JP2014081406A - 光変調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】屈曲したスロット導波路を含んで構成される光変調装置において、変調効率を改善する。
【解決手段】光変調装置10を、所定の屈折率より高い高屈折率媒質で形成され互いに平行に配置された導波路対122、124、および導波路対122、124の間に配置され、電気光学効果を有する所定の屈折率より低い低屈折率媒質が充填されたスロット120を具備する導波路構造を有するとともに、導波路構造の少なくとも一部分に、導波路対122、124を含む面に平行または略平行な面内において一方向に屈曲された屈曲部が形成され、かつ屈曲部における導波路対122、124のうち屈曲方向の側の導波路124の幅が屈曲方向とは反対方向の側の導波路122の幅よりも広く形成されたリング導波路12と、スロット120に対して、スロット120を伝搬する光と交差する方向に電界を印加する電界印加手段18、20と、を含むように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、光変調装置に関し、特に、屈曲したスロット導波路を含んで構成される光変調装置に関する。
スロット導波路とは、複数の高屈折率媒質からなる導波路と、それら導波路に挟まれて設けられた、低屈折率媒質からなり伝播光の波長サイズより狭い数10ないし数100nmの幅を有するスロットを具備する導波路である。スロット導波路では、TEモードの光が選択的に低屈折率のスロット内に強く閉じ込められながら伝搬するので、光変調装置をはじめとする様々なデバイスへの応用が期待されている(非特許文献1)。
そのようなデバイスの一例として、図12に示す、非特許文献2に開示されたリング共振器型の光変調装置90がある。光変調装置90は、リング共振器の波長選択性を利用した光スイッチである。リング共振器を構成するリング導波路には電気光学効果を有する材料が配されており、該材料に電界を印加することによりリング導波路を伝搬する光に対して位相変調を施される。位相変調により等価的な共振器長が変わるので、印加電界によってチューニング波長を可変とすることができる。
図12(a)において、光変調装置90は、基板96上に配されたリング導波路92、入出力導波路94、導波路95、正極側パッド電極98、および負極側パッド電極99を含んで構成されている。図12(a)におけるB−B線断面図である図12(b)に示すように、リング導波路92が上記スロット導波路で構成されており、高屈折率媒質で形成された外側導波路922および内側導波路924の間に挟まれて、低屈折率媒質が充填されたスロット920が配置されている。そして、リング導波路92を伝搬する光は、スロット920内に強く閉じ込められて伝搬する。外側導波路922および内側導波路924にはP型不純物が注入されており、正極側パッド電極98および負極側パッド電極99に電源(不図示)を接続すると、図13に示すように、高屈折率媒質と低屈折率媒質との界面に対し垂直方向に電界が印加される。
スロット920に充填する低屈折率媒質には電気光学効果を有する材料が用いられており、正極側パッド電極98および負極側パッド電極99に電源を接続すると、該電気光学効果を有する低屈折率媒質に対して図13の矢印方向の電界がかかり、その屈折率を変化させるのでリング導波路92を伝搬する光に対して位相変調がなされる。この位相変調によって、チューニング波長を可変とすることができる。
Q.Xu, et. al., Optics Letters, Vol.29, No.14, p1626-1628, July 2004 M.Gould, et. al., Optics Express, Vol.19, No.5, p3952-3961, 2011
しかしながら、非特許文献2に開示されたリング共振器型光変調装置90では、リング導波路92の屈曲部における光分布の変化に対する配慮がなされていないので、電界が伝搬光に適切に印加されず変調が効率よくなされていないことが危惧される。
ここで、リング導波路のような屈曲した導波路中を伝搬する光の分布は導波路の外側(屈曲方向とは逆の方向。「屈曲方向」とは、図12のリング導波路92において、リング導波路92上の1点からリングを構成する同心円の中心を臨む方向をいう。)に偏ることが知られている。このときのリング導波路92と対比させた光分布の状態を図13の太線で示す。同図に示すように、リング導波路92の屈曲の影響で光分布のピークが外側導波路922の側に偏り、光分布におけるピークはスロット920から外れている。このような状態において、正極側パッド電極98および負極側パッド電極99に電源(不図示)を接続して低屈折率媒質に電界を印加しても、光の分布と電界の分布にずれが生じているので、適切な変調がなされず変調効率が低下し、そのため同じ変調効率を得るためには駆動電圧を大きくする必要があるという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、屈曲したスロット導波路を含んで構成される光変調装置において、変調効率を改善することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の光変調装置は、所定の屈折率より高い高屈折率媒質で形成され互いに平行に配置された導波路対、および前記導波路対の間に配置され、電気光学効果を有する前記所定の屈折率より低い低屈折率媒質が充填されたスロットを具備する導波路構造を有するとともに、前記導波路構造の少なくとも一部分に、前記導波路対を含む面に平行または略平行な面内において一方向に屈曲された屈曲部が形成され、かつ前記屈曲部における前記導波路対のうち屈曲方向の側の導波路の幅が屈曲方向とは反対方向の側の導波路の幅よりも広く形成されたスロット導波路と、前記スロットに対して、該スロットを伝搬する光と交差する方向に電界を印加する電界印加手段と、を含むものである。
ここで、「略平行」とは、光変調装置の製造誤差や、経時的変化、環境状態に応じた変形等を許容した範囲内で、平行であることをいう。
また、「屈曲方向」とは、屈曲させる対象から屈曲の中心を臨む方向、すなわち、たとえば図12のリング導波路92において、リング導波路92上の1点からリングを構成する同心円の中心を臨む方向をいう。
また、上記目的を達成するために、請求項2に記載の光変調装置は、所定の屈折率より高い高屈折率媒質で形成され互いに平行に配置された導波路対、および前記導波路対の間に配置され、電気光学効果を有する前記所定の屈折率より低い低屈折率媒質が充填されたスロットを具備する導波路構造を有するとともに、前記導波路構造の少なくとも一部分に、前記導波路対を含む面に平行または略平行な面内において一方向に屈曲された屈曲部が形成され、かつ前記屈曲部における前記導波路対のうち屈曲方向の側の導波路の屈折率が屈曲方向とは反対方向の側の導波路の屈折率よりも大きくされたスロット導波路と、前記スロットに対して、該スロットを伝搬する光と交差する方向に電界を印加する電界印加手段と、を含むものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記低屈折率媒質が、電気光学効果を有するポリマであるものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記屈曲部における前記導波路対の一方の導波路および他方の導波路の少なくとも一部が導電体とされており、前記電界印加手段が、前記一方の導波路の前記導電体部分に接続された第1の電極、および前記他方の導波路の前記導電体部分に接続された第2の電極を含んで構成されるものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の発明において、前記スロット導波路を2つ有し、1つの入力端と2つの出力端を有するとともに、2つの前記スロット導波路の各々の一端が前記2つの出力端の各々に接続された分波器と、2つの入力端と1つの出力端を有するとともに、2つの前記スロット導波路の各々の他端が前記2つの入力端の各々に接続された合波器と、をさらに含み、前記電界印加手段は、2本の前記スロット導波路の各々のスロットに対して電界を印加するものである。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の発明において、前記スロット導波路の屈曲部が、各々共通の幅を有するとともに所定の方向に屈曲した複数の単位スロット導波路を、屈曲方向を変えて交互にかつ各々の単位スロット導波路のスロット同士が連続するように接続されているものである。
さらに、請求項7に記載の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の発明において、前記単位スロットが略半円形状であるものである。
本発明によれば、屈曲したスロット導波路を含んで構成される光変調装置において、変調効率が改善されるという効果を奏する。
第1の実施の形態に係る光変調装置の構成を示す平面図、および断面図である。 第1の実施の形態に係る光変調装置の構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係る光変調装置におけるスロット導波路と光分布との関係を示す模式図である。 第1の実施の形態に係るスロット導波路における導波路幅と電界分布との関係の計算結果を説明するための説明図である。 第1の実施の形態に係るスロット導波路における導波路幅と電界分布との関係の計算結果を説明するための説明図の続きである。 第1の実施の形態に係るスロット導波路における導波路幅と電界分布との関係の計算結果を説明するための説明図の続きである。 第1の実施の形態に係るスロット導波路における導波路幅と電界分布との関係の計算結果を説明するための説明図の続きである。 第1の実施の形態に係る光変調装置の製造工程を示す断面図である。 第2の実施の形態に係る光変調装置のスロット導波路の構成、およびスロット導波路と光分布との関係を示す断面図である。 第3の実施の形態に係る光変調装置の構成を示す平面図である。 第3の実施の形態に係る光変調装置の構成を示す斜視図である。 従来の光変調装置の構成を示す平面図、および断面図である。 従来の光変調装置におけるスロット導波路と光分布との関係を示す模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する
[第1の実施の形態]
図1(a)を参照して、本実施の形態に係る光変調装置10の構成について説明する。なお、光変調装置10は、図1(a)におけるA−A線断面図である図1(b)に示すようにパッド電極を除いて表面全体がSiO膜26で覆われているが、図1(a)の平面図においては、理解の容易化のために該SiO膜を省いて表している。この点につき、図2も同様である。
光変調装置10は、基板16上に配された、入出力導波路14、リング導波路12、正極側パッド電極18、負極側パッド電極20、および導波路15を含んで構成されている。入出力導波路14および導波路15は、リング導波路12と光学的に結合されており、導波路15はドロップ用の導波路である。
光変調装置10は、先述した光変調装置90と同様に、波長選択性を有する光スイッチとして機能する。正極側パッド電極18と負極側パッド電極20との間に電源を接続してリング導波路12のスロットに充填された電気光学効果を有する低屈折率媒質に電界を印加することにより、切り替える波長を可変とすることが可能である。
図1(b)は、リング導波路12の断面図を示している。同図に示すように、リング導波路12は、一例としてSi(シリコン)で形成された外側導波路122および内側導波路124と、一例として電気光学効果を有するEOポリマを充填して形成されたスロット120とを含んで構成されている。そして、外側導波路122はP型の不純物注入が施されたP型半導体層として形成され、正極側パッド電極18に接続されている。また、内側導波路124もP型の不純物注入が施されたP型半導体層として形成され、負極側パッド電極20に接続されている。
そして、本実施の形態に係るリング導波路12の内側導波路124の幅Wiは外側導波路122の幅Woよりも広くされている(図3も参照)。すなわち、本実施の形態に係るリング導波路12を形成する2本の導波路は非対称に形成されている。
図3に、本実施の形態に係るリング導波路12を構成するスロット導波路と該スロット導波路中を伝搬する光の分布との関係を示す。同図に示すように、光分布のピークはスロット120の位置と略一致している。そのため、P電極として機能する外側導波路122とP電極として機能する内側導波路124とにより、図中の矢印で示すように図3の横方向に印加される電界によって、リング導波路12内の伝搬光に対し効率よく位相変調を施すことが可能となる。
つぎに、光分布を上述したように形成できる理由を説明する。
図4ないし図7は、屈曲したスロット導波路における内側導波路と外側導波路の幅をパラメータとして、電界の分布がどのように変化するかをシミュレーションした結果の一例を示している。本シミュレーションは、屈曲における曲率半径を10μmとし、モード解析ツールであるRSoft社のFemSIMを用いて実行した。
図4(a)に示すように、本シミュレーションにおけるモデルは、SiO(二酸化シリコン)で周囲を取り囲まれたSi(シリコン)からなる幅Wiの内側導波路および幅Woの外側導波路から構成されている。したがって、幅WsのスロットにはSiOが充填されることになる。なお、可視域でのSiOの屈折率は約1.46、Siの屈折率は約3.42である。
スロットの幅Wsは0.2μmに、各導波路の高さHは0.21μmに各々固定されている。そして、Wi+Ws+Woを0.76μmに固定し、Wi=W、Wo=0.56−WとしてWを変数とした場合のスロット導波路における電界分布をシミュレーションし、閉じ込め係数(図4(b)では、「CONFINEMENT FACTOR」と表記)Γを評価した。閉じ込め係数Γは、スロット導波路を伝搬する光の全エネルギーに占めるスロットに閉じ込められた光のエネルギーの割合を示している。
図4(b)はその結果を示しており、同図の横軸は内側スロットの幅Wi(同図では「INSIDE SLOT WIDTH」と表記)、縦軸は閉じ込め係数Γである。同図より内側スロットの幅Wiが0.38μm、外側スロットの幅Woが0.18μmの近傍で閉じ込め係数Γが最大となっていることがわかる。すなわち、屈曲部を有するスロット導波路では、内側導波路の幅を外側導波路の幅に比較して相対的に広く形成することにより、伝搬光を効率よく閉じ込めることができるということがわかる。
図5ないし図7は、Wの増加に伴うスロット導波路の電界分布の変化を示しており、図5は、W=0.28μm(Wi=0.28μm、Wo=0.28μm、すなわち通常の対称スロット導波路)、図6は、W=0.37μm(Wi=0.37μm、Wo=0.19μm)、図7はW=0.38μm(Wi=0.38μm、Wo=0.18μm)の場合を示している。図5(b)、図6(b)、および図7(b)の横軸は、各図に示すように、リング導波路の断面に平行な方向にとったX軸を示しており、スロットの中心をX軸の原点としている。縦軸は紙面に平行な面内でX軸と直行する方向にとったY軸である。
図5(b)、図6(b)、および図7(b)から明らかなように、Wを大きくしていく(すなわち、内側導波路の幅を相対的に広く、外側導波路の幅を相対的に狭くしていく)ことにより、電界分布が外側導波路から内側導波路の方向に移動し、図7(b)のW=0.38μm(Wi=0.38μm、Wo=0.18μm)近傍でX=0付近、すなわちスロットの中心付近に電界が集中していることがわかる。
このように、スロットの中心付近に電界分布(光分布)のピークをもってくることにより、内側導波路124と外側導波路122による電界の分布とスロット120内の光分布とを略一致させることができるので、光変調装置10の効率的な位相変調が可能となる。
ここで、電気光学効果による位相変調量は、一般に次式のように表せることが知られている。(出展:西原他「光集積回路」、オーム社)
Δφ=πn rΓEl/λ
Δφは位相変調量、λは波長、nは電気光学効果を有する材料の屈折率、rは電気光学定数、Γは信号光と変調電界との重なり量、Eは印加電界、lは位相変調が機能している部分の長さである。ここで、上述した閉じ込め係数Γは、上式における重なり量Γに他ならない。つまり、位相変調量はΓに比例する(位相変調量∝Γ)ので、閉じ込め係数Γを上述したように高めることによって、同じ電界Eを印加した場合でも位相変調量Δφを飛躍的に高めることが可能となるのである。あるいは、同じ長さlでも変調電圧(駆動電圧)を下げることができるのである。
なお、本実施の形態においては、外側導波路122および内側導波路124にP型の不純物注入を行って各々正極側パッド電極18および負極側パッド電極20に接続する構成としたが、外側導波路122および内側導波路124に施す不純物注入の型はN型であってもよい。
また、入出力導波路14および導波路15は、スロット導波路であってもよいし、単一の導波路からなる通常の平面導波路であってもよい。
つぎに、図8を参照して、本実施の形態に係る光変調装置10の製造方法について説明する。図8(a)ないし(f)はそれぞれ光変調装置10におけるリング導波路12付近の断面図を示している。本実施の形態では、光変調装置10をSOI(Silicon on Insulator)基板を用いて製造する方法を例示して説明するが、本発明はこれに限定されず、他の公知のSi半導体プロセスを用いて製造してもよい。
図8において、まずSi基板16上にSiO層22とSi層24を積層させてウエハ状のSOI基板を作成する。精密な加工を可能とするために、Si層24は、一例として、約0.2μmとする。(図8(a))
つぎに、Si層24をリング導波路の形状にエッチングすべく、マスクを用いてドライエッチングを行う。ドライエッチングは、一例として、SF6(六フッ化硫黄)とO(酸素)の混合ガスによる反応性イオンエッチングを用いることができるが、これに限られず他のドライエッチング方法を用いてもよい。エッチング後、不要なマスクは、酸素プラズマを用いた反応性イオンエッチング等により剥離する。(図8(b))
つぎに、ドーピングの必要のない部分をマスクで覆い、イオン注入によって、内側導波路124および外側導波路122にP型不純物のドーピングを行う。P型不純物としてたとえばB(ホウ素)を用いることができる。
ドーピング後、不要なマスクは、酸素プラズマを用いた反応性イオンエッチング等により剥離する。その後ウエハを熱処理してアニーリングを施し、ドーピングによるSi結晶のダメージを修復する。(図8(c))
つぎに、CVD(Chemical Vapor Deposition:プラズマ化学気相成長)などによりSiO膜26を堆積させる。本工程以降のフォトリソグラフィーを正確に行うために、BやP(リン)等を該SiO膜26に添加して軟化加熱する方法、あるいは、化学研磨による方法によってSiO膜26を平坦化しておくことが望ましい。(図8(d))
つぎに、マスクを用いて、P型シリコンである内側導波路124および外側導波路122に接続する電極を形成するためのコンタクトホールを、SiO膜26をSi層24まで貫通させて形成する。その後、電極を形成する金属、たとえばAl(アルミニウム)をスパッタリングすることによって、コンタクトホールを埋めるとともにSiO膜26上にAl薄膜を形成する。その後、電極として残したい部分をマスクで覆い、フォトリソグラフィーなどによってパターニングし、Cl(塩素)プラズマを用いたドライエッチングなどによりAl薄膜をエッチングして、正極側パッド電極18および負極側パッド電極20を形成する。Al薄膜の不純物残渣はAlドライエッチング残渣除去液などによって除去しておくことが好ましい。(図8(e))
なお、電極を形成する金属はAlに限られずAu(金)等を用いてもよい。
つぎに、マスクを用いてSiO2膜26をエッチングし、スロット120部分にコンタクトホールを形成する。
その後、電気光学効果を有するポリマ(EOポリマ)の一種であるAJ−CKL1と母材(溶媒)となるポリマであるPMMA(Polymenthyl Methacrylate:ポリメタクリル酸メチル)とを1−1−2トリクロロエチレンに溶かした溶液を塗布し、約80℃の温度で加熱して溶媒1−1−2トリクロロエチレンを揮発させる。本工程により、低屈折率媒質であるEOポリマで充填されたスロットが形成されて、光変調装置10が集積されたウエハが完成する。(図8(f))
この後、各光変調装置10をチップにダイシング(チップ個片化)する。
さらに、EOポリマの電気光学効果を機能させるために、光変調装置10のチップを約90℃に加熱しながら、正極側パッド電極18と負極側パッド電極20との間に数Vないし数10Vの電圧を印加してEOポリマを配向させる。
以上詳述したように、本実施の形態に係る光変調装置によれば、屈曲したスロット導波路を含んで構成される光変調装置において、変調効率が改善されるという効果を奏する。
[第2の実施の形態]
本実施の形態に係る光変調装置80は、第1の実施の形態において光分布を変える方法を異ならせたものである。図1と異なる点は、リング導波路12をリング導波路32に置き換えた点のみなので、全体の構成は図1(a)を参照することとする。
図9に、本実施の形態に係る光変調装置80のリング導波路32の断面図を示す。
リング導波路32は、基板16上に配された、スロット320、外側導波路322、内側導波路324、正極側パッド電極18、および負極側パッド電極20を含んで構成されている。図1では、外側導波路122と内側導波路124の幅を異ならせて光分布を変えていたが、図9では、リング導波路32の外側導波路322と内側導波路324の幅は同一としている(図9で、Wi=Wo)。その代わり、内側導波路324の屈折率が外側導波路322の屈折率よりも相対的に大きくなるように構成している。内側導波路324と外側導波路322との間で屈折率差を設けるには、たとえば、内側導波路324をSiで形成し、外側導波路322をSi(窒化シリコン)で形成するとよい。
上記のような構成のリング導波路32では、光の分布を相対的に高屈折率である内側導波路324側に移動させるような作用が生ずるので、リング導波路32の屈曲に起因して外側導波路322側に偏った光分布が修正される。その結果図9に示すように、対称なスロット導波路であっても光分布の中心をスロット320付近にもってくることが可能となり、電界が効率よくスロット320に充填されたEOポリマに印加されることになる。
以上のように、本実施の形態に係る光変調装置によっても、屈曲したスロット導波路を含んで構成される光変調装置において、変調効率が改善されるという効果を奏する。
[第3の実施の形態]
本実施の形態は、本発明をMZ(マッハツェンダ)型光変調装置に適用した形態である。MZ型光変調装置とは、2つの位相変調装置の両端を50:50カプラで接続し、両位相変調装置において伝搬する光の位相差を0または半波長(π)としたのち合波することにより、DC(直流)光である入力光に対して振幅変調を行う変調装置である。
図10および図11を参照して本実施の形態に係る光変調装置50について説明する。 図10(a)において、光変調装置50は、基板60上に形成された、入力導波路62、出力導波路64、アーム導波路52a、52b、入力側50:50カプラ(分岐素子)54、出力側50:50カプラ56、および電極58a、58b、58cを含んで構成されている。図11に示すように、光変調装置50は、Si基板60、SiO層602、およびSi層604を含むSOI基板をベースに製造しており、その製造方法は第1の実施の形態の図8と同様である。
入力導波路62は導波路が1つの通常の平面導波路(以下、「単一導波路」という。)であり、入力導波路62に入力されたDC光である入力光Pinは、入力側50:50カプラ54で二分岐された後それぞれアーム導波路52aおよび52bへと導かれる。アーム導波路52aおよび52bのうち記号WG1で示した部分は単一導波路として、記号WG2で示した部分はスロット導波路として構成されている。各アーム導波路52a、52bを伝搬した光は、出力側50:50カプラ56で合波された後、出力光Poutとして出力される。
各電極の接続は、通常電極58bを接地(グランド)電位とし、電極58aと58cとの間に変調電気信号(通常マイクロ波ディジタル信号)を印加する。変調電気信号には直流バイアスが重畳される場合もある。
アーム導波路52aおよび52bのうちスロット導波路部分(記号WG2で示された部分)は第1の実施の形態の図1(b)と同様の構造とされている。すなわち、スロット導波路の屈曲部分では、P型にドープされた内側導波路の幅が相対的に広く、P型にドープされた外側導波路の幅が相対的に狭く形成されており、電極58aおよび58cに印加された変調電気信号によって、スロットに充填されたEOポリマに位相変調が施される。その結果、変調電気信号が「0」の場合と「1」の場合とで、アーム導波路52aおよび52bを伝搬する光の位相差が異なる状態となり、各アーム導波路を伝搬した光を50:50カプラ56で合波すると、変調電気信号の「0」および「1」に対応して光の振幅が異なる出力光、すなわち振幅変調された出力光Poutが得られる。
ここで、MZ型光変調装置を構成するアーム導波路および該アーム導波路に変調電気信号を印加する電極は、光信号と変調電気信号との作用長を考慮して一定の長さが必要とされる。その場合、MZ型光変調装置を集中定数型に構成すると、光波の速度とマイクロ波の速度にずれが生じて変調帯域が低下しやすいので、一般的には光波とマイクロ波の伝搬方向を一致させ両者の位相整合をとる進行波型に構成される。そのため、MZ型光変調装置はそのサイズが比較的大きくなってしまう傾向がある。
それに対し、本実施の形態に係る光変調装置50では、アーム導波路52a、52bを屈曲したスリット導波路で構成し、そのスリット導波路に横方向から電界を印加する構成としているため、アーム導波路として必要な長さを確保しつつ光の伝搬方向の長さを短縮し、小型化することができる。小型化することによって、光変調装置50を集中定数的に扱っても変調帯域を確保しやすくなる、つまり周波数特性が向上するという利点もある。
つぎに、光変調装置50のアーム導波路52a、52bの詳細な構成について説明する。アーム導波路52aおよび52bは、単一導波路部分WG1およびスロット導波路部分WG2を具備している。図10(b)は、スロット導波路部分WG2を拡大して示している。該スロット導波路部分WG2は、複数(同図では3個)の略半円形状の単位スロット導波路200を交互に向きを反転させて接続して構成され、その両端は略1/4円形状の単位スロット導波路202で接続されている。個々の単位スロット導波路200の断面構造は図1(b)と同様の構造とされている。すなわち、単位スロット導波路200は、スロット210、外側導波路212、および内側導波路214を含んで構成されており、スロット210にはEOポリマが充填されている。単位スロット導波路200は一定の幅を有するので、スロット210同士を接続すると、図10(b)に示すように単位スロット導波路200の端面同士がずれるように接続される。
つぎに、アーム導波路52aおよび52bにおける単一導波路とスロット導波路との結合構造について説明する。スロット導波路を用いたMZ型光変調装置を構成する際には、単一導波路とスロット導波路との間の相互変換構造が不可欠となる。そして、単一導波路とスロット導波路とを単純に結合すると、その構造の違いに起因して大きな反射・散乱が発生し大きな光損失を招く。そのため、本実施の形態に係る光変調装置50では、非対称モード変換器300を採用している。
図10(c)は、単一導波路とスロット導波路の結合部を構成する非対称モード変換器300およびその前後の導波路を拡大して示している。同図に示すように、本実施の形態の結合部は、単一導波路部WG3、非対称モード変換器300、スロット導波路部WG4を含んで構成されている。単一導波路部WG3は単一導波路310を備え、非対称モード変換器300はモード変換部単一導波路312、モード変換部テーパ導波路314を備え、スロット導波路部WG4は同形状の導波路316および318を備えている。
非対称モード変換器300を構成するモード変換部単一導波路312は、単一導波路310の片側を削り導波路幅を細くされて形成されており、その導波路幅でスロット導波路を構成する導波路318へと続いている。そして、テーパ状に形成されたモード変換部テーパ導波路314は、その先端位置を単一導波路310とモード変換部単一導波路312との切換部の位置に合わせ、かつモード変換部単一導波路312と離間させて配置されている。モード変換部テーパ導波路314は広い側の導波路幅でスロット導波路を構成する導波路316へと続いている。
ここで、単一導波路部WG3と非対称モード変換器300との接続点を接続点C1、非対称モード変換器300とスロット導波路部WG4との接続点を接続点C2とする。
接続点C1において、単一導波路310から2本の導波路(モード変換部単一導波路312およびモード変換部テーパ導波路314)に乗り換える際、2本の導波路のうちの1本をテーパ状にすることにより、接続点C1の前後における単一導波路310の実効屈折率と非対称モード変換器300の実効屈折率とが等しくなるように構成されている。かかる構成によって、接続点C1における入力光Pinの反射を抑えることができる。
さらに、本実施の形態に係る結合部では、非対称モード変換器300をモード変換部単一導波路312およびモード変換部テーパ導波路314を具備して構成することにより、接続点C1前後における光学モードの形状を極力一致させ、散乱の発生を抑制するようにしている。そして、モード変換部単一導波路312およびモード変換部テーパ導波路314から、接続点C2以降の導波路318および316にかけて単一導波路モードからスロット導波路モードへのモード変換が徐々になされ、導波路318、316と略1/4円形状の単位スロット導波路202との接続点付近までにはモード変換を完全に完了している。
以上の説明は、入力側の非対称モード変換器300についての説明であるが、出力側の非対称モード変換器についてもその構成、作用は同様であり、光の伝搬方向を逆に考えればよい。
以上の説明で明らかなように、本実施の形態に係る非対称モード変換器300を用いることにより、単一導波路とスロット導波路とを低損失で結合することが可能となる。
以上詳述したように、本実施の形態に係る光変調装置によっても、屈曲したスロット導波路を含んで構成される光変調装置において、変調効率が改善されるという効果を奏する。さらに、本実施の形態に係る光変調装置によれば、MZ型光変調装置が小型化され、その周波数特性が改善されるという効果も奏する。
10 光変調装置
12 リング導波路
14 入出力導波路
15 導波路
16 基板
18 正極側パッド電極
20 負極側パッド電極
22 SiO
24 Si層
26 SiO
32 リング導波路
50 光変調装置
52a、52b アーム導波路
54 入力側50:50カプラ
56 出力側50:50カプラ
58a、58b、58c 電極
60 基板
62 入力導波路
64 出力導波路
90 光変調装置
92 リング導波路
94 入出力導波路
95 導波路
96 基板
98 正極側パッド電極
99 負極側パッド電極
120 スロット
122 外側導波路
124 内側導波路
200 単位スロット導波路
202 単位スロット導波路
210 スロット
212 外側導波路
214 内側導波路
300 非対称モード変換器
310 単一導波路
312 モード変換部単一導波路
314 モード変換部テーパ導波路
316、318 導波路
320 スロット
322 外側導波路
324 内側導波路
602 SiO
604 Si層
920 スロット
922 外側導波路
924 内側導波路

Claims (7)

  1. 所定の屈折率より高い高屈折率媒質で形成され互いに平行に配置された導波路対、および前記導波路対の間に配置され、電気光学効果を有する前記所定の屈折率より低い低屈折率媒質が充填されたスロットを具備する導波路構造を有するとともに、前記導波路構造の少なくとも一部分に、前記導波路対を含む面に平行または略平行な面内において一方向に屈曲された屈曲部が形成され、かつ前記屈曲部における前記導波路対のうち屈曲方向の側の導波路の幅が屈曲方向とは反対方向の側の導波路の幅よりも広く形成されたスロット導波路と、
    前記スロットに対して、該スロットを伝搬する光と交差する方向に電界を印加する電界印加手段と、
    を含む光変調装置。
  2. 所定の屈折率より高い高屈折率媒質で形成され互いに平行に配置された導波路対、および前記導波路対の間に配置され、電気光学効果を有する前記所定の屈折率より低い低屈折率媒質が充填されたスロットを具備する導波路構造を有するとともに、前記導波路構造の少なくとも一部分に、前記導波路対を含む面に平行または略平行な面内において一方向に屈曲された屈曲部が形成され、かつ前記屈曲部における前記導波路対のうち屈曲方向の側の導波路の屈折率が屈曲方向とは反対方向の側の導波路の屈折率よりも大きくされたスロット導波路と、
    前記スロットに対して、該スロットを伝搬する光と交差する方向に電界を印加する電界印加手段と、
    を含む光変調装置。
  3. 前記低屈折率媒質が、電気光学効果を有するポリマである
    請求項1または請求項2に記載の光変調装置。
  4. 前記屈曲部における前記導波路対の一方の導波路および他方の導波路の少なくとも一部が導電体とされており、
    前記電界印加手段が、前記一方の導波路の前記導電体部分に接続された第1の電極、および前記他方の導波路の前記導電体部分に接続された第2の電極を含んで構成される
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の光変調装置。
  5. 前記スロット導波路を2つ有し、
    1つの入力端と2つの出力端を有するとともに、2つの前記スロット導波路の各々の一端が前記2つの出力端の各々に接続された分波器と、
    2つの入力端と1つの出力端を有するとともに、2つの前記スロット導波路の各々の他端が前記2つの入力端の各々に接続された合波器と、をさらに含み、
    前記電界印加手段は、2本の前記スロット導波路の各々のスロットに対して電界を印加する
    請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の光変調装置。
  6. 前記スロット導波路の屈曲部が、各々共通の幅を有するとともに所定の方向に屈曲した複数の単位スロット導波路を、屈曲方向を変えて交互にかつ各々の単位スロット導波路のスロット同士が連続するように接続されている
    請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の光変調装置。
  7. 前記単位スロットが略半円形状である
    請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の光変調装置。
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