JP2014083262A - 状態判別装置、状態判別方法およびプログラム - Google Patents

状態判別装置、状態判別方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014083262A
JP2014083262A JP2012235173A JP2012235173A JP2014083262A JP 2014083262 A JP2014083262 A JP 2014083262A JP 2012235173 A JP2012235173 A JP 2012235173A JP 2012235173 A JP2012235173 A JP 2012235173A JP 2014083262 A JP2014083262 A JP 2014083262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
acceleration
state
movement distance
mobile phone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012235173A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6056372B2 (ja
Inventor
Tomohisa Yasukawa
智久 安川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2012235173A priority Critical patent/JP6056372B2/ja
Publication of JP2014083262A publication Critical patent/JP2014083262A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6056372B2 publication Critical patent/JP6056372B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】状態判別装置を使用する使用者の状態の誤判別を抑えることができる状態判別装置を提供する。
【解決手段】使用者にかかる重力加速度方向の加速度を計測する計測部と、前記加速度から前記重力加速度方向の前記使用者の移動距離を算出し、算出した前記使用者の移動距離を使用して、前記状態判別装置が装着された前記使用者の特定部位の高さを算出する算出部と、一定期間に計測した加速度のいずれかが特定の値以上の場合、一定期間に計測した加速度が状態判別装置が地面落下したときの加速度の条件を満たさないときに、使用者の特定部位の高さと、使用者の移動距離と、の関係から使用者の状態を判別する判別部を備える状態判別装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、利用者の状態を判別する状態判別装置、状態判別方法およびプログラムに関する。
従来、携帯電話を使った安否確認システムがある。安否確認システムは、携帯電話の使用者が緊急連絡用ボタンを押すなどして異常状態を連絡するアクティブ型と、使用者を特定の手段で観察して異常を検出するパッシブ型と、に分類できる。パッシブ型の安否確認システムには、センサなどを使用者の体に直接装着せずに安否確認に必要なデータを取得する非接触型の安否確認システムがある。例えば、非接触型の安否確認システムとして、携帯電話に備えられた加速度センサを使用して携帯電話の使用者への衝撃を検知すると特定の装置などに通報する安否確認システムなどが知られている。
上記技術に関連して、加速度を検出する加速度センサの出力信号又はその処理データが予め設定した一または二以上の判別条件の全てを充足したなら異常歩行として検出する歩行観察方法が知られている。
また、独居老人が装着する身体状態モニタリング装置で人体の動き、呼吸、心拍、姿勢、転倒を検出して独居老人の身体状態の正常/異常を総合的に判定する身体異常判定方法が知られている。
また、加速度センサを使用して端末の落下を検出し、その後ユーザの操作入力が一定時間ない場合には、ユーザが端末を落としたことに気付かず放置されているため車などに踏まれて重要データが消失してしまう可能性が高くなったと判断する携帯情報端末が知られている。
特開平10−165395号公報 特開2005−278765号公報 特開2007−053529号公報
ところで、携帯電話に備えられた加速度センサで携帯電話の使用者への衝撃を検知すると通報する安否確認システムは、衝撃を判断するために使用する加速度の閾値の設定によって、衝撃の未検知や誤検知が発生しやすいなどの問題がある。
また、加速度センサを使用して端末の落下を検出する場合、検出した落下には、加速度センサを含む端末だけの落下や、端末を装着した使用者の体勢の変化にともなう端末の加速度運動などを含んでしまうため、目的にあった状態を判別することが難しいという問題がある。
本状態判別装置は、1つの側面では、状態判別装置を使用する使用者の状態の誤判別を抑えることができる状態判別装置を提供することを目的とする。
本状態判別装置の1つの観点によれば、本状態判別装置は、使用者に装着されて前記使用者の状態を判別する装置である。そして、本状態判別装置は、以下の構成要素を備える。
計測部は、前記使用者にかかる重力加速度方向の加速度を計測する。
算出部は、前記加速度から前記重力加速度方向の前記使用者の移動距離を算出し、算出した前記使用者の移動距離を使用して、前記状態判別装置が装着された前記使用者の特定部位の高さを算出する。
判別部は、前記計測部が一定期間に計測した加速度のいずれかが特定の値以上の場合、前記計測部が一定期間に計測した加速度が、前記状態判別装置が地面落下したときの加速度の条件を満たさないときに、前記算出部が算出した前記特定部位の高さと、前記使用者の移動距離と、の関係から前記使用者の状態を判別する。
本状態判別装置は、1つの態様では、状態判別装置を使用する使用者の状態の誤判別を抑えることができる状態判別装置を提供することができる。
状態判別処理を実現する携帯電話110を使用したシステム100の概要を説明する図である。 携帯電話110による状態判別処理の概要を説明する図である。 加速度データ取得部210が生成する加速度の波形データ211の一例を示す図である。 加速度の波形データの一例を示す図である。 速度の波形データの一例を示す図である。 上下移動距離の波形データの一例を示す図である。 携帯電話110による状態判別処理を示す図である。 携帯電話110による状態判別処理を示す図である。 携帯電話110だけが落下したときの加速度の波形パターンを特定する定義情報を説明する図である。 ステップS716において携帯電話110だけが落下したと判断した場合に携帯電話110が送信するメッセージを端末装置120の表示部121に表示した場合の例を示す図である。 ステップS721において使用者111が転倒したと判断した場合に携帯電話110が送信するメッセージを端末装置120の表示部121に表示した場合の例を示す図である。 携帯電話110の具体的な構成例を示す図である。 状態判別処理を実現する情報処理装置1320を使用したシステム1300の概要を説明する図である。 情報処理装置1320による状態判別処理の概要を説明する図である。
以下、本発明の実施形態の一例について、図1〜図14に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施形態はあくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図ではない。すなわち、本実施形態は、その趣旨を逸脱しない範囲で、各実施例に含まれる技術などを組み合わせるなど種々変形して実施することができる。また、図7および図8にフローチャートの形式で示した処理手順は、処理の順番を限定する趣旨ではない。したがって、可能な場合には、処理の順番を入れ替えても良いのは当然である。
≪実施例≫
図1は、本実施例にかかる状態判別処理を実現する携帯電話110を使用したシステム100の概要を説明する図である。
システム100には、携帯電話110と、携帯電話110にあらかじめ連絡先として登録されている端末装置120と、が含まれる。携帯電話110と端末装置120とは、ネットワーク130を介して通信可能に接続することができる。ネットワーク130には、無線通信を行って携帯電話110とネットワーク130とを接続する図示しない中継器を含むことができる。なお、図1では、本実施例にかかる状態判別処理を携帯電話110で実現する例を示すが、本実施例にかかる状態判別処理は携帯電話以外の様々な端末装置によっても実現することができる。また、図1では、携帯電話110にあらかじめ連絡先として登録されている端末装置120を1台だけ例示しているが、端末装置120の台数を限定する趣旨ではないのは当然である。また、図1では、端末装置120の例として携帯電話を例示しているが、ネットワークを介して携帯電話110と通信ができる情報処理装置であればよい。
図2は、携帯電話110による状態判別処理の概要を説明する図である。
携帯電話110は、携帯電話110の使用者111に装着することができる。本実施例に係る状態判別処理を行う場合、使用者111は、使用者111の身体のいずれかに携帯電話110を装着する必要がある。本実施例では携帯電話110を使用者111の腰部に装着した場合を例に説明する。ただし、携帯電話110の装着場所を限定する趣旨ではない。また、以下では、携帯電話110を装着した身体の部位、本実施例では腰部、を「基準位置」といい、この基準位置の床からの高さを「姿勢高さ」という。
携帯電話110は、加速度データ取得部210と、上下移動距離測定部220と、状態判別部230と、異常時データ取得部240と、通知部250と、を含むことができる。なお、携帯電話110の具体的なハードウェア構成の例については、図12で後述する。
加速度データ取得部210は、携帯電話110に含まれる加速度センサ1205から、携帯電話110にかかる加速度、すなわち、携帯電話110を装着している使用者111にかかる加速度についての加速度データを取得する。加速度データ取得部210は、加速度センサ1205から取得した加速度データから重力加速度方向の成分の加速度の波形データ211を生成する。図3は、加速度データ取得部210が生成する加速度の波形データ211の一例を示す図である。図3に示す加速度の波形データ211は、使用者111の歩行時の波形データの例である。
上下移動距離測定部220は、加速度データ取得部210が生成した加速度の波形データ211から、基準位置の上下方向への移動距離、以下では「上下移動距離221」という、を算出する。なお、本実施例では、重力加速度方向を「下向き」とし、重力加速度方向と逆向きを「上向き」とする。そして、携帯電話110にかかる加速度は上向きを「正」とする。上下移動距離測定部220は、算出した上下移動距離221を後述する姿勢高さHに反映することで現在の使用者111の姿勢高さHを求めることができる。
状態判別部230は、加速度データ取得部210が生成した加速度の波形データ211や、上下移動距離測定部220が算出した上下移動距離221などから、使用者111についての状態の判別を行って状態判別結果231を生成する。状態の判別には、動作判別と、姿勢判別と、転倒・転落判別と、を含むことができる。
動作判別は、使用者111が現在位置から移動する動作を判別することである。例えば、動作判別とは、使用者111が、同一フロアを移動したり、異なるフロアに移動したりしたことなどの動作を判別することをいう。姿勢判別は、使用者111が姿勢を変える動作を判別することである。姿勢には、使用者111が立った状態の立位、使用者111がイスに座った状態の座位(イス)、使用者111が床に座った状態の座位(床)、使用者111が横になった状態の臥位などを含むことができる。また、転倒・転落判別は、使用者111が転倒または転落したことを判別することである。
異常時データ取得部240は、状態判別部230による状態判別結果231が特定の判別結果の場合、携帯電話110に備わる図示しないGPS(Global Positioning System)機能を利用してGPS位置情報241を取得する。同様に、異常時データ取得部240は、状態判別部230による状態判別結果231が特定の判別結果の場合、携帯電話110に備わる図示しない録音機能を利用して使用者111の音声(呼吸音)を録音した音声データ242を取得する。
通知部250は、状態判別部230による状態判別結果231に応じて、加速度の波形データ211、上下移動距離221、状態判別結果231、GPS位置情報241、音声データ242などの一部または全部を、あらかじめ連絡先として登録されている端末装置120にメッセージとともに送信する。
図4−図6は、上下移動距離測定部220が上下移動距離221を算出する処理の概要を説明する図である。図4には、一例として、使用者111が階段を上がるときの上下方向への加速度を示している。
上下移動距離測定部220は、加速度データ取得部210が生成した図4に示す加速度の波形データを微小区間毎に積分して図5に示す速度の波形データを求める。さらに、上下移動距離測定部220は、図5に示す速度の波形データを微小区間毎に積分して図6に示す上下移動距離の波形データを求める。なお、使用者111が静止した状態で、本実施例に係る状態判別処理を開始した場合、速度および上下移動距離221の初期値には0を使用することができる。
姿勢を判別する基準となる基準姿勢高さは、それぞれ次の関係式から求めることができる。
使用者111が男性の場合:
(立位の基準姿勢高さ) = 0.7×(身長)− 93.4 ・・・ (1)
(座位(イス)の基準姿勢高さ)= 0.5×(身長)−209.2 ・・・ (2)
(座位(床)の基準姿勢高さ) = 0.2×(身長)− 80.6 ・・・ (3)
(臥位の基準姿勢高さ) =−0.2×(身長)+533.3 ・・・ (4)
使用者111が女性の場合:
(立位の基準姿勢高さ) = 0.7×(身長)− 93.4 ・・・ (5)
(座位(イス)の基準姿勢高さ)= 0.5×(身長)−209.2 ・・・ (6)
(座位(床)の基準姿勢高さ) = 0.2×(身長)− 80.6 ・・・ (7)
(臥位の基準姿勢高さ) =−0.2×(身長)+533.3 ・・・ (8)
上記(1)−(8)の関係式は、例えば、経済産業省で作成された「主要寸法項目の年代別平均値(期間:平成16年−平成18年、標本数:約7000人)」などから得られる統計データを使用して、身長とそれぞれの姿勢についての基準位置との相関関係を抽出することで求めることができる。
図7および図8は、本実施例に係る携帯電話110による状態判別処理を示す図である。
本実施例に係る状態判別処理を実現するプログラムを携帯電話110に実行させると、携帯電話110は、入力画面を表示装置1204に表示して使用者111の身長と性別の入力を要求し、使用者111が入力画面に入力した身長と性別を取得する(ステップS701)。また、ステップS701では、入力画面を表示して使用者111の現在の姿勢高さ、本実施例では携帯電話110を装着する腰部の床からの高さ、の入力を要求し、使用者111が入力画面に入力した現在の姿勢高さを取得する。取得した現在の姿勢高さを、以下の処理で使用する姿勢高さHの初期値として使用する。
携帯電話110は、ステップS701で取得した身長から、使用者111の立位、座位(イス)、座位(床)および臥位についての基準姿勢高さを算出する(ステップS702)。基準姿勢高さの算出には、男性であれば式(1)−(4)を使用し、女性であれば式(5)−(8)を使用する。
以上の処理が終了すると、携帯電話110は、加速度センサ1205から加速度データを取得する(ステップS703)。携帯電話110は、一定期間、例えば、0.5秒間、加速度データを取得すると、取得した波形データの重力加速度方向成分を抽出して加速度の波形データを生成する(ステップS703)。そして、携帯電話110は、この加速度の波形データから上下移動距離を算出する(ステップS704)。上下移動距離の算出については、図4−図6で説明したとおりである。
ステップS704で算出した上下移動距離が所定範囲以内、例えば、姿勢高さHの±1%の範囲内の場合(ステップS705 NO)、携帯電話110は、基準位置の上下移動はないと判断して処理をステップS706に移行する。この場合、携帯電話110は、使用者111の動作判別を行う(ステップS706)。例えば、携帯電話110は、ステップS703で取得した加速度データに、横方向、すなわち、重力加速度方向に対して垂直方向の一定値以上の加速度成分が含まれていれば、使用者111は横方向に移動したと判断する。携帯電話110は、この動作判別の結果を記憶装置1207に記憶すると、処理をステップS703に移行する。
一方、ステップS704で算出した上下移動距離が所定範囲以内、例えば、姿勢高さHの±1%の範囲内にない場合(ステップS705 YES)、携帯電話110は、基準位置の上下移動があったと判断して処理をステップS707に移行する。そして、ステップS703で生成した加速度の波形データに含まれる最小値が−0.4Gより大きい場合(ステップS707 NO)、携帯電話110は、処理をステップS708に移行する。なお、携帯電話110にかかる加速度の向きは、上向き、すなわち重力加速度方向と逆方向を「正」としている。また、本実施例ではステップS707では閾値として−0.4Gを使用しているが、閾値を−0.4Gに限定する趣旨ではない。
ステップS708において、上下移動距離が立位の基準姿勢高さと臥位の基準姿勢高さとの差より大きい場合(ステップS708 NO)、携帯電話110は、処理をステップS709に移行する。この場合、携帯電話110は、使用者111が他の階のフロアに移動したと判断する(ステップS709)。そして、携帯電話110は、判別結果を記憶装置1207に記憶すると処理をステップS703に移行する。
また、上下移動距離が立位の基準姿勢高さと臥位の基準姿勢高さとの差以下の場合(ステップS708 YES)、携帯電話110は、使用者111が姿勢を変更したと判断する(ステップS710)。そして、携帯電話110は、姿勢高さHに上下移動距離を反映した値に更新し、更新後の姿勢高さHと、ステップS702で算出した立位、座位(イス)、座位(床)および臥位それぞれの基準姿勢高さと、を比較して現在の使用者111の姿勢を判別する(ステップS711)。例えば、姿勢高さHに最も近い値の基準姿勢高さの姿勢を現在の使用者111の姿勢と判断することができる。携帯電話110は、判別結果を記憶装置1207に記憶すると処理をステップS703に移行する。
一方、ステップS707において、ステップS703で生成した加速度の波形データに含まれる最小値が−0.4G以下の場合(ステップS707 YES)、携帯電話110は、処理をステップS712に移行する。この場合、携帯電話110は、一定期間アラーム音を鳴らす(ステップS712)。
アラーム音が鳴り終わってから1分以内に携帯電話110に対するキー入力など何らかの操作を検出すると(ステップS713 YES)、携帯電話110は、「使用者にサポートが必要である」旨のサポートメッセージを端末装置120に送信する(ステップS714)。そして、携帯電話110は、処理をステップS703に移行する。
また、アラーム音が鳴り終わってから1分以内に携帯電話110に対する操作を検出しない場合(ステップS713 NO)、携帯電話110は、GPS位置情報を取得する(ステップS715)。そして、携帯電話110は、記憶装置1207にあらかじめ記憶した携帯電話110だけが落下したときの加速度の波形パターンを特定する定義情報を読み出し、ステップS704で生成した加速度の波形データから特定の加速度データを定義情報にしたがって抽出する。そして、携帯電話110は、この抽出した加速度データから、携帯電話110だけが落下したのか否かを判別する(ステップS716)。なお、「携帯電話110だけが落下」とは、携帯電話110が使用者111に装着された状態での落下を排除する意図である。したがって、例えば、鞄の中の携帯電話110が鞄とともに落下した場合なども「携帯電話110だけが落下」した状態に含まれる。
定義情報は、携帯電話110だけが床に落ちると携帯電話110が床に衝突して一定期間経過すると加速度が一定値、すなわち、0となることを考慮して決定することができる。
図9は、携帯電話110だけが落下したときの加速度の波形パターンを特定する定義情報を説明する図である。図9には、携帯電話110だけを落下させたときの加速度の波形パターンを示している。図9に示すように、落下後衝突を検出した時刻t0からT1秒経過後の時刻t1、T2秒経過後の時刻t2およびT3秒経過後の時刻t3(T1<T2<T3)では全て加速度が0となっている。衝突は、落下を検出後に加速度が最大となったところで発生したと考えることができる。
したがって、例えば、定義情報には、加速度の波形パターンから抽出する加速度データの定義、図9の例では、落下後衝突を検出してからT1秒後、T2秒後およびT3秒後の加速度データと、携帯電話110だけの落下と判断する加速度の閾値、図9の例では0と、を含むことができる。携帯電話110が落下後衝突を検出してからT1後、T2後およびT3後の加速度データを、ステップS704で生成した加速度の波形データから抽出し、抽出した加速度データの値が全て0であれば、携帯電話110だけの落下と判断することができる。なお、図9の例では、衝突からT1秒後、T2秒後およびT3秒後の3つの加速度データを使用する場合について示したが、これは一例であって、使用する加速度データの数を限定する趣旨ではない。
携帯電話110だけが落下したと判断した場合(ステップS716 YES)、携帯電話110は、「携帯電話が紛失した可能性がある」旨のメッセージを端末装置120に送信する(ステップS717)。このとき、携帯電話110は、メッセージに、ステップS704で算出した上下移動距離と、ステップS715で取得したGPS位置情報と、ステップS703で生成した加速度の波形データと、を添付して端末装置120に送信する(ステップS717)。ステップS717で送信されるメッセージの表示例について図10に例示する。
ステップS717でのメッセージの送信が完了すると、携帯電話110は、処理を終了する。
携帯電話110だけの落下ではない判断した場合(ステップS716 NO)、携帯電話110は、記憶装置1207に記憶されている姿勢データを取得する(ステップS718)。この姿勢データとは、ステップS711で記憶装置1207に記憶した姿勢の判別結果を示すデータである。この姿勢データは、転落または転倒前の使用者111の姿勢を示す。
携帯電話110は、携帯電話110に備わる録音機能を使用して使用者111の音声(呼吸音)を一定期間録音して音声データを生成する(ステップS719)。
姿勢高さHが上下移動距離以上の場合(ステップS720 YES)、携帯電話110は、使用者111が転倒したと判断する(ステップS721)。この場合、携帯電話110は、「使用者が転倒した」旨のメッセージを端末装置120に送信する(ステップS723)。このとき、携帯電話110は、メッセージに、ステップS704で算出した上下移動距離と、ステップS715で取得したGPS位置情報と、ステップS703で生成した加速度の波形データと、を添付して端末装置120に送信する(ステップS717)。さらに、携帯電話110は、メッセージに、ステップS718で取得した姿勢データと、ステップS719で生成した音声データと、を添付して端末装置120に送信する。ステップS713で送信されるメッセージの表示例について図11に例示する。
上下移動距離が姿勢高さHより大きい場合(ステップS720 NO)、携帯電話110は、使用者111が転落したと判断する(ステップS722)。この場合、携帯電話110は、「使用者が転落した」旨のメッセージを端末装置120に送信する(ステップS723)。このとき、携帯電話110は、メッセージに、ステップS704で算出した上下移動距離と、ステップS715で取得したGPS位置情報と、ステップS703で生成した加速度の波形データと、を添付して端末装置120に送信する(ステップS717)。さらに、携帯電話110は、メッセージに、ステップS718で取得した姿勢データと、ステップS722による判別結果と、ステップS719で生成した音声データと、を添付して端末装置120に送信する。
ステップS723でのメッセージの送信が完了すると、携帯電話110は、処理を終了する(ステップS724)。
図10は、ステップS717において携帯電話110だけが落下したと判断した場合に携帯電話110が送信するメッセージを端末装置120の表示部121に表示した場合の例を示す図である。
表示部121には、「携帯電話が落下し、紛失した可能性がある」旨のメッセージと、発生時間(メッセージ受信時間)と、落下距離(上下移動距離)と、紛失場所を示すGPS位置情報に基づく地図と、加速度の波形データに基づく波形と、が表示されている。
図11は、ステップS721において使用者111が転倒したと判断した場合に携帯電話110が送信するメッセージを端末装置120の表示部121に表示した場合の例を示す図である。
表示部121には、「使用者が転倒した」旨のメッセージと、発生時間(メッセージ受信時間)と、転倒直前の姿勢(姿勢データ)と、落下距離(上下移動距離)と、転倒の発生場所を示すGPS位置情報に基づく地図と、加速度の波形データに基づく波形と、が表示されている。
図12は、携帯電話110の具体的な構成例を示す図である。
携帯電話110は、CPU1201と、メモリ1202と、入力装置1203と、表示装置1204と、加速度センサ1205と、通信装置1206と、記憶装置1207と、ネットワークI/F1208と、GPS受信装置1209と、録音装置1210およびマイク1211と、を備える。そして、これらの装置がバスに接続されて相互にデータの受け渡しが行える構成となっている。
CPU1201は、各種プログラムを実行する他に本実施例に係る状態判別処理を実現するプログラムを実行する演算装置である。メモリ1202は、プログラムを実行するために使用される揮発性の記憶装置である。メモリ1202には、例えば、RAM(Random Access Memory)などを使用することができる。入力装置1203は、外部からのデータ入力手段である。入力装置1203には、例えば、入力キーやタッチスクリーンなどを使用することができる。表示装置1204は、データ等を表示するディスプレイである。加速度センサ1205は、携帯電話110にかかる加速度に応じて得られる電圧信号をMKS単位系の加速度データに変換して出力する。通信装置1206は、無線通信により電話網と接続する装置である。記憶装置1207は、携帯電話110が動作するために必要なプログラムやデータの他に本実施例に係る状態判別処理を実現するプログラムを記憶する不揮発性の記憶装置である。記憶装置1207には、例えば、EPROM(Erasable Programable Read Only Memory)などを使用することができる。ネットワークI/F1208は、ネットワーク130に接続する装置である。GPS受信装置1209は、GPSからGPS位置情報を受信する装置である。録音装置1210は、マイク1211から受信した音声信号をデジタルデータに変換して音声データを生成する装置である。
なお、メモリ1202および記憶装置1207などの携帯電話110に読取り可能な記憶媒体には、非一時的(non−transitory)な媒体を使用することができる。
以上に説明した実施例では、状態判別処理を携帯電話110で実現する場合について説明したが、情報処理装置1320によっても状態判別処理を実現することができる。
図13は、状態判別処理を実現する情報処理装置1320を使用したシステム1300の概要を説明する図である。
システム1300には、携帯電話1310と、情報処理装置1320と、情報処理装置1320にあらかじめ連絡先として登録されている端末装置120と、が含まれる。携帯電話1310と情報処理装置1320、および情報処理装置1320と端末装置120は、それぞれ互いにネットワーク130を介して通信可能に接続することができる。なお、携帯電話1310は、図12に示した構成要素と同様の構成要素を含むことができる。
携帯電話1310は、携帯電話1310の使用者111の例えば、腰部などに装着することができる。
携帯電話1310は、携帯電話1310に備わる図示しない加速度センサ1205から、携帯電話1310にかかる加速度、すなわち、携帯電話1310を装着している使用者111にかかる加速度の加速度データを取得し、取得した加速度データを情報処理装置1320に送信する。
また、携帯電話1310は、情報処理装置1320からの要求に応じて、GPS位置情報を取得して情報処理装置1320に通知することができる。また、携帯電話1310は、情報処理装置1320からの要求に応じて、使用者111の音声を録音した音声データを情報処理装置1320に送信することができる。
情報処理装置1320は、携帯電話1310から取得する加速度データを使用して、携帯電話1310が装着されている使用者111の状態を判別する。そして、情報処理装置1320は、その判別結果に応じたメッセージを端末装置120に送信する。情報処理装置1320の具体的な処理については、図7および図8に示したので説明は省略する。
図14は、情報処理装置1320による状態判別処理の概要を説明する図である。
情報処理装置1320は、加速度データ取得部1410と、上下移動距離測定部1420と、状態判別部1430と、異常時データ受信部1440と、通知部1450と、を備える。なお、情報処理装置1320には、ネットワーク130を介して携帯電話1310や端末装置120と通信を行うネットワークI/F(Interface)や状態判別処理を実現するためのプログラムなどを記憶する記憶装置なども含まれるが、説明を簡単にするために省略している。
加速度データ取得部1410は、携帯電話1310が送信する加速度データを受信する。そして、加速度データ取得部1410は、加速度センサ1205から取得した加速度データから重力加速度方向の成分の加速度の波形データ211を生成する。
また、異常時データ取得部1440は、必要に応じて、携帯電話1310に対してGPS位置情報を要求し、携帯電話1310から送られるGPS位置情報を受信する。また、異常時データ取得部1440は、必要に応じて、携帯電話1310に対して使用者111の音声(呼吸音)を録音した音声データを要求し、携帯電話1310から送られる音声データを受信する。
なお、上下移動距離測定部1420、状態判別部1430および通知部1450は、それぞれ図2に示した上下移動距離測定部220、状態判別部230および通知部250と同様なので説明は省略する。
情報処理装置1320には、一般的な情報処理装置、例えば、CPU、メモリ、キーボードなどの入力装置、表示装置、HDDなどの記憶装置、ネットワークI/Fなどを含む情報処理装置を使用することができる。そして、加速度データ取得部1410、上下移動距離測定部1420、状態判別部1430、異常時データ受信部1440、および通知部1450は、情報処理装置1320に含まれるCPUに所定のプログラムを実行させることによって実現することができる。
以上に説明した実施例において、例えば、加速度データ取得部210は、計測部の一例として挙げられる。また、上下移動距離測定部220は、算出部の一例として挙げられる。また、状態判別部230は、判別部の一例として挙げられる。
以上に説明したように、携帯電話110は、重力加速度方向に特定の値、実施例では0.4G以上の大きさの加速度を検出した場合、検出した加速度が、携帯電話110のみが落下したときの加速度か否かを判別する(ステップS716)。そして、携帯電話110は、検出した加速度が携帯電話110のみの落下によるものでないと判別した場合にだけ、使用者111の姿勢高さHと上下移動距離とから使用者111の状態を判別する。
その結果、携帯電話110は、携帯電話110が検出した加速度が携帯電話110のみの落下によるも場合に使用者111が転倒または転落したと判別するなどの誤判別をすることなく使用者111の状態を判別することができる。情報処理装置1320も、図7および図8に示した携帯電話110と同様の処理を行うので、携帯電話1310が検出した加速度が携帯電話1310のみの落下による場合に使用者111が転倒または転落したと判別するなどの誤判別をすることなく使用者111の状態を判別することができる。
また、携帯電話110は、特定の値以上の加速度を検出した場合、使用者111の状態を判別して端末装置120にメッセージを送信するので、携帯電話110のボタン操作ができないような深刻な状態も判別することができる。
また、携帯電話110は、特定の値以上の加速度を検出すると、端末装置120にメッセージを送信するので、水道、ガスまたは電気の使用状況などを利用して使用者111の異常を判別する非接触型の安否確認システムと違い、即座に使用者111の状態の異常を判別することができる。
また、携帯電話110は、使用者111が転送または転落したと判別すると、あらかじめ登録してある端末装置120にメッセージを送信するので、カメラなどで使用者111の状態を監視する安否確認システムと違い、監視する側の手間をかけずに使用者111の異常の状態を判別することができる。そして、携帯電話110は、使用者111のプライバシー問題を生じさせることなく使用者111の異常の状態を判別することができる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
使用者に装着されて前記使用者の状態を判別する状態判別装置において、
前記使用者にかかる重力加速度方向の加速度を計測する計測部と、
前記加速度から前記重力加速度方向の前記使用者の移動距離を算出し、算出した前記使用者の移動距離を使用して、前記状態判別装置が装着された前記使用者の特定部位の高さを算出する算出部と、
前記計測部が一定期間に計測した加速度のいずれかが特定の値以上の場合、前記計測部が一定期間に計測した加速度が、前記状態判別装置が地面落下したときの加速度の条件を満たさないときに、前記算出部が算出した前記特定部位の高さと、前記使用者の移動距離と、の関係から前記使用者の状態を判別する判別部と、
を備える状態判別装置。
(付記2)
前記判別部は、前記算出部が算出した前記特定部位の高さが前記使用者の移動距離以上の場合、前記使用者は転倒したと判別する、
ことを特徴とする付記1に記載の状態判別装置。
(付記3)
前記判別部は、前記算出部が算出した前記特定部位の高さが前記使用者の移動距離より小さい場合、前記使用者は転落したと判別する、
ことを特徴とする付記1に記載の状態判別装置。
(付記4)
前記計測部が一定期間に計測した加速度が、前記状態判別装置が地面に落下したときの加速度の条件を満たすと、前記状態判別装置の現在位置をあらかじめ決められた装置に通知する通知部をさらに備えることを特徴とする付記1に記載の状態判別装置。
(付記5)
姿勢毎にあらかじめ決められた身長と特定部位の高さとの関係にしたがって、前記使用者の姿勢毎の特定部位の高さを算出し、該算出した特定部位の高さそれぞれと、前記算出部で算出した前記特定部位の高さと、の比較から、前記使用者の姿勢を特定する特定手段、
をさらに備える付記1に記載の状態判別装置。
(付記6)
前記判別部は、前記加速度が前記特定の値より小さい場合であって、前記移動距離が、前記使用者が立位の姿勢のときの前記特定部位の高さと前記使用者が臥位の姿勢のときの前記特定部位の高さとの差以下の場合、前記使用者は姿勢を変更したと判別する、
ことを特徴とする付記5に記載の状態判別装置。
(付記7)
使用者に装着された状態判別装置を使用して前記使用者の状態を判別する状態判別方法において、
前記使用者にかかる重力加速度方向への加速度を計測し、
前記加速度から前記重力加速度方向への前記使用者の移動距離を算出し、算出した前記使用者の移動距離を使用して前記使用者の特定部位の高さを算出し、
一定期間に計測した加速度のいずれかが特定の値以上の場合、前記一定期間に計測した加速度が、前記状態判別装置が地面に落下したときの加速度の条件を満たさないときに、前記算出した前記特定部位の高さと、前記使用者の移動距離と、の関係から前記使用者の状態を判別する、
処理を前記状態判別装置に行わせる状態判別方法。
(付記8)
使用者に装着された状態判別装置を使用して前記使用者の状態を判別する状態判別のためのプログラムにおいて、
前記使用者にかかる重力加速度方向への加速度を計測し、
前記加速度から前記重力加速度方向への前記使用者の移動距離を算出し、算出した前記使用者の移動距離を使用して前記使用者の特定部位の高さを算出し、
一定期間に計測した加速度のいずれかが特定の値以上の場合、前記一定期間に計測した加速度が、前記状態判別装置が地面に落下したときの加速度の条件を満たさないときに、前記算出した前記特定部位の高さと、前記使用者の移動距離と、の関係から前記使用者の状態を判別する、
処理を前記状態判別装置に行わせるプログラム。
(付記9)
携帯端末装置と通信可能に接続することができ、前記携帯端末装置が装着された使用者の状態を判別する状態判別装置において、
前記携帯端末装置が計測した、前記使用者にかかる重力加速度方向への加速度を、前記携帯端末装置から受信する受信部と、
前記加速度から前記重力加速度方向への前記使用者の移動距離を算出し、算出した前記使用者の移動距離を使用して前記使用者の特定部位の高さを算出する算出部と、
前記受信部が一定期間に前記携帯端末装置から受信した加速度のいずれかが特定の値以上の場合、前記受信部が一定期間に前記携帯端末装置から受信した加速度が、前記状態判別装置が地面に落下したときの加速度の条件を満たさないときに、前記算出部が算出した前記特定部位の高さと、前記使用者の移動距離と、の関係から前記使用者の状態を判別する判別部と、
を備える状態判別装置。
110 携帯電話
120 端末装置
130 ネットワーク
210 加速度データ受信部
220 上下移動距離測定部
230 状態判別部
240 異常時データ取得部
250 通知部

Claims (6)

  1. 使用者に装着されて前記使用者の状態を判別する状態判別装置において、
    前記使用者にかかる重力加速度方向の加速度を計測する計測部と、
    前記加速度から前記重力加速度方向の前記使用者の移動距離を算出し、算出した前記使用者の移動距離を使用して、前記状態判別装置が装着された前記使用者の特定部位の高さを算出する算出部と、
    前記計測部が一定期間に計測した加速度のいずれかが特定の値以上の場合、前記計測部が一定期間に計測した加速度が、前記状態判別装置が地面落下したときの加速度の条件を満たさないときに、前記算出部が算出した前記特定部位の高さと、前記使用者の移動距離と、の関係から前記使用者の状態を判別する判別部と、
    を備える状態判別装置。
  2. 前記判別部は、前記算出部が算出した前記特定部位の高さが前記使用者の移動距離以上の場合、前記使用者は転倒したと判別する、
    ことを特徴とする付記1に記載の状態判別装置。
  3. 前記判別部は、前記算出部が算出した前記特定部位の高さが前記使用者の移動距離より小さい場合、前記使用者は転落したと判別する、
    ことを特徴とする付記1に記載の状態判別装置。
  4. 使用者に装着された状態判別装置を使用して前記使用者の状態を判別する状態判別方法において、
    前記使用者にかかる重力加速度方向への加速度を計測し、
    前記加速度から前記重力加速度方向への前記使用者の移動距離を算出し、算出した前記使用者の移動距離を使用して前記使用者の特定部位の高さを算出し、
    一定期間に計測した加速度のいずれかが特定の値以上の場合、前記一定期間に計測した加速度が、前記状態判別装置が地面に落下したときの加速度の条件を満たさないときに、前記算出した前記特定部位の高さと、前記使用者の移動距離と、の関係から前記使用者の状態を判別する、
    処理を前記状態判別装置に行わせる状態判別方法。
  5. 使用者に装着された状態判別装置を使用して前記使用者の状態を判別する状態判別のためのプログラムにおいて、
    前記使用者にかかる重力加速度方向への加速度を計測し、
    前記加速度から前記重力加速度方向への前記使用者の移動距離を算出し、算出した前記使用者の移動距離を使用して前記使用者の特定部位の高さを算出し、
    一定期間に計測した加速度のいずれかが特定の値以上の場合、前記一定期間に計測した加速度が、前記状態判別装置が地面に落下したときの加速度の条件を満たさないときに、前記算出した前記特定部位の高さと、前記使用者の移動距離と、の関係から前記使用者の状態を判別する、
    処理を前記状態判別装置に行わせるプログラム。
  6. 携帯端末装置と通信可能に接続することができ、前記携帯端末装置が装着された使用者の状態を判別する状態判別装置において、
    前記携帯端末装置が計測した、前記使用者にかかる重力加速度方向への加速度を、前記携帯端末装置から受信する受信部と、
    前記加速度から前記重力加速度方向への前記使用者の移動距離を算出し、算出した前記使用者の移動距離を使用して前記使用者の特定部位の高さを算出する算出部と、
    前記受信部が一定期間に前記携帯端末装置から受信した加速度のいずれかが特定の値以上の場合、前記受信部が一定期間に前記携帯端末装置から受信した加速度が、前記状態判別装置が地面に落下したときの加速度の条件を満たさないときに、前記算出部が算出した前記特定部位の高さと、前記使用者の移動距離と、の関係から前記使用者の状態を判別する判別部と、
    を備える状態判別装置。
JP2012235173A 2012-10-24 2012-10-24 状態判別装置、状態判別方法およびプログラム Expired - Fee Related JP6056372B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012235173A JP6056372B2 (ja) 2012-10-24 2012-10-24 状態判別装置、状態判別方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012235173A JP6056372B2 (ja) 2012-10-24 2012-10-24 状態判別装置、状態判別方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014083262A true JP2014083262A (ja) 2014-05-12
JP6056372B2 JP6056372B2 (ja) 2017-01-11

Family

ID=50786911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012235173A Expired - Fee Related JP6056372B2 (ja) 2012-10-24 2012-10-24 状態判別装置、状態判別方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6056372B2 (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000032167A (ja) * 1998-07-09 2000-01-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 携帯端末装置及びその紛失防止方法
JP2005237576A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Kansai Electric Power Co Inc:The 転倒判定装置
JP2006198073A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 体動検出機および体動検出機を備える携帯端末装置
JP2006254207A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Sharp Corp 加速度センサー付携帯端末
JP2007151948A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Kansai Electric Power Co Inc:The 転倒判定方法及びその装置
JP2008289676A (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Sysmex Corp 患者異常通知システム
JP2009163537A (ja) * 2008-01-08 2009-07-23 Hoya Corp 転倒判定システム、転倒判定方法、および転倒判定プログラム
JP2009223775A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Omron Healthcare Co Ltd 活動量計
JP2010246741A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Seiko Epson Corp 生体姿勢監視システム及び生体姿勢監視システムの制御方法
JP2012510309A (ja) * 2008-11-28 2012-05-10 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 転倒を検出する方法及び装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000032167A (ja) * 1998-07-09 2000-01-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 携帯端末装置及びその紛失防止方法
JP2005237576A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Kansai Electric Power Co Inc:The 転倒判定装置
JP2006198073A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 体動検出機および体動検出機を備える携帯端末装置
JP2006254207A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Sharp Corp 加速度センサー付携帯端末
JP2007151948A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Kansai Electric Power Co Inc:The 転倒判定方法及びその装置
JP2008289676A (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Sysmex Corp 患者異常通知システム
JP2009163537A (ja) * 2008-01-08 2009-07-23 Hoya Corp 転倒判定システム、転倒判定方法、および転倒判定プログラム
JP2009223775A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Omron Healthcare Co Ltd 活動量計
JP2012510309A (ja) * 2008-11-28 2012-05-10 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 転倒を検出する方法及び装置
JP2010246741A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Seiko Epson Corp 生体姿勢監視システム及び生体姿勢監視システムの制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6056372B2 (ja) 2017-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2867615B1 (en) A method of estimating the position of a device and an apparatus implementing the same
EP3084656B1 (en) Method for responding to a detected fall and apparatus for implementing the same
JP6112865B2 (ja) 加速度計測定サンプルから速度及び/又は変位を推定する方法
US20180333083A1 (en) Fall detection systems and methods
KR100988459B1 (ko) 낙상 감지 장치 및 방법
WO2017049957A1 (zh) 智能跌倒监护装置及其处理方法
JP5647240B2 (ja) 転倒防止
US9299235B2 (en) Portable electronic apparatus, and falling prediction method
US20170094450A1 (en) Crowdsourcing activity detection for group activities
CN106473749A (zh) 用于检测跌倒的装置、系统及方法
JP2011520205A (ja) 転倒検知システムにおける変位測定
KR101461306B1 (ko) 신체에 걸리는 방식으로 착용되는 낙상 감지 장치 및 그 방법 그리고 이를 이용한 낙상 사고 통합 관리 시스템 및 낙상 사고 관리 방법
JP6708980B2 (ja) 画像処理システム、画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム
JP5490490B2 (ja) 危険感知システム
US20230252881A1 (en) Systems, devices and methods for fall detection
CN112400191A (zh) 跌倒检测装置、检测对象跌倒的方法以及用于实施该方法的计算机程序产品
JP6056372B2 (ja) 状態判別装置、状態判別方法およびプログラム
JP2013003815A (ja) 転倒検出装置、転倒検出ユニット、転倒検出システムおよび転倒検出方法
KR20110022917A (ko) 사용자 적응형 행위 감지 장치 및 그 방법
TW201523202A (zh) 偵測系統、電子裝置以及偵測方法
TWI666618B (zh) 救災防護裝置及其系統
JP2018094141A (ja) 検知装置及び検知プログラム
US20220039695A1 (en) Monitoring a user
Hardjianto Fall Detection on Humans Using Threshold Method Based On Smartphone Accelerometer Data
Mahajan et al. Fall Detection System Using Tri-Accelerometer for Wireless Body Area Network

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160510

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6056372

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees