JP2014093674A - 衛星放送用コンバータのスイッチ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】集積化する際のチップ面積をより小さくする。
【解決手段】衛星放送用コンバータ1に内蔵された異なる発振周波数を有する2つの局部発振器34,35を、衛星放送用チューナから送出される電源電圧に所定周波数のバンド切替用パルス信号が重畳されているか否かに応じて切り替える衛星放送用コンバータ1のスイッチ回路10において、電源電圧に重畳されたバンド切替用パルス信号に対応する2値信号のそれぞれの論理レベルに応じて充放電を行う充放電部11と、充放電に伴って変動する充放電部の出力のレベルを所定の閾値と比較する比較部12と、比較部12の比較結果に基づいて、2値信号の1の論理レベルの一つの期間が所定の範囲内にあるか否かを判定する判定部13と、判定部の判定結果に応じて2つの局部発振器34,35のいずれかを駆動するドライブ回路14と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、衛星放送用コンバータのスイッチ回路に関し、例えば、衛星放送の受信信号帯域を選択する衛星放送用コンバータ(BS(broadcasting satellite)コンバータ)のスイッチ回路に関する。
BS放送は、ディジタル化、チャンネル数の増加等に伴い使用周波数が広帯域化しており、例えば、10.7GHz〜12.75GHzの受信周波数においては、ローバンドの10.7GHz〜11.7GHz帯とハイバンドの11.7GHz〜12.75GHz帯とに分割される。この場合、受信側の受信機構成としては各周波数帯の受信のためにアンテナとBSコンバータとの組を互いに独立して2組設けることが必要となる。
これに対し、周波数帯域が分割されたBS放送を1台のアンテナとBSコンバータとにより受信するために、BSコンバータに内蔵されている周波数変換用の局部発振器の発振周波数を切り替えるようにしている。例えば、BSコンバータに接続されるBSチューナ側からの電源電圧に重畳した22KHzのバンド切替用パルス信号により切り替えるスイッチング回路を備えるように構成したBSコンバータが知られている(特許文献1参照)。
また、関連する技術として、特許文献2には、22KHzのバンド切替用パルス信号の周波数を周波数カウンタによって計数する衛星放送用コンバータのスイッチ回路が開示されている。
特許第3863538号公報 特許第3942608号公報
以下に関連技術の分析を与える。
ところで、特許文献1に記載の衛星放送用コンバータのスイッチ回路では、22KHzのバンド切替用パルス信号の周期を判定するために、単安定回路、積分回路、遅延回路などが必要とされる。これら単安定回路、積分回路、遅延回路には、時間方向のタイミングを作り出すためにそれぞれ容量素子が含まれる。特にウィンドコンパレータ機能における時間窓に対応する遅延回路には、遅延時間を大きくするために容量値の大きな容量素子が必要とされる。したがって、スイッチ回路を集積化する際に、これらの容量素子によってチップ面積が増大してしまう。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、衛星放送用コンバータのスイッチ回路は、衛星放送用コンバータに内蔵された異なる発振周波数を有する2つの局部発振器を、衛星放送用チューナから送出される電源電圧に所定周波数のバンド切替用パルス信号が重畳されているか否かに応じて切り替える衛星放送用コンバータのスイッチ回路であって、電源電圧に重畳されたバンド切替用パルス信号に対応する2値信号のそれぞれの論理レベルに応じて充放電を行う充放電部と、充放電に伴って変動する充放電部の出力のレベルを所定の閾値と比較する比較部と、比較部の比較結果に基づいて、2値信号の1の論理レベルの一つの期間が所定の範囲内にあるか否かを判定する判定部と、判定部の判定結果に応じて2つの局部発振器のいずれかを駆動するドライブ回路と、を備える。
一実施の形態によれば、チップ面積を小さくすることができる。
本実施の形態のBSコンバータのスイッチ回路を具備する構成を示すブロック図である。 実施形態1に係るスイッチ回路の回路図である。 比較部、判定部における回路の変形例を示す図である。 スイッチ回路の各部の信号波形を示す図である。 実施形態2に係るスイッチ回路の回路図である。 1/2分周回路の挿入位置を示す図である。
以下、実施するための形態について、概説する。なお、以下の概説に付記した図面参照符号は、専ら理解を助けるための例示であり、図示の態様に限定することを意図するものではない。
一つの好ましい形態に係る衛星放送用コンバータ(図1の1)のスイッチ回路(図1の10)は、衛星放送用コンバータに内蔵された異なる発振周波数を有する2つの局部発振器(図1の34、35)を、衛星放送用チューナ(図1の2)から送出される電源電圧に所定周波数のバンド切替用パルス信号が重畳されているか否かに応じて切り替える衛星放送用コンバータのスイッチ回路であって、電源電圧に重畳されたバンド切替用パルス信号に対応する2値信号のそれぞれの論理レベルに応じて充放電を行う充放電部(図1の11)と、充放電に伴って変動する充放電部の出力のレベルを所定の閾値と比較する比較部(図1の12)と、比較部の比較結果に基づいて、2値信号の1の論理レベルの一つの期間が所定の範囲内にあるか否かを判定する判定部(図1の13)と、判定部の判定結果に応じて2つの局部発振器のいずれかを駆動するドライブ回路(図1の14)と、を備える。
以上のような衛星放送用コンバータのスイッチ回路によれば、2値信号の1の論理レベルの一つの期間で充電あるいは放電することができる程度に充放電に係る容量素子の容量値を小さく構成することができる。したがって、スイッチ回路を集積化する際のチップ面積をより小さくすることができる。
スイッチ回路において、充放電部は、一つの期間において充電または放電に係るそれぞれ第1および第2の時定数を有する第1および第2の充放電回路(図2のMN1、C1、I1と、MN2、C2、I2)を備え、比較部は、第1および第2の充放電回路の出力のレベルをそれぞれ所定の閾値と比較する第1および第2の比較回路(図2のCMP1、CMP2)を備え、判定部は、一つの期間の終了時点における第1および第2の比較回路の比較出力の論理演算結果に基づいて、一つの期間が所定の範囲内にあるか否かを判定するようにしてもよい。
スイッチ回路において、充放電部は、一つの期間において充電または放電に係る所定の時定数を有する充放電回路(図5のMN1、C1、I1)を備え、比較部は、充放電回路の出力のレベルをそれぞれ第1および第2の閾値と比較する第1および第2の比較回路(図5のCMP1、CMP2)を備え、判定部は、一つの期間の終了時点における第1および第2の比較回路の比較出力の論理演算結果に基づいて、一つの期間が所定の範囲内にあるか否かを判定するようにしてもよい。
スイッチ回路において、判定部は、一つの期間において第1および第2の比較回路の一方の比較出力のみが対応する閾値を過ったことを示す場合に、一つの期間が所定の範囲内にあると判定するようにしてもよい。
スイッチ回路において、判定部は、一つの期間の終了時点における第1および第2の比較回路の比較出力の論理値が異なる場合に、一つの期間が所定の範囲内にあると判定するようにしてもよい。
スイッチ回路において、第1および第2の充放電回路は、電流源(図2のI1、I2)と、電流源に一端が接続される容量素子(図2のC1、C2)と、容量素子の両端に接続されるスイッチ素子(図2のMN1、MN2)とをそれぞれ備え、一つの期間において双方のスイッチ素子は開放状態とされ、双方の容量素子の一端をそれぞれ第1および第2の充放電回路の出力とするようにしてもよい。
スイッチ回路において、充放電回路は、電流源(図5のI1)と、電流源を一端に接続する容量素子(図5のC1)と、容量素子の両端に接続されるスイッチ素子(図5のMN1)とを備え、一つの期間においてスイッチ素子は開放状態とされ、容量素子の一端を充放電回路の出力とするようにしてもよい。
スイッチ回路において、充放電部は、バンド切替用パルス信号を2値化した後に1/2に分周する分周器(図6のDIV)を備え、分周器の出力を2値信号とするようにしてもよい。
以下、より具体的な実施の形態に即し、図面を参照して詳しく説明する。
[実施形態1]
衛星放送の受信システムは、パラボラアンテナにより受信した信号を該アンテナに設けたLow Noise Down coverter Block(LNB)の衛星放送用コンバータ(以下「BSコンバータ」という)で中間周波信号に変換し、Set Top Box(LNB、以下「BSチューナ」という)へケーブルにより伝送する構成とされる。BSチューナからは、ケーブルを介してLNBに内蔵する高周波FET(GaAs−FET)等の負バイアスを生成するための電源と制御信号とをBSコンバータ側に供給する構成を有する。
また、制御信号は、電源電圧の高低2種類(13V/18V)の電圧による切り替えDC電圧とこれに重畳した22KHzの信号(トーン信号)とからなる。該制御信号のDC電圧の切り替え及び22KHzのトーン信号の有無により、それぞれBSコンバータの受信偏波及び周波数変換用の局部発振周波数の切り替えを制御する。なお、BSコンバータでの電源供給は、DC電圧より安定化電圧(8V)を出力する3端子レギュレータを使用するのが一般的である。以下、本発明の衛星放送用コンバータの一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(構成の説明)
図1は、本実施の形態のBSコンバータのスイッチ回路を具備する構成を示すブロック図である。屋外のパラボラアンテナに設けられたBSコンバータ1と、BSコンバータ1に同軸ケーブル(ケーブル)により接続された屋内のBSチューナ2とから構成される。
衛星から送信されたBS信号(12GHz帯のマイクロ波信号)は、パラボラアンテナで反射されBSコンバータ1のフィードホーンを介して受信される。BSコンバータ1は、受信したBS信号をケーブルで伝送可能な1GHzの中間周波数のBS信号(以下、「BS−IF(intermediate frequency)信号」という)に周波数変換した後、このBS−IF信号を屋内のBSチューナ2に供給する。
BSコンバータ1の動作用の電源電圧は、BSチューナ2からケーブルを介して高い電圧値(18V)と低い電圧値(13V)の何れかとして供給される。また、電源電圧にはバンド切換制御用の22±4KHzの信号(「バンド切替用パルス信号」という)がBSチューナ1でハイバンド(11.7GHz〜12.75GHz)を選択する際に重畳される。ここで、バンド切替用パルス信号の22±4KHzは、BS−IF信号の周波数(950MHz〜2150MHz)に対して非常に低い周波数でありBS−IF信号には影響を与えない設定周波数である。
図1に示すBSコンバータ1の内部回路は、受信信号を増幅し周波数変換する受信系回路Aと、周波数変換動作等を切り替える制御系回路Bとから構成される。受信系回路Aは、パラボラアンテナで反射され受信された円偏波又は垂直偏波のBS信号をそれぞれ増幅する初段の増幅器と、初段の増幅器のいずれかの出力を増幅する2段目の増幅器からなる高電子移動度トランジスタ(HEMT)等により構成される低ノイズの高周波増幅器31と、2段目の増幅器の出力をBS−IF信号に周波数変換する周波数変換器(ミキサー)32と、BS−IF信号を増幅する中間周波増幅器33と、周波数変換器32に対し分割された周波数に対応する周波数のローカル信号を出力する2つの局部発振器34、35とから構成される。
制御系回路Bは、BSコンバータのスイッチ回路10と、アンテナ切替回路20と、を備える。スイッチ回路10は、充放電部11、比較部12、判定部13、ドライブ回路14を備える。充放電部11は、BSチューナ2から供給される電源電圧に重畳されたバンド切替用パルス信号に対応する2値信号のそれぞれの論理レベルに応じて充放電を行う。比較部12は、充放電に伴って変動する充放電部11の出力のレベルを所定の閾値と比較する。判定部13は、比較部12の比較結果に基づいて、2値信号の1の論理レベルの一つの期間が所定の範囲内にあるか否かを判定する。すなわち、2値信号の周期を判定することで2値信号の周波数が例えば22±4KHz内にあるか否かの判定結果を出力する。ドライブ回路14は、判定部13の判定結果に応じて2つの局部発振器34、35のいずれかに動作バイアスを供給し発振を駆動する。
なお、アンテナ切替回路20は、BSチューナ2から供給された電源電圧が前述の高い電圧値(18V)か低い電圧値(13V)かにより制御され、その電圧に応じてスイッチ動作を行い増幅器31の2つの初段増幅器の何れかの高電子移動度トランジスタを動作させるようにバイアスを切り替え、円偏波又は垂直偏波の何れかのBS信号の受信を選択する切替器である。アンテナ切替回路20のより詳細な説明は省略する。
本実施の形態では、バンド切替用パルス信号の存在が検出された場合にのみハイバンド(11.7GHz〜12.75GHz)用の局部発振器35が発振状態に制御され、ローバンド(10.7GHz〜11.7GHz)用の局部発振器34は非発振状態に制御される。バンド切替用パルス信号の存在が検出されない場合には、上記とは逆にローバンド用の局部発振器34が発振状態に制御され、ハイバンド用の局部発振器35が非発振状態に制御される。いずれの場合も周波数変換器32から出力される周波数変換後の信号は、規定の中間周波数のBS−IF信号として中間周波増幅器33及びケーブルを介してチューナ2に出力される。
次に、スイッチ回路10の詳細について説明する。図2は、実施形態1に係るスイッチ回路の回路図である。
充放電部11は、容量素子C0、C1、C2、抵抗素子R1、R2、増幅器(オペアンプ)AMP、シュミットトリガ回路ST、NMOSトランジスタMN1、MN2、電流源I1、I2を備える。
増幅器AMPは、反転入力端子(−)に容量素子C0および抵抗素子R1の直列回路を介してバンド切替用パルス信号S1を入力し、反転入力端子(−)と出力端子との間に抵抗素子R2を接続し、非反転端子(+)にバイアス電圧Vbを与える。増幅器AMPは、バンド切替用パルス信号S1に重畳される電源電圧を遮断してバンド切替用パルス信号S1を反転増幅してシュミットトリガ回路STに与える。
シュミットトリガ回路STは、増幅器AMPの出力信号をバイアス電圧Vb近傍の閾値で2値化する回路であり、バンド切替用パルス信号S1に対応する2値信号を信号CLKとして発生する。
NMOSトランジスタMN1は、ゲートに信号CLKを受け、ドレインを電流源I1の一端および容量素子C1の一端に接続し、ソースを接地する。容量素子C1の他端は、接地される。NMOSトランジスタMN1は、信号CLKがHレベルである場合にオンとなって、容量素子C1に蓄えられた電荷を急速に放電する。また、信号CLKがLレベルである場合にオフとなって、電流源I1の電流によって容量素子C1が充電される。ここで信号CLKによって充放電を繰り返す容量素子C1の一端の信号をVcd1とする。
NMOSトランジスタMN2は、ゲートに信号CLKを受け、ドレインを電流源I2の一端および容量素子C2の一端に接続し、ソースを接地する。容量素子C2の他端は、接地される。NMOSトランジスタMN2は、信号CLKがHレベルである場合にオンとなって、容量素子C2に蓄えられた電荷を急速に放電する。また、信号CLKがLレベルである場合にオフとなって、電流源I2の電流によって容量素子C2が充電される。ここで信号CLKによって充放電を繰り返す容量素子C2の一端の信号をVcd2とする。
なお、ここで、容量素子C1、C2の一端の電位が正方向に上昇することを充電とし、負方向に下降することを放電としているが、これは便宜上の言い方であって、それぞれを放電、充電と解釈してもよい。
比較部12は、比較回路CMP1、CMP2を備える。比較回路CMP1、CMP2は、非反転端子(+)にそれぞれ信号Vcd1、Vcd2を受け、反転入力端子(−)に共通に閾値電圧Vtを与える。比較回路CMP1、CMP2は、それぞれ信号Vcd1、Vcd2が閾値電圧Vtを超えた(過った)場合にHレベルを出力し、閾値電圧Vt以下である場合にLレベルを出力する。
判定部13は、2入力のAND回路AND1とDタイプのフリップフロップ回路DFF1とを備える。AND回路AND1は、一方の入力端に比較回路CMP1の出力を接続し、他方の入力端に比較回路CMP2の論理反転出力を接続し、出力端をフリップフロップ回路DFF1のD端子に接続する。フリップフロップ回路DFF1は、クロック端子に信号CLKを受け、出力をドライブ回路14に接続する。フリップフロップ回路DFF1は、比較回路CMP1の出力がHレベルであって、比較回路CMP2の出力がLレベルである場合に、信号CLKの立ち上がりでHレベルをラッチして、ドライブ回路14に出力する。すなわち、フリップフロップ回路DFF1は、Vcd1>Vt、Vcd2<Vtの場合に、信号CLKの立ち上がりでHレベルをラッチして、ドライブ回路14に出力する。なお、比較回路CMP2における非反転端子(+)と反転入力端子(−)とを入れ替えるようにすれば、AND回路AND1は、他方の入力端に比較回路CMP2の出力を論理反転せずに直接入力することが可能である。
ドライブ回路14は、フリップフロップ回路DFF1の出力がHレベルである場合に局部発振器35を駆動させ、フリップフロップ回路DFF1の出力がLレベルである場合に局部発振器34を駆動させる。
次に、比較部12、判定部13の回路の変形例について説明する。
図3(a)において、比較部12aは、図2の比較回路CMP1、CMP2に替えてそれぞれシュミットトリガ回路ST1、ST2を備える。ここで、シュミットトリガ回路ST1、ST2は、それぞれ信号Vcd1、Vcd2のレベルが図2の閾値電圧Vtに相当するレベルを超えた(過った)ならばHレベルを出力する回路である。このような構成の比較部12aは、図2の比較部12と同様に機能する。
また、図3(a)において、判定部13aは、図2のAND回路AND1に替えて排他的論理和回路EXOR1を備える。排他的論理和回路EXOR1は、シュミットトリガ回路ST1、ST2のいずれか一方の出力のみがHレベルで、他方がLレベルである場合に、Hレベルを出力する。このような構成の判定部13aは、図2の判定部13と同様に機能する。
さらに、図3(b)において、判定部13bは、Dタイプのフリップフロップ回路DFF2、DFF3、排他的論理和回路EXOR2を備える。Dタイプのフリップフロップ回路DFF2、DFF3は、それぞれD端子にシュミットトリガ回路ST1、ST2の出力を接続し(信号D1、D2を入力し)、クロック端子に信号CLKを受け、出力端子をそれぞれ排他的論理和回路EXOR2の一方および他方の入力端子に接続する(信号Q1、Q2を出力する)。排他的論理和回路EXOR2は、出力端子をドライブ回路14に接続する。このような構成の判定部13bは、図2の判定部13と同様に機能する。
次に、以上のような構成のスイッチ回路10の動作について説明する。
ここで、信号CLKがLレベルである期間をTとする。期間Tにおいて、容量素子C1が電流源I1によって充電されて信号Vcd1のレベルがVtに調度達するとすれば、T=C1・Vt/I1が成り立つ。また、期間Tにおいて、容量素子C2が電流源I2によって充電されて信号Vcd2のレベルがVtに調度達するとすれば、T=C2・Vt/I2が成り立つ。また、信号CLKのデューティ比が50%であるならば、バンド切替用パルス信号S1の周波数f=1/2Tである。
スイッチ回路10は、バンド切替用パルス信号S1の周波数fがfl〜fh(fh>fl)内にあるか否かを判定するのであるから、以下のように充放電回路の定数を定めるようにすればよい。
fh=I1/(2・C1・Vt)
fl=I2/(2・C2・Vt)
以上のように構成されるスイッチ回路10の各部の信号波形を図4に示す。ここでは図3(b)の変形例が適用される場合について示す。図4において、(1)f<flの場合、(2)fl<f<fhの場合、(3)f>fhの場合、における各部の信号波形は、以下のようになる。
(1)の場合、T>C2・Vt/I2>C1・Vt/I1であって、期間Tの終了時点(信号CLKの立ち上がり)で、Vcd1>Vt、Vcd2>Vtとなり、シュミットトリガ回路ST1、ST2のそれぞれの出力D1、D2は、Hレベルである。したがって、信号CLKの立ち上がりでラッチされたフリップフロップ回路DFF2、DFF3のそれぞれの出力Q1、Q2は、共にHレベルとなる。この結果、排他的論理和回路EXOR2の出力OUTは、Lレベルとなる。
(2)の場合、C2・Vt/I2>T>C1・Vt/I1であって、期間Tの終了時点(信号CLKの立ち上がり)で、Vcd1>Vt、Vcd2<Vtであり、シュミットトリガ回路ST1、ST2のそれぞれの出力D1、D2は、それぞれHレベル、Lレベルである。したがって、信号CLKの立ち上がりでラッチされたフリップフロップ回路DFF2、DFF3のそれぞれの出力Q1、Q2は、それぞれHレベル、Lレベルとなる。この結果、排他的論理和回路EXOR2の出力OUTは、Hレベルとなる。
(3)の場合、C2・Vt/I2>C1・Vt/I1>Tであって、期間Tの終了時点(信号CLKの立ち上がり)で、Vcd1<Vt、Vcd2<Vtであり、シュミットトリガ回路ST1、ST2のそれぞれの出力D1、D2は、Lレベルである。したがって、信号CLKの立ち上がりでラッチされたフリップフロップ回路DFF2、DFF3のそれぞれの出力Q1、Q2は、共にLレベルとなる。この結果、排他的論理和回路EXOR2の出力OUTは、Lレベルとなる。
以上のように動作するスイッチ回路10は、出力OUTのレベルがHレベルかLレベルかを判断することで、(2)の場合(C2・Vt/I2>T>C1・Vt/I1)であるか否かを判定することができる。すなわち、バンド切替用パルス信号S1の周波数fがfl〜fh内にあるか否かを判定することができる。この場合、容量素子C1、C2は、期間Tにおいて充電される程度に容量値が小さいので、スイッチ回路10は、集積化する際のチップ面積をより小さくすることができる。
[実施形態2]
図5は、実施形態2に係るスイッチ回路の回路図である。図5において、図2と同一の符号は、同一物を表し、その説明を省略する。
充放電部11aは、図2の充放電部11に対し、容量素子C2、NMOSトランジスタMN2、電流源I2を省いて充放電回路を一つとする。ここで充放電を繰り返す容量素子C1の一端の信号をVcdとする。
比較部12cにおいて、比較回路CMP1は、非反転端子(+)に閾値電圧Vt1を与え、反転入力端子(−)に信号Vcdを与える。また、比較回路CMP2は、非反転端子(+)に信号Vcdを受け、反転入力端子(−)に閾値電圧Vt2(Vt2<Vt1)を与える。比較回路CMP1、CMP2は、信号Vcdが閾値電圧Vt1〜Vt2の間にある場合に共にHレベルを出力し、閾値電圧Vt1以上である場合にそれぞれLレベル、Hレベルを出力し、閾値電圧Vt2以下である場合にそれぞれHレベル、Lレベルを出力する。
判定部13cにおいて、2入力のAND回路AND2は、一方および他方の入力端にそれぞれ比較回路CMP1、CMP2の出力を接続し、出力端をフリップフロップ回路DFF1のD端子に接続する。
以上のような充放電部11aは、図2の充放電部11と同様に機能する。ただし、充放電部11aは、充放電回路が一つで構成されているので、充放電回路における容量素子は1つであって、チップ面積をさらに小さくすることができる。
以上のような実施形態1、2のスイッチ回路において、2値信号である信号CLKのデューティ比が50%であるとしている。しかしながら、バンド切替用パルス信号S1が奇数高調波を含む場合やシュミットトリガ回路STにおける閾値の変動によっては、信号CLKのデューティ比が50%からずれてしまうことが起こりうる。このような場合には、バンド切替用パルス信号S1の周波数f=1/2Tが満たされず、バンド切替用パルス信号S1の周波数の判定範囲(fl〜fh)が相対的にずれてしまう。
信号CLKのデューティ比が50%からずれる場合、図6に示すようにシュミットトリガ回路STの後段に1/2分周回路DIVを挿入することで信号CLKのデューティ比を正しく50%とすることができる。なお、この際には、信号CLKの周期は、1/2分周回路DIVを挿入しない場合の倍となるので、充放電部11、11aにおける充放電回路の時定数も倍になるように、電流源の電流値や容量素子の容量値を設定する必要がある。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
なお、前述の特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1 BSコンバータ
2 BSチューナ
10 スイッチ回路
11、11a 充放電部
12、12a、12c 比較部
13、13a、13b、13c 判定部
14 ドライブ回路
20 アンテナ切替回路
31 高周波増幅器
32 周波数変換器
33 中間周波増幅器
34、35 局部発振器
AMP 増幅器
AND1、AND2 AND回路
C0、C1、C2 容量素子
CMP1、CMP2 比較回路
DFF1、DFF2、DFF3 フリップフロップ回路
DIV 1/2分周回路
EXOR1、EXOR2 排他的論理和回路
I1、I2 電流源
MN1、MN2 NMOSトランジスタ
R1、R2 抵抗素子
ST、ST1、ST2 シュミットトリガ回路

Claims (8)

  1. 衛星放送用コンバータに内蔵された異なる発振周波数を有する2つの局部発振器を、衛星放送用チューナから送出される電源電圧に所定周波数のバンド切替用パルス信号が重畳されているか否かに応じて切り替える衛星放送用コンバータのスイッチ回路であって、
    前記電源電圧に重畳されたバンド切替用パルス信号に対応する2値信号のそれぞれの論理レベルに応じて充放電を行う充放電部と、
    充放電に伴って変動する前記充放電部の出力のレベルを所定の閾値と比較する比較部と、
    前記比較部の比較結果に基づいて、前記2値信号の1の論理レベルの一つの期間が所定の範囲内にあるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に応じて前記2つの局部発振器のいずれかを駆動するドライブ回路と、
    を備える衛星放送用コンバータのスイッチ回路。
  2. 前記充放電部は、前記一つの期間において充電または放電に係るそれぞれ第1および第2の時定数を有する第1および第2の充放電回路を備え、
    前記比較部は、前記第1および第2の充放電回路の出力のレベルをそれぞれ所定の閾値と比較する第1および第2の比較回路を備え、
    前記判定部は、前記一つの期間の終了時点における前記第1および第2の比較回路の比較出力の論理演算結果に基づいて、前記一つの期間が前記所定の範囲内にあるか否かを判定する請求項1記載の衛星放送用コンバータのスイッチ回路。
  3. 前記充放電部は、前記一つの期間において充電または放電に係る所定の時定数を有する充放電回路を備え、
    前記比較部は、前記充放電回路の出力のレベルをそれぞれ第1および第2の閾値と比較する第1および第2の比較回路を備え、
    前記判定部は、前記一つの期間の終了時点における前記第1および第2の比較回路の比較出力の論理演算結果に基づいて、前記一つの期間が前記所定の範囲内にあるか否かを判定する請求項1記載の衛星放送用コンバータのスイッチ回路。
  4. 前記判定部は、前記一つの期間において前記第1および第2の比較回路の一方の比較出力のみが対応する閾値を過ったことを示す場合に、前記一つの期間が前記所定の範囲内にあると判定する請求項2または3記載の衛星放送用コンバータのスイッチ回路。
  5. 前記判定部は、前記一つの期間の終了時点における前記第1および第2の比較回路の比較出力の論理値が異なる場合に、前記一つの期間が前記所定の範囲内にあると判定する請求項2または3記載の衛星放送用コンバータのスイッチ回路。
  6. 前記第1および第2の充放電回路は、電流源と、電流源に一端が接続される容量素子と、容量素子の両端に接続されるスイッチ素子とをそれぞれ備え、前記一つの期間において双方のスイッチ素子は開放状態とされ、双方の容量素子の一端をそれぞれ前記第1および第2の充放電回路の出力とする請求項2記載の衛星放送用コンバータのスイッチ回路。
  7. 前記充放電回路は、電流源と、電流源を一端に接続する容量素子と、容量素子の両端に接続されるスイッチ素子とを備え、前記一つの期間においてスイッチ素子は開放状態とされ、前記容量素子の一端を前記充放電回路の出力とする請求項3記載の衛星放送用コンバータのスイッチ回路。
  8. 前記充放電部は、前記バンド切替用パルス信号を2値化した後に1/2に分周する分周器を備え、前記分周器の出力を前記2値信号とする請求項1に記載の衛星放送用コンバータのスイッチ回路。
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