JP2014071707A - 作業機のデータ通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】データ通信装置と携帯端末との認証が簡単に行えて、データ通信装置が取得したデータを携帯端末に送ることができるようにする。
【解決手段】作業機1に接続され且つ当該作業機1に関するデータを取得するデータ通信装置30a〜30cと、データ通信装置30a〜30cのデータを無線通信によって受信可能なデータ通信装置30c〜40dとを備え、データ通信装置30a〜30cに割り当てられたネットワーク上の物理アドレスと、データ通信装置30c〜40dに割り当てられたネットワーク上の物理アドレスとの対応関係に基づいて、データ通信装置30a〜30cとデータ通信装置30c〜40dとの認証行ってデータの送信をデータ通信装置30c〜40dに行うか否を判定する許可判定部34を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、作業機に関するデータを携帯端末に送信するための作業機のデータ通信システムに関する。
トラクタ、コンバイン等の農業機械、バックホーの建設機械等の作業機において、作業機が動作したときの情報を、携帯端末などの機器で取得したいという要望がある。作業機が動作したときの情報を取得する技術として、特許文献1に示されているように、農業機械が農作業したときの作業情報を取得するものがある。
特許文献1では、作物収穫機に、作物の収穫に伴って作物の品質を計測する作物品質計測手段と、その作物品質計測手段にて計測された品質の計測情報を機外に出力可能な情報出力手段とが備えられ、情報出力手段から出力される複数の収穫場所の各々に対応する品質の計測情報を収集する計測情報収集手段と、この計測情報収集手段にて収集された収集情報に基づいて、複数の収穫場所に対応する作物の地域毎の品質マップを求めて出力する品質マップ作成手段とを備えている。
特開平11−053674号公報
特許文献1では、無線通信装置で構成された情報出力手段によって計測情報を機外に出力する構成となっている。ここで、機外に設置した特定の通信機器(例えば、携帯端末)に、無線通信装置を介して計測情報を出力するためには、無線通信装置と、携帯端末との認証が必要である。無線通信装置と携帯端末との認証を行うという技術は従来から開発されているものの、この技術では、安全で且つ素早く認証するということができないのが実情であった。
そこで本発明は、上記問題に鑑み、データ通信装置と携帯端末との認証を安全に且つ素早く行えることができ、データ通信装置が取得したデータを携帯端末に送ることができる作業機のデータ通信システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、次の手段を講じた。
即ち、請求項1に係る発明は、作業機に接続され且つ当該作業機に関するデータを取得するデータ通信装置と、前記データ通信装置の前記データを無線通信によって受信可能な携帯端末と、前記データ通信装置と携帯端末との間で無線通信を行うための許可キーを記憶すると共に前記許可キーを前記携帯端末に出力するか否かの判定をするときに用いる登録情報を記憶する管理サーバとを備え、前記管理サーバは、前記携帯端末から出力された許可認証情報と予め登録された前記登録情報との対応関係に基づいて前記許可キーを携帯端末に出力するか否かの判定を行う判定部と、前記判定部が許可キーの出力を行うと判定した場合に前記許可キーの出力を行う許可情報出力部とを備え、前記携帯端末は、前記管理サーバに許可認証情報を出力する情報出力部と、前記データ通信装置に管理サーバから出力された許可キーを前記データ通信装置に出力する許可キー出力部と、前記データ通信装置によって許可キーの正当性が認められた場合に携帯端末に割り当てられたネットワーク上の第1MACアドレスを当該データ通信装置に出力するアドレス出力部とを備え、前記データ通信装置は、前記携帯端末から出力された許可キーと予め自己に記憶された許可キーとの認証を行って携帯端末から出力された許可キーの正当性を判定する許可キー認証部と、前記携帯端末から出力された第1MACアドレスと予め自己に割り当てられたネットワーク上の第2MACアドレスとの認証を行って携帯端末から出力された第1MACアドレスの正当性を判定するアドレス認証部とを備え、 前記許可キーの正当性又は第1MACアドレスの正当性を認めた場合に、前記データ通信装置と携帯端末との間で無線通信
の許可を行う通信許可部と、を備えていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、作業機に接続され且つ当該作業機に関するデータを取得するデータ通信装置と、前記データ通信装置の前記データを無線通信によって受信可能な携帯端末と、前記データ通信装置と携帯端末との間で無線通信を行うための許可キーを記憶すると共に前記許可キーを前記携帯端末に出力するか否かの判定をするときに用いる登録情報を記憶する管理サーバとを備え、前記管理サーバは、前記携帯端末から出力された許可認証情報を登録情報として登録すると共に前記登録情報に対応する許可キーを発行する登録部と、前記登録部によって許可キーが発行されたときに前記許可キーの出力を行う許可情報出力部とを備え、前記携帯端末は、前記管理サーバに許可認証情報を出力する情報出力部と、前記データ通信装置に管理サーバから出力された許可キーを前記データ通信装置に出力する許可キー出力部と、前記データ通信装置によって許可キーの正当性が認められた場合に携帯端末に割り当てられたネットワーク上の第1MACアドレスを当該データ通信装置に出力するアドレス出力部とを備え、前記データ通信装置は、前記携帯端末から出力された許可キーと予め自己に記憶された許可キーとの認証を行って携帯端末から出力された許可キーの正当性を判定する許可キー認証部と、前記携帯端末から出力された第1MACアドレスと予め自己に割り当てられたネットワーク上の第2MACアドレスとの認証を行って携帯端末から出力された第1MACアドレスの正当性を判定するアドレス認証部とを備え、前記許可キーの正当性又は第1MACアドレスの正当性を認めた場合に、前記データ通信装置と携帯端末との間で無線通信の許可を行う通信許可部と、を備えていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、作業機に接続され且つ当該作業機に関するデータを取得するデータ通信装置と、前記データ通信装置の前記データを無線通信によって受信可能な携帯端末と、前記データ通信装置と携帯端末との間で無線通信を行うための許可キーを記憶すると共に前記許可キーを前記携帯端末に出力するか否かの判定をするときに用いる登録情報を記憶する管理サーバとを備え、前記管理サーバは、前記携帯端末から出力された許可認証情報と予め登録された前記登録情報との対応関係に基づいて前記許可キーを携帯端末に出力するか否かの判定を行う判定部と、前記判定部が許可キーの出力を行うと判定した場合に前記許可キーの出力を行う許可情報出力部とを備え、前記携帯端末は、前記管理サーバに許可認証情報を出力する情報出力部と、前記データ通信装置に予め記憶された許可キーの要求を行う許可キー要求部と、前記データ通信装置に予め割り当てられたネットワーク上の第2MACアドレスを要求するアドレス要求部と、前記管理サーバから出力された許可キーと前記データ通信装置から出力された許可キーとの認証を行って前記データ通信装置の許可キーの正当性を判定する許可キー認証部と、前記携帯端末に予め割り当てられた第1MACアドレスと前記データ通信装置から出力された第2MACアドレスとの認証を行って前記データ通信装置から出力された第2MACアドレスの正当性を判定するアドレス認証部とを備え、前記許可キーの正当性又は第2MACアドレスの正当性を認めた場合に、前記データ通信装置と携帯端末との間で無線通信の許可を行う通信許可部とを備えていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、作業機に接続され且つ当該作業機に関するデータを取得するデータ通信装置と、前記データ通信装置の前記データを無線通信によって受信可能な携帯端末と、前記データ通信装置と携帯端末との間で無線通信を行うための許可キーを記憶すると共に前記許可キーを前記携帯端末に出力するか否かの判定をするときに用いる登録情報を記憶する管理サーバとを備え、前記管理サーバは、前記携帯端末から出力された許可認証情報を登録情報として登録すると共に前記登録情報に対応する許可キーを発行する登録部と、前記登録部によって許可キーが発行されたときに前記許可キーの出力を行う許可情報出力部とを備え、前記携帯端末は、前記管理サーバに許可認証情報を出力する情報出力部と、前記データ通信装置に予め記憶された許可キーの要求を行う許可キー要求部と、前記データ通信装置に予め割り当てられたネットワーク上の第2MACアドレスを要求するアドレス要求部と、前記管理サーバから出力された許可キーと前記データ通信装置から出力された許可キーとの認証を行って前記データ通信装置の許可キーの正当性を判定する許可キー認証部と、前記携帯端末に予め割り当てられた第1MACアドレスと前記データ通信装置から出力された第2MACアドレスとの認証を行って前記データ通信装置から出力された第2MACアドレスの正当性を判定するアドレス認証部とを備え、前記許可キーの正当性又は第2MACアドレスの正当性を認めた場合に、前記データ通信装置と携帯端末との間で無線通信の許可を行う通信許可部とを備えていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、管理サーバから出力された第1許可キーによって認証を行っているため、セキュリティを向上させた状態でデータ通信装置と携帯端末との認証を行うことができる。一方で、データ通信装置や携帯端末MACアドレスに割り当てられたMACアドレスを用いて認証を行っているため、スムーズに認証を行うことができる。即ち、許可キーによる認証によってセキュリティは確保しつつ、MACアドレスによる認証によって素早い認証処理が可能となる。
請求項2に係る発明によれば、管理サーバにおいて、認証に必要な情報の登録作業と第1許可キーの発行とを同時に行うことができ、登録と認証とを素早く行うことができる。
請求項3に係る発明によれば、携帯端末側にデータを出力するか否かの権限があるため、携帯端末側の処理状況に対応して認証を行うことができる。例えば、携帯端末側にて認証とは別の処理が多く当該携帯端末に負荷がかかっている場合には、当該携帯端末は別の処理が終了してから認証を行うことができる。 これに加え、許可キーによる認証によってセキュリティは確保しつつ、MACアドレスによる認証によって素早い認証処理が可能となる。
請求項4に係る発明によれば、携帯端末側にデータを出力するか否かの権限があるため、携帯端末側の処理状況に対応して認証を行うことができる。例えば、携帯端末側にて認証とは別の処理が多く当該携帯端末に負荷がかかっている場合には、当該携帯端末は別の処理が終了してから認証を行うことができる。これに加え、管理サーバにおいて、認証に必要な情報の登録作業と第1許可キーの発行とを同時に行うことができ、登録と認証とを素早く行うことができる。
第1実施形態における作業機のデータ通信システムの概略構成を示す図である。 データ通信装置と携帯端末とのペアリングを説明する説明図である。 登録記憶部に記憶された各種情報の一例を示す図である。 第1実施形態における作業機のデータ通信システムの動作フローを示す図である。 第1MACアドレスと第2MACアドレスとを用いた認証を行う手順を示したものである。 第2実施形態における作業機のデータ通信システムの概略構成を示す図である。 第2実施形態における作業機のデータ通信システムの動作フローを示す図である。 第2実施形態における農業機械特定情報と携帯端末特定情報との登録についての説明図である。 第3実施形態における作業機のデータ通信システムの概略構成を示す図である。 第3実施形態における作業機のデータ通信システムの動作フローを示す図である。 第1MACアドレスと第2MACアドレスとを用いた認証を行う手順を示したものである。 トラクタの全体構成を示す概略図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明の各実施形態による作業機のデータ通信システム
を説明する。なお、以下に説明する各実施形態及び図面において、作業機のデータ通信システムにおける同一の構成部材には、同一の符号及び同一の名称を付すこととする。従って、同一の符号及び同一の名称が付された構成部材については、同じ説明を繰り返さない。
[第1実施形態]
図を参照しながら、本発明の第1実施形態による作業機のデータ通信システム10aについて説明する。
図1は、本実施形態による作業機のデータ通信システム10aの概略構成を示す図である。
図1に示すように、作業機のデータ通信システム10aでは、作業機に関する様々なデータを取得可能なデータ通信装置30aを作業機に設け、このデータ通信装置30aで取得したデータを、外部の携帯端末40aに簡単に送信できるようにしたものである。ここで、データ通信装置30aで取得したデータを、携帯端末40aに送信するにあたっては、必ず、データ通信装置30aと携帯端末40aとの認証(ペアリング)を必要とし、ペアリングが成立した場合のみ、データを送信することとしている。
作業機としては、トラクタ、コンバイン、田植機等の農業機械、バックホー等の建設機械が考えられるが、まず、トラクタ1を例にとり作業機について説明する。
図12に示すように、トラクタ1は、前後に車輪が取り付けられた走行車両(走行車体)2に、エンジン3、変速装置4等を搭載して構成されている。エンジン3の後方には、独立搭載型のキャビン7が設けられており、キャビン7内には運転席8が設けられている。また、走行車両2の後部には、3点リンク機構5が昇降可能に設けられると共に、エンジン3からの動力を伝達するPTO軸が設けられている。3点リンク機構5には、肥料散布装置、耕耘装置、農薬散布装置、播種散布装置、収穫装置などの作業装置9が着脱自在となっている。本実施形態では、図12に示すように肥料散布装置が3点リンク機構5に取りつけられている。
図1に示すように、制御装置20とデータ通信装置30aは、車両用通信ネットワーク(例えば、Controller Area NetworkやFlexRayなど)N1により接続されている。制御装置20は、トラクタ1の走行系制御や作業系制御等を行うものであって、走行系制御として、エンジンの動作を制御したり、作業系制御として、運転席の周囲に設けられた操作レバーや操作スイッチなどの操作具からの入力を受けると、入力値に従って3点リンク機構5の昇降、PTO軸の出力(回転数)などの動作を制御する。トラクタ1の走行系制御や作業系制御を行うときの制御信号や制御を行うための各種検出信号(例えば、センサが検出した信号)は、車両用通信ネットワークに出力されて、トラクタ1の各部に伝達される。なお、制御装置20による走行系制御や作業系制御は、上述したものに限定されない。
データ通信装置30aは、車両用通信ネットワークN1を介してトラクタに関する様々なデータを取得するものであり、例えば、車両用通信ネットワークN1に出力された様々な信号(各種センサが検出した検出信号、制御するための制御信号、異常などを示す警告信号など)で示されたデータを取得する。また、データ通信装置30aは、取得した様々なデータを外部に出力するため、トラクタ側のネットワーク(車両用通信ネットワークN1)と、トラクタの外部のネットワーク(例えば、ワイドエリアネットワーク)との接続を行うことができるものである。
例えば、車両用通信ネットワークN1に属する制御装置20及びデータ通信装置30aなどの搭載機器と、ワイドエリアネットワークに属する携帯端末40aとの間でデータの送受信を実行するために、データ通信装置30aは、異なるネットワークの通信プロトコルの変換等や様々な通信処理を行うものである。
データ通信装置30aは、様々な通信処理を行う通信処理部32を備えている。この通信処理部32は、Wi-Fi(登録商標)等の近距離の無線通信の処理を行う。この実施形態では、通信処理部32は、通信規格であるIEEE802.11シリーズに対応したWi-Fi(Wireless Fidelity、登録商標)により無線通信を行うための処理を行う。
一方、携帯端末40aは、例えば、比較的演算能力の高いスマートフォン(多機能携帯
電話)やタブレットPC等の携帯型コンピュータなどである。携帯端末40aは、Wi-Fi(登録商標)等の近距離の無線通信を行う。この携帯端末40aは、通信に関する処理を行う通信部(通信処理部41)を備えている。
管理サーバ50aは、主に、データ通信装置30aと携帯端末40aとの認証(ペアリング)を許可する許可キーを管理するものである。
以下、データ通信装置30a、携帯端末40a及び管理サーバ50aについて詳しく説明する。
図2に示すように、データ通信装置30aと携帯端末40aとのペアリングを行うには、まず、携帯端末40aから管理サーバ50aへ許可認証情報を出力(送信)する(第1ステップ)。次に、携帯端末40aから出力された許可認証情報と、管理サーバ50aに予め登録された登録情報とに基づいて、管理サーバ50aが許可キーを携帯端末40aに出力するか否かの判定を行う(第2ステップ)。
管理サーバ50aにて、携帯端末40aへの許可キーの出力が許されると、当該管理サーバ50aから携帯端末40aに許可キー(第1許可キーという)の出力がなされる(第3ステップ)。
携帯端末40aは、管理サーバ50aから第1許可キーを取得すると、当該携帯端末40aは第1許可キーをデータ通信装置30aに出力する(第4ステップ)。データ通信装置30aが第1許可キーを受信すると、当該データ通信装置30aは自己に予め格納されている許可キー(第2許可キー)と、第1許可キーとの認証を行い、第1許可キーの正当性を判断する(第5ステップ)。
第1許可キーの正当性が認められると、データ通信装置30aは、当該データ通信装置30aから携帯端末40aへデータを出力(送信)することを許可し(ペアリング成立)、データ通信装置30aから携帯端末40aへデータが送信することができる。
このように、第1ステップから第5ステップまでの処理、即ち、携帯端末40aと管理サーバ50aとの間での処理と、携帯端末40aとデータ通信装置30aとの間での処理とを経ることによって、データ通信装置30aと携帯端末40aとのペアリングを行うことができる。
ここで、1度でも許可キーによってペアリングを成立させたことがある場合、本発明では、許可キーを用いなくても2回目のペアリングを行うことができる。
図2に示すように、1回目(初回)のペアリングが成立すると、携帯端末40aは、自己に割り当てられたネットワーク上の物理アドレス(例えば、第1MACアドレス)を、データ通信装置30aに出力する(第6ステップ)。
データ通信装置30aは、携帯端末40aから出力された第1MACアドレスを受信すると、当該データ通信装置30aに割り当てられたネットワーク上の物理アドレス(例えば、第2MACアドレス)と、第1MACアドレスとを関連付けて記憶する(第7ステップ)。
携帯端末40aは、ペアリングを行う際、当該携帯端末40aの第1MACアドレスを、ペアリングしたいデータ通信装置30aに送信する(第8ステップ)。データ通信装置30aは、携帯端末40aから送信された第1MACアドレスと、自己に記憶された第2MACアドレスとの関連性(対応関係)があるか否かを判定する(第9ステップ)。第1MACアドレスと、第2MACアドレスとに関連性があると、データ通信装置30aは、当該データ通信装置30aから携帯端末40aへデータを出力(送信)することを許可する。
このように、第6ステップから第9ステップまでの処理を行うことによっても、データ通信装置30aと携帯端末40aとのペアリングを行うことができる。
図1に示すように、詳しくは、管理サーバ50aは、登録情報記憶部(登録記憶部51と、登録部52と、判定部(関連付判定部)53と、許可情報出力部54とを備えている。
登録記憶部51は、農業機械に関する情報と、携帯端末に関する情報と、携帯端末を所有又は使用するユーザに関する情報など、登録された様々な情報(登録情報という)を記
憶している。
図3に示すように、登録記憶部51には、農業機械に関する情報として、トラクタ1を識別するためのトラクタの製造番号及び機種、制御装置20aを識別するための製造番号、データ通信装置30aを識別するための製造番号等が記憶されている。なお、トラクタの製造番号及び機種、制御装置20aの製造番号、データ通信装置30aの製造番号は、それぞれ農業機械側を特定するための農業機械特定情報である。農業機械特定情報は、トラクタ1、制御装置20、データ通信装置30aを識別するためのユニークなものであればどのようなものであってもよい。
登録記憶部51には、携帯端末に関する情報として、携帯端末40aに応じた電話番号が記憶されている。電話番号は、携帯端末40aを特定するための携帯端末特定情報である。携帯端末特定情報は、携帯端末40aを識別するためのユニークなものであればどのようなものであってもよい。
登録記憶部51には、ユーザに関する情報として、ユーザの住所、氏名、ユーザが管理サーバ50aにログインするためのパスワードやユーザID等が記憶されている。ユーザの住所、氏名、パスワード、ユーザIDは、ユーザ特定情報である。ユーザ特定情報は、ユーザを識別するためのものであればどのようなものであってもよい。
以降、登録記憶部51に記憶された携帯端末特定情報及び農業機械特定情報と、携帯端末40aから出力された携帯端末特定情報及び農業機械特定情報とを区別するため、登録記憶部51に記憶された携帯端末特定情報のことを「記憶携帯情報」といい、登録記憶部51に記憶された農業機械特定情報のことを「記憶農業機械情報」といい、携帯端末40aから出力された携帯端末特定情報のことを「出力携帯情報」といい、携帯端末40aから出力された農業機械特定情報のことを「出力農業機械情報」という。
登録部52は、様々な情報(トラクタの製造番号及び機種、制御装置20aの製造番号、データ通信装置30aの製造番号、携帯端末の電話番号、住所、氏名、ユーザID、パスワード等)が、管理サーバ50aに入力されると、入力された様々な情報を関連付けて、これらを登録記憶部51に記憶(登録)するものである。また、登録部52は、携帯端末40aとデータ通信装置30a(トラクタ)とが対応付けられる程度の情報が揃ったとき、認証に用いる第1許可キーを生成(発行)して、この第1許可キーを登録記憶部51に記憶する。
例えば、ユーザが所有する携帯端末40aを特定する携帯端末特定情報(電話番号)と、ユーザが所有する農業機械を特定するための農業機械特定情報(トラクタの製造番号及び機種、制御装置20aの製造番号、データ通信装置30aの製造番号の少なくとも1つ以上)とが揃ったとき、携帯端末特定情報及び農業機械特定情報に対応する第1許可キーを生成(発行)して、この第1許可キー、携帯端末特定情報、農業機械特定情報を関連付けて登録記憶部51に登録(記憶)する。
トラクタ1の販売時に、トラクタ1を購入したユーザが所有する携帯端末の電話番号(携帯端末特定情報)、トラクタ1の製造番号及び機種(農業機械特定情報)が管理サーバ50aに入力されると、登録部52は、携帯端末の電話番号、トラクタ1の製造番号及び機種を関連付けて、登録記憶部51に記憶する。また、登録部52は、これらの電話番号、製造番号及び機種に対応する第1許可キーを生成して、登録記憶部51に記憶する。
また、データ通信装置30aの販売時に、データ通信装置30aを購入したユーザの携帯端末の電話番号と、データ通信装置30aの製造番号が管理サーバ50aに入力されると、トラクタ1と同様に、登録部52は、電話番号、製造番号及び機種を関連付けて、第1許可キーと共に登録記憶部51に記憶する。
なお、携帯端末特定情報及び農業機械特定情報に加えて、ユーザに関する情報であってユーザIDやパスワードが、管理サーバ50aに入力されたときに、登録部52は、第1許可キーの発行を行ってもよい。
判定部53は、登録記憶部51に記憶された登録情報(記憶携帯端末情報、記憶農業機械情報、記憶ユーザ情報)と、携帯端末40aから出力された許可認証情報とに基づき、
第1許可キーを携帯端末40aに出力するか否かを判定する。
例えば、許可認証情報として、携帯端末特定情報と農業機械特定情報とが携帯端末40aから出力された場合、判定部53は、まず、携帯端末40aから出力された出力携帯情報及び携帯端末40aから出力された出力農業機械情報と同じ情報が、登録記憶部51に記憶されているか否かを判定する。
そして、判定部53は、出力携帯情報及び出力農業機械情報が、登録記憶部51に記憶されている場合、これらの出力携帯情報と出力農業機械情報とが関連付けられているか否かの判定を行う。判定部53は、出力携帯情報と出力農業機械情報とが関連付けて記憶されている場合は、第1許可キーの出力を許可する。一方、判定部53は、出力携帯情報と出力農業機械情報とが関連付けられて記憶されていない場合は、第1許可キーの出力を許可しない。
許可情報出力部54は、判定部53によって第1許可キーの出力許可した場合に、出力携帯情報及び出力農業機械情報に対応した第1許可キーを登録記憶部51から読み出し、第1許可キーを携帯端末40aに出力する。許可情報出力部54は、判定部53が第1許可キーの出力を行わないと判断した場合には、第1許可キーを出力しない。
携帯端末40aの通信処理部41は、ネットワークキー出力部42と、機械情報要求部(認証情報出力部)43と、情報出力部44と、許可キー出力部(第1許可キー出力部)45と、アドレス出力部(第1アドレス出力部)46とを備えている。これらネットワークキー出力部42、機械情報要求部43、情報出力部44、許可キー出力部45及びアドレス出力部46は、携帯端末40aに格納されたプログラム等から構成されている。
ネットワークキー出力部42は、携帯端末40aにネットワークキーが入力されると、入力されたネットワークキーを、データ通信装置30aに出力するものである。
機械情報要求部43は、携帯端末40aとデータ通信装置30aとのペアリングを行う際に、データ通信装置30aに対して当該データ通信装置30aに予め記憶された農業機械特定情報を要求するものである。情報出力部44は、管理サーバ50aから第1許可キーを取得するために必要な許可認証情報、例えば、データ通信装置30aから取得した農業機械特定情報や携帯端末特定情報等を管理サーバ50aに出力するものである。
許可キー出力部45は、管理サーバ50aから出力された第1許可キーを取得後、携帯端末40aとデータ通信装置30aとのペアリングを行う際に、管理サーバ50aから出力された第1許可キーをデータ通信装置30aに出力するものである。
アドレス出力部46は、携帯端末40aに割り当てられたネットワーク上の物理アドレスであるMACアドレス(第1MACアドレス)をデータ通信装置30aに出力するものである。
さて、データ通信装置30aには、当該データ通信装置30aと携帯端末40aとのペアリングを行うために必要な情報が記憶されている。例えば、データを暗号化するためのネットワークキー(第2ネットワークキーという)、ネットワーク名を示すSSID、ネットワーク上で自己に割り当てられた物理アドレス(MACアドレス)、農業機械側と対応付けられた農業機械特定情報、ペアリングの認証のときに使用する許可キー(第2許可キー)等が記憶されている。
このデータ通信装置30aの通信処理部32は、ネットワークキー認証部33と、許可キー認証部(第2許可キー認証部)34と、アドレス管理部(第2アドレス管理部)35と、アドレス認証部(第2アドレス認証部)36と、通信許可部(第2通信許可部)37とを備えている。これらネットワークキー認証部33、許可キー認証部34、アドレス管理部35、アドレス認証部36及び通信許可部37は、データ通信装置30aに格納されたプログラム等から構成されている。
ネットワークキー認証部33は、携帯端末40aの第1ネットワークキーと、データ通信装置30aの第2ネットワークキーとの認証を行うものである。
詳しくは、携帯端末40aから出力された第1ネットワークキーをデータ通信装置30aが受信すると、ネットワークキー認証部33は、受信した第1ネットワークキーと、データ通信装置30aが有する第2ネットワークキーとの認証を行う。例えば、第1ネット
ワークキーと第2ネットワークキーとが一致して認証が成立すると、ネットワークキー認証部33は、データ通信装置30aと携帯端末40aとの通信を許可し、データ通信装置30aを第1許可キーの受信待機状態にしたり、第1MACアドレスの受信待機状態にする。
なお、第1ネットワークキーと第2ネットワークキーとが一致しておらず認証が不成立の場合、ネットワークキー認証部33は、データ通信装置30aと携帯端末40aとの通信を許可せず、データ通信装置30aが第1許可キーや第1MACアドレスを受信できない状態にする。
許可キー認証部34は、携帯端末40aから出力された第1許可キーと、データ通信装置30aに予め記憶された第2許可キーとの認証を行うものである。即ち、許可キー認証部34は、携帯端末40aから出力された第1許可キーとデータ通信装置30aに記憶された第2許可キーとの認証を行って携帯端末40aから出力された第1許可キーの正当性を判定するものである。
アドレス管理部35は、第1許可キーの正当性が認められた後に、まず、携帯端末40aに第1MACアドレスの要求を行い、次に、携帯端末40aから第1MACアドレスの送信がなされてデータ通信装置30aが第1MACアドレスを受信すると、受信した第1MACアドレスをデータ通信装置30aに書き込むものである。
なお、第1許可キーと第2許可キーとの認証が不成立の場合(第1許可キーの正当性が認められなかった場合)、アドレス管理部35は、携帯端末40aに第1MACアドレスの要求をせず、第1MACアドレスを取得しない。
アドレス認証部36は、第1MACアドレスと第2MACアドレスとの認証によって第1MACアドレスの正当性を判定する。ペアリングを行う際に、携帯端末40aから出力された第1MACアドレスをデータ通信装置30aが受信すると、アドレス認証部36は、受信した第1MACアドレスと同じMACアドレスが当該データ通信装置30aに記憶されているか検索を行う。そして、アドレス認証部36は、受信した第1MACアドレスと同じMACアドレスが、当該データ通信装置30aに記憶されている場合、第1MACアドレスの正当性を認める。
言い換えれば、データ通信装置30aが有するMACアドレス(第2MACアドレス)と、携帯端末40aの特定の第1MACアドレスとが、データ通信装置30aに記憶されていて、第2MACアドレスと第1MACアドレスとが対応している場合、アドレス認証部36は、第1MACアドレスの正当性を認める。
一方、アドレス認証部36は、携帯端末40aから出力された第1MACアドレスと同じMACアドレスが、当該データ通信装置30aに記憶されていない場合、第1MACアドレスの正当性を認めない。言い換えれば、データ通信装置30aが有する第2MACアドレスが記憶されているものの、携帯端末40aから出力された特定の第1MACアドレスが、データ通信装置30aに記憶されておらず、第2MACアドレスと第1MACアドレスとが対応していない場合、アドレス認証部36は、第1MACアドレスの正当性を認めない。
通信許可部37は、許可キー認証部34によって第1許可キーの正当性が認められたり、アドレス認証部36によって第1MACアドレスの正当性が認められると、データ通信装置30aから携帯端末40aへのデータの送信を許可する。
一方、通信許可部37は、許可キー認証部34によって第1許可キーの正当性が認められなかったり、アドレス認証部36によって第1MACアドレスの正当性が認められない場合、データ通信装置30aから携帯端末40aへのデータの送信を許可しない。
図4は、データ通信装置、携帯端末、管理サーバの動作をまとめたものである。図4に基づいて、作業機のデータ通信システム10aの動作について説明する。
作業機のデータ通信システム10aでは、図2で説明したように、第1ステップから第5ステップまでの処理を経て許可キーを用いてペアリングを行う場合(キーペアリング)と、第6ステップから第9ステップまでの処理を経てMACアドレスを用いてペアリングを行う場合(アドレスペアリング)とがある。
本発明では、データ通信装置30aと携帯端末40aとのペアリングを始めて行う場合は、キーペアリングによりペアリングが行われる。
キーペアリングを行うにあたっては、まず、携帯端末40aの認証情報出力部42によって第1ネットワークキーをデータ通信装置30cに出力する(ステップS100)。
データ通信装置30aが第1ネットワークキーを受信すると、ネットワークキー認証部33は、当該データ通信装置30aに記憶された第2ネットワークキーを読み出し、受信した第1ネットワークキーとの認証を行う(ステップS101)。
ここで、第1ネットワークキーと第2ネットワークキーとの認証が成立している場合、ネットワークキー認証部33は、ネットワークキーによる認証が成立したことを携帯端末40aに送信する(ステップS102)。ネットワークキーによる認証が成立すると、携帯端末40aの特定情報要求部44によって農業機械特定情報をデータ通信装置30aに要求できるようになる。
携帯端末40aは、特定情報要求部44によってデータ通信装置30aに記憶された農業機械特定情報の要求を行う(ステップS103)。
携帯端末40cから農業機械特定情報の要求を受信すると、データ通信装置30aは、農業機械特定情報を携帯端末40aに出力する(ステップS104)。携帯端末40aは、農業機械特定情報を取得すると、当該農業機械特定情報を一時的に記憶する。
次に、携帯端末40aを用いて管理サーバ50aにログインする。例えば、携帯端末40aに、ユーザIDやパスワードを入力して、当該携帯端末40aによってユーザID及びパスワードを管理サーバ50aに出力する(ステップS200)。管理サーバ50aは、携帯端末40aから出力されたユーザID及びパスワードが関連付けて登録記憶部51に記憶されている場合、携帯端末40aのログインを許可する(ステップS201)。
管理サーバ50aは、ログインが許可された携帯端末40aの携帯端末特定情報の要求及び農業機械特定情報の要求をする(ステップS202)。携帯端末40aの情報出力部44は、管理サーバ50aからの携帯端末特定情報の要求及び農業機械特定情報の要求を受けて、自己の携帯端末特定情報(出力携帯情報)を管理サーバ50aに出力すると共に、データ通信装置30aから取得した農業機械特定情報(出力農業機械情報)を管理サーバ50aに出力する(ステップS203)。
管理サーバ50aに出力携帯情報及び出力農業機械情報が入力されると、管理サーバ50aの判定部53は、登録記憶部51に記憶された記憶携帯情報の中に、出力携帯情報に一致する記憶携帯情報があるか否かの判定を行うと共に、出力農業機械情報に一致する記憶農業機械情報があるか否かの判定を行う(ステップS204)。
また、管理サーバ50aの判定部53は、登録記憶部51に記憶された記憶携帯情報の中に、出力携帯情報と一致する記憶携帯情報が存在すると共に出力農業機械情報と一致する記憶農業機械情報があると、記憶携帯情報と記憶農業機械情報との関連付けがなされているか否かの判定を行う(ステップS205)。
例えば、図3に示すように、登録記憶部51には、記憶携帯情報及び記憶農業機械情報が記憶されていたとし、出力携帯情報として「012-9354-2973」が管理サーバ50aに出力され、出力農業機械情報として「10002(トラクタの製造番号,M135A(トラクタの機種)」が管理サーバ50aに出力されたとする。この場合、出力携帯情報である「012-9354-2973」及び出力農業機械情報である「10002,M135A」は、既に、記憶携帯情報及び記憶農業機械情報として記憶されているが、それぞれ記憶携帯情報と記憶農業機械情報とは関連付けがなされおらず、別の情報に関連付けされている。
そのため、判定部53は、出力携帯情報として出力された「012-9354-2973」と、出力農業機械情報として出力された「10002,M135A」とは関連性が無いため、携帯端末40aに許可キーの出力許可はしない(ステップS206)。
一方、出力携帯情報として「012-9354-2973」が管理サーバ50aに出力され、出力農業機械情報として「10013,M115A」が管理サーバ50aに出力されたとする。この場合、出力携帯情報である「012-9354-2973」及び出力農業機械情報である「10013,M115A」は、関連付けて記憶されているため、判定部53は、出力携帯情報に対応する携帯端末40a
に許可キーの出力許可を行う(ステップS207)。許可情報出力部54は、判定部53による出力許可を受けて、第1許可キーを携帯端末40aに出力する(ステップS208)。
携帯端末40aの認証情報出力部42は、管理サーバ50aから送信された第1許可キーを受信すると、当該第1許可キーをデータ通信装置30aに送信する(ステップS209)。
データ通信装置30aが第1許可キーを受信すると、許可キー認証部34は、第2許可キーを読み出して、受信した第1許可キーとの認証を行う(ステップS210)。許可キー認証部34によって第1許可キーと第2許可キーとの認証が成立すると(第1許可キーの正当性が認められると)、通信許可部37は、データ通信装置30aが取得したデータを携帯端末40aに出力することを許可する(ステップS211)。データ通信装置30aへのデータの送信許可がなされるとデータ通信装置30aは携帯端末40aにデータを送信する(ステップS212)。
また、アドレス管理部35は、第1許可キーの正当性が認められると、データの送信に引き続き、携帯端末40aに第1MACアドレスの要求を行う(ステップS213)。
携帯端末40aの認証情報出力部42は、アドレス管理部35からの第1MACアドレスの要求を受けて、自己の第1MACアドレスをデータ通信装置30aに送信する(ステップS214)。携帯端末40aから出力された第1MACアドレスを受信すると、データ通信装置30aは、受信した第1MACアドレスを記憶する(ステップS215)。
以上、データ通信装置30aと携帯端末40aとが始めてペアリングする場合には、上述したように、管理サーバ50aから発行された第1許可キーを用いて、携帯端末40aとデータ通信装置30aとの認証が行われ、加えて、許可された携帯端末40aに対応する第1MACアドレスを、データ通信装置30aに登録することができる。
つまり、データ通信装置30aと携帯端末40aとのペアリングが始めて行う場合は、管理サーバ50aで管理された登録情報に基づいて第1許可キーの送信可否が決められるため、セキュリティが低下することなく、データ通信装置30aからデータを取得することができる。
次に、データ通信装置30aと携帯端末40aとのペアリングが過去になされている場合は、アドレスペアリングによりデータ通信装置30aと携帯端末40aとの認証が行われる。
図5に示すように、アドレスペアリングでも、まず、上述したように、ネットワークキーによる認証を行う(ステップS100〜ステップS102)。ネットワークキーによる認証が成立すると、携帯端末40aの認証情報出力部42によって、データ通信装置30aに第1MACアドレスを出力する(ステップS300)。
携帯端末40aから出力された第1MACアドレスをデータ通信装置30aが受信すると、アドレス認証部36は、受信した第1MACアドレスと同じMACアドレスが当該データ通信装置30aに記憶されているか検索を行う(S301)。アドレス認証部36は、受信した第1MACアドレスと同じMACアドレスが、当該データ通信装置30aに記憶されている場合、第1MACアドレスの正当性を認める(S302)。
通信許可部37は、第1MACアドレスの正当性が認められたことを受けて、データ通信装置30aが取得したデータを携帯端末40aに出力することを許可する(ステップS303)。データ通信装置30aのデータの送信許可がなされると、データ通信装置30aは携帯端末40aにデータを送信する(ステップS304)。
一方、携帯端末40aとデータ通信装置30aとの認証を一度行ったことがある場合(ペアリングが2回目以降)には、MACアドレスを用いて認証が行われる。このように、MACアドレスによる認証を行うようにすれば、セキュリティを確保しながら簡単にデータ通信装置30aからデータを取得することができる。
[第2実施形態]
第1実施形態では、携帯端末40aから管理サーバ50aに送信された許可認証情報(例えば、携帯特定情報や農業機械特定情報)が、登録記憶部51に関連付けして記憶され
ていない場合、携帯端末40aへの第1許可キーの出力は行われていなかったが、第2実施形態では、携帯端末40aから管理サーバ50aに送信された許可認証情報が、登録記憶部51に関連付けして記憶されていない場合でも、携帯特定情報と農業機械特定情報との関連付けの登録と、第1許可キーの発行と、第1許可キーの出力(送信)とを同時に行うようにしたものである。第1実施形態と異なる構成について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成は説明を繰り返さない。
図6に示すように、携帯端末40bから管理サーバ50bに携帯特定情報(出力携帯情報)や農業機械特定情報(出力農業機械情報)が出力された場合、既に、出力携帯情報と出力農業機械情報とが関連付けされて記憶されている場合を除き、登録部52は、出力携帯情報及び出力農業機械情報を関連付けて登録記憶部51に記憶する。
また、登録部52は、出力携帯情報及び出力農業機械情報を登録記憶部51に記憶するのと同時に、これら出力携帯情報及び出力農業機械情報に対応する第1許可キーを発行して、第1許可キーを登録記憶部51に記憶する。
判定部53は、登録部52によって第1許可キーが発行されるのを受けて、出力携帯情報と出力農業機械情報とが関連付けられていると判定する。許可情報出力部54は、判定部53が関連付けが行われていると判定した場合に、関連付けが行われていると判定された出力携帯情報に対応した第1許可キーを登録記憶部51から読み出し、第1許可キーを携帯端末40aに出力する。即ち、登録部52によって第1許可キーが発行されたときに、この第1許可キーを出力する。
図7は、データ通信装置、携帯端末、管理サーバの動作をまとめたものである。図7に基づいて、作業機のデータ通信システム10bの動作について説明する。
キーペアリングを行うに際して、ネットワークキーによる認証、データ通信装置30bからの農業機械特定情報の取得は、管理サーバへのログインは、第1実施形態に示したステップS100〜ステップS104、ステップS200、ステップS201と同じである。
管理サーバ50bは、ログインが許可された携帯端末40bの携帯端末特定情報の要求及び農業機械特定情報の要求をする(ステップS400)。携帯端末40bの情報出力部44は、管理サーバ50bからの携帯端末特定情報の要求及び農業機械特定情報の要求を受けて、自己の携帯端末特定情報(出力携帯情報)を管理サーバ50bに出力すると共に、データ通信装置30bから取得した農業機械特定情報(出力農業機械情報)を管理サーバ50bに出力する(ステップS401)。
管理サーバ50bに出力携帯情報及び出力農業機械情報が入力されると、管理サーバ50bの登録部52は、登録記憶部51に記憶された記憶携帯情報の中に、出力携帯情報に一致する記憶携帯情報があるか否かの判定を行うと共に、出力農業機械情報に一致する記憶農業機械情報があるか否かの判定を行う(ステップS402)。
また、管理サーバ50bの登録部52は、登録記憶部51に記憶された記憶携帯情報の中に、出力携帯情報と一致する記憶携帯情報が存在すると共に出力農業機械情報と一致する記憶農業機械情報があると、記憶携帯情報と記憶農業機械情報との関連付けがなされているか否かの判定を行う(ステップS403)。
ここで、記憶携帯情報と記憶農業機械情報との関連付けがなされている場合は、既に、出力携帯情報と出力農業機械情報とが関連付けされているため、管理サーバ50bの登録部52は、第1許可キーの発行はせずに、処理を関連付判定部53に移行させて、関連付判定部53は関連付けがなされたと判定する。
一方、記憶携帯情報と記憶農業機械情報との関連付けがなされていない場合、管理サーバ50bの登録部52は、出力携帯情報と出力農業機械情報とを、関連付けして(ステップS404)、これらを登録記憶部51に記憶させると共に、出力携帯情報及び農業機械特定情報に対応する第1許可キーの発行を行う(ステップS405)。
例えば、図9(a)に示すように、登録記憶部51には、記憶携帯情報及び記憶農業機械情報が記憶されていたとし、出力携帯情報として「012-9354-2973」が管理サーバ50bに出力され、出力農業機械情報として「20891(トラクタの製造番号,M115A(トラクタの
機種)」が管理サーバ50bに出力されたとする。この場合、出力携帯情報である「012-9354-2973」及び出力農業機械情報である「20891,M115A」は、既に、記憶携帯情報及び記憶農業機械情報として記憶されているが、それぞれ記憶携帯情報と記憶農業機械情報とは関連付けがなされおらず、別の情報に関連付けされている。
そのため、図9(b)に示すように、管理サーバ50bの登録部52は、出力携帯情報である「012-9354-2973」と出力農業機械情報である「20891,M115A」とを関連付けして登録記憶部51に記憶すると共に、これらに対応する第1許可キーを発行する。
許可情報出力部54は、登録部52によって第1許可キーが発行されると、出力携帯情報である「012-9354-2973」と出力農業機械情報「20891,M115A」との関連付けが登録時になされているため、第1許可キーの出力を行う(ステップS406)。第1許可キーの正当性を判断する認証等は、ステップS209〜ステップS215と同様であるため説明を省略する。
本発明によれば、携帯端末40bとデータ通信装置30bとの認証と同時に、
許可認証情報(例えば、携帯特定情報、農業機械特定情報)との登録を行うことができるため、登録及び認証作業を簡素化することができる。
[第3実施形態]
上述した第1実施形態及び第2実施形態では、データ通信装置30a、30bと、携帯端末40a、40bとのペアリングの許可の判断(データの送信の許可)は、データ通信装置30a、30bで行っていたが、この第3実施形態では、携帯端末40cで行うようにしたものである。管理サーバの構成、即ち、第1許可キーを携帯端末40cが受信するまでの処理は、第1実施形態や第2実施形態と同様であるため、データ通信装置30cと携帯端末40cとの間での処理や構成について説明する。なお、上述した実施形態と同様の構成は説明を繰り返さない。
図9に示すように、データ通信装置30cの通信処理部31は、許可キー出力部(第2許可キー出力部)60と、アドレス出力部(第2アドレス出力部)61を備えている。これら許可キー出力部60、アドレス出力部61は、データ通信装置30cに格納されたプログラム等から構成されている。
許可キー出力部60は、携帯端末40cからデータ通信装置30cに記憶された第2許可キーの要求があると、第2許可キーを携帯端末40cに出力するものである。アドレス出力部61は、携帯端末40cからデータ通信装置30cに記憶された第2MACアドレスの要求があると、第2MACアドレスを携帯端末40cに出力するものである。
一方、携帯端末40cは、上述した機械情報要求部43及び情報出力部44の他に、許可キー要求部80と、アドレス要求部81と、許可キー認証部(第1許可キー認証部)82と、アドレス管理部(第1アドレス管理部)83と、アドレス認証部(第1アドレス認証部)84と、通信許可部(第1通信許可部)85とを備えている。これら許可キー要求部80、アドレス要求部81、許可キー認証部82、アドレス管理部83、アドレス認証部84及び通信許可部85は、携帯端末40cに格納されたプログラム等から構成されている。
許可キー要求部80は、データ通信装置30cに記憶された第2許可キーの要求を行うもので、アドレス要求部81は、データ通信装置30cに記憶された第2MACアドレスの要求を行うものである。
許可キー認証部82は、管理サーバ50cから携帯端末40aへ入力された第1許可キーと、データ通信装置30cから出力された第2許可キーとの認証を行うものである。即ち、許可キー認証部82は、データ通信装置30cから携帯端末40cに出力された第2許可キーと、携帯端末40aに記憶された第1許可キーとの認証を行って、データ通信装置30cから出力された第2許可キーの正当性を判定するものである。
アドレス管理部83は、第2許可キーの正当性が認められた後に、まず、データ通信装置30cに第2MACアドレスの要求を行い、次に、データ通信装置30cから第2MACアドレスの送信がなされて携帯端末40cが第2MACアドレスを受信すると、受信した第2MACアドレスを携帯端末40cに書き込むものである。
なお、第1許可キーと第2許可キーとの認証が不成立の場合(第1許可キーの正当性が認められなかった場合)、アドレス管理部83は、データ通信装置30cに第2MACアドレスの要求をせず、第2MACアドレスを取得しない。
アドレス認証部84は、第1MACアドレスと第2MACアドレスとの認証によって第2MACアドレスの正当性を判定する。データ通信装置30cから出力された第2MACアドレスを携帯端末40cが受信すると、アドレス認証部84は、受信した第2MACアドレスと同じMACアドレスが当該携帯端末40cに記憶されているか検索を行う。そして、アドレス認証部84は、受信した第2MACアドレスと同じMACアドレスが、当該携帯端末40cに記憶されている場合、第1MACアドレスの正当性を認める。
言い換えれば、携帯端末40cが有する第1MACアドレスと、データ通信装置30cの第2MACアドレスとが、携帯端末40cに記憶されていて、第2MACアドレスと第1MACアドレスとが対応している場合、アドレス認証部84は、第2MACアドレスの正当性を認める。
一方、アドレス認証部84は、データ通信装置30cから出力された第2MACアドレスと同じMACアドレスが、当該携帯端末40cに記憶されていない場合、第2MACアドレスの正当性を認めない。言い換えれば、携帯端末40cが有する第1MACアドレスが記憶されているものの、データ通信装置30cから出力された特定の第2MACアドレスが、携帯端末40cに記憶されておらず、第2MACアドレスと第1MACアドレスとが対応していない場合、アドレス認証部84は、第2MACアドレスの正当性を認めない。
通信許可部85は、許可キー認証部82によって第1許可キーの正当性が認められたり、アドレス認証部84によって第2MACアドレスの正当性が認められると、データ通信装置30cからのデータの送信を許可する。
一方、通信許可部85は、許可キー認証部82によって第2許可キーの正当性が認められなかったり、アドレス認証部84によって第2MACアドレスの正当性が認められない場合、データ通信装置30cからのデータの送信を許可しない。
図10は、データ通信装置、携帯端末、管理サーバの動作をまとめたものである。図10に基づいて、作業機のデータ通信システム10cの動作について説明する。
キーペアリングを行うに際して、ネットワークキーによる認証、データ通信装置30cからの農業機械特定情報の取得、管理サーバへのログイン及携帯端末40cにおける第1許可キーの取得は、第1実施形態に示したステップS100〜ステップS104、ステップS200〜S208やステップS400〜S406と同じである。管理サーバ50cと携帯端末40cとのやり取りについては、上述した実施形態と同様であるため説明を省略する。
携帯端末40cが管理サーバ50aから送信された第1許可キーを受信すると、許可キー要求部80によってデータ通信装置30cに記憶された第2許可キーを要求する(ステップS500)。データ通信装置30cは、許可キー出力部60によって、第2許可キーを携帯端末40cに出力する(ステップS501)。
携帯端末40cが第2許可キーを受信すると、許可キー認証部82は、携帯端末40cに記憶された第1許可キーを読み出して、受信した第2許可キーとの認証を行う(ステップS502)。許可キー認証部82によって第1許可キーと第2許可キーとの認証が成立すると(第2許可キーの正当性が認められると)、通信許可部85は、データ通信装置30cに対してデータの送信許可を行う(ステップS503)。データ通信装置30cは、通信許可部85によるデータの送信許可を受けて、データ通信装置30cが取得したデータを携帯端末40cに出力する(ステップS504)。
また、アドレス管理部83は、第2許可キーの正当性が認められると、データの送信に引き続き、データ通信装置30cに第2MACアドレスの要求を行う(ステップS505)。アドレス出力部61は、アドレス管理部83からの第2MACアドレスの要求を受けて、第2MACアドレスを携帯端末40cに送信する(ステップS506)。
データ通信装置30cから出力された第2MACアドレスを受信すると、携帯端末40
cは、受信した第2MACアドレスを記憶する(ステップS507)。
図11は、アドレスペアリングについてまとめたものである。アドレスペアリングでも、ネットワークキーによる認証を行う(ステップS100〜ステップS102)。ネットワークキーによる認証が成立すると、アドレス要求部81によって、データ通信装置30cに第2MACアドレスの要求を行う(ステップS600)。
データ通信装置30cは、アドレス出力部61によって当該データ通信装置30cに記憶された第2MACアドレスを携帯端末40cに出力する(ステップS601)。携帯端末40cがデータ通信装置30aから出力された第2MACアドレスを受信すると、アドレス認証部84は、受信した第2MACアドレスと同じMACアドレスが当該携帯端末40cに記憶されているか検索を行う(S602)。アドレス認証部84は、受信した第2MACアドレスと同じMACアドレスが、当該携帯端末40cに記憶されている場合、第2MACアドレスの正当性を認める(S603)。
通信許可部85は、第2MACアドレスの正当性が認められたことを受けて、データ通信装置30aに対し、データを携帯端末40cに出力することを許可する(S604)。データ通信装置30cは、通信許可部85によるデータの送信許可を受けて、データ通信装置30cが取得したデータを携帯端末40cに出力する(ステップS605)。
以上、携帯端末40cでも、データ通信装置30cからのデータの送信の許可を行うか否かの判定を行うことができる。携帯端末40cでは、様々な処理を行うため、処理が多く携帯端末40cに負荷がかかっているときには、処理が終わってから認証を行うことができる。その結果、認証処理後に安定的に、データ通信装置30cからのデータを取り込むことができる。
なお、上述したデータ通信装置30a〜30cは、作業機のデータを取得するものであればよいが、データ通信装置30a〜30cは、農業機械(例えば、トラクタ1)が動作しているときの様々なデータ(トラクタ1に関するデータ)を、自動的に収集して記憶するものであれば好ましい。
例えば、トラクタ1の後部に作業装置9として耕耘装置が連結されてトラクタ1が動作したときは、ロータリーの回転数、ロータリーの負荷、エンジン回転数、車速、耕深などのデータが車両用通信ネットワークに出力され、データ通信装置30a〜30cは、ロータリーの回転数、ロータリーの負荷、エンジン回転数、車速、耕深などのデータを車両用通信ネットワークを介して取得する。
また、作業装置9が肥料散布装置、農薬散布装置、播種散布装置である場合は、車速、エンジン回転数、散布量(肥料散布量、農薬散布量、播種散布量)などのデータが車両通信ネットワーク上に出力され、データ通信装置30a〜30cは、車速、エンジン回転数、肥料散布量、農薬散布量、播種散布量を取得する。或いは、作業装置9が収穫装置である場合は、車速、エンジン回転数、収穫量などのデータが車両通信ネットワーク上に出力され、データ通信装置30a〜30cは、車速、エンジン回転数、収穫量を取得する。
収集したデータは、データ通信装置30a〜30cに記憶されるようになっている。データ通信装置30a〜30cと携帯端末40a〜40cとのペアリングが成立後(データの送信許可が出た後)に、データ通信装置30a〜30cに記憶されているデータを、携帯端末40a〜40cに出力することが好ましい。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。上述した実施形態では、作業機の1つである農業機械を例にあげて説明したが、作業機はトラクタ、コンバイン、田植機等の農業機械に限定されず、バックホー等の建設機械であってもよい。
1 作業機(トラクタ)
2 走行車両(走行車体)
3 エンジン
4 変速装置
5 3点リンク機構
7 キャビン
8 運転席
9 作業装置
10 データ通信システム
30a〜30c データ通信装置
32 通信処理部
33 ネットワークキー認証部
34 許可キー認証部
35 アドレス管理部
36 アドレス認証部
37 通信許可部
40a〜40c 携帯端末
41 通信処理部
42 ネットワークキー出力部
43 機械情報要求部(認証情報出力部)
44 情報出力部
45 許可キー出力部
46 アドレス出力部
50a〜50c 管理サーバ
51 登録情報記憶部(登録記憶部51)
52 登録部
53 判定部(関連付判定部)
54 許可情報出力部
60 許可キー出力部
61 アドレス出力部
80 許可キー要求部
81 アドレス要求部
82 許可キー認証部
83 アドレス管理部
84 アドレス認証部
85 通信許可部

Claims (4)

  1. 作業機に接続され且つ当該作業機に関するデータを取得するデータ通信装置と、前記データ通信装置の前記データを無線通信によって受信可能な携帯端末と、前記データ通信装置と携帯端末との間で無線通信を行うための許可キーを記憶すると共に前記許可キーを前記携帯端末に出力するか否かの判定をするときに用いる登録情報を記憶する管理サーバとを備え、
    前記管理サーバは、
    前記携帯端末から出力された許可認証情報と予め登録された前記登録情報との対応関係に基づいて前記許可キーを携帯端末に出力するか否かの判定を行う判定部と、
    前記判定部が許可キーの出力を行うと判定した場合に前記許可キーの出力を行う許可情報出力部とを備え、
    前記携帯端末は、
    前記管理サーバに前記許可認証情報を出力する情報出力部と、
    前記データ通信装置に管理サーバから出力された許可キーを前記データ通信装置に出力する許可キー出力部と、
    前記データ通信装置によって許可キーの正当性が認められた場合に携帯端末に割り当てられたネットワーク上の第1MACアドレスを当該データ通信装置に出力するアドレス出力部とを備え、
    前記データ通信装置は、
    前記携帯端末から出力された許可キーと予め自己に記憶された許可キーとの認証を行って携帯端末から出力された許可キーの正当性を判定する許可キー認証部と、
    前記携帯端末から出力された第1MACアドレスと予め自己に割り当てられたネットワーク上の第2MACアドレスとの認証を行って携帯端末から出力された第1MACアドレスの正当性を判定するアドレス認証部とを備え、
    前記許可キーの正当性又は第1MACアドレスの正当性を認めた場合に、前記データ通信装置と携帯端末との間で無線通信の許可を行う通信許可部と、
    を備えていることを特徴とする作業機のデータ通信システム。
  2. 作業機に接続され且つ当該作業機に関するデータを取得するデータ通信装置と、前記データ通信装置の前記データを無線通信によって受信可能な携帯端末と、前記データ通信装置と携帯端末との間で無線通信を行うための許可キーを記憶すると共に前記許可キーを前記携帯端末に出力するか否かの判定をするときに用いる登録情報を記憶する管理サーバとを備え、
    前記管理サーバは、
    前記携帯端末から出力された許可認証情報を登録情報として登録すると共に前記登録情報に対応する許可キーを発行する登録部と、
    前記登録部によって許可キーが発行されたときに前記許可キーの出力を行う許可情報出力部とを備え、
    前記携帯端末は、
    前記管理サーバに前記許可認証情報を出力する情報出力部と、
    前記データ通信装置に管理サーバから出力された許可キーを前記データ通信装置に出力する許可キー出力部と、
    前記データ通信装置によって許可キーの正当性が認められた場合に携帯端末に割り当てられたネットワーク上の第1MACアドレスを当該データ通信装置に出力するアドレス出力部とを備え、
    前記データ通信装置は、
    前記携帯端末から出力された許可キーと予め自己に記憶された許可キーとの認証を行って携帯端末から出力された許可キーの正当性を判定する許可キー認証部と、
    前記携帯端末から出力された第1MACアドレスと予め自己に割り当てられたネットワ
    ーク上の第2MACアドレスとの認証を行って携帯端末から出力された第1MACアドレスの正当性を判定するアドレス認証部とを備え、
    前記許可キーの正当性又は第1MACアドレスの正当性を認めた場合に、前記データ通信装置と携帯端末との間で無線通信の許可を行う通信許可部と、
    を備えていることを特徴とする作業機のデータ通信システム。
  3. 作業機に接続され且つ当該作業機に関するデータを取得するデータ通信装置と、前記データ通信装置の前記データを無線通信によって受信可能な携帯端末と、前記データ通信装置と携帯端末との間で無線通信を行うための許可キーを記憶すると共に前記許可キーを前記携帯端末に出力するか否かの判定をするときに用いる登録情報を記憶する管理サーバとを備え、
    前記管理サーバは、
    前記携帯端末から出力された許可認証情報と予め登録された前記登録情報との対応関係に基づいて前記許可キーを携帯端末に出力するか否かの判定を行う判定部と、
    前記判定部が許可キーの出力を行うと判定した場合に前記許可キーの出力を行う許可情報出力部とを備え、
    前記携帯端末は、
    前記管理サーバに前記許可認証情報を出力する情報出力部と、
    前記データ通信装置に予め記憶された許可キーの要求を行う許可キー要求部と、
    前記データ通信装置に予め割り当てられたネットワーク上の第2MACアドレスを要求するアドレス要求部と、
    前記管理サーバから出力された許可キーと前記データ通信装置から出力された許可キーとの認証を行って前記データ通信装置の許可キーの正当性を判定する許可キー認証部と、
    前記携帯端末に予め割り当てられた第1MACアドレスと前記データ通信装置から出力された第2MACアドレスとの認証を行って前記データ通信装置から出力された第2MACアドレスの正当性を判定するアドレス認証部とを備え、
    前記許可キーの正当性又は第2MACアドレスの正当性を認めた場合に、前記データ通信装置と携帯端末との間で無線通信の許可を行う通信許可部とを備えていることを特徴とする作業機のデータ通信システム。
  4. 作業機に接続され且つ当該作業機に関するデータを取得するデータ通信装置と、前記データ通信装置の前記データを無線通信によって受信可能な携帯端末と、前記データ通信装置と携帯端末との間で無線通信を行うための許可キーを記憶すると共に前記許可キーを前記携帯端末に出力するか否かの判定をするときに用いる登録情報を記憶する管理サーバとを備え、
    前記管理サーバは、
    前記携帯端末から出力された許可認証情報を登録情報として登録すると共に前記登録情報に対応する許可キーを発行する登録部と、
    前記登録部によって許可キーが発行されたときに前記許可キーの出力を行う許可情報出力部とを備え、
    前記携帯端末は、
    前記管理サーバに前記許可認証情報を出力する情報出力部と、
    前記データ通信装置に予め記憶された許可キーの要求を行う許可キー要求部と、
    前記データ通信装置に予め割り当てられたネットワーク上の第2MACアドレスを要求するアドレス要求部と、
    前記管理サーバから出力された許可キーと前記データ通信装置から出力された許可キーとの認証を行って前記データ通信装置の許可キーの正当性を判定する許可キー認証部と、
    前記携帯端末に予め割り当てられた第1MACアドレスと前記データ通信装置から出力された第2MACアドレスとの認証を行って前記データ通信装置から出力された第2MACアドレスの正当性を判定するアドレス認証部とを備え、
    前記許可キーの正当性又は第2MACアドレスの正当性を認めた場合に、前記データ通
    信装置と携帯端末との間で無線通信の許可を行う通信許可部とを備えていることを特徴とする作業機のデータ通信システム。
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