JP2014087974A - 記録ヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】、バブルジェット(登録商標)方式にてインクを吐出する構成を用いても画像形成時の濃度ムラが発生しにくい記録ヘッドを提供することにある。
【解決手段】一種類あるいは複数種類の液体を吐出する記録ヘッドであって、同じ種類の液体を吐出する複数の吐出口11が配列された吐出口列と、吐出口列に連通する液体供給路(個別供給路47b)とが、それぞれ複数設けられている。各吐出口列は、吐出口11の配列方向における中心位置から一方の端部までの領域である第一の領域51と、吐出口11の配列方向における中心位置から他方の端部までの領域である第二の領域52とを有している。一つの吐出口列は、第一の領域51において一つの液体供給路と連通して液体が供給され、一つの吐出口列と同じ種類の液体を吐出する他の一つの吐出口列は、第二の領域52において他の一つの液体供給路と連通して液体が供給されることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、記録装置に用いられる記録ヘッドに関する。
記録媒体へ記録液であるインクを吐出して画像形成するインクジェット記録装置において、記録媒体への画像形成速度の向上のための手段として双方向プリントが用いられている。双方向プリントとは記録ヘッドがインクを吐出しながら記録媒体の直上を往復運動する記録方法であり、双方向プリントが可能な記録部(記録ヘッド部)を有するインクジェット記録装置が、特許文献1に開示されている。このインクジェット記録装置が有する記録部は、Bk(ブラック)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の各インクをそれぞれ吐出することができる複数の記録ヘッドが組み合わされて構成されている。記録部には、往路走査及び復路走査のどちらの方向に関しても吐出するインクの順序が同じになるように、記録部の端部からBk、C、M、Y、M、C、Bkの順番に記録ヘッドが配列されている。これらの記録ヘッドには、それぞれ一つずつそれぞれの色のインクを有するインクタンクが備えられている。
一方、一つの記録ヘッドに複数の種類のインクを吐出する複数の吐出口と複数のインク供給口が設けられ、同じ種類のインクを吐出するインク供給口に同一のインクタンクからそれぞれインクが供給されるインクジェット記録装置が、特許文献2に開示されている。インクタンクと複数のインク供給口は、途中で分岐された一つのインク供給路(二股流路)で繋がっており、複数のインク供給口は複数の吐出口列とそれぞれ連通している。
特開昭58−179653号公報 特開2002−867730号公報
近年ではインクジェット記録装置で写真のプリント等の高画質な画像形成が行えることが要求されており、それに応じて使用されるインクの量が非常に増えている。そのため、インクタンク内のインクの消費量が多くなり、インクタンクを交換する頻度が高くなってきている。しかしながら、全ての種類のインクが同じ分量ずつ消耗されるわけではないので、インクタンクを交換する時期は種類によって異なる。特に、特許文献1に開示された発明では、複数の記録ヘッドに対してそれぞれインクタンクが備えられている。そのため、同じ種類のインクタンクであっても、いずれか一方が空になった場合は他方のインクタンクに同じ種類のインクが残っていても、空になったインクタンクをユーザーが交換しなければならず手間がかかっていた。その対策として、特許文献2に開示された発明のように、同じ種類のインクは一つの大型のインクタンクから供給されるように統一することにより、一種類のインクを有する大型のインクタンクを使い切るまでインクタンクを交換しなくてよくなった。これによって、ユーザーがインクタンクを交換する時期の間隔が長期化されている。
一方で、高画質な画像形成に加えて、短時間での画像形成が求められている。そのためには、記録ヘッドが記録媒体の直上を1〜3回走査して画像が形成される、いわゆる低パス記録が必要である。低パス記録で高画質な画像を形成するためには、1回の走査におけるインクの吐出量を従来の量より多くする必要があり、即ち多量のインクを記録ヘッドが吐出できなければならない。特許文献2に開示された発明のように、記録ヘッドがヒーター等の電気熱変換素子(エネルギー変換素子)を備え、インクを膜沸騰させて生じる気泡でインクを吐出するバブルジェット(登録商標)方式を用いることで、1回の走査におけるインク吐出量が増加する。しかしながら、この方法を用いると、電気熱変換素子が発生させる熱エネルギーによって各インク供給口の温度が不均一に上がってしまい、温度に応じてインクの特性が変わるため、記録媒体に形成される画像に濃度ムラが発生してしまうという課題がある。
そこで本発明の目的は、前記した問題を解決して、バブルジェット方式にてインクを吐出する構成を用いても画像形成時の濃度ムラが発生しにくい記録ヘッドを提供することにある。
前記した目的を達成するために、本発明は、一種類あるいは複数種類の液体を吐出する記録ヘッドであって、同じ種類の液体を吐出する複数の吐出口が一方向に配列された吐出口列と、吐出口列に連通する液体供給路とが、それぞれ複数設けられており、各吐出口列は、吐出口の配列方向における中心位置から一方の端部までの領域である第一の領域と、吐出口の配列方向における中心位置から他方の端部までの領域である第二の領域とを有し、一つの吐出口列は、第一の領域において一つの液体供給路と連通して、一つの液体供給路から第一の領域に液体が供給され、一つの吐出口列と同じ種類の液体を吐出する他の一つの吐出口列は、第二の領域において他の一つの液体供給路と連通して、他の一つの液体供給路から第二の領域に液体が供給されることを特徴とする。
本発明によれば、一つの吐出口列と一つの液体供給路とが第一の領域にて連通し、他の一つの吐出口列と他の一つの液体供給路とが第二の領域で連通していることで、それぞれの吐出口列からインクが吐出されて形成された画像に生じる濃度ムラが相殺される。これによって、記録媒体には濃度ムラのない画像が形成される。
(a)は本発明の記録ヘッドを示す斜視図、(b)は記録ヘッドにインクタンクが収容された状態を示す斜視図、(c)は記録ヘッドにインクタンクが収容される前の状態を示す斜視図である。 (a)は本発明の第一の実施形態の記録ヘッドを示す平面図、(b)は吐出口列を示す拡大図、(c)は(a)の記録ヘッドのA−A’断面図である。 (a)と(b)は、本発明の第一の実施形態の記録ヘッドにおける吐出口列、インク供給口、供給路接合部、インク供給路の位置関係を示す平面図である。 (a)は図3(a)のB−B’断面図、(b)は(a)の温度分布、(c)は図3(a)のC−C’断面図、(d)は(c)の温度分布、(e)は図3(a)のD−D’断面図、(f)は(e)の温度分布である。 (a)と(b)は、従来技術を用いた記録ヘッドにおける吐出口列、インク供給口、供給路接合部、インク供給路の位置関係を示す平面図である。 本発明の第一の実施形態の記録ヘッドの変形例における吐出口列、インク供給口、供給路接合部、インク供給路の位置関係を示す平面図である。 本発明の第二の実施形態の記録ヘッドにおける吐出口列、インク供給口、供給路接合部、インク供給路の位置関係を示す平面図である。 本発明の第三の実施形態の記録ヘッドユニットにおける吐出口列、インク供給口、供給路接合部、インク供給路の位置関係を示す平面図である。 (a)は図7のE−E’断面図、(b)は(a)のインク供給口の温度分布、(c)は図7のF−F’断面図、(d)は(c)のインク供給口の温度分布である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1(a)は本発明の第1の実施形態である記録ヘッド1をインク吐出ユニット2側からみた斜視図である。また、図1(b)は記録ヘッド1をインクタンク9側からみた斜視図、(c)は記録ヘッド1からインクタンク9が外された状態を示す斜視図である。
記録ヘッド1は、インク吐出ユニット2とインク供給ユニット3とから構成されている。
インク吐出ユニット2は、記録部と、電気接続部6と、フレキシブル配線板7とを備えている。記録部は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3色のカラー用記録素子4と、ブラック(Bk)用記録素子5とを有している。電気接続部6は、不図示の画像形成装置本体に記録ヘッド1が接続された際に画像形成装置のコネクタと電気的に接続して、画像形成装置本体と記録ヘッド1との間で電気信号の伝達が行えるように構成されている。フレキシブル配線板7は、電気接続部6と記録部のコンタクトパッド(図2(a)参照)とを電気的に接続するように構成されている。
インク供給ユニット3は、ホルダー部8と、不図示のインク供給路形成アセンブリとを備えている。ホルダー部8は、それぞれ独立している4色(C、M、Y、Bk)のインクタンク(液体貯留槽)9a〜9dを保持する保持部材である。インク供給路形成アセンブリには、各色のインクタンク9とインク供給口12との間にインク供給路(図3参照)が形成されており、インク供給路の一つの端部はホルダー部8の内部に設けられた導出口50に接続されている。
以下にインク吐出ユニット2に含まれる記録部について説明する。
図2(a)は本実施形態の記録部のカラー用記録素子4の基板表面を示す平面図、(b)は吐出口列の要部拡大図、(c)は(a)のA−A’断面図である。
カラー用記録素子4は、電気エネルギーを熱エネルギーに変換するエネルギー変換素子としての発熱抵抗素子15を含む基板17と、吐出口11を形成するオリフィスプレート16とから構成されている。基板17は、シリコン単結晶で形成され、前述した発熱抵抗素子15と、発熱抵抗素子15を駆動するための駆動回路13と、外部との接続手段であるコンタクトパッド19と、駆動回路13及びコンタクトパッド19を接続する配線18とを有している。さらに基板17は、異方性エッチングによって形成された、吐出口列21〜23、31〜33にそれぞれインク(液体)を供給するための複数のインク供給口(液体供給口)12を有している。インク供給口12は、平面的にみて長手部と短手部とを有する細長形状に形成されている。図2(c)に示すように、インク供給口12aは、インク流路10を介して二つの吐出口列21、31にそれぞれ連通しており、その他のインク供給口12b、12cはそれぞれ対応する一つの吐出口列22、23、32、33に連通している。
基板17の表面にはオリフィスプレート16が接続されており、オリフィスプレート16は感光性エポキシ樹脂で形成され、フォトリソグラフィ技術にて形成されるインク流路10及び吐出口11を有している。インク流路10は発熱抵抗素子15を内部に含むように形成され、発熱抵抗素子15の直上に吐出口11が設けられている。同じ種類のインクを吐出する吐出口11が一方向に配列された吐出口列が、オリフィスプレート16に複数形成されている。各吐出口列21〜23、31〜33は、互いに平行になるように配置されている。図3(a)に示すように、各吐出口列21〜23、31〜33は、それぞれの吐出口の配列方向における中心位置から一方の端部までの領域である第一の領域51と、他方の端部までの領域である第二の領域とを有している。各吐出口列21〜23、31〜33の長手方向の長さは、各インク供給口12a〜12cの長手部の長さと実質的に等しい。
図2(a)に示すように、吐出口列21〜23のそれぞれの一方の端部から数えてi番目のそれぞれの吐出口11は、吐出口列21〜23に直交する方向に同一直線上に配列されている。吐出口列21〜23によって第一の吐出口群20が形成されおり、同様にして、吐出口列31〜33によって第二の吐出口群30が形成されている。尚、図2(b)に示すように、第一の吐出口群20と第二の吐出口群30とは、吐出口11のピッチの半分tだけずれるように配置されている。
吐出口列23、33はシアンを吐出するC列で、吐出口列22、32はマゼンタを吐出するM列、吐出口列21、31はイエローを吐出するY列である。従って、インク供給口12aにはイエローインクが、インク供給口12bにはマゼンタインクが、インク供給口12cにはシアンインクが、それぞれインクタンク9から供給されるように構成されている。
それぞれの吐出口列21〜23、31〜33は、128個の吐出口11から構成されている。吐出口11が配置されているピッチは、t1=t2=約40μm(1/600インチ)である。よって、第一の吐出口群20と第二の吐出口群30とのズレは、t=約20μmとなる。このような寸法で吐出口11が配列されることで、実質1200dpi(1インチ当たり1200ドット)の高精細な画像形成が可能になる。
同じ種類のインクを吐出する吐出口列同士を互いに左右対称になるように配置することによって、記録ヘッドが画像形成のために往復運動しても往路と復路でインクの吐出順が同じになる。よって、記録ヘッドの走査方向に関わらず発色が均一になり、色むらの発生が抑制される。加えて、中央の二つの吐出口列は同じ種類のインクを吐出するため、インク供給口とインク流路とを共通にすることができる。これにより、駆動回路や発熱抵抗素子等が基板に対して等間隔に配置することができるため、基板のサイズが小さくなる。
一方で、ブラック用記録素子5は、一般的に単色で用いられるため左右対称に吐出口列を配置する必要はない。ブラック用記録素子5の吐出口11の数は、モノクロの画像形成時における記録速度を向上させるために他の色の吐出口11の数より多く設けられている。吐出口列の配列は、カラー用記録素子4の吐出口列の配列と同様に、吐出口列を形成している吐出口のピッチの半分だけずれるように配置されている。
以下にインク供給ユニット3のインク供給路形成アセンブリによるインクの流れる経路について説明する。
インク供給路形成アセンブリでは、図1に示すインクタンク9がインク供給路47(図3、4参照)に導出口50を介して接続している。このインク供給路47は、図3に示す分岐部47cと、それに繋がる複数の個別供給路47bを有し、図4に示すように各個別供給路47bは供給路接合部42を介してインク供給溝14に接続している。インク供給溝14は、インク供給口12を介してインク流路10に接続し、さらに各吐出口11に連通している。即ち、図4(a)、(c)、(e)に示すように、吐出口列21〜23、31〜33に対応してインク供給溝14が複数設けられており、インク供給溝14とインクタンク9とを繋ぐためのインク供給路47(個別供給路47b)が複数設けられている。インク供給溝14は、インク供給口12にインクを流通させるためにインク供給口12と接続されており、インクタンク9から供給されてきたインクを一時的に貯留するように構成されている。断面からみてインク供給溝14の、インク供給口12に接続されている端部と反対の端部は、インク供給路47(個別供給路47b)と供給路接合部42にて接続されている。インク供給路47は、インク供給溝14とインクタンク9との間に接続されて設けられており、インクをインクタンク9からインク供給溝14まで流す流路である。
前述したように、本実施形態ではインク供給口12aにはイエローインクが、インク供給口12bにはマゼンタインクが、インク供給口12cにはシアンインクが、それぞれのインクを有するインクタンク9と接続されている。一つのインク供給口12aと一つのインクタンク9とは分岐のないインク供給路46によって連通されている。一方で、一つのインクタンク9と二つのインク供給口12b(12c)を連通させるためにインク供給路47は、分岐部47cにて共通供給路47aから二つの個別供給路(液体供給路)47bに分かれている。このとき、接続されている各インク供給溝14に均等にインクを供給するため、それぞれの個別供給路47bの、各々の流路抵抗が等しくなるように構成されている。個別供給路47bの各々の流路抵抗を等しくする方法としては、距離の長い個別供給路47bの内壁の摩擦抵抗を減らしたり、内腔の直径を広げる方法が挙げられる。尚、本実施形態では、同じインクを供給されるインク供給口12b(12c)はそれぞれ二つずつだが、必要に応じてインク供給口12b(12c)は三つ以上形成されてもよく、その際は個別供給路47bがインク供給口12b(12c)の数に伴って形成される。
そして、本実施形態では、分岐のないインク供給路46からインクが供給され、吐出口列と連通されている一つの供給路接合部42は、吐出口の配列方向における中心位置上に設けられている。これに対して、同じ種類のインクを吐出する二つの吐出口列に連通しているそれぞれの供給路接合部42は、一つの吐出口列の第一の領域51と、他の一つの吐出口列の第二の領域52とに設けられている。第一の領域51における、一つの供給路接合部42と一つの吐出口列とが連通している位置と、第二の領域52における、他の一つの供給路接合部42と他の一つの吐出口列とが連通している位置とは、吐出口の配列方向における中心位置から等しい距離にある。
以上に説明した構成の記録ヘッドによって、一種類あるいは複数種類のインクを供給及び吐出する方法を説明する。
インクタンク9が記録ヘッド1のホルダー部8にセットされると、インクタンク9の内部に貯留していたインクが導出口50を通過してインク供給路47へと流入する。インクはインク供給路47を流れ、供給路接合部42を通過してインク供給溝14へ供給される。インク供給路47の分岐部47cにて個別供給路47bへと分かれて流入し、それぞれの供給路接合部42を通過してインク供給溝14に供給される。それぞれの個別供給路47bは同じ流路抵抗であるため、インクはほとんど同時にインク供給溝14へ供給される。
インク供給溝14へ供給されたインクは、インク供給溝14に接続しているインク供給口12へと流れるが、図4(a)、(e)に示すように、インク供給口12へ流れ込むインクの流速はインク供給口12の端部と中心部とでは異なる。即ち、インク供給口12の端部ではインクとインク供給溝14との摩擦により流速が遅く、インク供給口12の中心部ではインクに加わる摩擦が小さいため流速が速くなっている。特に、インク供給口12の、供給路接合部42の直上で、インクの流速が最速になる。
インク供給口12に流入したインクは、インク流路10に入り、この状態で発熱抵抗素子15が駆動されて熱エネルギーを発することで、インクが膜沸騰する。駆動された発熱抵抗素子15の近傍ではインクの膜沸騰によって気泡が発生し、この気泡がインクを吐出口列21〜23、31〜33の、駆動された発熱抵抗素子15に対応する吐出口11から押し出すことによって、インクが吐出口11から吐出される。このとき、記録ヘッドは記録媒体の記録面の直上を往復運動しており、インクが吐出口11から記録媒体へ吐出されることで画像が形成される。記録ヘッドのインク供給口12は、中心のインク供給口12aを軸として吐出するインクの種類が同じインク供給口12が左右対称に配置されていることによって、記録ヘッドの走査方向に関わらず発色が均一になり色ムラの発生が抑制される。
画像形成装置の長期的な稼働や高画質な画像形成のために、発熱抵抗素子15がインクを吐出するため絶えず熱エネルギーを発生させていると、記録ヘッドのインク供給口12が熱を帯びる。熱を帯びたインク供給口12は、インク供給口12に新しく流入されてくるインクによって冷却される。インクの流速が速いと新しい冷えたインクが連続的に供給されるため冷却効率が高まり、逆にインクの流速が遅いと新しい冷えたインクが供給されにくいため冷却効率が低くなる。
図4(c)、(d)に示すように、吐出口の配列方向における中心位置に供給路接合部42があるインク供給口12の温度分布は、インク供給口12の中心の温度が最も高く、端部に向かうにつれて温度が低くなる分布を示す。しかしながら、供給路接合部42が吐出口列の片寄った領域(第一の領域51、または第二の領域52)に設けられると、インクの流速の最速部がインク供給口12の中心から片寄ってしまうため、インク供給口12の温度分布が片寄ってしまう。即ち、図4(b)、(f)に示すように、供給路接合部42が配置された領域ではインクの流速が速くなるため冷却効率がよくなって温度が下がり、供給路接合部42が配置されたのと反対側の領域ではインクの流速が遅くなるため冷却効率が落ちて温度が上がる。インク供給口12の温度分布が中心から片寄った状態でインクが吐出されると、形成する画像にインクの濃い部分と薄い部分が生じてしまう濃度ムラが発生してしまう。
従来技術では、図5(a)と(b)に示すように、同じインクが供給される二つのインク供給口のそれぞれの供給路接合部42は、吐出口列の同じ領域(第一の領域51のみ、または第二の領域52のみ)に共に設けられていた。そのため、二つのインク供給口が同じように片寄った温度分布の状態でインクを吐出する構成であったため、形成される画像において濃度ムラが強調されてしまっていた。
これに対して、本実施形態では、一つの供給路接合部42が第一の領域51に設けられ、他の一つの供給路接合部42が第二の領域52に設けられている。すると、それぞれのインク供給口12の温度分布がインク供給口12の長手部方向の中心を軸として互いに対称な分布になる。この状態で両方の供給路接合部42に同じインクが供給されると、それぞれのインク供給口12内でのインクの流速に片寄りが生じて、吐出口11から吐出されるインクによって形成された画像は片寄りに対応した濃度ムラを有する。しかしながら、二つのインク供給口12の温度分布が対称であることで、それぞれのインク供給口12に対応する吐出口11から吐出されるインクによって形成される画像の濃度ムラも濃い部分と薄い部分が対称になる。そのため、二つのインク供給口12で形成される画像は、濃い部分と薄い部分が重なり合って、結果的に濃度ムラがない状態になる。特にインク供給口同士(液体供給口同士)の短手部方向の距離が2mm以下に設定されていると、濃度ムラを抑える効果が大きい。このようにして、濃度ムラが抑制された状態で記録媒体に画像が形成される。
本実施形態の変形例として、図6に示すように、第一の領域51と第二の領域52とを有する少なくとも二つの吐出口列が設けられている記録ヘッドに、一種類のインクを供給し、吐出口11から吐出する構成が挙げられる。この場合においても、一方の吐出口列に連通する供給路接合部42が第一の領域51に、もう一方の吐出口列に連通する供給路接合部42が第二の領域52に設けられていることで、それぞれのインク供給口の温度分布が互いに対称な分布になる。従って、濃度ムラが抑制された状態で記録媒体に画像が形成される。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態の吐出口列とインク供給路とインク供給口と供給路接合部との位置関係を示す図である。
インク供給路47は、分岐部47cにて個別供給路47bと太径個別供給路47dとに分かれている。太径個別供給路47dの長さは、個別供給路47bの長さより長く、太径個別供給路47dの平均断面積は個別供給路47bの平均断面積より大きい。仮に、この二つの平均断面積が等しいとしたら、インクが長い距離を流れることで個別供給路47dの流路抵抗が個別供給路47bの流路抵抗より大きくなってしまう。そこで、太径個別供給路47dの平均断面積を大きくすることで、太径個別供給路47dの流路抵抗と個別供給路47bの流路抵抗とが同じになるように構成されている。このようにして、いずれの供給路の流路抵抗も同じになることでインク供給路47からインク供給口12に繋がる吐出口11へのインク供給量をいずれも一定に保つことができる。
また、本実施形態の変形例として、分岐部47cにて二股に分かれる個別供給路47bのうち、長さが短い個別供給路47bの平均断面積を小さくして、二股に分かれた個別供給路47bのそれぞれの流路抵抗が同じになる構成にしてもよい。
さらには、本実施形態の変形例として、分岐部47cにて二股に分かれる個別供給路47bが図6のように平面的ではなく、深さ方向に迂回させて距離が長くなるように配置されていてもよい。このようにすることで、二股に分かれた個別供給路47bの長さが揃えられ、それぞれの流路抵抗が同じになる。尚、その他の構成については第一の実施形態と同様のため省略する。
以上のように、それぞれの個別供給路の流路抵抗を同じにすることで、単位時間あたりに多量のインクを吐出することが要求される場合においても、インク供給路の流路抵抗が小さいため十分な量のインクを吐出口へ供給することができる。また、インクが多量にインク供給口に供給されることで、発熱抵抗素子によるインク供給口の温度上昇が抑えられる。
(第3の実施形態)
図8は、本発明の第3の実施形態の吐出口列とインク供給路とインク供給口と供給路接合部との位置関係を示す図である。
二つの記録ヘッドユニット60には、それぞれシアン、マゼンタ、イエローのインクを吐出する吐出口列と、インクが供給されるインク供給口12とが、それぞれ一つずつ設けられている。いずれのインク供給口12の配列順は、記録ヘッドユニット60の端部からシアン、マゼンタ、イエローという並びである。この二つの記録ヘッドユニット60は、二つ並べて記録ヘッドとして使用されたり、または二つの記録ヘッドユニット60を接着剤等で結合させた状態で記録ヘッドとして使用される。このとき二つの記録ヘッドユニット60は、同じ種類のインクが供給されるインク供給口12が、二つの記録ヘッドユニット同士の当接面または記録ヘッドユニット同士の間の間隙を中心に互いに対称になるように並べられている。例えば、図7に示すように、記録ヘッドの端部からシアン、マゼンタ、イエロー、イエロー、マゼンタ、シアンという順番で並べられている。
それぞれのインク供給口12にインクを供給する分岐のないインク供給路(液体供給路)46は、一つのインクタンク9から分岐することなく、インク供給口12と接続しているインク供給溝に供給路接合部42にて接合されている。従って、一つの記録ヘッドにはインク供給口が三つあるため、三本の分岐のないインク供給路47が三つのインクタンク9から三つのインク供給溝14に接合されている。
二つの記録ヘッドユニット60において、同じ種類のインクを吐出するそれぞれの吐出口列に連通する一方の供給路接合部42と、もう一方の供給路接合部42とは、吐出口の配列方向における中心位置からの距離が等しくなるように配置されている。即ち、図9(a)、(c)に示すように、一方の記録ヘッドユニット60の第一の領域51にはマゼンタを吐出する吐出口列に連通する供給路接合部42が、第二の領域52にはシアンとイエローを吐出する吐出口列に連通する供給路接合部42が設けられている。これに対して、もう一方の記録ヘッドユニット60の第一の領域51にはシアンとイエローを吐出する吐出口列に連通する供給路接合部42が、第二の領域52にはマゼンタを吐出する吐出口列に連通する供給路接合部42が設けられている。尚、その他の構成については第一の実施形態と同様のため省略する。
以上のような構成にすると、供給路接合部42が吐出口の配列方向における中心位置上に設置されていないため、図9(b)、(d)に示すように、それぞれのインク供給口12の温度分布が片寄る。しかし、二つの記録ヘッドユニット60の同じ種類のインクを吐出する吐出口列に連通する供給路接合部42が、第一の領域51と第二の領域52にそれぞれ設けられていることで、それぞれの吐出口列によって形成される画像の濃い部分と薄い部分が対称になる。そのため、二つのインク供給口12で形成される画像は、濃い部分と薄い部分が重なり合って、結果的に濃度ムラがない状態になる。これによって、濃度ムラが抑制された状態で記録媒体に画像が形成される。
1 記録ヘッド
2 インク吐出ユニット
3 インク供給ユニット
9 インクタンク
11 吐出口
12 インク供給口
14 インク供給溝
15 発熱抵抗素子
17 基板
42 供給路接合部
46 分岐のないインク供給路
47 インク供給路
51 第一の領域
52 第二の領域
60 記録ヘッドユニット

Claims (7)

  1. 一種類あるいは複数種類の液体を吐出する記録ヘッドであって、
    同じ種類の液体を吐出する複数の吐出口が一方向に配列された吐出口列と、前記吐出口列に連通する液体供給路とが、それぞれ複数設けられており、
    各吐出口列は、前記吐出口の配列方向における中心位置から一方の端部までの領域である第一の領域と、前記吐出口の配列方向における中心位置から他方の端部までの領域である第二の領域とを有し、
    一つの吐出口列は、前記第一の領域において一つの液体供給路と連通して、前記一つの液体供給路から前記第一の領域に液体が供給され、
    前記一つの吐出口列と同じ種類の液体を吐出する他の一つの吐出口列は、前記第二の領域において他の一つの液体供給路と連通して、前記他の一つの液体供給路から前記第二の領域に液体が供給されることを特徴とする記録ヘッド。
  2. 前記一つの液体供給路と前記他の一つの液体供給路とは、同一の液体貯留槽に連通していることを特徴とする請求項1に記載の記録ヘッド。
  3. 前記複数の液体供給路は、各々の流路抵抗がそれぞれ等しくなるように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の記録ヘッド。
  4. 一つの液体を吐出する複数の吐出口が一方向に配列された一つの吐出口列において、該一つの吐出口列は、該吐出口の配列方向における中心位置において一つの液体供給路と連通して、該一つの液体供給路から液体が供給されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の記録ヘッド。
  5. 一種類あるいは複数種類の液体を吐出する記録ヘッドであって、
    同じ種類の液体を吐出する複数の吐出口が一方向に配列された吐出口列と、前記吐出口列に連通する液体供給路とが、それぞれ複数設けられており、各吐出口列は、前記吐出口の配列方向における中心位置から一方の端部までの領域である第一の領域と、前記吐出口の配列方向における中心位置から他方の端部までの領域である第二の領域とを有する、少なくとも二つの記録ヘッドユニットと、
    前記記録ヘッドユニットは、同じ種類の液体を吐出するそれぞれの前記吐出口列が、前記記録ヘッドユニット同士の当接面または前記記録ヘッドユニット同士の間の間隙を中心に互いに対称に配置されるように並べて設けられ、
    一方の前記記録ヘッドユニットの一つの吐出口列は、前記第一の領域において一つの液体供給路と連通して、前記一つの液体供給路から前記第一の領域に液体が供給され、
    他の前記記録ヘッドユニットの前記一つの吐出口列と同じ種類の液体を吐出する他の一つの吐出口列は、前記第二の領域において他の一つの液体供給路と連通して、前記他の一つの液体供給路から前記第二の領域に液体が供給されることを特徴とする記録ヘッド。
  6. 前記第一の領域における前記一つの吐出口列と前記一つの液体供給路とが連通している位置と、前記第二の領域における前記他の一つの吐出口列と前記他の一つの液体供給路とが連通している位置とが、前記吐出口の配列方向における中心位置から等しい距離にあることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の記録ヘッド。
  7. 前記吐出口列は、それぞれ液体供給口と連通しており、前記液体供給口同士の間の距離は、それぞれ2mm以下であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の記録ヘッド。
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