JP2014089268A - 光学装置および顕微鏡 - Google Patents

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秀貴 佐々木
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豊 岩崎
Tomomi Takashina
知巳 高階
Yuji Kunigome
祐司 國米
Hironori Yazawa
洋紀 矢澤
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Abstract

【課題】移動中の観察対象を容易に捉えられる光学装置および顕微鏡を提供する。
【解決手段】光学系と、被写体を前記光学系を通して撮像する撮像部と、前記撮像部が撮像した画像を表示する表示部と、前記光学系の観察範囲の移動中において、前記画像内に含まれる観察対象を強調表示する画像処理部と、を備える光学装置。前記光学装置と、前記光学系の観察範囲を移動するステージ部とを備え、前記画像処理部は、前記ステージ部により観察範囲が移動されたことに応じて前記画像内に含まれる観察対象を強調表示する顕微鏡。
【選択図】図2

Description

本発明は、光学装置および顕微鏡に関する。
レンズ等を含む光学系に対して観察対象を相対移動させながら、当該観察対象を観察する光学装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
[特許文献1] 特開2011−8032号公報
しかしながら、このような光学装置において、コントラストの低い観察対象を観察する場合、光学系の観察範囲を移動させると当該観察対象を視認することが難しくなり、移動速度を把握するのが難しくなったり当該観察対象を見失ってしまったりする、という課題がある。
本発明の第1の態様においては、光学系と、被写体を前記光学系を通して撮像する撮像部と、前記撮像部が撮像した画像を表示する表示部と、前記光学系の観察範囲の移動中において、前記画像内に含まれる観察対象を強調表示する画像処理部と、を備える光学装置を提供する。
本発明の第2の態様においては、本発明の第1の態様における光学装置と、前記光学系の観察範囲を移動するステージ部とを備え、前記画像処理部は、前記ステージ部により観察範囲が移動されたことに応じて前記画像内に含まれる観察対象を強調表示する顕微鏡を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
顕微鏡10の全体構成図である。 顕微鏡10の制御系を説明するブロック図である。 顕微鏡10によって実行される表示制御処理のフローチャートである。 撮像部32が観察対象102を撮像している撮像画像である。 撮像画像100における観察対象102の輪郭を強調表示した撮像画像である。 図4よりも高い倍率で撮像部32が観察対象102を撮像した撮像画像104である。 低倍率の撮像画像100における観察対象102を、高倍率の撮像画像104を縮小した画像で置き換えた撮像画像である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、顕微鏡10の全体構成図である。本実施例は、光学装置の一例として、顕微鏡10を示すが、これに代えて、レーザ顕微鏡、電子顕微鏡、X線顕微鏡、または超音波顕微鏡等であってよく、望遠鏡または双眼鏡等であってもよい。
顕微鏡10は、本体12と、ステージ駆動部14と、ステージ部16と、レボルバ駆動部18と、レボルバ20と、複数(例えば3個)の対物レンズ22、24、及び26と、鏡筒28と、接眼レンズ30と、撮像部32と、一対のランプハウス34及び36と、表示部38と、入力部40と、制御部42とを備える。
顕微鏡10の光学系は、対物レンズ22、24、及び26を有し、ステージ部16から対物レンズ22、24、又は26を介して撮像部32に達する、Z軸方向と平行な垂直方向に延びる光軸を有する。ここで、当該光軸上には、鏡筒28内に、撮像部32に焦点を合わせる焦点レンズを有してもよい。これに代えて、撮像部32が当該焦点レンズを有してもよい。また、ユーザが接眼レンズ30を覗いて観察対象を観察する場合は、鏡筒28内にハーフミラーを備え、当該ハーフミラーで観察対象からの光の一部を反射させて接眼レンズ30に導いてもよい。
本体12は、X軸およびZ軸からなる面と平行な側面視において横U字状に形成され、ステージ駆動部14、レボルバ駆動部18、鏡筒28、一対のランプハウス34及び36を保持する。
ステージ駆動部14は、ステージ部16を移動させる。ステージ駆動部14は、例えば複数のモータ等を備え、当該複数のモータ等をそれぞれ駆動させることによってステージ部16を光軸と直交するX軸方向およびY軸方向、並びに光軸と平行なZ軸方向に移動させる。ステージ駆動部14は、更に、モータ等をそれぞれ駆動させることによってステージ部16を、光軸を中心に回転させてもよいし、X軸またはY軸を中心に回転させてもよい。
ステージ駆動部14は、ステージ部16のステージ移動量を実測して出力するようにしてもよい。この場合、ステージ駆動部14は、リニアエンコーダ等の位置検出センサを有する。
ステージ部16は、光学系の観察範囲を移動する。ステージ部16は、ステージ駆動部14によって光軸と直交するX軸方向およびY軸方向に移動することにより、光学系の観察範囲を移動する。なお、ステージ部16は、ステージ駆動部14に代えて、駆動ダイヤル44等を回転させることによって、光学系の観察範囲を移動させる手動ステージであってよい。駆動ダイヤル44は、粗動用ダイヤル46と微動用ダイヤル48とを有し、同一方向の移動においてそれぞれのダイヤルの回転角度に応じた移動量をそれぞれ異ならせてもよい。また、ステージ部16は、ステージ駆動部14の上部に設けられ、観察対象が載置されたプレート等を保持する。
レボルバ駆動部18は、レボルバ20を保持し、当該レボルバ20を回転させてレボルバ20に設けられた対物レンズを切り換える。レボルバ駆動部18は、一例として、モータを備え、当該モータを駆動させることによってレボルバ20を回転させる。
レボルバ20は、レボルバ駆動部18の下面に設けられ、複数の対物レンズを保持する。本実施例において、レボルバ20は、3個の対物レンズ22、24、及び26を保持する。レボルバ20は、レボルバ駆動部18によって回転され、3個の対物レンズ22、24、又は26の何れか1つが光軸上に配置される。
3個の対物レンズ22、24、及び26は、それぞれ異なる倍率を有し、一例として5倍、10倍、20倍である。すなわち、レボルバ駆動部18がレボルバ20を回転させることによって光軸上の対物レンズが切り換わり、切り換わった対物レンズの倍率に応じて光学系の倍率が変更される。光軸上に配置された対物レンズ22、24、又は26は、ステージ部16上の観察対象を反射または透過した光を撮像部32および/または接眼レンズ30へと導く。
鏡筒28は、一例として接眼レンズ30及び撮像部32を保持する。接眼レンズ30は、鏡筒28のハーフミラーによって反射された光、即ちステージ部16上の観察対象を反射または透過した光をユーザに視認させる。
撮像部32は、被写体を光学系を通して撮像する。本実施例において、撮像部32は、CCD又はCMOS等の撮像素子を有し、ステージ部16上の観察対象を反射または透過した光を、対物レンズ22、24、又は26と焦点レンズ等を介して撮像する。撮像部32は、当該光を撮像した画像を制御部42へと出力する。
ランプハウス34は、ステージ部16上の観察対象を透過させる透過光を出力する。ランプハウス34から出力された透過光は、ステージ部16から撮像部32へと光軸に沿って進行する。これにより、当該透過光は、ステージ部16上の観察対象を透過して撮像部32へと達する。なお、当該透過光が鏡筒28のハーフミラーによって反射される場合、反射された一部の透過光は接眼レンズ30へと達する。
ランプハウス36は、ステージ部16上の観察対象を反射させる反射光を出力する。ランプハウス36から出力された反射光は、対物レンズ22、24、又は26からステージ部16へと光軸に沿って進行し、ステージ部16上の観察対象で反射して撮像部32へと光軸に沿って進行する。これにより、当該反射光は、ステージ部16上の観察対象で反射して撮像部32へと達する。なお、当該反射光が鏡筒28のハーフミラーによって反射される場合、反射された一部の反射光は接眼レンズ30へと達する。
表示部38は、撮像部32が撮像した画像を表示する。本実施例において、表示部38は、撮像部32がステージ部16上の観察対象を反射または透過した光を撮像した画像(以下、撮像画像)を、制御部42を介して表示する。また、表示部38は、基準マーカが付加された画像を表示してもよい。なお、基準マーカを付した画像の表示については、後述する。表示部38は、撮像画像等を表示可能な液晶表示パネルであってよく、CRTディスプレイ等であってもよい。
入力部40は、ユーザの手指等が接触することによって動作指示が入力される入力デバイスである。本実施例において、入力部40は、制御部42に接続されたタッチパネルである。なお、入力部40には、操作ボタンおよび/または撮像画像等を表示させる表示部を有してもよい。
入力部40は、ユーザによる入力部40への手指等の接触、離間、および接触箇所の移動等のジェスチャーに応じた動作指示が入力され、当該動作指示を制御部42に送信する。
ユーザのジェスチャー入力の一例について説明する。ユーザは、ステージ部16を移動させる動作指示の一例として、手指を入力部40に接触させ、当該入力部40に接触したままステージ部16を移動させたい方向に移動させる。これにより、制御部42は、接触箇所の移動方向および移動距離に応じて、ステージ駆動部14を駆動してステージ部16を移動させる。
なお、ステージ部16の移動は粗動と微動とに分けてもよい。この場合、制御部42は、粗動および微動を指定するボタンを表示部38に表示させ、ユーザの当該ボタン操作に応じて、ステージ駆動部14を粗動で駆動させるか微動で駆動させるかを決定する。なお、制御部42は、表示部38に表示される撮像画像の倍率によって、ステージ駆動部14を粗動で駆動させるか微動で駆動させるかを自動で決定してもよい。
ユーザは、ステージ部16の移動を停止させる動作指示の一例として、手指を入力部40に接触させるタッチ、又は接触させた後に離間させるタップを2回繰り返す。これにより、制御部42は、ステージ駆動部14を制御して、ステージ部16を停止させる。
ユーザは、ステージ部16の回転を指示する動作指示の一例として、2本の指を入力部40に接触させて、一方の指を中心として、他方の指を回転させる。これにより、制御部42は、ステージ駆動部14を制御して、一方の指が接触している入力部40に表示されている撮像画像の領域を中心として、ステージ部16を回転させる。
ユーザは、ステージ部16を移動させた後、ステージ部16を移動させる前の位置に戻す動作指示の一例として、手指を入力部40に接触させ、当該入力部40に接触したまま右側が開口した半円形状に移動させる。これにより、制御部42は、ステージ駆動部14を制御して、ステージ部16を移動させる前の位置に移動させる。
ユーザは、ステージ部16を部分的(例えば2つ前の動作指示における位置)に戻す動作指示の一例として、手指を入力部40に接触させ、当該入力部40に接触したまま上側が開口した半円形状に移動させる。これにより、制御部42は、ステージ駆動部14を制御して、ステージ部16を部分的に戻す。
ユーザは、ステージ部16を部分的に戻した後、再度移動させる動作指示の一例として、手指を入力部40に接触したまま接触箇所を更に移動させる。これにより、制御部42は、ステージ駆動部14を制御して、接触箇所の移動に合わせて、ステージ部16を再度移動させる。
ユーザは、表示部38に表示された撮像画像を巻き戻す場合、すなわち、表示部38が現在表示している撮像画像よりも前に表示していた撮像画像を表示させる動作指示の一例として、手指を入力部40に接触させ、当該入力部40に接触したまま円状に移動させる。これにより、制御部42は、表示部38が前に表示していた撮像画像を表示部38に表示させる。
なお、ユーザが、手指を入力部40に接触させ、当該入力部40に接触したまま2回転させた場合、表示部38が現在表示している撮像画像よりも2つ前に表示していた撮像画像を表示部38に表示させてもよい。また、ユーザが、手指を入力部40に接触させ、当該入力部40に接触したまま反時計回りに移動させた場合、前に表示した撮像画像を表示部38に表示させてよく、時計回りに回した場合は、未表示の撮像画像を表示部38に表示させてもよい。
ユーザは、現在のステージ部16の位置を記憶させる動作指示の一例として、3本指で入力部40をタップする。これにより、制御部42は、現在のステージ部16の位置の座標情報を記憶する。ユーザは、ランプハウス34及び36の明るさを変更する動作指示の一例として、2本指で入力部40に接触させ、当該入力部40に接触したまま移動させる。これにより、制御部42は、移動方向によって、ランプハウス34及び36の明るさを強く又は弱くする。
ユーザは、光学系の倍率を変更する動作指示の一例として、2本指で入力部40に接触させ、当該入力部40に接触したまま2本の指の間隔を変更する。例えば、ユーザが2本の指の間隔を広げた場合、制御部42は、レボルバ駆動部18を駆動してレボルバ20を回転させ、高倍率の対物レンズ26を光軸上に配置する。一方、ユーザが2本の指の間隔を縮めた場合、制御部42は、レボルバ駆動部18を駆動してレボルバ20を回転させ、低倍率の対物レンズ22を光軸上に配置する。
ユーザは、観察対象を探索する動作指示の一例として、入力部40上で形状を指定する。例えば、ユーザが手指を入力部40に接触させ、当該入力部40に接触したまま三角形状に移動させると、制御部42は、撮像画像内から三角形状をした観察対象を探索する。更に、ユーザが、観察対象を検索する方向を指定すると、制御部42は、指定された方向における撮像画像内から三角形状をした観察対象を探索する。例えば、ユーザが、手指を入力部40に接触させ、当該入力部40に接触したまま下部から上部へと接触箇所を移動させると、制御部42は、現在位置よりも上方向の撮像画像内から三角形状をした観察対象を探索する。
このように、ユーザは、顕微鏡の操作を1箇所で操作することができる。このため、ユーザは、顕微鏡の操作部材の位置を覚えなくても、また、顕微鏡の操作部材の位置を確認しなくても、適切に操作することができる。したがって、ユーザは、使い慣れていない顕微鏡であっても、観察対象から目を離すことなしに顕微鏡10を操作することができる。また、入力部40は、ジェスチャー入力を可能とするタッチパネルを構成するので、コンパクトかつスリムにすることができる。
なお、上記入力部40は、制御部42に接続する部品として説明したが、本実施例はこれに限られることはない。例えば、入力部40は、本体12(一例として側面)に設けてもよい。また、表示部38が、入力部40の機能を有するタッチパネル・ディスプレイであってもよい。
制御部42は、顕微鏡10の制御全般を司る。制御部42は、一例として、コンピュータである。制御部42による制御については、次に述べる。
図2は、制御部42の制御系を説明するブロック図である。なお、図1と共通の要素には、図1と同一の符号を付し、その説明を省略する。図2に示すように、制御部42は、処理部50と、記憶部52とを有する。処理部50は、一例として、CPU(中央演算処理装置)又はマイクロコントローラである。処理部50は、記憶部52に格納された表示制御プログラムを読み込むことによって、取得部60、特定部62、及び画像処理部66として機能する。
取得部60は、ユーザが入力する指示および顕微鏡10の各部の状態等を取得する。本実施例において、取得部60は、入力部40、撮像部32、表示部38、記憶部52、画像処理部66、ステージ駆動部14、及びレボルバ駆動部18と接続する。
本実施例において、取得部60は、入力部40からユーザの指示を取得し、取得した指示に応じた指示を記憶部52、特定部62、および/または画像処理部66に出力する。例えば、取得部60は、観察範囲の移動の指示を取得する。取得部60は、入力部40から入力されたジェスチャーを解析し、当該ジェスチャーに応じた指示を取得する。取得部60は、入力されたジェスチャーがステージ部16を移動させる指示であった場合、当該ジェスチャーを観察範囲の移動指示として取得し、取得した観察範囲の移動指示を特定部62へ出力する。
また、取得部60は、撮像部32から撮像画像を取得し、取得した撮像画像を表示部38、記憶部52、および/または画像処理部66に出力する。また、取得部60は、ステージ駆動部14から現在のステージ部16の位置を示す座標データを取得し、取得した座標データを特定部62、記憶部52、および/または画像処理部66に出力する。また、取得部60は、レボルバ駆動部18から光軸上に配置されている対物レンズ22、24、または26を示す倍率データを取得し、取得した倍率データを特定部62、記憶部52、および/または画像処理部66に出力する。
特定部62は、観察範囲を移動させる移動量を特定する。本実施例において、特定部62は、取得部60から観察範囲の移動指示が入力されると、ステージ部16を現在位置から移動先の位置までの距離を算出し、観察範囲を移動させる移動量を特定する。特定部62は、取得部60からステージ部16の現在位置を示す座標データと移動先の座標データとを取得し、これら座標データ同士の差から移動距離を算出する。特定部62は、当該算出結果を、観察範囲を移動させる移動量として特定する。特定部62は、特定した移動量をステージ駆動部14へ出力する。
また、特定部62は、光軸上に設定する倍率を特定する。本実施例において、特定部62は、取得部60から光学系の倍率を設定する設定指示が入力されると、レボルバ駆動部18から取得部60を介して現在光軸上に設定されている対物レンズ22、24、又は26の倍率データを取得し、光軸上に設定されている対物レンズ22、24、又は26を変更する必要があるか否かを判定する。特定部62は、当該判定結果が"必要である"場合に、対物レンズを切り換える駆動指示をレボルバ駆動部18へ出力する。
例えば、特定部62は、取得部60から入力された設定指示が5倍であり、かつ現在光軸上に倍率5の対物レンズ22が配置されている場合、対物レンズ22を変更する必要がないと判定する。この場合、特定部62は、レボルバ駆動部18へ駆動指示を出力しない。一方、特定部62は、取得部60から入力された設定指示が20倍であり、かつ現在光軸上に倍率5の対物レンズ22が配置されている場合、対物レンズ22を変更する必要があると判定する。この場合、特定部62は、レボルバ駆動部18へ回転指示を出力して、光軸上の倍率5の対物レンズ22を倍率20の対物レンズ28へと切り換える。
画像処理部66は、光学系の観察範囲の移動中において、画像内に含まれる観察対象を強調表示する。なお、画像処理部66は、取得部60が観察範囲の移動の指示を取得したことに応じて、観察対象を強調表示してもよい。例えば、画像処理部66は、取得部60が、入力部40からステージ部16の移動指示を取得したことに応じて、観察対象を強調表示する。
また、画像処理部66は、観察範囲の移動中において、画像のコントラストが基準以下であることを条件として、観察対象を強調表示してもよい。例えば、画像処理部66は、取得部60が入力部40から観察範囲の移動指示を取得すると、光学系の観察範囲が移動中であると判断する。そして画像処理部66は、観察範囲の移動中において撮像画像のコントラストが予め定められた基準値以下であると判断した場合に、撮像画像内に含まれる観察対象を強調表示する。
ここで、コントラストとは、表示部38が表示している撮像画像内において、最も暗い部分と最も明るい部分の輝度の差であってよく、これに代えて、撮像画像内のユーザが指定する領域内の、最も暗い部分と最も明るい部分の輝度の差であってもよい。ユーザは、撮像画像内の領域を指定する場合、入力部40からジェスチャーによって入力してよい。また、コントラストの基準値は、例えば出荷時に予め定められたものであってもよいし、ユーザが顕微鏡10を使用する前に予め定めたものであってもよい。
画像処理部66は、光学系の観察範囲の移動が停止したことに応じて、観察対象の強調表示を解除する。例えば、画像処理部66は、取得部60が入力部40から観察範囲の移動停止指示を取得すると、光学系の観察範囲が停止したと判断し、撮像画像内に含まれる観察対象の強調表示を解除する。
画像処理部66は、観察対象の強調表示として、例えば、観察対象の境界近傍を強調する。画像処理部66は、画像認識技術等により観察対象を検出し、検出した観察対象の輪郭を強調する。また、画像処理部66は、観察対象または観察対象の境界近傍を着色して強調してもよい。また、画像処理部66は、観察対象または観察対象の境界近傍を点滅表示してしてもよい。
例えば、画像処理部66は、撮像画像内またはユーザが指定する領域内において、隣り合う画素の輝度の変化が予め定められた値以上の画素について、予め定められた輝度および/または色に変換してよい。また、画像処理部66は、変換した画素が連続して、予め定められた長さ以上の線状に並ぶ場合、または閉じた図形等を形成する場合は、当該線または図形を、予め定められた太さ、輝度、および色の線で描画してもよい。
これに代えて、画像処理部66は、表示部38が表示している撮像画像内において、予め定められた輝度または表示画像内の輝度の平均値等に比べて、輝度の高い画素または低い画素が隣り合う画素領域を抽出する。画像処理部66は、撮像画像内またはユーザが指定する領域内において、抽出した画素領域が予め定められた面積よりも広い場合、当該画素領域を観察対象として、当該画素領域の境界近傍を強調してもよい。
また、画像処理部66は、表示部38が表示している撮像画像内において、ユーザにより観察対象を指定された場合は、当該観察対象の境界近傍を強調してよい。ここで、ユーザによる指定が、表示された観察対象の形状に対応して、入力部40上を指で当該形状と同様の形状をなぞるジェスチャー入力の場合、ユーザがなぞった形状に対応する撮像画像内の画素を予め定められた輝度および/または色に変換してよい。
これに代えて、画像処理部66は、表示部38が表示している撮像画像全体またはユーザが指定する領域全体に対して、コントラスト強調処理をしてもよい。画像処理部66のコントラストの強調手段は、ユーザによって予め指定されてよく、また、ユーザによって画像処理方法をプログラミングされてもよい。
画像処理部66は、表示部38に表示する画像に対し、光学系の倍率に応じた基準マーカを付加してもよい。なお、画像処理部66は、画像のコントラストが基準以下の場合に、基準マーカを付加してもよい。本実施例において、画像処理部66は、表示部38に表示する撮像画像のコントラストが予め定められた基準値以下であると判断した場合に、光軸上に配置された対物レンズ22、24、又は26の倍率に応じた基準マーカを、表示部38に表示する撮像画像に対して付加する。コントラストの基準値は、例えば出荷時に予め定められた値であってもよいし、ユーザが設定した値であってもよい。
基準マーカは一例としてグリッドである。画像処理部66は、観察対象に追従するようにステージ部16の動きと同期してグリッドを表示部38にスクロール表示させる。具体的には、画像処理部66は、ステージ駆動部14から取得部60を介して入力される単位時間あたりの座標データの変化量(座標データの変化量/時間)からステージ部16の移動速度を算出し、当該移動速度に応じてグリッドを表示部38にスクロール表示させる。
これにより、コントラストが予め定められた基準値よりも低い撮像画像をスクロール表示させた場合において、グリッドがステージ部16の動きと同期してスクロール表示される。これにより、ユーザは、テクスチャの乏しい撮像画像を表示部38にスクロール表示させも、ステージ部16が移動していることを容易に視認することができる。
画像処理部66は、更に、光軸上に配置された対物レンズ22、24、又は26の倍率に応じてグリッドの色、太さ、および/または間隔を変えてもよい。例えば、画像処理部66は、レボルバ駆動部18から取得部60を介して入力される倍率データに応じてグリッドの色、太さ、および/または間隔の表示態様を変える。
一例として、画像処理部66は、倍率データに応じて色を変える場合、5倍率を青色、10倍率を緑色、20倍率を赤色で表示する。なお、画像処理部66は、色、太さ、及び間隔を組み合わせて、倍率毎に異ならせて表示してもよい。
このように、画像処理部66が倍率に応じて色、太さ、および/または間隔を変えることにより、ユーザは、観察対象を何倍の倍率で観察しているのかを視覚的に把握することができる。なお、画像処理部66が倍率に応じてグリッドの間隔を変える場合、ユーザは、グリッドの間隔から、観察対象をどちらの方向にどれだけ移動させればよいかを視覚的に把握することもできる。
また、画像処理部66は、入力部40から取得部60を介して入力されるユーザの指示(例えば強調表示の設定の指示)に応じて、グリッドの表示態様(色、太さ、および/または間隔)を切り換えてもよい。また、画像処理部66は、入力部40から取得部60を介して入力されるユーザの指示(例えば強調表示の設定の指示)に応じて、グリッド表示の有効/無効を切り換えてもよいし、強調表示の有効/無効を切り換えてもよい。
記憶部52は、撮像部32が撮像した画像を記憶する。本実施例において、記憶部52は、取得部60から入力された撮像画像を記憶する。なお、記憶部52は、ステージ部16の移動に伴って、撮像部32が順次撮像する撮像画像を記憶してもよい。記憶部52は、さらに、ステージ部16の移動が停止した場合には、撮像画像の記憶を停止してもよい。
記憶部52は、取得部60から入力された座標データ及び倍率データを記憶する。一例として、記憶部52は、取得部60から入力された撮像時の座標データ及び倍率データを撮像画像の属性情報(以下、メタデータと示す。)として記憶する。なお、記憶部52は、当該メタデータを撮像画像に含めて記憶してもよいし、撮像画像は別に記憶してもよい。
記憶部52は、出力指示が入力されると撮像画像を出力する。一例として、記憶部52は、取得部60から出力指示が入力されると、記憶した撮像画像を取得部60へ出力する。取得部60は、取得した当該撮像画像を表示部38および/または入力部40へ入力し、表示部38および/または入力部40に表示させる。
図3は、制御部42によって実行される表示制御処理のフローチャートである。表示制御処理は、処理部50が記憶部52に格納されている表示制御プログラムを読み込むことによって実行される。
図3に示すように、表示制御処理では、画像処理部66は、取得部60が入力部40から入力されるユーザの移動指示を取得するまで待機状態となる(S10)。当該待機状態において、撮像部32は撮像動作を続けてよく、取得部60は、撮像部32から取得した撮像画像を順次表示する。
取得部60は、移動指示を取得すると(S10:Yes)、撮像部32から取得している撮像画像を画像処理部66へ出力する。画像処理部66は、入力された撮像画像のコントラストが予め定められた基準値以下であるか否かを判定する(S12)。画像処理部66は、入力された撮像画像のコントラストが予め定められた基準値以下である場合、処理をステップS14に進める。図4には、観察対象102を撮像した撮像画像100のコントラストが、予め定められた基準値以下である場合の一例を示す。
画像処理部66は、観察対象を強調表示する(S14)。すなわち、画像処理部66は、ステージ部16により観察範囲が移動されたことに応じて画像内に含まれる観察対象を強調表示する。また、画像処理部66は、ステージ部16の動きと同期したグリッドを撮像画像に付加して表示する(S16)。なお、観察対象の強調表示およびグリッド表示については、前述したのでここでは省略する。図5には、撮像画像100に観察対象102の強調表示およびグリッド表示を施した場合の一例を示す。
一方、画像処理部66は、入力された撮像画像のコントラストが予め定められた基準値よりも大きい値である場合(S12:No)、処理をステップS18に進める。画像処理部66は、取得部60が入力部40から入力されるユーザの移動停止指示を取得するまで観察対象の強調表示およびグリッド表示を続けてよい。ここで、本実施例の画像処理部66は、ステップS12の処理に戻り、ステップS12〜S16の処理を繰り返す。
これにより、画像処理部66は、初期状態においてコントラストが十分な撮像画像が得られ、かつ、ステージ部16の移動途中で撮像画像のコントラストが予め定められた基準値以下となった場合においても、観察対象を強調表示することができる。
取得部60は、移動停止指示を取得すると(S18:Yes)、移動停止指示を取得部60へ出力する。画像処理部66は、取得部60から移動停止指示を取得すると、観察対象の強調表示およびグリッド表示を解除する(S20)。
以上説明したように、本実施形態の顕微鏡10は、光学系の観察範囲の移動中において、撮像部32が撮像した撮像画像内に含まれるコントラストの低い観察対象を強調表示する。これにより、顕微鏡10は、ユーザがコントラストの低い観察対象を観察し、光学系の観察範囲を移動させた場合に、当該観察対象を視認させることができる。また、顕微鏡10は、ユーザが光学系の観察範囲の移動速度を上げても、当該観察対象を見失わせずに視認させ続けることができる。また、顕微鏡10は、観察範囲の移動と共に、当該移動と同期させてグリッドを表示させるので、ユーザに対して移動距離および移動速度等を、観察対象を見続けながら感覚的に認識させることができる。
なお、上記表示制御処理では、ステップS12において、強調表示およびグリッド表示をするか否かを判定するコントラストの基準値を同一の場合で説明したが、本実施例はこれに限られることはない。例えば、強調表示およびグリッド表示のそれぞれに対して、コントラストの基準値を異ならせてもよい。この場合、強調表示およびグリッド表示を別々の表示制御処理としてよい。
また、上記表示制御処理では、撮像部32から取得している撮像画像のコントラストが予め定められた基準値よりも大きい値である場合(S12:No)、画像処理部66がステップS14及びステップS16の処理をスキップすることを説明した。
しかし、本実施例はこれに限られることはない。例えば、ステップS12の判定がNoであった場合、画像処理部66は、強調表示およびグリッド表示が実行されているか否かを更に判定してもよい。画像処理部66は、当該判定がYesであった場合、これらの表示を解除する。これにより、画像処理部66は、初期状態においてコントラストが不十分な撮像画像であっても、ステージ部16の移動途中で撮像画像のコントラストが予め定められた基準値より大きくなった場合、観察対象の強調表示を解除することができる。一方、画像処理部66は、当該判定がNoであった場合、強調表示およびグリッド表示を解除する処理をスキップする。
以上の本実施形態の画像処理部66は、撮像画像に画像処理を施して、撮像画像に含まれるコントラストの低い観察対象を強調表示することを説明した。ここで、記憶部52が、撮像部32で観察対象を撮像している光学系の倍率よりも高い倍率で撮像した観察対象の高倍率画像を記憶している場合において、画像処理部66は、画像内の観察対象の画像を、高倍率画像に置き換えて表示してもよい。このような変形例にかかる当該表示処理の詳細について、図4、図6、及び図7を用いて説明する。
図4は、撮像部32が観察対象102を撮像した撮像画像100である。図4の観察対象102のコントラストは、予め定められたコントラストの基準値以下である。
図6は、図4よりも高い倍率で撮像部32が観察対象102を撮像した撮像画像104である。図6の観察対象102のコントラストは、予め定められたコントラストの基準値よりも大きいことを示す。このように、観察対象102は、高倍率で観察することにより、コントラストが高く視認性が向上する場合がある。そこで、画像処理部66は、ユーザが観察対象102を高倍率で観察した後に、光学系を低倍率に切り換えてから観察範囲を移動させた場合、観察対象102の高倍率画像を切り換えた低倍率に応じて縮小して低倍率画像の観察対象と置き換えてもよい。
図7は、低倍率の撮像画像100における観察対象102を、高倍率の撮像画像104を縮小した画像で置き換えた撮像画像の一例である。画像処理部66は、ユーザから観察範囲の移動の指示に応じて、このように、コントラストの高い画像と置き換えて、観察対象102を強調表示してよい。
このような変形例において、画像処理部66がコントラストの高い画像に置き換える処理は、以下のとおりである。取得部60は、入力部40から観察範囲の移動の指示を取得すると、記憶部52から置き換え用の撮像画像を取得して画像処理部66へ出力する。取得部60は、記憶部52に記憶された撮像時の座標データ及び倍率データを検索して、観察範囲の高倍率画像が記憶されている場合、当該高倍率画像を取得して画像処理部66に出力する。
画像処理部66は、高倍率の撮像画像104の倍率と、撮像部32から取得した低倍率の撮像画像100の倍率とを比較して、高倍率の撮像画像104の縮小率を決めて縮小する。即ち、画像処理部66は、高倍率の撮像画像104を縮小して、低倍率の撮像画像100と略同一の縮尺に変換する。
また、画像処理部66は、高倍率の撮像画像104の座標データと、低倍率の撮像画像100の座標データとを比較して、低倍率の撮像画像100内において、縮小した高倍率の撮像画像104を置き換える領域を決めて置き換える。このようにして、画像処理部66は、コントラストの低い観察対象をコントラストの高い高倍率画像の観察対象に置き換えて表示することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
例えば、顕微鏡10は、ステージ部16の移動に伴って移動していく様々な観察対象の撮像画像を順次取得し、後に一の撮像画像が選択されたことに応じて、その撮像画像に対応付けられた撮像時の位置にステージ部16を戻すと共に、撮像時の光学系の倍率に対物レンズを戻してもよい。
このような動作において、顕微鏡10が実行する表示制御処理および移動制御処理は、以下のとおりである。まず、取得部60は、ステージ部16の移動に伴って撮像部32により順次撮像されていく複数の撮像画像を、それぞれメタデータ(すなわち例えば撮像時のステージ部16の座標データ及び倍率データ等)と対応付けて記憶部52に記憶する。そして、取得部60は、順次撮像された複数の撮像画像を、一例として撮像時刻順に並べて表示部38および/または入力部40に表示させる。
ユーザが複数の撮像画像の中から一の撮像画像を選択すると、取得部60は、選択された撮像画像を取得し、当該撮像画像のメタデータを参照して撮像時の座標データを取得する。取得部60は、ステージ部16を現在位置から選択された撮像画像の撮像時における位置へと移動させる移動指示を特定部62へと与える。これを受けて特定部62は、現在位置から移動先の位置への移動量を特定し、ステージ駆動部14を制御してステージ部16を撮像時における位置へと移動させる。
また、取得部60は、撮像時の倍率データと同じ倍率を設定する設定指示を併せて特定部62へ出力してもよい。これを受けて特定部62は、取得部60から入力された設定指示および現在の倍率に基づいて、光学系の倍率を切り換えるか否かを決め、切り換える場合は、レボルバの回転指示をレボルバ駆動部18へと与える。これを受けてレボルバ駆動部18は、当該回転指示に応じて対物レンズを切り換える。以上により、ユーザは、記憶部52に記憶された撮像画像に基づき、当該撮像画像と略同一の視野を再現することができる。
このような表示制御処理により、ユーザは、表示部38に並べて表示された撮像画像を参照することにより、観察対象の検出を開始してから終了するまでの履歴、すなわち、観察対象を探し始めてから見つけるまでの履歴を参照することができる。
また、このような移動制御処理により、ユーザは、表示部38に並べて表示された撮像画像の中から一の撮像画像を選択することにより、過去に観察した位置にステージ部16を移動させて、前と同じ観察対象を再度観察することができる。更に、光学系の倍率が自動で設定されるので、ユーザは、過去に観察した条件と同じ条件をいちいち確認して設定せずにすむ。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 顕微鏡、 12 本体、 14 ステージ駆動部、 16 ステージ部、 18 レボルバ駆動部、 20 レボルバ、 22 対物レンズ、 24 対物レンズ、 26 対物レンズ、 28 鏡筒、 30 接眼レンズ、 32 撮像部、 34 ランプハウス、 36 ランプハウス、 38 表示部、 40 入力部、 42 制御部、 44 駆動ダイヤル、 46 粗動用ダイヤル、 48 微動用ダイヤル、 50 処理部、 52 記憶部、 60 取得部、 62 特定部、 66 画像処理部、 100 撮像画像、 102 観察対象、 104 撮像画像

Claims (10)

  1. 光学系と、
    被写体を前記光学系を通して撮像する撮像部と、
    前記撮像部が撮像した画像を表示する表示部と、
    前記光学系の観察範囲の移動中において、前記画像内に含まれる観察対象を強調表示する画像処理部と、
    を備える光学装置。
  2. 前記観察範囲の移動の指示を取得する取得部を備え、
    前記画像処理部は、前記取得部が前記観察範囲の移動の指示を取得したことに応じて、前記観察対象を強調表示する請求項1に記載の光学装置。
  3. 前記画像処理部は、前記観察範囲の移動中において、前記画像のコントラストが基準以下であることを条件として、前記観察対象を強調表示する請求項1または2に記載の光学装置。
  4. 前記画像処理部は、前記観察対象の境界近傍を強調する請求項1から3のいずれか一項に記載の光学装置。
  5. 前記画像処理部は、前記観察対象または前記観察対象の境界近傍を着色して強調する請求項1から3のいずれか一項に記載の光学装置。
  6. 前記撮像部が撮像した画像を記憶する記憶部を更に備え、
    前記記憶部が、前記撮像部で前記観察対象を撮像している前記光学系の倍率よりも高い倍率で撮像した前記観察対象の高倍率画像を記憶している場合において、前記画像処理部は、前記画像内の前記観察対象の画像を、前記高倍率画像に置き換えて表示する請求項1から5のいずれか一項に記載の光学装置。
  7. 前記画像処理部は、前記光学系の観察範囲の移動が停止したことに応じて、前記観察対象の強調表示を解除する請求項1から6のいずれか一項に記載の光学装置。
  8. 前記画像処理部は、前記表示部に表示する画像に対し、前記光学系の倍率に応じた基準マーカを付加し、
    前記表示部は、前記基準マーカが付加された画像を表示する請求項1から7のいずれか一項に記載の光学装置。
  9. 前記画像処理部は、前記画像のコントラストが基準以下の場合に、前記基準マーカを付加する請求項8に記載の光学装置。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の光学装置と、
    前記光学系の観察範囲を移動するステージ部と
    を備え、
    前記画像処理部は、前記ステージ部により観察範囲が移動されたことに応じて前記画像内に含まれる観察対象を強調表示する顕微鏡。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022044915A1 (ja) * 2020-08-25 2022-03-03 富士フイルム株式会社 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法及び画像処理プログラム

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