JP2014061507A - Connection structure of filter unit - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、工場、電算機室や病院などの天井に配置されるフィルタユニットの連結構造体に関する。 The present invention relates to a connecting structure of filter units arranged on a ceiling of a factory, a computer room, a hospital or the like.
工場、電算機室や病院などの天井に配置されるフィルタユニットの連結構造体は、図6に示すように、フィルタを備えたフィルタユニットを複数連結した構造体であり、従来より、次のような工程にて製作されていた。まず初めに鉄などの鋼板からなる角板を用意し、この角板の端部を折り曲げ加工して接続部を形成したパネル板を複数製作する。次いでこれらのパネル板を組み合わせ当該接続部で溶接して箱型に形成し、さらに塗装を施して1個のフィルタユニットの外壁を作製する。次いで、必要とされるフィルタエレメントやファンなどを固定する隔壁を外壁の内側に溶接などにより固定して、その後断熱材のマットを外壁の内側と外側に貼り付けて1個のフィルタユニットを製作する。図6では外側の断熱材175を斜線で表している。また図6の要部断面図を図7に示す。図7の(A)は図6のA部分の拡大断面図であり、(B)は図6のB部分の拡大断面図であり、(C)は図6のC部分の拡大断面図であり、(D)は図6のD部分の拡大断面図である。
As shown in FIG. 6, the connection structure of filter units arranged on the ceiling of factories, computer rooms, hospitals, etc. is a structure in which a plurality of filter units including filters are connected. It was manufactured in a complicated process. First, a square plate made of a steel plate such as iron is prepared, and a plurality of panel plates in which end portions of the square plate are bent to form connection portions are manufactured. Next, these panel plates are combined and welded at the connecting portion to form a box shape, and further coated to produce an outer wall of one filter unit. Next, a partition for fixing a required filter element or fan is fixed to the inside of the outer wall by welding or the like, and then a mat of heat insulating material is attached to the inside and outside of the outer wall to produce one filter unit. . In FIG. 6, the outer
次いで設置現場に於いて、複数のフィルタユニットを天井に吊り下げた後に、図7に示すように、各フィルタユニット110、110’の双方の側壁120、120’をボルト等の連結子150にて連結して連結体を組立てる。次いで室内への噴出し部分の連結部にはコーキング160を施して、結露水が室内に垂れ落ちないようにして、フィルタユニットの連結構造体を形成する。
Next, after suspending a plurality of filter units on the ceiling at the installation site, as shown in FIG. 7, the
しかし、このようなフィルタユニットは塗装が施されるため製造コストが高くなるという問題があった。また、溶接のため歪みが生じ、フィルタユニットの連結部分に僅かではあるが隙間が発生し、この隙間に結露が生じるという問題もあった。そこで、塗装の必要の無い溶融亜鉛めっき鋼板の使用を検討したが、溶接時に白煙が生じ、作業環境が悪くなるという問題があった。そこで、鋼板同士を溶接せずにボルトやビスによる接合を検討した。しかし、この場合、溶融亜鉛めっき鋼板の外側にボルトやビスの頭が飛び出し、フィルタユニット同士を連結しようとすると、隣接するフィルタユニットのボルトやビスの頭と重なり合い、外壁同士の間に隙間が生じて、結露が発生するという問題があった。 However, since such a filter unit is coated, there is a problem that the manufacturing cost increases. Further, there is a problem that distortion occurs due to welding, and a slight gap is generated at the connecting portion of the filter unit, and dew condensation occurs in the gap. Then, although use of the hot dip galvanized steel plate which does not require a painting was examined, there existed a problem that white smoke was produced at the time of welding and working environment worsened. Then, the joining with a volt | bolt and a screw was examined, without welding steel plates. However, in this case, the heads of bolts and screws protrude to the outside of the hot dip galvanized steel sheet, and when trying to connect the filter units, they overlap with the bolts and screw heads of adjacent filter units, creating a gap between the outer walls. Therefore, there was a problem that condensation occurred.
本発明は、上記問題を解決して、天井に配置されるフィルタユニットの連結構造体に関し、フィルタユニットの外側にボルトやビスの頭等のような突出物があっても、隣接するフィルタユニットと連結が可能なフィルタユニットの連結構造体を提供することを目的とする。 The present invention solves the above-described problem and relates to a filter unit connection structure disposed on a ceiling. Even if there are protrusions such as bolts or screw heads on the outside of the filter unit, An object of the present invention is to provide a coupling structure of filter units that can be coupled.
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明では、天井に配置するフィルタユニットの連結構造体であって、
隣接する二つのフィルタユニットは互いに隣接する側壁をそれぞれ有しており、一方の側壁の外側又は双方の側壁の外側に突出物を有しており、
隣接する二つのフィルタユニットは、双方の側壁の間にスペーサ材を配した状態で、双方の側壁を連結する連結子によって連結しており、前記スペーサ材の厚さが、当該スペーサ材を配せずに双方の側壁を当接させようとした時の双方の側壁間の最短距離以上であることを特徴とするフィルタユニットの連結構造体をその解決手段とした。
In order to solve the above problems, the invention according to claim 1 is a coupling structure of filter units arranged on a ceiling,
Two adjacent filter units each have side walls adjacent to each other, and have protrusions outside one side wall or outside both side walls,
Two adjacent filter units are connected by a connector for connecting both side walls in a state where a spacer material is provided between both side walls, and the thickness of the spacer material is such that the spacer material is arranged. The solution is a coupling structure of filter units characterized in that it is equal to or longer than the shortest distance between both side walls when both side walls are brought into contact with each other.
本発明によって、天井に配置されるフィルタユニットの連結構造体に関し、フィルタユニットの外側にボルトやビスの頭等のような突出物があっても、隣接するフィルタユニットと連結が可能なフィルタユニットの連結構造体を提供することが可能となった。 The present invention relates to a connecting structure for filter units arranged on a ceiling, and a filter unit that can be connected to an adjacent filter unit even if there are protrusions such as bolts or screw heads outside the filter unit. It has become possible to provide a connection structure.
以下、本発明に係るフィルタユニットの連結構造体の実施の形態について詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of a coupling structure of filter units according to the present invention will be described in detail.
本発明のフィルタユニットの連結構造体は図1〜3に例示するように、天井に配置するフィルタユニット10、10’の連結構造体であって、隣接する二つのフィルタユニット10、10’は互いに隣接する側壁20、20’をそれぞれ有しており、一方の側壁20の外側又は双方の側壁20、20’の外側に突出物25を有しており、隣接する二つのフィルタユニット10、10’は、双方の側壁20、20’の間にスペーサ材35を配した状態で、双方の側壁20、20’を連結する連結子50によって連結しており、前記スペーサ材35の厚さが、当該スペーサ材35を配せずに双方の側壁20、20’を当接させようとした時の双方の側壁間の最短距離以上であることを特徴とする。
The connection structure of the filter unit of the present invention is a connection structure of the
図1は本発明のフィルタユニットの連結構造体(以下、単に連結構造体と称することがある。)の一例を示す全体図であり、(a)は連結構造体を上方から見下ろした際の平面図であり、(b)は側面図であり、(c)は立面図であり、(d)は連結構造体を下方から見上げた際の平面図である。図1ではフィルタユニット10の内部にファン15及びHEPAフィルタ17が収納された8個のファンフィルタユニット11と、HEPAフィルタ17のみが収納された2個のフィルタユニット12と、2個の無影灯支持部材貫通用ユニット13とが連結されて連結構造体となっている。無影灯は病院の手術室などで用いられる照明器具であり、無影灯支持部材とは上端部が建築躯体の天井部に固定されており、上部がパイプ状で垂れ下がっており下部が屈折可能なアーム状となっており、下端部に無影灯が固定されている支持部材である。そして、この支持部材のパイプ状部分が貫通する穴を有した無影灯支持部材貫通用パネル14が当該無影灯支持部材貫通用ユニット13に取り付けられている。ファンフィルタユニット11と隣接するフィルタユニット12とは、それらの通風口28、28’同士が連結した連通部を形成しており、ファンフィルタユニット11で生じた気流がこの連通部を介して隣接するフィルタユニット12に流れ込むようになっている。また無影灯支持部材貫通用ユニット13は隣接するファンフィルタユニット11又はフィルタユニット12と、連通部を形成することなく連結している。
FIG. 1 is an overall view showing an example of a connection structure (hereinafter, simply referred to as a connection structure) of a filter unit of the present invention. FIG. 1A is a plan view when the connection structure is looked down from above. It is a figure, (b) is a side view, (c) is an elevation view, (d) is a top view at the time of looking up a connection structure from the downward direction. In FIG. 1, eight
図1の側面図(b)に示されるように、ファンフィルタユニット11では、ファン15によって発生した気流が、拡散室18で拡散するとともに下方向に向きが変わり、下方に配置されたHEPAフィルタ17から室内に供給される構造となっている。またHEPAフィルタ17の出口には平面図(d)に示すように吹き出し用のパンチングメタル板19が配置されており、このパンチングメタル板19はHEPAフィルタ17の交換のため、取り外しが可能になっている。また(a)〜(c)に示される斜線部分の部材は各ユニットの外側に貼り付けた断熱材75を示している。
As shown in the side view (b) of FIG. 1, in the
図3に例示するように、フィルタユニット10は天井壁22と側壁20とからなる外壁で囲まれている。側壁20に隣接する側壁21を構成する側板の側端部は折り曲げられており、この折り曲げ部分と、側壁20を構成する側板とが、ビス23によって結合されており、このビス23の頭の部分は側壁20から外側に突出しており、第1の突出物25を形成している。また、側壁20を構成する側板の上端部は折り曲げられており、この折り曲げ部分と隣接する天井壁22を構成する天井板とが、ビス24によって結合されている。
As illustrated in FIG. 3, the
また、図3ではフィルタユニット10(又はファンフィルタユニット11)の内部にファンを配置するためのフレームが側壁20と、その反対側にある側壁との間に設けられており、当該フレームは側壁20に複数のビス26によって固定されている。そして、このビス26の頭の部分は側壁20から外側に突出しており、第2の突出物25を形成している。またフィルタユニット10の内部にフィルタ17を収納するためのフレームが側壁20と、その反対側にある側壁との間に設けられており、当該フレームは側壁20に複数のビス(図示していない)によって固定されている。そして、これらのビスの頭の部分は側壁20から外側に突出しており、第2の突出物を形成している。またフィルタユニット10の通風口28とフィルタユニット10’(又はフィルタユニット12)の通風口28’とを連結して連通部を形成するため、フィルタユニット10の内部にフランジ(図示していない)が設置されており、フィルタユニット10’の内部にもフランジ80’が設置されており、これら双方のフランジをパッキン82、82’を介して締め付けることで通風部を形成することが可能となっている。
In FIG. 3, a frame for disposing the fan inside the filter unit 10 (or the fan filter unit 11) is provided between the
このように、図3にはフィルタユニット10の側壁20の外側に2種類の突出物25を有しており、フィルタユニット10’の外側に2種類の突出物25’を有しており、これら双方の側壁20、20’の間にスペーサ材35を配した状態で、さらに双方の側壁20、20’においてスペーサ材35の位置を除いた部分に断熱材40、40’を配置した状態で、双方の側壁20、20’を連結する組立て図が示されている。また、連結後の断面図が図2に示されている。
3 has two types of
図2の(A)図は図1のA部分の拡大断面図であり、(B)図は図1のB部分の拡大断面図であり、(C)図は図1のC部分の拡大断面図であり、(D)図は図1のD部分の拡大断面図である。(A)図は図3の説明の中の、第1の突出物25の周辺の断面を示す図であるが、第2の突出物25の周辺の断面を示す図ともいえる。(A)図では、双方の側壁20、20’の外側にビスの頭による突出物25、25’が突出しており、隣接する二つのフィルタユニット10、10’は、双方の側壁20、20’の間にスペーサ材35(30及び30’)が配された状態で、双方の側壁20、20’を連結する連結子50によって連結されており、前記スペーサ材35の厚さは、当該スペーサ材35を配せずに双方の側壁20、20’を当接させようとした時の双方の側壁間の最短距離以上となっている。
2A is an enlarged cross-sectional view of portion A in FIG. 1, FIG. 2B is an enlarged cross-sectional view of portion B in FIG. 1, and FIG. 2C is an enlarged cross-section of portion C in FIG. FIG. 4D is an enlarged cross-sectional view of a portion D in FIG. FIG. 3A is a view showing a cross section around the
また、スペーサ材30及び30’の位置を除いた部分に断熱材40、40’が各側壁20、20’の外側に貼り付けられており、双方の側壁20、20’の間で生じる結露水の発生を防止している。なお当該断熱材は側壁20、20’の一方の側壁の外側にのみ配置されることも、双方の側壁20、20’の外側に配置されることも可能であるが、フィルタユニットの連結構造体を形成するには、同じ規格のフィルタユニットを複数連結することが製造上、または組み付け上好ましく、そのため図2(A)及び図3に例示するように、双方の側壁20、20’の互いに向かい合う位置に突き合わせるように配置する断熱材40、40’であることが好ましい。また断熱材40、40’の高さも同じ高さであることが好ましい。さらに双方の側壁20、20’の下端部は、結露水が生じた場合に備えて、コーキング60が施されている。本発明では従来技術の図7(A)図に示すコーキング160と比較して、スペーサ材35の厚さ分の広いコーキング部分を確保できるので、コーキングを確実に行うことが可能である。従来技術によれば、コーキング部分の巾が狭いため、コーキングを確実に行うことに困難性があった。また、断熱材70、70’が各側壁20、20’の内側に貼り付けられており、各側壁20、20’の外側で生じる結露水の発生を防止すると共に吸音機能を有している。また(A)図では、フィルタユニット10、10’の下部に、フィルタ17からの気流が室内に流入するための吹き出し用のパンチングメタル板19、19’が配置されており、このパンチングメタル板19、19’はHEPAフィルタ17の交換のため、取り外しが可能になっている。
Further,
前記突出物は、側壁20、20’の少なくとも一方の側壁の外側に突出する突出物である限り、特に限定されることはなく、例えばフィルタユニットの外壁の形成または内部の構造物を形成する上で生じるビス、ボルトなどの突出物や側壁20と側壁21の接合のための折り曲げ部分などによる突出物を挙げることができる。また、一方の側壁の外側にのみ突出する突出物、双方の側壁の外側に突出する突出物、または双方の側壁の外側に突出する突出物の少なくとも一部が重なってできる突出物を挙げることができる。なお、フィルタユニットの連結構造体を形成するには、同じ規格のフィルタユニットを複数連結することが製造上、または組み付け上好ましく、そのため双方の側壁の互いに向かい合う位置に突き合わせるように突出する面対称形状の突出物であることが好ましい。
The protrusion is not particularly limited as long as it is a protrusion that protrudes to the outside of at least one of the
前記突出物1個の高さとしては、0.8〜19mmが適用可能であり、1.9〜19mmであればより実用的であり、1.9〜15mmであれば更に実用的である。例えば側壁20と側壁21の接合のための折り曲げ部分などによる突出物は1mm以上となることがあり、リベットの頭による突出物は0.8〜1.9mmとなることがあり、ビスやボルトの頭であれば1.9〜15mmとなることがある。高さが19mmを超えると、スペーサの高さも高くする必要があり、またその上に貼る断熱材がその部分だけ膨らみ過ぎて双方の側壁20、20’の連結が困難になる場合がある。また双方の側壁20、20’の間に配置する結露防止用の断熱材の量が多くなり、設置費用が大きくなり過ぎる場合がある。
As the height of one protrusion, 0.8 to 19 mm is applicable, and 1.9 to 19 mm is more practical, and 1.9 to 15 mm is more practical. For example, a protrusion due to a bent portion for joining the
前記スペーサ材は、双方の側壁20、20’の間に配置可能であり、またその厚さが、当該スペーサ材を配せずに双方の側壁20、20’を当接させようとした時の双方の側壁間の最短距離以上である限り、特に限定されることはなく、ブロック状または板状のものが挙げられる。また配置場所にもよるが、図2(A)に例示するように、スペーサ材に連結子50が貫通する穴が開けられていることも好ましい。また連結子50による連結時に変形しないような剛性のある金属または樹脂などであることが好ましい。またスペーサ材の配置方法としては、スペーサ材を接着剤で一方の側壁20または双方の側壁20、20’に接着する方法、またはスペーサ材をビスやボルトなどでその先端が突出しないようにして側壁に固定する方法などを挙げることができる。
The spacer material can be disposed between both
また前記スペーサ材は、側壁20、20’の一方の側壁の外側にのみ配置されることも、双方の側壁20、20’の外側に配置されることも可能であるが、フィルタユニットの連結構造体を形成するには、同じ規格のフィルタユニットを複数連結することが製造上、または組み付け上好ましく、そのため図2(A)に例示するように、双方の側壁20、20’の互いに向かい合う位置に突き合わせるように配置する面対称形状のスペーサ材30、30’であることが好ましい。またスペーサ材30、30’の高さも同じ高さであることが好ましい。
In addition, the spacer material can be disposed only on the outer side of one of the
本発明では、前記スペーサ材35の厚さは、当該スペーサ材35を配せずに双方の側壁20、20’を当接させようとした時の双方の側壁間の最短距離以上となっている。ここで、スペーサ材35の厚さとは、スペーサ材が側壁20、20’の一方の側壁の外側にのみ配置される場合は、当該スペーサ材の厚さのことを言い、双方の側壁20、20’の外側にそれぞれ配置される場合は、双方の側壁20、20’を当接させようとした時に重なり合った状態の2つのスペーサ材の厚さの合計を言う。
In the present invention, the thickness of the
前記スペーサ材35の厚さは、具体的には、突出物の高さにもよるが、2〜20mmであることが好ましく、4〜20mmであることがより好ましく、4〜16mmであることが更に好ましい。またスペーサの大きさとしては、スペーサが多角形の場合は最大対角線の長さが10〜100mmであることが好ましく、25〜60mmであることがより好ましい。また円形又は楕円形の場合は最大径が10〜50mmであることが好ましく、15〜30mmであることがより好ましい。
Specifically, the thickness of the
また、双方の側壁20、20’を当接させようとした時の双方の側壁間の最短距離とは、双方の側壁20、20’を当接させる前の状態から徐々に当接させるように近づけていった結果、当接した時の距離を言う。また様々な形態や高さの突出物が存在する場合は、この定義によれば、一方の側壁20のある突出物25と他方の側壁20’とが当接した時の双方の側壁間の距離、他方の側壁20’のある突出物25’と一方の側壁20とが当接した時の双方の側壁間の距離、あるいは一方の側壁20のある突出物25と他方の側壁20’のある突出物25’とが当接した時の側壁間の距離のうち最も長い距離となる。このように、本発明では、前記スペーサ材35の厚さが、当該スペーサ材35を配せずに双方の側壁20、20’を当接させようとした時の双方の側壁間の最短距離以上となっているので、双方の側壁20、20’の距離を所定の値に定めることができる。
Further, the shortest distance between the two
前記連結子は、双方の側壁20、20’の間にスペーサ材35を配した状態で、双方の側壁20、20’を連結することが可能である限り、特に限定されることはなく、図2に例示するように、ボルトとナット又はそれらに類似したものからなる連結子50などを採用することが可能である。図2では中央部に穴が開けられたスペーサ材30、30’が重ねられた状態で、この穴の中に連結子50が貫通するようにして、双方の側壁20、20’が連結している。その結果、隣接する二つのフィルタユニット10、10’が連結している。
The connector is not particularly limited as long as it can connect both the
図2(C)及び(D)は、それぞれ図1のC部分及びD部分の拡大断面図である。また図4はこの部分の組立て斜視図を示している。この部分では、前述のようにファンフィルタユニット11の通風口28とフィルタユニット12の通風口28’とが連結した連通部を形成しており、ファンフィルタユニット11で生じた気流がこの連通部を介して隣接するフィルタユニット12に流れ込むようになっている。またフィルタユニット10の通風口28の周囲にフランジ80(図示していない)が配置され、このフランジ80はブラケット84(図示していない)によって側壁20に固定されることで、通風口28の周囲を補強している。同様に、フィルタユニット10’の通風口28’の周囲にフランジ80’が配置され、このフランジ80’はブラケット84’によって側壁20’に固定されることで、通風口28’の周囲を補強している。
2C and 2D are enlarged cross-sectional views of a C portion and a D portion in FIG. 1, respectively. FIG. 4 shows an assembled perspective view of this portion. In this portion, as described above, a communication portion in which the
この連通部では、このフランジ80、80’の周囲の4隅にはスペーサ材30、30’が配置されており、具体的にはスペーサ材30、30’が双方の側壁20、20’にフランジ80、80’のブラケット84、84’と共にビス止めされており、双方の側壁20、20’の間隔を所定の巾に保っている。またフランジ80、80’が固定されている通風口28、28’の間には、2個のパッキン82、82’と、これらパッキンの中央に金属などからなる剛性板81が配置されており、これらのフランジ80、80’、通風口28、28’、パッキン82、82’及び剛性板81はそれぞれ第2の連結子83が貫通するように穴85が開けられている。そして、第2の連結子83をこれらの穴に挿入して、フランジ80、80’の外側から第2の連結子83によって通風口28、28’の間を締め付けることによって、ファンフィルタユニット11とフィルタユニット12とを連結すると共に、パッキン82、82’の作用により通風口28、28’間の気密が確実に保たれている。本願発明では、双方の側壁20、20’の間隔をスペーサ材35によって所定の巾に保っているので、図2(C)、(D)の例では、厚みのあるパッキン82、82’を用いることが可能となりクッション効果に優れるため通風口28、28’間の気密性に優れるという利点がある。図7(C)及び(D)に示す従来技術によれば、双方の側壁120、120’同士を直接に連結するために、側壁120、120’の一部に歪みがある場合は、通風口128、128’間の気密性が保たれないという問題があった。
In this communication portion,
このように、本発明では、ファンフィルタユニット11の通風口28とフィルタユニット12の通風口28’とが連結した連通部において、各通風口28、28’の内側にフランジ80、80’を配置し、各通風口28、28’の間には、2個のパッキン82、82’と、これらパッキンの中央に剛性板81を配置して、第2の連結子83によってフランジ80、80’の間隔を狭めるようにして、通風口28、28’の間を締め付けることによって、ファンフィルタユニット11とフィルタユニット12とを連結することが好ましい。
As described above, in the present invention, the
前記パッキン82、82’及び剛性板81の形状は図4に例示するように、フランジ80、80’の形状に適合するように、リング状または角リング状であることが好ましい。またパッキン82、82’の材質としては、ニトリルゴム、シリコンゴム、フッ素ゴムなどを採用することが可能である。また、第2の連結子83は図2(C)及び(D)に例示するように、ボルトとナット又はそれらに類似したものからなる連結子83などを採用することが可能である。
The shape of the
図2(C)では、図2(A)と同様に、スペーサ材30及び30’の位置を除いた部分に発泡ポリエチレンなどからなる断熱材40、40’が各側壁20、20’の外側に貼り付けられており、双方の側壁20、20’の間で生じる結露水の発生を防止している。また、グラスウールなどからなる断熱材70、70’が各側壁20、20’の内側に貼り付けられており、各側壁20、20’の外側で生じる結露水の発生を防止すると共に吸音機能を有している。また図2(D)では、グラスウールなどからなる断熱材72、72’が天井壁22、22’の内側に貼り付けられており、各天井壁22、22’の外側で生じる結露水の発生を防止すると共に吸音機能を有している。
In FIG. 2 (C), as in FIG. 2 (A),
図2(B)は、図1のB部分の拡大断面図であり、フィルタユニット10の端部またはフィルタユニットの連結構造体の端部の態様を例示している。フィルタユニットの側壁20の外側の下端部に、断面L字形のパネル枠90の一端が、第2のスペーサ材31を介してビス91によって取り付けられており、当該パネル枠90の他端は天井ボード92に当接している。また第2のスペーサ材31の位置を除いた部分に発泡ポリエチレンなどからなる断熱材40が側壁20の外側に貼り付けられており、側壁20と外気の接触による結露水の発生を防止している。またパネル枠90の内壁に発泡ポリエチレンなどからなる断熱材73が取り付けられており、断熱材73と天井ボード92の間にも発泡ポリエチレンなどからなる断熱材74が取り付けられている。またグラスウールなどからなる断熱材70が側壁20の内側に貼り付けられており、側壁20の外側で生じる結露水の発生を防止すると共に吸音機能を有している。またフィルタユニット10の底板29の内側にもグラスウールなどからなる断熱材71が貼り付けられており、底板29の外側で生じる結露水の発生を防止すると共に吸音機能を有している。なお底板29はファンのメンテナンスのため開閉可能になっている。
FIG. 2B is an enlarged cross-sectional view of a portion B in FIG. 1, and illustrates an aspect of the end of the
図1に例示するフィルタユニットの連結構造体の据付方法の一例を説明すると、まず8個のファンフィルタユニット11と、HEPAフィルタ17のみが収納された2個のフィルタユニット12と、2個の無影灯支持部材貫通用ユニット13とを準備して、それぞれのユニットには内部の装置を装備しておくと共に各種断熱材を取り付けておく。次いで、最初のユニットを天井裏のフレームに吊り下げておき、そのユニットに隣接するユニットを天井裏のフレームに吊り下げるとともに最初のユニットと前記連結子50によって連結する。このような方法により順次12個のユニットを連結した後に、パネル枠90を天井ボード92に当接するように各ユニットの下端部に取り付ける。
An example of a method of installing the filter unit connection structure illustrated in FIG. 1 will be described. First, eight
本発明では、フィルタユニットの大きさについては特に限定されないが、図1に示すフィルタユニットの連結構造体の場合、ファンフィルタユニット11の長さが800〜2500mmであることが好ましく、800〜2000mmであることがより好ましい。なおファンを内蔵しないフィルタユニット12であれば、長さが300〜1500mmであることが好ましく、400〜1300mmであることがより好ましい。また、巾は300〜1500mmであることが好ましく、400〜1300mmであることがより好ましい。また高さは200〜800mmであることが好ましく、300〜800mmであることがより好ましい。
In the present invention, the size of the filter unit is not particularly limited, but in the case of the filter unit connecting structure shown in FIG. 1, the length of the
本発明のフィルタユニットの連結構造体を構成する側壁20、20’や天井壁22、底板29としては、溶接ができない材質や溶接時に作業環境を悪くする材質のものでも適用可能であり、各種の金属板又は樹脂板などを使用することができる。この中でも、金属板であれば折り曲げ加工も容易であり好ましい。また金属板としては、錆びない金属やメッキ加工をしたものが好ましく、加工性や材料費を考慮すると溶融亜鉛メッキ鋼板であることが好ましい。また溶融亜鉛メッキ鋼板の中でもアルミ比率の比較的低い日新製鋼(株)製の「ZAM」(亜鉛主体に、アルミニウム6%とマグネシウム3%とからなるメッキ層を有する溶融亜鉛メッキ鋼板)や新日本製鐵製の「スーパーダイマ」(亜鉛主体に、アルミニウム11%とマグネシウム3%と珪素0.2%とからなるメッキ層を有する溶融亜鉛メッキ鋼板)であれば、より耐蝕性に優れるのでより好ましい材料といえる。また、スペーサ材又は剛性板としては、金属又は樹脂板などを使用することができるが、金属板であれば折り曲げ加工も容易であり好ましい。また金属板としては、錆びない金属やメッキ加工をしたものが好ましく、アルミニウム、鉄、ステンレスなどを使用することができる。また断熱材としては、グラスウール、発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタンなどを使用することができるが、この中でも内装用としては吸音性能に優れるグラスウールが好ましく、外装用としては断熱性能に優れる発泡ポリエチレンが好ましい。またパッキンとしては、ゴムシート、テフロン(登録商標)製のシートなどを使用することができるが、この中でもゴムシートであることが好ましい。
As the
図1では、一例として8個のファンフィルタユニット11と、2個のフィルタユニット12と、2個の無影灯支持部材貫通用ユニット13からなるフィルタユニットの連結構造体を示したが、フィルタユニットの数が複数であればその数は特に限定されず、本発明が適用される範囲である。また必ずしも、ファンフィルタユニットが含まれる必要はなく、図5に例示するようにフィルタユニット12のみから連結構造体が構成されることも可能である。図5の(a)は連結構造体の平面図であり、(b)は立面図である。図5では、フィルタ17のみが収納された6個のフィルタユニット12が連結して天井に配置されており、室内の床に据え付けられたファンコイルユニット94にファン15と直膨式コイル93が内蔵されていて、当該ファンコイルユニット94によって調整された空気がダクト95によって、連結構造体を構成するフィルタユニット12に供給されるようになっている。また図5では連結構造体に隣接して無影灯の支持部材が貫通するように配置された無影灯支持部材貫通用パネル14が2個配置されている。
In FIG. 1, a filter unit connection structure including eight
10、10’ フィルタユニット
11 ファンフィルタユニット
12 フィルタユニット
13 無影灯支持部材貫通用ユニット
14 無影灯支持部材貫通用パネル
15 ファン
17 フィルタ、HEPAフィルタ
18 拡散室
19 パンチングメタル板
20、20’ 側壁
21 側壁
22 天井壁
23、24 ビス
25、25’ 突出物
26、27 ビス
28、28’ 通風口
29 底板
30、30’、35 スペーサ材
31 第2のスペーサ材
40、40’ 断熱材
50 連結子
60 コーキング
70、70’、71、72、72’、73、74、75 断熱材
80、80’ フランジ
81 剛性板
82、82’ パッキン
83 第2の連結子
84、84’ ブラケット
85 穴
90 パネル枠
91 ビス
92 天井ボード
93 直膨式コイル
94 ファンコイルユニット
95 ダクト
110、110’ フィルタユニット
120、120’ 側壁
128、128’ 通風口
150 連結子
160 コーキング
175 断熱材
10, 10 '
Claims (1)
隣接する二つのフィルタユニットは互いに隣接する側壁をそれぞれ有しており、一方の側壁の外側又は双方の側壁の外側に突出物を有しており、
隣接する二つのフィルタユニットは、双方の側壁の間にスペーサ材を配した状態で、双方の側壁を連結する連結子によって連結しており、前記スペーサ材の厚さが、当該スペーサ材を配せずに双方の側壁を当接させようとした時の双方の側壁間の最短距離以上であることを特徴とするフィルタユニットの連結構造体。 A coupling structure of filter units arranged on the ceiling,
Two adjacent filter units each have side walls adjacent to each other, and have protrusions outside one side wall or outside both side walls,
Two adjacent filter units are connected by a connector for connecting both side walls in a state where a spacer material is provided between both side walls, and the thickness of the spacer material is such that the spacer material is arranged. It is more than the shortest distance between both side walls when trying to contact | abut both side walls without contacting, The connection structure of the filter unit characterized by the above-mentioned.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2012209569A JP2014061507A (en) | 2012-09-24 | 2012-09-24 | Connection structure of filter unit |
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Publication Number | Publication Date |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US5833727A (en) * | 1996-08-02 | 1998-11-10 | Skarsten; Darrell L. | Air filtering module structures |
-
2012
- 2012-09-24 JP JP2012209569A patent/JP2014061507A/en active Pending
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