JP2014104263A - 洗濯乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【課題】弁体などに付着するかびの発生を抑え、衛生的で有効な逆止弁機能を長期維持できる洗濯乾燥機を提供する。
【解決手段】筐体内の水槽および回転槽内に乾燥用の温風を供給するための温風ユニットと、外部水源からの水を前記水槽内に供給するための給水経路を有する給水手段と、前記給水経路中に設けられ水とともに洗浄剤を前記水槽に投入可能な洗浄剤投入装置と、前記洗浄剤投入装置の下流側の給水経路に設けられ前記水槽への通水を許容し、逆に水槽側からの蒸気などの気流の流通を阻止する逆止弁装置とを具備し、前記逆止弁装置は前記給水経路の通路を開閉する可撓性の弁体を備え、前記弁体は、かびの発生を抑制できる物質を混合して形成し、弁体の外表面にかびが発生するのを抑える。
【選択図】図1
【解決手段】筐体内の水槽および回転槽内に乾燥用の温風を供給するための温風ユニットと、外部水源からの水を前記水槽内に供給するための給水経路を有する給水手段と、前記給水経路中に設けられ水とともに洗浄剤を前記水槽に投入可能な洗浄剤投入装置と、前記洗浄剤投入装置の下流側の給水経路に設けられ前記水槽への通水を許容し、逆に水槽側からの蒸気などの気流の流通を阻止する逆止弁装置とを具備し、前記逆止弁装置は前記給水経路の通路を開閉する可撓性の弁体を備え、前記弁体は、かびの発生を抑制できる物質を混合して形成し、弁体の外表面にかびが発生するのを抑える。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、洗剤等の投入装置を備えた洗濯乾燥機に関する。
従来、周知のように洗濯機能および乾燥機能を備えた洗濯乾燥機は、筐体の内部に、例えば回転ドラムを収容した貯水可能な水槽と、その水槽およびドラム内に乾燥用の温風を供給するための加熱装置および送風装置からなる温風ユニットと、前記水槽内に給水する給水手段などを具備し、洗濯運転(含む洗い、すすぎ、脱水の各行程)から乾燥運転まで自動的に、或は選択的に実施可能としている。
一方、液体洗剤、漂白剤、柔軟仕上剤など(以下、「洗浄剤」という)の投入作業の利便性を図るべく、洗浄剤投入装置を備えている。この洗浄剤投入装置は、前記給水手段が有する給水経路中に配置され、運転制御用の制御装置により所定の運転行程において、水槽への給水を利用して、予め貯留された洗浄剤を水で洗い流すように自動的に投入可能としている。この場合、洗浄剤の補填は洗浄剤投入装置が有する洗浄剤貯留ケースをスライドにより出し入れ可能に設けることで、使用者が外部から操作できるようにしている。
ところが、乾燥運転時に前記ドラム内の衣類など洗濯物が前記温風ユニットからの温風により加熱されることで洗濯物中の水分が蒸気化し、この蒸気が水槽へ通じる給水経路を逆流する如く進入し、前記洗浄剤投入装置まで達する。この洗浄剤投入装置は、前記したように洗浄剤貯留ケースを外部から出し入れ可能とするため、その静止部位側との間にスライド構成に伴う隙間を生じ易い。このため、蒸気はその隙間から筐体内に漏れ出て周辺を結露することとなり、筐体内部の各種の部品に対し錆、腐食、漏電等を惹起する原因となる。
そこで、この種洗濯乾燥機では、前記水槽への給水経路中に逆止弁装置を設け、給水時における通水は許容するが、その逆方向である水槽側からの蒸気の流通は阻止できるようにし、つまり蒸気などの気流の流通を阻止して洗浄剤投入装置まで進入しないようにしている(例えば特許文献1参照)。
また、上記逆止弁装置を設けることで、蒸気とともに熱エネルギ−の損失を防ぐことができ、乾燥効率が低下するのを防ぐ点でも有効である。
このように、逆止弁装置を設けることは有効であるが、長期間使用するうちに開閉動作する弁体にかびなどが発生し易いことが分ってきた。この弁体の外表面および周辺は、水分や蒸気による結露などで湿度が高く、しかも洗剤などの有機物が付着しているため、その上層面にかびが発生し易い条件にある。このかびが生長し多量となると、異臭(腐敗臭)を発生し、或は剥離したかびが洗濯物に付着するおそれがあり、さらにかびの生長や付着が進むと、弁体が固着状態に至り開閉動作が不能となるおそれがあった。
このように、逆止弁装置を設けることは有効であるが、長期間使用するうちに開閉動作する弁体にかびなどが発生し易いことが分ってきた。この弁体の外表面および周辺は、水分や蒸気による結露などで湿度が高く、しかも洗剤などの有機物が付着しているため、その上層面にかびが発生し易い条件にある。このかびが生長し多量となると、異臭(腐敗臭)を発生し、或は剥離したかびが洗濯物に付着するおそれがあり、さらにかびの生長や付着が進むと、弁体が固着状態に至り開閉動作が不能となるおそれがあった。
そこで、弁体などに付着するかびの発生を抑え、衛生的で有効な逆止弁機能を長期維持できる洗濯乾燥機を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明の洗濯乾燥機によれば、筐体内の水槽および回転槽内に乾燥用の温風を供給するための温風ユニットと、外部水源からの水を前記水槽内に供給するための給水経路を有する給水手段と、前記給水経路中に設けられ水とともに洗浄剤を前記水槽に投入可能な洗浄剤投入装置と、前記洗浄剤投入装置の下流側の給水経路に設けられ前記水槽方向への通水を許容し、逆に水槽側からの気流の流通を制限する逆止弁装置とを具備し、前記逆止弁装置は前記給水経路の通路を開閉する可撓性の弁体を備え、前記弁体は、かびの発生を抑制できる物質を配して形成し、弁体の外表面にかびが発生するのを抑える(請求項1の発明)。
(第1実施形態)
以下、第1の実施形態を示す図1ないし図5を参照して説明する。
そのうち、図4は横軸周りに回転する回転槽としてのドラム2を具備した洗濯乾燥機の全体構成を示す縦断側面図で、図示するように箱状の筐体1の内部に、ドラム2を収容した水槽3を設けている。この水槽3は、下方の複数個(1箇所のみ図示)の防振用のサスペンション4により、前上がりの傾斜状態に弾性支持している。
以下、第1の実施形態を示す図1ないし図5を参照して説明する。
そのうち、図4は横軸周りに回転する回転槽としてのドラム2を具備した洗濯乾燥機の全体構成を示す縦断側面図で、図示するように箱状の筐体1の内部に、ドラム2を収容した水槽3を設けている。この水槽3は、下方の複数個(1箇所のみ図示)の防振用のサスペンション4により、前上がりの傾斜状態に弾性支持している。
ドラム2は、周側壁のほぼ全域に多数の透孔5(一部のみ図示)を有する円筒状をなし、その胴部の内周面には洗濯物撹拌用のバッフル6を複数個(1個のみ図示)突設している。これらドラム2および水槽3は、共に前面(図示左側)が開口しており、この開口に対向するように筐体1の前面部の上部に扉7によって開閉される洗濯物出入口8を形成し、この洗濯物出入口8と水槽3の前面の開口部とをベローズ9により水密に連ねている。なお、ドラム2の開口部の周縁部には回転バランサ10を設けている。
前記水槽3の背面には、例えばアウターロータ形のブラシレスモータからなるモータ11を取付けており、このモータ11は、ドラム2を直に回転駆動するようになっており、つまりモータ11はドラム2を回転駆動する駆動装置として機能する。また、水槽3の最下部である後方底部には、電動式の排水弁12を介して延出された排水ホース13を接続して、水槽3内の水を機外に排出するようにしている。
水槽3の下方を迂回するように循環ダクト14を配置している。この循環ダクト14は、前記水槽3の前面部の上部に形成した温風出口15に連通接続された排気ダクト16、水槽3の裏面側の温風供給口17に接続された給気ダクト18、これら排気,給気ダクト16,18のそれぞれ下端部に伸縮可能に接続された熱交換ダクト19を具備した構成にあって、つまり水槽3を介して実質的に閉空間とする循環ダクト14が形成される。
なお、水槽3、ドラム2および循環ダクト14内の空気を循環すべく、前記熱交換ダクト19と給気ダクト18との接続部に介在するように、送風装置20を設けている。この送風装置20は、送風ファン20aおよびファンモータ20b等から構成され、図中実線矢印方向の空気流(後述する温風流)を生成している。この送風装置20と熱交換ダクト19は筐体1の底部側に設置されている。
一方、熱交換ダクト19の空気流の流入側(排気ダクト16側)に位置して、リント捕獲装置21を設けている。このリント捕獲装置21は、熱交換ダクト19の通路と交差するようにリントフィルタ21aを配置するとともに、該リントフィルタ21aを筐体1の前面外部から出し入れ可能に設けている。このリント捕獲装置21は、乾燥運転時に洗濯物から発生した糸くずなどのリントを捕獲し、リントが熱交換ダクト19の下流側へ進入しないようにしている。
上記熱交換ダクト19は、筐体1内の底部に配置されたヒートポンプ機構22を構成する蒸発器23および凝縮器24のフィンチューブ(図示せず)を介在した構成とし、この間を流れる空気と熱交換が行なえるようにしている。このヒートポンプ機構22は、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機25、高温高圧の冷媒を放熱して凝縮する上記凝縮器24、図示しない高圧冷媒を減圧する膨張弁、減圧された冷媒を蒸発させて吸熱する上記蒸発器23等を環状に配管接続した構成としている。このようなヒートポンプ機構22は、上流側に蒸発器23が配置され下流側に凝縮器24が配置され、この凝縮器24の下流側に、前記送風装置20が配置されているので、送風装置20の駆動により熱交換ダクト19などからなる循環ダクト14内を空気が実線矢印方向に循環する。
従って、洗濯物を乾燥する乾燥運転時ではヒートポンプ機構22が稼動し、送風装置20が回転駆動されると、熱交換ダクト19を流れる空気が凝縮器24で加熱され、乾燥用の温風となって給気ダクト18から水槽3の裏面側の温風供給口17を経て水槽3内に供給され、回転するドラム2内では洗濯物と接触して乾燥作用を実行する。この乾燥作用を実行した温風は、ドラム2および水槽3を経て上部に形成した温風出口15から排気ダクト16に排出される。この温風(排気)は、リント捕獲装置21を経て再び熱交換ダクト19に至り、この排気中から蒸発器23により水分が除湿され、再び凝縮器24にて加熱される。斯くして、ヒートポンプ機構22は主として循環空気を加熱する加熱装置として機能するとともに、この加熱装置と前記送風装置20とにより温風を生成する温風ユニットを構成している。
一方、筐体1の前面側の最上部には、表側に操作パネル26、裏側に制御装置27を設けている。このうち、制御装置27は洗濯乾燥機の作動全般を制御するためのもので、例えばマイクロコンピュータを主体に構成している。また、筐体1内の上部には、水道などの外部水源からの水を水槽3内に供給するための給水経路29を有する給水手段30を備えている。本実施形態における給水手段30は、給水経路29の上流側に外部水源に接続された給水弁28を配置し、給水経路29の下流側の端部を水槽3内の上部に連通接続された構成としている。この給水経路29の途中に、詳細は後述する洗浄剤投入装置31を配置しており、水槽3内への給水とともに液体洗剤などを投入可能としている。
なお、給水経路29のうち、給水弁28と洗浄剤投入装置31間は上部給水経路29aとして説明し、また洗浄剤投入装置31と水槽3との間を下部給水経路29bとして以下説明する。そのうち、洗浄剤投入装置31の下流側である下部給水経路29b中には、詳細は後述する逆止弁装置32(図中、位置を破線で示す)を設けている。よって、下部給水経路29bおよび逆止弁装置32の具体構成などについては後述するが、逆止弁装置32の機能としては、下部給水経路29b中を図中破線矢印で示す方向に流れる水槽3側への通水は許容し、その逆方向への気流などの流通は阻止若しくは制限する機能を有するものである。
ここで、まず前記洗浄剤投入装置31の具体構成などについて、図5の分解斜視図を参照して詳細に説明する。洗浄剤投入装置31は筐体1内に取付固定され、その外郭を形成する投入ケース33は、上面を開放した有底容器状のケース本体34と、その上面開放部を覆うように被着された注水カバー37とから構成される。このうち注水カバー37は、給水ポンプ40を取付けた下カバー35(詳細は後述)と上カバー36とを重ね合わせるようにして被着結合して構成される。
具体的には、ケース本体34には、後部(図5で左側)に給水弁接続口38,39を形成しており、従って、前記給水弁28(図4参照)には、その給水弁接続口38,39に図4に示す上部給水経路29a(1本のみ図示)を介して接続される二つの出口を有し、この給水弁28の出口は制御装置27により選択的に開閉制御されるようになっている。
一方、前記注水カバー37は、上記給水弁28又は給水ポンプ40を通じて供給される水を導く複数の水路、例えば第1および第2の水路41および42を、前記下カバー35および上カバー36の重ね合わせ間に形成するものであり、その両水路41,42を経てそれぞれの先端部や中間部に形成した小孔43,44,45から水が落下する位置に洗浄剤貯留ケース46が対向する位置に設けられ、該貯留ケース46はケース本体34内に筐体1の前方より、図5中に示す白抜き矢印方向にスライドにより出し入れ可能に収納されている。
洗浄剤貯留ケース46は、上記注水カバー37の下カバー35の小孔43,44,45にそれぞれ対応する複数の貯留部、この場合、3箇所に第1,第2,第3の貯留部47,48,49を有しており、そのうちの第1の貯留部47には粉末洗剤を貯留し、第2の貯留部48には液体洗剤又は漂白剤を貯留し、第3の貯留部49には柔軟仕上剤を貯留するように設定されており、ケース本体34の底部にはそれらの貯留部47〜49が通じる共通の出口50を下方に突出形成している。
斯かる構成の洗浄剤投入装置31によれば、洗濯運転(洗い行程やすすぎ行程)時には、外部水源たる水道又は風呂(残り湯)等からの水が給水弁28又は給水ポンプ40から、注水カバー37の第1,第2の水路41,42を選択的に通って洗浄剤貯留ケース46の第1ないし第3の貯留部47〜49に選択的に供給される。従って、各貯留部47〜49に予め貯留された粉末洗剤、液体洗剤又は漂白剤、柔軟仕上剤は、水とともにケース本体34の出口50から投下可能としており、下部給水経路29bを介して水槽3内に投入される。このため、洗浄剤の投入は、給水弁28又は給水ポンプ40の動作が制御装置27により制御されることで自動的に投入される。
なお、図5に加えて図3の分解斜視図を参照して、洗浄剤投入装置31の下流側に接続される前記下部給水経路29bの構成について述べる。この下部給水経路29bは、洗浄剤投入装置31の出口50と接続される樹脂成形されたL字状のホース継手(エルボ)51と、このホース継手51に一端が接続され他端が水槽3内に連通接続された蛇腹状などのホース部52とから構成されている。従って、ケース本体34の出口50と下部給水経路29bとの具体的な接続は、出口50にリング状の防水パッキン53を介して、ホース継手51の上方に開口する一端側を嵌合しねじ54を締結して固定する。一方、このホース継手51の他端側のほぼ水平方向に延びる筒状内部には、前記したように詳細は後述する逆止弁装置32が配置される。
そこで、逆止弁装置32の詳細について図1ないし図3を参照して説明する。その図1には、逆止弁装置32を組み込むホース継手51とともに分解した状態を示し、図2には、同様に逆止弁装置32の組込み状態を示し、そして図3には逆止弁装置32部分の分解斜視図を示している。
逆止弁装置32は、ゴム製で可撓性を有する弁体55と、この弁体55を収納し取付支持する樹脂製で円筒状の弁筐56とから構成されている。そのうち、まず弁筐56について述べると、弁筐56はホース継手51の筒状開口部51aに挿入により嵌合可能な外径寸法をなし、内部には十字状の細いリブからなる仕切り部59を有する例えば扇形状の通水口60を一体形成している。
上記通水口60は、弁筐56の内径より小径に形成されることで、通水口60の周縁部を後述する弁体55が当接し接触する平坦状の弁座61として形成され、且つ弁筐56の円筒状の左端開口部より内方に位置して形成されている。この弁座61の弁体55が接触する表面は、上部から下部に行くほど前方に傾斜するように、その角度θ1は水平方向に対し鈍角(例えば、95度)に形成されている。なお、上記した十字状の仕切り部59は、弁座61の表面より前方に突出しないように弁座61と同一面、若しくは僅か後退した位置に形成され、弁体55が通水口60側に過度に変形しないようにしている。
また、弁筐56の上部の円筒状部分には、弁体55の上部を固定すべく取付支持するT字形凹部62を形成しており、さらに弁筐56の左端部の円筒状部分に外方に突出した鍔部63を設けている。この鍔部63は、詳細は後述するが弁筐56をホース継手51の筒状開口部51aに挿入する際、その挿入位置を規制するものである。
一方、弁体55について詳細に説明すると、該弁体55は軟質なゴム材料である例えばEPDM(エチレン−プロピレン−ジエンゴム)製で、特には図3の斜視図に示すように扇形状の基体部57と、この基体部57に対し上部に直角に曲がり水平方向に延びるT字形の取付部58を一体に連設し、可撓性を有する弁体55を形成している。従って、弁体55は上部が固定され下部の可動側を弁座61に接離する構成で、弁体55と弁座61との接触面は平坦であるため面接触する構成としている。
さらに、本実施形態では弁体55の外表面にかびの発生を抑制する処置を施している。
例えば、上記ゴム材料に、トリアジン系、ビグアナイド系、イソチアゾロン系、イミダゾール、チアゾール系などの有機系防かび剤を混練して弁体55を成形している。ただし、これに限らず、銀イオン、銅イオン、亜鉛イオンなどをゼオライト、ガラス成分、アバタイトなどの担体に内合し微粉末にした無機系抗菌(防かび機能を有する)を混練したものでもよく、或はこれを複数に組み合わせた構成として、かびの発生を抑制するようにしてもよい。
例えば、上記ゴム材料に、トリアジン系、ビグアナイド系、イソチアゾロン系、イミダゾール、チアゾール系などの有機系防かび剤を混練して弁体55を成形している。ただし、これに限らず、銀イオン、銅イオン、亜鉛イオンなどをゼオライト、ガラス成分、アバタイトなどの担体に内合し微粉末にした無機系抗菌(防かび機能を有する)を混練したものでもよく、或はこれを複数に組み合わせた構成として、かびの発生を抑制するようにしてもよい。
なお、弁体55の形状としては、上記基体部57において弁座61に接触する側の表面角度θ2は、図1中に示すように水平方向の取付部58に対し、例えば93度に形成されている。つまり角度θ2は、弁体55の組込み前の常態における角度であって、前記した弁座61が傾斜する角度θ1より小さく形成されている(角度θ2<θ1)。さらに、特に図1に示すように基体部57と取付部58とが連接する部位にかけて、該取付部58より上方に僅か突出するリブ64を一体に形成しており、その下端部は基体部57の表面まで延びている。
斯くして上記構成の弁体55を弁筐56に組込むことで、逆止弁装置32が構成されるが、この場合、弁体55の取付部58を弁筐56の凹部62に嵌め込むことで取付支持される。すなわち、弁体55の基体部57を弁筐56の弁座61に当接した状態で取付けられるとともに、弁体55の組込み前の角度θ2は、弁筐56の弁座61の角度θ1より小さいため(角度θ2<θ1)、図2に示す組込まれた状態では、可撓性の弁体55側が弾性変形し、その弾性復元力により弁座61に圧接した状態で取付支持される。
次いで、上記構成とした逆止弁装置32は、下部給水経路29bに組込まれる。この場合、まず弁筐56をホース継手51の筒状開口部51a内に挿入する。その挿入位置は、弁筐56の鍔部63が、ホース継手51の筒状開口部51aの開口端部に当接するまで挿入することで所定位置まで嵌合した状態が得られ、この状態から、さらに特に図3に示すように弁筐56側の両側部(片方のみ図示)に突設した突片68を、ホース継手51側のL字状溝部51bに係合させるべく弁筐56を回動することで、図2に示す如く逆止弁装置32を抜け止め状態に収納できる。
このように、逆止弁装置32がホース継手51内に組込まれ所定位置に収納された状態では、弁体55が有するリブ64の上端部が筒状開口部51aの内周面で押圧された状態となる。この押圧力は、リブ64を通じて基体部57を弁座61側に押し付ける作用が生じ、もって弁体55と弁座61との接触は、より一層圧接した安定状態に長期維持できる。
斯くして、逆止弁装置32を収納したホース継手51には、図2,3に示す蛇腹状のホース部52の一端を接続し、他端を水槽3側の図示しない給水受口に連通接続する。この場合、ホース部52の一端はホース継手51の筒状開口部51aの外周筒部51bに嵌合された状態となる。このため、筒状開口部51aに挿入された前記弁筐56の凹部62と、弁体55の取付部58との嵌め込み部分は、ホース部52により密閉状態に覆われることから、弁体55は離脱することなく確実に取付支持され、且つ仮に上記嵌め込み部分に隙間が生じても嵌め込み部分から水や気流が外部に漏洩することを防止できる。
次に、上記構成の洗濯乾燥機の作用について述べる。
本実施形態の横軸周りのドラム2や水槽3を備えた洗濯乾燥機では、周知のように洗濯運転(洗い、すすぎ、脱水の各行程)から乾燥運転まで、操作パネル26からの操作信号等の入力を受けた制御装置27により、ドラム2を夫々適正な回転速度にて駆動制御するなどして洗濯運転および乾燥運転を実行する。
本実施形態の横軸周りのドラム2や水槽3を備えた洗濯乾燥機では、周知のように洗濯運転(洗い、すすぎ、脱水の各行程)から乾燥運転まで、操作パネル26からの操作信号等の入力を受けた制御装置27により、ドラム2を夫々適正な回転速度にて駆動制御するなどして洗濯運転および乾燥運転を実行する。
そのうち、まず洗濯運転における一般的な洗い行程について概述すると、運転スタートに伴い給水手段30を構成する給水経路29を経て水槽3内に給水される。具体的には、図3に示すように外部水源からの例えば水道水の場合は給水弁28を介して(風呂水の場合は図5に示す給水ポンプ40を介して)、水は上部給水経路29aから洗浄剤投入装置31に至る。
上記洗浄剤投入装置31では(特には図5参照)、水は注水カバー37の第1,第2の水路41,42を制御装置27による設定内容に応じて選択的に流通し、これに対応した下方に位置する洗浄剤貯留ケース46の第1ないし第3の貯留部47〜49に選択的に流入し、ここでは例えば粉末洗剤や漂白剤が水とともに流れ、ケース本体34の出口50から下部給水経路29bを構成するホース継手51内に流入する。
上記ホース継手51内には、逆止弁装置32を備えており、この逆止弁装置32は図2,4中に破線矢印で示す方向の水の流れを許容する。すなわち、逆止弁装置32の弁体55は常態では、弁座61に接触して通水口60を閉鎖しているが(図2に示す状態)、可撓性および弾力性も有するゴム製の弁体55は水により押し開かれ、つまり弁座61から離間して通水口60を開放し、これを通り抜けた水はホース部52を経て水槽3内に供給される。そして、水槽3内に所定量の水が供給されると、モータ11が駆動されドラム2が低速で正逆両方向に交互に回転され、洗濯物が洗浄される。
続くすすぎ行程では、上記同様に給水手段30を介して水槽3内に給水される。ただし、この場合は、洗浄剤投入装置31においては例えば柔軟仕上剤を投入すべく、水は洗浄剤貯留ケース46の第3の貯留部49を経て流れ水槽3内に供給される。以降、上記洗い行程と同様に、モータ11が駆動されドラム2が低速で正逆両方向に交互に回転され、洗濯物のすすぎが行なわれる。
このすすぎ行程が所定時間行なわれ終了すると、脱水行程が開始される。この脱水行程では、排水弁12を開放させて水槽3内の水を排出した後、ドラム2を高速で一方向に回転させる動作が行われ、つまりドラム2内の洗濯物は遠心脱水される。
上記脱水行程が終了すると、乾燥運転がスタートする。制御装置27は、モータ11を駆動しドラム2を低速で正逆両方向に交互に回転し、所定速度の低速回転制御する。同時に、図4に示すヒートポンプ機構22の圧縮機25や送風装置20を通電駆動する。この結果、前面側を閉鎖したドア7により実質的に閉鎖された水槽3内の空間を介して連通接続された循環ダクト14には、図4中に示す実線矢印方向の循環空気流が生じる。この空気流は、熱交換ダクト19に配置の凝縮器24により加熱されることで温風化され、送風装置20を経て給気ダクト18側に送られる。
給気ダクト12に送られた温風は、図4に示すように水槽3の背面側から内部に流入しドラム2内に供給される。この回転するドラム2内では、収容された図示しない洗濯物と供給された温風との接触が良好に行われ乾燥作用が実行される。このようにして、衣類などの洗濯物から水分を奪うなど乾燥作用に寄与した後の温風は、排気風としてドラム2から排出され水槽3の前方上部の温風出口15から排気ダクト16側に排出される。
このように排出された温風には、洗濯物から生じたリントや、多くの水分を含んでいるが、上記温風は排気ダクト16を経て熱交換ダクト19の入口側に設けたリント捕獲装置21に至り、まずリントがリントフィルタ21aに捕獲収集される。温風は、さらに熱交換ダクト19内に進入し、ヒートポンプ機構22の蒸発器23により冷却除湿され、除湿後の乾いた空気が下流側の凝縮器24に流入し、ここで再び加熱されて乾燥作用に好適する温度の温風として再生される。この再生された温風は、送風装置20を介して給気ダクト18から水槽3およびドラム2内への供給が繰り返し行われ、つまり温風は外部に排気されることなく循環供給され、そして制御プログラムに基づき所定の乾燥運転を終えると全運転が終了する。
ところで、上記乾燥運転時においては、ドラム2内の洗濯物が温風により加熱されることで蒸気が発生し、そのうち上昇した蒸気が水槽3上部に連通した下部給水経路29b(ホース部52)内に進入する。しかるに、この蒸気は下部給水経路29b(ホース継手51)内に配置した逆止弁装置32により阻止され、それ以上内部まで進入することはない。
すなわち、通常弁体55は通水口60を閉鎖状態に保持され、しかも弁座61の傾斜角度θ1を鈍角とし、この角度θ1より弁体55(基体部57)側の傾斜角度θ2を小さくしているため、この弁体55の取付角度は弁座61に対する接触状態を圧接する方向に付勢すること、さらにはリブ64によりホース継手51内に組込まれた弁体55は、弁座61に対し圧接する方向(閉鎖する方向)に付勢された状態に取付支持されることから、弁体55が蒸気圧の変動等が生じても頻繁に開閉動作することなく確実に閉鎖状態を保持できる。従って、蒸気が給水時とは逆方向に流入し洗浄剤投入装置31に達することを防止でき、筐体1内への蒸気の漏洩を回避できる。
しかしながら、逆止弁装置32の弁体55が単にゴム材料の前記EPDM製とした場合、長期間の使用するうちに弁体55の外表面にかびが発生し、そのかびが弁体55から周辺の弁筐56側に至り成長すると、その付着したかびにより弁体55が固着状態となり、本来の逆止弁機能が得られなくなることが想定される。特に、弁体55が閉鎖した固着状態にある場合には、給水不可となり洗濯作業ができず、しかも逆止弁装置32は筐体1の内部にあって保守点検は容易でないなどの大きな弊害が予想される。
しかるに、かびが発生し易い要因として、この種洗濯乾燥機では下部給水経路29bの逆止弁装置32を有する部位では、水道水による水分や蒸気による結露などで弁体55の外表面(表裏)は湿度が高く、加えて投入される洗浄剤と接触するため、かびの栄養源となる有機物が多く付着することでかびが発生し易い。さらに、この付着物には、水道水のミネラル分が乾燥凝縮したり、洗浄剤(洗剤や柔軟仕上剤)の界面活性剤成分の付着および洗浄助剤であるゼオライトが付着し、これにかびの胞子が付着した場合には、かびが大きく生長する。また、近年多用される液体濃縮洗剤は粘性が高く、付着した洗剤成分を水で除去しきれない傾向にあることも相俟って一層かびが発生し易く、かびによる異臭、洗濯物への付着、さらには弁体55と弁座61とが固着されるなどの憂いを有していた。
これに対し、本実施形態では前記したようにトリアジン系、ビグアナイド系などの有機系防かび剤を混練して弁体55を成形して、弁体55の外表面におけるかびの発生を抑えるようにしたので、上記したようなかびによる種々の弊害や、逆止弁装置32が機能不全に陥ることなどを防止できる。
しかも、本実施形態のように、取付角度などの工夫により弁体55は閉鎖方向に付勢された状態で取付支持されている。これは、例えば脱水時の振動や水槽3側からの風圧による気圧変動を生じても、弁体55の基体部55aが瞬間的に開閉動作するのを防ぎ、且つその開閉による騒音を防ぐ点でも有効である。その反面、逆止弁装置32にかびが付着した場合には、弁体55がその閉鎖状態のまま固着され易いことになるが、このような構成に対してもかびの発生および生長を抑えることで、弁体55が動作不良を起す事態は回避できる。
以上説明した第1実施形態の洗濯乾燥機によれば、一端が外部水源に接続され他端が水槽3と連通接続された給水経路29を有する給水手段30にあって、前記給水経路29中に水とともに洗浄剤を水槽3に投入可能な洗浄剤投入装置31、および前記洗浄剤投入装置31の下流側の下部給水経路29bに水槽3方向への通水を許容し、逆に水槽3側からの蒸気などの気流の流通を阻止し少なくとも制限する逆止弁装置32を設けた構成とするとともに、前記逆止弁装置32が有する可撓性の弁体55を、防かび剤を混練して形成し弁体55の外表面にかびが発生するのを抑制できるようにした。
その結果、特に水や蒸気による結露、高湿度で投入される洗浄剤と接触し、かびが発生し易い雰囲気中にある弁体55に対し、その外表面におけるかびの発生を有効に抑えることができるとともに、かびが大きく生長して異臭、洗濯物への付着、さらには弁体55と弁座61とが固着状態となる事態を回避できるなど、衛生的で有効な逆止弁機能を長期維持できる効果を有する。
なお、本実施形態では弁体55のみ、かびの発生を抑制できる処置を施したが、これに限らず、弁体55が接離する弁座61、さらには弁筐56全体にも同様の防かび処置を施してもよく、この場合には一層確実にかびの付着を軽減でき、本来の逆止弁機能を長期維持できる。また、弁体55は防かび剤を混練して設けた例を示したが、これに限らず、弁体の外表面にコーティング処理して設けてもよい。
上記第1実施形態に対し、図6ないし図10は第2実施形態および第3実施形態を示すもので、上記第1実施形態と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分について詳細に述べる。
(第2実施形態)
まず、図6ないし図8は第2実施形態を示すもので、そのうち図6は逆止弁装置65の分解した縦断面図、図7は逆止弁装置65の組込み状態の縦断面図、および図8は逆止弁装置65の分解した斜視図である。このものは、平坦な弁座61に断面山形状(図6,7参照)の接触部66を突設した弁筐67を設けた構成を特徴とするもので、弁体55をはじめ他の具体形状については第1実施形態と実質的に共通の構成である。
まず、図6ないし図8は第2実施形態を示すもので、そのうち図6は逆止弁装置65の分解した縦断面図、図7は逆止弁装置65の組込み状態の縦断面図、および図8は逆止弁装置65の分解した斜視図である。このものは、平坦な弁座61に断面山形状(図6,7参照)の接触部66を突設した弁筐67を設けた構成を特徴とするもので、弁体55をはじめ他の具体形状については第1実施形態と実質的に共通の構成である。
具体的には、特に図8に明示するように平坦面の弁座61において、通水口60の外周囲に沿って断面山形状の接触部66を扇状に配設したものである。従って、この接触部66の山形状の頂部に、弁体55の裏面が接触して閉鎖状態を保つもので、つまり線接触する構成としたものである。
上記構成によれば、上記第1実施形態と同様の効果が期待できることはもとより、第1実施形態における弁体55と弁座61とが面接触する構成に対して、本実施形態では弁体55と接触部66との接触部分は、線状に接触するので接触面積を小さくでき、このため弁体55の外表面にかびなどが付着しても、接触部66との接離動作は軽快に行なえ、弁体55がかびなどにより固着し難くなる点で有利である。また、接触部66の山形状の頂部は、柔軟性に富むので弁体55と接触が確実となり、つまり通水口60を確実に閉鎖することができる。
なお、本実施形態では接触部66を山形状に形成したが、これに限らず、例えば薄肉筒状に突設して線接触する構成とすることも可能である。また、弁座61側に線状に接触する接触部66を設けたが、これに限らず、例えば弁体55側の裏面たる接触面に線状に接触する接触部66相当部分を設けてもよく、要は弁体55と接離する弁座61との間の接触部分が線状に接触する形状であればよい。
(第3実施形態)
図9および図10は第3実施形態を示す、弁体69の斜視図および逆止弁装置71の組込み状態の正面図である。このものは、弁体69の下端部を下方向に尖った突部70として形成したことを特徴とするもので、弁体69に付着した水滴などを突部70に集めて滴下し易くしたものである。
図9および図10は第3実施形態を示す、弁体69の斜視図および逆止弁装置71の組込み状態の正面図である。このものは、弁体69の下端部を下方向に尖った突部70として形成したことを特徴とするもので、弁体69に付着した水滴などを突部70に集めて滴下し易くしたものである。
具体的には、可撓性の弁体69は上記各実施形態と同様に弁筐56側に上部を取付支持されて固定され、その下部側を可動部として開閉動作する構成としている。その可動側たる基体部57の下端部に前記突部70を一体に突出形成したものである。
上記構成によれば、弁体69に付着した水滴は下端突部に集まり水滴の成長を早めることができるため、速やかに滴下させて早期の水滴除去を可能とする。このため、弁体69に洗浄剤(洗剤、柔軟仕上剤など)が付着しても水滴とともに容易に素早く滴下し、弁体69は乾き易く、かびなどが発生し難くなり、弁体69のかびによる弊害を軽減することができる。
なお、上記各実施形態で述べた弁体に対し、洗浄剤の成分を含む水滴などが付着し難いように撥水性の表面処理を施してもよい。例えば、図示しないが弁体の外表面にフッ素ゴムによるコーティングを施したり、シリコーンオイル由来の表面処理を行なってもよく、また第1実施形態で述べた防かび剤により形成した弁体に施せば一層効果的である。或は、弁体自体をシリコーンゴム製としてもよく、この場合は、より効果が大きく、且つシリコーンオイルの流出を防ぐことができる点で有効である。
その他、回転槽として横軸周りのドラムを有する洗濯乾燥機に適用した例を説明したが、これに限らず、回転槽として縦軸形の脱水兼洗濯槽と水槽を備えた洗濯乾燥機にも転用可能であることはもとより、加熱装置もヒートポンプ機構に限らず電気ヒータなど、その形態に捉われず、所謂乾燥機能を備えた洗濯機に広く展開可能である。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略,置き換え、変更を行なうことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は筐体、2はドラム(回転槽)、3は水槽、14は循環ダクト、20は送風装置、22はヒートポンプ機構(加熱装置)、29は給水経路、29aは上部給水経路、29bは下部給水経路、30は給水手段、31は洗浄剤投入装置、32,65,71は逆止弁装置、51はホース継手、52はホース部、55,69は弁体、56,67は弁筐、60は通水口、61は弁座、66は接触部、および70は突部を示す。
Claims (5)
- 筐体の内部に、回転槽を収容した貯水可能な水槽と、前記水槽および回転槽内に乾燥用の温風を供給するための加熱装置および送風装置からなる温風ユニットと、一端が外部水源に接続され他端が前記水槽と連通接続された給水経路を有する給水手段と、前記給水経路中に設けられ水とともに洗浄剤を前記水槽に投入可能な洗浄剤投入装置と、前記洗浄剤投入装置の下流側の給水経路に設けられ前記水槽方向への通水を許容し、逆に水槽側からの気流の流通を制限する逆止弁装置とを具備し、前記逆止弁装置は前記給水経路の通路を開閉する可撓性の弁体を備え、前記弁体は、かびの発生を抑制できる物質を配して形成したことを特徴とする洗濯乾燥機。
- 逆止弁装置にあって、開閉動作する弁体が接離する弁座に対し、かびの発生を抑制できる物質を配して形成したことを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
- 逆止弁装置にあって、開閉動作する弁体が接離する弁座との間の接触部分は、線状に接触する形状としたことを特徴とする請求項1又は2記載の洗濯乾燥機。
- 弁体は、上部を固定し下部の可動側が弁座に接離して開閉動作するとともに、下端部を下方向に尖った突部としたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の洗濯乾燥機。
- 弁体の外表面には、撥水性の表面処理を施したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の洗濯乾燥機。
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