JP2014092311A - Grain drying machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、貯留室に張込まれた穀物を乾燥部に循環させて順次熱風乾燥する穀物乾燥機に関するものである。 The present invention relates to a grain dryer that circulates grains stretched in a storage chamber to a drying unit and sequentially dries them with hot air.
穀物乾燥機は、特許文献1の例の如く、穀物を貯留室に張込み、その穀物を乾燥部から再度貯留室まで1循環させる間に穀物層別の分布水分値検出を行い、その分布幅に基づいて水分斑収束に必要な循環時間を算出し、この循環時間に応じた乾燥速度によって所定の水分値まで乾燥運転を行うことにより、水分斑を所定の範囲内に抑えて一様な穀物乾燥を可能とするものである。
As in the example of
しかしながら、特許文献1による乾燥制御は、オペレータの意向に関係なく乾燥速度が設定されることから、オペレータにとって分かり難く、乾燥終了までの見通しが立たず、乾燥工程前後の作業の連係にも困難を来すという問題があった。
However, the drying control according to
本発明は、所望の乾燥速度による穀物乾燥に加え、水分斑収束の乾燥制御においてもオペレータの意向を反映することができる穀物乾燥機を提供することにある。 An object of the present invention is to provide a grain dryer that can reflect the operator's intention in drying control of moisture spots convergence in addition to grain drying at a desired drying speed.
請求項1に係る発明は、オペレータが設定した乾燥速度(V0)および張込量、到達水分値に基づいて、張込穀物を循環させつつ熱風乾燥する穀物乾燥機において、 上記張込穀物の層別水分値の測定手段(20)と、測定された層別水分値の収束に要する循環時間(H)及び上記設定した乾燥速度(V0)から到達水分値に到達するまでの乾燥時間を算出する演算手段と、水分斑の収束を行うために選択可能な水分斑収束モードとを設け、この水分斑収束モードを選択すると、上記循環時間(H)以上となる乾燥時間に対応する水分斑収束用の乾燥速度(V1)に移行する共に、乾燥条件の表示手段(13)に該乾燥速度の変更を表示することを特徴とする。
The invention according to
請求項2に係る発明は、前記水分斑収束モードによる乾燥速度(V1)の設定は、設定可能な乾燥速度の速度域の中間速度以下の範囲に限ることを特徴とする。
The invention according to
請求項3に係る発明は、オペレータが設定した乾燥速度(V0)および張込量、到達水分値に基づいて、張込穀物を循環させつつ熱風乾燥する穀物乾燥機において、上記張込穀物の層別水分値の測定手段(20)と、測定された層別水分値の収束に要する循環時間(H)及び上記設定した乾燥速度(V0)から到達水分値に到達するまでの乾燥時間を算出する演算手段と、水分斑の収束を行うために選択可能な水分斑収束モードとを設け、この水分斑収束モードは、乾燥時間が上記循環時間(H)に最も近い乾燥速度(V2)を設定可能な乾燥速度の中から選定し、この乾燥速度(V2)による乾燥時間(H2)が上記循環時間(H)に満たない場合に、その不足時間(K)を熱風停止による通風循環することを特徴とする。 According to a third aspect of the present invention, in the grain dryer for drying hot air while circulating the cereal grains based on the drying speed (V0), the amount of nesting, and the reached moisture value set by the operator, Another moisture value measuring means (20), and the circulation time (H) required for convergence of the measured moisture value by layer and the drying time until reaching the reached moisture value from the set drying speed (V0) are calculated. A calculation means and a moisture spot convergence mode that can be selected to perform the convergence of moisture spots are provided. In this moisture spot convergence mode, the drying speed (V2) that is closest to the circulation time (H) can be set. When the drying time (H2) at this drying speed (V2) is less than the circulation time (H), the shortage time (K) is ventilated by stopping hot air. And
請求項1の発明により、所望の乾燥速度(V0)の設定によって張込穀物を乾燥することができ、また、オペレータによる水分斑収束モードの選択時は、層別水分値の測定手段(20)と循環時間(H)の算出手段とにより、上記乾燥時間(H0)が上記循環時間(H)より短い場合に、乾燥時間が循環時間(H)以上となる範囲で乾燥速度(V1)を再設定することにより、その乾燥条件による穀物乾燥とともに表示手段(13a)によって乾燥条件が表示されることから、オペレータの意向に沿う乾燥速度の設定を行いつつ、水分斑収束モードの選択時には水分斑解消のための乾燥速度に移行し、またその旨を表示することで、オペレータにとって乾燥条件が理解し易い。 According to the first aspect of the present invention, the cereal grains can be dried by setting a desired drying speed (V0), and when the moisture spot convergence mode is selected by the operator, the means for measuring the moisture value by layer (20) And the circulation time (H) calculating means, when the drying time (H0) is shorter than the circulation time (H), the drying speed (V1) is re-established within a range where the drying time is equal to or longer than the circulation time (H). By setting, the drying condition is displayed by the display means (13a) together with the grain drying according to the drying condition, so that the moisture spots are eliminated when the moisture spot convergence mode is selected while setting the drying speed according to the operator's intention. It is easy for the operator to understand the drying conditions by shifting to the drying speed for the display and displaying that fact.
請求項2の発明により、請求項1の効果に加え、設定可能な乾燥速度の速度域の中の高速域のものは、水分斑の収束に必要な循環時間(H)を満たさない可能性が高いので、水分斑収束モードを選択すると乾燥速度の速度域の中間速度以下の範囲に限定することにより、効率よく乾燥条件の選択が可能となる。
According to the invention of
請求項3に係る発明により、水分斑収束のための循環時間に近い乾燥時間の乾燥速度(V2)を選定することから、穀物乾燥と水分斑収束とが近接範囲で終了し、また、選定された乾燥速度による乾燥時間が循環時間に満たない場合については、水分斑収束のための不足時間(K)の通風循環を付加することで、水分斑の収束が可能となる。従って、無用な乾燥時間の長時間化を回避しつつ、適切な水分斑の収束を行うことができる。
According to the invention according to
上記技術思想に基づいて具体的に構成された実施の形態について以下に図面を参照しつつ説明する。
穀物乾燥機は、その正面図および側断面図をそれぞれ図1、図2に示すように、その機枠1の内部に上から貯留室2、乾燥部3、集穀室4の順に形成し、その外周部に設けた昇降機5の駆動によって穀物を循環させながら、バーナ6の燃焼と吸引ファン7とにより発生する熱風を乾燥部3で浴びせて乾燥する公知の形態である。乾燥部3の穀物出口には正逆に回転しながら所定量の穀物を流下させる繰出しドラム8を備え、その繰出し穀物を昇降機5に通じる集穀室4の下部移送装置9に受け、昇降機5の上部側に接続する上部移送装置10で貯留室2の拡散盤11に供給することにより、張込み穀物が貯留室2の全面に均一に堆積貯留される。貯留室2に設けた張込量測定器2aは、張込み穀物の堆積上面高さ位置を測定することにより張込量を把握することができる。
Embodiments specifically configured based on the above technical idea will be described below with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1 and FIG. 2, the grain dryer has a
バーナ6および昇降機5をはじめとする穀物循環機構等は、運転制御に必要な制御プログラムや各種データ等を記憶するメモリを備えるコンピュータによって行なわれる。即ち、操作盤12には、その制御盤見取図を図3(a)に示すように、タッチパネル形態の設定表示部13とデジタル表示部13aを設け、この表示部13,13aの下縁に沿って押しボタン形態の運転スイッチ14〜17、及び緊急停止スイッチ18等を配置して構成する。
The grain circulation mechanism including the
設定表示部13は、その拡大表示例を図3(b)に示すように、穀物設定、張込量、水分設定、速度設定、乾燥モード、水分補正を選択操作する例であり、具体的には、上記速度設定は、「ふつう」を中心に、「おそい」「ややおそい」「ややはやい」「はやい」の5段階の乾燥速度から選択でき、上記乾燥モードは、速度設定の乾燥速度V0による「標準モード」、後述の水分斑収束の取扱いを含む「水分斑収束モード」等があり、合わせてガイドメッセージを表示する。
As shown in FIG. 3B, the
デジタル表示部13aは、乾燥指標となる温度、水分、残時間の3項目を切替式に英数字表示し、また、該当する場合は異常内容コード番号等を表示する。
運転スイッチ14〜17は、順に、張込・通風・乾燥・排出の各運転用スイッチである。
The
The operation switches 14 to 17 are operation switches for stretching, ventilation, drying, and discharging in order.
内蔵の制御部は操作盤12のスイッチ情報や乾燥機の機枠1の各部に配設したセンサ類からの検出情報等を受けて所定の演算処理により、バーナ燃焼量の制御、穀物循環系の起動・停止制御、表示部13,13aの表示内容制御等を行う。上記操作盤12は、張込・乾燥・排出・通風の各設定のほか、タイマ増・減等を設定できる。
The built-in control unit receives the switch information of the
上記構成の穀物乾燥機について、その運転制御の大要を説明する。
上記穀物乾燥機は、貯留室2に張込まれた穀物を循環しつつ設定の乾燥速度V0に沿って乾燥部3に乾燥熱風を供給する乾燥運転により乾燥目標水分まで順次乾燥処理する後述の運転制御部19を備えて構成される。この運転制御部19は、貯留室2の張込み穀物を1循環させる間に張込量に応じた複数回の異なるタイミングで穀物の水分値を測定する一巡測定を行い、この一巡測定によって得られた張込み穀物の縦方向水分値分布からその水分むらの程度を把握し、この水分むらを穀物の循環によって所定幅内に収束するために要する収束時間である予定循環時間Hを算出し、この予定循環時間Hで乾燥目標水分に至る乾燥速度V1により乾燥運転を行う。
The outline of the operation control of the grain dryer having the above configuration will be described.
The above-mentioned grain dryer performs an after-mentioned operation for sequentially drying to the drying target moisture by a drying operation in which drying hot air is supplied to the
上記運転制御部19により、張込み穀物の一巡測定によって得られた縦方向の水分むらに基づく予定循環時間Hについて乾燥目標水分まで乾燥運転をすることにより、水分むらの収束に必要な循環時間に応じて乾燥目標水分まで適切な運転制御が行われ、乾燥の仕上がりと同時に水分むらの収束が可能となる。
The
また、運転制御部19は、予定循環時間Hが最緩速の乾燥速度V3によって定まる最緩速乾燥時間H3を越える場合に、両時間の差を補充循環のための通風循環時間Kとして通風状態で穀物を循環する通風運転を行う。
Further, when the scheduled circulation time H exceeds the slowest speed drying time H3 determined by the slowest drying speed V3, the
この場合、最緩速V3で乾燥目標水分値までの乾燥運転に通風循環時間Kに及ぶ通風運転を加えることによって必要な循環時間Hが確保されることから、乾燥時間の延長による過乾燥を招くことなく、通風運転によって水分むらの収束が可能となる。 In this case, the necessary circulation time H is ensured by adding the ventilation operation over the ventilation circulation time K to the drying operation up to the drying target moisture value at the slowest speed V3, thereby causing overdrying by extending the drying time. Therefore, it is possible to converge the moisture unevenness by the ventilation operation.
以下において上記運転制御について詳細に説明する。
図4は上記制御のための制御構成ブロック図を示し、上記操作盤12を有する制御ボックスに内蔵する運転制御部19には上記スイッチ類およびタッチパネル13からの設定情報のほか、水分計20の検出情報、昇降機5の投出し部における穀物検出情報、熱風温度検出情報等が入力される。一方出力情報としては、バーナ6の燃焼系信号、例えば燃料供給信号,その流量制御信号、あるいは上下移送螺旋10,9、昇降機5、ロータリバルブ(繰出バルブ)8等の穀物循環系モータ制御信号、吸引ファン7のモータ制御信号、操作盤12への表示出力等がある。
Hereinafter, the operation control will be described in detail.
FIG. 4 is a block diagram of the control configuration for the above control. The
(制御処理)
次に、上記構成の穀物乾燥機における運転制御部19の制御処理について、フローチャートに沿って説明する。
穀物乾燥機の運転制御は、そのフローチャートを図5に示すように、張込運転制御を行う第1の処理ステップ(以下において、「S1」の如く略記する。)に続いて乾燥運転に入り、乾燥条件の各種設定(S2a)、乾燥開始(S2b)を受けて乾燥モードの判定(S2c)を行う。
(Control processing)
Next, control processing of the
As shown in the flowchart of FIG. 5, the operation control of the grain dryer enters the drying operation following the first processing step (hereinafter abbreviated as “S1”) for performing the tension operation control. In response to various settings of drying conditions (S2a) and start of drying (S2b), determination of the drying mode (S2c) is performed.
乾燥モードの判定(S2c)が「水分斑収束」でない場合は、設定による乾燥速度V0で乾燥制御(S3a,S3b)し、目標水分値に到達した時点(S3c)で乾燥を終了する(S3d)。
乾燥モードの判定(S2c)が「水分斑収束」であれば、水分斑検出による循環時間算出処理(S4a)により、水分斑の収束に必要な循環時間Hを算出する。その詳細な処理内容は、別掲のフローチャートにより後述する。
When the determination of the drying mode (S2c) is not “moisture unevenness convergence”, drying control (S3a, S3b) is performed at the set drying speed V0, and drying is terminated when the target moisture value is reached (S3c) (S3d). .
If the determination of the drying mode (S2c) is “moisture spot convergence”, the circulation time H necessary for the convergence of the moisture spots is calculated by the circulation time calculation process (S4a) based on moisture spot detection. The details of the processing will be described later with reference to a separate flowchart.
上記循環時間Hが算出されると、乾燥速度V0から算出される乾燥時間H0について上記循環時間Hに対する比較判定(S4b)を行う。
この比較判定(S4b)により、乾燥時間H0が上記循環時間Hより長い場合は、前記同様にその乾燥速度による乾燥制御(S3b,S3d)を行うことにより、設定の乾燥速度V0の終了により必要な循環時間Hを確保して水分斑の収束が可能となる。
When the circulation time H is calculated, a comparison determination (S4b) with respect to the circulation time H is performed with respect to the drying time H0 calculated from the drying speed V0.
If the drying time H0 is longer than the circulation time H by this comparison determination (S4b), the drying control (S3b, S3d) based on the drying speed is performed in the same manner as described above, so that it is necessary to complete the set drying speed V0. The circulation time H is secured and the water spots can be converged.
また、比較判定(S4b)により、上記乾燥時間H0が循環時間より短い場合は、乾燥時間H1が上記循環時間Hより長くなる乾燥速度からの再度の選択(S4c)による乾燥速度V1を求め、その結果、最緩速の乾燥速度V3の選択によってもその乾燥時間H3についての比較判定(S4d)が上記循環時間Hより短い場合、すなわち、最緩速による乾燥時間H3の終了による循環時間Hの不足分Kにより水分斑が収束されない場合にあっては、不足分Kの通風循環を追加(S4f)する乾燥制御を行う制御部19を構成する。
すなわち、水分斑収束モードを選択した場合に乾燥速度「ふつう」による乾燥時間と水分斑収束に必要な循環時間を比較し、循環時間が長い場合には「ややおそい」に移行して同様に乾燥時間と循環時間を比較し、最緩速(「おそい」)の乾燥時間でも循環時間より短い場合には、最緩速(「おそい」)の乾燥時間と循環時間との差を通風循環するものである。
Further, when the drying time H0 is shorter than the circulation time by the comparison determination (S4b), the drying speed V1 is obtained by re-selection (S4c) from the drying speed at which the drying time H1 becomes longer than the circulation time H. As a result, even when the slowest drying speed V3 is selected, if the comparative determination (S4d) for the drying time H3 is shorter than the circulation time H, that is, the circulation time H is insufficient due to the end of the slowest drying time H3. In the case where the moisture spots are not converged by the minute K, the
In other words, when the moisture spot convergence mode is selected, the drying time at the drying speed “normal” is compared with the circulation time required for moisture spot convergence. Comparing the time and circulation time, if the slowest (“slow”) drying time is shorter than the circulation time, the difference between the slowest (“slow”) drying time and the circulation time is used for circulation. It is.
上記通風循環は、上記循環時間Hが乾燥時間H3を超える場合に、半乾燥状態で、好ましくは、水分値が18%の時点から、循環時間Hが乾燥時間H3を超える時間分の熱風停止を付加することにより、過剰な乾燥を招くことなく、大幅な水分斑を収束して所定の水分値まで穀物の乾燥を行うことができる。 When the circulation time H exceeds the drying time H3, the ventilation circulation is in a semi-dry state, and preferably, when the moisture value is 18%, the hot air is stopped for the time when the circulation time H exceeds the drying time H3. By adding, the grain can be dried to a predetermined moisture value by converging large moisture spots without causing excessive drying.
上述の構成による運転制御部19を備えて設定の乾燥速度V0で穀物を乾燥する穀物乾燥機は、張込穀物の層別水分値の測定手段20と、測定された層別水分値の収束に要する循環時間Hを算出する演算手段と、乾燥条件の表示手段12とを設け、水分斑収束に要する循環時間H以上の乾燥時間となる範囲で必要により設定した乾燥速度V1により熱風乾燥する水分斑収束モードを選択可能に設けることにより、所望の乾燥速度の選択によって張込穀物を乾燥することができ、また、水分斑収束モードの選択時は、循環時間H以上の乾燥時間となる範囲で乾燥速度V1が再設定されると、その乾燥条件による穀物乾燥とともに操作部12の表示手段13aによって乾燥条件が表示されることから、オペレータの意向に沿う水分斑収束乾燥とともに新たな乾燥条件による作業の見通しを得ることができる。
The grain dryer that includes the
この場合において、乾燥速度の速度域の高速域のものは、水分斑の収束に必要な循環時間Hを満たさない可能性が高いので、水分斑収束モードによる乾燥速度の再設定の際に、乾燥速度の速度域の中間速度以下の範囲に限定することにより、効率よく乾燥条件の選択が可能となる。
すなわち、オペレータが最初に乾燥速度を「ややはやい」又は「はやい」を設定した後に、水分斑収束モードを選択した場合には、まず乾燥速度「ふつう」に移行し、その乾燥時間と循環時間を比較(S4b)し、後は、図5のフローチャートに沿って移行する。
または、オペレータが乾燥速度を設定する前に、水分斑収束モードを選択した場合には、乾燥速度は「ふつう」「ややおそい」「おそい」を選択可能とし、「ややはやい」「はやい」の高速領域の乾燥速度の選択を規制する構成としても良い。
In this case, the high speed range of the drying speed is likely not to satisfy the circulation time H necessary for the convergence of the moisture spots, so that the drying speed is reset when the drying speed is reset in the moisture spots convergence mode. By limiting to the range below the intermediate speed of the speed range, the drying conditions can be selected efficiently.
That is, when the operator first sets the drying speed to “somewhat fast” or “fast” and then selects the moisture spot convergence mode, the operator first shifts to the drying speed “normal” and sets the drying time and circulation time to After comparison (S4b), the process proceeds along the flowchart of FIG.
Or, if the operator selects the moisture spots convergence mode before setting the drying speed, the drying speed can be selected as “Normal”, “Slightly slow”, “Slow”, and “Highly fast”, “Highly fast” It is good also as a structure which controls selection of the drying speed of an area | region.
また、他の乾燥運転制御例として、水分斑収束モードにおいて、乾燥時間が循環時間Hに最も近い乾燥速度V2を選定し、対応する乾燥時間H2が前記循環時間Hに満たない場合について、その不足分を熱風停止による通風循環として付加することを選択可能に構成することにより、乾燥の長時間化を回避することができるとともに、水分斑の取扱いについて状況に応じた対応が可能になる。 Further, as another example of the drying operation control, in the moisture spot convergence mode, when the drying speed V2 closest to the circulation time H is selected and the corresponding drying time H2 is less than the circulation time H, the lack thereof By making it possible to select to add a minute as a circulation of circulation by stopping hot air, it is possible to avoid prolonged drying time and to handle moisture spots according to the situation.
すなわち、乾燥時間が水分斑収束時間に最も近くなる乾燥速度を選定することにより穀物乾燥と水分斑収束とが殆ど同時期に終了することとなるので、穀物乾燥の終了時に水分斑が未収束となる場合において、水分斑収束のための通風循環の付加を選択した場合にあっても僅かな時間延長で水分斑の収束が可能となり、また、通風循環を付加することなく打切りの選択によって水分斑収束が未了であっても、水分斑は収束直前で小さく抑えられる。 That is, by selecting a drying speed at which the drying time is closest to the moisture spot convergence time, grain drying and moisture spot convergence are almost completed at the same time. In such a case, even if the addition of ventilation circulation for the convergence of moisture spots is selected, the moisture spots can be converged with a slight extension of time, and the moisture spots can be selected by cutting off without adding ventilation circulation. Even if the convergence has not been completed, the moisture spots are kept small just before the convergence.
上記水分斑の取扱いにおいて、乾燥速度を緩速側に切替えて循環時間Hを満たすようにすると、例えば、循環時間Hが24hr、「ややはやい」に設定した乾燥速度V0による乾燥時間H0が22hrであり、この乾燥速度V0に代えて緩速側の「ふつう」に再設定した乾燥速度V1による乾燥時間H1が29hrである場合は、2hrの通風循環を付加する方が、短時間で斑収束を図りつつ乾燥が終了することとなる。 In handling the moisture spots, when the drying speed is switched to the slow speed side so as to satisfy the circulation time H, for example, the circulation time H is 24 hours, and the drying time H0 at the drying speed V0 set to “somewhat fast” is 22 hours. Yes, instead of this drying speed V0, if the drying time H1 with the drying speed V1 reset to “normal” on the slow speed side is 29 hr, adding 2 hr ventilation circulation will shorten the spot convergence in a shorter time Drying will be completed while planning.
このように、循環時間Hを満たすように乾燥速度を緩速側に切替えることによって乾燥の長時間化を招くことがあるので、上記のように、選定された乾燥速度について、通風循環の付加を選択可能にすることで、付加の有無のいずれについても、長時間化を回避しつつ、状況に応じた水分斑の取扱いが可能になる。
また、上記の通風循環の付加の代りに熱風温度を1〜2℃低下する補正を行う構成することによっても、上記同様に、長時間化を回避しつつ、状況に応じた水分斑の取扱いが可能になる。
Thus, since the drying time may be increased by switching the drying speed to the slow speed side so as to satisfy the circulation time H, the ventilation circulation is added to the selected drying speed as described above. By making it selectable, it becomes possible to handle moisture spots according to the situation while avoiding a long time for any of the presence or absence of addition.
In addition, instead of adding the above-mentioned ventilation circulation, it is possible to handle the moisture spots according to the situation while avoiding a long time as in the above by configuring the correction to reduce the hot air temperature by 1 to 2 ° C. It becomes possible.
(循環時間算出)
ここで、前述の循環時間の算出処理について詳細に説明する。
循環時間算出処理は、図7のフローチャートに示すように、穀物の張込停止と張込量の設定に代る張込量の検出までの前記張込運転(S1)に続く乾燥運転の開始から始る。乾燥運転は、モータ、バーナー類の起動(S3)の後、張込量に応じた水分むら測定回数(S4)を算出し、貯留室2の張込み穀物の水分むらの測定(S5)を行う。
(Circulation time calculation)
Here, the above-described calculation process of the circulation time will be described in detail.
As shown in the flowchart of FIG. 7, the circulation time calculation process starts from the start of the drying operation following the tension operation (S1) until the detection of the tension amount instead of the grain tension stoppage and the setting of the tension amount. Begin. In the drying operation, after the start of the motor and burners (S3), the number of times of uneven moisture measurement (S4) corresponding to the amount of tension is calculated, and the unevenness of moisture in the
水分むらは、例えば、図7の水分むら層の区分例のように、貯留室2の縦方向に積み重なる層別の水分値分布によって把握される。各層の水分の測定は、貯留室2の張込み穀物を機体内で1循環することによって測定することができるので、張込量に応じて設定した図8の測定回数区分の図表例に従い、穀物が一巡する間の所要時点で水分測定をする一巡測定による。
The moisture unevenness is grasped by the moisture value distribution for each layer stacked in the vertical direction of the
この一巡測定によって得られる層別水分値は、張込穀物量がLV10で測定回数が12回(LV1は3箇所測定する)の例について説明すると、図9の一巡測定と関係水分値の図表例および図10の例示グラフに示すように、各層につき標本32粒の測定水分値の平均を各層の平均水分値Mnとし、これら各測定区分の層LV1〜LV10それぞれの水分値M1〜M10を検出し、さらに各層平均水分値の平均を張込穀物全体の初期平均水分値(Ms)として検出する。そして、これら各測定区分の層LV1〜LV10による水分値M1〜M10の分布状態から、その水分むらを所定範囲内に収束するために必要な混合循環時間としての予定循環時間Hを算出(S6〜S8)する。 The stratified moisture value obtained by this round measurement will be described with reference to an example in which the amount of cereal grains is LV10 and the number of measurements is 12 times (LV1 is measured at three locations). As shown in the example graph of FIG. 10, the average of the measured moisture values of 32 samples for each layer is defined as the average moisture value Mn of each layer, and the moisture values M1 to M10 of each of the layers LV1 to LV10 in each measurement segment are detected. Further, the average of the average moisture value of each layer is detected as the initial average moisture value (Ms) of the whole cereal grains. Then, from the distribution state of the moisture values M1 to M10 by the layers LV1 to LV10 of each measurement section, a planned circulation time H as a mixing circulation time necessary to converge the moisture unevenness within a predetermined range is calculated (S6 to S6). S8).
予定循環時間Hについて詳細に説明すると、まず、堆積層別の水分むら層個々の水分値M1,M2,…および初期平均水分値Msとの差(M1−Ms),(M2−Ms)…をそれぞれ算出(S6)する。そして、連続して隣接する層の総和の絶対値が一番大きい数字、すなわち、上記「差」のデータ並びについて同符号で隣接している範囲の和を算出し、これら各範囲の「和」の絶対値について一番大きいものを水分むら係数Xとする。この場合、層番号をn=1,2,…とする一般形表示で表すと、個々の層LVnの水分値Mnについて、同符号の連続範囲の(Mn−Ms)の和は絶対値で最大となる値である。この水分むら係数Xは、水分むらの程度を把握するための指標の一例である。 The planned circulation time H will be described in detail. First, the difference (M1-Ms), (M2-Ms),... Between the moisture values M1, M2,. Each is calculated (S6). Then, the sum of the consecutive layers adjacent to each other is calculated by calculating the sum of the adjacent numbers with the same sign with respect to the number of the absolute value of the sum of the adjacent layers, that is, the above-described “difference” data sequence. The largest value of the absolute value of is the moisture unevenness coefficient X. In this case, when expressed in a general form with the layer number n = 1, 2,..., The sum of (Mn−Ms) of the continuous range of the same sign is the maximum in absolute value for the moisture value Mn of each layer LVn. Is the value. The moisture unevenness coefficient X is an example of an index for grasping the degree of moisture unevenness.
この水分むら係数Xと穀物種別と対応して得られる穀物定数A(例えば、籾は1.4、小麦は2)とから、算式X/AR<0.01を満たす循環回数Rを算出(S7)し、この循環回数Rと張込量W、循環能力Bによって予定循環時間Hを算出(S8)する。 The circulation number R satisfying the formula X / AR <0.01 is calculated from the moisture unevenness coefficient X and the grain constant A (for example, 1.4 for straw and 2 for wheat) obtained from the grain type (S7). Then, the planned circulation time H is calculated from the circulation number R, the amount of tension W, and the circulation capacity B (S8).
2 貯留室
3 乾燥部
4 集穀室
5 昇降機
6 バーナ
7 吸引ファン
12 操作盤
13 設定表示部
13a デジタル表示部
19 運転制御部
20 水分計
H 予定循環時間
H0 設定乾燥時間
H1 再設定乾燥時間
H2 選定乾燥時間
H3 最緩速乾燥時間
K 通風循環時間
V0 設定乾燥速度
V1 再選定乾燥速度
V2 選定乾燥速度
V3 最緩速乾燥速度
DESCRIPTION OF
Claims (3)
上記張込穀物の層別水分値の測定手段(20)と、測定された層別水分値の収束に要する循環時間(H)及び上記設定した乾燥速度(V0)から到達水分値に到達するまでの乾燥時間を算出する演算手段と、水分斑の収束を行うために選択可能な水分斑収束モードとを設け、この水分斑収束モードを選択すると、上記循環時間(H)以上となる乾燥時間に対応する水分斑収束用の乾燥速度(V1)に移行する共に、乾燥条件の表示手段(13)に該乾燥速度の変更を表示することを特徴とする穀物乾燥機。 Based on the drying speed (V0) and the amount of tension, the reached moisture value set by the operator, in the grain dryer for drying hot air while circulating the tension grain,
From the measuring means (20) of the stratified moisture value of the above-mentioned cereal grains, the circulation time (H) required for convergence of the measured stratified moisture value and the set drying speed (V0) until reaching the reached moisture value The calculation means for calculating the drying time and a moisture spot convergence mode that can be selected to converge the moisture spots are provided, and when this moisture spot convergence mode is selected, the drying time is equal to or longer than the circulation time (H). A grain dryer characterized by displaying a change in the drying speed on the drying condition display means (13) while shifting to the corresponding drying speed (V1) for converging moisture spots.
上記張込穀物の層別水分値の測定手段(20)と、測定された層別水分値の収束に要する循環時間(H)及び上記設定した乾燥速度(V0)から到達水分値に到達するまでの乾燥時間を算出する演算手段と、水分斑の収束を行うために選択可能な水分斑収束モードとを設け、この水分斑収束モードは、乾燥時間が上記循環時間(H)に最も近い乾燥速度(V2)を設定可能な乾燥速度の中から選定し、この乾燥速度(V2)による乾燥時間(H2)が上記循環時間(H)に満たない場合に、その不足時間(K)を熱風停止による通風循環することを特徴とする穀物乾燥機。 Based on the drying speed (V0) and the amount of tension, the reached moisture value set by the operator, in the grain dryer for drying hot air while circulating the tension grain,
From the measuring means (20) of the stratified moisture value of the above-mentioned cereal grains, the circulation time (H) required for convergence of the measured stratified moisture value and the set drying speed (V0) until reaching the reached moisture value And a moisture spot convergence mode that can be selected to converge the moisture spots. This moisture spot convergence mode is a drying speed that is closest to the circulation time (H). (V2) is selected from settable drying speeds, and when the drying time (H2) based on the drying speed (V2) is less than the circulation time (H), the shortage time (K) is determined by stopping hot air. Grain dryer characterized by circulating air.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012242466A JP2014092311A (en) | 2012-11-02 | 2012-11-02 | Grain drying machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012242466A JP2014092311A (en) | 2012-11-02 | 2012-11-02 | Grain drying machine |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014092311A true JP2014092311A (en) | 2014-05-19 |
Family
ID=50936501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012242466A Pending JP2014092311A (en) | 2012-11-02 | 2012-11-02 | Grain drying machine |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014092311A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017038535A (en) * | 2015-08-18 | 2017-02-23 | 株式会社サタケ | Hot-water disinfection method for paddy rice seed |
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2012
- 2012-11-02 JP JP2012242466A patent/JP2014092311A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017038535A (en) * | 2015-08-18 | 2017-02-23 | 株式会社サタケ | Hot-water disinfection method for paddy rice seed |
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