JP2014098203A - Electrolyzing method and apparatus as well as electrolytic processor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、無隔膜式の電解槽を用いた電解方法に係り、特に、不純物が含まれる塩水を電解する上で好適な電解方法及びその装置並びに電解処理装置に関する。 The present invention relates to an electrolysis method using a diaphragm-type electrolytic cell, and more particularly to an electrolysis method suitable for electrolyzing salt water containing impurities, an apparatus therefor, and an electrolytic treatment apparatus.
従来この種の電解方法としては、無隔膜式の電解槽に海水などの塩水を供給し、これを電解することで次亜塩素酸ナトリウム溶液からなる電解処理水を得る方法が既に知られている。
しかしながら、この種の電解方法にあっては、陽極側の電極には主としてシリカが、陰極側の電極には水酸化物が析出し、これらが電極表面に付着すると電解効率が低下するという懸念があるため、定期的に電極をメンテナンスする必要がある。
そこで、従来の電解方法としては、例えば特許文献1に示すように、海水を下方から上方に流通させて海水を電解する装置の電極の付着物を除去するに当たり、濃度10〜15%の塩酸溶液を該電解装置の上方から下方に流通させて該電極を洗浄する技術が既に知られているが、電極への不純物の付着を根本的に解消するものではないため、定期的なメンテナンスは必要不可欠である。
Conventionally, as this type of electrolysis method, a method of supplying electrolyzed water composed of a sodium hypochlorite solution by supplying salt water such as seawater to an electrolyzed membrane cell and electrolyzing it is already known. .
However, in this type of electrolysis method, there is a concern that the efficiency of electrolysis will be reduced if silica is deposited mainly on the anode-side electrode and hydroxide is deposited on the cathode-side electrode, which adheres to the electrode surface. Therefore, it is necessary to maintain the electrode regularly.
Therefore, as a conventional electrolysis method, for example, as shown in
また、電解装置の電極としては、陽極には白金等の貴金属類、陰極にはチタン等が一般的であるが、例えば特許文献2に示すように、炭素電極を用いたものも既に提供されている。これは、炭素電極の損傷を防止して、安定的に水性の電解浴中に二酸化炭素や酸素を発生させるために、水溶液系の電解浴を形成する電解槽と、陰極と、炭素を含む陽極と、これら両極間に通電する手段とを備え、前記陽極から酸素を発生させ、前記陽極に含まれる炭素と酸素により二酸化炭素を発生させ、酸素や二酸化炭素の発生を伴う前記電解浴を利用するための電解装置であって、炭素を含む前記陽極は、炭素質物質と樹脂硬化物との組成物から成り、この組成物を板状に形成したものである。
更に、電解装置の電解用電源としては、対構成の電極の予め決められた陽極、陰極に対して直流成分からなる電解電圧を印加するものが一般的であるが、特殊な用途の電解装置において電極の極性を切り替えるものが既に提供されている。これは、カソード側電解水をアノード側電解水のpH調整に使用したり廃棄する必要のないように、電解水として塩化ナトリウム水溶液に電解によるpHの変化を抑制するpH緩衝剤としての4ホウ酸ナトリウムを添加したものを用い、電解槽本体の第一電解槽とリザーブタンクの間で上記の電解水を循環させた状態において第一電極をアノード側とし、第二電極をカソード側として電解水を電解処理し、ついで第二電解槽とリザーブタンクとの間で電解水を循環させた状態において第二電極をアノード側とし、第一電極をカソード側として上記電解水を電解処理するものである。
Moreover, as an electrode of an electrolysis apparatus, a noble metal such as platinum is generally used for an anode, and titanium or the like is generally used for a cathode. However, as shown in
Furthermore, as a power source for electrolysis of an electrolysis apparatus, an electrolysis voltage composed of a direct current component is generally applied to a predetermined anode and cathode of a pair of electrodes. Some have been provided to switch the polarity of the electrodes. This is because 4-boric acid as a pH buffering agent that suppresses pH change due to electrolysis in an aqueous sodium chloride solution as electrolyzed water so that it is not necessary to use or discard the cathode side electrolyzed water for pH adjustment of the anode side electrolyzed water. In a state where the above-mentioned electrolyzed water is circulated between the first electrolyzer and the reserve tank of the electrolyzer body using sodium added, the first electrode is set as the anode side, and the electrolyzed water is set as the second electrode as the cathode side. Then, the electrolytic water is electrolyzed with the second electrode on the anode side and the first electrode on the cathode side in a state where the electrolytic water is circulated between the second electrolytic tank and the reserve tank.
本発明が解決しようとする技術的課題は、安価な電解用電極を用い、電解用電極への不純物の付着を有効に抑え、かつ、電解用電極の寿命を延ばすことが可能な電解方法及びその装置並びに電解処理装置を提供することにある。 The technical problem to be solved by the present invention is an electrolysis method using an inexpensive electrolysis electrode, effectively suppressing adhesion of impurities to the electrolysis electrode, and extending the life of the electrolysis electrode, and its An apparatus and an electrolytic treatment apparatus are provided.
請求項1に係る発明は、不純物が含まれる塩水を電解するに際し、無隔膜式の電解槽内に電解対象である前記塩水を充填する充填工程と、この電解槽内の塩水に対して少なくとも対構成の炭素電極を浸漬させ、一方の炭素電極を陽極、他方の炭素電極を陰極として直流成分からなる電解電圧を印加する第1の電解工程と、この第1の電解工程とは交互に予め決められたタイミングで実施され、前記一方の炭素電極を陰極、前記他方の炭素電極を陽極とするように直流成分からなる電解電圧の極性を切り替えて印加する第2の電解工程と、を備えたことを特徴とする電解方法である。
請求項2に係る発明は、不純物が含まれる塩水を電解する電解装置であって、前記塩水が取り込まれる取込口及び前記塩水が電解された後の電解処理水が排出される排出口を有し、前記塩水が充填される無隔膜式の電解槽と、この電解槽内に対向して配置され且つ電解対象である塩水に浸漬する少なくとも対構成の炭素電極と、この対構成の炭素電極の一方の炭素電極を陽極に、他方の炭素電極を陰極とするように、当該対構成の炭素電極間に直流成分からなる電解電圧を印加する電解用電源と、を備え、前記電解用電源は、定期的又は不定期的に予め決められたタイミングで前記対構成の炭素電極に対する電解電圧の極性が切り替え可能な切替要素を有することを特徴とする電解装置である。
According to the first aspect of the present invention, when electrolyzing the salt water containing impurities, a filling step of filling the salt water, which is the subject of electrolysis, into a diaphragm-type electrolytic cell, and at least a solution to the salt water in the electrolytic cell. A first electrolysis step in which a carbon electrode having a configuration is immersed, an electrolytic voltage composed of a direct current component is applied with one carbon electrode as an anode and the other carbon electrode as a cathode, and the first electrolysis step are alternately determined in advance. And a second electrolysis step for switching and applying the polarity of the electrolysis voltage composed of a direct current component so that the one carbon electrode is a cathode and the other carbon electrode is an anode. An electrolysis method characterized by the following.
The invention according to
請求項3に係る発明は、請求項2に係る電解装置において、前記電解用電源の切替要素は、夫々の極性での累積電解時間が略同程度となるように前記電解電圧の極性を切り替えるものであることを特徴とする電解装置である。
請求項4に係る発明は、請求項2に係る電解装置において、前記電解用電源の切替要素は、電解装置の運転開始時又は運転停止時に前記電解電圧の極性を切り替えることを特徴とする電解装置である。
請求項5に係る発明は、請求項1又は2に係る電解装置において、前記電解槽は、前記取込口が前記排出口よりも下方に位置することを特徴とする電解装置である。
請求項6に係る発明は、請求項5に係る電解装置において、前記電解槽はその側周壁の予め決められた一部に前記取込口、及び、当該取込口よりも上方に位置する前記排出口を有し、前記対構成の炭素電極は、前記電解槽の側周壁のうち前記取込口及び排出口の反対側の部位で、かつ、少なくとも前記取込口よりも上方に位置するように配設されていることを特徴とする電解装置である。
According to a third aspect of the present invention, in the electrolysis apparatus according to the second aspect, the switching element of the electrolysis power source switches the polarity of the electrolysis voltage so that the accumulated electrolysis time in each polarity is approximately the same. It is an electrolysis apparatus characterized by being.
The invention according to
The invention according to
The invention according to
請求項7に係る発明は、請求項2ないし6いずれかに係る電解装置と、前記電解装置の電解槽の取込口を通じて塩水を取り込む塩水取込手段と、前記電解装置の電解槽の排出口を通じて排出される電解処理水を利用に供する処理水提供手段と、を備えたことを特徴とする電解処理装置である。
請求項8に係る発明は、請求項7に係る電解処理装置において、漁船に搭載され、前記塩水取込手段が塩水としての海水を電解装置の電解槽に取り込むものであり、前記処理水提供手段が電解処理水を捕獲された魚介類の殺菌水として用いるものであることを特徴とする電解処理装置である。
請求項9に係る発明は、請求項7に係る電解処理装置において、前記塩水取込手段が、塩水を一時的に貯留する貯留容器と、この貯留容器に対して塩水を取り込む取込配管と、前記貯留容器と前記電解装置の電解槽の取込口との間を接続する接続配管と、を有し、前記取込配管、前記貯留容器及び前記接続配管を介して前記電解装置の電解槽に塩水を取り込むものであり、前記処理水提供手段が、前記電解槽の排出口に接続され且つ前記取込配管の入口近傍に電解槽から排出された電解処理水を循環させる循環配管と、前記接続配管の一部から分岐して設けられる分岐排出配管と、この分岐排出配管と接続配管とに対する流量を配分する流量調整手段と、を有し、電解槽から排出される電解処理水を、電解前の塩水と共に塩水取込手段の取込経路に再循環させると共に、分岐排出配管から排出させるようにしたことを特徴とする電解処理装置である。
The invention according to
The invention according to
The invention according to
請求項1に係る発明によれば、安価な電解用電極を用い、電解用電極への不純物の付着を有効に抑え、かつ、電解用電極の寿命を延ばすことが可能な電解方法を提供することができる。
請求項2に係る発明によれば、安価な電解用電極を用い、電解用電極への不純物の付着を有効に抑え、かつ、電解用電極の寿命を延ばすことが可能な電解装置を提供することができる。
請求項3に係る発明によれば、本構成を有さない態様に比べて、対構成の炭素電極の電解による消耗度合を略同程度に調整することができる。
請求項4に係る発明によれば、本構成を有さない態様に比べて、電解用電極への不純物の付着をより効果的に防止することができ、かつ、対構成の炭素電極をバランスよく略均等に消耗させることができる。
請求項5に係る発明によれば、本構成を有さない態様に比べて、排出口から電解後の処理水と共に発生した水素ガスを簡単に排出することができる。
請求項6に係る発明によれば、電解槽の側方から塩水を取込み、同じ側方から電解処理水を排出する無隔膜式の電解装置において、電解処理水の生成効率及び排出効率を良好に保つことができる。
請求項7に係る発明によれば、不純物が含まれる塩水を電解処理した電解処理水を、殺菌等を目的とした各種用途に供することができる。
請求項8に係る発明によれば、漁船で捕獲した魚介類を早期に殺菌でき、魚介類の鮮度を維持することができる。
請求項9に係る発明によれば、塩水として海水を直接利用する態様において、塩水取込経路内のフジツボ等による汚れを抑制しながら、所望の塩素濃度の電解処理水を容易に得ることができる。
According to the first aspect of the present invention, there is provided an electrolysis method that uses an inexpensive electrolysis electrode, can effectively suppress adhesion of impurities to the electrolysis electrode, and can extend the life of the electrolysis electrode. Can do.
According to the second aspect of the present invention, there is provided an electrolysis apparatus that uses an inexpensive electrolysis electrode, effectively suppresses adhesion of impurities to the electrolysis electrode, and can extend the life of the electrolysis electrode. Can do.
According to the invention which concerns on
According to the invention of
According to the invention which concerns on
According to the invention which concerns on
According to the
According to the invention which concerns on
According to the invention which concerns on
◎実施の形態の概要
図1(a)は本発明が適用された電解装置の実施の形態の概要を示す説明図である。
同図において、電解装置4は、不純物が含まれる塩水Wを電解する電解装置であって、塩水Wが取り込まれる取込口1a及び塩水Wが電解された後の電解処理水W1が排出される排出口1bを有し、塩水Wが充填される無隔膜式の電解槽1と、この電解槽1内に対向して配置され且つ電解対象である塩水Wに浸漬する少なくとも対構成の炭素電極2(例えば2a,2b)と、この対構成の炭素電極2の一方の炭素電極2a(又は2b)を陽極に、他方の炭素電極2b(又は2a)を陰極とするように、当該対構成の炭素電極2間に直流成分からなる電解電圧Vを印加する電解用電源3と、を備え、電解用電源3は、定期的又は不定期的に予め決められたタイミングで対構成の炭素電極2に対する電解電圧Vの極性が切り替え可能な切替要素3bを有するものである。
そして、この電解装置4による電解方法は、図1(a)(b)に示すように、不純物が含まれる塩水Wを電解するに際し、無隔膜式の電解槽1内に電解対象である塩水Wを充填する充填工程と、この電解槽1内の塩水Wに対して少なくとも対構成の炭素電極2(例えば2a,2b)を浸漬させ、一方の炭素電極2aを陽極、他方の炭素電極2bを陰極として直流成分からなる電解電圧Vを印加する第1の電解工程と、この第1の電解工程とは交互に予め決められたタイミングで実施され、一方の炭素電極2aを陰極、他方の炭素電極2bを陽極とするように直流成分からなる電解電圧Vの極性を切り替えて印加する第2の電解工程と、を備えたものである。
Outline of Embodiment FIG. 1A is an explanatory diagram showing an outline of an embodiment of an electrolysis apparatus to which the present invention is applied.
In the figure, an
And, as shown in FIGS. 1 (a) and 1 (b), the electrolysis method using the
このような技術的手段において、本実施の形態は、不純物が含まれる塩水W(主として海水を対象とするが、海水に限られず、塩分の高い湖、川などの塩水や、人工的な塩水をも含む。)を電解対象とするものであり、無隔膜式の電解槽1を前提とし、陽極周辺での電解生成物として次亜鉛酸ナトリウム(NaClO)が含まれる殺菌水を得るものである。
本例では、電解槽1は塩水Wの取込口1aと電解処理水W1の排出口1bとを有し、塩水Wが充填される無隔膜式のものであればよい。
また、「炭素電極2」は炭素を主成分とした電極を意味する。この場合、「炭素電極2」は電極の構成成分が全て炭素である必要はなく、電極材料として炭素を用いていればよく、鉛筆の芯などと同様に、例えば他の理由(主として耐久性)で、炭素以外の別の材料、例えば粘土、ケイ素、樹脂等を混合させてもよいことは勿論である。また、「炭素電極2」としては全体が同様な組成を有する態様であってもよいし、例えば芯材が炭素以外の導電性材料で構成され、この芯材の周囲を炭素材料で被覆する態様をも含む。
更に、「炭素電極2」は陽極として使用されるとき炭素が溶解することを要するため、電極表面を樹脂等のコーティング層で覆う態様は却って好ましくない。
更にまた、「少なくとも対構成の炭素電極2」としたのは、対構成の炭素電極2が図示した一組に限らず、複数組設置される態様をも含む趣旨である。
また、電解用電源3は直流成分からなる電解電圧Vが印加可能な電源要素3aと、印加すべき電解電圧Vの極性を切り替える切替要素3bと、を有していればよく、切替要素3bの切替タイミングは定期的又は不定期的に予め決められたタイミング(運転開始時、運転終了時、所定の稼働時間経過毎など)でよい。
ここで、印加すべき電解電圧レベルを可変調整するようにすれば、電解電流を変更することが可能であり、その分、電解処理水の塩素濃度を調整することが可能である。
In such technical means, the present embodiment is directed to salt water W containing impurities (mainly seawater, but not limited to seawater, salt water such as lakes and rivers with high salinity, or artificial salt water). ), And sterilized water containing sodium hypozincate (NaClO) as an electrolytic product around the anode on the premise of the diaphragm-type
In this example, the
The “
Furthermore, since the “
Furthermore, “at least the paired
The
Here, if the electrolytic voltage level to be applied is variably adjusted, the electrolytic current can be changed, and the chlorine concentration of the electrolytically treated water can be adjusted accordingly.
次に、本実施の形態における電解方法の作用について説明する。
本実施の形態では、図1(b)に示す第1の電解工程、第2の電解工程のように、対構成の炭素電極2の両者を陰極、陽極として使用すると、陽極側では、電極表面に絶縁体である二酸化ケイ素(SiO2)が付着して電解を阻害する懸念があり、陰極側では、塩水中の様々な陽イオンにより水酸化物が生成され、特にマグネシウム、カルシウムによる水酸化物は不溶性であるため、電極表面に付着する懸念がある。
そして、陽極側では、炭素が溶解により消耗することから、消耗時に炭素と共に二酸化ケイ素が剥離される。一方、陰極側では、電極は消耗しないが、水酸化物が電極表面に付着する虞れがある。本例では、水酸化物が大量に生成される前に、電極の極性を切り替えるようにすることで、陰極が陽極となり、これにより、電極が溶解により消耗すると共に付着している水酸化物を剥離するという作用を奏する。
また、第1の電解工程と第2の電解工程とは交互に予め決められたタイミングで実施されればよいが、実施サイクルとしては、陰極としての炭素電極2に生成された水酸化物が大量に付着してしまうと、陽極として使用するときの実質的な電解面積を狭くしてしまう懸念があることから、電極表面に水酸化物が大量に付着する前の短期間とすることが好ましい。
Next, the effect | action of the electrolysis method in this Embodiment is demonstrated.
In the present embodiment, when both of the paired
On the anode side, since carbon is consumed due to dissolution, silicon dioxide is peeled off together with carbon at the time of consumption. On the other hand, on the cathode side, the electrode is not consumed, but hydroxide may adhere to the electrode surface. In this example, the polarity of the electrode is switched before a large amount of hydroxide is generated, so that the cathode becomes the anode. It has the effect of peeling.
In addition, the first electrolysis step and the second electrolysis step may be performed alternately at predetermined timings. However, as an implementation cycle, a large amount of hydroxide is generated on the
次に、本実施の形態に係る電解装置4の代表的態様又は好ましい態様について説明する。
本実施の形態において、電解用電源3の切替要素3bの好ましい態様としては、夫々の極性での累積電解時間が略同程度となるように電解電圧Vの極性を切り替えるものが挙げられる。
ここでいう「夫々の極性での累積電解時間が略同程度になる」とは交互に切り替わる各電解時間が略同程度である態様は勿論であるが、各運転時の電解時間は異なるが、予め決められた運転回数(1回、2回など)毎に定期的に切り替えるようにしたり、あるいは、夫々の極性での運転時間を計数し、運転時間を累計した累積電解時間が略同程度になるように切り替える態様など適宜選定して差し支えない。
また、電解用電源3の切替要素3bの他の好ましい態様としては、電解装置4の運転開始時又は運転停止時に電解電圧Vの極性を切り替えるものが挙げられる。本態様のように、電解用電源3の切替要素3bの切替タイミングとして運転開始時又は運転停止時を選定すると、運転毎に電解電圧Vの極性を切り替えることから、一方の極性の電解電圧Vで長期に亘って電解処理が行われることがなく、例えば陰極側に生成された水酸化物が不必要に付着する懸念は少なく、また、対構成の炭素電極2の消耗度合がバランスよく略均等になる点で好ましい。
Next, a typical aspect or a preferable aspect of the
In the present embodiment, a preferable aspect of the switching element 3b of the
The term "cumulative electrolysis time at each polarity is approximately the same" here is of course an aspect in which each electrolysis time that is alternately switched is approximately the same, but the electrolysis time at each operation is different, It is possible to switch periodically every predetermined number of times (1 time, 2 times, etc.), or count the operating time in each polarity, and the accumulated electrolysis time is approximately the same. It is possible to appropriately select the mode of switching so as to be.
Further, as another preferred aspect of the switching element 3b of the
また、電解槽1の取込口1a、排出口1bの好ましい態様としては、取込口1aが排出口1bよりも下方に位置する態様が挙げられる。
本態様は、取込口1a、排出口1bの配設位置が電解槽1の周壁(側壁、下壁、上壁)のいずれでもよいが、下壁や上壁に設ける場合には、電解槽1内に取込管、排出管を突出配置し、夫々の配管の端部〔取込口、排出口〕の上下位置に差を持たせるようにすればよい。
そして、本態様は電解により発生する水素ガスを電解処理水W1と共に排出する上で有効である。仮に、上方から被処理水である塩水Wを取り込むと、水素ガスを排出口1bから同時に排出し難くなるため、水素ガスを排出する上で専用の排気口を別途設ける等の工夫が必要になる。
更に、本態様において、電解槽1に塩水Wを側方から取込み、かつ、側方から排出する方式を採用する場合には、図1(a)に示すように、電解槽1はその側周壁の予め決められた一部に取込口1a、及び、当該取込口1aよりも上方に位置する排出口1bを有し、対構成の炭素電極2は、電解槽1の側周壁のうち取込口1a及び排出口1bの反対側の部位で、かつ、少なくとも取込口1aよりも上方に位置するように配設されている態様が好ましい。
本態様は、電解槽1の側方から塩水Wを取込み、同じ側方から電解処理水W1を排出するものであり、電解処理水W1を効率的に排出する上で、電解槽1の取込口1a、排出口1bの位置関係、並びに、対構成の炭素電極2の配設位置を特定したものである。
ここで、対構成の炭素電極2の配設位置として少なくとも一方の炭素電極2(例えば2b)が取込口1aと同じ又は下方に配設されているとすると、そちらが陽極として使用される場合に、電極周辺に生成される電解処理水W1が排出口1bから排出し難いという懸念があるが、本態様はこのような懸念を解消する点で好ましい。
Moreover, as a preferable aspect of the intake port 1a and the discharge port 1b of the
In this embodiment, the intake port 1a and the discharge port 1b may be disposed on any of the peripheral walls (side wall, lower wall, upper wall) of the
And this aspect is effective when discharging | emitting hydrogen gas generated by electrolysis with the electrolyzed water W1. If salt water W, which is water to be treated, is taken in from above, it becomes difficult to simultaneously discharge the hydrogen gas from the discharge port 1b. Therefore, it is necessary to devise a special exhaust port for discharging the hydrogen gas. .
Furthermore, in this embodiment, when the method of taking the salt water W into the
In this embodiment, the salt water W is taken from the side of the
Here, when at least one carbon electrode 2 (for example, 2b) is disposed at the same position as or below the intake port 1a as an arrangement position of the paired
次に、前述した電解装置4を利用した電解処理装置について説明する。
この種の電解処理装置としては、図1(a)に示すように、前述した電解装置4と、電解装置4の電解槽1の取込口1aを通じて塩水Wを取り込む塩水取込手段5と、電解装置4の電解槽1の排出口1bを通じて排出される電解処理水W1を利用に供する処理水提供手段6と、を備えたものがある。
本態様において、塩水取込手段5としては例えばポンプ等が挙げられ、海から直接海水を汲み上げて注入してもよいし、例えばタンク内に貯留した塩水Wを取り込む態様が挙げられる。
また、処理水提供手段6とは、排出された電解処理水W1を利用に供するものであれば、一時的に貯留するタンクでもよいし、排出された電解処理水W1を受け止める皿状容器でもよいし、更に、タンクや皿状容器に適宜排出する排出機能を付加する等適宜選定して差し支えない。
Next, an electrolytic treatment apparatus using the above-described
As this type of electrolytic treatment apparatus, as shown in FIG. 1 (a), the above-described
In this aspect, examples of the salt water taking-in
The treated water providing means 6 may be a tank that temporarily stores the treated electrolytic water W1 that has been discharged, or a dish-shaped container that receives the discharged electrolytic treated water W1. In addition, it may be selected as appropriate, for example, by adding a discharge function for appropriately discharging to a tank or a dish-like container.
このような電解処理装置の代表的用途例としては、漁船に搭載され、塩水取込手段5が塩水としての海水を電解装置4の電解槽1に取り込むものであり、処理水提供手段6が電解処理水W1を捕獲された魚介類の殺菌水として用いるものが挙げられる。
本態様は漁船に電解処理装置を組み込んだものであり、海水を汲み上げて電解処理し、魚介類を洗浄するための殺菌水を得るものである。
また、電解処理装置の他の代表的用途例としては、塩水取込手段5は、塩水Wを一時的に貯留する貯留容器(図示せず)と、この貯留容器に対して塩水Wを取り込む取込配管(図示せず)と、貯留容器と電解装置4の電解槽1の取込口1aとの間を接続する接続配管(図示せず)と、を有し、取込配管、貯留容器及び接続配管を介して電解装置4の電解槽1に塩水Wを取り込むものであり、処理水提供手段6は、電解槽1の排出口1bに接続され且つ取込配管の入口近傍に電解槽1から排出された電解処理水W1を循環させる循環配管(図示せず)と、接続配管の一部から分岐して設けられる分岐排出配管(図示せず)と、この分岐排出配管と接続配管とに対する流量を配分する流量調整手段(図示せず)と、を有し、電解槽1から排出される電解処理水W1を、電解前の塩水Wと共に塩水取込手段5の取込経路に再循環させると共に、分岐排出配管から排出させるようにしたものが挙げられる。
本態様は、例えば塩水Wとしての海水を利用して所定の塩素濃度の電解処理水W1を得る電解処理装置において有効な態様である。
このとき、塩水取込手段5として、塩水Wとして海水を直接取り込む態様にあっては、塩水取込用の配管内にフジツボ等が固着して流路を塞いでしまう懸念があるため、定期的に配管内をメンテナンスすることが必要になる。しかしながら、本態様では、塩水取込手段5の取込配管の入口付近に電解処理水W1を戻すようにしているため、電解処理水W1が再び取込配管内に塩水Wと共に吸い込まれる。このため、取込配管内は電解処理水W1によって定期的に洗浄されることになり、取込配管内にフジツボ等が固着することは抑制される。また、電解装置4の電解電流を調整することで電解処理水W1の塩素濃度を制御することが可能になり、最終的に分岐排出配管から排出される電解処理水として所望の塩素濃度のものを生成することが可能である。
As a typical application example of such an electrolytic treatment apparatus, it is mounted on a fishing boat, and the salt water intake means 5 takes in seawater as salt water into the
In this embodiment, an electrolytic treatment apparatus is incorporated in a fishing boat, and the sterilized water for washing seafood is obtained by pumping up seawater and subjecting it to electrolytic treatment.
As another typical application example of the electrolytic treatment apparatus, the salt water intake means 5 includes a storage container (not shown) that temporarily stores the salt water W, and an intake that takes the salt water W into the storage container. And a connecting pipe (not shown) for connecting the storage container and the intake port 1a of the
This aspect is an aspect that is effective in an electrolytic treatment apparatus that obtains electrolytic treatment water W1 having a predetermined chlorine concentration by using, for example, seawater as the salt water W.
At this time, in the aspect in which seawater is directly taken in as the salt water W as the salt water taking-in
◎実施の形態1
図2は実施の形態1に係る電解処理装置の全体構成を示す説明図である。
<電解処理装置の全体構成>
同図において、電解処理装置10は、塩水Wを電解する電解装置20と、この電解装置20に対して塩水W(本例では海水)を取り込む塩水取込ユニット50と、電解装置20にて電解された電解処理水W1を排出する処理水排出ユニット60と、を備えている。
ここで、電解装置20は、無隔膜式の電解槽21と、この電解槽21に設けられる対構成の炭素電極30と、この対構成の炭素電極30に対して電解電圧を印加する電解用電源40と、を有している。
また、塩水取込ユニット50は、塩水Wを取り込むために電解槽21に連通接続される取込配管51と、この取込配管51の流路中に設けられて塩水Wを取込配管51内に汲み上げる汲み上げポンプ52と、取込配管51の一部に設けられて流路を開閉するバルブ53と、を有している。
更に、処理水排出ユニット60は、電解処理水W1を排出するために電解槽21に連通接続される排出配管61を有し、この排出配管61を介して図示外の排出容器に電解処理水W1を一時的に貯留し、殺菌処理などの利用に供するようになっている。
更に、本例では、電解装置20及び塩水取込ユニット50を駆動するための制御盤70が設けられている。この制御盤70は、電解処理装置10を駆動するためのスタートスイッチ(図示せず)や、電解条件を設定するための各種スイッチ(図示せず)が設けられている操作パネル71と、この操作パネル71からの入力信号に基づいて各制御対象(例えば電解装置20の電解用電源40、塩水取込ユニット50の汲み上げポンプ52、バルブ53など)に対して所定の制御信号を送出するコントローラ(例えばマイクロコンピュータ)72と、を有し、本例では、電解装置20の一要素である電解用電源40を制御盤筐体内に収容するようになっている。
FIG. 2 is an explanatory diagram showing the overall configuration of the electrolytic treatment apparatus according to the first embodiment.
<Overall configuration of electrolytic treatment apparatus>
In the figure, an
Here, the
The salt
Further, the treated
Furthermore, in this example, a
<電解槽>
本実施の形態において、電解槽21は絶縁性材料(例えばポリ塩化ビニル、ポリエチレン又はポリプロピレン等)からなる円筒状の電解槽本体22の両端開口縁に径方向に広がる鍔部23を設け、電解槽本体22の両端開口を塞ぐように各鍔部23に対し図示外のシール部材を介して円板状の側蓋24,25を止め具26(図4参照)で固着したものである。
本例では、電解槽21の一方の側蓋24には塩水Wを取り込むための取込口27が開設されており、当該側蓋24のうち取込口27よりも上方に電解後の電解処理水W1を排出する排出口28が開設されている。そして、図4に示すように、塩水取込ユニット50の取込配管51の一端が取込口27に連通接続され、また、処理水排出ユニット60の排出配管61の一端が排出口28に連通接続されている。
また、電解槽21の他方の側蓋25には上下方向に対構成の炭素電極30(具体的には30a,30b)が電解槽21内に略水平方向に突出するように設けられている。
本例では、対構成の炭素電極30(30a,30b)は取込口27よりも上方で、かつ、排出口28よりも下方に配置されている。
<Electrolytic cell>
In the present embodiment, the
In this example, one
The
In this example, the paired carbon electrodes 30 (30a, 30b) are disposed above the
<炭素電極>
本実施の形態において、炭素電極30は、図3(a)(b)に示すように、電極材料として炭素を用いた円柱状の電極棒31と、この電極棒31の一端部を保持する絶縁性材料(例えばポリ塩化ビニール樹脂)製のソケット32と、このソケット32から外方に突出し且つソケット32を貫通して電極棒31の一端部に接続される電極端子33と、を有している。
本例では、電極棒31は電極材料として炭素のほか、耐久性を保つという観点から、粘土、ケイ素、樹脂等を混合して構成されており、この電極棒31のソケット32側の一端部の略中央には雌ねじ部311が形成されている。また、ソケット32は電極棒31の一端部が嵌まる有底の断面U字状の保持枠321と、この保持枠321の外側から電極棒31の延びる方向に突出する取付用ねじ部322と、保持枠321及び取付用ねじ部322の略中央に貫通する貫通孔323と、を有し、保持枠321に電極棒31の一端部を嵌め込んで接着剤などで固着するようになっている。更に、電極端子33は導電性材料(例えばチタン製)の取付ねじからなり、ソケット32の貫通孔323を介して電極棒31の雌ねじ部311にねじ込まれている。
このように構成される炭素電極30(30a,30b)は、図4に示すように、側蓋25の対応する部位に設けられた取付用雌ねじ部29にソケット32の取付用ねじ部322を嵌め込み、側蓋25に固定されるようになっている。そして、対構成の炭素電極30の電極端子33は通電線34を介して電解用電源40に接続されている。
尚、本例では、炭素電極30は電極棒31の全体が電極材料として炭素を用いたもので構成されているが、これに限られるものではなく、例えば図3(c)に示すように、電極棒31として、炭素以外の導電性材料からなる芯材312の周囲を電極材料としての炭素が主成分である炭素被覆層313で被覆するようにしてもよいことは勿論である。
<Carbon electrode>
In the present embodiment, as shown in FIGS. 3A and 3B, the
In this example, the
As shown in FIG. 4, the carbon electrode 30 (30 a, 30 b) configured in this way is fitted with the mounting
In this example, the
<電解用電源>
本実施の形態において、電解用電源40は、図5(a)に示すように、対構成の炭素電極30(30a,30b)に対し予め決められた直流成分からなる電解電圧を印加する電圧源41と、この電圧源41の極性を切り替える切替スイッチ42と、を有している。
本例では、電圧源41は印加すべき電解電圧を可変設定し得るように電圧調整機能を具備している。
また、切替スイッチ42は、四つのスイッチ素子(SW1〜SW4)を有しており、スイッチ素子SW1が電圧源41のプラス端子と対構成の一方の炭素電極30aとの間に介在され、スイッチ素子SW2が電圧源41のプラス端子と対構成の他方の炭素電極30bとの間に介在され、スイッチ素子SW3が電圧源41のマイナス端子と対構成の他方の炭素電極30bとの間に介在され、スイッチ素子SW4が電圧源41のマイナス端子と対構成の一方の炭素電極30aとの間に介在されている。そして、スイッチ素子SW1、SW3が連動してオンオフし、スイッチ素子SW2、SW4がスイッチ素子SW1、SW3のオンオフ動作とは逆になるようにオンオフするようになっている。
<Power supply for electrolysis>
In the present embodiment, as shown in FIG. 5A, the
In this example, the
The
<電解処理装置の作動>
次に、電解処理装置10の作動について説明する。
今、ユーザが電解処理装置10を作動させる場合には、制御盤70の操作パネル71のスタートスイッチ(図示せず)をオン操作すればよい。
このとき、制御盤70のスタートスイッチがオンすると、図2に示すように、コントローラ72は塩水取込ユニット50の汲み上げポンプ52の駆動を開始すると共に、バルブ53を開放する。更に、コントローラ72は、図5(b)の例えば領域Iに示すように、電解用電源40の切替スイッチ42のSW1、SW3をオンに、SW2、SW4をオフに設定する。
この結果、塩水取込ユニット50は、図2及び図6(a)に示すように、汲み上げポンプ52で汲み上げた塩水Wとしての海水を取込配管51及び取込口27を通じて電解槽21内に取り込み、対構成の炭素電極30のうち一方の炭素電極30aを陽極、他方の炭素電極30bを陰極として電解処理を行い、電解処理の結果、処理水排出ユニット60の排出配管61を通じて電解処理水W1を発生ガスである水素ガスH2と共に排出する。
特に、本例では、電解槽21の取込口27は対構成の炭素電極30よりも下方に配置されていることから、取込口27から取り込まれた塩水Wは対構成の炭素電極30を過ぎるように所定の流速で流れ込んだ後に排出口28に向かうことになり、また、電解槽21の排出口28は対構成の炭素電極30よりも上方に配置されることから、陽極から生成される電解処理水W1(NaClO)、陰極で発生する水素ガスH2は流体の流れに沿って排出口28から効果的に排出される。
そして、電解処理装置10による電解処理が終了すると、制御盤70の操作パネル71のスタートスイッチ(図示せず)をオフにすればよい。この状態において、コントローラ72は各制御対象の駆動を停止する。
このため、電解処理装置10では、塩水取込ユニット50による塩水Wの取込動作が終了すると共に、電解装置20による電解処理も終了する。
<Operation of electrolytic treatment equipment>
Next, the operation of the
When the user operates the
At this time, when the start switch of the
As a result, as shown in FIG. 2 and FIG. 6A, the salt
In particular, in this example, since the
When the electrolytic treatment by the
For this reason, in the
次いで、ユーザが再び電解処理装置10を作動させる場合には、制御盤70の操作パネル71のスタートスイッチ(図示せず)をオン操作すればよい。
このとき、制御盤70のスタートスイッチがオンすると、図2に示すように、コントローラ72は塩水取込ユニット50の汲み上げポンプ52の駆動を開始すると共に、バルブ53を開放する。更に、コントローラ72は、図5(b)の例えば領域IIに示すように、前回の領域Iの場合と異なり、電解用電源40の切替スイッチ42のSW1、SW3をオフに、SW2、SW4をオンに設定する。
この結果、塩水取込ユニット50は、図2及び図6(a)に示すように、汲み上げポンプ52で汲み上げた塩水Wとしての海水を取込配管51及び取込口27を通じて電解槽21内に取り込み、対構成の炭素電極30のうち一方の炭素電極30aを陰極、他方の炭素電極30bを陽極として電解処理を行い、電解処理の結果、処理水排出ユニット60の排出配管61を通じて電解処理水W1を生成ガスである水素ガスH2と共に排出する。
そして、電解処理装置10による電解処理が終了すると、制御盤70の操作パネル71のスタートスイッチ(図示せず)をオフにすればよく、コントローラ72は各制御対象の駆動を停止する。
以後、ユーザが電解処理装置10を作動させる毎に、領域I、III……の奇数番目の電解処理領域と、領域II……の偶数番目の電解処理領域とでは、電解装置20の対構成の炭素電極30(30a,30b)に対する電解電圧Vの極性を切替ながら、対構成の炭素電極30にて電解処理を行う。
Next, when the user activates the
At this time, when the start switch of the
As a result, as shown in FIG. 2 and FIG. 6A, the salt
When the electrolytic treatment by the
Thereafter, each time the user operates the
今、図5(b)の奇数番目の電解処理領域での電解工程を第1の電解工程、同偶数番目の電解処理領域での電解工程を第2の電解工程と仮定すれば、夫々の電解工程は図6(b)又は図6(c)に示す模式図のように実施される。
−第1の電解工程<図6(b)参照>−
第1の電解工程は、一方の炭素電極30aを陽極、他方の炭素電極30bを陰極として両者間に電解電圧Vを印加したものである。
このとき、NaCl+H2O→NaClO+H2の反応が起こり、陽極周辺では塩素Cl2や酸素O2が発生すると共に、NaClOが電解処理水W1として生成される。更に、陽極には、炭素(図中●で示す)が溶解することから、ケイ素(図中△で示す)が付着しようとしても、炭素の溶解と共に剥離される。
一方、陰極では、水素H2が発生すると共に、Mg2OH4やCa2OH4などの水酸化物(図中○で示す)が付着する。
Now, assuming that the electrolysis process in the odd-numbered electrolysis treatment region in FIG. 5B is the first electrolysis step, and the electrolysis step in the even-numbered electrolysis treatment region is the second electrolysis step, each electrolysis process is performed. The process is performed as shown in the schematic diagram of FIG. 6B or 6C.
-1st electrolysis process <refer FIG.6 (b)>-
In the first electrolysis step, an electrolytic voltage V is applied between the
At this time, a reaction of NaCl + H 2 O → NaClO + H 2 occurs, chlorine Cl 2 and oxygen O 2 are generated around the anode, and NaClO is generated as the electrolytically treated water W1. Furthermore, since carbon (indicated by ● in the figure) dissolves in the anode, silicon (indicated by Δ in the figure) is peeled off as the carbon dissolves even if it is about to adhere.
On the other hand, hydrogen H 2 is generated at the cathode, and hydroxides such as Mg 2 OH 4 and Ca 2 OH 4 (indicated by ◯ in the figure) are attached.
−第2の電解工程<図6(c)参照>−
第2の電解工程は、一方の炭素電極30aを陰極、他方の炭素電極30bを陽極として両者間に電解電圧Vを印加したものである。
このとき、陽極周辺、陰極周辺では第1の電解工程と略同様な電解反応が行われるが、第1の電解工程で陽極であった炭素電極30aは第2の電解工程では陰極として作用し、また、第1の電解工程で陰極であった炭素電極30bは第2の電解工程では陽極として作用する。
このため、第2の電解工程で陽極として作用する他方の炭素電極30bは炭素が溶解することから、第1の電解工程で電極表面に付着していた水酸化物(図中○で示す)が炭素の溶解と共に剥離される。
尚、第2の電解工程で陰極として作用する一方の炭素電極30aには水酸化物(図中○で示す)が付着することになるが、第1の電解工程で陽極として作用するとき、第2の電解工程で付着した水酸化物(図中○で示す)が炭素の溶解と共に剥離される。
-2nd electrolysis process <refer FIG.6 (c)>-
In the second electrolysis step, an electrolytic voltage V is applied between the
At this time, an electrolytic reaction substantially similar to the first electrolysis step is performed around the anode and the cathode, but the
For this reason, since the
Incidentally, a hydroxide (shown by a circle in the figure) adheres to one
−第1、第2の電解工程−
このように、第1の電解工程、第2の電解工程が交互に実施されることから、対構成の炭素電極30(30a,30b)は、陽極として作用するときに炭素が溶解することから、電解電圧Vの極性を切り替えない態様に比べて、炭素電極30(30a,30b)の消耗度合は略半減する。
特に、第1の電解工程、第2の電解工程の運転時間を累積した累積運転時間が略同程度であれば、対構成の炭素電極30の消耗度合を略同程度に進行させることが可能になり、その分、対構成の炭素電極30の寿命を延ばすことが可能である。
本例では、電解処理装置10を作動する毎に電解電圧Vの極性を切り替えることから、夫々の運転動作時間が略一定であれば、第1の電解工程、第2の電解工程の累積運転時間を略同程度にすることは可能であるが、例えば各電解工程の累積運転時間を夫々カウンタで計数しておき、両者の累積運転時間差が予め決められた閾値を超える程度に大きくなった条件下で、両者の累積運転時間差を小さくするように補正する手段(例えば第1、第2の電解工程の運転時間を強制的に切り替える等)を付加するようにしたり、あるいは、定期的又は不定期的に両者の累積運転時間をチェックし、その都度累積運転時間差を少なくする補正手段を付加するようにしてもよい。
また、陽極として作用する炭素電極30(30a又は30b)にあっては、陰極として採用したときに付着する水酸化物が炭素の溶解と共に剥離されることから、炭素電極30の表面に水酸化物が付着したまま残ることはなく、付着した水酸化物によって電極作用が損なわれることもない。
-1st, 2nd electrolysis process-
Thus, since the first electrolysis step and the second electrolysis step are performed alternately, the carbon electrode 30 (30a, 30b) of the pair structure dissolves carbon when acting as an anode. Compared with the mode in which the polarity of the electrolysis voltage V is not switched, the degree of wear of the carbon electrode 30 (30a, 30b) is substantially halved.
In particular, if the accumulated operation time obtained by accumulating the operation times of the first electrolysis step and the second electrolysis step is approximately the same, the degree of wear of the paired
In this example, since the polarity of the electrolysis voltage V is switched every time the
Further, in the carbon electrode 30 (30a or 30b) acting as the anode, the hydroxide adhering when employed as the cathode is peeled off together with the dissolution of the carbon, so that the hydroxide is formed on the surface of the
−塩素濃度調整−
更に、電解電圧Vのレベルを調整するようにすれば、電解電流を変化させることが可能になり、これに伴って、対構成の炭素電極30による電解処理の程度、つまり、塩素生成量を調整することが可能になる。このため、本態様では、所望の塩素濃度の電解処理水が形成される。
−炭素電極の寿命チェック−
更にまた、対構成の炭素電極30の寿命時期については、電解処理装置10の運転条件によって異なるが、炭素電極30が溶解して消耗すると、炭素電極30の電気特性(例えば抵抗特性)が変化することから、炭素電極30の消耗度合に応じた炭素電極30の電気特性変化を事前に測定することで、炭素電極30の寿命に相当する炭素電極30の電気特性を予め割り出しておけば、電解装置20に組み込まれた炭素電極30の電気特性をチェックすることで、炭素電極30が寿命に至ったか否かを判断することが可能になる。
本例では、炭素電極30が寿命に至った場合には、対構成の炭素電極30を新しいものに交換してもらうことで、電解装置20を継続して使用することが可能である。
-Chlorine concentration adjustment-
Furthermore, if the level of the electrolysis voltage V is adjusted, it is possible to change the electrolysis current, and accordingly, the degree of electrolysis treatment with the
-Carbon electrode life check-
Furthermore, although the lifetime of the paired
In this example, when the
<電解槽の変形の形態>
本実施の形態では、電解槽21は側方から塩水Wを取込み、側方から電解処理水W1を排出する態様であるが、これに限られるものではなく、図7(a)(b)に示す変形の形態1−1、1−2にも適用可能であることは勿論である。
◎変形の形態1−1
本例における電解槽21は、図7(a)に示すように、上方が開口して上下方向に延びる有底の円筒状の電解槽本体122を有し、この電解槽本体122の上方開口を上蓋123で塞いだものである。そして、電解槽21の上蓋123の中心から離れた部位には塩水取込ユニット50の取込配管51が連通接続されると共に、上蓋123のうち取込配管51とは反対側に位置する部位には処理水排出ユニット60の排出配管61が連通接続されている。本例では、取込配管51及び排出配管61はいずれも電解槽21内に突出して設けられており、取込配管51の先端開口が電解槽21の取込口27として機能すると共に、排出配管61の先端開口が電解槽21の排出口28として機能し、排出口28が取込口27よりも上方に位置するようになっている。更に、電解槽21の上蓋123のうち取込配管51及び排出配管61の配設部位よりも内側の領域には中心を挟んだ対称部位に、対構成の炭素電極30(30a,30b)が設けられ、この対構成の炭素電極30には電解用電源40が接続されている。
本態様にあっては、電解槽21内では、取込配管51を通じて塩水Wが取り込まれ、対構成の炭素電極30によって電解処理が行われ、電解処理水W1が発生した水素ガスH2と共に排出配管61から排出されるようになっている。
<Deformation of electrolytic cell>
In the present embodiment, the
◎ Deformation form 1-1
As shown in FIG. 7A, the
In the present embodiment, within the
◎変形の形態1−2
本例における電解槽21は、図7(b)に示すように、上方が開口して上下方向に延びる有底の円筒状の電解槽本体122を有し、この電解槽本体122の上方開口を上蓋123で塞いだものであり、電解槽本体122の底壁の略中央に塩水Wの取込口27を開設する一方、上蓋123の略中央に電解処理水W1の排出口28を開設したものである。そして、電解槽21の上蓋123のうち中心を挟んだ対称部位には対構成の炭素電極30(30a,30b)が設けられ、この対構成の炭素電極30には電解用電源40が接続されている。
本態様においても、電解槽21内では、取込口27を通じて塩水Wが取り込まれ、対構成の炭素電極30によって電解処理が行われ、電解処理水W1が発生した水素ガスH2と共に排出口28から排出されるようになっている。
◎ Deformation form 1-2
As shown in FIG. 7B, the
In this embodiment, within the
◎実施の形態2
図8は実施の形態2に係る電解処理装置の要部を示す。
同図において、電解処理装置10は、魚介類を捕獲する漁船80に搭載されている。
この電解処理装置10は、実施の形態1と略同様な電解装置20(具体的には電解槽21、対構成の炭素電極30、電解用電源40)を有し、この電解装置20の電解槽21には塩水Wとしての海水が取り込まれる実施の形態1と略同様な塩水取込ユニット50(具体的には取込配管51、汲み上げポンプ52、バルブ53)を設けると共に、電解槽21から電解処理水W1が排出される実施の形態1と略同様な処理水排出ユニット60を設けたものである。
ここで、処理水排出ユニット60は、電解槽21にて電解された電解処理水W1が排出される排出配管61と、この排出配管61にて排出される電解処理水W1を流し込む洗浄槽62と、を備えている。
本実施の形態では、漁船80は、電解処理装置10を搭載しているため、塩水Wとしての海水を電解槽21に取り込み、電解処理することで電解処理水W1を生成し、これを処理水排出ユニット60の洗浄槽62に順次流し込むことが可能である。
このとき、電解処理水W1は殺菌作用を奏するものであるため、洗浄槽62にて捕獲した魚介類をその場で洗浄するようにすれば、魚介類が直ちに殺菌される。このため、魚介類を捕獲したままで漁港に至る場合に比べて、魚介類の鮮度が格段に保たれる点で好ましい。
また、電解処理水W1は添加剤等を含まないので、魚介類洗浄後に海水に廃棄したとしても、電解処理水W1としての次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)は太陽光線等で分解されて以下のように変化する。
2NaClO→2Na++2ClO−→2Na++2Cl−+O2
このため、電解処理水W1は元の海水に戻ることになり、環境負荷は極めて少ない。
FIG. 8 shows a main part of the electrolytic treatment apparatus according to the second embodiment.
In the figure, the
The
Here, the treated
In the present embodiment, since the
At this time, since the electrolyzed water W1 has a sterilizing action, if the seafood captured in the
In addition, since the electrolyzed water W1 does not contain additives and the like, even if it is discarded in seawater after washing with seafood, sodium hypochlorite (NaClO) as the electrolyzed water W1 is decomposed by sunlight or the like and To change.
2NaClO → 2Na + + 2ClO − → 2Na + + 2Cl − + O 2
For this reason, the electrolytically treated water W1 returns to the original seawater, and the environmental load is extremely small.
◎実施の形態3
図9は実施の形態3に係る電解処理装置の要部を示す。
同図において、電解処理装置10は例えば沿岸沿いに設置され、塩水Wとしての海水を利用して殺菌作用のある電解処理水W1を得るものである。
本実施の形態において、電解処理装置10は、実施の形態1と略同様に、電解装置20と、この電解装置20に塩水Wとしての海水を取り込む塩水取込ユニット150と、電解装置20にて電解された電解処理水W1を排出する処理水排出ユニット160と、を備えている。
本例において、電解装置20は電解槽21の下方から塩水Wとしての海水を取り込み、上方から電解処理水W1を排出する態様で、電解槽21には対構成の炭素電極30を設けると共に、これらには電解電圧Vが印加可能な電解用電源40を接続したものである。
また、塩水取込ユニット150は、塩水Wとしての海水を一時的に貯留するタンク151と、このタンク151に対して塩水Wとしての海水を取り込む取込配管152と、タンク151と電解装置20の電解槽21の取込口27との間を接続する接続配管153と、取込配管152の途中に設けられる汲み上げポンプ154(図中P1で示す)と、接続配管153の途中に設けられる循環ポンプ155(図中P2で示す)と、を有し、汲み上げポンプ154又は循環ポンプ155を稼働させることで、取込配管152、タンク151及び接続配管153を介して電解装置20の電解槽21に塩水Wとしての海水を取り込むものである。尚、取込配管152は一端側が海水中に浸漬しており、その先端には防塵用のフィルタ156が設けられている。
更に、処理水排出ユニット160は、電解槽21の排出口28に接続され且つ取込配管152の入口近傍に電解槽21から排出された電解処理水W1を循環させる循環配管161と、接続配管153の一部から分岐して設けられる分岐排出配管162と、この分岐排出配管162と接続配管153とに対する流量を配分する流量調整バルブ163と、分岐排出配管162から排出される電解処理水W1を順次流し込む洗浄槽164と、を有し、循環ポンプ155を稼働させることで、電解槽21から排出される電解処理水W1を循環配管164を介して取込配管152の入口付近に戻し、汲み上げポンプ154及び循環ポンプ155を稼働させることで、電解前の塩水Wと共に電解処理水W1を取込配管152、タンク151及び接続配管153に再循環させると共に、分岐排出配管162から洗浄槽164に向けて排出させるようにしたものである。
FIG. 9 shows a main part of the electrolytic treatment apparatus according to the third embodiment.
In the figure, an
In the present embodiment, the
In this example, the
The salt
Further, the treated
次に、本実施の形態に係る電解処理装置の作動について説明する。
今、流量調整バルブ163を全開にして汲み上げポンプ154及び循環ポンプ155を稼働させ、電解装置20による電解処理を実施させると、塩水取込ユニット150(タンク151、取込配管152、接続配管153)を介して電解装置20の電解槽21に塩水Wとしての海水が取り込まれ、電解槽21にて電解処理が行われ、電解槽21から循環配管161を介して電解処理水W1が取込配管152の入口付近に戻される。
すると、塩水取込ユニット150の取込配管152には電解処理水W1が塩水Wと共に汲み上げられ、タンク151へと取り込まれる。このとき、取込配管152には海水中のフジツボ等の海洋生物が入り込む懸念があるが、殺菌作用を奏する電解処理水W1が取込配管152内を流れるため、取込配管152内にフジツボ等の海洋生物が付着する事態は抑制される。
また、洗浄槽164に排出すべき電解処理水W2の塩素濃度を予め決められたレベル(例えば10ppm)に設定するには、電解槽21による電解処理で塩素生成量を調整することで、電解槽21から循環配管161を通じて海水中に戻される電解処理水W1の塩素濃度を予め決められたレベル(例えば100ppm)に調整し、取込配管152に対して再循環される前述した電解処理水W1と電解前の塩水Wとしての海水との混合溶液の塩素濃度を最終的な電解処理水W2の塩素濃度レベルに合わせ込むようにすればよい。
このようにして電解処理水W2の塩素濃度レベルを調整すれば、洗浄槽164において電解処理水W2を殺菌作用を奏する洗浄水として利用することが可能である。
Next, the operation of the electrolytic treatment apparatus according to this embodiment will be described.
Now, when the flow
Then, the electrolytic treatment water W <b> 1 is pumped together with the salt water W into the
Moreover, in order to set the chlorine concentration of the electrolytically treated water W2 to be discharged to the
If the chlorine concentration level of the electrolytically treated water W2 is adjusted in this manner, the electrolytically treated water W2 can be used as cleaning water having a bactericidal action in the
◎実施例1
本実施例は、実施の形態1に係る電解処理装置10で用いられる電解装置20を具現化したもので、以下の実施条件の下で、電解電流を変化させたときの塩素生成量の変化を求めたものである。
−実施条件−
・電解槽の内径:154mm
・電解槽の容積:5585mL
・電解槽の長さ:300mm
・炭素電極の直径:20mm
・炭素電極の露出長さ:250mm
・電解溶液:人工海水(塩濃度約3%)
結果を図10に示す。
同図によれば、電解電流が増加するに伴って塩素生成量が略比例的に増加する傾向にあることが理解される。
このため、電解電流を調整することで塩素生成量を可変設定することが可能になり、電解処理水の塩素濃度として所望のレベルに容易に調整することができる。
Example 1
This example embodies the
-Implementation conditions-
-Inner diameter of electrolytic cell: 154mm
・ Volume of electrolytic cell: 5585 mL
-Electrolyzer length: 300mm
-Diameter of carbon electrode: 20mm
・ Exposed length of carbon electrode: 250 mm
・ Electrolytic solution: artificial seawater (salt concentration of about 3%)
The results are shown in FIG.
According to the figure, it is understood that the amount of chlorine production tends to increase approximately proportionally as the electrolysis current increases.
For this reason, it becomes possible to variably set the chlorine generation amount by adjusting the electrolysis current, and it is possible to easily adjust the chlorine concentration of the electrolyzed water to a desired level.
◎実施例2
本実施例は、実施の形態1に係る電解処理装置10で用いられる電解装置20を具現化したもので、以下の電解条件による対構成の炭素電極の寿命を調べたものである。
−電解条件−
・電解電流:20A
・電解電圧の極性の切替タイミング:3時間毎
本実施例の性能を評価するために、比較例として、電解電圧の極性を切り替えない電解条件の下で対構成の炭素電極の寿命を調べた。
本実施例では、累積運転時間が約600時間までメンテナンスを必要とせずに電解処理を実施することが確認された。
また、寿命に至った対構成の炭素電極の径変化を調べたところ、両者ともに同程度消耗していることが確認され、また、いずれの電極表面にも水酸化物の付着はほとんど見られなかった。
これに対し、比較例では、累積運転時間が約100時間に至った段階で陰極側に水酸化物が過剰に付着してしまい、メンテナンスをしなければ電解処理の実施が困難な状況であった。また、対構成の炭素電極の径変化を調べたところ、陽極側の炭素電極が陰極側に比べて過度に消耗していることが確認された。
Example 2
This example embodies the
-Electrolysis conditions-
・ Electrolytic current: 20A
Electrolytic voltage polarity switching timing: every 3 hours In order to evaluate the performance of the present example, as a comparative example, the life of the paired carbon electrode was examined under electrolytic conditions in which the polarity of the electrolytic voltage was not switched.
In this example, it was confirmed that the electrolytic treatment was carried out without requiring maintenance until the cumulative operation time was about 600 hours.
Further, when the diameter change of the paired carbon electrode which reached the end of life was examined, it was confirmed that both were consumed to the same extent, and there was almost no hydroxide adhesion on any electrode surface. It was.
On the other hand, in the comparative example, when the cumulative operation time reached about 100 hours, the hydroxide was excessively attached to the cathode side, and it was difficult to perform the electrolytic treatment without maintenance. . Further, when the diameter change of the paired carbon electrode was examined, it was confirmed that the carbon electrode on the anode side was excessively consumed compared to the cathode side.
◎実施例3
本実施例は、実施の形態2に係る電解処理装置を具現化したものであり、海水を取り込んで電解した電解処理水の特性、及び、電解処理水による魚の鮮度保持効果について調べたものである。
本例における電解条件は以下の通りである。
・電解電圧:24V
・電解電流:20A
・海水の取込流:20L/min.
・電解処理水の有効塩素濃度:5ppm
先ず、使用した海水、及び、電解処理水の特性として、単位容量1mL当たりの一般生菌数と好塩性菌数とを調べたところ、図11(a)に示す結果が得られた。
同図によれば、電解処理水の菌数は海水に比べて大幅に減少していることが理解され、電解処理は海水に対して殺菌効果があり、電解処理水は殺菌海水として生成されることが把握される。
Example 3
This example embodies the electrolytic treatment apparatus according to the second embodiment, and examines the characteristics of the electrolytically treated water obtained by electrolyzing seawater and the effect of maintaining the freshness of the fish by the electrolytically treated water. .
The electrolysis conditions in this example are as follows.
・ Electrolytic voltage: 24V
・ Electrolytic current: 20A
-Seawater uptake: 20 L / min.
・ Effective chlorine concentration of electrolyzed water: 5ppm
First, as the characteristics of the used seawater and electrolytically treated water, the number of general viable bacteria and the number of halophilic bacteria per mL of unit volume were examined, and the result shown in FIG. 11 (a) was obtained.
According to the figure, it is understood that the number of bacteria in the electrolyzed water is significantly reduced compared to seawater. The electrolyzed water has a sterilizing effect on the seawater, and the electrolyzed water is generated as sterilized seawater. It is understood.
次に、魚介類の一例として鰺を絞めた後、10Lの電解処理水(殺菌海水)で魚体表面と鰓を中心に洗浄し、洗浄直後及び洗浄後の鰺を密閉容器に収容し、5°Cに保った冷蔵庫内にて保管し、12時間後のK値を測定した。尚、本実施例に対する比較例としては、電解処理水の代わりに10Lの海水で鰺の魚体表面と鰓を中心に洗浄し、実施例と同様の条件でK値を測定した。
ここでいう‘K値’とは、魚介類の鮮度を示す1つの指標であり、魚介類のATP(アデノシン三リン酸)の分解の程度を示すものである。つまり、図11(b)に示すように、魚介類が死亡して魚介類のATPが酵素的に分解されると、時間の経過と共に、ADP(アデノシン二リン酸)→AMP(アデノシン一リン酸)→IMP(イノシン酸)→HxR(イノシン),Hx(ヒポキサンチン)へと分解が進行し、ATPの分解物であるHxR及びHxが増加することで、図11(c)に示すように定義された‘K値’が上昇し、鮮度の低下を判定することが可能である。尚、‘K値’は20%未満であれば非常に新鮮で寿司・刺身用に使用可能であることを示し、20%以上50%以下であれば加熱用としては使用可能であることを示し、60%以上で使用に不向きであることを示す。
本実施例及び比較例についてのK値の測定結果を図11(b)に示す。
同図によれば、本実施例は、捕獲直後に電解処理水で洗浄して冷蔵保管すれば、12時間経過しても、魚の鮮度はほとんど低下しないことが理解される。この点、比較例に示す洗浄方法では、12時間経過後には鮮度の低下が始まっていることが理解される。
Next, after squeezing the salmon as an example of fish and shellfish, the fish surface and the salmon are washed mainly with 10 L of electrolyzed water (sterilized seawater), and the salmon immediately after washing and after washing is accommodated in a sealed container. It stored in the refrigerator kept at C, and measured K value after 12 hours. In addition, as a comparative example with respect to the present example, the surface of the carp fish and the carp were washed with 10 L of seawater instead of the electrolytically treated water, and the K value was measured under the same conditions as in the example.
The “K value” here is one index indicating the freshness of seafood, and indicates the degree of decomposition of ATP (adenosine triphosphate) in seafood. That is, as shown in FIG. 11 (b), when the seafood dies and ATP of the seafood is enzymatically degraded, with time, ADP (adenosine diphosphate) → AMP (adenosine monophosphate) ) → IMP (Inosinic acid) → HxR (Inosine), Hx (Hypoxanthine) progresses to decomposition, and HxR and Hx, which are degradation products of ATP, increase as shown in FIG. 11 (c). It is possible to determine a decrease in freshness by increasing the 'K value'. If the 'K value' is less than 20%, it is very fresh and can be used for sushi and sashimi, and if it is 20% or more and 50% or less, it can be used for heating. , 60% or more indicates unsuitable for use.
The measurement result of K value about a present Example and a comparative example is shown in FIG.11 (b).
According to the figure, it is understood that the freshness of the fish hardly decreases even after 12 hours if this example is washed with electrolytically treated water immediately after capture and refrigerated. In this regard, in the cleaning method shown in the comparative example, it is understood that the decrease in freshness starts after 12 hours.
1…電解槽,1a…取込口,1b…排出口,2(2a,2b)…炭素電極,3…電解用電源,3a…電源要素,3b…切替要素,4…電解装置,5…塩水取込手段,6…処理水提供手段,V…電解電圧,W…塩水,W1…電解処理水
DESCRIPTION OF
Claims (9)
無隔膜式の電解槽内に電解対象である前記塩水を充填する充填工程と、
この電解槽内の塩水に対して少なくとも対構成の炭素電極を浸漬させ、一方の炭素電極を陽極、他方の炭素電極を陰極として直流成分からなる電解電圧を印加する第1の電解工程と、
この第1の電解工程とは交互に予め決められたタイミングで実施され、前記一方の炭素電極を陰極、前記他方の炭素電極を陽極とするように直流成分からなる電解電圧の極性を切り替えて印加する第2の電解工程と、
を備えたことを特徴とする電解方法。 When electrolyzing salt water containing impurities,
A filling step of filling the salt water, which is the subject of electrolysis, into a diaphragm-type electrolytic cell;
A first electrolysis step of immersing at least a pair of carbon electrodes in salt water in the electrolytic cell, and applying an electrolysis voltage comprising a direct current component using one carbon electrode as an anode and the other carbon electrode as a cathode;
The first electrolysis step is alternately performed at a predetermined timing, and the polarity of the electrolysis voltage composed of a DC component is switched and applied so that the one carbon electrode is a cathode and the other carbon electrode is an anode. A second electrolysis step to
An electrolysis method comprising:
前記塩水が取り込まれる取込口及び前記塩水が電解された後の電解処理水が排出される排出口を有し、前記塩水が充填される無隔膜式の電解槽と、
この電解槽内に対向して配置され且つ電解対象である塩水に浸漬する少なくとも対構成の炭素電極と、
この対構成の炭素電極の一方の炭素電極を陽極に、他方の炭素電極を陰極とするように、当該対構成の炭素電極間に直流成分からなる電解電圧を印加する電解用電源と、を備え、
前記電解用電源は、定期的又は不定期的に予め決められたタイミングで前記対構成の炭素電極に対する電解電圧の極性が切り替え可能な切替要素を有することを特徴とする電解装置。 An electrolysis apparatus for electrolyzing salt water containing impurities,
A diaphragm-type electrolytic cell having an intake port through which the salt water is taken in and a discharge port through which the electrolyzed water after the salt water is electrolyzed is discharged, and filled with the salt water;
A carbon electrode of at least a pair configuration disposed opposite to the electrolytic cell and immersed in salt water to be electrolyzed;
An electrolysis power source for applying an electrolytic voltage composed of a direct current component between the pair of carbon electrodes so that one carbon electrode of the pair of carbon electrodes serves as an anode and the other carbon electrode serves as a cathode. ,
2. The electrolysis apparatus according to claim 1, wherein the electrolysis power source includes a switching element capable of switching a polarity of an electrolysis voltage with respect to the pair of carbon electrodes at a predetermined timing periodically or irregularly.
前記電解用電源の切替要素は、夫々の極性での累積電解時間が略同程度となるように前記電解電圧の極性を切り替えるものであることを特徴とする電解装置。 The electrolyzer according to claim 2.
The electrolysis apparatus characterized in that the switching element of the electrolysis power source switches the polarity of the electrolysis voltage so that the accumulated electrolysis times in the respective polarities are approximately the same.
前記電解用電源の切替要素は、電解装置の運転開始時又は運転停止時に前記電解電圧の極性を切り替えることを特徴とする電解装置。 The electrolyzer according to claim 2.
The electrolysis apparatus characterized in that the switching element of the electrolysis power source switches the polarity of the electrolysis voltage when the electrolysis apparatus starts or stops operating.
前記電解槽は、前記取込口が前記排出口よりも下方に位置することを特徴とする電解装置。 The electrolysis apparatus according to claim 1 or 2,
The electrolytic cell is characterized in that the intake port is located below the discharge port.
前記電解槽はその側周壁の予め決められた一部に前記取込口、及び、当該取込口よりも上方に位置する前記排出口を有し、
前記対構成の炭素電極は、前記電解槽の側周壁のうち前記取込口及び排出口の反対側の部位で、かつ、少なくとも前記取込口よりも上方に位置するように配設されていることを特徴とする電解装置。 The electrolyzer according to claim 5.
The electrolytic cell has the intake port in a predetermined part of its side peripheral wall, and the discharge port located above the intake port,
The paired carbon electrodes are disposed on the side wall of the electrolytic cell on the opposite side of the intake port and the discharge port and at least above the intake port. An electrolyzer characterized by that.
前記電解装置の電解槽の取込口を通じて塩水を取り込む塩水取込手段と、
前記電解装置の電解槽の排出口を通じて排出される電解処理水を利用に供する処理水提供手段と、
を備えたことを特徴とする電解処理装置。 An electrolyzer according to any one of claims 2 to 6,
Salt water intake means for taking in salt water through the inlet of the electrolytic cell of the electrolyzer;
Treated water providing means for using the electrolytically treated water discharged through the outlet of the electrolytic cell of the electrolyzer;
An electrolytic treatment apparatus comprising:
漁船に搭載され、前記塩水取込手段が塩水としての海水を電解装置の電解槽に取り込むものであり、前記処理水提供手段が電解処理水を捕獲された魚介類の殺菌水として用いるものであることを特徴とする電解処理装置。 The electrolytic treatment apparatus according to claim 7, wherein
Mounted on a fishing boat, the salt water intake means takes sea water as salt water into the electrolytic tank of the electrolysis device, and the treated water providing means uses the electrolytic treated water as sterilized water for fish and shellfish captured. An electrolytic treatment apparatus characterized by that.
前記塩水取込手段は、塩水を一時的に貯留する貯留容器と、この貯留容器に対して塩水を取り込む取込配管と、前記貯留容器と前記電解装置の電解槽の取込口との間を接続する接続配管と、を有し、前記取込配管、前記貯留容器及び前記接続配管を介して前記電解装置の電解槽に塩水を取り込むものであり、
前記処理水提供手段は、前記電解槽の排出口に接続され且つ前記取込配管の入口近傍に電解槽から排出された電解処理水を循環させる循環配管と、前記接続配管の一部から分岐して設けられる分岐排出配管と、この分岐排出配管と接続配管とに対する流量を配分する流量調整手段と、を有し、電解槽から排出される電解処理水を、電解前の塩水と共に塩水取込手段の取込経路に再循環させると共に、分岐排出配管から排出させるようにしたことを特徴とする電解処理装置。 The electrolytic treatment apparatus according to claim 7, wherein
The salt water intake means includes a storage container that temporarily stores salt water, an intake pipe that takes salt water into the storage container, and a space between the storage container and the inlet of the electrolytic cell of the electrolysis device. Connecting pipes to be connected, and taking salt water into an electrolytic cell of the electrolysis device through the intake pipe, the storage container and the connection pipe,
The treated water providing means is branched from a part of the connection pipe, a circulation pipe connected to the discharge port of the electrolytic cell and circulating the electrolytic treated water discharged from the electrolytic cell in the vicinity of the inlet of the intake pipe. A branch discharge pipe, and a flow rate adjusting means for allocating a flow rate to the branch discharge pipe and the connection pipe, and the salt water intake means together with the salt water before electrolysis discharged from the electrolytic cell. The electrolytic treatment apparatus is characterized in that it is recirculated to the intake path and discharged from the branch discharge pipe.
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