JP2014062608A - Solenoid valve - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、流体の流れを制御するシステムにおいて、流路を開閉するために使用される電磁弁に関する。 The present invention relates to a solenoid valve used for opening and closing a flow path in a system for controlling the flow of fluid.
従来から開閉弁として、電磁弁が使用されてきている。電磁弁は、弁体と一体に形成されているプランジャと該プランジャを磁力で駆動する電磁石とにより構成されている。また、流体の流量や圧力を制御する比例制御弁としても電磁弁が使用されてきた。比例電磁弁は、例えば、一定の周期でオン時間とオフ時間の比率(デューティー比)を調節したパルス状の電圧を比例電磁弁のコイルに供給するパルス幅変調(PWM)駆動方式により、弁を開閉動作させてその開度を調整している。 Conventionally, electromagnetic valves have been used as on-off valves. The electromagnetic valve includes a plunger formed integrally with the valve body and an electromagnet that drives the plunger with a magnetic force. In addition, electromagnetic valves have been used as proportional control valves for controlling the flow rate and pressure of fluid. Proportional solenoid valves, for example, use a pulse width modulation (PWM) drive system that supplies a pulsed voltage with a fixed period to adjust the ratio of on time to off time (duty ratio) to the coil of the proportional solenoid valve. The opening degree is adjusted by opening and closing.
しかしながら、電磁弁は、特許文献1に示されるように、開閉動作回数が極めて多く、弁体と弁座が衝突することにより、弁座および弁体が磨耗し、早期に流体漏れや精確な制御を行うことができなくなるなど耐久性に問題があるばかりでなく、弁体と弁座との衝突による騒音が発生するなどの問題が生じている。 However, as disclosed in Patent Document 1, the electromagnetic valve has a very large number of opening and closing operations, and the valve body and the valve seat collide with each other, so that the valve seat and the valve body are worn, and fluid leakage and accurate control are performed at an early stage. Not only is there a problem in durability, such as the inability to perform the operation, but there are also problems such as the occurrence of noise due to the collision between the valve body and the valve seat.
本発明の目的は、このような問題点に鑑み、騒音の発生を抑制するとともに、耐久性の向上を図った電磁弁を提供することにある。 In view of such problems, an object of the present invention is to provide an electromagnetic valve that suppresses the generation of noise and improves durability.
上記目的を達成するために、本発明に係る電磁弁は、弁本体、プランジャチューブ、プランジャチューブ内を移動可能な第1および第2のプランジャ、該第1および第2のプランジャをそれぞれ独立して励磁する第1および第2のコイル、および励磁された第1および第2のプランジャを吸引可能な吸引子を少なくとも備える電磁弁であって、弁本体は、プランジャチューブが連結され、第1および第2のプランジャが貫通する連結部、入口側流体通路および出口側流体通路に連通する弁室、および入口側流体通路と出口側流体通路との間であって、弁室内に設けられた、弁座を有するシート部材を少なくとも備え、プランジャチューブ内には、それぞれ独立して上下方向に移動可能である第1および第2のプランジャが設けられ、プランジャチューブの周囲には、第1および第2のコイルが第1および第2のプランジャにそれぞれ対応して設けられ、第1のプランジャは、さらに、第2のプランジャに形成された中心貫通孔を通り上下方向に移動可能に設けられるとともに、その下端部には、弁座に着座または離座し、該弁座を開閉し得る弁体が設けられ、第2のプランジャは、さらに、弁本体の連結部に形成されている連通孔を通り上下方向に移動可能に設けられ、第1のプランジャに設けられた弁体は、弁座に着座することで電磁弁が完全に閉じられた位置である第1の位置、弁座から離座することで上方に移動し、電磁弁を少し開いた位置である第2の位置、および弁座からさらに十分に上方に移動し、電磁弁が一杯に開いた位置である第3の位置に移動し得ることを特徴とする。 In order to achieve the above object, a solenoid valve according to the present invention includes a valve main body, a plunger tube, a first and a second plunger movable in the plunger tube, and the first and second plungers independently. An electromagnetic valve having at least first and second coils to be excited and an attractor capable of attracting the excited first and second plungers, wherein the valve body is connected to a plunger tube, and the first and second coils are connected to each other. A connecting portion through which the two plungers penetrate, a valve chamber communicating with the inlet-side fluid passage and the outlet-side fluid passage, and a valve seat provided in the valve chamber between the inlet-side fluid passage and the outlet-side fluid passage. The plunger tube is provided with first and second plungers that can move independently in the vertical direction, Around the tube, first and second coils are provided corresponding to the first and second plungers, respectively, and the first plunger further passes through a central through hole formed in the second plunger. A valve body is provided that is movable in the vertical direction, and at the lower end thereof can be seated or separated from the valve seat and can open and close the valve seat. The second plunger is further connected to the valve body. The valve body provided in the first plunger is movable in the vertical direction through the communication hole formed in the portion, and is located at the position where the electromagnetic valve is completely closed by being seated on the valve seat. 1 position, moved upward by moving away from the valve seat, the second position, which is a position where the solenoid valve is slightly opened, and moved further sufficiently upward from the valve seat, and the solenoid valve is fully opened It is possible to move to a third position that is a position To.
電磁弁をこのように構成することで、電磁弁が完全に閉じることがない微開位置を選択することができるので、電磁弁を構成する弁体が弁座に当接する頻度が少なくなり、弁体や弁座の磨耗が少なくなるとともに、弁体と弁座の当接による騒音の発生も抑制される。さらに、電磁弁の完全閉鎖によって生じるウォーターハンマー現象を抑制することも可能となる。結果として、電磁弁の耐久性の向上を図ることができる。 By configuring the solenoid valve in this way, it is possible to select a slightly open position where the solenoid valve does not completely close. Therefore, the frequency with which the valve body constituting the solenoid valve contacts the valve seat is reduced. The wear of the body and the valve seat is reduced, and the generation of noise due to the contact between the valve body and the valve seat is suppressed. Furthermore, it is possible to suppress the water hammer phenomenon caused by the complete closing of the solenoid valve. As a result, the durability of the solenoid valve can be improved.
以下、図面を用いて本発明の好ましい実施形態について説明する。 Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1〜3は、それぞれ、本発明の第1の実施形態に係る電磁弁が第1〜3の位置にある垂直断面図を示す。図1に示されるように、電磁弁100は、概略、弁本体110、プランジャチューブ120、第1および第2のプランジャ130、140、第1および第2のコイル121、126、吸引子150、第1および第2のコイルバネ139、149を備えている。電磁弁100を構成するこれらの構成要素は、図1〜3に示されるように、軸線O−O’を共通の中心線とするように同心状に組み立てられる。
1-3 show vertical sectional views in which the electromagnetic valve according to the first embodiment of the present invention is in the first to third positions, respectively. As shown in FIG. 1, the
弁本体110は、本実施形態では、内部に水平断面円形の円柱状空間として形成される弁室115を有する筐体部111および該筐体部111の上部に弁室115を閉じる蓋部112を備えている。蓋部112は、筐体部111に対してねじ込みなどにより固定される。蓋部112には、また、プランジャチューブ120が連結される円筒状の連結部113が設けられるとともに、該連結部113内には蓋部112全体を上下に貫通する連通孔114が形成されている。蓋部112の連結部113に形成されている連通孔114は、円形の水平断面を有する。本実施形態では、後述する第1および第2のプランジャ130、140が連通孔114を貫通し、弁室115内に延在する。また、第1および第2のプランジャ130、140は、連通孔114および弁室115内で軸線O−O’に沿って同心状に、互いに対して独立して、上下方向に移動可能に取り付けられる。また、本実施形態では、連通孔114と弁室115との間であって、蓋部112の下面に段差部112aが下方を向いて形成されている。具体的には、連通孔114の水平断面円の直径(内径)d1が弁室115の水平断面円の直径(内径)d2よりも小さくなるように設計されている(d1<d2)。このように蓋部112の下面に段差部112aが形成されることで、後述するように、第2のプランジャ140の段差部143aが蓋部112に形成された段差部112aに当接し、第2のプランジャ140は、その上昇を規制される。
In the present embodiment, the valve
弁室115は、本実施形態では、上述したように、上方に向かって開放され、蓋部112により閉じられる。弁室115は、また、第2の継手106内に形成されている出口側流体通路に連通するように下方に向かって開放されており、さらに、第1の継手108内に形成される入口側流体通路に連通するように側方に向かって開放されている。第2の継手106と弁室115の間には、シート部材105が配置されている。シート部材105は、概略円筒形状をなし、上下に貫通する流通路107が形成されるとともに、上端部には、弁座105aが形成され、下端部には、該下端面開口部を囲むフランジ105bが形成される。シート部材105、第1および第2の継手108、106は、弁本体110の筐体部111に対し、例えば、ろう付けにより固定され得る。シート部材105の上端開口部に形成された弁座105aは、第1のプランジャ130の下端に取り付けられた球状の弁体135が着座し得るように構成されている。本実施形態では、流体は、入口側流体通路が形成される第1の継手108から出口側流体通路が形成されている第2の継手106へ流れる。しかしながら、流体の流れはこれに限定されるものではなく、第2の継手の流体通路から第1の継手の流体通路へ流れても良い。
In the present embodiment, the
図1に示されるように、弁体135が弁座105aに着座し、第1の継手108から第2の継手106への流体の流れが遮断されているとき、電磁弁100は、第1の位置である全閉位置にある。なお、本実施形態では、弁体135は、球状に形成されているが、弁体135は、球状に限定されるものではなく、弁座105aに対し着座(下降)または離座(上昇)することで、流体の流れを開閉し得るものであればどのような形状であってもよい。
As shown in FIG. 1, when the
プランジャチューブ120は、中空の円筒状をなし、弁本体110の上方に延在し、その下方部分において、蓋部112を介して弁本体110に取り付けられ、その上方部分においては、吸引子150が取り付けられる。すなわち、円筒状のプランジャチューブ120は、上端を吸引子150で、下端を弁本体110で閉じられた構成を有している。なお、本実施形態においては、プランジャチューブ120の内径d3は、蓋部112の連結部113の外径(直径)と略等しい。
The
本実施形態においては、電磁弁100は、2つの可動鉄心としての第1および第2のプランジャ130、140と、該2つの可動鉄心を駆動する2つのソレノイドコイルとしての第1のコイル121および第2のコイル126を備えている。
In the present embodiment, the
プランジャチューブ120内には、2つの可動鉄心としての第1および第2のプランジャ130、140が、軸線O−O’に沿って上下方向に移動可能に収容される。第1および第2のプランジャ130、140は、第1のコイル121および第2のコイル126がオン、オフされることでそれぞれ独立して励磁、非励磁状態とされる。それにより、第1および第2のプランジャ130、140は,それぞれ独立して吸引子150に吸引されたり、それぞれのコイルバネ139、149により下方に向かって付勢されたりすることでそれぞれ独立して上下方向に移動することができる。
In the
本実施形態では、第1のプランジャ130は、概略、円柱状本体131、バネ受け部132、円柱状小径部133、該円柱状小径部133の下端に形成されている凹部134内に取り付けられた弁体135および第1のコイルバネ139を備えている。
In the present embodiment, the
第1のプランジャ130の円柱状本体131の外径(直径)D1は、プランジャチューブ120の内径d3に略等しい(D1≒d3)。円柱状本体131は、図1に示されるように、円筒状のプランジャチューブ120内を軸線O−O’に沿って上下方向に移動可能に形成されている。第1のプランジャ130の円柱状本体131が、プランジャチューブ120内を上下方向に移動可能に形成されることで、第1のプランジャ130の円柱状小径部133下端に取り付けられた弁体135が弁座105aを開閉する。
The outer diameter (diameter) D 1 of the cylindrical
第1のプランジャ130の円柱状小径部133は、円柱状本体131の外径(直径)D1より小さく、且つ後述する第2のプランジャ140の中心貫通孔145の内径d4に略等しい外径(直径)D2を有する(D1>D2≒d4)。このように構成されることで、第1のプランジャ130の円柱状小径部133は、第2のプランジャ140の中心貫通孔145を貫通するとともに、該中心貫通孔145内を軸線O−O’に沿って上下方向に独立して移動可能である。したがって、第1のプランジャ130および第2のプランジャ140は互いに対して軸線O−O’に沿って上下方向に移動可能である。
Cylindrical
第1のプランジャ130の円柱状本体131とプランジャチューブ120の上端に設けられている吸引子150との間には、第1のコイルバネ139が設けられ、第1のプランジャ130を下方に向けて付勢している。それにより、第1のプランジャ130の下端に取り付けられている弁体135は、図1に示されるように、弁座105aに着座し、流体の流れを遮断している。なお、電磁弁100が全閉位置である第1の位置にある時、吸引子150の下面と第1のプランジャ130の円柱状本体131の上面との間には、第1の隙間L1が形成される。また、第1のコイルバネ139は、その一端が吸引子150に支持され、他端が円柱状本体131に設けられた凹部137内に保持されている。
A
円柱状本体131の下端には、第1のプランジャ130と第2のプランジャ140との間に介在する第2のコイルバネ149の他端が支持されるバネ受け部132が形成されている。バネ受け部132は、第1および第2のプランジャ130、140が衝突する衝撃を緩和するように,例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)のような緩衝部材で形成されることが好ましい。なお、第2のコイルバネ149の一端は、第2のプランジャ140の円筒状本体141に設けられた凹部147内に保持されている。図1に示されるように、電磁弁100が全閉位置の第1の位置にあるとき、第2のプランジャ140は、第2のコイルバネ149により下方に付勢されている。この時、第1のプランジャ130のバネ受け部132の下面と第2のプランジャ140の円筒状本体141の上面との間の間隔は、第2の隙間L2を有するように設計される。
A
第2のプランジャ140は、本実施形態では、概略、円筒状本体141、円筒状小径部142、円筒状小径部142の下端に設けられたフランジ部143および第2のコイルバネ149を備えている。第2のプランジャ140には、上部の円筒状本体141から下部のフランジ部143までを貫通する中心貫通孔145が形成されている。円筒状本体141は、図1において、プランジャチューブ120内を軸線O−O’に沿って上下方向に移動可能に形成されている。本実施形態においては、フランジ部143を含む円筒状小径部142は、円筒状本体141に対して、例えば、溶接やろう付けあるいはネジ結合などにより、一体的に連結される。
In the present embodiment, the
ところで、円筒状本体141は、プランジャチューブ120内を移動し得ることから、円筒状本体141の外径(直径)D3は、プランジャチューブ120の内径d3に略等しくなる(D1≒D3≒d3)ように設定される。また、円筒状小径部142の外径(直径)D4は、円筒状本体141の外径(直径)D3より小さい(D4<D3)ので、円筒状本体141と円筒状小径部142との間には段差部141aが形成される。なお、円筒状小径部142は、弁本体110の蓋部112の連結部113に形成される連通孔114内を軸線O−O’に沿って上下方向に移動し得るように構成されている。したがって、円筒状小径部142の外径(直径)D4は、弁本体110の蓋部112の連結部113に形成される連通孔114の内径d1に略等しい(D4≒d1)。
Incidentally, the
第2のプランジャ140の円筒状小径部142の下端には、円盤状のフランジ部143が形成される。フランジ部143の外径(直径)D5は、円筒状小径部142の外径(直径)D4より大きく、弁室115の内径d2と略同じ大きさを有する(D5≒d2>D4)。
A disc-shaped
円筒状小径部142は、上述したように、弁本体110の蓋部112の連結部113に形成された連通孔114内に配置され、軸線O−O’に沿って上下方向に移動する。また、フランジ部143は、弁本体110の弁室115内に配置され、軸線O−O’に沿って上下方向に移動する。ところで、円筒状本体141の外径D3は、円筒状小径部142の外径D4より大きいので、円筒状本体141の下面には、下方を向いて段差部141aが形成される。図1に示されるように、形成される段差部141aは、弁本体110の蓋部112の連結部113の上面に当接する。それにより、第2のプランジャ140の下方への移動が妨げられる(図1、3参照)。
As described above, the cylindrical small-
また、フランジ部143の外径D5は、円筒状小径部142の外径D4に等しい連通孔114の内径d1より大きいので、円筒状小径部142とフランジ部143との間であって該フランジ部143の上面には段差部143aが上を向いて形成される。したがって、第2のプランジャ140のフランジ部143の段差部143aが弁本体110の蓋部112に形成される段差部112aに当接すると、第2のプランジャ140は、それ以上の上昇を妨げられる(図2参照)。
Further, the outer diameter D 5 of the
電磁弁100が図1に示される全閉位置の第1の位置にあるとき、第1および第2のコイル121、126はオフ状態にある.したがって,第1のプランジャ130は,第1のコイルバネ139により、吸引子150との間に第1の隙間L1を形成するように下方に付勢されている。同様に、第2のプランジャ140は、第2のコイルバネ149により、下方に付勢されている。この時、第1のプランジャ130のバネ受け部132の下面と第2のプランジャ140の円筒状本体141の上面との間には、第2の隙間L2が形成される。また、第2のプランジャ140の円筒状本体141の段差部141aは、弁本体110の蓋部112に形成されている連結部113の上面と当接している。さらに、フランジ部143の段差部143aと弁本体110の蓋部112の段差部112aとは、第3の隙間L3を有するように離間している。したがって、本実施形態では、第2のプランジャ140の円筒状小径部142の上下方向の長さは、弁本体110の蓋部112の連結部113に形成される連通孔114の上下方向の長さに第3の隙間L3を加えた長さであるように設計される。
When the
なお、第1の隙間L1、第2の隙間L2および第3の隙間L3の関係は、L1>L3>L2である。 The relationship between the first gap L 1 , the second gap L 2, and the third gap L 3 is L 1 > L 3 > L 2 .
プランジャチューブ120の周囲には、第1および第2のプランジャ130、140をプランジャチューブ120内で上下方向に移動させる第1および第2のコイル121、126が設けられる。
Around the
第1のプランジャ130を励磁する第1のコイル121は、プランジャチューブ120に同心状に取り付けられるコイルボビン122に巻回され、磁束の通路としての磁性体からなるヨーク123に周囲を取り囲まれている。なお、129は、磁性体からなる蓋体であり、ネジ128により吸引子150に固定されるとともに、磁束の通路としても機能する。
The
第2のプランジャ140を励磁する第2のコイル126は、プランジャチューブ120に同心状に取り付けられているコイルボビン125に巻回され、磁束の通路としての磁性体からなるヨーク127に周囲を取り囲まれている。
The
第1のコイル121と第2のコイル126との間には、本実施態様に示されるように、合成樹脂のような非磁性体からなるスペーサ124が設けられていることが好ましい。
A
以上述べた電磁弁100の構成から、第1および第2のプランジャ130、140は、それぞれが独立して上下方向に移動することが可能であり、それにより、以下に説明されるように流体の流れを制御することができる。
From the configuration of the
図1に示されるように、電磁弁100は、弁体135が弁座105aに着座し、流体の流れを遮断している全閉位置としての第1の位置にある。
As shown in FIG. 1, the
次に、図2に示されるように、第2のコイル126に電流を流すと、すなわち、第2のコイル126をオン状態にすると、第2のコイル126により磁界が形成され、第2のプランジャ140が励磁される。それにより、第2のプランジャ140は、吸引子150に吸引され、該第2のプランジャ140を第3の隙間L3分だけ上昇させる。第2のプランジャ140の円筒状本体141と第1のプランジャ130のバネ受け132との間の第2の隙間L2が第3の隙間L3より小さい。したがって、第2のプランジャ140は、第1のプランジャ130に当接し、第1のプランジャ130を(L3−L2)分だけ上昇させる。第1のプランジャ130が上昇することにより、弁体135が弁座105aから離座し、したがって、電磁弁100が開けられる。このとき、電磁弁100は、弁体135が弁座105aからほんのわずか離座した位置、具体的には、弁体135が弁座105aから0.2mm程度上昇した第2の位置としての微開位置にある。
Next, as shown in FIG. 2, when a current is passed through the
なお、本明細書では、電磁弁の弁体が弁座に対して完全に着座し、弁座を完全に閉じて、流体の流れが完全に遮断された状態を、電磁弁が第1の位置としての全閉位置にあるという。また、弁体が弁座に対して完全に着座してはおらず、流体の流れをほとんど発生させていない状態を、電磁弁が第2の位置としての微開位置にあるといい、弁座から最大限離座し(上昇し)、流体の流れが最大となっている状態を、電磁弁が第3の位置としての全開位置にあるという。 In this specification, the solenoid valve is in the first position when the valve body of the solenoid valve is completely seated on the valve seat, the valve seat is completely closed, and the fluid flow is completely shut off. It is said to be in the fully closed position. In addition, the state in which the valve body is not completely seated on the valve seat and the flow of fluid is hardly generated is said that the solenoid valve is in the slightly open position as the second position. The state in which the solenoid valve is in the fully open position as the third position is the state where the seat is maximally separated (raised) and the fluid flow is maximum.
続いて、図3に示されるように、第1のコイル121に電流を流すと、すなわち、第1のコイル121をオン状態にすると、第1のコイル121により磁界が形成され、第1のプランジャ130が励磁される。それにより、第1のプランジャ130は、吸引子150に吸引され、第1のプランジャ130が吸引子150に当接するまで、第1のプランジャ130を{L1−(L3−L2)}分だけ上昇させる。このとき、電磁弁100は、第3の位置としての全開位置にある。
Subsequently, as shown in FIG. 3, when a current is passed through the
次に、電磁弁100は、第1のコイル121を完全にオフとすることで、第1のプランジャ130を第2のプランジャ140に当接するまで下降させる。それにより電磁弁100は、図2に示されるように第2の位置としての微開位置に戻る。
Next, the
以上説明したように、本実施形態においては、電磁弁100は、第2の位置としての微開位置と第3の位置としての全開位置との間で流体の流れを制御することを特徴とする。すなわち、電磁弁100は、通常使用時においては、第2の位置としての微開位置と第3の位置としての全開位置との間を上昇または下降し、システムの動作が完全に終了したときのみ、流体の流れが遮断される第1の位置としての全閉位置をとるように構成される。電磁弁をこのように構成することで、弁が弁座に当接する頻度が少なくなり、弁や弁座の磨耗が少なくなるとともに、弁と弁座の当接による騒音の発生も抑制される。さらに、弁の完全閉鎖によって生じるウォーターハンマー現象を抑制することも可能となる。結果として、電磁弁の耐久性の向上を図ることができる。
As described above, in the present embodiment, the
次に、本発明の第2の実施形態に係る電磁弁につき図4〜6を用いて説明する。第2の実施形態に係る電磁弁200は、第1のプランジャ230および第2のプランジャ240の構成が異なる。それにより、本実施形態の電磁弁200は、上記第1の実施形態と比べて電磁弁が第1、第2および第3の位置を取ることに変わりはないがその開閉動作が若干異なる点にある。
Next, a solenoid valve according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The
図4に示されるように、本実施形態に係る電磁弁200は、概略、弁本体210、プランジャチューブ220、第1および第2のプランジャ230、240、第1および第2のコイル221、226、吸引子250、第1および第2のコイルバネ239、249を備えている。本実施形態においても、電磁弁200を構成するこれらの構成要素は、図4〜6に示されるように、軸線O−O’を共通の中心線とするように同心状に組み立てられている。
As shown in FIG. 4, the
本実施形態における弁本体210は、上記第1の実施形態と比べて、蓋部112が筐体部111と一体に形成された構成を備えている点で相違し、その他の構成は同じである。具体的には、本実施形態においては、プランジャチューブ220が連結される円筒状の連結部212は、筐体部211の上部に形成される。連結部212内には、弁室215を上方に向けて開放する連通孔213が形成されている。連通孔213および弁室215内には、第1および第2のプランジャ230、240が軸線O−O’に沿って同心状に上下方向に移動可能に取り付けられることは、上記第1実施形態と同じである。また、連通孔213の内径をd5とし、弁室215の内径をd6とすると、d5<d6であることも上記第1の実施形態と同じである。さらに、弁体236が弁座205aに着座し、流体の流れが遮断されているとき、電磁弁200が第1の位置である全閉位置にある点も第1の実施形態と同じである。弁本体210のその他の構造は、上述したように第1の実施形態と同じであるので、弁本体210のその他の構造の説明を省略する。なお、弁本体210のその他の構造は、第1の実施形態において、100番台を200番台に置き換えて読むことで理解され得る(以下、説明が省略されている構成要素については同様である。)。
The valve
本実施形態におけるプランジャチューブ220は、円筒状であって、その上端を吸引子250で、その下端を弁本体210で閉じられており、上記第1の実施形態と同じ構成を有する。したがって、プランジャチューブ220の内径d7は、弁本体210の連結部212の外径と同じである。
The
本実施形態においても、電磁弁200は、2つの可動鉄心としての第1および第2のプランジャ230、240と、該2つの可動鉄心を駆動する2つのソレノイドコイルとしての第1のコイル221および第2のコイル226を備えている。
Also in this embodiment, the
プランジャチューブ220内には、2つの可動鉄心としての第1および第2のプランジャ230、240が、軸線O−O’に沿って上下方向に移動可能に収容される。第1および第2のプランジャ230、240は、第1のコイル221および第2のコイル226がオン、オフされることで第1の実施形態と同様に上下方向に移動することができる。
In the
第1のプランジャ230は、円柱状本体231、バネ受け部232、円柱状小径部233、円柱状フランジ部234、該円柱状フランジ部234の下端に形成されている凹部235内に取り付けられた弁体236および第1のコイルバネ239を備えている。本実施形態では、第1のプランジャ230の下端部に円柱状フランジ部234が形成されている点で上記第1の実施形態と構成を異にする。円柱状本体231の外径D6は、プランジャチューブ220の内径d7に略等しい。円柱状本体231は、図1に示されるように、円筒状のプランジャチューブ220内を軸線O−O’に沿って上下方向に移動可能に形成されている。第1のプランジャ230の円柱状本体231が、プランジャチューブ220内を上下方向に移動可能に形成されることで、第1のプランジャ230の下端部に取り付けられた弁体236が弁座205aを開閉する。
The
第1のプランジャ230の円柱状小径部233は、円柱状本体231の外径D6より小さく、且つ後述する第2のプランジャ240の中心貫通孔245の内径d8に略等しい直径D7を有する(D6>D7≒d8)。このように構成されることで、第1のプランジャ230の円柱状小径部233は、第2のプランジャ240の中心貫通孔245を貫通するとともに、該中心貫通孔245内を軸線O−O’に沿って上下方向に独立して移動可能である。したがって、第1のプランジャ230および第2のプランジャ240は互いに対して軸線O−O’に沿って上下方向に独立して移動可能である。なお、本実施形態においては、円柱状小径部233は、円柱状本体231に対して、例えば、溶接やろう付けあるいはネジ結合などにより、一体的に連結される。
Cylindrical
本実施形態では、上述したように、第1のプランジャ230の下端部、すなわち第1のプランジャ230の円柱状小径部233の下方に円柱状フランジ部234が形成されている。円柱状フランジ部234の外径D8は、円柱状小径部233の外径D7より大きく設定され(D7<D8)、したがって、円柱状フランジ部234と円柱状小径部233との間であって、円柱状フランジ部234の上面には、段差部234aが上方を向いて形成される。円柱状フランジ部234の外径D8は、また、後述する第2のプランジャ240の円筒状小径部242の外径(直径)D10に等しい大きさを有するように設計することが好ましい(D8=D10)。このように構成されることで、第1のプランジャ230の円柱状フランジ部234の段差部234aが後述する第2のプランジャ240の円筒状小径部242下端に形成される緩衝部244の下面に当接する。それにより、第1のプランジャ230は、それ以上の上昇を妨げられる(図5参照)。
In the present embodiment, as described above, the
第1のプランジャ230の円柱状本体231とプランジャチューブ220の上端に設けられている吸引子250との間には、第1のコイルバネ239が設けられ、第1のプランジャ230を下方に向けて付勢している。それにより、第1のプランジャ230の下端に取り付けられている弁体236は、図4に示されるように、弁座205aに着座し、流体の流れを遮断している。このように、電磁弁200が全閉位置である第1の位置にある時、吸引子250の下面と第1のプランジャ230の円柱状本体231の上面との間には、第1の隙間L4を有するように間隔が形成される。なお、第1のコイルバネ239は、その一端が吸引子250に支持され、他端が円柱状本体231に設けられた凹部237内に保持されている。
A
プランジャ本体231の下端には、第1のプランジャ230と第2のプランジャ240との間に介在する第2のコイルバネ249の他端が支持されるバネ受け部232が第1の実施形態と同様に形成され得る。図4に示されるように、電磁弁200が全閉位置の第1の位置にあるとき、第2のプランジャ240は、第2のコイルバネ249により、下方に付勢されている。この時、第1のプランジャ230のバネ受け部232の下端と第2のプランジャ240の円筒状本体241の上端との間に第2の隙間L5を有する間隔が形成される。なお、本実施形態の場合、第2の隙間L5は、零であっても良い。
At the lower end of the plunger
第2のプランジャ240は、本実施形態では、概略、円筒状本体241、円筒状小径部242、円筒状小径部242の下端に設けられた緩衝部244および第2のコイルバネ249を備えている。第2のプランジャ240には、上方の円筒状本体241から下方の緩衝部244までを貫通する中心貫通孔245が形成されている。円筒状本体241は、図4において、プランジャチューブ220内を軸線O−O’に沿って上下方向に移動可能に形成されている。したがって、円筒状本体241の外径D9は、プランジャチューブ220の内径d7に略等しい(D6≒D9≒d7)。また、円筒状小径部242の外径D10は、円筒状本体241の外径D9より小さいので、円筒状本体241と円筒状小径部242との間であって、円筒状本体241の下面には段差部241aが下方を向いて形成される。なお、円筒状小径部242の外径D10は、弁本体110の連結部212に形成される連通孔213の内径d5に略等しい(D10≒d5)。
In the present embodiment, the
本実施形態では、第2のプランジャ240の円筒状小径部242の下端には、円筒状の緩衝部244が円筒状小径部242と一体的に形成される。緩衝部244の下面が第1のプランジャ230の円柱状フランジ部234に形成される段差部234aと当接する時、その衝撃を緩和するように、緩衝部244を、例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)のような緩衝部材から形成することが好ましい。なお、緩衝部244の外径は、円筒状小径部242の外径D10と同じ大きさを有することが好ましい。
In the present embodiment, a
円筒状小径部242は、上述したように、弁本体210の連結部212に形成された連通孔213内に配置され、軸線O−O’に沿って上下方向に移動する。第2のプランジャ240が下降すると、円筒状本体241の下面に下方に向かって形成されている段差部241aは、弁本体210の連結部212の上面に当接する。それにより、第2のプランジャ240の下方への移動が妨げられる(図4、5参照)。
As described above, the cylindrical small-
電磁弁200が図4に示される全閉位置の第1の位置にあるとき、第1および第2のコイル221、226はオフ状態にある.したがって,第1のプランジャ230は,第1のコイルバネ239により、吸引子250との間に第1の隙間L4を形成するように下方に付勢されている。同様に、第2のプランジャ240は、第2のコイルバネ249により、下方に付勢されている。この時、第1のプランジャ230のバネ受け部232の下面と第2のプランジャ240の円筒状本体241の上面との間には、第2の隙間L5を有する間隔が形成される。また、第2のプランジャ240の円筒状本体241の段差部241aは、弁本体2に形成されている連結部212の上面と当接している。さらに、第2のプランジャ240の緩衝部244の下面と第1のプランジャ230の円柱状フランジ部234の段差部234aとの間には、第3の隙間L6が形成されている。なお、本実施形態の場合、第1の隙間L4、第2の隙間L5および第3の隙間L6の関係は、L4>L6>L5である。
When the
本実施形態においても、プランジャチューブ220の周囲には、第1および第2のプランジャ230、240をプランジャチューブ220内で上下方向に移動させる第1および第2のコイル221、226が設けられる。第1および第2のコイル221、226の構造は、実質的に第1の実施形態と同じであるのでその説明を省略する。
Also in the present embodiment, the first and
以上述べた電磁弁200の構成から、第1および第2のプランジャ230、240は、それぞれが独立して上下方向に移動することが可能であり、それにより、以下に説明するように流体の流れを制御することができる。
From the configuration of the
図4に示されるように、電磁弁200は、弁体236が弁座205aに着座し、流体の流れを遮断している全閉位置としての第1の位置にある。
As shown in FIG. 4, the
次に、図5に示されるように、本実施形態では、最初に、第1のコイル221に電流を流し、第1のコイル221をオン状態にする。第1のコイル221に電流が流れることにより磁界が形成され、第1のプランジャ230が励磁される。それにより、第1のプランジャ230は、吸引子250に吸引され、上方に移動する。このとき、第2のプランジャ240は、第2のコイル226が励磁されないので、第2のコイルバネ249により、円筒状本体241の下面に形成されている段差部241aが弁本体210の連結部212の上面に当接した位置を保持している。また、第3の隙間L6は、第1のプランジャ230と吸引子250との間に形成される第1の隙間L4より小さく設定されているので、第1のプランジャ230は、弁座205aから第3の隙間L6分だけ上昇し得る。
Next, as shown in FIG. 5, in the present embodiment, first, a current is passed through the
第1のプランジャ230が上昇することにより、電磁弁200が開けられる。このとき、電磁弁200は、図5に示されるように、上記第1の実施形態と同様に、弁座205aから0.2mm程度上昇した第2の位置としての微開位置にある。また、吸引子250と第1のプランジャ230との間の間隔は、(L4−L6)となっている。さらに、第1のプランジャ230のバネ受け部232の下面と第2のプランジャ240の円筒状本体241の上面との間の間隔は、(L5+L6)となっている。
As the
続いて、図6に示されるように、第2のコイル226に電流を流し、第2のコイル226をオン状態にすると、第2のコイル226により磁界が形成され、第2のプランジャ240が励磁される。それにより、第2のプランジャ240も、吸引子250に吸引され、第1のプランジャ230が吸引子250に当接するまで、第1のプランジャ230および第2のプランジャ240を一緒に(L4−L6)分だけ上昇させる。結果として、第1のプランジャ230は、第1の隙間L4分だけ上昇することになる。また、第2のプランジャ240の円筒状本体241の段差部241aと弁本体210の連結部212上面との間に間隔(L4−L6)を有する隙間が形成される。このとき、電磁弁200は、第3の位置としての全開位置にある。さらに、第1および第2のプランジャ230、240が一緒に上昇している間,第1のプランジャ230と第2のプランジャ240との間に形成されている間隔(L5+L6)は、維持される。
Subsequently, as shown in FIG. 6, when a current is passed through the
次に、電磁弁200は、第2のコイル226を完全にオフとする。それにより、第1および第2のプランジャ230、240は、第2のプランジャ240の円筒状本体241の下面に形成された段差部241aが弁本体210の連結部212の上端に当接するまで一緒に下降する。それにより電磁弁200は、図5に示されるように第2の位置としての微開位置に戻る。
Next, the
以上説明したように、本実施形態においても、電磁弁200は、第2の位置としての微開位置と第3の位置としての全開位置との間で流体の流れを制御する。そして、本実施形態における電磁弁200も、通常使用時においては、流体の流れが完全に遮断される第1の位置としての全閉位置をとらないように構成されている。したがって、本実施形態における電磁弁も、上記第1の実施形態における電磁弁100と同様の作用効果を奏し得る。
As described above, also in the present embodiment, the
100、200 電磁弁
105、205 シート部材
105a、205a 弁座
110、210 弁本体
113、212 連結部
114、213 連通孔
115、215 弁室
120、220 プランジャチューブ
121、221 第1のコイル
126、226 第2のコイル
130、230 第1のプランジャ
131、231 円柱状本体
133、233 円柱状小径部
135、236 弁体
140、240 第2のプランジャ
141、241 円筒状本体
142、242 円筒状小径部
143 フランジ部
145、245 中心貫通孔
150、250 吸引子
234 フランジ部
100, 200
131, 231
Claims (8)
前記弁本体は、前記プランジャチューブが連結され、前記第1および第2のプランジャが貫通する連結部、入口側流体通路および出口側流体通路に連通する弁室、および入口側流体通路と出口側流体通路との間であって、弁室内に設けられた、弁座を有するシート部材を少なくとも備え、
前記プランジャチューブ内には、それぞれ独立して上下方向に移動可能である前記第1および第2のプランジャが設けられ、
前記プランジャチューブの周囲には、前記第1および第2のコイルがそれぞれ前記第1および第2のプランジャに対応して設けられ、
前記第1のプランジャは、さらに、前記第2のプランジャに形成された中心貫通孔を通り上下方向に移動可能に設けられるとともに、その下端部には、前記弁座に着座または離座し、該弁座を開閉し得る弁体が設けられ、
前記第2のプランジャは、さらに、前記弁本体の前記連結部に形成されている連通孔を通り上下方向に移動可能に設けられ、
前記第1のプランジャに設けられた前記弁体は、前記弁座に着座することで電磁弁が完全に閉じられた位置である第1の位置、前記弁座から離座することで上方に移動し、電磁弁を少し開いた位置である第2の位置、および前記弁座からさらに十分に上方に移動し、電磁弁が一杯に開いた位置である第3の位置に移動し得ることを特徴とする電磁弁。 A valve body, a plunger tube, first and second plungers movable in the plunger tube, first and second coils for independently exciting the first and second plungers, and the excited first In an electromagnetic valve including at least an attractor capable of attracting the first and second plungers,
The valve body is connected to the plunger tube, the connecting portion through which the first and second plungers penetrate, the valve chamber communicating with the inlet side fluid passage and the outlet side fluid passage, and the inlet side fluid passage and the outlet side fluid. A seat member having a valve seat provided between the passage and the valve chamber;
The plunger tube is provided with the first and second plungers that are independently movable in the vertical direction,
Around the plunger tube, the first and second coils are provided corresponding to the first and second plungers, respectively.
The first plunger is further provided so as to be vertically movable through a central through hole formed in the second plunger, and a lower end portion of the first plunger is seated on or separated from the valve seat, A valve body that can open and close the valve seat is provided,
The second plunger is further provided so as to be movable in the vertical direction through a communication hole formed in the connecting portion of the valve body.
The valve body provided on the first plunger moves to the first position, which is a position where the electromagnetic valve is completely closed by being seated on the valve seat, and is moved upward by being separated from the valve seat. The electromagnetic valve can be moved to a second position, which is a slightly opened position, and a third position, which is a position where the electromagnetic valve is fully opened by moving further sufficiently upward from the valve seat. And solenoid valve.
前記第2のプランジャは、前記プランジャチューブ内を上下方向に移動可能である円筒状本体、該円筒状本体の外径より小さく、前記弁本体の前記連結部に形成されている連通孔の内径と同じ外径を有する円筒状小径部、該円筒状小径部の下端部に形成され、該円筒状小径部の外径より大きい外径を有し、前記弁室内を上下方向に移動可能なフランジ部を備えていることを特徴とする請求項2に記載の電磁弁。 The first plunger has a cylindrical main body that is movable in the vertical direction in the plunger tube, an outer diameter smaller than the outer diameter of the cylindrical main body, and the same outer diameter as the inner diameter of the central through hole of the second plunger. A cylindrical small-diameter portion, comprising the spherical valve body fixed in a recess formed in the lower end portion of the cylindrical small-diameter portion,
The second plunger includes a cylindrical main body that is movable in the vertical direction in the plunger tube, an outer diameter of the cylindrical main body, and an inner diameter of a communication hole formed in the connecting portion of the valve main body. A cylindrical small-diameter portion having the same outer diameter, a flange portion formed at the lower end of the cylindrical small-diameter portion, having an outer diameter larger than the outer diameter of the cylindrical small-diameter portion, and movable in the valve chamber in the vertical direction The electromagnetic valve according to claim 2, comprising:
前記第2のプランジャは、第2のコイルバネを備え、該第2のコイルバネは、前記第1のプランジャと第2のプランジャとの間に第2の隙間(L2)を形成し、該第2のプランジャの前記円筒状本体の下面が前記弁本体の前記連結部の上面とが当接するとともに、前記第2のプランジャの前記フランジ部の上面と前記弁本体の前記弁室の上面との間に第3の隙間(L3)を形成するように前記第2のプランジャを下方に向けて付勢しており、
前記第1、第2及び第3の隙間の大きさがL1>L3>L2の関係にあることを特徴とする請求項3に記載の電磁弁。 The first plunger includes a first coil spring, and the first coil spring forms a first gap (L 1 ) between the suction element and the first plunger, and the valve body is Urging the first plunger downward to close the valve seat;
The second plunger includes a second coil spring, and the second coil spring forms a second gap (L 2 ) between the first plunger and the second plunger, and the second coil spring The lower surface of the cylindrical main body of the plunger is in contact with the upper surface of the connecting portion of the valve main body, and between the upper surface of the flange portion of the second plunger and the upper surface of the valve chamber of the valve main body. Urging the second plunger downward to form a third gap (L 3 );
4. The solenoid valve according to claim 3, wherein the sizes of the first, second, and third gaps have a relationship of L 1 > L 3 > L 2 .
前記第2のコイルに電流が流されると、前記第2のプランジャは、励磁され、それにより第2のプランジャは前記吸引子に吸引され、前記第2のプランジャの前記フランジ部の上面が前記弁本体の前記弁室の上面に当接するまで、前記第2のプランジャが前記第2のコイルバネの付勢力に抗して上昇し、前記第2のプランジャの上昇により前記第1のプランジャも前記第3の隙間と前記第2の隙間の差の分上昇させられ、それにより前記弁体が前記弁座から離座することで、電磁弁は、前記第2の位置にあり、
さらに、前記第1のコイルに電流が流されると、前記第1のプランジャが励磁され、それにより前記吸引子に吸引され、前記第1のプランジャが前記吸引子に当接するまで前記第1のコイルバネの付勢力に抗して上昇することで、電磁弁は前記第3の位置にあることを特徴とする請求項4に記載の電磁弁。 The solenoid valve is in the first position when no current is passed through the first and second coils;
When a current is passed through the second coil, the second plunger is excited, whereby the second plunger is attracted by the attractor, and the upper surface of the flange portion of the second plunger is the valve. The second plunger rises against the urging force of the second coil spring until it comes into contact with the upper surface of the valve chamber of the main body, and the first plunger is also moved to the third position by the rise of the second plunger. Is increased by the difference between the gap and the second gap, whereby the valve body is separated from the valve seat, so that the electromagnetic valve is in the second position,
Further, when a current is passed through the first coil, the first plunger is excited, and is thereby attracted to the attractor, and the first coil spring until the first plunger comes into contact with the attractor. The solenoid valve according to claim 4, wherein the solenoid valve is in the third position by being raised against the urging force.
前記第2のプランジャは、前記プランジャチューブ内を上下方向に移動可能である円筒状本体、該円筒状本体の外径より小さく、前記弁本体の前記連結部に形成されている連通孔の内径と同じ外径を有する円筒状小径部を備えていることを特徴とする請求項2に記載の電磁弁。 The first plunger has a cylindrical main body that is movable in the vertical direction in the plunger tube, an outer diameter smaller than the outer diameter of the cylindrical main body, and the same outer diameter as the inner diameter of the central through hole of the second plunger. A cylindrical small-diameter portion, formed at the lower end of the cylindrical small-diameter portion, fixed in a flange portion having an outer diameter larger than the outer diameter of the cylindrical small-diameter portion, and a recess formed on the lower surface side of the flange portion. Comprising a spherical valve body,
The second plunger includes a cylindrical main body that is movable in the vertical direction in the plunger tube, an outer diameter of the cylindrical main body, and an inner diameter of a communication hole formed in the connecting portion of the valve main body. The solenoid valve according to claim 2, further comprising a cylindrical small-diameter portion having the same outer diameter.
前記第2のプランジャは、第2のコイルバネを備え、該第2のコイルバネは、前記第1のプランジャと第2のプランジャとの間に第2の隙間(L5)を形成し、該第2のプランジャの前記円筒状本体の下面が前記弁本体の前記連結部の上面とが当接するとともに、前記第2のプランジャの前記フランジ部の上面と前記弁本体の前記弁室の上面との間に第3の隙間(L6)を形成するように前記第2のプランジャを下方に向けて付勢しており、
前記第1、第2及び第3の隙間の大きさがL4>L6>L5の関係にあることを特徴とする請求項6に記載の電磁弁。 The first plunger includes a first coil spring, and the first coil spring forms a first gap (L 4 ) between the suction element and the first plunger, and the valve body is Urging the first plunger downward to close the valve seat;
The second plunger includes a second coil spring, and the second coil spring forms a second gap (L 5 ) between the first plunger and the second plunger. The lower surface of the cylindrical main body of the plunger is in contact with the upper surface of the connecting portion of the valve main body, and between the upper surface of the flange portion of the second plunger and the upper surface of the valve chamber of the valve main body. Urging the second plunger downward to form a third gap (L 6 );
The solenoid valve according to claim 6, wherein the first, second, and third gaps have a relationship of L 4 > L 6 > L 5 .
前記第1のコイルに電流が流されると、前記第1のプランジャは、励磁され、それにより前記吸引子に吸引され、前記第1のプランジャの前記フランジ部の上面が前記第2のプランジャの前記円筒状小径部の下端に当接するまで、前記第1のプランジャが前記第1のコイルバネの付勢力に抗して上昇し、前記弁体を前記弁座から離座させることで、電磁弁は、前記第2の位置にあり、
さらに、前記第2のコイルに電流が流されると、前記第2のプランジャがさらに励磁され、それにより第2のプランジャも前記吸引子に吸引され、該第2のプランジャとともに前記第1のプランジャが前記吸引子に当接するまで前記第1および第2のコイルバネの付勢力に抗して上昇することで、電磁弁は前記第3の位置にあることを特徴とする請求項7に記載の電磁弁。 The solenoid valve is in the first position when no current is passed through the first and second coils;
When a current is passed through the first coil, the first plunger is excited and is thereby attracted by the attractor, and the upper surface of the flange portion of the first plunger is the surface of the second plunger. Until the first lower end of the cylindrical small-diameter portion abuts against the urging force of the first coil spring, the first plunger moves up against the urging force of the first coil spring so that the valve body is separated from the valve seat. In the second position,
Further, when a current is passed through the second coil, the second plunger is further excited, whereby the second plunger is also attracted by the attractor, and the first plunger is moved together with the second plunger. The electromagnetic valve according to claim 7, wherein the electromagnetic valve is in the third position by moving up against the urging force of the first and second coil springs until contacting the attractor. .
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2012
- 2012-09-21 JP JP2012208560A patent/JP2014062608A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2567036A (en) * | 2017-09-29 | 2019-04-03 | Jaguar Land Rover Ltd | Solenoid valve |
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