果(電圧レベル)を周波数解析することにより、前記廃トナー収容部39の加速度の周波数成分の値を抽出する。ここでは、前記制御部5が、前記振動検出部6による1秒間の検出結果を時間的に8分割し、その分割された検出データ各々を周波数解析する場合を例に挙げて説明する。以下、前記検出データ各々の周波数解析の結果を解析データと称する。
ここに、図5は前記解析データの一例を示しており、図5(A)、(B)はトナー量が0%、図5(C)はトナー量が50%、図5(D)はトナー量が100%である場合における前記解析データの一例を示している。図5(A)は、前記用紙搬送部41の前記駆動部42の停止中に前記振動検出部6で検出された前記検出結果から抽出された前記解析データを示している。一方、図5(B)〜(D)は、前記用紙搬送部41の前記駆動部42の駆動中に前記振動検出部6で検出された前記検出結果から抽出された前記解析データを示している。
[Step S4]
In step S <b> 4, the
FIG. 5 shows an example of the analysis data. FIGS. 5A and 5B show a toner amount of 0%, FIG. 5C shows a toner amount of 50%, and FIG. An example of the analysis data when the toner amount is 100% is shown. FIG. 5A shows the analysis data extracted from the detection result detected by the
図5(A)に示すように、前記用紙搬送部41の前記駆動部42が停止中であって前記廃トナー収容部39内のトナー量が0%である場合(廃トナー収容部39が空である場合)、前記廃トナー収容部39の振動は小さく周波数帯域による振幅の変動も小さい。
一方、図5(B)に示すように、前記駆動部42が駆動中であって前記廃トナー収容部39内のトナー量が0%である場合、前記廃トナー収容部39の振動は前記用紙搬送部41の停止中(図5(A))に比べて大きくなる。特に、前記廃トナー収容部39の振動に含まれる特定範囲R1(50Hz以上600Hz以下の範囲)の周波数成分の値が前記用紙搬送部41の停止中(図5(A))に比べて大きくなる。なお、前記特定範囲R1は、前記複合機10の機種等に応じて異なる。
また、図5(C)に示すように、前記駆動部42が駆動中であって前記廃トナー収容部39内のトナー量が50%である場合、前記特定範囲R1の周波数帯域の振幅は前記トナー量が0%である場合(図5(B))に比べて小さくなる。
さらに、図5(D)に示すように、前記駆動部42が駆動中であって前記廃トナー収容部39内のトナー量が100%である場合、前記特定範囲R1の周波数帯域の振幅は前記トナー量が50%である場合(図5(C))に比べて小さくなる。
As shown in FIG. 5A, when the driving
On the other hand, as shown in FIG. 5B, when the
As shown in FIG. 5C, when the
Further, as shown in FIG. 5D, when the
[ステップS5]
続いて、ステップS5において、前記制御部5は、前記振動検出部6によって1秒間に検出された前記振動に含まれる前記特定範囲R1の周波数成分の平均値を算出する。具体的に、前記制御部5は、前記振動検出部6による1秒間の検出結果を8つの前記解析データに分割し、前記解析データ各々について前記特定範囲R1の周波数成分の平均値を算出する。さらに、前記制御部5は、前記解析データ各々について算出された前記平均値の合算平均値を算出する。なお、本実施形態において、前記特定範囲R1は、振動の周波数が50Hz以上600Hz以下の範囲に予め設定されているものとする(図5参照)。
ここに、図6は、前記廃トナー収容部39内のトナー量別に算出した前記解析データ各々の前記平均値と前記合算平均値との一例を示している。図6に示すように、前記廃トナー収容部39内のトナー量別に算出した前記解析データ各々の平均値には前記解析データ各々に対応する検出タイミングによってばらつきが生じている。そこで、前記複合機10では、前記制御部5が前記合算平均値を算出することにより前記検出タイミングによるばらつきを排除している。
一方、前記複合機10では、前記制御部5の前記ROM又は前記EEPROMなどの記憶手段に、前記合算平均値と前記廃トナー収容部39内のトナー量との関係を示すトナー量対応情報が予め記憶されている。ここに、図7は、前記トナー量対応情報の一例を示すグラフである。図7に示すように、前記トナー量対応情報では、前記合算平均値が大きいほど前記廃トナー収容部39内のトナー量が少なく、前記合算平均値が小さいほど前記廃トナー収容部39内のトナー量が多い関係が定められている。
なお、本実施の形態では、前記解析データ各々の平均値を平均した前記合算平均値を用いているが、前記解析データ各々における前記特定範囲R1の周波数成分の値の合計値に応じて前記廃トナー収容部39内のトナー量を検出してもよい。
[Step S5]
Subsequently, in step S5, the
FIG. 6 shows an example of the average value and the combined average value of the analysis data calculated for each toner amount in the waste
On the other hand, in the
In the present embodiment, the combined average value obtained by averaging the average values of the analysis data is used. However, according to the total value of the frequency components of the specific range R1 in the analysis data, The amount of toner in the
[ステップS6]
そして、ステップS6において、前記制御部5は、前記ステップS5で算出された前記合算平均値と前記トナー量対応情報(図7参照)とに応じて前記廃トナー収容部39に収容されているトナーの収容量を検出する。また、本実施形態では、前記廃トナー収容部39内のトナーの収容量を前記廃トナー収容部39の収容可能用量における割合(%)で検出する場合を例に挙げて説明したが、前記廃トナー収容部39に収容されたトナーの収容量が質量で検出されてもよい。
なお、前記制御部5は、前記収容量検出処理によって検出した前記廃トナー収容部39に収容されているトナーの収容量を前記制御部5の前記EEPROMに記憶する。そして、前記制御部5は、例えば前記収容量が予め設定された飽和量に達した場合に、その旨を前記操作表示部2に表示させて前記廃トナー収容部39内のトナーの除去をユーザーに促す。また、前記収容量検出処理で検出されるトナー量が前記トナーコンテナ34Aに収容されているトナー量である場合には、前記制御部5は、前記トナー量が予め設定された下限量に達した場合に、その旨を前記操作表示部2に表示させて前記トナーコンテナ34Aの交換又はトナーの補給をユーザーに促す。
[Step S6]
In step S6, the
The
以上説明したように、前記複合機10では、前記制御部5が、前記振動検出部6によって1秒間の間に検出された前記廃トナー収容部39の振動に含まれる前記特定範囲R1の周波数成分の前記合算平均値に応じて前記トナー量を検出する。従って、前記複合機10によれば、前記用紙搬送部41の駆動中に発生する振動を利用しつつ、その振動の突発的な変化に起因する前記廃トナー収容部39内のトナー量の検出精度の低下が抑制される。
As described above, in the
<他の実施の形態>
ところで、前記廃トナー収容部39内のトナー量に応じて振幅が大きく変動する前記特定範囲R1は、前記複合機10の構成にかかわらず共通の範囲であることが考えられる。但し、前記特定範囲R1の適切な範囲は前記複合機10の構成によって変化するため、前記特定範囲R1は前記複合機10の機種ごとに予め設定された範囲であることが望ましい。
さらに、前記特定範囲R1は、前記複合機10の使用環境又は前記複合機10の経年使用などによっても変化することが考えられる。そこで、前記制御部5が、前記複合機10に適切な前記特定範囲R1を自動的に設定することも他の実施形態として考えられる。
例えば、前記制御部5が、前記廃トナー収容部39内のトナー量が0%又はそれに近い状態で、前記用紙搬送部41の前記駆動部42の駆動中に前記振動検出部6で前記廃トナー収容部39の振動を検出する。そして、前記制御部5は、前記振動検出部6で検出された振動における周波数成分の振幅が予め設定された所定値以上である周波数成分の範囲を前記特定範囲R1として設定することが考えられる。例えば、前記制御部5は、前記振動の周波数成分を50Hzの算出範囲ごとに合計し、その合計値が予め設定された所定値以上である前記算出範囲各々を含む範囲を前記特定範囲R1として設定する。なお、前記特定範囲R1は連続する範囲である必要はなく、複数の間欠的な周波数帯域を含むものであってもよい。
他に、前記制御部5が、前記廃トナー収容部39内のトナー量が0%又はそれに近い状態で、前記用紙搬送部41の前記駆動部42の停止中及び駆動中にそれぞれ前記振動検出部6で前記廃トナー収容部39の振動を検出することも考えられる。そして、この場合、前記制御部5が、前記振動検出部6で検出された振動における周波数成分のうち前記駆動部42の停止中と駆動中との間で振幅が予め設定された所定値以上変動する周波数成分の範囲を前記特定範囲R1として設定することが考えられる。例えば、前記制御部5は、前記振動の周波数成分を50Hzの算出範囲ごとに合計し、その合計値が予め設定された所定値以上変動する前記算出範囲各々を含む範囲を前記特定範囲R1として設定する。
<Other embodiments>
By the way, it is conceivable that the specific range R <b> 1 whose amplitude greatly varies according to the amount of toner in the
Further, it is conceivable that the specific range R <b> 1 changes depending on the usage environment of the
For example, the
In addition, the
また、前記制御部5によって実行される前記収容量検出処理(図4参照)の他の例として、前記廃トナー収容部39の振動に含まれる特定の周波数帯域のピーク値に応じて前記廃トナー収容部39内のトナー量を検出することが考えられる。
例えば、前記駆動部42の駆動モーターが一定速度で回転する場合、前記駆動部42の駆動中に前記廃トナー収容部39の振動に含まれる特定の周波数帯域の値が前記廃トナー収容部39内のトナー量に応じて大きく変動することになる。
ここに、図8は、前記廃トナー収容部39内のトナー量と前記特定の周波数帯域の値との関係の一例を示す図である。図8に示す例では、前記廃トナー収容部39内のトナー量の違いにより300Hz〜400Hz(特定の周波数帯域)のピーク値の変動が大きい。この場合、300Hz〜400Hzの周波数成分のピーク値と前記廃トナー収容部39内のトナー量との対応関係を予め設定しておくことにより、前記制御部5が前記対応関係及び前記ピーク値に応じて前記廃トナー収容部39内のトナー量を検出することが可能である。
具体的に、前記制御部5が、前記収容量検出処理の前記ステップS5において、前記特定の周波数帯域のピーク値を抽出し、前記ステップS6において、前記特定の周波数帯域のピーク値に応じて前記廃トナー収容部39内のトナーの収容量を検出する。これにより、前記複合機10の駆動中に前記特定の周波数帯域とは異なる周波数成分の値に突発的な変動を伴う振動が発生した場合であっても、前記特定の周波数帯域のピーク値に応じて前記廃トナー収容部39内のトナー量を高い精度で検出することができる。
なお、前記廃トナー収容部39内のトナー量に応じて振幅のピーク値が大きく変動する前記特定の周波数帯域は、前記複合機10の構成、前記複合機10の使用環境、又は前記複合機10の経年使用などによって変化することが考えられる。そこで、前記制御部5が、前記複合機10に適切な前記特定の周波数帯域を自動的に設定することも他の実施形態として考えられる。
例えば、前記制御部5が、前記廃トナー収容部39内のトナー量が0%又はそれに近い状態で、前記用紙搬送部41の停止中及び駆動中にそれぞれ前記振動検出部6で振動を検出する。そして、前記制御部5は、前記振動検出部6で検出された振動における周波数成分のうち前記用紙搬送部41の停止中と駆動中との間で最も大きく変動した周波数成分(周波数帯域)を前記特定の周波数帯域として設定することが考えられる。
As another example of the accommodation amount detection process (see FIG. 4) executed by the
For example, when the drive motor of the
FIG. 8 is a diagram showing an example of the relationship between the amount of toner in the
Specifically, the
The specific frequency band in which the peak value of the amplitude greatly varies depending on the amount of toner in the
For example, the
さらに、前記制御部5が、前記特定範囲R1の周波数成分の平均値又は合計値と前記特定の周波数帯域のピーク値とに応じて前記廃トナー収容部39内のトナー量を検出することも他の実施形態として考えられる。
例えば、前記制御部5は、前記特定範囲R1の周波数成分の平均値又は合計値と前記振動に含まれる特定の周波数成分のピーク値とをそれぞれ用いて個別に前記廃トナー収容部39内のトナー量を検出する。そして、前記制御部5は、前記廃トナー収容部39内のトナー量の検出結果を比較し、その差分が予め設定された許容量以下である場合には、前記検出結果のうち予め設定されたいずれか一方の値を正常な検出結果として決定する。一方、前記差分が前記許容値を超える場合には、前記トナー量の検出結果が誤っている可能性があるため、前記制御部5は前記検出結果を破棄してその旨を前記操作表示部2に報知する。これにより、前記特定範囲R1の周波数成分の平均値又は合計値と前記特定の周波数成分のピーク値とのいずれか一方で前記廃トナー収容部39内のトナー量を検出する場合に比べて誤検知を抑制することができる。
他に、前記制御部5が、通常は前記特定の周波数成分のピーク値に応じて前記廃トナー収容部39内のトナー量を検出し、前記特定の周波数成分のピーク値が前回の検出値に比べて予め設定された所定値以上変動した場合に誤検知と判断することも考えられる。
Further, the
For example, the
In addition, the
1 :画像読取部
2 :操作表示部
3 :画像形成部
31:感光体ドラム
32:帯電装置
33:露光装置
34:現像装置
35:転写ローラー
36:クリーニング装置
37:定着ローラー
38:加圧ローラー
39:廃トナー収容部
4 :給紙カセット
41:用紙搬送部
42:駆動部
43:排紙トレイ
5 :制御部
6 :振動検出部(振動検出手段の一例)
10 :複合機(画像形成装置の一例)
S1、S2、・・・:処理手順(ステップ)番号
1: Image reading unit 2: Operation display unit 3: Image forming unit 31: Photosensitive drum 32: Charging device 33: Exposure device 34: Development device 35: Transfer roller 36: Cleaning device 37: Fixing roller 38: Pressure roller 39 : Waste toner storage unit 4: Paper feed cassette 41: Paper transport unit 42: Drive unit 43: Paper discharge tray 5: Control unit 6: Vibration detection unit (an example of vibration detection means)
10: MFP (an example of an image forming apparatus)
S1, S2, ...: Processing procedure (step) number
Claims (8)
前記現像剤収容部の振動を検出する振動検出手段と、
画像形成装置に設けられた駆動手段の駆動中に前記振動検出手段により検出された前記現像剤収容部の振動の周波数成分の値に応じて前記現像剤収容部に収容されている前記現像剤の収容量を検出する収容量検出手段と、
を備えた画像形成装置。 A developer accommodating portion for accommodating the developer;
Vibration detecting means for detecting vibration of the developer containing portion;
The developer contained in the developer container according to the value of the frequency component of the vibration of the developer container detected by the vibration detector during driving of the drive unit provided in the image forming apparatus. A capacity detection means for detecting the capacity;
An image forming apparatus.
前記特定のタイミングが、前記用紙搬送手段の駆動開始から予め設定された始動時間経過後のタイミングである請求項6に記載の画像形成装置。 The driving means drives a paper conveying member for conveying paper;
The image forming apparatus according to claim 6, wherein the specific timing is a timing after elapse of a preset start time from the start of driving of the sheet conveying unit.
前記画像形成装置に設けられた駆動手段の駆動中に前記現像剤収容部の振動を検出し、前記現像剤収容部の振動の周波数成分の値に応じて前記現像剤収容部に収容されている前記現像剤の収容量を検出する現像剤収容量の検出方法。 A method for detecting a developer storage amount in an image forming apparatus provided with a developer storage portion in which a developer is stored,
While the driving unit provided in the image forming apparatus is driven, vibration of the developer accommodating portion is detected, and is accommodated in the developer accommodating portion according to the value of the frequency component of the vibration of the developer accommodating portion. A method for detecting a developer capacity, wherein the developer capacity is detected.
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021066201A1 (en) * | 2019-10-04 | 2021-04-08 | キヤノン株式会社 | Image formation device, cartridge, and vibration detection method of cartridge |
US20230305434A1 (en) * | 2022-03-23 | 2023-09-28 | Lexmark International, Inc. | Toner level sensing using toner container vibration |
US11947279B2 (en) | 2022-03-23 | 2024-04-02 | Lexmark International, Inc. | Material sensing using container vibration |
-
2012
- 2012-11-27 JP JP2012259066A patent/JP2014106357A/en active Pending
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