JP2014094818A - メザニン式ラック及びメザニン式ラック組立用門型架台 - Google Patents

メザニン式ラック及びメザニン式ラック組立用門型架台 Download PDF

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Abstract

【課題】強度上問題のない組立て架台を利用して、大面積かつ形状的に自由度の高い一枚棚を創出し、中二階を設置した場合と同等のスペースの利用を可能とする。
【解決手段】設置するメザニン式ラック5の平面形状に応じて5種類のメザニン式ラック組立用門型架台を複数個マトリクス状に配置し、門型架台の上部の水平部に直接棚材を敷き詰めるだけでメザニン式ラック5の組立てを可能としたものであり、その棚面6aの周囲には商品落下防止柵6bの設置用の支柱3bが配設され、フロアレベルには門型の内部を貫通する広い通路スペースSが形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、メザニン式ラック及びメザニン式ラック組立用門型架台に関する。
近年、各種倉庫等においては収納スペースの確保のために、メザニン(中二階)を設置して棚等の上部空間を有効利用することが行われている。メザニンを建築基準に従って設置する場合、柱、床等は建築基準法等に定められた強度及び安全基準を具備する必要があり、一定の制約が課される。
メザニン(中二階)を設置する場合、従来以下の2つの方式により行われていた。
一つは部屋に柱を格子状に設置して柱の上部に梁部材を渡して、梁部材の上に床材を敷き詰めてメザニンの床面を形成するという通常の建築方式である。
もう一つは複数の高さを揃えた組立棚をマトリクス状に配置し、各組立棚を棚として使用しつつ、その上端部にH形鋼等の強度部材を水平に渡し、その強度部材の上に床材を敷き詰めてメザニンの床面を形成するという方式である。(特許文献1参照)
特許2885791号公報
前者の方式は通常の建築工事であるため建築基準法等の安全基準を満たす必要があり、設置工事は大掛かりなものとなり、費用、期間ともにかかるため簡易に行うことはできなかった。後者の方式では比較的簡易に設置できるものの、各組立棚を本来の棚として使用することが前提であり、棚となる面は他の用途、例えば通路に使用することはできず、フロアのスペースの使用に関して自由度が低いという問題があった。また、強度上の問題からメザニンの規模や床面の形状を自由に選択することが困難であると同時に、後者の方式が建築物とみなされた場合は、現在の建築基準法等の安全基準を満足させることが困難になることもあった。
本発明は、上記の問題点を抱える「建築物の中二階を作る」という発想そのものを一旦捨て、強度上問題のない組立て用門型架台を利用して、自由な形状のラックスペース(大面積の一枚棚)を創出することにより、運用上は中二階を設置した場合と同等レベルのスペースの利用を可能とすることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は上記従来の方式とは発想を異にして、上部空間を有効利用するための上記ラックスペース(以降「メザニン式ラック」と記す)の組立て専用の数種類の門型架台を使用するものであり、設置するメザニン式ラックの平面形状に応じて上記メザニン式ラック組立用門型架台(以降、「門型架台」と記す)を複数個マトリクス状に配置し、門型架台の上部の水平部に直接棚材を敷き詰めるだけでメザニン式ラックの組立てを可能としたものである。
上記門型架台には、それを構成する長短の支柱の配置により5種類の形状があり、この5種類の門型架台をメザニン式ラックの棚面形状の必要に応じて選択、配置し、これらと棚材、ビーム及びトラスを組立てるだけで、大面積の一枚棚であるメザニン式ラックが形成され、その棚面の周囲には商品落下防止柵の設置用の支柱が配設される。フロアレベルには門型架台が設置されるのみであるので、門型の内部を貫通する広い通路スペースが形成される。
本発明の門型架台によるメザニン式ラックの一実施形態を示す組立斜視図である。 (a)、(b)は各々本発明の門型架台によるメザニン式ラックの他の実施形態を示す組立斜視図である。 (a)は本発明の門型架台をマトリクス状に配置した斜視図であり、(b)は門型架台を長手方向に連結した配置を示す斜視図である。 本発明の門型架台をブロックで示した模式図である。 (a)〜(e)は各々本発明の第1〜第5の門型架台を示す斜視図である。 (a)は本発明のビームの一実施形態を示す斜視図であり、(b)は同ビームを支柱に組み付けた本発明の第1の門型架台の一実施形態を示す斜視図である。 (a)は本発明の門型架台及び門型架台組立用アセンブリをマトリクス状に配置した斜視図であり、(b)は門型架台及び門型架台組立用アセンブリの種類を示す斜視図である。 (a)は従来の重量ラックのビームを示す斜視図であり、(b)は同ビームを支柱に組み付けた従来の重量ラックの一実施形態を示す斜視図である。 (a)はメザニン式ラック組立用棚材の斜視図であり、(b)は同棚材と本発明の門型架台によるメザニン式ラックの組立状態を示す斜視図である。 本発明の回転式開閉扉の一実施形態を示す組立図であり、(a)はメザニン式ラック上への商品搬入時の回転式開閉扉の状態を示し、(b)はメザニン式ラック内配置位置への商品移動作業時の回転式開閉扉の状態を示す。 (a)はメザニン式ラック上への商品搬入時の回転式開閉扉の状態を示し、(b)は開閉作業時の回転式開閉扉の状態を示し、(c)はメザニン式ラック内配置位置への商品移動作業時の回転式開閉扉の状態を示す。 本発明の回転式開閉扉の他の実施形態における回転式開閉扉の状態を示す図であり、(a)はメザニン式ラック上への商品搬入時の回転式開閉扉の状態を示し、(b)は開閉作業時の回転式開閉扉の状態を示し、(c)はメザニン式ラック内配置位置への商品移動作業時の回転式開閉扉の状態を示す。 従来のメザニンの出入り口の形態を示す斜視図であり、(a)は引戸形式の扉を示し、(b)はチェーン掛け外し式の出入り口を示す。
まず、本発明の基本的な考え方について図4の模式図で説明する。
各ブロックは本発明の門型架台を示す模式図である。各ブロックの上面は門型架台のビームの設置面を示している。各ブロックの側面の横長の矩形面は、実際の門型架台では内部が貫通しているが模式図では省略されている。また、各ブロックの側面の内、上部に延長された1面または2面の側面は商品落下防止柵の支柱の配置を示している。
各ブロックの形状は商品落下防止柵を示す側面の配置によりブロック10a〜10eの5種類ある。図4のように各ブロックをマトリクス状に配置し、組み立ての際は互いの間隔を詰めて中央に集結させる。すると、各ブロックの上面が1つの大きな矩形面を形成し、その周囲に壁状に側面が形成される。大きな矩形面はマトリクス状に配置された門型架台のビームの設置面に棚材を敷き詰めて形成されるメザニン式ラックの棚面を示し、周囲の壁状の側面は門型架台上部の商品落下防止柵設置用の支柱の配置を示す。
本発明のメザニン式ラックは図4に示す各ブロック10a〜10eと同様に、5種類の形状の門型架台をマトリクス状に配置し、各門型架台のビーム上に棚材を敷き詰めるだけでメザニン式ラックの棚面が形成される。しかもその際、同時にメザニン式ラックの棚面の周囲に商品落下防止柵設置用の支柱が配置されるため、各支柱間にビームを連結するだけで容易に商品落下防止柵を設置することができる。
また上記のように、模式図の各ブロックの側面の横長の矩形面は、実際の門型架台では内部が貫通しているので自由に通り抜けられる通路及び1段目の棚として利用できる。
以下に本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
本実施形態では、上記の門型架台を従来の重量ラックの支柱と、新たに作成した本発明のビームとを組み立てることにより作製する。これにより、簡易に門型架台を作製することができる。なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、従来の重量ラックの部品を用いずに、門型架台を新たに作成して使用することは一向に差支えない。
まず、本発明の門型架台を構成するビームの構成について図6(a)で説明する。
ビーム2は2本の支柱3aの上端部を連結して門型架台1aを構成しており、長手方向に伸びる水平部2aと、水平部2aの両端に水平部2aと連続して垂直に設けられた支柱3aとの係合部2bを備えている。ビーム2の係合部2bの上端は、ビーム2の水平部2aの上端面2cと段差のない同一面上にある。ビーム2は、支柱3aと組立てられた際、上端面2cおよび係合部2bの上端と、支柱3aの上端3cとが全て段差のない同一高さとなる。係合部2bには支柱3aとの係合用の突起2dが設けられている。
ここで、従来の重力ラック1’に用いられていたビーム2’について図8で説明する。ビーム2’は係合部2b’に設けられた係合突起2d’と、対応する支柱3’の所定位置の穴3d’とを係合させて支柱3’に水平に固定され、その上面又は側面に棚材あるいは棚材の支持部材を載置するためのものである。
本発明のビーム2は上記従来のビーム2’と同様の機能を有するだけでなく、図6(a)、(b)、図5(a)〜(e)に示すように、ビーム2それ自体の上面の水平部2cと係合部2bの上端部分に上下方向の段差がないことを特徴としている。さらに水平部2c及び係合部2bの上端面は、ビーム2を支柱3aの上部に取り付けた状態で支柱3aの上端部3cとの段差も生じない構成となっている。このため、図5(a)〜(e)に示すように支柱3aの上端部3cの高さに各ビーム2を取り付けて図1、図2(a)、(b)のように各門型架台1a〜1eを配置した場合、各ビーム2の上面のレベルには段差がないため、図9(b)に示すように棚材6をそのまま各ビーム2に取り付けることができ、容易にメザニン式ラック5の棚面を構成することができる。
次に、本発明の門型架台の構成について説明する。
門型架台1aは、図6(b)に示すように、4本の支柱3aと、支柱3a間の長手方向を連結するビーム2と、支柱3a間の幅方向を連結するトラス4により構成される。支柱3aには長手方向の面にビーム2の係合用の突起2dに対応する穴3dが等間隔で2列明けられている。なお、門型架台同士の組立に使用する門型架台の組立用アセンブリ1a’については後述する。
本発明の門型架台には、図5(a)〜(e)に示すように第1の門型架台1aから第5の門型架台1eまで5種類の形態がある。いずれの門型架台においても同一形態のビーム2が用いられており、それらの設置高さは同一である。そして上記のように、支柱3aに組立てられたビーム2の水平部2aの上端面2cは支柱3aの上端面3cと段差のない同一高さとなっている。各門型架台1a〜1eは支柱3a、3b及びトラス4の設置位置において異なっているのみである。
第1の門型架台1aから第5の門型架台1eまでの5種類の門型架台の構成について説明する。
図5(a)の第1の門型架台1aは、2本の長さaの支柱3aの高さaの上端部がビーム2によって連結された第1の門型と、第1の門型と同一の構成を有し、第1の門型と所定の間隔を空けて平行に設置された第2の門型とを備え、第1の門型と第2の門型の対向する2組の支柱3a同士がトラス4にて連結されており、トラス4は支柱3aの最上部高さaの部分まで取り付けられている。
図5(b)の第2の門型架台1bは、トラス4にて連結される2組の支柱の内、1組の支柱3bが長さbとなっており、他の1組の長さaの支柱3aと異なりhだけ長くなっており、支柱3bの上端はビーム2との連結位置よりもhだけ高い位置に配置される。
支柱3bにおいてもビーム2との係合用の穴3dの寸法、間隔は支柱3aと同一であり、支柱3aと支柱3bとは長さのみが異なる構成である。第2の門型架台1bでは2本の支柱3aと2本の支柱3bの高さaの位置にビーム2が設置されており、トラス4は支柱3a同士の1組では最上部高さaの部分まで、支柱3b同士の1組では最上部高さbの部分まで取り付けられている。
図5(c)の第3の門型架台1cは、第2の門型架台1bと比べての他の1組の支柱の内、1本の支柱3bが長尺であり、4本の支柱の内、3本の支柱3bが長さbとなっており、他の1本の長さaの支柱3aに較べてhだけ長くなっている。第3の門型架台1cでは長尺支柱3bの上端はビーム2との連結位置よりもhだけ高い位置に配置され、トラス4は支柱3b同士の1組では最上部高さbの部分まで、支柱3aと支柱3bの1組では高さaの部分まで取り付けられている。
図5(d)の第4の門型架台1dは、第1の門型架台1aと比べて第1の門型を構成する2本の支柱3bが長尺であり、4本の支柱の内、長手方向の1組の支柱3bが長さbとなっており、他の1組の長さaの支柱3aに較べてhだけ長くなっている。第4の門型架台1dでは2本の長尺支柱3bの上端はビーム2との連結位置よりもhだけ高い位置に配置され、トラス4は2組の支柱3aと支柱3bの間に高さaの部分まで取り付けられている。
図5(e)の第5の門型架台1eは、第2の門型架台1bと比べて他の1組の支柱の内、他の1本の支柱3bが長尺であり、4本の支柱の内、3本の支柱長3bが長さbとなっており、他の1本の長さaの支柱3aに較べてhだけ長くなっている。第5の門型架台1eでは長尺支柱3bの上端はビーム2との連結位置よりもhだけ高い位置に配置され、トラス4は支柱3b同士の1組では最上部高さbの部分まで、支柱3aと支柱3bの1組では高さaの部分まで取り付けられている。なお、第5の門型架台1eは第3の門型架台1cとは鏡面対象の関係にあるため、回転させても同一形状とはならないので相互に代用することはできない。
上記各門型架台は図5(a)〜(e)に示す第1〜第5の門型架台の5種類のみであり、これら5種類の門型架台を組み合わせて配置し、各門型架台の各ビームに後述する棚材を敷き詰めるだけで、様々のニーズに合わせた平面形状のメザニン式ラックが周囲の商品落下防止柵6b設置用の支柱付きで作成、設置できる。
次に、上記5種類の門型架台を用いて組立てられたメザニン式ラックの構成について説明する。
メザニン式ラックの全体図を図1、図2(a)、(b)に示す。これらのメザニン式ラック5はすべて基本的に上記5種類の門型架台1a〜1e、棚材6、回転式開閉扉7及び移動式階段9から構成される。
図3(a)は図1のメザニン式ラック5における門型架台の配置を示している。すなわち、組立て後の態様において、第1の門型架台1aが中央部に配置され、その周囲に第2〜第5の門型架台1b〜1eがビーム2を平行にしてマトリクス状に配置され、本実施例では門型架台1b〜1eの順番に各々2個が配置される。その際、メザニン式ラック5の周囲の商品落下防止柵6bを構成する支柱3bの部分はすべてメザニン式ラックの外周側に向くように配置される。各門型架台1a〜1eのビーム2の上部に敷き詰められた棚材6により棚面6aが構成され、棚面6aの周囲に配設される支柱3bの上端にビーム2が連結されて商品落下防止柵6bが構成される。ただし、図3(a)では個々の門型架台の形状を明確に示すために各門型架台は図1と異なり長手方向に間隔を空けた配置としている。なお実際には、図1のように長手方向には支柱3の両側にビーム2を組み立てることが可能であるため、図3(a)のように門型架台の長手方向に間隔を空けて構成することはなく、図3(b)のように長手方向に間隔を詰めて構成する。この際、中間に設置される支柱3は両側の門型架台によって共有される。
ここで、メザニン式ラック5の実際の組立について説明する。
上記のように5種類の門型架台1a〜1eによってメザニン式ラック5は組立てられる。しかしながら、これは組立てられたメザニン式ラック5の各門型架台(支柱3aまたは支柱3bの4本の支柱及び2本のビーム2のまとまり)に着目すると、いずれの部分の門型架台も上記5種類の門型架台1a〜1eのどれか1つに該当している、というメザニン式ラック5の組立後の態様についての構成の特徴を表現したものである。メザニン式ラック5の実際の組立の際は、上記5種類の門型架台1a〜1eをすべてそのままの支柱4本の構成で使用する必要はない。なぜなら、各支柱3aまたは3bにはビーム2との係合用の穴3dが縦に2列明いており、1本の支柱3aまたは3bの左右両側にビーム2を取り付けることができるため、連結される門型架台の連結部分では2本の支柱3aまたは3bを共有することができるからである。
これにより、図7(a)に示すような12個の門型架台を使用してメザニン式ラック5を実際に組立てる場合、中間に配置した門型架台1a1個と、門型架台1d2個の3個の門型架台の他は、支柱2本からなる門型架台の組立用アセンブリ1a’、1b’、1dおよび1dを組立てることになる。門型架台の連結部の支柱は共有される態様となる。図7(a)の場合は、使用される門型架台及び同組立用アセンブリは、図7(b)に示すように門型架台2種類、組立用アセンブリ4種類ということになる。組立用アセンブリとしては上記4種以外の構成も考えられるが、基本的に図7(b)に示す門型架台2種類、組立用アセンブリ4種類の6種類のみで矩形形状の棚面のメザニン式ラック5の組立は対応可能である。
図9(a)に示す棚材6は図9(b)に示すように組み立てられて、上記のように配置された9個の門型架台のビーム2上に敷き詰められ、両端部をビーム2に固定されメザニン式ラック5の棚面を構成する。
メザニン式ラック5にはさらに、図1に示すように周囲の棚面6aからの高さhの部分の支柱3bの上下3か所にビーム2が連結され、商品落下防止柵6bを構成している。メザニン式ラック5の周囲の部分に配置される門型架台1b〜1eの長手方向についてはビーム2がそのまま商品落下防止柵6bとして用いられる。また、門型架台1b〜1eの幅方向については門型架台同士の設置間隔部、すなわちトラス4設置部分の間の部分には図1、図2(a)、(b)に示す短尺ビーム2eが商品落下防止柵6bとして用いられる。
図1に示すように、商品落下防止柵6bには一部切欠きが設けられており、商品搬入・搬出口8a及び作業者出入り口8bとなっている。商品搬入・搬出口8a部の棚面6aには回転式開閉扉7が設置されている。また、作業者出入り口8b部には移動式階段9が設置されている。
次に、メザニン式ラック5の機能、効果について説明する。
メザニン式ラック5は5種類の門型架台1a〜1eを組み合わせて配置し、上記のように組み立てるだけで、図1のような形状のメザニン式ラック5だけでなく、図2(a)に示す形状のメザニン式ラック5’や、図2(b)に示す形状のメザニン式ラック5’’も同様の作成方式で簡易に作製することができる大面積かつ形状的に自由度の高い一枚棚である。
5種類の門型架台1a〜1eを配置し、棚材6と組立てた段階で、商品落下防止柵6b設置用の支柱3bがメザニン式ラック5の棚面6aの周囲に配設されるため、支柱3b間にビーム2及び短尺ビーム3eを取り付けることで容易に商品落下防止柵6bを設置することができる。
また、メザニン式ラック5には各門型架台の支柱3aの上端部にビーム2を取り付けたのみであって、支柱3a及び支柱3bのビーム2を取付けた部分より下部の、通常の重量ラック用の棚材を設置する部分にはビーム2は取り付けられていない。本発明のメザニン式ラック5は、自由に形状を選択できる大面積の1枚棚を上部空間に設置することを目的としたものである。したがって、本発明のメザニン式ラック5ではこの図1に示すS部は基本的に通路として使用されるスペースとなっている。
このスペースSは、必要に応じて別の独立した棚を上記通路に沿って設置する等の有効利用が可能である。このことは、組立棚を利用して構成された従来のメザニン(中二階)において、メザニン下部の組立棚が棚材を設置し使用することが前提であるため通路としての使用ができない構成に限られていたことと比較すると、本発明のメザニン式ラック5では通路スペースSの存在により、1段目の棚と位置づけられるフロアレベルの使用方法の自由度が格段に増大しているといえる。
次に、上記メザニン式ラック5に設置される回転式開閉扉7の構成について説明する。
メザニン式ラック5の棚面8への商品の搬入・搬出口8aには図1、図2(a)、(b)にその一実施例を示す回転式開閉扉7が設置されている。
図10〜図12でその構成について説明する。
回転式開閉扉7は支点ブロック7f、外扉7c、内扉7d及びサポート部7eにより構成されている。図10は回転式開閉扉7を横から見た図であって、(a)はメザニン式ラック上への商品搬入時の回転式開閉扉7の状態を示し、(b)はメザニン式ラック内配置位置への商品移動作業時の回転式開閉扉7の状態を示す。
支点ブロック7fは支点軸Pを含み、支点軸Pの周りに回動可能に構成されている。支点軸Pはサポート部7eにより支持されている。支点ブロック7fの第一部材7aと第二部材7bとは図10(a)、(b)に示すようにθの角度をもって組み立てられており、第一部材7aと外扉7cとのなす角αは90°、第二部材7bと内扉7eとのなす角βも90°が回転式開閉扉7の強度上望ましい。
次に、回転式開閉扉7の機能及び効果について説明する。
メザニン式ラック5は大きな棚として利用されるため、商品の搬入・搬出口8a及び作業者の出入り口8bが設置されている。従来は図13(a)、(b)に示すように、商品の搬入・搬出口として引き戸式の扉、あるいは単にチェーン等を掛け外す形式の出入り口が使用されていた。
本回転式開閉扉7は図11(a)、(b)、(c)に示すように、(a)の商品のメザニン式ラックへの受け取り時は内扉7dが閉まった状態となり、(c)の商品のメザニン式ラック収納部への移動作業時は外扉7cが閉まった状態となり、いずれの時点でも開口部である商品搬入・搬出口の直近の扉あるいはそこに通じる扉が閉まった状態となる。また、(b)の回転式開閉扉7の開閉時には作業者は内扉7dの内側に位置している。これにより、商品の搬入・搬出作業中も常に商品の落下防止及び作業者の安全が確保される。これは図13に示すような従来の扉の形式では実現できなかったことである。また、回転式開閉扉7の他の実施形態として図12(a)、(b)、(c)に示すように、横開き式でかつ両開き式とする構成も可能である。
回転式開閉扉7の支点ブロック7fの角θは、45°≦θ≦135°の範囲であれば、メザニン式ラックの設置場所の天井高さやメザニン式ラックの収納スペースの様々な条件に対して対応することが可能となる。開閉時の外扉7c、内扉7dの軌跡の範囲が調整できるからである。
1a 第1の門型架台
1b 第2の門型架台
1c 第3の門型架台
1d 第4の門型架台
1e 第5の門型架台
1a’ 組立用アセンブリ
1b’ 組立用アセンブリ
1d 組立用アセンブリ
1d 組立用アセンブリ
1’ 重力ラック
2、2’ ビーム
2a 水平部
2b、2b’ 係合部
2c 上端面
2d、2d’ 突起
2e 短尺ビーム
3、3a、 3’支柱
3b 支柱(長尺)
3c 上端面
3d、3d’ 穴
4 トラス
5,5’、5’’ メザニン式ラック
6 棚材
6a 棚面
6b 商品落下防止柵
7 回転式開閉扉
7a 第1部材
7b 第2部材
7c 外扉
7d 内扉
7e サポート部
7f 支点ブロック
8a 商品搬出・搬入口
8b 作業者出入り口
9 移動式階段
10a 第1のブロック
10b 第2のブロック
10c 第3のブロック
10d 第4のブロック
10e 第5のブロック
S 通路スペース

Claims (4)

  1. 2本の支柱の上端部を連結して門型架台を構成するビームであって、
    前記ビームは長手方向に伸びる水平部と、該水平部の両端に前記水平部と連続して垂直に設けられた前記支柱との係合部を備え、
    前記ビームの前記係合部の上端は、前記ビームの前記水平部の上端と同一面上にあり、
    前記ビームは、前記支柱との連結時において前記係合部の上端と前記支柱の上端とが同一高さである、
    ことを特徴とするビーム。
  2. 2本の前記支柱の上端部が前記ビームによって連結された第1の門型と、
    該第1の門型と同一の構成を有し、前記第1の門型と所定の間隔を空けて平行に設置された第2の門型と、を備え、
    前記第1の門型と前記第2の門型の対向する2組の前記支柱同士がトラスにて連結されて構成される第1の門型架台と、
    前記第1の門型架台の前記トラスにて連結される2組の前記支柱の内、1組の前記支柱のみが長尺であり、該2本の長尺支柱の上端は前記ビームとの連結位置よりも所定寸法だけ高い位置に配置される、第2の門型架台と、
    前記第2の門型架台の他の1組の前記支柱の内、1本の前記支柱が長尺であり、合計3本の長尺支柱の上端は前記ビームとの連結位置よりも前記所定寸法だけ高い位置に配置される、第3の門型架台と、
    前記第1の門型架台の前記第1の門型を構成する2本の前記支柱が長尺であり、該2本の長尺支柱の上端は前記ビームとの連結位置よりも前記所定寸法だけ高い位置に配置される、第4の門型架台と、
    前記第2の門型架台の他の1組の前記支柱の内、他の1本の前記支柱が長尺であり、合計3本の長尺支柱の上端は前記ビームとの連結位置よりも前記所定寸法だけ高い位置に配置される、第5の門型架台と、
    からなる5種類の門型架台により構成されるメザニン式ラック組立用門型架台。
  3. 前記メザニン式ラック組立用門型架台により組立てられる、メザニン式ラックであって、組立て後の態様において、前記第1の門型架台が中央部に配置され、前記第1の門型架台の周囲に第2ないし第5の門型架台が前記ビームを平行にしてマトリクス状に配置され、前記各門型架台の前記ビームの上部に敷き詰められた棚材により棚面が構成され、該棚面の周囲に配設される前記長尺支柱の上端に前記ビームが連結されて商品落下防止柵が構成されることを特徴とする、メザニン式ラック。
  4. 前記商品落下防止柵の一部に設置される商品の搬入及び搬出口に配設される回転式開閉扉であって、回転軸を有する支点部と、該支点部に固定された第1及び第2の扉と、前記支点部を支えるサポート部と、を備え、前記第1の扉と第2の扉とは、前記回転軸に垂直な断面上で所定の角θを形成して配設され、前記第1の扉が前記棚面に垂直となる第1の状態から前記第2の扉が前記棚面に垂直となる第2の状態まで、前記回転軸の周りに前記角θを手動にて回転可能に構成される回転式開閉扉を具備することを特徴とする、請求項3に記載のメザニン式ラック。
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