JP2014066773A - 投写型表示装置 - Google Patents

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Akira Okamido
晃 大上戸
Isato Takeuchi
勇人 竹内
Takeshi Utakoji
雄 宇多小路
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Abstract

【課題】明るさと視覚的な高艶色性を両立させることができる投写型表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】投写型表示装置1は、光源3aと、映像モードごとに設定された電力変調波形に応じた電力を光源3aに供給することで光源3aを駆動する光源駆動回路13と、反射鏡3bと、ライトトンネル型反射鏡5と、光路上においてライトトンネル型反射鏡5の後段に設けられたカラーホイール8と、光路上においてライトトンネル型反射鏡5およびカラーホイール8の後段に設けられた反射型ライトバルブ2と、光路上においてカラーホイール8の後段でかつ反射型ライトバルブ2の前段に設けられ、特定の波長の光を遮断し、それ以外の波長の光を透過するトリミングフィルタ9と、トリミングフィルタ9を光路上または光路外へ移動させる移動機構10と、映像モードに応じて移動機構10を駆動するトリミングフィルタ駆動回路19とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD素子)などの反射型ライトバルブとカラーホイールを用いた単板式の投写型表示装置に関するものである。
従来の投写型表示装置は、一般に、反射型ライトバルブと、反射型ライトバルブに光を照射するための光源と、光源を駆動する光源駆動回路と、光源からの光をライトバルブに誘導する誘導光学系と、光源からライトバルブに至る光の光路上に配置され、かつ、光源からの光の強度分布を均一化するライトトンネル型反射鏡と、光源からの光のうちライトバルブの駆動と同期して特定の波長を透過するカラーホイールと、ライトバルブから反射される映像を所定のスクリーンに投射する投写レンズとを備えて主構成されている。
このような従来の投写型表示装置においては、投写光を明るくするためにカラーホイールのフィルタ部に可視光全域を透過するWセグメントを配列させることにより、光利用効率を向上させる必要がある。しかし、Wセグメントの角度を大きくすると、RGBの3原色のセグメントが占める角度が小さくなるため、RGB単色光の明るさがW(白色)に対して相対的に暗くなる。その結果、例えばR(赤色)が黒みのある濁った赤色になるといった視覚的に色再現が悪くなり艶色性が低くなるという問題があった。
この問題を解決する技術として、セグメントの角度パターンを異ならせた複数のカラーホイールを用意し、複数のカラーホイールのうちのいずれかのカラーホイールを選択して使用する技術がある。これにより、投写光を明るくした映像モードの場合にはWセグメントの角度が大きいタイプのカラーホイールを選択したり、RGB単色光を明るくして色味を高める映像モードの場合にはWセグメントの角度が小さいタイプあるいはWセグメントがないタイプのカラーホイールを選択したりすることができる(例えば特許文献1参照)。
特開2004−294985号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、投写光を明るくした映像モードを選択した場合にはRGB単色光の光量が少ないため、明るさと視覚的な艶色性を両立させることができないという課題がある。
そこで、本発明は、明るさと視覚的な高艶色性を両立させることができる投写型表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る投写型表示装置は、光源と、映像モードごとに設定された電力変調波形に応じた電力を前記光源に供給することで、前記光源を駆動する光源駆動回路と、前記光源から出射された光を反射する反射鏡と、前記反射鏡により反射された光の強度分布を均一化するライトトンネル型反射鏡と、前記反射鏡により反射された光の光路上において、前記ライトトンネル型反射鏡の前段または後段に設けられたカラーホイールと、前記光路上において、前記ライトトンネル型反射鏡および前記カラーホイールの後段に設けられたライトバルブと、前記光路上において、前記カラーホイールの後段でかつ前記ライトバルブの前段に設けられ、特定の波長の光を遮断し、それ以外の波長の光を透過するトリミングフィルタと、前記トリミングフィルタを前記光路上または光路外へ移動させる移動機構と、前記映像モードに応じて前記移動機構を駆動するトリミングフィルタ駆動回路とを備えるものである。
本発明によれば、投写型表示装置は、光路上において、カラーホイールの後段でかつライトバルブの前段に設けられ、特定の波長の光を遮断し、それ以外の波長の光を透過するトリミングフィルタと、トリミングフィルタを光路上または光路外へ移動させる移動機構と、映像モードに応じて移動機構を駆動するトリミングフィルタ駆動回路とを備えた。
したがって、移動機構によりトリミングフィルタを光路上へ移動させた場合は、カラーホイールとトリミングフィルタとを通過した光がライトバルブに入射され、トリミングフィルタを光路外へ移動させた場合は、カラーホイールを通過した光がライトバルブに入射される。このため、映像モードに応じて、ライトバルブに入射される光におけるRGBの3原色の色度を変えることができる。これにより、明るさを重視する投写画像を表示する映像モードの場合でも、RGB単色光の比率を向上させることができるため、視覚的な高艶色性を両立させることができる。
実施の形態1に係る投写型表示装置の基本構成を示す図である。 カラーホイールの構成の一例を示す図である。 (a)明るさを重視する投写画像を表示する映像モードの場合に使用される電力変調波形を示す図である。(b)色味を重視する投写画像を表示する映像モードの場合に使用される電力変調波形を示す図である。 カラーホイールのRGB各セグメントの分光透過特性の一例を示す図である。 (a)図4の分光透過特性において明るさを重視する投写画像を表示する映像モードでのWRGBの相対光量の一例を示す図である。(b)図4の分光透過特性において色味を重視する投写画像を表示する映像モードでのWRGBの相対光量の一例を示す図である。 カラーホイールのRGB各セグメントとトリミングフィルタの分光透過特性の一例を示す図である。 (a)図6の分光透過特性において明るさを重視する投写画像を表示する映像モードでのWRGBの相対光量の一例を示す図である。(b)図6の分光透過特性において色味を重視する投写画像を表示する映像モードでのWRGBの相対光量の一例を示す図である。 色再現範囲を示す図である。 従来の投写型表示装置の基本構成を示す図である。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1について、図面を用いて以下に説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置1の基本構成を示す図である。投写型表示装置1は、光源系3と、光源駆動回路13と、集光レンズ4と、ライトトンネル型反射鏡5と、カラーホイール8と、トリミングフィルタ9と、移動機構10と、トリミングフィルタ駆動回路19と、リレーレンズ6と、反射型ライトバルブ2と、投写光学系7とを備えている。なお、実際には投写光学系7の後段にスクリーンが配置されるが、スクリーンは本発明と関連がないため、図1では図示を省略している。
光源系3は、光源3aと、光源3aから出射された光を反射型ライトバルブ2側に反射させる反射鏡3bとから構成され、光源3aは光源駆動回路13により駆動される。なお、光源3aとしては、通常、高圧水銀ランプ、ハロゲンランプ、キセノンランプなどを採用するが、連続スペクトルを有する発光デバイスであれば上記以外のデバイスを採用してもよい。
また、反射鏡3bの形状および構造は特に限定されない。例えば、反射鏡3bの形状は楕円面または放物面でもよい。なお、反射鏡3bの形状が楕円面の場合には集光レンズ4を配置せずに、ライトトンネル型反射鏡5の前面に、反射鏡3bにより反射された光を入射してもよい。
集光レンズ4は、反射鏡3bにより反射された光の光路上に配置されている。ライトトンネル型反射鏡5は、集光レンズ4の後段に配置されている。ライトトンネル型反射鏡5は、一般的にガラスなどの透明材料で製造され、側壁内側が全反射面となるように構成されている。すなわち、ライトトンネル型反射鏡5は、四角柱状のロッド(すなわち、断面形状が四辺形の柱状部材)、または、光反射面を内側にして筒状に組み合わされ断面形状が四辺形のパイプ(管状部材)により構成されている。
ライトトンネル型反射鏡5は、集光レンズ4を介してライトトンネル型反射鏡5の入射口5aの近傍に集光した光を側壁内側で複数回反射させることにより、光の強度分布を均一化する機能を有する。ライトトンネル型反射鏡5の出射口5bの近傍においては、略均一な光の強度分布が得られる。
出射口5bから出射された光は、カラーホイール8とトリミングフィルタ9を透過した後、リレーレンズ6を介して反射型ライトバルブ2へと導かれる。出射口5bと反射型ライトバルブ2は共役関係であるため、反射型ライトバルブ2に照射される光が均一化され、投写光学系7を介してスクリーン上には照度ムラがほとんどない良好な画像が投写される。ここで、出射口5bから出射された光は、トリミングフィルタ9を透過せずにカラーホイール8のみを透過する場合があるが、その詳細については後述することとする。
カラーホイール8は、光路上において、ライトトンネル型反射鏡5の後段に配置され、ライトトンネル型反射鏡5から出射された光のうち、反射型ライトバルブ2の駆動と同期して特定の波長の光を透過するR,G,Bセグメント8R,8G,8B(図2参照)と、全波長領域の光を透過するWセグメント8W(図2参照)とを含む構成である。カラーホイール8の詳細については後述することとする。
トリミングフィルタ9は、カラーホイール8の後段に配置され、カラーホイール8を透過した光のうち、特定の波長の光を遮断し、それ以外の波長の光を透過する。移動機構10は、トリミングフィルタ9を光路上または光路外へ移動させる。
移動機構10は、例えば、トリミングフィルタ9が保持されたホルダー(図示省略)と、駆動モータ(図示省略)とを備え、駆動モータの回転運動を水平運動に変換して伝達する伝達系(図示省略)を介してホルダーが接続されている。駆動モータの駆動により伝達系を介して、ホルダーが光軸Cと直交方向に水平移動するように構成されている。なお、移動機構10の構造は、特に限定されない。また、図1では、光軸Cと直交する方向に水平移動させているが、光軸Cと直交する方向に回転移動させてもよい。
トリミングフィルタ駆動回路19は、映像モードに応じて移動機構10(より具体的には移動機構10の駆動モータ)を駆動する。ここで、投写型表示装置1においては、映像モードとして、明るさを重視する投写画像を表示する映像モード(以下「明るさを重視する映像モード」と称す)と、色味を重視する投写画像を表示する映像モード(以下「色味を重視する映像モード」と称す)などを設定できるように構成されている。
より具体的には、トリミングフィルタ駆動回路19は、映像の色味を重視する映像モードでは、トリミングフィルタ9を光路上(図1の実線で示す位置)に移動させるように移動機構10を駆動する。また、トリミングフィルタ駆動回路19は、映像の明るさを重視する映像モードでは、トリミングフィルタ9を光路外(図1の2点鎖線で示す位置)に移動させるように移動機構10を駆動する。
リレーレンズ6は、トリミングフィルタ9の後段に配置され、カラーホイール8とトリミングフィルタ9を透過した光、または、カラーホイール8を透過した光を反射型ライトバルブ2へ出射する。
反射型ライトバルブ2は、光路上において、ライトトンネル型反射鏡5とカラーホイール8の後段に配置されている。より具体的には、反射型ライトバルブ2は、光路上において、リレーレンズ6の後段に配置されている。
反射型ライトバルブ2は、DMD素子であり、各画素に対応する可動式のマイクロミラーを多数(例えば、数十万個〜数百万個)平面的に配列し、表示すべき映像信号の画素情報に応じて各マイクロミラーの傾斜を変化させるように構成されている。マイクロミラーの配列された面(すなわち、マイクロミラーが形成された基板の表面)を基準面とすると、反射型ライトバルブ2は、ON時は各マイクロミラーを基準面に対して一定の方向に角度α(例えば、12度)だけ傾けることにより、入射光を投写光学系7に向けて反射し、投写光学系7に入射された光(すなわち、ON光)はスクリーン上の投写画像に利用される。
一方、反射型ライトバルブ2は、OFF時はマイクロミラーを基準面に対して反対方向に角度αだけ傾けることにより、入射光を投写光学系7から離れた位置に設けられた光吸収板(図示省略)に向けて反射し、光吸収板に入射された光(すなわち、OFF光)はスクリーン上の投写画像に利用されない。これにより白黒表示が可能となる。なお、反射型ライトバルブ2としては、DMD素子以外にも、単板であればどのような反射型ライトバルブを採用してもよい。例えば、反射型の液晶素子でもよい。
投写光学系7は、光路上において、反射型ライトバルブ2の後段に配置され、反射型ライトバルブ2で変調された映像光をスクリーンに投影する。
次に、図2と図3を用いてカラーホイール8の詳細について説明する。図2は、カラーホイール8の構成の一例を示す図である。カラーホイール8は、R(赤)、G(緑)、B(青)の3原色のカラーフィルタ8R,8G,8Bと、可視光の全波長領域を透過するW(白)のカラーフィルタ8Wとを合わせた配列パターンを有している。
カラーホイール8は、モータ(図示省略)の駆動により回転するように構成されている。モータの駆動によりカラーホイール8を回転することで、反射型ライトバルブ2の駆動と同期して、WRGBのいずれかのセグメントを光路上に配置することができる。これにより、反射型ライトバルブ2と同期させることでカラー表示が可能となり、WRGBの各セグメント内でON光とOFF光を組み合わせることで階調を作ることができる。以下、カラーフィルタ8R,8G,8B,8Wを、セグメント8R,8G,8B,8Wとも称す。
図3は、光源駆動回路13から光源3aへ入力される電力変調波形の一例を示す図である。図3(a)は、明るさを重視する映像モードの場合に使用される電力変調波形を示す図である。Wセグメント8Wにおいては、光源駆動回路13は、光源駆動回路13からの出力電力の平均値(100%)を上回る電力を出力する。一方、R,G,Bセグメント8R,8G,8Bにおいては、光源駆動回路13は平均値を下回る電力を出力する。これにより、カラーホイール8に入射された光のうちの、Wセグメント8Wを透過する光量の占める割合を角度比率以上にすることができる。
図3(b)は、色味を重視する映像モードの場合に使用される電力変調波形を示す図である。Wセグメント8Wにおいては、光源駆動回路13は、光源駆動回路13からの出力電力の平均値(100%)を下回る電力を出力する。逆に、RGBセグメント8R,8G,8Bにおいては、光源駆動回路13は平均値を上回る電力を出力する。これにより、カラーホイール8に入射された光のうちの、R,G,Bセグメント8R,8G,8Bを透過する光量の占める割合を角度比率以上にすることができる。
次に、本実施の形態に係る投写型表示装置1の色度調整について、トリミングフィルタ9を備えていない従来の投写型表示装置101の場合と対比して説明する。最初に、従来の投写型表示装置101の場合について説明する。
図9は、従来の投写型表示装置101の基本構成を示す図であり、図4は、カラーホイール8のRGB各セグメント8R,8G,8Bの分光透過特性の一例を示す図であり、図5(a)は、図4に示す分光透過特性において図3(a)に示す電力変調波形を入力した場合のWRGBの相対光量の一例を示す図であり、図5(b)は、図4に示す分光透過特性において図3(b)に示す電力変調波形を入力した場合のWRGBの相対光量の一例を示す図である。
図9に示すように、従来の投写型表示装置101は、投写型表示装置1からトリミングフィルタ9と移動機構10とトリミングフィルタ駆動回路19を省略した構成である。このため、投写型表示装置1と同じ構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
図4に示すように、所望の色再現範囲を実現するために、Rセグメント8Rの50%透過波長λrは、Gセグメント8Gの長波長側50%透過波長λg2よりも長波長側に設定されている。また、Bセグメント8Bの50%透過波長λbは、Gセグメント8Gの短波長側50%透過波長λg1よりも短波長側に設定されている。なお、Wセグメント8Wは可視光全域を透過する特性のため、図4では図示が省略されている。
図5(b)においては、RGBの3原色のセグメント8R,8G,8Bを透過する際の電力が平均電力を上回っているため、R単色光とG単色光とB単色光を加算した光量をWの光量(RGB単色光を含む、以下省略)に近づけることが可能である。しかし、図5(a)においては、RGBの3原色のセグメント8R,8G,8Bを透過する際の電力が平均電力を下回っているため、R単色光とG単色光とB単色光を加算した光量をWの光量に近づけることは不可能である。このため、RGB各単色光のWに対する相対光量は極度に低くなる。これにより、従来の投写型表示装置101では、明るさを重視する映像モードの場合は、RGB各単色光が視覚的に濁った色に見えてしまい色再現性が悪く見える、すなわち艶色性が低くなる。
次に、本実施の形態に係る投写型表示装置1の色度調整について説明する。図6は、カラーホイール8のRGB各セグメント8R,8G,8Bとトリミングフィルタ9の分光透過特性の一例を示す図である。カラーホイール8において、Rセグメント8Rの50%透過波長λrは、Gセグメント8Gの長波長側50%透過波長λg2よりも短波長側に設定されている。また、Bセグメント8Bの50%透過波長λbはGセグメント8Gの短波長側50%透過波長λg1よりも長波長側に設定されている。つまり、以下の数式(1)と数式(2)で表される条件を満足するように、カラーホイール8のRGB各セグメント8R,8G,8Bの50%透過波長が設定されている。
λr<λg2 ・・・(1)
λg1<λb ・・・(2)
これにより、カラーホイール8のRGBセグメント8R,8G,8Bを透過する光量を増やすことができる。なお、Wセグメント8Wは可視光全域を透過する特性のため、図6では図示が省略されている。
トリミングフィルタ9は、R波長領域とG波長領域の境界となる波長の光と、B波長領域とG波長領域の境界となる波長の光とを遮断し、それ以外の波長の光を透過する特性を有している。R波長領域とG波長領域の境界となる波長の光を遮断する50%透過波長のうち、長波長側50%透過波長λt4は、カラーホイール8のRセグメント8Rの50%波長λrよりも長波長側に設定されている。短波長側50%透過波長λt3は、カラーホイール8のGセグメント8Gの長波長側50%波長λg2よりも短波長側に設定されている。
また、B波長領域とG波長領域の境界となる波長の光を遮断する50%透過波長のうち、長波長側の50%透過波長λt2は、カラーホイール8のGセグメント8Gの短波側50%波長λg1よりも長波長側に設定されている。短波長側の50%透過波長λt1は、カラーホイール8のBセグメント8Bの50%波長λbよりも短波長側に設定されている。つまり、以下の数式(3)から数式(6)で表される条件を満足するように、トリミングフィルタ9の50%透過波長が設定されている。
λt4>λr ・・・(3)
λt3<λg2 ・・・(4)
λt2>λg1 ・・・(5)
λt1<λb ・・・(6)
これにより、カラーホイール8のRGBセグメント8R,8G,8Bを透過した光量の波長特性を制御することができる。
図7(a)は、図6に示す分光透過特性において図3(a)に示す電力変調波形を入力した場合のWRGBの相対光量の一例を示す図であり、図7(b)は、図6に示す分光透過特性において図3(b)に示す電力変調波形を入力した場合のWRGBの相対光量の一例を示す図であり、図8はそれぞれの色再現範囲を表すxy色度図である。
明るさを重視する映像モードが選択された場合、光源駆動回路13から光源3aに対して図3(a)の電力変調波形を出力するとともに、トリミングフィルタ駆動回路19により移動機構10を介してトリミングフィルタ9を光路外に移動させる。明るさを重視する映像モードにおいては、ライトトンネル型反射鏡5から出射された光がトリミングフィルタ9を透過しない。その結果、RGBの3原色の色度はカラーホイール8のみで主に決まるため、図8の実線で示すように、色再現範囲は色味を重視する映像モードの場合と比べて狭くなる。
しかし、図7(a)に示すように、図5(a)の場合と比較して、RGB各単色光の光量が大きくなり、RGB各単色光の光量とW光量との差が極力抑えられるため、RGB各単色光が視覚的に濁った色に見えてしまうことがなくなる、すなわち視覚上の色再現性は抑制され、明るさと艶色性の両立を図ることができる。
一方、色味を重視する映像モードが選択された場合、光源駆動回路13から光源3aに対して図3(b)の電力変調波形を出力するとともに、同様にトリミングフィルタ駆動回路19により移動機構10を介してトリミングフィルタ9を光路上に移動させる。色味を重視するモードにおいては、ライトトンネル型反射鏡5から出射された光がカラーホイール8とトリミングフィルタ9を透過することで、RGBの3原色の色度はカラーホイール8の分光透過特性とトリミングフィルタ9の分光透過特性の積算で主に決まるため、図8の点線で示すように、色再現範囲を広くとることができる。
この場合、カラーホイール8のRGBセグメント8R,8G,8Bを透過する光量は増加するものの、トリミングフィルタ9によりR波長領域とG波長領域の境界となる波長の光と、B波長領域とG波長領域の境界となる波長の光とが遮断されるため、図7(b)に示すようにWRGBの相対光量は、図5(b)の場合と同様となる。
以上のように、実施の形態1に係る投写型表示装置1では、光路上において、カラーホイール8の後段でかつ反射型ライトバルブ2の前段に設けられ、特定の波長の光を遮断し、それ以外の波長の光を透過するトリミングフィルタ9と、トリミングフィルタ9を、カラーホイール8から反射型ライトバルブ2に至る光路上または光路外へ移動させる移動機構10と、映像モードに応じて移動機構10を駆動するトリミングフィルタ駆動回路19とを備えた。
したがって、移動機構10によりトリミングフィルタ9を光路上へ移動させた場合は、カラーホイール8とトリミングフィルタ9とを通過した光が反射型ライトバルブ2に入射され、トリミングフィルタ9を光路外へ移動させた場合は、カラーホイール8を通過した光が反射型ライトバルブ2に入射される。このため、映像モードに応じて、反射型ライトバルブ2に入射される光におけるRGBの3原色の色度を変えることができる。これにより、明るさを重視する映像モードの場合でも、RGB単色光の比率を向上させることができるため、視覚的な高艶色性を両立させることができる。
カラーホイール8は、Rセグメントの50%透過波長をλr、Gセグメントの短波長側の50%透過波長をλg1、Gセグメントの長波長側の50%透過波長をλg2、Bセグメントの50%透過波長をλbとした場合、数式(1)と数式(2)で表される条件を満足するように構成されるため、カラーホイール8のRGBセグメント8R,8G,8Bを透過する光量を増加させることができる。
トリミングフィルタ9は、R波長領域とG波長領域の境界およびB波長領域とG波長領域の境界を遮断する特性を有し、B波長領域とG波長領域の境界を遮断する50%透過波長のうち、短波長側の50%透過波長をλt1、長波長側の50%透過波長をλt2、R波長領域とG波長領域の境界を遮断する50%透過波長のうち、短波長側の50%透過波長をλt3、長波長側の50%透過波長をλt4とした場合、数式(3)から数式(6)で表される条件を満足するように構成されるため、カラーホイール8のRGBセグメント8R,8G,8Bを透過した光の波長特性を制御することができる。
本実施の形態では、トリミングフィルタ9は、カラーホイール8からの戻り光による温度上昇を防ぐために、カラーホイール8の後段に配置されることが望ましい。図1において、カラーホイール8とトリミングフィルタ9はライトトンネル型反射鏡5の後段に配置されているが、ライトトンネル型反射鏡5の前段に配置されてもよい。また、カラーホイール8はライトトンネル型反射鏡5の前段に、トリミングフィルタ9はライトトンネル型反射鏡5の後段にそれぞれ配置されてもよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 投写型表示装置、2 反射型ライトバルブ、3a 光源、3b 反射鏡、5 ライトトンネル型反射鏡、8 カラーホイール、9 トリミングフィルタ、10 移動機構、13 光源駆動回路、19 トリミングフィルタ駆動回路。

Claims (3)

  1. 光源と、
    映像モードごとに設定された電力変調波形に応じた電力を前記光源に供給することで、前記光源を駆動する光源駆動回路と、
    前記光源から出射された光を反射する反射鏡と、
    前記反射鏡により反射された光の強度分布を均一化するライトトンネル型反射鏡と、
    前記反射鏡により反射された光の光路上において、前記ライトトンネル型反射鏡の前段または後段に設けられたカラーホイールと、
    前記光路上において、前記ライトトンネル型反射鏡および前記カラーホイールの後段に設けられたライトバルブと、
    前記光路上において、前記カラーホイールの後段でかつ前記ライトバルブの前段に設けられ、特定の波長の光を遮断し、それ以外の波長の光を透過するトリミングフィルタと、
    前記トリミングフィルタを前記光路上または光路外へ移動させる移動機構と、
    前記映像モードに応じて前記移動機構を駆動するトリミングフィルタ駆動回路と、
    を備える、投写型表示装置。
  2. 前記カラーホイールは、Rセグメントの50%透過波長をλr、Gセグメントの短波長側の50%透過波長をλg1、Gセグメントの長波長側の50%透過波長をλg2、Bセグメントの50%透過波長をλbとした場合、以下の数式(1)と数式(2)で表される条件、
    λr<λg2 ・・・(1)
    λg1<λb ・・・(2)
    を満足するように構成される、請求項1記載の投写型表示装置。
  3. 前記トリミングフィルタは、R波長領域とG波長領域の境界およびB波長領域とG波長領域の境界を遮断する特性を有し、B波長領域とG波長領域の境界を遮断する50%透過波長のうち、短波長側の50%透過波長をλt1、長波長側の50%透過波長をλt2、R波長領域とG波長領域の境界を遮断する50%透過波長のうち、短波長側の50%透過波長をλt3、長波長側の50%透過波長をλt4とした場合、以下の数式(3)から数式(6)で表される条件、
    λt4>λr ・・・(3)
    λt3<λg2 ・・・(4)
    λt2>λg1 ・・・(5)
    λt1<λb ・・・(6)
    を満足するように構成される、請求項1または請求項2記載の投写型表示装置。
JP2012210311A 2012-09-25 2012-09-25 投写型表示装置 Pending JP2014066773A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016045346A (ja) * 2014-08-22 2016-04-04 株式会社リコー 画像投射装置

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