JP2014064345A - ハウジング部材および冷却構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】モータと発熱体とを備える構成において、冷却効率の高いハウジング部材を提供する。
【解決手段】ハウジング部材10は、中央部20、隔壁30および離間構造部50を備える。中央部20はハウジング部材10を支持する。隔壁30はインバータ200とモータ300とを軸方向に隔絶する。離間構造部50は、中央部20と隔壁30とを軸方向に離間して固定する。離間構造部50は、空隙51と、軸方向に延びる連結部52とを備える。
【選択図】図5
【解決手段】ハウジング部材10は、中央部20、隔壁30および離間構造部50を備える。中央部20はハウジング部材10を支持する。隔壁30はインバータ200とモータ300とを軸方向に隔絶する。離間構造部50は、中央部20と隔壁30とを軸方向に離間して固定する。離間構造部50は、空隙51と、軸方向に延びる連結部52とを備える。
【選択図】図5
Description
本発明はハウジング部材および冷却構造に関し、とくに発熱体とモータとに関連して配置されるものに関する。
モータと発熱体とを備える機器、たとえば直流電力を交流電力に変換する電力変換装置(インバータ)において、モータと発熱体との間に冷媒を流通させて冷却する構造が公知である。このような構造の例は特許文献1に記載されている。特許文献1の図13には、発熱体であるパワーモジュール100bと、モータを構成するロータ743およびステータ503との間にハウジング部材(後部軸受体504)を配置し、このハウジング部材の上下に冷媒を流通させる構成が図示されている。
しかしながら、従来の構成では、冷媒流通孔が平面的なため冷却効率が低いという問題があった。平面的な構成では、開口面積を確保するために冷媒流通孔を径方向外側に広がる形状とする必要がある(図6および図7参照)。このような構成では、発熱体の表面積に対して放熱面積が小さくなり、冷却効率が低下する。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、冷却効率の高いハウジング部材を提供することを目的とする。
上述の問題を解決するため、この発明に係るハウジング部材は、発熱体およびモータに関連して配置される、ハウジング部材であって、ハウジング部材を支持する中央部と、発熱体とモータとを、モータの軸方向に隔絶する隔壁と、中央部と隔壁とを、軸方向に離間して固定する離間構造部とを備え、離間構造部は、空隙と、軸方向に延びる連結部とを備える。
このような構成によれば、離間構造部が、中央付近の立体的な冷媒流通孔として機能する。
隔壁は冷媒経路の少なくとも一部を構成してもよい。
隔壁は、径方向中央を含む範囲に孔部を有し、孔部の開口面積は、孔部の周縁における、隔壁からみて発熱体側の冷媒経路の断面積に実質的に等しいか、または、孔部の開口面積は、孔部の周縁における、隔壁からみてモータ側の冷媒経路の断面積に実質的に等しいか、または、孔部の開口面積は、空隙の開口面積に実質的に等しいものであってもよい。
中央部は、モータの軸受を支持する軸受支持部であってもよい。
中央部、隔壁、および連結部は一体に形成されてもよい。
隔壁は、径方向中央を含む範囲に孔部を有し、孔部の開口面積は、孔部の周縁における、隔壁からみて発熱体側の冷媒経路の断面積に実質的に等しいか、または、孔部の開口面積は、孔部の周縁における、隔壁からみてモータ側の冷媒経路の断面積に実質的に等しいか、または、孔部の開口面積は、空隙の開口面積に実質的に等しいものであってもよい。
中央部は、モータの軸受を支持する軸受支持部であってもよい。
中央部、隔壁、および連結部は一体に形成されてもよい。
また、この発明に係る冷却構造は、上述のハウジング部材と、ハウジング部材と発熱体との間に配置され、冷媒経路の少なくとも一部を構成する、冷媒経路部材とを備える。
冷媒経路部材が構成する冷媒経路の軸方向寸法は、中央部と隔壁との軸方向における距離に実質的に等しいものであってもよい。
本発明の電力変換装置によれば、冷媒流通孔が立体的形状を有するので、冷媒流通孔の径方向のサイズを抑え、より中央に近い部分まで冷媒を流通させることができる。したがって放熱面積がより大きくなり、冷却効率が向上する。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1〜図4に、本発明の実施の形態1に係るハウジング部材10の構成の例を示す。
ハウジング部材10は、概して回転対称の形状を有する。対称の軸を上下にとると、図1は上から見た図(平面図)、図2は正面斜め上から見た斜視図、図3は正面斜め下から見た斜視図となる。図4は図1のIV−IV線に沿った断面による断面図である。なお、本明細書において、「上」および「下」という方向の表現は、軸方向の互いに反対となる向きを便宜的に表すものであり、必ずしも重力の向きとは一致しない。
実施の形態1.
図1〜図4に、本発明の実施の形態1に係るハウジング部材10の構成の例を示す。
ハウジング部材10は、概して回転対称の形状を有する。対称の軸を上下にとると、図1は上から見た図(平面図)、図2は正面斜め上から見た斜視図、図3は正面斜め下から見た斜視図となる。図4は図1のIV−IV線に沿った断面による断面図である。なお、本明細書において、「上」および「下」という方向の表現は、軸方向の互いに反対となる向きを便宜的に表すものであり、必ずしも重力の向きとは一致しない。
ハウジング部材10は、大まかに径方向中央から外側に向けて、中央部20、隔壁30および周壁40を備え、これらが一体に形成されている。
中央部20は、軸に垂直な円板状の平面をなす円板部21と、円板部21の周縁から下向きに延びる円筒面部22とを備える。このような構成により、円筒面部22の内側に円筒状の部材(たとえば軸受)が配置されると、円板部21が軸方向の移動を制限するとともに、円筒面部22が径方向の移動を制限し、ハウジング部材10が固定されることになる。このように、中央部20はハウジング部材10を支持する機能を有する。
中央部20は、軸に垂直な円板状の平面をなす円板部21と、円板部21の周縁から下向きに延びる円筒面部22とを備える。このような構成により、円筒面部22の内側に円筒状の部材(たとえば軸受)が配置されると、円板部21が軸方向の移動を制限するとともに、円筒面部22が径方向の移動を制限し、ハウジング部材10が固定されることになる。このように、中央部20はハウジング部材10を支持する機能を有する。
隔壁30は、軸に垂直な平面状の構造である。隔壁30は、隔壁上面31および隔壁下面32を有し、径方向中央を含む範囲に略円形の孔部33(図4参照)が設けられる(本実施形態では、孔部33は厳密に径方向中央に設けられる)。孔部33の直径はD1である。また、中央部20と隔壁30との間には離間構造部50が形成される(図4参照)。中央部20と隔壁30との軸方向における距離はD2である(図4参照)。
離間構造部50は、流体が自在に通過可能な開口である空隙51と、軸方向に延びる連結部52とを備える。連結部52は、隔壁30の径方向内縁すなわち孔部33の周縁から、軸方向下向きに延びて中央部20の上面に接続される。この連結部52が、中央部20と隔壁30とを軸方向に離間して固定する。すなわち、連結部52は、隔壁30を中央部20から持ち上げる柱のような構造であるということができる。
ここで、離間構造部50の周囲に冷媒が流通する場合において、空隙51は冷媒流通孔として機能する。とくに、離間構造部50はハウジング部材10の中央に形成され、軸方向に延びる立体的形状を有するので、空隙51の開口面積に比較して空隙51の径方向のサイズを小さく抑えることができる。
なお、本実施形態では連結部52は直線状ではなく、一部は湾曲しつつ径方向斜めに延びる形状であるが、全体的に見ると軸方向に延びる形状であるということができる。また、離間構造部50において、空隙51および連結部52は、周方向に交互に、等間隔に配置される。
周壁40は、隔壁30の周縁から下向きに延びる略円筒面状の構造である。隔壁30と周壁40とが接する部分には複数の切欠孔41が設けられる。切欠孔41は流体が自在に通過可能な開口である。なお、切欠孔41の開口面積は、その合計が後述の冷媒経路における最小断面積と同等かそれ以上となるよう設計される。
図5に、実施の形態1に係るハウジング部材10を含む冷却構造100の構成の例を示す。
冷却構造100は、発熱体であるインバータ200を冷却するための構造である。ハウジング部材10は、インバータ200とモータ300との間に、モータ300と同軸に配置される。すなわち、隔壁30が、インバータ200とモータ300とを軸方向に隔絶するように配置される。インバータ200はスイッチング素子を含む。モータ300はたとえば誘導機モータである。
冷却構造100は、発熱体であるインバータ200を冷却するための構造である。ハウジング部材10は、インバータ200とモータ300との間に、モータ300と同軸に配置される。すなわち、隔壁30が、インバータ200とモータ300とを軸方向に隔絶するように配置される。インバータ200はスイッチング素子を含む。モータ300はたとえば誘導機モータである。
冷却構造100は、ハウジング部材10と、ヒートシンク110と、ファン120と、カバー部材140とを備える。
ヒートシンク110は、インバータ200と接触して配置される伝熱板111と、伝熱板111が受け取った熱を放熱するフィン112とを備える。ヒートシンク110は冷媒経路部材として機能するものであり、ハウジング部材10とインバータ200との間に配置される。なお、図5のフィン112は概念的に示したものであり、必ずしもフィン112の正確な形状を表すものではない。伝熱板111と隔壁上面31との軸方向における距離はD3である。この距離D3は、たとえばフィン112の軸方向寸法(たとえば長さ)と等しい。また、この距離D3は、ヒートシンク110が構成する冷媒経路の軸方向寸法に等しい。
ファン120は、後述のロータ310に固定され、ロータ310とともに回転する。
カバー部材140は略有底円筒面状の部材であり、底面を上にしてインバータ200およびヒートシンク110の全体を覆うように配置される。カバー部材140の下端はハウジング部材10の上端と整合するよう配置され、カバー部材140の円筒面下部には、流体が自在に通過可能な開口141が設けられる。開口141の開口面積は、その合計が後述の冷媒経路における最小断面積と同等かそれ以上となるよう設計される。
カバー部材140は略有底円筒面状の部材であり、底面を上にしてインバータ200およびヒートシンク110の全体を覆うように配置される。カバー部材140の下端はハウジング部材10の上端と整合するよう配置され、カバー部材140の円筒面下部には、流体が自在に通過可能な開口141が設けられる。開口141の開口面積は、その合計が後述の冷媒経路における最小断面積と同等かそれ以上となるよう設計される。
モータ300は、ロータ310およびステータ320を備える。ロータ310の軸部311は、軸受130を介して中央部20によって支持される。すなわち、中央部20は、ロータ310の軸受130を支持する軸受支持部として機能する。また、ステータ320にはコイル330が巻回される。なお、上述のように、ロータ310にはファン120が固定されている。ロータ310が所定の向きに回転すると、これに伴ってファン120も回転し、周囲の流体を内側から外側に送り出すようになっている。
冷却構造100の内部空間には、冷媒としての流体が流通する。冷媒はたとえば空気であり、ファン120等の作用により流動する。図5に示すように、冷媒は、ハウジング部材10に対して軸方向の片側(たとえば隔壁30からみてインバータ200側、すなわち上側)において、開口141から冷却構造100に流入し、その側において径方向内側に向かって移動し(経路F1)、径方向中央部において孔部33を通って他方の側(たとえば隔壁30からみてモータ300側、すなわち下側)に移動し(経路F2)、その側において径方向外側に向かって移動し(経路F3)、他方の側において切欠孔41から流出する。
なお、図5では冷媒は常に紙面左から右へと流れるように示されるが、切欠孔41および開口141は周方向の異なる位置に複数設けられているため、図5に示される位置の開口141から流入した冷媒は、必ずしも図5に示される位置の切欠孔41に到達するとは限らない。
以下、離間構造部50の構成および作用効果について、従来の構成と比較しながら説明する。
図6および図7に、従来のハウジング部材510の構成を示す。図6は上から見た図(平面図)であり、図7は図6のVII−VII線に沿った断面による断面図である。
従来のハウジング部材510では、中央部520の上面、隔壁530、空隙551および連結部552がすべて同一平面上に形成される。すなわち、本願の離間構造部50に相当する構成を持たない(あるいは、離間構造部50に相当する構成が平面的である)。したがって、空隙551の開口面積を確保するためには空隙551を径方向に広げる必要がある。すなわち距離D5が大きくなる。
図6および図7に、従来のハウジング部材510の構成を示す。図6は上から見た図(平面図)であり、図7は図6のVII−VII線に沿った断面による断面図である。
従来のハウジング部材510では、中央部520の上面、隔壁530、空隙551および連結部552がすべて同一平面上に形成される。すなわち、本願の離間構造部50に相当する構成を持たない(あるいは、離間構造部50に相当する構成が平面的である)。したがって、空隙551の開口面積を確保するためには空隙551を径方向に広げる必要がある。すなわち距離D5が大きくなる。
これと比較して、本願の実施の形態1に係るハウジング部材10では、離間構造部50および空隙51が立体的形状を有するので、孔部33の直径D1を小さく抑えることができ、冷媒をより径方向中央に近い位置まで流通させることができる。したがって、ヒートシンク110における放熱面積がより大きくなり、冷却効率が向上する。
このような構成は、軸受のサイズが大きい場合により有効である。中央部の径方向寸法は、軸受に応じて設計する必要がある。従来のハウジング部材510では空隙551をその外側に設ける必要があるので、軸受のサイズが大きくなるにつれて中央部分に冷媒が流れない領域が増大し、放熱面積が減少して冷却効率が低下する。
これと比較して、本願の実施の形態1に係るハウジング部材10では、空隙51を必ずしも中央部20より径方向外側に設ける必要がなく、軸受のサイズに関わらず放熱面積を維持し、冷却効率の低下を回避できる。
これと比較して、本願の実施の形態1に係るハウジング部材10では、空隙51を必ずしも中央部20より径方向外側に設ける必要がなく、軸受のサイズに関わらず放熱面積を維持し、冷却効率の低下を回避できる。
また、従来の連結部552の形状は平面的であり、冷媒の軸方向への流れを阻害する箇所ができてしまい、結果として連結部552の位置に対応する周方向領域(図6ではたとえば領域A)において冷媒がほとんど流れなくなる。
これと比較して、本願の実施の形態1に係るハウジング部材10では、連結部52は軸方向に延びる立体的形状を有するので、冷媒の軸方向への流れを阻害する作用が小さい。よって隔壁上面31の全面にわたって冷媒を流通させることができ、冷却効率が向上する。
これと比較して、本願の実施の形態1に係るハウジング部材10では、連結部52は軸方向に延びる立体的形状を有するので、冷媒の軸方向への流れを阻害する作用が小さい。よって隔壁上面31の全面にわたって冷媒を流通させることができ、冷却効率が向上する。
ここで、実施の形態1に係る冷却構造100の冷却効率について考える。冷却構造100の冷却効率は冷媒の流速に依存し、冷媒の流速は冷媒経路の最小断面積に依存する。また、冷却構造100の冷却効率は、ヒートシンク110が実質的に流動する冷媒と接触する表面積にも依存する。したがって、冷媒経路の最小断面積を大きく確保しつつ、冷媒がヒートシンク110の広い範囲と接触しながら流動するよう、冷却構造100の各部の寸法を設計すれば、冷却効率をさらに向上させることができる。
冷媒経路の最小断面積について、冷却構造100の全体のサイズをコンパクトに保ちつつ最小断面積を大きく維持するには、経路F1〜F3の最小断面積をすべて等しくすればよい。なお、上述のように、開口141および41の開口面積も、その合計が冷媒経路における最小断面積と同等かそれ以上となるよう設計することが好ましい。
経路F1は外側から内側に向かって狭くなるので、その断面積は隔壁30の内縁(すなわち孔部33の周縁)において最小となる。経路F2の断面積は孔部33の開口面積である。経路F3は内側から外側に向かって広くなるので、その断面積は経路F1と同様に隔壁30の内縁(すなわち孔部33の周縁)において最小となる。したがって、次の各条件を満たすように冷却構造100を設計すれば、良い冷却効率を実現することができる。
‐孔部33の開口面積は、孔部33の周縁における経路F1の断面積に等しい。
‐孔部33の開口面積は、孔部33の周縁における経路F2の断面積に等しい。あるいは、孔部33の開口面積は、空隙51の開口面積に等しい。
‐距離D2と距離D3とが等しい。
‐孔部33の開口面積は、孔部33の周縁における経路F1の断面積に等しい。
‐孔部33の開口面積は、孔部33の周縁における経路F2の断面積に等しい。あるいは、孔部33の開口面積は、空隙51の開口面積に等しい。
‐距離D2と距離D3とが等しい。
なお、各経路の断面積は、当業者であれば適宜計算することができるが、たとえば次のようにして計算可能である。
経路F1の最小断面積は、直径D1および高さD3を有する円筒面の面積として計算することができる。この場合はフィン112が占める面積を無視しているが、フィン112が占める面積が無視できない場合であっても、当該円筒面の面積は最小断面積の近似値として扱うことができる。
経路F1の最小断面積は、直径D1および高さD3を有する円筒面の面積として計算することができる。この場合はフィン112が占める面積を無視しているが、フィン112が占める面積が無視できない場合であっても、当該円筒面の面積は最小断面積の近似値として扱うことができる。
経路F2の最小断面積は、直径D1を有する円の面積として計算することができる。
経路F3の最小断面積は、直径D1および高さD2を有する円筒面の面積として計算することができる。この場合は離間構造部50において連結部52が占める面積を無視しているが、連結部52が占める面積が無視できない場合であっても、当該円筒面の面積は最小断面積の近似値として扱うことができる。
経路F3の最小断面積は、直径D1および高さD2を有する円筒面の面積として計算することができる。この場合は離間構造部50において連結部52が占める面積を無視しているが、連結部52が占める面積が無視できない場合であっても、当該円筒面の面積は最小断面積の近似値として扱うことができる。
なお、上記の「等しい」という表現は、必ずしも厳密に等しい場合のみならず、実質的に等しいと考えられる場合を含む。「実質的に等しい」とは、その差が冷却構造100の作用効果(たとえば冷媒の流速等)に及ぼす誤差が、所定の許容範囲内(たとえば公称誤差内)に収まる程度に近い値であることをいう。
また、上記の3条件は必ずしもすべて同時に満たされる必要はなく、いずれか1つが満たされていれば、その条件に応じた程度に良い冷却効率を実現することができる。
10 ハウジング部材、20 中央部(軸受支持部)、30 隔壁、31 隔壁上面、32 隔壁下面、33 孔部、40 周壁、41 切欠孔、50 離間構造部、51 空隙、52 連結部、100 冷却構造、110 ヒートシンク(冷媒経路部材)、200 インバータ(発熱体)、300 モータ、F1 経路(隔壁からみて発熱体側の冷媒経路)、F2 経路(冷媒経路)、F3 経路(隔壁からみてモータ側の冷媒経路)。
Claims (7)
- 発熱体およびモータに関連して配置される、ハウジング部材であって、
前記ハウジング部材を支持する中央部と、
前記発熱体と前記モータとを、前記モータの軸方向に隔絶する隔壁と、
前記中央部と前記隔壁とを、前記軸方向に離間して固定する離間構造部と
を備え、
前記離間構造部は、空隙と、前記軸方向に延びる連結部とを備える、ハウジング部材。 - 前記隔壁は冷媒経路の少なくとも一部を構成する、請求項1に記載のハウジング部材。
- 前記隔壁は、径方向中央を含む範囲に孔部を有し、
前記孔部の開口面積は、前記孔部の周縁における、前記隔壁からみて前記発熱体側の冷媒経路の断面積に実質的に等しいか、または、
前記孔部の開口面積は、前記孔部の周縁における、前記隔壁からみて前記モータ側の冷媒経路の断面積に実質的に等しいか、または、
前記孔部の開口面積は、前記空隙の開口面積に実質的に等しい、請求項2に記載のハウジング部材。 - 前記中央部は、前記モータの軸受を支持する軸受支持部である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のハウジング部材。
- 前記中央部、前記隔壁、および前記連結部は一体に形成される、請求項1〜4のいずれか一項に記載のハウジング部材。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載のハウジング部材と、
前記ハウジング部材と前記発熱体との間に配置され、冷媒経路の少なくとも一部を構成する、冷媒経路部材と
を備える、冷却構造。 - 前記冷媒経路部材が構成する前記冷媒経路の軸方向寸法は、前記中央部と前記隔壁との軸方向における距離に実質的に等しい、請求項6に記載の冷却構造。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151027 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160301 |