JP2014068701A - 光音響画像生成装置および光音響画像生成方法 - Google Patents

光音響画像生成装置および光音響画像生成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014068701A
JP2014068701A JP2012215434A JP2012215434A JP2014068701A JP 2014068701 A JP2014068701 A JP 2014068701A JP 2012215434 A JP2012215434 A JP 2012215434A JP 2012215434 A JP2012215434 A JP 2012215434A JP 2014068701 A JP2014068701 A JP 2014068701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photoacoustic
detection
acoustic
coordinates
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012215434A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Irisawa
覚 入澤
Takeya Abe
阿部  剛也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2012215434A priority Critical patent/JP2014068701A/ja
Priority to PCT/JP2013/005497 priority patent/WO2014050020A1/ja
Publication of JP2014068701A publication Critical patent/JP2014068701A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/0093Detecting, measuring or recording by applying one single type of energy and measuring its conversion into another type of energy
    • A61B5/0095Detecting, measuring or recording by applying one single type of energy and measuring its conversion into another type of energy by applying light and detecting acoustic waves, i.e. photoacoustic measurements
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B2576/00Medical imaging apparatus involving image processing or analysis
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H30/00ICT specially adapted for the handling or processing of medical images
    • G16H30/40ICT specially adapted for the handling or processing of medical images for processing medical images, e.g. editing

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

【課題】複数回に分けて検出された光音響信号に基づいてボリュームデータを生成する場合であっても、被検体内部の構造をより正確に表現することを可能とする。
【解決手段】光音響画像生成装置10において、複数の音響検出素子を有する音響検出部20であって、画像化領域を複数の検出領域に分けて光音響波を検出領域ごとに検出する音響検出部20と、座標を取得する座標取得部と、光音響波を検出する際の音響検出部20の座標に基づいて、各検出領域の座標を代表する代表座標を検出領域ごとに設定する制御手段29と、各検出領域を表示する部分画像データと、各検出領域に設定された代表座標とをそれぞれ対応させてボリュームデータを生成する音響信号処理ユニット12とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、光の吸収に起因して発生した光音響波に基づいて光音響画像を生成する光音響画像生成装置および光音響画像生成方法に関するものである。
光音響分光法は、所定の波長(例えば、可視光、近赤外光又は中間赤外光の波長帯域)を有する光を被検体に照射し、被検体内の特定物質がこの光のエネルギーを吸収した結果生じる弾性波である光音響波を検出して、その特定物質の濃度または分布を計測するものである(例えば特許文献1)。被検体内の特定物質とは、例えば被検体が人体である場合には、血液中に含まれるグルコースやヘモグロビンなどである。さらに、光音響波を検出しその検出信号に基づいて光音響画像を生成する技術は、光音響イメージング(PAI:Photoacoustic Imaging)或いは光音響トモグラフィー(PAT:Photo Acoustic Tomography)と呼ばれる。
例えば、特許文献1には、複数の部分領域に分割された画像化対象範囲の光音響画像の生成において、各部分領域に対応した音響検出素子を使用して1フレームの光音響画像の生成に供する光音響波(或いは光音響信号)を複数回に分けて検出し、これらの光音響信号をすべて一旦メモリに保存し、並列にサンプリング可能なデータ数より多い数のデータを上記メモリから読み出して位相整合加算する方法が開示されている。特許文献1の方法によれば、並列にサンプリング可能なデータ数が制限されている場合であっても、より高い分解能で光音響画像を生成することが可能となる。
特開2012−005623号公報
ところで、PAIにおいて三次元のボリュームデータを生成する場合において、特許文献1にあるように複数回に分けて検出された光音響信号をどのように処理するかについては、詳細な議論はなされていない。例えば、生成された1フレームの光音響画像を単純に並べてボリュームデータを生成する方法が考えられる。しかしながら、特許文献1で生成された1フレームの光音響画像は、もともと複数回に分けて検出された光音響信号に基づいて生成された画像であるから、上記のような方法ではボリュームデータが被検体内部の構造を正確に表現できないという問題が生じ得る。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、複数回に分けて検出された光音響信号に基づいてボリュームデータを生成する場合であっても、被検体内部の構造をより正確に表現することを可能とする光音響画像生成装置および光音響画像生成方法を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明に係る光音響画像生成装置は、
被検体内で発生した光音響波を検出して、この光音響波の光音響信号に基づいて光音響画像を生成する光音響画像生成装置において、
複数の音響検出素子を有する音響検出部であって、並列して光音響波を検出する一部の音響検出素子群を順次選択しながら、複数の音響検出素子に対応する画像化領域を複数の検出領域に分けて光音響波を検出領域ごとに検出する音響検出部と、
空間における音響検出部の座標を取得する座標取得部と、
座標取得部により取得された光音響波を検出する際の音響検出部の座標に基づいて、各検出領域の座標を代表する代表座標を検出領域ごとに設定する座標設定部と、
光音響信号に基づいて生成された光音響画像データのうち各検出領域を表示する部分画像データと、各検出領域に設定された代表座標とをそれぞれ対応させて光音響画像のボリュームデータを生成する音響信号処理ユニットとを備えることを特徴とするものである。
そして、本発明に係る光音響画像生成装置において、音響信号処理ユニットが、ある検出領域を表示する部分画像データの生成を、当該検出領域で得られた光音響信号および他の検出領域で得られた光音響信号に基づいて行うものである構成を採用できる。この場合において、音響信号処理ユニットが、画像化領域に相当する一組の検出領域で得られた光音響信号に基づいて上記部分画像データの生成を行うものである構成を採用できる。
或いは、本発明に係る光音響画像生成装置において、音響信号処理ユニットが、ある検出領域を表示する部分画像データの生成を、当該検出領域で得られた光音響信号のみに基づいて行うものである構成を採用できる。
また、本発明に係る光音響画像生成装置において、座標設定部が、ある検出領域で光音響波が検出されている間に取得した複数の座標を使用して算出した算出座標を、代表座標として当該検出領域に設定するものである構成を採用できる。この場合において、座標設定部が、ある検出領域で光音響波が検出される期間の前後の直近に取得した座標も使用して、算出座標を求めるものである構成を採用できる。
或いは、本発明に係る光音響画像生成装置において、座標設定部が、ある検出領域で光音響波が検出されている間に取得した座標の中の1つの座標を、そのまま代表座標として当該検出領域に設定するものである構成を採用できる。
また、本発明に係る光音響画像生成装置において、音響検出素子群を構成する複数の音響検出素子が連続している構成を採用できる。この場合において、座標取得部が、座標を読み取る読取点を複数有し、座標設定部が、複数の読取点で読み取られた座標に基づいて代表座標を設定するものである構成を採用できる。さらに、複数の読取点が各音響検出素子群に対応して設けられている構成を採用できる。
或いは、本発明に係る光音響画像生成装置において、音響検出素子群はN個あり、それぞれの前記音響検出素子群に関して、n番目の音響検出素子群が、n、N+n、2N+n、…、(Q−2)N+nおよび(Q−1)N+n番目の音響検出素子から構成されてもよい。なお、Qは、音響検出部が有する複数の音響検出素子の総数をNで割ったときの商を表す。
また、本発明に係る光音響画像生成装置において、音響検出部は、被検体に対して送信された超音波に対する反射超音波を検出するものであり、
音響信号処理ユニットは、反射超音波の超音波信号に基づいて超音波画像を生成するものであることが好ましい。
本発明に係る光音響画像生成方法は、
被検体内で発生した光音響波を検出して、この光音響波の光音響信号に基づいて光音響画像を生成する光音響画像生成方法において、
複数の音響検出素子を有する音響検出部を使用して、並列して光音響波を検出する一部の音響検出素子群を順次選択しながら、複数の音響検出素子に対応する画像化領域を複数の検出領域に分けて光音響波を検出領域ごとに検出し、
光音響波を検出する際の空間における音響検出部の座標に基づいて、各検出領域の座標を代表する代表座標を検出領域ごとに設定し、
光音響信号に基づいて生成された光音響画像データのうち各検出領域を表示する部分画像データと、各検出領域に設定された代表座標とをそれぞれ対応させて光音響画像のボリュームデータを生成することを特徴とするものである。
そして、本発明に係る光音響画像生成方法において、ある検出領域を表示する部分画像データの生成を、当該検出領域で得られた光音響信号および他の検出領域で得られた光音響信号に基づいて行う構成を採用できる。この場合において、画像化領域に相当する一組の検出領域で得られた光音響信号に基づいて前記部分画像データの生成を行う構成を採用できる。
或いは、本発明に係る光音響画像生成方法において、ある検出領域を表示する部分画像データの生成を、当該検出領域で得られた光音響信号のみに基づいて行う構成を採用できる。
また、本発明に係る光音響画像生成方法において、ある検出領域で光音響波が検出されている間に取得した複数の座標を使用して算出した算出座標を、代表座標として当該検出領域に設定する構成を採用できる。この場合において、ある検出領域で光音響波が検出される期間の前後の直近に取得した座標も使用して、算出座標を求める構成を採用できる。
或いは、本発明に係る光音響画像生成方法において、ある検出領域で光音響波が検出されている間に取得した座標の中の1つの座標を、そのまま代表座標として当該検出領域に設定する構成を採用できる。
また、本発明に係る光音響画像生成方法において、音響検出素子群を構成する複数の音響検出素子が連続している構成を採用できる。
本発明に係る光音響画像生成装置および光音響画像生成方法では、検出領域ごとに光音響波を検出しかつ代表座標を設定し、各検出領域を表示する部分画像データと各検出領域に設定された代表座標とをそれぞれ対応させてボリュームデータを生成するから、検出領域ごとに(つまり異なる時間に)得られた光音響信号に基づいて生成された1フレームの光音響画像データを単に並べるよりも、ボリュームデータ内における光音響画像データの位置の精度を高めることができる。この結果、複数回に分けて検出された光音響信号に基づいてボリュームデータを生成する場合であっても、被検体内部の構造をより正確に表現することが可能となる。
第1の実施形態の光音響画像生成装置の構成を示す概略図である。 音響検出部の構成を示す概略図である。 第1の実施形態における部分画像データの生成過程を示す概念図である。 ボリュームデータに格納された部分画像データを示す概念図である。 第1の実施形態の光音響画像生成方法の工程を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるレーザ光の出射、光音響信号の検出および座標の設定についてのタイミングチャートである。 第2の実施形態における部分画像データの生成過程を示す概念図である。 第2の実施形態の光音響画像生成方法の工程を示すフローチャートである。 第3の実施形態におけるレーザ光の出射、光音響信号の検出および座標の設定についてのタイミングチャートである。 第4の実施形態の光音響画像生成装置の構成を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明するが、本発明はこれに限られるものではない。なお、視認しやすくするため、図面中の各構成要素の縮尺等は実際のものとは適宜異ならせてある。
「第1の実施形態」
まず、本発明の第1の実施形態を詳細に説明する。図1は、本実施形態の光音響画像生成装置の構成を示す概略ブロック図である。図2は、プローブ内の音響検出部の構成を示す概略図である。
本実施形態の光音響画像生成装置10は、図1に示されるように、プローブ11、超音波ユニット12、レーザユニット13、表示手段14、座標取得部(15、41および42)並びに入力手段16を備える。
一方、本実施形態における光音響画像生成方法は、128個の音響検出素子20cを有する音響検出部20を使用して、並列して光音響波を検出する一部の音響検出素子群を順次選択しながら、複数の音響検出素子20cに対応する画像化領域を複数の検出領域に分けて光音響波を検出領域ごとに検出し、光音響波を検出する際の空間における音響検出部20の座標に基づいて、各検出領域の座標を代表する代表座標を検出領域ごとに設定し、光音響信号に基づいて生成された光音響画像データのうち各検出領域を表示する部分画像データと、各検出領域に設定された代表座標とをそれぞれ対応させて光音響画像のボリュームデータを生成するものである。
<プローブ>
プローブ11は、例えば、レーザユニット13から出力されたレーザ光Lを被検体Mまで導光する光ファイバ40、および、被検体Mからの音響波Uを検出し、検出した音響波Uの強度に応じた電気信号(音響信号)を生成する音響検出部20を有する。なお本明細書において、「音響波」とは超音波および光音響波を含む意味である。ここで、「超音波」とは、圧電素子等の音響波発生装置の振動により被検体内に発生した弾性波およびその反射波を意味し、「光音響波」とは、光の照射による光音響効果により被検体内に発生した弾性波を意味する。プローブ11は、例えばハンドヘルド型の探触子であり、使用者が手動で走査可能となるように構成されている。なお、走査は、手動による走査に限られず、メカニカル的な機構によって実施してもよい。プローブ11は、セクタ走査タイプ、リニア走査タイプ、コンベックス走査タイプ等の中から診断対象となる被検体Mに応じて適宜選択される。なお、本実施形態では、座標取得部の一部を構成する磁気センサ42がプローブ11に内蔵されている。
音響検出部20は、例えばバッキング材、検出素子アレイ20a、検出素子アレイ20aの制御回路、マルチプレクサ20b、音響整合層および音響レンズから構成される。検出素子アレイ20aは、本実施形態では、128個の音響検出素子20cが一次元的に配列したものであり、実際に検出した音響波を電気信号に変換する。なお、音響検出素子20cの個数および配列についてはこれに限られず、例えば音響検出素子20cの個数は192個でもよいし、音響検出素子20cは二次元的に配列されてもよい。音響検出素子20cは、例えば、圧電セラミクス、またはポリフッ化ビニリデン(PVDF)のような高分子フィルムから構成される圧電素子である。マルチプレクサ20bは、並列して音響波を検出する一部の音響検出素子20cごとに、当該音響検出素子20cと超音波ユニット12とを選択的に接続する。
音響検出部20は、マルチプレクサ20bによる選択的接続により、並列して光音響波を検出する音響検出素子群に対応させて、画像化領域を複数の検出領域に分割し、光音響画像データの生成に使用される光音響波を検出領域ごとに検出する。なお、音響検出素子群とは、複数の音響検出素子20cのうち並列して光音響波を検出する音響検出素子の集合である。画像化領域とは、検出素子アレイ20aによって規定される1フレームの光音響画像に表示される対象となる被検体の領域である。
具体的には以下の通りである。128個の音響検出素子20cは、マルチプレクサ20bによる選択的接続により、音響検出素子群ごとに駆動が制御される。つまり、各検出領域は、画像化領域のうち、並列して超音波ユニット12へ光音響信号の送信が可能な状態にある一部(128個未満)の音響検出素子20cに対応する領域である。そして本実施形態では、音響検出素子群として検出素子アレイ20aは2つの素子領域(素子領域Aまたは素子領域B)に分けられ、例えば図2aに示されるように、それぞれの素子領域は64個の音響検出素子20cから構成される。なお、各素子領域は、他の素子領域と重複していてもよいが、本実施形態では重複していないものとする。また、各素子領域を構成する音響検出素子の個数は、均等であることが好ましいが、必ずしも厳密に均等である必要はない。
そして、光音響波の検出は、マルチプレクサ20bによる選択的接続により、各素子領域が順次超音波ユニット12に接続されて素子領域ごとに順番に行われる。例えば本実施形態の場合には、マルチプレクサ20bのチャンネル(ch)数も64であり、64ch分のデータが並列にサンプリング可能である。そして、まず素子領域Aで光音響波が検出され、マルチプレクサ20bが接続を素子領域Bに切り替えた後、素子領域Bで光音響波が検出さる。各素子領域で検出された光音響波の信号(光音響信号)は順次超音波ユニット12の受信回路21へ送信される。このように、並列して光音響波を検出する音響検出素子の個数、つまり受信におけるチャンネル(ch)数を減らすことにより、AD変換手段22のch数を減らすことができ、コストを削減することが可能となる。そして、プローブ11が走査される場合には、上記のような素子領域ごとの光音響波の検出が順番に繰り返される。したがって、プローブ11が移動していることにより同じ素子領域であっても複数の検出領域で光音響波の検出が行われる。
なお、素子領域の分割は、図2aのように音響検出素子全体を2つに分ける態様の他、図2bのように音響検出素子全体を3つ或いは4つ以上に分ける態様でもよい。この場合、光音響波の検出は、マルチプレクサ20bによる選択的接続により、例えば素子領域A、素子領域Bおよび素子領域Cの順番に行われる。また、素子領域の分割は、図2aや図2bのように各素子領域を構成する音響検出素子が配列した方向に連続している態様の他、図2cのように1組の音響検出素子群が他の音響検出素子群によって離間されている態様でもよい。すなわち、検出素子アレイ20aがN分割されて素子領域(音響検出素子群)がN個あり、それぞれの素子領域に関して、n番目の素子領域が、n、N+n、2N+n、…、(Q−2)N+nおよび(Q−1)N+n番目の音響検出素子から構成から構成される態様でもよい。なお、Qは、音響検出部が有する複数の音響検出素子の総数をNで割ったときの商を表す。もし余りが生じたときには、各素子領域に可能な限り均等に組み入れればよい。この場合には例えば、あるタイミングでは1、N+1、2N+1、…の素子領域で音響信号を検出し、次のタイミングでは2、N+2、2N+2、…の素子領域で音響信号を検出することになる。例えば図2cは、素子領域が2つであり、素子領域A(n=1)が奇数ch(左から1、3、5、…、125および127番目)の音響検出素子から構成され、素子領域B(n=2)が偶数ch(左から2、4、6、…126および128番目)の音響検出素子から構成される態様を表す。また、素子領域が3つである場合には、例えば、1番目の素子領域は左から1、4、7、…、121および124番目の音響検出素子並びに余りの127番目の音響検出素子から構成され、2番目の素子領域は左から2、5、8、…、122および125番目の音響検出素子並びに余りの128番目の音響検出素子から構成され、3番目の素子領域は左から3、6、9、…、123および126番目の音響検出素子から構成される。
光ファイバ40は、レーザユニット13から出力されたレーザ光Lを検出素子アレイ20aの近傍まで導光する。光ファイバ40は、特に限定されず、石英ファイバ等の公知のものを使用することができる。レーザ光Lは、検出素子アレイ20aの近傍まで導光された後、少なくとも選択的に接続されている素子領域に対向している検出領域を含む範囲に照射される。なお、レーザ光Lを検出素子アレイ20aの近傍まで導光するための光学素子としては、レーザ光Lが均一に被検体に出射するように、光ファイバの他に導光板や拡散板を使用することもできる。
<レーザユニット>
レーザユニット13は、例えばレーザ光Lを発する光源を有し、被検体Mに照射する光としてレーザ光Lを出力する。レーザユニット13は、例えば、超音波ユニット12の制御手段29からのトリガ信号を受けてレーザ光Lを出力するように構成されている。レーザユニット13が出力するレーザ光Lは、例えば光ファイバ40などの導光部を用いてプローブ11の検出素子アレイ20a近傍まで導光される。レーザユニット13は、レーザ光として1〜100nsecのパルス幅を有するパルス光を出力するものであることが好ましい。
例えば本実施形態では、レーザユニット13は、Qスイッチアレキサンドライトレーザである。この場合、レーザ光Lのパルス幅は、例えばQスイッチによって制御される。レーザ光の波長は、計測の対象となる被検体内の物質の光吸収特性によって適宜決定される。例えば計測対象が生体内のヘモグロビンである場合(つまり、血管を撮像する場合)には、一般的にはその波長は近赤外波長域に属する波長であることが好ましい。近赤外波長域とはおよそ700〜850nmの波長域を意味する。しかしながら、レーザ光の波長は当然これに限られるものではない。また、レーザ光Lは、単波長でもよいし、複数の波長(例えば750nmおよび800nm)を含んでもよい。さらに、レーザ光Lが複数の波長を含む場合には、これらの波長の光は、同時に被検体Mに照射されてもよいし、交互に切り替えられながら照射されてもよい。レーザユニット13は、アレキサンドライトレーザの他、同様に近赤外波長域のレーザ光を出力可能なYAG−SHG−OPOレーザやTi−Sapphireレーザとすることもできる。
<座標取得部>
座標取得部は、常に或いはプローブ11が走査されている間に、プローブ11(つまり音響検出部20)の実空間における位置およびその姿勢を規定する座標(以下、単に座標ともいう。)を順次取得する。
例えば本実施形態では、座標取得部は磁気センサユニットであり、この磁気センサユニットは、座標取得制御部15、トランスミッタ等の磁場発生部41および磁気センサ42から構成される。磁気センサユニットは、磁場発生部系の空間(磁場発生部が形成するパルス磁場上の空間)に対する相対的な磁気センサの位置(x,y,z)および姿勢(角度)(α,β,γ)を取得することができる。そして、この磁気センサの位置および姿勢がプローブの位置および姿勢と関連付けられる。「磁気センサの位置」とは、磁気センサが取得した磁場情報に基づいて定められる磁気センサの基準点の位置を意味する。また、「磁気センサの姿勢」とは、例えば、磁気センサに関する上記基準点を原点とする空間(磁気センサ系の空間)の傾きを意味する。なお、プローブ11の走査が平行移動のみである場合には、取得する情報は相対位置のみでもよい。
座標取得制御部15は、プローブ11の走査の前に原点リセットの走査が行われると、例えばその時のプローブ11の座標を磁場発生部系の空間における原点に設定する。この空間は、例えば、平行移動のみを考える場合には(x,y,z)の3軸系の空間であり、回転移動も考える場合には(x,y,z,α,β,γ)の6軸系の空間となる。検出素子アレイ20aのアレイ方向(音響検出素子20cが配列した方向)またはエレベーション方向(アレイ方向に垂直で検出素子アレイ20aの検出面に平行な方向)に空間の軸が沿うように原点を設定することが好ましい。座標取得部は、磁気センサユニットの他、加速度センサや赤外線センサ等を使用して座標を取得するように構成してもよい。
座標取得部は、例えば所定の周期(座標取得周期)でプローブ11の座標を取得する。この座標取得周期が小さいほどプローブ11の正確な位置の把握が可能となる。例えば磁気センサユニットの座標取得周期は5msである。取得された座標は、制御手段29に送信される。この座標は、音響信号に基づいて三次元のボリュームデータを生成したり、当該ボリュームデータから断層データを生成したり、二次元の音響画像を位置に応じて順番に並べたりする際に使用される。
本実施形態では、座標取得部において座標を読み取る読取点となる磁気センサ42がプローブ11内に2つ設けられており(図1)、例えば1つは素子領域Aの近傍にもう1つは素子領域Bの近傍に配置されている。制御手段29は、読取タイミングごとに、複数の磁気センサで読み取られた座標に基づいて代表座標を設定し、例えば各素子領域について、近い方の磁気センサ42によって読み取られた座標を採用したり、2つの磁気センサ42で読み取られた座標の加重平均を取ったりする。このように、複数の磁気センサが各素子領域に対応して設けられていることにより、代表座標と検出領域の実際の位置との整合の精度がより向上する。なお、磁気センサ42は1つでもよい。
<超音波ユニット>
超音波ユニット12は、受信回路21、AD変換手段22、受信メモリ23、光音響画像再構成手段24、検波・対数変換手段27、光音響画像構築手段28、制御手段29、画像合成手段38および観察方式選択手段39を有する。超音波ユニット12は、本発明における音響信号処理ユニットに相当する。
制御手段29は、光音響画像生成装置10の各部を制御するものであり、本実施形態では例えばトリガ制御回路30を備える。トリガ制御回路30は、例えば光音響画像生成装置の起動の際に、レーザユニット13に光トリガ信号を送る。これによりレーザユニット13で、フラッシュランプが点灯し、レーザロッドの励起が開始される。そして、レーザロッドの励起状態は維持され、レーザユニット13はレーザ光を出力可能な状態となる。
そして、制御手段29は、その後トリガ制御回路30からレーザユニット13へQswトリガ信号を送信する。つまり、制御手段29は、このQswトリガ信号によってレーザユニット13からのレーザ光の出力タイミングを制御している。Qswトリガ信号の送信は、一定の時間間隔で送信してもよいし、座標取得部から得られる座標に基づいて一定の座標間隔で送信してもよい。また本実施形態では、制御手段29は、Qswトリガ信号の送信と同時にサンプリングトリガ信号をAD変換手段22に送信する。サンプリングトリガ信号は、AD変換手段22における光音響信号のサンプリングの開始タイミングの合図となる。このように、サンプリングトリガ信号を使用することにより、レーザ光の出力と同期して光音響信号をサンプリングすることが可能となる。
さらに、制御手段29は、Qswトリガ信号の送信と同時に座標取得制御部15からプローブ11の座標(より正確には、磁気センサと検出素子アレイ20aとの距離も考慮した素子領域の座標)を取得し、その座標に基づいてその時光音響波の検出が行われている検出領域に代表座標を設定する。つまり制御手段29は、本発明における座標設定部に相当する。これにより、レーザ光の出力、検出領域ごとの光音響波の検出および座標の設定の3つのタイミングの同期が可能となる。なお、座標取得部の動作にラグがある場合には、制御手段29は、Qswトリガ信号の送信よりも前に、座標を取得するべき旨の座標取得部への命令を行う。代表座標は、検出領域の空間的な位置を代表して示す座標であり、上記のようにして検出領域ごとに設定される。設定された代表座標の情報は、受信メモリ23へ送信され、その検出領域で得られた光音響信号と関連付けられて記憶される。代表座標は、光音響波を検出する際に座標取得部により取得された音響検出部20の座標に基づいて決定される。例えば、代表座標は、ある検出領域で光音響波が検出されている間に取得した複数の座標を使用して算出した算出座標(例えば、平均値、加重平均値、中央値および最頻値など)とすることができる。また、代表座標は、ある検出領域で光音響波が検出されている間に取得した座標の中の1つの座標そのものとすることもできる。なお、本実施形態では後者を採用するものとし、前者の代表座標については第3の実施形態で詳細に説明する。
例えば、制御手段29は、プローブ11に設けられた所定のスイッチが押された時に、Qswトリガ信号の送信を開始するように構成することができる。このように構成すれば、スイッチが押された時のプローブ11の位置をプローブ走査の開始地点として取り扱うことができる。さらに次に当該スイッチが押された時にQswトリガ信号の送信を終了するように構成すれば、その時のプローブ11の位置をプローブ走査の終了地点として取り扱うことができる。
受信回路21は、プローブ11で検出された光音響信号を受信する。受信回路21で受信された光音響信号はAD変換手段22に送信される。
AD変換手段22は、サンプリング手段であり、受信回路21が受信した光音響信号をサンプリングしてデジタル信号に変換する。例えば、AD変換手段22は、サンプリング制御部およびAD変換器を有する。受信回路21によって受信された受信信号は、AD変換器によってデジタル化されたサンプリング信号に変換される。AD変換器は、サンプリング制御部によって制御されており、サンプリング制御部がサンプリングトリガ信号を受信したときに、サンプリングを行うように構成されている。AD変換手段22は、例えば外部から入力する所定周波数のADクロック信号に基づいて、所定のサンプリング周期で受信信号をサンプリングする。
受信メモリ23は、AD変換手段22でサンプリングされた光音響信号(つまり上記サンプリング信号)と制御手段29から送信された代表座標の情報とを関連付けて記憶する。そして、受信メモリ23は、プローブ11によって検出された光音響信号を光音響画像再構成手段24に出力する。
光音響画像再構成手段24は、受信メモリ23から検出領域ごとに得られた光音響信号を順次読み出し、この光音響信号に基づいて検出領域ごとに、検出領域を表示する部分画像データの各ラインの信号データを生成する。具体的には光音響画像再構成手段24は、検出領域ごとに得られた64chのデータを、音響検出素子の位置に応じた遅延時間で加算し、1ライン分の信号データを生成する(遅延加算法)。光音響画像再構成手段24は、遅延加算法に代えて、CBP法(Circular Back Projection)により再構成を行ってもよい。あるいは光音響画像再構成手段24は、ハフ変換法又はフーリエ変換法を用いて再構成を行ってもよい。
検波・対数変換手段27は、各ラインの信号データの包絡線を求め、求めた包絡線を対数変換する。
光音響画像構築手段28は、対数変換が施された各ラインの信号データに基づいて、光音響画像データを構築する。つまり、光音響画像構築手段28は、各ラインの信号データを画像データに変換し、検出領域ごとに部分画像データを生成する。本実施形態では、上記のように、部分画像データの基となる各ラインの信号データの再構成が、当該部分画像データに係る検出領域で得られた光音響信号のみに基づいて行われる。つまり、ある検出領域を表示する部分画像データの生成は、当該検出領域で得られた光音響信号のみに基づいて行われる。図3は、素子領域Aによって所定の検出領域で得られた64chの光音響信号Saから当該検出領域を表示する部分画像データIMaが生成され、素子領域Bによって他の検出領域で得られた64chの光音響信号Sbから当該検出領域を表示する部分画像データIMbが生成される過程を概念的に示す。なお、図3においては、図3aの光音響信号から図3bの部分画像データを生成する際における再構成の過程の図示は省略している。
そして、光音響画像構築手段28は、順次生成された各部分画像データと各検出領域に設定された代表座標とをそれぞれ対応させてボリュームデータを生成する。図4は、ボリュームデータに格納された部分画像データを示す概念図である。図4では、画像化領域に相当する一組の検出領域Rごとに部分画像データが順に並べられている。本実施形態では、図4に示されるように1組の検出領域であっても、素子領域Bに対向していた検出領域に係る部分画像データIMbが、素子領域Aに対向していた検出領域に係る部分画像データIMaに比べ、ボリュームデータ内でプローブ11の走査方向にずれて格納される。これは、プローブ11が走査されているため、素子領域Bで検出する時の検出領域の位置が素子領域Aで検出する時の検出領域の位置に対してプローブ11の走査方向にずれるためである。画像化領域に相当する一組の検出領域とは、各検出領域に係る素子領域が異なるものの組合せをいう。例えば本実施形態では、一組の検出領域Rは、素子領域Aに対応する検出領域および素子領域Bに対応する検出領域の組合せである。光音響画像構築手段28は、例えば光音響信号(ピーク部分)の時間軸方向の位置を光音響画像における深さ方向の位置に変換して光音響画像を構築する。
観察方式選択手段39は、光音響画像の表示態様を選択するものである。光音響信号についてのボリュームデータの表示態様としては、例えば三次元画像としての態様、断面画像としての態様および所定の軸上のグラフとしての態様が挙げられる。いずれの態様によって表示するかは、初期設定或いは使用者による入力手段16からの入力に従って選択される。
画像合成手段38は、画像合成手段38は、生成されたボリュームデータに必要な処理(例えばスケールの補正およびボクセル値に応じた色付け等)を施す。
選択された観察方法に従って生成された光音響画像データが、表示手段14に表示するための最終的な画像(表示画像)となる。なお、上記の光音響画像データの生成方法において、一旦光音響画像データが生成された後、使用者が必要に応じて当該画像を回転させたり移動させたりすることも当然可能である。
以下、図5および図6を用いて光音響画像生成方法の手順について説明する。図5は、本実施形態の光音響画像生成方法の工程を示すフローチャートである。図6は、本実施形態におけるレーザ光の出射、光音響信号の検出および座標の設定についてのタイミングチャートである。図6において、LTはレーザ光の出射のタイミング(繰り返し周波数15Hz、つまり繰り返し周期15ms)、AT、AT、…、ATは素子領域Aにおける光音響波の検出のタイミングおよび検出期間、BT、BT、…、BTは素子領域Bにおける光音響波の検出のタイミングおよび検出期間、PTは座標取得部による座標の取得のタイミングを表す。
まず、装置10の使用者が、プローブ11を被検体Mに当て、プローブ11の所定のスイッチを押すことにより、この地点がプローブ11の走査開始地点に設定されるとともに、1番目(i=1)の1組の検出領域において、1フレーム分の光音響画像データの生成に使用される光音響波の検出が開始される(STEP1および2)。
まず、素子領域Aに対向している1番目(j=1)の検出領域で、レーザ光が出射され、これに同期して光音響波が検出されおよび座標が1回取得される(STEP3および4、並びに図6のi=1およびj=1)。本実施形態では、ある検出領域で光音響波が検出されている間に取得した座標の中の1つの座標を、そのまま代表座標として当該検出領域に設定するため、上記の取得した座標が1番目の検出領域に設定される代表座標となる。例えば図6では、光音響波の検出期間ATの間にレーザ光の出射タイミングLTに同期したタイミングPTにおいて1回座標が取得されている。次に、1番目の検出領域で検出された光音響信号と上記代表座標が関連付けられてメモリに保存され(STEP5)、1番目の検出領域で得られた光音響信号のみに基づいて当該検出領域を表示する部分画像データが生成される(STEP6)。その後、1番目の検出領域を表示する部分画像データと1番目の検出領域に設定された代表座標が対応されてボリュームデータに格納される(STEP7)。そして、検出素子アレイ20aにおいて音響検出素子群が素子領域Bに属する素子に切り替わり(STEP8および9)、素子領域Bに対向している2番目(j=2)の検出領域における光音響波の検出が行われる。1番目の検出領域と同様に、STEP4から7までを繰り返した後、プローブ11の走査が終了していない場合には、検出素子アレイ20aにおいて音響検出素子群が素子領域Aに属する素子に切り替わり(STEP10および11)、2番目(i=2)の1組の検出領域において、1フレーム分の光音響画像データの生成に使用される光音響波の検出が開始される(STEP2)。上記の手順をプローブ11の走査が終了するまで繰り返し、プローブ11の走査が終了した場合には、光音響波の検出が終了する。例えば図6では、n番目(i=n)の1組の検出領域まで、光音響波の検出が行われた状態が示されている。プローブ11の走査の終了は、例えばプローブ11の所定のスイッチが次に押されたことや、プローブ11の走査速度を自動検知してその速度がゼロになったこと等を基準に判断することができる。
以上のように、本実施形態に係る光音響画像生成装置および光音響画像生成方法では、検出領域ごとに光音響波を検出しかつ代表座標を設定し、各検出領域を表示する部分画像データと各検出領域に設定された代表座標とをそれぞれ対応させてボリュームデータを生成するから、検出領域ごとに(つまり異なる時間に)得られた光音響信号に基づいて生成された1フレームの光音響画像データを単に並べるよりも、ボリュームデータ内における光音響画像データの位置の精度を高めることができる。これは、本発明により、プローブ11の走査に起因する各検出領域のずれを反映させて正確なボリュームデータの生成が可能となるためである。例えば、図6の例では、5msの座標取得周期の磁気センサユニットを使用すれば、部分画像データに対応する代表座標とこの部分画像データに係る検出領域の実際の座標とを5ms以内で整合させることが可能となる。一方、検出領域ごとに得られた光音響信号に基づいて生成された1フレームの光音響画像データを単に並べた場合には、図6の例では、上記整合の精度がおよそ35ms以内となる。この結果、複数回に分けて検出された光音響信号に基づいてボリュームデータを生成する場合であっても、被検体内部の構造をより正確に表現することが可能となる。
「第2の実施形態」
次に、本発明の第2の実施形態を詳細に説明する。本実施形態は、超音波ユニット(音響信号処理ユニット)が、ある検出領域を表示する部分画像データの生成を、当該検出領域で得られた光音響信号および他の検出領域で得られた光音響信号に基づいて行うものである点で、第1の実施形態と異なる。したがって、第1の実施形態と同様の構成要素についての詳細な説明は、特に必要のない限り省略する。図7は、本実施形態における部分画像データの生成過程を示す概念図である。
本実施形態の光音響画像生成装置10も、図1に示されるように、プローブ11、超音波ユニット12、レーザユニット13、表示手段14、座標取得部(15、41および42)並びに入力手段16を備える。
<プローブ>
本実施形態では、検出素子アレイ20aの領域分割は、図2a又は図2bのように各素子領域は明確に分離されていることが好ましい。
<超音波ユニット>
超音波ユニット12は、受信回路21、AD変換手段22、受信メモリ23、光音響画像再構成手段24、検波・対数変換手段27、光音響画像構築手段28、制御手段29、画像合成手段38および観察方式選択手段39を有する。そして、超音波ユニット12は、ある検出領域を表示する部分画像データの生成を、当該検出領域で得られた光音響信号および他の検出領域で得られた光音響信号に基づいて行う。
検出領域ごとに光音響波の検出を行うことは第1の実施形態と同様であるが、本実施形態では光音響画像再構成手段24は、1組の検出領域全体で光音響波の検出が終了するまで光音響信号の再構成を行わない。図7に示されるように、光音響画像再構成手段24は、1組の検出領域全体(素子領域Aに対向する検出領域および素子領域Bに対向する検出領域)で光音響信号SaおよびSb(それぞれ64chである。)が得られてから(図7a)、これらの光音響信号を素子領域の並びに合わせて並べて1つにまとめる(図7b)。そして、光音響画像再構成手段24は、1フレーム分の光音響画像の基となる信号データを生成するように、上記まとめられた光音響信号全体(128ch)を使用して光音響信号を再構成する。具体的には、上記まとめられた光音響信号全体(128ch)のうち光音響信号Saの部分を1〜64chとし、光音響信号Sbの部分を65〜128chとすると、例えば1〜64ch、2〜65ch、3〜66ch、…、65〜128chのようなチャンネルの組合せで再構成を行う。なお、図7においては、図7bの光音響信号から図7cの光音響画像データを生成する際における再構成の過程の図示は省略している。
なお、ある検出領域における再構成された信号データを生成する際に、必ずしも1組の検出領域で得られた光音響信号すべてを1つにまとめる必要はない。例えば、ある検出領域における再構成された信号データを生成する際に、当該検出領域を基準に時系列的に直近の前後に得られた光音響信号を含めて光音響信号を1つにまとめる態様が考えられる。つまり、素子領域が図2bのように3つに分かれている場合には、素子領域Aに対向する検出領域において再構成された信号データを生成する場合には、素子領域Aおよび素子領域Bに対向する検出領域で得られた光音響信号を1つにまとめ、素子領域Bに対向する検出領域において再構成された信号データを生成する場合には、素子領域A、素子領域Bおよび素子領域Cに対向する検出領域で得られた光音響信号を1つにまとめ、素子領域Cに対向する検出領域において再構成された信号データを生成する場合には、素子領域Bおよび素子領域Cに対向する検出領域で得られた光音響信号を1つにまとめる態様でもよい。
このように、上記まとめられた光音響信号全体を使用して光音響信号を再構成することにより、検出領域同士の境界付近の信号データをより正確に生成することができる。光音響画像再構成手段24は、これらの再構成で得られた各ラインの信号データを検波・対数変換手段27に送信する。
光音響画像構築手段28は、検波・対数変換手段27から受信した信号データに基づいて、1フレーム分の光音響画像データIMを生成する(図7c)。ただし、光音響画像構築手段28は、部分画像データIMaおよびIMbを検出領域ごとに処理および管理するため、ボリュームデータに画像データを格納する際に、1フレーム分の光音響画像データIMを部分画像データIMaおよびIMbに分割する(図7d)。これにより、第1の実施形態と同様に、各検出領域を表示する部分画像データと各検出領域に設定された代表座標とをそれぞれ対応させてボリュームデータを生成することができる。
以下、図8を用いて光音響画像生成方法の手順について説明する。図8は、本実施形態の光音響画像生成方法の工程を示すフローチャートである。なお、本実施形態におけるレーザ光の出射、光音響信号の検出および座標の設定についてのタイミングチャートは図6と同様である。
まず、装置10の使用者が、プローブ11を被検体Mに当て、プローブ11の所定のスイッチを押すことにより、この地点がプローブ11の走査開始地点に設定されるとともに、1番目(i=1)の1組の検出領域において、1フレーム分の光音響画像データの生成に使用される光音響波の検出が開始される(STEP21および22)。
まず、素子領域Aに対向している1番目(j=1)の検出領域で、レーザ光が出射され、これに同期して光音響波が検出されおよび座標が1回取得される(STEP23および24、並びに図6のi=1およびj=1)。次に、1番目の検出領域で検出された光音響信号と上記代表座標が関連付けられてメモリに保存される(STEP25)。そして、検出素子アレイ20aにおいて音響検出素子群が素子領域Bに属する素子に切り替わり(STEP26および27)、素子領域Bに対向している2番目(j=2)の検出領域における光音響波の検出が、1番目の検出領域と同様に行われる(STEP24および25)。1番目の1組の検出領域における検出が一通り終わったら、当該1組の検出領域において得られた光音響信号全体に基づいて1フレームの光音響画像データが構築される(STEP26および28)。その後、この1フレームの光音響画像データは各検出領域に応じて部分画像データに分割され、各部分画像データと各検出領域に設定された代表座標がそれぞれ対応されてボリュームデータに格納される(STEP29および30)。そして、プローブ11の走査が終了していない場合には、検出素子アレイ20aにおいて音響検出素子群が素子領域Aに属する素子に切り替わり、2番目(i=2)の1組の検出領域において、1フレーム分の光音響画像データの生成に使用される光音響波の検出が開始される(STEP31、32、22および23)。上記の手順をプローブ11の走査が終了するまで繰り返し、プローブ11の走査が終了した場合には、光音響波の検出が終了する。
以上のように、本実施形態に係る光音響画像生成装置および光音響画像生成方法においても、検出領域ごとに光音響波を検出しかつ代表座標を設定し、各検出領域を表示する部分画像データと各検出領域に設定された代表座標とをそれぞれ対応させてボリュームデータを生成するから、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
「第3の実施形態」
次に、本発明の第3の実施形態を詳細に説明する。本実施形態は、制御手段29(座標設定部)が、ある検出領域で光音響波が検出されている間に取得した複数の座標を使用して算出した算出座標を、代表座標として当該検出領域に設定するものである点で、第1の実施形態と異なる。したがって、第1の実施形態と同様の構成要素についての詳細な説明は、特に必要のない限り省略する。図9は、本実施形態における実施形態におけるレーザ光の出射、光音響信号の検出および座標の設定についてのタイミングチャートである。
本実施形態の光音響画像生成装置10も、図1に示されるように、プローブ11、超音波ユニット12、レーザユニット13、表示手段14、座標取得部(15、41および42)並びに入力手段16を備える。
制御手段29は、例えば素子領域Aにおける光音響波の検出の検出期間AT内のタイミングp〜pにおいて取得した座標に基づいて、例えばこれらの座標の平均値、加重平均値、中央値および最頻値などを算出し、この算出値(算出座標)を代表座標として設定する。このように、複数の座標に基づいて代表座標を求めることにより、座標情報中のノイズが除去されて代表座標と検出領域の実際の位置との整合の精度がより向上する。
また、制御手段29は、ある検出領域で光音響波が検出される期間の前後の直近(例えば図9のタイミングp)に取得した座標も使用して、算出座標を求めてもよい。このように、算出に使用する座標情報を増やすことにより、座標情報中のノイズがより除去されて代表座標と検出領域の実際の位置との整合の精度がより向上する。光音響波が検出される期間の前の座標情報を取得するには、座標取得のタイミングを例えばレーザ出射のためのQswトリガ信号に同期させることが好ましい。
また、上記の説明では、超音波ユニット(音響信号処理ユニット)が、ある検出領域を表示する部分画像データの生成を、当該検出領域で得られた光音響信号のみに基づいて行うものである場合について説明したが、本実施形態は、超音波ユニット(音響信号処理ユニット)が、ある検出領域を表示する部分画像データの生成を、当該検出領域で得られた光音響信号および他の検出領域で得られた光音響信号に基づいて行うものである場合についても適用可能である。
「第4の実施形態」
次に、本発明の第4の実施形態を詳細に説明する。図10は、本実施形態の光音響画像生成装置10の構成を示すブロック図である。本実施形態は、光音響画像に加えて超音波画像も生成する点で、第1の実施形態と異なる。したがって、第1の実施形態と同様の構成要素についての詳細な説明は、特に必要がない限り省略する。
本実施形態の光音響画像生成装置10も、図1に示されるように、プローブ11、超音波ユニット12、レーザユニット13、表示手段14、座標取得部(15、41および42)並びに入力手段16を備える。
<超音波ユニット>
本実施形態の超音波ユニット12は、図1に示す光音響画像生成装置の構成に加えて、送信制御回路33、データ分離手段34、超音波画像再構成手段35、検波・対数変換手段36、および超音波画像構築手段37を備える。
本実施形態では、プローブ11は、光音響信号の検出に加えて、被検体に対する超音波の出力(送信)、及び送信した超音波に対する被検体からの反射超音波の検出(受信)を行う。超音波の送受信を行う音響検出素子としては、前述した音響検出素子アレイを使用してもよいし、超音波の送受信用に別途プローブ11中に設けられた新たな音響検出素子アレイを使用してもよい。また、超音波の送受信は分離してもよい。例えばプローブ11とは異なる位置から超音波の送信を行い、その送信された超音波に対する反射超音波をプローブ11で受信してもよい。
トリガ制御回路30は、超音波画像の生成時は、送信制御回路33に超音波送信を指示する旨の超音波送信トリガ信号を送る。送信制御回路33は、このトリガ信号を受けると、プローブ11から超音波を送信させる。プローブ11は、超音波の送信後、被検体からの反射超音波を検出する。
プローブ11が検出した反射超音波は、受信回路21を介してAD変換手段22に入力される。トリガ制御回路30は、超音波送信のタイミングに合わせてAD変換手段22にサンプリグトリガ信号を送り、反射超音波のサンプリングを開始させる。ここで、反射超音波はプローブ11と超音波反射位置との間を往復するのに対し、光音響信号はその発生位置からプローブ11までの片道である。反射超音波の検出には、同じ深さ位置で生じた光音響信号の検出に比して2倍の時間がかかるため、AD変換手段22のサンプリングクロックは、光音響信号サンプリング時の半分、例えば20MHzとしてもよい。AD変換手段22は、反射超音波のサンプリング信号を受信メモリ23に格納する。光音響信号のサンプリングと、反射超音波のサンプリングとは、どちらを先に行ってもよい。
データ分離手段34は、受信メモリ23に格納された光音響信号のサンプリング信号と反射超音波のサンプリング信号とを分離する。データ分離手段34は、分離した光音響信号のサンプリング信号を光音響画像再構成手段24に入力する。光音響画像の生成は、第1の実施形態と同様である。一方、データ分離手段34は、分離した反射超音波のサンプリング信号を、超音波画像再構成手段35に入力する。
超音波画像再構成手段35は、プローブ11の複数の音響検出素子で検出された反射超音波(そのサンプリング信号)に基づいて、超音波画像の各ラインのデータを生成する。各ラインのデータの生成には、光音響画像再構成手段24における各ラインのデータの生成と同様に、遅延加算法などを用いることができる。検波・対数変換手段36は、超音波画像再構成手段35が出力する各ラインのデータの包絡線を求め、求めた包絡線を対数変換する。
超音波画像構築手段37は、対数変換が施された各ラインのデータに基づいて、超音波画像を生成する。
画像合成手段38は、例えば光音響画像と超音波画像とを合成する。画像合成手段38は、例えば光音響画像と超音波画像とを重畳することで画像合成を行う。合成された画像は、表示手段14に表示される。画像合成を行わずに、表示手段14に、光音響画像と超音波画像とを並べて表示し、或いは光音響画像と超音波画像とを切り替えて表示することも可能である。
以上のように、本実施形態に係る光音響画像生成装置および光音響画像生成方法においても、検出領域ごとに光音響波を検出しかつ代表座標を設定し、各検出領域を表示する部分画像データと各検出領域に設定された代表座標とをそれぞれ対応させてボリュームデータを生成するから、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
さらに本実施形態の光音響計測装置は、光音響画像に加えて超音波画像を生成する。したがって、超音波画像を参照することで、光音響画像では画像化することができない部分を観察することができる。
10 光音響画像生成装置
11 プローブ
12 超音波ユニット
13 レーザユニット
14 表示手段
15 座標取得制御部
16 入力手段
20 音響検出部
20a 検出素子アレイ
20b マルチプレクサ
20c 音響検出素子
21 受信回路
22 変換手段
23 受信メモリ
24 光音響画像再構成手段
27 検波・対数変換手段
28 光音響画像構築手段
29 制御手段
30 トリガ制御回路
40 光ファイバ
41 磁場発生部
42 磁気センサ
R 1組の検出領域
IM 1フレームの光音響画像データ
IMa、IMb 部分画像データ
L レーザ光
LT 出射タイミング
M 被検体
Sa、Sb 光音響信号
U 音響波

Claims (20)

  1. 被検体内で発生した光音響波を検出して、該光音響波の光音響信号に基づいて光音響画像を生成する光音響画像生成装置において、
    複数の音響検出素子を有する音響検出部であって、並列して光音響波を検出する一部の音響検出素子群を順次選択しながら、前記複数の音響検出素子に対応する画像化領域を複数の検出領域に分けて光音響波を前記検出領域ごとに検出する音響検出部と、
    空間における前記音響検出部の座標を取得する座標取得部と
    該座標取得部により取得された前記光音響波を検出する際の前記音響検出部の座標に基づいて、各検出領域の座標を代表する代表座標を前記検出領域ごとに設定する座標設定部と、
    前記光音響信号に基づいて生成された光音響画像データのうち前記各検出領域を表示する部分画像データと、前記各検出領域に設定された前記代表座標とをそれぞれ対応させて光音響画像のボリュームデータを生成する音響信号処理ユニットとを備えることを特徴とする光音響画像生成装置。
  2. 前記音響信号処理ユニットが、ある検出領域を表示する部分画像データの生成を、当該検出領域で得られた光音響信号および他の検出領域で得られた光音響信号に基づいて行うものであることを特徴とする請求項1に記載の光音響画像生成装置。
  3. 前記音響信号処理ユニットが、前記画像化領域に相当する一組の検出領域で得られた光音響信号に基づいて前記部分画像データの生成を行うものであることを特徴とする請求項2に記載の光音響画像生成装置。
  4. 前記音響信号処理ユニットが、ある検出領域を表示する部分画像データの生成を、当該検出領域で得られた光音響信号のみに基づいて行うものであることを特徴とする請求項1に記載の光音響画像生成装置。
  5. 前記座標設定部が、ある検出領域で光音響波が検出されている間に取得した複数の座標を使用して算出した算出座標を、前記代表座標として当該検出領域に設定するものであることを特徴とする請求項1から4いずれかに記載の光音響画像生成装置。
  6. 前記座標設定部が、ある検出領域で光音響波が検出される期間の前後の直近に取得した座標も使用して、前記算出座標を求めるものであることを特徴とする請求項5に記載の光音響画像生成装置。
  7. 前記座標設定部が、ある検出領域で光音響波が検出されている間に取得した座標の中の1つの座標を、そのまま前記代表座標として当該検出領域に設定するものであることを特徴とする請求項1から4いずれかに記載の光音響画像生成装置。
  8. 前記音響検出素子群を構成する複数の音響検出素子が連続していることを特徴とする請求項1から7いずれかに記載の光音響画像生成装置。
  9. 前記座標取得部が、座標を読み取る読取点を複数有し、
    前記座標設定部が、前記複数の読取点で読み取られた座標に基づいて前記代表座標を設定するものであることを特徴とする請求項8に記載の光音響画像生成装置。
  10. 前記複数の読取点が前記各音響検出素子群に対応して設けられていることを特徴とする請求項9に記載の光音響画像生成装置。
  11. 前記音響検出素子群がN個あり、
    それぞれの前記音響検出素子群に関して、n番目の音響検出素子群が、n、N+n、2N+n、…、(Q−2)N+nおよび(Q−1)N+n番目の音響検出素子から構成されることを特徴とする請求項1から7いずれかに記載の光音響画像生成装置。
    (Qは、前記音響検出部が有する複数の音響検出素子の総数をNで割ったときの商を表す。)
  12. 前記音響検出部が、前記被検体に対して送信された超音波に対する反射超音波を検出するものであり、
    前記音響信号処理ユニットが、前記反射超音波の超音波信号に基づいて超音波画像を生成するものであることを特徴とする請求項1から11いずれかに記載の光音響画像生成装置。
  13. 被検体内で発生した光音響波を検出して、該光音響波の光音響信号に基づいて光音響画像を生成する光音響画像生成方法において、
    複数の音響検出素子を有する音響検出部を使用して、並列して光音響波を検出する一部の音響検出素子群を順次選択しながら、前記複数の音響検出素子に対応する画像化領域を複数の検出領域に分けて光音響波を前記検出領域ごとに検出し、
    前記光音響波を検出する際の空間における前記音響検出部の座標に基づいて、各検出領域の座標を代表する代表座標を前記検出領域ごとに設定し、
    前記光音響信号に基づいて生成された光音響画像データのうち前記各検出領域を表示する部分画像データと、前記各検出領域に設定された前記代表座標とをそれぞれ対応させて光音響画像のボリュームデータを生成することを特徴とする光音響画像生成方法。
  14. ある検出領域を表示する部分画像データの生成を、当該検出領域で得られた光音響信号および他の検出領域で得られた光音響信号に基づいて行うことを特徴とする請求項13に記載の光音響画像生成方法。
  15. 前記画像化領域に相当する一組の検出領域で得られた光音響信号に基づいて前記部分画像データの生成を行うことを特徴とする請求項14に記載の光音響画像生成方法。
  16. ある検出領域を表示する部分画像データの生成を、当該検出領域で得られた光音響信号のみに基づいて行うことを特徴とする請求項13に記載の光音響画像生成方法。
  17. ある検出領域で光音響波が検出されている間に取得した複数の座標を使用して算出した算出座標を、前記代表座標として当該検出領域に設定することを特徴とする請求項13から16いずれかに記載の光音響画像生成方法。
  18. ある検出領域で光音響波が検出される期間の前後の直近に取得した座標も使用して、前記算出座標を求めることを特徴とする請求項17に記載の光音響画像生成方法。
  19. ある検出領域で光音響波が検出されている間に取得した座標の中の1つの座標を、そのまま前記代表座標として当該検出領域に設定することを特徴とする請求項13から16いずれかに記載の光音響画像生成方法。
  20. 前記音響検出素子群を構成する複数の音響検出素子が連続していることを特徴とする請求項13から19いずれかに記載の光音響画像生成方法。
JP2012215434A 2012-09-28 2012-09-28 光音響画像生成装置および光音響画像生成方法 Pending JP2014068701A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012215434A JP2014068701A (ja) 2012-09-28 2012-09-28 光音響画像生成装置および光音響画像生成方法
PCT/JP2013/005497 WO2014050020A1 (ja) 2012-09-28 2013-09-18 光音響画像生成装置および光音響画像生成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012215434A JP2014068701A (ja) 2012-09-28 2012-09-28 光音響画像生成装置および光音響画像生成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014068701A true JP2014068701A (ja) 2014-04-21

Family

ID=50387463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012215434A Pending JP2014068701A (ja) 2012-09-28 2012-09-28 光音響画像生成装置および光音響画像生成方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2014068701A (ja)
WO (1) WO2014050020A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019039036A1 (ja) * 2017-08-24 2019-02-28 富士フイルム株式会社 光音響画像生成装置
US10825233B2 (en) 2018-02-13 2020-11-03 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10539675B2 (en) 2014-10-30 2020-01-21 Seno Medical Instruments, Inc. Opto-acoustic imaging system with detection of relative orientation of light source and acoustic receiver using acoustic waves
JP2017140093A (ja) * 2016-02-08 2017-08-17 キヤノン株式会社 被検体情報取得装置
CN114636672B (zh) * 2022-05-11 2022-09-06 之江实验室 一种光声超声复用的采集系统及方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3569608B2 (ja) * 1997-04-25 2004-09-22 アロカ株式会社 超音波診断装置
JP5389749B2 (ja) * 2010-06-24 2014-01-15 富士フイルム株式会社 生体情報画像化装置及び方法
JP2012135610A (ja) * 2010-12-10 2012-07-19 Fujifilm Corp 光音響検査用探触子および光音響検査装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019039036A1 (ja) * 2017-08-24 2019-02-28 富士フイルム株式会社 光音響画像生成装置
US20200155009A1 (en) * 2017-08-24 2020-05-21 Fujifilm Corporation Photoacoustic image generation apparatus
JPWO2019039036A1 (ja) * 2017-08-24 2020-09-03 富士フイルム株式会社 光音響画像生成装置
US10825233B2 (en) 2018-02-13 2020-11-03 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014050020A1 (ja) 2014-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5779169B2 (ja) 音響画像生成装置およびそれを用いて画像を生成する際の進捗状況の表示方法
JP5655021B2 (ja) 光音響画像化方法および装置
JP6525565B2 (ja) 被検体情報取得装置および被検体情報取得方法
JP5626903B2 (ja) カテーテル型の光音響プローブおよびそれを備えた光音響撮像装置
JP2011172730A (ja) 生体情報処理装置
WO2014050020A1 (ja) 光音響画像生成装置および光音響画像生成方法
JP6177530B2 (ja) ドプラ計測装置およびドプラ計測方法
JP5647583B2 (ja) 光音響分析装置および光音響分析方法
JP6545190B2 (ja) 光音響装置、信号処理装置、信号処理方法、プログラム
JP6289050B2 (ja) 被検体情報取得装置、情報処理方法、およびプログラム
JP5936559B2 (ja) 光音響画像生成装置および光音響画像生成方法
JP2013226335A (ja) 音響波診断装置および画像表示方法
JP2012239784A (ja) 光音響撮像装置およびその作動方法
JP6742734B2 (ja) 被検体情報取得装置および信号処理方法
JP6742745B2 (ja) 情報取得装置および表示方法
WO2013080539A1 (ja) 光音響画像生成装置および光音響画像生成方法
WO2012114695A1 (ja) 光音響画像生成装置
US20180368698A1 (en) Information acquiring apparatus and display method
JP5722182B2 (ja) 光音響撮像装置および光音響撮像方法
CN118019497A (zh) 图像生成方法、图像生成程序以及图像生成装置
JP2014161428A (ja) 光音響計測装置および光音響計測方法
JP2013172810A (ja) 光音響画像処理装置、及び方法
JP7077384B2 (ja) 被検体情報取得装置
JP5868458B2 (ja) 測定装置
JP2014023680A (ja) 被検体情報取得装置およびその制御方法ならびに提示方法