JP2014095432A - 結束具 - Google Patents

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Abstract

【課題】結束具を構成するバンド部をその差し込み部に差し込み易くさせながら、所定量差し込みがなされた後はバンド部の抜け出しを確実に阻止する。
【解決手段】自由端11側から基部2に形成された差し込み部20に対し挿通されて基部2と協働して結束用ループ状体Lを形成するバンド部1とを備えてなる結束具である。差し込み部20におけるバンド部1の一面側に対する一方内壁20aの少なくとも一部は、この差し込み部20の入り口20f側に基部を有して奥側に延び且つ自由端20mにバンド部1の一面に列設された歯体14aに対する係合爪20nを備えた弾性片20kによって構成されている。差し込み部20における他方内壁20bに、バンド部1の左縁部15に対する接触部20h及び右縁部16に対する接触部20hが形成されていると共に、両接触部20h、20h間の距離をバンド部1の自由端11の幅よりも大きくさせている。
【選択図】図8

Description

この発明は、可撓性バンド部を有し、このバンド部によって対象物に対する結束用ループ状体を形成してこれを保持したり、束ねたりするために用いられる結束具の改良に関する。
バンド挿通孔が形成されたクリップ本体部と、一端においてこのクリップ本体部に連結されて他端側から前記バンド挿通孔に挿通される可撓性バンド部とを備えてなるバンドクリップがある。(特許文献1参照)
かかるバンドクリップを構成する前記バンド部は、その長手方向に列設された複数の凹部を備えている。また、前記クリップ本体部は、一端がこのクリップ本体部に連結されるともに、他端が前記バンド挿通孔の外部へと延出し、その中間部に前記バンド部の前記凹部に係合する凸部を備えた弾性を備えたバンド保持片を有している。
かかるバンドクリップにあっては、バンド部のバンド挿通孔への挿通はバンド保持片の弾性変形により許容される。また、バンド挿通孔からのバンド部の抜け出しは前記バンド部の前記凹部への前記バンド保持片の凸部の係合によって阻止される。
ここで、前記凹部と凸部との係合代を小さくして、バンド部のバンド挿通孔への挿通時のバンド保持片の弾性変形量を減少させれば、かかる挿通に必要な力を減少させることができることから、このように構成されるバンドクリップによる対象物の結束作業の作業性を向上させることができる。しかし、単純にこのようにした場合、バンド挿通孔からのバンド部の抜け出しを阻止する力を減少させてしまう。前記凹部と凸部との係合代を小さくすることなく、バンド部の一端を薄くするようにすれば、前記挿通開始時のバンド保持片の弾性変形量を減少させることは可能であるが、バンド部の自由端を薄くするとこの部分は鋭利となるため前記作業時に作業者に格別の配慮を生じさせることとなる。
特開2011−41451号公報
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種の結束具において、これを構成するバンド部をその差し込み部に差し込み易くさせながら、所定量この差し込みがなされた後はかかる差し込み部からのバンド部の抜け出しを確実に阻止できるようにする点にある。
前記課題を達成するために、この発明にあっては、結束具を、基部と、一端を基部に対する固定端とし他端を自由端とすると共にこの自由端側から基部に形成された差し込み部に対し挿通されて基部と協働して結束用ループ状体を形成する可撓性バンド部とを備えてなる結束具であって、
前記差し込み部における、差し込まれるバンド部の一面側に対する一方内壁の少なくとも一部は、この差し込み部の入り口側に片基部を有して奥側に延び且つ自由端に前記バンド部の一面に列設された歯体に対する係合爪を備えた弾性片によって構成されていると共に、
前記差し込み部における、前記一方内壁に対向する他方内壁に、バンド部の左縁部に対する接触部及び右縁部に対する接触部が形成されていると共に、両接触部間の距離をバンド部の自由端の幅よりも大きくさせているものとした。
前記バンド部の自由端側の一定の範囲を、この自由端に近づくに連れて幅を漸減させる細幅部とさせておくことが、この発明の好適な態様の一つとされる。
かかる構成によれば、前記基部の差し込み部へのバンド部の差し込み始めの段階では、バンド部の自由端を左右の接触部の間に入れ込むことができ、したがって、前記他方内壁から離れる向きに弾性片を変形させないようにすることができる。これにより、前記歯体と係合爪との係合代を減少させることなく、基部の差し込み部へのバンド部の差し込み作業の容易化が図られる。その一方で、差し込み部にある程度バンド部が差し込まれた段階、つまり、弾性片の係合爪の形成位置より奥にバンド部の自由端が位置される位置まで差し込み部にバンド部が差し込まれた段階では、左右の接触部と弾性片との間でバンド部を適切に弾性的に挟みつけることができる。これにより、差し込み部からのバンド部の抜け出しを確実に阻止することができる。すなわち、この実施の形態にかかる結束具にあっては、これを構成するバンド部を基部の差し込み部に差し込み易くさせながら、所定量この差し込みがなされた後はかかる差し込み部からのバンド部の抜け出しを確実に阻止することができる。
前記接触部を、前記他方内壁に形成された突部により構成させておくことが、この発明の好適な態様の一つとされる。この場合、さらに、かかる接触部を構成する突部を、バンド部の差し込み方向に続くリブ状体によって構成させると共に、差し込み部の入り口側から一方内壁の係合爪に向き合う箇所に近づくに連れて他方内壁からの突きだし寸法を漸増させるように構成させておくこともある。また、前記左右の突部間の距離が差し込み部の奥側に向かうに連れて漸減するようにしておくこともある。このようにした場合、差し込み部の奥側へ向けたバンド部の導入をよりスムースなものとすることが可能となる。
この発明によれば、この種の結束具を構成するバンド部をその差し込み部に差し込み易くさせながら、所定量この差し込みがなされた後はかかる差し込み部からのバンド部の抜け出しを確実に阻止することができる。
図1はこの発明の一実施の形態にかかる結束具の斜視図である。 図2は前記結束具の要部平面図である。 図3は前記結束具の縦断面構成図であり、基部の収容空間に対象物を納める直前の状態を示している。 図4は前記結束具の縦断面構成図であり、基部の収容空間に対象物を納めた状態を示している。 図5は前記結束具の縦断面構成図であり、図4の状態から基部の差し込み部にバンド部を差し込んで基部との間で対象物に対する結束用ループ状体を形成させた状態を示している。 図6は基部の差し込み部の入り口を示した要部斜視図である。 図7は基部の差し込み部を示した要部縦断面図である。 図8は基部の差し込み部にバンド部の自由端を差し込み始めた状態を示した平面図である。 図9は図8の状態の要部縦断面図である。 図10は図9の状態から差し込み部にさらにバンド部を差し込んだ状態を示した要部縦断面図である。 図11は図1〜図10に示される例(第一例)における差し込み部の構成の一部を変更させた例(第二例)を示した要部斜視図であり、基部の差し込み部の入り口を示している。 図12は前記第一例における差し込み部の構成の一部を変更させた例(第三例)を示した要部平面図であり、基部の差し込み部の入り口を示している。 図13は図1〜図10に示される例(第一例)と基部の構成を異ならせてなる結束具(第四例)の断面構成図である。
以下、図1〜図13に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について、説明する。この発明にかかる結束具は、可撓性を持ったバンド部1を有し、このバンド部1によって対象物Oに対する結束用ループ状体Lを形成してこれを保持したり、束ねたりするために用いられるものである。
かかる結束具は、前記バンド部1と、基部2とを備えている。バンド部1は、その一端を基部2に対する固定端10とし他端を自由端11としている。そして、かかるバンド部1は、前記自由端11側から基部2に形成された差し込み部20に対し挿通されてかかる基部2と協働して結束用ループ状体Lを形成するようになっている。
図1〜12に示される例では、基部2は、一対の側壁部21、21間に底部22を形成させてなり、かかる側壁部21の内面を溝壁とし、かかる底部22の内面を溝底とした溝状の収容空間23を形成させている。図中符号22aで示すのは、前記底部22に形成されて、かかる収容空間23に納められる対象物Oに形成された雌部Oaにこの納め入れに伴ってはまり込んで係合される雄部である。
図示の例では、バンド部1は、このバンド部1の固定端10を基部2を構成する一対の側壁部21、21の一方の上端に一体に連接させている。一方、差し込み部20は、基部2を構成する一対の側壁部21、21の他方の上端部に形成されている。バンド部1は、一対の側壁部21、21の一方から、この一方の側壁部21の外面に直交する向きに延び出している。バンド部1は帯状をなし、基部2の底部22側に向いた裏面13と反対の表面12を後述の歯体14aを備えた面部14としている。基部2の収容空間23に対象物Oを納めた状態から、(図4)バンド部1の固定端10を変形中心として、バンド部1の歯体14aを備えた面部14を基部2の底部22に向き合わせるようにバンド部1を略180度回動させると共に、このバンド部1をその自由端11側から前記差し込み部20に差し込むことにより、かかるバンド部1と基部2の一対の側壁部21、21と底部22との間で前記結束用ループ状体Lが形成される。(図5)図示の例では、バンド部1は、基部2の側壁部21の連続方向において間隔を開けて二カ所に設けられており、差し込み部20もこれに対応して二カ所に設けられている。これにより、図示の例では、基部2の収容空間23に納められた対象物Oを二つのバンド部1、1によって二カ所で結束するようになっている。かかる二カ所のバンド部1、1及び二カ所の差し込み部20、20の一方と他方とは実質的に同一の構成であるので、以下では一カ所のバンド部1とこれを受け入れる一カ所の差し込み部20のみを説明し、他の一カ所のバンド部1及び差し込み部20の説明は省略する。
前記基部2の差し込み部20における、差し込まれるバンド部1の一面、図示の例では、前記歯体14aを備えた面部14側に対する一方内壁20aの一部は、この差し込み部20の入り口20f側に片基部を有して奥側に延び且つ自由端11に前記バンド部1の前記表面12、すなわち前記面部14に列設された歯体14aに対する係合爪20nを備えた弾性片20kによって構成されている。
図示の例では、前記差し込み部20が備えられる前記一対の側壁部21、21の他方の外側には、この側壁部21の上端を構成する上面部24aと、底部22側を向いた下面部24bとを持った張り出し部24が形成されている。この張り出し部24の上面部24aに差し込み部20の入り口20fが形成され、この張り出し部24の下面部24bに差し込み部20の出口20gが形成されている。差し込み部20は、前記張り出し部24を貫通する貫通穴内に、前記弾性片20kを備えさせることで構成されている。かかる貫通穴は、それぞれ前記側壁部21の内面に略平行をなす第一内壁20c(側壁部21側に位置される内壁及びこれに対向する第二内壁20dと、この内面に略直交する左右の内壁20e、20eとを備えており、その穴軸に直交する向きの断面穴内形状を略方形としている。左右の内壁20e、20e間の距離は、バンド部1の幅寸法と略等しくなっており、バンド部1はかかる左右の内壁20e、20eに案内されてその裏面13を第二内壁20dに向き合わせ、かつ、その表面12を第一内壁20cに向き合わせて差し込み部20に差し入れられるようになっている。これに対して、前記第一内壁20cと第二内壁20dとの間の距離はバンド部1の厚さよりも大きくなっている。また、第一内壁20cの上端は、第二内壁20d及び左右の内壁20e、20eの上端よりも下方に位置されている。また、第一内壁20c及び第二内壁20dにおける差し込み部20の入り口20f側はそれぞれ、奥側に向かうに連れて次第に差し込み部20を狭める向きに傾斜した傾斜面20c’、20d’となっており、差し込み部20へのバンド部1の導入の容易化が図られている。
前記弾性片20kは、前記貫通穴の第一内壁20cの左右寸法の略半分の寸法を持った板状を呈している。弾性片20kは第一内壁20cの傾斜面20c’の奥端に上端(片基部)を一体に連接させて前記出口20g側に延び自由端20mをこの出口20gに位置させている。この弾性片20kと第一内壁20cとの間には変形用隙間S1が形成されている。(図7)また、この弾性片20kと左右の内壁20e、20eとの間にもそれぞれ間隔S2が形成されている。(図6)この弾性片20kにおける第二内壁20dに向けられた前面に前記係合爪20nが形成されている。係合爪20nは、弾性片20kの上端と自由端20mとの間の中間に形成されている。係合爪20nは前記出口20gに向いた段差としての係合面20oを有すると共に、この係合面20oと前記上端との間を前記第一内壁20cの傾斜面20c’に続く傾斜面20pとし、この傾斜面20pと係合面20oとの間を爪先としている。係合爪20nは弾性片20kの左右方向に亘って形成されている。かかる弾性片20kの前面と第一内壁20cとによって、前記差し込み部20の一方内壁20aが構成されている。また、前記第二内壁20dによって前記差し込み部20の他方内壁20bが構成されている。かかる弾性片20kによって、差し込み部20は係合爪20nの形成位置において前後方向の寸法を最も狭くしている。
バンド部1は、その自由端11と固定端10との間に、このバンド部1の長さ方向において隣り合う歯体14aとの間に間隔を開けて複数の歯体14a、14a…を備えている。図示の例では、バンド部1の表面12にその幅方向に沿った溝を隣り合う溝との間に間隔を開けて列設することで、この隣り合う溝間に一つづつ、バンド部1の左右方向に長いリブ状を呈した歯体14aを形成させている。各歯体14aは、バンド部1の固定端10に向けられた側面をバンド部1の一面に略直交させる係合面14bとし、かつ、バンド部1の自由端11に向けられた側面をかかる歯体14aの先端に向かうに連れてこの歯体14aにおけるバンド部1の長さ方向に厚さを漸減させる傾斜面14cとさせている。(図9)
基部2の差し込み部20にバンド部1を前記のように差し込むと、前記歯体14aの傾斜面14cと係合爪20nの傾斜面20pとが接し合って弾性片20kは差し込み部20の奥側へのバンド部1の進入を許容する向きに弾性変形される。これにより、バンド部1が対象物Oの外面に密着して基部2との間で対象物Oを締め付ける位置まで差し込み部20にバンド部1をスムースに差し込むことができる。一方、かかる差し込みを停止すると弾性片20kが弾性復帰してその係合爪20nの係合面20oが複数の歯体14aのいずれか一つの係合面14bと差し込み部20内において係合される。(図10)これにより、差し込み部20からのバンド部1の抜け出しが阻止され前記対象物Oの締め付け状態は維持される。この締め付け状態は、差し込み部20の出口20g側に位置される弾性片20kの自由端20mを利用してこの弾性片20kを弾性変形させることで解除可能である。
そして、この実施の形態にあっては、前記差し込み部20における、前記一方内壁20aに対向する他方内壁20bに、バンド部1の左縁部15(バンド部1の長さ方向に沿った一方の縁部)に対する接触部20h及び右縁部16(バンド部1の長さ方向に沿った他方の縁部)に対する接触部20hを形成させていると共に、両接触部20h、20h間の距離をバンド部1の自由端11の幅よりも大きく、また、弾性片20kの左右寸法と略等しいかこれより大きくさせている。(図8)かかる左右の接触部20hは、バンド部1の裏面13に接するようになっている。また、かかる左右の接触部20h、20hの間においては、前記他方内壁20bとバンド部1の裏面13との間に常時隙間S3が形成されるようになっている。(図10)
すなわち、弾性片20kの係合爪20nの爪先と前記両接触部20h、20h間にある他方内壁20bとの間の距離は、バンド部1の厚さと略同じか、これより大きくなっている。その一方で、弾性片20kの係合爪20nの爪先と前記接触部20hとの間の距離は、バンド部1の厚さより小さくなっている。
また、この実施の形態にあっては、バンド部1の自由端11側の一定の範囲は、この自由端11に近づくに連れて幅を漸減させる細幅部17となっている。
これにより、基部2の差し込み部20へのバンド部1の差し込み始めの段階では、バンド部1の自由端11を左右の接触部20h、20hの間に入れ込むことができ、したがって、前記他方内壁20bから離れる向きに弾性片20kを変形させないようにすることができる。(図9)そして、これにより、前記歯体14aと係合爪20nとの係合代を減少させることなく、基部2の差し込み部20へのバンド部1の差し込み作業の容易化が図られている。その一方で、差し込み部20にある程度バンド部1が差し込まれた段階、つまり、弾性片20kの係合爪20nの形成位置より奥にバンド部1の自由端11が位置される位置まで差し込み部20にバンド部1が差し込まれた段階では、左右の接触部20h、20hと弾性片20kとの間でバンド部1を適切に弾性的に挟みつけることができる。これにより、差し込み部20からのバンド部1の抜け出しが確実に阻止される。すなわち、この実施の形態にかかる結束具にあっては、これを構成するバンド部1を基部2の差し込み部20に差し込み易くさせながら、所定量この差し込みがなされた後はかかる差し込み部20からのバンド部1の抜け出しを確実に阻止することができる。
図1〜図10に示される例では、前記接触部20hは、前記他方内壁20bに形成された突部20iにより構成されている。具体的には、かかる接触部20hを構成する突部20iは、バンド部1の差し込み方向に続くリブ状体によって構成されていると共に、差し込み部20の入り口20f側から一方内壁20aの係合爪20nに向き合う箇所に近づくに連れて他方内壁20bからの突きだし寸法を漸増させるように構成されている。図示の例では、かかる突部20iの上端は他方内壁20b、すなわち前記第二内壁20dの傾斜面20d’の下端に位置し、突部20iの下端は係合爪20nの爪先略前方に位置している。これにより、この図1〜図10に示される例では、かかる突部20iと一方内壁20a、つまり、弾性片20kとの距離も差し込み部20の入り口20f側で大きくそこから奥側に向かうに連れて次第に小さくなるようにすることができ、接触部20hも差し込み部20の奥側へ向けたバンド部1の導入のスムース化を阻害しない形状を持つようになっている。
図11に示される例では、突部20iはバンド部1の差し込み方向に続くリブ状体によって構成されていると共に、左右の突部20i間の距離が差し込み部20の奥側に向かうに連れて漸減するようにしてある。接触部20hを構成する左右の突部20iをこのようにした場合、差し込み部20の奥側へ向けたバンド部1の導入をよりスムースなものとすることが可能となる。
図12に示される例では、他方内壁20bは、その左右方向中程の位置にバンド部1の差し込み方向に沿って続く溝状の凹所20jを有しており、この凹所20jを挟んだ左側の他方内壁20bの一部と、右側の他方内壁20bの一部とがそれぞれ、前記接触部20hとして機能するようになっている。
図13に示される例では、基部2は差し込み部20を形成する部分のみからなっている。かかる差し込み部20及びバンド部1の構成は図1〜図10に示される例と実質的に同一であり、その説明は省略する。
L 結束用ループ状体
1 バンド部
11 自由端
14a 歯体
15 左縁部
16 右縁部
2 基部
20 差し込み部
20a 一方内壁
20b 他方内壁
20f 入り口
20k 弾性片
20n 係合爪
20m 自由端
20h 接触部

Claims (5)

  1. 基部と、一端を基部に対する固定端とし他端を自由端とすると共にこの自由端側から基部に形成された差し込み部に対し挿通されて基部と協働して結束用ループ状体を形成する可撓性バンド部とを備えてなる結束具であって、
    前記差し込み部における、差し込まれるバンド部の一面側に対する一方内壁の少なくとも一部は、この差し込み部の入り口側に片基部を有して奥側に延び且つ自由端に前記バンド部の一面に列設された歯体に対する係合爪を備えた弾性片によって構成されていると共に、
    前記差し込み部における、前記一方内壁に対向する他方内壁に、バンド部の左縁部に対する接触部及び右縁部に対する接触部が形成されていると共に、両接触部間の距離をバンド部の自由端の幅よりも大きくさせていることを特徴とする結束具。
  2. バンド部の自由端側の一定の範囲は、この自由端に近づくに連れて幅を漸減させる細幅部となっていることを特徴とする請求項1に記載の結束具。
  3. 接触部は、他方内壁に形成された突部により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の結束具。
  4. 突部はバンド部の差し込み方向に続くリブ状体によって構成されていると共に、差し込み部の入り口側から一方内壁の係合爪に向き合う箇所に近づくに連れて他方内壁からの突きだし寸法を漸増させるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の結束具。
  5. 突部はバンド部の差し込み方向に続くリブ状体によって構成されていると共に、左右の突部間の距離が差し込み部の奥側に向かうに連れて漸減するようにしてあることを特徴とする請求項3に記載の結束具。
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