JP2014095948A - 操作入力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作感を損ねることなく触覚を利用した操作入力が可能である共に、当該操作入力に対して触覚を利用した応答が可能な操作入力装置を実現する。
【解決手段】操作面Sを有する振動板10と、操作面Sとは反対側の面に第1面16aを向けて配置されるガイド部材16と、振動板10を貫通する振動板貫通孔10hと、ガイド部材16を貫通する突出部材案内孔16gと、振動板貫通孔10h及び突出部材案内孔16gを通って出退可能な突出部材21と、突出部材21を第1状態と第2状態との間で出退動作させる駆動機構30とを備え、駆動機構30は、突出部材21の先端部21aを、第1状態では操作面Sよりも突出させ、第2状態では操作面S以下に引退し且つガイド部材16の第1面16aよりも突出させるように構成され、振動板貫通孔10hの孔径は、突出部材案内孔16gの孔径よりも大きく設定されている。
【選択図】図9
【解決手段】操作面Sを有する振動板10と、操作面Sとは反対側の面に第1面16aを向けて配置されるガイド部材16と、振動板10を貫通する振動板貫通孔10hと、ガイド部材16を貫通する突出部材案内孔16gと、振動板貫通孔10h及び突出部材案内孔16gを通って出退可能な突出部材21と、突出部材21を第1状態と第2状態との間で出退動作させる駆動機構30とを備え、駆動機構30は、突出部材21の先端部21aを、第1状態では操作面Sよりも突出させ、第2状態では操作面S以下に引退し且つガイド部材16の第1面16aよりも突出させるように構成され、振動板貫通孔10hの孔径は、突出部材案内孔16gの孔径よりも大きく設定されている。
【選択図】図9
Description
本発明は、操作面に接触又は近接する被検知物を介した操作入力を受け付ける操作入力装置に関する。
パーソナルコンピュータや、携帯情報端末、現金自動預払機(ATM)、自動券売機、車載ナビゲーション装置など、タッチパネルによる操作入力が可能な装置が多く利用されている。タッチパネルは、ヒューマンマシンインターフェース(HMI)において、主として、ユーザーから機械に対する操作入力を媒介する役割を担っている。ユーザーは、タッチパネルの操作面に指先やスタイラスペンのペン先等を接触又は近接させることで、例えば操作面に表示された操作標章に対する入力を行い、当該操作標章に関連付けられた機能を実行させることができる。
ところで、例えば車載ナビゲーション装置では、車両の運転者が運転の合間にタッチパネルを操作することが多くなる。この際、操作面を注視して操作を行うことは困難であり、望む操作を正確に行うことができない場合がある。このような点に鑑み、触覚(触感)を利用して操作面を注視せずとも操作入力を行うことができるようにした操作入力装置が提案されている。例えば特開2006−268068号公報(特許文献1)には、操作面全体を繊維毛で覆い、表示装置における操作標章の位置に対応する繊維毛を立毛させる技術が開示されている。
但し、操作面全体が繊維毛で覆われていると、立毛している繊維毛とそうでない繊維毛との触覚による識別には曖昧さが残る。また、一般的なタッチパネルでは、機械からユーザーへの入力に対する応答(フィードバック)やその他の情報の報知は、主としてユーザーの視覚や聴覚に働きかけることよって実施されている。しかし、運転中に使用される車載ナビゲーション装置や、屋外での利用の多い携帯情報端末では、視覚や聴覚に働きかける応答をユーザーが知覚することが困難な場合がある。上述したように、繊維毛を介してユーザーに応答するとしても、やはり、その知覚には曖昧さが残る。
上記背景に鑑みて、操作感を損ねることなく触覚を利用した操作入力が可能である共に、当該操作入力に対して触覚を利用した応答が可能な操作入力装置の実現が望まれる。
上記課題に鑑みた本発明に係る操作入力装置の特徴構成は、
第1面に操作面を有する振動板と、
前記操作面に接触又は近接する被検知物を検知する検知装置と、
前記振動板を振動させる振動装置と、
前記振動板の前記第1面とは反対側の第2面に、第1面を向けて配置されるガイド部材と、
前記振動板の前記第2面と前記ガイド部材の前記第1面との間に隙間を形成する隙間形成部材と、
前記操作面に対して交差する出退方向に沿って前記振動板を貫通する振動板貫通孔と、
前記出退方向に沿って前記ガイド部材を貫通する突出部材案内孔と、
前記振動板貫通孔及び前記突出部材案内孔を通って出退可能な突出部材と、
前記突出部材を第1状態と第2状態との間で出退動作させる駆動機構と、を備え、
前記駆動機構は、前記突出部材の前記先端部を、前記第1状態では前記操作面よりも突出させ、前記第2状態では前記操作面以下に引退し且つ前記ガイド部材の前記第1面よりも突出させるように構成され、
前記振動板貫通孔の孔径は、前記突出部材案内孔の孔径よりも大きく設定されている点にある。
第1面に操作面を有する振動板と、
前記操作面に接触又は近接する被検知物を検知する検知装置と、
前記振動板を振動させる振動装置と、
前記振動板の前記第1面とは反対側の第2面に、第1面を向けて配置されるガイド部材と、
前記振動板の前記第2面と前記ガイド部材の前記第1面との間に隙間を形成する隙間形成部材と、
前記操作面に対して交差する出退方向に沿って前記振動板を貫通する振動板貫通孔と、
前記出退方向に沿って前記ガイド部材を貫通する突出部材案内孔と、
前記振動板貫通孔及び前記突出部材案内孔を通って出退可能な突出部材と、
前記突出部材を第1状態と第2状態との間で出退動作させる駆動機構と、を備え、
前記駆動機構は、前記突出部材の前記先端部を、前記第1状態では前記操作面よりも突出させ、前記第2状態では前記操作面以下に引退し且つ前記ガイド部材の前記第1面よりも突出させるように構成され、
前記振動板貫通孔の孔径は、前記突出部材案内孔の孔径よりも大きく設定されている点にある。
この特徴構成によれば、例えば操作面の操作対象箇所に対応する突出部材を、第1状態とすること(突出部材の先端部が操作面よりも突出する状態とすること)によって、ユーザーに対して操作対象箇所を容易に識別できるように操作入力装置を構成することができる。ここで、ユーザーが当該突出部材を押圧するなど、操作対象箇所への操作を行うと、突出部材が第2状態となる(振動板の第1面(操作面)以下に引退した状態となる)。この場合、突出部材が引退する際の反力によって、ユーザーは触覚を利用した応答を操作入力装置から受け取ることができる。但し、操作面の全面に亘って高い密度で突出部材を配置できるとは限らない。このように突出部材の敷設密度が疎となるような場合には、操作面へのユーザーの操作を検知装置によって検知し、操作に応答して振動板を振動させることができる。ユーザーは、突出部材を引退させる際の反力を受けることはなくても、振動板の振動による応答を受け取ることができる。つまり、振動板の振動によって、ユーザーは触覚を利用した応答を操作入力装置から受け取ることができる。当然ながら、ユーザーが突出部材を引退させるように押圧する際にも、振動板を振動させてよい。
尚、突出部材は、突出部材案内孔及び振動板貫通孔を貫通した状態で出退方向に沿って移動する。また、振動板も、出退方向に沿った方向を振動方向として振動する。従って、突出部材は、突出部材が停止した状態においても、相対的に振動板貫通孔から出退する場合がある。振動板とガイド部材との間には隙間が形成されているから、例えば振動板の振動方向にブレが生じた場合には、振動板貫通孔の内壁に突出部材が接触する可能性がある。本特徴構成によれば、振動板貫通孔の孔径が、突出部材案内孔の孔径よりも大きく設定されている。従って、このようなブレを生じても振動板と突出部材とが接触する可能性が低くなるように構成されている。このように、本特徴構成によれば、操作感を損ねることなく触覚を利用した操作入力が可能である共に、当該操作入力に対して触覚を利用した応答が可能な操作入力装置を提供することができる。
上述したように、突出部材案内孔と、振動する振動板に設けられた振動板貫通孔とを通って出退する突出部材を出退方向に沿って円滑に駆動するためには、これらの貫通孔の径方向中心部、例えば突出部材案内孔に連通する孔に駆動機構が配置されることが好ましい。1つの態様として、本発明の操作入力装置は、前記ガイド部材が、前記駆動機構が配置される駆動機構配置孔を更に備え、前記突出部材案内孔が、前記駆動機構配置孔よりも前記ガイド部材の前記第1面側に、前記駆動機構配置孔と連通するように形成されていると好適である。
振動板には振動板貫通孔が設けられており、ユーザーが操作面(第1面)に対して操作を行った場合に、振動板貫通孔の開口縁部に指などの被検知物を引っ掛けて、違和感を覚える可能性がある。また、突出部材が出退するために、突出部材と振動板貫通孔との間には隙間が形成されており、この隙間から埃や水滴等が操作入力装置の内部に入る可能性もある。従って、操作面は孔の設けられていない別の部材により覆われていると好適である。振動板は振動し、また突出部材が操作面よりも突出するので、操作面を覆う部材は変形や復帰が容易な材質であることが好ましい。1つの態様として、本発明の操作入力装置は、前記振動板貫通孔を覆うように前記操作面に沿って弾性シートが設けられていると好適である。
上述したように、突出部材は、突出部材案内孔と振動板貫通孔とを通って円滑に出退制御されることが好ましい。従って、突出部材を出退動作させる駆動機構は、堅固に固定されていることが好ましい。また、耐ノイズ性や、操作入力装置の小型化等を考慮すれば、駆動機構を制御する回路は駆動機構の近傍に配置されていることが好ましい。1つの態様として、本発明の操作入力装置は、前記ガイド部材の前記第1面とは反対側の第2面に対向するように設けられ、前記ガイド部材の前記第2面に対する対向面となる第1面において前記駆動機構を支持する駆動機構支持部材と、前記駆動機構支持部材の前記第1面とは反対側の第2面に対向して配置され、前記駆動機構を制御する制御基板と、を更に備えると好適である。
ところで、振動板は、振動装置によって変位可能な板状部材であるから、ユーザーが操作面に対する操作の際に、押圧力を加えるとガイド部材の方向にたわみを生じる。操作面とガイド部材の第1面との間には、上述したように、第2状態の突出部材の先端部が位置している。ユーザーの操作によって振動板がたわんだ際に、突出部材の先端部にユーザーが接触すると、不要な応答をユーザーに与えることになる。従って、ユーザーによる押圧によって振動板がたわんだ場合でも、突出部材の先端部が操作面以下に位置するように、第2状態が設定されていると好ましい。1つの態様として、本発明の操作入力装置は、前記操作面に予め規定された基準押圧力を受けて前記振動板がたわんだ状態である基準押圧状態において、前記第2状態の前記突出部材の前記先端部が前記振動板貫通孔の内部に位置するように構成されていると好適である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、図1に示すように、操作入力装置1が車両に搭載されている。本実施形態では、左右それぞれの手により操作できるように、2つの操作入力装置1(1L,1R)が、ステアリングホイール70のスポーク部71に設置されている。ユーザーとしての車両の乗員(ドライバー)は、操作入力装置1を介して車両に搭載された種々のシステムに対する指示入力を行うことができる。種々のシステムとは、例えばナビゲーションシステムやオーディオシステム、冷暖房システム等である。ナビゲーションシステムは、よく知られているように、出発地から目的地までの経路探索、経路案内、案内中の自車両周辺の情報の提供などを行うシステムである。例えば、交差点の近傍では進行方向を示す案内表示などが、コンソールに設置されたモニタ装置50の表示画面において地図に重畳して表示される。一般的には、この案内表示は、タッチパネルを備えた表示画面にユーザーが触れることによって消すことが可能である。本実施形態では、操作入力装置1への操作によって、視線をほとんど動かすことなく、また、ステアリングホイール70から手を離すことなく、そのような案内表示を消すことができる。また、ユーザーは、操作入力装置1への操作によって、ナビゲーションシステムやオーディオシステムの音量を調節したり、冷暖房システムの設定温度を調節したりすることができる。また、操作入力装置1への操作によって、オーディオシステムの選曲や選局ができてもよい。
図2は操作入力装置1の一部分解斜視図であり、図3は操作入力装置1の断面図であり、図4は操作入力装置1の上面図である。図3に示すように、操作入力装置1は、第1面10aに操作面Sを有する振動板10と、操作面Sに接触又は近接する被検知物を検知する検知装置Dと、振動板10を振動させる振動装置Vと、振動板10の第1面10aとは反対側の第2面10bに、第1面16aを向けて配置されるガイド部材16と、振動板10の第2面10bとガイド部材16の第1面16aとの間に隙間を形成する隙間形成部材14とを備えて構成されている。詳細は後述するが、本実施形態では、振動板10は、タッチパネル12と天板13とを有して構成されている。また、振動板10には、操作面Sに沿ってカバーシート11が設けられている。
振動板10には、操作面Sに対して交差する出退方向Zに沿って振動板10を貫通する振動板貫通孔10hが形成されている。また、ガイド部材16には、出退方向Zに沿ってガイド部材16を貫通するガイド部材貫通孔16hが形成されている。本実施形態では、ガイド部材貫通孔16hは、突出部材案内孔16gと駆動機構配置孔16fとの2つの部分を有して形成されている。駆動機構配置孔16fは、後述する駆動機構30が配置される格納孔である。突出部材案内孔16gは、出退方向Zに沿って(突出方向Z1に向かって)操作面Sよりも突出したり、出退方向Zに沿って(引退方向Z2に向かって)操作面S以下に引退したりする突出部材21を案内する孔である。本実施形態では、突出部材案内孔16gは、駆動機構配置孔16fよりもガイド部材16の第1面16a側に、駆動機構配置孔16fと連通するように形成され、全体としてガイド部材貫通孔16hが形成されている。
本実施形態では、出退方向Zに沿って比較的厚みのある部材によってガイド部材16が構成されているため、このように2つの部分を有してガイド部材貫通孔16hが形成されている。しかし、ガイド部材16がこれよりも薄い部材により構成される場合などでは、ガイド部材貫通孔16hとして、突出部材案内孔16gのみが形成されていてもよい。図3及び図9に示すように、本実施形態では、駆動機構30が駆動機構配置孔16fに配接されて比較的堅固に固定される。後述する駆動機構支持部材17において駆動機構30が堅固に固定可能であれば、ガイド部材16に駆動機構配置孔16fが形成されなくてもよい。
操作入力装置1は、さらに、振動板貫通孔10h及び突出部材案内孔16gを通って出退可能な突出部材21と、突出部材21を第1状態と第2状態との間で出退方向Zに沿って出退動作させる駆動機構30とを備えている。駆動機構30は、突出部材21の先端部21aを、第1状態では振動板10の第1面10a(操作面S)よりも突出させ、第2状態では振動板10の第1面10a(操作面S)以下に引退させ且つガイド部材16の第1面16aよりも突出させる。
突出部材21は、突出部材案内孔16g及び振動板貫通孔10hを貫通した状態で出退方向Zに沿って移動する。また、後述するように、振動板10は、出退方向Zを振動方向として振動するから、突出部材21は、突出部材21が停止した状態においても、相対的に操作面Sに対して出退する場合がある。この際、例えば振動板10の振動方向が出退方向Zに対してブレを生じた場合には、振動板貫通孔10hの内壁に突出部材21が接触する可能性がある。このため、振動板貫通孔10hの孔径は、突出部材案内孔16gの孔径よりも大きく設定されている。これにより、上述したようなブレを生じても、振動板10と突出部材21とが接触する可能性が小さくなる。
例えば、突出部材21の直径が1〜2[mm]、公差が±0.05[mm]の場合、ガイド部材16の突出部材案内孔16gの内径は、突出部材21の直径に0.1[mm]程度を加えた値に設定される。これに対して、振動板貫通孔10hの内径は、突出部材21の公差の他、振動板10の振幅や、振動時のマージンなどを考慮して、突出部材21の直径に0.5[mm]程度を加えた値に設定されると好適である。
また、操作入力装置1は、ガイド部材16の第1面16aとは反対側の第2面16bに対向するように設けられる駆動機構支持部材17を有して構成されている。駆動機構支持部材17は、ガイド部材16の第2面16bに対する対向面となる第1面17aにおいて駆動機構30を支持する。さらに、駆動機構支持部材17の第1面17aとは反対側の第2面17bに対向して、制御基板18が配置されている。制御基板18には、図5のブロック図に示すように、駆動機構30を制御する駆動機構制御部85(駆動回路制御回路)などが構築されている。図3に示すように、ガイド部材貫通孔16hが突出部材案内孔16gと駆動機構配置孔16fとを有して形成され、駆動機構30が駆動機構配置孔16fに配接される場合には、駆動機構30がガイド部材16の内部に収容される。従って、本実施形態においては、ガイド部材16の第2面16bと、駆動機構支持部材17の第1面17aとは接触している。
一方、ガイド部材貫通孔16hが突出部材案内孔16gのみを有して構成される場合には、駆動機構30はガイド部材16の内部には収容されることなく、駆動機構支持部材17に支持されることになる。この場合には、ガイド部材16の第2面16bと、駆動機構支持部材17の第1面17aとは対向するものの、部分的な接触を除いて図3に示すように全面的には接触しない。即ち、ガイド部材16の第2面16bと駆動機構支持部材17の第1面17aとの間に空間が形成される。
上述したように、振動板10には、振動板貫通孔10hが形成されている。この孔は、操作面Sとなる振動板10の第1面10aに開口部を有するため、ユーザーが操作面Sに対して操作を行った場合に、開口縁部に指などが引っ掛かり、違和感を覚える可能性がある。また、振動板貫通孔10hの内径は、突出部材21の直径よりも大きく形成されているから、突出部材21と振動板貫通孔10hとの間には隙間が形成されている。この隙間から埃や水滴等が操作入力装置1の内部に入る可能性もある。このため、本実施形態では、振動板貫通孔10hの開口部を覆うように操作面Sに沿ってカバーシート11(弾性シート)が設けられている。振動板10は振動し、また突出部材21が操作面Sよりも突出する。従って、カバーシート11は、振動板10と共に伸縮し、突出部材21が操作面Sを超えて突出する際には変形して、引退時には復帰するような弾性を有する材質(例えばシリコン樹脂)で構成されていることが好ましい。尚、当然ながら、操作面Sに開口部が露出していることが許容されるような場合には、このようなカバーシート11が設置されていなくてもよい。
尚、本実施形態においては、隙間形成部材14は、振動板10の第2面10bとガイド部材16の第1面16aとの間に配置されて、振動板10とガイド部材16との間に隙間を設定するスペーサである。このようなスペーサは、操作入力装置1の上面図である図4(a)に示すように、方形状の振動板10の4隅(各頂点)に配置されてもよいし、図4(b)に示すように、向かい合う2辺に配置されてもよい。図4(b)に示すように、向かい合う2辺にスペーサが配置される場合、振動板10が長方形状であれば、短辺側にスペーサが配置されると振動板10の振幅の確保が容易である。
また、本実施形態においては、振動装置Vは、圧電素子15(振動素子)であり、振動板10の第2面10bに備えられている。ここでは、圧電素子15が、当該第2面10bに接するように配置されている。振動板10の第2面10bに圧電素子15を備えることによって、振動板10の第1面10aの操作面Sに影響を与えることなく、適切な位置に圧電素子15を配置することができるので、省電力で必要な振幅を得ることが可能となる。尚、振動板10の外縁部に操作面Sの非感応部が設定されるような場合には、当該外縁部の第1面10a側に振動装置Vが設置されてもよい。また、振動装置Vは、当然ながら圧電素子15に限定されるものではない。
以上、操作入力装置1の構造を説明したが、以下、操作入力装置1を含む車載システムの模式的ブロック図である図5も参照して、操作入力装置1の機能について説明する。本実施形態では、操作入力装置1がナビゲーションシステムと協働する形態を例として説明する。操作入力装置1を制御する操作入力装置制御部41及びナビゲーションシステムの中核となるナビゲーション演算部42は、マイクロコンピュータなどの論理演算プロセッサを中核として構築されたECU(electronic control unit)40として構成されている。ECU40は、論理演算プロセッサなどのハードウェアと、プログラムなどのソフトウェアとの協働により種々の機能を実現させる。
ナビゲーション演算部42は、操作入力装置制御部41、地図データベース43、GPS受信機44、車速センサ45(距離センサ)、ステアリングセンサ46(舵角センサ)、方位センサ47、モニタ装置50、スピーカ53と情報伝達可能に接続されている。GPS受信機44は、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を受信する。例えばジャイロセンサや加速度センサなどにより構成された方位センサ47は、自車両の進行方位又はその変化を検出する。車速センサ45は、自車両の車速や移動距離を検出する。ステアリングセンサ46は、自車両の操舵角を検出する。良く知られているように、ナビゲーション演算部42は、GPSを利用した測位、及び各種センサによる検出結果に基づく自律航法演算により、自車位置を特定する。地図データベース43には、所定の区画毎に分けられた地図データが記憶されている。地図データベース43は、地図表示、経路探索、特定された自車位置に基づくマップマッチング等の処理の実行時にナビゲーション演算部42により参照される。地図データベース43は、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、光ディスク等の記憶媒体に格納して備えられている。
モニタ装置50は、液晶表示装置等の表示部51、タッチパネル52とが一体となったものである。表示部51には、自車位置周辺の地図や所定機能に関連付けられた操作標章などの画像が表示される。操作標章は、当該操作標章への操作によって実現される機能をユーザー(ここでは車両の乗員)が容易に知覚できるように表示部51に表示される標章である。タッチパネル52を介して当該操作標章への操作入力をナビゲーション演算部42に伝達することができる。例えばユーザーは、表示部51(タッチパネル52)に表示された操作標章に、被検知物としての指先やスタイラスペンのペン先等を接触又は近接させることで、その操作標章を選択してそれに関連付けられた機能をナビゲーションシステムに実現させることができる。また、ユーザーは、表示部51(タッチパネル52)に表示された地図上の地点選択などを行うこともできる。
図1に示すように、モニタ装置50は、運転時にユーザー(運転者)が視線方向を大きく変えることなく見ることができるように、ダッシュボード上面の中央部に配置されている。一方、操作入力装置1は、ユーザーが操作しやすいように、ユーザーの手元に近い位置に配置されている。本実施形態では、操作入力装置1は、ステアリングホイール70のスポーク部71に配置されている。この他、操作入力装置1は、センターコンソール部や、ダッシュボード上面の中央部、ドアパネルなどに配置されていても良い。尚、本実施形態では、操作入力装置1がモニタ装置50と別体として設けられている場合を例として説明するが、モニタ装置50に操作入力装置1が適用されることを妨げるものではない。
上述したように、操作入力装置1は、操作面Sを有し、操作面Sに接触又は近接する被検知物を検知して当該検知位置に応じた入力を受け付ける。この際、操作入力装置1は、被検知物による接触や近接に対して、触感による応答を提供する。具体的には、操作入力装置1は、検知装置Dにより、操作面Sに接触又は近接する被検知物を検知すると、圧電素子15(振動装置V)を駆動して、図6に示すように振動板10を振動させる。図6に示すように被検知物Hがユーザーの指先であった場合には、ユーザーの指に振動が伝わり、操作面Sに対する操作への応答をユーザーは触感により受け取ることができる。つまり、ユーザーに対していわゆる“クリック感”を与えることができる。
上述したように、本実施形態では、振動板10は、タッチパネル12と天板13とを有して構成されている。タッチパネル12の第1面12aは、振動板10の第1面10a且つ操作面Sに対応する。天板13の第2面13bは、振動板10の第2面10bに対応し、振動装置Vとしての圧電素子15を保持している。タッチパネル12の第2面12bと、天板13の第1面13aとは密着しており、タッチパネル12と天板13とが一体となって振動板10が構成されている。当然ながら、何れか1つの部材により振動板10が構成されることを妨げるものではない。しかし、振動板10にタッチパネル12を含むことにより、振動板10の全域において操作入力を受け付けることが可能となり高い利便性を確保することができる。また、振動板10に天板13を含むことにより、耐振動強度が確保され、圧電素子15を保持するための強度も確保される。
尚、タッチパネル12としては、抵抗膜式や静電容量式等、種々の方式のものを利用することができる。本実施形態では、振動板貫通孔10hを設けることによる配線の制約を受けにくい静電容量式を採用している。制御基板18に構成された座標検出部81は、タッチパネル12の操作面Sに接触又は近接する被検知物Hとしての指先等の検知位置を操作面S上の座標として特定する。操作入力装置制御部41は、当該座標の情報を受け取ってナビゲーション演算部42に伝達する。ナビゲーション演算部42は、当該座標に割り当てられた機能を実行する。
座標検出部81が操作面Sへの被検知物Hの接触又は近接があったと判定すると(座標を特定すると)、その判定結果が振動装置制御部84にも伝達される。この際、操作入力装置制御部41を経由して判定結果が伝達されても良いし、制御基板18上において直接に座標検出部81から振動装置制御部84へ判定結果が伝達されてもよい。振動装置制御部84は、圧電素子15に電圧を印加して、図6に示すように振動板10を振動させる。このように、タッチパネル12及び座標検出部81は、操作面Sに接触又は近接する被検知物Hを検知する検知装置Dとして機能する。
ところで、ユーザーは操作面Sに対して静かに指などの被検知物Hを接触させるとは限らず、操作面Sに交差する方向に押圧力を掛ける場合もある。この場合には、振動板10が図3における引退方向Z2の方向にたわむことになる(図7参照)。振動板10に設置されている圧電素子15は、この押圧力に応じた電荷を発生する。制御基板18には、圧電素子15に生じた電荷を検出する振動検出部83が備えられている。上述した座標検出部81と同様に、振動検出部83は、操作面Sに対する操作入力があったことを、操作入力装置制御部41及び振動装置制御部84に伝達する。振動装置制御部84は、圧電素子15に電圧を印加して、図8に示すように振動板10を振動させる。このように、圧電素子15及び振動検出部83も、操作面Sに接触又は近接する被検知物Hを検知する検知装置Dとして機能する。
また、上述したように、操作入力装置1には、操作面Sに対して先端部21aが出退する突出部材21も備えられている。例えば、ユーザーは操作面Sよりも突出している状態(第1状態)の突出部材21を指先で操作面S側に押し込むことが可能である。突出部材21の状態を検知することによって、このような押し込み操作が行われた否かを検出することができる。例えば、突出部材21(或いは図9を参照して後述する筒状部材22)の近傍に、突出部材21(或いは筒状部材22)の出退方向Zにおける位置を検出する位置センサ39が設置される。状態検出部82は、この位置センサ39の検出結果に基づいて、突出部材21の状態を検出する。検出結果は、操作入力装置制御部41及び振動装置制御部84に伝達される。振動装置制御部84は、圧電素子15に電圧を印加して、図8に示すように振動板10を振動させる。従って、これら、位置センサ39及び状態検出部82も、検知装置Dとして機能する。
以下、突出部材21及び突出部材21を出退させる駆動機構30について説明する。図2に示すように、振動板10(タッチパネル12及び天板13)には、振動板10を貫通する振動板貫通孔10hが複数(本実施形態では9個)設けられている。本実施形態では、振動板貫通孔10hは、振動板10の上面から見て円形状に形成されている。尚、タッチパネル12や天板13に配線が施されている場合には、そのような配線を避けて振動板貫通孔10hが形成される。或いは、振動板貫通孔10hを迂回して配線が施される。
図9は、駆動機構の構成を示す断面図である。図9では、説明を容易にするためにカバーシート11を省略して図示している。図9に示すように、細長い円柱状(ピン状)の突出部材21には、全体として円筒状の筒状部材22が接続されている。突出部材21の外径は、上述したように、突出部材案内孔16gの内径よりも僅かに小さい。筒状部材22は、当該筒状部材22の軸方向に沿って等分割された2つの半円筒状部材から構成されている。突出部材21は、その下端部(引退方向Z2側の端部)において2つの半円筒状部材に挟まれた状態で筒状部材22に係止されている。本実施形態では、それぞれの突出部材案内孔16gに突出部材21が挿入され、それぞれの振動板貫通孔10hには突出部材21の先端部21aが達している。1つの態様として、駆動機構30によって突出部材21が駆動されていない基準状態(図9の左側の状態)では、平坦に形成された突出部材21の先端部21a(先端面)は、操作面Sのレベルに一致、或いは操作面Sのレベルよりも引退した状態(操作面Sのレベル以下)である。
図9に示すように、振動板10に対して背面側に駆動機構30が設けられている。この駆動機構30は、操作面Sに対して交差(ここでは直交)する方向(出退方向Z)に沿って突出部材21を出退動作させるための機構である。駆動機構30は、アクチュエータとして、圧電素子31を備えて構成されている。圧電素子31は圧電効果を利用した受動素子であり、圧電体に印加された電圧を力に変換し、或いは圧電体に加えられた外力を電圧に変換する。圧電素子31は、出退方向Zを振幅方向として振動するように設けられている。圧電素子31には連結部材33が連結されており、この連結部材33は圧電素子31と一体的に振動する。連結部材33は、細長い円柱状(ピン状)に形成されている。圧電素子31に連結された側とは反対側の連結部材33の先端部は、筒状部材22の内側の空間に挿入されている。連結部材33の外径は筒状部材22の内径にほぼ等しく、連結部材33の外周面と筒状部材22の内周面とは接している。
連結部材33と筒状部材22とが接触する接触位置において、筒状部材22を外周側から包囲するようにバネ部材34が設けられている。バネ部材34は、内周側に向かう所定の大きさの予圧を提供し、連結部材33と筒状部材22との間に所定の摩擦力を生じさせる。バネ部材34が付与する予圧は、連結部材33と筒状部材22との間の静止摩擦力が、筒状部材22及び筒状部材22に連結された突出部材21に作用する重力の出退方向Zの分力よりも、少なくとも大きくなるように設定される。また、上記予圧は、圧電素子31の振動に伴い連結部材33と筒状部材22との間に動摩擦力が生じる状態でこれらが摺動可能となるように設定される。筒状部材22とバネ部材34と筒状部材22とで、摺動機構が構成されているということもできる。
また、本実施形態では、圧電素子31の出退方向Zに沿った一方側への振動速度と他方側への振動速度との大小関係は、操作入力装置制御部41及び駆動機構制御部85によって調整される。具体的には、駆動機構制御部85は、操作入力装置制御部41の指令に基づいてパルス状の電圧を印加して圧電素子31を振動させる。その際、駆動機構制御部85は、出退方向Zに沿った一方側への振動速度と他方側への振動速度との大小関係を調整する。このような調整は、圧電素子31の振動方向に応じてデューティ比を異ならせることによって実現できる。
例えば、駆動機構制御部85は、突出方向Z1側(操作面Sよりも正面側)への振動速度が、反突出方向側である引退方向Z2側(操作面Sよりも背面側)への振動速度よりも小さくなるように、圧電素子31を駆動する。これにより、連結部材33と筒状部材22との間に生じる静止摩擦と動摩擦との差異に基づいて、突出部材21が突出方向Z1側へと移動する。突出部材21の先端部21aが、振動板10を貫通して操作面Sより表面側に突出した状態は、出退方向Zに沿った突出部材21の先端部21aの高さが操作面Sよりも高い状態(第1状態)である。一方、これとは逆に引退方向Z2側への振動速度を突出方向Z1側への振動速度よりも小さくすることで、突出部材21は引退方向Z2側へと移動する。突出部材21の先端部21aが操作面Sと同じ、或いは操作面Sよりも背面側に引退した状態は、出退方向Zに沿った突出部材21の先端部21aの高さが操作面S以下の状態(第2状態)である。
尚、駆動機構制御部85は、突出部材21を第1状態と第2状態との間で切り替えるための所定時間だけ圧電素子31を振動させ、その後は振動を停止させる。即ち、当該所定時間だけ圧電素子31に対して電圧を印加し、その後は電圧の印加を停止する。電圧印加の停止後であっても、筒状部材22は、連結部材33と筒状部材22との間の静止摩擦により出退方向Zの位置を維持する。従って、筒状部材22に連結された突出部材21も、出退方向Zの位置を維持した状態となる。
ところで、各突出部材21は、それぞれ独立して出退可能である。本実施形態では、突出部材21、筒状部材22、駆動機構30が一体となって突出部材モジュール20が構成されている。各突出部材モジュール20は、突出部材21の先端部を除いて、ガイド部材16に設けられたガイド部材貫通孔16hに収容されている。ガイド部材貫通孔16hは、出退方向Zに沿って振動板10に向かって段階的に内径が小さくなるように形成されている。ガイド部材16の第1面16aには、最も小径の突出部材案内孔16gが開口している。ガイド部材16の第2面16bには、駆動機構配置孔16fが開口している。駆動機構配置孔16fには、筒状部材22とバネ部材34と筒状部材22とで構成される摺動機構と、圧電素子31(突出部材駆動装置)とが配置される。即ち、ガイド部材貫通孔16hは、駆動機構配置孔16fと突出部材案内孔16gとを有し、出退方向Zに沿って振動板10に向かって段階的に内径が小さくなるように形成された2段階に構成されている。
ガイド部材16の第2面16b側には、当該第2面に対向するように、駆動機構支持部材17が配置されている。本実施形態では、当該第2面16bと、駆動機構支持部材17の第1面17aとが接触した状態で固定されている。駆動機構30、つまり突出部材モジュール20は、駆動機構支持部材17の第1面17aにおいて支持され、固定されている。
ところで、振動板10は、変位可能な板状部材であるから、ユーザーが操作面Sに対する操作の際に、押圧力を加えるとガイド部材16の方向にたわみを生じる。操作面Sとガイド部材16の第1面16aとの間には、第2状態の突出部材21の先端部21aが位置している。第2状態において先端部21aが最も操作面S側に位置している場合には、先端部21aと操作面Sとは同じ平面上に位置することになる。この状態で振動板10がガイド部材16側にたわむと、第2状態であるにも拘わらず、突出部材21の先端部21aが操作面Sから突出してしまう。ユーザーの操作によって振動板10がたわんだ際に、突出部材21の先端部21aにユーザーが接触すると、不要な応答をユーザーに与えることになる。従って、ユーザーによる押圧によって振動板10がたわんだ場合でも、突出部材21の先端部21aが操作面S以下に位置するように、第2状態が設定されていると好ましい。
具体的には、図10に示すように、操作面Sに予め規定された基準押圧力Fを受けて振動板10がたわんだ状態である基準押圧状態において、突出部材21の先端部21aが振動板貫通孔10hの内部に位置するように第2状態が設定されていると好適である。ここで、基準押圧力Fは、ユーザーが振動板10を押圧操作する際に想定される標準的な押圧力に基づいて設定される。このような標準的な押圧力は、実験統計的に求めることができる。
〔その他の実施形態〕
以下、本発明のその他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用されるものに限られず、矛盾が生じない限り、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
以下、本発明のその他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用されるものに限られず、矛盾が生じない限り、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記においては、隙間形成部材14をスペーサによって構成する例を示した。しかし、例えば操作入力装置1の外装ケースの内壁に形成された溝や梁によって振動板10を保持することによって、外装ケースに対して位置決めされたガイド部材16との間に間隙を設定してもよい。この場合、内壁或いは内壁に形成された溝や梁が隙間形成部材14として機能する。
(2)上記においては、突出部材21の駆動機構30のアクチュエータとして圧電素子31を利用する形態を例示した。圧電素子31は、消費電力も小さく、駆動に伴うノイズの発生量も少なく、ノイズの強度も弱い。しかし、消費電力や放射ノイズが許容できれば、他のアクチュエータを利用してもよい。例えば、モータやソレノイドを駆動機構30のアクチュエータとして利用してもよい。
本発明は、操作面に接触又は近接する被検知物を介した操作入力を受け付ける操作入力装置に適用することができる。
1 :操作入力装置
10 :振動板
10a :第1面
10b :第2面
10h :振動板貫通孔
11 :カバーシート(弾性シート)
14 :隙間形成部材
15 :圧電素子(振動装置)
16 :ガイド部材
16a :第1面
16b :第2面
16f :駆動機構配置孔
16g :突出部材案内孔
16h :ガイド部材貫通孔
17 :駆動機構支持部材
17a :第1面
17b :第2面
18 :制御基板
21 :突出部材
21a :先端部
30 :駆動機構
D :検知装置
F :基準押圧力
H :被検知物
S :操作面
V :振動装置
Z :出退方向
10 :振動板
10a :第1面
10b :第2面
10h :振動板貫通孔
11 :カバーシート(弾性シート)
14 :隙間形成部材
15 :圧電素子(振動装置)
16 :ガイド部材
16a :第1面
16b :第2面
16f :駆動機構配置孔
16g :突出部材案内孔
16h :ガイド部材貫通孔
17 :駆動機構支持部材
17a :第1面
17b :第2面
18 :制御基板
21 :突出部材
21a :先端部
30 :駆動機構
D :検知装置
F :基準押圧力
H :被検知物
S :操作面
V :振動装置
Z :出退方向
Claims (5)
- 第1面に操作面を有する振動板と、
前記操作面に接触又は近接する被検知物を検知する検知装置と、
前記振動板を振動させる振動装置と、
前記振動板の前記第1面とは反対側の第2面に、第1面を向けて配置されるガイド部材と、
前記振動板の前記第2面と前記ガイド部材の前記第1面との間に隙間を形成する隙間形成部材と、
前記操作面に対して交差する出退方向に沿って前記振動板を貫通する振動板貫通孔と、
前記出退方向に沿って前記ガイド部材を貫通する突出部材案内孔と、
前記振動板貫通孔及び前記突出部材案内孔を通って出退可能な突出部材と、
前記突出部材を第1状態と第2状態との間で出退動作させる駆動機構と、を備え、
前記駆動機構は、前記突出部材の前記先端部を、前記第1状態では前記操作面よりも突出させ、前記第2状態では前記操作面以下に引退し且つ前記ガイド部材の前記第1面よりも突出させるように構成され、
前記振動板貫通孔の孔径は、前記突出部材案内孔の孔径よりも大きく設定されている操作入力装置。 - 前記ガイド部材は、前記駆動機構が配置される駆動機構配置孔を更に備え、
前記突出部材案内孔は、前記駆動機構配置孔よりも前記ガイド部材の前記第1面側に、前記駆動機構配置孔と連通するように形成されている請求項1に記載の操作入力装置。 - 前記振動板貫通孔を覆うように前記操作面に沿って弾性シートが設けられている請求項1又は2に記載の操作入力装置。
- 前記ガイド部材の前記第1面とは反対側の第2面に対向するように設けられ、前記ガイド部材の前記第2面に対する対向面となる第1面において前記駆動機構を支持する駆動機構支持部材と、
前記駆動機構支持部材の前記第1面とは反対側の第2面に対向して配置され、前記駆動機構を制御する制御基板と、を更に備える請求項1から3の何れか一項に記載の操作入力装置。 - 前記操作面に予め規定された基準押圧力を受けて前記振動板がたわんだ状態である基準押圧状態において、前記第2状態の前記突出部材の前記先端部が前記振動板貫通孔の内部に位置するように構成されている請求項1から4の何れか一項に記載の操作入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012245658A JP2014095948A (ja) | 2012-11-07 | 2012-11-07 | 操作入力装置 |
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Family Applications (1)
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JP2012245658A Pending JP2014095948A (ja) | 2012-11-07 | 2012-11-07 | 操作入力装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015230668A (ja) * | 2014-06-06 | 2015-12-21 | 株式会社村田製作所 | 触覚提示装置 |
WO2016051440A1 (ja) * | 2014-10-03 | 2016-04-07 | 京セラ株式会社 | 車両及びステアリングユニット |
-
2012
- 2012-11-07 JP JP2012245658A patent/JP2014095948A/ja active Pending
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WO2016051440A1 (ja) * | 2014-10-03 | 2016-04-07 | 京セラ株式会社 | 車両及びステアリングユニット |
JPWO2016051440A1 (ja) * | 2014-10-03 | 2017-04-27 | 京セラ株式会社 | 車両及びステアリングユニット |
US11433937B2 (en) | 2014-10-03 | 2022-09-06 | Kyocera Corporation | Vehicle and steering unit |
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