JP2014103613A - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014103613A
JP2014103613A JP2012255804A JP2012255804A JP2014103613A JP 2014103613 A JP2014103613 A JP 2014103613A JP 2012255804 A JP2012255804 A JP 2012255804A JP 2012255804 A JP2012255804 A JP 2012255804A JP 2014103613 A JP2014103613 A JP 2014103613A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
picture
image
image signal
frame rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012255804A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Aiba
英樹 相羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JVCKenwood Corp
Original Assignee
JVCKenwood Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JVCKenwood Corp filed Critical JVCKenwood Corp
Priority to JP2012255804A priority Critical patent/JP2014103613A/ja
Publication of JP2014103613A publication Critical patent/JP2014103613A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Television Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

【課題】動き補償型フレームレート変換を施した画像信号を動画像符号化する際の画像劣化を極力少なくすることができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】フレームレート変換部20は、第1のフレームレートを有する画像信号S10の被写体の動きを検出し、画像信号S10を構成する実フレームを用いて被写体の動きに基づいて動き補償補間した補間フレームを生成し、実フレーム間に補間フレームを内挿することにより、第1のフレームレートよりもフレームレートの高い第2のフレームレートを有する画像信号S20に変換する。動画像符号化部30は、画像信号S20を構成する実フレームのみをIピクチャのフレームとして動画像符号化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、第1のフレームレートを有する第1の画像信号に対して動き補償型フレームレート変換を施して、第1のフレームレートよりもフレームレートの高い第2のフレームレートを有する第2の画像信号に変換し、第2の画像信号を動画像符号化する画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムに関する。
近年、静止画像を撮影するためのデジタルスチルカメラは、動画像を撮影する機能を搭載するのが一般的となっている。動画像撮影機能を搭載したデジタルスチルカメラにおいては、15〜30fps(フレーム/秒)程度の低フレームレートのイメージセンサで撮像した画像信号を繰り返し出力して60fpsに変換する仕様のものが多い。
また、画像信号を60フィールドのインターレース(いわゆる60i)で出力する場合には、30fpsの画像信号のフレームを2−2プルダウンによって2フィールドに分割する仕様のものが多い。このような仕様となっている理由の1つは、デジタルスチルカメラ用のイメージセンサにおける最大フレームレートが制限されているからである。
デジタルスチルカメラは、撮影した画像信号を、イメージセンサによる撮像時のフレームレートが30fpsである場合には、30フレームのプログレッシブ(いわゆる30p)または60iのフォーマットの符号化データ(符号化ストリーム)として記録媒体に記録する。
特開2003−153054号公報
動きの比較的速い被写体を例えば30fpsで撮影し、30fpsの画像信号を繰り返し出力して60fpsに変換した動画像を鑑賞すると、モーションジャダと称されるカクカクした動きが視認されてしまう。モーションジャダを低減させる解決策の1つは、動き補償型フレームレート変換を用いることである。具体的には、動き補償型フレームレート変換装置は、30fpsの画像信号に基づいて被写体の動きベクトルを検出し、予測補間した補間フレームを生成する。動き補償型フレームレート変換装置は、30fpsの画像信号の隣接する実フレーム間に補間フレームを内挿して60fpsにフレームレート変換する。
動き補償型フレームレート変換によって60fpsに変換した動画像では、モーションジャダが低減され、あたかも60fpsで撮像したような滑らかな動きとなる。動き補償型フレームレート変換によって60fpsに変換した画像信号を動画像符号化した符号化ストリームを記録媒体に記録しておけば、モーションジャダの少ない滑らかな再生画像を鑑賞することができる。
ところが、いかに精巧に設計された動き補償型フレームレート変換装置であっても、動き補償型フレームレート変換によって60fpsに変換した動画像は、60fpsで撮像した動画像とは完全には一致せず、変換誤差を含む。動き補償型フレームレート変換によって60fpsに変換した画像信号を動画像符号化すると、変換誤差の影響によって画像劣化を招くという問題点があった。
本発明はこのような問題点に鑑み、第1のフレームレートを有する第1の画像信号に対して動き補償型フレームレート変換を施して、第1のフレームレートよりもフレームレートの高い第2のフレームレートを有する第2の画像信号に変換し、第2の画像信号を動画像符号化する際の画像劣化を極力少なくすることができる画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、第1のフレームレートを有する第1の画像信号の被写体の動きを検出し、前記第1の画像信号を構成する実フレームを用いて前記被写体の動きに基づいて動き補償補間した補間フレームを生成し、前記実フレーム間に前記補間フレームを内挿することにより、前記第1のフレームレートよりもフレームレートの高い第2のフレームレートを有する第2の画像信号に変換するフレームレート変換部(20)と、前記第2の画像信号を構成する前記実フレームのみをIピクチャのフレームとして動画像符号化する動画像符号化部(30)とを備えることを特徴とする画像処理装置を提供する。
また、本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、第1のフレームレートを有する第1の画像信号の被写体の動きを検出し、前記第1の画像信号を構成する実フレームを用いて前記被写体の動きに基づいて動き補償補間した補間フレームを生成し、前記実フレーム間に前記補間フレームを内挿することにより、前記第1のフレームレートよりもフレームレートの高い第2のフレームレートを有する第2の画像信号に変換し、前記第2の画像信号を構成する前記実フレームのみをIピクチャのフレームとして動画像符号化することを特徴とする画像処理方法を提供する。
さらに、本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、コンピュータに、第1のフレームレートを有する第1の画像信号の被写体の動きを検出させる機能と、前記第1の画像信号を構成する実フレームを用いて前記被写体の動きに基づいて動き補償補間した補間フレームを生成させる機能と、前記実フレーム間に前記補間フレームを内挿することにより、前記第1のフレームレートよりもフレームレートの高い第2のフレームレートを有する第2の画像信号に変換させる機能と、前記第2の画像信号を構成する前記実フレームのみをIピクチャのフレームとして動画像符号化させる機能とを実現させることを特徴とする画像処理プログラムを提供する。
本発明の画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムによれば、第1のフレームレートを有する第1の画像信号に対して動き補償型フレームレート変換を施して、第1のフレームレートよりもフレームレートの高い第2のフレームレートを有する第2の画像信号に変換し、第2の画像信号を動画像符号化する際の画像劣化を極力少なくすることができる。
各実施形態の画像処理装置を搭載した撮像記録装置を示すブロック図である。 第1実施形態の画像処理装置におけるフレームレート変換部の具体的構成例を示すブロック図である。 第1実施形態の動作を説明するためのタイミングチャートである。 第2実施形態の画像処理装置におけるフレームレート変換部の具体的構成例を示すブロック図である。 第2実施形態の動作を説明するためのタイミングチャートである。 第3実施形態の画像処理装置におけるフレームレート変換部の具体的構成例を示すブロック図である。 第3実施形態の動作を説明するためのタイミングチャートである。
以下、各実施形態の画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムについて、添付図面を参照して説明する。図1は、各実施形態の画像処理装置を搭載した撮像記録装置の概略的な全体構成を示している。図1中のフレームレート変換部20及び動画像符号化部30は、各実施形態の画像処理装置を構成している。フレームレート変換部20及び動画像符号化部30は、各実施形態の画像処理方法を実行する。フレームレート変換部20及び動画像符号化部30に各実施形態の画像処理プログラムを搭載してもよい。
<第1実施形態>
図1において、イメージセンサ10は、被写体を30fpsのフレームレートで撮像した画像信号S10を出力する。画像信号S10は、動き補償型フレームレート変換装置であるフレームレート変換部20に入力される。第1実施形態におけるフレームレート変換部20はいわゆる倍速変換回路である。
フレームレート変換部20は、画像信号S10におけるフレーム間の動きベクトルを検出し、動きベクトルに基づいて予測補間(動き補償補間)した補間フレームを生成する。フレームレート変換部20は、画像信号S10における隣接するフレーム間に補間フレームを内挿して60fpsにフレームレート変換した画像信号S20を出力する。
フレームレート変換部20は、画像信号S20におけるそれぞれのフレームが、画像信号S10のフレームである実フレームであるか、補間フレームであるかを示すフラグ信号Sfgを生成して出力する。
図2を用いて、フレームレート変換部20の具体的構成及びその動作について説明する。第1実施形態におけるフレームレート変換部20をフレームレート変換部20とする。図2において、画像信号S10を構成するそれぞれの画素データは、メモリ201,動きベクトル検出部202,補間部203,メモリ204に順次入力される。メモリ201は、入力された画素データを1フレーム期間遅延させる。1フレーム遅延の画素データは、動きベクトル検出部202及び補間部203に入力される。
動きベクトル検出部202は、公知の手法によって、それぞれの画素単位または複数の画素よりなるブロック単位で、フレーム間の動きベクトルMVを検出する。補間部203は、動きベクトルMVを参照し、画像信号S10の画素データとメモリ201より出力された1フレーム遅延の画素データとに基づいて、画像信号S10における隣接するフレーム間に内挿する補間フレームを構成する補間画素データを生成する。補間部203によって生成された補間画素データは、メモリ204に入力される。
メモリ204は、タイミング制御部25による制御に基づいて、画像信号S10の画素データと、補間部203からの補間画素データとを、1/60秒毎に交互に読み出して、60fpsのフレームレートを有する画像信号S20を出力する。タイミング制御部25は、メモリ204より出力される画像信号S20のフレームが実フレームであるタイミングでは例えば“0”(ロー)、補間フレームであるタイミングでは例えば“1”(ハイ)のフラグ信号Sfgを生成して出力する。
タイミング制御部25は、実フレームを出力するタイミングと補間フレームを出力するタイミングとを識別するためのフラグ信号Sfgを発生するフラグ発生部として動作している。
図1に戻り、フレームレート変換部20(20)より出力された画像信号S20とフラグ信号Sfgは、動画像符号化部30に入力される。動画像符号化部30は、入力された画像信号S20を符号化する。この際、動画像符号化部30は、フラグ信号Sfgを参照して、画像信号S20を符号化する方法を決定する。
動画像符号化部30には、画像信号S20及びフラグ信号Sfgが入力される。動画像符号化部30は、画像信号S20を符号化する。動画像符号化部30は、画像信号S20を符号化する際の画像フレームのタイプとして、Iピクチャ(Intra Coded Picture)、Pピクチャ(Predictive Coded Picture)、Bピクチャ(Bidirectional Predictive Coded Picture)のいずれかのタイプを用いる。
Iピクチャは、フレーム内予測符号化のみを用いたフレームである。Pピクチャは、フレーム内予測符号化だけでなく、過去のフレームを参照する前方向フレーム間予測符号化を用いることができるフレームである。Bピクチャは、フレーム内予測符号化だけでなく、過去と未来のそれぞれのフレームを参照する双方向フレーム間予測符号化を用いることができるフレームである。
Iピクチャは、GOP(Group of Picture)と称されるピクチャの集合体の先頭フレームとして割り当てられる。Iピクチャは、GOP内の参照フレームの基本となる。Iピクチャは他のフレームを参照しないため、サーチ等の特殊再生の際に用いるのに好適である。Pピクチャ及びBピクチャを用いると、自身のフレームと参照フレームとの差分だけを符号化するため圧縮効率のよい符号化を行うことができる。
図3を用いて、第1実施形態における動画像符号化部30がピクチャタイプをどのように決定して画像信号S20を符号化するかについて説明する。図3の(a)は、イメージセンサ10から出力される画像信号S10のフレームf0,f2,f4,…を示している。ここでは、画像信号S10のフレームレートは30fpsである。
図3の(b)は、フレームレート変換部20(20)より出力される画像信号S20のフレームf0,f1,f2,f3,f4,…を示している。図3の(a),(b)を比較すれば分かるように、フレームf0,f2,f4,f6,…は実フレームであり、フレームf1,f3,f5,f7,…は補間フレームである。
図3の(b)における例えばフレームf1は、図3の(a)におけるフレームf2が入力された後に得られる。従って、実際には、図3の(b)に示す画像信号S20は、図3の(b)のフレームf1の位置が図3の(a)のフレームf2よりも後ろ側へとタイミングがずれることになる。図3では、理解を容易にするため、フレームレート変換部20における遅延時間を無視して、画像信号S10のフレームと画像信号S20のフレームとのタイミングを合わせるように図示している。
タイミング制御部205は、図3の(c)に示すように、フレームレート変換部20が、画像信号S20のフレームとして実フレームf0,f2,f4,f6,…を出力する場合にはハイ、補間フレームf1,f3,f5,f7,…を出力する場合にはローのフラグ信号Sfgを出力する。
動画像符号化部30は、一例として、図3の(d)に示すように、フレームf0,f4,…をIピクチャI0,I4,…のフレームとして符号化し、フレームf1〜f3,f5〜f7,…を、PピクチャP1〜P3,P5〜P7,…のフレームとして符号化した符号化ストリームS30を生成する。ここでは簡略化のためBピクチャを用いていないが、Bピクチャのフレームを含むように符号化ストリームS30を生成してもよい。
動画像符号化部30は、図3の(c),(d)より分かるように、フラグ信号Sfgがローである実フレームのみにIピクチャを割り当てる。また、動画像符号化部30は、PピクチャまたはBピクチャが参照する参照フレームを、フラグ信号Sfgがローである実フレームに基づいて生成したIピクチャ,Pピクチャ,Bピクチャのフレームのみとして符号化する。さらに、動画像符号化部30は、フラグ信号Sfgがハイである補間フレームに対しては、参照フレームとはならないPピクチャ,Bピクチャのフレームのみとして符号化する。
図3の(d)の場合には、フレームf2(PピクチャP2)がフレームf3(PピクチャP3)の参照フレーム、フレームf6(PピクチャP6)がフレームf7(PピクチャP7)の参照フレームとなっている。フレームf1,f2(PピクチャP1,P2)はフレームf0(IピクチャI0)を参照し、フレームf5,f6はフレームf4(IピクチャI4)を参照している。
通常の撮像記録装置においては、画像信号の性質等に基づいてIピクチャ,Pピクチャ,Bピクチャのピクチャタイプを割り当て、Iピクチャ,Pピクチャ,Bピクチャを一定のシーケンスで順に割り当てていくのが一般的である。本実施形態においては、フラグ信号Sfgを参照して、符号化しようとするフレームが実フレームであるか補間フレームであるかによって、ピクチャタイプを決定し、参照フレームとするか否かを決定して、符号化ストリームS30を生成する。
補間フレームはフレームレート変換部20(20)において動きベクトル推定して生成したフレームであるため、変換誤差を含む場合がある。補間フレームを、符号化ストリームS30を生成する際の参照フレームとして用いると、複数のフレームに変換誤差が蓄積していき、画像劣化を招いてしまう。本実施形態において、動画像符号化部30は、補間フレームをIピクチャのフレーム及び他のフレームから参照される参照フレームとして用いないように符号化して符号化ストリームS30を生成する。従って、本実施形態の画像処理装置によれば、フレームレート変換部20における変換誤差の影響による画像劣化を極力少なくすることができる。
動画像符号化部30より出力された符号化ストリームS30は、記録部40に入力されて記録される。記録部40は、記録媒体と、記録媒体に符号化ストリームS30を記録させ、記録媒体に記録した符号化ストリームS30を再生させる記録再生駆動部とを含む。記録媒体は、光ディスク,半導体メモリ,ハードディスク・ドライブ等のいずれでもよく、任意の記録媒体である。
図1の構成によれば、記録部40に記録された符号化ストリームS30を再生すれば、モーションジャダが少なくて滑らかで、変換誤差の影響による画像劣化の少ない高画質な再生画像を鑑賞することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態においては、図1におけるイメージセンサ10は、被写体を15fpsのフレームレートで撮像した画像信号S10を出力する。第2実施形態におけるフレームレート変換部20は15fpsを60fpsに変換するいわゆる4倍速変換回路である。
図4を用いて、第2実施形態におけるフレームレート変換部20の具体的構成及び動作について説明する。第2実施形態におけるフレームレート変換部20をフレームレート変換部20とする。図2に示す第1実施形態のフレームレート変換部20と実質的に同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
図4において、動きベクトル検出部202は、補間部2031,2032,2033にそれぞれ動きベクトルMV1,MV2,MV3を供給する。15fpsを60fpsに変換するには、フレームレート変換部20は、画像信号S10における隣接するフレーム間に3フレーム分の補間フレームを内挿する必要がある。従って、3つの補間部2031,2032,2033が必要となる。
図5を用いて、第2実施形態における動画像符号化部30がピクチャタイプをどのように決定して画像信号S20を符号化するかについて説明する。図5の(a)は、イメージセンサ10から出力される画像信号S10のフレームf0,f4,f8,…を示している。ここでは、画像信号S10のフレームレートは15fpsである。
図5の(b)は、フレームレート変換部20より出力される画像信号S20のフレームf0,f1,f2,f3,f4,…を示している。図5の(a),(b)を比較すれば分かるように、フレームf0,f4,f8,f12,…は実フレームであり、フレームf1〜f3,f5〜f7,f9〜f11,f13〜f15,…は補間フレームである。ここでも、フレームレート変換部20における遅延時間を無視して、画像信号S10のフレームと画像信号S20のフレームとを合わせるように図示している。
フラグ発生部であるタイミング制御部205は、図5の(c)に示すように、フレームレート変換部20が、画像信号S20のフレームとして実フレームf0,f4,f8,f12,…を出力するタイミングではロー、補間フレームf1〜f3,f5〜f7,f9〜f11,f13〜f15,…を出力するタイミングではハイのフラグ信号Sfgを出力する。
動画像符号化部30は、一例として、図5の(d)に示すように、フレームf0,f8,…をIピクチャI0,I8,…のフレームとして符号化し、フレームf1〜f7,f9〜f15,…を、PピクチャP1〜P7,P9〜P15,…のフレームとして符号化した符号化ストリームS30を生成する。ここでも、Bピクチャのフレームを含むように符号化ストリームS30を生成してもよい。
第2実施形態においても、動画像符号化部30は、フラグ信号Sfgがローである実フレームのみにIピクチャを割り当てる。また、動画像符号化部30は、Pピクチャ及びBピクチャが参照する参照フレームを、フラグ信号Sfgがローである実フレームに基づいて生成したIピクチャ,Pピクチャ,Bピクチャのフレームのみとして符号化する。さらに、動画像符号化部30は、フラグ信号Sfgがハイである補間フレームに対しては、参照フレームとはならないPピクチャ,Bピクチャのフレームのみとして符号化する。
図5の(d)の場合には、フレームf4(PピクチャP4)がフレームf5〜f7(PピクチャP5〜P7)の参照フレーム、フレームf12(PピクチャP12)がフレームf13〜f15(PピクチャP13〜P15)の参照フレームとなっている。フレームf1〜f4(PピクチャP1〜P4)はフレームf0(IピクチャI0)を参照し、フレームf9〜f12(PピクチャP9〜P12)はフレームf8(IピクチャI8)を参照している。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。
<第3実施形態>
第3実施形態においては、第1実施形態のフレームレート変換部20の代わりに図6に示すフレームレート変換部20を用いる。フレームレート変換部20は、フレームレート変換部20に対して静止画像検出部206を追加した構成となっている。図6において、フレームレート変換部20と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
静止画像検出部206には、画像信号S10の画素データとメモリ201より出力された1フレーム遅延の画素データとが入力される。静止画像検出部206は、画像信号S10が静止画像であるか否かを検出して、静止画像検出信号Ssを出力する。静止画像検出部206は、画像信号S10のそれぞれのフレームが静止画像であるか否かをフレーム単位で検出する。
静止画像検出部206は、1フレームの全体で被写体の動きが実質的になければ静止画像であると判断して静止画像検出信号Ssとして例えば“1”(ハイ)を出力し、静止画像でないと判断した場合に静止画像検出信号Ssとして例えば“0”(ロー)を出力する。静止画像検出部206は、一例として、1フレーム内の動きの程度のヒストグラムをとり、動きが所定の閾値より小さい場合に静止画像であると判断すればよい。
図6に示す構成例では、静止画像検出部206を動きベクトル検出部202とは別に設けているが、動きベクトル検出部202で検出した動きベクトルMVに基づいて静止画像であるか否かを検出してもよい。この場合、動きベクトル検出部202が静止画像検出部としても動作していることになる。動きベクトル検出部202で検出した動きベクトルMVを静止画像検出部206に入力して、静止画像検出部206が動きベクトルMVに基づいて静止画像であるか否かを検出してもよい。
静止画像検出部206が生成した静止画像検出信号Ssは、タイミング制御部205に入力される。タイミング制御部205は、静止画像検出信号Ssが静止画像であることを示す場合には、フレームレート変換部20が補間フレームを出力する場合でも、フラグ信号Sfgとしてローを出力する。
補間フレームにおける変換誤差は被写体の動きが大きいときに発生しやすく、被写体が静止しているときには発生しにくい。静止画像では動きベクトルMVは常に0ベクトル(静止)となり、補間フレームは2つの実フレームを平均することによって生成されるので、ほとんど変換誤差を含まない。従って、静止画像のフレームに基づいて生成した補間フレームは実フレームと同等に扱っても不都合はない。
図7を用いて、第3実施形態における動画像符号化部30がピクチャタイプをどのように決定して画像信号S20を符号化するかについて説明する。図7の(a),(b)は、図3の(a),(b)と同じである。但し、図7の(a)においては、フレームf4とフレームf6とで動きがなく、フレームf4,f6は静止画像であるとする。
図7の(b)における一点鎖線で囲んだフレームf5は補間フレームである。図7の(c)に示すように、静止画像検出部206は、フレームf5の期間に対応させて静止画像検出信号Ssをハイとする。実際には、フレームf4,f6が静止画像であることは、フレームf6が入力された後に検出される。図7においても、フレームレート変換部20における遅延時間を無視して、画像信号S10のフレームと画像信号S20のフレームとのタイミングを合わせ、画像信号S20のフレームと静止画像検出信号Ssとのタイミングを合わせるように図示している。
タイミング制御部205は、図7の(d)に示すように、本来であればフレームレート変換部20が補間フレームを出力して、フラグ信号Sfgとしてハイを出力する場合であっても、静止画像検出信号Ssがハイであれば、フラグ信号Sfgとしてローを出力する。第1実施形態のフレームレート変換部20においては、破線で示すように、フラグ信号Sfgはフレームf5のタイミングでハイとなる。タイミング制御部205に入力される静止画像検出信号Ssは、フレームf5のタイミングでハイを消滅させるように作用する。
動画像符号化部30は、一例として、図7の(e)に示すように、フレームf0,f4,…をIピクチャI0,I4,…のフレームとして符号化し、フレームf1〜f3,f5〜f7,…を、PピクチャP1〜P3,P5〜P7,…のフレームとして符号化した符号化ストリームS30を生成する。
図7の(e)の場合には、フレームf2(PピクチャP2)がフレームf3(PピクチャP3)の参照フレーム、フレームf6(PピクチャP6)がフレームf7(PピクチャP7)の参照フレームとなっている。フレームf5(PピクチャP5)は補間フレームではあるものの、フレームf5(PピクチャP5)がフレームf6(PピクチャP6)の参照フレームとなっている。フレームf1,f2(PピクチャP1,P2)はフレームf0(IピクチャI0)を参照し、フレームf5はフレームf4(IピクチャI4)を参照している。
図7の(e)においては、フレームf5(PピクチャP5)を他のPピクチャ(またはBピクチャ)が参照する参照フレームとしているが、フレームf5をIピクチャとして符号化してもよい。
第3実施形態によれば、PピクチャまたはBピクチャが参照する参照フレームやIピクチャを増やすことができるので、第1実施形態よりも高画質な符号化ストリームS30とすることができる。第3実施形態においても、15fpsを60fpsに変換する4倍速変換回路としてもよい。
第1〜第3実施形態において、フレームレート変換部20及び動画像符号化部30の部分をマイクロコンピュータによって構成してもよい。マイクロコンピュータに各実施形態のように動作させる画像処理プログラムを搭載して、マイクロコンピュータによって第1〜第3実施形態の画像処理装置と同等の機能を実現させてもよい。
本発明は以上説明した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
10 イメージセンサ
20 フレームレート変換部
30 動画像符号化部
40 記録部
2001,204 メモリ
202 動きベクトル検出部
203,2031〜2033 補間部
205 タイミング制御部(フラグ発生部)
206 静止画像検出部

Claims (7)

  1. 第1のフレームレートを有する第1の画像信号の被写体の動きを検出し、前記第1の画像信号を構成する実フレームを用いて前記被写体の動きに基づいて動き補償補間した補間フレームを生成し、前記実フレーム間に前記補間フレームを内挿することにより、前記第1のフレームレートよりもフレームレートの高い第2のフレームレートを有する第2の画像信号に変換するフレームレート変換部と、
    前記第2の画像信号を構成する前記実フレームのみをIピクチャのフレームとして動画像符号化する動画像符号化部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記動画像符号化部は、前記第2の画像信号を構成する前記実フレームのみを他のPピクチャまたはBピクチャのフレームより参照される参照フレームとして動画像符号化することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記フレームレート変換部は、前記実フレームを出力するタイミングと前記補間フレームを出力するタイミングとを識別するためのフラグ信号を発生するフラグ発生部を有し、
    前記動画像符号化部は、前記フラグ信号に基づいて前記第2の画像信号を構成するそれぞれのフレームを動画像符号化する際のピクチャタイプを決定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記動画像符号化部は、前記フラグ信号に基づいてPピクチャまたはBピクチャのフレームを他のPピクチャまたはBピクチャのフレームの参照フレームとするか否かを決定する
    ことを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記フレームレート変換部は、前記被写体のフレーム内での動きが所定の閾値より小さいとき静止画像であると判断する静止画像検出部を有し、
    前記フラグ発生部は、前記静止画像検出部よって静止画像であることが検出された実フレームを用いて生成された補間フレームを出力するタイミングでは、前記実フレームを示すフラグ信号を発生する
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の画像処理装置。
  6. 第1のフレームレートを有する第1の画像信号の被写体の動きを検出し、
    前記第1の画像信号を構成する実フレームを用いて前記被写体の動きに基づいて動き補償補間した補間フレームを生成し、
    前記実フレーム間に前記補間フレームを内挿することにより、前記第1のフレームレートよりもフレームレートの高い第2のフレームレートを有する第2の画像信号に変換し、
    前記第2の画像信号を構成する前記実フレームのみをIピクチャのフレームとして動画像符号化する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  7. コンピュータに、
    第1のフレームレートを有する第1の画像信号の被写体の動きを検出させる機能と、
    前記第1の画像信号を構成する実フレームを用いて前記被写体の動きに基づいて動き補償補間した補間フレームを生成させる機能と、
    前記実フレーム間に前記補間フレームを内挿することにより、前記第1のフレームレートよりもフレームレートの高い第2のフレームレートを有する第2の画像信号に変換させる機能と、
    前記第2の画像信号を構成する前記実フレームのみをIピクチャのフレームとして動画像符号化させる機能と、
    を実現させることを特徴とする画像処理プログラム。
JP2012255804A 2012-11-22 2012-11-22 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム Pending JP2014103613A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012255804A JP2014103613A (ja) 2012-11-22 2012-11-22 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012255804A JP2014103613A (ja) 2012-11-22 2012-11-22 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014103613A true JP2014103613A (ja) 2014-06-05

Family

ID=51025728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012255804A Pending JP2014103613A (ja) 2012-11-22 2012-11-22 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014103613A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007089137A (ja) * 2005-09-19 2007-04-05 Sharp Corp ロバストなストリーミングを行うためのサーバメディア処理による適応型メディアプレイアウト
JP2007533212A (ja) * 2004-04-07 2007-11-15 クゥアルコム・インコーポレイテッド 時間スケーラビリティを可能にするハイブリッド映像圧縮におけるフレーム予測のための方法および装置
JP2009302755A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Sony Corp 記憶再生装置、記憶装置、再生装置及び記憶再生方法
JP2011505780A (ja) * 2007-12-04 2011-02-24 ソニー株式会社 高解像度デジタル静止画像をビデオと連続して符号化するためのavc規格の拡張

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007533212A (ja) * 2004-04-07 2007-11-15 クゥアルコム・インコーポレイテッド 時間スケーラビリティを可能にするハイブリッド映像圧縮におけるフレーム予測のための方法および装置
JP2007089137A (ja) * 2005-09-19 2007-04-05 Sharp Corp ロバストなストリーミングを行うためのサーバメディア処理による適応型メディアプレイアウト
JP2011505780A (ja) * 2007-12-04 2011-02-24 ソニー株式会社 高解像度デジタル静止画像をビデオと連続して符号化するためのavc規格の拡張
JP2009302755A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Sony Corp 記憶再生装置、記憶装置、再生装置及び記憶再生方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8903222B2 (en) Image reproducing apparatus, image reproducing method, image capturing apparatus, and control method therefor
JP4887750B2 (ja) 画像処理装置、制御方法及びプログラム
US8494058B2 (en) Video/image processing apparatus with motion estimation sharing, and related method and machine readable medium
JP2008228282A (ja) 画像処理装置
WO2014010224A1 (ja) 動画像圧縮装置、動画像復号装置、画像圧縮装置、画像復号装置、撮像装置およびプログラム
JP2007122232A (ja) 画像処理装置及びプログラム
JP4483483B2 (ja) 撮像装置
US20100277613A1 (en) Image recording device and image reproduction device
US20080181314A1 (en) Image coding apparatus and image coding method
JP2012165181A (ja) 映像再生装置と映像再生方法およびプログラム
JP5159927B2 (ja) 動画像復号装置及び動画像復号方法
JP6028544B2 (ja) 画像再生装置、画像再生方法、画像再生プログラム
JP2014103613A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム
US10516896B2 (en) Encoding device, encoding method, and storage medium
JP5248583B2 (ja) 動画像復号装置及び動画像復号方法
JP2009278473A (ja) 画像処理装置、それを搭載した撮像装置、および画像再生装置
JP2010050860A (ja) 画像表示装置、録画再生装置、及び画像処理方法
JP2010288006A (ja) 動画像データ処理装置、撮像装置および動画像再生装置
JP2018074215A (ja) 画像処理装置
JP2003032685A (ja) ノイズ低減方法および映像処理装置
JP2012244312A (ja) 撮像方法及び撮像装置
JP4555186B2 (ja) ディジタル動画像復号装置およびディジタル動画像復号方法
JP5053944B2 (ja) 撮像装置
JP5067492B2 (ja) デジタル動画像記録装置
JP5974692B2 (ja) 動画像復号装置およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160105

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160510