JP2014094663A - 窒素富化ガス供給システム、航空機 - Google Patents

窒素富化ガス供給システム、航空機 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、給油前にタンク内の酸素濃度を低く抑えるのが容易な窒素富化ガス(NEA)供給システムを提供する。
【解決手段】本発明は、スピルバック用配管23に直接NEAを供給する支流配管20bを設ける。航空機の下降過程において、支流配管20bから第二燃料タンク17にNEAを供給する。着陸後、第二燃料タンク17に給油すると、燃料Fによって蓄えられていたNEAがスピルバック用配管23を介して第一燃料タンク15に押し出され、第一燃料タンク15内の酸素濃度も低く維持できる。したがって、給油に先立ってNEAを供給する手間を省きつつ、燃料爆発を回避しながら給油をすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気よりも窒素が富化されたガスを航空機の燃料タンクに供給するシステムに関する。
飛行中の航空機においては、燃料タンク内に気化した燃料が充満しており、燃料タンクへの落雷、配線に短絡が生じるなどしたときに燃料タンクが爆発するのを防止する必要がある。そこで、燃料タンクに、空気よりも窒素濃度が高く酸素濃度の低い窒素富化ガス(Nitrogen Enriched Air, 以下、NEA)を供給する防爆システムが提案されている。
空気中における酸素濃度が約21%であるのに対して、NEAにおける酸素濃度は例えば12%以下に設定される。NEAの生成には、酸素分子と窒素分子とで透過係数の異なる選択透過膜を利用した空気分離モジュール(Air Separation Module,以下、ASM)が用いられている。そして、ASMに供給される空気の供給源として、飛行用エンジンからのブリードエアー(以下抽気)が利用されている。
抽気をNEAの供給源とするこの防爆システムにおいて、燃料タンクに供給するNEAの量を多くするためには、エンジンからの抽気の量を増やす必要がある。そうすると、エンジンの燃費を悪化させることになる。また、空気分離モジュールの分離性能の関係で、供給する抽気の量を増やすと、酸素濃度が高く(窒素濃度が低く)なる傾向にある。例えば、同じ空気分離モジュールであっても、10%の酸素濃度が得られるよりも供給量を増やすと、酸素濃度が12%に高くなることがある。
航空機の燃料タンクへNEAを供給するプロセスについて、特許文献1が提案を行なっている。
特許文献1は、飛行過程を、離陸して上昇過程を経て巡航過程に至り、着陸のための下降過程に入るまで(以下、第1期)と、下降過程(以下、第2期)と、に区分している。
NEAの供給量について、特許文献1は、第1期を相対的に少なくし、第2期を相対的に多くする。高度が低くなる第2期においては、気圧の上昇を補うために、燃料タンクに供給するNEAの供給量を多くすることが、特許文献1に記載されている。
また、不活性ガス(典型的には窒素ガス)の濃度について、特許文献1は、第1期を相対的に高く、例えば98%にし、第2期を相対的に低く、例えば86〜95%にする特許文献1は、第1期において多くの窒素ガスが燃料タンクに含まれているので、第2期における窒素濃度を低くできることを述べている。
米国特許 6,547,188号
航空機の燃料タンクは、通常、胴体部分と一対の主翼に跨って設けられるタンク(第一燃料タンク)と、第一燃料タンクよりも各々の主翼の先端側に設けられるタンク(第二燃料タンク)とからなる。NEAは、第一燃料タンクと第二燃料タンクに漏れなく供給される必要がある。ところが、特許文献1も含め、これまで両者にNEAを供給する手法は見いだせない。航空機は着陸後、次の飛行のために燃料の供給が行われるが、この給油に先立って、各タンク内の酸素濃度は、規定値(例えば10%以下)にする必要がある。そのために、各タンク内にNEAを供給すればよいことは容易に推測できるが、各タンク内の酸素濃度を規定値にするのに必要なNEAを供給するには時間や手間がかかる。
そこで本発明は、給油前にタンク内の酸素濃度を低く抑えるのが容易なNEA供給システムを提供することを目的とする。
かかる目的のもとなされた、本発明の窒素富化ガス(以下、NEA)供給システムは、航空機に設けられる第一燃料タンクと、第一燃料タンクの両側に配置される第二燃料タンクと、を含む燃料タンクと、航空機で得られる原料ガスが供給されることで、NEAを生成する窒素富化モジュールと、窒素富化モジュールから第一燃料タンクに向けてNEAを供給する第一ガス配管と、第一燃料タンクと第二燃料タンクに架けて配置され、第二燃料タンク内の燃料を第一燃料タンクに流すスピルバック配管と、スピルバック配管に直接又は間接にNEAを供給する第二ガス配管と、を備えることを特徴とする。
なお、第一ガス配管と第二ガス配管は、独立していてもよいし、例えば、第一ガス配管から第二ガス配管が分岐していてもよい。
航空機が着陸後、次の飛行のために燃料タンクに燃料を供給(給油)する。このとき、通常、第二燃料タンクに先に燃料が供給されるので、第二燃料タンクの内部空間に存在していた空気は、供給された燃料に押し出され、スピルバック用配管を介して第一燃料タンクに流入する。そうすると、第一燃料タンク内の酸素濃度が規定値を超える恐れがある。そのため、着陸した時点で、第二燃料タンクの酸素濃度を十分に低くしておくことが必要である。
第一燃料タンクの燃料を第二燃料タンクに移送し、第二燃料タンクからエンジンに燃料を供給する場合、第二燃料タンクに移送される燃料が過剰となるのを避けるために、第二燃料タンク内の燃料を第一燃料タンクに流すスピルバック配管が設けられている。しかるに、飛行時間が長くなり例えば下降過程のように燃料が空に近くなると、燃料がスピルバック配管を流れることがなくなるので、当該配管は第一燃料タンクと第二燃料タンクを通気可能に繋ぐ経路と化す。そこで本発明者は、この通気可能な経路を利用することに着目したのである。つまり、航空機の飛行時、典型的には下降時に、スピルバック配管を介して、第二燃料タンクにNEAを積極的に供給し、第二燃料タンクの酸素濃度を抑えておけば、給油時に第二燃料タンクからNEAが第一燃料タンクに押し出されたとしても、第一燃料タンクの酸素濃度が高くなることはない。しかも、本発明は、給油時に第二燃料タンクから第一燃料タンクに押し出されるNEAを利用するものであるから、NEAを供給する作業を給油前に格別に行う必要がない。
本発明において、第二燃料タンクに燃料の入口及び出口を有するとともに、第一燃料タンクと第二燃料タンクの境界を貫通して第一燃料タンクの内部を迂回するバイパス配管と、バイパス配管上に設けられ、入口から出口に向けて燃料を圧送するポンプと、ポンプによる燃料の圧送を駆動源とし、第一燃料タンク内の燃料をバイパス配管に送り込むイジェクタと、バイパス配管から分岐し、ポンプにより圧送される燃料をエンジンに供給する燃料供給配管と、を備えることが好ましい。
以上の配管構成によると、バイパス配管上に設けられた一台のポンプにより、エジェクタを利用することで第一燃料タンク内の燃料をバイパス配管経由で第二燃料タンクに送り込むことができるとともに、燃料供給配管経由で燃料をエンジンに供給することができる。
また、本発明では、想定される航空機の上昇角度の範囲内において、スピルバック配管は、燃料の入口が燃料の出口よりも位置が高くなるように設定されることが好ましい。
このように入口と出口の位置関係を設定することによって、第二燃料タンクから第一燃料タンクに向けて燃料が流れなくなるおそれ、又は、燃料が第一燃料タンクから第二燃料タンクに向けて逆流するおそれを回避することができる。
また、本発明では、以上説明したNEA供給システムを備えることを特徴とした航空機をも提供する。
本発明によれば、給油前に燃料タンクにNEAを供給する作業を格別に行うことなく、燃料タンク、特に第一燃料タンクの酸素量を低減できる窒素富化ガス供給システムを提供できる。
本実施の形態における航空機の概略構成を示す図である。 本実施の形態における航空機の燃料タンクの正面図を示し、(a)および(c)は上昇過程又は巡航過程を、(b)は下降過程を表している。 本実施の形態における航空機の側面図を示し、(a)は水平に飛行している状態を、(b)は上昇している状態を表している。
以下、本発明が提供する航空機用の窒素富化ガス(以下、NEA)供給システムを、添付する図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、航空機100は、左右一対の主翼102が取り付けられた航空機胴体101と主翼102に架けて設けられる第一燃料タンク15と、各々の主翼102に設けられる第二燃料タンク17と、を備えている。第一燃料タンク15と各々の第二燃料タンク17の間には、通気用配管19、バイパス配管21およびスピルバック用配管23が貫通して設けられている。一般的に、エンジン1への燃料Fの供給は、第一燃料タンク15からの供給が終えた後に、第二燃料タンク17から供給される。
なお、第一燃料タンク15は、胴体101のみに設けることもできる。
通気用配管19は、第一燃料タンク15および第二燃料タンク17の内圧を調整するために設けられており、通気用配管19を介して、空気の出入が行われる。例えば、航空機100の高度の上昇に伴い、外気圧が低下した場合、それに追従して第一燃料タンク15および第二燃料タンク17内の内部空間を占有している空気が通気用配管19を介して機外に排出されることで、燃料タンクの内圧を低下させる。航空機100が下降する際には、この逆となる。
図2に示すように、バイパス配管21は、燃料Fの入口211及び出口212がともに第二燃料タンク17に配置されている。また、その管本体21bは第二燃料タンク17と第一燃料タンク15の境界を貫通して第一燃料タンク15に進入し、第一燃料タンク15の内部を迂回して、再度当該境界を貫通して第二燃料タンク17に戻る。なお、バイパス配管21の一部は、作図上、第一燃料タンク15、第二燃料タンク17の外に描かれている。
スピルバック用配管23は、第二燃料タンク17において過剰となった燃料Fを第一燃料タンク15に移送するために設けられており、燃料Fの入口231は第二燃料タンク17に配置されるが、スピルバック用配管23の出口232は第一燃料タンク15に配置されている。スピルバック用配管23は、入口231から延びる真直ぐな主管23hと、主管23hから出口232へと延びている垂下管23vと、を備えており、L字状の形態をなしている。主管23hは主翼102の長手方向に沿って配置され、垂下管23vは航空機100が水平飛行しているときには鉛直方向に沿う。主翼102は胴体101に対して上反角θdを有しているため、航空機100が水平に保たれていると、主管23hは、入口231側よりも出口232側が低くなる。したがって、入口231が燃料Fに浸漬されていると、燃料Fは重力により出口232に向けて流れる。
次に、本実施形態によるNEA供給システム10について説明する。
NEA供給システム10は、NEAを第一燃料タンク15に供給し、さらに第二燃料タンク17へスピルバック用配管23を介して供給することにより、燃料の爆発を防止する。
NEA供給システム10は、エンジン1からの抽気を導くためのガス配管4を備え、このガス配管4上に、開閉弁3、温調機構5、フィルタ7、空気分離モジュール(ASM)9およびフローコントロールバルブ(FCV)11が順に配設されている。また、ガス配管4は、FCV11の下流側に接続される本配管20と、本配管20の下流側にて分岐する支流配管20a,20bとを備えている。したがって、エンジン1からの抽気は、ガス配管4を介して、開閉弁3から上記の配設順に各機器を通過した後に、NEAとなる。そして、NEAの一部は、支流配管20aを経由して第一燃料タンク15に供給される。また、NEAの一部は、支流配管20bを経由してスピルバック用配管23に供給することができる構成となっている。
なお、ここではNEAを生成するための原料ガスとして、抽気をエンジン1から得ているが、ガスを排出する他の機器、例えば補助動力装置やコンプレッサから得ることもできる。
また、本実施の形態では、本配管20が支流配管20a,20bに分岐する例を示したが、FCV11から例えば3本の配管を延設し、そのうち1本を第一燃料タンク15に振り分け、他の2本をスピルバック用配管23に振り分けてもよい。
エンジン1からの抽気の流れについて、さらに詳しく説明する。
航空機100の推進力を生成するエンジン1内で圧縮された空気の一部は、抽気として取り出され、ガス配管4を通り、開閉弁3に導かれる。続いて、温調機構5において温度が調節されてから、フィルタ7通過した後に、ASM9に誘導される。
温調機構5は、ASM9の酸素除去効率が温度に関係することから、ASM9に導く抽気の温度を、酸素除去効率を最適にするために制御するものである。一例として、ASM9が効率良く作動する温度は、180°F〜200°F(約82℃〜約93℃)付近であるのに対して、エンジン1の抽気温度は、300°F〜500°F(約149℃〜約260℃)である。したがって、温調機構5において、エンジン1からの抽気を冷却する。温調機構5としては熱交換器が適用され、その冷却媒体として航空機100の周囲から取り込まれる大気、あるいは、航空機100に備えられた空調装置に基づく冷風を用いることができる。熱交換器は、一例であり、他の冷却手段を用いることができることはいうまでもない。
フィルタ7は、ASM9を汚染する物質を除去する。汚染物質をフィルタ7により除去しないと、ASM9を構成する高分子膜に目詰まりが生じ、適正に酸素が分離できなくなり、所望するNEAを得ることができなくなる。
ASM9は、中空糸高分子膜を主たる構成要素として備える。窒素ガスに比べ酸素ガスが、その中空糸壁を数倍透過しやすい特性を利用して、NEAを得る。つまり、抽気がASM9を通過すると2種類のガスに分離される。一つは、中空糸壁を透過して生成される酸素濃度が高い酸素富化ガス、もう一つは中空糸を通過して生成されるNEAである。なお、中空糸高分子膜を主たる構成要素とするASM9は一例であり、酸素吸着高分子膜を用いたASMのように、上述した機能を奏するモジュールを本発明は広く適用できる。
得られたNEAは、FCV11の開閉動作によって、本配管20を通り、第一燃料タンク15およびスピルバック用配管23に供給される。FCV11の開閉動作は、制御部30によって制御される。ここでいう開閉動作とは、開度を調節することも含んでおり、開度を大きくすればより多くの抽気がASM9に供給され、かつ第一燃料タンク15およびスピルバック用配管23により多くのNEAを供給することができる。
制御部30がFCV11の開閉動作を制御するために、NEA供給システム10は、図示を省略する高度計、残燃料検出器を備える。制御部30は、高度計から検出された高度に関する情報、および、燃料タンク内に設けた残燃料検出器から得られた情報に基づいて、FCV11の開閉動作を制御する。
なお、制御部30は、高度に対する外気圧の情報および第一燃料タンク15の全容量に関する情報を保持している。
次に、図2を参照して、第一燃料タンク15およびスピルバック用配管23へNEAを供給する仕組みについて説明する。
図2(a)に示すように、スピルバック用配管23の垂下管23vに支流配管20bが接続されている。したがって、本配管20及び支流配管20bを介して、スピルバック用配管23にNEAが供給され得る。
また、バイパス配管21上には、入口211の側から、ポンプ6と、エジェクタ8とが順に配設されている。図2において、ポンプ6は、作図上、第一燃料タンク15の外部に描かれているが、第一燃料タンク15の中に配置できる。エジェクタ8は、第一燃料タンク15内に配置される。
ポンプ6は、バイパス配管21の入口211から第二燃料タンク17内の燃料Fを吸い込むとともに、出口212に向けて圧送する。吸い込まれた燃料Fは、第一燃料タンク15内に配置される管本体21bを通過して出口212から第二燃料タンク17に吐出される。この燃料Fの流れを、破線矢印MFとして示している。この過程で、バイパス配管21を通過する燃料Fは主に分岐管21dに流入してエンジン1に供給され、それ以外の燃料Fはエジェクタ8に向けて流れる。
エジェクタ8は、吸引管24を備える。吸引管24はその先端が第一燃料タンク15内の燃料Fに浸漬されている。エジェクタ8は、ポンプ6により圧送され所定の速度を有する燃料Fが通過することで、その吸引管24から第一燃料タンク15の燃料Fを吸い込む。吸い込まれた燃料Fは、第二燃料タンク17から吸い込まれた燃料Fとともに、出口212を介して第二燃料タンク17に送り込まれる。このように、エジェクタ8は、第一燃料タンク15の燃料Fを第二燃料タンク17に移送する役割を果たす。
なお、エジェクタとは、よく知られているように、高圧流体を加速することによって減圧し、外部の流体を吸引し、その後、ディフューザによって減速昇圧する流体圧縮機である。
以上のように第一燃料タンク15から第二燃料タンク17に燃料Fが移送されることにより、第二燃料タンク17には定量を超える過剰な燃料Fが供給されることがある。スピルバック用配管23は、主翼102の上方に設けられており、入口231の位置は、出口232よりも高く設定されている。したがって、第二燃料タンク17内の過剰な燃料Fは、スピルバック用配管23を通って第一燃料タンク15に戻される。この燃料Fの経路を点線の矢印FFで示している。
航空機100の上昇過程および巡航過程において、燃料Fの消費量が比較的少ないと、第2図(a)に示すように、第一燃料タンク15および第二燃料タンク17の両方に燃料Fが残存している。
この場合、ポンプ6は、エンジン1の出力に加え、エジェクタ8への燃料Fの供給を考慮した出力で作動される。したがって、第一燃料タンク15の燃料Fは、エジェクタ8の作用によって、第二燃料タンク17に移送されるが、定量を超えて移送されると、スピルバック用配管23を介して、燃料Fは第一燃料タンク15に戻される。
両方の燃料タンクに燃料Fが残存しているときに、NEAの一部は支流配管20aを通って第一燃料タンク15に供給される。このNEAは、第一燃料タンク15の内部空間に充填される。一方、支流配管20bを流れるNEAは、スピルバック用配管23を流れる燃料Fに混じって出口232から第一燃料タンク15に供給される。なお、支流配管20bに燃料Fが流入するのを防ぐための手段、例えば一方向弁を、支流配管20bに設けることもできる。
一方、下降過程では飛行時間が長くなり、消費された燃料が多くなると、例えば、図2(b)に示すように、第二燃料タンク17には燃料Fが残存するが、第一燃料タンク15に供給するには足りない量の燃料Fしか残存していない。
この場合は、第一燃料タンク15から第二燃料タンク17に燃料Fが移送されることがないので、第二燃料タンク17内の燃料Fがスピルバック用配管23を通って第一燃料タンク15に戻されることもない。しかも、この場合、第二燃料タンク17の燃料Fは減少してその液面はスピルバック用配管23の入口231よりも低くなっている。したがって、下降過程のように、第一燃料タンク15に燃料Fが残存していないと、第一燃料タンク15及び第二燃料タンク17の各々の空間同士の気体は、スピルバック用配管23を介して流通できることになる。
下降過程では、航空機の飛行高度が低くなるのに伴って気圧が上昇するので、通気用配管19を介して第一燃料タンク15に外気を導入し、さらに、第一燃料タンク15に導入された外気の一部はスピルバック用配管23を介して第二燃料タンク17に流入させる。そうすることで、両方の燃料タンク内の気圧と外気圧とのバランスを図る。
一方で、支流配管20bに流れるNEAは、スピルバック用配管23が通気可能になっているため、第二燃料タンク17に向けて供給される。こうして、下降過程の間に、第二燃料タンク17にNEAが蓄えられ、酸素濃度を低く制限できる。
下降過程を終了し、着陸した航空機100は、次の飛行のために給油される。給油は、第二燃料タンク17、第一燃料タンク15の順で行われる。
前述したように、着陸した時点で、第二燃料タンク17にはNEAが蓄えられている。したがって、第二燃料タンク17に給油すると、蓄えられていたNEAが燃料Fに押し出され、スピルバック用配管23を介して、第一燃料タンク15に流入する。こうして、第一燃料タンク15内の酸素濃度も低く維持できる。
一方、下降過程において、第二燃料タンク17にNEAを供給しないと、外気が導入されているため、着陸後の第二燃料タンク17の内部は酸素濃度が高くなっている。したがって、給油すると、第二燃料タンク17から酸素濃度の高い空気が、第一燃料タンク15に押し出されてしまうので、第一燃料タンク15の酸素濃度が規定値を超えるおそれがある。
以上のように、本実施形態によると、下降過程に第二燃料タンク17にNEAを供給しておくことにより、給油に先立ってNEAを供給する手間を省きつつ、燃料爆発を回避しながら給油をすることができる。
また、下降過程に第二燃料タンク17にスピルバック用配管23を介してNEAを供給するので、第二燃料タンク17内の気圧が高くなり、通気口25からの大気の流入が抑制されるので、スピルバック用配管23を介して第一燃料タンク15に外気が不必要に供給されるのを防ぐこともできる。
また、本実施形態によると、スピルバック用配管23を使用することにより、燃料Fをエンジン1に直接的に供給するタンクを第二燃料タンク17に限るので、ポンプ6は一つで足りる。したがって、第一燃料タンク15と第二燃料タンク17の各々に対応してポンプ6を用意して燃料をエンジン1に送り込むのに比べて、航空機100の製造コストを低減できるとともに、航空機100の重量低減による燃費効率の向上に寄与する。
ところで、航空機100の主翼102に後退角(図1 θs)が設けられていることにより、スピルバック用配管23の配置に配慮が必要である。この点について、図3を用いて説明する。
図3に示すように、スピルバック用配管23は、入口231の方が出口232よりも進行方向後ろ側に位置する。これは、主翼102に後退角θsが設けられているためである。後退角θは、一般に、航空機100(主翼102)が大きくなるのにつれて、大きく設定される。
図3(a)に示すように、航空機100が水平の状態で飛行又は走行していれば、入口231の位置は出口232よりも常に高くなる。これは、前述した上反角θd(図2(a) θd)によるものであり、仮に垂下管23vがない場合も同様である。
一方、図3(b)に示すように、航空機100の上昇角度が大きくなると、出口232の位置が入口231よりも高くなることが考えられる。このように入口231と出口232の位置が逆転すると、第二燃料タンク17から第一燃料タンク15に向けて燃料Fが流れなくなるか、極端な場合には燃料Fが第一燃料タンク15から第二燃料タンク17に向けて逆流するおそれがある。仮に強制的に流そうとすると、ポンプ6に大きな負担をかけることになる。
したがって、想定される航空機100の上昇角度の範囲内において、入口231から出口232に向けて燃料Fが流れる(以下、順方向の流れ)ように、入口231および出口232の高さ方向の位置を設定することが望まれる。
本実施形態においては、順方向の流れを確保するために、垂下管23vを設けているが、この長さLを調節することによって順方向の流れを確実に確保することができる。つまり、長さLが短いほど、入口231と出口232の位置が逆転しやすくなるで、十分な長さLを確保することが慣用である。また、長さLを調整するのに加えて、主管23hに対する垂下管23vの曲げ角度を調整することも順方向の流れを確保するのに有効である。
もっとも、垂下管23vは本発明の必須の要素ではなく、上反角θd、後退角θsによっては、主管23hのみからなるスピルバック用配管23とすることもできる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、上記以外にも、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
例えば、上記実施形態によると、支流配管20bをスピルバック用配管23に直接接続した例を示したが、図2(c)に示すように、支流配管20cを、スピルバック用配管23の出口232の近傍に設置してもよい。なお、支流配管20cから吐出されるNEAの一部は第一燃料タンク15へも供給されてしまうので、その分を考慮してNEAを供給することが必要になる。
1 エンジン
3 開閉弁
4 ガス配管
5 温調機構
6 ポンプ
7 フィルタ
8 エジェクタ
9 空気分離モジュール(ASM)
10 窒素富化ガス(NEA)供給システム
11 フローコントロールバルブ(FCV)
15 第一燃料タンク
17 第二燃料タンク
19 通気用配管
20 本配管
20a、20b、20c 支流配管
21 バイパス配管
21b 管本体
21d 分岐管
23 スピルバック用配管
23h 主管
23v 垂下管
24 吸引管
25 通気口
30 制御部
100 航空機
101 胴体
102 主翼
F 燃料
211,231 入口
212,232 出口

Claims (4)

  1. 航空機に設けられる第一タンクと、前記第一タンクの両側に配置される第二タンクと、を含む燃料タンクと、
    前記航空機で得られる原料ガスが供給されることで、窒素富化ガスを生成する窒素富化モジュールと、
    前記窒素富化モジュールから前記第一タンクに向けて前記窒素富化ガスを供給する第一ガス配管と、
    前記第一タンクと前記第二タンクに架けて配置され、前記第二タンク内の燃料を前記第一タンクに流すスピルバック配管と、
    前記スピルバック配管に直接又は間接に前記窒素富化ガスを供給する第二ガス配管と、
    を備えることを特徴とする窒素富化ガス供給システム。
  2. 前記第二タンクに前記燃料の入口及び前記燃料の出口を有するとともに、前記第一タンクと前記第二タンクの境界を貫通して前記第一タンクの内部を迂回するバイパス配管と、
    前記バイパス配管上に設けられ、前記入口から前記出口に向けて前記燃料を圧送するポンプと、
    前記ポンプによる前記燃料の圧送を駆動源とし、前記第一タンク内の前記燃料を前記バイパス配管に送り込むエジェクタと、
    前記バイパス配管から分岐し、前記ポンプにより圧送される前記燃料を前記エンジンに供給する燃料供給配管と、
    をさらに備える、請求項1に記載の窒素富化ガス供給システム。
  3. 想定される前記航空機の上昇角度の範囲内において、
    前記スピルバック配管は、前記燃料の入口が前記燃料の出口よりも位置が高くなるように設定される、
    請求項1又は2に記載の窒素富化ガス供給システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の窒素富化ガス供給システムを備えた航空機。
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