JP2014083342A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract


【課題】更新された乱数値が想定される範囲外となったとしても、不具合が生じる可能性を低減させることができる遊技機を提供することを目的としている。
【解決手段】所定のタイミングで乱数値を更新する乱数更新手段と、前記乱数更新手段にて更新された乱数値を所定のタイミングで取得する乱数取得手段と、遊技者に有利な利益状態を発生させるか否かの抽選を行う際使用される判定値が複数予め格納されている当り図柄判定テーブルDDP_TBLと、前記当り図柄判定テーブルDDP_TBLに予め格納されている複数の判定値と前記乱数取得手段にて取得された乱数値を夫々比較することによって、遊技者に有利な利益状態を発生させるか否かの抽選を行う抽選手段とを有する遊技機であって、
前記当り図柄判定テーブルDDP_TBLに予め格納されている複数の判定値のうち少なくとも1つは、前記乱数値のデータサイズが取り得る最大値である。
【選択図】図7

Description

本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機、スロットなどの遊技機に関し、より詳しくは、更新された乱数値が想定される範囲外となったとしても、不具合が生じる可能性を低減させることができる遊技機に関する。
従来のパチンコ機等の遊技機として、例えば特許文献1に記載のような遊技機が知られている。この遊技機は、遊技球入賞時に取得された乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致した場合に所定の大当たり態様となるというものである。
特開2011−062387号公報
しかしながら、ノイズ等によりRAMに何らかの不具合が生じたりすると、上記乱数値の値が想定される範囲外となる場合があり、これにより、不具合が生じる可能性があるという問題があった。
そこで本発明は、上記問題に鑑み、更新された乱数値が想定される範囲外となったとしても、不具合が生じる可能性を低減させることができる遊技機を提供することを目的としている。
上記本発明の目的は、以下の手段によって達成される。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1の発明に係る遊技機によれば、所定のタイミングで乱数値を更新する乱数更新手段(ステップS36)と、
前記乱数更新手段(ステップS36)にて更新された乱数値を所定のタイミングで取得する乱数取得手段(ステップS303)と、
遊技結果を導出する抽選を行う際使用される判定値が複数予め格納されている乱数判定テーブル(当り図柄判定テーブルDDP_TBL)と、
前記乱数判定テーブル(当り図柄判定テーブルDDP_TBL)に予め格納されている複数の判定値と前記乱数取得手段(ステップS303)にて取得された乱数値を夫々比較することによって、遊技結果を導出する抽選を行う抽選手段(ステップS310)とを有する遊技機であって、
前記乱数判定テーブル(当り図柄判定テーブルDDP_TBL)に予め格納されている複数の判定値のうち少なくとも1つは、前記乱数値のデータサイズが取り得る最大値であることを特徴としている。
そして、請求項2の発明によれば、上記請求項1に記載の遊技機において、前記乱数判定テーブル(当り図柄判定テーブルDDP_TBL)に予め格納されている複数の判定値のうち、前記乱数値のデータサイズが取り得る最大値が格納されている箇所は、前記抽選手段(ステップS310)にて、前記乱数取得手段(ステップS303)にて取得された乱数値と複数の判定値を夫々比較していく際、最後に比較される判定値であることを特徴としている。これにより、人為的なミスで判定値の設定を間違えるという不具合を最小限に低減させることができる。
また、請求項3の発明によれば、上記請求項1又は2に記載の遊技機において、前記乱数判定テーブル(当り図柄判定テーブルDDP_TBL)に予め格納されている複数の判定値は、夫々、比較される乱数値の個数を示すものであって、
前記抽選手段(ステップS310)は、前記乱数取得手段(ステップS303)にて取得された乱数値と当該複数の判定値を比較する際、当該複数の判定値を加算して比較してなることを特徴としている。
本発明によれば、更新された乱数値が想定される範囲外となったとしても、不具合が生じる可能性を低減させることができる。
本発明の一実施形態に係る遊技機の外観を示す斜視図である。 同実施形態に係る遊技機の遊技盤の正面図である。 同実施形態に係る遊技機の制御装置を示すブロック図である。 図3に示す主制御基板の回路図である。 図4に示す乱数回路のブロック図である。 (a)は、特別図柄の当否抽選を実行する際に使用される特別図柄大当たり判定テーブルを示し、(b)は、普通図柄の当否抽選を実行する際に使用される普通図柄当たり判定テーブルを示す図である。 (a)は、大当たりの種類等を決定する際に使用される当り図柄判定テーブルを示し、(b)は、(a)と異なる他の当り図柄判定テーブルを示す図である。 同実施形態に係る主制御のメイン処理を説明するフローチャート図である。 同実施形態に係る主制御のタイマ割込み処理を説明するフローチャート図である。 図9に示すタイマ割込み処理の普通図柄処理の処理内容を説明するフローチャート図である。 図9に示すタイマ割込み処理の特別図柄処理の処理内容を説明するフローチャート図である。 図11に示す始動口チェック処理の処理内容を説明するフローチャート図である。
以下、本発明に係る遊技機の一実施形態を、パチンコ遊技機を例にして、図1〜図12を参照して具体的に説明する。まず、図1及び図2を参照して本実施形態に係るパチンコ遊技機の外観構成を説明する。
図1に示すように、パチンコ遊技機1は、木製の外枠2の前面に矩形状の前面枠3を開閉可能に取り付け、その前面枠3の裏面に取り付けられている遊技盤収納フレーム(図示せず)内に遊技盤4が装着された構成からなる。遊技盤4は、図2に示す遊技領域40を前面に臨ませた状態で装着され、図1に示すようにこの遊技領域40の前側に透明ガラスを支持したガラス扉枠5が設けられている。なお、上記遊技領域40は、遊技盤4の面上に配設された球誘導レール6(図2参照)で囲まれた領域からなるものである。
一方、パチンコ遊技機1は、図1に示すように、ガラス扉枠5の下側に前面操作パネル7が配設され、その前面操作パネル7には上受け皿ユニット8が設けられ、この上受け皿ユニット8には、排出された遊技球を貯留する上受け皿9が一体形成されている。また、この前面操作パネル7には、球貸しボタン11及びプリペイドカード排出ボタン12(カード返却ボタン12)が設けられている。そして、上受け皿9の上皿表面部分には、内蔵ランプ(図示せず)点灯時に押下することにより演出効果を変化させることができる押しボタン式の演出ボタン装置13が設けられている。また、この上受け皿9には、当該上受け皿9に貯留された遊技球を下方に抜くための球抜きボタン14が設けられている。
また一方、図1に示すように、前面操作パネル7の右端部側には、発射ユニットを作動させるための発射ハンドル15が設けられ、前面枠3の上部両側面側には、BGM(Background music)あるいは効果音を発するスピーカ16が設けられている。そして、上記前面枠3の周枠には、LEDランプ等の装飾ランプが配設されている。
他方、上記遊技盤4の遊技領域40には、図2に示すように、略中央部にLCD(Liquid Crystal Display)等からなる液晶表示装置41が配設されている。この液晶表示装置41は、表示エリアを左、中、右の3つのエリアに分割し、独立して数字やキャラクタあるいは図柄(装飾図柄)の変動表示が可能なものである。
一方、液晶表示装置41の真下には、特別図柄始動口42が配設され、その内部には入賞球を検知する特別図柄始動口スイッチ(図3参照)が設けられている。そして、この特別図柄始動口42の右側には、大入賞口43が配設され、その内部には入賞球を検知する大入賞口スイッチ(図3参照)が設けられている。
また一方、上記液晶表示装置41の右上部にはゲートからなる普通図柄始動口44が配設され、その内部には、遊技球の通過を検知する普通図柄始動口スイッチ(図3参照)が設けられている。また、上記大入賞口43の右側及び上記特別図柄始動口42の左側には、一般入賞口45が夫々配設され(図示では、右側に1つ、左側に3つ)、その内部には、夫々、遊技球の通過を検知する一般入賞口スイッチ(図3参照)が設けられている。
また、上記遊技盤4の遊技領域40の右下周縁部には、7セグメントが3個並べて構成されており、そのうち2個の7セグメントが特別図柄表示装置46であり、他の7セグメントは保留球数等を表示するものである。この特別図柄表示装置46の左側には、2個のLEDからなる普通図柄表示装置47が設けられている。なお、上記遊技盤4の遊技領域40には、複数の遊技釘(図示せず)が配設され、遊技球の落下方向変換部材としての風車48が配設されている。
次に、上記のような外観構成からなるパチンコ遊技機1内に設けられる遊技の進行状況に応じて電子制御を行う制御装置を、図3を用いて説明する。この制御装置は、図3に示すように、遊技店に設置された図示しない変圧トランスから供給される外部電源である交流電圧AC24Vを受けて複数種類の直流電圧を生成する電源基板50と、遊技動作全般の制御を司る主制御基板60と、その主制御基板60からの制御コマンドに基づいて遊技球を払出す払出制御基板70と、その主制御基板60からの制御コマンドを受けて演出処理を行う演出制御基板80とで主に構成されている。なお、演出制御基板80は、上記主制御基板60からの制御コマンドを演出I/F基板90を介して受信している。
電源基板50は、図3に示すように、電圧生成部500と、電圧監視部510と、システムリセット生成部520とを含んで構成されている。この電圧生成部500は、遊技店に設置された図示しない変圧トランスから供給される外部電源である交流電圧AC24Vを受けて複数種類の直流電圧を生成するものである。そして、その生成された直流電圧のうち直流電圧DC12Vとバックアップ電源VBBが払出制御基板70に供給され、直流電圧DC12V,DC32V及びバックアップ電源VBBが主制御基板60に供給される。そしてさらに、直流電圧DC5V,DC12V,DC15V及びDC32Vが演出I/F基板90に供給される。なお、払出制御基板70には、上記外部電源である交流電圧AC24Vが電源基板50を介して供給されている。
一方、電圧監視部510は、上記交流電圧AC24Vの電圧を監視するもので、この電圧が遮断されたり、停電が発生したりして電圧異常を検知した場合に電圧異常信号ALARM(図4参照)を主制御基板60に出力するものである。なお、電圧異常信号ALARMは、電圧異常時には「L」レベルの信号を出力し、正常時には「H」レベルの信号を出力する。
また一方、システムリセット生成部520は、電源投入時のシステムリセット信号SYS_RST(図4参照)を生成するもので、その生成したシステムリセット信号SYS_RSTを、主制御基板60,払出制御基板70及び演出I/F基板90に出力するものである。
他方、主制御基板60は、遊技盤中継基板100を介して遊技盤4の各遊技部品に接続されており、これにより、遊技盤4上の各始動口42,44及び各入賞口43,45の内部に設けられているスイッチ信号を受信する一方、大入賞口43などのソレノイド類を駆動するソレノイド類駆動信号を遊技盤中継基板100に送信している。
また、主制御基板60は、上記各入賞口43,45からのスイッチ信号を受信した場合、遊技者に幾らの遊技球を払い出すかを決定し、その決定した情報を払出制御コマンドPAY_CMD(図4参照)として送信する。そしてその一方で、払出制御基板70からは、遊技球の払出動作を示す賞球計数信号や払出動作の異常に係るステイタス信号STAY_SIGNAL(図4参照)を受信している。なお、ステイタス信号STAY_SIGNALには、例えば、補給切れ信号、払出不足エラー信号、下皿満杯信号が含まれている。
さらに、主制御基板60は、上記各始動口42,44からのスイッチ信号を受信すると、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるか(いわゆる「当たり」)、あるいは、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させないか(いわゆる「ハズレ」)の抽選を行い、その抽選結果である当否情報に応じて特別図柄の変動パターンや停止図柄あるいは普通図柄の表示内容を決定し、その決定した情報を特別図柄表示装置46又は普通図柄表示装置47に送信する。これにより、特別図柄表示装置46又は普通図柄表示装置47に抽選結果が表示されることとなる。そしてさらに、主制御基板60は、その決定した情報を含む演出制御コマンドDI_CMD(図4参照)を生成し、演出I/F基板90に送信する。なお、主制御基板60は、電源基板50から供給された直流電圧DC32Vを遊技盤中継基板100に供給している。
一方、払出制御基板70は、上記主制御基板60からの払出制御コマンドPAY_CMDを受信し、その受信した払出制御コマンドPAY_CMDに基づいて払出モータ信号を生成し、その生成した払出モータ信号にて払出モータMを制御して遊技者に遊技球を払出す。そしてさらに、払出制御基板70は、遊技球の払出動作を示す賞球計数信号や払出動作の異常に係るステイタス信号STAY_SIGNAL(図4参照)を送信し、遊技者の操作に応答して遊技球を発射させる発射制御基板110の作動を開始又は停止させる発射制御信号を送信する。なお、払出制御基板70は、電源基板50から供給された交流電圧AC24Vを発射制御基板110に供給している。
また、演出制御基板80は、図示しない、ROM,RAM,CPU,音LSI,音ROMが搭載されており、演出I/F基板90を介して上記主制御基板60から送信された演出制御コマンドDI_CMD(図4参照)に基づいて、上記前面枠3の周枠に配設されているLEDランプ等の装飾ランプを駆動制御して光による演出を実現させるための信号を演出I/F基板90を介して装飾ランプ基板120に送信する処理を行う。そしてさらに、演出制御基板80は、上記演出制御コマンドDI_CMD(図4参照)に基づいて、スピーカ16を駆動制御して音による演出を実現するための信号を演出I/F基板90を介してスピーカ16に送信する処理を行う。また、演出制御基板80は、上記演出制御コマンドDI_CMD(図4参照)に基づいて、液晶制御基板130を制御して液晶表示装置41による画像演出を実現させるための信号を演出I/F基板90を介して液晶制御基板130に送信する処理を行う。なお、液晶制御基板130には演出内容に沿った画像を表示するための種々の画像データが記憶されており、さらに、演出出力全般の制御を担うVDP(Video Display Processor)が搭載されている。なお、図示はしていないが、演出I/F基板90に供給されている各直流電圧は、各基板80,120,130夫々に供給されている。
ここで、本発明の特徴部分に係る主制御基板60について図4〜図8を用いてより詳しく説明する。
図4は、主制御基板60の回路構成を示す回路図であり、図4に示すように主制御基板60には、主制御CPU600と、一連の遊技制御手順を記述した制御プログラム等を格納した主制御ROM601と、作業領域やバッファメモリ等として機能する主制御RAM602とで構成されたワンチップマイコンを搭載している。そして、上記電源基板50にて生成された直流電圧DC12Vがノイズを除去するノイズフィルタ610を介してレギュレータ611により直流電圧DC12Vから直流電圧VCC5Vに変換され、その変換された直流電圧VCC5Vが上記主制御CPU600に供給されている。
また、上記電源基板50にて生成されたバックアップ電源VBB(DC5V)はノイズを除去するノイズフィルタ612及び抵抗R1を介して上記主制御CPU600に供給されている。
一方、図4に示すように、上記電源基板50より出力されたシステムリセット信号SYS_RSTの信号ラインには、プルアップ抵抗R2と、抵抗R3及びコンデンサC1のRC回路と、2つのシュミットトリガST1,ST2と、プルアップ抵抗R4とが接続され、上記主制御CPU600に接続されている。そして、上記電源基板50より出力された電圧異常信号ALARMの信号ラインには、プルアップ抵抗R5と、抵抗R6及びコンデンサC2のRC回路と、シュミットトリガST3とが接続され、上記主制御CPU600に接続されている。なお、この電圧異常信号ALARMが、「H」レベルから「L」レベルに遷移すると、主制御RAM602内に記憶されているデータのバックアップ処理が行われる。そして、その主制御RAM602内に記憶されているデータのバックアップ処理を行う際、主制御RAM602内の記憶内容を維持しなければならないが、その記憶内容を維持するため、当該主制御RAM602にバックアップ電源VBB(DC5V)を供給している。
また、上記主制御CPU600には所定のクロック信号CLKを発生させる水晶発振器613が接続されている。
一方、主制御基板60は、図4に示すように、遊技盤中継基板100(図3参照)からの特別図柄始動口42,普通図柄始動口44,大入賞口43,一般入賞口45のスイッチ信号をそれぞれ受信する。これらスイッチ信号は直流電圧DC12Vのプルアップ抵抗R10〜R12を介してスイッチ監視部614に入力され、その入力を受けたスイッチ監視部614は、これらスイッチ信号を直流電圧DC12Vから直流電圧DC5Vに変換すると共にスイッチ信号の断線の有無を確認した上で、直流電圧VCC5Vのプルアップ抵抗R13〜R15を介して主制御CPU600に入力している。
そして主制御CPU600は、これらスイッチ信号を受けて大入賞口43などのソレノイド類を駆動するソレノイド類駆動信号を遊技盤中継基板100に送信する。また、主制御CPU600は、大入賞口43及び一般入賞口45からのスイッチ信号を受信した場合、遊技者に幾らの遊技球を払い出すかを決定し、その決定した情報を払出制御コマンドPAY_CMDとして払出制御基板70に送信する。
さらに、主制御CPU600は、上記特別図柄始動口42,普通図柄始動口44からのスイッチ信号を受信すると、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるか(いわゆる「当たり」)、あるいは、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させないか(いわゆる「ハズレ」)の抽選を行い、その抽選結果である当否情報に応じて特別図柄の変動パターンや停止図柄あるいは普通図柄の表示内容を決定し、その抽選結果を特別図柄表示装置46又は普通図柄表示装置47に送信する。
ここで、上記抽選内容に関し、図5〜図7を用いてより詳しく説明すると、主制御CPU600は、特別図柄始動口42からのスイッチ信号を受信すると、主制御CPU600内の乱数回路620に送信する。これにより、特別図柄の抽選に用いる乱数値がそれぞれ決定される。すなわち、乱数回路620は、図5に示すように、乱数生成回路620aと、特別図柄乱数値レジスタ620bと、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cとで構成されている。
乱数生成回路620aは、上記水晶発振器613(図4参照)にて生成された所定のクロック信号CLKに基づいて、例えば2バイト(0〜65535)の範囲でランダムな乱数値を生成し、随時、その生成した乱数値を特別図柄乱数値レジスタ620bに出力している。なお、本実施形態においては、水晶発振器613にて生成されたクロック信号CLKに基づいて乱数値を生成する例を示したが、それに限らず、例えば、水晶発振器613にて生成されたクロック信号CLKを分周させたクロック信号に基づいて乱数値を生成してもよく、さらには、主制御CPU600にクロック信号が内蔵されていれば、その信号に基づいて乱数値を生成しても良い。
一方、特別図柄乱数値レジスタ620bは、特別図柄始動口42のスイッチ信号を受信すると上記乱数生成回路620aにて生成された乱数値を例えば2バイト分保持(ラッチ)する。そして、特別図柄乱数値レジスタ620bにて乱数値が保持(ラッチ)されると、特別図柄乱数値レジスタ620bはラッチ信号を特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cに出力する。これにより、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cには、「1」がセットされることとなる。なお、特別図柄乱数値レジスタ620bは、特別図柄始動口42のスイッチ信号が上記クロック信号CLKの4サイクル以上のLレベル又はHレベルの信号であった際、上記乱数生成回路620aにて生成された乱数値を保持(ラッチ)することとなる。このようにすれば、ノイズ等が特別図柄始動口42のスイッチ信号を介して特別図柄乱数値レジスタ620bに入力されたとしても、上記乱数生成回路620aにて生成された乱数値を誤って保持(ラッチ)するという事態を低減することができる。
このように、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cに「1」がセットされていると、特別図柄始動口42のスイッチ信号を新たに受信したとしても、特別図柄乱数値レジスタ620bは、乱数生成回路620aにて生成された新たな乱数値を保持(ラッチ)することができず、主制御CPU600にて、特別図柄乱数値レジスタ620bに保持(ラッチ)されている乱数値が読み出されることで、乱数生成回路620aにて生成された新たな乱数値を保持(ラッチ)することができる。すなわち、特別図柄乱数値レジスタ620bは、主制御CPU600にて、保持(ラッチ)した乱数値が読み出されると、読み出し信号を特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cに出力し、これにより、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cに「0」がセットされる。そのため、特別図柄始動口42のスイッチ信号を新たに受信することで、特別図柄乱数値レジスタ620bは、乱数生成回路620aにて生成された新たな乱数値を保持(ラッチ)することができる。このように、特別図柄乱数値レジスタ620bに保持(ラッチ)されている乱数値が主制御CPU600に読み出されるまで保持することで、特別図柄始動口42のスイッチ信号にノイズ等が生じたとしても、特別図柄乱数値レジスタ620bが誤った乱数値を保持(ラッチ)する事態を低減することができる。
かくして、主制御CPU600が、特別図柄乱数値レジスタ620bに保持(ラッチ)されている乱数値を読み出すと、当該主制御CPU600は、その読み出した乱数値と主制御ROM601に格納されている図6に示すテーブルの値と比較する。
すなわち、主制御CPU600は、特別図柄乱数値レジスタ620bに保持(ラッチ)されている乱数値を読み出すと、その読み出した乱数値と図6(a)に示す特別図柄大当たり判定テーブルSDH_TBLに格納されている値を比較することで特別図柄の大当たり判定を行う。特別図柄大当たり判定テーブルSDH_TBLには、図6(a)に示すように、遊技状態が通常状態の場合、下限値として10001,上限値として10164が格納され、遊技状態が、当り抽選確率が通常より高確率状態である確率変動状態(以下、確変状態という)の場合、下限値として10001,上限値として11640が格納されている。これにより、遊技状態が通常状態で、上記主制御CPU600にて読み出した乱数値が10001〜10164の場合、特別図柄は大当たりとなり、それ以外の乱数値はハズレとなる。そして、遊技状態が確変状態で、上記主制御CPU600にて読み出した乱数値が10001〜11640の場合、特別図柄は大当たりとなり、それ以外の乱数値はハズレとなる。
そして、この抽選結果に対応した大当たりの種類(15R確変大当たり、15R非確変大当たり等)、特別図柄表示装置46に表示される内容、あるいは、変動パターンを選択及び保留加算コマンドを生成する際に用いられるデータが、図7(a)に示す、主制御ROM601に格納されている当り図柄判定テーブルDDP_TBLを用いて決定される。
この当り図柄判定テーブルDDP_TBLには、図7(a)に示すように、テーブルTB1に、複数の判定値(図示では、8個)が格納されている。そして、テーブルTB2には、これら判定値それぞれに対応した特別図柄判定データが格納されている。なお、この特別図柄判定データは、大当たりの種類(15R確変大当たり、15R非確変大当たり等)を識別するためのデータである。
さらに、テーブルTB3には、これら判定値それぞれに対応した特別図柄停止番号が格納されている。なお、この特別図柄停止番号は、特別図柄表示装置46に表示する図柄を指定するデータである。
またさらに、テーブルTB4には、これら判定値それぞれに対応した変動パターン選択用オフセットが格納されている。なお、この変動パターン選択用オフセットは、変動パターンを選択及び保留加算コマンドを生成する際に用いられるデータである。
かくして、このようなデータが格納されている当り図柄判定テーブルDDP_TBLは、1バイトからなるソフトウェア乱数である特別図柄用乱数SDR_NUMの乱数値とテーブルTB1に格納されている判定値と比較する際使用される。すなわち、特別図柄用乱数SDR_NUMの乱数値が0〜15の場合、最初の判定値「15」以下であるから、特別図柄判定データとして「01H」、特別図柄停止番号として「01H」、変動パターン選択用オフセットとして「10H」が選択される。そして、特別図柄用乱数SDR_NUMの乱数値が16〜30の場合、次の判定値「30」以下であるから、特別図柄判定データとして「02H」、特別図柄停止番号として「02H」、変動パターン選択用オフセットとして「10H」が選択され、31〜45の場合、その次の判定値「45」以下であるから、特別図柄判定データとして「03H」、特別図柄停止番号として「03H」、変動パターン選択用オフセットとして「10H」が選択される。このようにして、最終的に、特別図柄用乱数SDR_NUMの乱数値が161〜255の場合、特別図柄判定データとして「08H」、特別図柄停止番号として「08H」、変動パターン選択用オフセットとして「12H」が選択される。
ここで、図7(a)に示す当り図柄判定テーブルDDP_TBLのテーブルTB1に格納されている複数の判定値のうち、上記特別図柄用乱数SDR_NUMの乱数値と最終的に比較される判定値が、特別図柄用乱数SDR_NUMのデータサイズ(1バイト)が取り得る最大値となっているのは、次の理由によるものである。
すなわち、従来、図7(a)に示す当り図柄判定テーブルDDP_TBLのテーブルTB1に格納されている複数の判定値のうち、上記特別図柄用乱数SDR_NUMの乱数値と、最終的に比較される判定値は、当該特別図柄用乱数SDR_NUMの乱数値の総数が設定されていた。例えば、特別図柄用乱数SDR_NUMの乱数値の総数が「200」であったとすると、当り図柄判定テーブルDDP_TBLのテーブルTB1に格納されている複数の判定値のうち、上記特別図柄用乱数SDR_NUMの乱数値と、最終的に比較される判定値には、「199」が設定されていた。これは、1バイトのデータサイズである乱数が、上記特別図柄用乱数SDR_NUM以外にも複数あり、仮に、これら乱数が同期して更新されてしまうと、抽選結果に偏りが生じてしまう可能性があり、さらには、後述するように、例えば、4ms毎のタイマ割込みで1回更新するような乱数もあることから、当該乱数が1周更新する時間を少しでも早くしなければならなかった。それゆえ、従来は、特別図柄用乱数SDR_NUMの乱数値の総数を256よりも少ない範囲で更新していた。
しかしながら、特別図柄用乱数SDR_NUMが一旦格納される主制御RAM602(図4参照)がノイズにより破壊等されてしまうと、特別図柄用乱数SDR_NUMの乱数値が想定している範囲外、すなわち、特別図柄用乱数SDR_NUMの乱数値の総数が「200」であったとすると、当り図柄判定テーブルDDP_TBLのテーブルTB1に格納されている複数の判定値のうち、上記特別図柄用乱数SDR_NUMの乱数値と、最終的に比較される判定値に「199」が設定されていた場合、それ以外の範囲、例えば、「250」となる場合があった。そうすると、当り図柄判定テーブルDDP_TBLに格納されているデータと、関係ないデータとが比較されることとなり、正常動作を行わない可能性があった。
そこで、本実施形態のように、当り図柄判定テーブルDDP_TBLのテーブルTB1に格納されている複数の判定値のうち、上記特別図柄用乱数SDR_NUMの乱数値と最終的に比較される判定値が、特別図柄用乱数SDR_NUMのデータサイズ(1バイト)が取り得る最大値とすることにより、主制御RAM602(図4参照)がノイズにより破壊等されてしまったとしても不具合を生じる可能性を低減させることができる。さらには、当り図柄判定テーブルDDP_TBLをプログラムする際、人為的なミスで判定値の設定を間違えるという不具合を最小限に低減させることができる。
ところで、本実施形態においては、図7(a)に示す当り図柄判定テーブルDDP_TBLを用いて説明したが、それに限らず、図7(b)に示すものでも良い。すなわち、図7(b)に示す当り図柄判定テーブルDDP_TBLは、テーブルTB1に格納されている判定値が特別図柄用乱数SDR_NUMの個数で構成されているものである。
この図7(b)に示す当り図柄判定テーブルDDP_TBLの判定値は、特別図柄用乱数SDR_NUMの乱数値と引き算することで比較される。すなわち、当り図柄判定テーブルDDP_TBLの判定値から特別図柄用乱数SDR_NUMの乱数値が引き算され、0未満になれば、その判定値に対応する箇所が選択される。より具体的に説明すると、特別図柄用乱数SDR_NUMの乱数値が0〜15であれば、最初の判定値「16」と引き算すると、0未満となるため、特別図柄判定データとして「01H」、特別図柄停止番号として「01H」、変動パターン選択用オフセットとして「10H」が選択される。そして、次に、特別図柄用乱数SDR_NUMの乱数値が16〜30であれば、最初の判定値「16」に次の判定値「15」を加算した上で(すなわち、「31」)引き算する。そうすると、当該乱数値からその加算した判定値を引き算すれば、0未満となるため、特別図柄判定データとして「02H」、特別図柄停止番号として「02H」、変動パターン選択用オフセットとして「10H」が選択される。そしてさらに、特別図柄用乱数SDR_NUMの乱数値が31〜45であれば、最初の判定値「16」と次の判定値「15」、さらに、次の判定値「15」を加算した上で(すなわち、「46」)引き算する。そうすると、当該乱数値からその加算した判定値を引き算すれば、0未満となるため、特別図柄判定データとして「03H」、特別図柄停止番号として「03H」、変動パターン選択用オフセットとして「10H」が選択される。またさらに、特別図柄用乱数SDR_NUMの乱数値が46〜60であれば、最初の判定値「16」と次の判定値「15」、さらに、次の判定値「15」、そしてさらに、次の判定値「15」を加算した上で(すなわち、「61」)引き算する。そうすると、当該乱数値からその加算した判定値を引き算すれば、0未満となるため、特別図柄判定データとして「04H」、特別図柄停止番号として「04H」、変動パターン選択用オフセットとして「10H」が選択される。このようにして、上記特別図柄用乱数SDR_NUMの乱数値と、当り図柄判定テーブルDDP_TBLの判定値とを比較するにあたって、最終的に比較する際使用される判定値に特別図柄用乱数SDR_NUMのデータサイズ(1バイト)が取り得る最大値を設定しておけば、上記主制御RAM602(図4参照)がノイズにより破壊等されてしまったとしても不具合を生じる可能性を低減させることができる。さらには、当り図柄判定テーブルDDP_TBLをプログラムする際、人為的なミスで判定値の設定を間違えるという不具合を最小限に低減させることができる。
しかして、図7(b)に示すような当り図柄判定テーブルDDP_TBLであっても同一の効果を奏することとなる。なお、図7(b)に示す当り図柄判定テーブルDDP_TBLの判定値と、特別図柄用乱数SDR_NUMの乱数値とを比較するにあたって、上記のような方法に限らず、乱数値から判定値を引き算した結果からさらに次の判定値を引いていくというような方法も可能である。なおまた、本実施形態においては、ソフトウェア乱数を用いて説明したが、それに限らず、図5に示すようなハードウェア乱数でも良い。また、1バイトに限らず2バイト以上でも良く、さらには、当り図柄判定テーブルDDP_TBLに限らず、他のテーブルでも良い。
ところで、主制御CPU600は、普通図柄始動口44からのスイッチ信号を受信した場合、プログラムで生成するソフトウェア乱数である普通図柄当り判定用乱数DNR_NUMの乱数値を用いて図6(b)に示す普通図柄当たり判定テーブルNPP_TBLに格納されている値と比較することで普通図柄の当たり判定を行う。普通図柄当たり判定テーブルNPP_TBLには、図6(b)に示すように、遊技状態が通常状態の場合、下限値として249,上限値として250が格納され、遊技状態が確変状態の場合、下限値として4,上限値として250が格納されている。これにより、遊技状態が通常状態で、上記普通図柄当り判定用乱数DNR_NUMの乱数値が249〜250の場合、普通図柄は当たりとなり、それ以外はハズレとなる。そして、遊技状態が確変状態で、上記普通図柄当り判定用乱数DNR_NUMの乱数値が4〜250の場合、普通図柄は当たりとなり、それ以外はハズレとなる。そして、この抽選結果が普通図柄表示装置47に送信されることとなる。なお、本実施形態においては、普通図柄の当否抽選としてソフトウェア乱数を用いたが、勿論、ハードウェア乱数を用いても良い。
次に、本発明の特徴部分に係る主制御基板60の主制御ROM601内に格納されているプログラムの概要を図8〜図12を用いて説明する。
<メイン処理>
まず、図8を参照しつつ、メイン処理について説明する。主制御CPU600は、最初に自らを割込み禁止状態に設定すると共に(ステップS1)、主制御CPU600内のレジスタ値等の初期設定を行う(ステップS2)。
続いて、主制御CPU600は、電圧異常信号ALARMを2回取得し、その2回取得した電圧異常信号ALARMのレベルが一致するか否かを確認した上で図示しない内部レジスタ内に格納し(ステップS3)、その電圧異常信号ALARMのレベルを確認する。そして電圧異常信号ALARMのレベルが「L」レベルであれば(ステップS4:YES)、ステップS3の処理に戻り、電圧異常信号ALARMのレベルが「H」レベルであれば(ステップS4:NO)、ステップS5の処理に進む。すなわち、主制御CPU600は、電圧異常信号ALARMが正常レベル(すなわち「H」レベル)に変化するまで同一の処理を繰り返す(ステップS3〜S4)。このように、電圧異常信号ALARMを2回取得することで、正確な信号を読み込むことができる。
次いで、主制御CPU600は、主制御RAM602へのデータ書込みを許可する(ステップS5)。このように、電圧異常信号ALARMの正常レベル(正常値)を検知するまで主制御RAM602へのデータ書き込みを禁止することにより、交流電圧AC24Vが安定して供給される前に、不安定な信号が主制御RAM602にアクセスし、主制御RAM602に記憶されているデータを書き換えてしまうという事態を防止することができる。
次いで、主制御CPU600は、演出I/F基板90に液晶表示装置41に待機画面を表示させるような処理コマンドを送信し(ステップS6)、バックアップフラグBFLの内容を判定する(ステップS7)。なお、このバックアップフラグBFLとは、図9に示す電圧監視処理の動作が実行されたか否かを示すデータである。
このバックアップフラグBFLがOFF状態(ステップS7:OFF)であれば、後述する図9に示す電圧監視処理の動作が実行されていないこととなり、主制御CPU600は、主制御RAM602内の全領域を全てクリアする処理を行う(ステップS11)。一方、バックアップフラグBFLがON状態(ステップS7:ON)であれば、後述する図9に示す電圧監視処理の動作が実行されていることとなるため、主制御CPU600は、チェックサム値を算出するためのチェックサム演算を行う(ステップS8)。なお、チェックサム演算とは、主制御RAM602の作業領域を対象とする8ビット加算演算である。
そして、主制御CPU600は、上記チェックサム値が算出されたら、この演算結果を主制御RAM602内のSUM番地の記憶値と比較する処理を行う(ステップS9)。そして、記憶された演算結果は、主制御RAM602内に記憶されている他のデータと共に、バックアップ電源VBBによって維持されている。
このSUM番地の記憶値と上記ステップS8の処理にて算出されたチェックサム値が不一致(ステップS9:NO)であれば、主制御CPU600は、主制御RAM602内の全領域を全てクリアする処理を行う(ステップS11)。そして一致(ステップS9:YES)していれば、主制御CPU600は、主制御RAM602内に記憶されているデータに基づいて電源遮断時の遊技動作に復帰させる処理を行う(ステップS10)。
次いで、主制御CPU600は、ステップS10及びステップS11の処理後、その内部に設けられている一定周期のパルス出力を作成する機能や時間計測の機能等を有するCTC(Counter Timer Circuit)の設定を行う。すなわち、主制御CPU600は、4ms毎に定期的にタイマ割込みがかかるように上記CTCの時間定数レジスタを設定する(ステップS12)。そして次いで、主制御CPU600は、自身への割込みを禁止状態にセットした状態(ステップS13)で、各種の乱数カウンタの更新処理を行う(ステップS14)。この各種乱数更新処理には、普通図柄の当否抽選に使用する普通図柄当り判定用乱数DNR_NUMの初期値変更に使用する普通図柄当り判定用初期値乱数の更新や、特別図柄変動パターンコマンドを決定するための抽選に使用する変動パターン用乱数RVP_NUMの更新等が含まれる。
そしてその後、主制御CPU600は、割込み許可状態に戻して(ステップS15)、ステップS13に戻る処理を行う。
<タイマ割込み処理>
続いて、図9を参照して、上述したメイン処理を中断させて、4ms毎に開始されるタイマ割込みプログラムについて説明する。このタイマ割込みが生じると、主制御CPU600内のレジスタ群の内容を主制御RAM602のスタック領域に退避させる退避処理を実行し(ステップS30)、その後電圧監視処理が実行される(ステップS31)。この電圧監視処理は、電源基板50から出力される電圧異常信号ALARMのレベルを判定し、電圧異常信号ALARMが「L」レベル(異常レベル)であれば、主制御RAM602内に記憶されているデータのバックアップ処理、すなわち、当該データのチェックサム値を算出し、その算出したチェックサム値をバックアップデータとして主制御RAM602に保存する処理を行う。
次いで、主制御CPU600は、上記電圧監視処理(ステップS31)が終了すると、各遊技動作の時間を管理しているタイマのタイマ減算処理を行う(ステップS32)。ここで減算されたタイマは、大入賞口43(図2参照)の開放時間、普通図柄の変動時間、特別図柄の変動時間等の遊技演出時間、不正情報タイマ等を管理するために使用されるものである。
そして続いて、主制御CPU600には、各入賞口43,45及び各始動口42,44(図2参照)のスイッチを含む各種スイッチ類のON/OFF信号が入力され、作業領域にON/OFF信号レベルや、その立ち上がり状態が記憶される(ステップS33)。なお、このスイッチ入力処理は、不正入賞があった場合に、立ち上がり状態を無効(入賞無効)にする処理も行い、賞球を払出すために上記各入賞口43,45に何個の遊技球が入賞したのかのカウントも行っている。
その後、主制御CPU600は、エラー管理処理を行う(ステップS34)。なお、エラー管理処理は、遊技球の補給が停止したり、あるいは、遊技球が詰まったりなど、機器内部に異常が生じていないかの判定を含むものである。
次いで、主制御CPU600は、賞球管理処理を実行する(ステップS35)。この賞球管理処理は、払出制御基板70に払出し動作を行わせるための払出制御コマンドPAY_CMD(図4参照)を出力している。
次いで、主制御CPU600は、各変動表示ゲームに係る乱数を更新する乱数管理処理を実行する(ステップS36)。この乱数管理処理は、当否抽選に使用する普通図柄当り判定用乱数DNR_NUM,特別図柄用乱数SDR_NUM等の乱数値を更新する処理を実行するものである。
次いで、主制御CPU600は、普通図柄処理を実行する(ステップS37)。この普通図柄処理は、普通図柄の当否抽選を実行し、その抽選結果に基づいて普通図柄の変動パターンや普通図柄の停止表示状態を決定したりするものである。なお、この普通図柄処理の詳細については、後述することとする。
次いで、主制御CPU600は、特別図柄処理を実行する(ステップS38)。この特別図柄処理では、特別図柄の当否抽選を実行し、その抽選の結果に基づいて特別図柄の変動パターンや特別図柄の停止表示態様(停止特別図柄)を決定する。なお、この特別図柄処理の詳細については、後述することとする。
次いで、主制御CPU600は、LED管理処理を実行する(ステップS39)。このLED管理処理は、処理の進行状態に応じて、特別図柄表示装置46や普通図柄表示装置47への出力データを作成したり、当該データに基づく制御信号を出力したりする処理である。
次いで、主制御CPU600は、大入賞口43(図2参照)等の開閉動作を実現するソレノイドの駆動処理を実行し(ステップS40)、割込み許可状態に戻し(ステップS41)、主制御RAM602のスタック領域に退避させておいたレジスタの内容を復帰させタイマ割込みを終える(ステップS42)。これにより、割込み処理ルーチンからメイン処理(図8参照)に戻ることとなる。
<普通図柄処理>
次に、図10を参照して、上記普通図柄処理(図9のステップS37)について詳細に説明する。図10に示すように、普通図柄処理は、先ず、ゲートからなる普通図柄始動口44において、遊技球の通過を検知したか否かを確認、すなわち、普通図柄始動口44のスイッチ信号のレベルを確認する(ステップS100)。そして遊技球の通過を検知した場合(ステップS100:YES)、主制御CPU600は、普通図柄の作動保留球数が例えば4以上か否かを判断するため、普通図柄の作動保留球数が格納されている主制御RAM602領域を確認する(ステップS101)。そして、普通図柄の作動保留球数が4未満であれば(ステップS101:≠MAX)、普通図柄の作動保留球数を1加算する(ステップS102)。その後、普通図柄当り判定用乱数DNR_NUMの乱数値を取得し、その取得した乱数値を普通図柄の作動保留球数が格納されている主制御RAM602領域に格納した上で(ステップS103)、ステップS104の処理に進む。
一方、ステップS100にて、遊技球の通過を検知しなかった場合(ステップS100:NO)、ステップS101にて、普通図柄の作動保留球数が4以上であると判断した場合(ステップS101:=MAX)には、ステップS102〜S103の処理は行わず、ステップS104の処理に進む。
主制御CPU600は、ステップS104の処理に進むと、普通図柄当たり作動フラグがONに設定されているか、すなわち、普通図柄当たり作動フラグに5AHが設定されているかを確認する(ステップS104)。普通図柄当たり作動フラグに5AHが設定されていれば(ステップS104:ON)、普通図柄が当たり中であると判断し、普通図柄の表示データの更新を行った後(ステップS113)、普通図柄処理を終了し、図9に示すステップS38の特別図柄処理に移行することとなる。
一方、普通図柄当たり作動フラグに5AHが設定されていなければ(ステップS104:OFF)、普通図柄の挙動を示す処理状態、すなわち、普通図柄動作ステータスフラグの値を確認する(ステップS105)。そして、普通図柄動作ステータスフラグが00Hであれば、主制御CPU600は、普通図柄の変動開始前の状態であると判断し、ステップS106に進み、普通図柄の作動保留球数が0か否かを確認する(ステップS106)。
主制御CPU600は、普通図柄の作動保留球数が格納されている主制御RAM602領域を確認した上で、0であると判断した場合(ステップS106:=0)は、普通図柄の表示データの更新を行った後(ステップS113)、普通図柄処理を終了し、図9に示すステップS38の特別図柄処理に移行する。一方、0でないと判断した場合(ステップS106:≠0)は、普通図柄の作動保留球数を1減算する(ステップS107)。
その後、主制御CPU600は、図6(b)に示す普通図柄当たり判定テーブルNPP_TBLを用いて主制御RAM602領域に格納されている普通図柄の作動保留球数に対応した乱数値の当たり判定を行う。すなわち、主制御CPU600は、遊技状態を示す普通図柄確変フラグがOFFであれば、当該乱数値が、図6(b)に示す普通図柄当たり判定テーブルNPP_TBL(通常状態)の下限値(図示では、249)以上で上限値(図示では、250)以下か否かを判定し、下限値以上で上限値以下であれば、普通図柄当たり判定フラグに5AHをセットし、ONにする。それ以外の場合は、普通図柄当たり判定フラグをOFFにする。
一方、遊技状態を示す普通図柄確変フラグがONであれば、当該乱数値が、図6(b)に示す普通図柄当たり判定テーブルNPP_TBL(確変状態)の下限値(図示では、4)以上で上限値(図示では、250)以下か否かを判定し、下限値以上で上限値以下であれば、普通図柄当たり判定フラグに5AHをセットし、ONにする。それ以外の場合は、普通図柄当たり判定フラグをOFFにセットする処理を行う(ステップS108)。
そして、主制御CPU600は、上記乱数抽選処理にて決定した抽選結果に基づいて、停止図柄(普通図柄停止図柄)を決定する(ステップS109)。
次いで、主制御CPU600は、普通図柄の変動時間を短くする普通図柄時短フラグがONに設定されているかを確認し、ONに設定されていれば、普通図柄変動タイマにそれに応じた変動時間を設定し、OFFに設定されていれば、普通図柄変動タイマに通常の変動時間を設定する処理を行う(ステップS110)。
次いで、主制御CPU600は、普通図柄の作動保留球数に対応した普通図柄の当否抽選に用いられる乱数値が格納されている主制御RAM602領域の記憶領域をシフトする(ステップS111)。すなわち、普通図柄の作動保留球数を最大で4個保留できるとすると、普通図柄の作動保留球数4に対応した普通図柄の当否抽選に用いられる乱数値を普通図柄の作動保留球数3に対応した普通図柄の当否抽選に用いられる乱数値が格納されていた主制御RAM602領域にシフトし、普通図柄の作動保留球数3に対応した普通図柄の当否抽選に用いられる乱数値を普通図柄の作動保留球数2に対応した普通図柄の当否抽選に用いられる乱数値が格納されていた主制御RAM602領域にシフトし、普通図柄の作動保留球数2に対応した普通図柄の当否抽選に用いられる乱数値を普通図柄の作動保留球数1に対応した普通図柄の当否抽選に用いられる乱数値が格納されていた主制御RAM602領域にシフトするという処理を行う。
この処理の後、主制御CPU600は、上記ステップS105にて用いた普通図柄動作ステータスフラグに01Hを設定し、普通図柄の作動保留球数4に対応した普通図柄の当否抽選に用いられる乱数値が格納されていた主制御RAM602の領域に00Hを設定する処理を行う(ステップS112)。
そして、主制御CPU600は、上記ステップS112の処理を終えた後、普通図柄の表示データの更新を行い(ステップS113)、普通図柄処理を終了し、図9に示すステップS38の特別図柄処理に移行する。
他方、主制御CPU600は、上記ステップS105にて、普通図柄の挙動を示す処理状態、すなわち、普通図柄動作ステータスフラグの値が01Hであれば、主制御CPU600は、普通図柄が変動中であると判断し、ステップS114に進み、普通図柄変動タイマが0か否かを確認する(ステップS114)。普通図柄変動タイマが0でなければ(ステップS114:≠0)、普通図柄の表示データの更新を行い(ステップS113)、普通図柄処理を終了し、図9に示すステップS38の特別図柄処理に移行する。そして、普通図柄変動タイマが0であれば(ステップS114:=0)、主制御CPU600は、上記ステップS105にて用いた普通図柄動作ステータスフラグに02Hを設定し、普通図柄の当否抽選結果を一定時間維持させるために、普通図柄変動タイマに例えば約600msの時間が設定される(ステップS115)。
主制御CPU600は、上記ステップS115の処理を終えた後、普通図柄の表示データの更新を行い(ステップS113)、普通図柄処理を終了し、図9に示すステップS38の特別図柄処理に移行する。
一方、主制御CPU600は、上記ステップS105にて、普通図柄の挙動を示す処理状態、すなわち、普通図柄動作ステータスフラグの値が02Hであれば、主制御CPU600は、普通図柄が確認時間中(普通図柄の変動が終了して停止中)であると判断し、ステップS116に進み、普通図柄変動タイマが0か否かを確認する(ステップS116)。普通図柄変動タイマが0でなければ(ステップS116:≠0)、普通図柄の表示データの更新を行い(ステップS113)、普通図柄処理を終了し、図9に示すステップS38の特別図柄処理に移行する。そして、普通図柄変動タイマが0であれば(ステップS116:=0)、主制御CPU600は、上記ステップS105にて用いた普通図柄動作ステータスフラグに00Hを設定し(ステップS117)、普通図柄当たり判定フラグがONに設定(5AHが設定)されているかを確認する(ステップS118)。
これにより、普通図柄当たり判定フラグがOFFに設定(5AHが設定されていない)されていれば(ステップS118:OFF)、主制御CPU600は、普通図柄の表示データの更新を行い(ステップS113)、普通図柄処理を終了し、図9に示すステップS38の特別図柄処理に移行する。そして、普通図柄当たり判定フラグがONに設定(5AHが設定)されていれば(ステップS118:ON)、主制御CPU600は、ステップS104にて用いられる普通図柄当たり作動フラグをON(5AHを設定)に設定した(ステップS119)後、普通図柄処理を終了し、図9に示すステップS38の特別図柄処理に移行する。
<特別図柄処理>
次に、図11及び図12を参照して、上記特別図柄処理(図9のステップS38)について詳細に説明する。図11に示すように、特別図柄処理は、先ず、特別図柄始動口42において、遊技球の入球(入賞球)を検知した否かを確認する(ステップS200)。
<特別図柄処理:始動口チェック処理>
この処理について、図12を用いて詳しく説明すると、主制御CPU600は、特別図柄始動口42に遊技球が入球(入賞)したか否かを確認、すなわち、特別図柄始動口42のスイッチ信号のレベルを確認する(ステップS300)。これにより、遊技球の入球(入賞)を検知しなければ(ステップS300:NO)、図11のステップS201の処理に進み、遊技球の入球(入賞)を検知すれば(ステップS300:YES)、主制御CPU600は、特別図柄の作動保留球数が例えば4以上か否かを判断するため、特別図柄の作動保留球数が格納されている主制御RAM602領域を確認する(ステップS301)。
そして、特別図柄の作動保留球数が4未満であれば(ステップS301:≠MAX)、特別図柄の作動保留球数を1加算する(ステップS302)。その後、主制御CPU600は、特別図柄乱数値レジスタ620bに保持(ラッチ)されている乱数値,特別図柄用乱数SDR_NUMの乱数値,変動パターン用乱数RVP_NUMの乱数値を取得し、これら乱数値をそれぞれ、特別図柄の作動保留球数が格納されている主制御RAM602領域に格納する(ステップS303)。
次いで、主制御CPU600は、現在の遊技状態(特別図柄大当たり判定フラグがONに設定されているか否か等)を確認し、先読み禁止状態か否かを判定する(ステップS304)。そして、先読み禁止状態でなければ(ステップS304:NO)、主制御CPU600は、主制御ROM601内に格納されている特別図柄大当たり判定テーブルSDH_TBL(図6(a)参照)を取得し(ステップS305)、続いて、上記ステップS303にて主制御RAM602に格納した特別図柄の当否抽選に用いられる乱数値を取得する(ステップS306)。
次いで、主制御CPU600は、上記取得した特別図柄大当たり判定テーブルSDH_TBLと上記取得した特別図柄の当否抽選に用いられる乱数値を比較することで大当り判定を行う(ステップS307)。
次いで、主制御CPU600は、主制御ROM601内に格納されている当り図柄判定テーブルDDP_TBL(図7参照)を取得し(ステップS308)、続いて、上記ステップS303にて主制御RAM602に格納した特別図柄用乱数SDR_NUMの乱数値を取得する(ステップS309)。
次いで、主制御CPU600は、上記取得した当り図柄判定テーブルDDP_TBL(図7参照)と上記取得した特別図柄用乱数SDR_NUMの乱数値を比較することで、特別図柄判定データ,特別図柄停止番号,変動パターン選択用オフセットを選定する。これにより、主制御CPU600は、選定された特別図柄停止番号の値に応じた特別図柄停止データを作成する(ステップS310)。
次いで、主制御CPU600は、上記ステップS309にて選定された変動パターン選択用オフセットの値に応じた、図示しない始動口入賞時乱数判定テーブルを取得し(ステップS311)、上記ステップS303にて主制御RAM602に格納した変動パターン用乱数RVP_NUMの乱数値を取得する(ステップS312)。
次いで、主制御CPU600は、上記取得した始動口入賞時乱数判定テーブルと上記取得した変動パターン用乱数RVP_NUMの乱数値を比較することで、変動パターンを決定し、それに応じた特別図柄始動口入賞コマンドコマンドを生成する(ステップS313)。
次いで、主制御CPU600は、上記生成された特別図柄始動口入賞コマンドに応じた下位バイトの保留加算コマンドを生成し(ステップS314)、ステップS315の処理に進む。
一方、主制御CPU600は、上記ステップS301にて特別図柄の作動保留球数が4以上であれば(ステップS301:=MAX)、ステップS302〜ステップS314の処理をせずステップS315の処理に進み、又、上記ステップS304にて、先読み禁止状態であれば(ステップS304:YES)、ステップS305〜ステップS314の処理をせずステップS315の処理に進む。
このような処理を経てステップS315の処理に進むと、主制御CPU600は、増加した保留球数に応じた上位バイトの保留加算コマンドを生成し(ステップS315)、その後、主制御CPU600は、その保留加算コマンドを演出制御基板80(図3参照)に送信する処理を行う(ステップS316)。これにより、主制御CPU600は、図11に示すステップS200の処理を終え、ステップS201の処理に進むこととなる。
<特別図柄処理>
続いて、図11に戻って特別図柄処理の説明をする。主制御CPU600は、上記処理後、特別図柄大当たり作動フラグがONに設定されているか、すなわち、特別図柄大当たり作動フラグに5AHが設定されているかを確認する(ステップS201)。特別図柄大当たり作動フラグに5AHが設定されていれば(ステップS201:ON)、特別図柄が大当たり中であると判断し、特別図柄の表示データの更新を行った後(ステップS206)、特別図柄処理を終了し、図9に示すステップS39のLED管理処理に移行することとなる。
一方、特別図柄大当たり作動フラグに5AHが設定されていなければ(ステップS201:OFF)、特別図柄の挙動を示す処理状態、すなわち、特別図柄動作ステータスフラグの値を確認する(ステップS202)。より詳しく説明すると、主制御CPU600は、特別図柄動作ステータスフラグの値が00H又は01Hであれば、特別図柄変動待機中(特別図柄の変動が行われておらず次回の変動のための待機状態であることを示す)であると判定し、特別図柄変動開始処理を行う(ステップS203)。この特別図柄変動開始処理にて、図6(a)に示す特別図柄大当たり判定テーブルSDH_TBLを用いて主制御RAM602領域に格納されている特別図柄の作動保留球数に対応した乱数値の当たり判定が実行される。
すなわち、主制御CPU600は、遊技状態を示す特別図柄確変フラグがOFFであれば、特別図柄の作動保留球数に対応した乱数値が、図6(a)に示す特別図柄大当たり判定テーブルSDH_TBL(通常状態)の下限値(図示では、10001)以上で上限値(図示では、10164)以下か否かを判定し、下限値以上で上限値以下であれば、特別図柄大当たり判定フラグに5AHをセットし、ONにする。それ以外の場合は、特別図柄大当たり判定フラグをOFFにする。
一方、遊技状態を示す特別図柄確変フラグがONであれば、特別図柄の作動保留球数に対応した乱数値が、図6(a)に示す特別図柄大当たり判定テーブルSDH_TBL(確変状態)の下限値(図示では、10001)以上で上限値(図示では、11640)以下か否かを判定し、下限値以上で上限値以下であれば、特別図柄大当たり判定フラグに5AHをセットし、ONにする。それ以外の場合は、特別図柄大当たり判定フラグをOFFにセットする処理を行う。
かくして、このように、特別図柄変動開始処理にて、特別図柄の当たり乱数抽選が実行される。
一方、特別図柄動作ステータスフラグの値が02Hの場合、特別図柄変動中(特別図柄が現在変動中であることを示す)であると判定し、特別図柄変動中処理を行う(ステップS204)。そしてまた、特別図柄動作ステータスフラグの値が03Hであれば、特別図柄確認中(特別図柄の変動が終了して停止中であることを示す)であると判定し、特別図柄確認時間中処理を行う(ステップS205)。
次いで、主制御CPU600は、上記ステップS203、ステップS204、ステップS205のいずれかの処理を終えると、特別図柄の表示データの更新を行った後(ステップS206)、特別図柄処理を終了し、図9に示すステップS39のLED管理処理に移行することとなる。
しかして、以上説明した本実施形態によれば、更新された乱数値が想定される範囲外となったとしても、不具合が生じる可能性を低減させることができる。
なお、本実施形態において示す乱数値は、特別図柄乱数値レジスタ620bに保持(ラッチ)されている乱数値,特別図柄用乱数SDR_NUMの乱数値,変動パターン用乱数RVP_NUMの乱数値を例に説明したが、それに限らず、例えば、遊技に関する乱数値等、様々な乱数値が適用可能である。
1 パチンコ遊技機
60 主制御基板
600 主制御CPU
601 主制御ROM
602 主制御RAM
DDP_TBL 当り図柄判定テーブル(乱数判定テーブル)

Claims (3)

  1. 所定のタイミングで乱数値を更新する乱数更新手段と、
    前記乱数更新手段にて更新された乱数値を所定のタイミングで取得する乱数取得手段と、
    遊技結果を導出する抽選を行う際使用される判定値が複数予め格納されている乱数判定テーブルと、
    前記乱数判定テーブルに予め格納されている複数の判定値と前記乱数取得手段にて取得された乱数値を夫々比較することによって、遊技結果を導出する抽選を行う抽選手段とを有する遊技機であって、
    前記乱数判定テーブルに予め格納されている複数の判定値のうち少なくとも1つは、前記乱数値のデータサイズが取り得る最大値であることを特徴とする遊技機。
  2. 前記乱数判定テーブルに予め格納されている複数の判定値のうち、前記乱数値のデータサイズが取り得る最大値が格納されている箇所は、前記抽選手段にて、前記乱数取得手段にて取得された乱数値と複数の判定値を夫々比較していく際、最後に比較される判定値である請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記乱数判定テーブルに予め格納されている複数の判定値は、夫々、比較される乱数値の個数を示すものであって、
    前記抽選手段は、前記乱数取得手段にて取得された乱数値と当該複数の判定値を比較する際、当該複数の判定値を加算して比較してなる請求項1又は2に記載の遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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