JP2014082601A - 機器同定装置、機器同定システム、機器同定方法、及び機器同定プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ネットワークに接続された複数の機器から通信情報を取得し、蓄積された通信情報から被同定機器の機器情報を推定する機器同定装置であって、通信情報から取得される特徴データに基づく特徴パターン値を記憶する特徴蓄積DBと、特徴蓄積DBが記憶する特徴パターン値に基づき優先度を算出し、優先度の高い特徴データに基づいて複数の機器のうち被同定機器に近い機器を推定する優先度対応機器同定手段と、を備える。
【選択図】図2
Description
また、機器同定装置11は、蓄積した特徴データと機器情報辞書すなわち機器情報DB122が記憶する特徴データとの比較を行い、最も近い機器情報を取得して出力する。
ここで、プロトコル特徴解析バンドル112は、TCP(Transimission Control Protocol)等のプロトコル毎に複数存在する。また、アクティブ計測バンドル113は、ARP(Address Resolution Protocol)等のプロトコル毎に複数存在する。また、蓄積データ解析特徴抽出バンドル118は、特徴毎に存在する。
プロトコル特徴解析バンドル112は、プロトコル毎の解析を実施し、機器同定に必要となる特徴を抽出し、DBアクセスバンドル114にDB登録を登録する。プロトコル解析の例としては、TCP(Transmission Control Protocol)解析・SSL(Secure Socket Layer)解析・WOL(Wake On LAN)解析等がある。
図3〜図6は、本実施形態におけるプロトコル特徴解析の例を示した図である。
例えば、ARPを含むプロトコル毎に所定の解析処理が適用され、特徴蓄積DB121に、MACアドレス、IPアドレス、「ARP_REQ」等の所定の特徴名、及び特徴値を含む解析結果が登録されることを示している。
図7と図8は、本実施形態におけるアクティブ特徴抽出の例を示した図である。
例えば、WebTopPage解析を含む抽出方式毎に所定の抽出処理が適用され、特徴蓄積DB121に、MACアドレス、IPアドレス、「WEB_UI_TITLE」等の所定の特徴名、及び特徴値を含む抽出結果が登録されることを示している。
DBアクセスバンドル114は、登録されている特徴データを指定のテーブルに登録する。DBアクセスバンドル114は、予め定められた条件で特徴蓄積DB121、機器情報DB122、端末情報DB123、環境設定ファイル124からデータを抽出する。
例えば、特徴名「TCP_OPT_3」に対し、特徴値の「バラツキ検出」を行う場合、特徴蓄積DB121から検証対象の特徴名「TCP_OPT_3」を含むレコード(MACアドレス、IPアドレス、特徴名、特徴値、及び記録日時)を抽出する。ここで、複数のレコードが抽出された場合、各レコードの特徴値を比較し、特徴値が全て同じであればバラツキが小さいことを示す「L(Low)」を、特徴値が2から3パターンあればバラツキが中程度であることを示す「M(Middle)」を、特徴値が4パターン以上あればバラツキが大きいことを示す「H(High)」を、特徴名「TCP_OPT_3」のバラツキ度、すなわち特徴パターン値として特徴蓄積DB121に登録する。
例えば、最初のデータとして、MAC_ADDRESS「aa:bb:cc:aa:bb:cc」、IP_ADDRESS「192.168.0.1」、特徴名「ARP_REQ」、特徴値「192.168.0.10」、記録日時「2012/7/10 10:47:03.0」が示されている。
機器情報DB122が記憶する機器情報は、WebUIバンドル116が検出機器リスト画面を作成する際に用いられる。辞書作成装置IDは特徴を収集した機器同定装置を識別するものである。学習IDは、機器情報がユーザにより登録されるときに連番で採番される。
なお、コメントは登録時の環境の条件などを記録してもよく、製品についてのコメントを記録してもよい。
接続状態は、ネットワークに接続中(ON)、または以前検出されたが現在は非接続(OFF)を示す状態が登録される。接続中か否かについては、ARPコマンドの応答結果から判定してもよく、例えば、特徴蓄積テーブルの登録状況から登録があった場合に接続中(ON)、一定時間特徴の蓄積がない場合を非接続(OFF)としてもよい。
蓄積モードおよび蓄積状態は、特徴蓄積判定バンドル117が特徴蓄積状況を登録するものである。蓄積モードが「通常モード」のとき、蓄積状態は「蓄積中」または「完了」が登録される。蓄積モードが「監視モード」のとき、蓄積状態は「監視中」「更新」「完了」のいずれかが登録される。
端末情報テーブル123aは、アクティブ計測バンドル113がネットワークに接続中の機器を最初に検出したときに登録される。
推定情報テーブル123bは、WebUIバンドル116の検出機器リスト画面において、固有のMACアドレスを有する被同定機器に対して機器同定が実行されたときに登録される。
本実施形態による機器同定装置11の動作を、(a)辞書作成段階、(b)機器同定段階の2つに分けて説明する。以下にそれぞれについて詳しく説明する。
図11は、本実施形態による機器同定装置11の辞書作成段階における全体動作を説明するためのフローチャートである。辞書作成段階においては、まず、機器同定装置11は、ネットワークに接続されたネットワーク家電12−1〜12−5に対してコマンドを送信した結果のレスポンスパケットを受信し、また、ネットワーク家電12−1〜12−5が送信するパケットをキャプチャする。次に、取得したパケットから必要な情報を特徴データとして特徴蓄積DB121に登録する。次に、機器同定装置11は、蓄積データ解析特徴抽出処理により、特徴データの蓄積パターンに基づく特徴データを抽出し、特徴蓄積DB121に登録する。そして、特徴蓄積DBから抽出された特徴データとユーザに入力されたデータとをマッピングにより対応付けし、対応付けされた機器情報を機器情報DB122に登録する。
次に、WebUIバンドル116は、機器情報DB122に登録する機器の特徴データを特徴蓄積DB121から読み出して機器同定バンドル115に通知し、優先度判定処理を行う。そして、WebUIバンドル116は、同定候補機器の結果を得て表示する(ステップSa4)。
蓄積データ解析特徴抽出バンドル118は、読込んだ初期設定ファイルが含む検出対象特徴名を調査特徴名リストとして作成する(ステップSb2)。
図13は、本実施形態における蓄積データ解析特徴抽出処理で作成される調査特徴名リストの一例を示す図である。項目「特徴名」にはステップSb1で取得した特徴名が含まれる。例えば、「TCP_OPT_3」は、TCPパケットのオプション番号3という検出対象特徴名である。
次に、端末情報テーブル123aからネットワーク接続中機器のIPアドレスとMACアドレスを取得し、調査IP/MACアドレスリストを作成する(ステップSb3)。調査IP/MACアドレスリストは、項目「MAC_ADDRESS」と「IP_ADDRESS」とに、例えばそれぞれ「aa:bb:cc:aa:bb:cc」と「192.168.0.1」という値を含む。
次に、蓄積データ解析特徴抽出バンドル118は、ステップSb4では、全ての調査IP/MACアドレスリストが設定されるまで、以下に説明するステップSb5〜Sb10を繰り返す。まず、蓄積データ解析特徴抽出バンドル118は、特徴蓄積テーブル121aから調査するIP/MACアドレスに対応した特徴データのレコードを取得する(ステップSb5)。次に、ステップSb6では、調査特徴名リストに含まれる全ての特徴名に対応する特徴パターン値が設定されるまで、以下に説明するステップSb7〜Sb10を繰り返す。まず、調査特徴名のレコードを抽出する(ステップSb7)。
次に、検出期間に含まれる対象時刻のレコードを抽出する(ステップSb8)。
次に、後述する特徴蓄積パターンに応じた特徴パターン値算出処理を実行する(ステップSb9)。次に、算出した特徴パターン値を特徴パターン蓄積テーブル121bに登録する(ステップSb10)。
次に、蓄積データ解析特徴抽出バンドル118は、予め定められた周期時間は経過したか否かを判定する(ステップSb11)。周期時間が経過した場合(ステップSb11のYES)、ステップSb3に戻り処理を続ける。一方、実行周期が経過していない場合(ステップSb11のNO)、ユーザの応答により終了するか否かを判定する(ステップSb12)。終了しない場合(ステップSb12のNO)、ステップSb11に戻り処理を続ける。一方、終了する場合(ステップSb12のYES)、処理を終了する。
特徴パターン値算出処理は、予め設定された特徴名に対して4つの処理から選択される。特徴パターン値算出処理は、連続出現数検出処理、バラツキ検出処理、出現頻度検出処理、送信周期検出処理の4つを含む。いずれの特徴パターン値算出処理により解析するかは、機器同定装置11がどの特徴値が検出されたかに基づいて初期設定ファイルから判定する。
この特徴パターン値算出処理において、蓄積データ解析特徴抽出バンドル118は、特徴データから特徴値の蓄積パターンを解析し、解析した結果を特徴パターン名と特徴パターン値として決定する。
図14は、本実施形態における特徴パターン値算出処理に連続出現数検出処理を用いる場合の初期設定ファイルに含まれる項目及び登録例を示す図である。
実行周期は、特徴パターン値算出処理(図14の例では連続出現数検出処理)の実行周期である。なお、実行周期が検出範囲と同じ場合、一つの項目で2つの設定値を兼ねるようにしてもよい。
そのため、例えば次のように規定する。登録値が0であれば特徴値を区別せずにカウントする、登録値が1であれば特徴値が同じ値をグループとしてグループ毎にカウントする。なお、カウント種別とその設定方法は、特定の特徴名に対して定められる。
図15において、図14の説明で既出の項目以外にバラツキ閾値の項目がある。
バラツキ閾値は、特徴パターン値算出処理で算出される値の異なる特徴値の数を、予め初期設定ファイルにおいて設定された条件に基づきバラツキ度合いのランクに変換するための閾値である。図15の例に示すように、特徴値の値の異なる数、すなわちバラツキ値が5以上の場合、特徴パターン値として「H(High)」を登録し、バラツキ値が2未満の場合、特徴パターン値を「L(Low)」を登録することで特徴値のバラツキ度合いをランクとして示す。
図16において、図14及び図15の説明で既出の項目以外に出現頻度閾値の項目がある。
出現頻度閾値は、特徴データの記録日時の差分の平均値をランク付けするための閾値である。例えば、前記平均値に基づき次のようにランクを登録する。平均値が、5分未満:ランクS、15分未満5分以上:ランクA、12時間未満15分以上:ランクB、のように登録する。
図17において、図14から図16の説明で既出の項目以外に周期検出閾値と、周期検出誤差との項目がある。
周期検出閾値は、周期算出の基とするデータ数を有効とするか否かを判定する値である。
周期検出誤差は、算出した値が周期として適当か否かを判定するための値である。具体的には、時系列順に検出した2つのデータの記録日時の差分値が誤差範囲内であれば周期とみなす。
端数処理単位は、端数処理の対象となる単位である。
端数処理方法は、切り上げ、切り捨て、四捨五入等の端数処理方法である。
厳密性要否は、周期検出の厳密性、ここでは、全ての検出周期が周期検出誤差を満たす必要があるか否かの設定である。
なお、初期設定ファイルは、処理毎の設定ファイルとして登録される方法に限らず、予めシステム設定ファイルで定められるようにしてもよい。
蓄積データ解析特徴抽出バンドル118は、前述の蓄積データ解析特徴抽出処理において、特徴蓄積テーブル121aから検出対象特徴名で抽出されたレコード数は2つ以上か否かを判定する(ステップSc1)。レコード数が2つ以上の場合(ステップSc1:YES)、蓄積データ解析特徴抽出バンドル118は、初期設定ファイルのカウント種別の設定に基づき、特徴値が同じ値毎にレコードをカウントするか否かを判定する(ステップSc2)。特徴値が同じ値のレコード毎にカウントしない場合、すなわち特徴値の違いを区別せずにカウントする場合(ステップSc2のNO)、蓄積データ解析特徴抽出バンドル118は、抽出されたレコードが記録日時の昇順で連続出現判断基準を満たすか否かを判定する(ステップSc3)。抽出されたレコードが記録日時の昇順で連続判断基準を満たす場合(ステップSc3:YES)、カウント種別の設定に基づき、該当するレコードをカウントする(ステップSc4)。そして、蓄積データ解析特徴抽出バンドル118は、初期設定ファイルの登録種別の設定に基づき、特徴パターン値を決定して(ステップSc5)、処理を終了する。
一方、ステップSc1の処理において、レコード数が2つ以上でない場合(ステップSc1:NO)、該当パターン値なしとし(ステップSc7)、処理を終了する。
ステップSc2の処理において、特徴値が同じ値毎にカウントする場合(ステップSc2:YES)、特徴値が同じ値かつ対象レコード数が2つ以上か否かを判定する(ステップSc6)。特徴値が同じ値かつ対象レコード数が2つ以上の場合(ステップSc6:YES)、ステップSc3に進み処理を続ける。一方、特徴値が同じ値かつ対象レコード数が2つ以上でない場合(ステップSc6:NO)、該当パターン値なしとし(ステップSc7)、処理を終了する。
図19は、本実施形態における特徴蓄積テーブルから解析対象となるMACアドレス、IPアドレス、特徴名、記録日時のレコードを検出対象の期間で抽出した特徴データの一例を示す図である。
図19において、例えば、連続出現判断基準が1秒に設定され、かつ特徴値毎にカウントするよう設定されている場合、連続出現のカウント数は、特徴値「192.168.1.10」が2カウント、特徴値「192.168.1.1」が2カウント、特徴値「192.168.1.100」が3カウントとなる。
なお、カウント数が1以下の場合、連続出現なしと判定され、検出処理は終了する。
図19の例においては、登録種別が「mode」の場合、特徴パターン値は「2」、登録種別が「median」の場合、特徴パターン値は「2」、登録種別が「max」の場合、特徴パターン値は「3」、登録種別が「min」の場合、特徴パターン値は「2」となる。
図21は、本実施形態における図19の例において登録種別が「max」に設定されている場合の特徴パターン値の登録データの図である。
項目として、MAC_ADDRESS、IP_ADDRESS、特徴パターン名、特徴パターン値、記録日時が含まれる。
図22は、本実施形態におけるバラツキ検出処理を説明するためのフローチャートである。
蓄積データ解析特徴抽出バンドル118は、特徴蓄積テーブル121aから検出対象特徴名で抽出されたレコード数をカウントする(ステップSd1)。
蓄積データ解析特徴抽出バンドル118は、特徴蓄積テーブル121aから検出対象特徴名で抽出されたレコード数は2つ以上存在するか否かを判定する(ステップSd2)。レコード数が2つ以上存在する場合(ステップSd2のYES)、検出対象特徴名で抽出されたレコードに含まれる特徴値の値が異なる数を算出する(ステップSd3)。次に、算出した数を特徴値のバラツキ値とする(ステップSd4)。そして、初期設定のバラツキ閾値に基づき、バラツキ値をバラツキ度合いを示す特徴パターン値に変換し、特徴パターン値を決定し(ステップSd5)、処理を終了する。
一方、ステップSd2の処理において、レコード数が2つ以上存在しない場合(ステップSd2のNO)、該当パターン値なしとし(ステップSd6)、処理を終了する。
蓄積データ解析特徴抽出バンドル118は、特徴蓄積テーブル121aから検出対象特徴名で抽出されたレコード数をカウントする(ステップSe1)。なお、対象機器が起動中かどうかは機器同定装置11が取得する通信情報から算出される。または、特徴蓄積DB121に記憶されているARP応答パケットの特徴データから算出される。
蓄積データ解析特徴抽出バンドル118は、特徴蓄積テーブル121aから検出対象特徴名で抽出されたレコード数は2つ以上存在するか否かを判定する(ステップSe2)。レコード数が2つ以上存在する場合(ステップSe2のYES)、対象機器が起動中の時間範囲毎に時系列にレコード間の記録日時の差分値を算出する(ステップSe3)。次に、各レコード間の差分値の平均値を算出する(ステップSe4)。そして、初期設定のランク閾値に基づき、算出した値の平均値をランクに変換し、特徴パターン値を決定し(ステップSe5)、処理を終了する。
一方、ステップSe2の処理において、レコード数が2つ以上存在しない場合(ステップSe2のNO)、該当パターン値なしとし(ステップSe6)、処理を終了する。
蓄積データ解析特徴抽出バンドル118は、特徴蓄積テーブル121aから検出対象特徴名で抽出されたレコードにおいて、対象機器が起動中の時間範囲に含まれるレコード数をカウントする(ステップSf1)。なお、対象機器が起動中かどうかは機器同定装置11が取得する通信情報から算出される。または、特徴蓄積DB121に記憶されているARP応答パケットの特徴データから算出される。
蓄積データ解析特徴抽出バンドル118は、特徴蓄積テーブル121aから検出対象特徴名で抽出されたレコード数は周期検出閾値以上存在するか否かを判定する(ステップSf2)。レコード数が周期検出閾値以上存在する場合(ステップSf2のYES)、対象機器が起動中の時間範囲毎に時系列にレコード間の記録日時の差分を算出する(ステップSf3)。次に、算出した差分値を時系列に比較し、周期検出誤差を満たす差分値の数を算出する(ステップSf4)。
蓄積データ解析特徴抽出バンドル118は、初期設定ファイルから全ての検出周期が周期検出誤差条件を満たす必要があるか否かを判定する(ステップSf5)。厳密性が不要である場合、周期検出誤差を満たす差分値の該当数が0より大きいか否かを判定する(ステップSf6)。周期検出誤差を満たす差分値の該当数が0より大きい場合、周期検出誤差を満たす差分値の平均値を算出する(ステップSf7)。次いで、算出した平均値の端数処理を行い、特徴パターン値を決定し(ステップSf8)、処理を終了する。
一方、蓄積データ解析特徴抽出バンドル118は、ステップSf2の処理において、特徴パターン蓄積テーブル121bのレコード数は2つ以上存在しない場合(ステップSf2のNO)、該当パターン値なしとし(ステップSf9)、処理を終了する。
一方、蓄積データ解析特徴抽出バンドル118は、ステップSf5の処理において、厳密性要否が不要でない場合(ステップSf5のNO)、周期検出誤差を満たす差分値の該当数が(レコード数−1)の値と等しいか否かを判定する(ステップSf10)。周期検出誤差を満たす差分値の該当数が(レコード数−1)の値と等しい場合(ステップSf10のYES)、ステップSf7の処理を続ける。
一方、周期検出誤差を満たす差分値の該当数が(レコード数−1)の値と等しくない場合(ステップSf10のNO)、該当パターン値なしとし(ステップSf11)、処理を終了する。
図25に示すように、特徴DBへ登録するレコードは、MACアドレス、IPアドレス毎に特徴パターン名、特徴パターン値の各項目を含む。特徴パターン名は、例えば、特徴パターン値算出処理による固有の名称と特徴名とを含む。例として、連続出現数検出の特徴パターン名は、「succession_(特徴名)」と登録される。
図26は、本実施形態による機器同定装置11の機器同定段階における全体動作を説明するためのフローチャートである。機器同定段階は、まず、ネットワークに接続された機器に対してコマンドを送信した結果のレスポンスパケット、及び機器が送信するパケットをキャプチャし、その中から必要な情報を特徴データとして蓄積する。次いで、蓄積した特徴データが含む内容が最も近い機器を機器情報DBから抽出し、抽出した機器を被同定機器に対する推定候補として機器を同定する処理である。機器同定装置11は、機器を同定する処理において、優先度判定処理と機器同定処理とを行う優先度対応機器同定手段を備える。
次に、WebUIバンドル116は、利用者により機器同定が指示されると、機器Xの特徴データを特徴蓄積DB121から抽出する(ステップSt3)。
そして、WebUIバンドル116は、優先度判定処理を実行する(ステップSt4)。
次に、機器同定処理において、機器同定バンドル115は、非類似データ除外定義ファイルに基づいて定められた非類似データ除外条件に応じて、同定候補となっている機器情報レコードを絞り込む(ステップSt5)。ここで非類似データは、被同定機器の特徴名と特徴値とに設定された優先度に対して、同定候補機器の特徴値の有無と特徴値のバラツキ度の条件と優先度とに基づき、候補から削除される同定候補機器のレコードを示す。
そして、機器同定バンドル115は、順位決定処理を実行し、被同定機器と同定候補機器との特徴データの一致する度合いより同定候補機器の順位を決定する(ステップSt6)。
そして、機器同定バンドル115は、機器同定処理結果をWebUIバンドル116に通知し(ステップSt7)、WebUIバンドル116は、該当機器を表示するとともに、端末情報DB123に登録する(ステップSt8)。
図27は、本実施形態におけるWebUIバンドル116のWebサーバ機能による検出機器リスト画面の表示例である。
検出機器リストは項目「MAC_ADDRESS」、「IP_ADDRESS」、「カテゴリ」、「メーカ」、「機器名」、「型番」、「コメント」、及びレコード毎の「詳細」ボタン、「機器同定」ボタンを含む。各レコードは、被同定機器のMACアドレス/IPアドレス毎に、推定される機器情報を、例えば4レコードずつ表示する。
WebUIバンドル116は、ユーザにより機器同定ボタンが押下されると、機器同定処理の実行及び処理結果の表示を行うとともに、該当機器の特徴データのレコード情報を端末情報DB123に記憶させる。
WebUIバンドル116は、ユーザにより詳細ボタンが押下されると図28に示す詳細画面を表示する。
詳細画面は、画面上部に項目「特徴名」と「特徴値」とを含むリストを表示する。
また、詳細画面は、画面下部にユーザによる機器情報入力部を備える。項目は、「カテゴリ」、「メーカ」、「機器名」、「型番」、及び「コメント」を含む。
また、詳細画面は、画面最下部に、「登録」ボタンと「キャンセル」ボタンとを備える。「登録」ボタンを押下すると、ユーザによって入力された機器名、型番等を含む機器情報を機器情報DB122に登録し、検出機器リスト画面に戻る。「キャンセル」ボタンを押下すると、検出機器リスト画面に戻る。
WebUIバンドル116は、優先度判定処理を実行する(ステップSg7)。
WebUIバンドル116は、判定結果の優先度に基づき機器同定バンドル115に登録される特徴名リストに含まれる項目「特徴値」の値を決定する(ステップSg8)。
次いで、WebUIバンドル116は、機器同定結果を端末情報DB123に登録し(ステップSg10)、ステップSg1に戻る。
一方、ステップSg3において、機器同定ボタンが選択されない場合(ステップSg3のNO)、詳細ボタンが選択されたか否かを判定する(ステップSg11)。詳細ボタンが選択された場合(ステップSg11のYES)、WebUIバンドル116は、指定されたMACアドレス・IPアドレスに該当するレコードを特徴蓄積DB121から抽出する(ステップSg12)。次に、抽出したレコードから特徴名リストを作成する(ステップSg13)。そして、ステップSg14では、各特徴名に対する優先度の設定が終了するまでステップSg15からSg16を繰り返す。
WebUIバンドル116は、優先度判定処理の判定結果の優先度に基づき機器同定バンドル115に登録される特徴名リストに含まれる項目「特徴値」の値を決定する(ステップSg16)。
算出したデータに基づき詳細画面を表示する(ステップSg17)。
一方、ステップSg11において、詳細ボタンが選択されない場合(ステップSg11のNO)、ユーザからの応答により終了するか否かを判定する(ステップSg20)。終了しない場合(ステップSg20)、ステップSg1に戻る。ユーザからの応答により終了する場合(ステップSg20のYES)、処理を終了する。
図30は、本実施形態における優先度判定処理において被同定機器が有する特徴値の出現頻度と特徴値のバラツキ度と優先度判定の優先度とに対する同定候補機器が有する類似する機器情報データの概要を示す図である。
例えば、対象とする特徴値の出現頻度が「S」(頻度高)、特徴値のバラツキ度が「L」(バラツキ低)の場合、優先度は「1」となる。これは、被同定機器は、必ず特徴値となる値を有し、該特徴値と同定候補機器の特徴値とがまず一致することに基づいている。
最優先登録特徴名は、機器同定への寄与度が高いことが明確な特徴名が初期設定ファイルにより定義される。例えば、MACアドレスの上位3バイトとして示されるOUI(Organizationally Unique Identifier)コードのように、メーカ名が識別できるものが該当する。なお、OUIコードは、同一メーカでも複数のOUIコードを所有することがあるため、メーカ名への変換を行ってもよい。
最優先特徴名以外の優先度判定は、蓄積データ解析特徴抽出バンドル118で取得した、出現頻度検出および特徴値のバラツキ検出の結果を用いる。例えば該当の特徴名が「TCP_OPT_3」の場合、「TCP_OPT_3」の出現頻度は特徴パターン名「frequency_TCP_OPT_3」で表され、特徴値のバラツキ度は特徴パターン名「uneven_TCP_OPT_3」で表される。ここで、「frequency_TCP_OPT_3」の特徴パターン値が、特徴値の発生頻度の「高」を表す「S」であり、「uneven_TCP_OPT_3」の特徴パターン値が、特徴値のバラツキが小さいことをあらわす「L」であった場合、同一機器は必ず「TCP_OPT_3」の特徴値を持ち、かつ特徴値は同じになることが分かるため、優先度を高く設定する。逆に、「frequency_TCP_OPT_3」の特徴パターン値が、発生頻度の「低」を表す「B」であり、「uneven_TCP_OPT_3」の特徴パターン値が、特徴値のバラツキが大きいことをあらわす「H」であった場合、この機器を含む機種において特徴名「TCP_OPT_3」は比較対象としてあまり意味を成さないものであることがわかるため該特徴名の優先度を低く設定する。
まず、WebUIバンドル116は、図29のステップSg6またはSg14において設定する特徴名がデータなしであるか否かを判定する(ステップSh1)。該特徴名がデータなしでない場合(ステップSh1のNO)、該特徴名が「最優先登録特徴名」であるか否かを判定する(ステップSh2)。該特徴名が「最優先登録特徴名」でない場合(ステップSh2のNO)、該特徴名に対応する特徴値の出現頻度を抽出する(ステップSh3)。
ステップSh7の処理において、該特徴名の出現頻度が小さくない場合(ステップSh7のNO)、WebUIバンドル116は、該特徴名の特徴値のバラツキ度合いが中程度であるか否かを判定する(ステップSh24)。バラツキ度合いが中程度である場合(ステップSh24のYES)、該特徴名の優先度を「8」とし(ステップSh25)、処理を終了する。一方、特徴値のバラツキ度合いが中程度でない場合(ステップSh24のNO)、WebUIバンドル116は該特徴名の優先度を「9」とし(ステップSh26)、処理を終了する。
図33において、非類似データ除外定義ファイル名の項目には、非類似データ除外処理で判定に使用する定義ファイルが指定される。順位決定優先度の項目は、順位決定処理で対象となる優先度が指定される。本実施例では、特徴値のバラツキ度が中程度の特徴名を指定する。これは、被同定機器と同定候補機器との比較において、特徴値のバラツキが中程度の特徴名は必ずしも特徴値が一致するとは限らないが、一致した場合は被同定機器と同定候補機器との類似性が高く、機器同定ができた可能性が高いと考えられることによる。表示集約フラグの項目は、表示可能件数以上の同定候補があった場合と、類似性の高い機器名を集約して表示する場合とにおいて設定される。
項目「優先度」は被同定機器の優先度を示し、「非類似データ除外条件」は、同定候補リストの特徴データに対する判定条件である。
また、発生頻度が低く特徴値のバラツキ度が大きいことを表す優先度「9」の特徴の場合、比較対象となる機器情報レコードの優先度が5以上のように高ければ同定候補から除外する。
非類似データ除外処理により、機器情報DBの型番テーブル122aにおいて類似性の低いレコードは比較対象から除外され、型番テーブル122aにおいて類似性の高いレコードが同定候補に残ることになる。
まず、機器同定バンドル115は、環境ファイルを初期設定ファイルから読込む(ステップSj1)。
次に、機器同定バンドル115は、WebUIバンドル116から被同定機器の特徴名リストを取得する(ステップSj2)。
機器同定バンドル115は、非類似データ除外定義ファイルにおいて、優先度の値がある特徴名を抽出し、特徴名リストから該特徴名を含むレコードを抽出し、優先度の高い順にソートする(ステップSj3)。
機器同定バンドル115は、ステップSj5では、非類似データ除外リストの全ての特徴名が設定されるまで、ステップSj6からステップSj7を繰り返す。
機器同定バンドル115は、非類似データ除外処理を実行する(ステップSj6)。
非類似データ除外処理により、同定候補リストにおいて除外フラグが立っていないレコードの数が同定候補リストの残件数となる。
機器同定バンドル115は、優先度を特徴名リストから抽出し、同定候補リスト残データと組合せて順位リストを作成(ステップSj8)。なお、順位リストは、辞書作成装置ID、学習ID、特徴名、順位の各項目を含む。
機器同定バンドル115は、順位決定処理を実行する(ステップSj10)。
機器同定バンドル115は、表示情報決定処理を実行する(ステップSj11)。
機器同定バンドル115は、機器同定結果をWebUIバンドル116へ通知する(ステップSj12)。
機器同定バンドル115は、特徴名リストから比較対象となる特徴名、特徴値、優先度を取得する(ステップSk1)。
機器同定バンドル115は、ステップSk2では、同定候補リストの全ての辞書作成装置ID、学習IDが順次設定されるまで、ステップSk3からステップSk7を繰り返す。
次いで、機器同定バンドル115は、非類似データ除外定義ファイルから、被同定機器の優先度に対応する非類似データ除外条件を抽出する(ステップSk5)。
一方ステップSk6の処理において、非類似データ除外条件を満たさない場合(ステップSk6のNO)、該当辞書作成装置ID/学習IDの設定処理を終了する。
但し、特徴取得には様々な外的要因の影響も考えられるため、厳しすぎる設定にすると機器情報DBの型番テーブル122aにおいて候補の可能性が高いレコードが早い段階で除外される危険性がある。また、低優先度は除外条件を指定しない等、条件を緩めることも可能であるが、条件を緩めすぎると最終的に候補が絞りきれない危険性がある。
機器同定バンドル115は、特徴名リストから比較対象となる特徴名、特徴値、優先度を取得する(ステップSp1)。
機器同定バンドル115は、ステップSp2では、同定候補リストの全ての辞書作成装置ID、学習IDが順次設定されるまで、ステップSp3からステップSp7を繰り返す。
次いで、機器同定バンドル115は、非同定機器の特徴値と同定候補の特徴値を比較する(ステップSp5)。
ステップSp3の処理において、除外フラグが立っている場合(ステップSp3のYES)、該当辞書作成装置ID/学習IDの設定処理を終了する。
そして、機器同定バンドル115は、順位リストの特徴名毎に特徴値の一致した数を算出し、特徴値の一致した数の多い順にレコードの順位を決定し(ステップSp8)、処理を終了する。
表示情報決定処理は、同定候補機器数が表示件数を上回っていた場合、かつ初期設定ファイルにおいて表示集約が指示されていた場合に、表示内容の集約処理を実施する。
例えば、同じ機器の色違いが複数登録されていて型番の末尾だけが異なっていた場合、ネットワークのパケット情報から機器の色の違いを識別することは困難である。このようにパケットから識別不可能な機器が同定候補機器として数多く存在する場合、表示可能数を越えて表示されない機器が存在する。このような状況を回避する方法として、型番名・シリーズ名について類似性がある場合は類似性の高い部分のみ文字列を残し、一致していない部分を「?」等の記号で表示する。
図39は、本実施形態による機器情報辞書サーバ装置10内に機器情報辞書が内包されている場合の構成を示すブロック図である。図39において、機器情報辞書サーバ装置10は、DBアクセスバンドル114、機器同定バンドル115、サーバ通信バンドル213、環境依存特徴検出バンドル214、辞書登録バンドル215、OSGiFW(Open Services Gateway initiative Frame Work)120、機器情報DB122、を備える。
機器情報辞書サーバ装置10は、WAN13を介して複数の機器同定装置11(11−1〜11−3)と接続している。
その他の構成要素は、図2における機器同定装置11内に機器情報辞書が内包されている場合と同様である。
機器同定装置11が備える通信制御バンドル211は、機器情報辞書サーバ装置10との通信を確立し、WebUIバンドル116からの要求を受けて辞書登録または機器同定を機器情報辞書サーバ装置10に要求する。そして、通信制御バンドル211は、機器情報辞書サーバ装置10から結果を得てWebUIバンドル116へ通知する。
サーバ通信バンドル213は、複数の機器同定装置11−1、11−2、11−3との通信を確立し、辞書登録または機器同定の依頼を受け該当バンドルへ通知する。また、結果を要求元へ返信する。
辞書登録バンドル215は、受信した特徴データの中に環境依存特徴テーブル122cに記憶されている特徴名が存在した場合、特徴値は環境に依存するバラツキがあるものと判断してその優先度を変更して登録する。この場合、発生頻度には影響がなく、特徴値のバラツキ度のみを下げる必要がある。優先度は後述の変更ルールに基づいて変更する。
例えば、同一型番の機器情報が複数登録される場合がある。具体的には、機器情報辞書サーバ装置10と複数の機器同定装置11が連携する場合、同じ型番の機器でも、該機器と接続される機器同定装置11のネットワーク環境の違いにより、同じ特徴名が異なる特徴値を有することがある。この場合、特徴名の優先度を変更する。
環境依存特徴検出バンドル214は、環境設定ファイル124が予め記憶する初期設定ファイルを読込む(ステップSm1)。
環境依存特徴検出バンドル214は、初期設定ファイルに登録されている環境依存特徴名であって環境に依存する特徴名を示す環境依存特徴名を環境依存特徴テーブル122cに登録する。(ステップSm2)。
環境依存特徴検出バンドル214は、全ての同一型番レコードが設定されるまで(ステップSm4)。ステップSm5からSm9を繰り返す。
環境依存特徴検出バンドル214は、特徴名リストの全ての特徴名が設定されるまでステップSm7からステップSm9を繰り返す(ステップSm6)。
WebUIバンドル116は、機器情報辞書サーバ装置10から辞書作成装置ID、学習ID、ユーザ入力情報、特徴データを取得する(ステップSn1)。
WebUIバンドル116は、ユーザ入力情報に辞書作成装置ID・学習IDを付与し、型番テーブル122aへ登録する(ステップSn2)。
WebUIバンドル116は、取得した特徴データから特徴名リストを作成する(ステップSn3)。
WebUIバンドル116は、ステップSn5では、該当機器の全ての特徴名リストが順次設定されるまで、ステップSn6からステップSn8を繰り返す。
WebUIバンドル116は、ステップSn6では、環境依存特徴名が順次設定されるまで、ステップSn7からステップSn8を繰り返す。
辞書登録バンドル215は、環境依存特徴ファイルに登録されている特徴名が、取得した特徴データに存在する場合、該特徴値はバラツキがあるとして該特徴値の優先度を変更して登録する。この場合、発生頻度には影響がなく、特徴値のバラツキ度のみに関して優先度を下げる。
10 機器情報辞書サーバ装置
11 機器同定装置
12 ネットワーク家電
13 広域ネットワーク
111 キャプチャバンドル
112 プロトコル特徴解析バンドル
113 アクティブ計測バンドル
114 DBアクセスバンドル
115 機器同定バンドル
116 WebUIバンドル
117 特徴蓄積判定バンドル
118 蓄積データ解析特徴抽出バンドル
120 OSGiFW
121 特徴蓄積DB
121a 特徴蓄積テーブル
121b 特徴パターン蓄積テーブル
122 機器情報DB
122a 型番テーブル
122b 詳細テーブル
122c 環境依存特徴テーブル
123 端末情報DB
123a 端末情報テーブル
123b 推定情報テーブル
124 環境設定ファイル
124a 初期設定テーブル
Claims (7)
- ネットワークに接続された複数の機器から通信情報を取得し、蓄積された前記通信情報から被同定機器の機器情報を推定する機器同定装置であって、
前記通信情報から取得される特徴データに基づく特徴パターン値を記憶する特徴蓄積DBと、
前記特徴蓄積DBが記憶する前記特徴パターン値に基づき優先度を算出し、優先度の高い特徴データに基づいて前記複数の機器のうち前記被同定機器に近い機器を推定する優先度対応機器同定手段と、
を備えることを特徴とする機器同定装置。 - 前記優先度対応機器同定手段は、
被同定機器の特徴データと機器情報DBが記憶する機器情報の特徴データとを前記優先度の順に比較し、所定の条件を満たさない機器情報を除外する
ことを特徴とする請求項1に記載の機器同定装置。 - 前記優先度対応機器同定手段は、特徴値のバラツキ度が中程度の被同定機器について、被同定機器と同定候補機器との特徴値の一致数から同定候補機器の順位を決める
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の機器同定装置。 - ネットワークに接続された複数の機器から通信情報を取得し、蓄積された前記通信情報から被同定機器の機器情報を推定する機器同定システムであって、
前記通信情報から取得される特徴データに基づく特徴パターン値を記憶する特徴蓄積DBと、
前記特徴蓄積DBが記憶する前記特徴パターン値に基づき優先度を算出し、優先度の高い特徴データに基づいて前記複数の機器のうち前記被同定機器に近い機器を推定する優先度対応機器同定手段と、
を備えることを特徴とする機器同定システム。 - 前記機器同定システムは、
前記機器同定システムのネットワーク環境の違いによる、機器同定システムの通信情報に含まれる所定の特徴データに含まれる値のバラツキを判定し、優先度を変更すること
を特徴とする請求項4に記載の機器同定システム。 - ネットワークに接続された複数の機器から通信情報を取得し、蓄積された前記通信情報から被同定機器の機器情報を推定する機器同定方法であって、
前記通信情報から取得される特徴データに基づく特徴パターン値を記憶する特徴蓄積記憶手順と、
前記特徴蓄積記憶手順において記憶される前記特徴パターン値に基づき優先度を算出し、優先度の高い特徴データに基づいて前記複数の機器のうち前記被同定機器に近い機器を推定する優先度対応機器同定手順と、
を備えることを特徴とする機器同定方法。 - ネットワークに接続された複数の機器から通信情報を取得し、蓄積された前記通信情報から被同定機器の機器情報を推定する機器同定プログラムであって、
前記通信情報から取得される特徴データに基づく特徴パターン値を記憶する特徴蓄積記憶ステップと、
前記特徴蓄積記憶ステップにおいて記憶される前記特徴パターン値に基づき優先度を算出し、優先度の高い特徴データに基づいて前記複数の機器のうち前記被同定機器に近い機器を推定する優先度対応機器同定ステップと、
をコンピュータに実行させるための機器同定プログラム。
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