JP2014072622A - 画像表示装置と画像出力装置が無線通信する画像表示システム、画像表示装置、画像出力装置および前記画像表示システムの通信制御方法 - Google Patents

画像表示装置と画像出力装置が無線通信する画像表示システム、画像表示装置、画像出力装置および前記画像表示システムの通信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像表示装置と画像出力装置とを低消費電力化する画像表示システムを提供する。
【解決手段】画像出力装置は、デジタル放送を受信する受信手段、前記受信手段により受信したデジタル放送を処理して映像音声信号にする信号処理手段、前記画像表示装置に前記映像音声信号を送信し、制御信号を送受信する第1の通信手段、及び、第1の通信手段よりも低消費電力であり、前記画像表示装置と制御信号を送受信する第2の通信手段を備え、前記画像表示装置は、画像を表示する表示手段、前記画像出力装置から映像音声信号を受信し、制御信号を送受信する第1の通信手段、及び、第1の通信手段よりも低消費電力であり、前記画像出力装置と制御信号を送受信する第2の通信手段を備え、前記画像表示システムは、前記表示手段に画像を表示しない場合に、前記第2の通信手段による制御信号の通信が可能であるときは、前記第1の通信手段による通信を停止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像表示装置と画像出力装置が無線で通信する画像表示システムに関する。
従来、表示装置(ディスプレイ部)と放送受信装置(チューナ部)とを分離したテレビが提供されている。表示装置と放送受信装置を分離することにより、それぞれの装置が軽くなり手軽に持ち運びできるため、例えば大勢の友人を招いた場合などには、放送受信装置を家の隅に置き、表示装置をリビングに置いてテレビ番組を視聴し、就寝時に個人で視聴する場合は寝室へ持ち運んで視聴するなど、所望の場所で比較的容易にテレビ番組の視聴を行うことができ、視聴の仕方が広がっている。
このようなテレビにおいては、表示装置と放送受信装置とは無線通信を行う。放送受信装置は、受信した放送波を処理して取り出した映像データや音声データを表示装置に送信し、表示装置は、放送受信装置から受信した映像データや音声データを表示装置やスピーカに出力する。また、使用者がリモコンを操作して使用者の視聴チャンネルの変更や番組表の表示などのコマンドが、表示装置から放送受信装置へ送信される。
しかしながら、使用者がリモコンなどを操作して表示装置の電源をオフにした時に、放送受信装置の電源までオフにしてしまうと、使用者が再びリモコンを操作して表示装置側から起動しようとしても、電源をオフにされた放送受信装置は信号を受信できないので起動することが不可能である。このため、表示装置と放送受信装置を分離したテレビにおいては、使用者がリモコン等を用いて電源をオフにする操作をしても、表示装置も放送受信装置も電源を完全にはオフにせず、待機状態にしている。そして待機状態にある表示装置を起動すると、表示装置は放送受信装置へ起動コマンドを送信し、放送受信装置を起動して放送波の受信や映像の表示など、テレビとしての動作を開始する。
表示装置と放送受信装置との通信には現在、Wireless Fidelityが使用されている。Wireless Fidelityは大容量データを通信できるので、地上波デジタル放送のような大容量の映像データの送受信に適するからである。一方、Wireless Fidelityは消費電力が大きいため、Bluetooth(登録商標)などを使用して無線通信を低消費電力化したい要求があった。
特許文献1には、Bluetoothと無線LANとの両方のインターフェイスを備えた情報機器間で、Bluetooth固有の機能を活かして、省電力でしかも、容易に無線LANを構築する情報通信装置が開示されている。図18は、特許文献1記載の無線通信システムの構成を示す図であり、Bluetooth規格の無線通信インターフェイスと、IEEE802.11規格の無線LANインターフェイスと、の両方を備えたデュアル無線情報機器101−1、101−2と、Bluetoothインターフェイスを備えた情報機器であるBluetooth情報機器102と、無線LANインターフェイスのみを備えた情報機器103と、Bluetoothインターフェイスを備えた携帯電話であるBluetooth携帯電話104と、を有する通信システムにおいて、デュアル無線情報機器101−1、101−2同士は、Bluetoothと無線LANとのインターフェイスをそれぞれ用途に応じて、使い分け、無線LANインターフェイスの無駄な電力消費を抑えると共に、必要に応じて無線LANを使用し、通信速度を確保して通信を行える。
特開2004−112225号公報
しかしながら特許文献1記載の情報通信装置は、Bluetoothと無線LANとのインターフェイスをそれぞれ用途に応じて使い分けるものであることから、Bluetoothを用いた通信を行って、相手の機器が無線LANインターフェイスを有しているか検出し、無線LANの設定情報を入手するなどして、Bluetoothによるネットワークと無線LANによるネットワークを構築するものであって、Bluetoothと無線LANとを使い分けることによって電力消費を抑えることはできるものの、情報通信装置の待機状態における消費電力を抑えることはできないという課題があった。
本発明は、上記課題を鑑み、画像出力装置と画像表示装置とを有する画像表示システムにおいて、画像出力装置と画像表示装置は、画像データを通信可能な第1の通信手段と、第1の通信手段よりも低消費電力な第2の通信手段を有し、画像出力装置と画像表示装置が第2の通信手段による通信が可能である場合、第1の通信手段による通信を停止することによって、消費電力を抑えることを実現する画像表示システムを提供するものである。
本発明の画像表示システムは、画像出力装置と及び画像表示装置を有し、映像音声信号を無線通信する画像表示システムであって、前記画像出力装置は、デジタル放送を受信する受信手段、前記受信手段により受信したデジタル放送を処理して映像音声信号にする信号処理手段、前記画像表示装置に前記映像音声信号を送信し、制御信号を送受信する第1の通信手段、及び、第1の通信手段よりも低消費電力であり、前記画像表示装置と制御信号を送受信する第2の通信手段を備え、前記画像表示装置は、画像を表示する表示手段、前記画像出力装置から映像音声信号を受信し、制御信号を送受信する第1の通信手段、及び、第1の通信手段よりも低消費電力であり、前記画像出力装置と制御信号を送受信する第2の通信手段を備え、前記画像表示システムは、前記表示手段に画像を表示しない場合に、前記第2の通信手段による制御信号の通信が可能である時ときは、前記第1の通信手段による通信を停止することを特徴とする。
また本発明の画像表示システムの前記第1の通信手段は、IEEE802.11規格の無線LANもしくはWi‐Fiによる通信手段であり、前記第2の通信手段は、Bluetooth規格の通信手段であることを特徴とする。
本発明の画像表示装置は画像出力装置と通信し画像を表示する画像表示装置であって、前記画像表示装置は、画像を表示する表示手段、前記画像出力装置から映像音声信号を受信し、制御信号を送受信する第1の通信手段、及び、第1の通信手段よりも低消費電力であり、前記画像出力装置と制御信号を送受信する第2の通信手段を備え、前記画像表示装置は、前記表示手段に画像を表示しない場合に、前記第2の通信手段による制御信号の通信が可能であるときは、前記第1の通信手段による通信を停止することを特徴とする。
本発明の画像出力装置は、画像表示装置と通信する画像出力装置であって、前記画像出力装置は、デジタル放送を受信する受信手段、前記受信手段により受信したデジタル放送を処理して映像音声信号にする信号処理手段、前記画像表示装置に前記映像音声信号を送信し、制御信号を送受信する第1の通信手段、及び、第1の通信手段よりも低消費電力であり、前記画像表示装置と制御信号を送受信する第2の通信手段を備え、前記画像出力装置は、デジタル放送を受信しない場合に、前記第2の通信手段による制御信号の通信が可能であるときは、前記第1の通信手段による通信を停止することを特徴とする。
本発明の画像表示システムの通信制御方法は、画像表示システムを構成する画像表示装置と画像出力装置が画像データを通信可能な第1の通信を確立するステップ、前記画像表示装置が、第1の通信手段よりも低消費電力な第2の通信手段を起動するステップ、前記画像表示装置から前記画像出力装置へ前記第1の通信によって前記第2の通信手段を起動する指示を送信するステップ、前記画像出力装置が前記第2の通信手段を起動するステップ、前記画像表示装置と前記画像出力装置とが前記第2の通信手段による通信が可能であるか確認するステップ、及び、前記第2の通信手段による通信が可能であるか確認するステップからなり、第2の通信手段による通信が可能である場合、画像表示装置から画像出力装置への起動コマンドの送信を設定し、前記第1の通信手段による通信を停止することを特徴とする。
本発明によれば、画像出力装置と画像表示装置とを有する画像表示システムの待機状態における消費電力を抑えることが可能になる。
本発明の実施形態のテレビを説明する概要図である。 第1の実施形態の画像表示装置の要部構成図である。 本発明の実施形態の画像出力装置の要部構成図である。 第1の実施形態のテレビが待機状態へ移行するフロー図である。 第1の実施形態のテレビがBluetoothモードの待機状態から起動する処理フロー図である。 第1の実施形態のテレビがWi‐Fiモードの待機状態から起動する処理フロー図である。 本発明の第2の実施形態の画像表示装置の要部構成図である。 第2の実施形態のテレビが待機状態へ移行するフロー図である。 本発明の第3の実施形態の画像表示装置の要部構成図である。 本発明の第3の実施形態のテレビの処理フロー図である。 本発明の第4の実施形態の画像表示装置の要部構成図である。 本発明の第4の実施形態のテレビの処理フローである。 本発明の第5の実施形態のテレビの処理フローである。 本発明の第6の実施形態のテレビの処理フローである。 本発明の第7の実施形態の画像表示装置の要部構成図である。 本発明の第7の実施形態の画像出力装置の要部構成図である。 本発明の第7の実施形態のテレビの処理フローである。 従来技術の説明図である。
本願は、画像出力装置と画像表示装置を有する画像表示システムに関するものであり、特に画像出力装置と画像表示装置が分離している画像表示システムに関する。画像出力装置は、例えば、パソコンにおいてはCPUやメインメモリを有するメインボードを少なくとも含むパソコンの主要装置に該当し、またテレビにおいては放送波を受信するチューナや放送波の復調や誤り訂正などを含めた信号処理を行う信号処理回路を少なくとも含む放送信号処理装置に該当する。画像表示装置は、パソコンにおいては外付けのモニターに該当し、テレビにおいてはテレビ放送を表示するディスプレイに該当する。
本願における画像表示システムは、上述した画像出力装置と画像表示装置とが無線通信することによって、画像出力装置で生成された画像や音声が画像表示装置に出力され、画像表示装置の表示部に表示される。
本願における画像表示システムは、画像出力装置と画像表示装置とが無線通信する手段として、第1の通信手段と第2の通信手段を有している。第1の通信手段は、大容量データないしは画像データを通信可能である通信手段であり、第2の通信手段は、低消費電力で小容量なデータを通信可能である通信手段である。
以下に示す実施形態では、画像表示システムとしてテレビを例に説明する。また、例として第1の通信手段をWireless Fidelity(以下、Wi‐Fiと称する。)とし、第2の通信手段をBluetooth(登録商標)として説明する。なおWi‐Fiは、100メートル程度の距離の通信が可能であり、放送波に含まれる画像データなどの大容量データを通信可能な特徴がある。またBluetoothは、10メートル程度の近距離通信が可能であり、放送波に含まれる画像データのような大容量データは通信できないが、消費電力が低い特徴がある。以下に本発明の実施形態のテレビの詳細を説明する。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態のテレビ1を図1から図6を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態のテレビ1を説明する概要図であり、放送局からテレビ放送を受信し、番組を再生する例を図示している。テレビ1は、画像表示装置2と画像出力装置3とからなる。画像出力装置3は放送局4から放送波を受信し、画像表示装置2へ映像音声信号を送信する。画像表示装置2は受信した映像音声信号を再生する。5は画像表示装置2と画像出力装置3とがWi‐Fiにより通信可能な領域を示し、6は画像表示装置2と画像出力装置3とがBluetoothにより通信可能な領域を示している。Aは、領域6と領域5の一部とが重なった領域上の任意の位置である。Bは、領域5の内部であり領域6の外部である領域上の任意の位置である。画像表示装置2がAの位置にある場合、画像表示装置2と画像出力装置3とはWi‐FiまたはBluetoothにより通信可能であり、画像表示装置2がBの位置にある場合、画像表示装置2と画像出力装置3とはWi‐Fiにより通信可能である。
また図1では、放送局からテレビ放送を受信する様子を例として示しているが、本実施形態では、放送衛星(BS)や通信衛星(CS)、中継放送局などから電波を受信する場合も含まれる。
図2は、第1の実施形態の画像表示装置2の要部構成図である。図2を参照して、第1の実施形態の画像表示装置2の各部構成を説明する。
IR受光部9は、リモコンからの制御信号を受信する受光部である。副電源スイッチ10と主電源スイッチ11は、画像表示装置2の筺体に備わるスイッチである。副電源スイッチ10は、主電源スイッチ11がオンにされた状態で有効になる。主電源スイッチ11がオンにされた状態で副電源スイッチ10がオンにされると、画像表示装置2は画像や音声を出力する。主電源スイッチ11がオンにされた状態で副電源スイッチ10がオフにされると画像表示装置2は待機状態へ移行し、画像や音声の出力を停止する。待機状態では、使用者はリモコンを操作して、画像表示装置2のIR受光部9へ信号を送信し、画像表示装置2を待機状態から復帰させることが可能である。主電源スイッチ11がオフにされると、画像表示装置2のシステムがオフにされる。この状態では、IR受光部9もオフにされているので、使用者がリモコンを操作して画像表示装置2のIR受光部9へ信号を送信しても、画像表示装置2は受信しない。主電源スイッチ11がオフにされている場合、使用者は、主電源スイッチ11を押して主電源スイッチ11をオンにすることによって画像表示装置2に画像や音声を出力できる。
電源制御部12は、サブプロセッサ13の指示に従い、画像表示装置2の各部の電源を個別に制御する。例えば、表示部15とスピーカ16の電源をオフにし、Wi‐Fi通信部17やBluetooth通信部20の電源はオンにすることが可能である。
なお、電源をオフするとは、対象である回路の電源線に電力を供給しないことを意味する。より具体的には、対象である回路の電源線を接地レベルにする、もしくは対象である回路の電源線が、DC-DCコンバータや定電圧源やスイッチング電源のような内部で電圧を発生させる回路の出力に接続される場合には、電圧を発生させる回路の出力をハイインピーダンス状態にするなどが上げられる。いずれにせよ、ここで電源をオフにするとは、対象である回路に電力が供給されずスタンバイ電流も流れない状態を示している。また通常、集積回路で構成されるメインプロセッサ19とサブプロセッサ13などの内部についても、機能ブロックごとに電源を制御することが可能である
サブプロセッサ13は、特定の命令を実行するためのプロセッサである。小容量データの処理や小さな回路ブロックのみの制御を行う場合など、メインプロセッサ19全体を動作させるには効率の悪い処理をサブプロセッサ13が処理する。このようにすることでメインプロセッサ19を待機状態としサブプロセッサ13のみ駆動するようにできるので、無駄な電力消費を抑えることが可能である。また、処理の高速化のために、サブプロセッサ13を使用することもある。この場合、メインプロセッサ19と並列して、サブプロセッサ13が動作する。本実施形態においてはIR受光部9、副電源スイッチ10、主電源スイッチ11の状態を検出して、画像表示装置2を待機状態へ移行する際、もしくは待機状態から再起動する際に各部を制御する。詳細は後述する。
メモリ14は、DRAMやSRAM、FLASHメモリなど様々な方式の記憶装置により構成され、メインプロセッサ19やサブプロセッサ13の信号処理における中間データを一時的に格納したり、機器のID情報や機能コマンドなどをFLASHメモリやROMなどに格納する。
表示部15は、液晶やプラズマ有機ELなどで構成される画像表示部であり、メインプロセッサ19から出力された映像データを表示する。スピーカ16は、音声出力部であり、パワーアンプなども含むものとする。メインプロセッサ19から出力された音声データを音として出力する。
Wi‐Fi通信部17は、画像出力装置3との通信部である。Wi‐Fiアンテナ18を介して画像出力装置3から制御信号や映像音声信号を受信し、メインプロセッサ19に出力する。またメインプロセッサ19から、制御信号やデータを受信し、Wi‐Fiアンテナ18を介して画像出力装置3に出力する。例えば、視聴者がリモコンを使用して、テレビチャンネルを変更した場合に、チャンネル変更の制御信号と変更するチャネル番号のデータ信号を送信する。
メインプロセッサ19は、画像出力装置から受信した映像音声信号を処理して、表示部15やスピーカ16に出力するなど、画像表示装置2の各部の制御を行う。また本実施形態の主な動作として、画像表示装置2の起動状態に基づいて画像出力装置3との通信をWi‐Fi通信部17で行うかBluetooth通信部20で行うかを制御する。
Bluetooth通信部20は、画像出力装置3との通信部である。アンテナ21を介して画像出力装置3から制御信号や小容量データを送受信する。Bluetooth通信部20は、送受信できる容量であれば、Wi‐Fi通信部17と同様のデータを送受信できるものとする。
図3は、本発明の実施形態の画像出力装置3の要部構成図である。図3を参照して、本発明の実施形態の画像出力装置3の各部構成を説明する。
アンテナ22は、放送波を受信し放送波受信部23へ出力する。なおアンテナ22を屋外などに設置し、画像出力装置3とは別の構成としてもよい。放送受信部23は、アンテナ22が出力する信号に対して、ダウンコンバートを行い、放送信号処理部30に出力する。放送信号処理部30は、放送受信部23が出力する信号に対して復調処理や誤り訂正処理などを行い、映像音声信号としてメインプロセッサ33へ出力する。
Wi‐Fi通信部24は、画像表示装置2との通信部である。メインプロセッサ33から制御信号や映像音声信号を受信し、アンテナ25を介して画像表示装置2へ送信する。また画像表示装置2から制御信号やデータを、アンテナ25を介して受信し、メインプロセッサ33やサブプロセッサ26へ出力する。
サブプロセッサ26は、メインプロセッサ33よりも小規模なデータを処理し、特定の命令を実行するためのプロセッサである。本実施形態においては、画像表示装置2が待機状態になった場合に、画像表示装置2からの制御信号に基づいて、電源制御部31とメインプロセッサ33、Wi‐Fi通信部17、Bluetooth通信部20などを制御する。詳細は後述する。
Bluetooth通信部27は、画像表示装置2との通信部である。画像表示装置2からアンテナ28を介して制御信号や小容量データを送受信する。なおBluetooth通信部27は、送受信できる容量であれば、Wi‐Fi通信部24と同様のデータを送受信できるものとする。
電源制御部31は、サブプロセッサ26の指示に従い、画像出力装置3の各部の電源を個別に制御する。例えば、待機状態では、画像表示装置2からのシステムの起動命令を受信し実行するために必要なWi‐Fi通信部24やBluetooth通信部27を含む一部の回路ブロックのみの電源をオンしておき、それ以外の回路ブロックは電源をオフする。また通常、集積回路で構成されるメインプロセッサ33とサブプロセッサ26なども機能ブロックごとに電源を制御することが可能である。
メモリ32は、メモリ14と同様であるので説明を省略する。通信IF(インターフェース)29は、公衆電話網やインターネットなどの通信ネットワークと通信を接続するインターフェイス部である。画像出力装置3は、通信ネットワークを介して放送局やサーバ、アクセスポイントなどと接続される。
メインプロセッサ33は、放送信号処理部30から受信した映像音声信号を、Wi‐Fi通信部24を介して画像表示装置2に送信するなど、画像出力装置3の各部の制御を行う。
図4を参照して第1の実施形態のテレビ1の処理フローを説明する。なお本願のフロー図において、Sはステップを意味する。第1の実施形態のテレビ1は、画像出力装置3が放送波を受信し復調処理や誤り訂正処理などを行い、映像音声信号を画像表示装置2に送信し、画像表示装置2は受信した映像音声信号の映像を表示し音声を出力している状態(S0)で、画像表示装置2側から待機状態にする場合の実施形態である。なお、視聴者が画像出力装置3の電源をオフする場合は、本発明の範囲外である。
画像表示装置2は、視聴者のリモコンの操作もしくは画像表示装置2の筺体に設けられた副電源スイッチ10の押下による待機状態移行コマンドを受信すると(S1)、IR受光部9もしくは副電源スイッチ10から指示を受けたサブプロセッサ13が、メモリ14に格納された待機状態移行処理を起動する(S2)。メインプロセッサ19は、Bluetooth通信部20を起動し(S3)、待機状態移行指示をWi‐Fi通信部17から画像出力装置3へ送信する(S4)。待機状態移行指示をWi‐Fi通信部24で受信した画像出力装置3は、サブプロセッサ26がメモリ32に格納された待機状態移行処理を起動する(S5)。メインプロセッサ33は、Bluetooth通信部27を起動し(S6)、画像表示装置2との通信を試行する(S7)。S7では、画像出力装置3は、まずBluetooth通信部27からパイロット信号を出力する。次に、画像出力装置3は、画像表示装置2がパイロット信号を受信したことを示すACK信号が送信されてくることを待ち受け、待機する。画像出力装置3は一定時間待ち受け、受信の可否をWi‐Fi通信部24から送信する(S8)。
画像出力装置3は、S7で画像表示装置2とBluetoothで通信できた場合、すなわち画像出力装置3のBluetooth通信部27が、画像表示装置2のBluetooth通信部20から送信されたACK信号を受信できた場合(S10でYes)、待機モードをBluetoothモードに設定し(S11)、画像表示装置2からBluetoothにより起動の指示が送信された場合に、該起動の指示を受信するために必要な回路と、待機状態中に画像表示装置2との通信確認などの間欠動作を行うためにシステムを一時起動するために必要な回路とを動作させ、それ以外のWi‐Fi通信部24などの回路については電源制御部31の制御によって電源をオフにする(S12)。なお、電源をオフするとは、対象である回路の電源線に電力を供給しない、対象である回路の電源線を接地レベルにする、もしくは対象である回路の電源線が、DC-DCコンバータや定電圧源やスイッチング電源のような内部で電圧を発生させる回路の出力に接続される場合には、電圧を発生させる回路の出力をハイインピーダンス状態にするなどが上げられる。いずれにせよ、ここで電源をオフにするとは、対象である回路に電力が供給されずスタンバイ電流も流れない状態を示している。この状態で動作している回路は、例えばBluetooth通信部27と、Bluetooth通信部27の周辺回路すなわちサブプロセッサ26の一部の回路ブロックとメインプロセッサ33の一部の回路ブロックである。なおこのとき、それぞれの回路は機能を実行するために稼働している場合と、待機状態である場合とがある。待機状態である場合とは、例えばデジタル回路では、電力は供給されているが、スイッチング(状態遷移)せず、スタンバイ電流のみが流れている場合である。次に画像出力装置3は、映像音声信号の送信を停止して待機状態に移行する(S21)。
画像出力装置3は、S7で画像表示装置2とBluetoothで通信できなかった場合、すなわち画像出力装置3のBluetooth通信部27が、画像表示装置2のBluetooth通信部20からACK信号を受信できなかった場合(S10でNo)、画像出力装置3は、待機モードをWi‐Fiモードに設定し(S13)、Bluetooth通信部27の機能を停止し(S14)、映像音声信号の送信を停止して待機状態に移行する(S21)。このWi‐Fiモードでの待機とは、画像表示装置2からWi‐Fiにより指示が送信された場合に、指示を受信するために必要な回路と、待機状態中に画像表示装置2との通信確認などの間欠動作を行うためにシステムを一時起動する回路とを動作させ、それ以外の回路については電源制御部31の制御によって電源をオフにするものである。なお、電源をオフにするとは、対象である回路の電源線に電力を供給しない、対象である回路の電源線を接地レベルにする、もしくは対象である回路の電源線が、DC-DCコンバータや定電圧源やスイッチング電源のような内部で電圧を発生させる回路の出力に接続される場合には、電圧を発生させる回路の出力をハイインピーダンス状態にするなどが上げられる。いずれにせよ、ここで電源をオフするとは、対象である回路に電力が供給されずスタンバイ電流も流れない状態を示している。この状態で電力が供給されている回路は、例えばWi‐Fi通信部24と、Wi‐Fi通信部24の周辺回路すなわちサブプロセッサ26の一部の回路ブロックとメインプロセッサ33の一部の回路ブロックである。なおこのとき、それぞれの回路は機能を実行するために稼働している場合と、待機状態である場合とがある。待機状態である場合とは、例えばデジタル回路では、電力は供給されているが、スイッチング(状態遷移)せず、スタンバイ電流のみが流れている場合である。
画像表示装置2は、S8で画像出力装置から受信した試行結果が、Bluetoothによる通信が可能である場合(S9でYes)、使用者がリモコンや副電源スイッチ10を操作して起動の指示を行った場合に、画像表示装置2から画像出力装置3への起動コマンドの送信をBluetooth通信部20から行うように設定し、この設定を起動情報としてメモリ14の不揮発性メモリに格納して(S18)、待機モードをBluetoothモードに設定し(S19)、使用者の操作を受信し、画像表示装置2から画像出力装置3へBluetoothにより起動の指示を送信するために必要な回路と、待機状態中に画像出力装置3との通信確認などの間欠動作を行うためにシステムを一時起動するために必要な回路とを動作させ、Wi‐Fi通信部17などについては、電源制御部12の制御によって電源をオフにする(S20)。なお、電源をオフにするとは、対象である回路の電源線に電力を供給しない、対象である回路の電源線を接地レベルにする、もしくは対象である回路の電源線が、DC-DCコンバータや定電圧源やスイッチング電源のような内部で電圧を発生させる回路の出力に接続される場合には、電圧を発生させる回路の出力をハイインピーダンス状態にするなどが上げられる。いずれにせよ、ここで電源をオフするとは、Wi‐Fi通信部17などの対象である回路に電力が供給されずスタンバイ電流も流れない状態を示している。この状態で動作している回路は、例えばIR受光部9、副電源スイッチ10、サブプロセッサ13、Bluetooth通信部20と、Bluetooth通信部20の周辺回路すなわちメインプロセッサ19の一部の回路ブロックである。なおこのとき、それぞれの回路は機能を実行するために稼働している場合と、待機状態である場合とがある。待機状態である場合とは、例えばデジタル回路では、電力は供給されているが、スイッチング(状態遷移)せず、スタンバイ電流のみが流れている場合である。そしてBluetoothモードで待機状態へ移行する(S21)。なおこの状態では、画像表示装置2は、図1におけるAに位置している。
画像表示装置2は、S8で画像出力装置から受信した試行結果が、Bluetoothでの通信が不可能である場合(S9でNo)、使用者がリモコンや副電源スイッチ10を操作して起動指示を行った場合に、画像表示装置2から画像出力装置3への起動コマンドの送信をWi‐Fi通信部17から行うように設定し、この設定を起動情報としてメモリ14の不揮発性メモリに格納して(S15)、待機モードをWi‐Fiモードに設定し(S16)、Bluetooth機能を停止して(S17)、待機状態に移行する(S21)。このWi‐Fiモードでの待機とは、使用者の操作を受信し、画像表示装置2から画像出力装置3へWi‐Fiにより起動の指示を送信するために必要な回路と、待機状態中に画像出力装置3との通信確認などの間欠動作を行うためにシステムを一時起動するために必要な回路とを動作させ、それ以外の回路については電源制御部12の制御によって電源をオフにするものである。なお、電源をオフにするとは、対象である回路の電源線に電力を供給しない、対象である回路の電源線を接地レベルにする、もしくは対象である回路の電源線が、DC-DCコンバータや定電圧源やスイッチング電源のような内部で電圧を発生させる回路の出力に接続される場合には、電圧を発生させる回路の出力をハイインピーダンス状態にするなどが上げられる。いずれにせよ、ここで電源をオフにするとは、対象である回路に電力が供給されずスタンバイ電流も流れない状態を示している。この状態で動作している回路は、例えばIR受光部9、副電源スイッチ10、サブプロセッサ13、Wi‐Fi通信部17と、Wi‐Fi通信部17の周辺回路すなわちメインプロセッサ19の一部の回路ブロックである。なおこのとき、それぞれの回路は機能を実行するために稼働している場合と、待機状態である場合とがある。待機状態である場合とは、例えばデジタル回路では、電力は供給されているが、スイッチング(状態遷移)せず、スタンバイ電流のみが流れている場合である。なお状態では、画像表示装置2は、図1におけるBに位置している。
Wi‐Fiは、大容量データを遠距離に送信することが可能であるが、消費電力が大きいため、待機状態での起動の待ち受けと、起動に係る動作を行うには無駄に電力を消費することになる。Bluetoothは映像音声信号のような大容量データは送信できないが、消費電力が小さく、待機状態での起動の待ち受けと、起動に係る動作を行うには十分な機能を有している。画像表示装置2が、画像出力装置3とBluetoothで通信できる範囲に位置している場合には、Bluetoothで起動するように設定して待機状態に移行するものである。
図5、図6を参照して、第1の実施形態のテレビ1の起動動作を説明する。図5は、第1の実施形態のテレビ1がBluetoothモードの待機状態から起動する処理フロー図である。
画像表示装置2は、使用者のリモコンや副電源スイッチ10の操作による起動指示を受信すると(S22)、システムを起動する(S23)。システムの起動では、本実施形態に係る動作として主に次を行う。サブプロセッサが電源制御部12に指示し、各ブロックの電源をオンすると(S23−1)、メインプロセッサ19が電源制御部12によって、電源をオンされたWi‐Fi通信部18を起動する(S23−2)。サブプロセッサ13は、メモリ14の不揮発性メモリに格納されている起動情報を読み込む(S23−3)。この起動情報は、テレビ1が待機状態に移行した際に格納されたものであり、ここではBluetoothで起動コマンドを画像出力装置3へ送信することが格納されている。起動情報に従い、Bluetooth通信部20を起動し(S23−4)、Bluetooth通信部20から起動コマンドを画像出力装置3に送信する(S23−5)。なお起動コマンドは、WakeUpコマンドとも呼ばれる。続いて、表示部15やスピーカ16などテレビとしての動作できる状態までシステムを起動し、画像出力装置3との接続を待つ(S23−6)。
画像出力装置3は、Bluetooth通信部27で画像表示装置2から送信された起動コマンドを受信すると(S24)、システムを起動する(S25)。システムの起動では、本実施形態に係る動作として主に次を行う。電源制御部31が各ブロックの電源をオンし(S25−1)、Wi‐Fi通信部24を起動し(S25−2)、放送波受信部23がアンテナ20から放送波を受信し、放送信号処理部30は放送波から映像音声信号を取り出す処理を行い、映像音声信号の送信準備を行う(S25−3)。
画像出力装置3は、Bluetooth通信部27を停止し(S26)、Wi‐Fi通信部24による画像表示装置2との通信を確立する(S27)。
画像出力装置3と画像表示装置2の通信が確立されたら、画像表示装置2はBluetooth機能を停止し(S28)、Wi‐Fi通信部17で受信を開始する。画像出力装置3が映像音声信号を送信すると(S29)、画像表示装置2は映像音声信号を受信して(S30)、映像の表示と音声の出力等を行う(S31)。
次に図6を参照して、第1の実施形態のテレビ1が、Wi‐Fiモードの待機状態から起動する処理フローを説明する。
画像表示装置2は、使用者のリモコンや副電源スイッチ10の操作による起動指示を受信すると(S32)、システムを起動する(S33)。システムの起動では、本実施形態に係る動作として主に次を行う。サブプロセッサが電源制御部12に指示し、各ブロックの電源をオンする(S33−1)。メインプロセッサ19がWi‐Fi通信部17を起動する(S33−2)。サブプロセッサ13は、メモリ14の不揮発性メモリに格納されている起動情報を読み込む(S33−3)。この起動情報は、テレビ1が待機状態に移行した際に格納されたものであり、ここではWi‐Fiで起動コマンドを画像出力装置3へ送信することが格納されている。起動情報に従い、Wi‐Fi通信部17から起動コマンドを画像出力装置3に送信する(S33−4)。続いて、表示部15やスピーカ16などテレビとしての動作できる状態までシステムを起動し、画像出力装置3との接続を待つ(S33−5)。
画像出力装置3は、Wi‐Fi通信部24で画像表示装置2から送信された起動コマンドを受信すると(S34)、システムを起動する(S25)。システムの起動では、本実施形態に係る動作として主に次を行う。電源制御部31が各ブロックの電源をオンし(S35−1)、Wi‐Fi通信部24を起動し(S35−2)、放送波受信部23がアンテナ20から放送波を受信し、放送信号処理部30は放送波から映像音声信号を取り出す処理を行い、映像音声信号の送信準備を行う(S35−3)。
画像表示装置2と画像出力装置3は、Wi‐Fiによる通信を確立する(S36)。画像表示装置2と画像出力装置3との通信が確立され、画像出力装置3が映像音声信号を送信すると(S37)、画像表示装置2は映像音声信号を受信して(S38)、映像の表示と音声の出力等を行う(S39)。
以上、説明したように第1の実施形態のテレビ1は、画像出力装置と画像表示装置とがBluetoothおよび、またはWi‐Fiによって無線通信するテレビであって、使用者が画像表示装置を操作して、画像表示装置および画像出力装置のシステムを待機状態に移行する際に、画像出力装置と画像表示装置とがBluetoothで通信可能であるか確認し、通信可能である場合は、使用者が画像表示装置を再起動する際に、画像表示装置から画像出力装置へ再起動コマンドの送信をBluetoothで行うように設定し、且つ画像表示装置と画像出力装置のそれぞれのBluetooth起動に必要な最低限のシステムのみ電源をオンし、それ以外は電源をオフして待機状態に移行するものである。
Bluetoothは、Wi‐Fiよりも低消費電力なので、再起動コマンドをBluetoothにより送受信することで無駄な電力を削減できる。Bluetoothは映像データのような大規模データは送受信できないが、再起動コマンドは十分に送信できる。
また再起動コマンドをBluetoothで送受信するようにして、待機状態に移行した場合、電源がオンしている回路ブロックは、使用者の再起動の操作を受信する部分と、Bluetooth機能とサブプロセッサのみであり、Wi‐Fi機能はオフしている。この場合の画像表示装置2および画像出力装置3のトータルの待機時消費電力は0.1W程度である。一方、再起動コマンドをWi‐Fiで送受信するようにして、待機状態に移行した場合、電源がオンしている回路ブロックは、使用者の再起動の操作を受信する部分と、Wi‐Fi機能とサブプロセッサ、メインプロセッサであり、Bluetoothはオフしている。この場合の画像表示装置2および画像出力装置3のトータルの待機時消費電力は10W程度である。よって、再起動コマンドをBluetoothで送受信するようにして、Wi‐Fi通信部などの電源をオフして、待機状態に移行することで、待機状態も無駄な電力の消費を削減できる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態のテレビ1を図3、図7、8に示し説明する。第1の実施形態のテレビ1は、画像表示装置2が映像と音声を出力している状態で、使用者がリモコンを操作するなどしてテレビ1を待機状態に移行する場合の実施形態であった。それに対して、第2の実施形態のテレビ1は、画像表示装置2が映像と音声を出力している状態で、使用者がAC電源プラグをコンセントから抜いた場合にテレビ1を待機状態に移行する場合の実施形態である。
図7は、本発明の第2の実施形態の画像表示装置2の要部構成図である。なお図7で第1の実施形態と同じ構成については、同一の符号を付し説明を省略する。第2の実施形態の画像表示装置2は、第1の実施形態の画像表示装置2に更に、AC電源検出部34と、充電池36を有する電源制御部35を構成する。AC電源検出部34は、電源電圧をモニターしており、電圧が0ボルトになったのを検出したらサブプロセッサ13へ信号を出力する。電源制御部35は、充電池36を有しており、電源が供給されなくなったら、予め充電池36に充電されている電力を各回路ブロックへ供給する。
図8は、本発明の第2の実施形態のテレビ1が待機状態へ移行するフローである。図8を説明する。画像出力装置3が放送波を受信し復調処理や誤り訂正処理などを行い、映像音声信号を画像表示装置2に送信し、画像表示装置2は受信した映像音声信号の映像を表示し音声を出力している状態(S0)で、使用者が画像表示装置2の電源プラグをコンセントから抜くと、AC電源検出部34は、外部電源の低下を検出してサブプロセッサ13へ検出結果を出力する(S40)。サブプロセッサ13は、電源制御部35へ指示し、充電池36の電力を供給し(S41)、続いてメモリ14に格納された待機状態移行処理を起動する(S2)。S2移行の処理および画像出力装置側処理は、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。また、待機状態から再起動する処理も、第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
第2の実施形態のテレビ1のように構成することで、突然電源プラグがコンセントから抜かれた場合も、画像出力装置と画像表示装置とがBluetoothで通信可能である場合は、使用者が画像表示装置を再起動する際に、画像表示装置から画像出力装置へ再起動コマンドの送信をBluetoothで行うように設定し、且つ画像表示装置と画像出力装置のそれぞれのBluetooth起動に必要な最低限のシステムのみ電源をオンし、それ以外は電源をオフして待機状態に移行することが可能である。
また、主電源スイッチ11がオフされた場合にも、同様にサブプロセッサ13が、電源制御部35へ指示し、充電池36の電力を供給して、メモリ14に格納された待機状態移行処理を起動することによって、画像出力装置と画像表示装置とがBluetoothで通信可能である場合は、使用者が画像表示装置を再起動する際に、画像表示装置から画像出力装置へ再起動コマンドの送信をBluetoothで行うように設定し、且つ画像表示装置と画像出力装置のそれぞれのBluetooth起動に必要な最低限のシステムのみ電源をオンし、それ以外は電源をオフして待機状態に移行することが可能である。
また、画像出力装置3の電源プラグが抜かれた場合または画像出力装置3の電源がオフされた場合にも、同様に実施可能である。すなわち、画像出力装置3に、AC電源検出部と充電池を有する電源制御部を構成し、電源プラグがコンセントから抜かれるか、もしくは電源がオフされたら、サブプロセッサ26が、電源制御部へ指示して充電池の電力を各部へ供給し、続いてWi‐Fi通信部24から画像表示装置2へ待機状態移行処理の実行を指示する。
[第3の実施形態]
第1の実施形態では待機状態へ移行する指示を受けた場合に、第2の実施形態では電源プラグがコンセントから抜かれた場合に、それぞれ画像表示装置2と画像出力装置3とがBluetoothで通信可能か確認し、可能である場合は使用者が画像表示装置を再起動する際に、画像表示装置から画像出力装置へ再起動コマンドの送信をBluetoothで行うように設定し、且つ画像表示装置と画像出力装置のそれぞれのBluetooth起動に必要な最低限のシステムのみ電源をオンし、それ以外は電源をオフして待機状態に移行する実施形態であった。
第3の実施形態は、画像表示装置2と画像出力装置3とがBluetoothで通信可能か一定時間ごとに確認し、可能である場合は使用者が画像表示装置を再起動する際に、Bluetoothで画像表示装置から画像出力装置へ再起動コマンドを送信するように設定する実施形態である。
本発明の第3の実施形態のテレビ1を、図3、図9、10を参照して説明する。図9は、本発明の第3の実施形態の画像表示装置2の要部構成図である。カウンター部37を新たに構成する。カウンター部37は、所定の時間が経過したら、サブプロセッサ13に信号を出力するものである。時間の測定は、システムクロックからCPU時間を算出するなどして行っても良いし、画像出力装置3から放送波に含まれる時刻を受信して算出してもよい。
図10は、本発明の第3の実施形態のテレビ1の処理フローである。図10を説明する。ただし第1の実施形態のテレビ1の処理フローと同じ処理については、同じステップ番号を付与し、説明を省略する。
画像表示装置2が映像と音声を出力している状態で、一定時間経過するとカウンター部37が、時間の経過をサブプロセッサ13へ出力する(S44でYes)。サブプロセッサ13は、メモリ14に格納された通信状態確認処理を起動する(S45)。画像表示装置2はBluetooth通信部20を起動して、通信状態確認指示をWi‐Fi通信部17から画像出力装置3へ送信する(S44)。通信状態確認指示をWi‐Fi22で受信した画像出力装置3は、サブプロセッサ23がメモリ28に格納された通信状態確認処理を起動し(S45)、Bluetooth24を起動して(S6)画像表示装置2とのBluetooth通信を試行する(S7)。試行結果を、Wi‐Fi22により画像表示装置2へ送信したら(S8)、Bluetooth機能を停止し(S46)、放送波の受信や信号処理、画像表示装置2への映像音声信号の送信を継続する。
画像表示装置2は、ステップS8による画像表示装置2から試行結果を受信すると、Bluetooth機能を停止し(S47)、Bluetoothで通信可能かどうか確認し(S14)、Bluetoothで通信可能な場合は(S14でYes)、画像出力装置3への起動コマンドの送信をBluetooth通信部20から行うように設定し、この設定を起動情報としてメモリ14の不揮発性メモリに格納して(S16)、通信状態確認処理を終了する。またBluetoothで通信不可能な場合は(S14でNo)、画像出力装置3への起動コマンドの送信をWi‐Fi通信部17から行うように設定し、この設定を起動情報としてメモリ14の不揮発性メモリに格納して(S15)、通信状態確認処理を終了する。画像表示装置2は、映像と音声の出力を継続し、一定時間経過するのを待つ。
以上、説明したように第3の実施形態のテレビ1は、放送波を受信し映像や音声を出力している状態で定期的にBluetooth通信の可否を確認し、確認結果に応じて再起動時に起動コマンドの送信をWi‐FiもしくはBluetoothのいずれで行うかを設定するものである。
待機状態への移行指示を受信する前に、再起動時の起動コマンドの送信の設定を行っておくことで、実際に待機状態への移行指示を受信したときに、Bluetooth通信の確認を行わずに待機状態へ移行できる。また電源プラグをコンセントから抜かれる処理が発生する前に、再起動時の起動コマンドの送信の設定を行っておくことで、実際に電源プラグをコンセントから抜かれたときに、Bluetooth通信の確認を行わずに待機状態へ移行できるので、充電池の容量を小さくすることが可能になる。
[第4の実施形態]
第3の実施形態では、画像表示装置2と画像出力装置3とがBluetoothで通信可能か一定時間ごとに確認した。第4の実施形態は、画像出力装置3と画像表示装置2がテレビ番組を再生している際に画像表示装置2が移動した場合、画像表示装置2と画像出力装置3とがBluetoothで通信可能か確認し、可能である場合は使用者が画像表示装置を待機状態に移行する際に、画像表示装置から画像出力装置へ送信する再起動コマンドをBluetoothで送信するように設定する実施形態である。
本発明の第4の実施形態のテレビ1を、図3、図11、12を参照して説明する。図11は、本発明の第4の実施形態の画像表示装置2の要部構成図である。加速度センサー38を新たに構成する。加速度センサー38は、画像表示装置2の移動を検出したら、サブプロセッサ13に信号を出力するものである。
図12は、本発明の第4の実施形態のテレビ1の処理フローである。実施形態3と異なるのは、S48のみである。画像表示装置2が移動したら(S48でYes)、S43以降の処理を実行する。ただし、S43以降の処理は、画像表示装置2が停止してから行う。よって、加速度センサーが移動の開始と停止を検出し、停止を検出したらサブプロセッサ13に出力しても良いし、加速度センサーが移動の開始と停止の両方をサブプロセッサ13に出力し、サブプロセッサ13が停止を受信したときにS41以降の処理を開始するようにしてもよい。
画像表示装置2が移動し、画像出力装置3との距離が変わるとBluetoothとの通信状態も変わるので、実施形態4のように加速度センサー38を備えて、移動を検出して通信状態を確認することで、画像表示装置から画像出力装置へ再起動コマンドを送信する際に、的確にWi‐FiとBluetoothの選択を行うことが可能になる。
[第5の実施形態]
第5の実施形態のテレビ1は、画像表示装置2と画像出力装置3とがBluetoothモードで待機中に、画像表示装置2の設置場所が変わった場合の実施形態である。図1で位置Aから位置Bへ移動すると、画像表示装置2と画像出力装置3はBluetoothで通信できなくなるので、待機モードをWi‐Fiモードへ変更する必要がある。一方、位置Aから移動しても、Bluetoothで通信可能な範囲内にあれば、待機モードを変更する必要はない。
本発明の第5の実施形態のテレビ1を、図3、図11、13を参照して説明する。図13は、本発明の第5の実施形態のテレビ1の処理フローである。図13を説明する。画像表示装置2と画像出力装置3とがBluetoothモードで待機中に(S50)、画像表示装置2の位置が動き始めると、加速度センサー38が画像表示装置2の移動の開始を検出する(S51)。画像表示装置2は、待機状態に移行した段階でメモリに保存した起動情報を読み込む(S52)。待機状態中に移動を検出した場合は、テレビ機能の起動ではなく通信の確認を行うこととする。ここではBluetoothで起動するので、画像表示装置2は、Bluetooth通信部20から画像出力装置3へ通信確認コマンドを送信し(S53)、Wi‐Fi通信部17を起動する(S55)。通信確認コマンドは、画像出力装置3へWi‐Fi通信部24を起動し、Wi‐Fiによる通信を試行するように指示するコマンドである。画像出力装置3は、Bluetooth24で通信確認コマンドを受信したら(S54)、Wi‐Fi通信部24を起動する(S56)。画像表示装置2と画像出力装置3は、それぞれ確認信号を送受信し、Wi‐Fiによる通信を行う(S57)。
画像表示装置2の移動が停止すると加速度センサー38が、画像表示装置2の移動の停止を検出し(S58でYes)、画像表示装置2のWi‐Fi通信部17から通信確認コマンドを送信する(S59)。画像表示装置2が移動中にBluetoothによる通信が可能な範囲から外れてしまい、Bluetoothによる通信が切断されても、停止するまでにBluetoothによる通信が可能な範囲に再び位置することがあるため、画像表示装置2の移動の停止を検出してから、通信確認コマンドを送信している。画像出力装置3が、通信確認コマンドを画像表示装置2からWi‐Fi通信部24により受信したら、画像表示装置2とのBluetoothによる通信が可能かどうか確認する(S60)。
S60以降の処理は、第1の実施形態のテレビ1の処理フロー図4とほぼ同じなので詳細な説明は省略する。画像表示装置2と画像出力装置3とが、Bluetoothにより通信可能な場合は(S62、S70でYes)、画像表示装置2は起動コマンドをBluetoothで送信するように設定し(S66)、待機モードをBluetoothモードに設定し(S67)、Wi‐Fi通信部17などの電源をオフして(S68)、待機状態へ移行する(S74)。一方、画像出力装置3は、待機モードをBluetoothモードに設定し(S70)、Wi‐Fi通信部24などの電源をオフして(S71)、待機状態へ移行する(S74)。画像表示装置2と画像出力装置3とが、Bluetoothによる通信を行えない場合は(S62、S69でNo)、画像表示装置2は起動コマンドをWi‐Fi通信部17で送信するように設定し(S63)、待機モードをWi‐Fiモードに設定し(S64)、Bluetooth機能を停止して(S65)、待機状態へ移行する(S74)。一方、画像出力装置3は、待機モードをWi‐Fiモードに設定し(S72)、Bluetooth機能を停止して(S73)、待機状態へ移行する(S74)。
以上、説明したように第5の実施形態のテレビ1は、画像表示装置2と画像出力装置3とがBluetoothモードで待機状態中に、使用者が画像表示装置2の設置場所を変更した場合の実施形態である。画像表示装置2が加速度センサーを備え、移動の開始を検出したら、画像表示装置2から画像出力装置3へBluetoothにより通信確認コマンドを送信し、画像表示装置2と画像出力装置3はWi‐Fiを起動してWi‐Fiによる通信を行い、画像表示装置2の移動が停止したら、再度Bluetoothによる通信の可否を確認して、通信状況に応じた起動コマンドと待機モードを設定して再び待機状態に移行するものである。
第5の実施形態のテレビ1のように構成することで、待機中に画像表示装置2の設置場所を変更しても、変更後の通信状況に応じた起動コマンドの送信と待機モードでの待機を実行することが可能になる。
[第6の実施形態]
第6の実施形態のテレビ1は、画像表示装置2と画像出力装置3とがWi‐Fiモードで待機中に、画像表示装置2の設置場所が変わった場合の実施形態である。図1で位置Bから位置Aへ移動すると、画像表示装置2と画像出力装置3はBluetoothで通信できるようになる。Bluetoothによる待機と起動コマンドの送信は、Wi‐Fiによるものよりも低消費電力であるので、Bluetoothで通信可能な場合は、Bluetoothで行う方が望ましい。
本発明の第6の実施形態のテレビ1を、図3、図11、14を参照して説明する。図14は、本発明の第6の実施形態のテレビ1の処理フローである。図14を説明する。ただし、第5の実施形態と同じ処理については、同じ符号を付し説明を省略する。画像表示装置2と画像出力装置3とがWi‐Fiモードで待機中に(S80)、画像表示装置2の位置が動き始めると、加速度センサー38が画像表示装置2の移動の開始を検出する(S51)。画像表示装置2は、待機状態に移行した段階でメモリに保存した起動情報を読み込み(S52)、Wi‐Fi通信部17から画像出力装置3へ通信確認コマンドを送信する(S81)。画像出力装置3は、Wi‐Fi22でコマンドを受信したら(S82)、画像表示装置2とWi‐Fiによる通信を確立する(S57)。
画像表示装置2の移動が停止すると加速度センサーが画像表示装置2の移動が停止を検出し(S58でYes)、画像表示装置2はBluetooth通信部20を起動し(S83)、Wi‐Fi通信部17から通信確認コマンドを送信する(S59)。通信確認コマンドを受信した画像出力装置3は、Bluetooth24を起動して、画像表示装置2とBluetoothによる通信を試行する(S60)。S60以降の処理は実施形態5と同じなので省略する。
第6の実施形態のテレビ1は、画像表示装置2と画像出力装置3とがWi‐Fiモードで待機中に、画像表示装置2の設置場所が変わった場合にBluetoothによる通信の可否を確認し、Bluetoothで通信可能な場合は、画像表示装置2からの起動コマンドの送信をBluetoothモードで行うように設定し、Bluetoothモードで待機するものである。
第6の実施形態のテレビ1のように構成しても、待機中に画像表示装置2の設置場所を変更しても、変更後の通信状況に応じた起動コマンドの送信と待機モードでの待機を実行することが可能になる。
[第7の実施形態]
本発明の第7の実施形態のテレビ1を図15、図16、図17に示し説明する。図15は、本発明の第7の実施形態の画像表示装置2の要部構成図である。図15に示すように、第7の実施形態の画像表示装置2は、第3の実施形態の画像表示装置2が構成したカウンター部37と、第4の実施形態の画像表示装置2が構成した加速度センサー38を両方構成するところに特徴がある。なお各部の動作については既に説明したので詳細な説明は省略する。図16は、第7の実施形態の画像出力装置3の要部構成図である。図16に示すように第7の実施形態の画像出力装置3は、カウンター部39を新たに構成する。カウンター部39は、所定の時間が経過したら、サブプロセッサ26に信号を出力するものである。時間の測定は、システムクロックからCPU時間を算出するなどして行っても良いし、放送波に含まれる時刻を受信して算出してもよい。
図17は、本発明の第7の実施形態のテレビ1の処理フローである。図17を説明する。ただし第1の実施形態のテレビ1の処理フローと同じ処理については、同じステップ番号を付与し、説明を省略する。
図17(a)は、本発明の第7の実施形態のテレビ1の処理フローのひとつである。第7の実施形態の画像表示装置2と画像出力装置3は、例えばテレビ番組を表示中に画像表示装置2のカウンター部37と画像出力装置3のカウンター部39との同期を取る(S0´)。ここでの同期を取るとは、画像表示装置2と画像出力装置3が行う動作の中でほぼ同時に行う必要のある動作を実行するためにタイマーの初期時間を共通にすることを意味する。動作としては互いのタイマーをリセットする、互いのCPU時間を同じにするなどがあるが、他の手法によっても実施可能である。第7の実施形態のテレビ1では、画像表示装置2と画像出力装置3が、テレビ番組などを表示中も、待機状態中もカウンター部37とカウンター部39は動作しているとする。
図17(b)は、本発明の第7の実施形態のテレビ1の処理フローの他のひとつである。画像表示装置2と画像出力装置3が待機状態である場合に(S90)、画像表示装置2もしくは画像出力装置3が移動する、また画像表示装置2もしくは画像出力装置3の間に物が置かれるなどにより通信状態が変化するなどの状態の変化が発生したとする(S91)。画像表示装置2と画像出力装置3は、カウンターに設定された予め決められた時間もしくは予め決められた周期が満たされるまで待機し(S92、S94)、それぞれのWi‐Fi機能を起動する(S93、S95)。次に画像表示装置2は、Wi‐Fiで通信確認コマンドを送信するので(S96)、画像出力装置3はWi‐Fiで通信確認コマンドを受信し、Wi‐Fiで通信を行う(S98)。以降は、第1の実施形態と同様に画像表示装置2と画像出力装置3の通信状態を確認し、Bluetoothで通信可能である場合は、画像表示装置2は起動コマンドをBluetoothにより送信し、画像出力装置3はBluetoothにより起動コマンドを受信できるように設定して、それぞれWi‐Fi通信部などの電源をオフして再度待機状態に移行し、Bluetoothで通信できない場合は、画像表示装置2は起動コマンドをWi‐Fiにより送信し、画像出力装置3はWi‐Fiにより起動コマンドを受信できるように設定して、Bluetooth通信部などの電源をオフして再度待機状態に移行する。
画像表示装置2と画像出力装置3は、通信状態が変化する、もしくはそれぞれの位置が変化するなど互いの状態が急激に変化した場合、それぞれがBluetoothにより通信可能であるのか判断できない場合がある。
例えば、画像表示装置2と画像出力装置3の間に物が置かれるなどにより通信環境が変化した場合である。画像表示装置2と画像出力装置3が、Bluetoothにより起動コマンドを通信する設定で待機状態にあったときに、通信環境が変化してBluetoothでは通信できなくなったとする。このような場合、もし通信画像表示装置2が通信環境の変化を認識し、Wi‐Fiにより起動コマンドを送信するように設定を変更できたとしても、待機状態にある画像出力装置3は、画像表示装置2の設定変更を認識できないので、設定を変更できずに通信できないことになる。第7の実施形態のテレビ1は、このような通信状態の変化に対応するためのもので、それぞれが所定の時間毎に同時にWi‐Fiを一時的に起動して互いの通信状態を確認し、起動コマンドの通信の設定を行うものである。このようにすることで画像表示装置2と画像出力装置3の状態が変化しても、適切に起動コマンドの通信を行うことが可能になる。
また例えば、画像表示装置2が急激に移動した場合にも、それぞれがBluetoothにより通信可能であるのか判断できない状態になることがある。この場合、加速度センサー38が移動を検出し、その時点で通信を設定されているBluetoothもしくはWi‐Fiにより通信を試行し、通信できなかった場合にカウンターに設定された予め決められた時間まで待機する。このようにしても適切に起動コマンドの通信を行うことが可能になる。
上述した実施形態では、画像出力装置3がテレビ放送を受信し、画像表示装置2へ送信して表示する場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、画像出力装置3が通信IF29を介してインターネット回線と接続し、Webなどの画像を画像表示装置2へ表示する場合にも実施可能である。また同様にハードディスクやブルーレイディスクなどの画像データを画像出力装置3から画像表示装置2へ送信して、表示する場合にも実施可能である。
また上述した実施形態ではテレビを例に説明したが、パソコンでも実施可能である。CPUやメインメモリを有するメインボードを格納した本体と、画像を表示するモニターとが無線により通信し、パソコン本体から画像のような大容量データをWi‐Fiによりモニターへ送信し、モニターから待機状態にあるパソコン本体を起動する起動コマンドをBluetoothによりパソコン本体へ送信する。なお、パソコンにテレビ放送受信機を搭載した場合にも、本実施形態と同様に実施可能である。またWi‐FiではなくIEEE802.11規格の無線LANでも実施可能である。
本発明は、画像出力装置と画像表示装置から成る画像表示システムに適用可能であり、特に画像出力装置と画像表示装置とが分離しているテレビやパソコンなどの画像表示システムに利用することが可能である。
1 テレビ
2 画像表示装置
3 画像出力装置
4 放送局
5 Wi‐Fiによる通信可能領域
6 Bluetoothによる通信可能領域
9 IR受光部
10 副電源スイッチ
11 主電源スイッチ
12、31、35 電源制御部
13、26 サブプロセッサ
14、32 メモリ
15 表示部
16 スピーカ
17、24 Wi‐Fi通信部
18、21、22、25、28 アンテナ
19、33 メインプロセッサ
20、27 Bluetooth通信部
23 放送波受信部
29 通信インターフェイス
30 放送信号処理部
34 AC電源検出部
36 充電池
37、39 カウンター部
38 加速度センサー
101−1、101−2 デュアル無線情報機器
102 Bluetooth情報機器
103 情報機器
104 Bluetooth携帯電話

Claims (5)

  1. 画像出力装置と及び画像表示装置を有し、映像音声信号を無線通信する画像表示システムであって、
    前記画像出力装置は、
    デジタル放送を受信する受信手段、
    前記受信手段により受信したデジタル放送を処理して映像音声信号にする信号処理手段、
    前記画像表示装置に前記映像音声信号を送信し、制御信号を送受信する第1の通信手段、及び、
    第1の通信手段よりも低消費電力であり、前記画像表示装置と制御信号を送受信する第2の通信手段を備え、
    前記画像表示装置は、
    画像を表示する表示手段、
    前記画像出力装置から映像音声信号を受信し、制御信号を送受信する第1の通信手段、及び、
    第1の通信手段よりも低消費電力であり、前記画像出力装置と制御信号を送受信する第2の通信手段を備え、
    前記画像表示システムは、前記表示手段に画像を表示しない場合に、
    前記第2の通信手段による制御信号の通信が可能である時ときは、前記第1の通信手段による通信を停止することを特徴とする画像表示システム。
  2. 前記第1の通信手段は、IEEE802.11規格の無線LANもしくはWi‐Fiによる通信手段であり、前記第2の通信手段は、Bluetooth規格の通信手段であることを特徴とする請求項1記載の画像表示システム。
  3. 画像出力装置と通信し画像を表示する画像表示装置であって、
    前記画像表示装置は、
    画像を表示する表示手段、
    前記画像出力装置から映像音声信号を受信し、制御信号を送受信する第1の通信手段、及び、
    第1の通信手段よりも低消費電力であり、前記画像出力装置と制御信号を送受信する第2の通信手段を備え、
    前記画像表示装置は、前記表示手段に画像を表示しない場合に、前記第2の通信手段による制御信号の通信が可能であるときは、前記第1の通信手段による通信を停止することを特徴とする画像表示装置。
  4. 画像表示装置と通信する画像出力装置であって、
    前記画像出力装置は、
    デジタル放送を受信する受信手段、
    前記受信手段により受信したデジタル放送を処理して映像音声信号にする信号処理手段、
    前記画像表示装置に前記映像音声信号を送信し、制御信号を送受信する第1の通信手段、及び、
    第1の通信手段よりも低消費電力であり、前記画像表示装置と制御信号を送受信する第2の通信手段を備え、
    前記画像出力装置は、デジタル放送を受信しない場合に、前記第2の通信手段による制御信号の通信が可能であるときは、前記第1の通信手段による通信を停止することを特徴とする画像出力装置。
  5. 画像表示システムを構成する画像表示装置と画像出力装置が画像データを通信可能な第1の通信を確立するステップ、
    前記画像表示装置が、第1の通信手段よりも低消費電力な第2の通信手段を起動するステップ、
    前記画像表示装置から前記画像出力装置へ前記第1の通信によって前記第2の通信手段を起動する指示を送信するステップ、
    前記画像出力装置が前記第2の通信手段を起動するステップ、
    前記画像表示装置と前記画像出力装置とが前記第2の通信手段による通信が可能であるか確認するステップ、及び、
    前記第2の通信手段による通信が可能であるか確認するステップからなり、
    第2の通信手段による通信が可能である場合、画像表示装置から画像出力装置への起動コマンドの送信を設定し、前記第1の通信手段による通信を停止することを特徴とする画像表示システムの通信制御方法。
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