JP2014096032A - ファームウェア検証システム、ファームウェア検証方法およびファームウェア検証プログラム - Google Patents

ファームウェア検証システム、ファームウェア検証方法およびファームウェア検証プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】専用の管理サーバやネットワークを構築しなくても、複数台のサーバのファームウェアパラメータ検証を効率よく行うことができるファームウェア検証システムを提供する。
【解決手段】ファームウェアに関する情報を格納する記憶領域と、記憶領域へのアクセスを可能とする共有手段と、を備えたシステム管理手段と、複数の評価装置の記憶領域に接続するための接続手段と、を備えたファームウェア検証手段とが、ネットワークを介して通信可能に接続されたファームウェア検証システムとする。ファームウェア検証手段は、検証プログラムを動作させた後にマスターとなる評価装置の共有化された記憶領域から検証情報を取得し、自身のファームウェアの設定を変更する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、サーバのファームウェアパラメータを検証する検証システム、検証方法および検証プログラムに関する。特に、サーバ導入時のように、複数台のサーバのファームウェアパラメータを自動的に検証することに関する。
近年、仮想化やクラウド化が進むにつれて、データセンタ事業者などの提供するプラットフォームのサービスが変わりつつある。例えば、これまでのようにサーバ装置をそのまま貸し出すのではなく、必要なときに必要な分だけのリソースをユーザに提供し、その提供したリソースに応じて課金するサービスが増えてきた。
また、物理サーバに入れた仮想化環境上で複数の仮想OS(Operating System)を稼動することが技術的に可能となり、その仮想OSを物理サーバ間で柔軟に移動できるようになった。その結果、必ずしも同じ物理サーバ上でユーザにサービスを提供する必要がなくなってきた。そのため、事業者はユーザが必要とするリソースに合わせて物理サーバ上で動作する仮想OSを時間帯ごとに集約させたり、稼動させる必要のなくなった物理サーバを停止させたりして、利用状況に応じて省電力化を実現するような運用も行えるようになってきた。
ただし、事業者にとっては、利用状況に応じてサーバの性能や消費電力などのリソースを制御しようとした場合、生産時に一律に設定されたファームウェアパラメータを利用するだけでは、必ずしも必要な分だけのリソースの提供をすることにはならない。一般に、ファームウェアパラメータは工場出荷時においてサーバに一律に設定されている。実際のユーザのサーバルーム構成・室温・電力供給量・時間帯ごとに必要とする性能などの環境要素を考慮すると、必ずしも運用上最適な設定であるとは限らない。
事業者は、必要なリソースに応じて最適なパラメータを設定するために、複数台のサーバ装置によって電力や性能の評価を行う場合、検証環境の構築や個々のサーバ装置に手作業で設定を行わなければならなかった。すなわち、事業者がサーバ装置の評価を行なう際には多大なコストが必要となり、最適な運用コストを実現することは難しかった。そのため、多数台からなるサーバ装置のファームウェアパラメータの変更に対して、安価に動作検証を行える仕組みが求められていた。
例えば、特許文献1のソフトウェアテスト自動化システムには、1つのサーバによって、複数のクライアントに対して自動的にソフトウェアプログラムを実行する技術が開示されている。
特許文献1のソフトウェアテスト自動化システムを実現するためのコンピュータシステムのブロック図を図8に示した。図8のコンピュータシステムは、サーバ100と、ネットワーク400を介して接続された複数のクライアント200(200−1、200−2、・・・、200−n)から構成されている。サーバ100は、記憶装置120と、操作記録部106と、データ編集部107と、再生指示部108と、情報送受信部109と、結果確認部110と、スケジュール予約部111と、起動部112と、から構成される。記憶装置120は、テストスクリプトファイル101、テストプロジェクトファイル102、クライアント情報ファイル103、テスト結果ファイル104、テスト予約ファイル105を含んでいる。また、クライアント200は、情報送受信部201、テスト再生部202、テストスクリプト203、情報取得部204から構成されている。さらに、クライアント200は、テストの対象となるクライアントを作動させるソフトウェアであるテスト対象プログラム300を保有している。
特許文献1のソフトウェアテスト自動化システムによれば、サーバ100側から複数のクライアント200に対するソフトウェアテストが自動的に実行可能となる。また、各クライアント200に対してクライアント200それぞれの稼働状態、入−切、更新の可否等の諸事情を考慮したソフトウェアテストが実行可能となるなど、多数台からなるクライアント200を自動的に検証することができる。
特許公開2011−128940号公報
サーバ導入時においては、ユーザがサーバの運用環境に応じてサーバのファームウェアパラメータを1つずつ変更しながら最適な設定値を検証していく必要がある。そのため、複数台のサーバを用意して設定を変更した場合には、ユーザが検証ツールの実行結果を個々のサーバから回収しなければならないという課題があった。
特許文献1のソフトウェアテスト自動化システムによると、専用の管理サーバとネットワークを用意して複数のサーバのファームウェアパラメータを自動的に変更することができるが、専用の管理サーバとネットワークを構築する必要であった。
本発明のファームウェア検証システムは、専用の管理サーバやネットワークを構築しなくても、複数台のサーバのファームウェアパラメータ検証を効率よく行うことを目的とする。
本発明のファームウェア検証システムは、マスターサーバ機能をもつシステム管理手段と、ファームウェアパラメータを検証するための検証プログラムを含むファームウェア検証手段と、を備えた複数の評価装置がネットワークを介して通信可能に接続されたファームウェア検証システムにおいて、システム管理手段は、登録された検証情報と検証情報を基に検証プログラムによって検証された検証結果とを格納する記憶領域と、ネットワークを通じて記憶領域へのアクセスを可能とする共有手段と、を備え、ファームウェア検証手段は、複数の評価装置の記憶領域に接続するための接続手段を備え、ファームウェア検証システムを構成する複数の評価装置に含まれる少なくとも1台がマスターとなる評価装置に設定されると、マスターとなる評価装置は、複数の評価装置のいずれかの電源を投入し、マスターとなる評価装置によって電源が投入された評価装置のいずれかにおいて検証プログラムがブートプログラムとして動作すると、ブートプログラムが動作した評価装置は、マスターとなる評価装置の共有手段を介してマスターとなる評価装置の記憶領域にアクセスし、電源が投入された評価装置の接続手段を介してマスターとなる評価装置の共有化された記憶領域に格納された検証情報を取得し、検証情報に基づいて自身のファームウェアパラメータを設定する。
本発明のファームウェア検証方法は、マスターサーバ機能をもつシステム管理手段と、ファームウェアパラメータを検証するための検証プログラムを含むファームウェア検証手段と、を備えた複数の評価装置がネットワークを介して通信可能に接続されたファームウェア検証システムにおいて、システム管理手段は、登録された検証情報と検証情報を基に検証プログラムによって検証された検証結果とを格納する記憶領域と、ネットワークを通じて記憶領域へのアクセスを可能とする共有手段と、を備え、ファームウェア検証手段は、複数の評価装置の記憶領域に接続するための接続手段を備え、ファームウェア検証システムを構成する複数の評価装置に含まれる少なくとも1台がマスターとなる評価装置に設定された際に、マスターとなる評価装置によって複数の評価装置のいずれかの電源を投入させるステップと、マスターとなる評価装置によって、電源が投入された評価装置のいずれかにおいて検証プログラムをブートプログラムとして動作させるステップと、ブートプログラムが動作した評価装置によって、マスターとなる評価装置の共有手段を介してマスターとなる評価装置の記憶領域にアクセスさせて電源が投入された評価装置の接続手段を介してマスターとなる評価装置の共有化された記憶領域に格納された検証情報を取得させるステップと、検証情報に基づいて自身のファームウェアパラメータを設定させるステップと、を有する。
本発明のファーウェア検証プログラムは、マスターサーバ機能をもつシステム管理手段と、ファームウェアパラメータを検証するための検証プログラムを含むファームウェア検証手段と、を備えた複数の評価装置がネットワークを介して通信可能に接続されたファームウェア検証システムにおいて、システム管理手段は、登録された検証情報と検証情報を基に検証プログラムによって検証された検証結果とを格納する記憶領域と、ネットワークを通じて記憶領域へのアクセスを可能とする共有手段と、を備え、ファームウェア検証手段は、複数の評価装置の記憶領域に接続するための接続手段を備え、ファームウェア検証システムを構成する複数の評価装置に含まれる少なくとも1台がマスターとなる評価装置に設定された際に、マスターとなる評価装置によって複数の評価装置のいずれかの電源を投入させる処理と、マスターとなる評価装置によって、電源が投入された評価装置のいずれかにおいて検証プログラムをブートプログラムとして動作させる処理と、ブートプログラムが動作した評価装置によって、マスターとなる評価装置の共有手段を介してマスターとなる評価装置の記憶領域にアクセスさせて電源が投入された評価装置の接続手段を介してマスターとなる評価装置の共有化された記憶領域に格納された検証情報を取得させる処理と、検証情報に基づいて自身のファームウェアパラメータを設定させる処理と、をコンピュータに実行させる。
本発明のファームウェア検証システムによれば、専用の管理サーバやネットワークを構築しなくても、任意のサーバから複数台のサーバのファームウェアパラメータ検証を効率よく行うことができる。
本発明の実施形態に係るファームウェア検証システムの構成図である。 本発明の実施形態に係るファームウェア検証システムにおけるマスターサーバの動作フローである。 本発明の実施形態に係るファームウェア検証システムのブートプログラムの動作フローである。 本発明の実施形態に係るファームウェア検証システムのブートプログラムにおける検証情報の取得設定処理フローである。 本発明の実施形態に係るファームウェア検証システムのブートプログラムにおける複数台検証フローである。 本発明の実施例1に係るファームウェア検証システムの構成図である。 本発明の実施例2に係るファームウェア検証システムの構成図である。 特許文献1のソフトウェアテスト自動化システムのブロック図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい限定がされているが、発明の範囲を以下に限定するものではない。
(実施形態)
図1に示した本発明の実施形態に係る評価装置1(評価装置1−1,1−2,・・・,1−N)は、検証情報を管理するマスターサーバ機能を有するBMC2と、検証対象となるホスト側で実行される検証プログラム機能を有するBIOS3との2つの構成要素を備えている(BMC:Baseboard Management Controller、BIOS:Basic Input/Output System)。なお、BMC2はシステム管理手段に相当し、BIOS3はファームウェア検証手段に相当する。
評価装置1は、本発明のファームウェア検証装置の一例であり、本発明の実施形態に係るファームウェア検証システムに少なくとも1つは含まれる構成である。評価装置1を含むサーバは一般的なサーバの構成・機能を有するものとする。なお、複数の評価装置1−1、1−2、・・・、1−Nを区別しないで記載する場合は、評価装置1と表記している。
BMC2はシステム管理用コントローラであり、LSIで構成することができる(LSI:Large Scale Integration)。また、ファームウェアの一つであるBIOSは、ハードウェアへのアクセス手順を示すサブルーチンであり、例えばROMなどのLSIやフラッシュメモリなどといった記憶装置に格納されている(ROM:Read Only Memory)。
また、本発明の実施形態に係る評価装置1を含むサーバの管理者は、サーバの使用契約を結んだユーザに対して、サーバの使用領域を割り当てるものとする。そして、サーバのユーザは、管理者から割り当てられたサーバ領域をユーザの利用形態にあわせて使用することができる。
BMC2は、ネットワーク10に接続する機器に対してDHCPによってIPアドレスなどの設定情報を自動的に割り当てるDHCPサーバ6と、サーバのハードウェアをモニタ可能にするためのインターフェースであるIPMI7とを有している(IP:Internet Protocol、DHCP:Dynamic Host Configuration Protocol、IPMI:Intelligent Platform Management Interface)。なお、DHCPサーバ6は設定情報管理手段に相当し、IPMI7は設定管理仲介手段に相当する。
また、BMC2は、ファームウェアパラメータの検証情報及び検証結果を格納する記憶領域8を有している。なお、記憶領域8のうち、検証情報を格納する領域を検証情報領域、検証結果を格納する領域を検証結果領域と区別する。検証情報領域や検証結果領域は、例えば、記憶領域8を主記憶装置やレジスタなどの記憶装置が有する記憶領域に割り当てればよい。また、DHCPサーバ6が有する記憶領域を記憶領域8として利用してもよい。
さらに、BMC2は、DHCPサーバ6と記憶領域8の情報をネットワーク10上で共有することを可能とする「記憶領域の共有機能」を備えた共有手段11を有する。なお、「記憶領域の共有機能」は、他の評価装置1によってマスターとなる評価装置1の記憶領域8を参照できるようにする機能である。例えば、「記憶領域の共有機能」として、iSCSIターゲットやNFSサーバを適用することができる(iSCSI:internet Small Computer System Interface、NFS:Network File System)。
また、BMC2は、サーバのハードウェアやファームウェアをモニタ可能にするためのインターフェースであるIPMI7を有する。通常、BMC2は、サーバの電源がOFFのときであっても常に電源はONである。そして、評価装置1が備えられたサーバの電源がONにされたときや他の評価装置1からの起動指示があったときなどに、BMC2は、IPMI7を通じて評価装置1または評価装置1を含むサーバの電源をONするなどして電源を管理することができる。また、評価装置1を備えた他のサーバを起動する際には、BMC2は、電源管理のための信号処理を行い、ネットワーク10経由で他のサーバ装置のIPMI7を通じて他のサーバの電源をONにする処理を実行できる。
BIOS3は、オペレーションシステムなどのブート時にデバイスを初期化したり各種設定を行なったりするプログラムであるブートプログラム9と、「記憶機能への接続機能」を備えた接続手段12とを有している。なお、「記憶領域への接続機能」とは、マスターとなる評価装置1(評価装置1−1)の記憶領域8に他の評価装置1(評価装置1−2,・・・,1−N)が接続し、その記憶領域8にアクセスできるようにする機能である。例えば、「記憶機能への接続機能」として、iSCSIイニシエータやNFSクライアントを適用することができる。また、ブートプログラム9は、単一のプログラムであってもよいが、関連しあう複数の小さなプログラムから構成されていることが好ましい。
なお、個々の評価装置1に組み込まれているBMC2及びBIOS3の機能は、それぞれの評価装置1に関して同じものとする。また、マスターとなる評価装置1(評価装置1−1)においては、DHCPサーバ6及び共有手段11の機能が有効となる。それに対し、マスターとならない評価装置1(評価装置1−2,・・・,1−N)においては、DHCPサーバ6及び共有手段11の機能は無効となる。
本発明の評価装置1を適用する環境においては、検証対象となるBMC2を備えた任意の台数のサーバがあり、それぞれのサーバに含まれる評価装置1に備えられたBMC_LAN4及びオンボードLAN5は、全て同じネットワーク10上に接続されているものとする(LAN:Local Area Network)。また、あるサーバが複数のサーバ領域に区分されている場合は、それぞれのサーバ領域に一つずつの評価装置1を割り当ててもよく、一つの評価装置1で複数のサーバ領域を評価してもよい。
ここで、本発明の実施形態に係るマスターサーバ機能と検証プログラム機能について説明する。
(マスターサーバ機能)
まず、BMC2のマスターサーバ機能について説明する。
全ての評価装置1のBMC2には、マスターサーバ機能が組み込まれている。BMC2のマスターサーバ機能は、ユーザがネットワーク10上の任意の評価装置1(評価装置1−1)を選び出して検証に必要な情報をそのBMC2に設定したとき、その評価装置1−1に対して有効になる。なお、図1においては、評価装置1−1をマスターとしているが、任意の評価装置1をマスターに設定することができる。
また、マスターサーバ機能として、DHCPサーバ6と、各評価装置1の記憶領域8の情報と、をネットワーク10上で共有できる「記憶領域の共有機能」が有効となるものとする。「記憶領域の共有機能」は共有手段11によって実現される。
マスターとなる評価装置1−1の記憶領域8は、検証情報及び検証結果を格納できる。検証情報及び検証結果は、共有手段11の「記憶領域の共有機能」を使ってネットワーク10上に公開され、BIOS3側に組み込まれた検証プログラム機能から利用できるものとする。検証情報及び検証結果は、それぞれ記憶領域8に割り当てられた検証情報領域及び検証結果領域に格納されるものとする。
また、マスターとなる評価装置1−1のBMC2と各評価対象のサーバのBMC2とは、DHCPサーバ6から取得したネットワーク情報をもとに相互通信が可能である。そのため、マスターとなる評価装置1−1は、IPMI7を通じて各評価装置1を含むサーバのDC電源を管理できる(DC:Direct Current)。
ここで、各BMC2は、マスターとなる評価装置1−1のDHCPサーバ6からIPアドレス情報を取得し、初期設定できるものとする。そして、BMC2に実装されているマスターサーバ機能によって、マスターとなる評価装置1−1のBIOS3も検証対象として利用できる。これにより、マスターサーバとして設定した1台のサーバによって、サーバシステムを構成する全てのサーバ(マスターサーバを含む)に関してファームウェアパラメータの検証やチューニングを実行できる。
(検証プログラム機能)
次に、検証プログラム機能について説明する。
個々の評価装置1のBIOS3には、検証プログラムを実行する検証プログラム機能が組み込まれている。この検証プログラムは、ブートプログラム9として起動するように予め設定され、DC電源投入後に動作する。
検証プログラムが起動すると、DHCPサーバ6を利用してIP設定とマスターサーバとなる評価装置1−1で公開されている記憶領域8の情報を取得する。
各評価装置1は、この取得した情報から、接続手段12が有する「記憶領域への接続機能」を使ってマスターサーバの記憶領域8に接続して検証情報を取得し、それぞれの評価装置1に対する検証を自ら実行する。そして、各評価装置1は、その検証結果を各評価装置1の記憶領域8に格納する。また、各評価装置1の記憶領域8に格納された検証結果は、マスターとなる評価装置1−1が有する記憶領域8の検証結果領域に格納される。
検証対象となる各評価装置1においては、BMC2の機能としてIPMI7を介したDC電源管理機能が有効となっており、BIOS3ではブートプログラム9が有効となっている。また、マスターではない検証対象となる各評価装置1(1−2,・・・,1−N)においては、DHCPサーバ6と共有手段11が有する「記憶領域の共有機能」は無効となっている。
そのため、マスター以外の検証対象となる評価装置1(1−2,・・・,1−N)は、少なくともマスターとして機能していないときは、DHCPサーバ6及び共有手段11が有する「記憶領域の共有機能」を有していないこととする。
(動作)
次に、マスターサーバ機能と検証プログラム機能を使った本発明の実施形態に係る動作フローを、図2〜5を用いて説明する。
(マスターサーバ機能の動作)
まず、図2を用いてマスターサーバ機能の動作フローを説明する。
図2において、まず、検証したいファームウェアパラメータとその検証に必要なツール、検証に必要な装置情報、装置台数、稼動台数制限といった検証情報を、マスターサーバ機能を有効にする評価装置1−1の記憶領域8に設定する(ステップ201)。
ここでは、マスターサーバが有する評価装置1−1の記憶領域8にサーバのユーザが登録した検証情報を設定するものとする。なお、本実施形態においては、評価装置1−1を有するサーバをマスターとして設定することとするが、任意のサーバの有する評価装置1をマスターとして設定可能である。
評価装置1−1の記憶領域8に検証情報が登録されたことにより、マスターサーバのDHCPサーバ6と共有手段11の「記憶領域の共有機能」が有効になる。すなわち、DHCPサーバ6が起動する(ステップ202)。
次に、評価装置1−1は、検証情報に基づいて、IPMIコマンドを利用して必要な評価装置1のDC電源をネットワーク10経由でONする(ステップ203)。
電源のON/OFFは、マスターサーバの指令によって、各評価装置1のIPMI7を通じて実施することができる。
ここで、DC電源を入れたことにより、検証対象となる各評価装置1のBIOS3に組み込まれた検証プログラムが動作する。
マスターサーバの有する評価装置1−1は、各評価装置1の検証プログラムが動作終了するまで一定時間待機する(ステップ204)。
ここでいう一定時間とは、マスターとなる評価装置1−1が各評価装置1の検証プログラムの動作終了を待機する時間である。一定時間は、各評価装置1の検証プログラムの動作が終了する時間を目安とし、動作終了予定時刻に対して設定することができる。
評価装置1−1は、ステップ204で一定時間待機後、他の評価装置1の検証プログラムが終了したか否かを判断する(ステップ205)。
ここで、検証プログラムの動作が終了していない場合(ステップ205でNo)、稼働台数制限検証フラグが設定されているのであれば、稼働台数制限検証フラグを確認する(ステップ206)。なお、稼働台数制限検証フラグを設定していない場合は、ステップ206〜210のフローは省略することができる。
稼働台数制限検証フラグを設定するのは、評価装置1を検証する際に、同時に稼動させる評価装置1の台数を制限したいような場合である。例えば、サーバを設置するラック内や特定の設置箇所にある複数のサーバを一定の電力や性能に制限したい場合には、稼働台数制限検証フラグを設定するとよい。このような場合、複数台の評価装置1の同期した検証に次のような処理を追加する(後述する図4を参照)。
稼働台数制限検証フラグがOFFの場合(ステップ206でNo)、ステップ204に戻って、一定時間待機する(ステップ204)。
稼働台数制限検証フラグがONの場合(ステップ206でYes)、必要な装置以外のDC電源がOFFになるまで待機する(ステップ207)。
この場合、マスターサーバ側のBMC2が定期的に他の評価装置1の稼働状態を確認して検証開始時間を設定する(ステップ208)。すなわち、稼動台数に制限があるために稼働台数制限検証フラグがONの場合(ステップ206でYes)、検証開始時間は、最後に検証情報を変更した装置ではなく、マスターサーバ側のBMC2が定期的に他の装置の稼動状態を確認して設定することになる。
ここで、マスターサーバの評価装置1−1は、各評価装置1の検証プログラムの動作が終了するのを待機する(ステップ209)。
各評価装置1の検証プログラム機能の動作が終了すると、マスターとなる評価装置1−1は各評価装置1の検証結果を記憶領域8に格納する(ステップ210)。
各評価装置1の検証結果がマスターとなる評価装置1−1の記憶領域8に格納されたら、マスターサーバは、先ほどDC電源をOFFにした他の評価装置1のBMC2に通知して、それらの評価装置1のDC電源を入れてプログラムを再開させ(ステップ203)、同様の処理を実行する。なお、稼働台数制限検証フラグを設定しない場合は、ステップ206〜210は図2の動作フローに含めなくてもよい。
全ての検証が終了した段階(ステップ205でYes)で、マスターサーバの評価装置1−1はサーバ管理者に向けて検証が終了したことを示す通知を出す(ステップ211)。サーバ管理者は、図示しない通知手段によって通知された内容を確認することができる。なお、検証が終了したことを判断するのはマスターサーバの評価装置1−1であっても、サーバ管理者に検証終了や検証結果を通知するのは、検証対象となる評価装置1(評価装置1−2,・・・,1−N)であってもよい。
以上が本実施形態に係るマスターサーバの動作の説明である。なお、以上の説明は本実施形態の一例であって、本発明の範囲を限定するものではない。
(検証プログラム機能の動作)
図3〜5を用いて、各評価装置1のBIOS3における検証プログラム機能の動作について説明する。
図3において、各評価装置1のブートプログラム9が起動すると(ステップ301)、各評価装置1のBIOS3は検証情報の取得設定処理を実行する(ステップ302)。
ステップ302の検証情報の取得設定処理において、BIOS3は、評価装置1−1の記憶領域8からIPアドレスと検証情報を取得する。なお、検証情報は、ユーザが登録したファームウェアパラメータ及びその検証に必要なツール、検証に必要な装置情報、装置台数とフラグ情報で構成される。フラグ情報は、検証情報設定済みフラグ、複数台検証フラグ、稼働台数制限検証フラグ、稼働台数制限フラグ、検証可能装置フラグを含む情報である。検証情報を取得すると、評価装置1は、検証情報設定済みフラグの状況に応じてファームウェアパラメータの設定などを実行する。
なお、ステップ302の検証情報の取得設定処理については、後ほど図4を用いて説明する。
ステップ302の検証情報の取得設定処理を実行した後に、評価装置1は、稼働台数制限フラグのON/OFFを判断する(ステップ303)。
稼働台数制限フラグがONの場合(ステップ303でYes)、稼働台数の上限を超えているため、その段階で後から起動した評価装置1は、自装置の電源をOFFにする(ステップ304)。なお、この段階で電源をOFFにした評価装置1は、図2のステップ210からステップ203に戻るフローで示したように、マスターサーバの評価装置1−1によって、稼働台数制限検証フラグの状況に応じて電源をONにされる。
稼働台数制限フラグがOFFの場合(ステップ303でNo)、評価装置1が複数台あるか否かを判断するため、複数台検証フラグについて判断する(ステップ305)。
複数台フラグがOFFの場合(ステップ305でNo)、評価装置1は1台で構成されることになる。また、複数台フラグがONの場合(ステップ305でYes)、評価装置1は複数台であり、後述する複数台検証を実行する(ステップ306)。なお、ステップ306の複数台検証については、後ほど図5を用いて説明する。
ここで、ステップ306の複数台検証を終えると、評価装置1は、検証プログラムを実行する(ステップ307)。検証を終えた評価装置1は、マスターとなる評価装置1−1の検証結果領域をマウントし(ステップ308)、検証結果を格納する(ステップ309)。なお、ここでいうマウントとは、マスターとなる評価装置1−1の記憶領域8上に構築されたファイルシステムを、適切な手続きによって他の評価装置1によって認識可能な状態とし、他の評価装置1からアクセス可能とすることである。
以上が、図3に示した検証プログラムのフローである。なお、上記のフローは一例であって、本発明の範囲を限定するものではない。
〔検証情報の取得設定処理〕
ここで、図4を用いて、ステップ302の検証情報の取得設定処理について説明する。
図4において、評価装置1は検証情報領域をマウントし(ステップ401)、検証情報領域から検証情報を取得する(ステップ402)。
各評価装置1は、検証情報設定済みフラグが設定されているか否かを判断する(ステップ403)。既にファームウェアパラメータが評価装置1に設定されている場合、検証情報設定済みフラグがONになる。
検証情報設定済みフラグがONの場合(ステップ403でYes)、検証情報領域をアンマウントして(ステップ405)、図3のステップ303へと進む。なお、ここでいうアンマウントとは、マウントされて認識可能な状態とされたファイルシステムを、適切な手続によって評価装置1から切り離した状態にすることを意味する。
検証情報設定済みフラグがNo場合(ステップ403でNo)、評価装置1は専用のツールによってファームウェアパラメータを変更し(ステップ404)、検証情報設定済みフラグをONに変更する(ステップ406)。
その後、評価装置1は、検証情報領域をアンマウントし(ステップ407)、サーバを再起動して設定を反映させる(ステップ408)。サーバを再起動させて設定を反映させる(ステップ408)と、ステップ401、402を経てステップ403で検証情報設定済みフラグがONであると判断し(ステップ403でYes)、検証情報領域をアンマウントし(ステップ405)、図3のステップ303へと進む。
以上が、図4に示した検証プログラムにおける検証情報の取得設定処理のフローである。なお、上記のフローは一例であって、本発明の範囲を限定するものではない。
〔複数台検証〕
ここで、図3のステップ306の複数台検証について、図5を用いて説明する。複数台検証においては、複数の評価装置1を同期させて検証することによって、最大消費電力や性能等の同期の必要な評価を行なうことを目的としている。
図5において、評価装置1は、検証情報に含まれる複数台検証フラグを検証プログラム機能により確認して、検証情報領域をマウントする(ステップ501)。
評価装置1は、自装置の検証可能装置フラグがOFFの場合(ステップ502でNo)、検証可能装置フラグを立てる(ステップ503)。同様に、他の評価装置1もブートプログラム9を起動して検証可能装置フラグを立てる。
自装置の検証可能装置フラグがONの場合(ステップ502でYes)、既に検証開始時間が設定されているか否かを判断する(ステップ504)。
ここで、検証開始時間が設定されていない場合(ステップ504でNo)、検証情報領域をアンマウントし(ステップ506)、一定時間待機後(ステップ507)、再度検証情報領域をマウントする(ステップ501)。
ここで、検証に必要な装置台数の全ての検証可能装置フラグが有効になった場合(ステップ508でYes)、稼働台数制限検証フラグが設定されているか否かを判断する(ステップ509)。
全ての検証可能装置フラグが有効になっていない場合は、検証情報領域をアンマウントし(ステップ512)、再度検証情報領域をマウントする(ステップ501)。このフローは、検証を未だ実効していない評価装置1は、定期的に検証情報領域をマウントし、検証開始時間をアップデートすることを示す。
ステップ509において、稼働台数制限検証フラグがONの場合(ステップ509でYes)、検証情報領域をアンマウントし(ステップ512)、再度検証情報領域をマウントする(ステップ501)。
稼働台数制限フラグがOFFの場合(ステップ509でNo)、最後に接続した評価装置1のブートプログラム9が検証開始時間を設定して(ステップ510)、検証情報領域をアンマウントする(ステップ511)。その後、図3のステップ307へ戻る。
既に検証可能装置フラグを立てている他の評価装置1(ステップ502でYes)は、定期的に検証情報領域をマウントして(ステップ501)、検証開始時間が設定されているか否かを判断し(ステップ504)、検証開始時間を取得する(ステップ505)。検証フラグが設定された評価装置1は、ステップ505で検証開始時間を取得後、検証情報領域をアンマウントする(ステップ511)。
ステップ511で検証領域をアンマウント後、図3のステップ307に進む。
以上が、図5に示した検証プログラムにおける複数台検証のフローである。なお、上記のフローは一例であって、本発明の範囲を限定するものではない。
以上のように、本発明の実施形態に係るマスターサーバ機能や検証プログラム機能によると、管理者によってマスターサーバが指定され、ファームウェアパラメータが登録されてさえいれば、複数台の装置のファームウェアパラメータ検証を自動的に行えるようになる。また、個々の評価装置の検証結果を1つのサーバの記憶領域に保存して、一元管理することも可能となる。
本発明の実施形態の評価装置によれば、複数台のサーバを同期した評価が可能となるため、同期が必要となる最大消費電力や性能等の評価が可能になる。
また、本発明の実施形態の評価装置によれば、専用のサーバやネットワークの構築が必要なく、サーバの初期導入時からすぐに使えて、電力や性能に影響するようなファームウェアパラメータの検証を稼動状況も考慮して複数台装置に対して行うことができる。
すなわち、本発明の実施形態に係るファームウェアパラメータ検証装置は、専用の管理サーバやネットワークを構築しなくても、任意のサーバから複数台のサーバのファームウェアパラメータ検証を効率よく行うことが可能となる。
なお、本実施形態で示したファームウェア検証方法をコンピュータに実行させるプログラム、及び本実施形態のファームウェア検証装置を備えたサーバも本発明の範囲に含まれることは当然である。
(実施例1)
図6には、本発明の実施形態に係る実施例1の評価装置61の構成を示すブロック図を示した。
実施例1のマスターとなる評価装置61−1は、「記憶領域の共有機能」としてiSCSIターゲット68を備え、「記憶領域への接続機能」としてiSCSIイニシエータ64を備えている(iSCSI:internet Computer System Interface)。なお、マスターではない評価装置61(61−2,・・・,61−N)にはiSCSIターゲット68は備えられていないが、いずれかの評価装置61がマスターに設定された際に、共有手段11はiSCSIターゲット68として有効化されて機能する。また、全ての評価装置61(61−1,61−2,・・・,61−N)のBIOS63には、iSCSIイニシエータ64が備えられている。
一般に、iSCSIによれば、IPネットワーク上でSCSIプロトコルが実現でき、ネットワークによって接続されたストレージデバイスを、他の端末からローカルディスクとして認識できるようになる。
図6の実施例1の構成図を参照すると、評価装置61において、マスターとなる評価装置61−1のBMC62が備えるiSCSIターゲット68と、全ての評価装置61のBIOS63が有するiSCSIイニシエータ64以外の構成は図1の評価装置1と同様であるため、図1と同じ符号を用いている。また、マスターに設定する評価装置61−1以外の評価装置61においては、共有手段11及びDHCPサーバ6は無効となっているものとする。
実施例1の評価装置61の動作は、図2〜5に示した動作フローに従う。すなわち、「記憶領域の共有機能」をiSCSIターゲット68に、「記憶領域への接続機能」をiSCSIイニシエータ64に置き換えればよい。
実施例1において、検証情報領域へのマウント作業は、BIOS63に含まれるiSCSIイニシエータ64が、マスターサーバ機能で提供されるiSCSIターゲット68の領域をマウントしたものに相当する。
実施例1によれば、DHCPサーバ6によって配信される情報にiSCSIのRootPath情報を含め、検証プログラム機能であるブートプログラム9がこのパス情報に基づいてiSCSI接続を行うことで、実施形態に示したフローを実現できる。
よって、実施例1に係る評価装置61においても、実施形態のファームウェア検証装置と同様に、専用の管理サーバやネットワークを構築しなくても、任意のサーバから複数台のサーバのファームウェアパラメータ検証を効率よく行うことが可能となる。
(実施例2)
図7には、本発明の実施形態に係る実施例2の評価装置71の構成を示すブロック図を示した。
実施例2のマスターとなる評価装置71−1は、「記憶領域の共有機能」としてNFSサーバ78を備え、「記憶領域への接続機能」としてNFSクライアント74を備えている(NFS:Network File System)。なお、マスターではない評価装置71(71−2,・・・,71−N)には、NFSサーバ78は備えられていないが、いずれかの評価装置71がマスターに設定された際には、その評価装置71の共有手段11がNFSサーバ78として機能する。また、全ての評価装置71のBIOS73にはNFSクライアント74が備えられている。
NFSは、UNIX(登録商標)で利用されているファイル共有システムであり、UNIX系のOSにおいては標準的な分散ファイルシステムである。
図7の実施例2の構成図を参照すると、評価装置71−1のBMC72が備えるNFSサーバ78と、全ての評価装置71(71−1,71−2,・・・,71−N)のBIOS73が有するNFSクライアント74以外の構成は図1の評価装置1と同様であるため、図1と同じ符号を用いている。また、マスターとなる評価装置71−1以外の評価装置71(71−2、・・・、71−n)においては、共有手段11及びDHCPサーバ6は無効となっているものとする。
実施例2の評価装置71の動作は、図2〜5に示した動作フローに従う。すなわち、「記憶領域の共有機能」をNFSサーバ78に、「記憶領域への接続機能」をNFSクライアント74に置き換えればよい。
実施例2においても、実施例1と同様に、各評価装置71のNFSクライアント74は、マスターとなる評価装置71−1のNFSサーバ78をローカルディスクと同様に認証することができる。
よって、実施例2に係る評価装置71においても、実施形態のファームウェア検証装置と同様に、専用の管理サーバやネットワークを構築しなくても、任意のサーバから複数台のサーバのファームウェアパラメータ検証を効率よく行うことが可能となる。
以上のように、本発明の実施形態に係るファームウェア検証システムによれば、ユーザが個々の評価装置に対して検証したいファームウェアパラメータ設定やツール、検証したい内容を任意に選んだマスターサーバ機能で一元管理することが可能となる。
また、検証プログラム機能がマスターサーバの記憶領域を共有するので、最終的な検証結果も1つの装置で管理することが可能になり、複数台あるサーバに対する検証結果も容易に回収、管理することが可能になる。
これらの効果によって、ユーザが検証に必要な最低限の設定をすれば、任意の複数台のサーバに対して自動で検証を行うことが可能になり、検証にかかる設定変更、検証実行、結果の回収コストを削減することが可能になる。
マスターサーバと個々の装置の検証プログラムは、DHCPを利用した通信を利用することで自動的にネットワークを構築でき、さらにIPMIを通じて電源の管理も行うことができる。
また、BMCによる電源管理を用いているので、今までのソフトウェア検証の仕組みでは考慮されていなかった複数台検証における他の装置の稼動状態も制御できるようになる。
そして、サーバに組み込まれているBMCとBIOSのみを利用して、検証を行うことができるので、OSがインストールされていないような初期導入時においても、すぐに評価を開始することができる。
これらの効果によって、検証環境を準備するために、既存のユーザが管理サーバとネットワークを構築してから検証を行うような方法は必要がなくなり、検証にかかる導入コストを削減することが可能になる。
以上、実施形態及び実施例を参照して本願発明を説明してきたが、本願発明は上記実施形態及び実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1 評価装置
2 BMC
3 BIOS
4 BMC_LAN
5 オンボードLAN
6 DHCPサーバ
7 IPMI
8 記憶領域
9 ブートプログラム
10 ネットワーク
11 共有手段
12 接続手段
61 評価装置
62 BMC
63 BIOS
64 iSCSIイニシエータ
68 iSCSIターゲット
71 評価装置
72 BMC
73 BIOS
74 NFSクライアント
78 NFSサーバ
100 サーバ
101 テストスクリプトファイル
102 テストプロジェクトファイル
103 クライアント情報ファイル
104 テスト結果ファイル
105 テスト予約ファイル
106 操作記録部
107 データ編集部
108 再生指示部
109 情報送受信部
110 結果確認部
111 スケジュール予約部
112 起動部
200 クライアント
201 情報送受信部
202 テスト再生部
203 テストスクリプト
204 情報取得部
300 テスト対象プログラム
400 ネットワーク

Claims (10)

  1. マスターサーバ機能をもつシステム管理手段と、ファームウェアパラメータを検証するための検証プログラムを含むファームウェア検証手段と、を備えた複数の評価装置がネットワークを介して通信可能に接続されたファームウェア検証システムにおいて、
    前記システム管理手段は、登録された検証情報と前記検証情報を基に前記検証プログラムによって検証された検証結果とを格納する記憶領域と、ネットワークを通じて前記記憶領域へのアクセスを可能とする共有手段と、を備え、
    前記ファームウェア検証手段は、前記複数の評価装置の前記記憶領域に接続するための接続手段を備え、
    前記ファームウェア検証システムを構成する前記複数の評価装置に含まれる少なくとも1台がマスターとなる評価装置に設定されると、
    前記マスターとなる評価装置は、前記複数の評価装置のいずれかの電源を投入し、
    前記マスターとなる評価装置によって電源が投入された評価装置のいずれかにおいて前記検証プログラムがブートプログラムとして動作すると、
    前記ブートプログラムが動作した評価装置は、
    前記マスターとなる評価装置の前記共有手段を介して前記マスターとなる評価装置の前記記憶領域にアクセスして前記電源が投入された評価装置の前記接続手段を介して前記マスターとなる評価装置の共有化された前記記憶領域に格納された前記検証情報を取得し、前記検証情報に基づいて自身の前記ファームウェアパラメータを設定することを特徴とするファームウェア検証システム。
  2. さらに、ファームウェアパラメータの設定情報を自動的に割り当てる設定情報管理手段と、ファームウェアの設定を管理する際の仲介部となる設定管理仲介手段と、を備え、
    前記システム管理手段はBMCであり、
    前記ファームウェア検証手段はBIOSであり、
    前記設定情報管理手段はDHCPサーバであり、
    前記設定管理仲介手段はIPMIであり、
    前記マスターとなる評価装置は、前記IPMIを介して前記複数の評価装置の電源を投入することを特徴とする請求項1に記載のファームウェア検証システム。
  3. 前記検証情報が登録された後の起動時において、
    前記マスターとなる評価装置は、
    前記マスターとなる評価装置の前記記憶領域に含まれる検証情報領域に前記検証情報を格納し、
    前記マスターとなる評価装置の前記DHCPを起動し、
    前記IPMIを介してネットワーク経由で前記複数の評価装置の電源を入れ、
    前記BIOSにおける前記ファームウェアの設定状況に応じて前記マスターとなる評価装置の前記記憶領域に含まれる前記検証結果領域に前記ファームウェアの設定に関する前記検証結果を格納することを特徴とする請求項2に記載のファームウェア検証システム。
  4. 前記電源が投入された評価装置の前記BIOSは、
    前記ブートプログラムを起動し、
    前記マスターとなる評価装置の前記検証情報領域から前記検証情報を取得し、
    前記検証情報の設定状況に応じて自身のファームウェアパラメータを設定することを特徴とする請求項2又は3に記載のファームウェア検証システム。
  5. 検証対象となる評価装置の前記BIOSは、
    前記検証対象となる評価装置が検証可能となっていない場合、
    前記検証対象となる評価装置が全て揃った段階で前記検証対象となる評価装置のうち前記ブートプログラムを最後に実行した評価装置であれば検証開始時間を設定し、
    前記検証対象となる評価装置が検証可能となっている場合、
    前記検証開始時間が設定されていれば前記検証開始時間を取得し、
    前記検証開始時間が設定されていなければ前記検証開始時間が設定されるまで待機する、ことを特徴とする請求項4に記載のファームウェア検証システム。
  6. 前記複数の評価装置は、
    同時に検証できる評価装置の台数が制限されている状況において前記マスターとなる評価装置によって電源を投入され、前記マスターとなる評価装置の前記記憶領域に接続して前記検証対象となる評価装置の制限台数が超過しているか否かを示す稼働台数制限検証フラグが設定されている場合には自身の電源を遮断し、
    再度、前記マスターとなる評価装置によって電源を投入された際には、前記稼働台数制限検証フラグの設定に応じて前記検証開始時間を設定することを特徴とする請求項5に記載のファームウェア検証システム。
  7. 前記マスターとなる評価装置の前記共有手段はiSCSIターゲットであり、
    前記接続手段はiSCSIイニシエータであることを特徴とする請求項1乃至6に記載のファームウェア検証システム。
  8. 前記マスターとなる評価装置の前記共有手段はNFSサーバであり、
    前記接続手段はNFSクライアントであることを特徴とする請求項1乃至6に記載のファームウェア検証システム。
  9. マスターサーバ機能をもつシステム管理手段と、ファームウェアパラメータを検証するための検証プログラムを含むファームウェア検証手段と、を備えた複数の評価装置がネットワークを介して通信可能に接続されたファームウェア検証システムにおいて、
    前記システム管理手段は、登録された検証情報と前記検証情報を基に前記検証プログラムによって検証された検証結果とを格納する記憶領域と、ネットワークを通じて前記記憶領域へのアクセスを可能とする共有手段と、を備え、
    前記ファームウェア検証手段は、前記複数の評価装置の前記記憶領域に接続するための接続手段を備え、
    前記ファームウェア検証システムを構成する前記複数の評価装置に含まれる少なくとも1台がマスターとなる評価装置に設定された際に、
    前記マスターとなる評価装置によって前記複数の評価装置のいずれかの電源を投入させるステップと、
    前記マスターとなる評価装置によって、電源が投入された評価装置のいずれかにおいて前記検証プログラムをブートプログラムとして動作させるステップと、
    前記ブートプログラムが動作した評価装置によって、前記マスターとなる評価装置の前記共有手段を介して前記マスターとなる評価装置の前記記憶領域にアクセスさせて前記電源が投入された評価装置の前記接続手段を介して前記マスターとなる評価装置の共有化された前記記憶領域に格納された前記検証情報を取得させるステップと、前記検証情報に基づいて自身の前記ファームウェアパラメータを設定させるステップと、を有することを特徴とするファームウェア検証方法。
  10. マスターサーバ機能をもつシステム管理手段と、ファームウェアパラメータを検証するための検証プログラムを含むファームウェア検証手段と、を備えた複数の評価装置がネットワークを介して通信可能に接続されたファームウェア検証システムにおいて、
    前記システム管理手段は、登録された検証情報と前記検証情報を基に前記検証プログラムによって検証された検証結果とを格納する記憶領域と、ネットワークを通じて前記記憶領域へのアクセスを可能とする共有手段と、を備え、
    前記ファームウェア検証手段は、前記複数の評価装置の前記記憶領域に接続するための接続手段を備え、
    前記ファームウェア検証システムを構成する前記複数の評価装置に含まれる少なくとも1台がマスターとなる評価装置に設定された際に、
    前記マスターとなる評価装置によって前記複数の評価装置のいずれかの電源を投入させる処理と、
    前記マスターとなる評価装置によって、電源が投入された評価装置のいずれかにおいて前記検証プログラムをブートプログラムとして動作させる処理と、
    前記ブートプログラムが動作した評価装置によって、前記マスターとなる評価装置の前記共有手段を介して前記マスターとなる評価装置の前記記憶領域にアクセスさせて前記電源が投入された評価装置の前記接続手段を介して前記マスターとなる評価装置の共有化された前記記憶領域に格納された前記検証情報を取得させる処理と、前記検証情報に基づいて自身の前記ファームウェアパラメータを設定させる処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とするファームウェア検証プログラム。
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