JP2014066928A - 映像信号供給装置、表示装置、テレビジョン受像機、表示システム、映像信号供給方法、表示方法、プログラム、及び、記録媒体 - Google Patents

映像信号供給装置、表示装置、テレビジョン受像機、表示システム、映像信号供給方法、表示方法、プログラム、及び、記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】表示装置における処理量を抑制しつつ、表示装置におけるバックライトの制御を可能にすることのできる映像信号供給装置を提供する。
【解決手段】本発明の一態様に係るPC(20)は、テレビ(10)に表示させる表示画像を含む映像信号を供給する通信部(230)と、テレビ(10)のバックライト(132)の点灯パターンを制御するためのBL点灯パターン画像を生成するBL点灯パターン画像生成部(215)と、を備え、通信部(230)は、BL点灯パターン画像と表示画像とを映像信号として供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像信号供給装置、映像信号供給装置から出力される映像信号を表示する表示装置、テレビジョン受像機、および、映像信号供給装置と表示装置とを含む表示システムに関する。また、映像信号供給装置の映像信号供給方法、表示装置の表示方法、映像信号供給装置を動作させるためのプログラム、表示装置を動作させるためのプログラム、および、これらのプログラムが記録されている記録媒体に関する。
従来、直下型のバックライトを有する表示パネルを備える表示装置では、入力される映像信号に基づいてバックライトの点灯パターンを変化させることで、表示画像の高画質化および消費電力削減を実現している。このように、入力される映像信号に基づきバックライトの点灯パターンを制御しながら表示パネルを駆動する方法は、ローカルディミング(あるいは、エリアアクティブ駆動)などと呼ばれる。
例えば、特許文献1には、バックライトを複数のバックライトセルに分割し、各バックライトセルに対応する液晶パネルの表示領域毎に検出した最大輝度情報と領域黒面積とに応じて、各バックライトセルの発光量を決定する画像表示装置が記載されている。
特許文献2には、ローカルディミングを行う液晶表示装置において、バックライトの点灯パターンの制御に加えて、液晶パネルの駆動に必要な電力を低減させることにより低消費電力化を図る技術が開示されている。
特許文献3には、テレビジョン映像を表示するモードとコンピュータ映像を表示するモードとを切換可能に構成された画像表示装置において、モードの切換指示に連動して、バックライト光源の発光輝度を可変制御する技術が開示されている。
また、特許文献4には、表示装置のバックライトの輝度調整に、ユーザが好みに合わせて選択した明るさを示す外部設定輝度信号を反映させる技術が開示されている。
特開2012−118419号公報(2012年6月21日公開) 特開2012−78699号公報(2012年4月19日公開) 特開2006−11366号公報(2006年1月12日公開) 特開2009―134237号公報(2009年6月18日公開)
しかし、特許文献1〜3に記載の技術では、何れも、バックライトの点灯パターンを算出するために、表示装置において複雑な演算を、入力される映像信号に対してリアルタイムで処理しなければならない。このため、表示装置にバックライトの点灯パターンを算出するための演算機能が必要となり、表示装置における処理量が増大してしまうという課題があった。また、映像信号供給装置と表示装置が一体では無い場合に、表示装置の演算機能だけでは、最適な点灯パターンを算出することができない場合があるという課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、表示装置における処理量を抑制しつつ、表示装置における最適なバックライトの制御を可能にすることのできる映像信号供給装置を、提供することにある。
本発明の一態様に係る映像信号供給装置は、上記の課題を解決するために、表示装置に表示させる表示画像を含む映像信号を当該表示装置に供給する供給手段と、上記表示装置のバックライトの点灯パターンを制御するための制御画像を生成する制御画像生成手段と、を備え、上記供給手段は、上記表示画像と上記制御画像とを上記映像信号として供給する、ことを特徴としている。
本発明の一態様に係る映像信号供給装置の映像信号供給方法は、上記の課題を解決するために、映像信号供給装置の映像信号供給方法であって、表示装置に表示させる表示画像を含む映像信号を当該表示装置に供給する供給ステップと、上記表示装置のバックライトの点灯パターンを制御するための制御画像を生成する制御画像生成ステップと、を備え、上記供給ステップにおいて、上記表示画像と上記制御画像とを上記映像信号として供給する、ことを特徴としている。
本発明の一態様に係る表示装置は、上記の課題を解決するために、入力される映像信号から、表示画像と、バックライトの点灯パターンを制御するための制御画像とを分離する分離手段と、上記分離手段によって分離された上記表示画像を表示部に表示する表示手段と、上記分離手段によって分離された上記制御画像に基づいて上記表示部のバックライトを制御するバックライト制御手段と、を備えている、ことを特徴としている。
本発明の一態様に係る表示装置の表示方法は、上記の課題を解決するために、表示装置の表示方法であって、入力される映像信号から、表示画像と、バックライトの点灯パターンを制御するための制御画像とを分離する分離ステップと、上記分離ステップにおいて分離された上記表示画像を表示部に表示する表示ステップと、上記分離ステップにおいて分離された上記制御画像に基づいて上記表示部のバックライトを制御するバックライト制御ステップと、を含んでいる、ことを特徴としている。
また、上記表示装置を備えていることを特徴とするテレビジョン受像機、および、上記映像信号供給装置と上記表示装置とを備えていることを特徴とする表示システムも、本発明の範疇に含まれる。
また、本発明の一態様に係る映像信号供給装置を動作させるためのプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させることを特徴とするプログラム、本発明の一態様に係る表示装置を動作させるためのプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させることを特徴とするプログラム、及び、これらのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体もまた、本発明の範疇に含まれる。
上記の構成によれば、上記表示装置における処理量を抑制しつつ、当該表示装置における最適なバックライトの制御を可能にすることができる。
本発明の一実施形態に係る表示システムの備えるPCの構成の概略を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る表示システムの構成の概略を示す概観図である。 本発明の一実施形態に係る表示システムの備えるテレビの構成の概略を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る表示システムの備えるPCにおける合成画像生成処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る表示システムの備えるPCにおいて生成される合成画像の一例を示す図であり、(a)は表示画像の一例を示し、(b)はBL点灯パターン画像の一例を示し、(c)は合成画像の一例を示している。 本発明の一実施形態に係る表示システムの備えるテレビにおける表示処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る表示システムの備えるテレビにおいて表示される表示画面の一例を示す図であり、(a)は合成画像の一例を示し、(b)は表示画像データの一例を示し、(c)はBL表示パターン画像の一例を示し、(d)は最終的に表示される表示画面の一例を示している。 本発明の一実施形態に係る表示システムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の他の実施形態に係る表示システムの備えるPCの構成の概略を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態に係る表示システムの備えるPCにおいてBL点灯パターン画像の挿入された映像信号の一例を示す図であり、(a)は表示画像の一例を示し、(b)はBL点灯パターン画像の一例を示し、(c)はBL点灯パターン画像の挿入された映像信号の一例を示している。 本発明の他の実施形態に係る表示システムの備えるテレビにおいて表示される表示画面の一例を示す図であり、(a)は供給される映像信号の一例を示し、(b)は表示画像の一例を示し、(c)はBL表示パターン画像の一例を示し、(d)は最終的に表示される表示画面の一例を示している。
<実施形態1>
本発明の一実施形態に係る表示システムについて、図1から図8を参照して説明する。但し、この実施形態に記載されている構成は、特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
〔表示システム〕
まず、本実施形態に係る表示システムの構成について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係る表示システム1の構成の概略を示す概観図である。
図2に示すように、本実施形態に係る表示システム1は、コンテンツを表示するテレビ10(表示装置)、及び、パーソナルコンピュータ20(映像信号供給装置)(以降、単にPCとも記載する)を備えている。なお、コンテンツとは、動画像、静止画像、音声などを含むデータである。
また、テレビ10およびPC20は、図2に示すように、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)ケーブル30によって有線接続されている。なお、本実施形態では、テレビ10およびPC20を有線接続する通信ケーブルが、HDMIケーブル30によって実現されている場合を例に挙げて説明するが、通信ケーブルはこれに限定されるものではない。例えば、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394、および、LANなどの有線接続用ケーブルによって通信ケーブルが実現されている構成を採用してもよい。
また、本実施形態では、テレビ10およびPC20は、HDMIケーブル30によって有線接続されている構成を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではなく、テレビ10とPC20とが無線接続されている構成を採用してもよい。なお、無線接続としては、例えば、WiFi−Display、Bluetooth(登録商標)、および、赤外線通信などを用いて無線接続する構成を挙げることができるが、これに限定されるものではない。
〔PCの構成〕
次に、本実施形態に係る表示システム1の備えるPC20について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る表示システム1の備えるPC20の構成の概略を示すブロック図である。
PC20は、外部から入力される映像データを、テレビ10に供給する。PC20は、図1に示すように、制御部210、メモリ220、及び、通信部230(供給手段)を備えている。
(通信部)
通信部230は、テレビ10を有線接続するためのHDMIインターフェースであり、HDMIケーブル30を介してテレビ10と有線通信を行う。なお、本実施形態では、通信部230がHDMIインターフェースである場合を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではない。例えば、通信部230は、USB、IEEE1394、および、LANなどの有線接続用インターフェースに置換することが可能である。
また、本実施形態では、通信部230が有線接続するためのインターフェースである場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、無線接続するためのインターフェースであってもよい。なお、通信部230が無線通信するためのインターフェースである場合の無線通信としては、例えば、WiFi、赤外線通信、TransferJet、Bluetooth(登録商標)、及び、IEEE802.11などを挙げることができる。
通信部230は、表示画像とBL点灯パターン画像とを映像信号としてテレビ10に供給する。なお、表示画像およびBL点灯パターン画像の詳細については、後述する。
(メモリ)
メモリ220は、制御部210によって実行されるプログラムなどの固定データが格納される、読み出し可能かつ書き込み不能なメモリ(例えば、ROM)、および、制御部210が演算のために参照するデータや、制御部210が演算によって生成したデータなどの可変データが格納される、読み出し可能かつ書き込み可能なメモリ(例えば、RAM)を含んで構成される。
また、メモリ220を構成するRAMには、図1に示すように、表示画像格納領域221、および、BL点灯パターン画像格納領域222を有している。なお、表示画像格納領域221およびBL点灯パターン画像格納領域222の容量は、後述する制御部210のメモリ容量算出部213によって、適宜確保される。
表示画像格納領域221は、制御部210の備える表示画像生成部214によって生成される表示画像を格納するメモリ220上の領域である。また、BL点灯パターン画像格納領域222は、制御部210の備えるBL点灯パターン画像生成部215によって生成されるBL点灯パターン画像を格納するメモリ220上の領域である。なお、制御部210の備える表示画像生成部214およびBL点灯パターン画像格納領域222の詳細については、後述する。
(制御部)
制御部210は、メモリ220に格納されているプログラムを実行することにより、PC20の備える各部を統括的に制御する。
また、制御部210は、テレビ10において表示される表示画像と、テレビ10の備えるバックライト132の点灯パターンを示すBL点灯パターン画像とを合成した合成画像を生成する。制御部210は、生成した合成画像を映像信号として、通信部230を介してテレビ10に供給する。なお、テレビ10およびバックライト132については、図面を変えて後述する。
制御部210は、合成画像を生成するため、図1に示すように、情報取得部211、フォーマット設定部212、メモリ容量算出部213、表示画像生成部214、BL点灯パターン画像生成部215(制御画像生成手段)、および、合成部216(合成手段)を備えている。
(情報取得部)
情報取得部211は、通信部230を介して接続されているテレビ10の情報を取得する。情報取得部211の取得するテレビ10の情報としては、例えば、テレビ10の備えるディスプレイ(LCD110)のサイズ、テレビ10の対応する解像度、バックライト132を構成する光源の個数などを挙げることができる。
なお、本実施形態では、テレビ10は、LCD110のサイズ、対応する解像度、バックライト132を構成する光源の個数などの情報を、テレビ10の性能、特性などを示すEDID(Extended Display Identification Data)のデータの一つとして有していればよい。これによって、情報取得部211は、通信部230に接続されているHDMIケーブル30のDDC(Display Data Channel)ラインを介してテレビ10のEDIDを読み出すことにより、テレビ10の情報を取得することができる。
また、情報取得部211によるテレビ10のEDIDの読み出しは、例えば、PC20によってテレビ10の接続が検出されたとき、並びに、PC20およびテレビ10が起動(つまり、電源ON状態に遷移)したときなどに行われればよい。
(フォーマット設定部)
フォーマット設定部212は、情報取得部211によって取得したテレビ10のLCD110のサイズ、対応する解像度などに基づいて、テレビ10に供給する映像信号に含まれる表示画像のフォーマットを決定する。フォーマット設定部212は、決定した表示画像のフォーマットを表示画像生成部214、および、BL点灯パターン画像生成部215に通知する。
また、フォーマット設定部212は、決定した表示画像のフォーマットをテレビ10に通知する。このとき、フォーマット設定部212は、例えば、決定した表示装置のフォーマットをHDMIケーブル30のCECラインを介してテレビ10に供給すればよい。これによって、テレビ10は、PC20から供給される映像信号に含まれる表示画像のフォーマットを予め知ることができる。
なお、テレビ10が、予め定められた所定のフォーマット以外のフォーマットの表示画像を表示することができない場合には、フォーマット設定部212は表示画像のフォーマットをテレビ10に通知しなくともよい。この場合には、フォーマット設定部212は、テレビ10が表示可能な所定のフォーマットを表示画像生成部214およびBL点灯パターン画像生成部215に通知すればよい。また、PC20は、この所定のフォーマットで生成された表示画像を含む映像信号を供給すればよい。
(メモリ容量算出部)
メモリ容量算出部213は、情報取得部211によって取得したテレビ10の情報およびフォーマット設定部212によって決定した表示画像のフォーマットに基づき、表示画像格納領域221およびBL点灯パターン画像格納領域222の容量を設定する。また、メモリ容量算出部213は、メモリ220に、設定した容量の表示画像格納領域221、および、BL点灯パターン画像格納領域222を確保する。
(表示画像生成部)
表示画像生成部214は、外部から入力される映像データ、情報取得部211によって取得したテレビ10の情報、および、フォーマット設定部212から通知される表示画像のフォーマットに基づいて、表示画像を生成する。
映像データの一例として、例えば、PC20に接続されたチューナ(不図示)などを介して入力されるデジタル放送のTS(トランスポートストリーム)データを挙げることができる。また、映像データの他の一例として、PC20に接続されたネットワーク(不図示)を介してYouTube(登録商標)などに代表される動画配信サイトから配信されるストリーミングデータなどを挙げることもできる。
なお、表示画像は、上記のようにPC20からテレビ10に供給する映像信号が動画像である場合、当該映像信号を構成する1フレーム分の画像を指す。
また、表示画像は、外部から入力される映像データが、例えば、PC20に接続されたネットワークを介して入力されるテキストデータなどの静止画像である場合には、当該静止画像を示す画像であってもよい。
表示画像生成部214は、生成した表示画像を、メモリ220の有する表示画像格納領域221に格納する。
(BL点灯パターン画像生成部)
BL点灯パターン画像生成部215は、テレビ10のバックライト132の点灯パターンを制御するためのBL点灯パターン画像(制御画像)を生成する。
具体的には、BL点灯パターン画像生成部215は、まず、フォーマット設定部212によって決定された表示画像の解像度、バックライト132を構成する光源の個数などに基づいて、BL点灯パターンを決定する。そして、BL点灯パターン画像生成部215は、決定したBL点灯パターンを示すBL点灯パターン画像を生成する。
なお、BL点灯パターン画像生成部215は、さらに、PC20においてアクティブなウィンドウ(最前面に表示されているウィンドウ)の位置、マウスカーソルの位置、動画再生ウィンドウの位置などに基づいて、BL点灯パターンを決定してもよい。
BL点灯パターン画像生成部215は、生成したBL点灯パターン画像を、メモリ220の有するBL点灯パターン画像格納領域222に格納する。
なお、BL点灯パターン画像生成部215は、BL点灯パターン画像を、表示画像格納領域221に格納されている、当該BL点灯パターン画像と対応する表示画像と予め関連付けた状態で、BL点灯パターン画像格納領域222に格納すればよい。
(合成部)
合成部216は、表示画像格納領域221に格納されている表示画像と、BL点灯パターン画像格納領域222に格納されているBL点灯パターン画像とを合成し、合成画像を生成する。合成部216は、まず、表示画像格納領域221から表示画像を抽出し、当該抽出した表示画像と関連付けられているBL点灯パターン画像をBL点灯パターン画像格納領域222から抽出する。合成部216は、次に、抽出した表示画像とBL点灯パターン画像とを合成して、合成画像を生成する。なお、合成画像の生成の詳細については、図面を変えて後述する。
なお、PC20は、映像信号と共に、音声信号をテレビ10に供給してもよい。この場合には、PC20は、映像データと共に外部から入力された音声データを、映像データから上述した合成画像が生成されるまで遅延させた後、音声信号として、合成画像を含む映像信号と共にテレビ10に供給すればよい。
〔表示装置の構成〕
次に、本実施形態に係る表示システム1の備えるテレビ10について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る表示システム1の備えるテレビ10の構成の概略を示すブロック図である。
テレビ10は、図3に示すように、外部入力端子101、地上デジタル放送チューナ102、衛星放送チューナ103、録画再生部104、BDドライブ105、映像セレクタ106、映像処理回路107、OSD(On-Screen Display)生成部108、LCDコントローラ109(表示手段)、LCD(Liquid Crystal Display)110(表示部)、音声セレクタ111、音声処理回路112、アンプ113、スピーカ114、USBインターフェース115、ROM116、RAM117、制御部118、赤外線受光部119、カメラ120、HDドライブ121、分離部130(分離手段)、BL(Back Light)コントローラ(バックライト制御手段)、および、バックライト132を備えている。図3においては、映像信号の経路を実線で、音声信号の経路を1点鎖線で、データや制御信号の経路(バス)を太線で示している。
外部入力端子101は、PC20をテレビ10を有線接続するためのHDMIインターフェースであり、HDMIケーブル30を介してPC20と有線通信を行う。なお、本実施形態では、外部入力端子101がHDMIインターフェースである場合を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではない。例えば、外部入力端子101は、USB、IEEE1394、および、LANなどの有線接続用インターフェースに置換することが可能である。
また、外部入力端子101は、それぞれ独立した端子である映像入力端子と音声入力端子とを含む入力端子であってもよい。映像入力端子は、映像信号を入力するためのものであり、例えば、DVI端子であればよい。音声入力端子は、音声信号を入力するためのものであり、例えば、S/PDIF端子であればよい。
また、本実施形態では、外部入力端子101が有線接続するためのインターフェースである場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、無線接続するためのインターフェースであってもよい。なお、外部入力端子101が無線通信するためのインターフェースである場合の無線通信としては、例えば、WiFi−Display、赤外線通信、TransferJet、Bluetooth(登録商標)、及び、IEEE80211などを挙げることができる。
地上デジタル放送チューナ102は、地上デジタル放送により放送される放送番組を受信するためのチューナである。地上デジタル放送チューナ102は、例えば、受信信号をアナログベースバンド信号に変換するRF部、アナログベースバンド信号をデジタルベースバンド信号に変換するADC部、デジタルベースバンド信号からMPEG2ストリームを復調する復調部、および、MPEG2ストリームから映像信号および音声信号を復号する復号部により構成することができる。
地上デジタル放送チューナ102により復調されたMPEG2ストリームは、バスを介して録画再生部104に供給される。また、地上デジタル放送チューナ102により復号された映像信号および音声信号は、それぞれ、映像セレクタ106および音声セレクタ111に供給される。なお、地上デジタル放送チューナ102が何れのチャンネルを復調対象として選択するかは、制御部118により制御される。
なお、地上デジタル放送チューナ102は、異なるチャンネルを介して放送される2つのMPEG2ストリームを同時に復調することが可能なダブルチューナであることが好ましい。この場合、地上デジタル放送チューナ102は、選局対象チャンネルとして選択した第1のチャンネルを介して放送されるMPEG2ストリームを録画再生部104に供給すると共に、そのMPEG2ストリームから復号した映像信号および音声信号を映像セレクタ106および音声セレクタ111に供給する。また、地上デジタル放送チューナ102は、録画対象チャンネルとして選択した第2のチャンネルを介して放送されるMPEG2ストリームを録画再生部104に供給する。
もちろん、本発明に係る地上デジタル放送チューナ102は、ダブルチューナに限定されるものではなく、例えば、シングルチューナであってもよく、3つ以上のチューナを備える複数のチューナであってもよい。地上デジタル放送チューナ102がシングルチューナである場合には、ユーザが放送番組を視聴していないときに限って、放送番組を表すMPEG2ストリームを録画再生部104に供給することができる。また、地上デジタル放送チューナ102が複数のチューナによって構成される場合には、チャンネル毎、放送波毎、又は、視聴者毎(例えば、お父さん、お母さん、及び、子供など)に、異なるチャンネルを介して放送される放送番組を表すMPEG2ストリームを録画再生部104に供給することができる。
衛星放送チューナ103は、衛星放送により放送される放送番組を受信するためのチューナである。衛星放送チューナ103は、例えば、受信信号をアナログベースバンド信号に変換するRF部、アナログベースバンド信号をデジタルベースバンド信号に変換するADC部、デジタルベースバンド信号からMPEG2ストリームを復調する復調部、および、MPEG2ストリームから映像信号を復号する復号部により構成することができる。
衛星放送チューナ103により復調されたMPEG2ストリームは、録画再生部104に供給される。また、衛星放送チューナ103により復号された映像信号および音声信号は、それぞれ、映像セレクタ106および音声セレクタ111に供給される。なお、衛星放送チューナ103が何れのチャンネルを介して伝送されるMPEG2データストリームを復調するかは、制御部118により選択される。
なお、本実施形態における衛星放送チューナ103は、地上デジタル放送チューナ102と同様、異なるチャンネルを介して放送される2つの放送番組を同時に受信することが可能なダブルチューナであることが好ましい。
録画再生部104は、録画部と再生部とを含む。録画部は、地上デジタル放送チューナ102および衛星放送チューナ103の何れかからMPEG2ストリームを取得し、取得したMPEG2ストリームを記録装置に書き込む。録画部は、テレビ10に内蔵されたBDドライブ105、テレビ10に内蔵されたHDドライブ121、および、USBインターフェース115に接続されたUSB−HD(ハードディスク)ドライブ(不図示)などを、MPEG2ストリームを記録するための記録装置として使用することができる。再生部は、記録装置からMPEG2ストリームを読み出し、読み出したMPEG2ストリームから映像信号および音声信号を復号する。再生部により復号された映像信号および音声信号は、それぞれ、映像セレクタ106および音声セレクタ111に供給される。
映像セレクタ106には、上述した4種類の映像信号が供給される。すなわち、(1)外部入力端子101から入力された映像信号、(2)地上デジタル放送チューナ102にて復号された映像信号、(3)衛星放送チューナ103にて復号された映像信号、および、(4)録画再生部104(特に再生部)にて復号された映像信号が入力される。映像セレクタ106は、上記(1)〜(4)の映像信号のうちの何れか1つを選択する。映像セレクタ106によって選択された映像信号は、後述する分離部130を介して映像処理回路107に供給される。なお、映像セレクタ106が何れの映像信号を選択するかは、制御部118によって制御される。
映像処理回路107は、分離部130を介して映像セレクタ106から供給された映像信号に画質調整処理及びホワイトバランス調整処理を施す。また、映像処理回路107は、分離部130を介して映像セレクタ106から供給された映像信号にスケーリング処理を施す。
ここで、画質調整処理とは、例えば、映像信号を加工することによって、その映像信号が表す映像の輝度、シャープネス、および、コントラストの少なくとも何れかを変更することを指す。
また、ホワイトバランス調整処理とは、テレビ10の表示する白色が、ユーザにとって所望の白色となるよう、映像処理回路107により、RGB各色のゲインを調整する処理のことを指す。
また、スケーリング処理とは、映像信号を加工することによって、その映像信号が表す映像のサイズを拡大または縮小することを指す。映像のサイズの拡大及び縮小としては、例えば、アスペクト比を維持した拡大及び縮小、アスペクト比を維持しない拡大及び縮小、及び、映像の中心部はほぼそのままで、周辺部を拡大する非線形の拡大などを例に挙げることができる。
映像処理回路107によって加工された映像信号は、LCDコントローラ109に供給される。なお、映像処理回路107が画質およびサイズをどのように変更するかは、制御部118によって制御される。
また、映像処理回路107は、画質調整処理、ホワイトバランス調整処理、及び、スケーリング処理の少なくとも何れかが施された映像信号、又は、生成した静止画像に、OSD生成部108から供給されるOSDデータを重畳して、LCDコントローラ109に供給する。
OSD生成部108は、制御部118から供給されたOSDデータからOSD画像を生成(レンダリング)する。OSD生成部108が生成するOSD画像としては、電子番組表などが挙げられる。OSDデータとしては、例えば、SVG(Scalable Vector Graphics)を用いることができる。OSD生成部108により生成されたOSD画像は、映像処理回路107に供給され、映像処理回路107によって映像信号に重畳され、LCDコントローラ109に供給される。
LCDコントローラ109は、映像処理回路107から供給された映像信号に基づいて、その映像信号が表す映像を表示するようにLCD110を駆動する。また、OSD生成部108からOSD画像が供給されている場合、LCDコントローラ109は、映像処理回路107から供給された映像信号にOSD画像が重畳されたものに基づいて、その映像信号が表す映像を表示するようにLCD110を駆動する。
音声セレクタ111には、上述した4種類の音声信号が供給される。すなわち、(1)外部入力端子101から入力された音声信号、(2)地上デジタル放送チューナ102にて復号された音声信号、(3)衛星放送チューナ103にて復号された音声信号、および、(4)録画再生部104(特に再生部)にて復号された音声信号が入力される。音声セレクタ111は、上記(1)〜(4)の音声信号のうちの何れか1つを選択する。
音声セレクタ111によって選択された音声信号は、音声処理回路112に供給される。なお、音声セレクタ111が何れの音声信号を選択するかは、制御部118によって制御される。ただし、映像セレクタ106における映像の選択と、音声セレクタ111における音声の選択とは連動しており、例えば、映像セレクタ106が地上デジタル放送チューナ102から供給された映像信号を選択しているときには、音声セレクタ111も地上デジタル放送チューナ102から供給された音声信号を選択する。
音声処理回路112は、音声セレクタ111から供給された音声信号に音量調整処理を施す。また、音声処理回路112は、音声セレクタ111から供給された音声信号に音質調整処理を施す。ここで、音量調整処理とは、音声信号を加工することによって、その音声信号が表す音声の音量を変更することを指す。また、音質調整処理とは、音声信号を加工することによって、その音声信号が表す音声の周波数特性を変更すること(例えば、低域の強調や高域の強調など)を指す。音声処理回路112によって加工された音声信号は、アンプ113に供給される。なお、音声処理回路112によって音量および音質をどのように変更するかは、制御部118によって制御される。
アンプ113は、音声処理回路112から供給された音声信号に基づいて、その音声信号が表す音声を出力するようにスピーカ114を駆動する。
制御部118は、赤外線受光部119が受信したリモコン信号、および、カメラ120が撮像した画像に応じて上記各部を制御する。赤外線受光部119を用いた制御としては、例えば、地上デジタル放送チューナ102および衛星放送チューナ103の受信チャンネルをリモコン信号に応じて切り替える制御や、映像セレクタ106および音声セレクタ111にて選択する映像信号および音声信号をリモコン信号に応じて切り替える制御などが挙げられる。また、カメラ120を用いた制御としては、例えば、映像処理回路107にて画質をどのように調整するかを、撮像した画像に基づいて特定した視聴者に応じて切り替える制御などが挙げられる。
また、制御部118は、各放送局から提供されるEPG(Electronic Program Guide)データから放送番組テーブルを作成する機能などを有している。制御部118なお、各放送局から提供されるEPGデータは、例えば、地上デジタル放送チューナ102又は衛星放送チューナ103を用いて取得してもよいし、図示しないイーサーネット(登録商標)インターフェースを介して、インターネットに接続されたサーバから取得してもよい。
ROM116は、制御部118によって実行されるプログラムなどの固定データが格納される、読み出し可能かつ書き込み不能なメモリである。一方、RAM117は、制御部118が演算のために参照するデータや、制御部118が演算によって生成したデータなどの可変データが格納される、読み出し可能かつ書き込み可能なメモリである。例えば、放送番組テーブルは、このRAM117に格納される。
USBインターフェース115は、外部装置を有線接続するためのインターフェースであり、具体的には、USB機器をテレビ10に接続するためのインターフェースである。テレビ10に接続可能なUSB機器としては、USB−HDドライブ、BDドライブ、及び、DVDドライブなどの記録装置が代表的である。
また、外部装置を接続するためのインターフェースも、USBインターフェース115に限定されない。すなわち、USBインターフェース115は、例えば、ATA、ATAPI、IEEE1394、HDMI、および、LANなどの有線接続用インターフェースに置換することが可能である。SDカードが接続されている場合には、このSDカードを外部装置として使用してもよい。要するに、外部装置を接続するためのインターフェースは、何を用いてもよい。
また、本実施形態においては、地上上記デジタル放送の方式として、MPEG2ストリームを多重化する方式(米国におけるATSC方式や日本におけるISDB−T方式など)を想定しているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、MPEG2ストリームを多重化する代わりに、MPEG4ストリーム等を多重化する方式(欧州におけるDVB−T/DVB−T2方式など)に対しても本発明を適用することができる。後者の場合、復調したMPEG4ストリームをそのまま記録媒体に記録する構成を採用してもよいし、あるいは、復調したMPEG4ストリームをMPEG2ストリームに変換して記録媒体に記録する構成を採用してもよい。
(分離部)
分離部130は、映像セレクタ106から供給された映像信号が、外部入力端子101を介してPC20から供給された映像信号である場合、映像信号に含まれる合成画像から、表示画像とBL点灯パターン画像とを分離する。分離部130は、合成画像から分離した表示画像を映像信号として映像処理回路107に供給し、分離したBL点灯パターン画像をBLコントローラに供給する。
また、分離部130は、映像セレクタ106から供給された映像信号が、外部入力端子101以外の各部から供給された映像信号である場合には、映像信号をそのまま映像処理回路107に供給する。
なお、合成画像から表示画像とBL点灯パターン画像とを分離する方法としては、例えば、合成画像のうち、PC20から通知されるフォーマットの解像度によって指定される領域以外の領域をBL点灯パターン画像として分離する方法などを挙げることができる。
また、合成画像から表示画像とBL点灯パターン画像とを分離する方法は、これに限定されるものではなく、例えば、合成画像を画像解析し、BL点灯パターン画像であると判定した部分をBL点灯パターン画像として合成画像から分離する方法などを採用してもよい。また、HDMIケーブル30のCECラインを介して合成画像の構成情報をPC20から取得し、取得した合成画像の構成情報に基づいて、合成画像から表示画像とBL点灯パターン画像とを分離する方法を採用することもできる。
さらに、分離部130は、PC20からフォーマットが通知されなくとも、テレビ10が表示可能な規定の解像度を用いて、合成画像から表示画像とBL点灯パターン画像とを分離してもよい。この場合には、分離部130は、表示可能な解像度を超えた解像度の映像が入力されたときに、表示可能な解像度によって指定される領域以外の領域をBL点灯パターン画像として分離すればよい。
(バックライト、BLコントローラ)
バックライト132は、点灯パターンを個別に制御可能な、複数の光源から構成されている。本実施形態では、バックライト132が、横(行方向)32個、縦(列方向)18個(32×18個)の光源から構成されている場合を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではない。
BLコントローラ131は、分離部130から供給されたBL点灯パターン画像に基づいて、BL点灯パターン画像の示す点灯パターンでバックライト132が点灯するよう、バックライト132を構成する複数の光源を個別に駆動する。
なお、バックライト132を構成する光源は、例えば、発光ダイオード(LED:Light-emitting Diode)などによって実現することができるが、これに限定されるものではない。
〔合成画像の生成〕
次に、本実施形態に係るPC20における、合成画像生成処理について、図4および図5を参照して説明する。図4は、本実施形態に係る表示システム1の備えるPC20における合成画像生成処理の流れを示すフローチャートである。
また、図5は、本実施形態に係る表示システム1の備えるPC20において生成される合成画像の一例を示す図である。図5(a)は、表示画像の一例を示し、(b)は、BL点灯パターン画像の一例を示し、(c)は、合成画像の一例を示している。
(合成画像生成処理)
図4に示すように、PC20は、テレビ10が接続されると、情報取得部211によって、テレビ10の情報を取得する(ステップS101)。本実施形態では、テレビ10の備えるLCD110が、横(行方向)1366画素、縦(列方向)768画素(1366×768画素)の解像度を有する場合を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではない。
テレビ10の情報を取得すると、フォーマット設定部212は、テレビ10に供給する映像信号に含まれる表示画像のフォーマットを設定する。また、フォーマット設定部212は、設定した表示画像のフォーマットを、通信部230を介してテレビ10に通知する(ステップS102)。
なお、LCD110の解像度は1366×768であるため、フォーマット設定部212は、表示画像のフォーマットは、1366×768以下の解像度であれば、適宜設定することができる。
表示画像のフォーマットが設定されると、メモリ容量算出部213は、テレビ10の情報および表示画像のフォーマットに基づいて表示画像格納領域221の容量を設定し、メモリ220に、設定した容量の表示画像格納領域221を確保する(ステップS103)。また、メモリ容量算出部213は、テレビ10の情報および表示画像のフォーマットに基づいてBL点灯パターン画像格納領域222の容量を設定し、メモリ220に、設定した容量のBL点灯パターン画像格納領域222を確保する(ステップS104)。
表示画像格納領域221およびBL点灯パターン画像格納領域222を確保すると、表示画像生成部214は、外部から入力された映像データから、1フレーム毎の表示画像を生成する(ステップS105)。また、表示画像生成部214は、生成した表示画像を、メモリ220の有する表示画像格納領域221に格納する(ステップS106)。
図5(a)に、表示画像生成部214によって生成された表示画像の一例を示す。LCD110の解像度は1366×768であるため、表示画像生成部214は、図5(a)に示すように、1366×768の解像度の表示画像を生成し、表示画像格納領域221に格納する。
表示画像が生成されると、BL点灯パターン画像生成部215は、表示画像の解像度、テレビ10の備えるバックライト132の個数に基づき、BL点灯パターン画像を生成する(ステップS107)。また、BL点灯パターン画像生成部215は、生成したBL点灯パターン画像を、対応する表示画像と関連付けて、メモリ220の有するBL点灯パターン画像格納領域222に格納する(ステップS108)。
図5(b)に、BL点灯パターン画像生成部215によって生成されたBL点灯パターン画像の一例を示す。例えば、バックライト132を構成する光源の個数が32×18個である場合には、図5(b)に示すように、BL点灯パターン画像生成部215は、32×18の解像度のBL点灯パターン画像を生成し、BL点灯パターン画像格納領域222に格納する。
なお、図5(b)に示すBL点灯パターン画像の一例では、「○」がバックライト132を構成する各光源を示しており、「○」の色の濃淡によって各光源の輝度を示している。図7(c)に示す一例では、「○」の色が薄いほど輝度が高いことを示し、「○」の色が濃いほど輝度が低いことを示している。
図5(b)に示すBL点灯パターン画像は、図5(a)に示す表示画像のうち、左上に位置する画像領域Aに対応するバックライト132の領域Bに含まれる光源の輝度を高くし、領域Bから離れるにつれて光源の輝度を低くすることを示している。
表示画像およびBL点灯パターン画像が生成され、メモリ220に格納されると、合成部216は、表示画像および該表示画像に関連付けられたBL点灯パターン画像をメモリ220から読み出し、合成する。
図5(c)に、合成部216によって生成された合成画像の一例を示す。合成部216は、図5(b)に示すように、解像度1366×768の表示画像と、解像度32×18のBL点灯パターン画像とを合成し、1398×768に解像度が拡張された合成画像を生成する(ステップS109)。
合成画像が生成されると、制御部210は、合成画像を映像信号として、通信部230を介してテレビ10に供給する(ステップS110)。
PC20は、映像信号の供給の停止を指示するユーザ指示を受け付けるまで、ステップS105〜S110の処理を繰り返すことにより、テレビ10に対する映像信号の供給を継続する。
なお、本実施形態では、テレビ10がPC20に接続された時点で合成画像生成処理が開始される場合を例に挙げて説明したが、テレビ10がすでにPC20に接続されている状態で合成画像生成処理が開始されてもよい。このような場合としては、例えば、テレビ10における表示を、地上デジタル放送チューナ102によって受信される映像信号からPC20から供給される映像信号に切り替える場合などを挙げることができる。
この場合、テレビ10がPC20に接続されたときに、PC20おいてステップS101〜S104の処理はすでに実行されている。このため、PC20は、合成画像生成処理が開始された時点から、ステップS105〜S110の処理を繰り返すことにより、テレビ10に対する映像信号の供給を継続すればよい。
〔表示画像の表示〕
次に、本実施形態に係るテレビ10における表示画像の表示について、図6および図7を参照して説明する。図6は、本実施形態に係る表示システム1の備えるテレビ10における表示処理の流れを示すフローチャートである。
また、図7は、本実施形態に係る表示システム1の備えるテレビ10において表示される表示画面の一例を示す図である。図7(a)は、合成画像の一例を示し、(b)は、表示画像データの一例を示し、(c)は、BL表示パターン画像の一例を示し、(d)は、テレビ10に最終的に表示される表示画面の一例を示している。
(表示処理)
図6に示すように、テレビ10は、PC20に接続されると、テレビ10の情報をPC20に通知する(ステップS121)。
また、テレビ10は、PC20から供給される映像信号に含まれる表示画像のフォーマットの通知を取得する(ステップS122)。
次に、テレビ10は、外部入力端子101を介してPC20からの映像信号の供給を受け付ける(ステップS123)。
図7(a)に、PC20から供給される映像信号に含まれる合成画像の一例を示す。図7(a)に示すように、合成画像は、表示画像とBL点灯パターン画像とが合成され、一つの画像となっている。
テレビ10は、PC20から映像信号が供給されると、分離部130において、映像信号に含まれる合成画像から、表示画像とBL点灯パターン画像とを分離する(ステップS124)。
図7(b)および(c)に、合成画像から分離された表示画像およびBL点灯パターン画像の一例を示す。図7(b)および(c)に示すように、分離部130は、合成画像を、表示画像を示す画像と、BL点灯パターン画像を示す画像とに分離する。
図7(c)に示すように、BL点灯パターン画像は、図7(b)に示す表示画像のうち、左上に位置する画像領域Aに対応するバックライト132の領域Bに含まれる光源の輝度を高くし、領域Bから離れるほど光源の輝度を低くすることを示している。
分離部130は、合成画像から分離した各画像のうち、表示画像を、映像信号として映像処理回路107を介してLCDコントローラ109に供給する。LCDコントローラ109は、分離部130から供給される映像信号に含まれる表示画像に基づいてLCD110を駆動し、表示画像をLCD110に表示する(ステップS125)。
また、分離部130は、合成画像から分離した各画像のうち、BL点灯パターン画像をBLコントローラ131に供給する。BLコントローラ131は、分離部130から供給されるBL点灯パターン画像に基づいてバックライト132を駆動し、バックライト132を構成する各光源の点灯を個別に制御する(ステップS126)。
図7(d)に、テレビ10に最終的に表示される表示画面の一例を示す。図7(d)に示すように、テレビ10に最終的に表示される表示画面は、LCD110に表示される表示画像のうち、BL点灯パターン画像によって高い輝度が示される範囲は明るく表示され、低い輝度が示された範囲は暗く表示されることになる。
図7(d)に示すように、テレビ10に最終的に表示される表示画像は、図7(c)に示すBL点灯パターン画像に基づき、表示画像のうち左上に位置する画像領域Aが明るく表示され、画像領域Aから離れるにつれて暗くなるよう表示される。
テレビ10は、PC20から供給される映像信号の表示の停止を指示するユーザ指示を受け付けるまで、ステップS123〜S126までの処理を繰り返すことにより、PC20から供給される映像信号の表示を継続する。
なお、本実施形態では、テレビ10がPC20に接続された時点で表示処理が開始される場合を例に挙げて説明したが、テレビ10がすでにPC20に接続されている状態で表示処理が開始されてもよい。この場合には、テレビ10がPC20に接続されたときに、テレビ10においてステップS121〜S122の処理はすでに実行されている。このため、テレビ10は、表示処理が開始された時点から、ステップS123〜S126の処理を繰り返すことにより、PC20から供給される映像信号の表示を継続すればよい。
(表示システムの動作)
次に、PC20における合成画像生成処理、および、テレビ10における表示処理のタイミングについて、図8を参照して説明する。図8は、本実施形態に係る表示システム1の動作を示すシーケンス図である。
図8に示すように、テレビ10がPC20に接続されると、テレビ10は、テレビ10の情報をPC20に通知し(図6におけるステップS121)、PC20は、テレビ10から、テレビ10の情報を取得する(図4におけるステップS102)。
テレビ10の情報を取得すると、PC20は、表示画像のフォーマットを設定する。PC20は、設定した表示画像のフォーマット(図8における「フォーマット情報」)をテレビ10に通知し(図4におけるステップS102)、テレビ10は、PC20からフォーマット情報を取得する(図6におけるステップS122)。
また、PC20は、テレビ10にフォーマット情報を通知すると、PC20において、メモリ220に格納領域(表示画像格納領域221、および、BL点灯パターン画像格納領域222)を確保する(図4におけるステップS103〜S104)。また、PC20は、合成画像を生成する(図4におけるステップS105〜S109)。
PC20は、生成した合成画像を映像信号としてテレビ10に供給し(図4におけるステップS110)、テレビ10は、PC20から映像信号を取得する(図6におけるステップS123)。
映像信号を取得すると、テレビ10は、表示画像をLCD110に表示し、BL点灯パターン画像に基づきバックライト132を駆動する(図6におけるステップS124〜S126)。
上述のように、PC20は、テレビ10の備えるバックライト132の点灯パターンを制御するためのBL点灯パターン画像を生成し、テレビ10に供給する。これによって、高い処理能力を必要とするBL点灯パターンの演算を、予め演算能力の高い制御部210(例えばCPUおよび専用グラフィックLSIなど)を備えるPC20において実行することができる。
また、テレビ10は、BL点灯パターン画像がPC20から供給されるため、BL点灯パターンの演算を行わなくともよく、テレビ10における処理量を抑制することができる。このため、テレビ10は、BL点灯パターンを演算するために演算能力の高いPCUなどを備える必要がないため、テレビ10のコストの増大を防ぐこともできる。
さらに、PC20は、BL点灯パターン画像を、表示画像生成部214によって生成した表示画面に基づいて生成することができるため、テレビ10において表示画像に基づいてBL点灯パターンを演算する場合よりも、より容易に使用状況に合わせた最適なパターンを生成することができる。
また、PC20は、表示画像に含まれる、所定の領域のみが明るくなるようにバックライト132を構成する光源の点灯制御が行われるようなBL点灯パターン画像を生成することもできる。所定の領域とは、例えば、表示画像に含まれる、マウスカーソルの位置の周辺、アクティブなウィンドウ、動画像の表示領域、または、ネット電話およびメールの着信を示す通知部分(着信アイコンなど)などを挙げることができる。
また、PC20は、BL点灯パターン画像を映像信号としてテレビ10に供給することができるため、従来から提供されている接続端子や、通信ケーブルなどを用いることができる。このため、PC20は、新たな通信ケーブルおよび接続端子を使用することなく、テレビ10におけるバックライトの点灯制御を容易に指示することができる。
なお、PC20は、BL点灯パターン画像生成部215によって、表示画像に応じたBL点灯パターン画像を自動で生成することができるため、ユーザにバックライトの明るさに関する煩雑な操作を強いることもない。
本実施形態では、表示装置がテレビ10によって実現されている場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、4K2Kテレビ、ディスプレイ装置、および、電子黒板などによって実現されていてもよい。
また、本実施形態では、映像信号供給装置がPC20によって実現されている場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、セットトップボックス、アンドロイド搭載型のセットトップボックス、および、HDMI出力付きの携帯電話端末、などによって実現されていてもよい。
<実施形態2>
次に、本発明の他の実施形態について、図9から図11を参照して説明する。まず、図9を参照して、本実施形態に係る表示システム1の備えるPC20’の構成について説明する。図9は、本実施形態に係る表示システムの備えるPC20’の構成の概略を示すブロック図である。
なお、説明の便宜上、実施形態1の構成要素と同様の機能を有する構成要素には同一の番号を付し、その説明を省略する。本実施形態では、主に、実施形態1との相違点について説明するものとする。
〔PCの構成〕
図9に示すように、本実施形態に係るPC20’は、制御部210’が、合成部216の代わりに出力切替部217(挿入手段)および出力切替制御部218を備えていること以外は、実施形態1に係るPC20と同じ構成である。
(出力切替部)
出力切替部217は、通信部230を介してテレビ10に供給される映像信号に含まれる表示画像のフレーム間に、BL点灯パターン画像を挿入する手段である。具体的には、出力切替部217は、映像信号に含まれる画像を、表示画像とBL点灯パターン画像とで順次切り替える。
出力切替部217は、映像信号に含まれる画像として表示画像を表示画像格納領域221から読み出すと、次に、該表示画像と関連付けられているBL点灯パターン画像をBL点灯パターン画像格納領域222から読み出す。また、出力切替部217は、BL点灯パターン画像を読み出すと、直前に読み出した表示画像の次の表示画像を表示画像格納領域221から読み出す。
そして、出力切替部217は、読み出した各画像を、映像信号として、表示画像、該表示画像に関連付けられているBL点灯パターン画像、該表示画像の次の表示画像の順で通信部230を介してテレビ10に供給する。このようにして、BL点灯パターン画像は、映像信号として表示画像に挿入された状態でテレビ10に供給される。
なお、BL点灯パターン画像の挿入方法はこれに限定されるものではなく、出力切替部217は、例えば、5フレームなどの複数フレームの表示画像毎にBL点灯パターン画像を挿入してもよい。
(出力切替制御部)
出力切替制御部218は、出力切替部217における、BL点灯パターン画像の表示画像への挿入を制御する。
例えば、出力切替制御部218は、60Hzのフレームレートで表示画像を出力している場合に、BL点灯パターンを1フレームの表示画像毎に送る場合、フレームレートを120Hzに変更した上で、表示画像とBL点灯パターン画像とが交互に出力されるよう、出力切替部217を制御する。
なお、本実施形態では、BL点灯パターン画像が1フレーム毎に映像信号として出力(供給)される場合を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではない。例えば、BL点灯パターン画像の出力タイミングは、2フレーム毎であってもよいし、10フレーム毎であってもよい。この場合には、出力切替制御部218は、映像信号のフレームレートを適宜適切なフレームレートに設定すればよい。
(分離部)
この場合には、テレビ10の備える分離部130は、例えば、映像信号に含まれる画像から、予めPC20から通知されたフォーマットの解像度の画像を表示画像として分離すればよい。また、分離部130は、予めPC20から通知されたフォーマットの解像度以外の解像度の画像をBL点灯パターン画像として分離すればよい。
また、分離部130は、PC20から、映像信号と共に、映像信号を構成する画像が表示画像であるかBL点灯パターン画像であるかを示す画像情報を含む同期信号を取得してもよい。これにより、分離部130は、表示画像の解像度とBL点灯パターン画像の解像度が全く同じ解像度である場合にも、同期信号に含まれる画像情報を参照することにより、表示画像とBL点灯パターン画像とを分離することが可能となる。
〔BL点灯パターン画像の挿入〕
次に、本実施形態に係るPC20’において生成される合成画像について、図10を参照して説明する。図10は、本実施形態に係る表示システム1の備えるPC20’においてBL点灯パターン画像の挿入された映像信号の一例を示す図である。図10(a)は、表示画像の一例を示し、(b)は、BL点灯パターン画像の一例を示し、(c)は、BL点灯パターン画像の挿入された映像信号の一例を示している。
表示画像は、図10(a)に示すように、出力切替部217によって60Hzのフレームレートで表示画像格納領域221から読み出される。
BL点灯パターン画像もまた、図10(b)に示すように、出力切替部217によって60HzのフレームレートでBL点灯パターン画像格納領域222から読み出される。
出力切替部217によって読み出された表示画像およびBL点灯パターン画像は、出力切替制御部218によってその出力タイミングを制御され、図10(c)に示すように、120Hzのフレームレートで交互に映像信号として出力される。
〔表示処理〕
次に、本実施形態に係るテレビ10における表示画像の表示について、図11を参照して説明する。図11は、本実施形態に係る表示システム1の備えるテレビ10において表示される表示画面の一例を示す図である。図11(a)は、供給される映像信号の一例を示し、(b)は、表示画像データの一例を示し、(c)は、BL表示パターン画像の一例を示し、(d)は、テレビ10に最終的に表示される表示画面の一例を示している。
図11(a)に示すように、BL点灯パターン画像が1フレーム毎に表示画像に挿入された映像信号が、120Hzのフレームレートでテレビ10に入力される。
分離部130は、入力された映像信号から、表示画像と、BL点灯パターン画像とを分離する。分離部130は、図11(b)に示すように、60Hzのフレームレートの表示画像を映像処理回路107を介してLCDコントローラ109に供給する。また、分離部130は、図11(c)に示すように、60HzのフレームレートのBL点灯パターン画像をBLコントローラ131に供給する。
BLコントローラ131は、分離部130から供給されるBL点灯パターン画像に基づいてバックライト132を駆動し、バックライト132を構成する各光源の点灯を個別に制御する。これによって、図11(d)に示すように、テレビ10に最終的に表示される表示画面は、LCD110に表示される表示画像のうち、BL点灯パターン画像によって高い輝度が示される範囲は明るく表示され、低い輝度が示された範囲は暗く表示されることになる。
〔まとめ〕
本発明の一態様に係る映像信号供給装置(PC20)は、上述のように、表示装置(テレビ10)に表示させる表示画像を含む映像信号を当該表示装置に供給する供給手段(通信部230)と、上記表示装置のバックライト132の点灯パターンを制御するための制御画像(BL点灯パターン画像)を生成する制御画像生成手段(BL点灯パターン画像生成部215)と、を備え、上記供給手段は、上記表示画像と上記制御画像とを上記映像信号として供給する、ことを特徴としている。
本発明の一態様に係る映像信号供給装置の映像信号供給方法は、上述のように、映像信号供給装置の映像信号供給方法であって、表示装置に表示させる表示画像を含む映像信号を当該表示装置に供給する供給ステップと、上記表示装置のバックライト132の点灯パターンを制御するための制御画像を生成する制御画像生成ステップと、を備え、上記供給ステップにおいて、上記表示画像と上記制御画像とを上記映像信号として供給する、ことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記映像信号供給装置は、上記表示装置のバックライト132の点灯パターンを制御するための制御画像を、上記表示画像と共に上記映像信号として上記表示装置に供給する。このため、上記表示装置は、上記表示画像を表示する際のバックライト132の点灯パターンを、上記制御画像に基づいて制御することができる。つまり、上記表示装置は、上記表示画像を表示する際に、バックライト132の点灯パターンを制御するためのバックライト点灯パターンを算出する演算処理を行わなくとも、上記制御画像に基づいてバックライト132の点灯パターンを制御することができる。
したがって、上記映像信号供給装置は、上記表示装置における処理量を抑制しつつ、表示装置におけるバックライト132の制御を可能にすることができる。
また、本発明の一態様に係る映像信号供給装置は、上記制御画像と上記表示画像とを合成する合成手段(合成部216)をさらに備え、上記供給手段は、上記合成手段によって合成された合成画像を上記映像信号として供給する、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記映像信号供給装置は、上記合成手段によって合成された合成画像を、上記映像信号として供給する。
これによれば、上記映像信号供給装置は、新たな通信ケーブルなど用いなくとも、従来の通信方法や従来の通信ケーブルなどを用いることによって、表示装置に対する上記制御画像の供給を行うことができる。
また、本発明の一態様に係る映像信号供給装置は、上記制御画像を、上記表示画像のフレーム間に挿入する挿入手段(挿入手段)をさらに備え、上記供給手段は、上記挿入手段によって上記表示画像のフレーム間に挿入された上記制御画像を、上記表示画像と共に上記映像信号として供給する、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記映像信号供給装置は、上記挿入手段によって上記表示画像のフレーム間に挿入された上記制御画像を、上記表示画像と共に上記映像信号として供給する。
これによれば、上記映像信号供給装置は、新たな通信ケーブルなど用いなくとも、従来の通信方法や従来の通信ケーブルなどを用いることによって、表示装置に対する上記制御画像の供給を行うことができる。
また、本発明の一態様に係る映像信号供給装置において、上記制御画像生成手段は、上記表示装置のバックライト132を構成する光源の数に基づいて上記制御画像を生成する、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記映像信号供給装置は、上記表示装置の備えるバックライト132を構成する光源の数に基づいて生成した制御画像を映像信号として上記表示装置に供給する。これによって、上記映像信号供給装置は、上記表示装置に最も適した制御画像を当該表示装置に供給することができる。
本発明の一態様に係る表示装置(テレビ10)は、上述のように、入力される映像信号から、表示画像と、バックライト132の点灯パターンを制御するための制御画像(BL点灯パターン画像)とを分離する分離手段(分離部130)と、上記分離手段によって分離された上記表示画像を表示部(LCD110)に表示する表示手段(LCDコントローラ109)と、上記分離手段によって分離された上記制御画像に基づいて上記表示部のバックライト132を制御するバックライト制御手段(BLコントローラ)と、を備えている、ことを特徴としている。
本発明の一態様に係る表示装置の表示方法は、表示装置の表示方法であって、入力される映像信号から、表示画像と、バックライト132の点灯パターンを制御するための制御画像とを分離する分離ステップと、上記分離ステップにおいて分離された上記表示画像を表示部に表示する表示ステップと、上記分離ステップにおいて分離された上記制御画像に基づいて上記表示部のバックライト132を制御するバックライト制御ステップと、を含んでいる、ことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記表示装置は、上記映像信号として入力される上記表示画像に基づいて表示画像を表示し、上記映像信号として入力される上記制御画像に基づいて上記バックライト132の点灯パターンを制御する。つまり、上記表示装置は、上記表示画像を表示する際に、バックライト132の点灯パターンを制御するためのバックライト点灯パターンを算出する演算処理を行わなくとも、上記制御画像に基づいてバックライト132の点灯パターンを制御することができる。
したがって、上記表示装置は、当該表示装置における処理量を抑制しつつ、バックライト132の制御を実行することができる。
また、上記表示装置を備えていることを特徴とするテレビジョン受像機、および、上記映像信号供給装置と上記表示装置とを備えていることを特徴とする表示システム1も、本発明の範疇に含まれる。
また、本発明の一態様に係る映像信号供給装置を動作させるためのプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させることを特徴とするプログラム、本発明の一態様に係る表示装置を動作させるためのプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させることを特徴とするプログラム、及び、これらのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体もまた、本発明の範疇に含まれる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
最後に、テレビ10およびPC20、20’の各ブロック、特にテレビ10の備える制御部118、及び、テレビ10の備える制御部210、210’は、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、テレビ10およびPC20、20’は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるテレビ10およびPC20、20’の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記テレビ10およびPC20、20’に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、一時的でない有形の媒体(non-transitory tangible medium)、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM(登録商標)/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、テレビ10およびPC20、20’を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、ここで開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の表示装置は、テレビジョン受像機、ディスプレイ装置、および、電子黒板などに好適に適用することができる。また、本発明の映像信号供給装置は、パーソナルコンピュータ、および、セットトップボックスなどに好適に適用することができる。
1 表示システム
10 テレビ(表示装置)
20、20’ PC(映像信号供給装置)
30 HDMIケーブル
109 LCDコントローラ(表示手段)
110 LCD(表示部)
118 制御部
130 分離部(分離手段)
131 BLコントローラ(バックライト制御手段)
132 バックライト
210、210’ 制御部
211 情報取得部
212 フォーマット設定部
213 メモリ容量算出部
214 表示画像生成部
215 BL点灯パターン画像生成部(制御画像生成手段)
216 合成部(合成手段)
217 出力切替部(挿入手段)
218 出力切替制御部
220 メモリ
221 表示画像格納領域
222 BL点灯パターン画像格納領域
230 通信部(供給手段)

Claims (12)

  1. 表示装置に表示させる表示画像を含む映像信号を当該表示装置に供給する供給手段と、
    上記表示装置のバックライトの点灯パターンを制御するための制御画像を生成する制御画像生成手段と、を備え、
    上記供給手段は、上記表示画像と上記制御画像とを上記映像信号として供給する、
    ことを特徴とする映像信号供給装置。
  2. 上記制御画像と上記表示画像とを合成する合成手段をさらに備え、
    上記供給手段は、上記合成手段によって合成された合成画像を上記映像信号として供給する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像信号供給装置。
  3. 上記制御画像を、上記表示画像のフレーム間に挿入する挿入手段をさらに備え、
    上記供給手段は、上記挿入手段によって上記表示画像のフレーム間に挿入された上記制御画像を、上記表示画像と共に上記映像信号として供給する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像信号供給装置。
  4. 上記制御画像生成手段は、上記表示装置のバックライトを構成する光源の数に基づいて上記制御画像を生成する、
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の映像信号供給装置。
  5. 入力される映像信号から、表示画像と、バックライトの点灯パターンを制御するための制御画像とを分離する分離手段と、
    上記分離手段によって分離された上記表示画像を表示部に表示する表示手段と、
    上記分離手段によって分離された上記制御画像に基づいて上記表示部のバックライトを制御するバックライト制御手段と、を備えている、
    ことを特徴とする表示装置。
  6. 請求項5に記載の表示装置を備えている、ことを特徴とするテレビジョン受像機。
  7. 請求項1から4の何れか1項に記載の映像信号供給装置と、
    請求項5に記載の表示装置と、を備えている、
    ことを特徴とする表示システム。
  8. 映像信号供給装置の映像信号供給方法であって、
    表示装置に表示させる表示画像を含む映像信号を当該表示装置に供給する供給ステップと、
    上記表示装置のバックライトの点灯パターンを制御するための制御画像を生成する制御画像生成ステップと、を備え、
    上記供給ステップにおいて、上記表示画像と上記制御画像とを上記映像信号として供給する、
    ことを特徴とする映像信号供給方法。
  9. 表示装置の表示方法であって、
    入力される映像信号から、表示画像と、バックライトの点灯パターンを制御するための制御画像とを分離する分離ステップと、
    上記分離ステップにおいて分離された上記表示画像を表示部に表示する表示ステップと、
    上記分離ステップにおいて分離された上記制御画像に基づいて上記表示部のバックライトを制御するバックライト制御ステップと、を含んでいる、
    ことを特徴とする表示方法。
  10. 請求項1から4の何れか1項に記載の映像信号供給装置が備えているコンピュータを動作させるプログラムであって、上記コンピュータを上記の各手段として機能させるためのプログラム。
  11. 請求項5に記載の表示装置が備えているコンピュータを動作させるプログラムであって、上記コンピュータを上記の各手段として機能させるためのプログラム。
  12. 請求項10または11に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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