JP2014089550A - 操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータ等の駆動部を駆動する場合に、耳障りな音の発生を低減可能とする操作装置を提供する。
【解決手段】プッシュ操作可能なプッシュ操作機構30と、プッシュ操作機構30を駆動部により駆動して操作感覚を呈示する触覚呈示手段である触覚呈示装置40と、不等間隔の間欠信号及び所定の変調周波数に設定されるPWM信号に基づいて生成される駆動制御信号Vcにより駆動部を間欠駆動する駆動制御部100と、を有して操作装置を構成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、操作装置に係り、特に、操作者に操作感覚を呈示する機能を有する操作装置に関する。
操作者に情報を伝達する従来の情報呈示装置の一例としては、例えば操作者の指の傾きを利用して方向を呈示する方向呈示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
上記特許文献1に記載の従来の方向呈示装置は、独立して上下動可能な複数の可動パネルの上面に指載置板を配置しており、その指載置板をカーナビゲーション装置が表示する画面上の進路方向に対応して傾斜させるように構成されている。この可動パネルを駆動するための駆動部の一例としては、可動パネルの下方に突出して形成されたラックと、モータの出力軸に固定されたピニオンとが用いられている。
特開2010−204741号公報
ところで、この種の情報呈示装置において、可動パネルを駆動するため駆動部に一定周期の駆動パルスを入力し、これに基づいた駆動電流によりモータ等を駆動すると、一定周期の駆動電流により可聴域周波数の聴感異音が発生し、耳障りな音を感じるという問題があった。
従って、本発明の目的は、モータ等の駆動部を駆動する場合に、耳障りな音の発生を低減可能とする操作装置を提供することにある。
[1]本発明は、上記目的を達成するため、プッシュ操作可能なプッシュ操作機構と、前記プッシュ操作機構を駆動部により駆動して操作感覚を呈示する触覚呈示手段と、不等間隔の間欠信号及び所定の変調周波数に設定されるPWM信号に基づいて生成される駆動制御信号により前記駆動部を間欠駆動する駆動制御部と、を有することを特徴とする操作装置を提供する。
[2]前記間欠信号は、前記駆動部を駆動する電流量に応じて設定される不等間隔の周期のパルスが時系列に出力されるパルス列であることを特徴とする上記[1]に記載の操作装置であってもよい。
[3]また、前記PWM信号は、前記変調周波数が可聴域周波数を超えた周波数に設定されることを特徴とする上記[1]に記載の操作装置であってもよい。
本発明によれば、モータ等の駆動部を駆動する場合に、耳障りな音の発生を低減可能とする操作装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る典型的な触覚呈示装置を備えた操作装置を概略的に示す分解斜視図である。 図2(a)及び(b)は、プッシュ操作時における触覚呈示装置の動作を説明するための図である。 図3(a)及び(b)は、触覚呈示装置の構成部品の動作を示す図2に対応した図である。 図4(a)〜(c)は、振動フィードバック時における触覚呈示装置の動作を説明するための図である。 図5(a)〜(c)は、触覚呈示装置の構成部品の動作を示す図4に対応した図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る操作装置の駆動制御部を中心とした電気系のブロック図である。 図7(a)〜(d)は、駆動制御部における各部の信号波形である。 図8(a)、(b)は、所定電流の場合に設定されるTicnt値の表である。 図9Aは、図8(a)、(b)のようにTicnt値が設定された場合の、それぞれの駆動電流Idを示す波形図である。 図9Bは、図8(a)、(b)のようにTicnt値が設定された場合の、それぞれの駆動電流Idを示す波形図である。 図10は、モータを回転させてタッチパネルを上、下方向に駆動して触覚呈示する場合の一連の電流駆動図を示す。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。
(操作装置1の全体構成)
本発明の実施の形態に係る操作装置1は、プッシュ操作可能なプッシュ操作機構30と、プッシュ操作機構30を駆動部により駆動して操作感覚を呈示する触覚呈示手段である触覚呈示装置40と、不等間隔の間欠信号及び所定の変調周波数に設定されるPWM信号に基づいて生成される駆動制御信号Vcにより駆動部を間欠駆動する駆動制御部100と、を有して概略構成されている。
図1において、全体を示す符号1は、この実施の形態における典型的な触覚呈示装置を備えた操作装置の構成部品を概略的に例示している。この操作装置1は、特に限定されるものではないが、例えば空調装置、オーディオ装置やナビゲーション装置等の車載機器の作動を制御するための操作信号を出力する車両用のタッチパネルに好適に用いられる。
図示例による操作装置1は、例えば車室内の図示しないセンターコンソールなどの運転席周辺部に配置されており、同じく図示を省略したディスプレイに配線を介して接続される。
この操作装置1は、操作者の手指でタッチパネルをタッチ操作すると、例えばタッチパネルの表面上の位置がタッチセンサにより検出され、この位置に対応した位置検出信号がディスプレイ上の項目ボタンを選択決定する遠隔操作式の入力装置として構成される。
この操作装置1は、図1に示すように、プッシュ操作可能なタッチパネル装置20と、タッチパネル装置20が操作入力を受け付けた際に、タッチ操作する手指に対して振動を与えることにより操作感覚を操作者に呈示する触覚呈示装置40とを備えている。
下方に向けて開口したケース状に形成された樹脂製のボディ2には、図1に示すように、タッチパネル装置20及び触覚呈示装置40のそれぞれの構成部品が組み込まれる。ボディ2の下方開口を覆う樹脂製のカバー体3を図示しないビスにより締付固定することで、タッチパネル装置20と触覚呈示装置40とを一体化した操作装置1が構成される。
このボディ2の一側部には、図1に示すように、第1〜第3の3個の操作ノブ5,5,5が一列に設けられる。隣り合う操作ノブ5の間には、絶縁体である樹脂製のセパレータ4,4が介在されるようになっている。このボディ2の他側部には、第4の操作ノブ6が設けられる。この第1〜第4の操作ノブ5,6のそれぞれは、プッシャ5a,6aを介して制御基板7に搭載されたプッシュスイッチ5b,6bをオンオフ操作可能に配置される。
(タッチパネル装置20の構成)
このタッチパネル装置20は、図1に示すように、平面矩形状のベース21と枠状のフレーム22との間に矩形状のタッチセンサ基板23とシート状のタッチパネル24とを図示しない両面テープを介して接合した状態で組み付けられる。このベース21及びフレーム22は、樹脂材料により形成されている。タッチパネル装置20の外周部分には、矩形枠状のシールド部材25が覆うように配置される。このシールド部材25は、制御基板7の接地回路に電気的に接続される。
このベース21の上面に凹状に形成された凹部の底面には、図1に示すように、クリック部材26を介してタッチセンサ基板23が弾性的に保持される。このクリック部材26は、弾性変形によりタッチパネル24に対して変位可能な筒状のラバー材からなり、タッチパネル24側の内径がベース21側の内径よりも大きく形成されている。
このフレーム22は、図1に示すように、上面を開口した枠部22aからなる。その枠部22aは、額縁状の枠板体と、枠板体の内周縁部から収容部側に向けて延びる筒状の壁部とを有している。
このタッチセンサ基板23とタッチパネル24とは、図1に示すように、導電材である導電性テープ27を介して接続される。
このタッチセンサ基板23は、図1に示すように、例えば静電容量を検出する静電容量タッチセンサであり、フレキシブルフラットケーブル28を介して制御基板7に搭載された図示しないコネクタに接続される。一方のタッチパネル24は、シール性を有する両面テープ29を介してフレーム22の枠板体の裏面に接合され、フレーム22の枠部22aの開口に操作面を露出させた状態で操作可能に配置される。
このベース21には更に、図1に示すように、ボディ2に形成された貫通孔に係合する複数の弾性係合片21a,…,21aと、ボディ2に形成された案内孔に沿って案内移動する一対の案内片21b,21bと、タッチパネル24の往復運動に連動する連結部材である連結片21cとのそれぞれがプッシュ操作機構30側に向けて延在されている。
(プッシュ操作機構30の構成)
このプッシュ操作機構30は、図1に示すように、ボディ2に回転可能に固定される支持軸31と、支持軸31の一端とは一体になって回転するリンク部材32とを備える。支持軸31の他端には、プッシュ操作機構30の位置を検出する位置センサであるエンコーダ33を保持するホルダ34とが固定される。
このプッシュ操作機構30は更に、図1に示すように、プッシュ操作時におけるタッチパネル24の傾き動作を抑制するスタビライザ35を備える。このスタビライザ35の両端は、支持軸31とは交差して、タッチパネル装置20の一対の案内片21bのそれぞれに取り付けられることで、支持軸31の軸回りの傾き動作を抑制するようになっている。
このリンク部材32には、図1に示すように、トーションバネ36が取り付けられる。このトーションバネ36は、リンク部材32を一方向に向けて常に付勢するように構成される。支持軸31及びトーションバネ36は、金属材料からなり、リンク部材32は、樹脂材料により形成されている。
このリンク部材32は、図2(a)〜図3(b)に示すように、支持軸挿入用孔32bを有するドーナツ状の基部32aと、基部32aの外周面両側に突出して形成された一対のアーム部32c,32cとを有する。この基部32aの偏心位置には、連結ピン32dが突出している。
このリンク部材32の連結ピン32dは、図2(a)〜図3(b)に示すように、タッチパネル装置20のベース21の連結片21cに形成されたピン係止孔21d内を往復動(往復微動)可能に連結される。この連結ピン32dと連結片21cとの連結により、リンク部材32は、タッチパネル装置20のプッシュ操作に連動してプッシュ操作機構30の支持軸31を回転中心として正逆回転する。この連結片21cのピン係止孔21dとは反対側の部位は、触覚呈示装置40とは干渉しないように切欠して形成されている。
(触覚呈示装置40の構成)
この実施の形態に係る操作装置1において主要な基本の構成は、モータ42によりタッチパネル24を上方へ押し上げて振動させることで操作感覚を呈示する触覚呈示手段を備えた触覚呈示装置40にある。従って、上記のように構成された操作装置1は、この実施の形態に係る一構成例を示しており、その構成部品の形状や構造などは、図示例に限定されるものではない。
この触覚呈示装置40は、プッシュ操作機構30を介して操作者の手指に操作感覚を呈示する触覚呈示手段を備える。この触覚呈示手段は、図1に示すように、プッシュ操作機構30をリンク部材32を介して駆動する駆動伝達機構41により主に構成される。この駆動伝達機構41は、回転駆動手段とカム機構とを備える。
この回転駆動手段である正逆回転可能なモータ42は、図1に示すように、ハウジング44に保持されており、このハウジング44が図示しないビスを介してタッチパネル装置20のボディ2に締付固定される。このモータ42は、制御基板7に電気的に接続されるコードを有するターミナル45と、モータ42に帯電した静電気を制御基板7の接地回路に逃がすグランドクリップ46とを介して電気的に接続される。
一方のカム機構は、図1に示すように、モータ42の出力軸に固定された回転カム部材であるカムプレート43を備えている。
プッシュ操作機構30と触覚呈示装置40とが常に連結したままの状態にあるときはプッシュ操作機構30のリンク部材32と触覚呈示装置40のカムプレート43とがプッシュ操作機構30のプッシュ操作の抵抗力となり、操作感を損なうことになるので、好ましくない。
図示例にあっては、リンク部材32とカムプレート43との連結を解除する構成が設けられている。このカムプレート43は、図4(a)〜図5(c)に示すように、リンク部材32に駆動を伝達する伝達位置とリンク部材32に駆動を伝達しない非伝達位置のどちらかに位置変更が可能となるように回転可能に構成されている。触覚呈示のための振動発生を必要としないときは、触覚呈示装置40をプッシュ操作機構30から退避する位置に停止させている。
このカムプレート43は、図4(a)〜図5(c)に示すように、モータ42の往復回転運動をタッチパネル装置20の往復微動運動に変換する運動変換部材である。カムプレート43の外面には、第1カム面43a及び第2カム面43bがモータ42の出力軸を対称に形成されている。図示例では、第1カム面43a及び第2カム面43bのそれぞれは、インボリュート曲線形状に形成されている。
この第1カム面43aは、図2(a)〜図3(b)に示すように、リンク部材32のアーム部32cに当接してモータ42の回転を停止させるストッパ面となっている。一方の第2カム面43bは、図4(a)〜図5(c)に示すように、リンク部材32のアーム部32cからなるカムフォロア面32eに当接しつつ所定の角度をもって回転するように構成されている。
(駆動制御部100の構成)
図6は、本発明の実施の形態に係る操作装置の駆動制御部を中心とした電気系のブロック図である。駆動制御部100は、制御部110、駆動信号生成部120、駆動回路130等から構成されている。この駆動制御部100は、不等間隔の間欠信号及び所定の変調周波数に設定されるPWM信号に基づいて生成される駆動制御信号Vにより駆動部としてのモータ42を間欠駆動する。
図6に示すように、制御部110は、タッチパネル24、プッシュスイッチ5b、6b、エンコーダ33からそれぞれ座標情報、プッシュ情報、角度情報を入力され、これらの情報と予め記憶された情報に基づいて、駆動信号生成部120を介して駆動回路130からモータ42を通電制御する。また、タッチパネル24、プッシュスイッチ5b、6bから操作情報を電子機器へ出力して当該電子機器を遠隔操作する。
また、制御部110は、モータ42を回転させてタッチパネル24を上、下方向に駆動して振動呈示するための、不等間隔の間欠信号Vを発生させて駆動信号生成部120に出力する。
制御部110は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、処理等を行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等から構成されるマイクロコンピュータである。
駆動信号生成部120は、制御部110から出力される不等間隔の間欠信号Vと、PWM信号発生部125から出力される所定の変調周波数及び所定のデューティに設定されたPWM信号Vから、モータ42を駆動するための駆動制御信号Vを生成する回路である。
PWM信号発生部は、所定の変調周波数及び所定のデューティのPWM(Pulse Width Modulation)信号を発生させるものである。例えば、三角波をコンパレータに入力し、基準電圧と比較することにより、任意のデューティのパルス信号を生成することができる。本実施の形態では、例えば、周波数20kHzの矩形パルスであり、デューティ20%〜93%に設定する。
駆動信号生成部120において、制御部110から出力される不等間隔の間欠信号VとPWM信号発生部125から出力されるPWM信号Vは、AND回路126により、間欠信号VのON期間(Hiレベルの区間)だけPWM信号Vが駆動制御信号Vとして出力される。
駆動回路130は、駆動制御信号Vを増幅してモータ42に駆動電流を供給する回路である。駆動制御信号Vに基づいて、バッテリ等の電源+Bから増幅された電流をモータ42に供給して、モータ42を回転駆動する。
図7(a)〜(d)は、駆動制御部における各部の信号波形である。図7(a)で示すPWM信号Vは、所定の変調周波数及び所定のデューティに設定されたPWM信号である。本実施の形態では、例えば、変調周波数が周波数20kHzの矩形パルスであり、デューティ20%〜93%に設定される。変調周波数は任意に設定可能であるが、20kHz以上の非可聴域周波数の領域に設定するのが好ましい。この周波数20kHzは通常の場合、人が音として感じることがない非可聴域周波数の領域である。したがって、この周波数に基づいてモータ42を回転駆動すれば、駆動音として感じることはない。
図7(b)は、制御部110から出力される不等間隔の間欠信号Vである。この間欠信号Vは、駆動部としてのモータ42を駆動する電流量に応じて設定される不等間隔の周期のパルスが時系列に出力されるパルス列である。本実施の形態では、例えば、間欠信号Vは、制御部110からデューティ20%〜93%の矩形パルスがランダムに出力されて形成されている。図7(b)で示すように、1期間の周期は、T1,T2、T3、・・・・・のようにランダムに変化して出力される。なお、各周期T1,T2、T3、・・・・・において、ON期間T0は一定であり、例えば、100μsである。なお、ON期間T0を100μsとする設定は、制御部110の割り込み処理時間によって決定される。また、上記示したランダムとは、一定周期を繰り返すことなく、モータの駆動電流が所定の目標電流値となるように設定された不等間隔の間欠信号によるものであればよい。
図7(c)は、制御部110から出力される不等間隔の間欠信号Vと、PWM信号発生部125から出力される所定の変調周波数及び所定のデューティに設定されたPWM信号Vから生成された駆動制御信号Vである。この駆動制御信号Vは、不等間隔の間欠信号VとPWM信号発生部から出力されるPWM信号Vに基づいて、AND回路126により、間欠信号VのHiレベルの区間だけ周波数20kHzの矩形パルスとして出力される。
図7(d)は、駆動制御信号Vに基づいて駆動回路130からモータ42に供給される駆動電流Idである。なお、電流波形の最大値をIとしている。
(目標電流値による駆動制御信号Vの設定)
モータ42を駆動してタッチパネル24を振動させる場合の目標電流値に基づいて、前述のように制御部110の割り込み処理時間が100μsとして、100μs毎に駆動指令の制御を行なう。
(目標電流値が500mA〜100mAの場合)
目標電流値が500mA〜100mAの場合は、PWM信号Vのデューティを93〜20%に設定することにより、不等間隔の間欠信号VはON継続とすることができる。すなわち、駆動制御信号Vは、デューティ93〜20%の連続信号とすることができる。図7(d)で示した駆動電流Idの最大値Iを500mAとすると、上記の設定により、目標電流値を略500mA〜100mAとすることができる。
この場合の駆動電流Idは、駆動制御信号Vに基づいて生成されるので、モータ42の駆動はPWM信号Vの周波数を20kHzとすると、20kHzの連続信号となる。したがって、この条件でモータ42を駆動する場合に、可聴域周波数の聴感異音が発生することはない。
(目標電流値が50mAの場合)
目標電流値が50mAの場合は、PWM信号Vのデューティを20%に設定し、不等間隔の間欠信号Vを、ON期間を100μs、OFF期間を100〜1100μsに設定する。図7(d)で示した駆動電流Idの最大値Iを500mAとすると、上記の設定により、目標電流値を略50〜8.3mAとすることができる。
この場合、駆動電流Idは、ON期間に変調周波数20kHzのPWM信号Vに基づくものとなるが、不等間隔の間欠駆動となるので、一定周期の聴感異音は発生しない。
(目標電流値が20mAの場合)
目標電流値が20mAの場合は、PWM信号Vのデューティを20%に設定し、不等間隔の間欠信号Vを、ON期間を100μs、OFF期間を500〜2100μsに設定する。図7(d)で示した駆動電流Idの最大値Iを500mAとすると、上記の設定により、目標電流値を略16.7〜4.5mAとすることができる。
この場合、駆動電流Idは、ON期間に変調周波数20kHzのPWM信号Vに基づくものとなるが、不等間隔の間欠駆動となるので、一定周期の聴感異音は発生しない。
以上から、目標電流値が100mA以下の場合は、制御部110からON/OFF期間を適宜設定して不等間隔の間欠信号Vを出力することにより、モータの駆動制御を行なう。これにより、一定周期の聴感異音の発生を防止して、耳障りな音の発生を低減可能とすることができる。
(不等間隔の間欠信号Vの例)
図8(a)は、目標電流値が50mAの場合に設定されるTicnt値の表である。このTicnt値は、図7で示した不等間隔の周期T1、T2、T3、・・・・・の周期の各値である。図8(b)は、目標電流値が20mAの場合に設定されるTicnt値の表である。このTicnt値は、図7で示した不等間隔の周期T1、T2、T3、・・・・・の周期の各値である。また、図9A、図9Bは、図8(a)、(b)のようにTicnt値が設定された場合の、それぞれの駆動電流Idを示す波形図である。
(目標電流値が50mAの場合の不等間隔の間欠信号Vの例)
図8(a)に示すように、不等間隔の間欠信号を9周期の各Ticnt値で形成する。例えば、1周目のTicnt値を7として、これを初期値とする。Ticnt値=7は、図7で示したON期間T0の7倍を1周期の期間とすることである。2周目のTicnt値を4とする。初期値7から3を引いてAとする計算式とし、このAは、6周期のTicnt値の計算に用いる。同様な計算により、3周期〜9周期のTicnt値を決定する。
このようなTicnt値により生成された不等間隔の間欠信号Vを図示したのが、図9Aである。図9Aによれば、T0=100μsとすると、700μs、400μs、1000μs、300μs、1100μs、500μs、900μs、200μs、1200μsの不等間隔の周期により間欠信号Vが生成される。ON期間(T0=100μs)は、変調周波数20kHz、デューティ20%のPWM信号である。
同様に、目標電流値が20mAの場合の不等間隔の間欠信号Vの例として、図8(b)に示すTicnt値、及び、このTicnt値により生成された不等間隔の間欠信号Vを図9Bを示す。上記示した目標電流値が50mAの場合、20mAの場合に限らず、モータ42を間欠駆動する場合には、Ticnt値を適宜設定して不等間隔の間欠信号Vを生成する。これにより、モータ駆動は不等間隔の間欠駆動となるので、一定周期の聴感異音は発生せず、耳障りな音の発生を低減可能とすることができる。
(触覚呈示の動作)
次に、上記のように構成された触覚呈示装置40について、その動作を説明する。
このプッシュ操作機構30のリンク部材32のアーム部32cが駆動伝達機構41のカムプレート43の第1カム面43aに当接しているときは、プッシュ操作機構30に駆動を伝達しない非伝達位置にあり、タッチパネル装置20のプッシュ操作を許容する状態となる。
このタッチパネル装置20をプッシュ操作すると、リンク部材32の連結ピン32dは、タッチパネル装置20における連結片21cのピン係止孔21dを介して押される。これにより、リンク部材32は、支持軸31を回転中心として図2(a)〜図3(b)に矢印で示す方向に回転する。タッチパネル装置20は作動ストロークL1で移動するが、リンク部材32はカムプレート43に対して空振りするため、カムプレート43は回転しない。
従って、このリンク部材32のアーム部32cとカムプレート43の第1カム面43aとは連結されていても、アーム部32c及び第1カム面43aのそれぞれが曲面とされているため、アーム部32cが第1カム面43aに当接しているかぎり、リンク部材32を回転させても、プッシュ操作状態が維持される。
一方、このカムプレート43の第2カム面43bをリンク部材32のアーム部32cのカムフォロア面32eに当接しつつ所定の角度をもって回転させることで、リンク部材32は、支持軸31を回転中心として、図4(a)〜図5(c)に矢印で示す方向に回転する。これにより、タッチパネル装置20の連結片21cは、リンク部材32の連結ピン32dを介して押されることから、タッチパネル装置20は作動ストロークL2で移動することとなる。
このリンク部材32のカムフォロア面32eがカムプレート43の第2カム面43bに当接して乗り上げたときは、プッシュ操作機構30に駆動を伝達する伝達位置にあり、タッチパネル装置20に操作感覚を呈示する触覚呈示状態となる。
従って、カムプレート43の第2カム面43bの形状に対応する変化パターンで、リンク部材32の連結ピン32dを介してタッチパネル装置20の連結片21cを往復微動させることが可能となる。モータ42の正逆回転力は、触覚呈示装置40のカムプレート43がプッシュ操作機構30のアーム部32cに当接しつつ回転することで、プッシュ操作機構30のリンク部材32に伝達される。
このリンク部材32の正逆回転力により、タッチパネル装置20の連結片21cが往復微動することで、タッチパネル24が振動する。このタッチパネル24の振動により、操作者の手指に対して垂直な方向の触覚情報としてフィードバックが与えられる。
この触覚情報は、タッチパネル装置20からの操作者の手指による操作を示すタッチ信号に応じて、モータ42に時計回りの回転、及び反時計回りの回転を繰り返す制御信号を出力し、所定の回転角度、及び所定の繰り返し回数をもって、モータ42が正逆回転方向に回転駆動されることで得られる。
(モータ駆動による触覚呈示の動作例)
図10は、モータを回転させてタッチパネルを上、下方向に駆動して触覚呈示する場合の一連の電流駆動図を示す。次に示す(1)〜(7)までの各期間において、前述の駆動電流Id等によりモータ42を駆動して、タッチパネルを上下に振動させて触覚呈示を行なう。
(1)まず、モータの起動を行なう。これは、停止しているモータ42に起動をかけ、静止摩擦力から動摩擦力が支配するように移行するためのものである。例えば、モータ42に目標電流値200mAを通電して、CW(時計回り)の回転でモータ駆動する。目標電流値200mAであるから、PWM信号Vに基づいて連続駆動が可能である。この駆動により可聴域周波数の聴感異音が発生することはない。
(2)次に、モータのCW回転駆動を行なう。図4(a)、図5(a)に示す非伝達位置から図4(c)、図5(c)に示す伝達位置にするためである。すなわち、このCW回転駆動により、図4(c)、図5(c)に示すように、カムプレート43がリンク部材32に当接するようにする。このモータのCW回転駆動は、目標電流値25mAであるから、前述のTicnt値の表に基づいて、不等間隔の間欠信号Vに基づく駆動電流Idによりモータ42を駆動する。この駆動により一定周期の聴感異音の発生はなく、耳障りな音の発生は低減されている。
(3)次に、ブレーキをかける。(2)のモータのCW回転駆動後にモータ回転を停止させるため、回生ブレーキをかける。
(4)次に、タッチパネル24を押し上げる。この動作により、タッチパネル24を介して操作者に操作感覚を呈示する触覚呈示を行なう。例えば、モータ42に目標電流値500mAを通電して、CW(時計回り)の回転でモータ駆動する。目標電流値500mAであるから、PWM信号Vに基づいて連続駆動が可能である。この駆動により可聴域周波数の聴感異音が発生することはない。
(5)STOP期間の後、モータの逆回転駆動を行なう。上昇したタッチパネル24を下方向に移動させて元の位置に戻すためである。(1)と同様に、モータの起動を行なう。例えば、モータ42に目標電流値200mAを通電して、CCW(反時計回り)の回転でモータ駆動する。目標電流値200mAであるから、PWM信号Vに基づいて連続駆動が可能である。この駆動により可聴域周波数の聴感異音が発生することはない。
(6)次に、モータのCCW(反時計回り)の回転駆動を行なう。図4(c)、図5(c)に示す伝達位置から図4(a)、図5(a)に示す非伝達位置に戻すためである。これにより、上昇したタッチパネル24は下方向に移動して元の位置に戻る。このモータのCCW回転駆動は、目標電流値25mAであるから、前述のTicnt値の表に基づいて、不等間隔の間欠信号Vに基づく駆動電流Idによりモータ42を駆動する。この駆動により一定周期の聴感異音の発生はなく、耳障りな音の発生は低減されている。
(7)最後に、ブレーキをかける。(6)のモータのCCW回転駆動後にモータ回転を停止させるため、回生ブレーキをかける。これにより、一連のモータ駆動による触覚呈示を終了する。
(実施の形態の効果)
以上のように構成された操作装置1を採用することで、以下の効果が得られる。
(1)低電流でモータを駆動する場合に、制御部110、すなわち、マイコンの割込み時間の制約により間欠駆動としなければならない場合がある。この場合に、PWM信号のデューティ、及び、変調周波数を適宜設定してON/OFF期間が不等間隔の間欠信号に基づいてモータ42を駆動する。これにより、一定周期の聴感異音が発生せず、耳障りな音の発生を低減可能とする操作装置を提供することができる。
(2)上記のようにモータ42を間欠駆動する場合に、変調周波数を20kHz以上とすることにより、PWM信号に基づく可聴域周波数の聴感異音が発生することはない。
(3)モータ駆動の目標電流値によっては、間欠信号ではなく、所定の変調周波数のPWM信号により連続駆動が可能である。この場合は、聴域周波数の聴感異音が発生することはない。
(4)以上説明したように、不等間隔の間欠信号としてランダムに周期を設定して音の周波数を分散することにより、耳障りな音の改善が出来る。
[変形例]
本発明における操作装置1においては、次に示すような他の変形例も可能である。
(1)上記触覚呈示手段は、車載機器に限らず、例えばゲーム機、パーソナルコンピュータや携帯電話機などの各種の端末装置に適用することができることは勿論である。
(2)タッチパネルを備えていない各種のスイッチ装置であっても、操作者の手指に触覚刺激操作感触を呈示することは可能であり、上記触覚呈示手段は、例えばマウス装置、キーボードや操作ノブなどにも適用することができる。
(3)上記触覚呈示手段は、例えば使用目的などに応じて配置個数、配置位置や配置形態などを適宜に選択すればよく、本発明の初期の目的を達成することができる。
以上の説明からも明らかなように、本発明に係る代表的な実施の形態、変形例及び図示例を例示したが、上記実施の形態、変形例及び図示例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。従って、上記実施の形態、変形例及び図示例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1…操作装置、2…ボディ、3…カバー体、4…セパレータ、5,6…操作ノブ、5a,6a…プッシャ、5b,6b…プッシュスイッチ、7…制御基板、8…ストッパ、20…タッチパネル装置、21…ベース、21a…弾性係合片、21b…案内片、21c…連結片、21d…ピン係止孔、22…フレーム、22a…枠部、23…タッチセンサ基板、24…タッチパネル、25…シールド部材、26…クリック部材、27…導電性テープ、28…フレキシブルフラットケーブル、29…両面テープ、30…プッシュ操作機構、31…支持軸、32…リンク部材、32a…基部、32b…支持軸挿入用孔、32c…アーム部、32d…連結ピン、32e…カムフォロア面、33…エンコーダ、34…ホルダ、35…スタビライザ、36…トーションバネ、40…触覚呈示装置、41…駆動伝達機構、42…モータ、43…カムプレート、43a…第1カム面、43b…第2カム面、44…ハウジング、45…ターミナル、46…グランドクリップ、100…駆動制御部、110…制御部、120…駆動信号生成部、125…PWM信号発生部、126…AND回路、130…駆動回路

Claims (3)

  1. プッシュ操作可能なプッシュ操作機構と、
    前記プッシュ操作機構を駆動部により駆動して操作感覚を呈示する触覚呈示手段と、
    不等間隔の間欠信号及び所定の変調周波数に設定されるPWM信号に基づいて生成される駆動制御信号により前記駆動部を間欠駆動する駆動制御部と、
    を有することを特徴とする操作装置。
  2. 前記間欠信号は、前記駆動部を駆動する電流量に応じて設定される不等間隔の周期のパルスが時系列に出力されるパルス列であることを特徴とする請求項1に記載の操作装置。
  3. 前記PWM信号は、前記変調周波数が可聴域周波数を超えた周波数に設定されることを特徴とする請求項1記載の操作装置。
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