JP2014072896A - 分散型の負荷バランスのルーティング方法及び装置 - Google Patents

分散型の負荷バランスのルーティング方法及び装置 Download PDF

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チェヌ アオ
Zhaoyu Zhang
ジャオユイ ジャン
Makoto On
允 温
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一幸 尾崎
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【課題】分散型の負荷バランスのルーティング方法及び装置を提供する。
【解決手段】ゲートウェイは、ブロードキャストメッセージを受信したノードが自身の状態を標識済みの状態に変更するように、該ブロードキャストメッセージを送信するブロードキャスティング手段を含む。ノードは、複数の未標識の隣接ノードから送信された応答メッセージが受信された場合、各未標識の隣接ノードの負荷、生長空間及びリンク品質に基づいて、1つの未標識の隣接ノードを選択してグラフトするグラフト手段を含む。該方法及び装置によれば、各ノードが自分のルーティングを設計することで、負荷バランスの向上を図ることができ、他のノードに比べてあるノードのトラヒック負荷が大きいこと(負荷不均衡)を回避できる。
【選択図】図9

Description

本発明は、通信技術に関し、特に分散型の負荷バランスのルーティング方法及び装置に関する。
ad−hoc(アドホック)ネットワーク及び無線センサネットワークでは、不均衡の負荷分布がエネルギー消費の不均衡をもたらしている。図1に示すように、マルチホップネットワーク(multihop network)においては、各ノードに各種の情報、例えば全てのノードのアドレス等を記憶する必要があるため、記憶容量の負担を増加させる。また、ノードがゲートウェイに近いほど、そのトラヒック負荷の負担が重くなり、記憶容量の負担も重くなる。よって、ad−hocネットワーク及び無線センサネットワーク等のマルチホップネットワークには、負荷バランスの技術が非常に重要である。
図2aに示すように、ゲートウェイ(GW)21は2つの枝路を有し、そのうち1つの枝路は1つの1ホップノード(one hop node)211以外に他の6つのノードを含み、もう1つの枝路は1つの1ホップノード212以外に他の4つのノードを含むため、負荷の不均衡が生じてしまう。負荷バランスの技術により、図2bに示される効果、即ち1ホップノード211及び1ホップノード212それぞれには他の5つのノードが接続されることを実現できる。
負荷均衡技術として、ノード中心型負荷均衡アルゴリズム(参考文献「A Node-Centric Load Balancing Algorithm for Wireless Sensor Networks」、Hui Dai, Richard Han)というアルゴリズムが提供されている。このアルゴリズムは、基地局の根ノードから外へ負荷均衡木を繰り返し生長させる。しかし、ノード中心型負荷均衡アルゴリズムは集中型のものである、即ち負荷均衡路がゲートウェイにより構成される必要があるため、非常に多い通信オーバヘッドを招いてしまい、ad−hocネットワーク及び無線センサネットワーク等のマルチホップネットワークが有限のエネルギーを有する特徴に背反している。
なお、上述した技術背景の説明は、本発明の技術案を明確、完全に理解させるための説明であり、当業者を理解させるために記述されているものである。これらの技術案は、単なる本発明の背景技術部分として説明されたものであり、当業者により公知されたものではない。
本発明の実施例は、負荷バランスを実現できる分散型の負荷バランスのルーティング方法及び装置を提供する。
本発明の実施例の第1の態様によれば、ブロードキャストメッセージを受信したノードが自身の状態を標識済みの状態に変更するように、該ブロードキャストメッセージを送信するブロードキャスティング手段を含む、ゲートウェイを提供する。
本発明の実施例の第2の態様によれば、ゲートウェイにより送信されたブロードキャストメッセージが受信された場合、自身の状態を標識済みの状態に変更し、前記ノードの自身の状態を含むブロードキャストメッセージを送信し、且つ受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて未標識の隣接ノードの数を計算し、前記未標識の隣接ノードの数をブロードキャスティングし、受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて初期の生長空間を計算する初期化手段と、複数の未標識の隣接ノードから送信された応答メッセージが受信された場合、各未標識の隣接ノードの負荷、生長空間及びリンク品質に基づいて、1つの未標識の隣接ノードを選択してグラフトするグラフト手段と、を含む、ノードを提供する。
本発明の実施例の第3の態様によれば、ノードの自身の状態を含むブロードキャストメッセージを送信し、且つ受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて未標識の隣接ノードの数を計算し、前記未標識の隣接ノードの数をブロードキャスティングし、受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて初期の生長空間を計算する初期化手段と、複数の標識済みの隣接ノードから送信されたブロードキャストメッセージが受信された場合、各標識済みの隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて、1つの標識済みの隣接ノードを選択し、該1つの標識済みの隣接ノードから戻された確認メッセージが受信された場合、確認メッセージを戻した標識済みの隣接ノードに該ノードをグラフトするグラフト手段と、を含む、ノードを提供する。
本発明の実施例の第4の態様によれば、ブロードキャストメッセージを受信した隣接ノードそれぞれが未標識の隣接ノードの数を変更し、且つ前記未標識の隣接ノードの数に基づいて分散型のルーティング処理を行うように、ノードの未標識の状態を含む前記ブロードキャストメッセージを送信するブロードキャスティング手段を含む、ノードを提供する。
本発明の実施例の第5の態様によれば、ブロードキャストメッセージを受信したノードが自身の状態を標識済みの状態に変更するように、ゲートウェイにより該ブロードキャストメッセージを送信する、分散型の負荷バランスのルーティング方法を提供する。
本発明の実施例の第6の態様によれば、ゲートウェイにより送信されたブロードキャストメッセージが受信された場合、自身の状態を標識済みの状態に変更し、自身の状態を含むブロードキャストメッセージを送信し、受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて、未標識の隣接ノードの数を計算し、前記未標識の隣接ノードの数をブロードキャスティングし、受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて、初期の生長空間を計算し、複数の未標識の隣接ノードから送信された応答メッセージが受信された場合、各未標識の隣接ノードの負荷、生長空間及びリンク品質に基づいて、1つの未標識の隣接ノードを選択してグラフトする、分散型の負荷バランスのルーティング方法を提供する。
本発明の実施例の第7の態様によれば、ノードの自身の状態を含むブロードキャストメッセージを送信し、受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて、未標識の隣接ノードの数を計算し、前記未標識の隣接ノードの数をブロードキャスティングし、受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて、初期の生長空間を計算し、複数の標識済みの隣接ノードから送信されたブロードキャストメッセージが受信された場合、各標識済みの隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて、1つの標識済みの隣接ノードを選択し、該1つの標識済みの隣接ノードから戻された確認メッセージが受信された場合、確認メッセージを戻した標識済みの隣接ノードに該ノードをグラフトする、分散型の負荷バランスのルーティング方法を提供する。
本発明の実施例の第8の態様によれば、ブロードキャストメッセージを受信した隣接ノードそれぞれが未標識の隣接ノードの数を変更し、且つ前記未標識の隣接ノードの数に基づいて分散型のルーティング処理を行うように、ノードの自身の未標識の状態を含む前記ブロードキャストメッセージを送信する、分散型の負荷バランスのルーティング方法を提供する。
本発明の実施例によれば、各ノードが自分のルーティングを設計することで、負荷バランスの向上を図ることができ、他のノードに比べてあるノードのトラヒック負荷が大きいこと(負荷不均衡)を回避できる。
本発明の特定の実施形態は、後述の説明及び図面に示すように、詳細に開示され、本発明の原理を採用されることが可能な方式を示している。なお、本発明の実施形態は、範囲上には限定されるものではない。本発明の実施形態は、添付されている特許請求の範囲の主旨及び内容の範囲内、各種の改変、修正、及び同等的なものが含まれる。
ある一つの実施形態に説明及び又は示されている特徴は、同一又は類似の方式で一つ又は多くの他の実施形態に使用されてもよく、他の実施形態における特徴と組み合わせてもよく、他の実施形態における特徴を代替してもよい。
なお、用語「包括/含む」は、本文に使用される際に、特徴、要素、ステップ又は構成要件の存在を意味し、一つ又は複数の他の特徴、要素、ステップ又は構成要件の存在又は追加を排除するものではない。
本発明は、図面を参照しながら下記説明するものにより、よりよく理解できる。図面における素子は、比例に応じて描くものではなく、本発明の原理を示すものである。本発明のある部分を示すため、図面における対応部分が拡大又は縮小されてもよい。本発明のある図面又はある実施形態に記載された構成要件及び特徴は、一つ又は多くの他の図面又は実施形態に示された構成要件及び特徴と組み合わせてもよい。また、図面において、類似の符号は、いくつの図面における対応の部材を示してもよく、複数の実施形態に用いられる対応の部材を示してもよい。
マルチホップネットワークのツリー状トポロジーを示す図。 図2a及び図2bは、負荷バランス技術により負荷バランスを行うネットワークを示す図。 本発明の実施例に係るゲートウェイの構成を示す図。 本発明の実施例に係る標識済みのノードの構成を示す図。 初期化処理のフローチャート。 本発明の実施例に係る未標識のノードの構成を示す図。 本発明の実施例に係る新たに追加されたノードの構成を示す図。 ゲートウェイに用いられる本発明の実施例に係る分散型の負荷バランスのルーティング方法を示すフローチャート。 標識済みのノードに用いられる本発明の実施例に係る分散型の負荷バランスのルーティング方法を示すフローチャート。 未標識のノードに用いられる本発明の実施例に係る分散型の負荷バランスのルーティング方法を示すフローチャート。 新たに追加されたノードに用いられる本発明の実施例に係る分散型の負荷バランスのルーティング方法を示すフローチャート。 図12a及び図12bは、本発明の実施例に係る方法及び装置のシミュレーション結果を示す図。
本発明の実施例は、図面及び下記の説明により理解できるものである。これらの実施形態は、単なる例示的なものであり、本発明を制限するものではない。当業者に本発明の原理及び実施形態をより簡単に理解させるため、本発明の実施例では、図1に示されるマルチホップのネットワークを例として説明しているが、本発明の実施例は図1に示されるマルチホップネットワークに限定されず、例えば、本発明の実施例により提供される方法及び装置はAd−hocネットワーク及びセンサネットワーク等にも適用されてもよい。
以下、本発明の実施例に係る方法及び装置をより分かるため、図1に示されるネットワークのポロジー模式図を参照しながら、本発明の実施例の適用環境及び関係用語を簡単に説明する。
図1に示すように、このマルチホップネットワークでは、1つの根ノード(root node)(ゲートウェイ)と複数の葉ノード(leaf node)を含み、ゲートウェイに直接接続されている葉ノードを1ホップノード(one hop node)と称する。ここで、ゲートウェイへの経路が形成されていないノードは、未標識のノードと称され、その状態を未標識の状態と称するとともに、ゲートウェイへの経路が形成されたノードは、標識済みのノードと称され、その状態を標識済みの状態と称する。本実施例では、標識済みのノードがツリー状トポロジーの1つの枝路にあり、未標識のノードが1つの標識済みのノードにグラフト(grafting)される、即ちゲートウェイへの経路が形成されると、その状態は未標識の状態から標識済みの状態に変更される。
以下の説明では、「負荷」とは、行列におけるデータの長さ、データの予定送信時間の長さ等であり、「生長空間」とは、未標識の隣接ノードの未標識隣接ノードの数の和からパブリックリンク(public link)の数を減らしたものであり、「パブリックリンク」とは、生長空間の未標識のノードとその未標識の隣接ノードとの間のリンクを計算したものである。ノードとある隣接ノードとのリンク品質は、該隣接ノードを受信するための信号強度、該隣接ノードと通信可能な平均送信遅延、平均送信回数などと定義されてもよい。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施態様を説明する。
<実施例1>
図3は、本発明の実施例に係るゲートウェイの構成を示す図である。図3に示すように、該ゲートウェイは、ブロードキャスティング部31、受信部(図示せず)及び計算部(図示せず)を含む。
ブロードキャスティング部31は、 ブロードキャストメッセージを受信したノードが自身の状態を標識済みの状態に変更するように、該ブロードキャストメッセージを送信する。
ここで、全ての1ホップノードがゲートウェイの隣接ノードであるため、ゲートウェイから送信されたブロードキャストメッセージを受信したノードは全て1ホップノードである。これらの1ホップノードは、ゲートウェイとは直接接続しているから、ゲートウェイへの経路が既に形成されている。よって、これらの1ホップノードは、該ブロードキャストメッセージを受信した場合、自身の状態を標識済みの状態に変更する。
ここで、1ホップノードが自身の状態の変更した場合、該マルチホップネットワークの全てのノードは、自身の状態をブロードキャスティングするとともに、受信された他のノードによりブロードキャスティングされたそれぞれの状態に基づいて、自身の未標識の隣接ノードの数を計算してブロードキャスティングし、その後、すべてのノードは、該マルチホップネットワークにおける全ての未標識のノードのゲートウェイへの経路を形成する、即ち1つの標識済みのノードにグラフトさせるように、自身の初期の生長空間を計算する。その内容は以下の実施例において詳細に説明する。
本発明の実施例に係るゲートウェイによれば、1ホップノードの状態が決定され、本発明の実施例の負荷バランスの基礎が定められる。
<実施例2>
本発明の実施例は、マルチホップネットワークにおけるノード(葉ノード)をさらに提供する。本実施例では、ルーティングプロセスにおける標識済みのノードの角度から、該標識済みのノードの構成及び機能を説明しているが、本実施例は、ここに例示されるものに限定されず、例えば、該ノードが元々有する構成及び機能も本発明の範囲に属する。
図4は、該ノードの構成を示す図。図4に示すように、該ノードは、グラフト部41を含む。
グラフト部41は、複数の未標識の隣接ノードから送信された応答メッセージが受信された場合、各未標識の隣接ノードの負荷、生長空間及びリンク品質に基づいて、1つの未標識の隣接ノードを選択してグラフトする。
本実施例では、ルーティングプロセス全体を複数のラウンド(round)に分割し、各ラウンドを複数の周期(period)にさらに分割してもよく、各周期において、該ノードは、そのグラフト部41により1つの未標識のノードを選択し、1つの標識済みのノードの未標識のノードにグラフトし、その状態を標識済みの状態に変更し、ブロードキャストメッセージをさらに送信することで、その隣接ノードそれぞれに未標識の隣接ノードの数を変更させて、生長空間及び/又は未標識の隣接ノードの数を再計算させる。
ここで、1つのラウンドの1つの周期において、標識済みのノードに所定数の未標識のノードがグラフトされていない場合、該ラウンドの次の周期に入り、該ノードがそのグラフト部41により上記プロセスを実行し続けているが、その詳細はここに省略とされる。ここで、該所定数は1以上の整数であり、各ノードには同じ値の所定数を用いてもよいし、異なる値の所定数を用いてもよい。
なお、標識済みのノードは、1つのラウンドにおいて同じ数の未標識の隣接ノードをフラフトしてもよく、具体的なグラフトするノードの数は必要に応じて設定されてもよく、本実施例は特に限定されない。
一つの実施例では、該グラフト部41は、送信モジュール411、受信モジュール412、選択モジュール413、及び確認モジュール414を含む。
送信モジュール411は、該ノードの自身の状態及び生長空間を含むブロードキャストメッセージを送信する。
ここで、該標識済みのノードは送信モジュール411により1つのメッセージをブロードキャスティングし、該メッセージは該標識済みのノードの自身の状態及び生長空間を含む。該標識済みのノードの全ての隣接ノード(標識済みの隣接ノード及び未標識の隣接ノードを含む)は該メッセージを受信することができる。ここで、未標識の隣接ノードは、該メッセージに基づいて、該標識済みのノードを、グラフト対象の1つ候補としてもよい。未標識のノードの処理について、後述の実施例で説明する。
なお、該ブロードキャストメッセージは以下の表に示される書式で表示されてもよいが、本実施例はこれに限定されない。
Figure 2014072896
受信モジュール412は、未標識の隣接ノードから戻された応答メッセージを受信する。
ここで、該メッセージを受信した未標識の隣接ノードは、自分が受信した全ての標識済みのノードにより送信された該ブロードキャストメッセージにより、各標識済みのノードの負荷、生長空間及びリンク品質に基づいて1つの標識済みのノードを選択し(この部分の内容は未標識のノードの実施例で詳細に説明する)、選択された標識済みのノードに応答メッセージを送信する。よって、本実施例に係る標識済みのノードは、受信モジュール412により応答メッセージを受信することができる。
選択モジュール413は、該受信モジュール412が複数の未標識の隣接ノードから戻された応答メッセージを受信した場合、各未標識のノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて、そのうち1つの未標識の隣接ノードを選択する。
ここで、本実施例に係る標識済みのノードは、受信モジュール412により、複数の未標識の隣接ノードから戻された応答メッセージを受信することもできる。本実施例では、選択モジュール413により、複数の未標識の隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて、そのうち1つの未標識のノードを選択する。
1つの実施例では、該選択モジュール413は、比較サブモジュール4131、及び選択サブモジュール4132を含む。
比較サブモジュール4131は、該複数の未標識の隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質を比較する。
選択サブモジュール4132は、該比較サブモジュール4131の比較結果に基づいて、負荷が最も大きい未標識の隣接ノードを選択し、負荷が最も大きい未標識の隣接ノードが複数ある場合、生長空間が最も大きい未標識の隣接ノードを選択し、生長空間が最も大きい未標識の隣接ノードが複数ある場合、リンク品質が最もよい未標識の隣接ノードを選択する。
ここで、該複数の未標識の隣接ノードの負荷、生長空間及びリンク品質は、該複数の未標識の隣接ノードにより上記応答メッセージを介して伝送されるものであり、その詳細はここに省略とされる。比較サブモジュール4131は、各未標識の隣接ノードの負荷、生長空間、及び/又はリンク品質を比較することで、どの未標識の隣接ノードを選択してグラフトするかを判断する。負荷バランスを図るため、該標識済みのノードは「最も重い」(負荷が最も大きい、負荷が同じである場合は生長空間が最も大きい、又は負荷及び生長空間がいずれも同じである場合はリンク品質が最もよい)未標識の隣接ノードを選択してグラフトする。
確認モジュール414は、該選択モジュール413により選択された未標識の隣接ノードが確認メッセージに基づいて自身の状態を標識済みの状態に変更するように、該選択モジュール413により選択された未標識の隣接ノードへ該確認メッセージを送信する。
ここで、標識済みのノードは、選択モジュール413により1つの未標識のノードを選択した場合、確認モジュール414により該未標識のノードへ確認メッセージを送信する。よって、該未標識のノードは該標識済みのノードにグラフトすることができ、ゲートウェイへのルーティングが形成される。該未標識のノードがゲートウェイへのルーティングを形成するため、その状態が未標識の状態から標識済みの状態に変更される。
なお、該確認メッセージは以下の表に示される書式で表示されてもよいが、本実施例はこれに限定されない。
Figure 2014072896
1つの実施例では、該未標識のノード(既に標識済みのノードに変更した)は、その隣接ノードそれぞれが未標識の隣接ノードの数変更する、即ち該未標識のノード(既に標識済みのノードに変更した)の隣接ノード(標識済みの隣接ノード及び未標識の隣接ノードを含む)それぞれが未標識の隣接ノードの数を1減らすように、状態変更メッセージをブロードキャスティングする。未標識の隣接ノードの数が変化するため、これらの隣接のノード(標識済みの隣接ノード及び未標識の隣接ノードを含む)は併せてそれぞれの生長空間を再計算する必要もあり、よって、1ラウンドのルーティングプロセスが完成した。
本実施例では、該グラフト部41は、更新モジュール415、ブロードキャスティングモジュール416、計算モジュール417をさらに含む。
更新モジュール415は、該受信モジュール412が隣接ノード(一般は未標識の隣接ノードである)から送信された状態変更メッセージを受信した場合、未標識の隣接ノードの数を更新する。
ブロードキャスティングモジュール416は、該未標識の隣接ノードの数を含むブロードキャストメッセージを送信して、該ブロードキャストメッセージを受信した隣接ノードにそれぞれの生長空間を再計算させる。
計算モジュール417は、未標識の隣接ノードの数を含むブロードキャストメッセージが受信された場合、その生長空間を再計算する。
なお、該ブロードキャスティングモジュール416により送信されたブロードキャストメッセージは以下の表に示される書式で表示されてもよいが、本実施例はこれに限定されない。
Figure 2014072896
なお、上述したように、該更新モジュール415、ブロードキャスティングモジュール416及び計算モジュール417の処理により、該ラウンドのルーティングプロセスが完成された。
もう1つの実施例では、該標識済みの未標識の隣接ノードの数が0となった、即ち該標識済みのノードが未標識の隣接ノードを有しない場合、該標識済みのノードが処理を終了させる、即ち該標識済みのノードのルーティング操作が終了し、該標識済みのノードがルーティングプロセスの終了を待つ、或いは何も処理をしない。もう1の実施例では、該標識済みのノードが本ラウンドにおいて所定数の未標識の隣接ノードをグラフトした場合、本ラウンドのルーティングプロセスが終了し、該標識済みのノードが次のラウンドに入ることを待つ。逆の場合、該標識済みのノードは、本ラウンドの次の周期において上記送信モジュール411によりブロードキャストメッセージを送信し続けて、上記処理をし続ける。
この実施例では、該グラフト部41は、判断モジュール418をさらに含む。
判断モジュール418は、該ノードが現在のラウンドで所定の数の未標識の隣接ノードをグラフトしているか否か、及び該ノードの未標識の隣接ノードの数が0であるか否かを判断する。
送信モジュール411は、判断モジュール418の判断結果として所定の数の未標識の隣接ノードがグラフトされておらず、且つ該ノードの未標識の隣接ノードの数が0ではない場合、現在のラウンドの次の周期において該ブロードキャストメッセージを再送する。
ここで、上述したように、判断モジュール418の判断結果として、該ノードの未標識の隣接ノードの数が0となった場合、該標識済みのノードのルーティング操作が終了し、ルーティングプロセスの終了を待つ、或いは何も処理をしない。判断モジュール418の判断結果として、該ノードが現在のラウンドにおいて所定数の未標識の隣接ノードをグラフトした場合、該標識済みのノードが次のラウンドに入ることを待つ。
なお、該所定の数は、1以上の整数である。各ノードは、同じ値であってもよいし、異なる値でもよい。
本実施例では、初期の生長空間を取得するために、本実施例に係るノードは、初期化部42をさらに含む。
初期化部42は、ゲートウェイにより送信された状態指示メッセージが受信された場合、自身の状態を標識済みの状態に変更し、該ノードの自身の状態を含むブロードキャストメッセージを送信し(即ち自身の状態をブロードキャスティングし)、且つ受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて未標識の隣接ノードの数を計算し、該未標識の隣接ノードの数を含むブロードキャストメッセージを送信し、受信された全ての隣接ノードから戻された、未標識の隣接ノードの数を含むメッセージに基づいて初期の生長空間を計算する。
なお、該ノードの自身の状態を含むブロードキャストメッセージは以下の表に示される書式で表示されてもよいが、本実施例はこれに限定されない。
Figure 2014072896
なお、未標識の隣接ノードの数を含むブロードキャストメッセージは以下の表に示される書式で表示されてもよいが、本実施例はこれに限定されない。
Figure 2014072896
ここで、初期化部42の処理は図5に示されるフローにより実現される。図5に示すように、該フローは以下のステップを含む。
ステップ501:ゲートウェイからブローキャストメッセージを受信するか否か。YESの場合、ステップ502に進み、NOの場合、ステップ503に進む。
ステップ502:未標識の状態を標識済みの状態に変更する。
ここで、該ブロードキャストメッセージが受信された場合、本ノードが1ホップノード(one hop node)であり、本のノードからゲートウェイまでのルーティングが既に形成されたことを意味するため、その状態を標識済みの状態に変更してもよい。
ステップ503:自身の状態を含むメッセージをブロードキャスティングする。
ここで、標識済みのノードについて、標識済みの状態を含むメッセージをブロードキャスティングし、未標識のノードについて、ゲートのブロードキャストメッセージが受信されていないから、未標識の状態を含むメッセージをブロードキャスティングする。
ステップ504:未標識の隣接ノードの数を計算してブロードキャスティングする。
ステップ505:生長空間を計算する。
本発明の実施例に係る標識済みのノードは、ルーティングプロセスの各ラウンドにおいて、未標識の隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて、未標識のノードを選択してグラフトすることで、負荷バランスの向上を図ることができ、ゲートウェイのトラヒック負荷が大きいことを回避できる。
<実施例3>
本発明の実施例は、マルチホップネットワークにおけるノード(葉ノード)をさらに提供する。本実施例では、ルーティングプロセスにおける未標識のノードの角度から、該未標識のノードの構成及び機能を説明しているが、本実施例は、ここに例示されるものに限定されず、例えば、該ノードが元々有する構成及び機能も本発明の範囲に属する。
図6は、該ノードの構成を示す図である。図6に示すように、該ノードは、グラフト部61を含む。
グラフト部61は、複数の標識済みの隣接ノードから送信されたブロードキャストメッセージが受信された場合、各標識済みの隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて、1つの標識済みの隣接ノードを選択し、該1つの標識済みの隣接ノードから戻された確認メッセージが受信された場合、確認メッセージを戻した標識済みの隣接ノードに該ノードをグラフトする。
ここで、該未標識のノードが複数の標識済みの隣接ノードから送信されたブロードキャストメッセージ、例えば実施例2の標識済みのノードの送信モジュール411により送信されたブロードキャストメッセージを受信することが可能となるため、該未標識のノードは、各標識済みの隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて、1つの標識済みの隣接ノードを選択し、該標識済みの隣接ノードに応答メッセージを送信する。該応答メッセージを受信した標識済みの隣接ノードが複数の未標識のノードから送信された応答メッセージを受信することが可能となるため、実施例2に説明したように、該標識済みのノードも1つ選択して確認メッセージを送信する。よって、標識済みの隣接ノードから送信された確認メッセージを受信した未標識のノードは該標識済みの隣接ノードにグラフトできることを確認して、該未標識のノードの1つの標識済みの隣接ノードへのグラフトが実現される。
本実施例では、上記処理を実現するため、グラフト部61は、受信モジュール611、選択モジュール612、送信モジュール613、及び処理モジュール614を含む。
受信モジュール611は、標識済みの隣接ノードから送信されたブロードキャストメッセージを受信する。該ブロードキャストメッセージは、該標識済みの隣接ノードの自身の負荷及び生長空間を含む。
なお、ブロードキャストメッセージは、実施例2の送信モジュールにより送信されたものであり、ここでその詳細を省略とされる。
選択モジュール612は、受信モジュール611が複数の標識済みの隣接ノードから送信されたブロードキャストメッセージを受信した場合、各複数の標識済みのノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて、そのうち1つの標識済みの隣接ノードを選択する。
ここで、ブロードキャストメッセージを送信する標識済みのノードが2以上あるため、本実施例の未標識のノードが受信モジュール611を介して複数の標識済みの隣接ノードから送信されたブロードキャストメッセージを受信した可能性があるから、該未標識のノードの選択モジュール612はそのうち1つを選択してもよい。
1つの実施例では、選択モジュール612は、比較サブモジュール6121、及び選択サブモジュール6122を含む。
比較サブモジュール6121は、該複数の標識済みの隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質を比較する。
選択サブモジュール6122は、比較サブモジュール6121の比較結果に基づいて、負荷が最も小さい標識済みの隣接ノードを選択し、負荷が最も小さい標識済みの隣接ノードが複数ある場合、生長空間が最も小さい標識済みの隣接ノードを選択し、生長空間が最も小さい標識済みの隣接ノードが複数ある場合、リンク品質が最もよい標識済みの隣接ノードを選択する。
ここで、該複数の標識済みの隣接ノードの負荷、生長空間及びリンク品質は、該複数の標識済みの隣接ノードにより上記ブロードキャストを介して伝送されるものであり、その詳細はここに省略とされる。比較サブモジュール6121は、各標識済みの隣接ノードの負荷、生長空間、及び/又はリンク品質を比較することで、どの標識済みの隣接ノードを選択してグラフトするかを判断する。負荷バランスを図るため、該未標識のノードは「最も軽い」(負荷が最も小さい、負荷が同じである場合は生長空間が最も小さい、又は負荷及び生長空間がいずれも同じである場合はリンク品質が最もよい)標識済みの隣接ノードを選択してグラフトする。
送信モジュール613、選択モジュール612により選択された標識済みの隣接ノードに応答メッセージを送信する。
なお、該応答メッセージは以下の表に示される書式で表示されてもよいが、本実施例はこれに限定されない。
Figure 2014072896
処理モジュール614、選択モジュール612により選択された標識済みの隣接ノードから送信された確認メッセージが受信された場合、自身の状態を標識済みの状態に変更し、送信モジュール613により全ての隣接ノードに状態変更メッセージを送信する。
なお、該状態変更メッセージは以下の表に示される書式で表示されてもよいが、本実施例はこれに限定されない。
Figure 2014072896
ここで、標識済みのノードに応答メッセージを送信する未標識のノードが2以上あるため、実施例2に説明したように、標識済みのノードは1つ選択して、選択された未標識のノードに確認メッセージを送信する。従って、標識済みの隣接ノードから送信された確認メッセージを受信した場合、未標識のノードが選出されたことを意味し、該未標識のノードが処理モジュール614により自身の状態を変更し、送信モジュール613により状態変更メッセージをブロードキャスティングしてもよい。よって、該未標識のノードが1つの標識済みのノードにグラフトされ、その状態も未標識の状態から標識済みの状態に変更される。その状態が変化するため、1つの状態変更メッセージをブロードキャスティングして、その隣接ノードが併せて各自の未標識の隣接ノードの数を変更する、即ちその隣接ノードが各自の未標識の隣接ノードの数を1減らす。未標識の隣接ノードの数が変化するため、その隣接ノードは各自の生長空間を再計算する。
1つの実施例では、本実施例に係る未標識のノードが他の隣接ノードから送信された状態変更メッセージを受信した可能性もあるため、本実施例では、グラフト部61は、更新モジュール615、ブローキャスティングモジュール616、及び計算モジュール617をさらに含む。
更新モジュール615は、受信モジュール611が隣接ノードから送信された状態変更メッセージを受信した場合、未標識の隣接ノードの数を更新する。
ブロードキャスティングモジュール616は、該未標識の隣接ノードの数を含むブロードキャストメッセージを送信して、該ブロードキャストメッセージを受信した隣接ノードにその生長空間を再計算させる。
計算モジュール617は、未標識の隣接ノードの数を含むブロードキャストメッセージが受信された場合、その生長空間を再計算する。
なお、ブロードキャスティングモジュール616により送信されたブロードキャストメッセージは以下の表に示される書式で表示されてもよいが、本実施例はこれに限定されない。
Figure 2014072896
ここで、上述したように、更新モジュール615、ブロードキャスティングモジュール616、及び計算モジュール617の処理により、該ラウンドのルーティングプロセスが完成される。
本実施例では、初期の生長空間を取得するため、本実施例に係るノードは、初期化部62をさらに含む。
初期化部62は、ノードの自身の状態を含むメッセージをブロードキャスティングし、且つ受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて未標識の隣接ノードの数を計算し、該未標識の隣接ノードの数をブロードキャスティングし、受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて初期の生長空間を計算する。
ここで、初期化部62の処理も図5に示されるフローにより実現されてもよい。なお、ステップ501により、ゲートウェイから送信されたブロードキャストメッセージが受信されていないと判断した場合、ステップ503に直接進み、後の処理を行うが、ここにその詳細を省略とされる。
本発明の実施例に係る未標識のノードは、ルーティングプロセスの各ラウンドにおいて、標識済みの隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて、標識済みのノードを選択してグラフトすることで、負荷バランスの向上を図ることができ、ゲートウェイのトラヒック負荷が大きいことを回避できる。
<実施例4>
本発明の実施例は、マルチホップネットワークにおけるノード(葉ノード)をさらに提供する。ルーティングプロセス中又はルーティング終了後において、新たなノードが該マルチホップネットワークに加入する可能性があるため、この際、該ノードが本実施例4に説明するように標識済みのノードにグラフトし、該マルチホップネットワークに加入してもよい。なお、本実施例では、ルーティングプロセスにおける該ノードの構成及び機能を説明しているが、本実施例は、ここに例示されるものに限定されず、例えば、該ノードが元々有する構成及び機能も本発明の範囲に属する。
図7は、該ノードの構成を示す図である。図7に示すように、該ノードは、ブロードキャスティング部71を含む。
ブロードキャスティング部71は、ブロードキャストメッセージを受信した隣接ノードそれぞれが未標識の隣接ノードの数を変更し、且つ該未標識の隣接ノードの数に基づいて分散型のルーティング処理を行うように、ノードの未標識の状態を含む該ブロードキャストメッセージを送信する。
なお、ブロードキャスティング部71により送信されたブロードキャストメッセージは以下の表に示される書式で表示されてもよいが、本実施例はこれに限定されない。
Figure 2014072896
ここで、新たなノードが該マルチホップネットワークに加入する場合、ブロードキャスティング部71により自身の状態をブロードキャスティングする。なお、該新たなノードが該マルチホップネットワークにまだ加入していないため、その状態は未標識の状態である。該ブロードキャストメッセージを受信した隣接ノード(標識済みの隣接ノード又は未標識の隣接ノード)は、実施例2又は実施例3により後続の分散型のルーティング処理を行う。受信されたブロードキャストメッセージに含まれる状態が未標識であるため、新たなノードの加入又はトポロジーの変化を意味し、未標識の隣接ノードの数を強制に増加する。例えば、標識済みの隣接ノードは、判断モジュール416によりその未標識の隣接ノードの数が0ではないと確認した場合、次のラウンドに進み、実施例2及び実施例3に説明したように、送信モジュール411によりブロードキャストメッセージを送信し続けて、新たに加入したノードのグラフトを実現する。
なお、該ブロードキャストメッセージを受信した標識済みのノードは、実施例2に係るノードにより実現され、その詳細の内容はここに省略とされる。
なお、該ブロードキャストメッセージを受信した未標識のノードは、実施例3に係るノードにより実現され、その詳細の内容はここに省略とされる。
本発明の実施例に係る新たに追加されたノードは、自身の状態をブロードキャスティングすることでマルチホップネットワークに加入して、標識済みの隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて1つの標識済みのノードを選択してグラフトすることで、負荷バランスの向上を図ることができ、ゲートウェイのトラヒック負荷が大きいことを回避できる。
本発明の実施例は分散型の負荷バランスのルーティング方法をさらに提供し、下記の実施例5に説明するように、該方法の問題解決の原理は、実施例1に係るゲートウェイと類似するため、その具体的な実施は実施例1に係るゲートウェイの実施を参照することができ、重複部分の説明を省略とされる。
<実施例5>
本発明の実施例は、分散型の負荷バランスのルーティング方法をさらに提供する。図8は、該方法を示すフローチャートである。該方法は下記ステップを含む。
ステップ801:ブロードキャストメッセージを受信したノードが自身の状態を標識済みの状態に変更するように、ゲートウェイにより該ブロードキャストメッセージを送信する。
ここで、1ホップノードが自身の状態の変更した場合、該マルチホップネットワークの全てのノードは、自身の状態をブロードキャスティングするとともに、受信された他のノードによりブロードキャスティングされたそれぞれの状態に基づいて、自身の未標識の隣接ノードの数を計算してブロードキャスティングし、その後、すべてのノードは、該マルチホップネットワークにおける全ての未標識のノードのゲートウェイへの経路を形成する、即ち1つの標識済みのノードにグラフトさせるように、自身の初期の生長空間を計算する。その内容は以下の実施例において詳細に説明する。
本発明の実施例に係るゲートウェイに提供される図8に示す方法よれば、1ホップノードの状態が決定され、本発明の実施例の負荷バランスの基礎が定められる。
本発明の実施例は分散型の負荷バランスのルーティング方法をさらに提供し、下記の実施例6に説明するように、該方法の問題解決の原理は、実施例2に係る標識済みのノードと類似するため、その具体的な実施は実施例2に係る標識済みのノードの実施を参照することができ、重複部分の説明を省略とされる。
<実施例6>
本発明の実施例は、分散型の負荷バランスのルーティング方法をさらに提供する。図9は、該方法を示すフローチャートであり、図9に示すように、該方法は以下のステップを含む。
ステップ906:標識済みのノードは、複数の未標識の隣接ノードから送信された応答メッセージが受信された場合、各未標識の隣接ノードの負荷、生長空間及びリンク品質に基づいて、1つの未標識の隣接ノードを選択してグラフトする。
なお、ステップ906は、以下のステップをさらに含んでもよい。
S1:標識済みのノードは、自身の状態及び生長空間を含むブロードキャストメッセージを送信する。
S2:標識済みのノードは、複数の未標識の隣接ノードから戻された応答メッセージが受信された場合、各未標識のノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて、そのうち1つの未標識の隣接ノードを選択する。
S3:標識済みのノードは、選択された未標識の隣接ノードが確認メッセージに基づいて自身の状態を標識済みの状態に変更するように、選択された未標識の隣接ノードへ該確認メッセージを送信する。
なお、ステップS2は以下のステップを含む。
S21:標識済みのノードは、該複数の未標識の隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質を比較する。
S22:標識済みのノードは、比較結果に基づいて、負荷が最も大きい未標識の隣接ノードを選択し、負荷が最も大きい未標識の隣接ノードが複数ある場合、生長空間が最も大きい未標識の隣接ノードを選択し、生長空間が最も大きい未標識の隣接ノードが複数ある場合、リンク品質が最もよい未標識の隣接ノードを選択する。
なお、ステップ906は、以下のステップをさらに含む。
S4:標識済みのノードは、隣接ノードから送信された状態変更メッセージが受信された場合、未標識の隣接ノードの数を更新する。
S5:標識済みのノードは、該未標識の隣接ノードの数を含むブロードキャストメッセージを送信する。
S6:標識済みのノードは、未標識の隣接ノードの数を含むブロードキャストメッセージが受信された場合、生長空間を再計算する。
なお、ステップ906は、以下のステップをさらに含む。
S7:標識済みのノードは、現在のラウンドで所定の数の未標識の隣接ノードをグラフトしているか否か、及び未標識の隣接ノードの数が0であるか否かを判断する。
S8:標識済みのノードは、判断結果として所定の数の未標識の隣接ノードがグラフトされておらず、且つ該ノードの未標識の隣接ノードの数が0ではない場合、現在のラウンドの次の周期において該ブロードキャストメッセージを再送する。
なお、該方法は、以下のステップをさらに含む。
ステップ901:標識済みのノードは、ゲートウェイにより送信されたブロードキャストメッセージが受信された場合、自身の状態を標識済みの状態に変更する。
ステップ902:標識済みのノードは、自身の状態を含むブロードキャストメッセージを送信する。
ステップ903:標識済みのノードは、受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて、未標識の隣接ノードの数を計算する。
ステップ904:標識済みのノードは、該未標識の隣接ノードの数をブロードキャスティングする。
ステップ905:標識済みのノードは、受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて、初期の生長空間を計算する。
本発明の実施例に係る方法は、標識済みのノードがルーティングプロセスの各ラウンドにおいて、未標識の隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて、未標識のノードを選択してグラフトすることで、負荷バランスの向上を図ることができ、ゲートウェイのトラヒック負荷が大きいことを回避できる。
本発明の実施例は分散型の負荷バランスのルーティング方法をさらに提供し、下記の実施例7に説明するように、該方法の問題解決の原理は、実施例3に係る未標識のノードと類似するため、その具体的な実施は実施例3に係る未標識のノードの実施を参照することができ、重複部分の説明を省略とされる。
<実施例7>
本発明の実施例は分散型の負荷バランスのルーティング方法をさらに提供する。図10は該方法を示すフローチャートであり、図10に示すように、該方法は以下のステップを含む。
ステップ105:未標識のノードは、複数の標識済みの隣接ノードから送信されたブロードキャストメッセージが受信された場合、各標識済みの隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて、1つの標識済みの隣接ノードを選択する。
ステップ106:未標識のノードは、該1つの標識済みの隣接ノードから戻された確認メッセージが受信された場合、確認メッセージを戻した標識済みの隣接ノードに該ノードをグラフトする。
なお、該ステップは以下のステップを具体的に含む。
S1:未標識のノードは、複数の標識済みの隣接ノードから送信された、該標識済みの隣接ノードの自身の負荷及び生長空間を含むブロードキャストメッセージが受信された場合、各標識済みのノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて、そのうち1つの標識済みの隣接ノードを選択する。
S2:未標識のノードは、選択された標識済みの隣接ノードに応答メッセージを送信する。
S3:未標識のノードは、選択された標識済みの隣接ノードから送信された確認メッセージが受信された場合、自身の状態を標識済みの状態に変更し、全ての隣接ノードに状態変更メッセージを送信する。
なお、ステップS1は、以下のステップを含む。
S11:未標識のノードは、該複数の標識済みの隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質を比較する。
S12:未標識のノードは、比較結果に基づいて、負荷が最も小さい標識済みの隣接ノードを選択し、負荷が最も小さい標識済みの隣接ノードが複数ある場合、生長空間が最も小さい標識済みの隣接ノードを選択し、生長空間が最も小さい標識済みの隣接ノードが複数ある場合、リンク品質が最もよい標識済みの隣接ノードを選択する。
なお、ステップS1は、以下のステップをさらに含む。
S13:未標識のノードは、隣接ノードから送信された状態変更メッセージが受信された場合、未標識の隣接ノードの数を更新する。
S14:未標識のノードは、該未標識の隣接ノードの数を含むブロードキャストメッセージを送信する。
S15:未標識のノードは、未標識の隣接ノードの数を含むブロードキャストメッセージが受信された場合、生長空間を再計算する。
なお、該方法は以下のステップをさらに含む。
S101:未標識のノードは、その自身の状態を含むブロードキャストメッセージを送信する。
S102:未標識のノードは、受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて、未標識の隣接ノードの数を計算する。
S103:未標識のノードは、該未標識の隣接ノードの数をブロードキャスティングする。
S104:未標識のノードは、受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて、初期の生長空間を計算する。
本実施例では、各ステップの番号は各ステップが実行される前後順序を表すものではなく、例えばあるステップは同時に実行されてもよく、ルーティングの実際の状況に応じて具体的に設定されてもよい。
本発明の実施例に係る方法によれば、未標識のノードはルーティングプロセスの各ラウンドにおいて、標識済みの隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて、標識済みのノードを選択してグラフトすることで、負荷バランスの向上を図ることができ、ゲートウェイのトラヒック負荷が大きいことを回避できる。
本発明の実施例は分散型の負荷バランスのルーティング方法をさらに提供し、下記の実施例8に説明するように、該方法の問題解決の原理は、実施例4に係る未標識のノードと類似するため、その具体的な実施は実施例4に係る未標識のノードの実施を参照することができ、重複部分の説明を省略とされる。
<実施例8>
本発明の実施例は分散型の負荷バランスのルーティング方法をさらに提供する。図11は該方法を示すフローチャートであり、図11に示すように、該方法は以下のステップを含む。
ステップS111:新たに追加されたノードは、ブロードキャストメッセージを受信した隣接ノードそれぞれが未標識の隣接ノードの数を変更し、且つ該未標識の隣接ノードの数に基づいて分散型のルーティング処理を行うように、ノードの自身の未標識の状態を含む該ブロードキャストメッセージを送信する。
本発明の実施例に係る方法によれば、新たに追加されたノードは自身の状態をブロードキャスティングすることでマルチホップネットワークに加入して、標識済みの隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて1つの標識済みのノードを選択してグラフトすることで、負荷バランスの向上を図ることができ、ゲートウェイのトラヒック負荷が大きいことを回避できる。
図12a及び図12bは、本発明の実施例に係る分散型の負荷バランス手法及び従来のノード中心の負荷バランス手法の通信オーバヘッドのシミュレーション結果を示す図である。該実施例は、該マルチホップネットワークが1個のゲートウェイ及び1000個のノードを含むものを例とし、バランス因子θは、以下の数式に示されている。
Figure 2014072896
図から見てわかるように、本発明の実施例に係る分散型の負荷バランス手法は、従来のノード中心の負荷バランス手法に比べると、通信オーバヘッドを大幅に低減すると共に、従来手法と類似の負荷バランス効果を取得した。従来の方法に比べて、その負荷は約80%降下した。
以上のように、本発明の好適な実施形態が説明されている。これらの実施形態の多くの特徴及び利点は詳細な明細書に明確に記載されているため、添付された特許請求の範囲はこれらの実施形態の真実の主旨及び範囲内の全てのこれらの特徴及び利点をカバーするものである。また、当業者にとって、多くの修正及び変更を容易に想到できるため、本発明の実施形態は、例示又は記載された具体的な構成及び動作に限定されたものではなく、その範囲内の全ての適切な修正及び均等物をカバーできる。
なお、本発明の各部分は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの組み合わせにより実現されてもよい。上述した実施形態では、複数のステップ又は方法は、メモリに記憶され、適切な指令によってシステムが実行するソフトウェア又はファームウェアを実行することで実現されてもよい。例えば、ハードウェアで実現される場合、他の実施形態と同じように、データ信号に対して論理機能を有する論理ゲート回路の離散論理回路、論理ゲート回路を適切に組み合わせる専用の集積回路、プログラミング可能ゲートアレイ(PGA)、現場プログラミング可能ゲートアレイ(FPGA)などの公知の下記の技術のうちいずれか又はそれらの組み合わせで実現してもよい。
フローチャート又は他の方式に記載された如何なるプロセス、方法の記述又はブロックは、特定の論理機能又はプロセスにおけるステップの実行可能なコードを実現可能なモジュール、セグメント又は部分を表示することと理解してもよい。また、本発明の好適な実施形態の範囲は、他の実施方法を含んでもよく、例えば、示される順序に基づかなく、係る機能に応じて、基本的に同時の方式又は逆の順序に基づいて機能を実行してもよい。
フローチャートに示される、或いは他の方式で記述される論理及び/又はステップ、例えば、論理機能を実現するための実行可能な指令の順序リストは、指令実行システム、装置又はデバイス(例えばコンピュータに基づくシステム、プロセッサを含むシステム、又は他の指令実行システム、装置又はデバイスから指令を取得し、指令を実行可能なシステム)に用いられる、或いはこれらの指令実行システム、装置又はデバイスと結合して使用されるため、如何なるコンピュータの読取可能な媒体に実施されてもよい。本明細書では、「コンピュータが読取可能な媒体」は、指令実行システム、装置若しくはデバイス、又はこれらの指令実行システム、装置、若しくはデバイスの組み合わせを使用させるために、プログラムを含む、記憶、通信、伝播又は伝送する如何なる装置であってもよい。コンピュータが読取可能な媒体は、例えば電気、磁気、光、電磁、赤外線又は半導体のシステム、装置、デバイス、又は伝播媒体であってもよく、これらに限られない。コンピュータが読取可能な媒体は、より具体的な例(非完全のリスト)として、一つ又は複数の配線を有する電気接続部(電子装置)、携帯式のコンピュータディスク(磁気装置)、ランダムアクセスメモリ(RAM)(電子装置)、読み出し専用メモリ(ROM)(電子装置)、消去可能プログラミング可能ROM(EPROM又はフラッシュメモリ)(電子装置)、光ファイバー(光装置)、及び携帯式光ディスクROM(CDROM)(光学装置)を含む。また、コンピュータが読取可能な媒体は、プログラムがプリントされている紙又は他の適切の媒体であってもよく、例えば紙又は他の媒体を光学走査して、編集、解釈、或いは必要に応じて他の適切な方法により処理して、電子方式でプログラムを取得して、コンピュータ記憶手段に記憶する。
上述した文言の説明及び図面は、本発明の各種の異なる特徴を示している。なお、当業者は、適切なコンピュータコードを用意して、上記記載され、図面に示された各ステップ及びプロセスを実現できる。また、上述した各種の端末、コンピュータ、サーバ、ネットワーク等は、如何なるタイプであってもよく、開示の内容に基づいてコンピュータコードを用意して装置を用いて本発明を実現できる。
本発明の特定の実施形態はここに開示されている。本発明は他の環境において他の適用があることは、当業者として容易に認識できる。実際には、多く実施形態又は実現が存在する。本発明の範囲は、上述した具体的な実施形態に限定されるものではない。また、「…に用いられる装置」の引用は、要素及び特許請求の範囲の追加機能を記述するものであり、「…に用いられる装置」が使用されていない引用の要素は、その請求項は「装置」という用語を含んでも、ミーンズプラスファンクションの素子と理解されたくない。
本発明は、特定の好適な実施形態又は複数の実施形態が説明されているが、当業者は明細書及び図面を読み、理解した上、均等的な修正例及び変形例を想到できる。特に、上述した要素(部材、構成要件、装置、構成など)により実行される各種の機能は、例外の指定を除いて、これらの要素の用語(「装置」を含む引用)に対応する該要素の具体的な機能の任意要素(即ち機能均等)に用いられる。また、例示されている幾つの実施形態のただ一つ又は複数について、本発明の具体的な特徴が記述されているが、必要、任意提供されるもの、或いは適用に有利的な面に応じて、これらの特徴と他の実施形態の一つ又は複数の他の特徴と組み合わせてもよい。
また、上述の各実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
ブロードキャストメッセージを受信したノードが自身の状態を標識済みの状態に変更するように、該ブロードキャストメッセージを送信するブロードキャスティング手段を含む、ゲートウェイ。
(付記2)
複数の未標識の隣接ノードから送信された応答メッセージが受信された場合、各未標識の隣接ノードの負荷、生長空間及びリンク品質に基づいて、1つの未標識の隣接ノードを選択してグラフトするグラフト手段、を含む、ノード。
(付記3)
前記グラフト手段は、
前記ノードの自身の状態及び生長空間を含むブロードキャストメッセージを送信する送信モジュールと、
未標識の隣接ノードから戻された応答メッセージを受信する受信モジュールと、
前記受信モジュールが複数の未標識の隣接ノードから戻された応答メッセージを受信した場合、各未標識のノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて、そのうち1つの未標識の隣接ノードを選択する選択モジュールと、
前記選択モジュールにより選択された未標識の隣接ノードが確認メッセージに基づいて自身の状態を標識済みの状態に変更するように、前記選択モジュールにより選択された未標識の隣接ノードへ前記確認メッセージを送信する確認モジュールと、を含む、付記2に記載のノード。
(付記4)
前記選択モジュールは、
前記複数の未標識の隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質を比較する比較サブモジュールと、
前記比較サブモジュールの比較結果に基づいて、負荷が最も大きい未標識の隣接ノードを選択し、負荷が最も大きい未標識の隣接ノードが複数ある場合、生長空間が最も大きい未標識の隣接ノードを選択し、生長空間が最も大きい未標識の隣接ノードが複数ある場合、リンク品質が最もよい未標識の隣接ノードを選択する選択サブモジュールと、を含む、付記3に記載のノード。
(付記5)
前記グラフト手段は、
前記受信モジュールが隣接ノードから送信された状態変更メッセージを受信した場合、未標識の隣接ノードの数を更新する更新モジュールと、
前記未標識の隣接ノードの数を含むブロードキャストメッセージを送信するブロードキャスティングモジュールと、
未標識の隣接ノードの数を含むブロードキャストメッセージが受信された場合、前記ノードの生長空間を再計算する計算モジュールと、をさらに含む、付記3に記載のノード。
(付記6)
前記グラフト手段は、
前記ノードが現在のラウンドで所定の数の未標識の隣接ノードをグラフトしているか否か、及び前記ノードの未標識の隣接ノードの数が0であるか否かを判断する判断モジュールをさらに含み、
前記送信モジュールは、前記判断モジュールの判断結果として所定の数の未標識の隣接ノードがグラフトされておらず、且つ前記ノードの未標識の隣接ノードの数が0ではない場合、現在のラウンドの次の周期において前記ブロードキャストメッセージを再送し、
前記所定の数は、1以上の整数である、付記3に記載のノード。
(付記7)
ゲートウェイにより送信されたブロードキャストメッセージが受信された場合、自身の状態を標識済みの状態に変更し、前記ノードの自身の状態を含むブロードキャストメッセージを送信し、且つ受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて未標識の隣接ノードの数を計算し、前記未標識の隣接ノードの数をブロードキャスティングし、受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて初期の生長空間を計算する初期化手段、をさらに含む、付記2に記載のノード。
(付記8)
複数の標識済みの隣接ノードから送信されたブロードキャストメッセージが受信された場合、各標識済みの隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて、1つの標識済みの隣接ノードを選択し、該1つの標識済みの隣接ノードから戻された確認メッセージが受信された場合、確認メッセージを戻した標識済みの隣接ノードに該ノードをグラフトするグラフト手段、を含む、ノード。
(付記9)
前記グラフト手段は、
標識済みの隣接ノードから送信されたブロードキャストメッセージを受信する受信モジュールであって、該ブロードキャストメッセージが前記標識済みの隣接ノードの自身の負荷及び生長空間を含む、受信モジュールと、
前記受信モジュールが複数の標識済みの隣接ノードから送信されたブロードキャストメッセージを受信した場合、各標識済みのノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて、そのうち1つの標識済みの隣接ノードを選択する選択モジュールと、
前記選択モジュールにより選択された標識済みの隣接ノードに応答メッセージを送信する送信モジュールと、
前記選択モジュールにより選択された標識済みの隣接ノードから送信された確認メッセージが受信された場合、自身の状態を標識済みの状態に変更し、前記送信モジュールにより全ての隣接ノードに状態変更メッセージを送信する処理モジュールと、を含む、付記8に記載のノード。
(付記10)
前記選択モジュールは、
前記複数の標識済みの隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質を比較する比較サブモジュールと、
前記比較サブモジュールの比較結果に基づいて、負荷が最も小さい標識済みの隣接ノードを選択し、負荷が最も小さい標識済みの隣接ノードが複数ある場合、生長空間が最も小さい標識済みの隣接ノードを選択し、生長空間が最も小さい標識済みの隣接ノードが複数ある場合、リンク品質が最もよい標識済みの隣接ノードを選択する選択サブモジュールと、を含む、付記9に記載のノード。
(付記11)
前記グラフト手段は、
前記受信モジュールが隣接ノードから送信された状態変更メッセージを受信した場合、未標識の隣接ノードの数を更新する更新モジュールと、
前記未標識の隣接ノードの数を含むブロードキャストメッセージを送信するブロードキャスティングモジュールと、
未標識の隣接ノードの数を含むブロードキャストメッセージが受信された場合、前記ノードの生長空間を再計算する計算モジュールと、をさらに含む、付記9に記載のノード。
(付記12)
ノードの自身の状態を含むブロードキャストメッセージを送信し、且つ受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて未標識の隣接ノードの数を計算し、前記未標識の隣接ノードの数をブロードキャスティングし、受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて初期の生長空間を計算する初期化手段、をさらに含む、付記8に記載のノード。
(付記13)
ブロードキャストメッセージを受信した隣接ノードそれぞれが未標識の隣接ノードの数を変更し、且つ前記未標識の隣接ノードの数に基づいて分散型のルーティング処理を行うように、ノードの未標識の状態を含む前記ブロードキャストメッセージを送信するブロードキャスティング手段を含む、ノード。
(付記14)
ブロードキャストメッセージを受信したノードが自身の状態を標識済みの状態に変更するように、ゲートウェイにより該ブロードキャストメッセージを送信する、分散型の負荷バランスのルーティング方法。
(付記15)
複数の未標識の隣接ノードから送信された応答メッセージが受信された場合、各未標識の隣接ノードの負荷、生長空間及びリンク品質に基づいて、1つの未標識の隣接ノードを選択してグラフトする、分散型の負荷バランスのルーティング方法。
(付記16)
1つの未標識の隣接ノードを選択してグラフトするステップにおいて、
前記ノードの自身の状態及び生長空間を含むブロードキャストメッセージを送信し、
複数の未標識の隣接ノードから戻された応答メッセージが受信された場合、各未標識のノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて、そのうち1つの未標識の隣接ノードを選択し、
前記選択された未標識の隣接ノードが確認メッセージに基づいて自身の状態を標識済みの状態に変更するように、前記選択された未標識の隣接ノードへ前記確認メッセージを送信する、付記15に記載の分散型の負荷バランスのルーティング方法。
(付記17)
1つの未標識の隣接ノードを選択するステップにおいて、
前記複数の未標識の隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質を比較し、
比較結果に基づいて、負荷が最も大きい未標識の隣接ノードを選択し、負荷が最も大きい未標識の隣接ノードが複数ある場合、生長空間が最も大きい未標識の隣接ノードを選択し、生長空間が最も大きい未標識の隣接ノードが複数ある場合、リンク品質が最もよい未標識の隣接ノードを選択する、付記16に記載の分散型の負荷バランスのルーティング方法。
(付記18)
隣接ノードから送信された状態変更メッセージが受信された場合、未標識の隣接ノードの数を更新し、
前記未標識の隣接ノードの数を含むブロードキャストメッセージを送信し、
未標識の隣接ノードの数を含むブロードキャストメッセージが受信された場合、生長空間を再計算する、付記16に記載の分散型の負荷バランスのルーティング方法。
(付記19)
ノードが現在のラウンドで所定の数の未標識の隣接ノードをグラフトしているか否か、及び前記ノードの未標識の隣接ノードの数が0であるか否かを判断し、
判断結果として所定の数の未標識の隣接ノードがグラフトされておらず、且つ前記ノードの未標識の隣接ノードの数が0ではない場合、現在のラウンドの次の周期において前記ブロードキャストメッセージを再送する方法であり、
前記所定の数は、1以上の整数である、付記16に記載の分散型の負荷バランスのルーティング方法。
(付記20)
ゲートウェイにより送信されたブロードキャストメッセージが受信された場合、自身の状態を標識済みの状態に変更し、
自身の状態を含むブロードキャストメッセージを送信し、
受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて、未標識の隣接ノードの数を計算し、
前記未標識の隣接ノードの数をブロードキャスティングし、
受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて、初期の生長空間を計算する、付記15に記載の分散型の負荷バランスのルーティング方法。
(付記21)
複数の標識済みの隣接ノードから送信されたブロードキャストメッセージが受信された場合、各標識済みの隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて、1つの標識済みの隣接ノードを選択し、
該1つの標識済みの隣接ノードから戻された確認メッセージが受信された場合、確認メッセージを戻した標識済みの隣接ノードに該ノードをグラフトする、分散型の負荷バランスのルーティング方法。
(付記22)
1つの標識済みの隣接ノードを選択して、該1つの標識済みの隣接ノードに該ノードをグラフトするステップにおいて、
複数の標識済みの隣接ノードから送信された、該標識済みの隣接ノードの自身の負荷及び生長空間を含むブロードキャストメッセージが受信された場合、各標識済みのノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて、そのうち1つの標識済みの隣接ノードを選択し、
前記選択された標識済みの隣接ノードに応答メッセージを送信し、
前記選択された標識済みの隣接ノードから送信された確認メッセージが受信された場合、自身の状態を標識済みの状態に変更し、全ての隣接ノードに状態変更メッセージを送信する、付記21に記載の分散型の負荷バランスのルーティング方法。
(付記23)
1つの標識済みの隣接ノードを選択するステップにおいて、
前記複数の標識済みの隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質を比較し、
比較結果に基づいて、負荷が最も小さい標識済みの隣接ノードを選択し、負荷が最も小さい標識済みの隣接ノードが複数ある場合、生長空間が最も小さい標識済みの隣接ノードを選択し、生長空間が最も小さい標識済みの隣接ノードが複数ある場合、リンク品質が最もよい標識済みの隣接ノードを選択する、付記22に記載の分散型の負荷バランスのルーティング方法。
(付記24)
隣接ノードから送信された状態変更メッセージが受信された場合、未標識の隣接ノードの数を更新し、
前記未標識の隣接ノードの数を含むブロードキャストメッセージを送信し、
未標識の隣接ノードの数を含むブロードキャストメッセージが受信された場合、生長空間を再計算する、付記22に記載の分散型の負荷バランスのルーティング方法。
(付記25)
ノードの自身の状態を含むブロードキャストメッセージを送信し、
受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて、未標識の隣接ノードの数を計算し、
前記未標識の隣接ノードの数をブロードキャスティングし、
受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて、初期の生長空間を計算する、付記21に記載の分散型の負荷バランスのルーティング方法。
(付記26)
ブロードキャストメッセージを受信した隣接ノードそれぞれが未標識の隣接ノードの数を変更し、且つ前記未標識の隣接ノードの数に基づいて分散型のルーティング処理を行うように、ノードの自身の未標識の状態を含む前記ブロードキャストメッセージを送信する、分散型の負荷バランスのルーティング方法。

Claims (22)

  1. ブロードキャストメッセージを受信したノードが自身の状態を標識済みの状態に変更するように、該ブロードキャストメッセージを送信するブロードキャスティング手段を含む、ゲートウェイ。
  2. ゲートウェイにより送信されたブロードキャストメッセージが受信された場合、自身の状態を標識済みの状態に変更し、前記ノードの自身の状態を含むブロードキャストメッセージを送信し、且つ受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて未標識の隣接ノードの数を計算し、前記未標識の隣接ノードの数をブロードキャスティングし、受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて初期の生長空間を計算する初期化手段と、
    複数の未標識の隣接ノードから送信された応答メッセージが受信された場合、各未標識の隣接ノードの負荷、生長空間及びリンク品質に基づいて、1つの未標識の隣接ノードを選択してグラフトするグラフト手段と、を含む、ノード。
  3. 前記グラフト手段は、
    前記ノードの自身の状態及び生長空間を含むブロードキャストメッセージを送信する送信モジュールと、
    未標識の隣接ノードから戻された応答メッセージを受信する受信モジュールと、
    前記受信モジュールが複数の未標識の隣接ノードから戻された応答メッセージを受信した場合、各未標識のノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて、そのうち1つの未標識の隣接ノードを選択する選択モジュールと、
    前記選択モジュールにより選択された未標識の隣接ノードが確認メッセージに基づいて自身の状態を標識済みの状態に変更するように、前記選択モジュールにより選択された未標識の隣接ノードへ前記確認メッセージを送信する確認モジュールと、を含む、請求項2に記載のノード。
  4. 前記選択モジュールは、
    前記複数の未標識の隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質を比較する比較サブモジュールと、
    前記比較サブモジュールの比較結果に基づいて、負荷が最も大きい未標識の隣接ノードを選択し、負荷が最も大きい未標識の隣接ノードが複数ある場合、生長空間が最も大きい未標識の隣接ノードを選択し、生長空間が最も大きい未標識の隣接ノードが複数ある場合、リンク品質が最もよい未標識の隣接ノードを選択する選択サブモジュールと、を含む、請求項3に記載のノード。
  5. 前記グラフト手段は、
    前記受信モジュールが隣接ノードから送信された状態変更メッセージを受信した場合、未標識の隣接ノードの数を更新する更新モジュールと、
    前記未標識の隣接ノードの数を含むブロードキャストメッセージを送信するブロードキャスティングモジュールと、
    未標識の隣接ノードの数を含むブロードキャストメッセージが受信された場合、前記ノードの生長空間を再計算する計算モジュールと、をさらに含む、請求項3に記載のノード。
  6. 前記グラフト手段は、
    前記ノードが現在のラウンドで所定の数の未標識の隣接ノードをグラフトしているか否か、及び前記ノードの未標識の隣接ノードの数が0であるか否かを判断する判断モジュールをさらに含み、
    前記送信モジュールは、前記判断モジュールの判断結果として所定の数の未標識の隣接ノードがグラフトされておらず、且つ前記ノードの未標識の隣接ノードの数が0ではない場合、現在のラウンドの次の周期において前記ブロードキャストメッセージを再送し、
    前記所定の数は、1以上の整数である、請求項3に記載のノード。
  7. ノードの自身の状態を含むブロードキャストメッセージを送信し、且つ受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて未標識の隣接ノードの数を計算し、前記未標識の隣接ノードの数をブロードキャスティングし、受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて初期の生長空間を計算する初期化手段と、
    複数の標識済みの隣接ノードから送信されたブロードキャストメッセージが受信された場合、各標識済みの隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて、1つの標識済みの隣接ノードを選択し、該1つの標識済みの隣接ノードから戻された確認メッセージが受信された場合、確認メッセージを戻した標識済みの隣接ノードに該ノードをグラフトするグラフト手段と、を含む、ノード。
  8. 前記グラフト手段は、
    標識済みの隣接ノードから送信されたブロードキャストメッセージを受信する受信モジュールであって、該ブロードキャストメッセージが前記標識済みの隣接ノードの自身の負荷及び生長空間を含む、受信モジュールと、
    前記受信モジュールが複数の標識済みの隣接ノードから送信されたブロードキャストメッセージを受信した場合、各標識済みのノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて、そのうち1つの標識済みの隣接ノードを選択する選択モジュールと、
    前記選択モジュールにより選択された標識済みの隣接ノードに応答メッセージを送信する送信モジュールと、
    前記選択モジュールにより選択された標識済みの隣接ノードから送信された確認メッセージが受信された場合、自身の状態を標識済みの状態に変更し、前記送信モジュールにより全ての隣接ノードに状態変更メッセージを送信する処理モジュールと、を含む、請求項7に記載のノード。
  9. 前記選択モジュールは、
    前記複数の標識済みの隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質を比較する比較サブモジュールと、
    前記比較サブモジュールの比較結果に基づいて、負荷が最も小さい標識済みの隣接ノードを選択し、負荷が最も小さい標識済みの隣接ノードが複数ある場合、生長空間が最も小さい標識済みの隣接ノードを選択し、生長空間が最も小さい標識済みの隣接ノードが複数ある場合、リンク品質が最もよい標識済みの隣接ノードを選択する選択サブモジュールと、を含む、請求項8に記載のノード。
  10. 前記グラフト手段は、
    前記受信モジュールが隣接ノードから送信された状態変更メッセージを受信した場合、未標識の隣接ノードの数を更新する更新モジュールと、
    前記未標識の隣接ノードの数を含むブロードキャストメッセージを送信するブロードキャスティングモジュールと、
    未標識の隣接ノードの数を含むブロードキャストメッセージが受信された場合、前記ノードの生長空間を再計算する計算モジュールと、をさらに含む、請求項8に記載のノード。
  11. ブロードキャストメッセージを受信した隣接ノードそれぞれが未標識の隣接ノードの数を変更し、且つ前記未標識の隣接ノードの数に基づいて分散型のルーティング処理を行うように、ノードの未標識の状態を含む前記ブロードキャストメッセージを送信するブロードキャスティング手段を含む、ノード。
  12. ブロードキャストメッセージを受信したノードが自身の状態を標識済みの状態に変更するように、ゲートウェイにより該ブロードキャストメッセージを送信する、分散型の負荷バランスのルーティング方法。
  13. ゲートウェイにより送信されたブロードキャストメッセージが受信された場合、自身の状態を標識済みの状態に変更し、
    自身の状態を含むブロードキャストメッセージを送信し、
    受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて、未標識の隣接ノードの数を計算し、
    前記未標識の隣接ノードの数をブロードキャスティングし、
    受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて、初期の生長空間を計算し、
    複数の未標識の隣接ノードから送信された応答メッセージが受信された場合、各未標識の隣接ノードの負荷、生長空間及びリンク品質に基づいて、1つの未標識の隣接ノードを選択してグラフトする、分散型の負荷バランスのルーティング方法。
  14. 1つの未標識の隣接ノードを選択してグラフトするステップにおいて、
    前記ノードの自身の状態及び生長空間を含むブロードキャストメッセージを送信し、
    複数の未標識の隣接ノードから戻された応答メッセージが受信された場合、各未標識のノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて、そのうち1つの未標識の隣接ノードを選択し、
    前記選択された未標識の隣接ノードが確認メッセージに基づいて自身の状態を標識済みの状態に変更するように、前記選択された未標識の隣接ノードへ前記確認メッセージを送信する、請求項13に記載の分散型の負荷バランスのルーティング方法。
  15. 1つの未標識の隣接ノードを選択するステップにおいて、
    前記複数の未標識の隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質を比較し、
    比較結果に基づいて、負荷が最も大きい未標識の隣接ノードを選択し、負荷が最も大きい未標識の隣接ノードが複数ある場合、生長空間が最も大きい未標識の隣接ノードを選択し、生長空間が最も大きい未標識の隣接ノードが複数ある場合、リンク品質が最もよい未標識の隣接ノードを選択する、請求項14に記載の分散型の負荷バランスのルーティング方法。
  16. 隣接ノードから送信された状態変更メッセージが受信された場合、未標識の隣接ノードの数を更新し、
    前記未標識の隣接ノードの数を含むブロードキャストメッセージを送信し、
    未標識の隣接ノードの数を含むブロードキャストメッセージが受信された場合、生長空間を再計算する、請求項14に記載の分散型の負荷バランスのルーティング方法。
  17. ノードが現在のラウンドで所定の数の未標識の隣接ノードをグラフトしているか否か、及び前記ノードの未標識の隣接ノードの数が0であるか否かを判断し、
    判断結果として所定の数の未標識の隣接ノードがグラフトされておらず、且つ前記ノードの未標識の隣接ノードの数が0ではない場合、現在のラウンドの次の周期において前記ブロードキャストメッセージを再送する、請求項14に記載の分散型の負荷バランスのルーティング方法。
  18. ノードの自身の状態を含むブロードキャストメッセージを送信し、
    受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて、未標識の隣接ノードの数を計算し、
    前記未標識の隣接ノードの数をブロードキャスティングし、
    受信された未標識の隣接ノードから戻されたメッセージに基づいて、初期の生長空間を計算し、
    複数の標識済みの隣接ノードから送信されたブロードキャストメッセージが受信された場合、各標識済みの隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて、1つの標識済みの隣接ノードを選択し、
    該1つの標識済みの隣接ノードから戻された確認メッセージが受信された場合、確認メッセージを戻した標識済みの隣接ノードに該ノードをグラフトする、分散型の負荷バランスのルーティング方法。
  19. 1つの標識済みの隣接ノードを選択して、該1つの標識済みの隣接ノードに該ノードをグラフトするステップにおいて、
    複数の標識済みの隣接ノードから送信された、該標識済みの隣接ノードの自身の負荷及び生長空間を含むブロードキャストメッセージが受信された場合、各標識済みのノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質に基づいて、そのうち1つの標識済みの隣接ノードを選択し、
    前記選択された標識済みの隣接ノードに応答メッセージを送信し、
    前記選択された標識済みの隣接ノードから送信された確認メッセージが受信された場合、自身の状態を標識済みの状態に変更し、全ての隣接ノードに状態変更メッセージを送信する、請求項18に記載の分散型の負荷バランスのルーティング方法。
  20. 1つの標識済みの隣接ノードを選択するステップにおいて、
    前記複数の標識済みの隣接ノードの負荷、生長空間及び/又はリンク品質を比較し、
    比較結果に基づいて、負荷が最も小さい標識済みの隣接ノードを選択し、負荷が最も小さい標識済みの隣接ノードが複数ある場合、生長空間が最も小さい標識済みの隣接ノードを選択し、生長空間が最も小さい標識済みの隣接ノードが複数ある場合、リンク品質が最もよい標識済みの隣接ノードを選択する、請求項19に記載の分散型の負荷バランスのルーティング方法。
  21. 隣接ノードから送信された状態変更メッセージが受信された場合、未標識の隣接ノードの数を更新し、
    前記未標識の隣接ノードの数を含むブロードキャストメッセージを送信し、
    未標識の隣接ノードの数を含むブロードキャストメッセージが受信された場合、生長空間を再計算する、請求項19に記載の分散型の負荷バランスのルーティング方法。
  22. ブロードキャストメッセージを受信した隣接ノードそれぞれが未標識の隣接ノードの数を変更し、且つ前記未標識の隣接ノードの数に基づいて分散型のルーティング処理を行うように、ノードの自身の未標識の状態を含む前記ブロードキャストメッセージを送信する、分散型の負荷バランスのルーティング方法。
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