JP2014088873A - 太陽熱発電プラント及びその制御方法 - Google Patents

太陽熱発電プラント及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
太陽熱発電プラントにおいて、建造コストを抑制し、夜間や雨天の際にも発電が可能であり、且つ発電効率を向上させることが可能な太陽熱発電プラント及びその制御方法を提供する。
【解決手段】
発電用受熱部3Sで得た熱エネルギを発電用熱媒回路4Sの発電用熱媒を介して発電装置5に供給して発電する太陽熱発電制御を行う構成と、発電用受熱部3Sで発電装置5の定格出力エネルギを上回る熱エネルギを得られる場合に、ヘリオスタット2の少なくとも一部を傾動させて蓄熱用受熱部3Aに太陽光を集光して、この蓄熱用受熱部3Aで得た熱エネルギを蓄熱用熱媒回路4Aの蓄熱用熱媒を介して蓄熱槽6に供給して蓄熱する蓄熱制御を行う構成とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽光を反射する複数のヘリオスタットと、ヘリオスタットで反射された太陽光を受光する受熱部と、受熱部から発電装置に熱媒を循環させる熱媒回路を有する太陽熱発電プラント及びその制御方法に関する。
自然エネルギを利用する手段として、太陽熱発電プラントの開発が進められている(例えば特許文献1参照)。図9に、従来の太陽熱発電プラントの一例の概略図を示す。太陽熱発電プラント1Xは、太陽光を反射する反射鏡で構成された複数のヘリオスタット2と、ヘリオスタット2で反射された太陽光を受光する受熱部(レシーバともいう)3Xと、受熱部3Xへ熱媒である水蒸気を循環させる熱媒回路4Xと、水蒸気を利用して発電を行う発電装置5Xを有している。タワー式太陽熱発電プラントの場合、この受熱部3Xは、タワー9Xの上部に設置されている。また、この発電装置5Xは、蒸気タービン11と、蒸気タービン11に接続された発電機12を有している。更に、熱媒回路4Xは、水蒸気を直接溜める蓄熱槽6Xを有している場合もある。以上の構成により、太陽熱から電気を取り出すことが可能となっていた。
次に、太陽熱発電プラント1Xの作動について説明する。太陽熱発電プラント1Xは、ヘリオスタット2で受熱部3Xに太陽光を集光し、受熱部3Xを循環する熱媒(水)を加熱し、水蒸気を生成し、蒸気タービン11で発電する構成を有している。また、発電に使用する水蒸気の一部を蓄熱槽6Xに備蓄し、太陽熱を得られない夜間等に、蓄熱槽6Xの水蒸気を発電装置5Xに供給し、発電を行うように制御される場合もある。
図10に、従来の太陽熱発電プラントの異なる例の概略図を示す。この太陽熱発電プラント1Yは、前述の熱媒回路4Xの代わりに(図9参照)、熱媒として溶融塩(例えば硝酸ナトリウム等)を循環させる熱媒回路4Yと、水蒸気を循環させる熱媒回路4Zを有している。この2つの熱媒回路4Y、4Zは、熱交換器7Yを介して熱エネルギの伝達を行うように構成されている。また、溶融塩を循環させる熱媒回路4Yは、溶融塩を直接溜める蓄熱槽6Yを有している場合もある。この太陽熱発電プラント1Yは、受熱部3Xを循環する溶融塩を加熱し、熱交換器7Yで水蒸気を生成し、蒸気タービン11で発電する構成を有している。
前述の太陽熱発電プラント1X、1Yは、蓄熱槽6X、6Yを使用しない場合は、日中などの太陽光を得られる場合にのみ発電が可能となるという性質を有している。図11に、太陽熱発電プラントにおけるエネルギの変化量と時刻の関係を示す。図11のグラフは、太陽から受熱部3Xに供給される太陽光の熱エネルギの量と、電気として出力されるエネルギの量の関係を示している。なお、このグラフの縦軸はエネルギ量を示し、横軸は時刻を示している。
グラフに示されたEINは、受熱部3Xに照射される太陽光の入力エネルギの量の変化を示している。この入力エネルギEINは、日の出(7時ごろ)から上昇し始め、正午(12時ごろ)にピークとなり、日没(18時ごろ)に向けて下降していく。これに対して、EOUTは、太陽熱発電プラント1X、1Yにより発電され出力される出力エネルギの量を示している。太陽熱発電プラント1X、1Yの蒸気タービン11は、設備容量として、入力エネルギEINを下回る予め定めた定格出力エネルギEを有するものが設置される。これは、蒸気タービン11の容量を決定する際、入力エネルギEINの最大出力に合わせて選択すると、発電装置5Xはこの入力エネルギが最大出力である場合にのみ発電することとなるからである。つまり、入力エネルギEINが最大値とならない場合、発電装置5Xは定格出力が出なくなり、設備の効率が悪化するからである。一般的には、図11に示すように、定格出力エネルギEは、入力エネルギEINの最大値の50%程度に設定される。この構成により、太陽からの入力エネルギEINが定格出力エネルギEを超え、発電装置5Xにより発電が可能となる時間が長くなる。なお、斜線で示す範囲が、太陽熱エネルギから取り出される電気エネルギの総量である。
従来は、定格出力エネルギEを下回る日の出直後や日没直前の時間帯の範囲の入力エネルギEINは、発電エネルギとして寄与していなかった。これは、蒸気タービン11を回転させるための十分なエネルギを得ることができないからである。つまり、図11に示す第1領域P1及び第2領域P2の範囲のエネルギは捨てられていた。
また、定格出力エネルギEを上回る正午前後の時間帯の範囲の入力エネルギEINは、蒸気タービン11の発電能力を超えるため、ヘリオスタット2の一部を傾動させて、受熱部3Xに反射光を集光しないように制御されていた。つまり、図11に示す第3領域P3の範囲のエネルギは捨てられていた。
以上のように、太陽熱発電プラント1Xは、例えば8時から17時など十分な太陽光の入力エネルギEINを得られる場合にのみ発電が可能となる。つまり、一般的な太陽熱発電プラント1X、1Yは、定格的な電気出力を得ることが難しいため、例えばガスタービン発電プラント等の他の発電プラントに併設され、熱量供給源として補助的に利用されることが多かった。この太陽熱発電プラント1X、1Yの設置により、ガスタービン発電プラント等の燃料消費量を抑制することが可能となっていた。
しかし、上記の太陽熱発電プラントは、いくつかの問題点を有している。第1に、太陽熱発電プラントは、メインの発電プラントとして独立して使用することが困難であるという問題を有している。これは、従来の太陽熱発電プラントは、十分な太陽光を得られない夜間や雨天の際に発電を行うことができず、安定した電力供給が困難となるからである。
第2に、蓄熱槽等を利用して、夜間や雨天の際に発電を行うように構成する場合、太陽熱発電プラントの建設コストが膨大になるという問題を有している。これは、例えば、図9に示したように、水蒸気を直接溜める蓄熱槽6Xを採用した場合、この蓄熱槽6Xが高コストとなっていた。具体的には、蓄熱槽6Xは、高圧(0.5〜20MPa)の水蒸気を安定して備蓄すること、及び水蒸気の熱放射を抑制することを満足する構造が要求されていた。また、図10に示したように、溶融塩を直接溜める蓄熱槽6Yを採用した場合、熱媒回路4Yが高コストとなっていた。具体的には、熱媒回路4Y内の溶融塩を加熱するための補助加熱設備が必要であった。これは、溶融塩が、温度の低下により容易に固化し、熱媒回路4Yを閉塞させてしまうという性質を有しているためである。
第3に、従来の太陽熱発電プラントは、発電効率を向上することが困難であるという問題を有している。これは、図11の第1〜3領域P1、P2、P3に示すように、太陽光の入力エネルギEINのうち、発電に寄与しない部分が例えば50%近くあるからである。そのため、ヘリオスタット2の集光効率や、蒸気タービン11の発電効率等を向上させたとしても、太陽熱発電プラント全体の発電効率を向上させることは困難となっていた。
特許4777452号公報
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、太陽熱発電プラントにおいて、建造コストを抑制し、夜間や雨天の際にも発電が可能であり、且つ発電効率を向上させることが可能な太陽熱発電プラント及びその制御方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明に係る太陽熱発電プラントは、太陽光を反射する複数のヘリオスタットと、前記ヘリオスタットで反射された太陽光を受光する受熱部と、前記受熱部から発電装置に熱媒を循環させる熱媒回路を有する太陽熱発電プラントにおいて、前記太陽熱発電プラントが、それぞれ独立した発電用熱媒回路と蓄熱用熱媒回路を有しており、前記発電用熱媒回路が、発電用熱媒が循環するように構成された発電用受熱部と、前記発電用熱媒の熱エネルギを電気に変換する発電装置を有しており、前記蓄熱用熱媒回路が、蓄熱用熱媒が循環するように構成された蓄熱用受熱部と、前記蓄熱用熱媒を供給して熱の授受を行う少なくとも1つの蓄熱槽を有していることを特徴とする。
この構成により、太陽熱発電プラントは、メインの発電プラントとして独立して使用することができる。これは、十分な太陽光を得られない夜間、雨天、日の出直後や日没直前の場合であっても、蓄熱槽の熱エネルギを利用して安定して発電を行うことができるからである。
また、太陽熱発電プラントの発電効率を飛躍的に向上することができる。これは、従来、発電に寄与しなかった太陽光の入力エネルギを、蓄熱槽に蓄熱し、必要に応じてまとめて利用することができるからである。
上記の太陽熱発電プラントにおいて、前記蓄熱用熱媒回路が、前記蓄熱用熱媒の熱エネルギを前記発電用熱媒に移動させる熱交換器と、前記蓄熱槽及び前記熱交換器の上流側に形成された高温側回路と、前記蓄熱槽及び前記熱交換器の下流側に形成された低温側回路を有しており、前記低温側回路が、前記蓄熱槽及び前記熱交換器の下流側にそれぞれ流量制御弁を有していることを特徴とする。
この構成により、太陽熱発電プラントの建造コストを抑制することができる。これは、流量制御弁により、蓄熱槽を通過する蓄熱用熱媒の流量を制御することができるからである。この流量制御弁を設置しない場合は、高温側回路に蓄熱用熱媒の流れを制御する大型且つ高コストの切り替え弁や流量制御弁を設置しなくてはならない。高温側の弁は、耐熱性等の要求が厳しいため高コストとなる。
上記の太陽熱発電プラントにおいて、前記低温側回路が、前記蓄熱槽の下流側にそれぞれ設置された三方弁を有しており、前記三方弁が、切り替え制御により前記低温側回路を流れる前記蓄熱用熱媒を前記蓄熱槽の下流側から上流側に向けて流すように構成されたことを特徴とする。
この構成により、太陽熱発電プラントの建造コストを抑制することができる。これは、三方弁により、蓄熱槽から熱エネルギを取り出し、高温側回路を介して熱交換器に熱エネルギを伝達することが容易にできるからである。また、蓄熱槽ごとに三方弁を設置する構成により、蓄熱を行う蓄熱槽と、放熱を行う蓄熱槽を任意に選択する制御を行うことができる。
上記の太陽熱発電プラントにおいて、前記蓄熱用熱媒が、空気であることを特徴とする。この構成により、太陽熱発電プラントの建造コストを抑制することができる。これは、蓄熱用熱媒回路及び蓄熱槽の内部の圧力を低圧(大気圧程度)とすることができるからである。なお、発電装置を蒸気タービンとした場合、発電用熱媒は水蒸気とすることが望ましい。この構成により、発電用受熱部や蓄熱槽の熱で生成された水蒸気を直接発電装置に供給し、熱効率を維持することができるからである。
上記の太陽熱発電プラントにおいて、前記太陽熱発電プラントが、制御装置を有しており、前記制御装置が、前記蓄熱槽から前記蓄熱用熱媒及び前記熱交換器を介して、前記発電用熱媒に熱エネルギを伝達し、前記熱エネルギを利用して前記発電装置で発電する蓄熱発電制御を行う構成を有していることを特徴とする。
この構成により、太陽熱発電プラントの建造コストを抑制することができる。これは、蓄熱槽の熱エネルギで発電を行う際、発電用熱媒回路に接続した発電装置を利用することができるからである。
また、太陽熱発電プラントは、十分な太陽光を得られない夜間、雨天、日の出直後や日没直前の場合であっても、安定して発電を行うことができる。これは、蓄熱発電制御により、蓄熱槽の熱エネルギを利用して発電を行うことができるからである。
上記の太陽熱発電プラントにおいて、前記太陽熱発電プラントが、制御装置を有しており、前記制御装置が、少なくとも一部の前記ヘリオスタットで太陽光を前記発電用受熱部に集光する太陽熱発電制御を行う構成と、少なくとも一部の前記ヘリオスタットで太陽光を前記蓄熱用受熱部に集光する蓄熱制御を行う構成を有していることを特徴とする。
この構成により、太陽熱発電プラントの発電効率を向上することができる。これは、ヘリオスタットの制御により、発電用受熱部には必要且つ十分な熱エネルギを送り、余剰なエネルギは蓄熱用受熱部を介して蓄熱槽に蓄熱できるからである。つまり、従来は捨てられていたエネルギを利用することができる。
上記の目的を達成するための本発明に係る太陽熱発電プラントの制御方法は、太陽光を反射する複数のヘリオスタットと、前記ヘリオスタットで反射された太陽光を受光する受熱部と、前記受熱部から発電装置に熱媒を循環させる熱媒回路を有する太陽熱発電プラントであり、前記太陽熱発電プラントが、それぞれ独立した発電用熱媒回路と蓄熱用熱媒回路を有し、前記発電用熱媒回路が、発電用熱媒が循環するように構成された発電用受熱部と、前記発電用熱媒の熱エネルギを電力に変換する発電装置を有し、前記蓄熱用熱媒回路が、蓄熱用熱媒が循環するように構成された蓄熱用受熱部と、前記蓄熱用熱媒を供給して熱の授受を行う少なくとも1つの蓄熱槽と、前記蓄熱用熱媒の熱エネルギを前記発電用熱媒に移動させる熱交換器を有する太陽熱発電プラントの制御方法であって、少なくとも一部の前記ヘリオスタットで太陽光を前記発電用受熱部に集光する制御を行う太陽熱発電ステップと、少なくとも一部の前記ヘリオスタットで太陽光を前記蓄熱用受熱部に集光する制御を行う蓄熱ステップと、前記蓄熱槽から前記蓄熱用熱媒及び前記熱交換器を介して前記発電用熱媒に熱エネルギを伝達し、前記熱エネルギを利用して前記発電装置で発電する蓄熱発電制御を行う蓄熱発電ステップを有することを特徴とする。この構成により、前述と同様の作用効果を得ることができる。
上記の太陽熱発電プラントの制御方法において、前記太陽熱発電ステップを実行する際に、複数の前記蓄熱槽のうち少なくとも1つが放熱するように前記蓄熱発電ステップを同時に実行することを特徴とする。
この構成により、日中等の太陽熱発電ステップを実行している最中に、雲が太陽熱発電プラントの上空を横切る等の影響で発電用受熱部に入力される熱エネルギの量が短時間であれ上下したとしても、発電量を一定に維持することができる。これは、蓄熱槽から放熱
される熱エネルギが、バッファとして働き、不足する熱エネルギを補うように発電用熱媒に供給されるからである。
本発明による太陽熱発電プラント及びその制御方法によれば、建造コストを抑制し、夜間や雨天の際にも発電が可能であり、且つ発電効率を向上させることが可能な太陽熱発電プラント及びその制御方法を提供することができる。
本発明に係る実施の形態の太陽熱発電プラントの概略を示した図である。 本発明に係る実施の形態の太陽熱発電プラントの概略を示した図である。 太陽熱発電プラントにおけるエネルギの変化量と時刻の関係を示した図である。 本発明に係る実施の形態の太陽熱発電プラントの異なる制御の概略を示した図である。 本発明に係る実施の形態の太陽熱発電プラントの異なる制御の概略を示した図である。 太陽熱発電プラントにおけるエネルギの変化量と時刻の関係の異なる例を示した図である。 太陽熱発電プラントにおけるヘリオスタットの制御の概略を示した図である。 太陽熱発電プラントにおけるヘリオスタットの制御の概略を示した図である。 従来の太陽熱発電プラントの一例を示した図である。 従来の太陽熱発電プラントの異なる例を示した図である。 従来の太陽熱発電プラントにおけるエネルギの変化量と時刻の関係を示した図である。
以下、本発明に係る実施の形態の太陽熱発電プラント及びその制御方法について、図面を参照しながら説明する。図1に、本発明に係る実施の形態の太陽熱発電プラントの概略を示す。太陽熱発電プラント1は、それぞれ独立した発電用熱媒回路4Sと蓄熱用熱媒回路4Aを有している。
発電用熱媒回路4Sは、発電用熱媒(例えば水蒸気)が循環するように構成された発電用受熱部3Sと、発電用熱媒の熱エネルギを電気に変換する発電装置5を有している。発電用熱媒を水蒸気とした場合、この発電装置5は、蒸気タービン11及び発電機12で構成される。発電用熱媒回路4Sは、発電用受熱部3Sで加熱された水蒸気等の発電用熱媒を、発電装置5に循環させ、再び発電用受熱部3Sに戻すように構成されている。
蓄熱用熱媒回路4Aは、蓄熱用熱媒(例えば空気)が循環するように構成された蓄熱用受熱部3Aと、蓄熱用熱媒を供給して熱の授受を行う第1蓄熱槽6a、第2蓄熱槽6b、第3蓄熱槽6c(以下、総称する場合は蓄熱槽6とする)を有している。また、蓄熱用熱媒回路4Aは、空気等の蓄熱用熱媒の熱エネルギを発電用熱媒に移動させる熱交換器7を有している。ここで、蓄熱用熱媒を空気等の気体とした場合、この空気等を蓄熱用受熱部3Aに送り込むためのブロア13を設置することが望ましい。
蓄熱用熱媒回路4Aは、蓄熱用受熱部3Aで加熱された空気等の蓄熱用熱媒を、蓄熱槽6及び熱交換器7に循環させ、再び蓄熱用受熱部3Aに戻すように構成されている。ここで、蓄熱用熱媒回路4Aにおいて、蓄熱槽6及び熱交換器7の上流側の回路を特に高温側
回路と呼び、蓄熱槽6及び熱交換器7の下流側の回路を特に低温側回路と呼ぶこととする。この低温側回路は、各蓄熱槽6及び熱交換器7の下流側にそれぞれ設置された流量制御弁14を有している。また、低温側回路は、各蓄熱槽6の下流側にそれぞれ設置された三方弁15を有している。更に、太陽熱発電プラント1は、この流量制御弁14や三方弁15等を制御するための制御装置8を有している。なお、一点鎖線は信号線を示している。また、流量制御弁14及び三方弁15のうち、閉止しているものは、黒で塗りつぶして示している。
次に、太陽熱発電プラント1の作動について説明する。まず、太陽熱発電プラント1に、太陽熱が十分に供給される日中等における作動について説明する。発電用熱媒回路4Sでは、発電用熱媒(以下、水蒸気を例に説明する)が、発電用受熱部3Sで約650〜850℃に加熱され、蒸気タービン11に送られる。蒸気タービン11を通過した水蒸気は、再び発電用受熱部3Sに送られる。以上を繰り返しながら、発電用熱媒回路4Sは、従来と同様に発電する(太陽熱発電制御、又は太陽熱発電ステップ)。
他方、蓄熱用熱媒回路4Aでは、蓄熱用熱媒(以下、空気を例に説明する)が、蓄熱用受熱部3Aで約650〜850℃に加熱され、蓄熱槽6に送られる。蓄熱槽6で熱を奪われ約100〜200℃となった空気は、再び蓄熱用受熱部3Aに送られる。このとき、熱交換器7は使用しないので、熱交換器7の低温側回路(下流側)に設置した流量制御弁14は閉止している。以上を繰り返しながら、蓄熱用熱媒回路4Aは、蓄熱槽6に熱エネルギを蓄積していく(蓄熱制御、又は蓄熱ステップ)。
次に、太陽熱発電プラント1に、太陽熱が十分に供給されない夜間や雨天時等における作動について図2を参照しながら説明する。このとき、発電用受熱部3S及び蓄熱用受熱部3Aは、太陽から熱エネルギを受けることができない。蓄熱用熱媒回路4Aでは、三方弁15の切り替えにより、空気が蓄熱槽6の下流側(図2下方)から上流側に送られる。蓄熱槽6から熱を受け約650〜850℃に加熱された空気は、熱交換器7に送られる。熱交換器7で熱を奪われた空気は、再び蓄熱槽6に送られる。なお、ブロア13と蓄熱用熱媒回路4Aの間に設置した流量制御弁14は閉止している。また、流量制御弁14や三方弁15は、制御装置8により開閉を制御される。
他方、発電用熱媒回路4Sでは、水蒸気が、熱交換器7で約650〜850℃に加熱され、蒸気タービン11に送られる。蒸気タービン11を通過した水蒸気は、再び熱交換器7に送られる。以上を繰り返しながら、発電用熱媒回路4Sは、蓄熱槽6の熱エネルギを利用して発電装置5で発電を行う(蓄熱発電制御、又は蓄熱発電ステップ)
図3に、太陽熱発電プラントにおけるエネルギの変化量と時刻の関係を示す。図3のグラフにおいて、EINは、発電用受熱部3S及び蓄熱用受熱部3Aに受けた太陽の熱エネルギの合計量を示している。また、E0は、太陽熱発電制御により、発電用受熱部3Sに受けた熱エネルギを、電力に変換した際の出力エネルギ量を示している。更に、E1、E2、E3は、蓄熱制御により、蓄熱用受熱部3Aに受けた熱エネルギを、蓄熱槽6に蓄熱した際のエネルギ量を示している。加えて、E4は、蓄熱発電制御により、蓄熱槽6に溜めた熱エネルギを、電力に変換した際の出力エネルギ量を示している。
上記の構成により、以下の作用効果を得ることができる。第1に、太陽熱発電プラント1を、メインの発電プラントとして独立して使用することができる。十分な太陽光を得られない夜間(例えば18時以降)、雨天であっても、蓄熱槽6に溜めた熱エネルギを利用して安定して発電を行うことができるからである。なお、蓄熱槽6の容量次第では、蓄熱槽6に溜めた熱エネルギを利用して翌日の日の出の時刻まで、電力を安定して供給することが可能となる。
第2に、太陽熱発電プラントの発電効率を飛躍的に向上することができる。これは、従来、発電に寄与しなかった太陽光の入力エネルギ(E1〜E3に相当)を、蓄熱槽6に蓄熱し、発電に利用することができるからである。特に、日中、太陽熱発電制御を行う発電用熱媒回路4Sと、蓄熱制御を行う蓄熱用熱媒回路4Aをそれぞれ独立した回路として形成した構成により、従来の太陽熱発電制御に影響を与えることなく、余剰エネルギのみを利用して蓄熱制御を実行することが可能となる。また、蓄熱槽6は、太陽からの入力エネルギの小さい日の出直後及び日没直前であっても、エネルギを回収して溜めることができる。
第3に、太陽熱発電プラントの建造コストを抑制することができる。これは、流量制御弁14を設置する構成により、蓄熱槽6を通過する空気の流量を制御することができるからである。この流量制御弁14を設置しない場合は、高温側回路に蓄熱用熱媒の流れを制御するための大型且つ高コストのダンパー等の切り替え弁や流量制御弁を設置しなくてはならないからである。具体的には、蓄熱用熱媒を気体とした場合は、温度により体積が大幅に膨張するため、高温側回路の管径は、低温側回路の管径に比べ大きくなり、必要となる弁が大きくなるため、高コストとなる。
なお、発電用熱媒回路4Sと蓄熱用熱媒回路4Aの間に熱交換器7を設置しない構成とすることもできる。この構成であっても、従来発電に寄与しなかった太陽光の入力エネルギ(E1〜E3に相当)から、電力を回収することができる。ただし、この場合は、蓄熱用熱媒回路4Aに別途発電装置を設置する必要があり、太陽熱発電プラントの建造コストが上昇する。
また、蓄熱槽6は、少なくとも1つ設置されていればよい。この蓄熱槽6には、蓄熱材として水等の液体を充填してもよいが、固体の蓄熱材を利用することが望ましい。具体的には、セラミックやコンクリート等を、球状、粒子状又は塊状に形成して蓄熱槽6に充填することができる。
更に、蓄熱用熱媒は、既存の液体及び気体を利用することができるが、望ましくは空気とする。この構成により、蓄熱用熱媒回路4A及び蓄熱槽6の内部の圧力を低圧(大気圧程度)とすることができ、太陽熱発電プラント1の建造コストを抑制することができるからである。
加えて、発電用熱媒は、既存の液体及び気体を利用することができるが、望ましくは水蒸気とする。この構成により、発電用受熱部3Sや熱交換器7で生成された水蒸気を直接発電装置5の蒸気タービン11に供給し、熱効率を維持することができるからである。
図4に、太陽熱発電プラント1の日中における異なる制御方法の概略を示す。図4に示すように、蓄熱用熱媒回路4Aは、一部の蓄熱槽6a、6bに蓄熱用受熱部3Aで加熱された空気を送り、蓄熱制御を行うと同時に、一部の蓄熱槽6cで加熱された空気を熱交換器7に送り、この熱で発電用熱媒回路4Sの水蒸気を加熱し、発電を行う蓄熱発電制御を行っている(バッファ制御)。このバッファ制御を行う太陽熱発電プラント1は、少なくとも2つの蓄熱槽6を有している。
また、日没後等は、図5に示すように、各流量制御弁14及び三方弁15を、制御装置8により制御し、蓄熱発電制御を行う。このとき、日中、熱エネルギを放出していた蓄熱槽6cには、蓄熱用熱媒が流れないように、流量制御弁14を閉止することが望ましい。
図6に、前述のバッファ制御を利用した太陽熱発電プラントにおけるエネルギの変化量と時刻の関係を示す。図6のグラフにおいて、EINは、発電用受熱部3S及び蓄熱用受
熱部3Aに受けた太陽の熱エネルギの合計量を示している。この入力エネルギEINは、天候によっては、雲が太陽熱発電プラント1の上空を横切る等の影響により、短時間で急激に変動する可能性がある。
この入力エネルギEINの変動により、発電用熱媒回路4Sを流れる水蒸気等のエネルギ量が変動し、発電装置5による出力エネルギ量E0が変動する可能性がある。しかし、前述のバッファ制御を行うことにより、発電用熱媒回路4Sの水蒸気等のエネルギ量が不足した場合は、蓄熱槽6から水蒸気等に熱エネルギを供給することができる。つまり、バッファ制御により、たとえ、天候等の変化があったとしても、発電装置5による発電量を一定に維持することが可能となる。ここで、バッファ制御により、蓄熱槽6から放出される熱エネルギは、その放出タイミング等を特に制御されておらず、蓄熱用熱媒回路4Aに常時放出されるように構成している。この構成により、入力エネルギEINに瞬間的な変動が生じたとしても、発電装置5は、発電量を一定に維持することができる。
なお、バッファ制御を行う太陽熱発電プラント1は、三方弁15を設置する構成により、蓄熱槽6から熱エネルギを取り出し、高温側回路を介して熱交換器7に熱エネルギを伝達することが容易にできる。また、蓄熱槽6ごとに三方弁15を設置する構成により、蓄熱を行う蓄熱槽6と、放熱を行う蓄熱槽6を任意に選択する制御を行うことができる。
図7に、太陽熱発電プラント1で太陽熱発電制御を行った場合の概略(図7上)と、発電制御及び蓄熱制御を同時に行った場合の概略(図7下)を示す。太陽熱発電制御を行う場合は、第1〜4ヘリオスタット21、22、23、24が、太陽光を発電用受熱部3Sに集光する(図7上)。発電用受熱部3Sに対して、入力エネルギが過剰となった場合は、例えば第1、第2ヘリオスタット21、22を、制御装置8(図1参照)からの信号で傾動させ、蓄熱用受熱部3Aに集光するように変更する(図7下)このとき、第3、第4ヘリオスタット23、24は、発電用受熱部3Sに集光する状態を維持する。そのため、太陽熱発電制御と同時に蓄熱制御を行うことができる。
次に、本発明に係る異なる実施の形態の太陽熱発電プラントの制御の概略を説明する。図8に、太陽熱発電プラントの平面図を示す。この太陽熱発電プラントは、発電用受熱部3Sを有するタワーと、蓄熱用受熱部3Aを有するタワーと、複数のヘリオスタット2を有している。つまり、太陽熱発電プラントが、発電用受熱部3S又は蓄熱用受熱部3Aのうち少なくとも一方を設置されたタワーを、2つ以上有するように構成している(以下、マルチタワー方式という)。また、黒く塗りつぶしてあるヘリオスタット2は、蓄熱用受熱部3Aに集光しており、その他のヘリオスタットは、発電用受熱部3Sに集光している。つまり、マルチタワー方式のヘリオスタット2は、集光の目標とするタワーが固定されていない。つまり、例えばあるヘリオスタットは、蓄熱制御の際と、太陽熱発電制御の際に集光の対象とするタワーが異なる場合もありうる。
この構成により、太陽熱発電プラントの発電効率を最適化することができる。これは、タワーに対するそれぞれのヘリオスタットの位置及び方向により、各時間帯における最適な集光効率が異なるためである。
1 太陽熱発電プラント
2 ヘリオスタット
3S 発電用受熱部
3A 蓄熱用受熱部
4S 発電用熱媒回路
4A 蓄熱用熱媒回路
5 発電装置
6、6a、6b、6c 蓄熱槽
7 熱交換器
8 制御装置
11 蒸気タービン
12 発電機
14 流量制御弁
15 三方弁

Claims (4)

  1. 太陽光を反射する複数のヘリオスタットと、このヘリオスタットで反射された太陽光を受光する受熱部と、この受熱部から発電装置に熱媒を循環させる熱媒回路とを有する太陽熱発電プラントにおいて、
    前記太陽熱発電プラントが、それぞれ独立した発電用熱媒回路及び蓄熱用熱媒回路と、制御装置とを有しており、
    前記発電用熱媒回路が、発電用熱媒が循環する発電用受熱部と、前記発電用熱媒の熱エネルギを電気に変換する発電装置とを有しており、
    前記蓄熱用熱媒回路が、蓄熱用熱媒が循環する蓄熱用受熱部と、前記蓄熱用熱媒を供給して熱の授受を行う少なくとも1つの蓄熱槽と、前記蓄熱用熱媒の熱エネルギを前記発電用熱媒に伝達する熱交換器とを有しており、
    それぞれ独立した受熱部として構成された前記発電用受熱部及び前記蓄熱用受熱部が、それぞれが独立して太陽光を受光する構成を有しており、
    前記太陽熱発電プラントの前記制御装置が、
    前記発電用受熱部で得た熱エネルギを前記発電用熱媒回路の前記発電用熱媒を介して前記発電装置に供給して発電する太陽熱発電制御を行う構成と、
    前記発電用受熱部で前記発電装置の定格出力エネルギを上回る熱エネルギを得られる場合に、前記ヘリオスタットの少なくとも一部を傾動させて前記蓄熱用受熱部に太陽光を集光して、この蓄熱用受熱部で得た熱エネルギを前記蓄熱用熱媒回路の前記蓄熱用熱媒を介して前記蓄熱槽に供給して蓄熱する蓄熱制御を行う構成とを有することを特徴とする太陽熱発電プラント。
  2. 前記制御装置が、
    前記発電用受熱部で前記発電装置の定格出力エネルギを下回る熱エネルギしか得られない場合に、前記ヘリオスタットの少なくとも一部を傾動させて前記蓄熱用受熱部に太陽光を集光して、この蓄熱用受熱部で得た熱エネルギを前記蓄熱用熱媒回路の前記蓄熱用熱媒を介して前記蓄熱槽に供給して蓄熱する蓄熱制御を行う構成を有することを特徴とする請求項1に記載の太陽熱発電プラント。
  3. 前記蓄熱用熱媒回路が少なくとも2つの前記蓄熱槽を有しており、
    前記制御装置が、前記太陽熱発電制御を行っている最中に、少なくとも1つのこの蓄熱槽から前記熱交換器を介して前記発電用熱媒に熱エネルギを常時供給して、前記発電装置に供給される熱エネルギを一定に維持するバッファ制御を行う構成を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽熱発電プラント。
  4. 前記蓄熱用熱媒回路が、前記蓄熱槽及び前記熱交換器の上流側に形成された高温側回路と、下流側に形成された低温側回路とを有しており、
    この低温側回路が前記蓄熱槽及び前記熱交換器の下流側にそれぞれ設置された流量制御弁を有し、前記高温側回路が前記蓄熱用熱媒の流れを制御する弁を有さないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の太陽熱発電プラント。
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