JP2016093619A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】乱数値の取得状態を確認する確認回路の異常による乱数回路の不具合を早期に発見することができる遊技機を提供することを目的としている。【解決手段】特別図柄乱数値レジスタに乱数値が格納されているか否かを確認する特別図柄乱数ラッチフラグレジスタと、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタによる確認内容に基づいて特別図柄乱数値レジスタにて格納した乱数値を取得する乱数取得手段と、前記乱数取得手段にて特別図柄乱数値レジスタにて格納した乱数値を取得した後、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタを確認し、当該特別図柄乱数ラッチフラグレジスタの異常を検知する異常検知手段(ステップS53)とを有してなる。【選択図】図9

Description

本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機、スロットなどの遊技機に関し、より詳しくは、乱数値の取得状態を確認する確認回路の異常による乱数回路の不具合を早期に発見することができる遊技機に関する。
従来のパチンコ機等の遊技機として、例えば特許文献1に記載のような遊技機が知られている。この遊技機は、CPUがラッチ回路からハードウェア乱数を正常に取得できたか否かを、ラッチステータスレジスタを参照して判定し、ハードウェア乱数を正常に取得できていなかった場合には、ラッチ回路にCPUラッチ信号を出力してハードウェア乱数をラッチレジスタにラッチさせた後、ラッチ回路に乱数取得信号を出力してラッチレジスタにラッチされたハードウェア乱数を取得し、前回取得したハードウェア乱数に上書きするというものである。
特開2009−183499号公報
しかしながら、上記遊技機は、ハードウェア乱数に異常が発生したことを検知することができるものの、ラッチ信号そのものに異常が発生したことを検知することができないという問題があった。
また、ラッチステータスレジスタ自体に異常が発生してしまった場合にも、同様に検知することができないという問題があった。
そのため、ハードウェア乱数自体に異常がなくラッチ信号そのもの、又は、ラッチステータスレジスタ自体に異常があると、抽選に用いる乱数が更新されない状態となる可能性があるため、当該更新されない乱数値がハズレの判定値の場合、ハズレの遊技状態が継続され、遊技者の不利益となる場合がある一方で、当該更新されない乱数値が大当たりの判定値の場合、当たりの遊技状態が継続され、ホール側の不利益となる場合があるという問題があった。
そこで本発明は、上記問題に鑑み、乱数値の取得状態を確認する確認回路の異常による乱数回路の不具合を早期に発見することができる遊技機を提供することを目的としている。
上記本発明の目的は、以下の手段によって達成される。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1の発明に係る遊技機によれば、所定のタイミングで乱数値を更新する乱数更新手段(乱数生成回路620a)と、
前記乱数更新手段(乱数生成回路620a)にて更新された乱数値を遊技に関連して発生する所定信号(特別図柄始動口42のスイッチ信号,ラッチレジスタトリガ信号)に基づいて格納する乱数格納手段(特別図柄乱数値レジスタ620b,6200b)と、
前記乱数格納手段(特別図柄乱数値レジスタ620b,6200b)に乱数値が格納されているか否かを確認する乱数格納確認手段(特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620c)と、
前記乱数格納確認手段(特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620c)による確認内容に基づいて前記乱数格納手段(特別図柄乱数値レジスタ620b,6200b)にて格納した乱数値を取得する乱数取得手段(ステップS54,ステップS303,ステップS3004)と、
前記乱数取得手段(ステップS54,ステップS303,ステップS3004)にて取得した乱数値を用いて遊技者に有利な遊技価値を付与させるか否かの抽選を行う抽選手段(ステップS415)と、
前記乱数更新手段(乱数生成回路620a)の異常を検知する第1の異常検知手段(ステップS50)と、
前記乱数取得手段(ステップS54,ステップS303,ステップS3004)にて前記乱数格納手段(特別図柄乱数値レジスタ620b,6200b)にて格納した乱数値を取得した後、前記乱数格納確認手段(特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620c)を確認し、当該乱数格納確認手段(特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620c)の異常を検知する第2の異常検知手段(ステップS53,ステップS3003)とを有してなることを特徴としている。
本発明によれば、乱数値の取得状態を確認する確認回路の異常による乱数回路の不具合を早期に発見することができる。
本発明の第1実施形態に係る遊技機の外観を示す斜視図である。 同実施形態に係る遊技機の遊技盤の正面図である。 同実施形態に係る遊技機の制御装置を示すブロック図である。 図3に示す主制御基板の回路図である。 図4に示す乱数回路のブロック図である。 (a)は、特別図柄の当否抽選を実行する際に使用される特別図柄大当たり判定テーブルを示し、(b)は、特別図柄の当否抽選を実行する際に使用される特別図柄小当たり判定テーブルを示し、(c)は、普通図柄の当否抽選を実行する際に使用される普通図柄当たり判定テーブルを示す図である。 本発明の第1実施形態に係る主制御のメイン処理を説明するフローチャート図である。 同実施形態に係る主制御のタイマ割込み処理を説明するフローチャート図である。 図8に示すタイマ割込み処理の乱数管理処理の処理内容を説明するフローチャート図である。 図8に示すタイマ割込み処理の普通図柄処理の処理内容を説明するフローチャート図である。 図8に示すタイマ割込み処理の特別図柄処理の処理内容を説明するフローチャート図である。 図11に示す始動口チェック処理の処理内容を説明するフローチャート図である。 図11に示す特別図柄変動開始処理の処理内容を説明するフローチャート図である。 第2実施形態に係る乱数回路のブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るタイマ割込み処理の乱数管理処理の処理内容を説明するフローチャート図である。 同実施形態に係る始動口チェック処理の処理内容を説明するフローチャート図である。
<第1実施形態>
以下、本発明に係る遊技機の第1実施形態を、パチンコ遊技機を例にして、図1〜図13を参照して具体的に説明する。まず、図1及び図2を参照して本実施形態に係るパチンコ遊技機の外観構成を説明する。
図1に示すように、パチンコ遊技機1は、木製の外枠2の前面に矩形状の前面枠3を開閉可能に取り付け、その前面枠3の裏面に取り付けられている遊技盤収納フレーム(図示せず)内に遊技盤4が装着された構成からなる。遊技盤4は、図2に示す遊技領域40を前面に臨ませた状態で装着され、図1に示すようにこの遊技領域40の前側に透明ガラスを支持したガラス扉枠5が設けられている。なお、上記遊技領域40は、遊技盤4の面上に配設された球誘導レール6(図2参照)で囲まれた領域からなるものである。
一方、パチンコ遊技機1は、図1に示すように、ガラス扉枠5の下側に前面操作パネル7が配設され、その前面操作パネル7には上受け皿ユニット8が設けられ、この上受け皿ユニット8には、排出された遊技球を貯留する上受け皿9が一体形成されている。また、この前面操作パネル7には、球貸しボタン11及びプリペイドカード排出ボタン12(カード返却ボタン12)が設けられている。そして、上受け皿9の上皿表面部分には、内蔵ランプ(図示せず)点灯時に押下することにより演出効果を変化させることができる押しボタン式の演出ボタン装置13が設けられている。また、この上受け皿9には、当該上受け皿9に貯留された遊技球を下方に抜くための球抜きボタン14が設けられている。
また一方、図1に示すように、前面操作パネル7の右端部側には、発射ユニットを作動させるための発射ハンドル15が設けられ、前面枠3の上部両側面側には、BGM(Background music)あるいは効果音を発するスピーカ16が設けられている。そして、上記前面枠3の周枠には、LEDランプ等の装飾ランプが配設されている。
他方、上記遊技盤4の遊技領域40には、図2に示すように、略中央部にLCD(Liquid Crystal Display)等からなる液晶表示装置41が配設されている。この液晶表示装置41は、表示エリアを左、中、右の3つのエリアに分割し、独立して数字やキャラクタあるいは図柄(装飾図柄)の変動表示が可能なものである。
一方、液晶表示装置41の真下には、特別図柄始動口42が配設され、その内部には入賞球を検知する特別図柄始動口スイッチ(図3参照)が設けられている。そして、この特別図柄始動口42の右側には、大入賞口43が配設され、その内部には入賞球を検知する大入賞口スイッチ(図3参照)が設けられている。
また一方、上記液晶表示装置41の右上部にはゲートからなる普通図柄始動口44が配設され、その内部には、遊技球の通過を検知する普通図柄始動口スイッチ(図3参照)が設けられている。また、上記大入賞口43の右側及び上記特別図柄始動口42の左側には、一般入賞口45が夫々配設され(図示では、右側に1つ、左側に3つ)、その内部には、夫々、遊技球の通過を検知する一般入賞口スイッチ(図3参照)が設けられている。
また、上記遊技盤4の遊技領域40の右下周縁部には、7セグメントが3個並べて構成されており、そのうち2個の7セグメントが特別図柄表示装置46であり、他の7セグメントは保留球数等を表示するものである。この特別図柄表示装置46の左側には、2個のLEDからなる普通図柄表示装置47が設けられている。なお、上記遊技盤4の遊技領域40には、複数の遊技釘(図示せず)が配設され、遊技球の落下方向変換部材としての風車48が配設されている。
次に、上記のような外観構成からなるパチンコ遊技機1内に設けられる遊技の進行状況に応じて電子制御を行う制御装置を、図3を用いて説明する。この制御装置は、図3に示すように、遊技店に設置された図示しない変圧トランスから供給される外部電源である交流電圧AC24Vを受けて複数種類の直流電圧を生成する電源基板50と、遊技動作全般の制御を司る主制御基板60と、その主制御基板60からの制御コマンドに基づいて遊技球を払出す払出制御基板70と、その主制御基板60からの制御コマンドを受けて演出処理を行う演出制御基板80とで主に構成されている。なお、演出制御基板80は、上記主制御基板60からの制御コマンドを演出I/F基板90を介して受信している。
電源基板50は、図3に示すように、電圧生成部500と、電圧監視部510と、システムリセット生成部520とを含んで構成されている。この電圧生成部500は、遊技店に設置された図示しない変圧トランスから供給される外部電源である交流電圧AC24Vを受けて複数種類の直流電圧を生成するものである。そして、その生成された直流電圧のうち直流電圧DC12Vとバックアップ電源VBBが払出制御基板70に供給され、直流電圧DC12V,DC32V及びバックアップ電源VBBが主制御基板60に供給される。そしてさらに、直流電圧DC5V,DC12V,DC15V及びDC32Vが演出I/F基板90に供給される。なお、払出制御基板70には、上記外部電源である交流電圧AC24Vが電源基板50を介して供給されている。
一方、電圧監視部510は、上記交流電圧AC24Vの電圧を監視するもので、この電圧が遮断されたり、停電が発生したりして電圧異常を検知した場合に電圧異常信号ALARM(図4参照)を主制御基板60に出力するものである。なお、電圧異常信号ALARMは、電圧異常時には「L」レベルの信号を出力し、正常時には「H」レベルの信号を出力する。
また一方、システムリセット生成部520は、電源投入時のシステムリセット信号SYS_RST(図4参照)を生成するもので、その生成したシステムリセット信号SYS_RSTを、主制御基板60,払出制御基板70及び演出I/F基板90に出力するものである。
他方、主制御基板60は、遊技盤中継基板100を介して遊技盤4の各遊技部品に接続されており、これにより、遊技盤4上の各始動口42,44及び各入賞口43,45の内部に設けられているスイッチ信号を受信する一方、大入賞口43などのソレノイド類を駆動するソレノイド類駆動信号を遊技盤中継基板100に送信している。
また、主制御基板60は、上記各入賞口43,45からのスイッチ信号を受信した場合、遊技者に幾らの遊技球を払い出すかを決定し、その決定した情報を払出制御コマンドPAY_CMD(図4参照)として送信する。そしてその一方で、払出制御基板70からは、遊技球の払出動作を示す賞球計数信号や払出動作の異常に係るステイタス信号STAY_SIGNAL(図4参照)を受信している。なお、ステイタス信号STAY_SIGNALには、例えば、補給切れ信号、払出不足エラー信号、下皿満杯信号が含まれている。
さらに、主制御基板60は、上記各始動口42,44からのスイッチ信号を受信すると、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるか(いわゆる「当たり」)、あるいは、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させないか(いわゆる「ハズレ」)の抽選を行い、その抽選結果である当否情報に応じて特別図柄の変動パターンや停止図柄あるいは普通図柄の表示内容を決定し、その決定した情報を特別図柄表示装置46又は普通図柄表示装置47に送信する。これにより、特別図柄表示装置46又は普通図柄表示装置47に抽選結果が表示されることとなる。そしてさらに、主制御基板60は、その決定した情報を含む演出制御コマンドDI_CMD(図4参照)を生成し、演出I/F基板90に送信する。なお、主制御基板60は、電源基板50から供給された直流電圧DC32Vを遊技盤中継基板100に供給している。
また、主制御基板60は、各種遊技情報を遊技機外部に出力するための各外部端子を備えた外部端子基板110に送信する(図4参照)。そして、これを受けた外部端子基板110は、その各種遊技情報を、遊技場の遊技島管理に使用されるホールコンピュータHCに送信する。これにより、遊技場の管理者は、遊技機がどのような状態かを把握できるようになる。
一方、払出制御基板70は、上記主制御基板60からの払出制御コマンドPAY_CMDを受信し、その受信した払出制御コマンドPAY_CMDに基づいて払出モータ信号を生成し、その生成した払出モータ信号にて払出モータMを制御して遊技者に遊技球を払出す。そしてさらに、払出制御基板70は、遊技球の払出動作を示す賞球計数信号や払出動作の異常に係るステイタス信号STAY_SIGNAL(図4参照)を送信し、遊技者の操作に応答して遊技球を発射させる発射制御基板120の作動を開始又は停止させる発射制御信号を送信する。また、払出制御基板70は、ガラス扉枠5(図2参照)が開放された否かの信号を外部端子基板110に送信できるようになっており、これを受けた外部端子基板110は、当該情報を遊技場の遊技島管理に使用されるホールコンピュータHCに送信する。これにより、遊技場の管理者は、ガラス扉枠5が開放されたか否かを即座に判断することができる。なお、払出制御基板70は、電源基板50から供給された交流電圧AC24Vを発射制御基板120に供給している。
他方、演出制御基板80は、ROM,RAM,CPU,音LSI,音ROM(図示せず)が搭載されており、演出I/F基板90を介して上記主制御基板60から送信された演出制御コマンドDI_CMD(図4参照)に基づいて、上記前面枠3の周枠に配設されているLEDランプ等の装飾ランプを駆動制御して光による演出を実現させるための信号を演出I/F基板90を介して装飾ランプ基板130に送信する処理を行う。そしてさらに、演出制御基板80は、上記演出制御コマンドDI_CMD(図4参照)に基づいて、スピーカ16を駆動制御して音による演出を実現するための信号を演出I/F基板90を介してスピーカ16に送信する処理を行う。また、演出制御基板80は、上記演出制御コマンドDI_CMD(図4参照)に基づいて、液晶制御基板140を制御して液晶表示装置41による画像演出を実現させるための信号を演出I/F基板90を介して液晶制御基板140に送信する処理を行う。なお、液晶制御基板140には演出内容に沿った画像を表示するための種々の画像データが記憶されており、さらに、演出出力全般の制御を担うVDP(Video Display Processor)が搭載されている。なお、図示はしていないが、演出I/F基板90に供給されている各直流電圧は、各基板80,130,140夫々に供給されている。
ここで、本発明の特徴部分に係る主制御基板60について図4〜図6を用いてより詳しく説明する。
図4は、主制御基板60の回路構成を示す回路図である。図4に示すように主制御基板60には、主制御CPU600と、一連の遊技制御手順を記述した制御プログラム等を格納した主制御ROM601と、作業領域やバッファメモリ等として機能する主制御RAM602とで構成されたワンチップマイコンを搭載している。そして、上記電源基板50にて生成された直流電圧DC12Vがノイズを除去するノイズフィルタ610を介してレギュレータ611により直流電圧DC12Vから直流電圧VCC5Vに変換され、その変換された直流電圧VCC5Vが上記主制御CPU600に供給されている。
また、上記電源基板50にて生成されたバックアップ電源VBB(DC5V)はノイズを除去するノイズフィルタ612及び抵抗R1を介して上記主制御CPU600に供給されている。
一方、図4に示すように、上記電源基板50より出力されたシステムリセット信号SYS_RSTの信号ラインには、プルアップ抵抗R2と、抵抗R3及びコンデンサC1のRC回路と、2つのシュミットトリガST1,ST2と、プルアップ抵抗R4とが接続され、上記主制御CPU600に接続されている。そして、上記電源基板50より出力された電圧異常信号ALARMの信号ラインには、プルアップ抵抗R5と、抵抗R6及びコンデンサC2のRC回路と、シュミットトリガST3とが接続され、上記主制御CPU600に接続されている。なお、この電圧異常信号ALARMが、「H」レベルから「L」レベルに遷移すると、主制御RAM602内に記憶されているデータのバックアップ処理が行われる。そして、その主制御RAM602内に記憶されているデータのバックアップ処理を行う際、主制御RAM602内の記憶内容を維持しなければならないが、その記憶内容を維持するため、当該主制御RAM602にバックアップ電源VBB(DC5V)を供給している。
また、上記主制御CPU600には所定のクロック信号CLKを発生させる水晶発振器613が接続されている。
一方、主制御基板60は、図4に示すように、遊技盤中継基板100(図3参照)からの特別図柄始動口42,普通図柄始動口44,大入賞口43,一般入賞口45のスイッチ信号をそれぞれ受信する。これらスイッチ信号は直流電圧DC12Vのプルアップ抵抗R10〜R12を介してスイッチ監視部614に入力され、その入力を受けたスイッチ監視部614は、これらスイッチ信号を直流電圧DC12Vから直流電圧DC5Vに変換すると共にスイッチ信号の断線の有無を確認した上で、直流電圧VCC5Vのプルアップ抵抗R13〜R15を介して主制御CPU600に入力している。
そして主制御CPU600は、これらスイッチ信号を受けて大入賞口43などのソレノイド類を駆動するソレノイド類駆動信号を遊技盤中継基板100に送信する。また、主制御CPU600は、大入賞口43及び一般入賞口45からのスイッチ信号を受信した場合、遊技者に幾らの遊技球を払い出すかを決定し、その決定した情報を払出制御コマンドPAY_CMDとして払出制御基板70に送信する。
さらに、主制御CPU600は、上記特別図柄始動口42,普通図柄始動口44からのスイッチ信号を受信すると、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるか(いわゆる「当たり」)、あるいは、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させないか(いわゆる「ハズレ」)の抽選を行い、その抽選結果である当否情報に応じて特別図柄の変動パターンや停止図柄あるいは普通図柄の表示内容を決定し、その抽選結果を特別図柄表示装置46又は普通図柄表示装置47に送信する。
ここで、上記抽選内容に関し、図5及び図6も用いてより詳しく説明すると、主制御CPU600は、特別図柄始動口42からのスイッチ信号を受信すると、主制御CPU600内の乱数回路620に送信する。これにより、特別図柄の抽選に用いる乱数値がそれぞれ決定される。より詳しく説明すると、乱数回路620は、図5に示すように、乱数生成回路620aと、特別図柄乱数値レジスタ620bと、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cとで構成されている。
乱数生成回路620aは、上記水晶発振器613(図4参照)にて生成された所定のクロック信号CLKに基づいて、例えば2バイト(0〜65535)の範囲でランダムな乱数値を生成し、随時、その生成した乱数値を特別図柄乱数値レジスタ620bに出力している。なお、本実施形態においては、水晶発振器613にて生成されたクロック信号CLKに基づいて乱数値を生成する例を示したが、それに限らず、例えば、水晶発振器613にて生成されたクロック信号CLKを分周させたクロック信号に基づいて乱数値を生成してもよく、さらには、主制御CPU600にクロック信号が内蔵されていれば、その信号に基づいて乱数値を生成しても良い。
一方、特別図柄乱数値レジスタ620bは、特別図柄始動口42のスイッチ信号を受信すると上記乱数生成回路620aにて生成された乱数値を例えば2バイト分保持(ラッチ)する。そして、特別図柄乱数値レジスタ620bにて乱数値が保持(ラッチ)されると、特別図柄乱数値レジスタ620bはラッチ信号を特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cに出力する。これにより、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cには、「1」がセットされることとなる。なお、特別図柄乱数値レジスタ620bは、特別図柄始動口42のスイッチ信号が上記クロック信号CLKの4サイクル以上のLレベル又はHレベルの信号であった際、上記乱数生成回路620aにて生成された乱数値を保持(ラッチ)することとなる。このようにすれば、ノイズ等が特別図柄始動口42のスイッチ信号を介して特別図柄乱数値レジスタ620bに入力されたとしても、上記乱数生成回路620aにて生成された乱数値を誤って保持(ラッチ)するという事態を低減することができる。
このように、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cに「1」がセットされていると、特別図柄始動口42のスイッチ信号を新たに受信したとしても、特別図柄乱数値レジスタ620bは、乱数生成回路620aにて生成された新たな乱数値を保持(ラッチ)することができず、主制御CPU600にて、特別図柄乱数値レジスタ620bに保持(ラッチ)されている乱数値が読み出されることで、乱数生成回路620aにて生成された新たな乱数値を保持(ラッチ)することができる。すなわち、特別図柄乱数値レジスタ620bは、主制御CPU600にて、保持(ラッチ)した乱数値が読み出されると、読み出し信号を特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cに出力し、これにより、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cに「0」がセットされる。そのため、特別図柄始動口42のスイッチ信号を新たに受信することで、特別図柄乱数値レジスタ620bは、乱数生成回路620aにて生成された新たな乱数値を保持(ラッチ)することができる。このように、特別図柄乱数値レジスタ620bに保持(ラッチ)されている乱数値が主制御CPU600に読み出されるまで保持することで、特別図柄始動口42のスイッチ信号にノイズ等が生じたとしても、特別図柄乱数値レジスタ620bが誤った乱数値を保持(ラッチ)する事態を低減することができる。
このように、特別図柄乱数値レジスタ620bに保持(ラッチ)されている乱数値を主制御CPU600が読み出すと、当該主制御CPU600は、その読み出した乱数値と主制御ROM601に格納されている図6に示すテーブルの値と比較する。
すなわち、主制御CPU600は、特別図柄乱数値レジスタ620bに保持(ラッチ)されている乱数値を読み出すと、その読み出した乱数値と図6(a)に示す特別図柄大当たり判定テーブルSDH_TBLに格納されている値を比較することで特別図柄の大当たり判定を行う。特別図柄大当たり判定テーブルSDH_TBLには、図6(a)に示すように、遊技状態が通常状態の場合、下限値として10001,上限値として10164が格納され、遊技状態が、当り抽選確率が通常より高確率状態である確率変動状態(以下、確変状態という)の場合、下限値として10001,上限値として11640が格納されている。これにより、遊技状態が通常状態で、上記主制御CPU600にて読み出した乱数値が10001〜10164の場合、特別図柄は大当たりとなり、それ以外の乱数値はハズレとなる。そして、遊技状態が確変状態で、上記主制御CPU600にて読み出した乱数値が10001〜11640の場合、特別図柄は大当たりとなり、それ以外の乱数値はハズレとなり、この抽選結果が、特別図柄表示装置46に送信されることとなる。
そしてさらに、主制御CPU600は、特別図柄乱数値レジスタ620bに保持(ラッチ)されている乱数値を読み出すと、その読み出した乱数値と図6(b)に示す特別図柄小当たり判定テーブルSDP_TBLに格納されている値を比較することで特別図柄の小当たり判定を行う。特別図柄小当たり判定テーブルSDP_TBLには、図6(b)に示すように、特別図柄の小当たり判定値の下限値として20001,上限値として20164が格納されている。これにより、上記主制御CPU600にて特別図柄乱数値レジスタ620bより読み出した乱数値が20001〜20164の場合、特別図柄は小当たりとなり、それ以外の乱数値はハズレとなり、この抽選結果が、特別図柄表示装置46に送信されることとなる。
一方、主制御CPU600は、普通図柄始動口44からのスイッチ信号を受信した場合、プログラムで生成するソフトウェア乱数値を用いて図6(c)に示す普通図柄当たり判定テーブルNPP_TBLに格納されている値と比較することで普通図柄の当たり判定を行う。普通図柄当たり判定テーブルNPP_TBLには、図6(c)に示すように、遊技状態が通常状態の場合、下限値として249,上限値として250が格納され、遊技状態が確変状態の場合、下限値として4,上限値として250が格納されている。これにより、遊技状態が通常状態で、上記ソフトウェア乱数値が249〜250の場合、普通図柄は当たりとなり、それ以外はハズレとなる。そして、遊技状態が確変状態で、上記ソフトウェア乱数値が4〜250の場合、普通図柄は当たりとなり、それ以外はハズレとなる。そして、この抽選結果が普通図柄表示装置47に送信されることとなる。なお、本実施形態においては、普通図柄の当否抽選としてソフトウェア乱数値を用いた例を示したが、勿論、ハードウェア乱数値を用いても良い。
ところで、主制御基板60には、図4に示すように、上記電源基板50にて生成された直流電圧DC32Vが供給されており、その直流電圧DC32Vは、遊技盤中継基板100に出力され、この出力された電圧は、大入賞口43などのソレノイド類を駆動させる際の電圧として使用される。
次に、本発明の特徴部分に係る主制御基板60の主制御ROM601内に格納されているプログラムの概要を図7〜図13を用いて説明する。
<メイン処理>
まず、図7を参照しつつ、メイン処理について説明する。主制御CPU600は、最初に自らを割込み禁止状態に設定すると共に(ステップS1)、主制御CPU600内のレジスタ値等の初期設定を行う(ステップS2)。
続いて、主制御CPU600は、電圧異常信号ALARMを2回取得し、その2回取得した電圧異常信号ALARMのレベルが一致するか否かを確認した上で図示しない内部レジスタ内に格納し(ステップS3)、その電圧異常信号ALARMのレベルを確認する。そして電圧異常信号ALARMのレベルが「L」レベルであれば(ステップS4:YES)、ステップS3の処理に戻り、電圧異常信号ALARMのレベルが「H」レベルであれば(ステップS4:NO)、ステップS5の処理に進む。すなわち、主制御CPU600は、電圧異常信号ALARMが正常レベル(すなわち「H」レベル)に変化するまで同一の処理を繰り返す(ステップS3〜S4)。このように、電圧異常信号ALARMを2回取得することで、正確な信号を読み込むことができる。
次いで、主制御CPU600は、主制御RAM602へのデータ書込みを許可する(ステップS5)。このように、電圧異常信号ALARMの正常レベル(正常値)を検知するまで主制御RAM602へのデータ書き込みを禁止することにより、交流電圧AC24Vが安定して供給される前に、不安定な信号が主制御RAM602にアクセスし、主制御RAM602に記憶されているデータを書き換えてしまうという事態を防止することができる。
次いで、主制御CPU600は、演出I/F基板90に液晶表示装置41に待機画面を表示させる待機画面表示コマンドを送信し(ステップS6)、バックアップフラグBFLの内容を判定する(ステップS7)。なお、このバックアップフラグBFLとは、後述する図8に示す電圧監視処理の動作が実行されたか否かを示すデータである。
このバックアップフラグBFLがOFF状態(ステップS7:OFF)であれば、後述する図8に示す電圧監視処理の動作が実行されていないこととなり、主制御CPU600は、主制御RAM602内の全領域を全てクリアする処理を行う(ステップS11)。一方、バックアップフラグBFLがON状態(ステップS7:ON)であれば、後述する図8に示す電圧監視処理の動作が実行されていることとなるため、主制御CPU600は、チェックサム値を算出するためのチェックサム演算を行う(ステップS8)。なお、チェックサム演算とは、主制御RAM602の作業領域を対象とする8ビット加算演算である。
そして、主制御CPU600は、上記チェックサム値が算出されたら、この演算結果を主制御RAM602内のSUM番地の記憶値と比較する処理を行う(ステップS9)。そして、記憶された演算結果は、主制御RAM602内に記憶されている他のデータと共に、バックアップ電源VBBによって維持されている。
このSUM番地の記憶値と上記ステップS8の処理にて算出されたチェックサム値が不一致(ステップS9:NO)であれば、主制御CPU600は、主制御RAM602内の全領域を全てクリアする処理を行う(ステップS11)。そして一致(ステップS9:YES)していれば、主制御CPU600は、主制御RAM602内に記憶されているデータに基づいて電源遮断時の遊技動作に復帰させる処理を行う(ステップS10)。
次いで、主制御CPU600は、ステップS10及びステップS11の処理後、その内部に設けられている一定周期のパルス出力を作成する機能や時間計測の機能等を有するCTC(Counter Timer Circuit)の設定を行う。すなわち、主制御CPU600は、4ms毎に定期的にタイマ割込みがかかるように上記CTCの時間定数レジスタを設定する(ステップS12)。そして次いで、主制御CPU600は、自身への割込みを禁止状態にセットした状態(ステップS13)で、各種の乱数カウンタの更新処理を行う(ステップS14)。この各種乱数更新処理には、普通図柄の当否抽選に使用する普通図柄当り判定用乱数の初期値変更に使用する普通図柄当り判定用初期値乱数の更新や、特別図柄変動パターンコマンドを決定するための抽選に使用する変動パターン用乱数値の更新等が含まれる。
そしてその後、主制御CPU600は、割込み許可状態に戻して(ステップS15)、ステップS13に戻る処理を行う。
<タイマ割込み処理>
続いて、図8を参照して、上述したメイン処理を中断させて、4ms毎に開始されるタイマ割込みプログラムについて説明する。このタイマ割込みが生じると、主制御CPU600は、当該主制御CPU600内のレジスタ群の内容を主制御RAM602のスタック領域に退避させる退避処理を実行し(ステップS20)、その後電圧監視処理を実行する(ステップS21)。この電圧監視処理は、電源基板50から出力される電圧異常信号ALARMのレベルを判定し、電圧異常信号ALARMが「L」レベル(異常レベル)であれば、主制御RAM602内に記憶されているデータのバックアップ処理、すなわち、当該データのチェックサム値を算出し、その算出したチェックサム値をバックアップデータとして主制御RAM602に保存する処理を行う。
次いで、主制御CPU600は、上記電圧監視処理(ステップS21)が終了すると、各入賞口43,45及び各始動口42,44(図2参照)スイッチを含む各種スイッチ類のON/OFF信号のデータを取得し、主制御RAM602領域にその立ち上がりデータを記憶する(ステップS22)。なお、このスイッチ入力処理は、不正入賞があった場合に、立ち上がり状態を無効(入賞無効)にする処理も行い、賞球を払出すために上記各入賞口43,45に何個の遊技球が入賞したのかのカウントも行っている。
次いで、主制御CPU600は、各変動表示ゲームに係る乱数を更新する乱数管理処理を実行する(ステップS23)。この乱数管理処理は、当否抽選に使用する普通図柄当り判定用乱数値を更新する処理や、特別図柄の種類を決める特別図柄用乱数値を更新する処理等を実行するものである。なお、この乱数管理処理の詳細については、後述することとする。
そして続いて、主制御CPU600は、遊技動作停止フラグGSFの内容を判定する(ステップS24)。なお、この遊技動作停止フラグGSFとは、後述する図9に示す乱数管理処理及び/又は図11に示す特別図柄処理(特に、図13に示す特別図柄変動開始処理又は、後述する第2実施形態の図16に示す始動口チェック処理)にて、乱数の異常を検知した際、遊技動作の進行を停止させるためのフラグである。
この遊技動作停止フラグGSFがON状態(ステップS24:YES)であれば、主制御CPU600は、ステップS25〜ステップS33の処理をせずステップS34の処理に進み、OFF状態(ステップS24:NO)であれば、各遊技動作の時間を管理しているタイマのタイマ減算処理を行う(ステップS25)。ここで減算されたタイマは、大入賞口43(図2参照)の開放時間、普通図柄の変動時間、特別図柄の変動時間等の遊技演出時間、不正情報タイマ等を管理するために使用されるものである。
次いで、主制御CPU600は、賞球管理処理を実行する(ステップS26)。この賞球管理処理は、払出制御基板70に払出し動作を行わせるための払出制御コマンドPAY_CMD(図4参照)を出力している。
次いで、主制御CPU600は、普通図柄処理を実行する(ステップS27)。この普通図柄処理は、普通図柄の当否抽選を実行し、その抽選結果に基づいて普通図柄の変動パターンや普通図柄の停止表示状態を決定したりするものである。なお、この普通図柄処理の詳細については、後述することとする。
次いで、主制御CPU600は、特別図柄処理を実行する(ステップS28)。この特別図柄処理では、特別図柄の当否抽選を実行し、その抽選の結果に基づいて特別図柄の変動パターンや特別図柄の停止表示態様(停止特別図柄)を決定する。なお、この特別図柄処理の詳細については、後述することとする。
次いで、主制御CPU600は、特別電動役物管理処理を実行する(ステップS29)。この特別電動役物管理処理は、大当たり抽選の結果が「大当たり」であった場合、その大当たり種別に応じた大当たり遊技を実行制御するものである。
次いで、主制御CPU600は、LED管理処理を実行する(ステップS29)。このLED管理処理は、処理の進行状態に応じて、特別図柄表示装置46や普通図柄表示装置47への出力データを作成したり、当該データに基づく制御信号を出力したりする処理である。
次いで、主制御CPU600は、大入賞口43(図2参照)等の開閉動作を実現するソレノイドの駆動処理を実行する(ステップS31)。
次いで、主制御CPU600は、外部端子管理処理を実行する(ステップS32)。この外部端子管理処理では、外部端子基板110(図3参照)を介して、遊技場の遊技島管理に使用されるホールコンピュータHCに、当り遊技中、当りの発生回数、特別図柄の変動回数、入賞口への入賞球検出情報などの各種遊技情報を出力する。
そして続いて、主制御CPU600は、エラー管理処理を行う(ステップS33)。このエラー管理処理は、遊技球の補給が停止したり、あるいは、遊技球が詰まったりなど、機器内部に異常が生じていないかの判定を行うものである。
この処理を終えた後、又は、遊技動作停止フラグGSFがON状態(ステップS24:YES)であれば、主制御CPU600は、割込み許可状態に戻す処理を行い(ステップS34)、主制御RAM602のスタック領域に退避させておいたレジスタの内容を復帰させタイマ割込みを終える(ステップS35)。これにより、割込み処理ルーチンからメイン処理(図7参照)に戻ることとなる。
<乱数管理処理>
ここで、図9を参照して、上記乱数管理処理(図8のステップS23)について詳細に説明する。図9に示すように、乱数管理処理では、先ず、乱数回路620(図5参照)に異常が発生していないか否かを確認する。すなわち、乱数回路620は、乱数生成回路620a(図5参照)の乱数値が正常に更新されていない等のエラーが検出されると、主制御CPU600内に内蔵されている図示しない乱数エラーステータスレジスタのエラーフラグを「1」にする。そのため、主制御CPU600は、そのエラーフラグが「1」になっているか否かの確認を行い、エラーフラグが「1」になっていた場合、主制御CPU600は、乱数回路620(図4参照)に異常が発生したと判断し、演出制御基板80(図3参照)に乱数回路異常コマンドを送信する(ステップS50)。
そしてその後、主制御CPU600は、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620c(図5参照)の値を取得する(ステップS51)。
次いで、主制御CPU600は、特別図柄始動口42に遊技球が入球(入賞)したか否かを確認、すなわち、特別図柄始動口42のスイッチ信号のレベルを確認する(ステップS52)。これにより、遊技球の入球(入賞)を検知しなければ(ステップS52:NO)、ステップS58の処理に進み、遊技球の入球(入賞)を検知すれば(ステップS52:YES)、取得した特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cの値を確認し、「0」がセットされていれば(ステップS53:OFF)、ステップS56の処理に進む。一方、「1」がセットされていれば(ステップS53:ON)、特別図柄乱数値レジスタ620bにて保持(ラッチ)した乱数値を取得し、主制御RAM602領域に格納する(ステップS54)。その後、主制御CPU600は、さらに、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620c(図5参照)の値を取得確認し、「1」がセットされていれば(ステップS55:ON)、ステップS56の処理に進み、「0」がセットされていれば(ステップS55:OFF)、ステップS58の処理に進む。
かくして、上記のような処理を経て、上記ステップS56の処理に進んだ主制御CPU600は、演出制御基板80(図3参照)に乱数回路異常コマンドを送信する。これにより、演出制御基板80は、装飾ランプ基板130及び液晶制御基板140に異常コマンドを送信し、これに基づいて、装飾ランプ基板130は、LEDランプ等の装飾ランプを駆動制御して当該装飾ランプの点灯又は点滅を行わせ、液晶制御基板140は、液晶表示装置41に異常が発生した旨の表示を行わせる。このようにして、異常が発生したことが外部に報知されることとなる。
またさらに、主制御CPU600は、上記乱数回路異常コマンドを演出制御基板80に送信すると共に、ハズレ値(例えば、0000H)を主制御RAM602領域に格納する(ステップS56)。これにより、更新されないままの乱数値が大当たりの判定値であっても、当たりの遊技状態が継続されることがないため、ホール側の不利益となる事態を防止することができる。
次いで、主制御CPU600は、図示しない遊技停止用バッファに5AHを格納する(ステップS57)。なお、この遊技停止用バッファは、上記遊技動作停止フラグGSFをONにするかOFFにするかを決定するためのバッファである。
このような処理を経て、上記ステップS58の処理に進んだ主制御CPU600は、乱数更新処理を行う。すなわち、主制御CPU600は、当否抽選に使用する普通図柄当り判定用乱数値を更新、あるいは、特別図柄の種類を決める特別図柄用乱数値を更新等、乱数の更新処理を実行するものである(ステップS58)。
かくして、特別図柄始動口42のスイッチ信号が入球(入賞)を検知すれば、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cの値は「1」がセットされているはずであるが、「0」がセットされていれば、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cに何らかの異常が発生したものと考えられる。すなわち、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cの値だけを確認し、その値が「1」であれば、特別図柄乱数値レジスタ620bにて保持(ラッチ)した乱数値を取得し、主制御RAM602領域に格納するような処理にすると、本来、特別図柄始動口42のスイッチ信号が入球(入賞)を検知していれば、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cに「1」がセットされていなければならないところ、「0」がセットされていれば、主制御RAM602領域に新たな乱数値が取得されないままとなる。それゆえ、更新されない乱数値によって抽選が行われ、一定の当落状態が継続されることとなる。
しかしながら、特別図柄始動口42のスイッチ信号が入球(入賞)したか否かを確認し、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cの値に「1」がセットされているか否かを確認した上で、主制御RAM602領域に保持(ラッチ)した乱数値を格納するようにすれば、上記のような不具合を早期に発見することができる。
一方、特別図柄乱数値レジスタ620bにて保持(ラッチ)した乱数値を取得し、主制御RAM602領域に格納した後、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cの値は「0」がセットされているはずであるが、「1」がセットされていれば、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cに何らかの異常が発生したものと考えられる。すなわち、特別図柄乱数値レジスタ620bにて保持(ラッチ)した乱数値を取得し、主制御RAM602領域に格納したにも関わらず、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cの値が「1」のままだと、特別図柄乱数値レジスタ620bは、乱数生成回路620aにて生成された新たな乱数値を保持(ラッチ)することができず、更新されない乱数値を主制御RAM602領域に格納することとなる。それゆえ、更新されない乱数値によって抽選が行われ、一定の当落状態が継続されることとなる。
しかしながら、主制御RAM602領域に保持(ラッチ)した乱数値を格納した上で、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cの値を確認するようにすれば、上記のような不具合を早期に発見することができる。なお、ステップS55の処理は必要なければ、特に設けなくとも良いが、より確実に不具合を早期に発見することができるため、設けた方が好ましい。
<普通図柄処理>
次に、図10を参照して、上記普通図柄処理(図8のステップS27)について詳細に説明する。図10に示すように、普通図柄処理は、先ず、ゲートからなる普通図柄始動口44において、遊技球の通過を検知したか否かを確認、すなわち、普通図柄始動口44のスイッチ信号のレベルを確認する(ステップS100)。そして遊技球の通過を検知した場合(ステップS100:YES)、主制御CPU600は、普通図柄の作動保留球数が例えば4以上か否かを判断するため、普通図柄の作動保留球数が格納されている主制御RAM602領域を確認する(ステップS101)。そして、普通図柄の作動保留球数が4未満であれば(ステップS101:≠MAX)、普通図柄の作動保留球数を1加算する(ステップS102)。その後、主制御CPU600は、図9のステップS58にて更新された普通図柄の当否抽選に用いられる普通図柄乱数値を取得し、その取得した乱数値を普通図柄の作動保留球数が格納されている主制御RAM602領域に格納した上で(ステップS103)、ステップS104の処理に進む。
一方、ステップS100にて、遊技球の通過を検知しなかった場合(ステップS100:NO)、ステップS101にて、普通図柄の作動保留球数が4以上であると判断した場合(ステップS101:=MAX)には、ステップS102〜S103の処理は行わず、ステップS104の処理に進む。
主制御CPU600は、ステップS104の処理に進むと、普通図柄当たり作動フラグがONに設定されているか、すなわち、普通図柄当たり作動フラグに5AHが設定されているかを確認する(ステップS104)。普通図柄当たり作動フラグに5AHが設定されていれば(ステップS104:ON)、普通図柄が当たり中であると判断し、普通図柄の表示データの更新を行った後(ステップS113)、普通図柄処理を終了し、図8に示すステップS28の特別図柄処理に移行することとなる。
一方、普通図柄当たり作動フラグに5AHが設定されていなければ(ステップS104:OFF)、普通図柄の挙動を示す処理状態、すなわち、普通図柄動作ステータスフラグの値を確認する(ステップS105)。そして、普通図柄動作ステータスフラグが00Hであれば、主制御CPU600は、普通図柄の変動開始前の状態であると判断し、ステップS106に進み、普通図柄の作動保留球数が0か否かを確認する(ステップS106)。
主制御CPU600は、普通図柄の作動保留球数が格納されている主制御RAM602領域を確認した上で、0であると判断した場合(ステップS106:=0)は、普通図柄の表示データの更新を行った後(ステップS113)、普通図柄処理を終了し、図8に示すステップS28の特別図柄処理に移行する。一方、0でないと判断した場合(ステップS106:≠0)は、普通図柄の作動保留球数を1減算する(ステップS107)。
その後、主制御CPU600は、図6(c)に示す普通図柄当たり判定テーブルNPP_TBLを用いて主制御RAM602領域に格納されている普通図柄の作動保留球数に対応した乱数値の当たり判定を行う。すなわち、主制御CPU600は、遊技状態を示す普通図柄確変フラグがOFFであれば、当該乱数値が、図6(c)に示す普通図柄当たり判定テーブルNPP_TBL(通常状態)の下限値(図示では、249)以上で上限値(図示では、250)以下か否かを判定し、下限値以上で上限値以下であれば、普通図柄当たり判定フラグに5AHをセットし、ONにする。それ以外の場合は、普通図柄当たり判定フラグをOFFにする。
一方、遊技状態を示す普通図柄確変フラグがONであれば、当該乱数値が、図6(c)に示す普通図柄当たり判定テーブルNPP_TBL(確変状態)の下限値(図示では、4)以上で上限値(図示では、250)以下か否かを判定し、下限値以上で上限値以下であれば、普通図柄当たり判定フラグに5AHをセットし、ONにする。それ以外の場合は、普通図柄当たり判定フラグをOFFにセットする処理を行う(ステップS108)。
そして、主制御CPU600は、上記乱数抽選処理にて決定した抽選結果に基づいて、停止図柄(普通図柄停止図柄)を決定する(ステップS109)。
次いで、主制御CPU600は、普通図柄の変動時間を短くする普通図柄時短フラグがONに設定されているかを確認し、ONに設定されていれば、普通図柄変動タイマにそれに応じた変動時間を設定し、OFFに設定されていれば、普通図柄変動タイマに通常の変動時間を設定する処理を行う(ステップS110)。
次いで、主制御CPU600は、普通図柄の作動保留球数に対応した普通図柄の当否抽選に用いられる乱数値が格納されている主制御RAM602領域の記憶領域をシフトする(ステップS111)。すなわち、普通図柄の作動保留球数を最大で4個保留できるとすると、普通図柄の作動保留球数4に対応した普通図柄の当否抽選に用いられる乱数値を普通図柄の作動保留球数3に対応した普通図柄の当否抽選に用いられる乱数値が格納されていた主制御RAM602領域にシフトし、普通図柄の作動保留球数3に対応した普通図柄の当否抽選に用いられる乱数値を普通図柄の作動保留球数2に対応した普通図柄の当否抽選に用いられる乱数値が格納されていた主制御RAM602領域にシフトし、普通図柄の作動保留球数2に対応した普通図柄の当否抽選に用いられる乱数値を普通図柄の作動保留球数1に対応した普通図柄の当否抽選に用いられる乱数値が格納されていた主制御RAM602領域にシフトするという処理を行う。
この処理の後、主制御CPU600は、上記ステップS105にて用いた普通図柄動作ステータスフラグに01Hを設定し、普通図柄の作動保留球数4に対応した普通図柄の当否抽選に用いられる乱数値が格納されていた主制御RAM602の領域に00Hを設定する処理を行う(ステップS112)。
そして、主制御CPU600は、上記ステップS112の処理を終えた後、普通図柄の表示データの更新を行い(ステップS113)、普通図柄処理を終了し、図8に示すステップS28の特別図柄処理に移行する。
他方、主制御CPU600は、上記ステップS105にて、普通図柄の挙動を示す処理状態、すなわち、普通図柄動作ステータスフラグの値が01Hであれば、主制御CPU600は、普通図柄が変動中であると判断し、ステップS114に進み、普通図柄変動タイマが0か否かを確認する(ステップS114)。普通図柄変動タイマが0でなければ(ステップS114:≠0)、普通図柄の表示データの更新を行い(ステップS113)、普通図柄処理を終了し、図8に示すステップS28の特別図柄処理に移行する。そして、普通図柄変動タイマが0であれば(ステップS114:=0)、主制御CPU600は、上記ステップS105にて用いた普通図柄動作ステータスフラグに02Hを設定し、普通図柄の当否抽選結果を一定時間維持させるために、普通図柄変動タイマに例えば約600msの時間が設定される(ステップS115)。
主制御CPU600は、上記ステップS115の処理を終えた後、普通図柄の表示データの更新を行い(ステップS113)、普通図柄処理を終了し、図8に示すステップS28の特別図柄処理に移行する。
一方、主制御CPU600は、上記ステップS105にて、普通図柄の挙動を示す処理状態、すなわち、普通図柄動作ステータスフラグの値が02Hであれば、主制御CPU600は、普通図柄が確認時間中(普通図柄の変動が終了して停止中)であると判断し、ステップS116に進み、普通図柄変動タイマが0か否かを確認する(ステップS116)。普通図柄変動タイマが0でなければ(ステップS116:≠0)、普通図柄の表示データの更新を行い(ステップS113)、普通図柄処理を終了し、図8に示すステップS28の特別図柄処理に移行する。そして、普通図柄変動タイマが0であれば(ステップS116:=0)、主制御CPU600は、上記ステップS105にて用いた普通図柄動作ステータスフラグに00Hを設定し(ステップS117)、普通図柄当たり判定フラグがONに設定(5AHが設定)されているかを確認する(ステップS118)。
これにより、普通図柄当たり判定フラグがOFFに設定(5AHが設定されていない)されていれば(ステップS118:OFF)、主制御CPU600は、普通図柄の表示データの更新を行い(ステップS113)、普通図柄処理を終了し、図8に示すステップS28の特別図柄処理に移行する。そして、普通図柄当たり判定フラグがONに設定(5AHが設定)されていれば(ステップS118:ON)、主制御CPU600は、ステップS104にて用いられる普通図柄当たり作動フラグをON(5AHを設定)に設定した(ステップS119)後、普通図柄処理を終了し、図8に示すステップS28の特別図柄処理に移行する。
<特別図柄処理>
次に、図11〜図13を参照して、上記特別図柄処理(図8のステップS28)について詳細に説明する。図11に示すように、特別図柄処理は、先ず、特別図柄始動口42において、遊技球の入球(入賞球)を検知した否かを確認する(ステップS200)。
<特別図柄処理:始動口チェック処理>
この処理について、図12を用いて詳しく説明すると、主制御CPU600は、特別図柄始動口42に遊技球が入球(入賞)したか否かを確認、すなわち、特別図柄始動口42のスイッチ信号のレベルを確認する(ステップS300)。これにより、遊技球の入球(入賞)を検知しなければ(ステップS300:NO)、図11のステップS201の処理に進み、遊技球の入球(入賞)を検知すれば(ステップS300:YES)、主制御CPU600は、特別図柄の作動保留球数が例えば4以上か否かを判断するため、特別図柄の作動保留球数が格納されている主制御RAM602領域を確認する(ステップS301)。
そして、特別図柄の作動保留球数が4未満であれば(ステップS301:≠MAX)、特別図柄の作動保留球数を1加算する(ステップS302)。その後、図9のステップS54にて主制御RAM602に格納した乱数値を取得し、さらに、図7のステップS14又は図9のステップS58にて更新された特別図柄停止の際用いられる特別図柄用乱数値及び変動パターン用乱数値を取得し、これら乱数値をそれぞれ、特別図柄の作動保留球数が格納されている主制御RAM602領域に格納する(ステップS303)。
次いで、主制御CPU600は、現在の遊技状態(特別図柄大当たり判定フラグがONに設定されているか否か等)を確認し、先読み禁止状態か否かを判定する(ステップS304)。そして、先読み禁止状態でなければ(ステップS304:NO)、主制御CPU600は、上記ステップS304にて主制御RAM602に格納した特別図柄の当否抽選に用いられる乱数値を取得し(ステップS305)、さらに、図示しない始動口入賞時乱数判定テーブルを取得する(ステップS306)。
次いで、主制御CPU600は、上記ステップS305にて取得した乱数値及びステップS306にて取得した始動口入賞時乱数判定テーブルを用いて、大当たり抽選を行い、さらに、上記ステップS303にて主制御RAM602に格納した特別図柄用乱数値を用いて、大当たりの種類(15R確変大当り、15R非確変大当たり等)を決定し、上記ステップS303にて主制御RAM602に格納した変動パターン用乱数値を用いて、変動パターンを決定し、それに応じた特別図柄始動口入賞コマンドコマンドを生成する(ステップS307)。
次いで、主制御CPU600は、上記生成された特別図柄始動口入賞コマンドに応じた下位バイトの保留加算コマンドを生成(ステップS308)し、ステップS309の処理に進む。
一方、主制御CPU600は、上記ステップS301にて特別図柄の作動保留球数が4以上であれば(ステップS301:=MAX)、ステップS302〜ステップS308の処理をせずステップS309の処理に進み、又、上記ステップS304にて、先読み禁止状態であれば(ステップS304:YES)、ステップS305〜ステップS308の処理をせずステップS309の処理に進む。
ステップS309の処理において、主制御CPU600は、増加した保留球数に応じた上位バイトの保留加算コマンドを生成し(ステップS309)、その後、主制御CPU600は、その保留加算コマンドを演出制御基板80(図3参照)に送信する処理を行う(ステップS310)。これにより、主制御CPU600は、図11に示すステップS200の処理を終え、ステップS201の処理に進むこととなる。
<特別図柄処理>
続いて、図11に戻って特別図柄処理の説明をする。主制御CPU600は、上記処理の後、特別図柄小当たり作動フラグがONに設定されているか、すなわち、特別図柄小当たり作動フラグに5AHが設定されているかを確認する(ステップS201)。特別図柄小当たり作動フラグに5AHが設定されていれば(ステップS201:ON)、特別図柄が小当たり中であると判断し、特別図柄の表示データの更新を行った後(ステップS207)、特別図柄処理を終了し、図8に示すステップS29の特別電動役物管理処理に移行することとなる。
一方、特別図柄小当たり作動フラグに5AHが設定されていなければ(ステップS201:OFF)、特別図柄大当たり作動フラグがONに設定されているか、すなわち、特別図柄大当たり作動フラグに5AHが設定されているかを確認する(ステップS202)。特別図柄大当たり作動フラグに5AHが設定されていれば(ステップS202:ON)、特別図柄が大当たり中であると判断し、特別図柄の表示データの更新を行った後(ステップS207)、特別図柄処理を終了し、図8に示すステップS29の特別電動役物管理処理に移行することとなる。
一方、特別図柄大当たり作動フラグに5AHが設定されていなければ(ステップS202:OFF)、特別図柄の挙動を示す処理状態、すなわち、特別図柄動作ステータスフラグの値を確認する(ステップS203)。より詳しく説明すると、主制御CPU600は、特別図柄動作ステータスフラグの値が00H又は01Hであれば、特別図柄変動待機中(特別図柄の変動が行われておらず次回の変動のための待機状態であることを示す)であると判定し、特別図柄変動開始処理を行う(ステップS204)。
<特別図柄処理:特別図柄変動開始処理>
この特別図柄変動開始処理について、図13を用いて詳しく説明すると、主制御CPU600は、遊技停止用バッファに5AHが設定されているか否かを確認し、遊技停止用バッファに5AHが設定されていれば(ステップS400:=5AH)、遊技動作停止フラグGSFをONにセットする(ステップS401)。
次いで、主制御CPU600は、大入賞口43(図2参照)等の開閉動作を実現するソレノイドの動作を停止させる処理を行う(ステップS402)。これは、ソレノイドを動作状態のままにして遊技動作を停止させてしまうと、ソレノイドが熱を持ってしまい、故障の原因となるためである。
次いで、主制御CPU600は、出力ポートのデータをクリアする(ステップS403)。ここで、主制御CPU600は、出力ポートのデータをクリアするにあたって、少なくとも、特別図柄表示装置46(図3参照)に送信するデータをクリアする。これにより、主制御基板60にて遊技動作の進行が停止されたことを、遊技者又は遊技場の関係者に明確に報知することができる。なお、その他のデータ(例えば、演出制御基板80への演出制御コマンドDI_CMD等)に関しては、クリアしても良いし、遊技動作の停止後に特段影響を及ぼさないのであればクリアしなくても良い。
次いで、主制御CPU600は、遊技動作が停止した旨の情報並びに当り遊技中、当りの発生回数、特別図柄の変動回数、入賞口への入賞球検出情報などの各種遊技情報を外部端子基板110に送信する(ステップS404)。これにより、外部端子基板110は、その情報をホールコンピュータHCに送信するため、遊技場の管理者は、遊技動作が停止した旨を早期に知ることができる共に、遊技動作が停止した際の遊技状態を知ることができる。
次いで、主制御CPU600は、遊技動作の停止を知らせる停止コマンドを演出制御基板80に送信する(ステップS405)。これを受けて、演出制御基板80は、スピーカ16及び装飾ランプ並びに液晶表示装置41を用いて、遊技動作が停止した旨を外部に報知する。例えば、液晶表示装置41において、変動表示又は待機表示している装飾図柄が認識困難となるように、液晶表示装置41全体に遊技動作が停止したことを示す内容を報知する。このように、遊技動作が停止した旨を外部に報知することにより、遊技者は、遊技動作が停止した旨を早期に知ることができる。また、遊技動作が停止したことを示す内容に付加し、内部遊技状態(例えば、通常中、確変中、時短中等)を液晶表示装置41に報知するようにしても良い。これにより、故障による遊技者への補償などの対応を明確にすることができる。
そして、主制御CPU600は、上記ステップS405の処理後、特別図柄の表示データの更新を行った後(ステップS207)、特別図柄処理を終了し、図8に示すステップS29の特別電動役物管理処理に移行することとなる。
かくして、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cに異常が発生したことを検知した際、このように、遊技動作を停止させるようにすれば、一定の当落状態が継続されるという不具合をより確実に防止することができる。
また、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cに異常が発生した際、即座に遊技動作を停止させず、遊技停止用バッファを用いて遊技を停止させるようにすれば、大当たり中に特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cに異常が発生したとしても、特別電動役物管理処理(図8のステップS29)にて、当該大当たりの処理が実行されてから、遊技動作を停止させることができる。それゆえ、遊技者が被る不利益を低減させることができる。なお、特に必要なければ、遊技動作を停止させる処理を設けなくとも良いが、一定の当落状態が継続されるという不具合をより確実に防止することができるため、設けた方が好ましい。
なおまた、本実施形態においては、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cに異常が発生したことを検知した際、遊技動作を停止させるようにしたが、図9のステップS50の処理にて示した処理、すなわち、乱数生成回路620a(図5参照)の乱数値が正常に更新されていない等のエラーが検出された場合にも遊技動作を停止させるようにしても良い。その際、上記ステップS50の処理にてエラーが検出された場合、ステップS56の処理に進むようにすれば良い。
一方、主制御CPU600は、遊技停止用バッファに5AHが設定されていない、すなわち、00Hが設定されていれば(ステップS400:=00H)、特別図柄の作動保留球数が格納されている主制御RAM602領域を確認する。そして、特別図柄の作動保留球数が0であれば(ステップS406:=0)、特別図柄動作ステータスフラグの値を確認し、00Hであれば(ステップS407:=00H)、特別図柄の表示データの更新を行った後(ステップS207)、特別図柄処理を終了し、図8に示すステップS29の特別電動役物管理処理に移行することとなる。
一方、特別図柄動作ステータスフラグの値が00Hでなければ(ステップS407:≠00H)、待機演出コマンドを演出制御基板80に送信し(ステップS408)、特別図柄動作ステータスフラグの値を00Hに設定し、特別図柄の表示データの更新を行った後(ステップS207)、特別図柄処理を終了し、図8に示すステップS29の特別電動役物管理処理に移行することとなる。
他方、特別図柄の作動保留球数が0でなければ(ステップS406:≠0)、特別図柄の作動保留球数を1減算し(ステップS410)、減少した保留球数に対応した保留数コマンド(ここでは保留減算コマンド)を演出制御基板80(図3参照)に送信する処理を行う(ステップS411)。
次いで、主制御CPU600は、特別図柄の作動保留球数に対応した特別図柄の当否抽選に用いられる乱数値が格納されている主制御RAM602領域の記憶領域をシフトする(ステップS412)。すなわち、特別図柄の作動保留球数を最大で4個保留できるとすると、特別図柄の作動保留球数4に対応した特別図柄の当否抽選に用いられる乱数値を特別図柄の作動保留球数3に対応した特別図柄の当否抽選に用いられる乱数値が格納されていた主制御RAM602領域にシフトし、特別図柄の作動保留球数3に対応した特別図柄の当否抽選に用いられる乱数値を特別図柄の作動保留球数2に対応した特別図柄の当否抽選に用いられる乱数値が格納されていた主制御RAM602領域にシフトし、特別図柄の作動保留球数2に対応した特別図柄の当否抽選に用いられる乱数値を特別図柄の作動保留球数1に対応した特別図柄の当否抽選に用いられる乱数値が格納されていた主制御RAM602領域にシフトするという処理を行う。
次いで、主制御CPU600は、特別図柄の変動時間短縮(以下、「時短」と称する)状態下における特別図柄の変動規定回数(時短回数)として定められている100回転について、残り時短回数が有るか否かを判定し、残り時短回数が有る場合は(ステップS413:≠0)、残り時短回数情報を含む「残り時短回数コマンド」を演出制御基板80に送信し(ステップS414)、ステップS415の処理に進む。一方、残り時短回数がない場合は(ステップS413:=0)、「残り時短回数コマンド」を送信せず、ステップS415の処理に進む。
このような処理を経てステップS415に進んだ主制御CPU600は、図6(a)に示す特別図柄大当たり判定テーブルSDH_TBL,図6(b)に示す特別図柄小当たり判定テーブルSDP_TBLを用いて主制御RAM602領域に格納されている特別図柄の作動保留球数に対応した乱数値の当たり判定を行う(ステップS415)。
すなわち、主制御CPU600は、遊技状態を示す特別図柄確変フラグがOFFであれば、特別図柄の作動保留球数に対応した乱数値が、図6(a)に示す特別図柄大当たり判定テーブルSDH_TBL(通常状態)の下限値(図示では、10001)以上で上限値(図示では、10164)以下か否かを判定し、下限値以上で上限値以下であれば、特別図柄大当たり判定フラグに5AHをセットし、ONにする。それ以外の場合は、特別図柄大当たり判定フラグをOFFにする。
一方、遊技状態を示す特別図柄確変フラグがONであれば、特別図柄の作動保留球数に対応した乱数値が、図6(a)に示す特別図柄大当たり判定テーブルSDH_TBL(確変状態)の下限値(図示では、10001)以上で上限値(図示では、11640)以下か否かを判定し、下限値以上で上限値以下であれば、特別図柄大当たり判定フラグに5AHをセットし、ONにする。それ以外の場合は、特別図柄大当たり判定フラグをOFFにセットする処理を行う。
また、主制御CPU600は、特別図柄の作動保留球数に対応した乱数値が、図6(b)に示す特別図柄小当たり判定テーブルSDP_TBLの下限値(図示では、20001)以上で上限値(図示では、20164)以下か否かを判定し、下限値以上で上限値以下であれば、特別図柄小当たり判定フラグに5AHをセットし、ONにする。それ以外の場合は、特別図柄小当たり判定フラグをOFFにする。
かくして、このように、当り判定処理が実行される。
次いで、主制御CPU600は、主制御RAM602領域に格納されている特別図柄の作動保留球数に対応した特別図柄停止の際用いられる特別図柄用乱数値の値を判定し、特別図柄停止図柄を決定する(ステップS416)。
次いで、主制御CPU600は、大当り時、その大当り遊技後に移行し得る遊技状態を指定するための遊技状態移行準備処理を行い(ステップS417)、主制御RAM602領域に格納されている特別図柄の作動保留球数に対応した変動パターン用乱数値の値を判定し、特別図柄の変動パターンを決定する(ステップS418)。
次いで、主制御CPU600は、特別図柄指定コマンドを演出制御基板80(図3参照)に送信し(ステップS419)、特別図柄動作ステータスフラグの値を02Hに設定した(ステップS420)上で、図11に示す特別図柄処理に戻る。
<特別図柄処理>
ここで、図11に戻って特別図柄処理について説明すると、特別図柄動作ステータスフラグの値が02Hの場合、主制御CPU600は、特別図柄変動中(特別図柄が現在変動中であることを示す)であると判定し、特別図柄変動中処理を行う(ステップS205)。そしてまた、特別図柄動作ステータスフラグの値が03Hであれば、特別図柄確認中(特別図柄の変動が終了して停止中であることを示す)であると判定し、特別図柄確認時間中処理を行う(ステップS206)。
このように、上記ステップS204、ステップS205、ステップS206のいずれかの処理を終えると、主制御CPU600は、特別図柄の表示データの更新を行った後(ステップS207)、特別図柄処理を終了し、図8に示すステップS29の特別電動役物管理処理に移行することとなる。
しかして、以上説明した本実施形態によれば、乱数値の取得状態を確認する確認回路(特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620c)の異常により乱数回路の不具合を早期に発見することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を図14〜図16に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略する。
第2実施形態と第1実施形態の異なる点は、図14に示す乱数回路6200である。すなわち、この乱数回路6200は、ラッチレジスタトリガ信号を受信した際、乱数生成回路620aにて生成された乱数値を例えば2バイト分保持(ラッチ)するのに対し、図5に示す乱数回路620は、特別図柄始動口42のスイッチ信号を受信した際、乱数生成回路620aにて生成された乱数値を例えば2バイト分保持(ラッチ)するものである。
換言すれば、図14に示す乱数回路6200は、ラッチレジスタトリガ信号を受信することにより乱数値をラッチし、図5に示す乱数回路620は、特別図柄始動口42のスイッチ信号を受信することより乱数値をラッチするもので、この点が相違するだけである。そのため、この相違を明確にするため、図14に示す特別図柄乱数値レジスタと図5に示す特別図柄乱数値レジスタの符号を異なるものにしている。
この乱数回路6200に関し、より詳しく説明すると、乱数回路6200は、図14に示すように、乱数生成回路620aと、特別図柄乱数値レジスタ6200bと、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cとで構成されている。この特別図柄乱数値レジスタ6200bは、ラッチレジスタトリガ信号の有効信号(例えば、「H」レベル)を受信すると上記乱数生成回路620aにて生成された乱数値を例えば2バイト分保持(ラッチ)する。そして、特別図柄乱数値レジスタ6200bにて乱数値が保持(ラッチ)されると、特別図柄乱数値レジスタ6200bはラッチ信号を特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cに出力する。
このような相違に伴い、本実施形態においては、図8に示すタイマ割込み処理中、乱数管理処理及び特別図柄処理(特に、始動口チェック処理)の処理内容が異なることとなる。以下、その相違について詳述することとする。なお、ラッチレジスタトリガ信号は、後述するラッチレジスタトリガ(図16参照)にて生成される信号である。
図15に示すように、本実施形態に係る乱数管理処理は、ステップS50及びステップS58の処理のみを行う。
一方、図16に示すように、図11に示す特別図柄処理の始動口チェック処理(ステップS200)においては、まず、主制御CPU600は、特別図柄始動口42に遊技球が入球(入賞)したか否かを確認、すなわち、特別図柄始動口42のスイッチ信号のレベルを確認する(ステップS3000)。これにより、遊技球の入球(入賞)を検知しなければ(ステップS3000:NO)、図11のステップS201の処理に進み、遊技球の入球(入賞)を検知すれば(ステップS3000:YES)、主制御CPU600は、特別図柄の作動保留球数が例えば4以上か否かを判断するため、特別図柄の作動保留球数が格納されている主制御RAM602領域を確認する(ステップS3001)。
そして、特別図柄の作動保留球数が4未満であれば(ステップS3001:≠MAX)、主制御CPU600は、図示しないラッチレジスタトリガに「1」を設定する。これにより、ラッチレジスタトリガ信号が有効となり、上記乱数生成回路620aにて生成された乱数値を例えば2バイト分保持(ラッチ)する(ステップS3002)。
次いで、主制御CPU600は、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cの値を取得し確認する(ステップS3003)。そして、「1」がセットされていれば(ステップS3003:ON)、特別図柄乱数値レジスタ6200bにて保持(ラッチ)した乱数値を取得し、その取得した乱数値を特別図柄の作動保留球数が格納されている主制御RAM602領域に格納する(ステップS3004)。その後、主制御CPU600は、さらに、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cの値を取得確認し、「0」がセットされていれば(ステップS3005:OFF)、ステップS3006の処理に進む。
一方、ステップS3003にて確認した特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cの値に「0」、又は、ステップS3005にて確認した特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cの値に「1」がセットされていれば、主制御CPU600は、演出制御基板80(図3参照)に乱数回路異常コマンドを送信する。これにより、演出制御基板80は、装飾ランプ基板130及び液晶制御基板140に異常コマンドを送信し、これに基づいて、装飾ランプ基板130は、LEDランプ等の装飾ランプを駆動制御して当該装飾ランプの点灯又は点滅を行わせ、液晶制御基板140は、液晶表示装置41に異常が発生した旨の表示を行わせる。このようにして、異常が発生したことが外部に報知されることとなる。
またさらに、主制御CPU600は、乱数回路異常コマンドを送信すると共に、ハズレ値(例えば、0000H)を特別図柄の作動保留球数が格納されている主制御RAM602領域に格納する(ステップS3007)。これにより、更新されないままの乱数値が大当たりの判定値であっても、当たりの遊技状態が継続されることがないため、ホール側の不利益となる事態を防止することができる。
次いで、主制御CPU600は、図示しない遊技停止用バッファに5AHを格納し(ステップS3008)、ステップS3006の処理に進む。
かくして、特別図柄始動口42のスイッチ信号が入球(入賞)を検知することにより、ラッチレジスタトリガに「1」を設定すれば、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cの値は「1」がセットされているはずであるが、「0」がセットされていれば、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cに何らかの異常が発生したものと考えられる。すなわち、特別図柄始動口42のスイッチ信号が入球(入賞)を検知することにより、ラッチレジスタトリガに「1」を設定し、特別図柄乱数値レジスタ6200bにて保持(ラッチ)した乱数値を取得し、特別図柄の作動保留球数が格納されている主制御RAM602領域に格納するようにした場合、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cに「1」がセットされていなければならないところ、「0」がセットされていれば、主制御RAM602領域に新たな乱数値が取得されないままとなる。それゆえ、更新されない乱数値によって抽選が行われ、一定の当落状態が継続されることとなる。
しかしながら、特別図柄始動口42のスイッチ信号が入球(入賞)を検知することにより、ラッチレジスタトリガに「1」を設定し、特別図柄乱数値レジスタ6200bにて保持(ラッチ)した乱数値を取得し、さらに、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cの値を確認するようにすれば、上記のような不具合を早期に発見することができる。
一方、特別図柄乱数値レジスタ6200bにて保持(ラッチ)した乱数値を取得し、特別図柄の作動保留球数が格納されている主制御RAM602領域に格納した後、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cの値は「0」がセットされているはずであるが、「1」がセットされていれば、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cに何らかの異常が発生したものと考えられる。すなわち、特別図柄乱数値レジスタ6200bにて保持(ラッチ)した乱数値を取得し、特別図柄の作動保留球数が格納されている主制御RAM602領域に格納したにも関わらず、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cの値が「1」のままだと、特別図柄乱数値レジスタ620bは、乱数生成回路620aにて生成された新たな乱数値を保持(ラッチ)することができず、更新されない乱数値を主制御RAM602領域に格納することとなる。それゆえ、更新されない乱数値によって抽選が行われ、一定の当落状態が継続されることとなる。
しかしながら、特別図柄の作動保留球数が格納されている主制御RAM602領域に保持(ラッチ)した乱数値を格納した上で、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cの値を確認するようにすれば、上記のような不具合を早期に発見することができる。なお、ステップS3005の処理は必要なければ、特に設けなくとも良いが、より確実に不具合を早期に発見することができるため、設けた方が好ましい。
一方、上記のような処理を経て、ステップS3006の処理に進んだ主制御CPU600は、特別図柄の作動保留球数を1加算する(ステップS3006)。その後、図7のステップS14又は図15のステップS58にて更新された特別図柄停止の際用いられる特別図柄用乱数値及び変動パターン用乱数値を取得し、これら乱数値をそれぞれ、特別図柄の作動保留球数が格納されている主制御RAM602領域に格納する(ステップS3009)。
次いで、主制御CPU600は、現在の遊技状態(特別図柄大当たり判定フラグがONに設定されているか否か等)を確認し、先読み禁止状態か否かを判定する(ステップS3010)。そして、先読み禁止状態でなければ(ステップS3010:NO)、主制御CPU600は、上記ステップS3004にて特別図柄の作動保留球数が格納されている主制御RAM602に格納した特別図柄の当否抽選に用いられる乱数値を取得し(ステップS3011)、さらに、図示しない始動口入賞時乱数判定テーブルを取得する(ステップS3012)。
次いで、主制御CPU600は、上記ステップS3011にて取得した乱数値及びステップS3012にて取得した始動口入賞時乱数判定テーブルを用いて、大当たり抽選を行い、さらに、上記ステップS3009にて主制御RAM602に格納した特別図柄用乱数値を用いて、大当たりの種類(15R確変大当り、15R非確変大当たり等)を決定し、上記ステップS3009にて主制御RAM602に格納した変動パターン用乱数値を用いて、変動パターンを決定し、それに応じた特別図柄始動口入賞コマンドコマンドを生成する(ステップS3013)。
次いで、主制御CPU600は、上記生成された特別図柄始動口入賞コマンドに応じた下位バイトの保留加算コマンドを生成(ステップS3014)し、ステップS3015の処理に進む。
一方、主制御CPU600は、上記ステップS3001にて特別図柄の作動保留球数が4以上であれば(ステップS3001:=MAX)、ステップS3002〜ステップS3014の処理をせずステップS3015の処理に進み、又、上記ステップS3010にて、先読み禁止状態であれば(ステップS3010:YES)、ステップS3011〜ステップS3014の処理をせずステップS3015の処理に進む。
ステップS3015の処理において、主制御CPU600は、増加した保留球数に応じた上位バイトの保留加算コマンドを生成し(ステップS3015)、その後、主制御CPU600は、その保留加算コマンドを演出制御基板80(図3参照)に送信する処理を行う(ステップS3016)。これにより、主制御CPU600は、図11に示すステップS200の処理を終え、ステップS201の処理に進むこととなる。
以上説明した本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様、乱数値の取得状態を確認する確認回路(特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620c)の異常により乱数回路の不具合を早期に発見することができる。
なお、上記第1及び第2実施形態において示した乱数回路620と乱数回路6200との変形例として、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cの値に「1」がセットされていた際に、特別図柄乱数値レジスタ620b,又は6200bにて乱数生成回路620aにて生成された新たな乱数値を保持(ラッチ)するか否かを設定できる機能を設けても良い。このようにすれば、処理の簡素化を図ることができる。
また、特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ620cに何らかの異常があったとしても、上記機能によって、特別図柄乱数値レジスタ620b,又は6200bにて乱数生成回路620aにて生成された新たな乱数値を保持(ラッチ)するように設定すれば、極力正常に遊技を続行することができる。
一方、普通図柄の当否抽選としてハードウェア乱数値を用いても良い旨上述したが、その際、上述したような乱数回路の異常の検知並びに遊技の停止を行っても良い。
1 パチンコ遊技機
42 特別図柄始動口
60 主制御基板
620,6200 乱数回路
620a 乱数生成回路(乱数更新手段)
620b,6200b 特別図柄乱数値レジスタ(乱数格納手段)
620c 特別図柄乱数ラッチフラグレジスタ(乱数格納確認手段)

Claims (1)

  1. 所定のタイミングで乱数値を更新する乱数更新手段と、
    前記乱数更新手段にて更新された乱数値を遊技に関連して発生する所定信号に基づいて格納する乱数格納手段と、
    前記乱数格納手段に乱数値が格納されているか否かを確認する乱数格納確認手段と、
    前記乱数格納確認手段による確認内容に基づいて前記乱数格納手段にて格納した乱数値を取得する乱数取得手段と、
    前記乱数取得手段にて取得した乱数値を用いて遊技者に有利な遊技価値を付与させるか否かの抽選を行う抽選手段と、
    前記乱数更新手段の異常を検知する第1の異常検知手段と、
    前記乱数取得手段にて前記乱数格納手段にて格納した乱数値を取得した後、前記乱数格納確認手段を確認し、当該乱数格納確認手段の異常を検知する第2の異常検知手段とを有してなることを特徴とする遊技機。
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