JP2014072687A - 可視光通信システム、発光ユニット、撮像装置、及び、可視光通信方法 - Google Patents

可視光通信システム、発光ユニット、撮像装置、及び、可視光通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】撮影者が意図した瞬間の画像を撮影する。
【解決手段】任意の情報を重畳した可視光を発信する発光ユニットであるリストバンド50が受ける衝撃を検出する3軸加速度センサ52と、3軸加速度センサ52で検出した衝撃の大きさが予め設定したしきい値以上であるか否かを判定し、その判定結果に応じた情報を重畳した可視光を高輝度LED発光部51で発信させる制御部53とを備え、受光ユニットであるデジタルカメラ10で受信して撮影する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば撮像装置を用いて特定の瞬間を撮影する場合などに好適な可視光通信システム、発光ユニット、撮像装置、及び、可視光通信方法に関する。
従来より、カメラでの撮影時に生じるレリーズタイムラグを抑え、撮影者の意図通りのタイミングで撮影を実行するために各種の技術が考案され、あるいは製品化されてきた。例えば、カメラ専用のリモートコントローラを用いたリモコン撮影において、レリーズタイムラグを極力抑えるようにした技術が考えられている。(例えば、特許文献1)
特開2003−195409号公報
上述した種類のカメラを用い、被写体が特徴的な動きをする瞬間、例えば野球でバッターのスイングするバットが、ピッチャーの投球にミートする瞬間などを撮影したい場合、上記特許技術を含めて実用的なものはなく、撮影者自身がその種の撮影技術に習熟するか、あるいは高速連写が可能なカメラ機材を用いて意図する瞬間を含む、時間的に連続した多数の画像を撮影するしかない。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、撮影者が意図した瞬間の画像を撮影することを可能とすることにある。
本発明の一態様は、任意の情報を重畳した可視光を発信する発光ユニットと、当該発光ユニットからの可視光を受信し、受信した可視光に重畳された情報を取得して、取得した情報に対応する動作を実行する受光ユニットとを有する可視光通信システムにおいて、上記発光ユニットは、当該発光ユニットが受ける衝撃を検出する検出手段と、上記検出手段で検出した衝撃の大きさが予め設定したしきい値以上であるか否かを判定する判定手段と、上記判定手段での判定結果に応じた情報を重畳した可視光を発信させる発信制御手段とを具備し、上記受光ユニットは、被写体の画像を撮影する撮像手段と、上記撮像手段で撮影する画像を、更新しながら所定枚数分保持し続ける保持手段と、上記撮像手段で撮影する画像中から可視光に重畳された情報を復調して取得する可視光情報取得手段と、上記可視光情報取得手段で得た情報に基づき、上記保持手段で保持する画像の記録を制御する記録制御手段とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、撮影者が意図した瞬間の画像を撮影することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る受光ユニットとしてのデジタルカメラの機能回路構成を示すブロック図。 同実施形態に係る可視光通信システムの発光ユニットの回路構成を示すブロック図。 同実施形態に係る発光ユニット側での処理内容を示すフローチャート。 同実施形態に係るデジタルカメラ側での可視光自動撮影モードの処理内容を示すフローチャート。 同実施形態に係るリストバンドを装着した人物がテニスをしている情景を時間的に連続した画像として示す図。 同実施形態に係る画像バッファに保持した画像に対するトリミング範囲を例示する図。
以下、本発明をスポーツ撮影用の発光ユニットと受光ユニットからなる可視光通信システムに適用した場合の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、上記受光ユニットとなるデジタルカメラ10(撮像装置)の機能構成を示すブロック図である。同図で、カメラ筐体前面に配設される光学レンズ部11により、固体撮像素子であるCMOSイメージセンサ12の撮像面上に被写体の光像が結像される。
スルー画像表示、あるいはライブビュー画像表示とも称されるモニタ状態では、このCMOSイメージセンサ12での撮像により得た画像信号を画像処理部13に送り、相関二乗サンプリングや自動ゲイン調整、A/D変換処理を実行してデジタル化する。画像処理部13はさらに、このデジタル値の画像データに画素補間処理、γ補正処理を含むカラープロセス処理を施した後、システムバスSB1を介して画像バッファ14に一時的に保持させる。
画像バッファ14に保持された画像データをシステムバスSB1を介して画像処理部13に読出し、画像サイズを大幅に縮小した上で再びシステムバスSB1を介して表示部15へ送り、モニタ画像として表示させる。
以上の過程を制御部16が統括制御する。制御部16はCPUで構成され、メインメモリ17、プログラムメモリ18と直接接続される。メインメモリ17は、SDRAM(シンクロナスDRAM)で構成され、ワークメモリとして機能する。プログラムメモリ18は、電気的に書換可能な不揮発性メモリで構成され、後述するスポーツ撮影モードでの記録を含む動作プログラムや各種データ等を固定的に記憶する。
制御部16は、プログラムメモリ18から必要なプログラムやデータ等を読出し、メインメモリ17に適宜一時的に展開記憶させながら、このデジタルカメラ10全体の制御動作を実行する。
さらに上記制御部16は、キー入力部19から直接入力されるキー操作信号に対応して各種制御動作を実行する。制御部16は、システムバスSB1を介して上記画像処理部13、画像バッファ14、表示部15の他、さらにレンズ駆動部20、フラッシュ駆動部21、CMOS駆動部22、音声処理部23、デコード部24、メモリカード25、及びインジケータ部26とも接続される。
キー入力部19は、例えば電源キー、シャッタキー、ズームキー、撮影モードキー、再生モードキー、メニューキー、カーソル(「↑」「→」「↓」「←」)キー、セットキー等を備える。
レンズ駆動部20は、制御部16からの制御信号を受けてレンズ用ステッピングモータ(M)27の回動を制御し、上記光学レンズ部11を構成する複数のレンズ中の一部、具体的にはフォーカスレンズ及びズームレンズの位置をそれぞれ個別に光軸方向に沿って移動させる。
フラッシュ駆動部21は、静止画像撮影時に制御部16からの制御信号を受けて複数の白色高輝度LEDで構成されるフラッシュ部28を撮影タイミングに同期して点灯駆動する。
CMOS駆動部22は、その時点で設定されている撮影条件等に応じて上記CMOSイメージセンサ12の走査駆動を行なう。
上記キー入力部19のシャッタキー操作に伴う静止画の撮影時に、画像処理部13は上記画像バッファ14に保持される画像データを所定のデータファイル形式、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)であればDCT(離散コサイン変換)やハフマン符号化等のデータ圧縮処理を施してデータ量を大幅に削減した画像データファイルを作成する。作成した画像データファイルはシステムバスSB1を介してメモリカード25に記録される。
また上記画像処理部13は、再生モード時にメモリカード25から読出されてくる画像データをシステムバスSB1を介して受取り、記録時とは逆の手順で圧縮を解く伸長処理により元のサイズの画像データを得、これをシステムバスSB1を介して画像バッファ14に保持させる。そして、画像バッファ14に保持された画像データにより表示部15で再生のための表示を実行させる。
なお、動画撮影時に画像処理部13は、画像バッファ14に時間的に連続して保持される複数の画像データを所定のデータファイル形式、例えばH.264/AVC(MPEG−4パート10/Advanced Video Coding)であればDCT(離散コサイン変換)や可変長符号化、及びGOP(Group Of Pictures)を単位とした動き補償フレーム間予測符号化等のデータ圧縮処理を施してデータ量を大幅に削減し、作成した画像データファイルを順次上記メモリカード25に記録させると共に、全ての画像データファイルの記録を終えた時点でメモリカード25に記録された一連の画像データファイルを1つのデータファイルとして纏めるべく設定する。
また画像処理部13は、動画データの再生モード時に上記メモリカード25から読出されてくる一連の画像データを記録時とは逆の手順で圧縮を解く伸長処理により順次元のサイズの画像データを得、これを画像バッファ14に時間的に連続して順次保持させるもので、画像バッファ14に保持された画像データにより表示部15で再生のための表示が連続して実行される。
音声処理部23は、上記光学レンズ部11と同じくカメラ筐体前面に配設されたマイクロホン29から入力される音声信号をデジタルデータ化し、所定のデータファイル形式、例えばAAC(moving picture experts group−4 Advanced Audio Coding)形式でデータ圧縮して音声データファイルを作成し、上記メモリカード25へ送出する。
加えて音声処理部23は、PCM音源等の音源回路を備え、音声の再生時にメモリカード25から送られてくる音声データファイルの圧縮を解いてアナログ化し、このデジタルカメラ10の背面側に設けられるスピーカ30を駆動して、拡声放音させる。
上記デコード部24は、上記画像処理部13と協働し、画像バッファ14に保持される一連の画像中から可視光通信の発光部における色と符号化情報をデコードして、重畳されていた信号を復調する。
以上、画像処理部13とデコード部24とで発光ユニットからの情報を復調する復調系を構成する。
上記メモリカード25は、このデジタルカメラ10に着脱自在に装着される。メモリカード25は、このデジタルカメラ10の記録媒体となる画像データ等の記録用メモリであり、内部にはブロック単位で電気的に書換え可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリと、そのコントローラ回路とが設けられる。
インジケータ部26は、複数のLEDで構成され、このデジタルカメラ10の各種動作状態、例えば電源のオン/オフ、光学レンズ部11での合焦状態、フラッシュ部28の点灯の有無等を表示する。
次に図2により、発光ユニットとなるリストバンドの回路構成についても説明する。同図で、リストバンド50は、外装上、高輝度LED発光部51が「光タグ」として露出するようにして設けられる。
この高輝度LED発光部51は、R(赤色),G(緑色),B(青色)3色の各高輝度LEDを選択的に発光駆動するもので、可視光通信システムにおける情報送信部として機能する。この高輝度LED発光部51の発信する情報の詳細については、例えば特開2003−179556号公報などに述べられているものとして、その説明を省略する。
さらにこのリストバンド50には、3軸加速度センサ52が内装される。3軸加速度センサ52は、鉛直方向に作用する重力加速度を含めて、このリストバンド50に与えられる、互いに直交する3軸方向の各加速度を検出する。
これら高輝度LED発光部51、及び3軸加速度センサ52が、システムバスSB2を介して制御部53と接続される。制御部53は、CPUで構成され、メインメモリ54、プログラムメモリ55と直接接続される。メインメモリ54は、SRAMで構成され、ワークメモリとして機能する。プログラムメモリ55は、電気的に書換可能な不揮発性メモリで構成され、高輝度LED発光部51での発光色、及び発光パターンを状況に応じて変化させるための動作プログラムを固定的に記憶する。
制御部53は、プログラムメモリ55から必要なプログラムやデータ等を読出し、メインメモリ54に適宜一時的に展開記憶させながら、このリストバンド50全体の制御動作を実行する。さらに上記制御部制御部53は、電源キー、感度切換スイッチを備えるキースイッチ(SW)部56からのキー操作信号に対応して各種制御動作を実行する。
キースイッチ部56に備えられる感度切換スイッチは、例えば「テニス」「バッター(野球)」「バレーボール」など複数種類のスポーツで、このリストバンド50の装着者の腕にインパクトが加わる瞬間を検知するための感度を切換えるためのもので、上記電源キーを兼ねて設けるものとしても良い。
次に上記実施形態の動作について説明する。
ここでは、テニスを行なう人物を被写体として、当該被写体に上記図2で示した構成のリストバンド50を装着してもらい、その人物がテニスを行なっている間の模様を、受光ユニットとしてのデジタルカメラ10により撮像するものとする。
図3は、被写体となる人物が装着した、発光ユニットである上記リストバンド50側での動作を示す。同図に示すようにリストバンド50の制御部53は、所定周期、例えば1/60[秒]毎に3軸加速度センサ52で検出される、互いに直交する3軸方向の各加速度を所得する(ステップT01)。
この取得した3軸の加速度情報に基づいて制御部53は、それまでに取得した直前の同情報を用い、このリストバンド50に対して加わる衝撃度を算出する(ステップT02)。
次いで制御部53は、算出した衝撃度が、キースイッチ部56の感度切換スイッチでの切換状態に応じたしきい値に比して、より大きいか否かにより、その選択されたスポーツでのインパクトの瞬間、テニスであればボールをラケットで打った瞬間、であるか否かを判断する(ステップT03)。
ここで、算出した衝撃度がしきい値以下であり、その時点で選択されているスポーツでのインパクトの瞬間ではないと判断した場合、制御部53は、予め設定されているスタンバイパターン、「光タグ」である高輝度LED発光部51を例えばR(赤色)とG(緑色)とで一定時間毎に交互に色を切換ながら、スタンバイパターンとして設定されたコマンド情報のコードを重畳した明滅パターンで発信させるように高輝度LED発光部51を駆動させる(ステップT05)。
その後に制御部53は、再び上記ステップT01からの処理に戻る、という動作を繰返し実行する。
また、上記ステップT03において、算出した衝撃度がしきい値より大きく、その時点で選択されているスポーツでのインパクトの瞬間となったと判断した場合、制御部53は、それまでのスタンバイパターンでの発光に代えて、予め設定されているインパクトパターン、例えばB(青色)のみで「光タグ」である高輝度LED発光部51が発光するものとし、インパクトパターンとして設定されたコマンド情報のコードを重畳した明滅パターンで発信させるように高輝度LED発光部51を駆動させた上で(ステップT04)、上記ステップT01からの処理に戻る。
図5は、上記リストバンド50を装着した人物がテニスをしている情景を時間的に連続した画像として示す。同図中の画像(005)〜(019)では、インパクトの瞬間ではないものとして、画像中のリストバンド50の高輝度LED発光部51がR(赤色)とG(緑色)とで交互に色を切換ながら発光している状態を示している。
一方、図5中の画像(020)〜(021)では、インパクトの瞬間として、画像中のリストバンド50の高輝度LED発光部51がB(青色)を維持して発光している状態を示している。
次に図4を用いて、上記のような情景を撮影するデジタルカメラ10側の処理内容について説明する。
図4は、デジタルカメラ10を「可視光自動撮影モード」と称する撮影モードで動作させる場合の処理内容を示す。この図4の処理は、制御部16がプログラムメモリ18に記憶されている動作プログラムを読出してメインメモリ17に展開して実行する。
動作当初に制御部16は、画像バッファ14に常に直前の一定容量、例えば撮影時間にして2[秒]分、撮影枚数(フレーム数)にしてこの2[秒]に相当する分の撮影画像を保持し続ける、パスト撮影動作を設定する(ステップS01)。その後に制御部16は、AF(自動合焦)処理とAE(自動露出)処理とを実行して被写体に対する適切な合焦距離と絞り値、シャッタ速度を設定した上で画像を撮影し、得た画像データを画像バッファ14に保持させる(ステップS02)。
その後、画像処理部13が画像バッファ14から入力される画像データ中の「光タグ」としてのリストバンド50の高輝度LED発光部51部分の位置を特定し(ステップS03)、特定した位置における明滅パターンからデコード部24により重畳されているコマンド情報のコードを復調する(ステップS04)。
制御部16は、このデコード部24で復調したコマンド情報のコードの内容が、インパクトパターンとして設定されたものであるか否かを判断する(ステップS05)。
ここでインパクトパターンとして設定されたコマンド情報のコードではないと判断した場合、制御部16は、画像バッファ14に保持されている一定時間分の画像を含めて、画像中を移動する光タグの座標の軌跡パターンを抽出する(ステップS06)。
抽出する軌跡パターンに関しては、上述した如く画像バッファ14に保持する画像を含めて、その軌跡を例えば10周期乃至15周期程度蓄積してパターン抽出を行なうもので、時間的に新しく抽出したパターンの範囲ほど大きな重み付けを行なうものとして、撮影時の時間の経過に伴う、被写体とデジタルカメラ10との相対的な位置関係の変化などを考慮する。
そして制御部16は、抽出した最も新しい軌跡パターンに基づき、後述する画像撮影時のトリミング範囲を更新設定した後(ステップS08)、再び上記ステップS02からの処理に戻る。
こうしてステップS02〜S05,S07,S08の処理を繰返し実行する過程で、画像中を移動する光タグの座標の軌跡パターンを随時抽出し、より新しいものに重み付けをした上でそのパターンに基づくトリミング範囲を更新設定していく。
しかして上記ステップS05において、このデコード部24で復調したコマンド情報のコードの内容が、インパクトパターンとして設定されたものであると判断した場合、制御部16は画像バッファ14で保持している一連の画像データ中、予め設定された特定タイムラグ分、例えば「0.1[秒]」前に保持した画像を選択し、選択した画像データに対してその時点で設定されているトリミング範囲に基づいて切出し処理を実行し、処理により得た画像データに対する所定のデータ圧縮を施してデータファイル化した上でメモリカード25に記録させる(ステップS08)。
以上で一連の可視光通信による自動撮影を終えたものとして、次の撮影に備えるべく上記ステップS02からの処理に戻る。
図6は、このとき制御部16が実行する、画像バッファ14に保持した画像からのトリミング範囲を例示するものである。画像バッファ14に保持される画像データ全体の範囲、すなわちその時点で光学レンズ部11によりCMOSイメージセンサ12上に結像する画像の範囲を図中に符号A1で示す。
リストバンド50の高輝度LED発光部51で構成される光タグの軌跡TRが図中に矢印で示すようなパターンを描くものとして、その左右の幅Wの2倍以上を水平方向でのトリミング範囲、上下の幅Hの3倍以上を垂直方向でのトリミング範囲を含むように、その時点で設定されている画像サイズのアスペクト比から図中に示すようなトリミング範囲A2を得て、記録する画像に反映することができる。
なお、上述した光タグの軌跡TRに対する縦横各トリミング範囲の設定環境に関しては、一律に決定するのではなく、デジタルカメラ10のユーザが予めメニューモード等から任意に可変設定することが可能であるものとする。
従来技術のBluetooth(登録商標)や赤外等の無線システムを利用して撮像装置を外部制御する方式では、撮像装置にBluetooth(登録商標)や赤外等を受信するためのハードウェアを新たに設ける必要があるが、本発明による可視光通信を利用した撮像装置の外部制御方式では、撮像装置が元々備える撮像素子で情報が重畳された可視光を認識して外部から制御するので、撮像装置に一切のハードウェアを追加することなく外部制御が可能になるという大変優れた効果を有する。
以上詳述した如く本実施形態によれば、撮影者の習熟を問わず、また媒体資源を無駄に消費することなしに、意図した瞬間の画像を確実に撮影することが可能となる。
また上記実施形態では、撮影画像中で光タグが取り得る軌跡の範囲に基づいて、記録する画像のトリミング範囲を自動的に設定するものとしたので、撮影者に負担をかけることなく、正しいと思われる構図の画像を自動的に取得できる。
さらに上記実施形態では、リストバンド50のキースイッチ部56に感度切換スイッチを備え、例えば「テニス」「バッター(野球)」「バレーボール」など複数種類のスポーツで、このリストバンド50の装着者の腕にインパクトが加わる瞬間を検知するための感度を切換えられるものとしたので、1つのリストバンド50を複数種類のスポーツに対応して撮影補助用に使用することができる。
なお上記実施形態は、スポーツ撮影用の発光ユニットと受光ユニットであるデジタルカメラとからなる可視光通信システムに適用した場合の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず、例えばデジタルカメラ10に代えて、カメラ機能を有する携帯電話端末やスマートフォン、タブレット型コンピュータ等にも適用可能となる。
また発光ユニットとしては、リストバンド50に代えて、ゴルフで使用するボール(インパクトの瞬間が検出できる)、オートバイのモトクロス競技で使用するヘルメット(空中にジャンプした頂点位置での重力状態が検出できる)など、他のスポーツで使用する道具類にも適用することが考えられる。
また、上述した実施形態では、異なる色を時系列に配色した色パターンを発光するとしたが、これに限らず、単色光の輝度レベルを変えたり、点灯時間や点灯周期などを変えたりすることで、複数の光信号を生成してもよい。
その他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件による適宜の組み合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
請求項1記載の発明は、任意の情報を重畳した可視光を発信する発光ユニットと、当該発光ユニットからの可視光を受信し、受信した可視光に重畳された情報を取得して、取得した情報に対応する動作を実行する受光ユニットとを有する可視光通信システムにおいて、上記発光ユニットは、当該発光ユニットが受ける衝撃を検出する検出手段と、上記検出手段で検出した衝撃の大きさが予め設定したしきい値以上であるか否かを判定する判定手段と、上記判定手段での判定結果に応じた情報を重畳した可視光を発信させる発信制御手段とを具備し、上記受光ユニットは、被写体の画像を撮影する撮像手段と、上記撮像手段で撮影する画像を、更新しながら所定枚数分保持し続ける保持手段と、上記撮像手段で撮影する画像中から可視光に重畳された情報を復調して取得する可視光情報取得手段と、上記可視光情報取得手段で得た情報に基づき、上記保持手段で保持する画像の記録を制御する記録制御手段とを具備することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記記録制御手段は、上記保持手段で保持する画像の中から予め設定されたタイミングで保持した画像を選択して記録させるよう制御することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、上記請求項2記載の発明において、上記発光ユニットは、上記保持手段で保持する画像に基づき、上記情報を重畳した可視光が画像中で移動する範囲を抽出する範囲抽出手段をさらに具備し、上記記録制御手段は、上記範囲抽出手段で抽出した範囲に基づき、選択した画像に対するトリミングを行ない、トリミングした画像を記録させることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、上記請求項1乃至3の何れかに記載の発明において、上記発光ユニットは、上記判定手段での判定基準となるしきい値を可変設定するしきい値可変手段をさらに具備することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、衝撃を検出する検出手段と、上記検出手段で検出した衝撃の大きさが予め設定したしきい値以上であるか否かを判定する判定手段と、上記判定手段での判定結果に応じた情報を重畳した可視光を発信させる発信制御手段とを具備することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、被写体の画像を撮影する撮像手段と、上記撮像手段で撮影する画像を、更新しながら所定枚数分保持し続ける保持手段と、上記撮像手段で撮影する画像中から可視光に重畳された情報を復調して取得する可視光情報取得手段と、上記可視光情報取得手段で得た情報に基づき、上記保持手段で保持する画像の記録を制御する記録制御手段とを具備することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、上記請求項6記載の発明において、上記記録制御手段は、上記保持手段で保持する画像の中から予め設定されたタイミングで保持した画像を選択して記録させるよう制御することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、任意の情報を重畳した可視光を発信する発光ユニットと、当該発光ユニットからの可視光を受信し、受信した可視光に重畳された情報を取得して、取得した情報に対応する動作を実行する受光ユニットとを含むシステムでの可視光通信方法であって、上記発光ユニットにおいて、上記発光ユニットが受ける衝撃を検出する検出工程と、上記検出工程で検出した衝撃の大きさが予め設定したしきい値以上であるか否かを判定する判定工程と、上記判定工程での判定結果に応じた情報を重畳した可視光を上記発光ユニットから発信させる発信制御工程とを有し、上記受光ユニットにおいて、被写体の画像を撮影する撮像工程と、上記撮像工程で撮影する画像を、更新しながら所定枚数分保持し続ける保持工程と、上記撮像工程で撮影する画像中から可視光に重畳された情報を復調して取得する可視光情報取得工程と、上記可視光情報取得工程で得た情報に基づき、上記保持工程で保持する画像の記録を制御する記録制御工程とを有することを特徴とする。
10…デジタルカメラ、11…光学レンズ部、12…CMOSイメージセンサ、13…画像処理部、14…画像バッファ、15…表示部、16…制御部、17…メインメモリ、18…プログラムメモリ、19…キー入力部、20…レンズ駆動部、21…フラッシュ駆動部、22…CMOS駆動部、23…音声処理部、24…デコード部、25…メモリカード、26…インジケータ部、27…レンズ用ステッピングモータ(M)、28…フラッシュ部、29…マイクロホン、30…スピーカ、50…リストバンド、51…高輝度LED発光部、52…3軸加速度センサ、53…制御部、54…メインメモリ、55…プログラムメモリ、56…キースイッチ部、SB1,SB2…システムバス。

Claims (8)

  1. 任意の情報を重畳した可視光を発信する発光ユニットと、当該発光ユニットからの可視光を受信し、受信した可視光に重畳された情報を取得して、取得した情報に対応する動作を実行する受光ユニットとを有する可視光通信システムにおいて、
    上記発光ユニットは、
    当該発光ユニットが受ける衝撃を検出する検出手段と、
    上記検出手段で検出した衝撃の大きさが予め設定したしきい値以上であるか否かを判定する判定手段と、
    上記判定手段での判定結果に応じた情報を重畳した可視光を発信させる発信制御手段と
    を具備し、
    上記受光ユニットは、
    被写体の画像を撮影する撮像手段と、
    上記撮像手段で撮影する画像を、更新しながら所定枚数分保持し続ける保持手段と、
    上記撮像手段で撮影する画像中から可視光に重畳された情報を復調して取得する可視光情報取得手段と、
    上記可視光情報取得手段で得た情報に基づき、上記保持手段で保持する画像の記録を制御する記録制御手段と
    を具備することを特徴とする可視光通信システム。
  2. 上記記録制御手段は、上記保持手段で保持する画像の中から予め設定されたタイミングで保持した画像を選択して記録させるよう制御することを特徴とする請求項1記載の可視光通信システム。
  3. 上記発光ユニットは、
    上記保持手段で保持する画像に基づき、上記情報を重畳した可視光が画像中で移動する範囲を抽出する範囲抽出手段をさらに具備し、
    上記記録制御手段は、上記範囲抽出手段で抽出した範囲に基づき、選択した画像に対するトリミングを行ない、トリミングした画像を記録させる
    ことを特徴とする請求項2記載の可視光通信システム。
  4. 上記発光ユニットは、上記判定手段での判定基準となるしきい値を可変設定するしきい値可変手段をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の可視光通信システム。
  5. 衝撃を検出する検出手段と、
    上記検出手段で検出した衝撃の大きさが予め設定したしきい値以上であるか否かを判定する判定手段と、
    上記判定手段での判定結果に応じた情報を重畳した可視光を発信させる発信制御手段と
    を具備することを特徴とする発光ユニット。
  6. 被写体の画像を撮影する撮像手段と、
    上記撮像手段で撮影する画像を、更新しながら所定枚数分保持し続ける保持手段と、
    上記撮像手段で撮影する画像中から可視光に重畳された情報を復調して取得する可視光情報取得手段と、
    上記可視光情報取得手段で得た情報に基づき、上記保持手段で保持する画像の記録を制御する記録制御手段と
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  7. 上記記録制御手段は、上記保持手段で保持する画像の中から予め設定されたタイミングで保持した画像を選択して記録させるよう制御することを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  8. 任意の情報を重畳した可視光を発信する発光ユニットと、当該発光ユニットからの可視光を受信し、受信した可視光に重畳された情報を取得して、取得した情報に対応する動作を実行する受光ユニットとを含むシステムでの可視光通信方法であって、
    上記発光ユニットにおいて、
    上記発光ユニットが受ける衝撃を検出する検出工程と、
    上記検出工程で検出した衝撃の大きさが予め設定したしきい値以上であるか否かを判定する判定工程と、
    上記判定工程での判定結果に応じた情報を重畳した可視光を上記発光ユニットから発信させる発信制御工程と
    を有し、
    上記受光ユニットにおいて、
    被写体の画像を撮影する撮像工程と、
    上記撮像工程で撮影する画像を、更新しながら所定枚数分保持し続ける保持工程と、
    上記撮像工程で撮影する画像中から可視光に重畳された情報を復調して取得する可視光情報取得工程と、
    上記可視光情報取得工程で得た情報に基づき、上記保持工程で保持する画像の記録を制御する記録制御工程と
    を有する
    ことを特徴とする可視光通信方法。
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