JP2014060116A - セル電圧測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な手法により燃料電池との接触不良を判定する。
【解決手段】電圧測定装置200は、電池セル101のセル電圧を測定する電圧測定回路210と、電圧測定回路210で測定されるセル電圧の時間変化率に基づいて、電池セル101との接触不良を判定する制御部240と、を含む。
【選択図】図1
【解決手段】電圧測定装置200は、電池セル101のセル電圧を測定する電圧測定回路210と、電圧測定回路210で測定されるセル電圧の時間変化率に基づいて、電池セル101との接触不良を判定する制御部240と、を含む。
【選択図】図1
Description
この発明は、燃料電池のセル電圧を測定するセル電圧測定装置に関する。
従来のセル電圧検出装置は、隣接する二つのセルのうち一方のセルの電圧値が第1の所定値以下であり、かつ、他方のセルの電圧値が第2の所定値以上である場合に、燃料電池との接続箇所に接触不良が生じていると判定する (特許文献1参照)。
しかしながら、前述した従来のセル電圧検出装置は、複数のセルの電圧を測定しなければならないので、接触不良についての判定が複雑になってしまうという課題があった。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた。本発明の目的は、簡易な手法により接触不良を判定するセル電圧測定装置を提供することである。
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する。
本発明によるセル電圧測定装置は、複数の電池セルが直列に接続された燃料電池と、前記電池セルの電圧を測定する電圧測定回路とを含む。そしてセル電圧測定装置は、前記電圧測定回路で測定されるセル電圧の時間変化率に基づいて、電池セルとの接触不良を判定する異常判定部を含むことを特徴とする。
この態様によれば、セル電圧の時間変化率を用いることで、簡易に接触不良を検出することができる。
本発明の実施形態、本発明の利点については、添付された図面を参照しながら以下に詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るセル電圧測定装置200を示す構成図である。
図1は、本発明の第1実施形態に係るセル電圧測定装置200を示す構成図である。
セル電圧測定装置200は、燃料電池100の電圧を測定する装置である。燃料電池100は、例えば、燃料電池自動車に搭載され、電動モーターに電力を供給するバッテリーとして用いられる。
燃料電池100は、本実施形態では数百V(ボルト)の電圧を発生させる。燃料電池100には、複数の電池セル101が直列に接続される。
電池セル101は、例えば、1V程度の起電力を生じる。電池セル101の正極端子は、接続線111によってセル電圧測定装置200の入力端子20と接続される。電池セル101の負極端子は、別の接続線111によって正極端子と異なる入力端子20に接続される。例えば、電池セルVc(n)については、正極端子が接続線L(n)に接続され、負極端子が接続線L(n−1)に接続される。
セル電圧測定装置200は、電池セル101の電圧(以下、「セル電圧」と称する)を測定する。セル電圧測定装置200は、電圧測定回路210と制御部240とを備える。電圧測定回路210は、接続切替器211と、A/D変換器(Analog to Digital Conversion)220と、アイソレーター230と、を備える。
電圧測定回路210は、予め定められた測定周期、例えば100ms(ミリセカンド)で、電池セル101のセル電圧を順次測定する。
接続切替器211は、燃料電池100に設けられた電池セル101のうち、n枚の電池セルVc(1)〜(n)と、A/D変換器220との接続をセル単位で順次切り替える。接続切替器211は、例えば、MUX(MUltipleXer:マルチプレクサー)により実現される。接続切替器211の接続端子21が入力端子20と接続される。また、出力端子29の端子間には、電池セル101の正極端子と負極端子から接続切替器211を介して出力されたセル電圧が生じる。
具体的には、接続切替器211は、測定周期になると、電池セルVc(n)とA/D変換器220とを接続し、一定期間後に電池セル101との接続を、電池セルVc(n)から電池セルVc(n−1)に切り替える。接続切替器211は、電池セルVc(n−1)に一定期間だけ接続した後、電池セル101との接続を電池セルVc(n−2)に切り替える。このように、接続切替器211は、電池セル101との接続を、電池セルVc(n)から電池セルVc(1)まで電池セルごとに順次切り替える。
その後、接続切替器211は、最初の電池セルVc(n)と接続してから測定周期が経過すると、再び、電池セルVc(n)とA/D変換器220とを接続し、電池セル101との接続の切替えを開始する。
A/D変換器220は、出力端子29のセル電圧に応じて変化するアナログ信号の電圧信号を、セル電圧値を示すデジタル信号に変換する。A/D変換器220は、変換された電圧信号をアイソレーター230に出力する。
アイソレーター230は、A/D変換器220と制御部240を電気的に絶縁しつつ、A/D変換器220からの電圧信号を制御部240に出力する。アイソレーター230は、例えば、フォトカプラにより実現される。
制御部240は、アイソレーター230からの電圧信号に基づいて、燃料電池100の発生電力を制御するマイクロコンピュータ(マイコン)である。
例えば、制御部240は、電圧信号に示されたセル電圧が異常検出閾値よりも低下した場合には、燃料電池100の発生電力を上昇させるために、燃料電池100に供給される水素ガスと酸化ガスの流量を増加させる。
このようにセル電圧測定装置は、セル電圧の異常を検出した場合に燃料電池の水素ガスや酸化ガスの流量を変更する。しかしながら、燃料電池内でのドライアウトやフラッディング等の電池セル自体のセル異常の他に、燃料電池とセル電圧測定装置を結ぶ接続線の断線等による接触不良でも、セル電圧が低下する場合がある。そのため、接続線の断線が原因でセル電圧が低下した場合には、セル異常でないにもかかわらず、セル電圧測定装置は、水素ガスや酸化ガスの流量を変更してしまう。
そこで、接触不良を特定するセル電圧装置を開発するため、本願の発明者らは、セル異常時と断線異常時のセル電圧の低下速度(時間変化率)の違いに着目した。
図2は、電圧異常時のセル電圧の低下特性を示す図である。図2では、縦軸がセル電圧Vmを示し、横軸が異常発生時からの経過時間tを示す。図2には、セル異常時のセル電圧の低下特性102と、断線異常時のセル電圧の低下特性112と、が示されている。
低下特性102の時間変化率ΔVm_cは、ドライアウトが発生したときのセル電圧Vmの単位時間Δtあたりの低下量を示す。低下特性112の時間変化率ΔVm_sは、断線したときのセル電圧Vmの単位時間Δtあたりの低下量を示す。
図2に示すように、セル異常時の低下特性102と比較して断線異常時の低下特性112の方が、セル電圧の時間変化率が大きくなることがわかる。
実験結果では、ドライアウトが発生したときの低下量ΔVm_cに対し、断線したときの低下量ΔVm_sは、1桁以上大きい値であった。
このようにセル異常時と断線異常時では、セル電圧の単位時間あたりの低下量、すなわち時間変化率に大きな差が現れることから、本発明では、セル電圧の時間変化率を用いて電池セルとの接触不良を判定する。
本実施形態では、制御部240は、電池セル101ごとに、電圧測定回路210で測定されたセル電圧の時間変化率に基づいて、接続線111が接触不良か否かを判定する。接触不良とは、製造誤差等によって接続線111と電池セル101又はセル電圧測定装置200との接続が不十分な状態や、接続線111が外れて断線した状態等のことをいう。
具体的には、制御部240は、アイソレーター230からの電圧信号に示された電池セルごとのセル電圧を取得すると、セル電圧が異常検出閾値を超えるか否かを判断する。制御部240は、セル電圧が異常検出閾値を超えた場合には、電圧異常の原因が接触不良か否かを判断する。
図3は、セル電圧測定装置200によって断線異常を検出する具体例を示す図である。図3では、電池セルVc(k+1)の負極端子と、セル電圧測定装置200の入力端子20との間を接続する接続線L(k)が断線している。また、接続切替器211によって電池セルVc(k+1)とA/D変換器220とが接続されている。
A/D変換器220は、オペアンプ221と、電圧線227と、電圧線228と、抵抗素子222と、抵抗素子223と、抵抗素子224と、抵抗素子225と、抵抗素子226と、を含む。
オペアンプ221は、セル電圧に応じた電圧信号を出力する。
電圧線227及び電圧線228は、オペアンプ221に駆動電圧を供給する。
抵抗素子222は、一端が、接続切替器211の一方の出力端子29に接続され、他端が、オペアンプ221の負極側の入力端子(−)に接続される。抵抗素子223は、一端が、他方の出力端子29に接続され、他端が、オペアンプ221の正極側の入力端子(+)に接続される。抵抗素子224は、一端が、オペアンプ221の正極側の入力端子(+)に接続され、他端が、オペアンプ221の出力端子に接続される。このような構成であるので、抵抗素子222〜224によって、オペアンプ221の入力端子と出力端子の電圧を調整できる。
抵抗素子225は、一端が、抵抗素子222とオペアンプ221との間に接続され、他端が、接地される。抵抗素子225は、接続線111の断線時にオペアンプ221の負極側の入力端子(−)を接地する。
抵抗素子226は、一端が、抵抗素子223とオペアンプ221との間に接続され、他端が、接地される。抵抗素子225は、接続線111の断線時にオペアンプ221の正極側の入力端子(+)を接地する。
接続線L(k)の断線異常時においては、接続線L(k)の接触不良部分の抵抗が大きくなるにつれて、接触不良部分での電圧降下が大きくなるため、電池セルVc(k+1)の電圧のうちオペアンプ221の入力端子間に生じる電圧は小さくなる。したがって、図2に示した低下特性112のように、オペアンプ221の入力端子間の電圧が0(ゼロ)Vに近づくことになる。そして断線時には、電池セルVc(k+1)とオペアンプ221とが開ループとなり、オペアンプ221の両方の入力端子が、抵抗素子225及び抵抗素子226を介して互いに接地されることになる。このため、オペアンプ221から、ほぼ0(ゼロ)Vの電圧信号が制御部240へ出力される。
図4は、制御部240による断線異常の判定手法を説明するための図である。図4(A)は、図3に示した接続線L(k)の断線時にセル電圧の異常を検出する手法に関する説明図である。図4(B)は、電圧異常時においてセル異常と断線異常とを識別する手法に関する説明図である。
図4(A)には、断線異常時のセル電圧Vm(k+1)の低下特性112が示されている。縦軸はセル電圧Vmを示し、横軸は断線異常の発生時からの経過時間tを示す。
図4(A)に示すように、制御部240は、測定周期Δtごとのセル電圧Vmが異常検出閾値Vthを超えるか否かを判断する。そして制御部240は、セル電圧Vmの測定値が異常検出閾値Vtよりも高い場合には、電池セルは正常と判定する。一方、制御部240は、セル電圧Vmの測定値が、所定時間Te、例えば3回連続して異常検出閾値Vthよりも低い場合には、異常と判定する。
図4(A)では、所定時間Teを超えて、セル電圧Vm(k+1)の測定値が異常検出閾値Vthよりも低くなるため、制御部240は、セル電圧Vm(k+1)の電圧異常と判定する。
図4(B)には、断線異常時におけるセル電圧Vm(k+1)の時間変化率の算出値113が示されている。縦軸はセル電圧Vmの時間変化率を示し、横軸は図4(A)と共通の時間軸である。
図4(B)に示すように、制御部240は、測定周期Δtごとに、セル電圧Vmの測定値と、直前に測定した前回の測定値との変化量を時間変化率ΔVmとして算出する。本実施形態では、制御部240は、前回の測定値から今回の測定値を減算した減算値ΔVmを算出する。なお、減算値ΔVmを測定周期Δtで除算した値を時間変化率として用いてもよい。
制御部240は、セル電圧Vmが異常検出閾値Vthを超えた場合において、上述の測定周期Δtごとの時間変化率ΔVmが断線閾値ΔVthを超えるか否かを判断する。そして制御部240は、測定周期Δtあたりの低下量ΔVmが断線閾値ΔVthを超えない場合には、セル異常と判定する。一方、制御部240は、低下量ΔVmが断線閾値ΔVthを超える場合には、接触不良と判定する。
図4(B)では、測定周期Δtごとの時間変化率ΔVmのうち5番目の算出値が断線閾値ΔVthよりも低くなるため、制御部240は、接続線L(k)の断線異常と判定する。なお、異常検出閾値Vthと断線閾値ΔVthは、例えば、実験結果に基づいて予め規定されるものであり、予め制御部240に記憶される。
このようにセル電圧測定装置200は、セル電圧Vm(k+1)の異常を検出した場合において、セル電圧の時間変化率ΔVm(k+1)が断線閾値ΔVthを超えたときは、接続線111の断線異常と判定する。したがって、接触不良を検出するために隣接する電池セル間にスイッチやコンデンサ等を設ける必要がないので、簡易な構成でセル電圧測定装置を実現することができる。
次にセル電圧測定装置200の具体的な動作について説明する。
図5は、セル電圧測定装置200の異常判定方法の処理手順例を示すフローチャートである。
まず、ステップS910において、電圧測定回路210は、電池セル群Vc(1)〜(n)のセル電圧をセル単位で順次測定する。電圧測定回路210は、測定した順番で、電池セル群のセル電圧Vm(1)〜(n)を示す電圧信号を制御部240に出力する。
ステップS920において、制御部240は、電圧測定回路210から電圧信号を受け、電圧信号に示されるセル電圧Vm(1)〜(n)と、前回の測定結果Vm(1)〜(n)とを用いて、測定周期Δtあたりの時間変化率ΔVmを算出する。具体的には、制御部240は、電池セルVc(i)ごとに、前回の測定結果Vm(i)から今回の測定結果Vm(i)を減算して、単位時間あたりのセル電圧の低下量ΔVm(i)を算出する。
ステップS930において、制御部240は、電池セル群のセル電圧Vm(1)〜(n)と、測定周期ごとの時間変化率ΔVm(1)〜(n)とを用いて、電池セル群の異常を診断する。なお、ステップ930の異常診断処理の詳細については後述する。
異常診断処理が完了すると、制御部240は、ステップS940において、電池セル群のセル電圧の測定を継続するか否かを判断する。例えば、制御部240は、セル電圧の測定の実行指令を受けている間は、測定周期Δtが経過すると、ステップS910に戻り、停止指令を受けるまでステップS910〜ステップS930の一連の処理手順を繰り返す。一方、制御部240は、停止指令を受けると、電圧測定回路210によるセル電圧の測定を停止して、異常判定方法を終了する。
図6は、ステップS930での異常診断の処理手順例を示すフローチャートである。
まず、ステップS931において、制御部240は、電池セルの診断対象を指し示すセル番号「i」を初期値「0」に設定する。そして制御部240は、ステップ932において、診断対象のセル番号iに「1」を加算する。
次に制御部240は、ステップS933において、電圧信号に示されたセル電圧Vm(i)が異常検出閾値Vthを超えるか否かを判断する。そして制御部240は、ステップS939において、セル電圧Vm(i)が異常検出閾値Vthよりも高いと判断した場合に、電池セルVc(i)に異常がない、すなわち正常であると判定する。例えば、正常であると判定されると、制御部240に保持されたセル状態情報に、電池セルVc(i)が正常である旨が記録される。
一方、制御部240は、ステップS933において、セル電圧Vm(i)が異常検出閾値以下であると判断した場合には、セル電圧Vm(i)について、異常検出閾値以下であった期間が所定時間Teを経過しているか否かを判断する。具体的には、制御部240は、図4(A)で述べたように、セル電圧Vm(i)の測定値が3回連続して異常検出閾値以下であるか否かを判断する。
制御部240は、セル電圧Vm(i)の測定値が異常検出閾値Vthを連続して超えた回数が3回よりも少ない場合には、所定時間Teが経過していないと判断し、ステップS939において、セル電圧が正常であると判定する。
このようにすることで、電圧測定回路210での偶発的なノイズ等が原因でセル電圧Vm(i)が異常検出閾値Vthを一瞬だけ超えた場合に、制御部240がセル異常と判定するのを防ぐことができる。すなわち、燃料電池100やセル電圧測定装置200で発生したパルス的なノイズに起因する誤判定を低減することができる。
一方、制御部240は、セル電圧Vm(i)の測定値が3回連続して異常検出閾値以下となる場合には、セル電圧の異常と判定する。この場合、電池セルVc(i)のセル状態情報には、電圧異常である旨が記録される。
電圧異常と判定した後、制御部240は、ステップS935において、ステップS920で算出した時間変化率ΔVm(i)が、断線閾値ΔVthを超えるか否かを判断する。具体的には、制御部240は、電圧異常の判定時よりも以前の測定周期ごとの時間変化率ΔVm(i)の全てについて、断線閾値以下であるか否かを判断する。
制御部240は、ステップS938において、測定周期ごとの時間変化率ΔVm(i)の全てが断線閾値ΔVthよりも大きいときは、セル異常と判定する。この場合、セル状態情報には、電池セルVc(i)がセル異常である旨が記録される。
一方、制御部240は、ステップS936において、図4(B)で示したように測定周期ごとの時間変化率ΔVm(i)の少なくともひとつが断線閾値以下であるときは、接続線111の接触不良として断線異常と判定する。この場合、電池セルVc(i)のセル状態情報には、断線異常である旨が記録される。
その後、ステップS937において、制御部240は、診断対象のセル番号「i」が上限値「n」と一致するか否かを判断する。そして制御部240は、セル番号iが上限値nと一致しない場合は、ステップS932に戻り、セル番号「i」に「1」を加え、ステップS933〜ステップS936、ステップS938、ステップS939を実行し、セル番号iが上限値nと一致するまで繰り返す。セル番号iが上限値nと一致すると、診断処理を終了し、図5に示した異常判定方法の処理手順に戻る。
このように、制御部240は、所定期間Teにおいてセル電圧Vmが異常検出閾値以下である場合において、測定周期あたりのセル電圧の低下量ΔVmが断線閾値を超えるか否かで断線異常とセル異常とを識別する。
本発明の第1実施形態によれば、制御部240は、電圧測定回路210で測定されるセル電圧の時間変化率に基づいて、接続線111が接触不良か否かを判定する。これにより、セル電圧測定装置200は、ひとつの電池セル101のセル電圧の時間変化率を用いるだけで、電池セル101と電圧測定回路210との接触不良を簡易に検出することが可能となる。
また、本実施形態では、制御部240は、セル電圧Vmの異常を検出した場合であって、時間変化率ΔVmが断線閾値を超えるときには、接触不良と判定する。そして制御部240は、時間変化率ΔVmが断線閾値を超えないときには、燃料電池100のセル異常と判定する。
すなわち、制御部240は、電圧異常を検出した電池セルの時間変化率ΔVmに基づいて接触不良とセル異常とを識別することができる。したがって、接触不良でセル電圧が低下した場合、セル異常ではなく断線異常と正しく判定できるので、断線異常時に燃料電池100の発生電圧を上昇させるような不要な処理の実行を防ぐことができる。
さらに、本実施形態では、制御部240は、セル電圧の測定周期あたりの低下量ΔVmを、時間変化率として算出する。この場合、低下量ΔVmを測定周期Δtで除算する処理を省略できるので、制御部240での演算処理を低減することができる。
なお、第1実施形態では、ひとつの電池セル101のセル電圧の時間変化率(Vm/Δt)を用いて断線異常を判定したが、さらに、隣接する電池セル101のセル電圧の時間変化率を用いることで、より正確に接触不良を特定できる。
(第2実施形態)
そこで、本発明の第2実施形態として、隣接する電池セル101のセル電圧の時間変化率に基づいて接触不良を特定するセル電圧測定装置について図7及び図8を参照して説明する。なお、本実施形態のセル電圧測定装置は、図1に示したセル電圧測定装置200と基本的な構成は同じであるため、以下、同一符号を付して説明する。
そこで、本発明の第2実施形態として、隣接する電池セル101のセル電圧の時間変化率に基づいて接触不良を特定するセル電圧測定装置について図7及び図8を参照して説明する。なお、本実施形態のセル電圧測定装置は、図1に示したセル電圧測定装置200と基本的な構成は同じであるため、以下、同一符号を付して説明する。
図7は、第2実施形態に係る接触不良の判定手法に関する説明図である。図7(A)は、電池セルVc(k+1)と電池セルVc(k)の共通の接続線L(k)が断線した例を示す図である。図7(B)は、接続線L(k)の断線時のセル電圧Vm(k+1)とセル電圧Vm(k)を示す図である。図7(C)は、接続線L(k)の断線異常時におけるセル電圧Vm(k+1)及びセル電圧Vm(k)の低下特性を示す図である。
接続線L(k)の断線時においては、図7(B)に示すように、セル電圧Vm(k+1)は、破線で示した電圧値からほぼ0Vまで低下する。また、セル電圧Vm(k)も、図3で述べ通り、セル電圧Vm(k+1)と同じようにほぼ0Vまで低下する。
また、図7(C)に示すように、セル電圧Vm(k+1)と、隣接するセル電圧Vm(k)とは、互いに同じ低下特性を示す。したがって、セル電圧Vm(k)の時間変化率も、セル電圧Vm(k+1)の時間変化率と同じように断線異常時に大きくなる。
このように、接続線L(k)が断線したときには、隣接する2つの電池セルのセル電圧Vm(k+1)及びVm(k)が同時にほぼ0Vまで低下するため、セル電圧Vm(k+1)及びVm(k)の時間変化率が共に断線閾値を超えることになる。
したがって、第2実施形態の制御部240は、隣接する一方のセル電圧の時間変化率ΔVm(k+1)が断線閾値を超え、かつ、他方の電池セルのセル電圧の時間変化率ΔVm(k)も断線閾値を超えた場合に、断線異常と判定する。
一方、隣接する他方のセル電圧の時間変化率が断線閾値を超えない場合には、電圧測定回路210の内部異常が原因で、一方のセル電圧の時間変化率が断線閾値を超えた可能性が高い。そこで、制御部240は、セル電圧の時間変化率が断線閾値を超えた場合に、隣接する2つの電池セルについてセル電圧の時間変化率が互いに断線閾値を超えないときは、電池セルが正常であると判定する。
このように、セル電圧測定装置200は、隣接する電池セルのセル電圧の時間変化率が共に断線閾値を超えた場合に限り、接触不良と判定するので、電圧測定回路210の内部異常に起因する誤判定を低減することができる。したがって、セル電圧測定装置200は、接続線111の接触不良をより正確に判定することができる。
また、本実施形態では、隣接する2つの電池セルの時間変化率を用いて接触不良を判定することで、断線した接続線を特定することもできる。例えば、電池セルVc(k+1)及び電池セルVc(k)の時間変化率が共に断線閾値を超えた場合には、断線した接続線は、電池セルVc(k+1)と電池セルVc(k)の間の接続線L(k)と特定される。これにより、断線箇所を迅速に特定することが可能になる。
次に第2実施形態のセル電圧測定装置の動作の詳細について説明する。
図8は、第2実施形態の異常診断処理を示すフローチャートである。図8では、ステップS941以外の処理は、図6と同じであるため、主にステップS941について説明する。
ステップS935でセル電圧の時間変化率ΔVm(i)が断線閾値以下であると判断されると、制御部240は、ステップS941において、隣接する電池セルVc(i−1)の時間変化率ΔVm(i−1)も断線閾値を超えるか否か判断する。
制御部240は、時間変化率ΔVm(i)が断線閾値以下であり、測定周期ごとの時間変化率ΔVm(i−1)の全てが断線閾値よりも高いときは、ステップS938において、接続線111の接触不良ではないと判断し、セル異常と判定する。
一方、制御部240は、時間変化率ΔVm(i)が断線閾値以下であり、測定周期ごとの時間変化率ΔVm(i−1)のいずれかが断線閾値以下であるときは、ステップS936において、断線異常と判定する。
第2実施形態によれば、制御部240は、診断対象の電池セルVc(i)だけでなく、電池セルVc(i)と隣接する電池セルVc(i−1)の時間変化率が断線閾値を超えた場合に、断線異常と判定する。これにより、セル電圧測定装置200は、第1実施形態と比較して、燃料電池100との接触不良をより正確に検出することができる。また、隣接する電池セルVc(i−1)及びVc(i+1)のうち、異常判定後の電池セル(i−1)の判定結果を利用することで、接触不良の判定を迅速に行うことができる。
なお、隣接する電池セルVc(i−1)の時間変化率が断線閾値を超えない場合は、上述の通り、電圧測定回路210での一時的な誤作動やノイズ等の原因で電池セルVc(i)の時間変化率が断線閾値を超えた可能性が高い。
(第3実施形態)
そこで、本発明の第3実施形態では、隣接する電池セルの時間変化率が断線閾値を超えないときは電圧測定回路210の内部異常と判定する。
そこで、本発明の第3実施形態では、隣接する電池セルの時間変化率が断線閾値を超えないときは電圧測定回路210の内部異常と判定する。
図9は、第3実施形態に係る異常診断処理を示すフローチャートである。図9では、図8に示したステップS941に代えて、ステップS951及びステップS952が追加されている。ステップS951及びステップ952以外の処理は、図8と同じであるため、ここでの説明を省略する。
ステップS935で時間変化率ΔVm(i)が断線閾値以下と判断されると、制御部240は、ステップS951において、隣接する電池セルVc(i−1)の測定周期ごとの時間変化率ΔVm(i−1)も断線閾値ΔVthを超えるか否か判断する。
制御部240は、セル電圧の時間変化率ΔVm(i)が断線閾値以下であり、隣接する電池セルVc(i−1)の測定周期ごとの時間変化率ΔVm(i−1)も断線閾値以下であるときは、ステップS936において、断線異常と判定する。
一方、制御部240は、セル電圧の時間変化率ΔVm(i)が断線閾値以下であるが、測定周期ごとの時間変化率ΔVm(i−1)が断線閾値よりも高いときは、ステップS952において、セル異常と判定すると共に、電圧測定回路210の内部異常と判定する。
第3実施形態によれば、制御部240は、電池セルVc(i)の時間変化率が断線閾値を超える場合において、隣接する電池セルVc(i−1)の時間変化率が断線閾値を超えないときは、電圧測定回路210の内部異常と判定する。これにより、セル電圧測定装置200は、接触不良の誤判定を回避しつつ、電圧測定回路210の内部異常を検出することが可能となる。
なお、本実施形態では、電池セルVc(i)と隣接する電池セルとして、電池セルVc(i)の下段に配置された電池セルVc(i−1)を設定しているが、電池セルVc(i)の上段に配置された電池セルVc(i+1)を設定してもよい。
また、本実施形態では、ステップS934でセル電圧Vm(i)が所定時間Teにおいて異常検出閾値Vthを連続して超えていた場合に限り電圧異常と判定したが、ステップ934を省略してもよい。そこで、本発明の第4実施形態でステップS934を省略した実施形態について説明する。
(第4実施形態)
図10は、本発明の第4実施形態の異常診断処理を示すフローチャートである。図10では、図6に示した異常診断のうちステップS934の処理が省略されている。
図10は、本発明の第4実施形態の異常診断処理を示すフローチャートである。図10では、図6に示した異常診断のうちステップS934の処理が省略されている。
ステップS933でセル電圧Vm(i)が異常検出閾値以下と判断されると、制御部240は、ステップ961において、測定周期ごとのセル電圧の時間変化率ΔVm(i)が断線閾値以下か否かを判断する。
制御部240は、ステップS936において、セル電圧Vm(i)が異常検出閾値以下であり、測定周期ごとの時間変化率ΔVm(i)が断線閾値以下であるときは、電池セルVc(i)の接続線が断線異常と判定する。
一方、制御部240は、ステップS938において、セル電圧Vm(i)が異常検出閾値以下であり、測定周期ごとの時間変化率ΔVm(i)の全てが断線閾値ΔVthよりも大きいときは、セル異常と判定する。
第4実施形態によれば、制御部240は、セル電圧Vm(i)が異常検出閾値Vthよりも低く、かつ、セル電圧の測定周期あたりの低下量ΔVm(i)が断線閾値を超えないときは、電池セルVc(i)の異常と判定する。これにより、セル電圧測定装置200は、他の実施形態に比べて電池セルVc(i)の異常を迅速に検出することができる。
(第5実施形態)
また、本発明は、図2に示したオペアンプ221を電池セルごとに設けたセル電圧測定装置にも適用することができる。そこで、電池セルごとにオペアンプを設けたセル電圧測定装置300を第5実施形態として簡単に説明する。
また、本発明は、図2に示したオペアンプ221を電池セルごとに設けたセル電圧測定装置にも適用することができる。そこで、電池セルごとにオペアンプを設けたセル電圧測定装置300を第5実施形態として簡単に説明する。
図11は、セル電圧測定装置300の構成を示すブロック図である。図11では、図1と同じ構成に同一符号を付してここでの説明を省略する。電圧測定回路310及び制御部340は、図1に示した電圧測定回路210及び制御部240にそれぞれ対応する。
電圧測定回路310は、電池セル101ごとに、図2に示したA/D変換器220を備える。A/D変換器220に設けられるオペアンプの負極側の入力端子は、電池セル101の正極端子と接続され、オペアンプの正極側の入力端子は、電池セル101の負極端子と接続される。さらに、オペアンプの正極側の入力端子は、下段のA/D変換器220に設けられたオペアンプの負極側の入力端子と接続される。
A/D変換器220は、電池セル101ごとに、セル電圧を示す電圧信号を制御部340に出力する。
制御部340は、電池セル101ごとの電圧信号に基づいて電池セル101の異常を判定する。
図12は、制御部340による異常判定手法に関する説明図である。図12(A)は、図7と同じように接続線L(k)が断線した例を示す図である。図12(B)は、接続線L(k)の断線時に測定されるセル電圧Vm(k+1)とセル電圧Vm(k)を示す図である。
接続線L(k)の断線時においては、図12(B)に示すように、セル電圧Vm(k+1)は、破線で示した正常電圧値よりも大きくなり、セル電圧Vm(k)は、マイナスの電圧値を示すことになる。この場合であっても、断線異常とセル異常とではセル電圧の時間変化率は大きく異なる。
したがって、電圧測定回路310を使用してセル電圧を測定する場合であっても、セル電圧Vm(k+1)の時間変化率に基づいて接触不良を特定することが可能である。例えば、制御部340は、セル電圧Vm(k+1)の電圧信号が、正常電圧値よりも高くなる場合であって時間変化率ΔVm(k+1)の断線閾値以上であるときは、接触不良と判定する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
なお、上記実施形態は、適宜組み合わせ可能である。
100 燃料電池
101 電池セル
200 セル電圧測定装置
210 電圧測定回路
240 制御部(異常判定部)
101 電池セル
200 セル電圧測定装置
210 電圧測定回路
240 制御部(異常判定部)
Claims (6)
- 複数の電池セルが直列に接続された燃料電池の電圧を測定する装置であって、
前記電池セルのセル電圧を測定する電圧測定回路と、
前記電圧測定回路で測定されるセル電圧の時間変化率に基づいて、電池セルとの接触不良を判定する異常判定部と、
を含むセル電圧測定装置。 - 請求項1に記載のセル電圧測定装置において、
前記異常判定部は、前記セル電圧の異常を検出した場合であって、前記セル電圧の時間変化率が断線閾値を超えるときには接触不良と判定し、前記時間変化率が断線閾値を超えないときには燃料電池の異常と判定する、
セル電圧測定装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のセル電圧測定装置において、
前記異常判定部は、隣接する2つの電池セルの時間変化率が共に断線閾値を超えるときは、接触不良と判定する、
セル電圧測定装置。 - 請求項3に記載のセル電圧測定装置において、
前記異常判定部は、前記隣接する一方の電池セルの前記時間変化率が断線閾値を超える場合であって、他方の電池セルの前記時間変化率が断線閾値を超えないときは、電圧測定回路の内部異常と判定する、
セル電圧測定装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のセル電圧測定装置において、
前記異常判定部は、前記セル電圧が異常検出閾値より低く、かつ、前記セル電圧の時間変化率が断線閾値を超えないときは、電池セルの異常と判定する、
セル電圧測定装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のセル電圧測定装置において、
前記電圧測定回路は、予め定められた測定周期で、燃料電池のセル電圧を順次測定し、
前記異常判定部は、前記電池セルごとに、セル電圧の測定周期あたりの低下量を前記時間変化率として算出する、
セル電圧測定装置。
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- 2012-09-19 JP JP2012205891A patent/JP2014060116A/ja active Pending
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