JP2014061228A - Steam sterilizer - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、高圧の蒸気によって、手術用器具等の被滅菌物に対する滅菌処理を行う蒸気滅菌器に関する。 The present invention relates to a steam sterilizer that performs sterilization processing on an object to be sterilized such as a surgical instrument with high-pressure steam.
医療用器具等の被滅菌物に対して高圧蒸気を用いた滅菌処理を行う蒸気滅菌器は、一般的に、高圧蒸気内での滅菌工程が終了すると、被滅菌物及びこの被滅菌物を収容するチャンバー内の乾燥(乾燥工程)が行われる。このような乾燥工程は、通常外部から空気を取り込み、チャンバー内へその空気を供給することによって行われている。 Steam sterilizers that perform sterilization using high-pressure steam on objects to be sterilized, such as medical instruments, generally contain the object to be sterilized and the object to be sterilized after the sterilization process in high-pressure steam is completed. The inside of the chamber is dried (drying process). Such a drying process is normally performed by taking in air from the outside and supplying the air into the chamber.
このような乾燥工程を行う具体的な蒸気滅菌器の構成として、例えば、特許文献1に記載されているようなものが知られている。特許文献1に記載されている蒸気滅菌器は、空気供給管に、蒸気発生器と熱交換を行う熱交換部を設けてあり、蒸気発生器の保有する熱により空気を過熱し、高温となった空気を乾燥用空気として滅菌室に供給するよう構成されている。そして、特許文献1のように、乾燥工程の際の空気を加熱して供給する構成は、空気の加熱を行わない構成に比べ、被滅菌物や滅菌室内の乾燥を効率よく行うことができるといる利点を有している。
As a specific configuration of the steam sterilizer for performing such a drying step, for example, a configuration described in
ここで、蒸気滅菌器における一連の工程で費やされる総工程時間を短縮しようとする場合、滅菌工程は所定の温度で、所定の時間、滅菌を行うことが定められているため、滅菌工程の時間を短縮することはできない。したがって、乾燥工程の時間を短縮できる特許文献1のような空気を加熱して供給する構成は、蒸気滅菌器における総工程時間の短縮に資することになるため非常に好ましい。
Here, when it is intended to shorten the total process time spent in a series of processes in the steam sterilizer, the sterilization process is determined to sterilize at a predetermined temperature for a predetermined time. Cannot be shortened. Therefore, the structure of heating and supplying air as in
しかしながら、特許文献1に記載されているような蒸気滅菌器においては、空気を加熱するための熱交換部を蒸気発生器とは別々に設ける必要がある。したがって、その分蒸気滅菌器が大型化してしまい、さらに、蒸気滅菌器内の構造が複雑化してしまうことになる。
However, in the steam sterilizer described in
そこで、本発明は、蒸気滅菌器の大型化及び蒸気滅菌器内の構造の複雑化を伴うことなく、乾燥工程の際に、空気を加熱して供給することができる蒸気滅菌器を提供することを目的とする。 Therefore, the present invention provides a steam sterilizer capable of heating and supplying air during the drying process without increasing the size of the steam sterilizer and complicating the structure of the steam sterilizer. With the goal.
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、被滅菌物を高圧蒸気によって滅菌する蒸気滅菌器であって、前記被滅菌物を出し入れするための開口を有するチャンバーと、水を貯めておくための貯水タンクと、内部空間を備え、該内部空間において前記貯水タンクから供給される前記水を加熱して蒸気を発生させるボイラーと、前記ボイラーで発生する前記蒸気を前記チャンバー内へ供給する給蒸管と、前記チャンバー内へ供給するための空気を取り込む吸引手段と、を備え、前記吸引手段により取り込まれる前記空気が、前記ボイラーの前記内部空間で加熱されることを特徴とする。 To achieve the above object, according to a first aspect of the present invention, there is provided a steam sterilizer for sterilizing an object to be sterilized with high-pressure steam, a chamber having an opening for taking in and out the object to be sterilized, and water. A water storage tank for storing water, an internal space, a boiler for heating the water supplied from the water storage tank to generate steam in the internal space, and the steam generated by the boiler into the chamber A steam supply pipe to be supplied; and suction means for taking in air to be supplied into the chamber, wherein the air taken in by the suction means is heated in the internal space of the boiler. .
本発明の第1の態様によれば、チャンバーへ供給される空気の加熱を、内部空間で水を加熱して蒸気を発生させるボイラーを用いて、この内部空間で行う構成となっているので、空気を加熱するための熱交換部をわざわざボイラーとは別に設ける必要がない。したがって、蒸気滅菌器の内部を簡素化でき、大型化を伴うことなく、乾燥工程の際に、空気を加熱して供給することができる。 According to the first aspect of the present invention, the heating of the air supplied to the chamber is performed in this internal space using a boiler that generates steam by heating water in the internal space. It is not necessary to provide a heat exchange part for heating the air separately from the boiler. Therefore, the inside of the steam sterilizer can be simplified, and air can be heated and supplied during the drying process without increasing the size.
また、本発明の第2の態様は、第1の態様にかかる蒸気滅菌器であって、前記内部空間で加熱された前記空気は、前記給蒸管を介して前記チャンバー内へ供給されることを特徴とする。 A second aspect of the present invention is the steam sterilizer according to the first aspect, wherein the air heated in the internal space is supplied into the chamber through the steam supply tube. It is characterized by.
本発明の第2の態様によれば、加熱された空気をチャンバーへ供給する配管に給蒸管を用いるため、わざわざ別の配管を設ける必要がない。したがって、蒸気滅菌器の内部を簡素化でき、大型化を伴うことなく、乾燥工程の際に、加熱された空気を供給することができる。 According to the 2nd aspect of this invention, since a steam supply pipe is used for the piping which supplies the heated air to a chamber, it is not necessary to provide a separate piping. Therefore, the inside of the steam sterilizer can be simplified, and heated air can be supplied during the drying process without increasing the size.
また、本発明の第3の態様は、第1または第2の態様にかかる蒸気滅菌器であって、前記ボイラーは、誘導コイルによって発熱するブロックボイラーからなり、前記ブロックボイラーにおける前記内部空間は、前記水の流れる水流路と前記空気の流れる気流路を兼ねる流路であることを特徴とする。 A third aspect of the present invention is the steam sterilizer according to the first or second aspect, wherein the boiler is a block boiler that generates heat by an induction coil, and the internal space in the block boiler is: It is a flow path which serves as both the water flow path through which the water flows and the air flow path through which the air flows.
本発明の第3の態様によれば、ボイラーが誘導コイルによって発熱するブロックボイラーからなるため、水や空気を加熱する内部空間である流路を細くすることができ、ボイラーを小型にできるため、蒸気滅菌器の内部を簡素化でき、大型化を伴うことなく、加熱された空気を供給することができる。また、誘導コイルによる誘導加熱は、発熱までの時間が短く、滅菌工程の時間を短縮することができる。また、誘導コイルの誘導加熱により加熱することができ、電源として交流電源が利用できるため、電流を直流に変換することなく、効率的に利用することができる。 According to the third aspect of the present invention, since the boiler is a block boiler that generates heat by the induction coil, the flow path that is the internal space for heating water and air can be narrowed, and the boiler can be downsized. The inside of the steam sterilizer can be simplified, and heated air can be supplied without increasing the size. Moreover, the induction heating by the induction coil has a short time to heat generation, and can shorten the time of the sterilization process. Moreover, since it can heat by the induction heating of an induction coil and an alternating current power supply can be utilized as a power supply, it can utilize efficiently, without converting an electric current into direct current | flow.
また、本発明の第4の態様は、第1または第2の態様にかかる蒸気滅菌器であって、前記ボイラーは、前記内部空間にシーズヒーターが配置されたボイラータンクからなることを特徴とする。 According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a steam sterilizer according to the first or second aspect, wherein the boiler comprises a boiler tank in which a sheathed heater is disposed in the internal space. .
本発明の第4の態様によれば、ボイラーが内部空間にシーズヒーターが配置されたボイラータンクからなるため、水や空気を加熱する構造が簡単であり、部品点数も少なくなる。また、一般的な蒸気滅菌器では、蒸気を発生させる手段としてシーズヒーターを用いる構成が主流であるため、一部の部品の共通化も可能となり、蒸気滅菌器を安価に製造することができる。 According to the 4th aspect of this invention, since a boiler consists of a boiler tank by which the sheathed heater is arrange | positioned in internal space, the structure which heats water and air is simple, and a number of parts also decreases. Further, in general steam sterilizers, a configuration using a sheathed heater as a means for generating steam is mainly used, so that some parts can be shared, and the steam sterilizer can be manufactured at low cost.
以下、本発明の実施形態を、図面を用いて詳細に説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための蒸気滅菌器を例示するものであって、本発明をこの蒸気滅菌器に特定することを意図するものではない。本発明は特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも均しく適応し得るものである。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. However, the embodiment described below exemplifies a steam sterilizer for embodying the technical idea of the present invention, and is not intended to specify the present invention as this steam sterilizer. The present invention is equally applicable to other embodiments within the scope of the claims.
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る蒸気滅菌器1を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る蒸気滅菌器1の概略側面図である。
First, with reference to FIG. 1, the
蒸気滅菌器1は、本体ケース10の内部に、チャンバー11を備えている。チャンバー11は、開口12を有する中空円筒状となっている。このチャンバー11は、耐腐食性の高い材料で形成されており、具体的にはSUS304のステンレスで形成されている。そして、開口12は本体ケース10の側面に位置し、この開口12を介して、使用者は滅菌処理を行う被滅菌物(例えば医療用器具等)の出し入れを行う。また、開口12は、滅菌作業の際に、取っ手の付いた開閉自在な蓋13によって閉塞される。なお、このチャンバー11の内部には、被滅菌物を収容した際に、この被滅菌物を載置する載置棚(図示せず)が、着脱自在に設置されている。
The
また、蒸気滅菌器1は、本体ケース10の内部に、貯水タンク14を備えている。この貯水タンク14は、滅菌工程で用いる蒸気を発生させるために用いられる水15を溜めておくためのものである。そして、水15は、被滅菌物の滅菌作業に先立って、作業者により本体ケース10の天面側の蓋(図示せず)を開けて、貯水タンク14へと供給される。
Further, the
また、蒸気滅菌器1は、本体ケース10の内部に、ブロックボイラー16を備えている。ブロックボイラー16は、水15を加熱して被滅菌物を滅菌するための蒸気を発生させるボイラーである。このブロックボイラー16は、円柱形状となっているとともに、透磁率の高い材料で形成されており、具体的にはSUS430のステンレスで形成されている。また、このブロックボイラー16は、水が流れる水流路と空気が流れる気流路を兼ねる流路40を内部に備えている。なお、このブロックボイラー16の内部構造は、詳細を後述する。
Further, the
そして、ブロックボイラー16の外周には、耐熱性のある絶縁板(図示せず)を介して誘導コイル17が配置されている。この誘導コイル17に高周波電流が供給されると、誘導コイル17に磁束が発生し、ブロックボイラー16に誘導電流が流れて、ブロックボイラー16が発熱することになる。
An
また、貯水タンク14とブロックボイラー16との間には、電磁弁18と電磁ポンプ19を介して、給水管20が接続されている。給水管20は貯水タンク14の水15をブロックボイラー16へ供給するために用いられるものであり、電磁弁18を開放し、電磁ポンプ19を作動させることにより、貯水タンク14の水15が、給水管20を通過してブロックボイラー16へと供給される。
A
また、チャンバー11とブロックボイラー16との間には、逆止弁22を介して、給蒸管21が接続されている。給蒸管21はブロックボイラー16で発生した蒸気をチャンバー11へ供給するために用いられるものである。また、逆止弁22は、チャンバー11からブロックボイラー16への気体等の流れを止めるための弁である。
Further, a
なお、この給蒸管21とチャンバー11との接続箇所Aは、チャンバー11のどこで行われても構わないが、本実施形態においては、チャンバー11の上方側で給蒸管21を接続し、空気よりも比重の重い蒸気を上部から供給することにより、チャンバー11内の空気が、チャンバー11の外に効率的に押し出されるようにしている。
In addition, although the connection location A of this
また、ブロックボイラー16には、空気供給管23が接続されている。空気供給管23は、後述する乾燥工程においてチャンバー11内へ供給される空気を、蒸気滅菌器1の外部から取り込んだ際に、ブロックボイラー16へ供給するために用いられるものである。この空気供給管23には、空気を取り込む吸引手段となるコンプレッサー24と、フィルター25と、電磁弁で構成した空気弁26とが順次接続されている。そして、コンプレッサー24を作動して外部から空気を取り込むと共に、空気弁26を開くことによって、取り込んだ空気をフィルター25で浄化して、空気供給管24を通してブロックボイラー16内へと供給する。ブロックボイラー16内へ供給された空気は、ブロックボイラー16内で加熱され、チャンバー11内へと供給され、被滅菌物やチャンバー11内の乾燥に用いられる。なお、本実施形態においては、空気供給管23は継手Bを介して給水管20と接続している。また、ブロックボイラー16と空気供給管23に関しては、詳細を後述する。
An
また、チャンバー11と貯水タンク14との間には、排水管27が接続されている。この排水管27は、チャンバー11内に溜まった水分等を貯水タンク14へと戻すために用いられるものである。排水管27は、図1に示すように、チャンバー11の先に逆止弁28を備え、そして継手Cを介して給蒸管21と途中で接続し、この給蒸管21を介してブロックボイラー16と接続し、ブロックボイラー16より先では、継手Dまで給水管20を介して貯水タンク14と接続している。また、排水管27は、貯水タンク14の手前に電磁弁29を備えている。なお、逆止弁28は、ブロックボイラー16からチャンバー11への気体等の流れを止めるための弁である。また、電磁弁29は、チャンバー11から貯水タンク14への排水を行う際に開放される弁である。
A
また、チャンバー11と貯水タンク14との間には、電磁弁で構成された排気弁30と、真空ポンプ31を介して、排気管32が接続されている。この排気管32は、一端が貯水タンク14の水位よりも高い位置に接続され、他端がチャンバー11の背面壁に接続されている。そして、排気弁30を開放し、真空ポンプ31を作動することによって、チャンバー11内の空気や蒸気の排気が適時排気管32を通じて行われる。
In addition, an
また、チャンバー11の背面壁には、サーミスタで構成した温度センサ33が取り付けられている。そして、温度センサ33によって、チャンバー11の内部温度の計測が行われる。
In addition, a
また、蒸気滅菌器1は、本体ケース10の内部に、制御部34を備えている。制御部34はマイコン等で構成されており、また、制御部34と誘導コイル17等とは(破線で示す)配線35によって接続されている。そして、予め設定されているプログラムや、温度センサ33からの出力や、本体ケース10に設けられている操作部(図示せず)を介しての使用者の操作に基づき、制御部34によって、誘導コイル17に対する電流制御や、電磁ポンプ19やコンプレッサー24や真空ポンプ31の作動制御や、電磁弁18、29や空気弁26や排気弁30の開閉制御等が行われる。
Further, the
つぎに、本実施形態の蒸気滅菌器1におけるブロックボイラー16の内部構造について、図2を用いて説明する。図2は、本実施形態に係るブロックボイラー16の断面図である。
Next, the internal structure of the
上記のように、ブロックボイラー16は、誘導コイル17による誘導加熱で発熱することにより、ブロックボイラー16の内部空間において、水15を加熱して蒸気を発生させるためのものである。そして、ブロックボイラー16は、円柱形状のステンレスの塊に対して、ドリルで削って形成された直線状の流路40からなる内部空間が設けられている。
As described above, the
この流路40は、一方を給水管20と接続し、他方を給蒸管21と接続している。そして、給水管20を介して供給された水15が流路40を通過することによって、高圧蒸気となって、給蒸管21を介してチャンバー11へと供給される。したがって、この流路40は、水15が流れる水流路となっている。
One of the
また、図1に示すように、空気供給管23が、ブロックボイラー16の手前で継手Bを介して給水管20とも接続する構成となっている。したがって、空気供給管23を介して供給された空気は、流路40を通過することによって、加熱され、給蒸管21を介してチャンバー11へと供給される。このため、この流路40は、空気が流れる気流路にもなっている。また、加熱された空気は、給蒸管21を介してチャンバー11へ供給されるため、加熱された空気をチャンバー11へ供給するための専用の配管が不要となり、蒸気滅菌器1の小型化を図ることができる。
Further, as shown in FIG. 1, the
ここで、誘導コイル17によって発熱するブロックボイラー16の温度は、200℃程度にまで達する。したがって、流路40を流れる水15は、瞬時に蒸気へと気化してしまう。また、流路40を流れる空気も瞬時に加熱されることになる。したがって、比較的細い流路40であっても、水15や空気を効率良く加熱することができ、蒸気を発生させるために水15を貯めておくような、広い内部空間を必要としなため、誘導コイル17によって発熱するブロックボイラー16を用いることで、蒸気滅菌器1の小型化を図ることができる。なお、本実施形態において、直線状の流路40を示したが、流路40を長くするために、例えば曲線状の流路にしても構わない。このような曲線状の流路は、例えば、ブロックボイラーを構成するステンレスの塊を左右2分割しておき、予め一方のステンレスの(対向する側の)表面に曲線状の流路を形成しておき、その後で他方のステンレスとを貼り合わせることによって形成することができる。
Here, the temperature of the
以上のような構成の蒸気滅菌器1を用いて滅菌処理を行う一連の工程について、図3〜図6の各工程の概念図を用い、その一例を説明する。まず、作業者は、チャンバー11内の載置棚上に被滅菌物を載置して、蓋13を閉じる。
An example of a series of processes for performing a sterilization process using the
次に、作業者が本体ケース10の前面に設けられた操作部を操作し、蒸気滅菌器1の運転を開始すると、図3に示すように、制御部34により誘導コイル17への高周波電流の供給が開始され、誘導加熱によってブロックボイラー16が発熱する。そして、制御部34によって、電磁弁18が開放されるとともに、電磁ポンプ19が作動し、給水管20を介して貯水タンク14からブロックボイラー16の流路40へと水15の供給が行われる。
Next, when the operator operates the operation unit provided on the front surface of the
そして、加熱したブロックボイラー16へ水15が供給されることにより、流路40内で水15が加熱され、蒸気が発生する。そして、この蒸気は、給蒸管21を通過して接続箇所Aからチャンバー11内へと供給される(加熱工程)。この時、制御部34によって、排気弁30が開放され、真空ポンプ31が作動することにより、チャンバー11の空気が、流入してくる蒸気によって排気管32を介して貯水タンク14へと排出される。
Then, when the
そして、温度センサ33の出力を監視しながら、チャンバー11内の温度が一定の温度に達すると、制御部34によって、排気弁30が閉じられるとともに、真空ポンプ31が停止される。そして、引き続き蒸気が供給され、チャンバー11内が高圧状態となり、チャンバー11内が滅菌温度(通常121℃)に達すると、所定時間(通常20分)の滅菌処理が行行われる(滅菌工程)。なお、滅菌工程中のチャンバー11内の温度制御は、温度センサ33の出力と、排気弁30の開放と、真空ポンプ31の作動によって行われる。
Then, when the temperature in the
所定時間が経過し、滅菌工程が終了すると、ブロックボイラー16への水15の供給と、誘導コイル17への電流供給が停止され、その後図4に示すように、制御部34によって、電磁弁29が開放される。この電磁弁29を開放することによって、高圧状態となっているチャンバー11内と、ブロックボイラー16の流路40とが、一気に大気開放されることになる(大気開放工程)。そして、チャンバー11内や流路40に残留している水15の多くが、貯水タンク14へといっきに排出されることになる。
When a predetermined time elapses and the sterilization process is completed, the supply of
なお、このような大気開放工程は、必ずしも必要な工程ではないが、大気開放工程を経ることによって、チャンバー11内や流路40に残留する水15の多くを、一度に排出することができるため、大気開放工程を行わない場合に比べ、その後の工程時間を非常に短縮することができる。また、チャンバー11内の気圧を大気圧と同一にしておくことで、この後の排気工程においては、真空ポンプ31でわざわざチャンバー11内の気圧を大気圧と同一となるまで排気する必要がなくなる。
In addition, although such an air release process is not necessarily a necessary process, since much of the
大気開放工程が終了すると、電磁弁29を閉じ、その後図5に示すように、制御部34によって、排気弁30が開放されるとともに、真空ポンプ31が作動することにより、排気管32を介して、チャンバー11内の空気等が排出されていく(排気工程)。そして、チャンバー11内の空気が排出されていくことにより、チャンバー11内を負圧状態にしていく。なお、チャンバー11内を負圧状態としておくことで、この後の乾燥工程において、空気の供給を効率的に行うことができる。
When the air release process is completed, the
排気工程が終了すると、図6に示すように、制御部34によって、空気弁26が開放されるとともに、コンプレッサー24が作動し、フィルター25を介して空気供給管23からブロックボイラー16の流路40へと空気が供給される。この時、制御部34によって、誘導コイル17への電流供給が行われる。したがって、ブロックボイラー16は誘導加熱により発熱し、流路40にて空気が加熱されることになる。そして、加熱された空気は、給蒸管21を介して、接続箇所Aからチャンバー11内へと供給される(乾燥工程)。
When the exhaust process is completed, as shown in FIG. 6, the
チャンバー11内へ加熱された空気が送り込まれることにより、チャンバー11内の被滅菌物の乾燥及び、チャンバー11内の乾燥に必要な乾燥時間を、空気の加熱を行わない場合に比べ、非常に短縮することできる。
By sending heated air into the
以上のような工程によって、本実施形態における蒸気滅菌器1を用いての滅菌処理を行う一連の工程が終了する。そして、本実施形態の蒸気滅菌器1は、ブロックボイラー16内部に形成された流路40において、水流路と気流路を分けずに同一の流路でそれぞれを加熱する構成となっている。したがって、空気を加熱する際に、特許文献1のような熱交換部をわざわざ設ける必要がなく、蒸気滅菌器1内の構成を簡略化することができる。
A series of processes for performing sterilization using the
なお、本実施形態における蒸気滅菌器1の概略側面図を図1に示したが、この蒸気滅菌器1の変形例を図7を用いて説明する。図7は蒸気滅菌器1Aの変形例を示している。なお、蒸気滅菌器1と同様の構成は、同じ符号を付している。
In addition, although the schematic side view of the
上記実施例ではボイラーとして、ブロックボイラー16の外周に誘導コイル17を配置することにより誘導加熱を行い、水と空気を加熱していたが、本変形例では誘導コイル17ではなく、ボイラータンク16aの内部空間にシーズヒーター17aを配置したボイラーが用いられている。
In the above embodiment, as the boiler, induction heating is performed by arranging the
ボイラータンク16aは、内部が空洞の金属製の密閉タンクからなる。ボイラータンク16aの内部に配置されるシーズヒーター17aは、熱伝導性の高いヒーターパイプ17bの内部にニッケル−クロム発熱体17cが設けられており、ヒーターパイプ17bとニ
ッケル−クロム発熱体17cとの間は絶縁物により満たされている。このニッケル−クロム発熱体17cに電流が流れるとニッケル−クロム発熱体17cの抵抗によりニッケル−クロム発熱体17cが発熱し、ボイラータンク16aの内部が高温になる。ヒーターパイプ17bに用いられる部材は熱伝導性の高い部材であれば何でもよく、本変形例では銅を用いている。
The
また、発熱体として本変形例ではニッケル−クロム発熱体を用いているが、電流を流したときに抵抗による発熱が発生する部材であれば何でもよく、例えば鉄−クロム−アルミ系発熱体を用いてもよい。 In addition, although the nickel-chromium heating element is used as the heating element in this modification, any member that generates heat due to resistance when a current is passed may be used. For example, an iron-chromium-aluminum heating element is used. May be.
このような構成のボイラータンク16aを用いて、蒸気滅菌器1Aでは、ボイラータンク16aの内部空間において、水15及び空気がそれぞれ加熱されることになる。
In the
そして、この蒸気滅菌器1Aを用いて滅菌処理が行われる。蒸気滅菌器1Aによる滅菌処理の一連の工程も、蒸気滅菌器1と同様に、加熱工程、滅菌工程、大気開放工程、排気工程、乾燥工程、からなる。
And sterilization is performed using this
この時、加熱工程及び滅菌工程においては、ボイラータンク16aを用いて水15の加熱が行われ、乾燥工程においては、ボイラータンク16aを用いて空気の加熱が行われることになる。
At this time, in the heating process and the sterilization process, the
以上のように、本実施形態の蒸気滅菌器では、変形例のボイラータンク16aを用いることもできる。そして、蒸気滅菌器1に比べ加熱手段の構造が簡単なため、部品点数が少なく、また、一般的な蒸気滅菌器では、蒸気を発生させる手段としてシーズヒーター17aを用いる構成が主流であるため、一部の部品の共通化も可能となり、蒸気滅菌器1Aは蒸気滅菌器1に比べより安価に製造することができる。
As described above, in the steam sterilizer of the present embodiment, the
また、本実施形態の蒸気滅菌器1は、チャンバー11の開口12が本体ケース10の側面を向き、本体ケース10の側面に蓋13が設けられている構成(所謂横型)であるが、この構成に限定されるものではなく、例えば、本体ケースの上面にチャンバーの開口及び蓋が配置される構成(所謂縦型)としてもよい。
In addition, the
1、1A…蒸気滅菌器
10…本体ケース
11…チャンバー
12…開口
14…貯水タンク
16…ブロックボイラー
16a…ボイラータンク
17…誘導コイル
20…給水管
21…給蒸管
22、29…逆止弁
23…空気供給管
28…排水管
32…排気管
34…制御部
40…流路
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記被滅菌物を出し入れするための開口を有するチャンバーと、
水を貯めておくための貯水タンクと、
内部空間を備え、該内部空間において前記貯水タンクから供給される前記水を加熱して蒸気を発生させるボイラーと、
前記ボイラーで発生する前記蒸気を前記チャンバー内へ供給する給蒸管と、
前記チャンバー内へ供給するための空気を取り込む吸引手段と、を備え、
前記吸引手段により取り込まれる前記空気が、前記ボイラーの前記内部空間で加熱されることを特徴とする蒸気滅菌器。 A steam sterilizer for sterilizing an object to be sterilized with high-pressure steam,
A chamber having an opening for taking in and out the article to be sterilized;
A water storage tank for storing water,
A boiler that includes an internal space and generates steam by heating the water supplied from the water storage tank in the internal space;
A steam supply pipe for supplying the steam generated in the boiler into the chamber;
A suction means for taking in air to be supplied into the chamber,
The steam sterilizer, wherein the air taken in by the suction means is heated in the internal space of the boiler.
前記ブロックボイラーにおける前記内部空間は、前記水の流れる水流路と前記空気の流れる気流路を兼ねる流路であることを特徴とする請求項1または2に記載の蒸気滅菌器。 The boiler is composed of a block boiler that generates heat by an induction coil,
The steam sterilizer according to claim 1 or 2, wherein the internal space of the block boiler is a flow path that serves as both a water flow path through which the water flows and an air flow path through which the air flows.
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JP2012209481A JP2014061228A (en) | 2012-09-24 | 2012-09-24 | Steam sterilizer |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021253327A1 (en) * | 2020-06-18 | 2021-12-23 | 大正和仪器股份有限公司 | Waste heat recovery system of steam sterilization pot |
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- 2012-09-24 JP JP2012209481A patent/JP2014061228A/en active Pending
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