JP2014097953A - まつ毛化粧料 - Google Patents

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【課題】塗布直後のカール効果が高く、しかも洗浄後までもカールが持続するまつ毛化粧料の提供。
【解決手段】(A)アラニン、ロイシン及びイソロイシンから選ばれる1種以上を含有するまつ毛化粧料。
【選択図】なし

Description

本発明は、まつ毛化粧料に関する。
マスカラは、まつ毛、またはビューラーで上向きにくせ付けしたまつ毛に塗布され、更に、ブラシでまつ毛を持ち上げてマスカラ液を付けることを繰り返し、まつ毛をカールさせることにより使用される。塗布後、室温で乾燥して完成されるが、完成後は、マスカラ皮膜でまつ毛形状が固定され、カールした状態が保持される。
そのため、マスカラで固定することにより得られるカール形状は、洗浄によりマスカラを除去すると、もとのあまりカールされていないまつ毛の状態に戻ってしまう。従って、毎日、まつ毛をカールさせる手間が必要であった。
マスカラにおいて、得られたカールが持続することは非常に重要であり、従来、カールアップ効果とカール持続効果が高いまつ毛化粧料が種々検討されている。例えば、特許文献1に、毛髪や睫毛等のケラチン様物質に保持有効量のトランスグルタミナーゼを含有する組成物を塗布することを含む、該ケラチン様物質においてカールを保持する方法が記載されている。
特開2009−108085号公報
本発明らは、塗布したマスカラが水で洗浄した後にカール効果が持続しないという課題を見出した。
本発明者は、まつ毛化粧料に特定のアミノ酸を配合すると、塗布直後のまつ毛のカールした状態になる効果(以下、カール効果という)が高く、しかも洗浄後までカールが持続することを見出した。
本発明は、(A)アラニン、ロイシン及びイソロイシンから選ばれる1種以上を含有するまつ毛化粧料を提供するものである。
本発明のまつ毛化粧料は、塗布直後のカール効果が高く、しかも洗浄後までもカール効果が持続する。また、塗布したまつ毛にダマができず、均一に付着させることができる。
実施例において、塗布後のカール効果を評価する際の断面図を示す。
本発明で用いる成分(A)のアラニン、ロイシン及びイソロイシンは、アミノ酸の一種であり、化粧料に用いられることもあるが、まつ毛化粧料に配合した例は、知られていない。中でも、水への溶解性や化粧料の製造性の点から、アラニン、ロイシンが好ましく、アラニンがより好ましい。
本発明において、成分(A)は、塗布直後のカール効果が高く、しかも洗浄後までもカール効果が持続し、塗布したまつ毛にダマができにくい点から、まつ毛化粧料中の水の質量に対して、0.01質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましく、0.4質量%以上が更に好ましく、15質量%以下が好ましく、13質量%以下がより好ましく、12質量%以下が更に好ましい。また、成分(A)は、まつ毛化粧料中の水の質量に対して、0.01〜15質量%が好ましく、0.05〜13量%がより好ましく、0.4〜12質量%が更に好ましい。
20℃における水に対する溶解度は、アラニン16g/100g、ロイシン2g/100g、イソロイシン4g/100gであるが、仕上がりの点から、溶解する状態で含有することが好ましい。
また、成分(A)の含有量は、塗布直後のカール効果が高く、しかも洗浄後までもカール効果が持続し、塗布したまつ毛にダマができず、均一に付着させる観点から、全組成中に0.001質量%以上が好ましく、0.01質量%以上がより好ましく、0.1質量%以上が更に好ましく、10質量%以下が好ましく、8質量%以下がより好ましく、6質量%以下が更に好ましく、5質量%以下がより更に好ましい。また、成分(A)の含有量は、全組成中に0.001〜10質量%が好ましく、0.01〜8質量%がより好ましく、0.01〜6質量%が更に好ましく、0.1〜5質量%がより更に好ましい。
本発明のまつ毛化粧料は、水系、W/O型、O/W型のいずれの剤型にすることも可能であり、O/W型のまつ毛化粧料が好ましい。
本発明において、水の含有量は、水系の場合、全組成中に30〜99.99質量%が好ましく、70〜99.9質量%がより好ましい。また、W/O型の場合は、全組成中に1〜40質量%が好ましく、2〜25質量%がより好ましく、3〜15質量%が更に好ましい。O/W型の場合は、全組成中に30〜85質量%が好ましく、35〜75質量%がより好ましく、40〜65質量%が更に好ましい。
本発明のまつ毛化粧料は、更に、(B)25℃で固形のワックスを含有することができ、より高いカール効果を得ることができる。
ワックスは、融点が60〜110℃のものが好ましく、動物性ワックス、植物性ワックス、鉱物性ワックス、合成ワックス等を用いることができる。
具体的には、コメヌカロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ヒマワリ種子ロウ、ミツロウ、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、シリコーンワックス、水添ホホバ油等が挙げられる。これらのうち、W/O型の場合には、水添ホホバ油が好ましく、O/W型の場合には、高融点マイクロクリスタリンワックス(融点83〜100℃)が好ましい。高融点マイクロクリスタリンワックスとしては、日本精鑞社のHNP−0190(融点87〜93℃)を用いることができる。
成分(B)のワックスは、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、含有量は、カール効果がより高くなる点から、全組成中に2質量%以上が好ましく、5質量%以上がより好ましく、10質量%以上が更に好ましく、35質量%以下が好ましく、30質量%以下がより好ましく、25質量%以下が更に好ましい。また、成分(B)の含有量は、全組成中に2〜35質量%が好ましく、5〜30質量%がより好ましく、10〜25質量%が更に好ましい。
本発明において、成分(A)及び(B)の質量割合(A)/(B)は、塗布直後のカール効果が高く、しかも洗浄後までもカール効果が持続し、塗布したまつ毛にダマができず、均一に付着させる点から、0.00005上が好ましく、0.0005以上がより好ましく、0.005以上が更に好ましく、5以下が好ましく、1以下がより好ましく、0.3以下が更に好ましい。また、成分(A)及び(B)の質量割合(A)/(B)は、0.00005〜5が好ましく、0.0005〜1がより好ましく、0.005〜0.3が更に好ましい。
また、本発明の化粧料は、まつ毛をカールアップし、それを保持するため、化粧料に通常用いられる増粘剤を、油相中に含有することができる。
増粘剤としては、例えば、ジステアルジモニウムヘクトライト、ジステアルジモニウムベントナイト、ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト、ジメチルジステアリルアンモニウムベントナイト等の有機変性粘土鉱物が挙げられる。これらは予めエタノール、炭酸プロピレン等の極性添加剤及び溶剤を加えて分散したプレミックスゲルとして用いることで、その後の作業性がより向上する。
有機変性粘土鉱物は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、十分な増粘効果が得られ、仕上がり及び保存安定性も良好である点から、全組成中に0.05〜20質量%が好ましく、0.3〜15質量%がより好ましい。
また、増粘剤としては、パルミチン酸デキストリン等のデキストリン脂肪酸エステル等を用いることもできる。デキストリン脂肪酸エステルには、ワックスの結晶化抑制効果もある。市販品としては、千葉製粉社製のレオパールKL2等を使用することができる。
デキストリン脂肪酸エステルは、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、増粘効果、ワックスの結晶化抑制効果の点から、全組成中に0.05〜20質量%が好ましく、0.3〜10質量%がより好ましい。
本発明のまつ毛化粧料は、O/W型乳化組成物、W/O型乳化組成物とすることができ、乳化のために、種々の界面活性剤を含有することができる。
界面活性剤としては、乳化を安定的に行えるものであれば制限されず、非イオン界面活性剤等を用いることができる。
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリンエステル、アルキルグリセリルエーテル、脂肪酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等が挙げられる。W/O型乳化組成物の場合にはHLB4〜9程度のものが、O/W型乳化組成物の場合にはHLB11〜16程度のものが好ましい。
ここで用いられる非イオン界面活性剤は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、全組成中に0.1〜10質量%が好ましく、0.2〜5質量%がより好ましい。
本発明における水相は、水の他に、炭素数1〜4の低級アルコール等の水性溶剤を含むことができ、皮膜剤、無機塩、その他種々の添加剤を含有することができる。皮膜剤としては、水溶性高分子、例えばポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース、デンプン等が挙げられる。
更に、化粧持ちやカールアップ効果をより向上させる目的で、乾燥の速い皮膜形成ポリマーエマルジョンを含有することができる。かかる皮膜形成ポリマーエマルジョンとしては、アクリル酸やメタクリル酸のアルキルエステルのホモポリマーエマルジョンや共重合体エマルジョン、アクリル酸アルキル・スチレン共重合体エマルジョン、ポリ酢酸ビニルポリマーエマルジョン、酢酸ビニル・アクリル酸アルキルエマルジョン、シリコーン系ポリマーエマルジョン等が挙げられ、なかでも、アクリル酸アルキル共重合体エマルジョンが好ましい。
皮膜形成ポリマーエマルジョンの含有量は、全組成中に0.1〜10質量%が好ましく、1〜5質量%がより好ましい。
本発明においては、乾燥速度の点から揮発性油剤を含有することが好ましい。
揮発性油剤とは、沸点が常圧で300℃以下の油剤を示し、揮発性炭化水素油、揮発性シリコーン油が好ましい。具体的には、イソドデカン、水添ポリイソブテン等の揮発性炭化水素油;オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の揮発性シリコーン油が挙げられる。これらのうち、イソドデカン、炭素数8〜16の飽和イソパラフィン系炭化水素油(水添ポリイソブテン)が好ましい。市販品としては、丸善石油化学社製のマルカゾールR、出光興産社製のIPソルベント1620、同2028等を使用することができる。
揮発性油剤の含有量は、特に制限されないが、全組成中に1〜90質量%が好ましく、10〜70質量%がより好ましく、15〜65質量%がさらに好ましい。
本発明の化粧料は、更に化粧料に通常用いられる不揮発性の液状油を含有することができる。
かかる不揮発性の液状油としては、例えば、流動イソパラフィン、スクワラン等の炭化水素油;イソステアリン酸等の分岐脂肪酸;セチルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アルコール;イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸オクチルドデシル、イソナノン酸イソトリデシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ホホバ油、ひまし油、マカデミアンナッツオイル、オリーブ油、菜種油、椿油、大豆油、綿実油、ひまわり油等のエステル油などが挙げられる。
不揮発性の液状油は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、クレンジング性及び塗布時の仕上がりの点から、全組成中に0.1〜20質量%が好ましく、0.5〜15質量%がより好ましい。
また、無機塩として、硫酸マグネシウムを含有することが、高温保存安定性向上、及び塗布時のダマ抑制の点から好ましい。硫酸マグネシウムの含有量は、全組成中に0.001〜7質量%が好ましく、0.05〜3質量%がより好ましい。
本発明のまつ毛化粧料は、前記成分以外に、化粧料に通常用いられる成分、例えば、ポリメチルメタアクリレート(PMMA)、ナイロンパウダー、シリカ等の球状粉体;白色顔料、有機顔料、無機顔料、酸化鉄、雲母チタン等の顔料粉体;ベントナイト、タルク、カオリン等の粉体や、ロングラッシュ効果を高めるため、繊維を含有することができる。なかでも、まつ毛にボリュームと黒い着色感を与える目的から、酸化鉄を含むことが好ましく、黒酸化鉄を含むことがより好ましい。酸化鉄を含む場合、酸化鉄の含有量は、1〜15質量%が好ましく、5〜12質量%がより好ましい。
これら粉体は、シリコーン、高級脂肪酸、高級アルコール、脂肪酸エステル、金属石鹸、アミノ酸、アルキルシラン、アクリルシリコーン、フッ素化合物等により表面処理したもの、あるいは有機又は無機マイクロカプセル中に内包したものを用いることができる。各種粉体を油相に含有させる際には、分散性及び高温保存安定性を向上させるため、粉体の表面を、アルキルシラン処理、シリコーン処理等の疎水化処理するのが好ましい。
本発明のまつ毛化粧料は、このほか、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、保湿剤、色素、香料、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤等を含有することができる。
本発明のまつ毛化粧料が乳化組成物の場合、油相中の固形分濃度は、皮膜強度が十分に発現され、またボリューム感に優れ、保存安定性及び仕上がりも良好である点から、油相に対して、10〜70質量%が好ましく、30〜60質量%がより好ましい。なお、本発明において、固形分とは、単独の状態で、25℃にて固体または半固体である成分であり、ワックスの他、油相中に分散されている皮膜剤、増粘剤、粉体、顔料、繊維、防腐剤等が含まれる。
本発明のまつ毛化粧料は、通常の方法に従い、各成分を均一に混合し攪拌することにより製造することができる。
本発明のまつ毛化粧料は、塗布直後のカール効果が高く、しかも洗浄後までもカール効果が持続する点から、25℃において水で20質量倍に希釈したときのpHが3〜8であるのが好ましく、pH5〜8であるのがより好ましい。
本発明のまつ毛化粧料は、マスカラに通常用いられる繊維を針金でねじったブラシや、コーム形状、コイル形状等の塗布具、樹脂を用いてブラシ形状に成形した樹脂成形ブラシなどの塗布具を用いてまつ毛に塗布することができる。
本発明のまつ毛化粧料は、まつ毛美容液、マスカラ下地、マスカラ等として適用することができる。
本発明のまつ毛化粧料は、連続相が水相の形態であるのが好ましい。まつ毛化粧料を塗布したときに、水に溶解した成分(A)が、最初にまつ毛に作用することができるためである。
成分(A)を含有する本発明のまつ毛化粧料は、まつ毛に塗布するのみでカール効果が得られるが、塗布前又は塗布後、ビューラーやホットビューラー等のまつげカール器を用いてまつ毛をカールすることにより、高いカール効果を得ることができる。また、本発明のまつ毛化粧料をまつ毛に塗布した後、更にワックスを含有するまつ毛化粧料を塗布すれば、より高いカール効果が得られる。
本発明のまつ毛化粧料の成分として、成分(A)及び(B)を含有する場合は、マスカラとして高いカール効果が得られる。
いずれの場合にも、本発明のまつ毛化粧料を塗布して得られたカール効果は、洗浄によりまつ毛化粧料を除去した後までも、持続し、くり返し使用することにより、その持続効果も高くなる。
上述した実施形態に関し、本発明は、更に以下の組成物を開示する。
<1>(A)アラニン、ロイシン及びイソロイシンから選ばれる1種以上を含有するまつ毛化粧料。
<2>(A)アラニン、ロイシン及びイソロイシンから選ばれる1種以上を、水の質量に対して0.01〜15質量%が好ましく、0.05〜13質量%がより好ましく、0.4〜12質量%が更に好ましい前記<1>記載のまつ毛化粧料。
<3>水で20質量倍に希釈したときの25℃におけるpHが3〜8であって、好ましくはpH5〜8である前記<1>又は<2>記載のまつ毛化粧料。
<4>更に、(B)25℃で固形のワックスを含有する請求項1〜3のいずれか1項記載のまつ毛化粧料。
<5>成分(A)と(B)の質量割合(A)/(B)が、0.00005〜5であって、0.0005〜1がより好ましく、0.005〜0.3が更に好ましい前記<4>記載のまつ毛化粧料。
<6>成分(A)を含有するまつ毛化粧料を塗布した後、成分(B)を含有するまつ毛化粧料を塗布するまつ毛の化粧方法。
<7>成分(A)を含有するまつ毛化粧料を塗布した後、まつ毛カール器を用いてカールするまつ毛の化粧方法。
実施例において行った評価方法は、以下のとおりである。
(1)塗布後のカール効果:
長さ1〜1.5cmの毛髪を3本とり、水平に固定し、図1のようにセットする。この毛髪に、マスカラブラシ(外径5.5mm、ナイロン(4ミル)、シゴキ径3.4mm)を用いて、まつ毛化粧料10回を塗布し、水平面からの毛髪のカール角度を測定した。測定は3回行ない、平均値を反り角度として評価した。(図1参照)
(2)洗浄後のカール効果:
上記(1)に記載の方法でまつ毛化粧料を塗布し、室温で8時間乾燥した。この毛髪を水で洗浄し、乾燥後、水平面からの毛髪のカール角度を測定した。測定は3回行ない、平均値を反り角度として評価した。
(3)仕上がり:
上記(1)に記載の方法でマスカラを塗布した毛髪について、専門パネラーによりダマ発生状態を目視観察し、下記判定を行った。
A:ダマができない。
B:ダマが僅かにできるが仕上がりに大きな影響はない。
C:ダマが僅かにできて仕上がりに影響がある。
なお、実施例の表中の*1〜*10は、以下のとおりである。
*1:純正化学社、L−ロイシン
*2:クローダジャパン社、BEES WAX−S(融点60〜67℃)
*3:セラリカNODA社、脱臭精製カルナウバワックスNo.1(融点80〜86℃)
*4:セラリカNODA社、ライスワックスF−1(融点75〜80℃)
*5:ミツバ貿易社、精製キャンデリラワックスSR−2(融点68〜72℃)
*6:日本精鑞社、HNP−0190(融点87〜93℃)
*7:日本エヌエスシー社、ヨドゾールGH34F(ポリマー固形分42%)
*8:林原社、化粧品用プルラン(平均分子量20万)
*9:AGCエスアイテック社、サンスフェア H−51
*10:ダイセル化学工業社、HECダイセル SE400
実施例1〜7及び比較例1〜3
表1に示す組成のO/W型まつ毛化粧料を、各成分を均一に攪拌混合することにより製造し、塗布後のカール効果、洗浄後のカール効果及び仕上がりを評価した。結果を表1に併せて示す。
実施例8
表2に示す組成の水系まつ毛化粧料を、各成分を均一に撹拌混合することにより製造した。
実施例9及び比較例4
実施例9として、ロイシンを含有しワックスを含有しない実施例8のまつ毛化粧料を塗布した後、続けて成分(A)を含有せずワックスを含有する比較例1のまつ毛化粧料を塗布した。また、比較例4では、実施例8のまつ毛化粧料に代え、水を塗布した後、比較例1のまつ毛化粧料を塗布した。これらの処理後、カール効果、洗浄後のカール効果及び仕上がりを評価した。結果を表3に示す。
実施例10及び比較例5
実施例10として、ロイシンを含有しワックスを含有しない実施例8のまつ毛化粧料を塗布した後、ビューラーを用いてまつ毛をカールした。また、比較例5では、実施例8のまつ毛化粧料に代え、水を塗布した後、ビューラーを用いてまつ毛をカールした。これらの処理後、カール効果、洗浄後のカール効果及び仕上がりを評価した。結果を表4に示す。
実施例11及び比較例6
実施例11として、ロイシンを含有しワックスを含有しない実施例8のまつ毛化粧料を塗布した後、ビューラーを用いてまつ毛をカールし、更に、成分(A)を含有せずワックスを含有する比較例1のまつ毛化粧料を塗布した。また、比較例6では、実施例8のまつ毛化粧料に代え、水を塗布した後、ビューラーを用いてまつ毛をカールし、更に、比較例1のまつ毛化粧料を塗布した。これらの処理後、塗布後のカール効果、洗浄後のカール効果及び仕上がりを評価した。結果を表5に示す。

Claims (7)

  1. (A)アラニン、ロイシン及びイソロイシンから選ばれる1種以上を含有するまつ毛化粧料。
  2. (A)アラニン、ロイシン及びイソロイシンから選ばれる1種以上を、水の質量に対して0.01〜15質量%配合する請求項1記載のまつ毛化粧料。
  3. 水で20質量倍に希釈したときの25℃におけるpHが3〜8である請求項1又は2記載のまつ毛化粧料。
  4. 更に、(B)25℃で固形のワックスを含有する請求項1〜3のいずれか1項記載のまつ毛化粧料。
  5. 成分(A)と(B)の質量割合(A)/(B)が、0.00005〜5である請求項4記載のまつ毛化粧料。
  6. 成分(A)を含有するまつ毛化粧料を塗布した後、成分(B)を含有するまつ毛化粧料を塗布するまつ毛の化粧方法。
  7. 成分(A)を含有するまつ毛化粧料を塗布した後、まつ毛カール器を用いてカールするまつ毛の化粧方法。
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