JP2014083161A - クッション及び座椅子 - Google Patents

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Shigehiko Nakamura
成彦 中村
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YAMASHO KK
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Abstract

【課題】ユーザーの体圧を分散させ「面」で優しく支える低反発ウレタンフォームの特徴を、一層心地よい使用感につなげることができるように工夫されたクッション及び座椅子を提供する。
【解決手段】座椅子10は、座部11と、背もたれ部12と、を有する。座部11は、低反発軟質モールドウレタン製の第1クッション部材21と、第1クッション部材の下方に位置し、第1クッション部材と比べて硬い軟質スラブウレタン製の第2クッション部材22と、第2クッション部材の下方に位置し、第2クッション部材と比べてさらに硬いチップウレタン製の第3クッション部材23と、第1クッション部材の表面に沿って位置する表層部材30と、を具備する。
【選択図】図2

Description

本発明は、クッション及び座椅子に関する。
クッションや座椅子において、所望の柔軟性を得るために低反発ウレタンフォームを用いることが提案されている(例えば、登録実用新案第3094789号公報)。低反発ウレタンフォームは、反発弾性が小さく衝撃吸収性に優れ、体を預けたときにゆっくりと沈みこむような心地よさを与える特徴を有している。しかしながら、従来の提案は、いまだ低反発ウレタンフォームの特徴を十分に生かしたものとは言えない。
登録実用新案第3094789号公報
本発明は、低反発ウレタンフォームがユーザーの体圧を分散させ「面」で優しく支える特徴に着目し、この特徴を、一層心地よい使用感につなげることができるように工夫されたクッション及び座椅子を提供することを課題とする。
本発明の1つの観点に係るクッションは、
低反発軟質モールドウレタン製のクッション部材と、
前記クッション部材の表面に沿って位置するスパンデックス製の表層部材と、
を具備する。
本発明の他の観点に係る座椅子は、
座部と、背もたれ部と、を有する座椅子であって、
前記座部は、
低反発軟質モールドウレタン製の第1クッション部材と、
前記第1クッション部材の下方に位置し、前記第1クッション部材と比べて硬い軟質スラブウレタン製の第2クッション部材と、
前記第2クッション部材の下方に位置し、前記第2クッション部材と比べてさらに硬いチップウレタン製の第3クッション部材と、
前記第1クッション部材の表面に沿って位置する表層部材と、
を具備する。
本発明の第1の実施形態に係るクッションを、表層部材の一部を破断して示す。 本発明の第2の実施形態に係る座椅子を、表層部材の一部を破断して示す。 本発明の第2の実施形態に係る座椅子の座部の断面を示す。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。以下に説明される各実施形態は、本発明の一例を示すものであって、本発明の内容を限定するものではない。また、各実施形態で説明される構成及び動作のすべてが本発明の構成及び動作として必須であるとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
<1.第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るクッションを示す。クッション1は、クッション部材2と、表層部材3とを備えている。図1は、表層部材3を一部破断して示すことにより、内部のクッション部材2の表面の一部を露出させて示している。なお、「クッション」は、2つの物の間に挟むことにより衝撃を吸収するもの一般を指すこともあるが、本発明においては、椅子などで用いられる柔らかいふとん(衝撃吸収材料を布地で覆ったもの)を指す。
<1−1.クッション部材>
クッション部材2は、低反発軟質モールドウレタンで構成されている。ここで、低反発軟質モールドウレタンとは、反発弾性率が0.5%〜30%の範囲内である軟質モールドウレタンを意味する。反発弾性率とは、JIS K 6400−3に準拠した反発弾性率を意味する。軟質モールドウレタンとは、硬さが20N〜300Nの範囲内であるモールドウレタンを意味する。硬さとは、JIS K 6400−2のA法に準拠した硬さを意味する。モールドウレタンとは、目的の形状に設計された金型内に材料を射出し、その金型内で発泡及び硬化させたポリウレタンフォームを意味する。クッション部材2の反発弾性率は、1%〜20%の範囲内でもよい。クッション部材2の硬さは、30N〜250Nの範囲内でもよい。
低反発軟質モールドウレタンは、連続気泡体であり、低反発軟質モールドウレタンの内部で隣り合う気泡の多くは連通している。しかし、低反発軟質モールドウレタンの表面では、金型の内側面と接触して気泡の多くがつぶれ、あるいは閉じている。これにより、低反発軟質モールドウレタンは、柔らかくてもヘタりにくいという特徴がある。また、低反発軟質モールドウレタンは、表面の気泡の多くがつぶれ、あるいは閉じているので、表層部材3との密着性が高いという特徴がある。
<1−2.表層部材>
表層部材3は、スパンデックスで構成されている。スパンデックスとは、ポリウレタンを主成分とした弾性繊維を意味する。スパンデックスは、伸縮性が高く、人肌との摩擦が小さいという特徴がある。また、スパンデックスは、低反発軟質モールドウレタン製のクッション部材2の表面との密着性が高いという特徴がある。
表層部材3は、クッション部材2の表面に接触していることが望ましい。表層部材3は、クッション部材2の全体を覆うように構成されていることが望ましい。クッション部材2の形状は、クッション1の用途に応じて任意の形状でよい。
<1−3.効果>
第1の実施形態によれば、表層部材3の伸縮性が高いので、ユーザーがクッション1に触れて圧力を加えたときのクッション部材2の圧縮変形に、表層部材3が十分に追随して伸縮できる。また、低反発軟質モールドウレタン製のクッション部材2の表面とスパンデックス製の表層部材3との密着性が高いので、クッション部材2の表面と表層部材3とが一体的に伸縮でき、ずれが起こりにくい。さらに、クッション部材2が低反発軟質モールドウレタンで構成され、ユーザーの体圧を分散させ「面」で優しく支えることができることと、表層部材3と人肌との摩擦が小さく肌触りがよいこととがあいまって、これまでにない、なめらかでとろけるような「ふわっと」した心地よい使用感を提供することができる。
<2.第2の実施形態>
図2は、本発明の第2の実施形態に係る座椅子を示す。図3は、この座椅子の座部の断面を示す。座椅子10は、座部11と、背もたれ部12とを備えている。座部11の内部から背もたれ部12の内部にわたって、金属パイプ13が配置されている。
座部11は、金属パイプ13の周囲に配置された、第1クッション部材21と、第2クッション部材22と、第3クッション部材23と、第4クッション部材24とを備えている。背もたれ部12においても、金属パイプ13の周囲にクッション部材(図示せず)が配置されていることが望ましい。これらのクッション部材の全体を、表層部材30が覆っている。
<2−1.表層部材>
表層部材30は、スパンデックスで構成されていることが望ましい。あるいは、表層部材30は、スパンデックス以外の繊維で構成された伸縮性の布で構成されていてもよい。スパンデックスの説明は上述の通りである。図2は、表層部材30を一部破断して示すことにより、第1、第2及び第4クッション部材21、22及び24の表面の一部を露出させて示している。表層部材30は、少なくとも第1クッション部材21の表面に接触していることが望ましい。表層部材30は、第2及び第4クッション部材22及び24の表面に接触していてもよいし、それらの表面との間に他の部材が入っていてもよい。
<2−2.第1クッション部材>
第1クッション部材21は、低反発軟質モールドウレタンで構成されている。低反発軟質モールドウレタンの説明は上述の通りである。第1クッション部材21の反発弾性率は、1%〜20%の範囲内でもよい。第1クッション部材21の硬さは、30N〜250Nの範囲内でもよい。第1クッション部材21の厚さは、第1及び第2クッション部材21及び22の厚さを合計した厚さの20%〜80%、さらに好ましくは、30%〜70%の範囲であることが望ましい。厚さとは、図3の上下方向の厚さを意味する。
<2−3.第2クッション部材>
第2クッション部材22は、第1クッション部材21より下層に位置している。第2クッション部材22は、第1クッション部材21と比べてわずかに硬いことが望ましい。硬さの説明は上述の通りである。また、第2クッション部材22は、第1クッション部材21と比べて反発弾性率が大きいことが望ましい。反発弾性率の説明は上述の通りである。第2クッション部材22は、低反発のポリウレタンフォームで構成される必要はなく、反発弾性率が30%を超えていてもよい。
第2クッション部材22は、軟質スラブウレタンで構成されている。ここで、軟質スラブウレタンとは、硬さが20N〜300Nの範囲内であるスラブウレタンを意味する。スラブウレタンとは、材料を発泡及び硬化させた後、目的の形状に切り出したポリウレタンフォームを意味する。第2クッション部材22の硬さは、30N〜250Nの範囲内でもよい。
軟質スラブウレタンは、連続気泡体であり、軟質スラブウレタンの内部で隣り合う気泡の多くは連通している。さらに、軟質スラブウレタンの表面でも、気泡の多くが外部と連通している。軟質スラブウレタンは、大型のブロック状に発泡させた後で目的の形状に切り出すことにより、安価で大量に製造できるという特徴がある。第1及び第2クッション部材21及び22の厚さを合計した厚さは、第1〜第3クッション部材21〜23の厚さを合計した厚さの50%〜97%、さらに好ましくは、70%〜95%の範囲であることが望ましい。厚さの説明は上述の通りである。
<2−4.第3クッション部材>
第3クッション部材23は、第2クッション部材22より下層に位置している。第3クッション部材23の側面に、金属パイプ13が位置している。第3クッション部材23は、第2クッション部材22と比べてさらに硬いことが望ましい。なお、硬さの説明は上述の通りである。
第3クッション部材23は、チップウレタンで構成されている。ここで、チップウレタンとは、低反発軟質モールドウレタンや軟質スラブウレタン等を破裁し、接着剤を添加し、圧縮させて一体化させたものを意味する。チップウレタンは、低反発軟質モールドウレタンや軟質スラブウレタンの製造時における端材やリサイクル品を利用して製造できるので、資源を有効利用できるという特徴がある。また、低反発軟質モールドウレタンや軟質スラブウレタンよりも硬くすることができる。
<2−5.第4クッション部材>
第4クッション部材24は、第2クッション部材22より下層で、第3クッション部材23及び金属パイプ13を覆うように位置している。第4クッション部材24は、軟質スラブウレタンで構成されている。第4クッション部材24は、低反発のポリウレタンフォームで構成される必要はなく、反発弾性率が30%を超えていてもよい。反発弾性率の説明は上述の通りである。第4クッション部材24は、第2クッション部材22より密度が低くてもよい。
<2−6.効果>
第2の実施形態によれば、第1〜第4クッション部材21〜24のうち最上層が低反発軟質モールドウレタン製の第1クッション部材21となっており、第1クッション部材21の表面に沿ってスパンデックス製の表層部材30が位置している。従って、第1の実施形態と同等の使用感を提供することができる。
また、第2の実施形態によれば、第1クッション部材21に比べて硬さのある第2クッション部材22と、さらに硬い第3クッション部材23とが順番に下層に配置されているので、ユーザーが座部11に座ったときの底つき感を低減できる。
さらに、柔らかさとヘタりにくさの両立が求められる第1クッション部材21に比べて、第2クッション部材22は硬くてもよいので、高価な低反発軟質モールドウレタンではなく、軟質スラブウレタンであってもヘタりにくさを実現できる。
さらにまた、第3クッション部材23としてチップウレタンを採用することにより、資源の有効利用と、底つき感を低減する硬さを実現できる。
1…クッション、2…クッション部材、3…表層部材、10…座椅子、11…座部、12…背もたれ部、13…金属パイプ、21…第1クッション部材、22…第2クッション部材、23…第3クッション部材、24…第4クッション部材、30…表層部材

Claims (3)

  1. 低反発軟質モールドウレタン製のクッション部材と、
    前記クッション部材の表面に沿って位置するスパンデックス製の表層部材と、
    を具備するクッション。
  2. 座部と、背もたれ部と、を有する座椅子であって、
    前記座部は、
    低反発軟質モールドウレタン製の第1クッション部材と、
    前記第1クッション部材の下方に位置し、前記第1クッション部材と比べて硬い軟質スラブウレタン製の第2クッション部材と、
    前記第2クッション部材の下方に位置し、前記第2クッション部材と比べてさらに硬いチップウレタン製の第3クッション部材と、
    前記第1クッション部材の表面に沿って位置する表層部材と、
    を具備する座椅子。
  3. 座部と、背もたれ部と、を有する座椅子であって、
    前記座部は、
    低反発軟質モールドウレタン製のクッション部材と、
    前記クッション部材の表面に沿って位置するスパンデックス製の表層部材と、
    を具備する座椅子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5669980B1 (ja) * 2014-09-02 2015-02-18 株式会社プリンセスキャッスル クッション

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