JP2014096054A - 画像転送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作性を向上させる(短時間で画像転送を完了する)。
【解決手段】画像転送装置(1)に記録媒体(RM)を挿入すると画像転送装置が起動し、記録媒体内の記録画像が表示画面に表示される。ユーザは必要に応じて画像転送装置の表示画像を変更する。データ送信先の情報機器(2)にてデータ受信用のプログラムを起動させ、ペアリングを実行する。その後、転送したい画像が表示された画像転送装置を情報機器に軽く当てる操作を行うと、表示された画像(対象画像)の画像データが情報機器に無線送信される。
【選択図】図12
【解決手段】画像転送装置(1)に記録媒体(RM)を挿入すると画像転送装置が起動し、記録媒体内の記録画像が表示画面に表示される。ユーザは必要に応じて画像転送装置の表示画像を変更する。データ送信先の情報機器(2)にてデータ受信用のプログラムを起動させ、ペアリングを実行する。その後、転送したい画像が表示された画像転送装置を情報機器に軽く当てる操作を行うと、表示された画像(対象画像)の画像データが情報機器に無線送信される。
【選択図】図12
Description
本発明は、画像転送装置に関する。
デジタルカメラ(一眼レフデジタルカメラ、ミラーレスデジタルカメラ、高級コンパクトデジタルカメラ等)で撮影した画像(写真)のデータを、スマートフォンなどの情報機器に転送したいというニーズが存在する。例えば、ユーザは、転送された画像データを情報機器上で閲覧したり、電子メールに添付して知人に送信したり、ソーシャルネットワーキングサービスを運営するウェブサイトに載せたりする。
図16を参照し、デジタルカメラで撮影した画像のデータをスマートフォンなどの情報機器902に転送(コピー)する従来手順を説明する。転送されるべき画像データは、SDカード(登録商標)などのメモリカードに記録されているものとする。情報機器902には、メモリカードを挿入するスロットが設けられておらず、代わりにUSB(登録商標)規格等に従ったコネクタが設けられている。ユーザは、そのコネクタを介してメモリカード内のデータを情報機器902に読み込ませるための変換アダプタ901を用意する(変換アダプタ901について、例えば下記非特許文献1参照)。
まず、ユーザは、情報機器902のコネクタカバーを外して変換アダプタ901のケーブルの一端を情報機器902のコネクタに接続し、変換アダプタ901のスロットにメモリカードを挿入する。その後、ユーザは情報機器902を操作することで、メモリカードが挿入された変換アダプタ901のドライブを選択する。続いて、ユーザはメモリカード内の所望フォルダ(DCIM)を選択し、更に、場合によっては、コピーされるべきデータの入ったフォルダ(撮影機)を選択する。これらの選択操作に応答して、対応フォルダ内における画像ファイル名が情報機器902にリスト表示される。ユーザは、情報機器902を操作してメニューを表示させ当該メニューの中から項目“コピー”を選択する。その後、ユーザは、コピーしたい画像の選択操作を行い、更にコピー先のフォルダを選択し、最後に確定操作を成す。これにより、メモリカード内の所望の画像データが情報機器902内のメモリにコピーされる。
また、或る画像の画像データを送信先機器に送信する際、画像データのリサイズ処理を行ってリサイズデータを送信する方法も提案されている(例えば下記特許文献1参照)。
サンワサプライ、"スマートフォン・タブレットカードリーダ"、[online]、[平成24年10月30日検索]、インターネット<URL:http://direct.sanwa.co.jp/ItemPage/400-GADR002W>
図16からも理解されるように、従来装置を用いて画像転送を行うためには、多くのタッチパネル操作等が必要であり、その操作性は必ずしも高いとは言えない。操作性の向上が有益であることは言うまでもない。
そこで本発明は、操作性の高い画像転送装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像転送装置は、情報機器と通信可能な画像転送装置であって、記録媒体内の1以上の記録画像に含まれる対象画像を表示する表示画面と、当該画像転送装置の動きに応答して前記対象画像の画像データを前記情報機器に送信する送信部と、を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、転送を望む画像が表示された画像転送装置を動かす(例えば振る)という直感的な操作で画像データの送信を指示することができ、ユーザにとってメリットが大きい(高い操作性が実現される)。
本発明によれば、操作性の高い画像転送装置を提供することが可能である。
以下、本発明の実施形態の例を、図面を参照して具体的に説明する。参照される各図において、同一の部分には同一の符号を付し、同一の部分に関する重複する説明を原則として省略する。尚、本明細書では、記述の簡略化上、情報、信号、物理量、状態量又は部材等を参照する記号又は符号を記すことによって該記号又は符号に対応する情報、信号、物理量、状態量又は部材等の名称を省略又は略記することがある。
図1は、本発明の実施形態に係る画像転送装置1の内部ブロックである。図2は、本発明の実施形態に係る情報機器2の内部ブロックである。図3は、画像転送装置1及び情報機器2の外観斜視図を含む、データ転送の概念図である。画像転送装置1及び情報機器2の夫々は電子機器の一種である。情報機器2は、任意の情報の取得、再生又は加工等を行うことのできる任意の情報機器であり、例えば、携帯電話機、情報端末、パーソナルコンピュータ、電子書籍リーダ、電子辞書、デジタルカメラ、ゲーム機器又はナビゲーション装置である。本実施形態では、特に例えば、情報機器2が電話機能を有しつつ携帯情報端末(Personal Data Assistanceとも呼ばれる)としての機能をも持った所謂スマートフォンであることを想定している。
画像転送装置1及び情報機器2は双方向の通信が可能である。装置1及び機器2間の通信は有線通信であっても良いが、以下では、装置1及び機器2間の通信は無線通信であるとする。装置1及び機器2間の無線通信は、任意の通信規格に従ったものであって良く、例えば、Wi−Fi(登録商標)又はBluetooth(登録商標)の規格に従う。装置1及び機器2間の通信の対象データは画像データを含み、画像データはソース装置CM(図3参照)にて生成又は取得される。ソース装置CMは、画像データを生成又は取得可能な任意の電子機器である。ここでは、ソース装置CMはデジタルカメラであるとする(以下、ソース装置CMとしてのデジタルカメラをカメラCMとも呼ぶ)。カメラCMは、デジタルスチルカメラ又はデジタルビデオカメラである。カメラCMは被写体の撮影画像の画像データを自身に接続された記録媒体RMに記録することができる。記録媒体RMは、カメラCMにとって着脱可能な任意の不揮発性メモリであり、半導体メモリ又は磁気ディスク等にて形成される。記録媒体RMに記録された画像データそのもの又は当該画像データに基づく画像データを、画像転送装置1を経由して情報機器2に転送することができる。
画像転送装置1は、符号11〜17によって参照される各部位を備える。符号11は、記録媒体RMに接続可能な記録媒体接続部を表す。本実施形態では、記録媒体RMが、任意の規格に従ったカード状の記録媒体(SDカード(登録商標)等)であるとする。これに伴い、記録媒体接続部11をカードスロット11と呼ぶ。記録媒体RMは、カードスロット11に対して着脱可能(挿抜可能)である。カードスロット11は、記録媒体RMが挿入されるスロットであり、記録媒体RMがカードスロット11に挿入されたとき、記録媒体RMは画像転送装置1に電気的に接続され、画像転送装置1は記録媒体RMの記録内容を読み出すことが可能になる。
画像処理部12は、任意の画像データに対し所定の画像処理を実行する。動き検出部13は、センサを用いて画像転送装置1の動きを検出する。表示部14は、液晶ディスプレイ等の表示画面14Aと、表示画面14Aと操作体との接触位置を検出するタッチ検出部14Bと、を有する表示装置である。操作体は、例えば、画像転送装置1のユーザの指又はタッチペンである。通信部15は、データの受信を行う受信部15Aとデータの送信を行う送信部15Bとから成り、受信部15A及び送信部15Bを用いて、情報機器2との間で任意のデータのやりとりを行う。メモリ16は、半導体メモリ等にて形成され、画像転送装置1内で取り扱う任意のデータを記憶するデータメモリ、及び、主制御部17にて動作するプログラムを格納するプログラムメモリを含む。
主制御部17は、マイクロコンピュータ等から成り、画像転送装置1内の動作を統括的に制御する。図4に示す如く、主制御部17は、カードスロット11に挿入及び接続された記録媒体RMから記録媒体RMに記録された所望のデータを読み出す読み出し制御部51、画像処理部12にて実行される画像処理の内容及び画像処理の実行可否等を制御する画像処理制御部52、表示画面14Aの表示内容を制御する表示制御部53、表示画面14Aに表示されるべき画像を選択又は決定する表示画像選択部(表示画像決定部)54、及び、通信部15における通信の内容及び通信の実行可否等を制御する通信制御部55と、を備える。尚、表示画像選択部54は表示制御部53の一部であると考えても良い。
情報機器2は、符号21〜25によって参照される各部位を備える。表示部21は、液晶ディスプレイ等の表示画面21Aと、表示画面21Aと操作体との接触位置を検出するタッチ検出部21Bと、を有する表示装置である。操作体は、例えば、情報機器2のユーザの指又はタッチペンである。通信部22は、データの受信を行う受信部22Aとデータの送信を行う送信部22Bとから成り、受信部22A及び送信部22Bを用いて、画像転送装置1との間で任意のデータのやりとりを行う。各種機能部23は、電話機能、撮影機能、スケジュール管理機能、音楽再生機能など様々な機能を実現する。メモリ24は、半導体メモリ等にて形成され、情報機器2内で取り扱う任意のデータを記憶するデータメモリ、及び、主制御部25にて動作するプログラムを格納するプログラムメモリを含む。主制御部25は、マイクロコンピュータ等から成り、表示部21、通信部22、各種機能部23及メモリ24の動作を統括的に制御する。
以下では、図5(a)に示す如く、記録媒体RMに、画像RI[1]〜RI[n]の画像データが記録されているものとし、記録媒体RMに記録されている各画像を記録画像とも言う。各記録画像は静止画像又は動画像である。本実施形態では、nが2以上の整数であることを想定するが、nは1であっても良い。各記録画像の撮影時刻又は生成時刻が各記録画像に対応づけられて記録媒体RMに保存されている。或る記録画像がカメラCMの撮影によって得られたものである場合、当該記録画像の撮影時刻はカメラCMが当該記録画像を撮影した時刻である。ここでは、各記録媒体の画像データは、図6に示す形態の画像ファイルに格納された状態で記録媒体RMに記録されているものとする。
図6に示す如く、1つの画像ファイルは、本体領域とヘッダ領域から成る。記録画像RI[i]に対応する画像ファイルを記号FL[i]によって表す(iは整数)。図5(b)を参照し、記録媒体RMにおいて、画像ファイルFL[i]の本体領域には記録画像RI[i]の画像データDO[i]が保存されており、当該本体領域に保存された当該画像データDO[i]を特に原画像データと呼ぶ。記録画像RI[i]の撮影時刻又は生成時刻は画像ファイルFL[i]のヘッダ領域に記録されている。任意の整数iに関し、記録画像RI[i+1]の撮影時刻及び生成時刻は、記録画像RI[i]の撮影時刻及び生成時刻よりも遅いものとする。また、画像ファイルFL[i]のヘッダ領域には、記録画像RI[i]のサムネイルデータが保存されうる。記録画像RI[i]のサムネイルデータは、記録画像RI[i]のサムネイルの画像データである。記録画像RI[i]のサムネイルは、記録画像RI[i]の縮小画像に相当する。
尚、以下の説明において単に表示、表示画像といった場合、それは、表示画面14Aにおける表示、表示画像を指すものとする。また、以下の説明において、ユーザとは、画像転送装置1又は情報機器2を操作するユーザであり、通常、画像転送装置1を操作するユーザと情報機器2を操作するユーザは同一人物である。また、表示画面14Aを操作体で触れることによるユーザ操作をタッチパネル操作と呼び、画像転送装置1に設けられうる機械式操作部材(ボタン、キー又はダイヤル等)に対するユーザ操作をボタン操作と呼ぶ。機械式操作部材が画像転送装置1に無い場合には、当然、ボタン操作は存在しない。
図7を参照し、画像転送装置1及び情報機器2の基本的な動作の手順を説明する。図7は、該動作のフローチャートである。
カードスロット11に記録媒体RMが挿入されておらず且つ画像転送装置1の電源がオフである状態(画像転送装置1の駆動用電力が画像転送装置1に供給されてない状態)を起点として、ステップS11においてユーザが記録媒体RMをカードスロット11に挿入すると、ステップS12において画像転送装置1の電源がオンになる(即ち、画像転送装置1の駆動用電力が画像転送装置1に供給される)。画像転送装置1はバッテリ(不図示)を電力源として駆動することができる。例えば、カードスロット11に記録媒体RMが挿入されることで、カードスロット11内に設けられたスイッチ(不図示)がオンとなって上記バッテリによる駆動用電力が画像転送装置1の各電子部品に供給され、画像転送装置1の電源がオンとなる。
画像転送装置1の電源がオンになると、ステップS13において、表示制御部53は、記録媒体RM内の記録画像の何れかを表示画面14Aに表示及び再生させる。より具体的には、ステップS13において、表示画像選択部54は、記録媒体RM内の記録画像の内、最も撮影時刻又は生成時刻が遅い記録画像を、表示画面14Aに表示されるべき画像として選択する。選択される画像は動画像でありうるが、ここでは、静止画像が選択されたと考える。選択された静止画像は、画像転送装置1において対象画像として取り扱われる。選択部54にて選択された対象画像の画像データは読み出し制御部51により記録媒体RMから読み出され、読み出された画像データに基づき、対象画像が表示画面14Aに表示される。尚、表示用に記録媒体RMから読み出される画像データは、対象画像の原画像データであっても良いし、対象画像のサムネイルデータであっても良い。
ステップS13にて対象画像が表示されると同時に、画像処理部12は、ステップS14において対象画像に対しリサイズ処理を実行する。即ちステップS14において、画像処理部12は、特段のユーザ操作の入力を待つことなく、対象画像の表示に連動してリサイズ処理を実行開始する。より具体的には例えば、画像処理部12は、対象画像が表示されたとき、対象画像の表示を契機(トリガ)としてリサイズ処理を実行開始する。換言すれば例えば、画像処理制御部52(図4参照)は、対象画像が表示されることをリサイズ処理の実行開始条件に定め、対象画像の表示開始と同時に当該実行開始条件が充足したと判断して、特段のユーザ操作の入力を待つことなく、画像処理部12に対象画像のリサイズ処理を実行開始させる。リサイズ処理において、画像処理部12は、公知の幾何学的変換を用い、記録媒体RMに記録された対象画像の原画像データから対象画像の原画像データよりもデータサイズの小さい対象画像のリサイズデータを生成する。
図8(d)に示す如く、画像処理部12は、任意の記録画像RI[i]についての原画像データ300、リサイズデータ301及びサムネイルデータ302を取得又は生成することができる。データ300、301及び302は、全て、共通の対象画像の画像データであるが、リサイズデータ301による対象画像の画像サイズは、原画像データ300による対象画像の画像サイズよりも小さく且つサムネイルデータ302による対象画像の画像サイズよりも大きい。図8(a)、(b)、(c)に、夫々、データ300、301、302によって表現される対象画像を示す。原画像データ300による対象画像の水平及び垂直方向の画素数は夫々XO及びYOであり、リサイズデータ301による対象画像の水平及び垂直方向の画素数は夫々XA及びYAであり、サムネイルデータ302による対象画像の水平及び垂直方向の画素数は夫々XB及びYBである。ここで、“XO>XA>XB”且つ“YO>YA>YB”が成立する。ステップS14において、画像処理部12は、原画像データ300からサムネイルデータ302をも生成する。但し、サムネイルデータ302が画像ファイルFL[i]のヘッダ領域に保存されている場合においては、ステップS14において、画像処理部12は、読み出し制御部51を利用して記録媒体RMからサムネイルデータ302を読み出せばよい。
リサイズ処理を行いつつ、ステップS15において、主制御部17は、対象画像の変更指示が画像転送装置1に入力されたか否かを確認し、対象画像の変更指示が画像転送装置1に入力された場合にはステップS15からステップS16への遷移を発生させる一方で、そうでない場合にはステップS15からステップS17への遷移を発生させる。所定のタッチパネル操作を対象画像の変更指示に対応させることができる。
具体的には例えば、対象画像が記録画像RI[i]であるときに、ユーザが右スワイプを行うと対象画像が記録画像RI[i+j]に変更され、ユーザが左スワイプを行うと対象画像が記録画像RI[i−j]に変更される。この場合、右/左スワイプが対象画像の変更指示の入力に相当する。ここでjは正の整数であり、jの具体的数値は右/左スワイプの程度に依存する。また、ユーザが下スワイプを行ったとき、下スワイプに応答して、表示制御部53は、記録媒体RM内の複数の記録画像のサムネイルを表示画面14Aに同時に並列表示する。記録画像RI[1]〜RI[n]のサムネイルを表示画面14A上に同時表示できない場合には、スクロール表示等を用いて、記録画像RI[1]〜RI[n]のサムネイルを時分割で表示すれば良い。ユーザは、並列表示された複数のサムネイルの内、何れかのサムネイルをタッチパネル操作にて指定することができ、該指定が行われたとき、指定されたサムネイルに対応する記録画像が対象画像に設定される。この場合、当該指定が対象画像の変更指示に相当する。
尚、ユーザが上スワイプを行ったとき、上スワイプに応答して、表示制御部53は、後述のペアリングに利用される、画像転送装置1に固有のパスワード又はQRコード(登録商標)を表示画面14Aに表示する。右、左、下、上スワイプとは、夫々、操作体を表示画面14Aに接触させつつ操作体を右、左、下、上に移動させるタッチパネル操作を指す。
ステップS16において、主制御部17は、対象画像の変更指示に従って対象画像を変更し、表示制御部53は、表示画面14Aに表示される画像を変更前の対象画像から変更後の対象画像に切り替える。その後、ステップS14への遷移を発生させて、変更後の対象画像に対してリサイズ処理を実行し、再びステップS15に戻る。尚、対象画像の変更指示は表示画像の変更指示であると考えても良いし、ステップS16での対象画像の変更は表示画像の変更であると考えても良い。そうすると、図4の選択部54は、ステップS15にて入力された表示画像の変更指示に従い、表示画面14Aに表示すべき画像を記録画像RI[1]〜RI[n]の中から選択している(或る記録画像から他の記録画像に変更する)、と考えることができる。
ステップS17では、所定の送信指示Qの入力有無が判断されるが、ユーザによる送信指示Qの入力に先立ち、情報機器2に関してステップS21〜S24の処理が実行される。ステップS21において情報機器2の電源がオンした後、ステップS22において、ユーザが情報機器2を操作することで、特定のアプリケーションプログラムであるプログラムAPLを情報機器2(主制御部25)上で起動させる。情報機器2においてプログラムAPLが起動すると、ステップS23において、プログラムAPLに従い、画像転送装置1及び情報機器2間のペアリングが実行される。画像転送装置1及び情報機器2間のペアリングとは、画像転送装置1及び情報機器2間で任意のデータの通信を可能にするための接続処理であり、通信部15及び22間で所定データを交換することで当該ペアリングが実現される。
ここでは、ペアリングにおいて画像転送装置1がアクセスポイントとして機能するものとする。従って、プログラムAPLが起動すると、情報機器2はアクセスポイントとして利用可能な装置を通信部22を用いて探索し、画像転送装置1を含む探索された装置の識別情報(装置の名称等)を表示部21に表示する。ユーザは、画像転送装置1をアクセスポイントとして選択する操作を情報機器2に入力する。その後、認証処理を経て画像転送装置1及び情報機器2間のペアリングが完了する。画像転送装置1に固有のパスワードをユーザが情報機器2に入力することで或いは画像転送装置1に固有のQRコード(登録商標)を情報機器2に撮影させることで、認証処理は完了する。尚、画像転送装置1及び情報機器2間の認証処理が一度行われたならば、次回以降、情報機器2上でプログラムAPLを起動させるだけで、認証処理を必要とせずに自動的に画像転送装置1及び情報機器2間のペアリングが完了する。ペアリングの完了後、ステップS24において、情報機器2は、プログラムAPLに従いデータ受信待機状態になる。ステップS21〜SS4は、後述のステップS18が実行されるまでの任意のタイミングに実行されれば良い(但し、ステップS23及びS24についてはステップS12の後に実行される必要がある)
画像転送装置1側の動作説明に戻る。ステップS17において、主制御部17は、所定の送信指示Qが画像転送装置1に入力されたか否かを確認し、送信指示Qが画像転送装置1に入力された場合にはステップS17からステップS18への遷移を発生させる一方で、そうでない場合にはステップS17からステップS15への遷移を発生させてステップS15及びそれに続く処理を繰り返す。
送信指示Qは、画像転送装置1の特定の動きである送信指示動きに相当する。動き検出部13は、センサを用いて送信指示動きの有無を検出し、主制御部17(例えば通信制御部55)は、送信指示動きがあったと検出された場合に送信指示Qが画像転送装置1に入力されたと判断して、ステップS18の処理を行う。
送信指示動きは、所定方向に沿って画像転送装置1を振動させる動きであって良い。送信指示Qの一種である送信指示Q1の具体例を説明する。図9に示す如く、情報機器2を机等に載置した状態において、ユーザが画像転送装置1を情報機器2に近づけた後に情報機器2から遠ざけるという単位振動運動を1回実行した後、再び画像転送装置1を情報機器2に近づけるという半振動運動を実行することにより送信指示Q1が画像転送装置1に入力される。実使用においては、単位振動運動及び半振動運動の夫々において、画像転送装置1を情報機器2に近づける際に画像転送装置1の筐体を情報機器2(例えば表示画面21A)に軽くトンと当てるという形態が想定される。この場合、画像転送装置1をトントンと、2回、情報機器2に当てる操作が送信指示Q1に相当することになる。
図10(a)に示す如く、画像転送装置1の重心を原点OにとったXYZ座標系を考える。XYZ座標系は、原点Oにて互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を座標軸として持つ三次元座標系である。Z軸は、表示画面14Aに直交し、X軸及びY軸は表示画面14Aに平行であるとする。動き検出部13は、X軸、Y軸又はZ軸方向における画像転送装置1の加速度を検出する加速度センサ13X、13Y又は13Zを有する(図10(b)〜(d)参照)。動き検出部13は、加速度センサ13X、13Y及び13Zの内、任意の2つの加速度センサを有していても良いし、加速度センサ13X、13Y及び13Zの全てを有していても良い。
動き検出部13は、自身が有する加速度センサの検出結果を示すセンサ出力信号に基づき、画像転送装置1の振動運動を含む画像転送装置1の動きを検出し、これによって送信指示動きの有無を検出することができる。図11(a)〜(c)において、軸330は点331及び点332間を結ぶ実空間上の任意の軸である。点331から点332に向かう方向へ画像転送装置1の重心が所定距離以上移動することを移動MV1と呼び、点332から点331に向かう方向へ画像転送装置1の重心が所定距離以上移動することを移動MV2と呼ぶ。移動MV1又はMV2は、半周期分の振動運動に相当する半振動運動であり、1つの移動MV1と1つの移動MV2の組み合わせは、1周期分の振動運動に相当する単位振動運動である。動き検出部13は、センサ出力信号に基づき移動MV1の有無及び移動MV2の有無を検出することができる。動き検出部13は、例えば、センサ出力信号に基づき移動MV1、MV2及びMV1が所定時間内にこの順番で連続的に検出されたとき、送信指示Q1に対応する送信指示動きがあると検出する。このように、送信指示Q1に対応する送信指示動きでの振動は、1.5周期分の振動に相当する。送信指示動きにおける画像転送装置1の振動方向は、X軸、Y軸又はZ軸に平行であっても良いし、X軸、Y軸又はZ軸と異なる軸方向に平行であっても良い。
図7のステップS18において、送信部15Bは、通信制御部55の制御の下、現在表示されている対象画像のリサイズデータを情報機器2に対して送信する。送信されたリサイズデータは、ステップS18に連動するステップS25において受信部22Aにて受信され、プログラムAPLに従い、主制御部25は、受信したリサイズデータをメモリ24内の所定フォルダに保存する。この際、受信したリサイズデータによる対象画像が表示画面21Aに表示されても良い。
画像転送装置1側では、1つのリサイズデータの送信後もステップS14〜S18から成る処理を繰り返し実行することができ、情報機器2側では1つのリサイズデータの受信及び保存後もステップS25の処理を繰り返し実行することができる。故に例えば、記録画像RI[n]のリサイズデータの送受信及び保存後、表示される対象画像が記録画像RI[n−1]、RI[n−2]へと次々に変更されて変更の度に送信指示Qが入力されれば、記録画像RI[n−1]及びRI[n−2]のリサイズデータも次々と情報機器2に送信されて、記録画像RI[n−1]及びRI[n−2]のリサイズデータも次々と情報機器2にて受信及び保存される。
図12に、図7の動作に対応する、画像データの転送手順(コピーの手順)の概念図を示す。本実施形態によれば、転送を望む画像が表示された画像転送装置1を振る(特に例えば情報機器2をトントンと叩く)という直感的な操作で画像データの送信を指示することができ、ユーザにとってメリットが大きい。本実施形態によれば、図16の手順との比較において、非常に簡素な操作で(従って短時間で)画像データの転送(コピー)を完了することができる。
また、情報機器2におけるメモリ24の記憶容量は比較的小さいことが多い(情報機器2が特に小型情報機器である場合)。この場合において、データサイズの大きな画像データを情報機器2に転送したならば、メモリ24の記憶残容量が容易に枯渇してしまう。また、データサイズの大きな画像データを情報機器2に転送する場合、転送時の通信時間が相応に長くなる。一方において、スマートフォン等の情報機器2で必要になる画像データの解像度はそれほど高いものでないことも多い。例えば、カメラCMでは高精細な撮影が成されて、1枚の静止画像としての記録画像に対して10メガバイトの原画像データが生成される。しかしながら、スマートフォン等の情報機器2を利用して、転送された画像データを情報機器2上で閲覧したり、電子メールに添付して知人に送信したり、ソーシャルネットワーキングサービスを運営するウェブサイトに載せたりする際、10メガバイトに及ぶような高精細な画像データは必要にならないことも多く、数10キロ〜数100キロバイト程度の画像データで十分であることも多い。これを考慮し、画像転送装置1では、原画像データよりデータサイズの小さいリサイズデータを送信する。但し、この際、ユーザの送信指示を受けてからリサイズデータの生成を行っていたのでは、送信完了までにかかる時間が長くなる(応答性が悪くなる)。故に、図7の手順では、対象画像の表示に連動してリサイズ処理を実行する。これにより、送信指示を受けたときには、リサイズデータの生成が完了又は略完了していることが期待され、送信指示の入力から送信完了までの待ち時間が短縮されてユーザの利便性が増す。
また、ステップS14の処理は、記録媒体RMのカードスロット11への挿入に連動して実行されるものであっても良い。これによっても、送信指示を受けたときには、リサイズデータの生成が完了又は略完了していることが期待され、送信指示の入力から送信完了までの待ち時間が短縮されてユーザの利便性が増す。即ち、画像処理部12は、記録媒体RMのカードスロット11への挿入に連動して対象画像に対するリサイズ処理を行っても良い(但し、この場合における対象画像は、ステップS13において表示画像選択部54により選択された記録画像である)。より具体的には、画像処理部12は、記録媒体RMがカードスロット11に挿入されたことを契機(トリガ)にして対象画像のリサイズ処理を実行開始しても良い。換言すれば例えば、画像処理制御部52(図4参照)は、記録媒体RMがカードスロット11に挿入されることをリサイズ処理の実行開始条件に定め、当該挿入が確認されると同時に当該実行開始条件が充足したと判断して、特段のユーザ操作の入力を待つことなく、画像処理部12に対象画像のリサイズ処理を実行開始させても良い。
記録媒体RMのカードスロット11への挿入は、記録媒体RMがカードスロット11に電気的に接続されることと同義である。例えば、カードスロット11に記録媒体RMが挿入されているときにオンとなる一方でカードスロット11に記録媒体RMが挿入されていないときにオフとなるスイッチ(不図示)をカードスロット11内に設けておく。画像転送装置1(例えば、画像処理部12及び主制御部17)は、当該スイッチのオン/オフ状態に基づき、記録媒体RMがカードスロット11に挿入されたか否かを判断することができる。
尚、リサイズデータのデータサイズ、又は、リサイズデータによって表現される対象画像の画素数(XA×YA)は、画像転送装置1において予め設定されていても良いし、情報機器2からの信号に基づき設定されても良い。但し、当該信号による設定前においては、リサイズデータのデータサイズ又は画素数(XA×YA)は所定の初期値を持つ。また、タッチパネル操作等を介してユーザがリサイズデータのデータサイズ又は画素数(XA×YA)を指定できても良い。
上述の構成及び動作を基本とする、画像転送装置1及び情報機器2における構成又は動作のより詳細な具体例又は変形例等を、以下の複数の実施例の中で説明する。矛盾無き限り、以下に示す複数の実施例の内、任意の2以上の実施例を組み合わせて実施することもできる。
<<第1実施例>>
第1実施例を説明する。上述したように、対象画像が表示画面14Aに表示されたとき、ステップS14において、画像処理部12は対象画像に対するリサイズ処理を実行するが、この際、画像処理部12は対象画像の原画像データ300から対象画像のサムネイルデータ302も生成する、或いは、読み出し制御部51を利用して記録媒体RMから対象画像のサムネイルデータ302を読み出す(図8(a)〜(d)参照)。サムネイルデータ302の生成又は読み出しは、リサイズ処理の開始直前、リサイズ処理の実行中又はリサイズ処理の終了直後に行われる。
第1実施例を説明する。上述したように、対象画像が表示画面14Aに表示されたとき、ステップS14において、画像処理部12は対象画像に対するリサイズ処理を実行するが、この際、画像処理部12は対象画像の原画像データ300から対象画像のサムネイルデータ302も生成する、或いは、読み出し制御部51を利用して記録媒体RMから対象画像のサムネイルデータ302を読み出す(図8(a)〜(d)参照)。サムネイルデータ302の生成又は読み出しは、リサイズ処理の開始直前、リサイズ処理の実行中又はリサイズ処理の終了直後に行われる。
その後、送信指示Qが画像転送装置1に入力された場合、送信部15Bは、送信指示Q(例えば上述の送信指示Q1)の入力に応答して、まず、サムネイルデータ302を情報機器2に対して送信し、その後に続けてリサイズデータ301を情報機器2に送信する。情報機器2では、プログラムAPLに従い、サムネイルデータ302を受信したら、まずサムネイルデータ302による対象画像を表示画面21Aに表示し、その後、リサイズデータ301を受信したらリサイズデータ301による対象画像を表示画面21Aに表示する。
リサイズデータは比較的小さなデータであるが、それでも例えばデータ転送に、数100ミリ秒〜1秒程度が必要になる。故に、リサイズデータのみを転送し且つ転送後にリサイズデータによる画像を表示画面21Aに表示する仕様を採用した場合には、送信指示Qから表示画面21Aでの対象画像表示まで相応の時間が必要になり、ユーザは応答性に関して不満を抱くこともある、又は、その時間の間、所望の送受信動作がキチンと行われたかどうかを確認できない。そこで、上述の如く、まずサムネイルデータを送信してサムネイルの表示を情報機器2で行うようにし、その後においてリサイズデータを送信すると良い。これにより、送信指示Qの後、短時間で対象画像(サムネイル)を情報機器2にて表示できるため、ユーザは所望の送受信動作が期待通りに行われていることを速やかに確認することができる。
<<第2実施例>>
第2実施例を説明する。第2実施例では、選択部54により選択され表示画面14Aに表示される記録画像が動画像であることを想定する。説明の具体化のため、記録画像RI[1]が動画像であるとし(故に、記録画像RI[1]を記録動画像RI[1]とも言う)、ステップS13において又はステップS15の変更指示を介して、選択部54により記録動画像RI[1]が表示画面14Aに表示されるべき画像として選択されたとする。
第2実施例を説明する。第2実施例では、選択部54により選択され表示画面14Aに表示される記録画像が動画像であることを想定する。説明の具体化のため、記録画像RI[1]が動画像であるとし(故に、記録画像RI[1]を記録動画像RI[1]とも言う)、ステップS13において又はステップS15の変更指示を介して、選択部54により記録動画像RI[1]が表示画面14Aに表示されるべき画像として選択されたとする。
この場合、表示制御部53は、ステップS13又はS16において、記録動画像RI[1]の表示画面14A上での再生を開始する。再生開始後、所定のタッチパネル操作等により動画像再生の早送りや巻き戻しが可能であると共に、表示制御部53は、所定の一時停止指示の入力に応答して当該再生の一時停止を行う。一時停止指示は、所定のタッチパネル操作又はボタン操作でも良いし、画像転送装置1に所定動きを与える操作が一時停止指示の入力に相当していても良い。記録動画像RI[1]の再生の一時停止が行われると、その時点で表示画面14Aに表示されていた、記録動画像RI[1]中のフレーム(以下、一時停止中フレームという)が静止画像として表示され続ける。
主制御部17は、一時停止中フレームを対象画像として取り扱い、ステップS14の処理等を実行する。即ち、一時停止指示の入力に応答して一時停止中フレームが静止画像として表示されると、その表示に連動して(換言すれば、一時停止中フレームの静止画像としての表示を契機として)、画像処理部12は、一時停止中フレームに対するリサイズ処理を実行し、これによって一時停止中フレームのリサイズデータを生成する。この際、画像処理部12は、一時停止中フレームのサムネイルデータを更に生成しても良い。画像処理部12は、記録動画像RI[1]の原画像データに含まれる一時停止中フレームの原画像データから一時停止中フレームのリサイズデータ及びサムネイルデータを生成することができる。上述の説明から明らかなように、リサイズデータにて表現される一時停止中フレームの画像サイズ及びデータサイズは、原画像データにて表現される一時停止中フレームの画像サイズ及びデータサイズよりも小さい。
この後、送信指示Qがあったならば、対象画像としての一時停止中フレームのリサイズデータが送信部15Bから情報機器2に送信される。この際、第1実施例で述べたように、一時停止中フレームのサムネイルデータを送信してからリサイズデータを送信するようにしても良い。
第2実施例によれば、記録動画像中の任意のフレームの画像データをも、直感的な操作で素早く情報機器2に転送することができる。
尚、第2実施例では、動画像中のフレームの画像データが静止画像の画像データとして情報機器2に送信されているが、動画像の画像データを情報機器2に送信する機能が画像転送装置1に設けられていても良い。
<<第3実施例>>
第3実施例を説明する。まず、図13を参照し、任意の1つの対象画像である注目対象画像についてのリサイズ処理を詳細説明する。リサイズ処理は、注目対象画像の画像サイズを縮小する縮小処理と、縮小処理後の注目対象画像の画像データを圧縮することで圧縮データ350を生成する圧縮処理と、注目対象画像の圧縮データ350と注目対象画像の関連データを格納した画像ファイル360を生成するファイル化処理と、を含んで形成される。
第3実施例を説明する。まず、図13を参照し、任意の1つの対象画像である注目対象画像についてのリサイズ処理を詳細説明する。リサイズ処理は、注目対象画像の画像サイズを縮小する縮小処理と、縮小処理後の注目対象画像の画像データを圧縮することで圧縮データ350を生成する圧縮処理と、注目対象画像の圧縮データ350と注目対象画像の関連データを格納した画像ファイル360を生成するファイル化処理と、を含んで形成される。
縮小処理前の注目対象画像の水平及び垂直方向の画素数はXO及びYOであり、縮小処理後の注目対象画像の水平及び垂直方向の画素数はXA及びYAである(図8(a)及び(b)も参照)。圧縮処理は、任意の圧縮規格(例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)の圧縮規格)に従う。注目対象画像の関連データは、画像ファイル360の生成日時情報、ファイル名等を含む。後の送信に備えて、生成された画像ファイル360はメモリ16に一時保存される。画像ファイル360のファイル名は、任意であるが、注目対象画像の原画像データを格納する画像ファイルFL[i]のファイル名と同じであっても良い。
実際には、画像ファイル360がリサイズデータとして送信部15Bから情報機器2に送信される(図7のステップS18)。但し、リサイズ処理からファイル化処理が割愛されても良い。この場合、圧縮データ350がリサイズデータとして送信部15Bから情報機器2に送信され、ファイル化処理は情報機器2において行われる。尚、画像転送装置1から情報機器2に転送されてきた画像ファイル360のファイル名が、情報機器2が保持している他の画像ファイルのファイル名と競合する場合には、情報機器2側で画像ファイル360のファイル名を変更すれば良い。
今、対象画像としての第1静止画像に対するリサイズ処理の実行中において、対象画像を第1静止画像から第2静止画像に変更するための対象画像の変更指示が入力されたことを想定する(図7のステップS15)。当該変更指示は、表示画像を第1静止画像から第2静止画像に変更するための表示画像の変更指示でもあり、画像転送装置1は、当該変更指示の入力に応答して、直ちに対象画像及び表示画像を第1静止画像から第2静止画像に変更する(ステップS16)。第1及び第2静止画像は、当然互いに異なり、例えば夫々記録画像RI[n]及びRI[n−1]である。
ステップS16において、表示画像及び対象画像が第1静止画像から第2静止画像に切り替わると、画像処理部12は、現在実行している第1静止画像に対するリサイズ処理を停止し、代わりに、ステップS14において第2静止画像(新たな対象画像)に対するリサイズ処理を実行開始する。つまり、新たな対象画像の表示に連動して(新たな対象画像の表示を契機として)、新たな対象画像に対するリサイズ処理を実行開始する。第2静止画像に対するリサイズ処理では、記録媒体RMに記録された第2静止画像の原画像データから第2静止画像のリサイズデータ(詳細には、第2静止画像についての画像ファイル360又は圧縮データ350)が生成される。リサイズ処理後の動作は上述した通りである。従って、対象画像が第2静止画像に変更された後に送信指示Qがあった場合には、第2静止画像のリサイズデータが送信部15Bから情報機器2に送信される。
画素数XO、YO、XA及びYA並びに画像転送装置1の動作クロック等に依存するが、縮小処理、圧縮処理、ファイル化処理の夫々に100ミリ秒程度の時間を要する。対象画像が第1静止画像から第2静止画像に変更された場合において、仮に、第1静止画像のリサイズ処理の完了を待ってから表示画像を切り替えて第2静止画像のリサイズ処理を開始する仕様を採用したならば、不要とも言える前者のリサイズ処理の時間分、後者のリサイズ処理の完了が遅れる(例えば最大300ミリ秒程度遅れる)。このような遅れは、ユーザにとって好ましいものではない。第3実施例の如く、変更指示があった場合に、現在のリサイズ処理を停止して新たな対象画像へのリサイズ処理を速やかに実行開始すれば、このような遅れが無くなり、短時間で必要なリサイズデータを生成することができる。
<<第4実施例>>
第4実施例を説明する。第4実施例では、図14に示す如く、m台の情報機器2[1]〜2[m]が画像転送装置1と通信可能である状況を想定する。mは2以上の整数である。情報機器2[1]〜2[m]の夫々は、情報機器2と同じものである。情報機器2[1]〜2[m]の夫々において図7のステップS21〜S23が実行され、情報機器2[1]〜2[m]の夫々が画像転送装置1からのデータの受信を待機している状況を考える。また、画像転送装置1は、図7のステップS11〜S15の処理又はステップS11〜S16の処理を経由して、送信指示Qの入力を待機しているものとする。
第4実施例を説明する。第4実施例では、図14に示す如く、m台の情報機器2[1]〜2[m]が画像転送装置1と通信可能である状況を想定する。mは2以上の整数である。情報機器2[1]〜2[m]の夫々は、情報機器2と同じものである。情報機器2[1]〜2[m]の夫々において図7のステップS21〜S23が実行され、情報機器2[1]〜2[m]の夫々が画像転送装置1からのデータの受信を待機している状況を考える。また、画像転送装置1は、図7のステップS11〜S15の処理又はステップS11〜S16の処理を経由して、送信指示Qの入力を待機しているものとする。
このような状況下において、ユーザは、送信指示Qとして、上述の送信指示Q1又は送信指示Q1と異なる後述の送信指示Q2を画像転送装置1に入力することができる。送信指示Q2に対応する送信指示動きは、送信指示Q1と同様、所定方向に沿って画像転送装置1を振動させる動きであるが、送信指示Q1に対応する送信指示動きと送信指示Q2に対応する送信指示動きとの間で画像転送装置1の振動回数が互いに異なる。以下では、便宜上、送信指示Q1に対応する送信指示動き、送信指示Q2に対応する送信指示動きを、夫々、動きQ1MV、動きQ2MVとも呼ぶ。
図15(a)、(b)に、動きQ1MV、Q2MV(第1、第2送信指示動きに相当)による送信指示Q1、Q2の入力方法を示す。情報機器2[i]を机等に載置した状態において、図15(a)に示す如く、単位振動運動を1回実行した後に半振動運動を実行することにより送信指示Q1が画像転送装置1に入力され、図15(b)に示す如く、単位振動運動を2回実行した後に半振動運動を実行することにより送信指示Q2が画像転送装置1に入力される。実使用においては、単位振動運動及び半振動運動の夫々において、画像転送装置1を情報機器2[i]に近づける際に画像転送装置1の筐体を情報機器2[i](例えば表示画面21A)に軽くトンと当てるという形態が想定される。この場合、画像転送装置1をトントンと、2回、情報機器2[i]に当てる操作が送信指示Q1に相当することになり、画像転送装置1をトントントンと、3回、情報機器2[i]に当てる操作が送信指示Q2に相当することになる。
具体的には例えば、動き検出部13は、上述のセンサ出力信号に基づき移動MV1、MV2及びMV1が所定時間内にこの順番で連続的に検出されたとき、動きQ1MVがあると検出し、センサ出力信号に基づき移動MV1、MV2、MV1、MV2及びMV1が所定時間内にこの順番で連続的に検出されたとき、動きQ2MVがあると検出する。但し、動きQ2MVがあると検出された場合には、動きQ1MVは無いと検出されるものとする。このように、動きQ1MVでの振動は1.5周期分の振動に相当し、動きQ2MVでの振動は2.5周期分の振動に相当する。
図7のステップS17において、動き検出部13は、センサ出力信号に基づき動きQ1MVの有無及び動きQ2MVの有無を検出する。そして、主制御部17(例えば通信制御部55)は、動きQ1MVがあったと検出された場合には送信指示Q1が画像転送装置1に入力されたと判断してステップS18にて第1送信処理を行う一方、動きQ2MVがあったと検出された場合には送信指示Q2が画像転送装置1に入力されたと判断してステップS18にて第2送信処理を行う。各送信処理は送信部15Bを用いて実現される。
第1送信処理について説明する。第1送信処理において、送信部15Bは、通信制御部55(図4参照)の制御の下、現在表示されている対象画像のリサイズデータを特定の情報機器2に対してのみ送信する。この際、通信制御部55は、情報機器2[1]〜2[m]の夫々と画像転送装置1との間の電波状態に応じて、特定の情報機器2を決定する。
情報機器2[1]〜2[m]の夫々と画像転送装置1との間のペアリングの完了後、ステップS24(図7)において、情報機器2[1]〜2[m]の夫々と画像転送装置1との間で所定データが無線にて繰り返し送受信される。この所定データの送受信時における電波状態に応じて、特定の情報機器2が決定される。
具体的には例えば、通信制御部55は、送信指示Q1の入力時点における電波強度INT[1]〜INT[m]の内の最大の電波強度に対応する情報機器2を、特定の情報機器2と定める。電波強度INT[i]は、情報機器2[i]からの電波を受信部15Aにて受信したときの受信電波強度である。故に例えば、電波強度INT[1]〜INT[m]の内、電波強度INT[1]が最大であれば情報機器2[1]に対してのみリサイズデータが送信される。
或いは例えば、通信制御部55は、送信指示Q1の入力時点における画像転送装置1及び情報機器2[1]〜2[m]間の電波状況から距離DST[1]〜DST[m]を推定し、推定距離DST[1]〜DST[m]の内、最小の距離に対応する情報機器2を特定の情報機器2と定めても良い。距離DST[i]は、画像転送装置1及び情報機器2[i]間の距離を指す。電波状態に基づく距離DST[i]の推定方法として、公知の方法を利用可能である。故に例えば、推定距離DST[1]〜DST[m]の内、推定距離DST[1]が最小であれば情報機器2[1]に対してのみリサイズデータが送信される。
送信されたリサイズデータは、特定の情報機器2の受信部22Aにて受信され、特定の情報機器2において、プログラムAPLに従い、主制御部25は、受信したリサイズデータをメモリ24内の所定フォルダに保存する。
第2送信処理について説明する。第2送信処理において、送信部15Bは、通信制御部55(図4参照)の制御の下、現在表示されている対象画像のリサイズデータを情報機器2[1]〜2[m]に夫々に対して送信する。この際、通信制御部55は、情報機器2[1]〜2[m]の夫々と画像転送装置1との間の電波状態に応じて、各情報機器2に対するリサイズデータの送信順序を決定する。
具体的には例えば、通信制御部55は、送信指示Q2の入力時点における電波強度INT[1]〜INT[m]に基づき、より高い電波強度に対応する情報機器2から順にリサイズデータが送信されるように上記送信順序を決定する。故に例えば、m=3であって且つ不等式“INT[1]>INT[2]>INT[3]”が成立する場合、送信部15Bは、リサイズデータを情報機器2[1]に送信してから情報機器2[2]に送信し、最後に情報機器2[3]に送信する。
或いは例えば、通信制御部55は、送信指示Q2の入力時点における画像転送装置1及び情報機器2[1]〜2[m]間の電波状況から距離DST[1]〜DST[m]を推定し、より短い推定距離に対応する情報機器2から順にリサイズデータが送信されるように上記送信順序を決定しても良い。故に例えば、m=3であって且つ不等式“DST[1]<DST[2]<DST[3]”が成立する場合、送信部15Bは、リサイズデータを情報機器2[1]に送信してから情報機器2[2]に送信し、最後に情報機器2[3]に送信する。
第4実施例によれば、複数の情報機器と無線接続された状態において、特定の動き(Q1MV、Q2MV)を使い分けることでデータの送信先を選択することができる。データ送信が可能な一般的な機器では、メニュー画面上での設定操作を介して送信先選択が実現されることが多いが、第4実施例では、画像転送装置1に与える動きを変化させるだけで送信先を変えることができ、操作性が高い。
尚、第1又は第2送信処理において、第1実施例で述べたように、送信部15Bは、特定の情報機器2に対し又は情報機器2[1]〜[m]の夫々に対し、対象画像のサムネイルデータを送信してから対象画像のリサイズデータを送信しても良い。これにより、第1実施例で述べた効果が得られる。第2送信処理において、情報機器2[1]〜[m]の夫々に対し、対象画像のリサイズデータの送信に先立ち対象画像のサムネイルデータを送信する際、より高い電波強度(INT[i])に対応する情報機器2から順に又はより短い推定距離(DST[i])に対応する情報機器2から順にサムネイルデータを送信すると良い。また、第2実施例で述べたように、対象画像は動画像中のフレームであっても良い。
<<第5実施例>>
第5実施例を説明する。画像転送装置1における互いに異なる複数の動きを区別して検出できるように動き検出部13を形成しておき、画像転送装置1において、複数の動きに複数の機能を割り当てるようにしても良い。第4実施例は、複数の動き(Q1MV、Q2MV)に複数の機能(第1、第2送信処理)を割り当てる1つの例である。この他、以下のような形態も考えられる。
第5実施例を説明する。画像転送装置1における互いに異なる複数の動きを区別して検出できるように動き検出部13を形成しておき、画像転送装置1において、複数の動きに複数の機能を割り当てるようにしても良い。第4実施例は、複数の動き(Q1MV、Q2MV)に複数の機能(第1、第2送信処理)を割り当てる1つの例である。この他、以下のような形態も考えられる。
例えば、2軸以上の方向における画像転送装置1の動きを検出できるように2以上の加速度センサを動き検出部13に設けておく。この場合において、第1軸方向における画像転送装置1の動き(例えば振動)が検出されたとき、主制御部17は、その動きを送信指示Qの入力とみなして送信部15Bから対象画像のリサイズデータを電子機器2に送信させる。一方、第2軸方向における画像転送装置1の動き(例えば振動)が検出されたとき、主制御部17は、所定の設定メニューを表示画面14Aに表示する。加速度センサ13X及び13Zを動き検出部13に設けておいた場合においては(図10(a)〜(d)参照)、第1軸がZ軸且つ第2軸がX軸である、或いは、その逆である。設定メニューが表示されている状態においてユーザが所定のタッチパネル操作又はボタン操作を行うことで様々な設定を行うことがき、当該様々な設定の中に、リサイズデータのデータサイズの設定又は画素数(XA×YA)の設定が含まれていても良い。
また例えば、画像転送装置1は、画像転送装置1を振動させる動きの内容に応じて、電子機器2に送信されるリサイズデータのデータサイズを変化させるようにしても良い。より具体的には例えば、第1軸方向における画像転送装置1の動き(例えば振動)が検出されたとき、主制御部17は、その動きを送信指示Qの入力とみなして送信部15Bから、第1データサイズを有する対象画像のリサイズデータを電子機器2に送信させる。一方、第2軸方向における画像転送装置1の動き(例えば振動)が検出されたとき、主制御部17は、その動きを送信指示Qの入力とみなして送信部15Bから、第2データサイズを有する対象画像のリサイズデータを電子機器2に送信させる。第1及び第2データサイズは互いに異なる(第1データサイズにて表現される対象画像の画素数と、第2データサイズにて表現される対象画像の画素数は互いに異なる)。送信指示Qの入力に応じて速やかに必要なリサイズデータを送信するべく、リサイズ処理において、画像処理部12は、第1データサイズを有するリサイズデータと第2データサイズを有するリサイズデータを個別に生成しておくと良い。
<<第6実施例>>
第6実施例を説明する。上述の各説明では、送信指示Qに対応する送信指示動きが、画像転送装置1を振動させる動きそのものに相当すると考えたが、送信指示動きは、画像転送装置1を振動させる動きと画像転送装置1の他の動きを組み合わせた動きであっても良い。
第6実施例を説明する。上述の各説明では、送信指示Qに対応する送信指示動きが、画像転送装置1を振動させる動きそのものに相当すると考えたが、送信指示動きは、画像転送装置1を振動させる動きと画像転送装置1の他の動きを組み合わせた動きであっても良い。
送信指示動きは上述したものに限定されない。例えば、所定方向に画像転送装置1を振る動き(上述の半振動運動)を送信指示動きに対応させても良いし、所定方向に画像転送装置1を任意の所定回数だけ単位振動運動させる動きを送信指示動きに対応させても良いし、X、Y又はZ軸を回転軸として画像転送装置1を回転させる動きを送信指示動きに対応させても良い。
<<第7実施例>>
第7実施例を説明する。上述の各説明では、画像転送装置1の特定の動きを送信指示Qに対応させているが、送信指示Qの入力は、タッチパネル操作やボタン操作にて実現されても良い。即ち例えば、図7のステップS17において、所定のタッチパネル操作又はボタン操作が画像転送装置1に入力された場合に、主制御部17は、送信指示Qが入力されたと判断して、対象画像のリサイズデータを送信部15Bから電子機器2に送信するようにしても良い。
第7実施例を説明する。上述の各説明では、画像転送装置1の特定の動きを送信指示Qに対応させているが、送信指示Qの入力は、タッチパネル操作やボタン操作にて実現されても良い。即ち例えば、図7のステップS17において、所定のタッチパネル操作又はボタン操作が画像転送装置1に入力された場合に、主制御部17は、送信指示Qが入力されたと判断して、対象画像のリサイズデータを送信部15Bから電子機器2に送信するようにしても良い。
<<第8実施例>>
第8実施例を説明する。上述の各説明では、送信指示Qの入力に応答してリサイズデータが送信されているが、送信指示Qの入力に応答して送信部15Bから原画像データが情報機器2に送信されても良い。即ち、第1〜第7実施例を含む上述の各説明において、送信部15Bから情報機器2に送信される対象画像の画像データは、対象画像のリサイズデータではなく、対象画像の原画像データであっても良い。
第8実施例を説明する。上述の各説明では、送信指示Qの入力に応答してリサイズデータが送信されているが、送信指示Qの入力に応答して送信部15Bから原画像データが情報機器2に送信されても良い。即ち、第1〜第7実施例を含む上述の各説明において、送信部15Bから情報機器2に送信される対象画像の画像データは、対象画像のリサイズデータではなく、対象画像の原画像データであっても良い。
<<変形等>>
本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。以上の実施形態は、あくまでも、本発明の実施形態の例であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以上の実施形態に記載されたものに制限されるものではない。上述の説明文中に示した具体的な数値は、単なる例示であって、当然の如く、それらを様々な数値に変更することができる。上述の実施形態に適用可能な注釈事項として、以下に、注釈1及び注釈2を記す。各注釈に記載した内容は、矛盾なき限り、任意に組み合わせることが可能である。
本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。以上の実施形態は、あくまでも、本発明の実施形態の例であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以上の実施形態に記載されたものに制限されるものではない。上述の説明文中に示した具体的な数値は、単なる例示であって、当然の如く、それらを様々な数値に変更することができる。上述の実施形態に適用可能な注釈事項として、以下に、注釈1及び注釈2を記す。各注釈に記載した内容は、矛盾なき限り、任意に組み合わせることが可能である。
[注釈1]
画像転送装置1を、ハードウェア、或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって構成することができる。画像転送装置1にて実現される機能の全部又は一部である任意の特定の機能をプログラムとして記述して、該プログラムをメモリ16に保存しておき、該プログラムを主制御部17内のマイクロコンピュータ上で実行することによって、その特定の機能を実現するようにしてもよい。上記プログラムは任意の記録媒体に記憶及び固定されうる。上記プログラムを記憶及び固定する記録媒体は画像転送装置1と異なる機器(サーバ機器等)に搭載又は接続されても良い。
画像転送装置1を、ハードウェア、或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって構成することができる。画像転送装置1にて実現される機能の全部又は一部である任意の特定の機能をプログラムとして記述して、該プログラムをメモリ16に保存しておき、該プログラムを主制御部17内のマイクロコンピュータ上で実行することによって、その特定の機能を実現するようにしてもよい。上記プログラムは任意の記録媒体に記憶及び固定されうる。上記プログラムを記憶及び固定する記録媒体は画像転送装置1と異なる機器(サーバ機器等)に搭載又は接続されても良い。
[注釈2]
例えば、以下のように考えることができる。画像転送装置を画像送信装置又は画像データ送信装置と呼んでも良い。画像転送装置1及び1以上の情報機器2により画像転送システムが形成されている、と考えても良い。画像転送装置1を任意の電子機器に搭載しても良い。カメラCM自体に画像転送装置1の機能を持たせても良い(カメラCM内に画像転送装置1を設けても良い)。
例えば、以下のように考えることができる。画像転送装置を画像送信装置又は画像データ送信装置と呼んでも良い。画像転送装置1及び1以上の情報機器2により画像転送システムが形成されている、と考えても良い。画像転送装置1を任意の電子機器に搭載しても良い。カメラCM自体に画像転送装置1の機能を持たせても良い(カメラCM内に画像転送装置1を設けても良い)。
1 画像転送装置
2 情報機器
11 カードスロット
12 画像処理部
13 動き検出部
14A 表示画面
15A 受信部
15B 送信部
17 主制御部
51 読み出し制御部
52 画像処理制御部
53 表示制御部
54 表示画像選択部
55 通信制御部
RM 記録媒体
2 情報機器
11 カードスロット
12 画像処理部
13 動き検出部
14A 表示画面
15A 受信部
15B 送信部
17 主制御部
51 読み出し制御部
52 画像処理制御部
53 表示制御部
54 表示画像選択部
55 通信制御部
RM 記録媒体
Claims (7)
- 情報機器と通信可能な画像転送装置であって、
記録媒体内の1以上の記録画像に含まれる対象画像を表示する表示画面と、
当該画像転送装置の動きに応答して前記対象画像の画像データを前記情報機器に送信する送信部と、を備えた
ことを特徴とする画像転送装置。 - センサを用いて、送信指示に対応する当該画像転送装置の動きである送信指示動きを検出する動き検出部を更に備え、
前記送信部は、前記送信指示動きが検出されたとき、前記対象画像の画像データを前記情報機器に送信し、
前記送信指示動きは、当該画像転送装置を振動させる動きを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の画像転送装置。 - 前記送信指示動きにおける振動は、当該画像転送装置の1.5周期分の振動を含む
ことを特徴とする請求項2に記載の画像転送装置。 - 当該画像転送装置が複数の情報機器と通信可能である場合、
前記送信部は、当該画像転送装置の第1動きに応答して前記対象画像の画像データを前記複数の情報機器に含まれる特定の情報機器に送信する一方、前記第1動きと異なる当該画像転送装置の第2動きに応答して前記対象画像の画像データを前記複数の情報機器の夫々に送信し、
前記送信指示動きとしての前記第1及び第2動きの夫々は、当該画像転送装置を振動させる動きを含み、前記第1及び第2動き間で振動回数が互いに異なる
ことを特徴とする請求項3に記載の画像転送装置。 - 当該画像転送装置が複数の情報機器と通信可能である場合、
前記送信部は、当該画像転送装置の第1動きに応答して前記対象画像の画像データを前記複数の情報機器に含まれる特定の情報機器に送信する一方、前記第1動きと異なる当該画像転送装置の第2動きに応答して前記対象画像の画像データを前記複数の情報機器の夫々に送信する
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の画像転送装置。 - 前記複数の情報機器の夫々と当該画像転送装置との間の電波状態に応じて、前記特定の情報機器を決定する又は前記第2動きに応答した各情報機器に対する前記画像データの送信順序を決定する通信制御部を更に備えた
ことを特徴とする請求項4又は5に記載の画像転送装置。 - 前記情報機器に送信される前記画像データは、前記記録媒体に記録された前記対象画像の原画像データ、又は、前記原画像データよりもデータサイズの小さい前記対象画像のリサイズデータである
ことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の画像転送装置。
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---|---|---|---|
JP2012247592A JP2014096054A (ja) | 2012-11-09 | 2012-11-09 | 画像転送装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015046686A (ja) * | 2013-08-27 | 2015-03-12 | 株式会社リコー | 表示システム、情報端末、送信制御プログラム及び送信制御方法 |
JP2016051240A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | 日本光電工業株式会社 | 医療機器システム及び医療機器 |
-
2012
- 2012-11-09 JP JP2012247592A patent/JP2014096054A/ja active Pending
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