JP2014102058A - Accumulator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、冷凍サイクルを循環する冷媒を気液分離して貯留する形式のアキュムレータに関する。 The present invention relates to an accumulator of a type in which a refrigerant circulating in a refrigeration cycle is gas-liquid separated and stored.
冷凍サイクルを循環する冷媒を気液分離して貯留するため、レシーバタンクやアキュムレータ等が用いられる。この種のアキュムレータとして、例えば特許文献1には、ハウジングと、ハウジング内に配置された管部、フィルタ及び乾燥剤を封入した袋等の内機部品等で構成され、冷媒の導入口からハウジング内に流入した冷媒は、気液分離部材としての笠部に衝突して気相冷媒と、オイルを含む液相冷媒とに気液分離され、分離された気相冷媒は、管部に進入して導出口から排出されるアキュムレータが記載されている。
A receiver tank, an accumulator, or the like is used to separate and store the refrigerant circulating in the refrigeration cycle. As this type of accumulator, for example,
また、特許文献2には、上端が開口した瓶状の胴体と、胴体の開口端を封止し、冷媒流入孔及び冷媒流出孔を備えた本体(ヘッダ)と、胴体の下方に配置された乾燥剤容器等の内機部品とを備え、本体の冷媒流入孔から本体内に流入した冷媒が、旋回部において旋回流へと変換され、旋回流による遠心分離にて液冷媒とガス冷媒とに分離されるアキュムレータが記載されている。
Further, in
特許文献2に記載された旋回式のアキュムレータでは、特に問題とはならないが、特許文献1に記載のような、冷媒流入孔及び冷媒流出孔が穿設されたヘッダの下方に気液分離部材が存在するアキュムレータでは、乾燥剤が胴体の下部に溜まった液相冷媒と接触することで気泡が発生し、この気泡が気液分離部材に衝突して大きな異音が生じるという問題があった。
In the swivel type accumulator described in
そこで本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みて、気液分離部材を備えたアキュムレータにおいて、上記気泡の発生に伴う異音の発生を最小限に抑えることができるアキュムレータを提供することを目的とする。 Therefore, in view of the problems in the conventional technology, the present invention provides an accumulator that can minimize the generation of abnormal noise accompanying the generation of bubbles in an accumulator provided with a gas-liquid separation member. Objective.
上記目的を達成するため、本発明に係わるアキュムレータは、上端開口の筒形の胴体と、該胴体の開口部に連結されるヘッダとからなるタンク本体を含み、前記ヘッダには、縦方向に開口する冷媒流入孔と冷媒流出孔とが備わっており、前記冷媒流出孔にインナーパイプが連結され、その外側にアウターパイプが二重管をなすように配置され、前記胴体内の上方空間位置に、前記ヘッダの前記冷媒流入孔が対向する気液分離部材が固定的に設置してあり、前記気液分離部材の下方に近接する位置で、前記アウターパイプから水平に一体に延伸するように延伸部材が設けてあり、前記延伸部材に乾燥剤バッグが吊下保持されることを特徴とする。 In order to achieve the above object, an accumulator according to the present invention includes a tank body including a cylindrical body having an upper end opening and a header connected to the opening of the body, and the header has a longitudinal opening. A refrigerant inflow hole and a refrigerant outflow hole are connected, an inner pipe is connected to the refrigerant outflow hole, and an outer pipe is formed on the outside of the double pipe. A gas-liquid separation member facing the refrigerant inflow hole of the header is fixedly installed, and is extended so as to extend integrally from the outer pipe horizontally at a position close to the lower side of the gas-liquid separation member. The desiccant bag is suspended and held by the extending member.
本発明のアキュムレータによれば、乾燥剤バッグを延伸部材に吊り下げたため、タンク本体に貯留された液相冷媒と乾燥剤とが接触して気泡が発生したとしても、気泡の発生位置から気液分離部材までの距離が短いため、気泡が勢いよく気液分離部材に衝突することを回避することができ、異音の発生を最小限に抑えることができる。また、乾燥剤バッグの固定方法として、吊り下げ式を採用したため、バッグを低コストで確実にタンク本体内に固定することができる。 According to the accumulator of the present invention, since the desiccant bag is suspended from the extending member, even if the liquid phase refrigerant stored in the tank body and the desiccant come into contact with each other and bubbles are generated, the gas-liquid is generated from the position where the bubbles are generated. Since the distance to the separation member is short, it is possible to avoid the bubbles from strikingly colliding with the gas-liquid separation member, and the generation of abnormal noise can be minimized. Further, since the hanging type is adopted as the fixing method of the desiccant bag, the bag can be reliably fixed in the tank body at low cost.
上記アキュムレータにおいて、乾燥剤バッグには少なくとも2つの切込み溝が設けてあり、当該切込み溝に前記延伸部材の腕部を挿入して吊下保持する構成としたため、これにより、乾燥剤バッグを取り付けるための部品を省略することができると共に、冷媒出口管に容易に取り付けることができる。 In the above accumulator, the desiccant bag is provided with at least two cut grooves, and the arm portion of the extending member is inserted into the cut groove to be suspended, so that the desiccant bag is attached. These parts can be omitted and can be easily attached to the refrigerant outlet pipe.
上記アキュムレータにおいて、延伸部材に、胴体の内周面と空隙をもって対向する円筒部を設ける構造を採用することにより、円筒部の内部で乾燥剤と冷媒との接触を効果的に行い、冷媒の吸湿を効率よく行うことができる。 In the above accumulator, by adopting a structure in which the extending member is provided with a cylindrical portion facing the inner peripheral surface of the body with a gap, the desiccant and the refrigerant are effectively brought into contact with each other inside the cylindrical portion, and the refrigerant absorbs moisture. Can be performed efficiently.
以上のように本発明によれば、気液分離部材を備えるアキュムレータにおいて、気液分離部材の下方に近接する位置に延伸部材を設け、延伸部材に乾燥剤バッグを吊り下げる構成としたので、異音の発生を最小限に抑えることが可能となる。 As described above, according to the present invention, in the accumulator including the gas-liquid separation member, the extending member is provided at a position close to the lower side of the gas-liquid separating member, and the desiccant bag is suspended from the extending member. It is possible to minimize the generation of sound.
次に、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。 Next, preferred embodiments for carrying out the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図1は、本発明に係るアキュムレータの第1の実施形態を示し、このアキュムレータ1は、胴体3とヘッダ4とからなるタンク本体2と、タンク本体2内に配置されたアウターパイプ5、インナーパイプ6及びバッグ7等の内機部品等で構成される。
FIG. 1 shows a first embodiment of an accumulator according to the present invention. This
タンク本体2は、上端開口の筒形の胴体3に対してヘッダ4が溶接部10を介して連結されることによって構成される。胴体3及びヘッダ4は、いずれもアルミニウム合金等の金属によって形成される。
The
ヘッダ4には、冷媒流入孔8及び冷媒流出孔9が縦方向に開口する。冷媒流出孔9は、インナーパイプ6と連通する。
In the header 4, a
ヘッダ4の下方には、冷媒流入孔8からの混合冷媒(気相分と液相分が混在した冷媒)を、密度の高い液相冷媒及びコンプレッサオイル(以下、「オイル」という)と、密度の低い気相冷媒とに分離する気液分離部材16が逆皿状に配置されている。
Below the header 4, a mixed refrigerant (refrigerant in which a gas phase component and a liquid phase component are mixed) from the
胴体3の内部には、気液分離された気相冷媒が流入するアウターパイプ5と、アウターパイプ5に流入した気相冷媒を冷媒流出孔9に導くインナーパイプ6とが二重管構造をもって配置される。
Inside the
アウターパイプ5は、合成樹脂からなり、上端部5aが開口した状態で胴体3に接合される。アウターパイプ5には、その上部位置でアウターパイプ5から水平に延伸する延伸部材20が一体に形成される。この延伸部材20は、4つの腕部20aと、上面から上方に向かって突出する補強用リブ20bが計4つ設けられる。
The
乾燥剤(吸湿剤)7aを内包したバッグ(以下「乾燥剤バッグ」という。)7は、図2に示すように、3つの切込み溝7cを備え、図1(c)に示すように、切込み溝7cに延伸部材20の腕部20aが挿入されることで延伸部材20に吊下保持されている。なお、乾燥剤バッグ7の切込み溝7cを2つとし、相対向する2本の腕部20aで乾燥剤バッグ7を吊下支持することも可能である。
A bag (hereinafter referred to as “desiccant bag”) 7 containing a desiccant (moisture absorbent) 7a is provided with three
アウターパイプ5の下部内周面には、インナーパイプ6の外周面と当接するパイプリブ23が一体に形成されている。アウターパイプ5の底部には、金属や樹脂からなる網目部材21がインサート成形されたストレーナ22と、オイルをインナーパイプ6内に導くオイル戻し孔24とが備わっている。
A
インナーパイプ6は、アルミニウム合金等の金属からなり、下端部6aが開口すると共に、上端部6bがヘッダ4の冷媒流出孔9に連結される。また、インナーパイプ6の下部は、アウターパイプ5の内周面に凸設されたパイプリブ23の内側に嵌入され、これにより、インナーパイプ6が安定して保持される。
The
次に、上記構成を有するアキュムレータ1の動作について、図1を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、アキュムレータ1を冷凍サイクルの蒸発器と圧縮機との間に配置し、蒸発器からの冷媒に含まれる水分を除去してガス冷媒を生成し、これを圧縮機へ戻す場合を例にとって説明する。
Next, the operation of the
蒸発器から排出された冷媒は、接続配管(不図示)を通じてアキュムレータ1に戻される。アキュムレータ1に到達した冷媒は、冷媒流入孔8から胴体3の内部に流入した後、気液分離部材16に衝突し、密度の高い液相冷媒及びオイルと、密度の低い気相冷媒(ガス冷媒)とに分離される。
The refrigerant discharged from the evaporator is returned to the
気液分離後の気相冷媒、液相冷媒及びオイルは、延伸部材20の各腕部20aの間の空隙を通過し、乾燥剤バッグ7によって水分・湿分が吸湿され、液相冷媒及びオイルは、自重により胴体3の底部に貯留される。その過程で、液相冷媒とオイルとの分離が進み、オイルは液相冷媒の下方に溜まる。
The gas-phase refrigerant, liquid-phase refrigerant and oil after gas-liquid separation pass through the gaps between the
乾燥剤バッグ7を延伸部材20に吊り下げたため、タンク本体2に貯留された液相冷媒中に気泡が発生したとしても、気泡が勢いよく気液分離部材16に衝突することを回避することができ、異音の発生を最小限に抑えることができる。
Since the
気液分離後の気相冷媒は、気液分離部材16の内側を通ってアウターパイプ5に流入し、アウターパイプ5内を下降する。その後、アウターパイプ5の底部で折り返されてインナーパイプ6に流入し、インナーパイプ6内を上昇して冷媒流出孔9に導かれる。このとき、オイル戻し孔24を通じて、胴体3の底に溜まったオイルがストレーナ22によって異物が除去されると共に吸引され、気相冷媒と共に冷媒流出孔9に導かれる。オイルを含んだ気相冷媒は、冷媒流出孔9から排出され、接続配管(不図示)を通じて圧縮機に搬送される。
The gas-phase refrigerant after the gas-liquid separation passes through the inside of the gas-
図3は、本発明に係るアキュムレータの第2の実施形態を示し、このアキュムレータ31は、図1に示すアキュムレータ1の乾燥剤バッグ7及び延伸部材20に代えて、乾燥剤バッグ37及び延伸部材40を設けたことを特徴とし、この乾燥剤バッグ37及び延伸部材40以外の構成要素については、図1のアキュムレータ1と同じである。そこで、これら乾燥剤バッグ37及び延伸部材40の構成について以下に説明し、図1と同一の構成要素については同一の参照番号を付して説明を省略する。
FIG. 3 shows a second embodiment of the accumulator according to the present invention. This
乾燥剤バッグ37は、図4に示すように、乾燥剤37aを内包し、延伸部材40の設置に伴い、図1に示す乾燥剤バッグ7より1つ少ない2つの切込み溝37cを備える。
As shown in FIG. 4, the
延伸部材40は、乾燥剤バッグ37の切込み溝37cに挿入される2つの腕部40aと、逆椀状に形成され、乾燥剤バッグ37を収容する円筒部40cを有する。この円筒部40cは、腕部40aと一体に形成される。
The extending
上記構成を有するアキュムレータ31の基本的な動作は、図1に示すアキュムレータ1と同じであるため、詳細説明を省略するが、冷媒流入孔8から胴体3の内部に流入した冷媒は、気液分離部材16によって気液分離された後、胴体3の内壁と円筒部40cとの間の空隙Cと、腕部40aを形成するための切込み溝40dを通過して下降し、乾燥剤バッグ37によって水分・湿分が吸湿される。
The basic operation of the
本実施の形態では、円筒部40cに乾燥剤バッグ37を収容したため、より安定して乾燥剤バッグ37を保持することができると共に、円筒部40cの内部で乾燥剤37aと冷媒との接触を効果的に行うことができ、水分・湿分の吸湿を効率よく行うことができる。
In the present embodiment, since the
なお、乾燥剤バッグ7、37の吊り下げ方法は、上記に限定されず、バッグ7、37の寸法や、保持の確実性を考慮して、切込み溝7c、37cや延伸部材20、40の腕部20a、40aの数を増加させてもよい。
The method for suspending the
1 アキュムレータ
2 タンク本体
3 胴体
4 ヘッダ
5 アウターパイプ
5a 上端部
6 インナーパイプ
6a 下端部
6b 上端部
7 乾燥剤バッグ
7a 乾燥剤
7c 切込み溝
8 冷媒流入孔
9 冷媒流出孔
10 溶接部
16 気液分離部材
20 延伸部材
20a 腕部
20b リブ
21 網目部材
22 ストレーナ
23 パイプリブ
24 オイル戻し孔
31 アキュムレータ
37 乾燥剤バッグ
37a 乾燥剤
37c 切込み溝
40 延伸部材
40a 腕部
40c 円筒部
40d 切込み溝
C 空隙
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記ヘッダには、縦方向に開口する冷媒流入孔と冷媒流出孔とが備わっており、
前記冷媒流出孔にインナーパイプが連結され、その外側にアウターパイプが二重管をなすように配置され、
前記胴体内の上方空間位置に、前記ヘッダの前記冷媒流入孔が対向する気液分離部材が固定的に設置してあり、
前記気液分離部材の下方に近接する位置で、前記アウターパイプから水平に一体に延伸するように延伸部材が設けてあり、
前記延伸部材に乾燥剤バッグが吊下保持される
ことを特徴とするアキュムレータ。 A tank body comprising a cylindrical body having an upper end opening and a header connected to the opening of the body;
The header is provided with a refrigerant inflow hole and a refrigerant outflow hole that open in the vertical direction,
An inner pipe is connected to the refrigerant outflow hole, and an outer pipe is arranged on the outside to form a double pipe,
In the upper space position in the fuselage, a gas-liquid separation member facing the refrigerant inflow hole of the header is fixedly installed,
An extending member is provided to extend horizontally from the outer pipe at a position close to the lower side of the gas-liquid separating member,
An accumulator, wherein a desiccant bag is suspended and held by the extending member.
ことを特徴とする請求項1に記載のアキュムレータ。 The accumulator according to claim 1, wherein the desiccant bag is provided with at least two cut grooves, and the arms of the extending member are inserted into the cut grooves and held suspended.
ことを特徴とする請求項1に記載のアキュムレータ。 The accumulator according to claim 1, wherein the extending member is provided with a cylindrical portion facing the inner peripheral surface of the body with a gap.
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