JP2014092743A - 表示装置及びその製造方法 - Google Patents

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卓英 倉永
Katsumi Matsumoto
克巳 松本
Hideki Nakagawa
英樹 中川
Takeshi Kuriyagawa
武 栗谷川
Jun Fujiyoshi
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Abstract

【課題】シャッタが設けられた基板とこれに対向する基板を電気的に導通させることを目的とする。
【解決手段】表示装置は、第1基板10と、第1基板10に設けられたシャッタ14及びシャッタ14と接続された駆動部42と、第1基板10に設けられてシャッタ14と電気的に接続された第1配線44と、第1基板10に設けられた第1凸部50と、間隔をあけて第1基板10に対向するように配置された第2基板12と、第2基板12に設けられた第2配線56と、第2基板12に設けられた第2凸部62と、を有する。第1凸部50の少なくとも一部は、第1配線44と電気的に接続された第1導電膜52からなる。第2凸部62の少なくとも一部は、第2配線56と電気的に接続された第2導電膜66からなる。第1凸部50及び第2凸部62は、一方が他方に嵌り込み、第1導電膜52及び第2導電膜66が電気的に接続する。
【選択図】図3

Description

本発明は、表示装置及びその製造方法に関する。
MEMSディスプレイ(Micro Electro Mechanical System Display)は、液晶ディスプレイに取って代わると期待されているディスプレイである(特許文献1参照)。このディスプレイは、偏光を利用した液晶シャッタ方式とは異なり、機械シャッタ方式によって光の透過窓を開閉する。詳しくは、TFT(Thin Film Transistor)が形成されたTFT基板には画素ごとにシャッタが設けられており、このシャッタを静電力により水平方向に動作させることで、開口部を開閉して画像を表示する。
特開2008−197668号公報
通常、対向基板へのシャッタの貼り付きを防止するため、シャッタと対向基板を同電位にする必要がある。そのため、対向基板とTFT基板は、導電性の材料を用いて導通を図る。導通を図るプロセスは、対向基板とTFT基板を貼り合わせて両者を切断した後に行うので、貼り合わせ工程での静電気の影響は避けられなかった。また、シャッタが設けられたTFT基板は、貼り合わせ前は表面がパッシベーション膜で覆われているので、電気的に導通を図ることは難しい。
本発明は、シャッタが設けられた基板とこれに対向する基板を電気的に導通させることを目的とする。
(1)本発明に係る表示装置は、第1基板と、前記第1基板に設けられたシャッタ及び前記シャッタと接続された駆動部と、前記第1基板に設けられて前記シャッタと電気的に接続された第1配線と、前記第1基板に設けられた第1凸部と、間隔をあけて前記第1基板に対向するように配置された第2基板と、前記第2基板に設けられた第2配線と、前記第2基板に設けられた第2凸部と、を有し、前記第1凸部の少なくとも一部は、前記第1配線と電気的に接続された第1導電膜からなり、前記第2凸部の少なくとも一部は、前記第2配線と電気的に接続された第2導電膜からなり、前記第1凸部及び前記第2凸部は、一方が他方に嵌り込み、前記第1導電膜及び前記第2導電膜が電気的に接続することを特徴とする。本発明によれば、第1基板に設けられたシャッタは、第1配線、第1凸部の少なくとも一部である第1導電膜、第2凸部の少なくとも一部である第2導電膜及び第2配線を介して、第2基板と電気的に接続される。これにより、シャッタと第2基板が同電位になるので、静電力による両者の貼り付きを防止することができる。
(2)(1)に記載された表示装置において、前記第1凸部の最表層は、パッシベーション膜からなり、前記パッシベーション膜は、前記第1配線を覆うように形成され、前記第2凸部の最表層は、前記第2導電膜からなり、前記第2凸部が、前記パッシベーション膜を貫通して前記第1凸部に嵌り込むことを特徴としてもよい。
(3)(1)又は(2)に記載された表示装置において、前記第1凸部は、中空形状であることを特徴としてもよい。
(4)(1)から(3)のいずれか1項に記載された表示装置において、前記第1凸部は、内部に樹脂層を有することを特徴としてもよい。
(5)(1)から(4)のいずれか1項に記載された表示装置において、前記第2凸部は、先端が前記第1基板に到達するように、前記第1凸部に嵌り込むことを特徴としてもよい。
(6)(1)から(4)のいずれか1項に記載された表示装置において、前記第2凸部は、先端が前記第1基板から離れて位置するように、前記第1凸部に嵌り込むことを特徴としてもよい。
(7)(1)から(6)のいずれか1項に記載された表示装置において、前記第2凸部は、内部に樹脂層を有することを特徴としてもよい。
(8)(1)から(7)のいずれか1項に記載された表示装置において、前記第1基板及び前記第2基板の少なくとも一方に積層された光反射膜及び前記光反射膜に積層された遮光膜をさらに有することを特徴としてもよい。
(9)(8)に記載された表示装置において、前記第2基板に前記光反射膜が積層され、前記遮光膜は、前記光反射膜の前記第2基板とは反対側の面に積層されていることを特徴としてもよい。
(10)(9)に記載された表示装置において、前記光反射膜が、前記第2配線であり、前記遮光膜は、貫通穴を有し、前記貫通穴から前記第2凸部が突出し、前記第2配線と一体的に前記第2導電膜が延びることを特徴としてもよい。
(11)(9)に記載された表示装置において、前記遮光膜が、前記第2配線であり、前記光反射膜上に前記第2凸部が形成され、前記第2配線と一体的に前記第2導電膜が延びることを特徴としてもよい。
(12)(9)に記載された表示装置において、前記光反射膜と前記遮光膜の間に前記第2配線が配置され、前記遮光膜は、貫通穴を有し、前記第2凸部は、前記光反射膜上に配置されて前記貫通穴から突出し、前記第2配線と一体的に前記第2導電膜が延びることを特徴としてもよい。
(13)(9)に記載された表示装置において、前記遮光膜の前記光反射膜とは反対の面に前記第2配線が積層され、前記第2凸部は、前記光反射膜及び前記遮光膜の上に配置され、前記第2配線と一体的に前記第2導電膜が延びることを特徴としてもよい。
(14)本発明に係る表示装置の製造方法は、第1基板を用意する工程と、第2基板を用意する工程と、間隔をあけて前記第1基板に対向するように第2基板を配置する工程と、を含み、前記第1基板を用意する工程では、前記第1基板に、シャッタ及び前記シャッタと接続された駆動部と、前記シャッタと電気的に接続する第1配線と、少なくとも一部が前記第1配線と電気的に接続された第1導電膜からなる第1凸部と、を設け、前記第2基板を用意する工程では、前記第2基板に、第2配線と、少なくとも一部が前記第2配線と電気的に接続された第2導電膜からなる第2凸部と、を設け、前記第2基板を配置する工程では、前記第1凸部及び前記第2凸部の一方を他方に嵌め込んで、前記第1導電膜及び前記第2導電膜を電気的に接続することを特徴とする。本発明によれば、第1基板に設けられたシャッタは、第1配線、第1凸部の少なくとも一部である第1導電膜、第2凸部の少なくとも一部である第2導電膜及び第2配線を介して、第2基板と電気的に接続される。これにより、シャッタと第2基板が同電位になるので、静電力による両者の貼り付きを防止することができる。
本発明の実施形態に係る表示装置の断面図である。 シャッタ及びその駆動部の斜視図である。 シャッタ及び駆動部を含む構造の拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る表示装置の製造方法を説明する図である。 本発明の実施形態の変形例1に係る表示装置の断面図である。 本発明の実施形態の変形例2に係る表示装置の断面図である。 本発明の実施形態の変形例3に係る表示装置の断面図である。 本発明の実施形態の変形例4に係る表示装置の断面図である。 本発明の実施形態の変形例5に係る表示装置の断面図である。 第1凸部に嵌り込んだ第2凸部の形状を説明するために、第2凸部を第1凸部の上端で切断した断面で示す図である。 第1凸部に嵌り込んだ第2凸部の外形を説明するために、第2凸部を第1凸部の上端で切断した断面で示す図である。 第1凸部に嵌り込んだ第2凸部の外形を説明するために、第2凸部を第1凸部の上端で切断した断面で示す図である。 第1凸部に嵌り込んだ第2凸部の外形を説明するために、第2凸部を第1凸部の上端で切断した断面で示す図である。 第1凸部に嵌り込んだ第2凸部の外形を説明するために、第2凸部を第1凸部の上端で切断した断面で示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る表示装置の概略を示す断面図である。表示装置は、光透過性の第1基板10(例えばガラス基板)と、光透過性の第2基板12(例えばガラス基板)と、を有する。第1基板10及び第2基板12は、間隔をあけて対向するように配置されている。第1基板10は、図示しない薄膜トランジスタや配線などが形成された回路基板又はTFT(Thin Film Transistor)基板である。第1基板10には、複数(多数)のシャッタ14が設けられている。シャッタ14は、図示しない薄膜トランジスタや配線などの上に設けられている。
図2は、シャッタ及びその駆動部の斜視図である。図3は、シャッタ及び駆動部を含む構造の詳細を示す拡大断面図である。
シャッタ14は、無機材料からなる。シャッタ14は、図3に示すように、アモルファスシリコンなどの半導体、或いは金属からなる第1膜16と、アルミニウムなどの金属からなる第2膜18を含み、これらがSiNやAlなどのパッシベーション膜20で覆われている。シャッタ14は、駆動開口22を有するプレートである。また、シャッタ14には、強度を高めるために凹部24が形成されているが、この凹部24は貫通していない。駆動開口22を光が通過し、駆動開口22以外の部分で光を遮断する。駆動開口22は一方向に長い形状になっている。なお、光は、第2基板12に重ねられたバックライト26から供給される。
シャッタ14は、第1バネ28に支持されて第1基板10から浮くようになっている。複数の第1バネ28によってシャッタ14が支持されている。第1バネ28は、第1アンカー部30で第1基板10に固定されている。
第1バネ28は、弾性変形可能な材料からなる。第1バネ28は、厚みの薄い板状をなしており、厚み方向を横方向(第1基板10の板面に平行な方向)に向けて、幅方向を上下方向(第1基板10の板面に垂直な方向)に向けて配置されている。これにより、第1バネ28は、その厚み方向である横方向に変形できるようになっている。
第1バネ28は、シャッタ14から離れる方向(駆動開口22の長さ方向に交差(例えば直交)する方向)に延びる第1部32と、駆動開口22の長さ方向に沿った方向であって駆動開口22の長さ方向の中央から外方向に向かって延びる第2部34と、さらにシャッタ14から離れる方向(駆動開口22の長さ方向に交差(例えば直交)する方向)に延びる第3部36と、を有する。そして、シャッタ14は、図2に矢印で示すように、駆動開口22の長さ方向に交差(例えば直交)する方向に移動できるように第1バネ28に支持されている。
第1基板10には、第2アンカー部38に支持された第2バネ40が設けられている。第2バネ40も、弾性変形可能な材料からなる。第2バネ40は、厚みの薄い板状をなしており、厚み方向を横方向(第1基板10の板面に平行な方向)に向けて、幅方向を上下方向(第1基板10の板面に垂直な方向)に向けて配置されている。これにより、第2バネ40は、その厚み方向である横方向に変形できるようになっている。また、第2バネ40は、ループ状になっており、第2アンカー部38から延びた帯状部が、屈曲して折り返されて、同じ第2アンカー部38に戻るようになっている。
第2バネ40は、第1バネ28の第2部34よりもシャッタ14から離れた側で、この第2部34に対向するようになっている。第2アンカー部38に電圧を印加し、第1バネ28の第2部34との電位差によって生じる静電引力によって、第2部34が第2バネ40に引き寄せられるようになっている。第2部34が引き寄せられると、第2部34と一体的な第1部32を介して、シャッタ14も引き寄せられる。つまり、第1バネ28及び第2バネ40は、シャッタ14を機械的に駆動するための駆動部42を構成するためのものである。
駆動部42は、シャッタ14の少なくとも一部と同じ材料から形成されている。例えば、第1バネ28及び第2バネ40は、シャッタ14を構成する膜の一部(例えばアモルファスシリコンなどの半導体からなる第1膜16)及びこれを覆うパッシベーション膜20を含む。駆動部42のその他の部分(例えば第1アンカー部30)は、図3に示すように、アモルファスシリコンなどの半導体からなる第1膜16と、アルミニウムなどの金属からなる第2膜18と、これらを覆うパッシベーション膜20とを含む。
図3に示すように、第1基板10には第1配線44が形成されている。第1配線44は、図示しない薄膜トランジスタのゲート電極と同時に同じ材料(例えばアルミニウム)で形成してもよい。第1配線44は、遮光性を有する材料からなる第1遮光膜46であり、遮光の必要がある領域で光漏れを防ぐようになっている。第1配線44を覆うようにパッシベーション膜20が形成されている。
第1配線44は、シャッタ14と電気的に接続されている。例えば、第1配線44の上に第1アンカー部30が電気的に接続するように設けられている。詳しくは、第1配線44の上にITO(Indium Tin Oxide)からなる接続層48が形成され、その上に第1アンカー部30の第1膜16が設けられている。アルミニウムからなる第1配線44と、第1アンカー部30の一部を構成する半導体からなる第1膜16とは、密着性に劣るため、ITO(Indium Tin Oxide)からなる接続層48が介在している。
また、第1基板10には第1凸部50が設けられている。第1凸部50は、中空形状である。第1凸部50の少なくとも一部は、第1導電膜52からなる。第1導電膜52は、シャッタ14の少なくとも一部と同じ材料(例えば、アモルファスシリコンなどの半導体からなる第1膜16及びアルミニウムなどの金属からなる第2膜18)から形成されている。第1導電膜52は第1配線44と電気的に接続されている。例えば、第1配線44の上に接続層48が形成され、その上に第1導電膜52が形成されている。アルミニウムからなる第1配線44と、第1導電膜52の一部を構成する半導体からなる第1膜16とは、密着性に劣るため、ITO(Indium Tin Oxide)からなる接続層48を介在させている。第1凸部50の最表層は、SiNやAlなどのパッシベーション膜20からなる。
図3に示すように、第1基板10及び第2基板12の少なくとも一方(例えばバックライト26が配置された側の第2基板12)には、光反射膜54が積層されている。光反射膜54は、バックライト26からの光を反射して再利用するようになっている。光反射膜54は、導電材料からなる第2配線56である。光反射膜54に第2遮光膜58が積層されている。第2遮光膜58は、遮光の必要がある領域で光漏れを防ぐようになっている。第2遮光膜58は、光反射膜54の第2基板12とは反対側の面に積層されている。第2遮光膜58は、貫通穴60を有している。
第2基板12には第2凸部62が設けられている。第2遮光膜58の貫通穴60から第2凸部62が突出している。第2凸部62は、内部に樹脂層64を有する。第2凸部62の少なくとも一部(例えば最表層)は、第2導電膜66からなる。第2導電膜66は第2配線56(光反射膜54)と電気的に接続されている。具体的には、図3の例では第2配線56と一体的に第2導電膜66が延びる。
第1凸部50及び第2凸部62は、一方が他方に嵌り込んでいる。例えば、第2凸部62が、パッシベーション膜20を貫通して第1凸部50に嵌り込む。第2凸部62は、先端が第1基板10に到達するように、第1凸部50に嵌り込む。したがって、第2凸部62は、第1基板10及び第2基板12の間隔を保持するスペーサの機能を果たしている。
また、第2凸部62が第1凸部50に嵌り込むことで、第1導電膜52及び第2導電膜66は、電気的に接続する。したがって、第1基板10に設けられたシャッタ14は、第1配線44、第1凸部50の少なくとも一部である第1導電膜52、第2凸部62の少なくとも一部である第2導電膜66及び第2配線56を介して、第2基板12と電気的に接続される。これにより、シャッタ14と第2基板12が同電位になるので、静電力による両者の貼り付きを防止することができる。
図3に示すように、第1基板10に形成された第1遮光膜46には、第1固定開口68が形成されている。また、第2基板12に形成された第2遮光膜58及び光反射膜54には、第2固定開口70が形成されている。第1固定開口68と第2固定開口70は、対向するように形成されている。
シャッタ14の上述した駆動開口22(図2参照)と第1固定開口68及び第2固定開口70とは、対向する位置に配置されており、両者が連通すれば光が通過し、シャッタ14の移動によって第1固定開口68及び第2固定開口70が遮蔽されると光が遮断される。言い換えると、第1固定開口68及び第2固定開口70への光の通過及び遮断を制御するように、シャッタ14は機械的に駆動される。1つのシャッタ14が1画素に対応し、多数の画素によって画像が表示されるようになっている。そのため、複数(多数)のシャッタ14が設けられている。シャッタ14及び駆動部42は、駆動開口22並びに第1固定開口68及び第2固定開口70を通過する光の有無及び出射時間によって画像を表示する表示領域に配置されている。
図1に示すように、第1基板10及び第2基板12は、シール材72によって間隔をあけて固定されている。第1基板10及び第2基板12の間(シール材72によって封止されたスペース)にはオイル74(例えばシリコーンオイル)が満たされている。シャッタ14及び駆動部42は、オイル74内に配置されている。オイル74の誘電率が低いためシャッタ14の駆動電圧を下げることができる。第1基板10及び第2基板12がガラスからなる場合、ガラスと屈折率の近いオイル74を使用すれば、オイル74を満たすことで、第1基板10及び第2基板12との界面での光の反射を減らすことができる。
図4は、本発明の実施形態に係る表示装置の製造方法を説明する図である。本実施形態では、第1基板10を用意する。第1基板10に、第1配線44と、少なくとも一部が第1配線44と電気的に接続された第1導電膜52からなる第1凸部50と、を設ける。第1凸部50は、中空であって上面に穴76を有するように形成する。第1凸部50の内面及び外面のみならず、上面に形成された穴76の内面もパッシベーション膜20で覆われている。また、図3に示すように、第1基板10には、シャッタ14及びシャッタ14と接続された駆動部42を形成する。シャッタ14は、第1配線44と電気的に接続するように設ける。そのプロセスの詳細は、上述した構造の説明から自明であるため説明を省略する。
また、第2基板12を用意する。第2基板12に、第2配線56と、少なくとも一部が第2配線56と電気的に接続された第2導電膜66からなる第2凸部62と、を設ける。そのプロセスの詳細は、上述した構造の説明から自明であるため説明を省略する。
そして、間隔をあけて第1基板10に対向するように第2基板12を配置する。第1凸部50及び第2凸部62の一方を他方に嵌め込んで、第1導電膜52及び第2導電膜66を電気的に接続する。詳しくは、第1凸部50の上面に形成された穴76に、第2凸部62の先端を挿入する。挿入時の摩擦及び押圧力で第1凸部50の表層のパッシベーション膜20を剥離する。こうすることで、図3に示すように、第1導電膜52及び第2導電膜66を電気的に接続する。
本実施形態によれば、第1基板10に設けられたシャッタ14を、第1配線44、第1導電膜52、第2導電膜66及び第2配線56を介して、第2基板12と電気的に接続することができる。これにより、シャッタ14と第2基板12が同電位になるので、静電力による両者の貼り付きを防止することができる。
図5は、本発明の実施形態の変形例1に係る表示装置の断面図である。この例では、第2凸部162は、先端が第1基板10から離れて位置するように、第1凸部50に嵌り込む。すなわち、第2凸部162と第1基板10との間に隙間が形成される。そのため、第2凸部162はスペーサの機能を果たさないため、他に第1基板10と第2基板12との間に、図示しないスペーサを設けることが好ましい。あるいは、図3に示すようなスペーサの機能を果たす第2凸部62であっても、他にスペーサを設けてもよい。その他の内容は、上記実施の形態で説明した内容が該当する。
図6は、本発明の実施形態の変形例2に係る表示装置の断面図である。この例では、遮光膜278が第2配線256である。したがって、遮光膜278が導電材料で形成されている。この場合、光反射膜254を構成する材料は、導電性が要求されないが、導電性材料であってもよい。光反射膜254上に第2凸部262が形成されている。第2配線256と一体的に第2導電膜266が延びる。その他の内容は、上記実施の形態で説明した内容が該当する。
図7は、本発明の実施形態の変形例3に係る表示装置の断面図である。この例では、光反射膜354と遮光膜378の間に第2配線356が配置されている。この場合、光反射膜354又は遮光膜378を構成する材料は、導電性が要求されないが、導電性材料であってもよい。遮光膜378は、貫通穴360を有している。第2凸部362は、光反射膜354上に配置されて貫通穴360から突出している。第2配線356と一体的に第2導電膜366が延びる。その他の内容は、上記実施の形態で説明した内容が該当する。
図8は、本発明の実施形態の変形例4に係る表示装置の断面図である。この例では、遮光膜478の光反射膜454とは反対の面に第2配線456が積層されている。この場合、光反射膜454又は遮光膜478を構成する材料は、導電性が要求されないが、導電性材料であってもよい。第2凸部462は、光反射膜454及び遮光膜478の上に配置されている。第2配線456と一体的に第2導電膜466が延びる。その他の内容は、上記実施の形態で説明した内容が該当する。
図9は、本発明の実施形態の変形例5に係る表示装置の断面図である。この例では、第1凸部550は、内部に樹脂層580を有するので強度が確保されている。第1凸部550は、上面に穴576が形成されており、穴576と連通する中空部を有する。中空部は樹脂層580を貫通する空間である。この例では、第1導電膜552と第1配線544が接触して電気的に接続している。つまり、両者間の接続層が省略されている。その他の内容は、上記実施の形態で説明した内容が該当する。
図10A〜図10Eは、第1凸部に嵌り込んだ第2凸部の形状を説明するために、第2凸部を第1凸部の上端で切断した断面で示す図である。第1凸部50の平面形状(第1基板10(図3参照)の表面に垂直方向に見た平面形状。以下同じ。)は、矩形の角を丸くした形状である。第1凸部50の、第1配線44(図3参照)と電気的に接続する部分の平面形状を破線で示してある。図10A〜図10Eに示す第2凸部は、それぞれ、第2導電膜66(図3参照)の、第1凸部50の第1導電膜52(図3参照)と電気的に接続する部分の形状において異なっている。
図10Aに示す第2凸部662の横断面における外形形状(第1基板10の表面に平行な面で切ったときの形状。以下同じ。)は、矩形の角を丸くした形状である。第1凸部50の平面形状の矩形の辺と、第2凸部662の横断面における外形形状の辺は、平行になるように配置されている。
図10Bに示す第2凸部762の横断面形状は、矩形であって角部を有する。その角部が、第1凸部50の平面形状の矩形の辺に対向するように、第2凸部762は形成されている。
図10Cに示す第2凸部862の横断面形状は、三角形であって角部を有する。
図10Dに示す第2凸部962の横断面形状は、矩形の一方の対角の角部を丸くし、他方の対角の角部を直角よりも鋭利な角にした形状である。
図10Eに示す第2凸部1062の横断面形状は、三角形の辺を内側に湾曲させた形状である。これによれば、第2導電膜1066は、隣同士の側面の間の角度が小さくなっており、鋭利な角を有するようになっている。そのため、第1凸部50に刺さりやすく、抜けにくくなっている。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。また、実施形態で説明した構成は、実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えることができる。
10 第1基板、12 第2基板、14 シャッタ、16 第1膜、18 第2膜、20 パッシベーション膜、22 駆動開口、24 凹部、26 バックライト、28 第1バネ、30 第1アンカー部、32 第1部、34 第2部、36 第3部、38 第2アンカー部、40 第2バネ、42 駆動部、44 第1配線、46 第1遮光膜、48 接続層、50 第1凸部、52 第1導電膜、54 光反射膜、56 第2配線、58 第2遮光膜、60 貫通穴、62 第2凸部、64 樹脂層、66 第2導電膜、68 第1固定開口、70 第2固定開口、72 シール材、74 オイル、76 穴、162 第2凸部、254 光反射膜、256 第2配線、262 第2凸部、266 第2導電膜、278 遮光膜、354 光反射膜、356 第2配線、360 貫通穴、362 第2凸部、366 第2導電膜、378 遮光膜、454 光反射膜、456 第2配線、462 第2凸部、466 第2導電膜、478 遮光膜、544 第1配線、550 第1凸部、552 第1導電膜、576 穴、580 樹脂層、662 第2凸部、762 第2凸部、862 第2凸部、962 第2凸部、1062 第2凸部、1066 第2導電膜。

Claims (14)

  1. 第1基板と、
    前記第1基板に設けられたシャッタ及び前記シャッタと接続された駆動部と、
    前記第1基板に設けられて前記シャッタと電気的に接続された第1配線と、
    前記第1基板に設けられた第1凸部と、
    間隔をあけて前記第1基板に対向するように配置された第2基板と、
    前記第2基板に設けられた第2配線と、
    前記第2基板に設けられた第2凸部と、
    を有し、
    前記第1凸部の少なくとも一部は、前記第1配線と電気的に接続された第1導電膜からなり、
    前記第2凸部の少なくとも一部は、前記第2配線と電気的に接続された第2導電膜からなり、
    前記第1凸部及び前記第2凸部は、一方が他方に嵌り込み、前記第1導電膜及び前記第2導電膜が電気的に接続することを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載された表示装置において、
    前記第1凸部の最表層は、パッシベーション膜からなり、
    前記パッシベーション膜は、前記第1配線を覆うように形成され、
    前記第2凸部の最表層は、前記第2導電膜からなり、
    前記第2凸部が、前記パッシベーション膜を貫通して前記第1凸部に嵌り込むことを特徴とする表示装置。
  3. 請求項1又は2に記載された表示装置において、
    前記第1凸部は、中空形状であることを特徴とする表示装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載された表示装置において、
    前記第1凸部は、内部に樹脂層を有することを特徴とする表示装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載された表示装置において、
    前記第2凸部は、先端が前記第1基板に到達するように、前記第1凸部に嵌り込むことを特徴とする表示装置。
  6. 請求項1から4のいずれか1項に記載された表示装置において、
    前記第2凸部は、先端が前記第1基板から離れて位置するように、前記第1凸部に嵌り込むことを特徴とする表示装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載された表示装置において、
    前記第2凸部は、内部に樹脂層を有することを特徴とする表示装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載された表示装置において、
    前記第1基板及び前記第2基板の少なくとも一方に積層された光反射膜及び前記光反射膜に積層された遮光膜をさらに有することを特徴とする表示装置。
  9. 請求項8に記載された表示装置において、
    前記第2基板に前記光反射膜が積層され、
    前記遮光膜は、前記光反射膜の前記第2基板とは反対側の面に積層されていることを特徴とする表示装置。
  10. 請求項9に記載された表示装置において、
    前記光反射膜が、前記第2配線であり、
    前記遮光膜は、貫通穴を有し、
    前記貫通穴から前記第2凸部が突出し、
    前記第2配線と一体的に前記第2導電膜が延びることを特徴とする表示装置。
  11. 請求項9に記載された表示装置において、
    前記遮光膜が、前記第2配線であり、
    前記光反射膜上に前記第2凸部が形成され、
    前記第2配線と一体的に前記第2導電膜が延びることを特徴とする表示装置。
  12. 請求項9に記載された表示装置において、
    前記光反射膜と前記遮光膜の間に前記第2配線が配置され、
    前記遮光膜は、貫通穴を有し、
    前記第2凸部は、前記光反射膜上に配置されて前記貫通穴から突出し、
    前記第2配線と一体的に前記第2導電膜が延びることを特徴とする表示装置。
  13. 請求項9に記載された表示装置において、
    前記遮光膜の前記光反射膜とは反対の面に前記第2配線が積層され、
    前記第2凸部は、前記光反射膜及び前記遮光膜の上に配置され、
    前記第2配線と一体的に前記第2導電膜が延びることを特徴とする表示装置。
  14. 第1基板を用意する工程と、
    第2基板を用意する工程と、
    間隔をあけて前記第1基板に対向するように第2基板を配置する工程と、
    を含み、
    前記第1基板を用意する工程では、前記第1基板に、シャッタ及び前記シャッタと接続された駆動部と、前記シャッタと電気的に接続する第1配線と、少なくとも一部が前記第1配線と電気的に接続された第1導電膜からなる第1凸部と、を設け、
    前記第2基板を用意する工程では、前記第2基板に、第2配線と、少なくとも一部が前記第2配線と電気的に接続された第2導電膜からなる第2凸部と、を設け、
    前記第2基板を配置する工程では、前記第1凸部及び前記第2凸部の一方を他方に嵌め込んで、前記第1導電膜及び前記第2導電膜を電気的に接続することを特徴とする表示装置の製造方法。
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