JP2014093751A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンテナが配設された上側ユニットを下側ユニットに重ね合わせた時においても、アンテナ特性を悪化させず、良好な受信又は送信が行える情報処理装置を提供する
【解決手段】第1配線基板1が配設された下側ユニット3と、一対のアンテナ素子5a,5bを有するダイポールアンテナ5が配設され、下側ユニット3との重ね合わせが可能となるように構成された上側ユニット4と、を備えた情報処理装置100であって、下側ユニット3には、電気的に接続された複数の金属導体6,7,8が設けられていて、上側ユニット4を下側ユニット3に重ね合わせた時、一対のアンテナ素子5a,5bそれぞれが、複数の金属導体6,7,8の内の2個の金属導体6,7それぞれに近接して対向し、一対のアンテナ素子5a,5bと複数の金属導体6,7,8とでループアンテナを構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、アンテナを内蔵し、アンテナによって受信又は送信を行う機能を有した情報処理装置に関する。
従来、パーソナルコンピューターなどの情報処理装置においては、他の機器と無線通信を行なったり、地上デジタルテレビジョン放送の受信を行なったりするために、装置内にアンテナが実装されているものがある。
また、近年では、アンテナが実装され、表示部にタブレットを有する上側ユニットがヒンジを介して下側ユニットに回動可能に取り付けられた情報処理装置が普及し始めている。この種の情報処理装置では、一般的に、タブレット面が上方を向くように上側ユニットの背面を下側ユニットの上面に合わせることにより、タブレットモードと呼ばれるタブレット使用形態が実現される。
特許文献1に開示された情報処理装置は、例えばタブレットPCと呼ばれるパーソナルコンピューターである。図11に示すように、タブレットPC900は、液晶パネル(表示部)830にタブレットを有するディスプレイユニット800がヒンジ920を介して本体700に回動可能に取り付けられた構造を有する。また、ディスプレイユニット800には、アンテナ810A,810Bが設けられている。このような構造により、ディスプレイユニット800を、ヒンジ920を軸として自由に回転させることができ、例えば液晶パネル830の表示面を外側に向けて本体700に閉じることができる。
図11(a)においては、液晶パネル830の表示面を内側に向けてディスプレイユニット800を本体700から開いた状態(「ラップトップモード」と呼ばれるラップトップ使用形態に相当)が示されている。
また、図11(b)には、液晶パネル830の表示面を外側に向けてディスプレイユニット800を本体700側に閉じた状態が示されている。即ち、液晶パネル830の表示面と対向する背面が本体700の上面と対向するように位置した状態(「タブレットモード」と呼ばれるタブレット使用形態に相当)が示されている。
特開2007−293706号公報
タブレットPC900の本体700の内部には、種々の電子回路が搭載されていると共に、図示せぬグランドパターン等の金属箔パターンを有した配線基板や、金属製筐体に内蔵されたバッテリー等が備えられている。しかし、これら金属箔パターン、及び金属製筐体は、アンテナ810A,810Bと近接した場合、アンテナ810A,810Bに干渉し、アンテナ性能に影響を与えてしまう可能性があった。
タブレットPC900において、アンテナ810A,810Bが地上デジタルテレビジョン放送を受信するためのアンテナであった場合、図11(a)に示すラップトップモードでの使用であれば、テレビジョン放送を受信することに関して問題はない。なぜなら、図11(a)に示すとおり、本体700内の金属箔パターン及び金属製筐体は、アンテナ810A,810Bから遠く離れた位置に配置されることになるため、アンテナ810A,810Bのアンテナ性能に影響を与えてしまうことはない。
しかしながら、図11(b)に示すようなタブレットモードでの使用の場合、次のような問題が生じてしまう。タブレットモードの場合、ディスプレイユニット800は、本体700の上面と対向するため、アンテナ810A,810Bが、本体700に配設されている金属箔パターン及び金属製筐体に近接してしまうことになる。
ところが、金属箔パターン及び金属製筐体がアンテナ810A,810Bに近接した場合、金属箔パターン及び金属製筐体とアンテナ810A,810Bとが容量結合し、アンテナとして正常に動作させることが困難となり、その性能が大幅に劣化してしまう。
図12に、液晶パネル830の周囲に地上デジタルテレビジョン放送受信用のダイポールアンテナが配設されているとした場合の情報処理装置のアンテナ特性を示す。
図12(a)にラップトップモードの場合、図12(b)にタブレットモードの場合のそれぞれのVSWR(Voltage standard wave ratio/電圧定在波比)の周波数特性を示す。尚、地上デジタルテレビジョン放送の帯域幅は、470MHzから710MHzである。また、VSWRは、アンテナを正常に動作させるための指標であり、その値は1に近いほど良い特性を示していることになる。図12(a)に示すように、ラップトップモードの場合は、地上デジタルテレビジョン放送の帯域幅において、その値は約4以下であり良好な特性を示している。
しかしながら、タブレットモードの場合、図12(b)に示すように、地上デジタルテレビジョン放送の帯域幅において、VSWRの値は8から9の値を示しており、ラップトップモードの場合に比べてかなり悪化していることがわかる。このようなVSWRの特性であっては、地上デジタルテレビジョン放送の受信は、非常に困難になってしまう。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、情報処理装置において、アンテナが配設された上側ユニットを下側ユニットに重ね合わせた時でも、アンテナ特性を悪化させず、良好な受信又は送信を行えるようにすることにある。
この課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、第1配線基板が配設された下側ユニットと、一対のアンテナ素子を有するダイポールアンテナが配設され、前記下側ユニットとの重ね合わせが可能となるように構成された上側ユニットと、を備えた情報処理装置であって、前記下側ユニットには、電気的に接続された複数の金属導体が設けられていて、前記上側ユニットを前記下側ユニットに重ね合わせた時、前記一対のアンテナ素子それぞれが、前記複数の金属導体の内の2個の金属導体それぞれに近接して対向し、前記一対のアンテナ素子と前記複数の金属導体とでループアンテナを構成するという特徴を有する。
このように構成された情報処理装置では、一対のアンテナ素子を有するダイポールアンテナを備えた上側ユニットを、電気的に接続された複数の金属導体が設けられている下側ユニットに重ね合わせた時、一対のアンテナ素子と複数の金属導体の内の2個の金属導体それぞれとを近接して対向させることによりループアンテナを構成するようにしたため、良好な受信又は送信を行なえるようにすることが可能となった。
また、上記の構成において、前記金属導体は、第1金属導体と、第2金属導体と、所定のインダクタンスを持つと共に、前記第1金属導体と前記第2金属導体とを接続する第3金属導体と、を含み、前記下側ユニットに前記上側ユニットを重ね合わせた時、前記第1金属導体が前記一対のアンテナ素子の一方のアンテナ素子と対向し、前記第2金属導体が前記一対のアンテナ素子の他方のアンテナ素子と対向するようにしたという特徴を有する。
このように構成された情報処理装置では、第3金属導体に所定のインダクタンスを持たせ、第1金属導体が一対のアンテナ素子の一方のアンテナ素子と対向し、第2金属導体が一対のアンテナ素子の他方のアンテナ素子と対向するようにしたため、一対のアンテナ素子と第1乃至第3の金属導体とで容易にループアンテナを構成できる。
また、上記の構成において、前記下側ユニットは、バッテリーを内部に備えた金属製筐体を有し、前記第1金属導体は、前記第1配線基板に形成されている第1金属箔パターンであり、前記第2金属導体は、前記金属製筐体であり、前記第3金属導体は、前記第1金属箔パターンと前記金属製筐体とを接続するケーブルであるという特徴を有する。
このように構成された情報処理装置では、第1及び第2の金属導体を特別に用意しなくても、第1金属導体として第1配線基板に形成されている第1金属箔パターンを利用し、第2金属導体としてバッテリーを内部に備えた金属製筐体を利用することができるため、第3金属導体として第1金属箔パターンと金属製筐体とを接続するケーブルを設けるだけで、容易にループアンテナを構成することが可能となる。
また、上記の構成において、前記下側ユニットには、第2配線基板が備えられていて、前記第1金属導体は、前記第1配線基板に形成されている第1金属箔パターンであり、前記第2金属導体は、前記第2配線基板に形成されている第2金属箔パターンであり、前記第3金属導体は、前記第1金属箔パターンと前記第2金属箔パターンとを接続するケーブルであるという特徴を有する。
このように構成された情報処理装置では、第1及び第2の金属導体を特別に用意しなくても、第1金属導体として第1配線基板に形成されている第1金属箔パターンを利用し、第2金属導体として第2配線基板に形成されている第2金属箔パターンを利用することができるため、第3金属導体として第1金属箔パターンと第2金属箔パターンとを接続するケーブルを設けるだけで、容易にループアンテナを構成することが可能となる。
また、上記の構成において、前記下側ユニットと前記上側ユニットとが、それぞれ矩形形状をしていると共に、ヒンジで回動可能に繋がっていて、前記ダイポールアンテナの給電部が、前記上側ユニットの前記ヒンジに最も近い側の一辺の中央部近傍に設けられており、前記一対のアンテナ素子それぞれの開放端部が、前記上側ユニットの前記ヒンジに最も遠い側の一辺に沿って設けられていると共に、前記それぞれの開放端部が向かい合っていて、前記下側ユニットに前記上側ユニットを重ね合わせた時、前記第3金属導体が、前記それぞれの開放端部間に配置されるという特徴を有する。
このように構成された情報処理装置では、一対のアンテナ素子それぞれの開放端部が、上側ユニットのヒンジに最も遠い側の一辺に沿って設けられていると共に、それぞれの開放端部が向かい合っていて、下側ユニットに上側ユニットを重ね合わせた時、第3金属導体が、それぞれの開放端部間に配置されるため、容易にループアンテナを構成させることが可能となる。
また、上記の構成において、前記一対のアンテナ素子と前記金属導体とでループアンテナを構成した時の、前記ループアンテナの電気長は、送信又は受信する信号の波長と同一に設定されているという特徴を有する。
このように構成された情報処理装置では、電気長を正確に構成したループアンテナを実現させることが可能となる。
また、上記の構成において、前記上側ユニットは、表示部を有しており、前記一対のアンテナ素子は、前記表示部の周辺に設けられているという特徴を有する。
このように構成された情報処理装置では一対のアンテナ素子は、前記表示部の周辺に設けられているため、一対のアンテナ素子が表示部と重ならず、表示部からの干渉を避けることができる。
本発明の情報処理装置によれば、一対のアンテナ素子を有するダイポールアンテナが配設された上側ユニットを、電気的に接続された複数の金属導体が設けられている下側ユニットに重ね合わせた時、一対のアンテナ素子と金属導体とを近接して対向させ、ループアンテナを構成させるようにした。そのため、ダイポールアンテナが配設された上側ユニットを金属導体が設けられている下側ユニットに重ね合わせた時においても、アンテナ特性を悪化させず、良好な受信又は送信を行うことが可能になった。
本発明の第1実施形態に係る情報処理装置の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る情報処理装置の上側ユニットを開いて使用する時の平面図と、正面図と、側面図である。 本発明の第1実施形態に係る情報処理装置の上側ユニットを閉じて使用する時の平面図と、正面図と、側面図である。 本発明の第1実施形態に係る情報処理装置の上側ユニットを閉じて使用する時の正面図の拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係る情報処理装置のアンテナの構成に関する模式図である。 本発明の第1実施形態に係る情報処理装置のアンテナ特性を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る情報処理装置の上側ユニットを逆側に閉じた時の平面図と、正面図と、側面図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の上側ユニットを開いて使用する時の平面図と、正面図と、側面図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の上側ユニットを閉じて使用する時の平面図と、正面図と、側面図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の上側ユニットを閉じて使用する時の正面図の拡大断面図である。 従来例に係る情報処理装置の斜視図である。 従来例の変形例に係る情報処理装置のアンテナ特性を示す図である。
本発明においては、情報処理装置の本体側ユニットを下側ユニットと称し、本体側ユニットに重ねられる側のユニットを上側ユニットと称する。
また、本発明は、上側ユニットが下側ユニットに重ねられるように構成された装置であれば、どのような装置であっても実現可能である。即ち、下側ユニットに回動可能に設けられたタブレットPC等の装置は勿論のこと、上側ユニットが表示部を有さず、上側ユニットが下側ユニットと重ねられるように構成され、その状態で情報処理を行う形態の情報処理装置においても実現可能である。例えば、表示部を有さない上側ユニットが下側ユニットと重ねられた状態で、本発明の装置から他の表示部を有する情報処理装置に無線で通信可能な場合の情報処理装置においても実現可能である。
以下、本発明実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1(a)、(b)には、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置100が斜視図で示されている。図2は、第1実施形態に係る情報処理装置100の上側ユニット4を開いた時の平面図(a)と、正面図(b)と、側面図(c)である。図3は、第1実施形態に係る情報処理装置100の上側ユニット4を閉じた時、即ちタブレットモードの時の平面図(a)と、正面図(b)と、側面図(c)であり、図4は、図3(a)に示すA−A線から見た時の拡大断面図である。図5は、第1実施形態に係る情報処理装置100のループアンテナの構成に関する説明図であり、図6は、第1実施形態に係る情報処理装置100のアンテナ特性を示す図である。図7は、第1実施形態に係る情報処理装置100の上側ユニット4を逆側に閉じた時、即ち情報処理装置100の表示部12を使用しない時の平面図と、正面図と、側面図である。
[第1実施形態]
図1(a),(b)に示す第1実施形態に係る情報処理装置100は、例えばタブレットPCと呼ばれるパーソナルコンピューターである。情報処理装置100は、表示部12にタブレットを有する上側ユニット4がヒンジ11を介して下側ユニット3に回動可能に取り付けられた構造を有する。また、下側ユニット3及び上側ユニット4は、それぞれ矩形形状をしている。このような構造により、上側ユニット4は、ヒンジ11を軸として自由に回転させることができる。従って、表示部12の表示面を外側に、又は内側に向けた状態で上側ユニット4が下側ユニット3に重ね合わせられることが可能となるように構成されている。図1(a)においては、表示部12の表示面を内側に向けて上側ユニット4を下側ユニット3から開いた状態即ちラップトップモードが示されている。また、図1(b)においては、表示部12の表示面を外側に向けて上側ユニット4を下側ユニット3に閉じた状態即ちタブレットモードが示されている。図1(a)の状態から図1(b)の状態にするには、ヒンジ11の中央部を支点として上側ユニット4を180°回転させ、その状態で上側ユニット4を下側ユニット3に重ね合わせるようにすればよい。
上側ユニット4には、図1(a),(b)に示すように、表示部12を備えていると共に、表示部12の周囲に、一対の第1アンテナ素子5a,第2アンテナ素子5b、及びヒンジ11の近傍に配設された給電部5cを有するダイポールアンテナ5を備えている。
下側ユニット3には、情報処理に関する回路や、地上デジタル放送受信のための回路等を含む第1電子回路1aが搭載された第1配線基板1を、図1(a),(b)に示すように備えている。また、この第1電子回路1aに電源を供給するためのバッテリー9が第1配線基板1に平行して設けられている。
次に、図2、図3、及び図4を用いて、情報処理装置100の各構成要素の配置等について更に詳しく説明する。尚、説明及び図を分かりやすくするため、図2及び図3では、下側ユニット3を構成している外側筐体が透明であると仮定して各構成要素を表示する。逆に、上側ユニット4においては、外側筐体は非透明であると仮定して各構成要素を表示する。
図2は、上側ユニット4を開いた時、即ちラップトップモード時の状態を表している。尚、説明のため、上側ユニット4は下側ユニット3に対して、180度開いた状態を示している。上側ユニット4において、ダイポールアンテナ5を構成する第1アンテナ素子5a及び第2アンテナ素子5bは、表示部12の周囲に設けられている。このように、第1アンテナ素子5a及び第2アンテナ素子5bを、表示部12とは重ならないように、表示部12の周囲に設けることにより、ダイポールアンテナ5が表示部12から干渉を受けることを避けることができる。また、第1アンテナ素子5a及び第2アンテナ素子5bは、それぞれ開放端部5d、5eを有している。そして、それぞれの開放端部5d、5eが、上側ユニット4のヒンジ11に最も遠い側の一辺に沿って設けられていると共に、それぞれの開放端部5d、5eが、向かい合っている。
第1アンテナ素子5a及び第2アンテナ素子5bは、金属板又は基板上に配設された金属箔パターン等で構成されている。また、図2(c)に示すとおり、ダイポールアンテナ5は、上側ユニット4の表示部12が設けられている面(Z1方向の面)とは反対の面(Z2方向の面)の内側に設けられている。尚、ダイポールアンテナ5は、上側ユニット4の表示部12が設けられている面(Z1方向の面)に設けられていても問題はない。
下側ユニット3には、第1配線基板1とバッテリー9が設けられている。それと共に、第1配線基板1の一部である第1金属導体6と、バッテリー9を覆う第2金属導体7と、第1金属導体6と第2金属導体7とを接続する第3金属導体8と、の複数の金属導体が電気的に接続された状態で設けられている。
第1配線基板1には、図2(a),(b)に示すように、上側ユニット4に対向する面(Z1方向の面)に第1金属導体6としての第1金属箔パターン1bが形成されている。尚、第1金属箔パターン1bは、第1配線基板1の上側ユニット4に対向する面とは反対の面に設けられていても良い。また、第1金属箔パターン1bは、図1に示す第1電子回路1aの接地用のパターンであることが好ましい。
下側ユニット3には、金属製筐体10が配設されており、金属製筐体10の内部には、情報処理装置100内の各電子回路等に電源を供給するバッテリー9が備えられている。尚、この金属製筐体10が第2金属導体7として動作することになる。
下側ユニット3には、また、第1金属箔パターン1bと金属製筐体10とを接続する第3金属導体8としてのケーブル13が設けられている。第3金属導体8としてのケーブル13は、下側ユニット3のヒンジ11に最も遠い側の一辺の中央部近傍に設けられていている。尚、第1金属箔パターン1bと金属製筐体10とケーブル13との関係については、後に図4を用いて詳しく説明する。
図2に示すラップトップモード時に、ダイポールアンテナ5を使用する場合、例えば、地上デジタル放送を受信する場合について説明する。ダイポールアンテナ5で受信したテレビジョン信号は、第1配線基板1に搭載された第1電子回路1a内の図示せぬチューナ回路に入力されて信号処理された後、希望の放送内容の映像が表示部12に表示される。この時、ダイポールアンテナ5の一対の第1アンテナ素子5a,第2アンテナ素子5bは、下側ユニット3内の第1金属箔パターン1b及び金属製筐体10から十分離れた位置にある。そのため、第1金属箔パターン1b及び金属製筐体10が一対の第1アンテナ素子5a,第2アンテナ素子5bに影響を与えてしまうことはない。尚、上側ユニット4が、下側ユニット3に対し、180度以外の角度で開かれていたとしても同様である。また、一対の第1アンテナ素子5a,第2アンテナ素子5bが表示部12の周辺に設けられているため、表示部12による干渉を受けることもない。従って、ラップトップモード時においては、問題なく地上デジタル放送を受信することができる。
次にタブレットモード時の動作について説明する。図3は、上側ユニット4を閉じた時、即ちタブレットモード時の状態を表している。尚、上側ユニット4及び下側ユニット3に配設されている各構成要素それぞれについては、図2で示したラップトップモード時と同一であるので、その説明は省略する。
上側ユニット4を閉じた時、上側ユニット4内の表示部12の表示面は、下側ユニット3と対向する面とは反対の面(Z1方向の面)に配置されることになる。そして、逆にダイポールアンテナ5の第1アンテナ素子5a及び第2アンテナ素子5bは、図3(b)に示すように、下側ユニット3と対向する面(Z2方向の面)に配置される。尚、第1アンテナ素子5a及び第2アンテナ素子5bは、下側ユニット3と対向する面とは反対の面(Z1方向の面)即ち表示部12と同一の面に配置されていても良い。
上側ユニット4を閉じて、ダイポールアンテナ5の第1アンテナ素子5a及び第2アンテナ素子5bが、下側ユニット3に配設されている第1金属導体6及び第2金属導体7と対向して近接する状態について図4を用いて詳しく説明する。
図4は、図3(a)に示すA−A線から見た時の拡大断面図である。上側ユニット4において第1アンテナ素子5a及び第2アンテナ素子5bは、下側ユニット3の第1配線基板1及びバッテリー9に対向する位置に配置されている。詳しくは、第1アンテナ素子5aが、第1金属導体6としての第1金属箔パターン1bと対向して近接しており、第2アンテナ素子5bが、第2金属導体7としての金属製筐体10に対向して近接している。尚、第1アンテナ素子5aと第1金属箔パターン1bとの間の間隔D1、及び第2アンテナ素子5bと金属製筐体10との間の間隔D2は、互いが容量結合するに足る間隔に設定されている。
また、第3金属導体8としてのケーブル13は、その一端が、第1配線基板1に半田付けされ、半田付けされた先は、第1スルーホール1cによって第1金属箔パターン1bに接続されている。そして、ケーブル13の他端は、金属製筐体10に半田付けされている。従って、第1金属導体6としての第1金属箔パターン1bと、第3金属導体8としてのケーブル13と、第2金属導体7としての金属製筐体10とが繋がって、1つの連続した金属導体として構成される。尚、ケーブル13は、第1スルーホール1cを介して第1金属箔パターン1bに接続された例を示したが、第1金属箔パターン1bに直接半田付けされて接続されていても良い。また、図4のように構成することによって、下側ユニット3に上側ユニット4を重ね合わせた時、第3金属導体8としてのケーブル13は、アンテナ素子5a,5bそれぞれの開放端部5d,5e間に配置されることになる。
ところで、ダイポールアンテナ5は、第1アンテナ素子5a及び第2アンテナ素子5bによって構成されるアンテナ長を、受信する信号の波長の1/2(1/2λ)に設定されている。そして、このダイポールアンテナ5のアンテナ長、即ち1/2λに対して、第1金属箔パターン1bと、ケーブル13と、金属製筐体10とによる1つの連続した金属導体の経路長も、約1/2λに設定されている。また、前述したとおり、第1アンテナ素子5aと第1金属箔パターン1b、及び第2アンテナ素子5bと金属製筐体10とは、互いに容量結合している。その結果、第1金属箔パターン1b及び金属製筐体10及びケーブル13とによる1つの連続した金属導体と、ダイポールアンテナ5とが結合して1つのループアンテナを構成している。
そして、このループアンテナのアンテナ長は、ダイポールアンテナ5のアンテナ長と前述の経路長を足したアンテナ長となり、結果として受信する信号の波長の長さ(1λ)に設定されることになる。尚、このループアンテナのアンテナ長は、第3金属導体8としてのケーブル13の有するインダクタンスL1を、所定のインダクタンス即ち、ループアンテナ全体として1λになるインダクタンスに設定することで調整することができる。
尚、図4に示すように、上側ユニット4には、表示部12が設けられていて、第1アンテナ素子5a及び第2アンテナ素子5bは、表示部12が設けられている側の面(Z1側の面)とは反対の面(Z2側の面)に設けられる。しかし、表示部12の有り無しにかかわらず、第1アンテナ素子5a及び第2アンテナ素子5bは、第1金属導体6及び第2金属導体7との容量結合が可能であれば、上側ユニット4のZ1側の面又はZ2側の面のどちらの面に設けられても良い。
次に、前述したループアンテナが構成される様子を、図5に示す模式図で説明する。図5(a)は、本発明を適用していない場合の情報処理装置を表す模式図であり、図5(b)は、本発明を適用した場合の情報処理装置100を表す模式図である。
図5(a)は、上側ユニット4を下側ユニット3に重ねた時の一対のアンテナ素子5a,5bと、第1金属導体6としての第1金属箔パターン1b、及び第2金属導体7としての金属製筐体10との関係を表している。尚、第3金属導体8に相当するものは存在しておらず、実際の装置においては、第1金属箔パターン1bと金属製筐体10とは切り離されているか、又は何らかの導体で接続されていたとしても、その導体のインダクタンスは、特に考慮されていない。
図5(a)に示すように、本発明を適用していない場合の情報処理装置では、一対のアンテナ素子5a,5bと第1金属箔パターン1b及び金属製筐体10とはそれぞれC1乃至C4で表されているキャパシタンスで結合されていると考えられる。C1乃至C4で表されているキャパシタンスは、上側ユニット4が下側ユニット3に重ねられて、一対のアンテナ素子5a,5bと第1金属箔パターン1b及び金属製筐体10とが対向して近接した時に、その間に発生する寄生容量である。
一対のアンテナ素子5a,5bは、元々1/2λの電気長を持つダイポールアンテナ5を、給電部5cと共に構成していたが、C1乃至C4があることにより、それぞれ第1金属箔パターン1b及び金属製筐体10に結合してしまう。その結果、アンテナインピーダンスは、想定しているアンテナインピーダンスに対して大幅に異なってしまう。その結果、図12(b)に示したようにVSWRが悪化し、アンテナとして正常に動作しなくなる。
本発明を適用した場合の情報処理装置100においては、図4に示すとおり、第1金属導体6としての第1金属箔パターン1bと第2金属導体7としての金属製筐体10との間に、第3金属導体8としてのケーブル13が接続されている。そして、図5(b)に示すとおり、本発明を適用していない場合の情報処理装置と同様に、一対のアンテナ素子5a,5bと第1金属箔パターン1b及び金属製筐体10とはそれぞれC1乃至C4で表されているキャパシタンスで結合されていると考えられる。しかし、本発明を適用した場合の情報処理装置100は、本発明を適用していない場合の情報処理装置に対して、第3金属導体8としてのケーブル13があるという唯一の相違点によって、その作用が大きく異なることになる。
第1金属箔パターン1bと金属製筐体10とケーブル13とを接続した時の経路長は、受信する信号の波長の約1/2(1/2λ)に設定されている。そして、第1金属箔パターン1bと金属製筐体10とケーブル13とを接続した時の経路を、一対のアンテナ素子5a,5bと容量結合させることによって、受信する信号の波長と同じ長さ(1λ)のループアンテナを構成させることができる。尚、構成されるループアンテナの電気長については、ケーブル13のインダクタンスL1を調整することによって1λに調整可能である。
このように、本発明を適用した情報処理装置100は、第1金属箔パターン1b及び金属製筐体10と一対のアンテナ素子5a,5bとを結合させ、第3金属導体8としてのケーブル13を追加することにより、新たに1λのループアンテナを構成するようにした。その結果、ダイポールアンテナ5が配設された上側ユニット4を、電気的に接続された複数の金属導体6、7、8が設けられている下側ユニット3に重ね合わせた時に、良好な受信又は送信を行うことが可能になった。
図6に、本発明を適用した情報処理装置100に適用されたアンテナの、アンテナVSWR特性を示す。これは、図1(b)、又は図3に示した上側ユニット4を下側ユニット3側に閉じた状態(タブレットモード)の時の特性である。尚、図1(a)又は図2に示した上側ユニット4を下側ユニット3側から開いた状態(ラップトップモード)の時の特性は、本発明を適用しない情報処理装置のラップトップモード時のアンテナVSWR特性(図12(a)参照)と同等である。図6で示すように、地上デジタル放送受信帯域470MHzから710MHzにおいてVSWRは約3以下であり、良好な特性を示している。
図7は、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置100の上側ユニット4を、表示部12を下側ユニット3側(Z2の方向)に向けて閉じた時の平面図(図7(a))と、正面図(図7(b))と、側面図(図7(c))である。図7の示す情報処理装置100は、表示部12を使用しない場合の状態の図であり、ヒンジ11によって上側ユニット4を回転させ、表示部12の表示面を装置の内側に向けて閉じておくことができる。
図8、図9及び図10に、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置200を示す。図8は、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置200の上側ユニット4を開いて使用する時の平面図(図8(a))と、正面図(図8(b))と、側面図(図8(c))である。また、図9は、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置200の上側ユニット4を閉じて使用する時の平面図(図9(a))と、正面図(図9(b))と、側面図(図9(c))である。また、図10は、図9bに示すB−B線から見た本発明の第2実施形態に係る情報処理装置200の正面図の拡大断面図である。尚、説明及び図を分かりやすくするため、図8及び図9において、下側ユニット3を構成している外側筐体が透明であると仮定して各構成要素を表示する。逆に、上側ユニット4においては、外側筐体は非透明であると仮定して各構成要素を表示する。
[第2実施形態]
第2実施形態に係る情報処理装置200と、第1実施形態に係る情報処理装置100との相違点は、第1実施形態に係る情報処理装置100の下側ユニット3内に配設されていたバッテリー9及びバッテリー9を収納していた金属製筐体10が存在しないことである。そして、第2実施形態に係る情報処理装置200においては、バッテリー9及び金属製筐体10の代わりに、第2電子回路2a及び第2金属箔パターン2bが形成された第2配線基板2が配設されている。尚、バッテリー9及び金属製筐体10は、情報処理装置200の内部になくて、情報処理装置200の外部にあっても良いし、第1配線基板1又は、第2配線基板2の下側(Z2方向)のスペースに配設されていても良い。
図8は、上側ユニット4を開いた時、即ちラップトップモード時の状態を表している。また、図9は、上側ユニット4を閉じた時、即ちタブレットモード時の状態を表している。上側ユニット4については第1実施形態に係る情報処理装置100と同一であるため、説明は省略する。
図8及び図9のように、下側ユニット3には第1配線基板1と第2配線基板2が配設されており、第1配線基板1に第1金属導体6としての第1金属箔パターン1bが設けられ、第2配線基板2に第2金属導体7としての第2金属箔パターン2bが設けられている。また、第1金属箔パターン1bと第2金属箔パターン2bとを接続する第3金属導体8としてのケーブル13が第1配線基板1と第2配線基板2との間に設けられている。
図10は、図9bに示すB−B線から見た本発明の第2実施形態に係る情報処理装置200の拡大断面図である。図10に示すように、第1配線基板1及び第2配線基板2には、それぞれ第1電子回路1a及び第2電子回路2aが搭載されているが、第1電子回路1a及び第2電子回路2aはそれぞれ用途の異なる電子回路である。例えば一方が情報処理のための回路であり、他方が無線LAN(Local Area Network)等の無線通信用の回路である。
上側ユニット4において第1アンテナ素子5a及び第2アンテナ素子5bは、下側ユニット3に対向する位置に配置されている。詳しくは、第1アンテナ素子5aが、第1金属導体6としての第1金属箔パターン1bと対向して近接しており、第2アンテナ素子5bが、第2金属導体7としての第2金属箔パターン2bと対向して近接している。尚、第1アンテナ素子5aと第1金属箔パターン1bとの間の間隔D3、及び第2アンテナ素子5bと第2金属箔パターン2bとの間の間隔D4は、互いが容量結合するに足る間隔に設定されている。
また、第3金属導体8としてのケーブル13は、その一端が、第1配線基板1に半田付けされ、半田付けされた先は、第1スルーホール1cによって第1金属箔パターン1bに接続されている。同様に、他端は、第2配線基板2に半田付けされ、半田付けされた先は、第2スルーホール2cによって第2金属箔パターン2bに接続されている。従って、第1金属導体6としての第1金属箔パターン1bと、第3金属導体8としてのケーブル13と、第2金属導体7としての第2金属箔パターン2bとが1つの連続した金属導体として構成される。尚、ケーブル13は、第1スルーホール1c又は第2スルーホール2cを介して第1金属箔パターン1b又は第2金属箔パターン2bに接続された例を示したが、第1金属箔パターン1b又は第2金属箔パターン2bに直接半田付けされて接続されていても良い。
情報処理装置200も、第1実施形態に係る情報処理装置100と同様に、第1金属箔パターン1bと、第2金属箔パターン2bと、ケーブル13とによる1つの連続した金属導体のアンテナ長は、約1/2λに設定されている。また、第1アンテナ素子5aと第1金属箔パターン1b、及び第2アンテナ素子5bと第2金属箔パターン2bとは、互いに容量結合している。その結果、第1金属箔パターン1bと第2金属箔パターン2bとケーブル13とによる1つの連続した金属導体と、ダイポールアンテナ5とが結合して1つのループアンテナを構成している。そして、このループアンテナのアンテナ長は、ダイポールアンテナ5のアンテナ長又は前述した1つの連続した金属導体の経路長を足したアンテナ長となり、結果として受信する信号の波長の長さ(1λ)に設定されることになる。尚、このループアンテナのアンテナ長は、第3金属導体8としてのケーブル13の有するインダクタンスL1を所定のインダクタンス即ち、全体として1λになるインダクタンスに設定することで調整することができる。
情報処理装置200におけるループアンテナが構成される様子については、前述した図5に示す模式図と同様であるので省略する。
以上説明したように、本発明の情報処理装置100又は200は、一対のアンテナ素子5a,5bを有するダイポールアンテナ5が配設された上側ユニット4を、電気的に接続された複数の金属導体6、7、8が設けられている下側ユニット3に重ね合わせた時、一対のアンテナ素子5a,5bと金属導体6、7とを近接して対向させ、ループアンテナを構成させるようにした。そのため、ダイポールアンテナ5が配設された上側ユニット4を、電気的に接続された複数の金属導体6、7、8が設けられている下側ユニット3に重ね合わせた時に、良好な受信又は送信を行うことが可能になった。
本発明は上記の第1実施形態及び第2実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。
従って、上側ユニットが表示部を有さず、上側ユニットが下側ユニットと重ねられている状態で情報処理を行う形態の情報処理装置においても実現可能である。例えば、表示部を有さない上側ユニットが下側ユニットと重ねられた状態で、表示部を有する他の情報処理装置に無線で通信可能な場合の情報処理装置においても実現可能である。
1 第1配線基板
1a 第1電子回路
1b 金属箔パターン
1c スルーホール
2 第2配線基板
2a 第2電子回路
2b 金属箔パターン
2c スルーホール
3 下側ユニット
4 上側ユニット
5 ダイポールアンテナ
5a 第1アンテナ素子
5b 第2アンテナ素子
5c 給電部
5d 開放端部
5e 開放端部
6 第1金属導体
7 第2金属導体
8 第3金属導体
9 バッテリー
10 金属製筐体
11 ヒンジ
12 表示部
13 ケーブル
14 半田
100 情報処理装置
200 情報処理装置

Claims (7)

  1. 第1配線基板が配設された下側ユニットと、一対のアンテナ素子を有するダイポールアンテナが配設され、前記下側ユニットとの重ね合わせが可能となるように構成された上側ユニットと、を備えた情報処理装置であって、
    前記下側ユニットには、電気的に接続された複数の金属導体が設けられていて、
    前記上側ユニットを前記下側ユニットに重ね合わせた時、前記一対のアンテナ素子それぞれが、前記複数の金属導体の内の2個の金属導体それぞれに近接して対向し、前記一対のアンテナ素子と前記複数の金属導体とでループアンテナを構成することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記金属導体は、第1金属導体と、第2金属導体と、所定のインダクタンスを持つと共に、前記第1金属導体と前記第2金属導体とを接続する第3金属導体と、を含み、
    前記下側ユニットに前記上側ユニットを重ね合わせた時、前記第1金属導体が前記一対のアンテナ素子の一方のアンテナ素子と対向し、前記第2金属導体が前記一対のアンテナ素子の他方のアンテナ素子と対向するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記下側ユニットは、バッテリーを内部に備えた金属製筐体を有し、
    前記第1金属導体は、前記第1配線基板に形成されている第1金属箔パターンであり、
    前記第2金属導体は、前記金属製筐体であり、
    前記第3金属導体は、前記第1金属箔パターンと前記金属製筐体とを接続するケーブルであることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記下側ユニットには、第2配線基板が備えられていて、
    前記第1金属導体は、前記第1配線基板に形成されている第1金属箔パターンであり、
    前記第2金属導体は、前記第2配線基板に形成されている第2金属箔パターンであり、
    前記第3金属導体は、前記第1金属箔パターンと前記第2金属箔パターンとを接続するケーブルであることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記下側ユニットと前記上側ユニットとが、それぞれ矩形形状をしていると共に、ヒンジで回動可能に繋がっていて、
    前記ダイポールアンテナの給電部が、前記上側ユニットの前記ヒンジに最も近い側の一辺の中央部近傍に設けられており、
    前記一対のアンテナ素子それぞれの開放端部が、前記上側ユニットの前記ヒンジに最も遠い側の一辺に沿って設けられていると共に、前記それぞれの開放端部が向かい合っていて、
    前記下側ユニットに前記上側ユニットを重ね合わせた時、前記第3金属導体が、前記それぞれの開放端部間に配置されることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記一対のアンテナ素子と前記金属導体とでループアンテナを構成した時の、前記ループアンテナの電気長は、送信又は受信する信号の波長と同一に設定されていることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の情報処理装置。
  7. 前記上側ユニットは、表示部を有しており、前記一対のアンテナ素子は、前記表示部の周辺に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の情報処理装置。
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