JP2014059955A - 照明装置およびそれを備えた表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】更なる軽量化を図ることが可能な照明装置を提供する。
【解決手段】この照明装置10は、表示パネル4の背面側に配置される光学部材11と、光学部材11の背面側を一部分のみを覆うように配置され、光源12および駆動回路16で発生する熱を放熱する放熱板15と、光学部材11および放熱板15の背面側に配置される背面カバー部材20と、を備える。背面カバー部材20は、光学部材11側に突出して光学部材11の背面を支持する複数の凸部20aを含む。
【選択図】図1

Description

この発明は、照明装置およびそれを備えた表示装置に関し、特に、被照明部材の背面側に配置される光学部材を含む照明装置およびそれを備えた表示装置に関する。
非発光型の表示パネルを搭載する液晶表示装置(表示装置)には、通常、表示パネル(被照明部材)に対して光を照射するバックライト装置(照明装置)も搭載される。このようなバックライト装置として、複数のLED(光源)と、LEDからの光を導光する導光板とを備えたバックライト装置が知られている。導光板は表示パネルの背面に配置され、表示パネルと略同じ面積を有する。複数のLEDは、導光板の光入射面である側面に向かって光を照射するように配置される。導光板に入射した光は、導光板内部で向きを変えて表示パネルに向かって出射される。
図13は、LEDおよび導光板を備えた従来のバックライト装置の一例を背面側から概略的に示した斜視図である。バックライト装置1001は図13に示すように、表示パネル(図示せず)の背面側(図では上側)に配置される導光板1002aおよび反射シート1002bなどからなる光学部材1002と、光学部材1002の背面側全体を覆うように配置されるバックライトシャーシ1003と、バックライトシャーシ1003の背面に固定される複数の駆動回路1004と、光学部材1002の1辺に沿って配置されるLED(図示せず)が実装される実装基板1005と、バックライトシャーシ1003および駆動回路1004の背面側を覆う樹脂製の背面カバー部材1006とを備えている。
バックライトシャーシ1003は板金製であり、剛性を有する。また、バックライトシャーシ1003には実装基板1005も固定されており、バックライトシャーシ1003は駆動回路1004およびLEDで発生する熱を放熱する機能を有する。また、バックライトシャーシ1003は光学部材1002の背面を支持しており、光学部材1002の撓みを抑制している。背面カバー部材1006は駆動回路1004を保護している。
ところで、近年、表示装置の大型化が進んでおり、表示装置の軽量化が望まれている。そこで、駆動回路のみを覆うサイズに背面カバー部材を形成し、背面カバー部材を小型化した構造が提案されている。このように構成すれば、図13に示したバックライト装置1001に比べて、バックライト装置を軽量化することが可能である。
なお、例えば特許文献1には、炭素繊維を含有する樹脂製の筐体(背面カバー部材)を用いることにより、剛性を向上させて筐体を薄型化することによって、軽量化を図る方法が開示されている。
特開平11−272198号公報
しかしながら、駆動回路のみを覆うサイズに背面カバー部材を形成して背面カバー部材を小型化する方法や、特許文献1に開示された方法では、最重量物であるバックライトシャーシを軽量化できないので、更なる軽量化は困難であるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の目的は、更なる軽量化を図ることが可能な照明装置およびそれを備えた表示装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の照明装置は、被照明部材の背面側に配置される光学部材と、光学部材の背面側を一部分のみを覆うように配置され、光源および駆動回路の少なくとも一方で発生する熱を放熱する放熱板と、光学部材および放熱板の背面側に配置され樹脂を用いて形成された背面カバー部材と、を備え、背面カバー部材は、光学部材側に突出して光学部材の背面を支持する複数の凸部を含む。
上記照明装置において、好ましくは、光学部材の背面は放熱板と背面カバー部材とにより支持されている。
上記照明装置において、好ましくは、放熱板は光学部材の下辺に沿って配置されている。
上記放熱板が光学部材の下辺に沿って配置されている照明装置において、好ましくは、背面カバー部材の光学部材側には、上下方向に延びる空気通路が複数の凸部により形成されている。
この場合、好ましくは、背面カバー部材の上辺部および下辺部には、背面カバー部材を厚み方向に貫通する通気孔が形成されている。
上記照明装置において、好ましくは、背面カバー部材は、アルミニウム複合板またはハニカム構造体を用いて形成されている。
上記照明装置において、好ましくは、放熱板の幅は、放熱性が飽和する幅である。
上記照明装置において、好ましくは、光学部材は導光板を含み、導光板の少なくとも1辺に沿って複数の光源が配列されている。
この発明の表示装置は、上記の構成の照明装置と、照明装置からの光を利用して表示を行う表示パネルとを備える。
本発明によれば、放熱板は光学部材の背面側を一部分のみを覆うように配置される。これにより、例えばバックライトシャーシが光学部材の背面側全体を覆うように配置される従来の照明装置に比べて、光源や駆動回路で発生する熱を放熱させるための重量物(放熱板)を小型化することができ、照明装置の更なる軽量化を図ることができる。
また、光学部材および放熱板の背面側に配置される背面カバー部材を備え、背面カバー部材は、光学部材側に突出して光学部材の背面を支持する複数の凸部を含む。これにより、背面カバー部材により光学部材を支持することができ、光学部材が撓むのを抑制することができる。また、背面カバー部材に複数の凸部を設けることによって、背面カバー部材の剛性を高めることができる。このように、光学部材の背面側全体を覆うバックライトシャーシを廃止しても、背面カバー部材により、光学部材の撓みを抑制することができるとともに、剛性を確保することができる。
本発明の第1実施形態の照明装置を備えた表示装置の構造を概略的に示した分解斜視図である。 本発明の第1実施形態の照明装置の構造を示した部分断面図である。 本発明の第1実施形態の背面カバー部材および光学部材等の構造を背面側から示した斜視図である。 本発明の第1実施形態の背面カバー部材の構造を示した断面図である。 本発明の第1実施形態の背面カバー部材の別の構造を示した分解斜視図である。 図5に示した背面カバー部材の構造を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態の背面カバー部材および光学部材等の構造を背面側から示した斜視図である。 本発明の第2実施形態の照明装置の構造を示した断面図である。 本発明の第3実施形態の放熱板等の構造を背面側から示した斜視図である。 本発明の第3実施形態の放熱板等の構造を背面側から示した斜視図である。 本発明の第1変形例の背面カバー部材等の構造を背面側から示した斜視図である。 本発明の第2変形例の背面カバー部材等の構造を背面側から示した斜視図である。 LEDおよび導光板を備えた従来のバックライト装置の一例を背面側から概略的に示した斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1〜図6を参照して、本発明の第1実施形態による照明装置10を備えた表示装置1の構造について説明する。
本発明の第1実施形態の表示装置1はテレビジョン受像機などに用いられるものである。表示装置1は図1に示すように、枠状の前キャビネット2と、前キャビネット2の前面側に配置される前面カバー部材3と、前キャビネット2に周縁部が覆われた表示パネル4(被照明部材)と、表示パネル4の縁部に配置されるパネルフレーム5と、表示パネル4の背面側に配置され、表示パネル4を照明する照明装置10とによって構成されている。なお、「表示パネル4の背面側」の「背面側(図1では下側、図2では右側)」は、他の構成要素にも適用される方位概念である。
表示パネル4は、液晶表示パネルからなり、図示しない液晶層を挟み込むAM基板(アクティブマトリックス基板)4aおよび対向基板4bを含んでいる。また、表示パネル4は照明装置10からの光を利用して画像を表示する。
前キャビネット2は表示パネル4を固定するための部材であり、軽量化の観点からアルミニウムを用いて形成されている。パネルフレーム5は表示パネル4の背面側に突出しており、表示パネル4と光学部材11とが接触するのを抑制している。また、パネルフレーム5は、表示パネル4を保持しているとともに、光学部材11の反りや撓みを抑制している。また、パネルフレーム5はポリカーボネート等の樹脂により形成されている。
照明装置10はエッジライト型(サイドライト型とも言う)のバックライト装置である。また、照明装置10は、表示パネル4の背面側に配置される光学部材11と、複数の光源12(図2参照)と、複数の光源12が実装された実装基板13と、実装基板13が取り付けられる金属製の支持部材14(図2参照)と、支持部材14が固定された金属製の放熱板15と、放熱板15の背面に取り付けられた複数の駆動回路16(図2参照)と、光学部材11および放熱板15の背面側を覆う背面カバー部材20とを備えている。なお、図1では、理解を容易にするために、支持部材14を省略している。
光学部材11は、導光板11aと、導光板11aの前面側(光出射側)に配置される光学シート11bと、導光板11aの背面側に配置される反射シート11cとを含んでいる。
導光板11aは、平板状に形成されており、光入射端面11dに入射した光を導光し、光の進行方向を変更して光出射面11eから表示パネル4に向かって面状光を出射する機能を有する。また、導光板11aはアクリル、ポリカーボネート、ポリスチレン等の樹脂により形成されている。
光学シート11bは、拡散シートやレンズシートなどからなり、導光板11aからの光の拡散や集光などを行う。なお、使用する光学シート11bの種類や数は用途に応じて変更可能である。
反射シート11cは導光板11aの背面(光出射面11eとは反対側の面)から出射した光を反射して再度導光板11aに入射させる機能を有する。
複数の光源12は図2に示すように、導光板11aの光入射端面11d(下面)に対向配置されている。言い換えると、複数の光源12は導光板11aの1辺(本実施形態では下辺)に沿って図2の紙面に対して垂直方向に配列されている。光源12は導光板11aに向かって光を出射する。光源12は例えばLEDにより構成されており、白色光を出射する。
実装基板13は例えばアルミニウム基板などの金属基板により形成されている。
支持部材14は、金属板を折り曲げることにより形成されており、L字状の断面を有する。支持部材14には、複数の光源12が実装された実装基板13がネジ(図示せず)等を用いて固定されている。また、支持部材14はネジや接着材等(図示せず)を用いて放熱板15に固定されている。
放熱板15は光源12および駆動回路16で発生する熱を放熱する機能を有する。放熱板15は放熱性および軽量化の観点からアルミニウムを用いて形成されている。なお、放熱板15は鋼板やSUS等を用いて形成されていてもよい。
ここで、放熱板15は図1に示すように、光学部材11の背面側を一部分のみを覆うように、光学部材11の下辺に沿って配置されている。放熱板15は背面側から見て略矩形状に形成されている。また、放熱板15は図2に示すように、約1.0mmの厚みを有するとともに、支持部材14との接触位置から上方に約100mmの幅を有する。これは以下の理由による。本発明者の実験結果によると、約1.0mm厚のアルミニウム板を用いた場合、放熱領域が約100mm幅になるまで放熱特性が向上し、約100mm幅を超えても放熱特性はほとんど変化しなかった(約100mm幅を超えた部分は放熱にほとんど寄与しない)。すなわち、放熱板15の幅は、放熱性が飽和する幅である。このため、軽量化の観点から、約100mm幅を超える部分を無くしている。なお、本実施形態では、放熱板15に駆動回路16が取り付けられており、駆動回路16で発生した熱も放熱板15で放熱させる必要があるので、放熱板15をもう少し大きく形成してもよい。
また、放熱板15は図2に示すように、前側に突出して光学部材11に接触するように形成されており、光学部材11の背面の下部を支持している。
駆動回路16は、光源12を駆動するための駆動回路や、表示パネル4を駆動するための駆動回路等からなる。そして、駆動回路16の回路基板16aが放熱板15の背面に取り付けられている。なお、駆動回路16は、図示しないFPC等を介して、光源12や表示パネル4に電気的に接続されている。
背面カバー部材20は図1および図2に示すように、放熱板15、駆動回路16および光学部材11の背面全面を覆うように形成されている。また、図1および図3に示すように、背面カバー部材20の光学部材11側(前面側)には、前側に突出して光学部材11の背面を支持する複数の凸部20aが形成されている。この凸部20aは、光学部材11の背面に当接し、パネルフレーム5との間で光学部材11を挟み込むことにより、光学部材11を支持する。
また、背面カバー部材20には、光学部材11の下辺に沿って延びるとともに光学部材11側から見て凹んだ凹部20bが形成されており、この凹部20bに放熱板15が収納される。また、背面カバー部材20には、凸部20a同士の間に、凹部20bに繋がって上下方向に延びるとともに光学部材11側から見て凹んだ複数の凹部20cが形成されている。この凹部20cは空気通路を形成している。すなわち、背面カバー部材20の光学部材11側(前面側)には、上下方向に延びる空気通路が複数の凸部20aにより形成されている。また、背面カバー部材20の上部には、水平方向(凹部20cと交差する方向)に延びるとともに光学部材11側から見て凹んだ凹部20dが形成されている。すなわち、背面カバー部材20には、水平方向に延びる凹部20bおよび20dと、上下方向に延びる凹部20cとが形成されている。
この背面カバー部材20は、図4に示すように、アルミニウム複合板を用いて形成されている。アルミニウム複合板とは、樹脂発泡体からなるコア材21をアルミニウム薄板22で挟み込んで貼りあわせたものである。
また、背面カバー部材20は、ハニカム構造体を用いて形成されていてもよい。この場合、背面カバー部材20は図5および図6に示すように、樹脂からなるハニカム構造体23をアルミニウムや樹脂などからなる薄板24で挟み込んだものであってもよい。
本実施形態では、上記のように、放熱板15は光学部材11の背面側を一部分のみを覆うように配置される。これにより、例えばバックライトシャーシが光学部材の背面側全体を覆うように配置される従来の照明装置に比べて、光源12や駆動回路16で発生する熱を放熱させるための重量物(放熱板15)を小型化することができ、照明装置10の更なる軽量化を図ることができる。
また、背面カバー部材20は、光学部材11側に突出して光学部材11の背面を支持する複数の凸部20aを含む。これにより、背面カバー部材20により光学部材11を支持することができ、光学部材11が撓むのを抑制することができる。また、背面カバー部材20に複数の凸部20aを設けることによって、背面カバー部材20の剛性を高めることができる。このように、光学部材11の背面側全体を覆うバックライトシャーシを廃止しても、背面カバー部材20により、光学部材11の撓みを抑制することができるとともに、剛性を確保することができる。
また、上記のように、光学部材11の背面は放熱板15と背面カバー部材20とにより支持されている。これにより、光学部材11の背面全体を容易に支持することができるので、光学部材11の反りを容易に抑制することができる。
また、上記のように、放熱板15は光学部材11の下辺に沿って配置されている。これにより、光源12および駆動回路16からの熱を上昇気流に乗せて放熱することができるので、放熱性を向上させることができる。
また、上記のように、背面カバー部材20の光学部材11側には、上下方向に延びる空気通路が複数の凸部20aにより形成されている。これにより、放熱板15周辺の空気が上方に移動しやすくなるので、放熱性をより向上させることができる。
また、上記のように、背面カバー部材20は、アルミニウム複合板またはハニカム構造体23を用いて形成されている。これにより、剛性を確保しながら、背面カバー部材20を容易に軽量化することができる。
また、上記のように、放熱板15の幅は、放熱性が飽和する幅である。これにより、放熱板15の放熱特性を維持しながら、軽量化を図ることができる。
また、上記のように、複数の光源12が導光板11aの辺に沿って配置されている。この場合、複数の光源12に対して例えば1つの放熱板15を設ければよいので、放熱板15の数が増加するのを抑制することができる。また、背面カバー部材20の形状が複雑になるのを抑制することができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態では図7および図8に示すように、背面カバー部材20の上辺部および下辺部には、背面カバー部材20を厚み方向に貫通する複数の通気孔20eが形成されている。また、複数の通気孔20eは、空気通路(凹部20c)の上方部分と下方部分とに形成されている。
本実施形態では、下方の通気孔20eから外部の空気が取り込まれ、その空気に放熱板15の熱が放熱される。そして、暖まった空気は上方の通気孔20eから外部に排気される。
第2実施形態のその他の構造は、上記第1実施形態と同様である。
本実施形態では、上記のように、背面カバー部材20の上辺部および下辺部には、背面カバー部材20を厚み方向に貫通する通気孔20eが形成されている。これにより、下辺部の通気孔20eから外部の空気を取り込み、その空気に放熱し、暖まった空気を上辺部の通気孔20eから外部に排気する、という空気の流れを形成することができる。このため、放熱性をさらに向上させることができる。
第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態では図9に示すように、放熱板15は、駆動回路16が取り付けられた部分の幅が、他の部分の幅に比べて大きくなるように形成されている。すなわち、放熱板15は100mm程度の幅を有する部分15aと、駆動回路16の近傍に設けられ部分15aから上側に突出する突出部分15bとを含んでいる。そして、駆動回路16は部分15aに取り付けられている。なお、図10に示すように、駆動回路16は突出部分15bに取り付けられてもよい。
第3実施形態のその他の構造は、上記第1および第2実施形態と同様である。
本実施形態では、上記のように、放熱板15は、駆動回路16の近傍に設けられて部分15aから上側に突出する突出部分15bを含んでいる。これにより、放熱板15の放熱性をより向上させることができる。
第3実施形態のその他の効果は、上記第1および第2実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、表示パネルを液晶表示パネルに適用した例について示したが、本発明はこれに限らず、液晶表示パネル以外の表示パネルに適用してもよい。
また、上記実施形態では、照明装置の一例として表示パネルを照明するバックライト装置について説明したが、本発明はこれに限らず、表示パネル以外の被照明部材を照明する照明装置にも適用可能である。例えば、看板の表示板(被照明部材)を背面側から照明する照明装置などにも適用可能である。
また、上記実施形態では、光源としてLEDを用いた例について示したが、本発明はこれに限らず、LED以外の光源を用いてもよい。
また、上記実施形態では、光源および放熱板が光学部材の1辺に沿って配置されている例について示したが、本発明はこれに限らない。光源および放熱板は、光学部材の2辺、3辺または4辺に沿って配置されていてもよい。
また、上記実施形態では、背面カバー部材がアルミニウム複合板またはハニカム構造体を用いて形成されている例について示したが、本発明はこれに限らない。背面カバー部材は、通常の樹脂材料(ポリカーボネート、ABS等)を用いて形成されてもよい。
また、上記第2実施形態では、通気孔を空気通路の上方部分と下方部分とに形成した例について示したが、本発明はこれに限らない。例えば図11に示した本発明の第1変形例のように、背面カバー部材20の上辺部および下辺部に、水平方向に連続的に通気孔20eを形成してもよい。
また、背面カバー部材の凸部のサイズや数は上記実施形態のものに限らない。例えば図12に示した本発明の第2変形例の背面カバー部材20のように、比較的小さい多数の凸部20aを面状(マトリクス状、千鳥状等)に配置してもよい。この場合、光学部材11と背面カバー部材20との間の空気通路を大きく形成することができるので、放熱性をより向上させることができる。
また、上記実施形態では、照明装置がエッジライト型のバックライト装置である例について示したが、本発明はこれに限らない。照明装置は表示パネルの背面直下に光源を配置した所謂直下型のバックライト装置であってもよい。
また、上述した実施形態の構成を適宜組み合わせて得られる構成についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
1 表示装置
4 表示パネル(被照明部材)
10 照明装置
11 光学部材
11a 導光板
12 光源
15 放熱板
16 駆動回路
20 背面カバー部材
20a 凸部
20e 通気孔
23 ハニカム構造体

Claims (9)

  1. 被照明部材の背面側に配置される光学部材と、
    前記光学部材の背面側を一部分のみを覆うように配置され、光源および駆動回路の少なくとも一方で発生する熱を放熱する放熱板と、
    前記光学部材および前記放熱板の背面側に配置され樹脂を用いて形成された背面カバー部材と、
    を備え、
    前記背面カバー部材は、前記光学部材側に突出して前記光学部材の背面を支持する複数の凸部を含むことを特徴とする照明装置。
  2. 前記光学部材の背面は前記放熱板と前記背面カバー部材とにより支持されていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記放熱板は前記光学部材の下辺に沿って配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記背面カバー部材の光学部材側には、上下方向に延びる空気通路が前記複数の凸部により形成されていることを特徴とする請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記背面カバー部材の上辺部および下辺部には、前記背面カバー部材を厚み方向に貫通する通気孔が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の照明装置。
  6. 前記背面カバー部材は、アルミニウム複合板またはハニカム構造体を用いて形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明装置。
  7. 前記放熱板の幅は、放熱性が飽和する幅であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明装置。
  8. 前記光学部材は導光板を含み、
    前記導光板の少なくとも1辺に沿って複数の前記光源が配列されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の照明装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の照明装置と、
    前記照明装置からの光を利用して表示を行う表示パネルとを備えることを特徴とする表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018040853A (ja) * 2016-09-05 2018-03-15 シャープ株式会社 表示装置およびテレビジョン受信機

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