JP2014074358A - 排水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】動力を用いずに溜まり水の発生に応じて自動的に排水を開始する。
【解決手段】排水装置1は、障害物28によって堰き止められた水をサイホン管10によって上流側から下流側へ排水する。取水部12は、障害物28の上流側において所定の位置に配置されており、サイホン管10の上流側先端から上方に向けて開口し、サイホン管10の上流側先端を水封する。排水部14は、障害物28の下流側において、サイホン管10の下流側先端から上方に向けて開口し、その開口面が取水部12の封水水位より高いかまたは等しい位置に配置され、サイホン管10の下流側先端を水封する。
【選択図】図5

Description

この発明は、障害物により堰き止められた水を、上流側から下流側へサイホン効果を利用して排水する技術に関する。
通信ケーブル・ガス管・送電線などを敷設するために、トンネル状の設備(以下、とう道と呼ぶ。)が地中に設置されている。図1にとう道の底部の構造を示す。とう道は鉄筋コンクリート等により構成される内周壁を連結して構築される。図1において一点鎖線で示している箇所が内周壁の連結部分である。とう道の底版20の上には作業員が通行するための歩床コンクリート22a,22bが設置される。とう道内には漏水等を排水するための側溝24が設けられている。側溝24の深さは5cm程度とすることが一般的である。また、とう道内の排水を円滑にするために上流側から下流側へ向かって十分な傾斜を設けるように設置される。なお、図1のさらに下流側には排水ピットが設置されており、溜まった水を揚水ポンプ等により地上に汲み出すことが行われている。
とう道は地中に設置されているため、構造物の不等沈下や伸縮もしくは地震等の地殻変動により内周壁の連結部26にずれが生じ、その隙間から地下水や土砂がとう道内に入り込むことがある。これを防止するための対策として、とう道内の内周壁の連結部26にM型ジョイント等の可撓性継手を設置することが行われている。図2にとう道の連結部26へM型ジョイント28を設置した状態を示す。M型ジョイント28は、上流側の歩床コンクリート22aと下流側の歩床コンクリート22bの間に、内周壁の連結部26を覆うように設置される。可撓性継手はその機能上ある程度の高さが必要であり、例えば、現在普及しているM型ジョイント製品の一例では設置面からの高さが11cmに設計されている。上述の通り、側溝24の深さは5cm程度なので、M型ジョイント28が歩床面よりも高く突起してしまう。そのため、M型ジョイント28が側溝24内を流れる水を堰き止めて溜まり水ができると、水位が歩床面よりも高くなってしまう。歩床コンクリート22aの上まで水が溜まると、とう道内での作業時に通行が困難であるし、電気通信設備としての安全性にも問題がある。
従来、このような障害物による溜まり水に対しては、サイホン効果を利用した排水方法が用いられてきた。例えば、短いホース等を水に満たし、一方の先端を上流側の溜まり水の中に浸水させ、他方の先端は障害物を越えた下流側の十分に低い位置へ配置する。こうすることで、溜まり水はサイホン効果によりホースを通って障害物を越え、下流側へ排水することができる。このようなサイホン効果を用いた排水装置には、特許文献1や特許文献2に記載のものがある。
特開2006−329024号公報 特開2010−90696号公報
しかしながら、従来のサイホン効果による排水方法では、十分に溜まり水を排水するとホース内に空気が入り込みサイホン効果が失われて、排水機能が停止してしまう。したがって、一旦溜まり水をすべて排水した後に再度溜まり水が発生した場合には、その都度手動で排水作業を実施しなければならない。一方でとう道内には漏水等があるため、ある程度の量の溜まり水が発生した場合には自動的に排水が開始されることが望ましい。
ポンプ等の動力を用いた排水装置を設置することで溜まり水の発生に応じて自動的に排水することは可能であるが、とう道内のすべてのM型ジョイント設置箇所に動力を用いる排水装置を設置することは、それらへの電力供給やそれらの保守作業を考慮すると現実的ではない。
この発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、障害物により堰き止められた水を上流側から下流側へ動力を用いずに排水し、かつ溜まり水の発生に応じて自動的に排水を開始することができる排水装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明の排水装置は、障害物によって堰き止められた水を、障害物上に配設されたサイホン管によって、障害物の上流側から障害物の下流側へ排水する。排水装置の備える取水部は、サイホン管の上流側先端において上方に向けて開口し、サイホン管の上流側先端を水封する。取水部は、所定の位置に配置される。排水装置の備える排水部は、サイホン管の下流側先端において上方に向けて開口し、サイホン管の下流側先端を水封する。排水部は、障害物の下流側において、その開口面が取水部の封水水位より高いかまたは等しい位置に配置される。
この発明の排水装置は、障害物により堰き止められた水を上流側から下流側へ、動力を用いずに排水することができる。また一旦排水が完了した後もサイホン効果が維持されるため、溜まり水の発生に応じて自動的に排水を開始することができる。
とう道内の状況を例示する図である。 とう道内で溜まり水が発生した状況を例示する図である。 第1実施形態の排水装置の構成を例示する図である。 排水装置の取水部の構成を例示する図である。 第1実施形態の排水装置による排水の手順を例示する図である。 第1実施形態の排水装置により排水が完了した状態を例示する図である。 第2実施形態の排水装置の構成を例示する図である。 第3実施形態の排水装置の構成を例示する図である。 第3実施形態の排水装置に給水する手順を例示する図である。 第4実施形態の排水装置の構成を例示する図である。
以下、この発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、図面中において同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
[第1実施形態]
図3を参照して、この実施形態に係る排水装置1の構成を説明する。排水装置1は、排水すべき水を堰き止める障害物28を跨ぐことができる十分な長さを有するサイホン管10と、そのサイホン管10の一方の先端において上方に向けて開口する取水部12と、そのサイホン管10の他方の先端において上方に向けて開口する排水部14とから構成される。サイホン管10は、水平管10aと、水平管10aの一方の先端から取水部12へ伸びる取水管10bと、水平管10aの他方の先端から排水部14へ伸びる排水管10cとから構成される。
サイホン管10と取水部12と排水部14とは、全体が一体的に形成されていてもよいし、それぞれを個別の部材で構成して分解可能としてもよい。また、サイホン管10は、水平管10aと取水管10bと排水管10cとがそれぞれ個別の部材で構成して分解可能として構成してもよいし、水平管10aと取水管10bと排水管10cとが一体的にサイホン管10を構成していてもよい。このように排水装置1を複数の部材で分解可能に構成することで、設置する際の運搬作業を容易にすることができる。
サイホン管10の長さは、取水部12と排水部14を側溝24の底部である底版20近傍に配置した時に障害物を跨ぐことができる長さであれば、どのような長さであってもよい。上述のとう道における使用を例として説明すると、M型ジョイント28が幅20cm、高さ11cmであるとして、水平管10aの長さW0は40cm以上とし、取水管10bと排水管10cの長さは、底版20から水平管10aまでの高さH0を20cm以上となるように調整する。サイホン効果は水平方向の長さには影響されないため、水平管10aの長さは上限なく伸ばすことができ、例えば数十メートルとなっても構わない。一方でサイホン効果は大気圧に影響されるため、路面から水平管10aまでの高さは10mを超えてはならない。
水平管10aと取水管10bのなす角度は、取水部12が底版20に近接して配置できるように調整すればよいが、サイホン管10の内径が細い場合には、その角度が大きくなると水や気泡の通りが悪くなる場合があるため、サイホン管10の内径を考慮して調整する必要がある。水平管10aと排水管10cのなす角度も同様に調整すればよい。
サイホン管10の内径は太いほど単位時間あたりの排水容量を大きくすることができる。ただし、サイホン管10の内径は排水が完了した後に残存する水位に影響するため、側溝24の構造を考慮して決定しなければならない。上述のとう道における使用を例として説明すると、排水が完了した状態で歩床面よりも十分に水位が低くならなければ目的が達成されないが、上述の通り側溝24の深さは5cm程度であるので、サイホン管10の内径は4cm以下であることが望ましい。
サイホン管10の材料は排水時の負圧によって変形しない程度の剛性を有する材料であればどのような素材であってもよい。例えば、ステンレス等の金属製でもよいし、塩化ビニル等のプラスチック製でもよい。サイホン管10の内部に異物が混入するなどにより修理する場合の保守性を考慮するとアクリル等の透光性素材で形成することが望ましい。サイホン管10は伸縮管で形成してもよいし、フレキシブル管で形成してもよい。サイホン管10を伸縮管もしくはフレキシブル管で形成すれば、障害物の大きさに応じて適切な位置に取水部12と排水部14を配置することが可能となる。
取水部12は、サイホン管10の一方の先端を水封することができる形状に形成される。水封とは、管の途中に水が溜めることができるように形成し、管に注水すると経路の途中もしくは先端が水で塞がれるようにすることで空気などの気体が管の内部に混入しないように遮断することである。
図4(A)は取水部12の構造の一例である。この例では、取水部12は、サイホン管10の一方の先端が上方に向けて屈曲しており、A0点とA1点を通る開口面が上向きに開いている。排水装置1を設置する際には、開口面の最も低い点であるA0点が、サイホン管10の先端において屈曲する部分における最も高い点であるB1点よりも高くなるように設置されなければならない。上述のように、とう道は排水を円滑にするために傾斜が設けられているため、排水装置1を設置する箇所の勾配を考慮して取水部12の形状および設置位置を決定しなければならない。
図4(B)は取水部12の構造の第2の例である。この例では、取水部12は、サイホン管10の一方の先端を覆うように上方に向けて立ち上がり、A0点とA1点を通る開口面が上向きに開口している。排水装置1を設置する際には、サイホン管10の先端であるB0点とB1点を通る開口面が、A0点とA1点を通る開口面よりも低くなるように設置されなければならない。とう道の勾配を考慮して取水部12の形状および設置位置を決定しなければならないことは図4(A)の例と同様である。
図4(C)は取水部12の構造の第3の例である。この例では、取水部12は、サイホン管10の一方の先端において2箇所で直角に屈曲しており、取水部12のA0点とA1点を通る開口面はサイホン管10の伸長方向に向けて開口している。排水装置1を設置する際には、取水部12のA0点とA1点が水平になるようにして、開口面が屈曲する部分における最も高い点であるB1点よりも高くなるように設置されなければならない。とう道の勾配を考慮して取水部12の形状および設置位置を決定しなければならないことは図4(A)(B)の例と同様である。
排水部14は、サイホン管10の取水部12とは反対側の先端を水封することができる形状に形成される。排水部14の形状は取水部12と同様であるので、ここでは詳細な説明は省略する。
取水部12の設置位置と排水部14の設置位置との関係について説明する。排水部14の開口面は、取水部12の封水水位より高いかまたは等しい位置に設置されなければならない。封水水位とは、管が水封されている状態における内部の水位である。取水部12が水封されている状態となるのは、図4(A)を参照して説明すると、排水部12の屈曲する部分の最も高い点であるB1点よりも高い位置に水位があるときである。したがって、排水部14の開口面は、B1点よりも高い位置になければならない。もし排水部14の開口面が取水部12のB1点よりも低い位置に設置されると、取水部12内部の水面がB1点よりも低くなるため、サイホン管10の内部に空気が混入することにより、サイホン効果が失われることになる。
取水部12の開口面と排水部14の開口面は同じ高さとすることが最も望ましい。例えば、取水部12のA0点が排水部14のA0点よりも高い位置になるように設置されていると、取水部12内部の水面は排水部14のA0点と同じ位置に下がることになる。この場合には、障害物28の上流部における溜まり水の水位が取水部12内部の水位よりも高くなっても、溜まり水が取水部12に流れ込まず排水が行われない。したがって、溜まり水の発生に応じて即時に排水を開始することができない。
サイホン管10と取水部12と排水部14を個別の部品として構成し、それぞれをエルボ管で接続する構成としてもよい。このような構成とすることで、取水部12および排水部14が回転するようになり、それぞれの開口面の高さを調整することが可能になる。排水が完了した後の水位は取水部12の開口面と排水部14の開口面との関係で決定されるため、排水完了後の水位を容易に調整することが可能となる。
図5を参照して、排水装置1を用いて排水する手順を説明する。ここでは、とう道内にM型ジョイント28が設置されており、このM型ジョイント28が障害物となって、とう道内を流れる水を堰き止め、M型ジョイント28の上流側において溜まり水が発生しているものとする。
まず、サイホン管10を障害物であるM型ジョイント28の上に配設する。この際、サイホン管10の配設する方向は、取水部12がM型ジョイント28の上流側に、排水部14がM型ジョイント28の下流側に位置する方向とする。取水部12はM型ジョイント28の上流側において側溝24の底部である底版20の表面に近接した位置に配置する。排水部14はM型ジョイント28の下流側において側溝24の底部である底版20の表面に近接した位置に配置する。この際、排水部14の開口面が、取水部12の封水水位より高いかまたは等しい位置に配置されなければならない。
次に、サイホン管10の内部を水で満たす。サイホン管10に注水する方法はどのような方法であってもよい。例えば、サイホン管10の頂上部に密封可能な給水口を設けて、その給水口から注ぎ入れてもよいし、排水部14の側から吸引することで上流側に溜まっている水を引き込んでもよい。もしくは排水部14の開口面と取水部12の開口面をそれぞれ密封可能な蓋を用意し、事前に溜まり水の中にサイホン管10を沈下させた状態で蓋を閉じるなどにより注水した状態にしてサイホン管10の配設を行なってもよい。
サイホン管10の内部が水で満たされると、サイホン効果によって、取水部12から排水部14へ溜まり水が順次排出される。M型ジョイント28の上流側の溜まり水の水位が取水部12の開口面よりも下がるまで排水は継続する。
図6に排水装置1を用いた排水が完了した状態を示す。上述のように取水部12および排水部14は、開口面の最も低い点がサイホン管10の先端において屈曲する部分における最も高い点よりも高くなるように設置されているため、サイホン管10は両端が水封される。これによりサイホン管10の内部に空気等の気体が侵入することを防止することができ、溜まり水の排水が完了した後もサイホン管10の内部は水で満たされる状態となっている。このようにサイホン管10の内部が水で満たされていればサイホン効果は持続するため、再び溜まり水が発生してM型ジョイント28の上流側の水位が取水部12の開口面よりも高くなれば、自動的に排水を再開する。
このように第1実施形態の排水装置1は、サイホン効果により排水を行うため動力を必要とせず、簡易な設備により障害物により堰き止められた水を排水することができる。また、サイホン管10の両端を水封することができる構造を有することで、排水が完了した後もサイホン効果が維持されるため、再度溜まり水が発生すると自動的に排水を再開することができる。
[第2実施形態]
第1実施形態の排水装置1において、溜まり水の発生頻度が低い場合には、取水部12や排水部14の開口面から内部の水が蒸発することで、取水部12や排水部14内の水位が低下することがある。もしくは地震等により排水装置1が振動することで、取水部12や排水部14の開口面から水が漏れ出す場合も考えられる。サイホン管10の内部の水が減少し取水部12や排水部14の水封が破れると、サイホン管10の内部に空気等の気体が侵入し、サイホン効果が失われてしまう。一旦サイホン効果が失われると再度サイホン管10の内部を人手により水で満たさない限り排水装置1を機能させることはできない。そこで、この発明の第2実施形態では、蒸発や漏水等によりサイホン管の内部の水が減少しても即座に自動的に給水されることでサイホン効果を維持することができる排水装置2を説明する。
図7を参照して、この実施形態に係る排水装置2の構成を説明する。排水装置2は、第1実施形態の排水装置1と同様に、サイホン管10と取水部12と排水部14を備え、さらにサイホン管10の頂上部に接続される給水タンク16を備える。給水タンク16は底部がサイホン管10の頂上部と連通しており、給水タンク16内の水がサイホン管10の内部へ流入するように構成される。また、給水タンク16はサイホン管10と連通する部分を除いて密封可能に構成されている。
給水タンク16の材料はサイホン管10の内部に発生する負圧によって変形しない程度の剛性を有する材料であればどのような素材であってもよい。例えば、ステンレス等の金属製でもよいし、塩化ビニル等のプラスチック製でもよい。給水タンク16の内部の水量を容易に確認することができるように窓を設けたり、全体をアクリル等の透光性素材により形成したりすることが望ましい。給水タンク16とサイホン管10は一体的に構成してもよいし、取り外し可能なように個々の部品として構成してもよい。
給水タンク16の容量は見込まれる水の減少量を考慮して決定すればよい。例えば、4リットル程度にすることが考えられる。
取水部12や排水部14の開口面から内部の水が蒸発したり、地震等の振動により取水部12や排水部14の開口面から水が漏れ出したりすることで、取水部12や排水部14の内部の水位が低下すると、周囲の空気が気泡となってサイホン管10の内部に侵入する。サイホン管10に入り込んだ空気はサイホン管10の内部で浮上し、給水タンク16の上部に溜まることになる。一方で、給水タンク16に空気が入ると、その空気と給水タンク16内の水が入れ替わり、入り込んだ空気と同容量の水がサイホン管10の内部に供給される。このように、蒸発や漏水等により失われたサイホン管10内の水は給水タンク16から供給される水により補充されるため、給水タンク16に水が入っている限り、サイホン管10の内部が水で満たされた状態を保つことができる。
このように第2実施形態の排水装置2は、サイホン管10の頂上部に接続された給水タンク16を備えることにより、サイホン管10内の一部の水が失われてもサイホン効果が維持されるため、再度溜まり水が発生すると自動的に排水を再開することができる。
[第3実施形態]
第2実施形態の排水装置2において、サイホン管10の内部の水の減少が進み、給水タンク16の内部に溜まった空気がサイホン管10の内部に達すると、サイホン効果が失われてしまう。そこで、この発明の第3実施形態では、給水タンク16への水の補充を容易にする排水装置3を説明する。
図8を参照して、この実施形態に係る排水装置3の構成を説明する。排水装置3は、第2実施形態の排水装置2と同様に、サイホン管10と取水部12と排水部14と給水タンク16を備え、さらに、給水タンク16の頂上部に形成された給水口16aに接続する入水弁18aと、給水タンク16の底部とサイホン管10の頂上部を接続する出水弁18bとを備える。なお、この実施形態では給水タンク16の給水口16aを弁により開閉する構成としているが、給水口16aが密封可能であればその方式は限定されない。例えば、着脱可能なキャップにより給水口16aを密封する構成としてもよい。
図9を参照して、排水装置3に給水する手順を説明する。給水タンク16およびサイホン管10は水が抜けた状態であるとする。まず、給水タンク16の底部とサイホン管10の頂上部を接続する出水弁18bを閉じ、給水タンク16の頂上部に形成された給水口16aに接続する入水弁18aを開く。この状態で給水タンク16の頂上部の給水口から水を注ぎ入れる。ある程度給水タンク16に水が溜まったら、入水弁18aを閉め、出水弁18bを開く。給水タンク16の内部に溜まっていた水はサイホン管10の内部に流れ込み、取水部12と排水部14とで堰き止められてサイホン管10内に水が溜まる。サイホン管10内にあった空気はサイホン管10から給水タンク16へ浮上し、給水タンク16の上部に溜まる。給水タンク16に溜めた水の量が足らず、サイホン管10が水で満ちた状態に至らなかった場合には、出水弁18bを閉め、入水弁18aを開け、再度給水タンク16へ注水する。そして、再度入水弁18aを閉め、出水弁18bを開け、サイホン管10へ注水する。これを繰り返すことで、容易にサイホン管10の内部を水で満たすことができる。
一旦溜まり水の排水が完了した後、蒸発や漏水等によりサイホン管10の内部の水が失われ、給水タンク16の内部の水位が低下した場合には、以下の手順で給水タンク16の水を補充することができる。すなわち、出水弁18bを閉め、入水弁18aを開け、給水タンク16の頂上部に形成された給水口から水を注ぎ入れる。十分に注水した後は、入水弁18aを閉め、出水弁18bを開ける。
このように第3実施形態の排水装置3は、給水タンク16の頂上部に形成された給水口16aに接続する入水弁18aと、給水タンク16の底部とサイホン管10の頂上部を接続する出水弁18bとを備えることにより、サイホン管10と給水タンク16の水が抜けた状態からサイホン効果を生じるようにサイホン管10を水で満たす作業や、給水タンク16の内部の水位が低下した場合に給水タンク16へ水を補充する作業を、排水装置3を設置した状態で容易に行うことができるようになる。
[第4実施形態]
溜まり水の発生する位置と排水先の位置が離れており、その間に複数の障害物が存在するなどの環境において使用するために、サイホン管10の水平管10aが複数箇所で屈曲するように構成しなければいけない場合がある。この場合には、水平管10aの屈曲する箇所に空気が溜まるため、サイホン管10へ注水することが困難である。そこで、この発明の第4実施形態では、サイホン管10の水平管10aが複数箇所で屈曲していても、サイホン管10への水の補充が容易である排水装置4を説明する。
図10を参照して、この実施形態に係る排水装置4の構成を説明する。排水装置4は、第3実施形態の排水装置3と同様に、サイホン管10と取水部12と排水部14と給水タンク16と入水弁18aと出水弁18bを備え、さらに、取水部12の開口面を開閉可能な取水弁12aと、排水部14の開口面を開閉可能な排水弁14aと、第2の給水タンク16’と入水弁18a’と出水弁18b’と、サイホン管10の屈曲する部分の頂上部に接続されたエア抜き管19に接続する排気弁19aとを備える。給水タンク16は、サイホン管10の屈曲する部分の中で最も取水部12に近い部分の頂上部に接続され、第2の給水タンク16’は、サイホン管10の屈曲する部分の中で最も排水部14に近い部分の頂上部に接続される。この実施形態では高さの異なる3つの障害物28a,28b,28cに対応してサイホン管10が屈曲しており、最も取水部12に近い障害物28aに対応してサイホン管10が屈曲する部分の頂上部に給水タンク16を設置し、最も排水部14に近い障害物28cに対応してサイホン管10が屈曲する部分の頂上部に給水タンク16’を設置し、その他の障害物28bに対応してサイホン管10が屈曲する部分の頂上部にエア抜き管19と排気弁19aを備える構成としているが、障害物28の存在する箇所の数に応じてエア抜き管19および排気弁19aの数は増減しても構わない。また、その数の上限も限定されない。この実施形態ではエア抜き管19を弁により開閉する構成としているが、エア抜き管19が密封可能であればその方式は限定されない。例えば、着脱可能なキャップによりエア抜き管を密封する構成としてもよい。図10においては、取水部12と排水部14を図4(B)に例示した構造としているが、水封可能な構造であり、かつサイホン管10の先端が密封可能な構造であれば、取水部12と排水部14の構造は限定されない。
給水タンク16の設置する箇所について説明する。サイホン管10が複数の箇所で屈曲している場合、屈曲する部分の中で、1)最も取水部12に近い部分の頂上部、2)最も排水部14に近い部分の頂上部、3)サイホン管10が屈曲する部分すべての中で最も高い位置にある部分の頂上部、に対して、給水タンク16を設置しなければならない。図10の例では、1)最も取水部12に近い部分の頂上部に給水タンク16が設置され、2)最も排水部14に近い部分の頂上部に第2の給水タンク16’が設置されている。給水タンク16が設置されている箇所は3)サイホン管10が屈曲する部分すべての中で最も高い位置にある部分の頂上部でもあるため、全体で2つの給水タンク16を備える構成となっているが、例えば、中央の障害物28bに対応して屈曲する部分が最も高い位置にある場合には、中央の屈曲する部分の頂上部にも給水タンク16を設置しなければならない。1)最も取水部12に近い部分の頂上部と、2)最も排水部14に近い部分の頂上部とに給水タンク16を設置するのは、蒸発や漏水等により取水部12もしくは排水部14から気泡が侵入した際に、取水部12もしくは排水部14に対して水を供給することができないからである。3)サイホン管10が屈曲する部分すべての中で最も高い位置にある部分の頂上部に給水タンク16を設置するのは、水が抜けた状態から給水する際にサイホン管10の全体に水を満たすことができないからである。
引き続き図10を参照しながら、排水装置4に給水する手順を説明する。給水タンク16と第2の給水タンク16’とサイホン管10は水が抜けた状態であるとする。まず、取水弁12aと排水弁14aを閉じ、排気弁19aと、給水タンク16の入水弁18aおよび出水弁18bと、第2の給水タンク16’の入水弁18a’および出水弁18b’を開く。この状態で給水タンク16の頂上部の給水口16aから水を注ぎ入れる。排気弁19aを設置したサイホン管10の屈曲する部分まで水が溜まったら、その排気弁19aを閉じる。排気弁19aを閉じた後、第2の給水タンク16’に十分に水が溜まったら入水弁18a’を閉じる。さらに、給水タンク16に十分に水が溜まったら入水弁18aを閉じる。最後に、取水弁12aと排水弁14aを開ける。
このように第4実施形態の排水装置4は、障害物28が複数存在しており、サイホン管10が複数箇所で屈曲するように構成された場合であっても、取水部12の開口面を開閉可能な取水弁12aと、排水部14の開口面を開閉可能な排水弁14aと、屈曲する部分の頂上部に接続する排気弁19aとを備えることにより、サイホン管10と給水タンク16の水が抜けた状態からサイホン効果を生じるようにサイホン管10を水で満たす作業を、容易に行うことができるようになる。
1,2,3,4 排水装置
10 サイホン管
10a 水平管
10b 取水管
10c 排水管
12 取水部
12a 取水弁
14 排水部
14a 排水弁
16,16’ 給水タンク
16a,16a’ 給水口
18a,18a’ 入水弁
18b,18b’ 出水弁
19 エア抜き管
19a 排気弁
20 底版
22a,22b 歩床コンクリート
24 側溝
26 連結部
28 M型ジョイント(障害物)

Claims (6)

  1. 障害物によって堰き止められた水を、前記障害物上に配設されたサイホン管によって、前記障害物の上流側から前記障害物の下流側へ排水する排水装置であって、
    前記障害物の上流側において所定の位置に配置され、前記サイホン管の上流側先端から上方に向けて開口する、前記サイホン管の上流側先端を水封する取水部と、
    前記障害物の下流側において、前記サイホン管の下流側先端から上方に向けて開口し、その開口面が前記取水部の封水水位より高いかまたは等しい位置に配置される、前記サイホン管の下流側先端を水封する排水部と、
    を備えることを特徴とする排水装置。
  2. 請求項1に記載の排水装置であって、
    前記サイホン管の頂上部と連通し、前記サイホン管に水を供給する給水タンクを備える
    ことを特徴とする排水装置。
  3. 請求項2に記載の排水装置であって、
    前記給水タンクは、
    前記給水タンクの頂上部に形成された給水口に接続する入水弁と、
    前記給水タンクの底部と前記サイホン管の頂上部を接続する出水弁と、
    を備えることを特徴とする排水装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の排水装置であって、
    前記取水部は、
    上方に屈曲しており、開口面がその屈曲する部分よりも高い位置にあり、
    前記排水部は、
    上方に屈曲しており、開口面がその屈曲する部分よりも高い位置にある
    ことを特徴とする排水装置。
  5. 請求項4に記載の排水装置であって、
    前記取水部は、
    鉛直上方に屈曲しており、
    前記排水部は、
    鉛直上方に屈曲している
    ことを特徴とする排水装置。
  6. 請求項1から3のいずれかに記載の排水装置であって、
    前記サイホン管は、
    上流側先端および下流側先端が下方に向けて開口し、
    前記取水部は、
    開口面が前記サイホン管の上流側先端よりも高い位置になるように、前記サイホン管の上流側先端を覆うように配設され、
    前記排水部は、
    開口面が前記サイホン管の下流側先端よりも高い位置になるように、前記サイホン管の下流側先端を覆うように配設される
    ことを特徴とする排水装置。
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