JP2014078131A - 姿勢制御装置及びrfidタグ性能評価システム - Google Patents

姿勢制御装置及びrfidタグ性能評価システム Download PDF

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Abstract

【課題】RFIDタグの性能評価におけるRFIDタグの姿勢を容易に制御する。
【解決手段】タグ姿勢制御ユニットのPC20は、回転角取得手段201、目標姿勢登録手段202、目標姿勢記憶手段203、クレーン姿勢取得手段204、クレーン姿勢計算手段205及び目標姿勢制御手段206等を有する。回転角取得手段201は、操作者によりRFIDタグが手動で所定の姿勢に操作されたときのアクチュエータの回転角度であるアクチュエータ角度を取得し、目標姿勢登録手段202にアクチュエータ角度を通知する。目標姿勢制御手段206は、計測ユニットのPC15からの目標姿勢(タグ姿勢番号)の指定を受け付けると、クレーン姿勢計算手段205により計算されたクレーンの姿勢と、目標姿勢記憶手段203に記憶された目標姿勢とに基づき、姿勢制御部のアクチュエータを制御し、RFIDタグの姿勢を目標姿勢になるように変更する。
【選択図】図6

Description

本発明は、姿勢制御装置及びRFIDタグ性能評価システムに関する。
RFID(Radio Frequency Identification)システムの安定性を的確に評価するためには、実際にRFIDシステムが導入される環境でのRFIDタグの位置や姿勢毎の応答電波強度をその分布として把握しておく必要がある。応答電波強度分布の把握により、RFIDシステムの運用後に何らかの原因でRFIDタグの読み取り性能が低下した場合であっても、運用前後の応答電波強度分布を比較することで原因の究明、対処法の確立等を短時間で正確に行うことができる。
しかし、RFIDシステムが導入される環境はユーザの利用形態や利用場所等の物理的制約等によって様々であり、RFIDタグの応答電波強度の測定にはあらゆる場所で細かく位置や姿勢を変化させられる容易性や柔軟性が要求される。
そこで、例えば特許文献1には、RFIDタグの評価システムの一例として、評価対象のRFIDタグを保持する被試験体固定部を移動自在に支持する細長い板状の動径方向レールと、前記動径方向レール上で被試験体固定部を前後に移動させて任意の動径に変化させる動径駆動部と、前記動径方向レールの一端の基部を原点として動径方向レールを水平面に対して上下方向に回転させて任意の仰角方向に駆動する仰角駆動部と、前記動径方向レールを前記原点に位置する水平面に対して垂直な垂直部を軸として任意のヨー角に回転するよう駆動するヨー角駆動部とを備えた位置決め装置を設け、前記原点の位置にRFIDタグに対して試験用の無線信号の発信とRFIDタグから送信された無線信号の受信を行うアンテナを設け、前記各動径、仰角、ヨー角の各値の組み合わせ毎に前記アンテナから前記RFIDタグに対して無線信号の送信と、前記RFIDタグから受信した無線信号を受信して、各動径、仰角、ヨー角を変化させて評価する試験装置とを備えることを特徴とするRFIDタグの評価システムが開示されている。
特許文献1に記載の技術によれば、無線認証特有の相対姿勢の自由度を考慮した評価を行うため、RFIDタグの空間3次元の位置決めを行うことができる。
しかしながら特許文献1に記載の技術では、位置決め装置自体が例えば意図的せず動いてしまった場合や他の場所に移動して測定する場合等には、測定のための角度を再度調べたり、設定したりしなければならず、測定の正確性や容易性を欠くという課題があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、RFIDタグの性能評価におけるRFIDタグの姿勢を容易に制御することを目的とする。
上記課題を解決するため、姿勢制御装置は、RFIDタグの姿勢を制御する姿勢制御装置であって、前記RFIDタグの三次元空間における姿勢を目標姿勢として登録する目標姿勢登録手段と、前記目標姿勢に基づいて、前記RFIDタグの姿勢を制御する姿勢制御手段とを有する。
本発明の実施の形態によれば、RFIDタグの性能評価におけるRFIDタグの姿勢を容易に制御できる。
本発明の実施の形態のRFIDタグ性能評価システムの構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態の姿勢制御部の構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるRFIDタグ性能評価システムの処理手順の一例を示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態における絶対座標系、姿勢制御部座標系の設定の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるPCのハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるRFIDタグ性能評価システムの機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるクレーンのヨー角を計算する処理の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるアクチュエータの回転角度の設定の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における姿勢制御部の初期状態の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるRFIDタグの六面体への貼付パターンの一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるRFIDタグの基本姿勢を実現する姿勢制御部の関節配置の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における姿勢制御部の使用関節及びその使用関節の角度の設定の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における仮想タグ姿勢制御マニピュレータに設定する座標系の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるデフォルト関節配置のアクチュエータ角度の設定の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における仮想六面体を回転させた場合の目標姿勢の登録方法の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における仮想六面体の最小回転角度を導出する手順の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における各姿勢回転変換パターンに対応するタグ姿勢番号の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
本発明の実施の形態におけるRFIDタグ性能評価システムは、RFIDタグの応答電波強度を計測するときのRFIDタグの三次元空間における姿勢を目標姿勢として登録することで、RFIDタグの位置や姿勢が変化した場合でもRFIDタグの姿勢が目標姿勢になるように制御するシステムである。これにより、RFIDタグの評価を行う操作者の意図したRFIDタグの姿勢になるようRFIDタグの姿勢を容易に制御でき、RFIDタグの電波強度の測定精度の向上を図ることを可能とする。操作者は、例えばRFIDタグ性能評価システムを利用し、RFIDタグの応答電波強度を測定する者やRFIDタグ性能評価システムのシステム管理者等である。なお、RFIDタグ性能評価システムは、RFIDタグの性能評価に限らず、ある物体の位置や姿勢を変化させ、その物体の送受信データを測定し、評価するシステムに適用できる。
[システム構成]
図1は、本発明の実施の形態におけるRFIDタグ性能評価システムの構成の一例を示す図である。RFIDタグ性能評価システム1は、アンテナユニット10、計測ユニット11及びタグ姿勢制御ユニット12を有する。図1の例では2つのアンテナユニット10によりゲートを構成している。但し、アンテナユニット10は2つに限定されるものではない。
アンテナユニット10は、計測ユニット11のPC15と通信可能に接続されている。なお、アンテナユニット10とPC15との接続の形態は有線、無線を問わない。アンテナユニット10はPC15からの制御によりタグ姿勢制御ユニット12が保持しているRFIDタグ16に対して試験用の無線信号の発信とRFIDタグ16から送信された無線信号の受信とを行う。アンテナユニット10は受信した無線信号をPC15に送信する。RFIDリーダライタは例えばアンテナユニット10に内蔵されている。RFIDリーダライタはアンテナユニット10とPC15との間に別途、設けられていてもよい。アンテナユニット10はRFIDタグ検知手段の一例である。
計測ユニット11は、ステレオカメラ14及びPC15を有する。
ステレオカメラ14は、PC15の制御によりタグ姿勢制御ユニット12のマーカ18を撮影する。マーカ18はタグ姿勢制御ユニット12のクレーン19の所定位置に取り付けられている。また、ステレオカメラ14は、三脚21に取り付けられている。ステレオカメラ14は、PC15とケーブルで通信可能に接続されている。
PC15は、アンテナユニット10を制御してRFIDタグ16の応答電波強度を計測する。また、PC15は、ステレオカメラ14による撮影結果からマーカ18の3次元位置を計測することができる。PC15は、クレーン19に取り付けられたRFIDタグ16とマーカ18との位置関係を予め設定しておくことで、マーカ18の3次元位置からRFIDタグ16の3次元位置を計算できる。PC15とタグ姿勢制御ユニット12のPC20とは有線又は無線を問わず、通信可能に接続されている。
タグ姿勢制御ユニット12は、クレーン19と、クレーン19の先端に取り付けられている姿勢制御部13と、PC20とを有する。
クレーン19には姿勢制御部13、マーカ18、PC20、ペデスタル22及び重力加速度センサが取り付けられている。例えばマーカ18はLEDにより実現できる。例えばマーカ18は異なる色のLEDにより実現することが望ましい。クレーン19は、図1に示される矢印のように、クレーン19を回転軸とした回転(ピッチ角の回転)、ペデスタル22を回転軸とした回転(ヨー角の回転)及びペデスタル22の車輪により全方位への移動が可能とされる。
PC20は、姿勢制御部13を制御し、RFIDタグ16の姿勢を制御する。また、PC20は、RFIDタグ16の応答電波強度を計測する際のRFIDタグ16の姿勢を決定するために、操作者が手動でRFIDタグ16を変化(回転)させたときの姿勢を目標姿勢として記憶する。また、PC20はクレーン19のピッチ角方向の回転角度を重力加速度センサを制御し取得する。また、PC20は、PC15から送信される情報を受信する通信機能を有する。ここで、PC15から送信される情報は、クレーン19のヨー角方向の回転角度である。
姿勢制御部13は、隣接軸が直交する3軸以上のジンバル機構を備え、PC20の制御によりRFIDタグ16の姿勢を変更する。ジンバル機構が3軸以上の回転軸のジンバル17を有することで、ジンバル17に取り付けられたRFIDタグ16の姿勢を3次元空間において制御できる。
図2は、本発明の実施の形態における姿勢制御部13の構成の一例を示す図である。図2に示されるように、姿勢制御部13は、4軸のジンバル機構を備え、ジンバル17にはRFIDタグ16が取り付けられている。ここで、最も外側の回転軸を有するジンバル17をジンバル17とし、内側にかけて順に、ジンバル17、ジンバル17、最も内側のものをジンバル17とする。そして、ジンバル17の各回転軸には、駆動関節(アクチュエータ)23と受動関節(軸受け)24とが設置されている。アクチュエータ23及び軸受け24は、最も外側の回転軸に設置されているものから内側にかけて順に、それぞれアクチュエータ23、23、23、23及び軸受け24、24、24、24である。RFIDタグ16とジンバル17とは、アクチュエータ23及び軸受け24を介して接続されている。本発明の実施の形態において、アクチュエータ23は回転角度センサを備えており、回転角度センサにより測定されたアクチュエータ23が回転した角度(アクチュエータ角度)がPC20に通知される。また、PC20の制御により、アクチュエータ23が可動(回転)され、RFIDタグ16の姿勢が変化する。なお、3軸ジンバル機構では、3つの回転軸のうち2つの軸が同一平面上に揃ってしまう特異姿勢(ジンバルロック)となり得る。そこで、本発明の実施の形態のようにジンバル機構17は、特異姿勢になるのを回避するため4つの回転軸を有する4軸ジンバル機構が望ましい。
図1に戻り説明する。
ペデスタル22は車輪がついており、操作者の手動の操作によりタグ姿勢制御ユニット12の位置を全方位に容易に移動できる。また、ペデスタル22は、操作者がクレーン19のピッチ角(クレーン19を回転軸とした回転)及びヨー角(ペデスタル22を回転軸とした回転)を手動で可動できるようにクレーン19に取り付けられている。
このように、タグ姿勢制御ユニット12は、応答電波強度の計測をする際のRFIDタグ16の姿勢として目標姿勢を登録できる。また、タグ姿勢制御ユニット12は、操作者が手動でタグ姿勢制御ユニット12の位置並びにクレーン19のピッチ角及びヨー角を変化させることができる。そして、タグ姿勢制御ユニット12は、クレーン19の移動や回転、姿勢制御部13の姿勢の変化があったとしても、姿勢制御部13を制御し、RFIDタグ16の姿勢を目標姿勢になるよう変化させることができる。
[システム動作概要]
本発明の実施の形態において、上述したシステム構成によりRFIDタグ性能評価システム1は例えば図3に示すフローチャートの手順で処理を行う。図3は、本発明の実施の形態におけるRFIDタグ性能評価システム1の処理手順の一例を示すフローチャートである。
S1:操作者は、RFIDタグ16の応答電波強度を測定する際のRFIDタグ16の姿勢(目標姿勢)になるように、姿勢制御部13に搭載されたRFIDタグ16を手動で回転等の操作を行う。
S2:PC20は、姿勢制御部13のアクチュエータ23に具備された回転角度センサにより計測されたアクチュエータ23の回転角度を取得する。
S3:PC20は、得られたアクチュエータ23の回転角度に基づき、RFIDタグ16の目標姿勢の演算処理を実行する。姿勢の演算処理とは、姿勢の座標変換等の処理である。
S4:PC20は、計算されたRFIDタグ16の目標姿勢を登録する。
上述したステップS1〜4の処理により、応答電波強度を測定する際のRFIDタグ16の姿勢(目標姿勢)を登録する。以降、ステップS5〜6の処理は、RFIDタグ16が目標姿勢になるように制御する処理である。
S5:目標姿勢を登録してから応答電波強度を計測するまで、操作者等によりクレーン19が移動されたり、回転されたりする場合がある。そのため、PC20は、クレーン19の姿勢を計算する。その計算結果は、RFIDタグ16の目標姿勢が絶対座標系に対して一定になるよう制御する際に用いられる。
ここで、本発明の実施の形態における絶対座標系の設定について説明する。図4は、本発明の実施の形態における絶対座標系、姿勢制御部座標系の設定の一例を示す図である。図4に示されるように、絶対座標系Σcは三脚21に取り付けられた雲台の回転角を中心としたときのステレオカメラ14の座標系(xc、yc、zc)として設定する。姿勢制御部座標系Σsは姿勢制御部13に固定された座標系(xs、ys、zs)として設定する。各軸の正方向は、図4に示されるように設定される。また、クレーン19のピッチ角pは姿勢制御部13(クレーン先端)が上に上がる方向を正とする。クレーン19のヨー角wは上から見たとき時計回りに回転する方向を正とする。
図3に戻り説明する。
S6:PC20は、ステップS4において登録された目標姿勢と、ステップS5において計算されたクレーンの姿勢とに基づき、姿勢制御部13を制御し、RFIDタグ16の姿勢を目標姿勢になるよう変化させる。PC20は、RFID16を目標姿勢にする制御が完了すると、応答電波強度の計測の要求をPC15に送信する。
S7:PC15は、RFIDタグ16の姿勢が目標姿勢になると、RFIDタグ16のアンテナユニット10を制御し、RFIDタグ16の応答電波強度を計測する。
以上の処理に基づき、RFIDタグ性能評価システムは、予め登録された目標姿勢になるようにRFIDタグ16の姿勢を制御し、RFIDタグ16の応答電波強度を計測することができる。
[ハードウェア構成]
計測ユニット11のPC15とタグ姿勢制御ユニット12のPC20とは例えば図5に示すようなハードウェア構成により実現される。図5は、本発明の実施の形態におけるPCのハードウェア構成の一例を示す図である。ここではPC20を一例として説明する。
PC20はバス39で相互に接続されている入力装置31、出力装置32、記録媒体読取装置33、補助記憶装置34、主記憶装置35、演算処理装置36及びインタフェース装置37を含むように構成される。
入力装置31はキーボードやマウス等である。入力装置31は各種信号を入力するために用いられる。出力装置32はディスプレイ装置等である。出力装置32は各種ウインドウやデータ等を表示するために用いられる。インタフェース装置37は、モデム、LANカード、USB(Universal Serial Bus)等である。インタフェース装置37は例えばステレオカメラ14等の他の機器並びにインターネット及びLAN等のネットワークに接続するために用いられる。
タグ姿勢制御ユニット12を実現するためのタグ姿勢制御プログラムは、PC20を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。タグ姿勢制御用プログラムは例えば記録媒体38の配布やネットワーク等からのダウンロード等によって提供される。
記録媒体38はCD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的又は磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
タグ姿勢制御用プログラムを記録した記録媒体38が記録媒体読取装置33にセットされると、タグ姿勢制御用プログラムは記録媒体38から記録媒体読取装置33を介して補助記憶装置34にインストールされる。ネットワーク等からダウンロードされたタグ姿勢制御用プログラムはインタフェース装置37を介して補助記憶装置34にインストールされる。
補助記憶装置34はタグ姿勢制御用プログラムを含むプログラム、ファイル、データ等を格納する。主記憶装置35はタグ姿勢制御用プログラムの起動時に補助記憶装置34からタグ姿勢制御用プログラムを読み出して格納し、又その他のファイルやデータ等を格納する。また、主記憶装置35は目標姿勢を記憶する。演算処理装置36は主記憶装置35に格納されたタグ姿勢制御用プログラムに従って各種処理を実現する。
なお、PC15は上記同様のハードウェア構成を有する。但し、PC15において実行されるプログラムは、計測用プログラムである。
[機能構成]
図6は、本発明の実施の形態におけるRFIDタグ性能評価システム1の機能構成の一例を示す図である。
(タグ姿勢制御ユニット12のPC20)
PC20は、回転角取得手段201、目標姿勢登録手段202、目標姿勢記憶手段203、クレーン姿勢取得手段204、クレーン姿勢計算手段205及び目標姿勢制御手段206等を有する。
回転角取得手段201は、操作者によりRFIDタグ16が手動で所定の姿勢に操作されたときのアクチュエータ23の回転角度であるアクチュエータ角度を取得し、目標姿勢登録手段202にアクチュエータ角度を通知する。
目標姿勢登録手段202は、回転角取得手段201から通知されたアクチュエータ角度に基づき、姿勢の座標系の変換等の演算処理をする。そして、目標姿勢登録手段202は、変換により得られた姿勢を目標姿勢として、目標姿勢記憶手段203に登録する。本発明の実施の形態において、複数の目標姿勢を設定することができる。そして、複数の目標姿勢には、それぞれタグ姿勢番号が割り振られている。なお、目標姿勢登録手段202による詳細な演算処理及び目標姿勢の登録処理については後述する。
目標姿勢記憶手段203は、目標姿勢登録手段202からの目標姿勢の登録処理要求に基づき、目標姿勢を記憶する。目標姿勢は、タグ姿勢番号に対応付けて記憶される。目標姿勢記憶手段203は、目標姿勢の記憶に例えば主記憶装置35を用いる。但し、目標姿勢の記憶には、補助記憶装置34や記録媒体38等が用いられてもよい。また、後述する目標姿勢制御手段206がRFIDタグ16を目標姿勢になるように制御する際に、目標姿勢記憶手段203に記憶される目標姿勢が参照される。
クレーン姿勢取得手段204は、クレーンヨー角取得手段2041とクレーンピッチ角取得手段2042とを有し、クレーン19の移動や回転による姿勢に関する情報を取得する。クレーン19の姿勢に関する情報とは、図4に示したクレーン19のヨー角及びピッチ角である。クレーンヨー角取得手段2041は、PC15により算出されたクレーン19のヨー角を取得する。クレーンピッチ角取得手段2042は、クレーン19に取り付けられた重力加速度センサからクレーン19のピッチ角を計測する。クレーン姿勢取得手段204は、得られたクレーン19のヨー角及びピッチ角を、クレーン姿勢計算手段205に通知する。
クレーン姿勢計算手段205は、クレーン19のヨー角及びピッチ角に基づきクレーン19の姿勢を計算する。なお、姿勢制御部13はクレーン19の先端に固定して設置されているため、クレーン19の姿勢は姿勢制御部13の姿勢と同じである。クレーン19の姿勢の計算方法について図4を参照しつつ説明する。まず絶対座標系Σcを基準としたクレーン19の姿勢制御部座標系Σs姿勢を、
Figure 2014078131
とする。クレーン19のピッチ角p=0、ヨー角w=0のときの
Figure 2014078131
を姿勢制御部座標系Σsのデフォルト姿勢
Figure 2014078131
とする。絶対座標系Σcのxc軸まわりにp回転させ、yc軸まわりにw回転させる回転行列Rpwを、
Figure 2014078131
とする。したがって、絶対座標系Σcにおけるピッチ角p、ヨー角w回転したクレーン19の姿勢制御部座標系Σs姿勢は、
Figure 2014078131
となる。以上のように、クレーン姿勢計算手段205は、クレーン19のピッチ角p及びヨー角wにより絶対座標系Σc基準のクレーン19の姿勢制御部座標系Σs姿勢を算出できる。
図6に戻り説明する。
目標姿勢制御手段206は、後述する計測ユニット11のPC15からの目標姿勢(タグ姿勢番号)の指定を受け付けると、クレーン姿勢計算手段205により計算されたクレーン19の姿勢と、目標姿勢記憶手段203に記憶された目標姿勢とに基づき、姿勢制御部13のアクチュエータ23を制御し、RFIDタグ16の姿勢を目標姿勢になるように変更する。なお、目標姿勢制御手段206は、RFIDタグ16の姿勢の目標姿勢への変更契機がPC15からの目標姿勢の指定を受け付ける場合に限らず、例えば、指定が無い場合も常にクレーン19の姿勢の変化に関わらず一定の目標姿勢を保つように制御してもよい。
(計測ユニット11のPC15)
PC15は、クレーンヨー角計算手段151、クレーンヨー角通知手段152、姿勢番号指定手段153及び応答電波強度計測手段154等を有する。
クレーンヨー角計算手段151は、ステレオカメラ14によるクレーン19に設置されたマーカ18の撮影結果に基づき、クレーンのヨー角を計算する。クレーンのヨー角を計算する処理について図7を用いて説明する。図7は、本発明の実施の形態におけるクレーンのヨー角を計算する処理の一例を示す図である。
まず、クレーンヨー角計算手段151はステレオカメラ14を制御してクレーン19に設置されたマーカ18−1、18−2を撮影する。クレーンヨー角計算手段151はステレオカメラ14による撮影結果からマーカ18−1の3次元位置[x1,y1,z1]とマーカ18−2の3次元位置[x2,y2,z2]とを計測する。
次いで、クレーンヨー角計算手段151はマーカ18−1、18−2の三次元位置から以下の式(数式3)を用いてクレーン19のヨー角wを計算する。
w=tan−1{(x2−x1)/(z2−z1)}・・・(数式3)
そして、クレーンヨー角計算手段151は、ヨー角wの計算結果のPC20への送信を、クレーンヨー角通知手段152に要求する。
図6に戻り説明する。
クレーンヨー角通知手段152は、クレーンヨー角計算手段151により計算されたクレーン19のヨー角をPC20に送信する。
姿勢番号指定手段153は、RFIDタグ16の応答電波強度を測定する際の姿勢である目標姿勢(タグ姿勢番号)を指定する。姿勢番号指定手段153は、指定された目標姿勢(タグ姿勢番号)をPC20に通知する。この指定された目標姿勢(タグ姿勢番号)に基づきPC20でRFIDタグ16の姿勢を制御する。なお、目標姿勢が複数存在しない場合は、姿勢番号指定手段153は必ずしも必要とせず、例えば、RFIDタグ16の姿勢が一つの目標姿勢に常に保持されるようにPC20において制御されればよい
応答電波強度計測手段154は、アンテナユニット10を制御し、RFIDタグ16の応答電波強度を計測する。
以下、図3におけるステップS1〜4により実行される目標姿勢が登録されるまでの処理(1)と、ステップS6における登録された目標姿勢に基づきRFIDタグ16の姿勢を制御する処理(2)とを詳細に説明する。
[処理手順]
(1)目標姿勢の登録処理手順
本発明の実施の形態における目標姿勢を算出する演算処理の一例について説明する。
<アクチュエータの回転角度の設定>
まず前提として、姿勢制御部13のアクチュエータ23の回転角度について説明する。図8は、本発明の実施の形態におけるアクチュエータ23の回転角度の設定の一例を示す図である。図8(a)に示されるように、アクチュエータ23の回転角度の可動範囲は0〜300[deg]であり、中心は150[deg]である。本発明の実施の形態において、図8(a)に示されるアクチュエータの回転角度を、アクチュエータ基準アクチュエータ角度とする。一方、本発明の実施の形態において、目標姿勢の演算処理を簡単にするため、図8(b)に示されるようなアクチュエータ23の回転角度の可動範囲が0〜300[deg]、中心が0[deg]であるアクチュエータの回転角度を、姿勢制御部基準アクチュエータ角度という。したがって、アクチュエータ基準アクチュエータ角度と姿勢制御ツール基準アクチュエータ角度とは、(アクチュエータ基準アクチュエータ角度)=(姿勢制御ツール基準アクチュエータ角度)+150[deg]の関係が成り立つ。
<姿勢制御部の初期状態>
姿勢制御部13の初期状態は例えば図9に示されるような状態である。図9は、本発明の実施の形態における姿勢制御部13の初期状態の一例を示す図である。ここで、姿勢制御部13の初期状態とは、アクチュエータ23〜23の姿勢制御部基準アクチュエータ角度が全て0[deg]におけるジンバル17〜17の状態(姿勢)をいう。図9に示されるように、姿勢制御部13の初期状態では、姿勢制御部座標系Σsのxs−ys軸からなる面(xs−ys面)とジンバル17が平行であり、xs−zs面とジンバル17〜17がそれぞれ平行である。
<複数の目標姿勢(基本姿勢)の一括設定>
RFIDシステムは例えばマテリアルハンドリングに利用される。そのときRFIDタグ16は、例えば段ボール等の六面体の箱のいずれかの面に貼り付けられる場合がある。そのため、RFIDタグ16の応答電波強度の計測にあたり、例えば六面体の各面にRFIDタグ16が貼り付けられるパターン毎に性能評価を行う必要があるが、目標姿勢を貼付パターン毎に都度登録するのは効率的でない。そこで、本発明の実施の形態において、RFIDタグ16の複数の貼付パターン(姿勢)を目標姿勢として一括登録できるようにする。そして、複数の目標姿勢のそれぞれに対応するタグ姿勢番号を、計測ユニット11(PC15)側で指定することにより、そのタグ姿勢番号に対応する目標姿勢にRFIDタグ16の姿勢を変化させることができる。本発明の実施の形態では、RFIDタグ16の複数の姿勢の登録(演算処理)にあたり、六面体が存在すると仮定し、その仮定した六面体(以下、「仮想六面体」という。)にRFIDタグ16が貼り付けられた場合の複数パターンの姿勢を求める。なお、本発明の実施の形態における仮想六面体の一形態として立方体を取り扱う。
仮想六面体の一辺に平行にRFIDタグ16を貼り付ける場合、RFIDタグ16の貼付パターンは図10に示されるようなパターンとなる。図10は、本発明の実施の形態におけるRFIDタグ16の六面体への貼付パターンの一例を示す図である。図10(a)及び(b)に示されるように、RFIDタグ16は姿勢1〜姿勢6の貼付パターン(以下、「基本姿勢」という。)となる。ここで図10(a)に示される仮想六面体の座標系を仮想六面体座標系Σmとし、各軸をそれぞれxm、ym、zmとする。RFIDタグ16の姿勢1と姿勢6とはxm−ym面、姿勢2と姿勢3とはxm−zm面、姿勢4と姿勢5とはym−zm面上に貼り付けられた姿勢である。そして、姿勢1と姿勢6とはxm−ym面の法線(zm軸)を軸に90度回転させた関係である。同様に、姿勢2及び姿勢3と姿勢4及び姿勢5とは、それぞれxm−zm面の法線(ym軸)、ym−zm面の法線(xm軸)を軸に90度回転させた関係である。また、言い換えると、姿勢1と姿勢6とをym軸を中心に90度回転させた姿勢がそれぞれ姿勢4と姿勢5とである。姿勢1と姿勢6とをxm軸を中心に90度回転させた姿勢がそれぞれ姿勢2と姿勢3とである。なお、基本姿勢の仮想六面体の表面上の位置は、互いに直交して隣接する平面上のいずれかの面であればよい。そして、各姿勢(姿勢1〜6)のRFIDタグ16に固定された座標系を、図10(a)に示されるように仮想六面体座標系Σmと各軸を平行にしたタグ座標系Σtとして設定する。
上述したように、本発明の実施の形態において、これらのRFIDタグ16の基本姿勢(姿勢1〜6)を目標姿勢として一括登録する。また、姿勢1〜6の表示がタグ姿勢番号であり、このタグ姿勢番号に対応付けて目標姿勢が記憶される。
なお、本発明の実施の形態における目標姿勢の登録は、複数の六面体へのRFIDタグ16の貼り付けパターンを同時に登録する方法に限らず、ある一つの貼り付けられ方のみを目標姿勢として登録してもよい。また、RFIDタグ16を貼り付ける対象の形状は、六面体に限らず、例えば円柱や球形やその他の多面体であってもよく、それぞれの形状におけるRFIDタグ16の貼り付け部位に応じて目標姿勢を同時登録してもよい。
次いで、6種類の基本姿勢の算出方法を説明する。基本姿勢の算出には順運動学を用いる。そのためには、まず各基本姿勢を実現する姿勢制御部13の関節配置を決定し、その決定された関節配置における姿勢を算出する。姿勢制御部13の関節配置とは、ジンバル17のフレームにより構成される関節の位置であって、ジンバル17〜17の回転した状態によって表される。
<基本姿勢の関節配置の定義>
RFIDタグ16の各基本姿勢(姿勢1〜6)を実現する姿勢制御部13の関節配置は、図11に示すような配置である。図11は、本発明の実施の形態におけるRFIDタグ16の各基本姿勢を実現する姿勢制御部13の関節配置の一例を示す図である。ジンバル17が特異姿勢(ジンバルロックの状態)にならない条件の下、各基本姿勢に対する関節配置を決定する。ここで、ジンバル17が特異姿勢にならない条件とは、ジンバル17〜17の回転軸のうち3軸が線形独立な位置に存在する状態である。図11の姿勢1に示されるように、アクチュエータ23と23とは同じ回転軸であるが、この回転軸とアクチュエータ23の回転軸とアクチュエータ23の回転軸とはいずれも線形独立な関係にある。その他の基本姿勢である姿勢2〜6についても姿勢1の場合同様に、ジンバル17の3つの回転軸が線形独立の関係となっている。なお、姿勢制御部13の関節配置は、図11に示される配置に限らず、ジンバル17の3つの回転軸が線形独立であればよい。
<基本姿勢の関節角度の設定>
本発明の実施の形態において、姿勢制御部13は4軸ジンバル機構を有する。4軸ジンバル機構は冗長自由度を持つため、RFIDタグ16の一つの姿勢を実現するためのアクチュエータ23の回転角度は無数にあり、一意に求めることができない。そこで、各基本姿勢を実現するためのアクチュエータ23の回転角度を一意に求めることができるように、それぞれの関節配置において、アクチュエータ(駆動関節)23〜23のうち、3つの線形独立な関節である使用関節を決定する。アクチュエータ23のうち使用関節ではない残りの一つの関節は固定関節とする。ここで、使用関節のみで構成された機構を仮想タグ姿勢制御マニピュレータという。
図12は、本発明の実施の形態における姿勢制御部13の使用関節及びその使用関節の角度の設定の一例を示す図である。図12の例では、姿勢1及び姿勢2における使用関節はアクチュエータ23、23、23である。残りの一つのアクチュエータ23は固定関節である。姿勢3及び姿勢4における使用関節はアクチュエータ23、23、23である。姿勢5及び姿勢6における使用関節はアクチュエータ23、23、23である。そして、これら使用関節のみからなる機構が仮想タグ姿勢制御マニピュレータである。
また、以降の計算を容易にするため、仮想タグ姿勢制御マニピュレータにおけるアクチュエータ23の回転角度として仮想タグ姿勢制御マニピュレータ基準アクチュエータ角度を設定する。アクチュエータ23〜23に対応する仮想タグ姿勢制御マニピュレータ基準アクチュエータ角度をそれぞれθ1〜θ4とする。仮想タグ姿勢制御マニピュレータ基準アクチュエータ角度θ1〜θ4は、アクチュエータ23からRFIDタグ16に向かう方向をネジの先端としたとき、右ネジの回転方向を正とする。図12の例における姿勢1〜6の仮想タグ姿勢制御マニピュレータの関節配置は、θ1〜θ4がそれぞれ0[deg]の場合の関節配置(デフォルト関節配置)である。
<座標系の設定>
続いて、仮想タグ姿勢制御マニピュレータの姿勢の算出の前提として、仮想タグ姿勢制御マニピュレータに次の座標系を設定する。
−姿勢制御部座標系Σs(xs,ys,zs)
−関節座標系Σn(xn,yn,zn) 但し、n=1〜4
−手先座標系Σe(xe,ye,ze)
−タグ座標系Σt(xt,yt,zt)
図13は、本発明の実施の形態における仮想タグ姿勢制御マニピュレータに設定する座標系の一例を示す図である。姿勢制御部座標系Σsは、姿勢制御部13に対する座標系である。関節座標系Σnは、マニピュレータ23に対する座標系であり、マニピュレータ23〜23毎にそれぞれ関節座標系Σ1〜Σ4を設定する。手先座標系Σeは、RFIDタグ16が接続されている仮想タグ姿勢制御マニピュレータの先端部の座標系である。タグ座標系Σtは、RFIDタグ16に対する座標系である。図13に示されるように、各座標系におけるx軸、y軸、z軸はそれぞれ平行である。なお、図13では姿勢1及び姿勢3において設定される座標系を例示しているが、他の基本姿勢である姿勢2、4〜6にも同様な座標系が設定される。
<手先座標系姿勢の算出>
次に、仮想タグ姿勢制御マニピュレータの姿勢制御部座標系Σsを基準とした手先座標系Σeの姿勢
Figure 2014078131
を、基本姿勢(姿勢1〜6)毎に算出する。ここで、図11に示されるように、姿勢1と姿勢2との関節配置は同じである。同様に、姿勢3と姿勢4との関節配置及び姿勢5と姿勢6との関節配置はそれぞれ同じである。すなわち、姿勢制御部座標系Σsにおける手先座標系Σe姿勢
Figure 2014078131
は、上述した対にした基本姿勢毎に算出できる。
(姿勢1及び姿勢2の場合)
図12に示される姿勢1の例では、アクチュエータ23をθ2回転させるときの回転軸はz2軸(図13参照)である。同様にアクチュエータ23をθ3回転させ、アクチュエータ23をθ4回転させるときの回転軸は、それぞれy3軸、x4軸である。
ここでz2軸まわりにθ2回転させるときの回転行列は、
Figure 2014078131
である。
y3軸まわりにθ3回転させるときの回転行列は、
Figure 2014078131
である。
x4軸まわりにθ4回転させるときの回転行列は、
Figure 2014078131
である。
したがって、姿勢1及び姿勢2の場合の姿勢制御部座標系Σsにおける手先座標系Σe姿勢は、
Figure 2014078131
となる。
(姿勢3及び姿勢4の場合)
姿勢3及び姿勢4の場合の姿勢制御部座標系Σsにおける手先座標系Σe姿勢は、姿勢1及び姿勢2の場合同様に算出すると、
Figure 2014078131
となる。
(姿勢5及び姿勢6の場合)
姿勢5及び姿勢6の場合の姿勢制御部座標系Σsにおける手先座標系Σe姿勢は、姿勢1及び姿勢2の場合同様に算出すると、
Figure 2014078131
となる。
以上のように各基本姿勢(姿勢1〜6)の姿勢制御部座標系Σsにおける手先座標系Σe姿勢を算出することができる。
<デフォルト関節配置におけるアクチュエータ角度>
上述した姿勢の算出には、各基本姿勢における仮想タグ姿勢制御マニピュレータのデフォルト関節配置(θ1〜θ4がそれぞれ0[deg]の場合の関節配置)における仮想タグ姿勢制御マニピュレータ基準アクチュエータ角度が必要となる。ここで、図9に示した姿勢制御部基準アクチュエータ角度が全て0[deg]の場合の関節配置と、図11に示した各基本製の仮想タグ姿勢制御マニピュレータ基準アクチュエータ角度のデフォルト関節配置との関節角度を比較する。この比較の結果、図14に示される値(単位:deg)を姿勢制御部基準アクチュエータ角度に加算することで、仮想タグ姿勢制御マニピュレータ基準アクチュエータ角度に変換できる。図14は、本発明の実施の形態におけるデフォルト関節配置のアクチュエータ角度の設定の一例を示す図である。(仮想タグ姿勢制御マニピュレータ基準アクチュエータ角度)=(姿勢制御ツール基準アクチュエータ角度)+(図14中の値[deg])の関係がある。
ここで、図14に示される姿勢1の場合を例に挙げると、図9に示した関節配置と、図11の姿勢1に示した関節配置とでは、アクチュエータ23では、両者は同じ角度である。なお、姿勢1におけるアクチュエータ23は上述したように固定関節である。次に、アクチュエータ23において、図11の姿勢1の関節配置は、図9の関節配置から90[deg]正方向に回転させた配置である。アクチュエータ23では、図11の姿勢1の関節配置は、図9の関節配置から正方向に90[deg]回転させた配置である。アクチュエータ23において、図11の姿勢1の関節配置と図9の関節配置とは同じ配置であり角度は0[deg]である。姿勢2〜6の場合も同様にして比較すると、図14に示す値が得られる。
<基本姿勢の回転時の目標姿勢の演算>
次に、各基本姿勢(姿勢1〜6)を回転させた場合の目標姿勢の演算処理について説明する。本発明の実施の形態における目標姿勢の登録では、上述したように1つの基本姿勢の手動での回転に伴い、残りの5つの基本姿勢の回転後の姿勢も目標姿勢として登録される。ここで、姿勢6の関節配置におけるRFIDタグ16を手動で回転させた場合を例に説明する。
図15は、本発明の実施の形態における仮想六面体を回転させた場合の目標姿勢の登録方法の一例を示す図である。図15(a)は、RFIDタグ16のタグ座標系Σtと、各基本姿勢のRFIDタグ16が貼り付けられた六面体の仮想六面体座標系Σmと、絶対座標系Σcとの関係を示す図である。ここで、例えば六面体をyc軸まわりに−30[deg]、60[deg]回転させた場合の仮想六面体及びRFIDタグ16の姿勢を、図15(b)に示す。図15(b)に示されるように、仮想六面体座標系Σmの姿勢は変化するが、yc軸まわりの回転後の姿勢4及び姿勢5のRFIDタグ16の姿勢は絶対座標系に対しては等価である。つまり、RFIDタグ16の姿勢は回転が90[deg]周期で同じとなる。よって、最も回転角度が小さい姿勢(最小回転角度姿勢)を用いて、登録を行うこととする。なお、yc軸まわりの回転を例に説明したが、他の軸まわりの回転に関しても同様である。
仮想六面体における最小回転角度姿勢を次のように導出する。図16は、本発明の実施の形態における仮想六面体の最小回転角度を導出する手順の一例を示す図である。
図16(a)に示すように、仮想六面体の回転前の姿勢制御部座標系Σs基準における手先座標系Σeのxyz各軸の単位方向ベクトルを(i0,j0,k0)とする。
次に、図16(b)に示すように、仮想六面体を回転させた後の姿勢制御部座標系Σs基準における手先座標系Σeのxyz各軸の単位方向ベクトルを(i,j,k)とする。ここで、回転後の姿勢制御部座標系Σs基準の手先座標系Σeは、上述した数式4〜6により求めた座標系である。
次に、図16(c)に示すように、仮想六面体表面の単位法線ベクトルを生成するために、(i,j,k)と(±1)とを乗算する。その結果、6つの単位法線ベクトル(i,j,k,−i,−j,−k)が生成される。
図16(d)に示すように、これら6つの単位法線ベクトルとi0との内積を計算したときに、最大値となったベクトルが回転後の姿勢制御部座標系Σs基準の手先座標系Σeのx軸となる。また、単位法線ベクトルとj0との内積を計算したときに、最大値となったベクトルが回転後の姿勢制御部座標系Σs基準の手先座標系Σeのy軸となる。
図16(e)に示すように、回転後の手先座標系Σeのx軸、y軸に対応するベクトルi、jの外積(i×j=k)が回転後の姿勢制御部座標系Σs基準の手先座標系Σeのz軸となる。
ここで、姿勢制御部座標系Σsにおける手先座標系Σe姿勢とタグ座標系Σt姿勢とが等しい。よって、図16(d)・(e)において求めたxyz軸が、姿勢制御部座標系Σs基準におけるタグ座標系Σtの姿勢(目標姿勢)
Figure 2014078131
である。但し、この目標姿勢は姿勢制御部座標系Σsに対する姿勢であるため、目標姿勢を姿勢制御部13に依存しない絶対座標系Σcに対する姿勢
Figure 2014078131
に座標変換する。ここで、数式2より算出される絶対座標系Σcに対する姿勢制御部座標系Σsの姿勢
Figure 2014078131
と、数式4〜6及びΣe=Σtより算出される姿勢制御部座標系Σsに対するタグ座標系Σtの姿勢
Figure 2014078131
とに基づき、絶対座標系Σcに対するタグ座標系Σtの姿勢を、
Figure 2014078131
として算出できる。
さらに、これをオイラー角表現に変換する。zc軸まわりにr回転し、xc軸まわりにp回転し、yc軸まわりにw回転した回転行列Rrpwは、
Figure 2014078131

であるから、姿勢制御部13がデフォルト姿勢であるときの姿勢
Figure 2014078131
姿勢をzc軸まわりにr回転し、xc軸まわりにp回転し、yc軸まわりにw回転した絶対座標系Σsに対するタグ座標系Σtの姿勢は、
Figure 2014078131
となる。このように、RFIDタグ16をロール角r、ピッチ角p、ヨー角w回転させたRFIDタグ16の絶対座標系Σcに対するRFIDタグ16の姿勢を計算できる。
上述した処理によって、RFIDタグ性能評価システム1は、応答電波強度を計測する際のRFIDタグ16の姿勢を目標姿勢として登録することができる。
また、RFIDタグ性能評価システム1は、一度の姿勢の登録処理において、複数の姿勢を一括して目標姿勢として登録でき、作業の効率化を図ることができる。
(2)姿勢制御処理手順
目標姿勢制御手段206により、RFIDタグ16の姿勢を、登録された目標姿勢になるようアクチュエータ23を制御する処理手順を説明する。
上述したように、例えばクレーン19が移動したり、回転したりした場合においても、絶対座標系Σcを基準としたタグ座標系Σtの目標姿勢
Figure 2014078131
のように一定である。一方、絶対座標系Σcを基準とした姿勢制御部座標系Σsの姿勢
Figure 2014078131
は変化する。ここで、RFIDタグ16の姿勢の制御は、姿勢制御部13のアクチュエータ23の回転角度を調整することにより実現する。すなわち、姿勢制御座標系Σsに対するタグ座標系Σtの姿勢は次の式
Figure 2014078131
に基づき、アクチュエータ23の回転角度を変化させる。ここで、
Figure 2014078131
は、
Figure 2014078131
の逆行列であり、これは直行行列のため逆行列と転置行列は等しい。したがって、数式2の転置行列と数式7とに基づき、数式8を計算することができる。そして、絶対座標系Σcに対する手先座標系Σe姿勢とタグ座標系Σt姿勢とが等しいとすると、各基本姿勢(姿勢1〜6)の姿勢を表す数式4〜6と数式8とが等式で成り立つ。この等式(方程式)を、逆運動学を用いて、アクチュエータ23の関節角度(仮想タグ姿勢制御マニピュレータ基準アクチュエータ角度(θ1〜θ4))を算出する。この算出した関節角度になるように、目標姿勢制御手段206はアクチュエータ23を制御する。
以上の処理手順により、RFIDタグ性能評価システム1は予め登録された目標姿勢にRFIDタグ16の姿勢を変化させることができる。
<アクチュエータ可動範囲を超える場合の処理>
本発明の実施の形態において、アクチュエータ23の可動範囲は0〜300[deg]である。ここで、クレーン19の移動又は回転が大きい場合、RFIDタグ16を目標姿勢に変化させるにあたりアクチュエータ23の回転角度が可動範囲を超える場合があり得る。そのため、RFIDタグ16の姿勢は回転が90[deg]周期で同じである(図15参照)ので、目標姿勢の登録処理同様に最小の回転角度による姿勢(最小回転角度姿勢)を用いて(図16参照)、RFIDタグ16の姿勢制御を実行する。
ここで、姿勢制御部座標系Σsを基準としたタグ座標系Σtの目標姿勢の各軸のベクトルを、
Figure 2014078131
とする。また、最小の回転角度を用いた姿勢制御部座標系Σsを基準とした新たなタグ座標系Σtdの目標姿勢及びその各軸のベクトルを、
Figure 2014078131
とする。最小回転角度姿勢を用いたRFIDタグ16の姿勢制御とは、数式9を数式10に変換する処理(姿勢回転変換処理)である。ここで、クレーン19の構成より回転軸は、xt軸とzt軸とである。よって、姿勢回転変換処理の変換パターンは次の5種類である。
−変換パターン1:xt軸まわりに±90[deg]回転
−変換パターン2:zt軸まわりに±90[deg]回転
−変換パターン3:xt軸まわりに±90[deg]回転後、zt軸まわりに±90[deg]回転
−変換パターン4:zt軸まわりに±90[deg]回転後、xt軸まわりに±90[deg]回転
−変換パターン5:xt軸まわりに±90[deg]回転後、xt軸まわりに±90[deg]回転又はzt軸まわりに±90[deg]回転後、zt軸回りに±90[deg]回転
ここで、タグ座標系Σtを基準とした新たなタグ座標系Σtdの姿勢は、
Figure 2014078131
のような回転行列として表される。一方、例えば、変換パターン1の場合の回転行列は、
Figure 2014078131
である。同様に変換パターン2〜5の回転行列を求める。
そして、数式11の回転行列が変換パターン1〜5に対応する回転行列のいずれに該当するか場合分けし、変換パターン毎にタグ姿勢番号(姿勢1〜6)の切り替えを行う。切り替え処理におけるタグ姿勢番号は図17の対応表に基づく。図17は、本発明の実施の形態における各姿勢回転変換パターンに対応するタグ姿勢番号の一例を示す図である。図17の例における指令用タグ姿勢番号は、操作者により指定される基本姿勢に対応付けられたタグ姿勢番号(姿勢1〜6)である。制御用タグ姿勢番号は、姿勢番号指定手段153によりタグ姿勢番号が指定された場合に、変換パターン毎の目標姿勢制御手段206が選択する(切り替える)タグ姿勢番号である。
上述したように、本発明の実施の形態において、RFIDタグ性能評価システム1は、クレーン19の回転する角度が大きい(アクチュエータ回転角度を上回る)場合でも、RFID16の姿勢が予め定めた目標姿勢になるように制御することができる。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
なお、特許請求の範囲に記載したタグ姿勢制御装置はタグ姿勢制御ユニット12に相当する。計測装置は計測ユニット11に相当する。
1 RFIDタグ性能評価システム
10 アンテナユニット
11 計測ユニット
12 タグ姿勢制御ユニット
13 姿勢制御部
14 ステレオカメラ
15 PC
16 RFIDタグ
17 ジンバル
18 マーカ
19 クレーン
20 PC
23 アクチュエータ
151 クレーンヨー角計算手段
152 クレーンヨー角通知手段
153 姿勢番号指定手段
154 応答電波強度計測手段
201 回転角取得手段
202 目標姿勢登録手段
203 目標姿勢記憶手段
204 クレーン姿勢取得手段
205 クレーン姿勢計算手段
206 目標姿勢制御手段
特許第4579599号

Claims (10)

  1. RFIDタグの姿勢を制御する姿勢制御装置であって、
    前記RFIDタグの三次元空間における姿勢を目標姿勢として登録する目標姿勢登録手段と、
    前記目標姿勢に基づいて、前記RFIDタグの姿勢を制御する姿勢制御手段とを有する姿勢制御装置。
  2. 前記目標姿勢登録手段は、互いに直交して隣接する3つの平面上に位置する複数の姿勢を目標姿勢として登録する請求項1記載の姿勢制御装置。
  3. 前記複数の姿勢は、所定の平面に位置する前記RFIDタグの第1の姿勢と、前記平面上で前記第1の姿勢を90度回転させた第2の姿勢と、前記第1の姿勢及び前記第2の姿勢を前記平面上の直交座標系の各軸まわりに90度回転させた姿勢とである請求項2記載の姿勢制御装置。
  4. 前記姿勢制御手段は、前記目標姿勢として登録された前記複数の姿勢の中から指定された姿勢に基づいて、前記RFIDタグの姿勢を制御する請求項2又は3記載の姿勢制御装置。
  5. 前記RFIDタグは、3軸以上のジンバル機構に搭載され、
    前記姿勢制御手段は、前記ジンバル機構の回転軸毎に設置されたアクチュエータの制御により前記RFIDタグの姿勢を変更する請求項1乃至4のいずれか一項記載の姿勢制御装置。
  6. 前記アクチュエータは、該アクチュエータが回転した角度を計測する回転角度センサを備え、
    前記目標姿勢登録手段は、当該RFIDタグの姿勢が変更された際に計測された前記アクチュエータが回転した角度に基づき、前記目標姿勢を登録する請求項5記載の姿勢制御装置。
  7. 前記ジンバル機構は、位置、ヨー角及びピッチ角の変更を可能とするクレーンに取り付けられている請求項5又は6記載の姿勢制御装置。
  8. 前記姿勢制御手段は、前記クレーンの姿勢と前記目標姿勢とに基づいて、前記RFIDタグの姿勢を制御する請求項7記載の姿勢制御装置。
  9. 前記目標姿勢は、前記RFIDタグの応答電波強度を計測する際の姿勢である請求項1乃至8のいずれか一項に記載の姿勢制御装置。
  10. RFIDタグの姿勢を制御する姿勢制御装置と、前記RFIDタグの応答電波強度を計測する計測装置とを有するRFIDタグ性能評価システムであって、
    前記姿勢制御装置は、
    前記RFIDタグの三次元空間の姿勢を目標姿勢として登録する目標姿勢登録手段と、
    前記目標姿勢に基づいて、前記RFIDタグの姿勢を制御する姿勢制御手段とを有し、
    前記計測装置は、
    前記目標姿勢における前記RFIDタグの応答電波強度を計測する応答電波強度計測手段を有するRFIDタグ性能評価システム。
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