JP2014076767A - ハイブリッド車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、重量化を回避するとともに、電動機の高出力を可能とする昇圧機能部を備えたハイブリッド車両を提供することを課題とする。
【解決手段】
本願発明に係るハイブリッド車両は、発電機8と、電動機3と、蓄電池4の出力電圧を昇圧する昇圧器6と、スイッチング素子7aを介して一端が蓄電池4の正極側に電気接続されたリアクトル7bと、制御装置と、を備え、リアクトル7bの他端は、多相インバータ9の一相に設けられた正極側スイッチング素子14WHと負極側スイッチング素子14WLとの中点14Wに電気接続され、制御装置は、蓄電池4の残容量が第1閾値以上の場合であって、昇圧器6による昇圧後の電力量が電動機3の要求出力に対して不足となるときに、スイッチング素子7aをオンにし、正極側スイッチング素子14WHと負極側スイッチング素子14WLとのオンオフの切り替えを行うことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ハイブリッド車両に関する。
内燃機関と電動機との二つの動力源を搭載するハイブリッド車両には、蓄電池の電力で駆動する電動機の高出力化を図るため、蓄電池の出力電圧を昇圧する昇圧器、若しくは、昇圧機能を発揮する構成(以下、「昇圧機能部」という。)が設けられている。
たとえば、下記特許文献1には、昇圧機能を発揮するほかに、小型軽量化・低コスト化を図るため、2つのコンデンサの中間点に電圧可変形エネルギ貯蔵素子の一端が接続されてなる昇圧機能部が開示されている(段落0022、図6参照。)。
そして、通常出力時に、2つのコンデンサの一方に溜まった電荷を放出し、高出力時に、2つのコンデンサの両方に溜まった電荷を放出するように構成されている。
また、下記特許文献2には、電動機駆動システムの部品点数の減少を図るため、電動機の複数コイルが結線された中性点と、インバータの正極側母線(または負極側母線)とに電源が接続されてなる昇圧機能部が開示されている。
また、近年のハイブリッド車両は、蓄電池に蓄電された電力のみで走行するEV走行を基本走行としている。そのため、大容量化された昇圧器、若しくは、電動機に対して並列接続された複数の昇圧器がハイブリッド車両に搭載されるようになった。
特開平11−178114号公報 特開2011−041336号公報
しかしながら、昇圧器の大容量化は、リアクトルの大型化を招き、ひいてはハイブリッド車両の重量化を招いた。同様に、複数の昇圧器を設けた場合も、ハイブリッド車両の重量化を招いていた。よって、ハイブリッド車両に大容量の昇圧器及び複数の昇圧器を搭載しないことが好ましい。
また、上記特許文献1に開示される昇圧機能部では、通常出力時において、2つのコンデンサの一方しか利用されておらず、2つのコンデンサの他方の使用頻度が比較的低かった。ここで、使用頻度が比較的低い部品を搭載することは、車両内の収容空間を占有して、他の部品の搭載を制限するとともに、車両の重量化を招く。よって、昇圧機能部の部品点数が抑えられていることが好ましい。
他方、特許文献2に開示される昇圧機能部によれば、重量化、部品点数の増加を招くおそれがないものの、発電機の中性点を利用している。そのため、中性点から三相に電流が分流し、発電機のロータが振動するおそれがあるため好ましくない。
そこで、本発明は、前記する背景に鑑みて創案された発明であって、重量化を回避するとともに、電動機の高出力を可能とする昇圧機能部を備えたハイブリッド車両を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本願発明に係るハイブリッド車両は、内燃機関によって駆動される発電機と、蓄電池又は前記発電機から供給される電力により駆動する電動機と、前記蓄電池の出力電圧を昇圧する昇圧器と、スイッチング素子を介して一端が前記蓄電池の正極側に電気接続されたリアクトルと、制御装置と、を備えるハイブリッド車両であって、前記リアクトルの他端は、前記発電機に設けられた多相インバータの何れか一相に設けられた正極側スイッチング素子と負極側スイッチング素子との中点に電気接続され、前記制御装置は、前記蓄電池の残容量が第1閾値以上の場合であって、前記昇圧器による昇圧後の電力量が前記電動機の要求出力に対して不足となるときに、前記昇圧器による昇圧を行うとともに、前記スイッチング素子をオンにし、前記正極側スイッチング素子と前記負極側スイッチング素子とのオンオフの切り替えを行うことを特徴とする。
本発明によれば、リアクトルと蓄電池との間に介在するスイッチング素子をオン、発電機の多相インバータにおける正極側スイッチング素子をオンとした場合に、リアクトルを介して、蓄電池の電力が電動機に供給される。
また、正極側スイッチング素子と負極側スイッチング素子とのオンオフの切り替えを行った場合、リアクトルを介して電動機に供給される電力の電圧が昇圧される。つまり、本発明のリアクトルとスイッチング素子は、発電機の多相インバータを利用した昇圧機能部を構成している。
そのため、制御装置は、蓄電池の残容量が第1閾値以上の場合であって、昇圧器による昇圧後の電力が前記電動機の要求電力に対して不足となると判断したときに、正極側スイッチング素子と負極側スイッチング素子とのオンオフの切り替えを行うことで、不足する電力を補うことができ、電動機の高出力化を図ることができる。
また、本発明によれば、上記する構成により電動機の高出力化を図ることができるため、大容量化した昇圧器及び並列接続された複数の昇圧器を搭載する必要がなく、ハイブリッド車両の重量化を招くおそれがない。
さらに、本発明によれば、昇圧機能部(リアクトルとスイッチング素子)が多相インバータの一相を利用しており、部品点数が抑えられている。よって、他の部品の搭載を制限するおそれを低減できるとともに、車両の重量化を回避できる。そのほか、本発明によれば、昇圧機能部が発電機の中性点に接続していないため、発電機のロータが振動するおそれがない。
また、前記制御装置は、前記蓄電池の残容量が第1閾値未満となった場合であって、前記昇圧器による昇圧後の電力量が前記電動機の要求出力に対して不足するときに、前記昇圧器による昇圧を行う一方で、前記スイッチング素子をオフにし、前記内燃機関を駆動させて前記発電機の発電電力を電動機に供給することを特徴とする。
前記する構成によれば、蓄電池の残容量が第1閾値未満となった場合に、発電機を駆動させることで、電動機の要求電力に対して不足する電力を補うことができ、電動機の高出力化を図ることができる。また、スイッチング素子をオフにするため、リアクトルを介して電力が供給されることがなく、蓄電池の電力消費が抑制される。
また、前記第1閾値は、前記蓄電池の電力消費を抑制するために前記蓄電池の電力と発電機の電力を電動機に供給するか否かの基準値である第2閾値よりも大きな値であるとともに、前記第1閾値と前記第2閾値との差分である差分電力量が、前記多相インバータが発電機の発電電力を変換可能な状態に切り替わる間に消費される蓄電池の電力量に比べて多くなるように設定されていることを特徴とする。
前記する構成によれば、蓄電池の残容量が第2閾値未満となる前に、多相インバータが発電機の発電電力を変換可能な状態になっている。そのため、蓄電池の残容量が第2閾値未満となった場合に、発電機の発電電力を電動機に供給できないという事態を回避することができる。
また、前記制御装置は、前記蓄電池の残容量が前記第1閾値以上であるか否かの判定と、前記蓄電池の残容量が前記第2閾値以上であるか否かの判定と、前記電動機の要求出力が第1所定値以上であるか否かの判定と、前記電動機の要求出力が、前記昇圧器による昇圧後の電力量である第2所定値以上であるか否かの判定と、を行うことを特徴とする。
前記する構成によれば、蓄電池の残容量が第1閾値又は第2閾値以上であるか否かについて判断できるとともに、電動機の要求出力が第1所定値又は第2所定値以上であるか否かを判断できる。そのため、導出された蓄電池の残容量と電動機の要求出力とに基づいて、昇圧器による昇圧と、リアクトル及びスイッチング素子から構成される昇圧機能部による昇圧と、内燃機関の駆動による発電機の発電との可否を選択して、電動機に電力を供給でき、電動機が出力不足となるおそれがない。
以上、本発明によれば、重量化を回避するとともに、電動機の高出力を可能とする昇圧機能部を備えたハイブリッド車両を提供することができる。
実施形態に係るハイブリッド車両の全体構成を示すブロック図である。 蓄電池と昇圧器と昇圧機能部と駆動用インバータと発電用インバータとの電気的接続を示す回路図である。 蓄電池の残容量及び電動機の出力要求から電力供給方法を選択する電力供給選択マップである。 電力供給選択処理のフローチャート図である。
次に、実施形態に係るハイブリッド車両について、図面を適宜参照しながら説明する。
なお、実施形態に係るハイブリッド車両1は、内燃機関が発電機に連結し、電動機が駆動輪に連結するシリーズ型の車両である。
また、実施形態に係るハイブリッド車両1は、CD(Charge Depleting Range)走行を基本走行とし、蓄電池の残容量が後述する第2閾値未満となった場合に、蓄電池の電力消費を抑えるため、CS(Charge Sustaining Range)走行を行うようになっている。なお、CD走行とは、電動機が蓄電池の電力のみで駆動することを指し、CS走行は、電動機が蓄電池と発電機との電力で駆動することを指す。
図1に示すように、実施形態のハイブリッド車両1は、駆動輪2に連結する電動機(MOT)3と、電動機3に直流電力を供給する蓄電池(BATT)4と、蓄電池4から供給される直流電力を交流電力に変換する駆動用インバータ(MOT PDU)5と、蓄電池4の出力電圧を昇圧する昇圧器(VCU1)6及び昇圧機能部(VCU2)7と、交流電力を生成する発電機(GEN)8と、交流電力を直流電力に変換する発電用インバータ(GEN PDU)9と、発電機8を駆動させる内燃機関(ENG)10と、各装置の動作を制御する制御装置11と、を主に備えている。
蓄電池4は、リチウムイオン(Li−ion)型などの2次電池である。また、蓄電池4には、出力する直流電力を電動機3に配電するためのジャンクションボード(JB)12と、外部の充電装置(図示略)に接続して充電する外部充電プラグ(CHG)15と、図示しない低電圧蓄電池に接続して低電圧蓄電池の充電を行うコンバータ(DV)16とが設けられている。
さらに、図2に示すように、電動機3に電力を供給する幹線として、蓄電池4の正極端子側に正極側母線4aと中点母線4bが接続され、蓄電池4の負極端子側に負極側母線4cが接続されている。
図2に示すように、昇圧器6は、正極側母線4a上に設けられた第1トランジスタ6aと、正極側母線4a上であって第1トランジスタ6aよりも蓄電池4側に設けられた第1リアクトル6bと、正極側母線4aと負極側母線4cに接続する第2トランジスタ6cとを備えている。なお、第2トランジスタ6cの正極側端子(コレクタ端子)が、リアクトル6bと第1トランジスタ6aとの間となるように正極側母線4aに接続している。
そして、第1トランジスタ6aと第2トランジスタ6cとのオンオフの切り替えを行うことにより、蓄電池4の出力電圧を昇圧できるようになっている。
図2に示すように、駆動用インバータ5は、正極側母線4aに接続する上アームの正極側トランジスタ13UH〜13WHと、負極側母線4cに接続する下アームの負極側トランジスタ13UL〜13WLとを電気的に直列接続した直列回路を3つ備える3相(U相〜W相)型のインバータである。
また、駆動用インバータ5は、正極側トランジスタ13UH〜13WHと負極側トランジスタ13UL〜13WLとのスイッチング動作により、蓄電池4又は発電機8から供給される直流電力を交流電力に変換し、電動機3の駆動用ステータコイル3aに出力するようになっている。
一方、ハイブリッド車両1の減速時などにおいて、駆動輪2側から電動機3側に駆動力が伝達された場合に、電動機3が発電機として機能する。この場合においては、駆動用インバータ5は、正極側トランジスタ13UH〜13WHと負極側トランジスタ13UL〜13WLとのスイッチング動作により、駆動用ステータコイル3aから出力された交流電力を直流電力に変換して、蓄電池4を充電できるようになっている。
発電用インバータ9は、正極側母線4aに接続する上アームの正極側トランジスタ14UH〜14WHと、負極側母線4cに接続する下アームの負極側トランジスタ14UL〜14WLとを電気的に直列接続した直列回路を3つ備える3相(U相〜W相)型のインバータである。
また、発電用インバータ9は、正極側トランジスタ14UH〜14WHと負極側トランジスタ14UL〜14WLとのスイッチング動作により、発電機8の発電用ステータコイル8aから出力された交流電力を直流電力に変換し、電動機3又は蓄電池4に供給できるようになっている。
さらに、発電用インバータ9のW相の中点14Wには、中点母線4bが接続されている。
昇圧機能部7は、中点母線4b上に設けられたスイッチング素子7aと、中点母線4b上であってスイッチング素子7aよりも中点14W側に設けられた第2リアクトル7bとを備えている。そのため、スイッチング素子7aをオンとすることで、中点母線4bを介して、発電用インバータ9のW相が通電するようになっている。
なお、スイッチング素子7aのオン時において、発電用インバータ9のW相の正極側トランジスタ14WHをオン、負極側トランジスタ14WLをオフとした場合、正極側母線4aに電流Iaが流れる。一方、スイッチング素子7aのオン時において、発電用インバータ9のW相の正極側トランジスタ14WHをオフ、負極側トランジスタ14WLをオンとした場合、負極側母線4cに電流Ibが流れる。
さらに、スイッチング素子7aがオン時において、発電用インバータ9のW相の正極側トランジスタ14WHと負極側トランジスタ14WLとのオンオフの切り替えを行うことにより、第2リアクトル7bに電磁エネルギが溜められて、大電流となった電流Iaが正極側母線4aに流れるようになっている。
図1に示すように、制御装置11は、例えばCPU(Central Processing Unit)などの電子回路により構成される各種のECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)として、内燃機関ECU(「FI−ECU」)20と、発電機ECU(「GEN−ECU」)21と、電動機ECU(「MOT−ECU」)22と、昇圧器ECU(「VCU−ECU」)23と、蓄電池ECU(「BATT−ECU」)24と、マネジメントECU(「MG−ECU」)25と、を備えている。
なお、各ECUは、ハイブリッド車両1の各種の状態を検出するセンサ類と共に、車両のCAN(Controller Area Network)通信ライン26に接続されている。
内燃機関ECU20は、マネジメントECU25の指示に従って内燃機関10の駆動を制御するものであって、例えば、スロットルバルブを駆動する電磁アクチュエータに制御電流を通電させて、所望のバルブ開度となるようにスロットルバルブの電子制御を行っている。
発電機ECU21は、マネジメントECU25の指示に従って、発電用インバータ9の正極側トランジスタ14UH〜14WH及び負極側トランジスタ14UL〜14WLのオン、オフと、昇圧機能部7のスイッチング素子7aのオン、オフを制御するものである。
例えば、マネジメントECU25から昇圧機能部7の昇圧を指示された場合、スイッチング素子7aをオンとし、発電用インバータ9のW相の正極側トランジスタ14WHと負極側トランジスタ14WLとがオンオフの切り替え動作を行うように制御する。
また、マネジメントECU25からインバータ9による電力変換を指示された場合、スイッチング素子7aをオフとし、発電用インバータ9の正極側トランジスタ14UH〜14WH及び負極側トランジスタ14UL〜14WLのスイッチング動作を行うように制御する。
さらに、発電機ECU21は、マネジメントECU25から指示がない場合には、昇圧機能部7のスイッチング素子7aをオフにして、発電用インバータ9が発電機8から出力される交流電力を直流電力に変換可能な状態に制御するようになっている。
電動機ECU22は、マネジメントECU25の指示に従って、駆動用インバータ5の正極側トランジスタ13UH〜13WH及び負極側トランジスタ13UL〜13WLのスイッチング動作を制御するものである。
昇圧器ECU23は、マネジメントECU25の指示に従って、第1トランジスタ6a、第2トランジスタ6cのオン、オフを制御するものであり、昇圧指示された場合に、第1トランジスタ6aと第2トランジスタ6cとがオンオフの切り替え動作を行うように制御している。
蓄電池ECU24は、例えば蓄電池4を含む高圧電装系の監視および保護などの制御
と、を行なう。例えば、蓄電池ECU24は、蓄電池4の端子間電圧と電流と温度との各検出信号に基づき、残容量(SOC:State Of Charge)などの各種の状態量を算出する。
マネジメントECU25は、各装置の動作の監視を行うとともに、各装置を動作させるために、内燃機関ECU20と、発電機ECU21と、電動機ECU22と、昇圧器ECU23と、蓄電池ECU24とのそれぞれに指示を行うものである。
また、図3に示すように、マネジメントECU25は、蓄電池4の残容量(SOC)と電動機3に要求される要求出力(PWR)とに基づいて、電動機3に電力を供給する方法を選択する電力供給選択マップを有している。
図3に示す電力供給選択マップの横軸は、蓄電池4の残容量(SOC)を示し、左端から右に向かうに連れて蓄電池4の残容量が少ないことを示す。また、電力供給選択マップ上の蓄電池4の残容量において、第1閾値と第2閾値とが設定されている。
第2閾値とは、蓄電池4の電力消費を抑えるために、内燃機関10を駆動させて、発電機8の電力及び蓄電池4の電力を電動機3に供給することを開始する基準値であり、例えば、CD走行をそのまま継続すると、数時間で蓄電池4の残容量がなくなり走行不能となるような値(残容量)が設定されている。
一方で、第1閾値は、蓄電池4の残容量が第2閾値未満となった場合、速やかに発電用インバータ9が発電機8の電力変換を行い、電動機3に電力を供給できるようにするため、昇圧機能部7の発電用インバータ9の利用を禁止することを開始する基準値である。
また、第1閾値は、第2閾値よりも大きな値(蓄電池4の残容量が多い)であって、第1閾値と第2閾値との差分である差分電力量が、切替時に消費される電力量に比べて多くなるように設定されている。
なお、切替時に消費される電力量とは、蓄電池4の出力電圧を昇圧器6と昇圧機能部7とが昇圧して、蓄電池4の出力が最高出力となっている状態から、昇圧機能部7が昇圧を停止(発電用インバータ9のW相の利用状態を停止)して、発電用インバータ9が発電機8の発電電力を変換可能な状態に切り替わるまでの時間内に、蓄電池4から出力されて消費した電力量である。
よって、蓄電池4が最高出力状態で、蓄電池4の残容量が第1閾値未満となった時点で、昇圧機能部7の昇圧を停止させることで、蓄電池4の残容量が第2閾値未満となる前に、発電用インバータ9が発電機8の電力変換を行える状態とすることができる。
一方で、電力供給選択マップの縦軸は、電動機3に要求される要求出力(PWR)を示し、下端から上に向かうに連れて、電動機3に要求される出力が大きいこと、言い換えれば、電動機3に供給すべき電力が多いことを示す。また、電力供給選択マップ上の要求出力において、第1所定値と第2所定値とが設定されている。
第1所定値とは、蓄電池4が出力可能な最大電力を電動機3に供給した場合の電動機3の出力値である。
第2所定値とは、蓄電池4が出力可能な最大電力を出力し、かつ、昇圧器6による昇圧が行われた場合の電動機3の出力値である。
また、マネジメントECU25は、図示しないアクセル開度センサ、車速センサの情報に基づいて、要求出力導出マップ(不図示)から電動機3の要求出力(PWR)を導出できるように構成されている。
さらに、マネジメントECU25は、電動機3の要求出力を導出した場合、電動機3に供給する電力が要求出力を満たすようにするため、電力供給選択マップに基づいて電力供給選択処理を行うように構成されている。
以下、マネジメントECU25が行う電力供給選択処理について、図4を用いて説明する。
まず、マネジメントECU25は、電動機3の要求出力を導出した場合(「START」)、蓄電池4の残容量(SOC)が第1閾値以上であるか否かを判定する(S1)。
そして、マネジメントECU25は、蓄電池4の残容量が第1閾値以上であると判定した場合(S1で「Yes」の場合)、次に、電動機3の要求出力(PWR)が第1所定値以上であるか否かを判定する(S2)。
マネジメントECU25は、電動機3の要求出力が第1所定値以上でないと判定した場合(S2で「No」の場合)、蓄電池4をオン(出力)、内燃機関10をオフ(停止)、昇圧器6をオフ(昇圧しない)、昇圧機能部7をオフ(昇圧しない)と選択して(S13)、電力供給選択処理を終了する(「END」)。
一方で、電動機3の要求出力が第1所定値以上であると判定した場合(S2で「Yes」の場合)、マネジメントECU25は、電動機3の要求出力が第2所定値以上であるか否かを判定する(S3)。
電動機3の要求出力が第2所定値以上でないと判定した場合(S3で「No」の場合)、マネジメントECU25は、蓄電池4をオン(出力)、内燃機関10をオフ(停止)、昇圧器6をオン(昇圧する)、昇圧機能部7をオフ(昇圧しない)と選択して(S12)、電力供給選択処理を終了する(「END」)。
一方で、電動機3の要求出力が第2所定値以上であると判定した場合(S3で「Yes」の場合)、マネジメントECU25は、蓄電池4をオン(出力)、内燃機関10をオフ(停止)、昇圧器6をオン(昇圧する)、昇圧機能部7をオン(昇圧する)と選択して(S11)、電力供給選択処理を終了する(「END」)。
ここで、マネジメントECU25が蓄電池4の残容量が第1閾値以上であるか否かを判定した場合(S1)の説明に戻る。
マネジメントECU25は、蓄電池4の残容量が第1閾値以上でないと判定した場合(S1で「No」の場合)、つぎに、蓄電池4の残容量が第2閾値以上であるか否かを判定する(S4)。
そして、マネジメントECU25は、蓄電池4の残容量が第2閾値以上でないと判定した場合(S4で「No」の場合)、蓄電池4をオン(出力)、内燃機関10をオン(駆動)、昇圧器6をオフ(昇圧しない)、昇圧機能部7をオフ(昇圧しない)と選択して(S17)、電力供給選択処理を終了する(「END」)。
一方で、マネジメントECU25は、蓄電池4の残容量が第2閾値以上であると判定した場合(S4で「Yes」の場合)、つぎに、電動機3の要求出力が第1所定値以上であるか否かを判定する(S5)。
マネジメントECU25は、電動機3の要求出力が第1所定値以上でないと判定した場合(S5で「No」の場合)、蓄電池4をオン(出力)、内燃機関10をオフ(停止)、昇圧器6をオフ(昇圧しない)、昇圧機能部7をオフ(昇圧しない)と選択して(S16)、電力供給選択処理を終了する(「END」)。
一方で、電動機3の要求出力が第1所定値以上であると判定した場合(S5で「Yes」の場合)、マネジメントECU25は、電動機3の要求出力が第2所定値以上であるか否かを判定する(S6)。
電動機3の要求出力が第2所定値以上でないと判定した場合(S6で「No」の場合)、マネジメントECU25は、蓄電池4をオン(出力)、内燃機関10をオフ(停止)、昇圧器6をオン(昇圧する)、昇圧機能部7をオフ(昇圧しない)と選択して(S15)、電力供給選択処理を終了する(「END」)。
一方で、電動機3の要求出力が第2所定値以上であると判定した場合(S6で「Yes」の場合)、マネジメントECU25は、蓄電池4をオン(出力)、内燃機関10をオン(駆動)、昇圧器6をオン(昇圧する)、昇圧機能部7をオフ(昇圧しない)と選択して(S14)、電力供給選択処理を終了する(「END」)。
また、マネジメントECU25は、電力供給選択処理後に、各装置の動作内容が処理結果(S11〜S17)となるように、内燃機関ECU20〜蓄電池ECU24のそれぞれに指示を行う。
これにより、処理結果がS11〜S13と、S15、S16の場合には、蓄電池4の電力が電動機3に供給されて、所望の速度でハイブリッド車両がCD走行する。
一方で、処理結果がS14、S17の場合には、内燃機関10が駆動して、蓄電池4で電力と発電機8の電力が電動機3に供給されて、所望の速度でハイブリッド車両がCS走行することとなる。
以上、実施形態に係るハイブリッド車両1によれば、図2に示すように、蓄電池4と電動機3とを接続する正極側母線4a、中点母線4bのそれぞれには、昇圧器6、または昇圧機能部7が設けられ、電動機3の電力供給能力が高められているため、電動機3の高出力化を図ることができる。
また、実施形態に係るハイブリッド車両1によれば、昇圧器6と昇圧機能部7により電動機3の電力供給能力が高められているため、大容量化した昇圧器及び並列接続された複数の昇圧器を搭載する必要がなく、ハイブリッド車両1の重量化を招くおそれがない。
また、実施形態に係るハイブリッド車両1によれば、中点母線4bに設けられた昇圧機能部7は、スイッチング素子7aと第2リアクトル7bとのみを備え、発電用インバータ9のW相の正極側トランジスタ14WHと負極側トランジスタ14WLとを利用した構成となっており、部品点数が抑えられている。そのため、他の部品の搭載を制限するおそれを低減できるとともに、ハイブリッド車両1の重量化を回避できる。
また、実施形態に係るハイブリッド車両1によれば、蓄電池4の残容量が第1閾値未満となった時点で、蓄電池4の残容量が第2閾値未満となる場合に備えて、昇圧機能部7による発電用インバータ9の利用を禁止させ、発電用インバータ9が発電機8の発電電力を変換可能な状態の電力供給方法(S14〜S16)が選択される。
そして、第1閾値と第2閾値との差分である差分電力量が、切替時に消費される電力量に比べて多くなるように設定されているため、蓄電池4の残容量が第2閾値未満となる前に、発電用インバータ9が発電機8の電力変換を行える状態となる。
そのため、実施形態に係るハイブリッド車両1によれば、蓄電池4の残容量が第2閾値未満となった場合に、要求出力に見合った電力が、発電機8と蓄電池4とから電動機3に供給されることとなり、要求出力に比べて電動機3の出力が小さいという状況を回避することができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態で説明した例に限定されるものでない。
図4に示すように、マネジメントECU25による電力供給選択処理において、まず、蓄電池4の残容量(SOC)が第1閾値以上であるか否かについて判定(S1)しているが、本発明はこれに限定されない。
たとえば、蓄電池4の残容量(SOC)が第1閾値以上であるか否かについて判定(S1)の前に、蓄電池4の残容量(SOC)が第2閾値以上であるか否かについて判定(S4)を行ってもよい。
または、蓄電池4の残容量(SOC)の判定(S1及びS4)の前に、電動機3の要求出力(PWR)が第1所定値又は第2所定値以上であるかの判定(S2、S3、S5、S6)を行ってもよい。
1 ハイブリッド車両
2 駆動輪
3 電動機
4 蓄電池
5 駆動用インバータ
6 昇圧器
7 昇圧機能部
7a スイッチング素子
7b 第2リアクトル(リアクトル)
8 発電機
9 発電用インバータ(多相インバータ)
10 内燃機関
11 制御装置

Claims (4)

  1. 内燃機関によって駆動される発電機と、
    蓄電池又は前記発電機から供給される電力により駆動する電動機と、
    前記蓄電池の出力電圧を昇圧する昇圧器と、
    スイッチング素子を介して一端が前記蓄電池の正極側に電気接続されたリアクトルと、
    制御装置と、を備えるハイブリッド車両であって、
    前記リアクトルの他端は、前記発電機に設けられた多相インバータの何れか一相に設けられた正極側スイッチング素子と負極側スイッチング素子との中点に電気接続され、
    前記制御装置は、
    前記蓄電池の残容量が第1閾値以上の場合であって、前記昇圧器による昇圧後の電力量が前記電動機の要求出力に対して不足となるときに、
    前記昇圧器による昇圧を行うとともに、前記スイッチング素子をオンにし、前記正極側スイッチング素子と前記負極側スイッチング素子とのオンオフの切り替えを行うことを特徴とするハイブリッド車両。
  2. 前記制御装置は、
    前記蓄電池の残容量が第1閾値未満となった場合であって、前記昇圧器による昇圧後の電力量が前記電動機の要求出力に対して不足するときに、
    前記昇圧器による昇圧を行う一方で、前記スイッチング素子をオフにし、前記内燃機関を駆動させて前記発電機の発電電力を電動機に供給することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両。
  3. 前記第1閾値は、前記蓄電池の電力消費を抑制するために前記発電機の電力及び前記蓄電池の電力を電動機に供給することを開始する第2閾値よりも大きな値であるとともに、前記第1閾値と前記第2閾値との差分である差分電力量が、前記多相インバータが発電機の発電電力を変換可能な状態に切り替わる間に消費される蓄電池の電力量に比べて多くなるように設定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のハイブリッド車両。
  4. 前記制御装置は、
    前記蓄電池の残容量が前記第1閾値以上であるか否かの判定と、
    前記蓄電池の残容量が前記第2閾値以上であるか否かの判定と、
    前記電動機の要求出力が第1所定値以上であるか否かの判定と、
    前記電動機の要求出力が、前記昇圧器による昇圧後の電力量である第2所定値以上であるか否かの判定と、を行うことを特徴とする請求項3に記載のハイブリッド車両。
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