JP2014071645A - サーバ装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

サーバ装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Daisuke Tachikawa
大介 立川
Tetsunori Higashida
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Shinichi Hirata
真一 平田
Tadayoshi Fujiki
忠慶 藤木
Yoshiaki Kawanishi
嘉顕 河西
Naoki Takeshita
直樹 竹下
Kiyotaka Hori
清敬 堀
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Abstract

【課題】ユーザがアクセス先データを作成しなかったことも反映してコンテンツを評価すること。
【解決手段】第1蓄積部104は、アクセス先に対応する第1情報を、その第1情報に対応するアクセス先にアクセスしてブックマークを作成したユーザの人数を示す作成者数情報に対応付けて蓄積する。第2蓄積部105は、アクセス先に対応する第1情報を、そのアクセス先を示すアクセス先データを含むリストを閲覧したユーザの人数を示す閲覧者数情報に対応付けて蓄積する。算出部102は、インターネット上のコンテンツの内容の少なくとも一部を閲覧したユーザの人数に対する、そのコンテンツへアクセスするためのアクセス先を示すアクセス先データを作成したユーザの人数の割合を表すユーザ割合を算出する。評価部103は、算出部102により算出されたユーザ割合に基づいてコンテンツを評価する。
【選択図】図5

Description

本発明は、コンテンツを評価するための技術に関する。
複数のユーザによってそれぞれ生成された、コンテンツへのアクセス先を示すアクセス先データ(例えばブックマーク)を、コンテンツを評価するために利用する技術がある。例えば、特許文献1には、ブックマークに含まれるキーワードの集合と、その集合が抽出されたブックマークに関連付けられたウェブページとの同一の組み合わせについて、その関連付けが行われたユーザ数が多いほど優先度を高くして検索されやすくする(つまり評価を高くする)技術が記載されている。
特開2009−282593号公報
ところで、或るコンテンツへのアクセス先データを生成したユーザ数が多くても、同じコンテンツにアクセスしてもアクセス先データを生成しなかったユーザ数がずっと多ければ、そのコンテンツの評価は低いといえる。反対に、アクセス先データを生成したユーザ数が少なくても、そのコンテンツにアクセスしたユーザのほとんどがアクセス先データを生成したのであれば、そのコンテンツの評価は高いといえる。しかしながら、特許文献1の技術では、前者のコンテンツ(ウェブページ)の方が後者のコンテンツよりも高く評価されてしまう。
そこで、本発明は、ユーザがアクセス先データを作成しなかったことも反映してコンテンツを評価することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、インターネット上のコンテンツの内容の少なくとも一部を閲覧した第1のユーザに対する、当該コンテンツへアクセスするためのアクセス先を示すアクセス先データを作成した第2のユーザの割合を表すユーザ割合を、少なくとも1つ以上の前記コンテンツ毎に算出する算出手段と、前記コンテンツを、当該コンテンツよりも前記算出手段により算出されるユーザ割合が小さいコンテンツに比べて高く評価する評価手段とを備えることを特徴とするサーバ装置を提供する。
また、前記アクセス先データを蓄積し、蓄積した前記アクセス先データを少なくとも1つ以上含むリストを作成する作成手段を備え、前記算出手段は、前記作成手段により作成されたリストから前記コンテンツのアクセス先にアクセスして当該アクセス先を示すアクセス先データを作成したユーザを前記第2のユーザとし、当該アクセス先を示す前記アクセス先データを含む前記リストを閲覧したユーザを前記第1のユーザとして、当該コンテンツにおける前記ユーザ割合を算出してもよい。
また、前記アクセス先データを蓄積し、蓄積した前記アクセス先データを少なくとも1つ以上含むリストを作成する作成手段を備え、前記算出手段は、前記作成手段により作成されたリストから前記コンテンツのアクセス先にアクセスして当該アクセス先を示すアクセス先データを作成したユーザを前記第2のユーザとし、当該アクセス先を示す前記アクセス先データを含む前記リストから当該アクセス先にアクセスして前記コンテンツを閲覧したユーザを前記第1のユーザとして、当該コンテンツにおける前記ユーザ割合を算出してもよい。
また、前記算出手段は、前記コンテンツのアクセス先を示す前記アクセス先データを作成したユーザを前記第2のユーザとし、当該アクセス先でアクセスする前記コンテンツを閲覧したユーザを前記第1のユーザとして、当該コンテンツにおける前記ユーザ割合を算出してもよい。
また、前記ユーザの属性を取得する取得手段を備え、前記算出手段は、或るユーザにとっての前記コンテンツにおけるユーザ割合を算出する場合に、当該或るユーザと前記取得手段により取得される属性が近似する前記第1及び第2のユーザに重みを付けて、前記ユーザ割合を算出してもよい。
さらに、前記算出手段は、前記属性が複数ある場合に、前記或るユーザと前記取得手段により取得される属性が近似する前記第1及び第2のユーザに対して、近似する当該属性の種類に応じた重みを付けて、前記ユーザ割合を算出してもよい。
また、前記算出手段は、前記属性が複数ある場合に、前記或るユーザと前記取得手段により取得される属性が近似する前記第1及び第2のユーザに対して、近似する当該属性の数に応じた重みを付けて、前記ユーザ割合を算出してもよい。
さらに、前記算出手段は、前記属性が複数ある場合に、前記或るユーザと前記取得手段により取得される属性が近似する前記第1及び第2のユーザに対して、近似する当該属性の近似度に応じた重みを付けて、前記ユーザ割合を算出してもよい。
本発明は、サーバ装置が、インターネット上のコンテンツの内容の少なくとも一部を閲覧したユーザに対する、当該コンテンツへアクセスするためのアクセス先を示すアクセス先データを作成したユーザの割合を表すユーザ割合を、少なくとも1つ以上の前記コンテンツ毎に算出する算出ステップと、前記サーバ装置が、前記コンテンツを、当該コンテンツよりも前記算出ステップにおいて算出されるユーザ割合が小さいコンテンツに比べて高く評価する評価ステップとを備えることを特徴とする情報処理方法を提供する。
本発明は、コンピュータに、インターネット上のコンテンツの内容の少なくとも一部を閲覧したユーザに対する、当該コンテンツへアクセスするためのアクセス先を示すアクセス先データを作成したユーザの割合を表すユーザ割合を、少なくとも1つ以上の前記コンテンツ毎に算出する算出ステップと、前記コンテンツを、当該コンテンツよりも前記算出ステップにおいて算出されるユーザ割合が小さいコンテンツに比べて高く評価する評価ステップとを実行させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、ユーザがアクセス先データを作成しなかったことも反映してコンテンツを評価することができる。
ブックマークサービス提供システムの全体構成を示す図である。 共有されるブックマークの一例を示す図である。 ブックマークサーバ装置のハードウェア構成を示す図である。 ユーザ装置のハードウェア構成を示す図である。 ブックマークサーバ装置が実現する機能構成を示す図である。 ブラウザに表示されるウェブページの一例を示す図である。 ブックマークDBに格納されているデータの一例を示す表である。 表示装置に表示されたブックマークリストの一例を示す図である。 閲覧履歴DBに格納されているデータの一例を示す表である。 コンテンツ評価テーブルの一例を示す表である。 評価部により生成された評価データの一例を示す表である。 評価を反映したブックマークリストの一例を示す図である。 提供処理における各装置の動作の一例を示すシーケンス図である。 リスト閲覧者、コンテンツ閲覧者及び作成者の関係の一例を示す図である。 ブックマークDBに格納されているデータの一例を示す表である。 閲覧履歴DBに格納されているデータの一例を示す表である。 ブックマークサーバ装置が実現する機能構成を示す図である。 登録ユーザDBに格納されているデータの一例を示す表である。 算出部が抽出した情報及び属性の一例を示す表である。 ユーザ毎の関係指標の一例を示す表である。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態について、以下、図面を参照して説明する。
[構成]
図1は、ブックマークサービス提供システム1の全体構成を示す図である。ブックマークサービス提供システム1は、ユーザが作成したブックマークを他のユーザと共有することができるサービス(以下「ブックマーク共有サービス」という。)を提供するためのシステムである。ここでいうブックマークとは、コンテンツにアクセスするためのアクセス先を示すデータ(「アクセス先データ」ともいう。)である。本発明においては、コンテンツとは、インターネット上で提供されるテキストや画像、動画、音声などで表されるものであり、例えばウェブページである。コンテンツがウェブページである場合、ブックマークは、URL(Uniform Resource Locator)やIP(Internet Protocol)アドレスなどをアクセス先として示す。また、本システムで共有されるブックマークは、アクセス先のコンテンツの一部をも示すこともあるデータである。
図2は、ブックマークサービス提供システム1において共有されるブックマークの一例を示す図である。図2では、ブラウザに表示されたブックマークA1が示されている。ブックマークA1には、ウェブページのタイトルD1と、ウェブページのアクセス先D2と、ウェブページに掲載されている本文の一部分である本文D3とが含まれている。タイトルD1及び本文D3は、コンテンツの一部である。
なお、タイトルD1及び本文D3は、ブックマークにより示されるコンテンツの一部の例であり、他にも、画像、動画及び音声等がコンテンツの一部として示される場合がある。また、図2に示すようなブックマークは、クリップやクリッピングと呼ばれることもある。つまり、本システムにより提供されるサービスは、いわゆるソーシャルクリップサービスやソーシャルクリッピングサービスと呼ばれるものを含んでいる。
ブックマークサービス提供システム1においては、ブックマーク共有サービスを利用する者として登録されているユーザ(これを「登録ユーザ」という。以下で述べる「ユーザ」は、特に説明しなければこの登録ユーザのことである。)が作成した図2に示すようなブックマークがブックマークサーバ装置10に収集されることになる。また、このサービスでは、後述するように、ユーザがアクセスしたコンテンツのアクセス先の履歴もブックマークサーバ装置10に収集されることになる。登録ユーザは、このようなアクセス先の履歴の収集に同意をしたユーザである。ブックマークサービス提供システム1は、集められたブックマークを利用して、それらのブックマークによりアクセス先が示されるコンテンツを評価して、評価した結果を反映した情報(以下「コンテンツ評価情報」という。)を登録ユーザに提供する。
ブックマークサービス提供システム1は、ブックマークサーバ装置10と、複数のユーザ装置20と、ウェブサーバ装置40と、ネットワーク2とを備える。ネットワーク2は、移動体通信網又はインターネット等を含むものである。複数のユーザ装置20は、ネットワーク2を介してブックマークサーバ装置10及びウェブサーバ装置40とそれぞれ通信する。
ブックマークサーバ装置10は、ユーザが作成したブックマークを取得して蓄積する装置である。つまり、ブックマークサービス提供システム1では、ブックマークは、ブックマークサーバ装置10に集められることになる。ブックマークサーバ装置10は、登録ユーザを認証するための情報(以下「認証情報」という。)として、ユーザを識別する識別情報(ユーザIDなど)及びパスワードを記憶しており、これらの認証情報に基づいて登録ユーザを認証する。また、ブックマークサーバ装置10は、蓄積したブックマークを少なくとも1つ以上含むリスト(以下「ブックマークリスト」という。)を作成する。作成されたブックマークリストには、様々なユーザが作成したブックマークが含まれることになる。ブックマークサーバ装置10は、作成したブックマークリストを、登録ユーザの認証がされたユーザ装置20に対して送信する。ユーザは、送信されたブックマークリストを閲覧することにより、他のユーザが作成したブックマークを共有することができる。
また、ブックマークサーバ装置10は、蓄積しているブックマークを利用してコンテンツを評価して、評価した結果を示す評価データを生成する。ブックマークサーバ装置10は、例えば、生成した評価データをコンテンツ評価情報として、登録ユーザの認証がされたユーザ装置20に送信する。他にも、ブックマークサーバ装置10は、例えば、生成した評価データにおいて高く評価されているコンテンツのアクセス先を示すブックマークを上位に表したブックマークリストを作成し、作成したブックマークリストをコンテンツ評価情報として、登録ユーザの認証がされたユーザ装置20に送信する。このようにして、登録ユーザに対して、コンテンツ評価情報が提供される。
ユーザ装置20は、ユーザが所持する携帯電話機やスマートフォンなどであり、ネットワーク2を介して移動体通信を行う。ユーザ装置20は、本システムで用いられるブラウザ30のプログラムを記憶しており、例えばこのプログラムを実行することにより、ブックマークサーバ装置10及びウェブサーバ装置40とデータのやり取りを行う。
ウェブサーバ装置40は、ウェブページというコンテンツを保持し、保持したコンテンツ、すなわちウェブページを提供するいわゆるウェブサーバである。ウェブサーバ装置40がユーザ装置20に対してコンテンツを示すデータ(以下「コンテンツデータ」という。)を送信することで、ユーザに対してコンテンツが提供される。
図3は、ブックマークサーバ装置10のハードウェア構成を示す図である。ブックマークサーバ装置10は、制御装置11と、記憶装置12と、通信装置13とを備えたコンピュータである。制御装置11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びリアルタイムクロックを備えている。CPUは、RAMをワークエリアとして用いてROMや記憶装置12に記憶されたプログラムを実行することによって、ブックマークサーバ装置10が備える各装置の動作を制御する。リアルタイムクロックは、現在の日時を算出する機能を有している。通信装置13は、ネットワーク2を介して通信を行うための通信回路を備えるとともに、制御装置11とデータをやり取りする。制御装置11は、通信装置13を介してユーザ装置20とデータをやり取りする。
記憶装置12は、例えばフラッシュメモリやハードディスク等の記憶手段であり、制御装置11が制御に用いるデータやプログラムなどを記憶している。記憶装置12は、ブックマークサーバ装置10において用いられる閾値などの定められた数値を示すデータを記憶している。また、記憶装置12は、前述した登録ユーザを認証するための認証情報(例えばユーザIDなどの識別情報とパスワード)を示す認証情報データを格納した登録ユーザDB(database:データベース)121と、蓄積しているブックマークを格納したブックマークDB122とを記憶している。また、記憶装置12は、閲覧履歴DB123を記憶している。
閲覧履歴DB123は、登録ユーザが、コンテンツの内容の少なくとも一部を閲覧した履歴を示す履歴データを格納するデータベースである。少なくとも一部を閲覧するとは、例えば、コンテンツそのものを閲覧することはもちろん、前述したとおりコンテンツの一部分を含むブックマークを閲覧することも含まれる。本発明においては、3通りの閲覧の履歴を扱う。1つ目は、ブックマークリストの閲覧である。ブックマークリストは、ブックマークを少なくとも1つ以上含んでいる。2つ目は、ブックマークリストからコンテンツにアクセスした場合におけるそのコンテンツの閲覧である。3つ目は、コンテンツそのものの閲覧である。閲覧履歴DB123は、本実施形態においては、1つ目のブックマークリストの閲覧の履歴を示す履歴データを格納している。
図4は、ユーザ装置20のハードウェア構成を示す図である。ユーザ装置20は、制御装置21と、記憶装置22と、操作装置23と、表示装置24と、音声入出力装置25と、通信装置26とを備えたコンピュータである。制御装置21は、CPU、ROM、RAM及びリアルタイムクロックを備えている。CPUは、RAMをワークエリアとして用いてROMや記憶装置22に記憶されたプログラムを実行することによって、ユーザ装置20の各装置の動作を制御する。リアルタイムクロックは、現在の日時を算出する機能を有している。記憶装置22は、例えばフラッシュメモリやハードディスク等の記憶手段であり、制御装置21が制御に用いるデータやプログラムなどを記憶している。操作装置23は、複数のキー及びタッチセンサなどの操作子を備え、利用者の操作に応じた操作信号を制御装置21に供給する。制御装置21は、この操作信号に応じた処理を行う。表示装置24は、表示面を有する表示手段であり、制御装置21からの指示に応じて、記憶装置22に記憶されているデータが示す画像などを表示面に表示する。音声入出力装置25は、スピーカ、マイクロフォン及び音声処理回路等を有し、通話に係る音声の入出力を行う。通信装置26は、携帯電話や無線LANなどの規格に基づく無線通信を行うための通信回路を備え、移動体通信や無線LAN通信を行う。
ブックマークサービス提供システム1は、以上のハードウェア構成に基づき、コンテンツ評価情報及びブックマーク共有サービスを登録ユーザに提供するための提供処理を行う。ブックマークサーバ装置10の記憶装置12には、提供処理を行うためのプログラムが記憶されている。制御装置11がそのプログラムを実行して図2に示す各装置を制御することで、以下に述べる機能が実現される。
図5は、ブックマークサーバ装置10が実現する機能構成を示す図である。ブックマークサーバ装置10は、作成部101と、算出部102と、評価部103とを備える。
作成部101は、コンテンツの一部を含むアクセス先データを蓄積し、蓄積したアクセス先データを少なくとも1つ以上含むリスト(ブックマークリストはその一例)を作成する作成手段である。作成部101は、図3に示す制御装置11、記憶装置12及び通信装置13が協働して実現する機能であり、例えば次の方法でこの蓄積及び作成を行う。
制御装置11は、記憶装置12の登録ユーザDB121に格納されている認証情報を用いて、ユーザ装置20を利用しているユーザの認証を行う。詳細には、制御装置11は、ユーザ装置20から識別情報及びパスワードを示すデータ(以下「ログインデータ」という。)が送信されてきた場合に、それらと一致する認証情報データが登録ユーザDB121に格納されていれば、その識別情報により識別されるユーザを認証する。
制御装置11は、ログインデータを送信してきたユーザ装置20に対して、認証したことを通知する旨と、認証した識別情報とを示す認証通知データを送信する。ユーザ装置20は、受信した認証通知データを保存して、それ以降にブックマークサーバ装置10にデータを送信する際、保存した認証通知データをともに送信する。制御装置11は、認証通知データを送信してきたユーザ装置20は認証がされているものとして判断する。ユーザ装置20を利用する登録ユーザは、上記の認証がされたあと、例えば、ウェブサーバ装置40が保持しているコンテンツ(ウェブページ)にブラウザ30の機能によりアクセスする。
図6は、ブラウザ30に表示されるウェブページの一例を示す図である。ブラウザ30には、このブラウザの機能(この例では「ファイル」、「編集」、「表示」及び「ブックマーク作成」)を選択するためのメニューB2と、ウェブページのアクセス先B3(「www.aaa.aa.aa/aa/aa.html」)とが表示されている。また、ブラウザ30には、ウェブページのタイトルB1と、ウェブページの本体B4とが表示されている。このウェブページが表示されているときに、ユーザが「ブックマーク作成」を選択する操作をすることで、ユーザ装置20は、図2に示すようなこのウェブページのブックマークを生成する。ユーザ装置20は、生成したブックマークを、ファイル名を付けて(例えばウェブページのタイトルをファイル名として付けて)自装置で記憶するとともに、ブックマークサーバ装置10に対して上記の認証通知データとともに送信する。
制御装置11は、ブックマークが認証通知データとともに供給されると、そのブックマークを、図3に示すブックマークDB122に格納する。
図7は、ブックマークDB122に格納されているブックマークの一例を示す表である。この表では、「第1情報」、「ブックマーク」及び「フラグ」がそれぞれ対応付けられている。「第1情報」には、各アクセス先に対応する情報(これを「第1情報」という。)として、各ブックマークのアクセス先が示されており、「ブックマーク」には、「ブックマークA11」等のブックマークが示されている。これらのブックマークは、実際には、バイナリファイルでブックマークDB122に格納されている。「フラグ」の詳細については後述する。このブックマークは、上述したようにコンテンツの一部を含んでいる。作成部101は、このようにして、コンテンツの一部を含むアクセス先データを蓄積する。
制御装置11は、上記のとおりユーザの認証をすると、ブックマークを並べたブックマークリストを作成し、作成したブックマークリストを、例えば、或るURLをアクセス先(前述したブックマークリストのアクセス先のこと)とするウェブページに掲載する。なお、制御装置11は、予めブックマークリストを作成しておいてもよい。制御装置11は、このウェブページのアクセス先を認証がされたユーザ装置20に送信する。ユーザ装置20がブラウザ30の機能でそのアクセス先にアクセスすることで、制御装置11は、ウェブページに含まれるブックマークリストを示すブックマークリストデータをユーザ装置20に送信する。ユーザ装置20は、送信されてきたブックマークリストデータが示すブックマークリストを表示装置24に表示する。
図8は、表示装置24に表示されたブックマークリストの一例を示す図である。表示装置24には、ブックマークA11、A21及びA31を含むブックマークリストC1が表示されている。この例では、各ブックマークにウェブサーバ装置40が提供するコンテンツ(ウェブページ)の一部(タイトル及び本文の一部)が含まれている。ブックマークリストを閲覧したユーザは、図4に示す操作装置23を操作して、ブックマークリストに含まれるいずれかのブックマークを選択する。ユーザ装置20は、選択されたブックマークが示すアクセス先に対してそのコンテンツを要求するコンテンツ要求データを送信する。ウェブサーバ装置40は、コンテンツ要求データに応答して、ユーザ装置20に対してコンテンツデータを送信する。ユーザ装置20は、コンテンツデータを受信すると、それが示すコンテンツを表示する。
作成部101は、図8に示すようなブックマークリストを示すブックマークリストデータをユーザ装置20に送信すると、そのブックマークリストデータ及びブックマークリストデータのアクセス先を算出部102に供給する。
算出部102は、インターネット上のコンテンツの内容の少なくとも一部を閲覧したユーザ(以下「第1のユーザ」という。)に対する、そのコンテンツへアクセスするためのアクセス先を示すアクセス先データを作成したユーザ(以下「第2のユーザ」という。)の割合を表すユーザ割合を算出する算出手段である。算出部102は、このユーザ割合を、少なくとも1つ以上のコンテンツ毎に算出する。本実施形態においては、インターネット上のコンテンツの内容の少なくとも一部を閲覧したユーザとは、そのコンテンツを含むブックマークリストを閲覧したユーザのことである。算出部102は、第1蓄積部104と、第2蓄積部105とを備える。
第1蓄積部104は、第1情報(前述したアクセス先に対応する情報)を、作成部101により作成されたリストからそのアクセス先にアクセスしてそのアクセス先を示すアクセス先データを作成したユーザの人数を示す作成者数情報に対応付けて蓄積する第1蓄積手段である。第1情報は、例えば、図7に示すアクセス先や、他にも、そのアクセス先を示すアクセス先データ、そのアクセス先でアクセスするコンテンツを示す情報(コンテンツのタイトル等)である。本実施形態では、アクセス先を第1情報とする場合について説明する。第1蓄積部104は、図3に示す制御装置11、記憶装置12及び通信装置13が協働して実現する機能であり、例えば次の方法でこの蓄積を行う。
ユーザ装置20が記憶するブラウザ30のプログラムには、上述した認証がされた状態において、アクセスしたコンテンツのアクセス先の履歴を認証通知データに記録する機能(以下「記録機能」という。)が備わっている。この記録機能は、ブックマーク提供サービスの提供を受けるユーザに配布されるブラウザへの追加プログラムなどにより実現される。例えばユーザがブックマークリストに含まれる或るブックマークを選択し、そのブックマークがアクセス先を示すコンテンツにアクセスする(つまりブックマークリストを経由してコンテンツにアクセスする)。そして、ユーザが、アクセスしたコンテンツを閲覧してブックマーク作成操作を行ったとする。その場合、ユーザ装置20は、ブックマークとともに、記録機能によりブックマークリストを含むウェブページ(以下「リストページ」という。)のアクセス先と、そのブックマークリストに含まれるブックマークが示すアクセス先(以下「リスト内アクセス先」という。)とを連続して記録した認証通知データをブックマークサーバ装置10に送信する。
ここで、この例では、ユーザ装置20は、ブックマークリストからコンテンツにアクセスした場合に、ブラウザ30の機能により、ブックマークリストを含むウェブページ(以下「リストページ」という。)から、アクセスしたコンテンツに表示を切り替えるものとする(つまり、リストページを表示したまま、別のページまたはタグ等でコンテンツを表示しない)。すると、ユーザがブックマークリストからコンテンツを閲覧してブックマーク作成操作を行った場合には、必ずリストページのアクセス先と、それに連続するリスト内アクセス先とが認証通知データに記録されることになる。すなわち、リストページのアクセス先とそれに連続するリスト内アクセス先とは、ユーザがブックマークリストからコンテンツを閲覧してブックマーク作成操作を行ったことを表す情報である。この情報は、作成者数情報が示す人数にそのユーザが含まれることを表す情報であり、以下では「作成ユーザ情報」という。この作成ユーザ情報が記録された認証通知データを「第1の認証通知データ」という。
また、例えばユーザがURLを入力したり他のウェブページに掲載されたリンクを選択したりして(つまりブックマークリストを経由しないで)アクセスしたコンテンツを閲覧し、ブックマーク作成操作を行ったとする。その場合、ユーザ装置20は、ブックマークとともに、記録機能によりそのウェブページのアクセス先を記録した認証通知データをブックマークサーバ装置10に送信する。この認証通知データには、前述したリストページのアクセス先が記録されていないか、リストページのアクセス先に連続してリスト内アクセス先以外のアクセス先が記録されていることになる。言い換えると、この認証通知データには、上記の作成ユーザ情報が記録されていない。このように、作成ユーザ情報が記録されていない認証通知データを「第2の認証通知データ」という。
制御装置11は、通信装置13を介してブックマーク及び認証通知データが供給されると、図7で述べたようにブックマークDB122にそのブックマークを格納するとともに、認証通知データが示すアクセス先に基づいたフラグをそのブックマークに対応付けて格納する。詳細には、制御装置11は、作成部101から供給されるブックマークリストデータのアクセス先が、認証通知データに記録されている最も新しいほうから2番目のアクセス先であり、且つ、最も新しいアクセス先が、そのブックマークリストデータが示すブックマークリストのリスト内アクセス先である場合に、第1の認証通知データであると判断して「○」というフラグを格納し、そうでない場合に、第2の認証通知データであると判断して「×」というフラグを格納する。このようなフラグの格納方法を第1の格納方法という。
なお、フラグの格納方法は、第1の格納方法に限らない。例えば、ユーザ装置20が、認証通知データにはコンテンツのアクセス先のみを記録し、リストページにアクセスした場合には、そのリストページのアクセス先を記録したデータ(「リストアクセス記録データ」という。)を生成してブックマークサーバ装置10に送信する。ユーザ装置20は、リストアクセス記録データを既に生成していた場合には、そのデータに新たにアクセスしたリストページのアクセス先を追記する。制御装置11は、リストアクセス記録データが供給された後にブックマークとともに認証通知データが供給された場合に、次の方法でフラグを格納する。制御装置11は、供給された認証通知データに記録された最新のアクセス先が、供給されたリストアクセス記録データに記録された最新のアクセス先のブックマークリストに含まれている(すなわち最新のリスト内アクセス先である)場合に、第1の認証通知データであると判断して「○」というフラグを格納し、そうでない場合に、第2の認証通知データであると判断して「×」というフラグを格納する。これを第2の格納方法という。第2の格納方法では、認証通知データに記録された最新のアクセス先が最新のリスト内アクセス先である場合に、そのアクセス先が作成ユーザ情報となる。
また、制御装置11は、第2の格納方法において、さらに、リストアクセス記録データが供給されてからブックマークとともに認証通知データが供給されるまでに経過した時間(「経過時間」という)が閾値(例えば30分や1時間など)以下である場合に、その認証通知データが第1の認証通知データであると判断して格納を行ってもよい。これを第3の格納方法という。第3の格納方法では、認証通知データに記録されたアクセス先がリスト内アクセス先であり、且つ、経過時間が閾値以内である場合に、そのアクセス先が作成ユーザ情報となる。上述した例では、ユーザ装置20は、ブックマークリストからコンテンツにアクセスした場合に、リストページからアクセスしたコンテンツに表示を切り替えるものとしたが、ブラウザによっては、リストページを表示したまま別のページまたはタグ等でコンテンツを表示する場合がある。その場合にユーザがブックマークリストから複数のコンテンツにアクセスしてそれぞれブックマーク作成操作を行うと、制御装置11にリストアクセス記録データが供給され、そのあとブックマークとともに認証通知データが複数回供給されることになる。第3の格納方法によれば、第1蓄積部104は、ユーザがリストページにアクセスして閾値として定めた時間が経過するまでに作成されたリスト内アクセス先のコンテンツのブックマークは、ブックマークリストからアクセスしたコンテンツのブックマークであるとみなしてフラグを格納し、その時間を経過したあとに作成されたリスト内アクセス先のコンテンツのブックマークは、ブックマークリストからではなく、ユーザが直接URLを入力したり他のウェブページのリンクを経由したりしてアクセスしたコンテンツのブックマークであるとみなしてフラグを格納することができる。
さらに他の格納方法について述べる。例えば、ユーザ装置20が、過去にリストから或るコンテンツにアクセスし、且つ、そのコンテンツのブックマークを作成した場合に、その旨を示すフラグ(「第1フラグ」という。)を、そのコンテンツのアクセス先に対応付けて認証通知データに記録する。第1フラグは、リストからコンテンツにアクセスしたときにそのコンテンツのブックマークを作成しなくても、後になってそのコンテンツのブックマークを作成した場合でも記録される。その場合に、制御装置11は、供給された認証通知データに記録された最新のコンテンツのアクセス先に第1フラグが対応付けて記録されており、且つ、過去に供給されたリストアクセス記録データに記録されたアクセス先のブックマークリストのリスト内アクセス先である場合に、供給された認証通知データが第1の認証通知データであると判断してフラグを格納する(これを第4の格納方法という)。第4の格納方法では、認証通知データに第1フラグに対応付けて記録された最新のアクセス先が最新のリスト内アクセス先である場合に、そのアクセス先が作成ユーザ情報となる。第4の格納方法が用いられた場合、ブックマークリストを閲覧し、そのあとに例えばローカルなブックマークからブックマークリストに含まれるコンテンツを閲覧してブックマークを作成したユーザや、アクセス先を直接入力したり何らかのリンクをたどったりしてそのコンテンツを閲覧してブックマークを作成したユーザなどが、作成者数情報が示す人数に含まれることになる。
さらに他の格納方法について述べる。例えば、ユーザ装置20が、リストページにアクセスした場合に、ブックマークリストに含まれるコンテンツのうち、表示面に表示したもののアクセス先(以下「表示アクセス先」という。)を、そのリストページのアクセス先に対応付けて認証通知データまたはリストアクセス記録データに記録する。ユーザ装置20は、例えば、ブックマークリストデータと、そのスクロール位置等とに基づいて、表示アクセス先を判断する。制御装置11は、上記の各格納方法において、認証通知データまたはリストアクセス記録データに記録された表示アクセス先のみをリスト内アクセス先として、第1の認証通知データを判断してフラグを格納する(これを第5の格納方法という)。上記の各格納方法では、作成ユーザ情報はいずれもリスト内アクセス先を含んでいたが、第5の格納方法では、そのうちの表示アクセス先であるものだけが作成ユーザ情報となる。第5の格納方法が用いられた場合、ブックマークリストに含まれるコンテンツのブックマークを作成したユーザであっても、ユーザ装置20の表示面に表示されなかったもののブックマークを作成したユーザは、作成者数情報が示す人数に含まれないものとして扱われることになる。
「○」が対応付けられたブックマークは、ブックマークリストから(ブックマークリストを経由して)コンテンツにアクセスしたユーザによって作成されたものである。一方、「×」が対応付けられたブックマークは、ブックマークリストを経由しないでコンテンツにアクセスしたユーザによって作成されたものである。つまり、或るアクセス先に対応付けられた「○」の数は、ブックマークリストからそのアクセス先にアクセスしてそのアクセス先を示すアクセス先データを作成したユーザの人数、すなわち作成者の人数を表している。本実施形態においては、「○」というフラグが、上述した作成者数情報である。
なお、図7の例では、制御装置11は、アクセス先及びアクセス先データに対応付けてブックマークDB122にフラグを格納したが、アクセス先データだけに対応付けて格納してもよい。また、制御装置11は、同様のフラグをアクセス先だけに対応付けて他のデータベースに格納してもよいし、そのアクセス先のコンテンツを示す情報(例えばコンテンツのタイトル名)に対応付けて同様のフラグを格納してもよい。これらのアクセス先、アクセス先データ及びコンテンツを示す情報は、いずれもアクセス先に対応する情報である。このように、第1蓄積部104は、前述した第1情報を作成者数情報に対応付けて蓄積する。
第2蓄積部105は、アクセス先に対応する第1情報を、そのアクセス先を示すアクセス先データを含むリストを閲覧したユーザの人数を示す閲覧者数情報に対応付けて蓄積する第2蓄積手段である。第2蓄積部105は、制御装置11、記憶装置12及び通信装置13が協働して実現する機能であり、例えば次の方法でこの蓄積を行う。
制御装置11は、作成部101から供給されてくるブックマークリストデータに基づいて、図3に示す閲覧履歴DB123を更新する。詳細には、制御装置11は、ブックマークリストに含まれるブックマークが示すアクセス先を第1情報として、その第1情報に閲覧者数情報を対応付けて格納する。詳細には、制御装置11は、初めて格納するアクセス先の第1情報である場合には、その第1情報に対応付けて「1」という閲覧者数情報を格納し、既に格納されているアクセス先の第1情報を格納する場合には、その第1情報に対応付けられている閲覧者数情報に「1」を加算する。
なお、第2蓄積部105は、閲覧者数情報を格納する際、上述した第5の格納方法と同様の方法を用いてもよい。例えば、ユーザ装置20が表示アクセス先をリストページのアクセス先に対応付けて認証通知データに記録し、リストページの表示を終了したタイミングなどでブックマークサーバ装置10に送信する。制御装置11は、受信した認証通知データに記録されている表示アクセス先を第1情報として、上記同様に閲覧者数情報と対応付けて格納する。この格納方法が用いられた場合、ユーザ装置20の表示面に表示されたブックマークがアクセス先を示すコンテンツだけが、ユーザにより閲覧されたコンテンツとして扱われることになる。
図9は、閲覧履歴DB123に格納されているアクセス先及び閲覧者数情報の一例を示す表である。この表では、「www.aa・・・aa.html」、「www.bb・・・bb.html」及び「www.cc・・・cc.html」という「アクセス先」に、「20」、「100」及び「40」という「閲覧者数情報」が対応付けられている。なお、制御装置11は、上述した第1蓄積部104と同様に、アクセス先の代わりにアクセス先データやコンテンツを示す情報(すなわちアクセス先以外の第1情報)に対応付けて閲覧者数情報を格納してもよい。このようにして、第2蓄積部105は、第1情報を閲覧者数情報に対応付けて蓄積する。
算出部102は、本実施形態においては、第1蓄積部104及び第2蓄積部105がそれぞれ蓄積した情報に基づいて、作成部101により作成されたリスト(ブックマークリストのこと)からコンテンツのアクセス先にアクセスしてそのアクセス先を示すアクセス先データを作成したユーザを上述した第2のユーザとし、そのアクセス先を示すアクセス先データを含むリストを閲覧したユーザを第1のユーザとして、ユーザ割合を算出する。算出部102においては、制御装置11及び記憶装置12が協働してこの算出を行う。
制御装置11は、第1蓄積部104により蓄積された作成者数情報が示す人数を、その作成者数情報と対応するアクセス先が共通する第1情報に対応付けて第2蓄積部105に蓄積された閲覧者数情報が示す人数で除した値を、その第1情報が対応するアクセス先のコンテンツにおけるユーザ割合として算出する。この場合、作成者数情報が示す人数は、第2のユーザの人数を表し、閲覧者数情報が示す人数は、第1のユーザの人数を表す。
なお、対応するアクセス先が共通する第1情報とは、上記の例の他にも、例えば第1蓄積部104が第1情報としてアクセス先データを蓄積し、第2蓄積部105が第1情報としてコンテンツのタイトルを蓄積している場合であれば、第2蓄積部105により蓄積されているタイトルのうち、第1蓄積部104により蓄積されているアクセス先データが示すアクセス先でアクセスするコンテンツのタイトルということになる。算出部102は、このようにしてユーザ割合を算出し、算出したユーザ割合とユーザ割合を算出したコンテンツのアクセス先に対応する第1情報とを評価部103に供給する。
評価部103は、算出部102によりコンテンツ毎に算出されたユーザ割合に基づいて、アクセス先データが示すアクセス先(例えばブックマークが示すURL)によりアクセスされるコンテンツを評価する評価手段である。また、評価部103は、評価した結果を示す評価データを生成する。評価部103は、制御装置11及び記憶装置12が協働して実現する機能であり、例えば次の方法でこの評価及び生成を行う。記憶装置12は、ユーザ割合からコンテンツを評価するためのコンテンツ評価テーブルを記憶している。
図10は、コンテンツ評価テーブルの一例を示す表である。この表では、「0.05未満」、「0.05以上0.20未満」及び「0.20以上」という「ユーザ割合」に対して、「低」、「中」及び「高」という「コンテンツ評価」がそれぞれ対応付けられている。制御装置11は、算出部102により算出されたユーザ割合にコンテンツ評価テーブルにおいて対応するコンテンツ評価を、そのユーザ割合とともに供給された第1情報に対応するアクセス先のコンテンツの評価とする。
図11は、評価部103により生成された評価データの一例を示す表である。この表では、「www.aa・・・aa.html」、「www.bb・・・bb.html」、「www.cc・・・cc.html」、「www.dd・・・dd.html」、「www.ee・・・ee.html」及び、「www.ff・・・ff.html」という6つの「第1情報」が示されている。これら6つの「第1情報」のユーザ割合がそれぞれ「0.25」、「0.04」、「0.12」、「0.03」、「0.22」及び「0.07」だとすると、制御装置11は、コンテンツ評価テーブルにおいてこれらのユーザ割合に対応付けられている「高」、「低」、「中」、「低」、「高」及び「中」という「コンテンツ評価」を、各第1情報にそれぞれ対応付けた図11に示す評価データを生成する。
評価部103は、以上のとおり、算出部102により算出されたユーザ割合に基づいて各コンテンツを評価した結果を示す図11に示すような評価データを生成する。図11の例では、第1情報が「www.aa・・・aa.html」というコンテンツ(ユーザ割合が0.25)が、第1情報が「www.cc・・・cc.html」というコンテンツ(ユーザ割合が0.12)に比べて高く評価されている。このように、評価部103は、コンテンツを、そのコンテンツよりも算出部102により算出されるユーザ割合が小さいコンテンツに比べて高く評価する。
評価部103は、本実施形態においては、生成した評価データを作成部101に供給する。作成部101は、供給された評価データに基づいて、高く評価されたコンテンツのアクセス先を示すブックマークを上位に表した(つまり評価を反映した)ブックマークリストを作成する。
図12は、評価を反映したブックマークリストの一例を示す図である。図12では、ユーザ装置20の表示装置24に表示されたブックマークリストが示されている。図12(a)では、評価データが反映されていないブックマークリストC2が示されている。ブックマークリストC2では、ブックマークA11、A21、A31、A41、A51及びA61までの6つのブックマークがこの順番に並んでいる。これらのブックマークは、図11に示す第1情報に対応するアクセス先をそれぞれ示すものである。つまり、ブックマークA11、A21、A31、A41、A51及びA61がアクセス先を示すコンテンツの評価は、図11に示すように、「高」、「低」、「中」、「低」、「高」及び「中」となっている。ブックマークリストC3では、評価が「高」であるブックマークA11及びA51が上位に示され、その次に、評価が「中」であるブックマークA31及びA61が示され、最後に、評価が「低」であるブックマークA21及びA41が示されている。
[動作]
ブックマークサービス提供システム1は、以上の構成に基づき、上述した提供処理(コンテンツ評価情報及びブックマーク共有サービスを登録ユーザに提供するための処理)を行う。
図13は、提供処理における各装置の動作の一例を示すシーケンス図である。蓄積処理は、ユーザ装置20を所持するユーザが、ブラウザ30等から認証情報を入力することを契機に開始される。ユーザ装置20は、この入力が行われると、その認証情報の入力を受け付け、受け付けた認証情報を示すログインデータをブックマークサーバ装置10に送信する(ステップS11)。
ブックマークサーバ装置10は、ログインデータを受信すると、そのログインデータが示す認証情報に基づいて、登録ユーザの認証を行う(ステップS12)。ブックマークサーバ装置10は、登録ユーザを認証すると、上述した認証通知データをユーザ装置20に送信する(ステップS13)。次に、ブックマークサーバ装置10は、この例では、ブックマークリストを作成して(ステップS14)、作成したリストのアクセス先をユーザ装置20に通知する(ステップS15)。ステップS14及びS15は、作成部101が行う動作である。
続いて、ユーザ装置20が通知されたアクセス先にアクセスし、ブックマークサーバ装置10がブックマークリストデータを含むウェブページのデータをユーザ装置20に送信する(ステップS16)。ブックマークサーバ装置10は、ブックマークリストデータを送信すると、そのデータが示すブックマークリストに含まれるブックマークが示すアクセス先に対応する第1情報を、閲覧者数情報に対応付けて蓄積する(ステップS17)。ステップS17は、算出部102のうちの第2蓄積部105が行う動作である。
ユーザ装置20は、ステップS14においてブックマークリストデータを受信すると、そのデータが示すブックマークリストを表示して(ステップS18)、ブックマークリストのアクセス先の履歴を認証通知データに記録する(ステップS19)。ここで、ユーザがブックマークリストに含まれているブックマークのいずれかを選択すると、ユーザ装置20は、そのブックマークが示すアクセス先にアクセスし、コンテンツを取得する(ステップS20)。ユーザ装置20は、取得したコンテンツを表示して(ステップS21)、そのコンテンツのアクセス先履歴を認証通知データに記録する(ステップS22)。
ここで、ユーザがブックマーク作成操作(図6に示すメニューB2の「ブックマーク作成」を選択する操作)を行うと、ユーザ装置20は、ブックマーク作成操作を受け付けて(ステップS23)、この操作を受け付けたときに表示しているコンテンツのブックマークを生成する(ステップS24)。そして、ユーザ装置20は、生成したブックマークを記憶し(ステップS25)、さらに、そのブックマークを認証通知データとともにブックマークサーバ装置10に送信する(ステップS26)。次に、ブックマークサーバ装置10は、受信したブックマークを蓄積する(ステップS27)。ステップS27は、作成部101が行う動作である。また、ブックマークサーバ装置10は、ブックマークが示すアクセス先に対応する第1情報と、そのブックマークとともに受信した認証通知データが示すアクセス先に応じたフラグ(この例では「○」というフラグ)とを、ブックマークに対応付けて蓄積する(ステップS28)。ステップS28は、算出部102のうちの第1蓄積部104が行う動作である。以上が提供処理における各装置の動作である。
図13に示す提供処理において、ユーザ装置20は、ステップS20におけるコンテンツを取得する動作を、ブックマークリストに含まれるブックマークを選択する操作以外の操作に基づいて行ってもよい。その場合、ブックマークサーバ装置10に送信される認証通知データが示すアクセス先の履歴は、ブックマークリストを経由しないでアクセスしたコンテンツであることを示すことになる。従って、ブックマークサーバ装置10は、ステップS28において、「×」というフラグを蓄積する。
ウェブサーバ装置40が提供するウェブページのようなコンテンツを評価する場合に、そのコンテンツのアクセス先を示すアクセス先データ(例えばブックマーク)の数が多いものを、その数が少ないものに比べて高く評価するという方法がある。しかし、アクセス先データの数が多いコンテンツであっても、そのアクセス先データを閲覧したがアクセス先データを作成しなかったユーザのほうがずっと多い場合がある。反対に、アクセス先データの数が少ないコンテンツであっても、そのアクセス先データを閲覧したユーザのほとんどがアクセス先データを作成している場合がある。前述した方法では、前者のコンテンツのほうが後者のコンテンツに比べて高く評価されてしまう。
ブックマークリストを閲覧したユーザ(「リスト閲覧者」という。)と、コンテンツを閲覧したユーザ(「コンテンツ閲覧者」という。)と、ブックマークを作成したユーザ(「作成者」という。)との間には、次のような関係がある。
図14は、或るコンテンツにおけるリスト閲覧者、コンテンツ閲覧者及び作成者の関係の一例を示す図である。この例では、リスト閲覧者の人数をE1、コンテンツ閲覧者の人数をE2、リスト及びコンテンツを連続して閲覧したユーザ(「連続閲覧者」という。)の人数をE3、リスト及びコンテンツを非連続で閲覧したユーザ(「非連続閲覧者」という。)の人数をE4と示している。また、作成者のうち、リスト閲覧者でないユーザ(「リスト非閲覧作成者」という。)の人数をE5、リスト閲覧者であるユーザ(「リスト閲覧作成者」という。)の人数をE6と示している。さらに、リスト閲覧作成者のうち、連続閲覧者であるユーザの人数をE7、非連続閲覧者であるユーザの人数をE8と示し、連続閲覧者のうち、作成者でないユーザの人数をE9と示している。
本実施形態では、E1人のユーザ(すなわちリスト閲覧者)に対するE7人のユーザ(すなわちリストからコンテンツを閲覧した作成者)の割合に基づいて、そのコンテンツを評価する。こうして算出されるユーザ割合は、リストを閲覧したがブックマークを作成しなかったユーザ(E1−E6人のユーザ)が多いほど値が小さくなりやすい。つまり、リストを閲覧したがブックマークを作成しなかったユーザがどの程度いたかということも踏まえて評価している。このような本実施形態によれば、ユーザがアクセス先データを作成しなかったことも反映してコンテンツを評価することができる。
また、本実施形態では、非連続閲覧者がブックマークを作成しても、すなわち図14におけるE8の人数が増えても、ユーザ割合が増加しない。このユーザ割合は、ブックマークリストを閲覧したユーザがブックマークのコンテンツを閲覧するほどにコンテンツに関心を持ち、そうしてコンテンツを閲覧したユーザがブックマークを作成するほどにコンテンツに関心を持った場合にだけ増加する。このような本実施形態では、ブックマークに含まれるコンテンツの一部を評価するために、対象となる作成者を絞り込み、絞り込んだ作成者によるコンテンツの評価が、そのコンテンツの一部の評価に用いられることになる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態について、以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。第1実施形態では、ブックマークリストを閲覧したユーザを閲覧者としたが、第2実施形態では、ブックマークリストからアクセスしたコンテンツを閲覧したユーザを閲覧者とする。
本実施形態の第2蓄積部105は、アクセス先に対応する上述した第1情報を、そのアクセス先を示すアクセス先データを含むリスト(例えばブックマークリスト)からそのアクセス先にアクセスしてコンテンツを閲覧した閲覧者数情報に対応付けて蓄積する。
ユーザ装置20は、例えば、図13に示すステップS19においてアクセス先の履歴を記録したあと、次にアクセス先の履歴を記録したときに、認証通知データをブックマークサーバ装置10に送信する。図13の例では、ユーザ装置20は、ステップS22の動作を行ったあとに認証通知データを送信する。第2蓄積部105は、ステップS17で閲覧者数情報を蓄積する代わりに、ユーザ装置20から認証通知データが送信されてきたときに、その認証通知データが上述した第1の認証通知データ(作成ユーザ情報が記録された認証通知データ)及び第2の認証通知データ(作成ユーザ情報が記録されていない認証通知データ)のいずれであるかを、第1実施形態の第1蓄積部104と同様の方法で判断する。
そして、第2蓄積部105は、第1の認証通知データであると判断した場合に、その認証通知データに記録された最も新しいアクセス先に対応する第1情報を、そのアクセス先のコンテンツを閲覧した閲覧者数情報と対応付けて閲覧履歴DB123に格納する。詳細には、第2蓄積部105は、第1実施形態と同様に、初めて格納するアクセス先の第1情報である場合には、その第1情報に対応付けて「1」という閲覧者数情報を格納し、既に格納されているアクセス先の第1情報を格納する場合には、その第1情報に対応付けられている閲覧者数情報に「1」を加算する。
本実施形態の算出部102は、作成部101により作成されたリスト(ブックマークリスト)からコンテンツのアクセス先にアクセスしてそのアクセス先を示すアクセス先データを作成したユーザを第2のユーザとし、そのアクセス先を示すアクセス先データを含むリストからそのアクセス先にアクセスしてコンテンツを閲覧したユーザを第1のユーザとして、そのコンテンツにおけるユーザ割合を算出する。詳細には、算出部102は、第1実施形態と同様に、第1情報に対応付けて第1蓄積部104に蓄積されている作成者数情報が示す人数を、その第1情報と対応するアクセス先が共通する第1情報に対応付けて第2蓄積部105に蓄積されている閲覧者数情報が示す人数で除した値を、その第1情報が対応するアクセス先の前記コンテンツにおけるユーザ割合として算出する。これにより、ブックマークリストからコンテンツにアクセスしてそのコンテンツを閲覧したユーザ(第1のユーザ)のうち、そのコンテンツのアクセス先を示すアクセス先データを作成したユーザ(第2のユーザ)の割合がユーザ割合として算出される。
本実施形態では、図14に示すE3人のユーザ(すなわち連続閲覧者)に対するE7人のユーザ(すなわちリストからコンテンツを閲覧した作成者)の割合に基づいて、そのコンテンツを評価する。こうして算出されるユーザ割合は、連続閲覧者のうちブックマークを作成しなかったユーザ(E9人のユーザ)の割合も表すことになる。このような本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、ユーザがアクセス先データを作成しなかったことも反映してコンテンツを評価することができる。また、本実施形態では、ユーザ割合の分母となる人数のユーザが連続閲覧者、すなわちコンテンツを閲覧したユーザであるため、全員がコンテンツの内容を確かめた上でブックマークを作成するか否かを判断したことになる。このような本実施形態によれば、ブックマークに含まれるコンテンツの一部と、コンテンツそのものの両方が評価されることになる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態について、以下、第1及び第2実施形態と異なる点を中心に説明する。第3実施形態では、コンテンツのブックマークを作成したユーザの全員(図14のリスト非閲覧作成者+リスト閲覧作成者)を作成者として、そのコンテンツを閲覧したユーザの全員(図14のコンテンツ閲覧者)を閲覧者とする。
本実施形態の第1蓄積部104は、アクセス先に対応する第1情報を、そのアクセス先を示すアクセス先データを作成したユーザの人数を示す作成者数情報に対応付けて蓄積する。
第1蓄積部104は、例えば、図13に示すステップS26においてユーザ装置20からブックマークが送信されてくると、ブックマークDB122に、そのブックマークが示すアクセス先に対応する第1情報と、そのアクセス先を示すブックマークを作成したユーザ(作成者)の人数を示す作成者数情報とを対応付けて蓄積する。第1蓄積部104は、例えば、ブックマークそのものを、作成者の人数を示す作成者数情報として格納する。こうして第1情報に対応付けて格納されるブックマークは、その第1情報に対応するアクセス先を示すアクセス先データを作成したユーザの人数を示している。このようにして、第1蓄積部104は、第1情報を本実施形態における作成者の人数を示す作成者数情報に対応付けて蓄積する。
本実施形態では、ユーザ装置20は、例えば、コンテンツにアクセスする度に、認証通知データをブックマークサーバ装置10に送信する。第2蓄積部105は、この認証通知データを受信すると、認証通知データが示すアクセス先に対応する第1情報を、そのアクセス先のコンテンツを閲覧したユーザの人数を示す閲覧者数情報に対応付けて、閲覧履歴DB123に格納する。第2蓄積部105は、詳細には、初めて格納するアクセス先の第1情報である場合には、その第1情報に対応付けて「1」という閲覧者数情報を格納し、既に格納されているアクセス先の第1情報を格納する場合には、その第1情報に対応付けられている閲覧者数情報に「1」を加算する。このようにして、第2蓄積部105は、第1情報を本実施形態における閲覧者の人数を示す閲覧者数情報に対応付けて蓄積する。
算出部102は、コンテンツのアクセス先を示すアクセス先データを作成したユーザを第2のユーザとし、そのアクセス先でアクセスするコンテンツを閲覧したユーザを第1のユーザとして、そのコンテンツにおけるユーザ割合を算出する。詳細には、算出部102は、第1及び第2実施形態と同様に、第1情報に対応付けて第1蓄積部104に蓄積されている作成者数情報が示す人数を、その第1情報と対応するアクセス先が共通する第1情報に対応付けて第2蓄積部105に蓄積されている閲覧者数情報が示す人数で除した値を、その第1情報が対応するアクセス先の前記コンテンツにおけるユーザ割合として算出する。これにより、コンテンツを閲覧したユーザ(第1のユーザ)のうち、そのコンテンツのアクセス先を示すアクセス先データを作成したユーザ(第2のユーザ)の割合がユーザ割合として算出される。
本実施形態では、図14に示すE2人のユーザ(すなわちコンテンツ閲覧者)に対するE5+E6人のユーザ(すなわち作成者全体)の割合に基づいて、そのコンテンツを評価する。こうして算出されるユーザ割合は、コンテンツ閲覧者のうちブックマークを作成しなかったユーザ(E2−E5−E6人のユーザ)の割合も表すことになる。このような本実施形態によれば、第1及び第2実施形態と同様に、ユーザがアクセス先データを作成しなかったことも反映してコンテンツを評価することができる。また、本実施形態によれば、ブックマークリストを閲覧しているか否かに関わらず、コンテンツを閲覧したユーザのうち、どれだけの割合のユーザがブックマークを作成するほどにそのコンテンツに関心を持ったかということを把握することができる。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態について、上記の各実施形態と異なる点を中心に説明する。本実施形態では、ユーザ割合の算出における閲覧者数情報及び作成者数情報として、登録ユーザの識別情報が用いられる。
本実施形態の第1蓄積部104は、図7に示すフラグの代わりに、各ブックマークを作成したユーザの識別情報をブックマークDBに格納する。以下では、まず、第1実施形態における作成者及び閲覧者によるユーザ割合が算出される場合について説明する。
図15は、本実施形態のブックマークDB122aに格納されているデータの一例を示す表である。この表では、「第1情報」、「ブックマーク」及び「識別情報」がそれぞれ対応付けられている。第1蓄積部104は、図13に示すステップS28において、前述したフラグを格納する代わりに、ステップS26において送信されてきた認証通知データが示す識別情報を格納する。このとき、第1蓄積部104は、フラグを格納するときと同様に、第1の認証通知データであると判断した場合には識別情報を格納し、第2の認証通知データであると判断した場合には識別情報を格納しない。これにより、図15に示すように、第1情報に対応付けられた識別情報がブックマークDB122aに格納される。
第2蓄積部105は、閲覧者数情報として、図9に示す人数そのものに代えて、閲覧者の識別情報を蓄積する。ユーザ装置20は、図13に示すステップS16においてブックマークリストを含むウェブページにアクセスするときに、認証通知データ(図13の例では第2の認証通知データ)をブックマークサーバ装置10に送信する。第2蓄積部105は、ステップS17において、ステップS16で受信した認証通知データが示す識別情報を、同じくステップS16でユーザ装置20に提供されたブックマークリストに含まれるブックマークの第1情報に対応付けて閲覧履歴DBに格納する。
図16は、本実施形態の閲覧履歴DB123aに格納されているデータの一例を示す表である。この表では、「第1情報」及び「識別情報」が対応付けられている。
算出部102は、例えば、第1蓄積部104に蓄積されている作成者数情報である識別情報の数を作成者の人数とし、第2蓄積部105に蓄積されている閲覧者数情報である識別情報の数を閲覧者の人数として、ユーザ割合を算出する。この場合、上述した第1実施形態と同様のユーザ割合が算出されることになる。
次に第2実施形態における作成者及び閲覧者によるユーザ割合が算出される場合について説明する。この場合、第1蓄積部104は、上記同様の蓄積を行う。第2蓄積部105は、第2実施形態で述べたようにユーザ装置20から送信されて認証通知データが第1及び第2の認証通知データのいずれであるかを判断する。そして、第2蓄積部105は、第1の認証通知データであると判断した場合に、その認証通知データに記録された最も新しいアクセス先に対応する第1情報を、その認証通知データが示す識別情報に対応付けて蓄積する。これにより、第2実施形態における閲覧者(ブックマークリストからアクセスしたコンテンツを閲覧したユーザ)の人数を示す閲覧者数情報が蓄積される。算出部102は、上記同様の算出を行う。
次に第3実施形態における作成者及び閲覧者によるユーザ割合が算出される場合について説明する。この場合、第1蓄積部104は、ステップS28において、第1の認証通知データであるか否かに関係なく、ステップS26において送信されてきた認証通知データが示す識別情報を全て格納する。これにより、第3実施形態における作成者(コンテンツのブックマークを作成したユーザ全員)の人数を示す閲覧者数情報が蓄積される。第2蓄積部105は、第3実施形態で述べたようにユーザ装置20からコンテンツにアクセスする度に送信されてくる認証通知データを受信すると、認証通知データが示すアクセス先に対応する第1情報を、その認証通知データが示す識別情報に対応付けて蓄積する。これにより、第3実施形態における閲覧者(コンテンツを閲覧したユーザ全員)の人数を示す閲覧者数情報が蓄積される。この場合も、算出部102は、上記同様の算出を行う。
算出部102は、以上で述べた例のいずれにおいても、1人のユーザが同じアクセス先のブックマークを繰り返し作成したり、同じブックマークを含むブックマークリストを閲覧したりして、第1及び第2のユーザとして重複することがあっても、そのまま延べの人数を用いてユーザ割合を算出した。算出部102は、これに限らず、上記のように識別情報を用いてユーザ割合を算出する場合には、これらの識別情報のうち、重複しているものを1人分の作成者または閲覧者とみなしてユーザ割合を算出してもよい。この場合、同じユーザが何度も同じコンテンツを閲覧したり、誤って(または意図的に)同じコンテンツのブックマークを作成したりした場合のそのユーザによる影響を除いた正味の人数によるユーザ割合が算出される。例を挙げれば、例えば1人で同じコンテンツのブックマークを100個作成してそのコンテンツの評価を高めるということができなくなる。このように、本実施形態によれば、識別情報を用いることで、正味の人数によるコンテンツの評価を行うことができる。
[第5実施形態]
本発明の第5実施形態について、以下、上記の各実施形態と異なる点を中心に説明する。第5実施形態では、或るユーザにとってのコンテンツにおけるユーザ割合を算出する場合に、その或るユーザと属性が近似する第1及び第2のユーザに重みを付けてユーザ割合を算出する。ここでいう属性が互いに近似するとは、例えば、属性が互いに一致することである。なお、属性が互いに一致する場合に加えて、互いに類似する場合も含めて近似としてもよい。この場合、ブックマークサービス提供システム1においては、互いに類似する属性の組み合わせが予め決められる。このシステムでは、例えば、「神経内科」と「神経外科」とが類似する属性として決められている。「神経内科」を属性とするユーザにとって、「神経外科」を属性とするユーザは、扱う専門的な知識が他の診療科を属性とするユーザに比べて近いことから、閲覧するコンテンツやブックマークを作成するコンテンツの傾向(以下「コンテンツ傾向」という。)が近くなりやすいと考えられる。ブックマークサービス提供システム1においては、このようにコンテンツ傾向が近くなりやすい属性同士が、互いに類似する属性として決められることが望ましい。
図17は、本実施形態のブックマークサーバ装置10aが実現する機能構成を示す図である。ブックマークサーバ装置10aは、図5に示す各部に加え、取得部106を備える。
取得部106は、ユーザの属性を取得する取得手段である。取得部106は、図3に示す制御装置11、記憶装置12及び通信装置13が協働して実現する機能であり、例えば次の方法でこの取得を行う。本実施形態の記憶装置12は、図18に示す登録ユーザDB121を記憶している。
図18は、本実施形態の登録ユーザDB121aに格納されているデータの一例を示す表である。この表では、図7に示した各「識別情報」に対して、「パスワード」の他に、「属性」が対応付けられている。この例では、「診療科」、「学会」及び「年代」が属性として識別情報に対応付けられている。例えば、「ID001」という「識別情報」に対しては、「神経外科」という「診療科」と、「α学会」という「学会」と、「40代」という「年齢」とが対応付けられている。同様に、「ID002」に対しては、「循環器科」、「β学会」及び「20代」という「属性」が対応付けられ、「ID003」に対しては、「精神科」、「δ学会」及び「20代」という「属性」が対応付けられている。
本実施形態では、ブックマークサーバ装置10は、認証通知データに識別情報を書き込んでユーザ装置20に送信する。制御装置11は、認証された状態のユーザ装置20から送信されてきた認証通知データが示す識別情報に、登録ユーザDB121aにおいて対応付けられている属性を、その識別情報により識別されるユーザの属性として取得する。例えば、「ID002」という識別情報を示す認証通知データが送信されてきた場合は、制御装置11は、「循環器科」、「β学会」及び「20代」という属性を取得する。取得部106は、このようにして上記の取得を行い、取得した属性を示す属性データを、算出部102から要求された場合に算出部102に対して供給する。
本実施形態の算出部102は、或るユーザにとってのコンテンツにおけるユーザ割合を算出する場合に、その或るユーザと取得部106により取得される属性が近似する第1及び第2のユーザに重みを付けて、ユーザ割合を算出する。ここでいう或るユーザとは、例えば、ブックマークリストを要求したユーザや算出部102が選択したユーザなどである。算出部102は、例えば、或るタイミング(決められた日時や時間の間隔)で、全体または一部の登録ユーザを或るユーザとして順次選択して、各コンテンツのユーザ割合をまとめて算出する。以下では、ブックマークリストを要求したユーザが或るユーザである場合について説明する。
第1実施形態に対応する場合について説明する。算出部102は、図13に示すステップS26においてブックマークが認証通知データとともに送信されてきたときに、送信されてきた認証通知データが示す識別情報に対応する属性を取得部106に要求する。また、算出部102は、例えば図16に示す閲覧履歴DB123aに互いに対応付けて格納されている第1情報及び識別情報を抽出し、それらの識別情報に対応付けて例えば図18に示す登録ユーザDB121aに格納されている属性を抽出する。こうして抽出される識別情報は、第1実施形態における第1のユーザを識別する識別情報である。また、算出部102は、例えば図15に示すブックマークDB122bに互いに対応付けて格納されている第1情報及び識別情報を抽出する。こうして抽出される識別情報は、第1実施形態における第2のユーザを識別する識別情報である。以下では、閲覧履歴DB123aから抽出される識別情報とブックマークDB122bから抽出される識別情報とを区別するために、前者を「第1の識別情報」といい、後者を「第2の識別情報」というものとする。
図19は、算出部102が抽出した第1情報、第1の識別情報、第2の識別情報及び属性の一例を示す表である。この表では、「www.aa・・・aa.html」という第1情報に対応付けて「ID015」、「ID047」、「ID026」及び「ID039」という第1の識別情報と、「ID015」及び「ID047」という第2の識別情報とが対応付けられている。「ID015」という識別情報には、「神経内科」、「α学会」及び「30代」という属性が対応付けられている。また、「ID047」には「神経外科」、「α学会」及び「40代」という属性が、「ID026」には「産婦人科」、「ε学会」及び「40代」という属性が、「ID039」には「消化器科」、「γ学会」及び「20代」という属性が対応付けられている。また、「www.bb・・・bb.html」という第1情報に対応付けて「ID017」、「ID003」、「ID011」、「ID024」及び「ID008」という第1の識別情報と、「ID017」、「ID003」及び「ID011」という第2の識別情報とが対応付けられている。「ID017」には「小児科」、「η学会」及び「40代」という属性が、「ID003」には「精神科」、「δ学会」及び「20代」という属性が対応付けられている。また、「ID011」には「心療内科」、「α学会」及び「30代」という属性が、「ID024」には「循環器科」、「β学会」及び「40代」という属性が、「ID008」には「胸部外科」、「ω学会」及び「50代」という属性が対応付けられている。
算出部102は、図19に示すように属性が複数ある場合に、例えば、前述した或るユーザと取得部106により取得される属性が近似する第1及び第2のユーザに対して、近似する属性(以下「近似属性」という。)の種類に応じた重みを付けて、ユーザ割合を算出する。例えば、算出部102は、属性が近似する場合には、「診療科」、「学会」及び「年代」という各属性の種類に対して、「1.5」、「1.2」及び「1.3」という重みを付け、属性が近似していない場合は、属性の種類に関係なく「0.5」という重みを付ける。算出部102は、この重みを反映したユーザ割合を算出するために、第1及び第2のユーザの各属性の重みの合計を算出する。この重みの合計は、或るユーザとそのユーザとの属性の関係の強さを表す指標(以下「関係指標」という。)を表している。
図20は、ユーザ毎の関係指標の一例を示す表である。この例では、図18に示す「ID001」が或るユーザの識別情報であるものとする。つまり、或るユーザの属性は、「神経外科」、「α学会」及び「40代」である。この表では、この或るユーザの属性に基づいて、図19に示す例において算出部102が算出する関係指標が示されている。算出部102は、「ID015」であれば、近似属性である診療科及び学会の重み(1.5及び1.2)と、近似属性でない年代の重み(0.5)を合計した3.2を関係指標として算出する。また、算出部102は、「ID039」であれば、全ての属性が近似属性ではないため、0.5×3=1.5を関係指標として算出する。算出部102は、或る第1情報に対応付けられた第1の識別情報について算出した関係指標の総計に対する、同じ第1情報に対応付けられた第2の識別情報について算出した関係指標の総計の割合を、その第1情報が対応するアクセス先のコンテンツにおけるユーザ割合として算出する。算出部102は、例えば、「www.aa・・・aa.html」というアクセス先のコンテンツ(コンテンツAという)におけるユーザ割合として、(3.2+4.0)÷(3.2+4.0+2.3+1.5)=0.65を算出する。
また、算出部102は、「www.bb・・・bb.html」というアクセス先のコンテンツ(コンテンツBという)におけるユーザ割合として、(2.3+1.5+2.2+2.3+1.5)÷(2.3+1.5+2.2)=0.61を算出する。この場合、評価部103は、識別情報が「ID001」であるユーザにとって、コンテンツBに比べてユーザ割合が大きいコンテンツAを高く評価する。上記のような重み付けがされない場合、コンテンツAにおける第1のユーザが4人で第2のユーザが2人であるため、ユーザ割合は2÷4=0.5となる。また、ユーザBにおける第1のユーザが5人で第2のユーザが3人であるため、ユーザ割合は3÷5=0.6となる。この場合は、評価部103は、識別情報が「ID001」であるユーザにとって、コンテンツAに比べてユーザ割合が大きいコンテンツBを高く評価する。このように、算出部102が重み付けをしてユーザ割合を算出することで、第1及び第2のユーザの人数からユーザ割合を算出する場合とは異なる評価をすることができる。
特に、複数の種類の属性のうち、ユーザ同士の属性が近似する場合にそれらのユーザが評価するコンテンツの傾向が近くなるもの(上記の例でいえば診療科)ほど重みを付けることで、コンテンツの傾向が近くなりやすいユーザほどユーザ割合に与える影響を大きくすることができる。ここでいうユーザ割合に与える影響とは、そのユーザが第1または第2のユーザである場合とない場合とで、ユーザ割合が変化する度合いのことである。また、上述したように属性の種類に応じた重み付けを行う場合、例えば近似属性の数が同じユーザ同士であっても、それらの近似属性の種類が異なる場合に、それらのユーザがユーザ割合に与える影響を異ならせることができる。
なお、算出部102は、上記のように近似属性の種類に応じた重みとは異なる重みを付けてユーザ割合を算出してもよい。例えば、算出部102は、前述した或るユーザと取得部106により取得される属性が近似する第1及び第2のユーザに対して、近似属性の数に応じた重みを付けてユーザ割合を算出する。その場合、算出部102は、例えば、近似属性が1つのユーザの関係指標を「1」、近似属性が2つのユーザの関係指標を「3」、3つのユーザの関係指標を「5」と算出する、といった具合である。この場合、近似属性の数が増えるほど、関係指標が大きくなる度合いも増加することになり、近似属性の数が多いユーザほどより大きな影響をユーザ割合に与えるようにすることができる。また、算出部102は、近似属性の数が1つ、2つ及び3つの場合に、関係指標を例えば「1」、「1.5」及び「1.8」と算出してもよい。この場合、近似属性の数が増えるほど、関係指標が大きくなる度合いが減少することになり、近似属性の数が多いユーザがユーザ割合に与える影響を小さくすることができる。
また、算出部102は、或るユーザと取得部106により取得される属性が近似する第1及び第2のユーザに対して、属性の近似度に応じた重みを付けてユーザ割合を算出してもよい。算出部102は、例えば、属性同士が一致する場合には「1.5」の重みを付け、属性同士が類似する場合には「1.0」の重みを付ける。この近似度は、属性が類似する度合いに応じて複数の段階で決められていてもよい。例えば、「神経外科」に対して、「神経外科」の近似度が最も大きく、それに次いで「神経内科」、その次に「心療内科」及び「精神科」の順に近似度が小さくなっていくという具合である。この場合、例えば近似属性の数も種類も同じユーザ同士であっても、それらの近似属性の近似度が異なる場合に、それらのユーザがユーザ割合に与える影響を異ならせることができる。
また、算出部102は、上述した近似属性の関係(近似属性の種類、数及び近似度)に基づく各重み付けを組み合わせてユーザ割合を算出してもよい。その場合、算出部102は、各重み付けをして求められる作成者数及び閲覧者数をそのまま総計して、総計した作成者数を閲覧者数で除した値をユーザ割合として算出してもよいし、各重み付けをして求められる作成者数及び閲覧者数から各々のユーザ割合を算出し、それらを合計したものをユーザ割合として算出してもよい。要するに、算出部102は、上記の各重み付けを反映したユーザ割合を算出することができるのであれば、どのような方法でユーザ割合を算出してもよい。
ここまでは第1実施形態に対応する場合について説明したが、第2及び第3実施形態に対応する場合は、算出部102が、それぞれの実施形態においてブックマークDBに格納されている第1の識別情報と閲覧履歴DBに格納されている第2の識別情報とを抽出することで、各実施形態に対応するユーザ割合を算出することができる。
なお、上記の例では、算出部102は、或るユーザと属性が近似するユーザと近似しないユーザとの両方を第1及び第2のユーザとしてユーザ割合を算出したが、属性が近似するユーザだけを第1及び第2のユーザとしてユーザ割合を算出してもよい。これにより、或るユーザと属性が近似するユーザだけによる、ブックマークに含まれるコンテンツの一部やコンテンツそのものの評価を行うことができる。
本実施形態によれば、或るユーザにとってのコンテンツにおけるユーザ割合を算出する場合に、その或るユーザと属性が近似するユーザのユーザ割合に対する影響を、属性が近似しないユーザに比べて大きくすることができる。また、或るユーザと属性が近似するユーザ同士でも、算出される関係指標に応じて、ユーザ割合に対する影響を異ならせることができる。言い換えると、本実施形態によれば、或るユーザと属性が近似するか否かということと、或るユーザとの近似属性の関係の強さとを反映させて、ブックマークに含まれるコンテンツの一部やコンテンツそのものの評価を行うことができる。
[変形例]
上述した各実施形態は、本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、上述した各実施形態及び以下に示す各変形例は、必要に応じて組み合わせて実施してもよい。
(変形例1)
算出部102は、上述した各実施形態では、第1蓄積部104及び第2蓄積部105を備え、ブックマークDBや閲覧履歴DBに格納されたデータを用いてユーザ割合を算出したが、これらの蓄積部を備えていなくてもよい。この場合、算出部102は、例えば、ユーザ装置20から送信されてくる認証通知データを記憶しておき、ユーザ割合を算出するときに、記憶してある認証通知データに記録されているリストページのアクセス先やリスト内アクセス先から第1及び第2の認証通知データの判断を行い、第1の認証通知データと判断したものの数を作成者数として計数する。また、算出部102は、作成部101から供給されてくるブックマークリストデータを記憶しておき、ユーザ割合を算出するときに、或るアクセス先を示すブックマークが、記憶してあるブックマークリストに含まれている数をそのアクセス先を含むブックマークリストの閲覧者数として計数する。算出部102は、こうして計数した作成者数を閲覧者数で除した値をユーザ割合として算出する。
なお、算出部102は、上述したリストアクセス記録データがユーザ装置20から送信されてくる場合には、そのデータも記憶しておき、記憶してある認証通知データとともにリストアクセス記録データも用いて上記の計数を行えばよい。また、算出部102は、ユーザ割合を算出するにあたり、作成者の人数及び閲覧者の人数を用いるだけでなく、第5実施形態で述べたような関係指標という値を算出して用いてもよいし、リストページやコンテンツへのアクセス数という値を用いてもよい。算出部102は、要するに、どのようなデータや値を用いてもよいので、第1のユーザに対する第2のユーザの割合(ユーザ割合)を算出するものであればよい。
(変形例2)
ユーザ装置20は、上述した各実施形態では、認証通知データを介してアクセス先や識別情報をブックマークサーバ装置10に通知したが、これ以外の方法でこれらの情報を通知してもよい。ユーザ装置20は、例えば、ブラウザ30の追加機能や専用のアプリを実行することで、これらの情報を示すデータを各実施形態で述べたタイミングでブックマークサーバ装置10に送信する。また、ユーザ装置20は、これらの追加機能や専用のアプリを実行することで、ブックマークサーバ装置10からブックマークリストを取得してもよい。この場合、ユーザ装置20は、全てのアクセス先を通知するのではなく、ブックマークリストを取得した旨を通知したり、ブックマークリストからコンテンツにアクセスした旨とそのコンテンツのアクセス先とを対応付けて通知したりすることができる。
(変形例3)
図17に示す取得部106は、上述した第4実施形態では、ブックマークサーバ装置10が記憶する登録ユーザDB121aに格納されている属性に基づいてユーザの属性を取得したが、これには限らない。例えば、ユーザ装置20がユーザの属性をそのユーザの識別情報に対応付けて記憶しておき、ブックマークサーバ装置10に認証通知データを送信する際、その認証通知データが示す識別情報に対応付けて記憶している属性を示す属性データを、ともに送信するようにしてもよい。この場合、算出部102は、ともに送信されてくる認証通知データ及び属性データを対応付けて記憶しておき、識別情報及び属性を対応付けたデータとして蓄積しておいてもよいし、或る識別情報の属性が必要なときに、その識別情報で認証しているまたは前回認証したユーザ装置20に対して属性を要求してもよい。
ユーザの属性は、内容が変更されることがあるため、登録ユーザDB121aに格納しておくと、各ユーザの属性に変更があったときに、その変更内容を示すデータをユーザ装置20からブックマークサーバ装置10に送信させるなどして登録ユーザDB121aに反映させなければならない。これに対し、本変形例では、ユーザ装置20側で属性を変更しておけば、その後ユーザ装置20から認証通知データが送信されることで、取得部106が最新の属性を取得することができる。
(変形例4)
算出部102は、上述した第5実施形態では、ユーザ割合を算出するときに関係指標も算出したが、これに限らず、関係指標を予め算出しておいてもよい。算出部102は、例えば、ユーザを登録したときに、そのユーザと他のユーザとの関係指標を算出し、関係指標を算出したユーザの組み合わせに対応付けて記憶しておく。また、算出部102は、この算出を、決められた時刻(例えば毎週日曜日の0時など)や決められた時間の間隔(1週間毎など)で行ってもよく、その際、関係指標を算出していないユーザ及び属性が変更されたユーザのみについて算出を行ってもよい。このように算出部102が予め関係指標を算出しておくことで、ユーザ割合の算出時に関係指標を算出する場合に比べて、短い時間でユーザ割合を算出することができる。
(変形例5)
評価部103は、上述した各実施形態では、図10に示すテーブルを用いて図11に示すような3段階でコンテンツ評価が示された評価データを生成したが、これには限らない。評価部103は、例えば、2段階または4段階以上のコンテンツ評価を示す評価データを生成してもよい。また、評価部103は、段階で表されるコンテンツ評価ではなく、算出部102により算出されたユーザ割合の値そのもの、またはその値を加工した値をコンテンツ評価を表す値としてもよい。例えば、評価部103は、ユーザ割合に100を乗算した値をコンテンツ評価を表す値とする。この場合、評価部103は、値が0である場合に最も評価が低く、値が100である場合に最も評価が高い評価データであって、算出されたユーザ割合が大きくなるほど評価が高くなる評価データを生成する。
(変形例6)
評価部103は、上述した第1及び第2実施形態では、生成した評価データを作成部101に供給したが、これに限らず、そのままユーザ装置20に送信してもよい。この場合、ユーザ装置20は、例えば、作成部101から送信されてきたブックマークリストに含まれるブックマークの並び順を、評価部103から送信されてきた評価データに基づいて変更する。詳細には、ユーザ装置20は、評価データにおいて評価の高いコンテンツのアクセス先を示すブックマークほど、ブックマークリストにおいて上位に来るように並び順を変更する。また、ユーザ装置20は、並び順を変更するのに加え、または代わりに、各コンテンツの評価結果を示す画像を、そのコンテンツのアクセス先を示すブックマークとともに表示してもよい。ここでいう画像とは、例えば、評価結果を示す文字列や、評価結果を「○」、「△」及び「×」といった記号や絵に置き換えた画像などである。要するに、評価部103は、評価した結果をユーザが把握可能なように評価データを提供すればよい。
(変形例7)
本発明は、ブックマークサーバ装置10のようなサーバ装置やブックマークサービス提供システム1のような情報処理システムの他にも、ブックマークサーバ装置10が実施する処理を実現するための情報処理方法としても捉えられるものである。ここでいう処理とは、例えば、図13に示す提供処理である。また、本発明は、ブックマークサーバ装置10のようなコンピュータを、図5及び図17に示す各手段として機能させるためのプログラムとしても捉えられるものである。このプログラムは、これらを記憶させた光ディスク等の記録媒体の形態で提供されたり、インターネット等のネットワークを介して、コンピュータにダウンロードさせ、これらをインストールして利用可能にするなどの形態でも提供されたりするものであってもよい。
1…ブックマークサービス提供システム、10…ブックマークサーバ装置、20…ユーザ装置、30…ブラウザ、40…ウェブサーバ装置、11、21…制御装置、12、22…記憶装置、13、26…通信装置、23…操作装置、24…表示装置、25…音声入出力装置、101…作成部、102…算出部、103…評価部、104…第1蓄積部、105…第2蓄積部、106…取得部

Claims (10)

  1. インターネット上のコンテンツの内容の少なくとも一部を閲覧した第1のユーザに対する、当該コンテンツへアクセスするためのアクセス先を示すアクセス先データを作成した第2のユーザの割合を表すユーザ割合を、少なくとも1つ以上の前記コンテンツ毎に算出する算出手段と、
    前記コンテンツを、当該コンテンツよりも前記算出手段により算出されるユーザ割合が小さいコンテンツに比べて高く評価する評価手段と
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
  2. 前記アクセス先データを蓄積し、蓄積した前記アクセス先データを少なくとも1つ以上含むリストを作成する作成手段を備え、
    前記算出手段は、前記作成手段により作成されたリストから前記コンテンツのアクセス先にアクセスして当該アクセス先を示すアクセス先データを作成したユーザを前記第2のユーザとし、当該アクセス先を示す前記アクセス先データを含む前記リストを閲覧したユーザを前記第1のユーザとして、当該コンテンツにおける前記ユーザ割合を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 前記アクセス先データを蓄積し、蓄積した前記アクセス先データを少なくとも1つ以上含むリストを作成する作成手段を備え、
    前記算出手段は、前記作成手段により作成されたリストから前記コンテンツのアクセス先にアクセスして当該アクセス先を示すアクセス先データを作成したユーザを前記第2のユーザとし、当該アクセス先を示す前記アクセス先データを含む前記リストから当該アクセス先にアクセスして前記コンテンツを閲覧したユーザを前記第1のユーザとして、当該コンテンツにおける前記ユーザ割合を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  4. 前記算出手段は、前記コンテンツのアクセス先を示す前記アクセス先データを作成したユーザを前記第2のユーザとし、当該アクセス先でアクセスする前記コンテンツを閲覧したユーザを前記第1のユーザとして、当該コンテンツにおける前記ユーザ割合を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  5. 前記ユーザの属性を取得する取得手段を備え、
    前記算出手段は、或るユーザにとっての前記コンテンツにおけるユーザ割合を算出する場合に、当該或るユーザと前記取得手段により取得される属性が近似する前記第1及び第2のユーザに重みを付けて、前記ユーザ割合を算出する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  6. 前記算出手段は、前記属性が複数ある場合に、前記或るユーザと前記取得手段により取得される属性が近似する前記第1及び第2のユーザに対して、近似する当該属性の種類に応じた重みを付けて、前記ユーザ割合を算出する
    ことを特徴とする請求項5に記載のサーバ装置。
  7. 前記算出手段は、前記属性が複数ある場合に、前記或るユーザと前記取得手段により取得される属性が近似する前記第1及び第2のユーザに対して、近似する当該属性の数に応じた重みを付けて、前記ユーザ割合を算出する
    ことを特徴とする請求項5または6に記載のサーバ装置。
  8. 前記算出手段は、前記属性が複数ある場合に、前記或るユーザと前記取得手段により取得される属性が近似する前記第1及び第2のユーザに対して、近似する当該属性の近似度に応じた重みを付けて、前記ユーザ割合を算出する
    ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  9. サーバ装置が、インターネット上のコンテンツの内容の少なくとも一部を閲覧したユーザに対する、当該コンテンツへアクセスするためのアクセス先を示すアクセス先データを作成したユーザの割合を表すユーザ割合を、少なくとも1つ以上の前記コンテンツ毎に算出する算出ステップと、
    前記サーバ装置が、前記コンテンツを、当該コンテンツよりも前記算出ステップにおいて算出されるユーザ割合が小さいコンテンツに比べて高く評価する評価ステップと
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  10. コンピュータに、
    インターネット上のコンテンツの内容の少なくとも一部を閲覧したユーザに対する、当該コンテンツへアクセスするためのアクセス先を示すアクセス先データを作成したユーザの割合を表すユーザ割合を、少なくとも1つ以上の前記コンテンツ毎に算出する算出ステップと、
    前記コンテンツを、当該コンテンツよりも前記算出ステップにおいて算出されるユーザ割合が小さいコンテンツに比べて高く評価する評価ステップと
    を実行させるためのプログラム。
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