JP2014087038A - イヤホン収容体、及びイヤホン収容体を備えたイヤホン - Google Patents

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Abstract

【課題】多くの種類のイヤホンに容易に装着することができ、イヤホンの不使用時における配線の絡まりを容易に防止することができるイヤホン収容体、及びイヤホン収容体を備えたイヤホンを提供する。
【解決手段】イヤホン収容体1は、イヤホン100の配線103L、103Rを挿通して被覆することができる両端に開口部3、4を形成する筒状部2と、前記筒状部2と前記筒状部2に挿通した前記配線とを固定する固定部5とを備え、前記筒状部2は人力によって前記配線方向に不規則な蛇腹状に収縮可能な可撓性材料よりなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、イヤホンの配線の絡まりを防止するイヤホン収容体、及びイヤホン収容体を備えたイヤホンに関する。
従来、オーディオ機器等で使用されるステレオタイプのイヤホンは、機器本体に備えた音声出力端子にイヤホンの接続端子を挿入し、左右の耳にイヤホンの各スピーカユニット部を装着することで音楽等を聴くことができるものが一般的である。これはすなわち、イヤホンの接続端子から各スピーカユニット部までが有線として一体となっているものであり、左右の耳に各スピーカユニット部を容易に装着できるように配線の途中にY字状の分岐部を有するものである。
しかしながら、このような有線のイヤホンは、分岐部を介して3本の配線が自在に動くことができるため、使用中においては体の動きに追従して良好な役割を果たすが、使用後においては、3本の各配線が不規則に絡んでしまうことが多い。そのため、次に使用する際には、絡んだ配線を解かなければ使用することができず、非常に煩わしいものとなっていた。
一般的にイヤホンの一本の配線の外径は約1.4mm程度であり、非常に細く柔軟性を有しているため、配線を不規則に丸めて鞄等に収納した際には、配線よりも重いスピーカユニット部や接続端子が振動や傾斜等によって動きやすく、これらが配線の間を移動することで配線が複雑に絡んでしまう。
従って、スピーカユニット部が一つであるモノラルタイプのイヤホンにおいても、同様に配線が絡んでしまうといった問題を有していた。
このような問題を解決するものとして、Y字状の分岐部から左右のスピーカユニット部にかけて規則正しく複数の筒状に折畳まれた収納部材が袋状に展開して2本の配線を包み込む方法が特許文献1において開示されている。しかしながら、このような袋状の収納部材を製造することは非常に困難であり、更に、収納部材として使用しないときには配線の途中にこの収納部材が存在したままとなり、最外の筒状部までを含む全体の外形が非常に大きいため、デザイン的にも課題を有していた。
また、左右のスピーカユニット部近傍を束ねて保持する部材を備えたイヤホンが特許文献2に開示されており、同様の構造のものが販売されている。しかし、この場合においても、束ねられた部分とY字状の分岐部までの間にはループ状の空間を有するため、接続端子や左右のスピーカユニット部自体がこのループ状の空間に入り込んでしまい、配線の絡まりを解決するには至っていなかった。
以上のような方法以外にも様々な改善策が検討され実施されているが、配線の絡まりを依然として解決できなかったところ、配線の巻取り機構を有するイヤホン(特許文献3参照)や、配線をスライドファスナーと一体とすることで可能な限り3本の配線を1本に近いものとすることで配線の絡まりを改善するイヤホン(特許文献4参照)が開示され、実際に販売されている。
特開2011−199713号公報 特開2011−066758号公報 実登3102209号公報 実等3132983号公報
しかしながら、配線の巻取り機構を有するイヤホン(特許文献3)は、当該機構がイヤホンと一体となっていることから、イヤホンの本質的な性能としての音質や製造メーカー、及び全体的なデザイン等といったイヤホンを購入する際に検討する要素について選択の幅が非常に狭いものとなっていた。従って、配線の絡まり防止策を購入時の最大の検討要素とする結果、需要者に対してイヤホンとしての本質的な部分を満足させることができなくなっていた。
また、イヤホン自体はその構造上、全長1.2mのもので約12g程度と非常に軽量なものでありながら配線の巻取り機構を有することで約22g程度となりイヤホン全体が約10g程度も重くなり、その全体の重さによって使用者の動作次第では左右のスピーカユニット部が使用者の耳から外れてしまうといった問題があった。
また、巻取り機構の構造上、配線の途中にコントローラを備えることができず、購入時の選択の余地がなかった。
スライドファスナーと配線とが一体となったイヤホン(特許文献4)にあっても、需要者がイヤホンを購入する際の選択の幅が限定されてしまう点、及びイヤホン自体が重くなり、左右のスピーカユニット部が耳から外れてしまう点、更には、コントローラを備えることができない点が上述同様に問題であった。
また、本来は柔軟な配線がスライドファスナーと一体となっていることから、分岐部を介して3本の配線が自在に動くことが阻害され、使用中における体の動きに追従し難く、左右のスピーカユニット部が耳から外れてしまい易いといった問題点も有していた。
更に、上述したようなイヤホンは、構造が複雑であるため故障し易く、価格も高価なものとなっていた。
また、このような配線の絡まり防止機構を有したイヤホンは、機構上の制約から外観的に無機質なものとなるか、全体として非常に目立つものとなっており、使用頻度の高い外出先において万人が抵抗なく使用できものとはなっていなかった。
また、両耳を挟持する形で使用するヘッドマウント型のヘッドホンにおいては、屋外で使用されるケースが増加しているにも関わらず配線の絡まり防止策について、ほとんど検討されていなかった。
更に、スピーカユニット部が一つであるモノラルタイプのイヤホンにおいては、需要の低下に伴い、配線の絡まり防止策について、ほとんど検討されていない状況になっていた。
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、多くの種類のイヤホンに容易に装着することができ、イヤホンの不使用時における配線の絡まりを容易に防止することができるイヤホン収容体、及びイヤホン収容体を備えたイヤホンを提供することにある。
以上のような目的を達成するために、本発明は以下のようなものを提供する。
請求項1に係る発明では、イヤホンの配線を挿通して被覆することができる両端に開口部を形成する筒状部と、前記筒状部と前記筒状部に挿通した前記配線とを固定する固定部とを備え、前記筒状部は人力によって前記配線方向に不規則な蛇腹状に収縮可能な可撓性材料よりなるイヤホン収容体。
請求項2に係る発明では、前記固定部を前記筒状部の端部近傍に配設した請求項1に記載のイヤホン収容体。
請求項3に係る発明では、前記筒状部は前記固定部で固定される前記筒状部の内周壁に滑り止め部を備えた請求項1または請求項2に記載のイヤホン収容体。
請求項4に記載の発明では、前記筒状部の端部近傍に、不規則な蛇腹状に収縮した前記筒状部を被覆するカバー体を備えた請求項1から請求項3に記載のイヤホン収容体。
請求項5に記載の発明では、前記カバー体は可撓性材料よりなる両端にカバー体第一開口部とカバー体第二開口部とを形成する中空の袋状であって、前記カバー体第一開口部を形成する前記カバー体の端縁部と前記筒状部の端縁部とを全周に渡り連接し、前記カバー体第二開口部を形成する前記カバー体の端部側には前記カバー体第二開口部の内径を伸縮自在とする伸縮部を形成した請求項4に記載のイヤホン収容体。
請求項6に記載の発明では、前記伸縮部は前記カバー体第二開口部を形成する前記カバー体の端部側に全周に渡り紐状の弾性体を配設した請求項5に記載のイヤホン収容体。
請求項7に記載の発明では、前記カバー体は可撓性材料よりなる両端にカバー体第三開口部とカバー体第四開口部とを形成する中空の袋状であって、前記カバー体第三開口部を形成する前記カバー体の端縁部と前記筒状部の端縁部とを全周に渡り連接し、前記カバー体第四開口部を形成する前記カバー体の端部側には全周に渡り前記筒状部の外径よりも大きい内径を有したフレーム体を配設した押し下げ部を備えた請求項4に記載のイヤホン収容体。
請求項8に記載の発明では、前記カバー体は可撓性材料よりなるシート状であって、前記カバー体の端縁部と前記筒状部の端縁部とを連接し、前記カバー体を前記筒状部の開口部と反対側に折り返して袋状とすることができるように前記カバー体または前記カバー体と前記筒状部とに係合部を形成した請求項4に記載のイヤホン収容体。
請求項9に記載の発明では、配線の途中に請求項1に記載のイヤホン収容体を備えたイヤホン。
請求項10に記載の発明では、配線の途中に請求項4に記載のイヤホン収容体を備えたイヤホン。
本発明によれば、配線の絡まり防止機構を有していない通常の多くの種類のイヤホンにイヤホン収容体を装着することで、イヤホンの不使用時における配線の絡まりを防止できると共に、簡単な操作で可及的速やかにイヤホンを使用することが可能となる。
本発明の第一の実施形態に係るイヤホン収容体を示す図で、(a)はその上方斜視透視図、(b)はイヤホンに装着した状態を示す斜視透視図、(c)はイヤホンに装着して筒状部を収縮させた状態を示す斜視透視図、(d)は下開口部側の筒状部近傍を示す下方斜視透視図である。 第一の実施形態に係るイヤホン収容体を示す図で、(a)はその上方斜視透視図、(b)はイヤホンに装着した状態を示す斜視透視図、(c)はイヤホンに装着して筒状部を収縮させた状態を示す斜視透視図、(d)は上開口部側の筒状部近傍を示す上方斜視透視図である。 (a)、(b)、(c)は第一の実施形態に係るイヤホン収容体をコントローラ付きのイヤホンに装着して筒状部を収縮させた状態を示す斜視透視図である。 本発明の第二の実施形態に係るイヤホン収容体を示す図で、(a)はその上方斜視透視図、(b)はカバー体を裏返した状態を示す上方斜視透視図、(c)はカバー体を裏返してカバー体開口部を広げた状態を示す上方斜視透視図である。 第二の実施形態に係るイヤホン収容体をイヤホンに装着した状態を示す図で、(a)はその斜視透視図、(b)はカバー体を裏返してスピーカユニット部をカバー体で被覆した状態を示す斜視透視図、(c)は筒状部を収縮させカバー体で被覆した状態を示す斜視透視図である。 本発明の第三の実施形態に係るイヤホン収容体を示す図で、(a)はその上方斜視透視図、(b)はカバー体を裏返した状態を示す上方斜視透視図である。 第三の実施形態に係るイヤホン収容体をイヤホンに装着した状態を示す図で、(a)はその斜視透視図、(b)はカバー体を裏返してスピーカユニット部をカバー体で被覆した状態を示す斜視透視図、(c)は筒状部を収縮させカバー体で被覆した状態を示す斜視透視図である。 本発明の第四の実施形態に係るイヤホン収容体を示す図で、(a)はその正面上方斜視透視図、(b)はその背面上方斜視透視図である。 第四の実施形態に係るイヤホン収容体をイヤホンに装着した状態を示す図で、(a)はその正面斜視透視図、(b)はスピーカユニット部をカバー体で被覆した状態を示す正面斜視透視図、(c)は筒状部を収縮させカバー体で被覆した状態を示す正面斜視透視図である。 第二の実施形態の変形例に係るイヤホン収容体を示す図で、(a)はその上方斜視透視図、(b)はカバー体を裏返した状態を示す上方斜視透視図、(c)はカバー体を裏返してカバー体開口部を広げた状態を示す上方斜視透視図である。 第二の実施形態の変形例に係るイヤホン収容体をイヤホンに装着した状態を示す図で、(a)はその斜視透視図、(b)はカバー体を裏返して中央配線をカバー体で被覆した状態を示す斜視透視図、(c)は筒状部を収縮させカバー体で被覆した状態を示す斜視透視図である。 (a)は第一の実施形態に係るイヤホン収容体の筒状部の外周壁にデザイン等を施したものをイヤホンに装着した状態を示す外観斜視図、(b)は第二の実施形態に係るイヤホン収容体のカバー体の表面にデザイン等を施したものをイヤホンに装着して筒状部を収縮させカバー体で被覆した状態を示す外観斜視図である。
次に、本発明の実施の形態を図面を示して説明する。
この発明は、イヤホン100,100a,100bの配線103R,103L,104を挿通して被覆することができる両端に上下開口部3,4を形成する筒状部2と、筒状部2と筒状部2に挿通した配線103R,103L,104とを固定する第一固定部5とを備え、筒状部2は人力によって配線方向に不規則な蛇腹状に収縮可能な可撓性材料よりなるイヤホン収容体1,50,50a,60,70である。すなわち、多くの種類のイヤホン100,100a,100bに容易に装着することができ、イヤホン100,100a,100bの不使用時における配線103R,103L,104の絡まりを容易に防止することができるイヤホン収容体1,50,50a,60,70を提供せんとするものである。
[第一の実施形態]
図1(a)は、第一の実施形態に係るイヤホン収容体1を示したものである。また、図1(b)は、第一の実施形態に係るイヤホン収容体1をイヤホン100の各配線103R,103L,104が集合したY字状の分岐部101より下方の中央配線104の任意の箇所で固定して、左右配線103R,103Lを主として被覆するように装着した状態であって、イヤホン100を収容した不使用時の状態を示したものである。また、図1(c)は、イヤホン収容体1で被覆された左右配線103R,103Lを露出させて、イヤホン100を使用可能とした状態を示している。
イヤホン収容体1の筒状部2は、両端に上下開口部3,4を形成する筒状であって、下開口部4側の筒状部2の端部近傍にイヤホン100の任意の各配線103R,103L,104の一部を筒状部2と共に固定することができる第一固定部5を配設している。
筒状部2の上開口部3の大きさは、イヤホン100の左右のスピーカユニット部102R,102Lが上開口部3から容易に筒状部2の内部に入らない程度の大きさに形成している。また、筒状部2の形状は、上下開口部3,4を同様の大きさとし、筒状部2の長手方向全体に渡って上下開口部3,4と同様の大きさの配線挿通用の空間を備えた平面視円形状で側面視長方形状として形成している。
なお、筒状部2の形状は、各配線103R,103L,104の挿通が可能であれば本実施形態の形状に限定されるものではなく、例えば、上開口部3と下開口部4の大きさを異なるものとして平面視円形状で側面視台形状としてもよく、その他、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
更に、筒状部2は、イヤホン100への装着後に筒状であればよいため、イヤホン100への装着の際にはシート状であるものを、シート(図示せず)の端部に設けた面ファスナーやボタンやスライドファスナー等で互いに係合して筒状とすることも可能である。
また、筒状部2は、図1(b)、(c)に示すように、イヤホン100の配線方向である下開口部4方向に人力によって可及的速やかに不規則な蛇腹状に収縮できると共に、収縮状態からイヤホン100の配線方向である上開口部3方向に可及的速やかに元の筒状態に復帰させることができるように構成している。
このような収縮と復帰を繰り返し行うためには、筒状部2を可撓性材料で形成する必要がある。従って、筒状部2の材質は、薄くて、軽く、強度、及び摺動性を有した材料であることが望ましく、例えば、本実施形態においては、上記を満たし、価格的にも比較的廉価な、いわゆる傘生地(主に傘の雨除け部分となるカバー部に使用される)のようなものであって化学的な合成繊維のポリエステル製の0.09mmの厚みを有する材料を使用している。本材料を使用して、筒状部2の長さを38cmとし、第一固定部5を備えたイヤホン収容体1の重量は約2.1gであり非常に軽量である。
また、摺動性に優れた、いわゆる裏生地(主に服等の裏側に使用される生地)であってポリエステル製の0.23mmの厚みを有する材料を使用して、筒状部2の長さを38cmとして、第一固定部5を備えたイヤホン収容体1の重量は約2.9gであり、両者とも充分に軽量である。しかし、イヤホン100の使用者に可能な限りイヤホン収容体1の存在を意識させないためには、できる限り薄い材料を選択することが望ましい。また操作性を重視して、材料が有する摺動性に重点を置くことも必要であるため、摺動性と厚みのバランスを考慮して適宜材料を決定すればよい。従って、筒状部2の材料の厚みはイヤホン収容体1として機能する限り本発明の要旨の範囲内であり、本実施形態に限定されるものではない。
上述した筒状部2の材質については、傘生地である合成繊維のナイロンや、合成繊維と天然素材の綿等との混紡によるもの、又は、合成繊維のメッシュやレース素材等を使用することもでき、更に、合成繊維以外の綿や繊維以外の塩化ビニルやポリエチレンやポリプロピレン等のシート素材等であってもイヤホン収容体1として機能する限り本発明の要旨の範囲内であり、筒状部2の材質は、本実施形態に限定されるものではない。
なお、筒状部2の長さは、人力によって可及的速やかに不規則な蛇腹状に収縮できる限り、本発明の要旨の範囲内である。
また、第一固定部5は、図1(a)、(b)に示すように、イヤホン100の中央配線104を筒状部2の外側から締め付けて固定するために、帯状であって表面と裏面とにフック状とループ状の異なる一対の面ファスナーを有する第一固定体6を中央配線104に巻き付けて係合固定できるように構成している。
なお、第一固定部5と後述する第二固定部10は、第一・第二固定体6,11として面ファスナー以外にスナップボタンやホック、バックルや紐、接着部材等の固定可能な部材をデザインや機能に応じて適宜使用できるが、これらを筒状部2と一体として構成するか、別体として外部から装着するかは任意に選択できる。また、筒状部2の一方の外周壁15を貫通し、かつ、反対側の他方の外周壁15も貫通させ、当該部分を第一・第二固定体6,11が挿通可能な固定用孔(図示せず)として第一・第二固定部5,10とすることもできる。この場合、例えば、紐等の第一・第二固定体6,11を固定用孔に挿通して、固定用孔の近傍の配線を筒状部2の外側から筒状部2と共に結紐して固定することができる。
以上、第一・第二固定部5,10を形成する方法は、本実施形態に限定されるものではなく、筒状部2と配線とを固定可能であれば、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
また、第一固定部5や第二固定部10による固定が接着によるものではない場合には、イヤホン100の中央配線104と筒状部2との固定をより確実なものとするために、図1(d)に示すように、第一固定部5や第二固定部10によって固定される筒状部2の内周壁7(中央配線104と当接する部分)に、約0.2mm程度の厚みのゴムシート8を滑り止め部9として配設することもできる。
なお、第一固定部5や第二固定部10によってイヤホン収容体1を、何れの配線の何れの場所で固定するかについては、イヤホン収容体1の長さやY字状の分岐部101の位置や後述するコントローラ106の位置等によって使用する者が任意に決めることができる。従って、本発明は上述した固定箇所に限定されるものではない。
滑り止め部9は、筒状部2をイヤホン100の配線方向である上下開口部3,4方向に収縮・復帰させる際の力の向きに第一固定部5が連動して動いてしまうこと、及びイヤホン100の使用時や不使用時に第一固定部5や第二固定部10がイヤホン収容体1自身の自重や振動等によって動いてしまうことを防止するためのものであり、より確実な固定を可能とするものである。
なお、滑り止め部9の材質や厚み、構造等は、本実施形態に限定されるものではなく、また、イヤホン100の使用時・不使用時の各状況に応じて第一固定部5や第二固定部10を動かす必要がある場合には、滑り止め部9を配設する必要はない。
本実施形態においては、図2(a)に示すように、第一固定部5と同構造の第二固定部10を第一固定部5と反対側の上開口部3側の筒状部2の端部近傍にも配設することができる。
このように、第二固定部10を配設することで、図2(b)に示すように、イヤホン100の不使用時には、イヤホン100の左右のスピーカユニット部102R,102L近傍で第二固定部10の面ファスナーによる第二固定体11で固定することで、上開口部3近傍の筒状部2が下方に下がって、イヤホン100の左右配線103R,103Lが広範に露出することを防止でき、各配線103R,103L,104の絡まり防止を更に確実なものとすることができる。また、左右のスピーカユニット部102R,102Lの一方又は全部が筒状部2の内部に入り込むことを確実に防止することができる。
また、図2(c)に示すように、イヤホン100の使用時においても、筒状部2が下開口部4側に不規則な蛇腹状に収縮した状態で第二固定部10によって筒状部2と左右配線103R,103Lとを固定することで、収縮した筒状部2が復帰しようとする付勢力によって上方に移動することを防止できるので、イヤホン100使用時にイヤホン収容体1が邪魔になることを防止できる。
また、図2(a)に示すように、上開口部3側の筒状部2の端部に帯状の摘み部12を配設することができる。摘み部12は、図2(b)、(c)に示すように、イヤホン100の不使用時から使用時への筒状部2の収縮の際や、イヤホン使用時から不使用時への筒状部2の復帰の際に当該部分を筒状部2の上下開口部3,4方向に移動させることで筒状部2の収縮・復帰を容易にすることができるものである。
なお、図2(d)に示すように、摘み部12を、筒状部2の端部であって摘み部12の基部13と対向する上開口部3の端部側14に渡して係合させ、上開口部3が2分割となるようにしてもよい。係合方法は、例えば、第二固定体11が配設されている場合には、第二固定体11が備える面ファスナーと係合させることができ、また、第二固定体11を備えない場合には、上開口部3の端部側14であって筒状部2の外周壁15に面ファスナー(図示せず)を配設することによって行うことができる。また、更に、これらの係合はスナップボタンやホック、バックル等によっても可能である
このように、2つに分割された上開口部3の左右開口部16,17の各々にイヤホン100の左右のスピーカユニット部102R,102Lの各配線103R,103Lが各々挿通されるようにすることで、イヤホン100の不使用時に左右のスピーカユニット部102R,102Lが上開口部3から筒状部2の内部に入り込むことを確実に防止することができる。
以上のような、滑り止め部9や第二固定部10や摘み部12については、第一の実施形態、及び後述する他の実施形態や変形例において、適宜、任意に付加することができる。
次に、以上のように構成した第一の実施形態に係るイヤホン収容体1の使用態様について説明する。
まず、図1(a),(b)に示すように、イヤホン100のY字状の分岐部101下方であって中央配線104の任意の箇所においてイヤホン収容体1と中央配線104とを固定する場合には、上開口部3からイヤホン100の接続端子105、中央配線104、左右配線103R・103Lの順でイヤホン収容体1内部へこれらを挿通し、下開口部4から接続端子105と中央配線104の一部を外部に露出させる。
なお、本実施形態で使用しているイヤホン100の接続端子105の形状はストレート型であるが、L型の接続端子やその他形状の接続端子であっても筒状部2が可撓性を有しているので、イヤホン収容体1内部へ挿通することが可能である。
更に、各配線103R,103L,104が挿通されたイヤホン収容体1の下開口部4を、分岐部101下方の中央配線104の任意の箇所に移動させ、第一固定部5である第一固定体6をイヤホン収容体1の筒状部2を介して中央配線104に巻き付けて係合固定する。
このようにイヤホン収容体1をイヤホン100に装着することで、イヤホン100を使用しないときには、左右のスピーカユニット部102R,102Lの各配線103R,103Lをイヤホン収容体1で被覆することができるので、本来は細くて軽い柔軟な2つの配線103R,103Lを、イヤホン収容体1を含めて外観上、及び物理的に太い1本の配線とみなすことができる。従って、2本の配線103R,103Lの重さとイヤホン収容体1の重さとによって、左右のスピーカユニット部102R,102Lの動きが規制されると共に、各配線103R,103Lの本来の柔軟な動きがイヤホン収容体1によって規制される。
従って、イヤホン収容体1に収容されたイヤホン100を鞄や洋服のポケット等に収納しても、振動や傾斜によって左右のスピーカユニット部102R,102Lが自由に動くこともなく、これらが各配線103R,103L,104の間を移動することもないので、各配線103R,103L,104が絡まることがなく、次に使用する際に配線の絡まりを解く煩わしさがない。
なお、筒状部2、又は後述する各カバー体18,25,30、又はその両方には、イヤホン100不使用時に筒状部2で被覆されない配線や接続端子105を仮止めできるような仮止め部(図示せず)を配設してもよい。仮止め部は、例えば、筒状部2や各カバー体18,25,30に、接続端子15を挿通や収容等できるような構成とすることができる。
このように仮止め部を配設すれば、イヤホン100の不使用時に筒状部2で被覆されない配線等をイヤホン収容体1で固定できるので、配線の絡まり防止と共に、イヤホン100収納時の全体のまとまりを良くすることができる。
イヤホン100を使用する際には、図1(b)、(c)に示すように、左右のスピーカユニット部102R,102L側近傍の筒状部2を手指で把持して下開口部4側に向かって押し下げる。これにより、左右の配線103R,103Lを被覆していた筒状部2を分岐部101下方に不規則な蛇腹状に収縮させることができるため、簡単な操作で左右の配線103R,103Lが露出し、可及的速やかに左右のスピーカユニット部102R,102Lを左右の耳に装着して使用することが可能となる。
なお、収縮した筒状部2は、元の筒状に戻ろうとする若干の付勢力が発生するが、左右のスピーカユニット部102R,102Lを両耳に装着することによって、上開口部3から露出した左右の配線103R,103Lが上開口部3の内径を超えて外側に開き、この左右の配線103R,103Lが上開口部3の端縁部と接触して抵抗となり、収縮した筒状部2の復帰を抑制することが可能となる。
次に、配線103R,103L,104の途中や分岐部101にコントローラ106が配設されているようなイヤホン100a,100bであって、コントローラ106が筒状部2内に挿通できる程度の外形を有している場合についてのイヤホン収容体1の装着と使用態様についての説明を行う。
例えば、図3(a)に示すように、左右のスピーカユニット部102R,102Lのいずれかの配線103R,103Lの途中にコントローラ106を配設した第一コントローラ付きイヤホン100aの場合には、特にコントローラ106の有無を考慮することなく上述したようにイヤホン収容体1をイヤホン100aに装着して使用することができる。
また、例えば、図3(b)に示すように、分岐部101近傍の中央配線104の途中にコントローラ106が配設されているような第二コントローラ付きイヤホン100bの場合であれば、コントローラ106の上方で第一固定部5による固定を行うように装着でき、第二コントローラ付きイヤホン100bの使用時であってもコントローラ106は外部に露出しているので支障なくコントローラ操作を行うことができる。
なお、収縮した筒状部2が、元の筒状に戻ろうとする若干の付勢力が発生するが、第二コントローラ付きイヤホン100bの使用時にこれを抑制できることは上述した通りである。
また、例えば、図3(c)に示すように、上述と同様の第二コントローラ付きイヤホン100bの場合であれば、第二コントローラ付きイヤホン100bの使用時にコントローラ106を筒状部2で被覆しない位置であるコントローラ106の下方の中央配線104の途中で第一固定部5による固定を行うように装着でき、第二コントローラ付きイヤホン100bの使用時であってもコントローラ106は外部に露出しているので支障なくコントローラ操作を行うことができる。
この場合、収縮した筒状部2が、元の筒状に戻ろうとする若干の付勢力によって上開口部3側の筒状部2の端部近傍がコントローラ106の下方を被覆してしまう可能性があるので、これを考慮して、筒状部2の上開口部3側に上述した第二固定部10を配設したイヤホン収容体1を使用して、収縮した筒状部2の上方への移動を防止することが望ましい。
以上、説明したように第一の実施形態に係るイヤホン収容体1をイヤホン100,100a,100bに装着することで、イヤホン100,100a,100bの不使用時には、各配線103R,103L,104の絡まりを防止することが可能になると共に、イヤホン100,100a,100bの使用時には、簡単な操作で左右の配線103R,103Lを被覆していた筒状部2を可及的速やかに押し下げて収縮させることができるので、不使用状態から使用状態への移行作業を極めて容易に行うことができる。
また、配線の絡まり防止機構が一体となったイヤホンを購入する必要がないので、使用するイヤホンの選択の幅が広がり、イヤホンの性能等の本質的な部分を満足させたまま配線の絡まり防止策を講じることができる。
また、構造が単純であるため故障し難く、長期に渡って継続して使用することができると共に、故障の際にもイヤホン自体を交換することなく、イヤホン収容体1のみを容易に交換することができるので経済的にも有利である。
また、配線103R,103L,104の途中や分岐部101にコントローラ106が配設されているようなイヤホン100a,100bであっても装着できるため、イヤホン購入時の選択の幅が広がる。
また、本実施形態に係るイヤホン収容体1は、構造上、及び使用材料の点から配線の絡まり防止機構が一体となった既存のイヤホンに比して非常に軽量であることから、装着していることを意識することなく音楽等を楽しむことが可能となる。更に、使用者の様々な動作等によっても左右のスピーカユニット部102R,102Lが使用者の耳から外れてしまう心配がない。
なお、イヤホン収容体1を、何れの配線の何れの場所で固定するかについては、イヤホン収容体1の長さやY字状の分岐部101の位置やコントローラ106の位置等によって使用する者が任意に決めることができる。従って、本発明は上述した固定箇所に限定されるものではない。
以下、筒状部2の端部近傍にカバー体を配設した他の実施形態について説明するが、筒状部2、第一固定部5、第二固定部10、滑り止め部9、摘み部12等の機能や構造、使用態様や効果等については、上述した第一の実施形態に係るイヤホン収容体1と同様であるため、上述した実施形態と異なる点のみ説明し、その他は同一の符号を付して説明を適宜省略する。
また、上述した、滑り止め部9や第二固定部10や摘み部12については、後述する他の実施形態において、任意に付加することができるものとして説明を適宜省略する。
[第二の実施形態]
図4(a)は、第二の実施形態に係るイヤホン収容体50を示したものである。イヤホン収容体50の筒状部2は、両端に上下開口部3,4を形成する筒状であって、下開口部4側の筒状部2の端部近傍に第一固定部5を配設している。また、上開口部3側の筒状部2の端部近傍には第一カバー体18を形成している。
第一カバー体18は、両端にカバー体第一開口部19とカバー体第二開口部20とを形成する中空の袋状であって、一方のカバー体第一開口部19を形成する第一カバー体18の端縁部と上開口部3側の筒状部2の端縁部とを全周に渡り連接しており、筒状部2の内周壁7から第一カバー体18の表面21までが連続するように形成している。他方のカバー体第二開口部20を形成する第一カバー体18の端部側には全周に渡り挿通孔22を形成し、ゴム紐等の弾性体23aを挿通孔22に挿通してカバー体第二開口部20の内径を伸縮自在となるように伸縮部23を形成している。また、第一カバー体18の材料や材質は、上述した筒状部2と同様のものが使用できるが、筒状部2のような収縮性を要しないので、可撓性を有しカバー体第二開口部20の内径を伸縮自在とできれば軽量化を考慮した様々な材料や材質を適宜使用することができる。
なお、伸縮部23は、上述した挿通孔22に紐を挿通してカバー体第二開口部20の内径を任意に決定して挿通孔22の外部で結紐固定したり、カバー体第二開口部20の端部近傍に2本の紐を配設して内径を任意に決定し、第一カバー体18の外部から第一カバー体18と共に巻き付けながら結紐固定したり、上述した第一固定体6のように面ファスナーによって係合固定したりと、様々な方法でカバー体第二開口部20の内径を伸縮自在とすることができる。従って、伸縮部23の構造は本実施形態に限定されるものではない。
また、第一カバー体18は、図4(a)に示すように、通常は、筒状部2の一部を被覆するようにカバー体第二開口部20を下側にして、表面21が露出した形態であり、カバー体第二開口部20の通常の内径は筒状部2の外径よりも小さい。また、図4(b)に示すように、第一カバー体18を裏返して内面24が露出するようにしてカバー体第二開口部20を上側にした形態にもできる略球形の袋状であり、カバー体第二開口部20の端部全周に渡り配設した弾性体23aにより、図4(c)に示すように、カバー体第二開口部20の内径を筒状部2の外径よりも大きく広げることができるように構成している。
また、本実施形態に係るイヤホン収容体50の重さについては、例えば、約2.8gであり非常に軽量である。その構成は、ポリエステル製の0.09mmの厚みを有する材料を筒状部2と第一カバー体18に使用し、伸縮部23の弾性体23aとしてゴム紐を備え、筒状部2の長さを38cmとし、第一固定部5を備えたものである。
次に、以上のように構成した第二の実施形態に係るイヤホン収容体50の使用態様について説明する。
まず、図5(a)に示すように、第一カバー体18を左右のスピーカユニット部102R,102L側に位置させ、下方の中央配線104の途中で第一固定部5の第一固定体6によって固定するようにイヤホン収容体50をイヤホン100に装着する。
このようにイヤホン収容体50をイヤホン100に装着することで、イヤホン100の不使用時に各配線103R,103L,104の絡まりを防止できる。
更に、図5(b)に示すように、第一カバー体18の表面21が左右のスピーカユニット部102R,102Lと当接するように第一カバー体18を裏返して折り返すと左右のスピーカユニット部102R,102L全体を被覆して収容することができるので、上述同様に各配線103R,103L,104の絡まりを防止できると共に、左右のスピーカユニット部102R,102Lを保護することができる
イヤホン100を使用する際には、図5(a)、(c)に示すように、第一カバー体18が位置する左右のスピーカユニット部102R,102L側近傍の筒状部2を手指で把持して下開口部4側に向かって押し下げ、不規則な蛇腹状に収縮された筒状部2全体を第一カバー体18によって被覆することができる。この場合、弾性体23aを備えたカバー体第二開口部20の伸縮部23を人手で押し広げて、収縮した筒状部2を包み込むようにして被覆する。ここで、カバー体第二開口部20の通常の内径は筒状部2の外径よりも小さいので、筒状部2が上方に復帰しようとする付勢力を伸縮部23で抑えて、筒状部2を第一カバー体18内部に安定して収容させることができる。これにより、簡単な操作で左右の配線103R,103Lが露出し、可及的速やかに左右のスピーカユニット部102R,102Lを左右の耳に装着して使用することが可能となる。
また、イヤホン100の使用を中止して鞄や洋服のポケット等に収納する場合には、第一カバー体18の上部を手指で把持して、そのまま左右のスピーカユニット部102R,102Lの方向に向かって押し上げれば、図5(a)に示すようなイヤホン100の不使用時の状態になるため、簡単な操作で可及的速やかに配線の絡まり防止を実現し、安心して収納することができる。
また、本実施形態に係るイヤホン収容体50は、構造上、及び使用材料の点から配線の絡まり防止機構が一体となった既存のイヤホンに比して非常に軽量であることから、装着していることを意識することなく音楽等を楽しむことが可能となる。更に、使用者の様々な動作等によっても左右のスピーカユニット部102R,102Lが使用者の耳から外れてしまう心配がない。
なお、本実施形態に係る第一カバー体18の形状は略球形状としているが、収縮した筒状部2を収容できるものであれば、本実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
[第三の実施形態]
図6(a)は、第三の実施形態に係るイヤホン収容体60を示したものである。イヤホン収容体60の筒状部2は、両端に上下開口部3,4を形成する筒状であって、下開口部4側の筒状部2の端部近傍に第一固定部5を配設している。また、上開口部3側の筒状部2の端部近傍には第二カバー体25を形成している。
第二カバー体25は、両端にカバー体第三開口部26とカバー体第四開口部27とを形成する中空の袋状であって、一方のカバー体第三開口部26を形成する第二カバー体25の端縁部と上開口部3側の筒状部2の端縁部とを全周に渡り連接しており、筒状部2の内周壁7から第二カバー体25の表面21までが連続するように形成している。他方のカバー体第四開口部27を形成する第二カバー体25の端部側には全周に渡り挿通孔22を形成し、ゴム製のOリングよりなる筒状部2の外径よりも大きい内径のフレーム体28を挿通孔22に挿通して押し下げ部29を構成している。
なお、本実施形態においては、フレーム体28にゴム製のOリングを使用しているが、後述する使用態様を実行できるものであれば、形状が円環状である必要はなく、材質等も本実施形態に限定されるものでない。また、第二カバー体25の材料や材質は、上述した筒状部2と同様のものが使用できるが、筒状部2のような収縮性を要しないので、可撓性を有していれば軽量化を考慮した様々な材料や材質を適宜使用することができる。
また、第二カバー体25は、図6(a)に示すように、通常は、筒状部2の一部を被覆するようにカバー体第四開口部27を下側にして、表面21が露出した形態である。また、図6(b)に示すように、第二カバー体25を裏返して内面24が露出するようにしてカバー体第四開口部27を上側にした形態にもできる略円錐台形の袋状である。
なお、本実施形態においては、カバー体第四開口部27を形成する第二カバー体25の端部にフレーム体28を配設しているが、カバー体第四開口部27の内径が筒状部2の外径よりも大きく形成しているものであれば、筒状部2を収縮させて第二カバー体25内部に収容する際に若干の慣れが必要ではあるが、フレーム体28を配設しなくても同様の効果を奏することができる。
また、本実施形態に係るイヤホン収容体60の重さについては、例えば、約3.2gであり非常に軽量である。その構成は、ポリエステル製の0.09mmの厚みを有する材料を筒状部2と第二カバー体25に使用し、フレーム体28として内径22mmのOリングを備え、筒状部2の長さを38cmとし、第一固定部5を備えたものである。
次に、以上のように構成した第三の実施形態に係るイヤホン収容体60の使用態様について説明する。
まず、図7(a)に示すように、第二カバー体25を左右のスピーカユニット部102R,102L側に位置させ、下方の中央配線104の途中で第一固定部5の第一固定体6によって固定するようにイヤホン収容体60をイヤホン100に装着する。
このようにイヤホン収容体60をイヤホン100に装着することで、イヤホン100の不使用時に各配線103R,103L,104の絡まりを防止できる。
更に、図7(b)に示すように、第二カバー体25の表面21が左右のスピーカユニット部102R,102Lと当接するように第二カバー体25を裏返して折り返すと左右のスピーカユニット部102R,102L全体を被覆して収容することができるので、上述同様に各配線103R,103L,104の絡まりを防止できると共に、左右のスピーカユニット部102R,102Lを保護することができる
イヤホン100を使用する際には、図7(a)、(c)に示すように、第二カバー体25が位置する左右のスピーカユニット部102R,102L側近傍の筒状部2、又はカバー体第四開口部27の押し下げ部29を手指で把持して下開口部4側に向かって押し下げ、不規則な蛇腹状に収縮された筒状部2全体を第二カバー体25によって被覆することができる。この場合、カバー体第四開口部27の内径は筒状部2の外径よりも大きいので、筒状部2の下方への押し下げによる収縮と共に、第二カバー体25の内部に収縮した筒状部2を可及的速やかに収容させることができる。最終的に第二カバー体25の内部に収容された筒状部2は不規則な蛇腹状となるため、カバー体第四開口部27の内径よりも不規則な蛇腹状となった筒状部2全体の外径の方が大きくなるため、第二カバー体25の内面24に筒状部2が付勢力を与え、筒状部2が上方に復帰しようとする付勢力を第二カバー体25の内面24で抑えて、筒状部2を第二カバー体25内部に安定して収容させることができる。これにより、簡単な操作で左右の配線103R,103Lが露出し、可及的速やかに左右のスピーカユニット部102R,102Lを左右の耳に装着して使用することが可能となる。
また、イヤホン100の使用を中止して鞄や洋服のポケット等に収納する場合には、第二カバー体25の上部を手指で把持して、そのまま左右のスピーカユニット部102R,102Lの方向に向かって押し上げれば、図7(a)に示すようなイヤホン100の不使用時の状態になるため、簡単な操作で可及的速やかに配線の絡まり防止を実現し、安心して収納することができる。
また、本実施形態に係るイヤホン収容体60は、構造上、及び使用材料の点から配線の絡まり防止機構が一体となった既存のイヤホンに比して非常に軽量であることから、装着していることを意識することなく音楽等を楽しむことが可能となる。更に、使用者の様々な動作等によっても左右のスピーカユニット部102R,102Lが使用者の耳から外れてしまう心配がない。
なお、本実施形態に係る第二カバー体25の形状は略円錐台形としているが、収縮した筒状部2を収容できるものであれば、本実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
[第四の実施形態]
図8(a)、(b)は、第四の実施形態に係るイヤホン収容体70を示したものである。イヤホン収容体70の筒状部2は、両端に上下開口部3,4を形成する筒状であって、下開口部4側の筒状部2の端部近傍に第一固定部5を配設している。また、上開口部3側の筒状部2の端部近傍には第三カバー体30を形成している。
第三カバー体30は、外観視略三角形のシート状であり、角部に相当する一方の端縁部と上開口部3側の筒状部2の端縁部とを連接しており、筒状部2の内周壁7から第三カバー体30の表面21までが連続するように形成している。また、図8(a)に示すように、他方の2つの角部に相当する箇所の近傍であって、表面21側には、略正方形状の面ファスナーによるカバー体側第一係合部31,31を各々形成している。また、図8(b)に示すように、他方の2つの角部に相当する箇所の近傍であって、筒状部2の外周壁15から連続する面である内面24側にも、略正方形状の面ファスナーによるカバー体側第二係合部32,32を各々形成している。
また、筒状部2の上開口部3近傍であって、第三カバー体30と筒状部2とが連接する側と対向する側の筒状部2の外周壁15には、カバー体側第一係合部31,31と係合可能な左右方向を長手方向とする略長方形状の面ファスナーによる筒状部側第一係合部33を形成している。
更に、筒状部2の下開口部4近傍であって、筒状部側第一係合部33と対向する位置にカバー体側第二係合部32,32と係合可能な左右方向を長手方向とする略長方形状の面ファスナーによる筒状部側第二係合部34を形成している。また、第三カバー体30の材料や材質は、上述した筒状部2と同様のものが使用できるが、筒状部2のような収縮性を要しないので、可撓性を有していれば軽量化を考慮した様々な材料や材質を適宜使用することができる。
なお、本実施形態においては、カバー体側第一係合部31,31やカバー体側第二係合部32,32、及び筒状部側第一係合部33や筒状部側第二係合部34として面ファスナーを使用しているが、スナップボタンやホック、バックルや紐等の係合可能な部材を適宜使用できる。
また、本実施形態においては、カバー体側第一係合部31,31と筒状部側第一係合部33とを係合可能としているが、筒状部側第一係合部33を形成せずに、カバー体側第一係合部31,31を一対の係合部としてもよい。
更に、本実施形態においては、カバー体側第二係合部32,32と筒状部側第二係合部34とを係合可能としているが、筒状部側第二係合部34を形成せずに、カバー体側第二係合部32,32を一対の係合部としてもよい。
また、各係合部31,32,33,34の形状や数量は、本実施形態に限定されるものではない。
また、本実施形態に係るイヤホン収容体70の重さについては、例えば、約2.7gであり非常に軽量である。その構成は、ポリエステル製の0.09mmの厚みを有する材料を筒状部2と第三カバー体30に使用し、カバー体側第一係合部31,31を面ファスナーとして備え、筒状部2の長さを38cmとし、第一固定部5を備えたものである。
次に、以上のように構成した第四の実施形態に係るイヤホン収容体70の使用態様について説明する。
まず、図9(a)に示すように、第三カバー体30を左右のスピーカユニット部102R,102L側に位置させ、下方の中央配線104の途中で第一固定部5の第一固定体6によって固定するようにイヤホン収容体70をイヤホン100に装着する。
このようにイヤホン収容体70をイヤホン100に装着することで、イヤホン100の不使用時に各配線103R,103L,104の絡まりを防止できる。
更に、図9(b)に示すように、第三カバー体30の表面21が左右のスピーカユニット部102R,102Lと当接するように第三カバー体30を折り返し、各カバー体側第一係合部31,31の面ファスナーを筒状部側第一係合部33の面ファスナーと係合させることで袋状とし、左右のスピーカユニット部102R,102L全体を被覆して収容することができる。従って、上述同様に各配線103R,103L,104の絡まりを防止できると共に、左右のスピーカユニット部102R,102Lを保護することができる
なお、筒状部側第一係合部33を形成せずに、カバー体側第一係合部31,31を一対の係合部として構成した場合においても、本係合によって第三カバー体30を袋状とし、上述同様に左右のスピーカユニット部102R,102L全体を被覆して収容することができる。
イヤホン100を使用する際には、図9(a)、(c)に示すように、第三カバー体30が位置する左右のスピーカユニット部102R,102L側近傍の筒状部2を手指で把持して下開口部4側に向かって押し下げ、第三カバー体30の表面21が露出するように折り返し、カバー体側第二係合部32,32の面ファスナーを筒状部側第二係合部34の面ファスナーと係合させることで袋状となり、不規則な蛇腹状に収縮された筒状部2全体を第三カバー体30によって被覆することができる。この場合、筒状部2が上方に復帰しようとする付勢力をカバー体側第二係合部32,32と筒状部側第二係合部34との係合で抑えて、筒状部2を第三カバー体30内部に安定して収容させることができる。これにより、簡単な操作で左右の配線103R,103Lが露出し、可及的速やかに左右のスピーカユニット部102R,102Lを左右の耳に装着して使用することが可能となる。
なお、筒状部側第二係合部34を形成せずに、カバー体側第二係合部32,32を一対の係合部として構成した場合においても、本係合によって第三カバー体30を袋状とし、上述同様に不規則な蛇腹状に収縮された筒状部2全体を第三カバー体30によって被覆することができる。この場合であっても、筒状部2が上方に復帰しようとする付勢力をカバー体側第二係合部32,32による係合で抑えて、筒状部2を第三カバー体30内部に安定して収容させることができる。
また、イヤホン100の使用を中止して鞄や洋服のポケット等に収納する場合には、カバー体側第二係合部32,32と筒状部側第二係合部34との係合を外し、第三カバー体30の上部を手指で把持して、そのまま左右のスピーカユニット部102R,102Lの方向に向かって押し上げれば、図9(a)に示すようなイヤホン100の不使用時の状態になるため、簡単な操作で可及的速やかに配線の絡まり防止を実現し、安心して収納することができる。
なお、筒状部側第二係合部34を形成せずに、カバー体側第二係合部32,32を一対の係合部として構成した場合においては、カバー体側第二係合部32,32の係合を外さなくても、第三カバー体30の上部を手指で把持して、そのまま左右のスピーカユニット部102R,102Lの方向に向かって押し上げることが可能である。
また、本実施形態に係るイヤホン収容体70は、構造上、及び使用材料の点から配線の絡まり防止機構が一体となった既存のイヤホンに比して非常に軽量であることから、装着していることを意識することなく音楽等を楽しむことが可能となる。更に、使用者の様々な動作等によっても左右のスピーカユニット部102R,102Lが使用者の耳から外れてしまう心配がない。
なお、本実施形態に係る第三カバー体30の形状は外観視略三角形としているが、収縮した筒状部2を収容できるものであれば、本実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
ここで、上述した本発明の実施形態の変形例を説明する。なお、以下の説明においては、上述した実施形態と異なる点のみ説明し、その他は同一の符号を付して説明は適宜省略する。
[第二の実施形態の変形例]
図10(a)、(b)、(c)は、第二の実施形態に係るイヤホン収容体50の第一カバー体18の位置を上下逆に配設した変形例に係るイヤホン収容体50aを示したものであり、図11(a)、(b)、(c)は、イヤホン収容体50aをイヤホン100に装着した状態を示したものである。
このように構成したイヤホン収容体50aは、図11(b)に示すように、接続端子105側に第一カバー体18の内面24が視認できるように裏返して折り返すと、露出していた中央配線104を第一カバー体18内部へ押し込んで収容することができるので、各配線103R,103L,104の絡まりを更に防止することができる。
なお、接続端子105を中央配線104と一緒に収容すると、第一カバー体18の内部で中央配線104が絡まる可能性が高いので、接続端子105は、カバー体第二開口部20から外側に露出させておくことが望ましい。
また、第二の実施形態に係るイヤホン収容体50と同様に、図11(a)に示すように、イヤホン100の不使用時に各配線103R,103L,104の絡まりを防止することや、図11(c)に示すように、イヤホン100の使用時に不規則な蛇腹状に収縮した筒状部2が上方に復帰しようとする付勢力を伸縮部23で抑えて、筒状部2を第一カバー体18内部に安定して収容させることができる。これにより、簡単な操作で左右の配線103R,103Lが露出し、可及的速やかに左右のスピーカユニット部102R,102Lを左右の耳に装着して使用することが可能となる。
[第三の実施形態の変形例]
次に、第三の実施形態に係るイヤホン収容体60の変形例を説明する。本変形例に係るイヤホン収容体(図示せず)は、上述した第二の実施形態に係るイヤホン収容体50の変形例と同様に、第三の実施形態に係るイヤホン収容体60の第二カバー体25の位置を上下逆に配設したものである。
このように構成することで、第三の実施形態に係るイヤホン収容体60と同様に、イヤホン100の不使用時に各配線103R,103L,104の絡まりを防止することや、イヤホン100の使用時に第二カバー体25の内面24に不規則な蛇腹状に収縮した筒状部2が付勢力を与え、筒状部2が上方に復帰しようとする付勢力を第二カバー体25の内面24で抑えて、筒状部2を第二カバー体25内部に安定して収容させることができる。これにより、簡単な操作で左右の配線103R,103Lが露出し、可及的速やかに左右のスピーカユニット部102R,102Lを左右の耳に装着して使用することが可能となる。
[第四の実施形態の変形例]
次に、第四の実施形態に係るイヤホン収容体70の変形例を説明する。本変形例に係るイヤホン収容体(図示せず)は、上述した第二・第三の実施形態に係るイヤホン収容体50,60の変形例と同様に、第四の実施形態に係るイヤホン収容体70の第三カバー体30の位置を上下逆に配設したものである。
このように構成することで、第四の実施形態に係るイヤホン収容体70と同様に、イヤホン100の不使用時に各配線103R,103L,104の絡まりを防止することや、イヤホン100の使用時に不規則な蛇腹状に収縮された筒状部2が上方に復帰しようとする付勢力をカバー体側第二係合部32,32と筒状部側第二係合部34との係合で抑えて、筒状部2を第三カバー体30内部に安定して収容させることができる。これにより、簡単な操作で左右の配線103R,103Lが露出し、可及的速やかに左右のスピーカユニット部102R,102Lを左右の耳に装着して使用することが可能となる。
なお、筒状部側第二係合部34を形成せずに、カバー体側第二係合部32,32を一対の係合部として構成した場合においても、筒状部2が上方に復帰しようとする付勢力をカバー体側第二係合部32,32による係合で抑えて、筒状部2を第三カバー体30内部に安定して収容させることができる。
このように、第一の実施形態から第四の実施形態、及び各変形例に係るイヤホン収容体の構造や使用態様等を説明したが、収縮した筒状部2を被覆可能であれば、各カバー体18,25,30の形状や被覆方法等については本実施形態等に限定されるものではない。
また、以下に、上述したイヤホン収容体に関する更なる使用態様や効果等について説明する。
まず、全ての実施形態や変形例に係るイヤホン収容体1,50,50a,60,70には共通して同様の筒状部2を備えていることから、図12(a)に示すように筒状部2の外周壁15にデザイン等35を施したり、歌手や音楽バンド等の名前や広告を表示したりすることが可能であり、イヤホン100,100a,100bを収納して持ち歩く際に、イヤホン100,100a,100bのアクセントとしてファッションの一部とすることができるので、外出先においても抵抗なく持ち歩いて使用することができる。
また、第一の実施形態以外に係るイヤホン収容体50,50a,60,70においては、イヤホン100,100a,100bの使用時に、各カバー体18,25,30が不規則な蛇腹状に収縮した筒状部2を被覆して収容するため、例えば、図12(b)に示すように、第一カバー体18の表面21にデザイン等35を施したり、歌手や音楽バンド等の名前や広告を表示したりすることが可能であり、イヤホン収容体50,50a,60,70を単なるイヤホン100,100a,100bの配線の絡まりを防止する手段として捉えること以外に、イヤホン100,100a,100bのアクセントとしてファッションの一部とすることができるので、外出先においても抵抗なく使用することができる。
また、上述した各カバー体18,25,30の表面21には、キャラクターの顔等を形成したり、耳等を付加したり、更には、各カバー体18,25,30そのものの形状をキャラクター等の形状にすることも可能であり、イヤホン100,100a,100bのアクセントとしてファッションの一部とすることができるので、外出先においても抵抗なく使用することができる。
なお、上述したデザイン等35やキャラクターの形状等については、各カバー体18,25,30を被覆するように別体のカバー体(図示せず)を更に配設して同様の効果を得ることも可能である。
また、全ての実施形態や変形例に係るイヤホン収容体1,50,50a,60,70は、イヤホン100,100a,100bに容易に装着できるので、一つのイヤホン100,100a,100bに対してデザイン等35や形状の異なる複数のイヤホン収容体1,50,50a,60,70を使用することができ、ファッションの一部として楽しむことができる。
イヤホン収容体50,50a,60,70の各カバー体18,25,30の表面21には、洋服や鞄等と係止可能なクリップや面ファスナー等による係合部材(図示せず)を配設することもできる。本係合部材を洋服等と係合すれば、筒状部2を収容した各カバー体18,25,30の動きが規制されるので、イヤホン100,100a,100b使用時にイヤホン収容体50,50a,60,70の存在を更に意識することなく音楽等を楽しむことが可能となる。
なお、本実施形態や変形例においては、左右のスピーカユニット部102R,102Lを両耳に直接装着するステレオタイプのイヤホン100,100a,100bに、本発明に係るイヤホン収容体を装着した実施形態等を説明したが、両耳を挟持する形で使用するヘッドマウント型のヘッドホン(図示せず)においても同様に装着して使用でき、配線の絡まりを防止することが可能である。
また、スピーカユニット部が一つであるモノラルタイプのイヤホン(図示せず)についても、ステレオタイプのイヤホン100,100a,100bと同様に収納時に配線が絡まる問題を有しており、本発明に係るイヤホン収容体は、このようなモノラルタイプのイヤホンに対しても同様に装着して使用でき、配線の絡まりを防止することが可能である。
また、左右のスピーカユニット部102R,102Lの配線103R,103Lの長さが異なる仕様のイヤホン(図示せず)であっても、本発明に係るイヤホン収容体を装着して使用でき、配線の絡まりを防止することが可能である。
なお、上述した実施形態や変形例に係るイヤホン収容体1,50,50a,60,70をイヤホン100,100a,100b(ヘッドマウント型のヘッドホンとモノラルタイプのイヤホンを含む)に装着した完成品としてのイヤホンにおいても、本発明の要旨の範囲内に含まれるものである。
以上、複数の実施形態や変形例を説明したが、本発明の具体的な構成は上述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
1,50,50a,60,70 イヤホン収容体
2 筒状部
3 上開口部
4 下開口部
5 第一固定部
7 内周壁
9 滑り止め部
10 第二固定部
15 外周壁
18 第一カバー体
19 カバー体第一開口部
20 カバー体第二開口部
23 伸縮部
23a 弾性体
24 内面
25 第二カバー体
26 カバー体第三開口部
27 カバー体第四開口部
28 フレーム体
29 押し下げ部
30 第三カバー体
32 カバー体側第二係合部
100 イヤホン
100a 第一コントローラ付きイヤホン
100b 第二コントローラ付きイヤホン
103L 左配線
103R 右配線
104 中央配線

Claims (10)

  1. イヤホンの配線を挿通して被覆することができる両端に開口部を形成する筒状部と、
    前記筒状部と前記筒状部に挿通した前記配線とを固定する固定部と、を備え、
    前記筒状部は人力によって前記配線方向に不規則な蛇腹状に収縮可能な可撓性材料よりなるイヤホン収容体。
  2. 前記固定部を前記筒状部の端部近傍に配設した請求項1に記載のイヤホン収容体。
  3. 前記筒状部は前記固定部で固定される前記筒状部の内周壁に滑り止め部を備えた請求項1または請求項2に記載のイヤホン収容体。
  4. 前記筒状部の端部近傍に、不規則な蛇腹状に収縮した前記筒状部を被覆するカバー体を備えた請求項1から請求項3に記載のイヤホン収容体。
  5. 前記カバー体は可撓性材料よりなる両端にカバー体第一開口部とカバー体第二開口部とを形成する中空の袋状であって、
    前記カバー体第一開口部を形成する前記カバー体の端縁部と前記筒状部の端縁部とを全周に渡り連接し、
    前記カバー体第二開口部を形成する前記カバー体の端部側には前記カバー体第二開口部の内径を伸縮自在とする伸縮部を形成した請求項4に記載のイヤホン収容体。
  6. 前記伸縮部は前記カバー体第二開口部を形成する前記カバー体の端部側に全周に渡り紐状の弾性体を配設した請求項5に記載のイヤホン収容体。
  7. 前記カバー体は可撓性材料よりなる両端にカバー体第三開口部とカバー体第四開口部とを形成する中空の袋状であって、
    前記カバー体第三開口部を形成する前記カバー体の端縁部と前記筒状部の端縁部とを全周に渡り連接し、
    前記カバー体第四開口部を形成する前記カバー体の端部側には全周に渡り前記筒状部の外径よりも大きい内径を有したフレーム体を配設した押し下げ部を備えた請求項4に記載のイヤホン収容体。
  8. 前記カバー体は可撓性材料よりなるシート状であって、
    前記カバー体の端縁部と前記筒状部の端縁部とを連接し、
    前記カバー体を前記筒状部の開口部と反対側に折り返して袋状とすることができるように前記カバー体または前記カバー体と前記筒状部とに係合部を形成した請求項4に記載のイヤホン収容体。
  9. 配線の途中に請求項1に記載のイヤホン収容体を備えたイヤホン。
  10. 配線の途中に請求項4に記載のイヤホン収容体を備えたイヤホン。
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