JP2014071998A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】セルスタックが劣化することで定格範囲内の使用電力状態であってもパワコンの最低入力電圧未満となることによる解列と並列とを繰り返すという不安定な状態を回避し、劣化した状態でも安定して電力供給することができる燃料電池を提供する。
【解決手段】燃料電池1の制御部13に、指令電流上限値を記憶する指令電流上限値記憶手段と上限値更新手段とを設け、指令電流上限値記憶手段に記憶された指令電流上限値を超えないように指令電流値を設定するようにするとともに、パワコン3が解列を行うほど発電電力の電圧が降下すると記憶されている指令電流上限値を下方修正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、商用電力系統に系統連系する発電システム用の燃料電池に関する。
従来の家庭用燃料電池発電システムは、燃料電池によって発電された直流電力をパワーコンディショナー(以下、「パワコン」という。)によって商用電力系統に系統連系する交流電力に変換して出力するように構成されている。出力電力の安定化や燃料電池の保護等の目的のためにパワコンには所定の運転可能入力電圧範囲が設定されており、燃料電池からの入力電圧がこの範囲を逸脱すると系統から燃料電池を解列するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
また、燃料電池セルスタックは、長年の使用によって徐々に劣化していくことはよく知られており(例えば、特許文献2,3参照)、燃料電池セルスタックの劣化に伴い、内部抵抗の増加により発電電圧も徐々に低下していく。
特開2010−251165号公報 特開2012−3850号公報 特開2004−265671号公報
図4は、燃料電池セルスタックの劣化前後の燃料電池のVI特性を示しており、新品時にはVI特性曲線は、パワコンの最低入力電圧よりも高い電圧で指令電流値に応じて変動する。しかし、長年使用していると、セルスタックの劣化により徐々にVI特性の電圧降下が生じ、終には出力増加のための指令電流値を徐々に増加していく過程で定格出力が得られる前に燃料電池の出力電圧がパワコンの最低入力電圧未満となり、パワコンが燃料電池を系統から解列してしまう。解列すると出力電流がなくなるために電圧が最低入力電圧以上まで一旦回復するが、これによりパワコンが燃料電池を系統に並列すると再び燃料電池の出力電圧がパワコンの最低入力電圧未満となって再度解列してしまうという動作を繰り返し、安定した電力供給を受けられなくなるという問題があった。
そこで、本発明は、燃料電池セルスタックが劣化することで定格範囲内の使用電力状態であってもパワコンの最低入力電圧未満となることによる解列と並列とを繰り返すという不安定な状態を回避し、劣化した状態でも安定して電力供給することができる燃料電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、次の技術的手段を講じた。
即ち、本発明は、発電電力を商用電力系統に系統連系する交流電力に変換するとともに前記発電電力の電圧が所定の最低電圧未満になると解列を行うパワーコンディショナに前記発電電力を出力する燃料電池であって、燃料電池セルスタックと制御部とを備え、該制御部は、指令電流値を設定する指令電流設定手段を備えるとともに、前記発電電力の電流値が前記指令電流値となるように前記燃料電池セルスタックへの燃料供給を制御する燃料電池において、前記制御部は、指令電流上限値を記憶する指令電流上限値記憶手段と上限値更新手段とをさらに備え、前記指令電流設定手段は、指令電流上限値記憶手段に記憶された指令電流上限値を超えないように指令電流値を設定し、前記上限値更新手段は、発電電力の電圧が所定の電圧未満になったとき、若しくは、発電電力の電圧が前記所定の最低電圧未満になったことによる解列発生時に、記憶されている指令電流上限値を下方修正するように構成されていることを特徴とするものである(請求項1)。
かかる本発明の燃料電池によれば、指令電流上限値としては例えば新品時のVI特性に基づいて定格電力に対応する指令電流値を設定しておき、自立的な出力制御若しくはパワコンその他の外部機器からの電力要求に基づく出力制御を行うために、指令電流設定手段によって指令電流上限値を超えない範囲で指令電流値が随時設定され、設定された指令電流値に基づいて制御部が燃料電池セルスタックへの燃料供給を制御することにより発電電力の電流値が指令電流値となるように出力制御する。燃料電池セルスタックの劣化によって、定格電力未満でも発電電力の電圧が所定の電圧未満になったとき、若しくは、発電電力の電圧が前記所定の最低電圧未満になったことによる解列が発生したときには、指令電流上限値更新手段が、記憶されている指令電流上限値を下方修正することによって、解列と並列とが繰り返されてしまうことを回避できる。
また、指令電流上限値の下方修正の具体的内容は適宜のものであってよく、解列発生時などに所定量ずつ指令電流上限値を減算するものであってもよいし、系統連系時に動作確認がとれている値に指令電流上限値を設定するものであってもよいし、解列直前の指令電流値を指令電流上限値として設定するものであってもよい。
また、「発電電力の電圧が所定の電圧未満になったとき」とは、例えば、燃料電池内に設けた電圧センサによって発電電力(出力電力)の電圧がパワコンの最低入力電圧に近い電圧となったことを検出したときなどであり、必ずしもパワコンが解列動作を行ったときに限定されない。これによれば、解列発生前に事前に指令電流上限値を下方修正しておくことによって解列発生頻度を一層低減できる。
また、「発電電力の電圧が前記所定の最低電圧未満になったことによる解列発生」の判定は、燃料電池の出力電力の電圧や電流の変動に基づいて制御部が自立的に行う構成とすることもできるし、また、解列発生時にパワコンが所定の信号を燃料電池の制御部に送信するようにパワコンを構成しておき、かかる所定の信号を受信したことに基づいて制御部が判定するように構成してもよい。
上記本発明の燃料電池において、前記制御部は、系統連系時に前記指令電流設定手段により設定されている指令電流値を動作保証値として記憶する動作保証値記憶手段をさらに備え、前記指令電流上限値の下方修正は、前記動作保証値記憶手段に記憶された動作保証値に基づく値に指令電流上限値を更新することにより行うように構成することができる(請求項2)。これによれば、指令電流上限値の下方修正を、予め動作保証が確認されている動作保証値に基づく値に指令電流上限値を設定することにより行うことで、指令電流値の下げ幅が不足して短時間の間に何度も解列と並列とを繰り返してしまうことを防止でき、1回の下方修正によって安定した電力供給を行えるようになる。なお、「動作保証値に基づく値」とは、動作保証値自体であってもよいし、より安全を期して動作保証値より所定量小さな値とすることもできる。
また、前記指令電流上限値の下方修正は、前記指令電流設定手段により設定されている指令電流値に基づく値に指令電流上限値を更新することにより行うように構成することもできる(請求項3)。これによれば、燃料電池の発電動作中は随時指令電流設定手段によって指令電流値が更新されているが、発電電力の電圧が所定の電圧未満になったとき、若しくは、発電電力の電圧が所定の最低電圧未満になったことによる解列発生時に、その直前の指令電流値に基づく値、例えば、当該指令電流値より所定量小さな値を指令電流上限値として設定することによって、解列と並列とを繰り返してしまうことを防止できる。
以上説明したように、本発明の請求項1に係る燃料電池によれば、燃料電池セルスタックの劣化によって、定格電力未満でも発電電力の電圧が所定の最低電圧未満になったとき、若しくは、発電電力の電圧が所定の最低電圧未満になったことによる解列が発生したときには、指令電流上限値更新手段が、記憶されている指令電流上限値を下方修正することによって、解列と並列とが繰り返されてしまうことを回避できる。
また、本発明の請求項2に係る燃料電池によれば、指令電流上限値の下方修正を、予め動作保証が確認されている動作保証値に基づく値に指令電流上限値を設定することにより行うことで、指令電流値の下げ幅が不足して短時間の間に何度も解列と並列とを繰り返してしまうことを防止でき、1回の下方修正によって安定した電力供給を行えるようになる。
また、本発明の請求項3に係る燃料電池によれば、燃料電池の発電動作中は随時指令電流設定手段によって指令電流値が更新されているが、発電電力の電圧が所定の電圧未満になったとき、若しくは、発電電力の電圧が所定の最低電圧未満になったことによる解列発生時に、その直前の指令電流値に基づく値、例えば、当該指令電流値より所定量小さな値を指令電流上限値として設定することによって、解列と並列とを繰り返してしまうことを防止できる。
本発明の一実施形態に係る燃料電池発電システムの概略ブロック図である。 同発電システムの指令電流値設定の制御フローの一例を示すフローチャートである。 同発電システムの指令電流値設定の制御フローの他の例を示すフローチャートである。 燃料電池のVI特性の経年劣化を示すグラフである。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る燃料電池発電システムの概略構成を示しており、該システムは、燃料電池1と、燃料電池1の発電電力(出力電力)を商用電力系統2に系統連系する交流電力に変換するパワコン3とを備えており、系統に接続された家庭内負荷4に対して発電電力を供給可能に構成されている。
パワコン3は、燃料電池1で発電された直流電力を昇圧・安定化して出力するDC/DCコンバータ31と、該コンバータ31の出力をDC/AC変換するインバータ32と、解列器33と、これらコンバータ31・インバータ32及び解列器33を制御する制御部34とを備えている。このパワコン3の制御部34には、最低入力電圧及び最大入力電圧が設定されており、燃料電池1からの入力電力の電圧が最低入力電圧から最大入力電圧までの範囲を逸脱する場合には、解列器33による解列を行うように構成されている。また、パワコン3は、燃料電池1の起動前は燃料電池1を系統から解列しており、燃料電池1の起動後に燃料電池1から供給される発電電力が最低入力電圧以上となれば燃料電池1を系統に並列するよう解列器33を作動させる。
燃料電池1は、複数の燃料電池セルスタックによって構成される燃料電池モジュール11と、該燃料電池モジュール11を動作させるための補機12と、電子制御装置やコンバータなどからなる制御部13とを備えている。燃料電池モジュール11は、例えば多数のSOFCセルスタックや改質器などを内蔵する固体酸化物型燃料電池モジュールを好適に採用できるが、PEFCセルスタックを採用してもよく、また、改質器を外付けにしてもよい。補機12には、一般的に、空気供給装置、燃料供給装置、純水供給装置及び排熱回収装置が含まれるが、本発明は補機の詳細構造や構成要素を特定のものに限定するものではない。
燃料電池1の制御部13は、出力制御用の指令電流値を記憶する指令電流値記憶手段と、該指令電流値記憶手段に指令電流値を設定する指令電流設定手段と、発電電力(出力電力)の電流値が指令電流値となるように燃料電池モジュール11への燃料供給を制御するように補機12を制御する燃料供給制御手段と、指令電流上限値を記憶する指令電流上限値記憶手段と、該指令電流上限値記憶手段に記憶された指令電流上限値を更新するための上限値更新手段と、動作保証値記憶手段とを備えている。ハードウェア構成としては制御部13はCPU及びメモリを有するマイコン等によって構成することができ、上記各手段はメモリに記憶されたデータやプログラムによって構成できる。なお、燃料供給制御手段については従来周知であるので詳細説明を省略するが、指令電流設定手段と並列に実行され、指令電流設定手段によって指令電流値が更新されれば即座に応答して燃料供給量を制御するように構成されている。
燃料電池モジュール11としてSOFCセルスタックを採用する場合には、発電出力が定格出力付近で一定に保たれた状態で運転されるのが一般的であり、このような状態下においてはSOFC内部の熱的バランスが保たれ、SOFCの反応温度も一定温度に維持されるため発電効率が最適となる。したがって、制御部13の指令電流設定手段は、燃料電池起動時には指令電流値として最小値(例えば1A)を設定するとともに、指令電流上限値として図4の新品時のVI特性に基づいて定格出力に対応する電流値(例えば7A)を設定した上で、定格出力が得られるまで、すなわち発電電力の電流が指令電流上限値となるまで徐々に指令電流値を増加させていき、その後は指令電流値を指令電流上限値付近で一定に保つよう構成されている。また、パワコン3が過度な電力要求をしないように燃料電池1の制御部13からパワコン3の制御部34に対して現在の指令電流値を常時出力しており、パワコン3の制御部34は、当該指令電流値に基づいてコンバータ31及びインバータ32を制御するよう構成されている。
図2は、制御部13の指令電流設定手段の制御フローの一例を示し、燃料電池1を起動すると、まず指令電流上限値を新品時のVI特性において定格出力に対応する値(7A)に初期化するとともに(ステップS1)、指令電流値を最小値(1A)に設定する。この時点で燃料供給制御手段によって燃料電池モジュール11への燃料供給も開始されるが、SOFCでは動作温度として所定の反応温度(700℃〜1000℃)が必要であるため、発電出力が開始されるまで待機する(ステップS2)。
発電出力が開始されると、出力電力がパワコン最低入力電圧を超えるためにパワコン3は燃料電池1を系統に並列させ、燃料電池1の発電電力を商用電力系統に系統連系する交流電力に変換して系統へ出力する。一方、指令電流設定手段は、パワコン3に出力される発電電力の電圧がパワコン3の最低入力電圧(例えば90V)未満であるかを判定し(ステップS3)、発電電力の電圧が最低入力電圧以上であれば、次に発電出力を上昇させる制御中であるか否かを判定する(ステップS4)。これは、燃料電池1の運転停止指令がなされたときなどは指令電流値を徐々に下降させ(ステップS9)、通常運転継続時は発電出力を上昇させるためである。
出力上昇中であれば、メモリ内の所定領域によって構成される動作保証値記憶手段に、現時点の指令電流値を動作保証値として記憶し(ステップS5),指令電流値が指令電流上限値未満であれば(ステップS6)指令電流値を徐々に増加させ(ステップS7)、指令電流値が指令電流上限値に至っていれば指令電流値を指令電流上限値に維持し(ステップS8)て定格出力の発電電力が得られることとなる。
そして、運転停止指令がなされ発電出力が所定値未満となるなど所定条件を満たせば発電が終了したものとして運転を停止し(ステップS13)、運転継続中は上記ステップS3に戻る。ステップS3において、指令電流値を徐々に上昇していく過程で、図4にも示すように燃料電池モジュール11の劣化に起因して発電電力の電圧が90V未満となって、パワコン3が燃料電池1を系統から解列したことを制御部13が検出すると、指令電流値を最小値に設定するとともに(ステップS10)、指令電流上限値として動作保証値記憶手段に記憶されている動作保証値を指令電流上限値記憶手段に記憶する(ステップS11)。この動作保証値は、定格範囲内の使用電力状態での指令電流値であるから、図4に示す燃料電池のVI特性上、初期値として設定された指令電流上限値より必ず小さい値となる。而して、上記ステップS11を実行するプログラムによって記憶されている指令電流上限値を下方修正する上限値更新手段が構成されている。
この状態で発電電力の電圧が90V以上に復帰するまで待機し(ステップS12)、復帰すれば上記の通常制御へ戻り、再度指令電流値を徐々に上昇させていく。このとき、指令電流上限値が、動作確認がなされている動作保証値に更新されており、かかる動作保証値以上に指令電流値が増加することがないので、上限値更新後はさらに燃料電池モジュール11の劣化が進行するまでは発電電圧がパワコン3の最低入力電圧未満となることはなく、本来の定格出力は得られないまでも、定格出力よりも少し低い発電出力で安定して燃料電池1を運転させることができ、燃料電池1の寿命を延ばすことが可能となる。さらに、燃料電池モジュール11の劣化が一層進行してより小さな指令電流値で解列が生じると、さらに指令電流上限値が小さな値に再設定される。なお、上記の指令電流上限値の下方修正を行ったときは、定格出力が得られないほどに燃料電池モジュール11の劣化が進行していることをユーザーに報知することが好ましい。
図3は、制御部13の指令電流設定手段の制御フローの他の例を示しており、図2と同様の工程については詳細説明を省略し、異なる構成について説明する。図3に示す実施例では、動作保証値を記憶せず、また、解列発生の判定工程S3に代えて、発電電力の電圧が、パワコン3の最低入力電圧である90Vに近い所定の電圧(図示例では91V)まで降下したか否かの判定を行っている(ステップS3’)。また、ステップ10の直前に指令電流値記憶手段に記憶されている指令電流値を指令電流上限値として指令電流上限値記憶手段に設定する(ステップS14)とともに、ステップS10においては直前の指令電流値に更新された上限値より所定量(図示例では1A)小さな値を設定している。また、ステップS12’では、ステップS13の判定基準に対応して、発電電圧が91Vを超えるまで待機するようにしている。かかる実施例によれば、パワコン3の最低入力電圧である90Vに至る前に指令電流上限値の更新を行うことによって、発電電圧がパワコン3の最低入力電圧未満となることによる解列発生を未然防止することができるとともに、動作保証値記憶手段が不要であるためより少ないメモリ資源で制御部13を構成できる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜設計変更できる。例えば、指令電流設定手段は、外部からの要求電力に応じて指令電流値をVI特性に基づいて設定するものであってもよく、また、燃料電池モジュールの劣化に応じて指令電流値を求めるためのVI特性を補正する制御を追加することも可能である。また、上限値更新手段により指令電流上限値を更新する際、直前の指令電流値などに基づいて更新するのではなく、指令電流上限値記憶手段に記憶されている値から所定量(例えば500mAや1Aなど)だけ減算することによって下方修正してもよく、また、直前の指令電流値に基づいて更新する場合には、直前の指令電流値自体を新たな指令電流上限値として記憶してもよく、直前の指令電流値より所定量少ない値を指令電流上限値として記憶してもよい。
1 燃料電池
11 燃料電池モジュール(燃料電池セルスタック)
13 制御部
2 商用電力系統
3 パワーコンディショナ

Claims (3)

  1. 発電電力を商用電力系統に系統連系する交流電力に変換するとともに前記発電電力の電圧が所定の最低電圧未満になると解列を行うパワーコンディショナに前記発電電力を出力する燃料電池であって、
    燃料電池セルスタックと制御部とを備え、該制御部は、指令電流値を設定する指令電流設定手段を備えるとともに、前記発電電力の電流値が前記指令電流値となるように前記燃料電池セルスタックへの燃料供給を制御する燃料電池において、
    前記制御部は、指令電流上限値を記憶する指令電流上限値記憶手段と上限値更新手段とをさらに備え、前記指令電流設定手段は、指令電流上限値記憶手段に記憶された指令電流上限値を超えないように指令電流値を設定し、
    前記上限値更新手段は、発電電力の電圧が所定の電圧未満になったとき、若しくは、発電電力の電圧が前記所定の最低電圧未満になったことによる解列発生時に、記憶されている指令電流上限値を下方修正するように構成されていることを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1に記載の燃料電池において、前記制御部は、系統連系時に前記指令電流設定手段により設定されている指令電流値を動作保証値として記憶する動作保証値記憶手段をさらに備え、前記指令電流上限値の下方修正は、前記動作保証値記憶手段に記憶された動作保証値に基づく値に指令電流上限値を更新することにより行うように構成されていることを特徴とする燃料電池。
  3. 請求項1に記載の燃料電池において、前記指令電流上限値の下方修正は、前記指令電流設定手段により設定されている指令電流値に基づく値に指令電流上限値を更新することにより行うように構成されていることを特徴とする燃料電池。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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