JP2014093551A - 機器制御装置、機器制御システム、機器制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】機器制御領域における人の存在の有無を温度変化に基づいて検出するように設置される人感センサと、機器制御領域を含む通信可能範囲に位置するタグと通信を行うように設置されるタグリーダと、照明機器を制御する機器制御装置とを備える機器制御システムにおいて、機器制御装置は、人感センサが人の存在を検出したのに応じて照明機器を点灯させ、人感センサにより人の存在しないことが検出され、かつ、タグリーダがタグと通信を行っていない状態に応じて、照明機器を消灯させる。
【選択図】図5
Description
また、関連付けされた照明機器を識別する照明識別子を記憶するタグと、このタグから無線通信経由で照明識別子を受信するのに応じて、照明識別子が示す照明機器の点灯に係る制御を行うタグリーダを備えた照明制御システムが知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、アクティブ型のRFIDタグは、電池を使用しているために、いずれは交換する必要がある。一例として、一般的なボタン電池を使用するアクティブ型のRFIDタグにおいて、その通信間隔が3分に設定されている場合に電池寿命が約3年というものがある。
このような機器の応答の遅延への対策としては、アクティブ型のRFIDタグの通信間隔を、例えば数秒程度に短くすればよい。しかし、通信間隔を短くすることによっては、単位時間における消費電力量が増加するために電池の寿命が短くなってしまう。例えば、上記のように通信間隔が3分程度の場合に電池の寿命が約3年のアクティブ型のRFIDタグについて、通信間隔を3秒程度にまで短縮した場合、電池の寿命も例えば約20日程度にまで短縮されてしまう。例えば、この約20日ごとによる短期間の電池交換作業は相当に面倒なものになる。また、電池交換が頻繁になることによるコストアップも好ましいことではない。
図1は、本実施形態における機器制御システムの構成例を示している。
本実施形態の機器制御システムにおいては、オフィスOFとしての室内空間を、複数の機器制御領域ARに区画する。
一例として、機器制御領域ARは、それぞれ、1人のユーザYが業務を行う場所として割り当てられた席ごとに対応して区画されている。なお、機器制御領域ARは、複数のユーザYに対応して割り当てられてもよいが、説明をわかりやすくすることの便宜上、ここでは、1つの機器制御領域ARが1人のユーザYに割り当てられた例を挙げる。
人感センサ100は、人の存在の有無を温度変化に基づいて検出する。そして、この人感センサ100は、機器制御領域ARにおける人の存在の有無を、その機器制御領域ARにおける温度変化に基づいて検出するように設置される。なお、本実施形態における人感センサ100には、例えば焦電式が採用される。つまり、本実施形態の人感センサ100は、光(赤外線を含む)による温度変化を焦電効果よって検出することにより人の存在の有無を検出する。
つまり、機器制御装置400は、例えばネットワークNWを経由して、制御対象の照明機器210に対して点灯を指示する。この指示に応じて、制御対象の照明機器210は消灯状態から点灯するように動作する。また、機器制御装置400は、ネットワークNWを経由して、制御対象の照明機器210に対して消灯を指示する。この指示に応じて、制御対象の照明機器210は点灯状態から消灯するように動作する。照明機器210は、機器制御装置が制御する機器の一例である。
なお、この図では、照明機器210と調光装置220とがそれぞれ個別の機器、装置である例を示しているが、例えば照明機器210が調光装置220としての調光機能を備える構成であってもよい。
アクティブ型のRFIDタグは、内蔵の電池により駆動される。このために、電池を内蔵しないパッシブ型よりも大きな電力が使用可能であるため、通信時においては例えば数十メートル程度の通信距離による通信が可能である。
タグ310は、その所有者であるユーザYが予め固定的に定められており、対応の所有者であるユーザYのユーザIDが記憶される。このユーザIDは、機器制御装置400によって、例えば、そのユーザIDが示すユーザYの席である機器制御領域ARの領域ID、照明機器210の機器ID、この機器制御領域ARにおける人感センサ100のセンサIDなどと対応付けられている。
タグ310は、自己が記憶しているユーザIDを、例えば3分程度の送信間隔ごとに送信する。
タグリーダ(タグ対応通信装置)320は、オフィスOFにおいて設置され、通信可能範囲に位置するタグ310と通信を実行する。このタグリーダ320は、通信可能なタグ310がある場合に、このタグリーダ320から送信されたユーザIDを受信する。タグリーダ320は、受信したユーザIDの情報をネットワークNW経由で機器制御装置400に送信する。
なお、機器制御システムおけるネットワークNWは、有線であってもよいし無線であってもよい。また、機器制御装置400は、例えばHEMS(Home Energy Management System)といわれるシステムにおいて備えられるものであってもよい。
次に、図2を参照してオフィスOFにおける機器制御領域ARの区画例について説明する。図2は、オフィスOFを平面方向から見た図である。
図2は、オフィスOFの平面方向における形状が長方形の場合において、このオフィスOFを平面方向において18個の機器制御領域ARに分割した例を示している。このように分割された18個の機器制御領域ARには、それぞれを一意に識別するための領域IDが付与される。この図では、18個の機器制御領域ARに対して、領域ID=a1〜a18をそれぞれ設定した例を示している。
そのうえで、これらの人感センサ100には、それぞれを一意に識別するためのセンサIDが付与される。図3では、領域ID=a1〜a18の機器制御領域ARの人感センサ100ごとに、それぞれ、センサID=s1〜s18が付与された例を示している。
このように機器制御領域ARごとに設置される人感センサ100は、自己が備えられた機器制御領域ARにおける人の存在の有無を検出する。
この図の場合、一方のタグリーダ320は、オフィスOFにおける領域ID=a1〜a9の9つの機器制御領域ARから成る左半分の領域において、そのほぼ中央である領域ID=a5の機器制御領域ARに設置されている。
この領域ID=a5の機器制御領域ARに設置されるタグリーダ320は、自己を中心とする通信可能範囲BD1を形成する。この通信可能範囲BD1の半径が例えばタグ310の通信距離に対応する。図4に示されるように、この通信可能範囲BD1は、オフィスOFにおける18個の機器制御領域ARのうち、左半分の領域ID=a1〜a9の9つの機器制御領域ARを含む。これにより、領域ID=a5の機器制御領域ARに設置されるタグリーダ320は、領域ID=a1〜a9の機器制御領域ARのうちのいずれに位置するタグ310とも通信が可能である。
この領域ID=a14の機器制御領域ARに設置されるタグリーダ320が形成する通信可能範囲BD2も、例えばその半径はタグ310の通信距離に対応する。そして、この通信可能範囲BD2は、オフィスOFにおける18個の機器制御領域ARのうち、右半分の領域ID=a10〜a18の9つの機器制御領域ARを含む。これにより、領域ID=a14の機器制御領域ARに設置されるタグリーダ320は、領域ID=a10〜a18の機器制御領域ARのうちのいずれに位置するタグ310とも通信が可能である。
このように、タグ310は、オフィスOFにおけるいずれの機器制御領域ARに位置していても、これら2つのタグリーダ320のうちのいずれか一方と確実に通信を行うことができる。
図5は、機器制御装置400の構成例を示している。機器制御装置400は、通信部401、機器動作制御部402、調整制御部403、制御情報記憶部404を備える。
通信部401は、ネットワークNWを経由して、オフィスOFにおける人感センサ100、照明機器210、調光装置220及びタグリーダ320などと通信を実行する。
なお、この図では、ネットワークNW経由で人感センサ100、照明機器210、調光装置220及びタグリーダ320などと通信する構成を示している。しかし、例えば人感センサ100、照明機器210、調光装置220及びタグリーダ320の間で異なる通信方式を採用する場合、通信部401は、これらの通信方式に対応して通信を行うようにすればよい。
具体的に、上記の状態は、人感センサ100により機器制御領域ARに人の存在しないことが検出され、かつ、タグリーダ320が、この機器制御領域ARの席のユーザYのユーザIDを記憶するタグ310と通信を行っていない状態である。そして、この状態に応じて、機器動作制御部402は、照明機器210を消灯する。
具体的に、調整制御部403は、照明機器210が点灯中のときに、タグリーダ320がその照明機器210が設置された機器制御領域ARのユーザYが所持するタグ310と通信を行うのに応じて、照明機器210の照度(調整項目)を変更する。
領域IDは、図2にて説明したように、機器制御領域ARを一意に識別する識別子である。
照明機器IDは、対応の機器制御領域ARに設置される照明機器210を一意に識別するための識別子である。
調光装置IDは、対応の照明機器IDが示す照明機器210を調光する調光装置220一意に識別するための識別子である。
ユーザIDは、対応の機器制御領域ARを自席として使用するユーザYを一意に識別する識別子である。
センサIDは、対応の機器制御領域ARに設置される人感センサ100を一意に識別する識別子である。
ユーザ個別照度(調整パラメータ)は、対応のユーザIDが示すユーザYに応じて個別に設定された照度である。このユーザ個別照度には、例えば対応のユーザIDが示すユーザYの好みに応じた照度が設定される。
このように、制御情報によっては、機器制御領域ARごとに、照明機器、調光装置、ユーザ及びユーザ個別照度が対応付けられる。
つまり、機器動作制御部402は、制御情報を参照することにより、機器制御領域ARごとのユーザYの存在状況に応じて、照明機器210の点灯と消灯を適切に制御することができる。
より具体的には、機器動作制御部402は、人が存在していないことを検出した人感センサ100の検出情報に付加されたセンサIDと同じレコードに含まれるユーザIDを制御情報から取得する。
タグリーダ320はタグ310と通信を行って受信したユーザIDを、ネットワークNW経由で機器制御装置400に送信する。機器動作制御部402は、通信部401にて受信されたユーザIDのうちで、上記のように制御情報から取得したユーザIDと一致するものがあるか否かについて判定する。これにより、制御情報から取得したユーザIDのユーザが所持するタグ310がタグリーダ320と通信を行っていない状態であるか否かを判定することができる。機器動作制御部402は、このタグ310がタグリーダ320と通信を行っていないことを判定するのに応じて、照明機器210を消灯させるように制御する。
つまり、調整制御部403は、タグリーダ320がタグ310から受信したユーザIDを入力し、入力したユーザIDと同じレコードに含まれる照明機器IDを制御情報から取得する。そして、調整制御部403は、取得した照明機器IDの照明機器210が機器動作制御部402の制御によって点灯中の状態であるか否かについて判定する。
照明機器210が点灯中の状態であると判定した場合、調整制御部403は、制御情報においてこの点灯中の照明機器210の照明機器IDと同じレコードに含まれる調光装置IDと、ユーザ個別照度とを制御情報から取得する。調整制御部403は、取得した調光装置IDが示す調光装置220に対して取得したユーザ個別照度による調光を指示する。これにより、照明機器210が、制御情報のユーザ個別照度が示す照度となるように変更される。
前述のように、ユーザ個別照度は、例えば対応の機器制御領域ARを使用するユーザYの好みを反映するように設定することができる。これにより、機器制御領域ARにユーザYが存在している状態のときには、その機器制御領域ARの照明機器210について、その機器制御領域ARを自席とするユーザの好みに応じた照度を設定することができる。
図7は、機器制御装置400が照明機器210の制御のために実行する処理手順例を示している。
機器制御装置400において機器動作制御部402は、現時点から検出維持時間Tsを遡った期間内において、人感センサ100が人を検出したか否かについて判定する(ステップS101)。
しかし、例えば業務内容によってはユーザYがほぼ同じ姿勢でいる場合も多く、したがって、機器制御領域ARのユーザYがほぼ静止しているような状態になることは、しばしばあるものと考えられる。このときに、人感センサ100について、温度変化が生じたときのみに対応して人が存在していることを示す検出情報を出力するように構成すると、機器制御領域ARにおいてユーザYが存在しているのにもかかわらず、人感センサ100は人が存在していないことを示す検出情報の出力に切り替えてしまうことになる。
そこで、このような不具合の緩和のために、本実施形態では、人感センサ100について、温度変化を検出した時点から予め定めた一定時間が経過するまでは、人が存在していることを示す検出情報を継続して出力するようにしている。このように温度変化を検出した時点から人が存在していることを示す検出情報が継続して出力される一定時間が検出維持時間Tsである。この検出維持時間Tsの長さについては特に限定されないが、例えば30秒程度とすることが考えられる。
つまり、人感センサ100については、温度変化が生じたときのみに対応して人が存在していることを示す検出情報を出力するようにしておく。そのうえで、人が存在していることを示す検出情報を人感センサ100から受信するのに応じて、機器動作制御部402が、この検出情報の受信タイミングから検出維持時間Tsが経過するまでは、人が存在していることを示す検出情報が出力されているとみなすというものである。
通信間隔時間Trは、例えば、タグ310が内蔵する電池の寿命が一定水準以上に維持されるようにすることと、調光制御の開始が遅くなりすぎないようにすることを考慮して設定すればよい。なお、ここでの一定水準以上の電池の寿命とは、例えば電池交換の頻度やこれにかかるコストなどを許容範囲内とすることができる程度の時間的な長さである。一例として、通信間隔時間Trは、例えば3分程度とすることができる。
つまり、ユーザYは、オフィスOFに入場して自分の席に対応する機器制御領域ARに移動してきたのであるが、まだ、オフィスOFに入場してから次の通信間隔時間Trに至っていない。このために、そのユーザYが所持するタグ310とタグリーダ320との間で最初の通信が実行されていない、というような状態である。
ステップS103の処理を終了した後、機器動作制御部402は、ステップS101に処理を戻す。
そして、調整制御部403は、ステップS101にて人の存在が検出された機器制御領域ARの照明機器210が、ステップS104により取得したユーザ個別照度が示す照度で点灯するように、同じ機器制御領域ARの調光装置220を制御する(ステップS105)。これにより、機器制御領域ARにおける調光は、その機器制御領域ARを自席とするユーザYの好みとなるように調整される。調整制御部403は、ステップS105の処理を終了した後、ステップS101に処理を戻す。
つまり、ユーザYは自席の機器制御領域ARに存在して例えば業務などを行ってはいる。しかし、ユーザYがほとんど静止した状態を長く続けているために、人感センサ100が検出維持時間Tsを経過して人の存在を検出していないことを示す検出情報を出力しているという状況である。
このような状況の場合には、機器制御領域ARにおいてユーザYが存在しているのであるから、照明機器210を消灯させるのではなく、これまでの点灯状態を維持するほうが好ましい。
例えば、先にステップS103の処理を実行したのに応じて現在は基準照度により照明機器210を点灯させている場合、ステップS106からステップS101に戻る手順によっては、基準照度による照明機器210の点灯がそのまま継続される。
また、先にステップS105の処理を実行したのに応じて現在はユーザ個別照度により照明機器210を調光して点灯させている場合、ステップS106からステップS101に戻る手順によっては、同様にユーザ個別照度にしたがった調光がそのまま継続される。
そこで、この場合の機器動作制御部402は、ステップS101にて人の存在が検出されない機器制御領域ARにおける照明機器210が消灯した状態となるように制御を実行する(ステップS107)。ステップS107の処理を終了した後、機器動作制御部402は、ステップS101に処理を戻す。
図8のタイミングチャートを参照して、機器制御装置400が図7のフローチャートにしたがった処理を実行するのに応じて得られる照明機器210の状態遷移例について説明する。
図8には、或る1つの機器制御領域ARにおける人感センサ100の検出タイミングと、この機器制御領域ARを自席とするユーザYが所持するタグ310とのタグリーダ320の通信結果と、照明機器210の動作状態が示されている。
また、図8に示す人感センサ100におけるHレベルは、人の存在を検出していることを示す検出情報を出力している状態を示し、Lレベルは人の存在を検出していないことを示す検出情報を出力している状態を示す。また、通信結果におけるHレベルは、タグリーダ320がタグ310から送信されたユーザIDを受信するという通信が実行されたタイミングを示し、Lレベルはこの通信が行われていないタイミングを示す。
この状態に対応して、図7の処理においては、ステップS101において「NO」と判定され、かつ、ステップS106においても「NO」と判定される。そこで、機器動作制御部402は、ステップS107の処理を実行する。これに応じて、図8に示すように、時刻t1以前における照明機器210は消灯の状態にある。
これに応じて、調整制御部403はステップS104、S105の処理によってユーザ個別照度にしたがった調光制御を実行する。これにより、時刻t2以降における照明機器210は、基準照度による点灯からユーザ個別照度が示す照度で点灯されるように調光される状態に変化する。
ただし、時刻t3以降において、ユーザYは、機器制御領域ARに存在し続けている。
このために、ユーザYが所持するタグ310は、時刻t2にて最初にタグリーダ320と通信を実行して以降、通信間隔時間Trごとに定期的にタグリーダ320と通信を実行する。図8においては、時刻t2以降において、時刻t4、t5、t6、t7のタイミングでタグ310がタグリーダ320と通信を行った結果が示されている。
これにより、時刻t8において、タグリーダ320はタグ310と通信を行わない状態になる。したがって、時刻t8のタイミングに対応する図7の処理は、ステップS101にて「NO」の判定が得られ、かつ、ステップS106においても「NO」の判定が得られる。
そこで、機器動作制御部402は、ステップS107により照明機器210を消灯させる。これに応じて、照明機器210は、時刻t8においてユーザ個別照度が示す照度で点灯していた状態から、消灯の状態に変換する。
例えば人感センサ100は、商用電源などの電源系統から電力供給を受けて動作させることが一般的であり、定常的に動作させても電池切れなどの心配はない。これにより、人感センサ100については定常的に検出を行って検出情報を出力させることができる。そのうえで、人感センサ100が人の存在を検出したことを示す検出情報に応じて照明機器210を点灯させるようにすれば、例えば機器制御領域ARにユーザYが入ってきたのに応じてすぐに照明機器210を自動で点灯させることができる。
そのうえで、本実施形態では、人感センサ100により人の存在していないことが検出されていることに加え、さらに、タグ310がタグリーダ320と通信を実行していないという条件を満たした場合に照明機器210を消灯させるようにしている。これにより、ユーザYが機器制御領域ARに確実に存在していない状態の下で照明機器210を消灯させることができる。
これに対して、本実施形態においては、照明機器210の点灯開始については人感センサ100の検出情報のみを利用し、その後の点灯を維持すべきかどうかの判断にタグ310とタグリーダ320との通信結果を利用している。これにより、タグ310については、例えば通信間隔時間Trについて数分程度に設定することができる。これにより、タグ310の電池の寿命を一定水準以上に保つことが可能になる。
続いて、本実施形態の変形例について説明する。
これまでの説明では、機器制御装置400が照明機器210を制御対象として、その点灯、消灯、調光を制御していた。
しかし、本実施形態における機器制御装置400は、例えば照明機器210以外の機器を制御対象とすることができる。一例として、機器制御装置400は、例えばオフィスOFなどの施設における空調機器を制御することもできる。
そこで、変形例として、機器制御装置400が空調機器を制御対象とする機器制御システムの一例について説明する。
ただし、ステップS103において、機器動作制御部402は、例えば基準の設定温度により空調機器の空調動作を開始させる。また、調整制御部403は、ステップS104において、制御情報からユーザ個別設定温度を取得し、ステップS105において、空調機器の設定温度をユーザ個別設定温度が示す値に設定する。また、機器動作制御部402は、ステップS107において、空調機器の空調動作を停止させる。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
210 照明機器
220 調光装置
310 タグ
320 タグリーダ
400 機器制御装置
401 通信部
402 機器動作制御部
403 調整制御部
404 制御情報記憶部
Claims (7)
- 所定の領域における人の存在の有無を前記領域における温度変化に基づいて検出するように設置される人感センサと、前記領域を含む通信可能範囲に位置するタグと通信を行うように設置されるタグ対応通信装置と、機器のそれぞれと通信を実行する通信部と、
前記人感センサが人の存在を検出したのに応じて前記機器の所定の機能動作を開始させ、前記人感センサにより人の存在しないことが検出され、かつ、前記タグ対応通信装置が前記タグと通信を行っていない状態に応じて、前記機器の所定の機能動作を停止させる機器動作制御部と
を備える機器制御装置。 - 前記機器動作制御部により開始された機器の所定の機能動作が実行中のときに、前記タグ対応通信装置が前記タグと通信を行うのに応じて、前記機能動作における所定の調整項目を変更する調整制御部をさらに備える
請求項1に記載の機器制御装置。 - 複数の領域ごとに設置される人感センサと、前記複数の領域ごとに設置される機器と、タグを所持するユーザと、前記調整項目に対応する調整パラメータとの対応付けを少なくとも示す制御情報を記憶する制御情報記憶部をさらに備え、
前記調整制御部は、
前記機器動作制御部により開始された機器の所定の機能動作が実行中のときに、前記タグ対応通信装置が前記タグと通信を行うのに応じて、前記制御情報に基づいて、前記タグを所持するユーザに対応付けられた機器の調整項目を、前記タグを所持するユーザに対応付けられた調整パラメータにしたがって変更する
請求項2に記載の機器制御装置。 - 前記機器制御装置は、
複数の領域ごとに設置される人感センサと、前記複数の領域ごとに設置される機器と、タグを所持するユーザとの対応付けを少なくとも示す制御情報を記憶する制御情報記憶部をさらに備え、
前記機器動作制御部は、
前記制御情報に基づいて、人の存在を検出した人感センサに対応付けられた機器の所定の機能動作を開始させるとともに、
前記制御情報に基づいて、人の存在しないことを検出した人感センサに対応付けられたユーザが所持するタグが通信を行っていない状態であることを判定するのに応じて、前記人の存在しないことを検出した人感センサに対応付けられた機器の所定の機能動作を停止させる
請求項1または2に記載の機器制御装置。 - 所定の領域における人の存在の有無を前記領域における温度変化に基づいて検出するように設置される人感センサと、前記領域を含む通信可能範囲に位置するタグと通信を行うように設置されるタグ対応通信装置と、機器を制御する機器制御装置とを備え、
前記機器制御装置は、
前記人感センサが人の存在を検出したのに応じて前記機器の所定の機能動作を開始させ、前記人感センサにより人の存在しないことが検出され、かつ、前記タグ対応通信装置が前記タグと通信を行っていない状態に応じて、前記機器の所定の機能動作を停止させる機器動作制御部を備える
機器制御システム。 - 所定の領域における人の存在の有無を前記領域における温度変化に基づいて検出するように設置される人感センサと、前記領域を含む通信可能範囲に位置するタグと通信を行うように設置されるタグ対応通信装置と、機器のそれぞれと通信を実行する通信ステップと、
前記人感センサが人の存在を検出したのに応じて前記機器の所定の機能動作を開始させ、前記人感センサにより人の存在しないことが検出され、かつ、前記タグ対応通信装置が前記タグと通信を行っていない状態に応じて、前記機器の所定の機能動作を停止させる機器動作制御ステップと
を備える機器制御方法。 - コンピュータに、
所定の領域における人の存在の有無を前記領域における温度変化に基づいて検出するように設置される人感センサと、前記領域を含む通信可能範囲に位置するタグと通信を行うように設置されるタグ対応通信装置と、機器のそれぞれと通信を実行する通信ステップと、
前記人感センサが人の存在を検出したのに応じて前記機器の所定の機能動作を開始させ、前記人感センサにより人の存在しないことが検出され、かつ、前記タグ対応通信装置が前記タグと通信を行っていない状態に応じて、前記機器の所定の機能動作を停止させる機器動作制御ステップと
を実行させるためのプログラム。
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