JP2014082708A - 移動体通信端末装置の試験システムおよび試験方法 - Google Patents

移動体通信端末装置の試験システムおよび試験方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ハンドオーバやインターラットの後に、移動体通信端末装置とサーバとの間の通信を維持する移動体通信端末装置の試験システムおよび試験方法を提供する。
【解決手段】試験システムは、移動体通信端末装置70と信号を送受信することで基地局を擬似する複数の擬似基地局装置50と、移動体通信端末装置と各種信号の送受信を行う通信対向装置20と、アドレス解決プロトコルを実行するアドレス解決装置30と、アドレス解決装置といずれか1つの擬似基地局装置との間の通信経路を確立するためのアドレス管理テーブル40tを有する中継装置40とを備え、複数の擬似基地局装置が、アドレス解決装置のアドレス解決プロトコルの実行に伴うアドレス解決要求に応答しないように設定可能であり、中継装置のアドレス管理テーブルが、複数の擬似基地局装置のいずれか1つの擬似基地局装置のアドレス解決要求に対する応答により更新される。
【選択図】図1

Description

本発明は、同一または異なる通信規格で基地局と通信することができる移動体通信端末装置とサーバとの通信状態を確認するために、複数の擬似基地局装置とサーバとを中継装置を介してネットワーク接続した移動体通信端末装置の試験システムおよび試験方法に関する。
例えば携帯端末装置等の新規な移動体通信端末装置を開発するにあたって、その開発中の移動体通信端末装置が基地局との間で正常に動作することを確認する必要がある。しかし、その開発中の移動体通信端末装置を、実際に稼働している基地局に接続してその移動体通信端末装置の動作の確認の試験をすることはできない。
そこで、実際の基地局と同様の機能を有する擬似基地局装置に、その開発中の移動体通信端末装置を接続し、その移動体通信端末装置と擬似基地局装置との間で各種通信情報を送受信することにより、その移動体通信端末装置が正常に動作するか否かの試験を行っている。
その試験においては、規定の通信プロトコルに基づいて移動体通信端末装置と擬似基地局装置との間で通信を実行させ、その通信シーケンスのログ情報を取得し、移動体通信端末装置が正常に動作しなかった場合に、そのログ情報に基づいてその正常に動作しなかった原因の究明を行えるようになっている。従来、この種の装置として、特許文献1の試験装置が知られている。
特許文献1記載の試験装置は、試験対象の通信端末との間で通信を行うために、通信の手順を制御する制御部と、通信における階層化された通信プロトコルを制御すると共に、通信シーケンス及び通信内容を時刻情報と共にログ情報として抽出するプロトコルスタックと、プロトコルスタックで抽出されたログ情報を取得するログ取得部と、ログ取得部が取得したログ情報を記憶するメイン記憶部と、メイン記憶部に記憶されたログ情報を表示する表示部とを備えた試験装置において、ログ取得部が取得したログ情報を順次所定の期間記憶する一時記憶部と、一時記憶部から一部のログ情報を選択的に抽出するための条件を設定する設定部とを備え、制御部は、設定部で設定された条件に基づき、一時記憶部から条件にあったログ情報を検出すると共に、検出されたログ情報とログ情報に連続する前後の少なくとも一方のログ情報とをメイン記憶部に記憶させる。
この構成により、特許文献1記載の試験装置は、携帯電話やモバイル端末等の通信端末の性能評価等の試験を行うため、通信端末との間で通信を行い、通信時のログ情報や測定データ等の各種情報を記憶することができるようになっている。
一方、実際に稼働している通信システムでは、移動体通信端末装置が移動する際に、同じ通信方式の基地局間で移動体通信端末装置との通信が切り替わるハンドオーバや、異なる通信方式の基地局間で移動体通信端末装置との通信が切り替わるインターラット(inter-RAT)が行われている。このような装置として、特許文献2の試験装置が知られている。
特許文献2記載の試験装置は、同一または異なる通信方式の二つの端末機器が接続可能となっている接続部と、共通バスに接続され、それぞれ通信方式に応じたプログラム及び測定指示を受けて、それを実行することにより、接続部に接続可能となっている端末機器をそれぞれ制御する信号を含む試験信号を出力する第1及び第2の端末制御手段と、共通バスに接続され、第1及び第2の端末制御手段からの試験信号に応答したそれぞれの端末機器からの応答信号を受けて、測定指示で定められた条件の測定を行う測定部と、共通バスを介して、予め第1及び第2の端末制御手段に対し、端末機器の通信方式に応じたプログラムを供給するとともに、測定指示を出力するトータル制御手段とを備える。
この構成により、複数の通信方式、複数端末機器のパラレル測定、測定項目のパラレル測定、タイミングの重要なハンドオーバ等の各種の測定を適宜選択して実行することができる。
特開2009−147640号公報 特開2005−12274号公報
しかし、特許文献1記載の試験装置は、1つの変復調部を備え、試験装置の制御部の制御指令により、試験対象の通信端末との間で無線信号の送受及び変復調を行うものであり、移動体通信端末装置と複数の基地局間との間での通信の切り替えは想定していない。
それに対し、特許文献2記載の試験装置は、2つの擬似基地局装置を備えていてハンドオーバ試験を行うことができる。
一方、実際のネットワークは、図13に示すように、複数の基地局とサーバとが通信事業者ネットワークを介して接続されている。特許文献1記載の試験装置も特許文献2記載の試験装置も、そのようなネットワーク接続された構成を備えるものでないため、そのようなネットワーク接続された構成においてハンドオーバやインターラットの際の移動体通信端末装置の動作を確認することができない。また、図13に示すような実際のネットワークでは、通信事業者ネットワークにアドレス解決手段が設けられているが、試験装置ではそのようなアドレス解決手段を設けることはできないため、擬似基地局装置が移動体通信端末装置のIPアドレスを偽装することが考えられている。
図14のように単一の擬似基地局装置とサーバとをネットワーク接続した試験装置では、擬似基地局装置が移動体通信端末装置のIPアドレスを偽装しても、ハンドオーバやインターラットが行われないため、サーバと移動体通信端末装置との間の通信は維持される。
しかし、複数の擬似基地局装置とサーバとをネットワーク接続した試験装置では、擬似基地局装置が移動体通信端末装置のIPアドレスを偽装すると、複数の擬似基地局装置が同一のIPアドレスを偽装することになるため、ハンドオーバやインターラットの後には、移動体通信端末装置とサーバとの間の通信が維持できなくなり、移動体通信端末装置の動作の確認ができなくなる。
以上の課題を解消する観点から、本発明は、複数の擬似基地局装置とサーバとを中継装置を介してネットワーク接続した試験システムにおいて、複数の擬似基地局装置が移動体通信端末装置のIPアドレスを偽装した場合に、ハンドオーバやインターラットによって移動体通信端末装置の接続先の擬似基地局装置が変わった場合であっても、ハンドオーバやインターラットの後に、移動体通信端末装置とサーバとの間の通信を維持できる試験システムおよび試験方法を提供することを目的とする。
そこで、本発明の請求項1に係る移動体通信端末装置の試験システムは、移動体通信端末装置(70)と信号を送受信することで基地局を擬似する複数の擬似基地局装置(50)と、前記複数の擬似基地局装置のいずれか1つの擬似基地局装置を経由して前記移動体通信端末装置と各種信号の送受信を行う通信対向装置(20)と、アドレス解決プロトコルを実行するアドレス解決装置(30)と、前記アドレス解決装置と前記複数の擬似基地局装置のいずれか1つの擬似基地局装置との間の通信経路を確立するためのアドレス管理テーブル(40t)を有する中継装置(40)とを備え、前記複数の擬似基地局装置が、前記アドレス解決装置のアドレス解決プロトコルの実行に伴うアドレス解決要求に応答しないように設定可能であり、前記中継装置の前記アドレス管理テーブルが、前記複数の擬似基地局装置のいずれか1つの擬似基地局装置の前記アドレス解決要求に対する応答により更新されることを特徴とする。
この構成により、本発明の請求項1に係る移動体通信端末装置の試験システムは、複数の擬似基地局装置が移動体通信端末装置のIPアドレスを偽装した場合に、ハンドオーバやインターラットによって移動体通信端末装置の接続先の擬似基地局装置が変わった場合であっても、ハンドオーバやインターラットの後に、移動体通信端末装置とサーバとの間の通信を維持できる。
本発明の請求項2に係る移動体通信端末装置の試験システムでは、前記移動体通信端末装置は、少なくとも1つの通信方式に従って通信可能なことを特徴とする。
この構成により、本発明の請求項2に係る移動体通信端末装置の試験システムは、どのような通信方式にも対応することができる。
本発明の請求項3に係る移動体通信端末装置の試験システムでは、前記少なくとも1つの通信方式は、W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、LTE(Long Term Evolution)、CDMA2000(Code Division Multiple Access 2000)、EVDO(Evolution Data Only)、TD‐SCDMA(Time Division Synchronous Code Division Multiple Access)から選択されることを特徴とする。
この構成により、本発明の請求項3に係る移動体通信端末装置の試験システムは、どのような通信方式にも対応することができる。
本発明の請求項4に係る移動体通信端末装置の試験システムでは、前記複数の擬似基地局装置と前記移動体通信端末装置との間での通信の切り替えはハンドオーバまたはインターラットによって実行されることを特徴とする。
この構成により、本発明の請求項4に係る移動体通信端末装置の試験システムは、ハンドオーバやインターラットによって移動体通信端末装置の接続先の擬似基地局装置が変わった場合であっても、ハンドオーバやインターラットの後に、移動体通信端末装置とサーバとの間の通信を維持できる。
本発明の請求項5に係る移動体通信端末装置の試験システムでは、前記複数の擬似基地局装置の1つが前記アドレス解決装置の機能を備えることを特徴とする。
この構成により、本発明の請求項5に係る移動体通信端末装置の試験システムは、多くの通信方式の種類に対応するために擬似基地局装置を増加した場合であっても、試験システムの小型化を図ることが可能になる。
本発明の請求項6に係る移動体通信端末装置の試験システムでは、前記アドレス解決装置が前記複数の擬似基地局装置の1つの機能を備えることを特徴とする。
この構成により、本発明の請求項6に係る移動体通信端末装置の試験システムは、多くの通信方式の種類に対応するために擬似基地局装置を増加した場合であっても、試験システムの小型化を図ることが可能になる。
本発明の請求項7に係る移動体通信端末装置の試験システムでは、前記中継装置の前記アドレス管理テーブルが、前記アドレス解決装置のアドレス解決プロトコルの実行に伴うアドレス解決要求に応答した1つの前記擬似基地局装置のMACアドレスと該擬似基地局装置の接続されている前記中継装置のポート番号とを保持することを特徴とする。
この構成により、本発明の請求項7に係る移動体通信端末装置の試験システムは、イーサネット(登録商標)通信においてARPプロトコルに対応することができる。
また、本発明の請求項8に係る移動体通信端末装置の試験システムを用いた移動体通信端末装置の試験方法は、移動体通信端末装置(70)と信号を送受信することで基地局を擬似する複数の擬似基地局装置(50)と、前記複数の擬似基地局装置のいずれか1つの擬似基地局装置を経由して前記移動体通信端末装置と各種信号の送受信を行う通信対向装置(20)と、アドレス解決プロトコルを実行するアドレス解決装置(30)と、前記アドレス解決装置と前記複数の擬似基地局装置のいずれか1つの擬似基地局装置との間の通信経路を確立するためのアドレス管理テーブル(40t)を有する中継装置(40)とを備える移動体通信端末装置の試験システムを用いた移動体通信端末装置の試験方法において、前記複数の擬似基地局装置の内の1つを除いて、前記アドレス解決装置のアドレス解決プロトコルの実行に伴うアドレス解決要求に応答しないように設定する工程と、前記中継装置の前記アドレス管理テーブルを、前記複数の擬似基地局装置のいずれか1つの擬似基地局装置の前記アドレス解決要求に対する応答により更新する工程とを含むことを特徴とする。
この構成により、本発明の請求項8に係る移動体通信端末装置の試験方法は、複数の擬似基地局装置が移動体通信端末装置のIPアドレスを偽装した場合に、ハンドオーバやインターラットによって移動体通信端末装置の接続先の擬似基地局装置が変わった場合であっても、ハンドオーバやインターラットの後に、移動体通信端末装置とサーバとの間の通信を維持できる。
また、本発明の請求項9に係る移動体通信端末試験システムは、基地局の動作を模擬して試験対象の移動体通信端末(70)と所定の移動体通信規格に従って通信を行うとともに当該通信に含まれる試験データを当該試験データの通信先に中継する複数の擬似基地局装置(50)と、前記移動体通信端末に設定されるIPアドレスを通信先として、前記試験データの通信を行う通信対向装置(20)と、複数の通信ポート(Port0,Port1,Port2)と、前記通信ポートと当該通信ポートの接続先のMACアドレスとを対応付けて記憶するアドレス管理部(40t)とを有し、これら複数の通信ポートにそれぞれ接続される前記通信対向装置と前記複数の擬似基地局装置との間の通信を前記アドレス管理部に従って中継する中継装置(40)と、前記通信対向装置と前記中継装置との間に配置されて前記通信対向装置と前記中継装置との通信を転送するとともに、前記通信対向装置からの通信の転送先となる前記擬似基地局装置のMACアドレスを取得するためのアドレス解決要求を前記複数の擬似基地局装置に向けて送信可能にされたアドレス解決装置(30)と、前記アドレス解決装置および前記複数の擬似基地局装置をそれぞれ制御する試験制御装置(10)と、を備えた移動体通信端末試験システム(100)であって、前記複数の擬似基地局装置は、第1の擬似基地局装置(51)および第2の擬似基地局装置(52)を含み、前記第1の擬似基地局装置および第2の擬似基地局装置は、前記移動体通信端末と同一のIPアドレスが設定されており、前記試験制御装置は、前記移動体通信端末の接続先が前記第1の擬似基地局装置であるときに、前記第2の擬似基地局装置を前記アドレス解決要求に応答しないように制御してから、前記アドレス解決装置を前記アドレス解決要求を送信するように制御するとともに、前記移動体通信端末の接続先が前記第1の擬似基地局装置から前記第2の擬似基地局装置に切り替わったときに、前記第1の擬似基地局装置を前記アドレス解決要求に応答しないように制御してから、前記アドレス解決装置を前記アドレス解決要求を送信するように制御し、前記中継装置は、前記アドレス解決要求に対する応答であるアドレス解決応答を前記第1の擬似基地局装置または前記第2の擬似基地局装置が送信したときに、当該アドレス解決応答を受けた前記通信ポートと当該アドレス解決応答に含まれる前記第1の擬似基地局装置または前記第2の擬似基地局装置のMACアドレスとを対応付けて前記アドレス管理部に記憶し、前記アドレス解決装置は、前記アドレス解決応答に含まれる前記第1の擬似基地局装置または前記第2の擬似基地局装置のMACアドレスを前記通信対向装置からの通信の転送先として取得し、前記アドレス解決装置および前記中継装置並びに前記第1の擬似基地局装置または前記第2の擬似基地局装置を介して、前記通信対向装置と前記移動体通信端末との間で前記試験データの通信を行うことを特徴とする。
この構成により、本発明の請求項9に係る移動体通信端末試験システムは、複数の擬似基地局装置が移動体通信端末装置のIPアドレスを偽装した場合に、ハンドオーバやインターラットによって移動体通信端末装置の接続先の擬似基地局装置が変わった場合に、接続先が変わる前の擬似基地局装置をアドレス解決要求に応答しないように制御した後に、アドレス解決装置をアドレス解決要求を送信するように制御するので、ハンドオーバやインターラットの後に、確実に、移動体通信端末装置とサーバとの間での通信を維持できる。
また、本発明の請求項10に係る移動体通信端末試験方法は、基地局の動作を模擬して試験対象の移動体通信端末(70)と所定の移動体通信規格に従って通信を行うとともに当該通信に含まれる試験データを当該試験データの通信先に中継する複数の擬似基地局装置(50)と、前記移動体通信端末に設定されるIPアドレスを通信先として、前記試験データの通信を行う通信対向装置(20)と、複数の通信ポート(Port0,Port1,Port2)と、前記通信ポートと当該通信ポートの接続先のMACアドレスとを対応付けて記憶するアドレス管理部(40t)とを有し、これら複数の通信ポートにそれぞれ接続される前記通信対向装置と前記複数の擬似基地局装置との間の通信を前記アドレス管理部に従って中継する中継装置(40)と、前記通信対向装置と前記中継装置との間に配置されて前記通信対向装置と前記中継装置との通信を転送するとともに、前記通信対向装置からの通信の転送先となる前記擬似基地局装置のMACアドレスを取得するためのアドレス解決要求を前記複数の擬似基地局装置に向けて送信可能にされたアドレス解決装置(30)と、を備えた移動体通信端末試験システム(100)を用いた移動体通信端末試験方法であって、前記複数の擬似基地局装置は、第1の擬似基地局装置(51)および第2の擬似基地局装置(52)を含み、前記第1の擬似基地局装置および第2の擬似基地局装置に、前記移動体通信端末と同一のIPアドレスを設定する工程と、前記移動体通信端末の接続先を前記第1の擬似基地局装置とする工程と、前記第2の擬似基地局装置に対して前記アドレス解決要求に応答しないように制御する第1の制御を行う工程と、前記第1の制御の後に、前記アドレス解決装置に対して前記アドレス解決要求を送信するように制御する第2の制御を行う工程と、前記第2の制御の前記アドレス解決要求に対する応答である第1のアドレス解決応答を前記第1の擬似基地局装置が送信したときに、前記中継装置が、当該第1のアドレス解決応答を受けた前記通信ポートと当該アドレス解決応答に含まれる前記第1の擬似基地局装置のMACアドレスとを対応付けて前記アドレス管理部に記憶する工程と、前記アドレス解決装置が、前記第1のアドレス解決応答に含まれる前記第1の擬似基地局装置のMACアドレスを前記通信対向装置からの通信の転送先として取得する工程と、前記アドレス解決装置、前記中継装置および前記第1の擬似基地局装置を介して、前記通信対向装置と前記移動体通信端末との間で前記試験データの通信を行う工程と、前記移動体通信端末の接続先を前記第1の擬似基地局装置から前記第2の擬似基地局装置に切り替える工程と、当該切替の後に、前記第1の擬似基地局装置に対して前記アドレス解決要求に応答しないように制御する第3の制御を行う工程と、前記第3の制御の後に、前記アドレス解決装置に対して前記アドレス解決要求を送信するように制御する第4の制御を行う工程と、前記第4の制御の前記アドレス解決要求に対する応答である第2のアドレス解決応答を前記第2の擬似基地局装置が送信したときに、前記中継装置が、当該第2のアドレス解決応答を受けた前記通信ポートと当該アドレス解決応答に含まれる前記第2の擬似基地局装置のMACアドレスとを対応付けて前記アドレス管理部に記憶する工程と、前記アドレス解決装置が、前記第2のアドレス解決応答に含まれる前記第2の擬似基地局装置のMACアドレスを前記通信対向装置からの通信の転送先として取得する工程と、前記アドレス解決装置、前記中継装置および前記第2の擬似基地局装置を介して、前記通信対向装置と前記移動体通信端末との間で前記試験データの通信を行う工程と、を含むことを特徴とする。
この構成により、本発明の請求項10に係る移動体通信端末試験方法は、複数の擬似基地局装置が移動体通信端末装置のIPアドレスを偽装した場合に、ハンドオーバやインターラットによって移動体通信端末装置の接続先の擬似基地局装置が変わった場合に、接続先が変わる前の擬似基地局装置をアドレス解決要求に応答しないように制御した後に、アドレス解決装置をアドレス解決要求を送信するように制御するので、ハンドオーバやインターラットの後に、確実に、移動体通信端末装置とサーバとの間での通信を維持できる。
本発明によると、複数の擬似基地局装置とサーバとを中継装置を介してネットワーク接続した試験システムにおいて、複数の擬似基地局装置が移動体通信端末装置のIPアドレスを偽装した場合に、ハンドオーバやインターラットによって移動体通信端末装置の接続先の擬似基地局装置が変わった場合であっても、ハンドオーバやインターラットの後に、移動体通信端末装置とサーバとの間の通信を維持できる試験システムおよび試験方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る試験システムのブロック構成図である。 図1に示す試験システムの一実施形態に係るアドレス解決装置のブロック図である。 図1に示す試験システムにおいてサーバと移動体通信端末装置との間で通信を確立するための試験システムにおける手順のフローチャートである。 図3に示すフローチャートのステップS10における試験システムの動作の一例を示す図である。 図3に示すフローチャートのステップS20における試験システムの動作の一例を示す図である。 図3に示すフローチャートのステップS30における試験システムの動作の一例を示す図である。 図3に示すフローチャートのステップS40における試験システムの動作の一例を示す図である。 図3に示すフローチャートのステップS50における試験システムの動作の一例を示す図である。 図3に示すフローチャートのステップS60における試験システムの動作の一例を示す図である。 図3に示すフローチャートのステップS70における試験システムの動作の一例を示す図である。 図3に示すフローチャートのステップS80における試験システムの動作の一例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る試験システムのブロック構成図である。 従来からのネットワークの簡略化した構成の一例を示す図である。 従来のハンドオーバやインターラットを行わない試験システムの一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る試験システム100について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る試験システム100のブロック構成を示す。試験システム100は、擬似基地局装置(#1)51と擬似基地局装置(#2)52との2つの擬似基地局装置を備える。ここで、#1および#2の符号は2つの擬似基地局装置を区別するためのみに用いており、主従等の関係を意味するものではない。
被試験端末の移動体通信端末装置(単に、「移動体通信端末」ともいう)70と擬似基地局装置51または擬似基地局装置52とが、結合器60を介して同軸ケーブルで接続されている。同軸ケーブルに流れる信号としてはRF信号が用いられるが、移動体通信端末装置70としての試験ではなくそのチップセットとしての試験を行う場合には、RF信号ではなくそのベース帯域のデジタルIQ信号であってもよい。
結合器60は、移動体通信端末装置70と擬似基地局装置51,52との間で送受信される信号を結合および分配する。ただし、結合器60を用いずに、移動体通信端末装置70にアンテナを設けて、移動体通信端末装置70と擬似基地局装置51または擬似基地局装置52とを無線信号で接続するようにしてもよい。
移動体通信端末装置70は、1つまたは2以上の通信方式に対応するもので、通信方式としては、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)、CDMA2000(Code Division Multiple Access 2000)、LTE(Long Term Evolution)、EVDO(Evolution Data Only)、TD‐SCDMA(Time Division Synchronous Code Division Multiple Access)等がある。
擬似基地局装置51,52は実際の基地局と同様の対応機能を有する。両者とも同様なハード構成を持ち、各々が、RAMおよびCPUを有する。RAMには移動体通信端末装置70の上記のような1または2以上の通信方式を制御するために必要なプログラムが記憶されていて、通信方式に沿った試験信号を移動体通信端末装置70に送信する。また、各擬似基地局装置51,52は、移動体通信端末装置70からの試験信号に対する応答信号を受信して信号の解析を行う。
試験システム100は、移動体通信端末装置70から指定される通信先となる通信対向装置(以下、「サーバ」ともいう。)20を備える。通信対向装置20は、例えば、ネットワークに接続されたサーバコンピュータ機能を有するもので、クライアントとなる移動体通信端末装置70からの要求に応じてその移動体通信端末装置70に例えば画像データ等の試験データを提供する。
通信対向装置20と擬似基地局装置51および擬似基地局装置52との間には中継装置40が接続されている。中継装置40としてスイッチングハブやルーターを用いてもよい。中継装置40は、ブリッジとして機能し、移動体通信端末装置70または通信対向装置20から送られてきたデータを解析して宛先を検出し、送り先の通信対向装置20または移動体通信端末装置70にデータを送信する。このため、中継装置40は、アドレス管理テーブル40tを備える。
また、通信対向装置20と中継装置40との間には、アドレス解決装置30が接続されている。アドレス解決装置30は、通信対向装置20と擬似基地局装置51,52との間での通信の際のアドレス解決を行うもので、特に、詳しくは後述のとおり、擬似基地局装置51および擬似基地局装置52が同一のIPアドレスを偽装し、ハンドオーバまたはインターラット(以下、「ハンドオーバ等」という)が実行されて、移動体通信端末装置70の接続先の擬似基地局装置が変わるときに、接続先の擬似基地局装置のアドレス解決をする。このため、アドレス解決装置30は、ARPテーブル30tを有する。
さらに、試験システム100は試験制御装置10を備える。試験制御装置10は、試験システム100内の上記の各装置の動作を制御する。その制御信号に基づいて、擬似基地局装置51および擬似基地局装置52は、記憶している通信手順や試験手順を示すシナリオに沿って移動体通信端末装置70と所定の試験通信を実行する。例えば、PN信号によりエラー率を確認するための試験が該当する。
図2は、アドレス解決装置30のブロック図を示す。アドレス解決装置30は、通信対向装置20と移動体通信端末装置70とのそれぞれの間で信号の転送を行う転送処理部32を備える。転送処理部32は、通信速度が1Gbpsの通信対向装置側I/F31および中継装置側I/F33を経由してそれぞれ通信対向装置20および中継装置40に接続されている。
転送処理部32には、通信対向装置20との通信のために、通信対向装置側I/Fの設定情報記憶部34と、サーバ側ARPテーブルを格納する通信対向装置側I/Fのアドレス解決情報記憶部35とが接続されている。また、転送処理部32には、中継装置40との通信のために、中継装置側I/Fの設定情報記憶部37と、HUB側ARPテーブルを格納する中継装置側I/Fのアドレス解決情報記憶部36とが接続されている。それらの記憶部は制御部39を経由して試験制御装置10に接続されている。
サーバ側ARPテーブルおよびHUB側ARPテーブルによってARPテーブル30tが構成されている。
制御部39には、入力装置を備える操作部38が接続されていて、アドレス解決装置30に擬似アドレスを設定することができる。
なお、通信対向装置20とアドレス解決装置30との間、アドレス解決装置30と中継装置40との間、中継装置40と擬似基地局装置51との間、中継装置40と擬似基地局装置52との間は、それぞれGbE(Gigabit Ethernet(登録商標))で接続されている。
次に、図3と図4から図11とを参照しながら、通信対向装置20と移動体通信端末装置70との間で通信を確立するために試験システム100において実行される手順を説明する。概略を説明すると、擬似基地局装置51,52の両方に移動体通信端末装置70のIPアドレスを設定するが、擬似基地局装置51,52の一方を経由して通信対向装置20と移動体通信端末装置70との間で通信を行わせ、次に、ハンドオーバ等を行って、擬似基地局装置51,52の他方を経由して通信対向装置20と移動体通信端末装置70との間で通信を行わせる。
詳細に説明する。ステップS10において、アドレス解決装置30の操作部38によって通信対向装置側I/Fの設定情報記憶部34に、移動体通信端末装置70のIPアドレスと同じIPアドレスを設定(偽装)する。例えば、移動体通信端末装置70のIPアドレスを192.168.0.1とすると、設定情報記憶部34にアドレス解決装置30の通信対向装置側I/FのIPアドレスとして、それと同一の192.168.0.1を記憶させる。
ステップS10において、次に、擬似基地局装置51,52の両方に、移動体通信端末装置70のIPアドレスと同じIPアドレスを設定(偽装)するとともに、擬似基地局装置52に、アドレス解決装置30からのARP要求に対し応答しないように設定を行う。また、アドレス解決装置30の操作部38によって、中継装置側I/Fの設定情報記憶部37に、通信対向装置20のIPアドレスと同じIPアドレスを設定(偽装)する。例えば、通信対向装置20のIPアドレスを192.168.0.2とすると、設定情報記憶部37にアドレス解決装置30の中継装置側I/FのIPアドレスとして、それと同一の192.168.0.2を記憶させる。
ステップS10における各設定後の状態を図4に示す。その図に示すように、BTS#1,#2(擬似基地局装置51,52)に、UE(移動体通信端末装置70)のIPアドレスと同じ192.168.0.1が設定される。ただし、BTS#1,#2のMACアドレスは、それぞれ、YYYおよびZZZである。
なお、本来、MACアドレスは48ビットの符号であるが、ここでは説明を容易にするために簡略化している。
また、HUB(中継装置40)のポート1,2にそれぞれBTS#1,#2が接続され、HUBのポート0にアドレス解決装置(アドレス解決装置30)が接続されている。アドレス解決装置の中継装置側I/F(中継装置側I/F33)のIPアドレスが、サーバ(通信対向装置20)のIPアドレスと同じ192.168.0.2に設定され、アドレス解決装置の通信対向装置側I/F(通信対向装置側I/F31)のIPアドレスが、UEのIPアドレスと同じ192.168.0.1に設定されている。
また、アドレス解決装置30の中継装置側I/F32のMACアドレスは、XXXである。サーバ(通信対向装置20)のMACアドレス及びアドレス解決装置30の通信対向装置側I/F31のMACアドレスは、記載を省略している。
図3に戻って、ステップS20について説明する。ステップS20では、サーバ(通信対向装置20)とアドレス解決装置30との間で接続経路を確立する。つまり、図5において、イーサネット(登録商標)プロトコルにより、サーバからアドレス解決装置に送信でき、また、所定のMACアドレスのアドレス解決装置に送信できる状態になる。接続経路が確立された状態を白抜きの矢印で示す。
なお、アドレス解決装置からサーバまでの接続経路を確立する際には、アドレス解決装置からサーバにARP要求を出し、その返答により、アドレス解決装置のサーバ側ARPテーブル(ARPテーブル30t)が更新されて、そこに、IPアドレスおよびMACアドレスとしてそれぞれ192.168.0.2および所定のアドレスが保持される(図示せず)。一方、まだ、アドレス解決装置のHUB側ARPテーブル(ARPテーブル30t)およびHUBのアドレス管理テーブル(アドレス管理テーブル40t)は更新されていない。
ここで、ARP(Address Resolution Protocol)について説明する。ARPは、イーサネット(登録商標)環境において、IPアドレスからそれに対応するMACアドレスを取得するためのプロトコルである。イーサネット(登録商標)環境では、MACアドレスを用いて送受信を行うため、IPアドレスとMACアドレスとの対応付けが必要となるので、ARPが用いられる。例として、ある装置(ノードA)から別な装置(ノードB)に送信を行う場合で説明する。ノードAは、ノードBのIPアドレスは知っているが、MACアドレスが不明である。ここで、ノードAは、ARP要求をブロードキャストで送信する。ARP要求には、送信元であるノードAのIPアドレスとMACアドレス、通信相手のノードBのIPアドレスの情報が格納されている。このARP要求を受信したノードBは、ARP要求に格納された前述の情報に自己のMACアドレスの情報を付加したARP応答を、ノードAに送信する。ノードAは、このARP応答を受信することによりノードBのMACアドレスを取得でき、これによりノードAとノードBとの通信が可能となる。
図3に戻って説明すると、ステップS30では、アドレス解決装置30と擬似基地局装置(#1)51との間で接続経路を確立する。つまり、図6において、白抜き矢印で示すように、アドレス解決装置からアドレス解決要求(ARP要求)がBTS#1,#2に出されると、BTS#1のみがその要求に応答する(ARP応答)。BTS#2は、ステップS10においてアドレス解決装置からのARP要求に応答しないように設定されているからである。これにより、アドレス解決装置のHUB側ARPテーブルが更新され、IPアドレスの欄およびMACアドレスの欄にそれぞれ192.168.0.1およびYYYが保持される。また、HUBのアドレス管理テーブルが更新されて、ポート0,1に対応してそれぞれMACアドレスXXX,YYYが保持される。ポート2はBTS#2に接続されているが、BTS#2は、ステップS10においてアドレス解決装置からのARP要求に応答しないように設定されたため、ポート2のMACアドレスの欄は更新されない。
ステップS30の結果、ステップS40では、サーバと移動体通信端末装置70(端末)との間で通信が確立される。つまり、図7に示すように、サーバとUE(移動体通信端末装置70)との間で、白抜き矢印で示すように通信が確立される。
具体的に説明すると、サーバからの信号が、アドレス解決装置に送信されると、その通信データは、アドレス解決装置のHUB側ARPテーブルの内容に従ってIPドレスおよびMACアドレスがそれぞれ192.168.0.1およびYYYのBTS#1宛に送信される。その際、中継装置40のHUBのアドレス管理テーブルに従い、その通信データは、中継装置40のポート1を経由してMACアドレスYYYに対応するBTS#1に送信される。BTS#1からはRF信号が結合器を経由してIPアドレス192.168.0.1のUEに送信される。
UEからサーバ宛の通信データは、既に確立された通信経路に沿って送信される。つまり、その通信データは、UEから結合器を経由してIPアドレス192.168.0.1のBTS#1に入力され、BTS#1からHUBのポート1に入力される。そこで、この信号は、HUBのアドレス管理テーブルに従い、ポート0を経由してMACアドレスがXXXのアドレス解決装置に送信される。アドレス解決装置では、通信データは、サーバ側ARPテーブルに保持されているサーバのIPアドレスおよびMACアドレスを参照してそのMACアドレスを有するサーバに送信される。
次に、ステップS50において、ハンドオーバ等が行われる。例えば、擬似基地局装置51の送信電力を下げる一方擬似基地局装置52の送信電力を上げる。これにより、図8に示すように、移動体通信端末装置70と擬似基地局装置50との間での接続は、UEとBTS#1との接続からUEとBTS#2との接続に切り替わる。この切り替わりの際、UEとBTS#2との切り替えが完了するまで、UEとBTS#1との接続は維持されている。
続いて、ステップS60では、試験制御装置10が、ステップS50の実行後に擬似基地局装置52からハンドオーバ等の完了通知を受け取ると、試験制御装置10は、擬似基地局装置51には、ARP要求に応答しないように設定するとともに、擬似基地局装置52には、ARP要求に応答するように設定する。また、試験制御装置10は、アドレス解決装置のHUB側ARPテーブルを初期化する。
その結果、図9に示すように、UEとBTS#2との間で通信が確立される一方、UEとBTS#1との間での通信は遮断される。また、アドレス解決装置のHUB側ARPテーブルは初期化され、HUBのアドレス管理テーブルは更新されずにポートとMACアドレスとの関係がそのまま維持される。
続いて、ステップS70では、アドレス解決装置30と擬似基地局装置52との間での接続経路を確立する。このために、図10の白抜きの矢印で示すように、アドレス解決装置30から擬似基地局装置51,52にARP要求が出される。擬似基地局装置52がそれに応答してMACアドレスZZZを回答する。擬似基地局装置51は、ステップS60においてARP要求に応答しないように設定されている。
それにより、図10に示すように、アドレス解決装置のHUB側ARPテーブルが更新されて、IPアドレスの欄およびMACアドレスの欄にそれぞれ192.168.0.1およびZZZが保持される。また、HUBのアドレス管理テーブルが更新されて、ポート2にMACアドレスZZZが追加される。なお、HUBのポート1は、BTS#1に接続されているが、BTS#1は、ステップS60においてアドレス解決装置からのARP要求に応答しないように設定されているため、ポート1は使用されないことになる。
ステップS80では、サーバ20と移動体通信端末装置70と間で通信を確立する。つまり、図11に示すように、サーバとUEとの間で、白抜き矢印で示すように、まず、サーバからの通信データは、MACアドレスXXXのアドレス解決装置に送られる。次に、通信データは、アドレス解決装置のHUB側ARPテーブルに示されたIPアドレス192.168.0.1およびMACアドレスZZZ宛に送信される。この際、通信データはHUBにポート0から入力されて、HUBのアドレス管理テーブルを参照してポート2からMACアドレスZZZを持つBTS#2に送信される。BTS#2からはRF信号が結合器を経由してIPアドレス192.168.0.1のUEに送信される。
UEからサーバ宛の通信データは、確立された通信経路に沿って送信される。つまり、その通信データは、UEから結合器を経由して接続が切り替えられたIPアドレス192.168.0.1のBTS#2に送信され、BTS#2からHUBのポート2に送られる。HUBではHUBのアドレス管理テーブルの内容に基づいて、通信データは、ポート0を経由してMACアドレスXXXのアドレス解決装置に送信される。アドレス解決装置では、信号は、サーバ側ARPテーブルを参照して、そこに保持されているIPアドレス192.168.0.2および所定のMACアドレスを持つサーバに送られる。
本発明のこの実施の形態によると、複数の擬似基地局装置50に移動体通信端末装置70のIPアドレスと同一のIPアドレスを設定した場合であっても、特定の擬似基地局装置のみを経由して移動体通信端末装置70とサーバ等の通信対向装置20との間で通信を行えることができるようにするため、ハンドオーバやインターラットによって移動体通信端末装置70の接続先の擬似基地局装置が変わった場合であっても、ハンドオーバやインターラットの後に、移動体通信端末装置70とサーバとの間の通信を維持することができる。
図12は、本発明の他の実施形態に係る試験システム101のブロック構成を示す。試験システム101は、図1に示す本発明の一実施形態の試験システム100とは、試験システム100のアドレス解決装置30を、アドレス解決の機能を備える擬似基地局装置(#0)30aで置き換えた点が異なる。
擬似基地局装置(#0)30aは、図1に示す本発明の一実施形態の試験システム100の複数の擬似基地局装置50の各々と同様に、実際のネットワーク上の基地局を擬似する機能を有するとともに、図1に示す本発明の一実施形態の試験システム100のアドレス解決装置30と同様に、通信対向装置20と擬似基地局装置51,52との間での通信の際のアドレス解決を行う機能も有する。
ただし、擬似基地局装置(#0)30aが、擬似基地局装置として機能せずにアドレス解決装置の機能のみを発揮する場合には、擬似基地局装置(#1)51または擬似基地局装置(#2)52が擬似基地局装置として機能する試験システム100と同様の構成となる。
一方、ハンドオーバ等によって、移動体通信端末装置70の通信が、擬似基地局装置51または52から擬似基地局装置(#0)30aに切り替えられたときには、その通信は、中継装置40を経由することなく、直接に通信対向装置20に接続される。
この本発明の他の実施形態に係る試験システム101は、アドレス解決の機能を備える擬似基地局装置(#0)30aを備えるが、それに代えて、擬似基地局装置の機能を備えるアドレス解決装置を備えてもよい。
この本発明の他の実施形態に係る試験システム101によると、擬似基地局装置の通信方式の異なるものを追加した場合であっても、ARPテーブル30tやアドレス管理テーブル40tに何ら変更を加えることなく、アドレス解決装置に擬似基地局装置の機能を組み込むだけで、試験システムを構成することができる。異なる通信方式を用いる場合としては、例えば、擬似基地局装置51がW−CDMAで、擬似基地局装置52がGSM(登録商標)で、擬似基地局装置(#0)30aがLTEの場合が該当する。
10 試験制御装置
20 通信対向装置
30 アドレス解決装置
30a 擬似基地局装置#0
30t ARPテーブル
40 中継装置(HUB)
40t アドレス管理テーブル
50 擬似基地局装置
51 擬似基地局装置#1
52 擬似基地局装置#2
60 結合器
70 移動体通信端末装置
100,101 試験システム

Claims (10)

  1. 移動体通信端末装置(70)と信号を送受信することで基地局を擬似する複数の擬似基地局装置(50)と、
    前記複数の擬似基地局装置のいずれか1つの擬似基地局装置を経由して前記移動体通信端末装置と各種信号の送受信を行う通信対向装置(20)と、
    アドレス解決プロトコルを実行するアドレス解決装置(30)と、
    前記アドレス解決装置と前記複数の擬似基地局装置のいずれか1つの擬似基地局装置との間の通信経路を確立するためのアドレス管理テーブル(40t)を有する中継装置(40)とを備え、
    前記複数の擬似基地局装置が、前記アドレス解決装置のアドレス解決プロトコルの実行に伴うアドレス解決要求に応答しないように設定可能であり、前記中継装置の前記アドレス管理テーブルが、前記複数の擬似基地局装置のいずれか1つの擬似基地局装置の前記アドレス解決要求に対する応答により更新されることを特徴とする移動体通信端末装置の試験システム。
  2. 前記移動体通信端末装置は、少なくとも1つの通信方式に従って通信可能なことを特徴とする請求項1に記載の移動体通信端末装置の試験システム。
  3. 前記少なくとも1つの通信方式は、W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、LTE(Long Term Evolution)、CDMA2000(Code Division Multiple Access 2000)、EVDO(Evolution Data Only)、TD‐SCDMA(Time Division Synchronous Code Division Multiple Access)から選択されることを特徴とする請求項2に記載の移動体通信端末装置の試験システム。
  4. 前記複数の擬似基地局装置と前記移動体通信端末装置との間での通信の切り替えはハンドオーバまたはインターラットによって実行されることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の移動体通信端末装置の試験システム。
  5. 前記複数の擬似基地局装置の1つが前記アドレス解決装置の機能を備えることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の移動体通信端末装置の試験システム。
  6. 前記アドレス解決装置が前記複数の擬似基地局装置の1つの機能を備えることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の移動体通信端末装置の試験システム。
  7. 前記中継装置の前記アドレス管理テーブルが、前記アドレス解決装置のアドレス解決プロトコルの実行に伴うアドレス解決要求に応答した1つの前記擬似基地局装置のMACアドレスと該擬似基地局装置の接続されている前記中継装置のポート番号とを保持することを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の移動体通信端末装置の試験システム。
  8. 移動体通信端末装置(70)と信号を送受信することで基地局を擬似する複数の擬似基地局装置(50)と、
    前記複数の擬似基地局装置のいずれか1つの擬似基地局装置を経由して前記移動体通信端末装置と各種信号の送受信を行う通信対向装置(20)と、
    アドレス解決プロトコルを実行するアドレス解決装置(30)と、
    前記アドレス解決装置と前記複数の擬似基地局装置のいずれか1つの擬似基地局装置との間の通信経路を確立するためのアドレス管理テーブル(40t)を有する中継装置(40)とを備える移動体通信端末装置の試験システムを用いた移動体通信端末装置の試験方法において、
    前記複数の擬似基地局装置の内の1つを除いて、前記アドレス解決装置のアドレス解決プロトコルの実行に伴うアドレス解決要求に応答しないように設定する工程と、
    前記中継装置の前記アドレス管理テーブルを、前記複数の擬似基地局装置のいずれか1つの擬似基地局装置の前記アドレス解決要求に対する応答により更新する工程とを含むことを特徴とする移動体通信端末装置の試験方法。
  9. 基地局の動作を模擬して試験対象の移動体通信端末(70)と所定の移動体通信規格に従って通信を行うとともに当該通信に含まれる試験データを当該試験データの通信先に中継する複数の擬似基地局装置(50)と、
    前記移動体通信端末に設定されるIPアドレスを通信先として、前記試験データの通信を行う通信対向装置(20)と、
    複数の通信ポート(Port0,Port1,Port2)と、前記通信ポートと当該通信ポートの接続先のMACアドレスとを対応付けて記憶するアドレス管理部(40t)とを有し、これら複数の通信ポートにそれぞれ接続される前記通信対向装置と前記複数の擬似基地局装置との間の通信を前記アドレス管理部に従って中継する中継装置(40)と、
    前記通信対向装置と前記中継装置との間に配置されて前記通信対向装置と前記中継装置との通信を転送するとともに、前記通信対向装置からの通信の転送先となる前記擬似基地局装置のMACアドレスを取得するためのアドレス解決要求を前記複数の擬似基地局装置に向けて送信可能にされたアドレス解決装置(30)と、
    前記アドレス解決装置および前記複数の擬似基地局装置をそれぞれ制御する試験制御装置(10)と、
    を備えた移動体通信端末試験システム(100)であって、
    前記複数の擬似基地局装置は、第1の擬似基地局装置(51)および第2の擬似基地局装置(52)を含み、
    前記第1の擬似基地局装置および第2の擬似基地局装置は、前記移動体通信端末と同一のIPアドレスが設定されており、
    前記試験制御装置は、前記移動体通信端末の接続先が前記第1の擬似基地局装置であるときに、前記第2の擬似基地局装置を前記アドレス解決要求に応答しないように制御してから、前記アドレス解決装置を前記アドレス解決要求を送信するように制御するとともに、前記移動体通信端末の接続先が前記第1の擬似基地局装置から前記第2の擬似基地局装置に切り替わったときに、前記第1の擬似基地局装置を前記アドレス解決要求に応答しないように制御してから、前記アドレス解決装置を前記アドレス解決要求を送信するように制御し、
    前記中継装置は、前記アドレス解決要求に対する応答であるアドレス解決応答を前記第1の擬似基地局装置または前記第2の擬似基地局装置が送信したときに、当該アドレス解決応答を受けた前記通信ポートと当該アドレス解決応答に含まれる前記第1の擬似基地局装置または前記第2の擬似基地局装置のMACアドレスとを対応付けて前記アドレス管理部に記憶し、
    前記アドレス解決装置は、前記アドレス解決応答に含まれる前記第1の擬似基地局装置または前記第2の擬似基地局装置のMACアドレスを前記通信対向装置からの通信の転送先として取得し、
    前記アドレス解決装置および前記中継装置並びに前記第1の擬似基地局装置または前記第2の擬似基地局装置を介して、前記通信対向装置と前記移動体通信端末との間で前記試験データの通信を行う
    ことを特徴とする移動体通信端末試験システム。
  10. 基地局の動作を模擬して試験対象の移動体通信端末(70)と所定の移動体通信規格に従って通信を行うとともに当該通信に含まれる試験データを当該試験データの通信先に中継する複数の擬似基地局装置(50)と、
    前記移動体通信端末に設定されるIPアドレスを通信先として、前記試験データの通信を行う通信対向装置(20)と、
    複数の通信ポート(Port0,Port1,Port2)と、前記通信ポートと当該通信ポートの接続先のMACアドレスとを対応付けて記憶するアドレス管理部(40t)とを有し、これら複数の通信ポートにそれぞれ接続される前記通信対向装置と前記複数の擬似基地局装置との間の通信を前記アドレス管理部に従って中継する中継装置(40)と、
    前記通信対向装置と前記中継装置との間に配置されて前記通信対向装置と前記中継装置との通信を転送するとともに、前記通信対向装置からの通信の転送先となる前記擬似基地局装置のMACアドレスを取得するためのアドレス解決要求を前記複数の擬似基地局装置に向けて送信可能にされたアドレス解決装置(30)と、
    を備えた移動体通信端末試験システム(100)を用いた移動体通信端末試験方法であって、
    前記複数の擬似基地局装置は、第1の擬似基地局装置(51)および第2の擬似基地局装置(52)を含み、
    前記第1の擬似基地局装置および第2の擬似基地局装置に、前記移動体通信端末と同一のIPアドレスを設定する工程と、
    前記移動体通信端末の接続先を前記第1の擬似基地局装置とする工程と、
    前記第2の擬似基地局装置に対して前記アドレス解決要求に応答しないように制御する第1の制御を行う工程と、
    前記第1の制御の後に、前記アドレス解決装置に対して前記アドレス解決要求を送信するように制御する第2の制御を行う工程と、
    前記第2の制御の前記アドレス解決要求に対する応答である第1のアドレス解決応答を前記第1の擬似基地局装置が送信したときに、前記中継装置が、当該第1のアドレス解決応答を受けた前記通信ポートと当該アドレス解決応答に含まれる前記第1の擬似基地局装置のMACアドレスとを対応付けて前記アドレス管理部に記憶する工程と、
    前記アドレス解決装置が、前記第1のアドレス解決応答に含まれる前記第1の擬似基地局装置のMACアドレスを前記通信対向装置からの通信の転送先として取得する工程と、
    前記アドレス解決装置、前記中継装置および前記第1の擬似基地局装置を介して、前記通信対向装置と前記移動体通信端末との間で前記試験データの通信を行う工程と、
    前記移動体通信端末の接続先を前記第1の擬似基地局装置から前記第2の擬似基地局装置に切り替える工程と、
    当該切替の後に、前記第1の擬似基地局装置に対して前記アドレス解決要求に応答しないように制御する第3の制御を行う工程と、
    前記第3の制御の後に、前記アドレス解決装置に対して前記アドレス解決要求を送信するように制御する第4の制御を行う工程と、
    前記第4の制御の前記アドレス解決要求に対する応答である第2のアドレス解決応答を前記第2の擬似基地局装置が送信したときに、前記中継装置が、当該第2のアドレス解決応答を受けた前記通信ポートと当該アドレス解決応答に含まれる前記第2の擬似基地局装置のMACアドレスとを対応付けて前記アドレス管理部に記憶する工程と、
    前記アドレス解決装置が、前記第2のアドレス解決応答に含まれる前記第2の擬似基地局装置のMACアドレスを前記通信対向装置からの通信の転送先として取得する工程と、
    前記アドレス解決装置、前記中継装置および前記第2の擬似基地局装置を介して、前記通信対向装置と前記移動体通信端末との間で前記試験データの通信を行う工程と、
    を含むことを特徴とする移動体通信端末試験方法。
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